【０００１】
【発明が属する技術分野】
この発明は、クリーンルーム等の塵埃を嫌う場所で振動ドリル等を用いて穴あけ作業を行う場合、発生する塵埃を周辺に飛散させることなく集塵、ろ過することができる振動ドリルの集塵装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
クリーンルーム等の塵埃を嫌う場所で、振動ドリルを用いて例えばコンクリート床面に設備据付用の穴あけ等の作業を行う場合、発生するコンクリートの粉塵や小片等の塵埃が周辺に飛散し、クリーンルーム内のクリーン度を低下させてしまうとともに塵埃が飛散する環境下での作業は、作業者の塵肺等の原因となり、極めて非衛生的であった。
【０００３】
そこで、穴を穿孔しようとする位置の周りを、集塵機と連通した環状の集塵ボックスにて覆い、振動ドリルのドリル先端をその集塵ボックス内に挿通して穴あけ作業を行い、発生する粉塵や小片等の塵埃を集塵ボックス内から集塵機にて吸引し、クリーンルーム内に飛散させないようにする集塵方法が知られている（例えば特許文献１、２参照）。
【０００４】
【特許文献１】
特開平９−２７１６２１号公報（第４−６頁、第５図）
【特許文献２】
特開平７−１６４３５２号公報（第２頁、第１−２図）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
上述した集塵方法においては、次のような課題があった。
床面等に穴を穿孔しようとする場合には、集塵ボックスと振動ドリル本体とが分離しているため、まず、穿孔しようとする位置に集塵ボックスを設置する。その後、集塵ボックスを片手等なんらかの手段にて保持した状態でドリルを集塵ボックス内に挿通させなければならず、ドリル尖端が見えず、ドリルと穿孔位置との芯だしがし難く作業性が悪かった。
【０００６】
また、前記した第１の従来技術は、単に貫通穴をあけることを作業目的とするもの、第２の従来技術は、コンクリートを破砕することを作業目的とするものであるため、穿孔する穴の深さについては言及されておらず、深さを定めた有底穴を穿孔する穴あけ作業には作業者の勘を頼りにしなければならず、作業効率の低下にもなる。
【０００７】
また、集塵ボックス頂壁から振動ドリル本体との間に位置するドリル部分が露出しており、ドリルからの放熱および集塵ボックス内のドリル挿通部分は、ドリルの回転と、塵埃等の飛散回収を許容するためにドリル径より広い口が形成されており、集塵ボックス頂壁の隙間から塵埃の一部がクリーンルーム内に漏洩することもあり、集塵ボックスによる集塵効率の低下すなわちクリーンルーム内のクリーン度を低下させてしまう。
【０００８】
この発明の目的は、上記の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、集塵ボックスと振動ドリル本体とを閉塞連結して、穴あけ作業時に発生する破片、塵埃等の確実なる回収を図るとともに、精度の高い穴の芯だしと定められた深さの穴あけ作業が効率よくできる振動ドリルの集塵装置を提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項１に記載の発明では、振動ドリル本体におけるチャックカバーの下端と、ドリルを囲繞しかつ側壁に吸引集塵機と連結する連結パイプを有する塵埃ボックスの上端とを、蛇腹部材を介して閉塞状態にて伸縮可能に接続するとともにチャックカバーおよび塵埃ボックスより各々ブラケットを突設し、チャックカバー側のブラケットにガイド部材の上部側を取り付け、そのガイド部材の下部側を、塵埃ボックス側のブラケットに対して少なくともそのブラケット下面と干渉して上方への移動が拘束可能に連結して前記チャックカバーと塵埃ボックスとの相対移動をガイド部材にて制御可能としたことを要旨とする。
【００１０】
請求項２に記載の発明では、請求項１に記載の発明において、前記ガイド部材は、その上部または下部側のいずれか一方が、前記チャックカバーまたは塵埃ボックス側のブラケットに結合されていることを要旨とする。
【００１１】
請求項１、２に記載の発明によれば、振動ドリル本体先端のチャックカバーと、塵埃ボックスとが、蛇腹部材を介して閉塞状態にて接続しており、チャックカバーおよび塵埃ボックスより突出する両ブラケットがガイド部材によって連結されて塵埃ボックスのチャックカバーから離隔する方向への移動が拘束されているため、振動ドリル本体を持って集塵ボックスを穿孔対象位置に設置する。
【００１２】
設置完了後は、ドリルを回転させ、穿孔作業を開始すると、チャックカバーは、ガイド部材に案内されて略直線的に下降して穿孔作業が行なわれる。この時、塵埃ボックス内および蛇腹部材内の塵埃は、吸引集塵機により吸引され、浄化された後の空気がクリーンルーム内に排出される。
【００１３】
請求項３に記載の発明では、請求項１に記載の発明において、前記ガイド部材は、その下部側が塵埃ボックス側のブラケット下面と干渉して上方への移動が拘束された状態において、ガイド部材の上端部が前記チャックカバー側のブラケット上面より突出し、その突出部分の適宜位置に、該チャックカバー側のブラケット上面と干渉してガイド部材の下方への移動が拘束され干渉を解除することによって下方への移動を許容する拘束部材を形成したことを要旨とする。
【００１４】
請求３に記載の発明によれば、前記ガイド部材を介して塵埃ボックスを前記チャックカバー側へ引っ張り上げ、拘束部材を、チャックカバー側のブラケットに対して相対移動が拘束される状態に掛止し、塵埃ボックス下端からドリル尖端を露出させるとともに前記チャックカバーに対して塵埃ボックスの相対移動をも拘束状態にする。
【００１５】
その後、振動ドリル本体を持ってドリル尖端を穿孔対象位置に当接し、前記ガイド部材の拘束を解除する。この解除動作により塵埃ボックスが下降し穿孔対象位置すなわちドリル周辺は、該ボックスにより閉塞された状態で穿孔作業が行なわれる。
【００１６】
請求項４に記載の発明では、請求項１〜３に記載の発明において、前記ガイド部材の前記両ブラケット間には、各穿孔基準穴深さの設定目盛り位置に選択固定可能なストッパ部材が配設されていることを要旨とする。
【００１７】
請求４に記載の発明によれば、前記ガイド部材の前記両ブラケット間に、例えば各穿孔基準穴深さＨの設定目盛り位置にストッパ部材を選択固定することにより、ドリルの穿孔量に追従してチャックカバー側のブラケットが下降し、ストッパ部材と当接した時点で前記チャックカバーの下降が阻止され、ドリルのそれ以上の過穿孔作業が停止される。
【００１８】
【発明の実施の形態】
（第１の実施形態）
以下、本発明の第１の実施形態を図１および図２に基づいて詳述する。
振動ドリル本体１の先端に配設されてドリル２を把持するチャックカバー３の下端には、伸縮自在の蛇腹部材４が固定されている。図中５は中空の塵埃ボックスで、中空部内にはドリル２が挿通配設されており、上端を前記蛇腹部材４の下端と連結固定することにより、この蛇腹部材４を介して前記チャックカバー３と塵埃ボックス５との間が閉塞状態でかつ伸縮可能に接続結合される。また、塵埃ボックス５のコンクリート等の床面ＧＬと当接する下端部周囲には、中空部内への空気の流通ができるように微細な孔５ａが形成されている。
【００１９】
ドリル２を囲繞する塵埃ボックス５の側壁には、塵埃ボックス５の中空部内と連通する連結パイプ５ｂが突設しており、このパイプ５ｂには、従来から一般的に知られている吸引集塵機６より延在する集塵管７が連結されている。前記吸引集塵機６内に吸引した塵埃等は、塵埃回収袋に捕獲され、空気のみが排出口から排気管８を介してクリーンルーム用の空気ろ過機９へと送られる。
【００２０】
前記チャックカバー３および塵埃ボックス５には、各々ブラケット１０，１１が突設されており、板状の両ブラケット１０，１１の先端部に貫通した通し孔１０ａ、１１ａには、ガイド部材１２が挿通されている。
ガイド部材１２の上部側は、前記チャックカバー３側のブラケット１０にナット等の拘束部材１３を介してブラケット１０との相対移動が拘束された状態で一体結合されている。また、ガイド部材１２の下部側は、前記塵埃ボックス５側ブラケット１１の通し孔１１ａに遊嵌合しており、そのブラケット１１下面より突出する部分にナット等の拘束部材１４が位置調整可能に螺合されている。その拘束部材１４を前記塵埃ボックス５側ブラケット１１の下面と干渉させることにより、ガイド部材１２の上方への移動が拘束され、前記チャックカバー３に対する塵埃ボックス５の上下方向への相対移動量が制御可能となっている。
【００２１】
なお、ガイド部材１２の両ブラケット１０、１１への取り付けは、ガイド部材１２の上部側を、拘束部材１３とブラケット１０の上面とを干渉させて、ブラケット１０に対して下方への移動のみを拘束し、ガイド部材１２の下部側を、ブラケット１１に相対移動が拘束された状態で一体結合してもよい。
【００２２】
前記ガイド部材１２の前記両ブラケット１０と１１との間には、穿孔する穴の深さＨ（以下穿孔基準穴深さＨという）に対応した設定目盛り溝１５を刻設するとともに各設定目盛り溝１５位置に選択固定可能なストッパ部材１６が嵌合配設されている。
【００２３】
このストッパ部材１６は、円環状を成し、側面より軸芯に向かって貫通孔１６ａが穿設されており、貫通孔１６ａには、先端が前記ガイド部材１２に刻設された設定目盛り溝１５と係合、離脱可能なハンドルレバー１７が嵌合される。
ハンドルレバー１７は、前記ストッパ部材１６に形成された抜け止め部材１８によって前記係合、離脱位置に留まっている。
【００２４】
上記構成よりなる第１の実施態様である振動ドリルの集塵装置による穴あけ作業について以下説明する。穴あけ作業に入る前に、ガイド部材１２に刻設されている穿孔しようとする穴の穿孔基準穴深さＨに対応した設定目盛り溝１５位置に、ストッパ部材１６を固定する。次いで振動ドリル本体１先端のチャックカバー３と塵埃ボックス５とが、両ブラケット１０，１１によって離隔方向への移動が拘束された状態にある振動ドリル本体１を持って、振動ドリル本体１のドリル２尖端をコンクリート等の床面ＧＬにマーキングした穿孔対象位置に合わせ、集塵ボックス５の下面を床面ＧＬに当接する。
【００２５】
設置完了後、ドリル２を回転させ、穿孔作業を開始すると、ドリル２により所定の径の穴を穿っていくのに追従してチャックカバー３は、ガイド部材１５と塵埃ボックス５側のブラケット１１に案内されて蛇腹部材４を収縮させながら略直線的に下降し穴あけ作業が行なわれる。穴あけ作業より発生した塵埃ボックス５内および蛇腹部材４内の空間部に飛散する破片や浮遊する塵埃は、直ちに吸引集塵機６により吸引され、塵埃回収袋に捕獲され、空気のみが排出口から排気管８を介してクリーンルーム用の空気ろ過機９へと送られ、ここで浄化された後の空気がクリーンルーム内に排出される。
【００２６】
チャックカバー３が、ガイド部材１５と塵埃ボックス５側のブラケット１１に案内されて略直線的に下降して穴あけ作業を行なっていき、ドリル２により所定の径の穴が設定した深さＨに到達しストッパ部材１６が塵埃ボックス５側のブラケット１１上面と当接した時点で前記チャックカバー３の下降が阻止され、ドリル２によるそれ以上の深さの穴あけ作業が停止される。
【００２７】
振動ドリルの作動を停止させ、振動ドリル本体１を引き上げると、まず、チャックカバー３とドリル２およびガイド部材１５が、蛇腹部材４を伸長させながら上昇する。ガイド部材１５の下部側拘束部材１４と塵埃ボックス５側のブラケット１１とが干渉した時点からは、ガイド部材１５によって前記ブラケット１１を介してチャックカバー３が持ち上げられる。
【００２８】
以上詳述したようにこの実施形態によれば以下の効果が得られる。
振動ドリル本体１のチャックカバー３と集塵ボックス５とを蛇腹部材４を介して閉塞状態で連結したことにより、穴あけ作業時には、チャックカバー３から床面に至るドリル２周囲の集塵ボックス５内および蛇腹部材４内の中空部の機密性が高まり、吸引集塵機による集塵効率が向上し、作業現場の周囲には破片、粉塵を飛散させることなく、清浄された空気のみが排出されるので、クリーンルーム内のクリーン環境を維持したまま作業を進める事ができる。
【００２９】
振動ドリル本体１のチャックカバー３および集塵ボックス５を、ガイド部材１５を介してチャックカバー３と集塵ボックス５相互の接近方向への移動は許容するが離隔する方向への移動は拘束可能に連結したことにより、床面等に穴を穿孔しようとする場合には、振動ドリル本体１を持って集塵ボックス５先端を穿孔しようとする位置に合わせるのみで穴あけ作業が可能で、かつ、ドリルと穿孔位置との芯だしも容易にでき、作業性が向上した。また次の穿孔作業箇所へ移動する際も、振動ドリルを持って移動するのみでよくなり、移動―穿孔―移動の穴あけ作業サイクルが一人の作業者で可能となった。
【００３０】
（第２の実施形態）
次に第２の実施形態に係る振動ドリルの集塵装置について説明する。
この実施形態の振動ドリルの集塵装置は、図３および図４に示されるように、第１の実施形態における振動ドリル本体１先端のチャックカバー３と塵埃ボックス５とを連結するガイド部材１２の連結手段を変更して穿孔作業前の状況時に、ドリル先端部分が作業者から確認し易くするものである。
従って、この実施形態では、説明の便宜上、先に説明した第１の実施形態で用いた符号を一部共通して用い、共通する構成についてはその説明を省略し、第１の実施形態の説明を援用する。
【００３１】
図３に示されるように、チャックカバー３および塵埃ボックス５から突出するブラケット１０，１１に挿通して連結するガイド部材２２は、その上端に把持部３１を有し、把持部３１は、チャックカバー３側ブラケット１０の上面より少なくとも距離Ｌだけ上方へ突出している。この距離Ｌは、図３に示すように塵埃ボックス５の底面から露出するドリル尖端を床面ＧＬに当接した穿孔作業前の状況下で、ドリル先端部分が作業者から容認できる程度に露出させた時の塵埃ボックス５底面から床面ＧＬまでの距離、具体的には塵埃ボックス５の底面から露出するドリル尖端までの距離である。
【００３２】
図中２３は上部側拘束部材であって、ガイド部材２２の前記把持部３１から少なくとも距離Ｌだけ離隔した位置に固着されており、チャックカバー３側のブラケット１０上面と干渉することにより、ガイド部材２２の上方への移動は許容するが下方への移動は拘束される。この上部側拘束部材２３は、前記ブラケット１０に穿設された貫通孔１０ａ周縁部の適宜箇所に形成した切欠溝３２と対峙することにより下方への拘束は解かれる。
【００３３】
また、前記ガイド部材２２の下部側は、塵埃ボックス５側のブラケット１１に穿設した貫通孔１１ａを通って下方に延在し、前記上部側の拘束部材２３がブラケット１０と干渉した状態にあるときの前記ブラケット１１の下面と対応する位置には、ガイド部材２２の上方への移動を拘束するための下部側拘束部材２４が上下調整可能に取り付けられており、この下部側拘束部材２４から下方へ延びる部分の先端は、塵埃ボックス５底面位置と略同一位置にある。なお、このガイド部材２２の下部側における下部側拘束部材２４から下方部分は、下部側拘束部材２４にてガイド部材２２を前記ブラケット１１に固定することにより不要とすることもできる。
【００３４】
上記構成よりなる第２の実施態様である振動ドリルの集塵装置による穴あけ作業について以下説明する。穴あけ作業に入る前に、前記ガイド部材２２の把持部材３１を引き上げ（距離Ｌ分）、ガイド部材２２を介して下部側拘束部材２４とブラケット１１とを干渉させて塵埃ボックス５を前記チャックカバー３側へ引っ張り上げる（塵埃ボックス５底面が床面より距離Ｌ分だけ離隔する）。その後、上部側拘束部材２３を、チャックカバー３側のブラケット１０の上面に掛止し、ガイド部材２２の下方への移動を拘束する。この時、塵埃ボックス５下端からドリル２の下部側を露出させるとともに塵埃ボックス５の下方移動も拘束状態となる。
【００３５】
チャックカバー３と塵埃ボックス５とが、両ブラケット１０、１１とガイド部材２２の両拘束部材２３、２４との干渉によって離隔方向への移動が拘束された状態にある振動ドリル本体１を持って、ドリル２尖端をコンクリート等の床面ＧＬにマーキングした穿孔対象位置に合致させる（図３に示す状態）。その後、前記把持部材３１を回転させて上部側拘束部材２３を、チャックカバー３側ブラケット１０の切欠溝３２に合致させることにより、ガイド部材２２の拘束を解除する。この解除動作により塵埃ボックス５が下降してその下面が床面に当接し、穿孔対象位置すなわちドリル２周辺は、該ボックス５により閉塞された状態となる。この時、ガイド部材２２の下端も床面に当接して、ガイド部材２２の下降も停止する。
【００３６】
次に、ストッパ部材１６をガイド部材２２に沿って昇降させ、ガイド部材２２に刻設されている穿孔しようとする穴の穿孔基準穴深さＨに対応した設定目盛り溝１５位置に固定する。
【００３７】
上述した準備作業が完了したならば、ドリル２を回転させ、穿孔作業を開始すると、ドリル２により所定の径の穴を穿っていくのに追従してチャックカバー３は、ガイド部材１５に案内されて蛇腹部材４を収縮させながら略直線的に下降し穴あけ作業が行なわれる。穴あけ作業より発生した塵埃ボックス５内および蛇腹部材４内の空間部に飛散する破片や浮遊する塵埃は、直ちに吸引集塵機６により吸引され、塵埃回収袋に捕獲され、空気のみが排出口から排気管８を介してクリーンルーム用の空気ろ過機９へと送られ、ここで浄化された後の空気がクリーンルーム内に排出される。
【００３８】
穴あけ作業を行なっていき、所定の径の穴が設定した深さＨに到達し、チャックカバー３側のブラケット１０がストッパ部材１６と当接すると、その時点で前記チャックカバー３の下降は阻止され、ドリル２によるそれ以上の深さの穴あけ作業が停止される。
【００３９】
この実施形態によれば第１実施形態と同様の効果のほか、以下の効果が得られる。
集塵ボックス５と振動ドリル本体１とが一体化されており、かつ、塵埃ボックス５の底面からドリル２先端部分が、作業者から容易に視認できるように露出しているため、ドリル尖端を床面ＧＬにマーキングした穿孔対象位置に間違いなく合致させることが可能となり、ドリル２と穿孔位置の芯だしが容易にでき、床面に穿孔される複数個の穴位置と、設備機械機器等にあけられている取り付け穴位置との合致精度の高い穴あけ作業がおこなえる。
【００４０】
なお、本発明は、上記した第１、第２の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば次の様に変更してもよい。
○第１、第２の実施形態では、振動ドリルを用いたが、電動ドリル、エアードリルであってもよく、また穿孔対象部を床面での実施をもとに説明したが壁面、天井面であってもよい。
【００４１】
○第１、第２の実施形態では、単数のガイド部材２２が、チャックカバー３および集塵ボックス５の一側面から突出したブラケット１０，１１に嵌合取り付けされているが、ブラケット１０と１１を、チャックカバー３および集塵ボックス５の側面からそれぞれ複数個突出させて、複数のガイド部材２２にて形成してもよい。
【００４２】
○第２の実施形態のストッパ部材１６は、ガイド部材２２に装着されているが、チャックカバー３からブラケット１０とは別体のブラケットを突出させて、そのブラケットに、少なくともそのブラケットからドリル尖端までの長さを有するガイド部材の上端部を下方への移動を拘束可能に取り付け、その別体のガイド部材にストッパ部材１６を嵌合してもよい。
【００４３】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、集塵ボックスと振動ドリル本体とを閉塞連結して、穴あけ作業時の塵埃を確実に回収でき、かつ、精度の高い穴の芯だしと定められた深さの穴あけ作業が効率よくできる
【図面の簡単な説明】
【図１】第１の実施形態における振動ドリルの集塵装置を示す側面図。
【図２】図１のＩＩ―ＩＩ断面矢視図。
【図３】第２の実施形態における振動ドリルの集塵装置を示す側面図。
【図４】図３のＩＶ―ＩＶ断面矢視図。
【符号の説明】
１ 振動ドリル本体
２ ドリル
３ チャックカバー
４ 蛇腹
５ 集塵ボックス
５ｂ 連結パイプ
６ 集塵機
１０ チャックカバー側のブラケット
１１ 集塵ボックス側のブラケット
１２、２２ ガイド部材
１３、２３ 上部側の拘束部材
１４、２４ 下部側の拘束部材
１５ 穿孔基準穴深さの設定目盛り溝
１６ ストッパ部材[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a dust collecting device for a vibration drill that can collect and filter dust generated without scattering the generated dust to the surroundings when performing a drilling operation using a vibration drill or the like in a place that dislikes dust such as a clean room. It is.
[0002]
[Prior art]
When performing work such as drilling holes for installing equipment on a concrete floor using a vibrating drill in a place that dislikes dust, such as a clean room, the generated dust and small pieces of dust, etc., scatter around and cause dust in the clean room. Work in an environment where the degree of cleanness is reduced and dust is scattered causes an operator's pneumoconiosis and the like, and is extremely unsanitary.
[0003]
Therefore, the area around the position where the hole is to be drilled is covered with an annular dust collection box that communicates with the dust collector, and the drill tip is inserted into the dust collection box to perform drilling work. 2. Description of the Related Art A dust collection method is known in which dust such as small pieces is sucked from a dust collection box by a dust collector and is not scattered in a clean room (for example, see Patent Documents 1 and 2).
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-9-271621 (pages 4-6, FIG. 5)
[Patent Document 2]
JP-A-7-164352 (page 2, FIG. 1-2)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The above-described dust collection method has the following problems.
When a hole is to be drilled on a floor or the like, the dust collection box and the vibration drill body are separated from each other. After that, the drill must be inserted into the dust collection box while holding the dust collection box with some means such as one hand, the drill tip is not visible, the drill is hard to center and the drilling position is not easy to work. It was bad.
[0006]
In addition, the first prior art described above has a work purpose of simply drilling a through hole, and the second prior art has a work purpose of crushing concrete. No mention is made of the depth, and the drilling operation for drilling a bottomed hole with a defined depth must rely on the intuition of the operator, resulting in a reduction in work efficiency.
[0007]
In addition, the drill part located between the top wall of the dust collection box and the vibration drill body is exposed, and the heat radiation from the drill and the drill insertion part in the dust collection box rotate the drill and collect dust, etc. A hole wider than the diameter of the drill is formed to allow for dust, and some of the dust may leak into the clean room from the gap on the top wall of the dust collection box. The cleanliness of the device is reduced.
[0008]
An object of the present invention has been made in view of the above-described problems, and an object of the present invention is to connect a dust collection box and a vibration drill body in a closed manner so as to reliably collect debris, dust, and the like generated during drilling work. Further, it is an object of the present invention to provide a dust collecting device for a vibration drill capable of efficiently performing a drilling operation at a predetermined depth as a center of a highly accurate hole.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, in the invention according to claim 1, the lower end of the chuck cover in the vibration drill body, the upper end of the dust box having a connection pipe surrounding the drill and having a side wall connected to a suction dust collector, Connected elastically in a closed state via a bellows member and projecting brackets from the chuck cover and the dust box respectively, attaching the upper side of the guide member to the bracket on the chuck cover side, the lower side of the guide member, The gist is that the relative movement between the chuck cover and the dust box can be controlled by a guide member so that the upward movement of the bracket on the dust box side can be restrained by interfering with at least the lower surface of the bracket. I do.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the guide member has one of an upper side and a lower side coupled to the chuck cover or a dust box side bracket. Make a summary.
[0011]
According to the first and second aspects of the present invention, the chuck cover at the tip of the vibration drill body and the dust box are connected in a closed state via the bellows member, and both the protrusions protrude from the chuck cover and the dust box. Since the bracket is connected by the guide member and the movement of the dust box in the direction away from the chuck cover is restricted, the dust collection box is set at the position to be drilled with the vibration drill body.
[0012]
After the installation is completed, when the drill is rotated to start the drilling operation, the chuck cover is guided by the guide member and descends substantially linearly to perform the drilling operation. At this time, the dust in the dust box and the bellows member is sucked by the suction dust collector, and the purified air is discharged into the clean room.
[0013]
According to a third aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the guide member has a lower side that interferes with the lower surface of the bracket on the dust box side to restrict upward movement of the guide member. The upper end protrudes from the upper surface of the bracket on the chuck cover side, and at an appropriate position of the protruding part, the downward movement of the guide member is restrained by interfering with the upper surface of the bracket on the chuck cover side, and the interference is released, thereby moving downward. The gist of the present invention is that a restraining member that allows the movement of the member is formed.
[0014]
According to the invention as set forth in claim 3, the dust box is pulled up to the chuck cover side via the guide member, and the restraining member is latched in a state where relative movement is restrained with respect to the bracket on the chuck cover side. The tip of the drill is exposed from the lower end of the dust box, and the relative movement of the dust box with respect to the chuck cover is also restricted.
[0015]
Thereafter, the tip of the drill is brought into contact with the position to be drilled while holding the vibration drill body, and the constraint of the guide member is released. With this release operation, the dust box is lowered, and the drilling operation is performed in a state where the drilling target position, that is, around the drill is closed by the box.
[0016]
According to a fourth aspect of the present invention, in the first to third aspects of the present invention, a stopper member that can be selectively fixed at a set graduation position of each drilling reference hole depth is disposed between the two brackets of the guide member. It is assumed that it is established.
[0017]
According to the invention as set forth in claim 4, the stopper member is selectively fixed between the two brackets of the guide member, for example, at a set graduation position of each drilling reference hole depth H, so as to follow the drilling amount of the drill. When the bracket on the chuck cover side is lowered and comes into contact with the stopper member, the lowering of the chuck cover is prevented, and further drilling of the drill is stopped.
[0018]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(1st Embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
An elastic bellows member 4 is fixed to the lower end of a chuck cover 3 that is disposed at the tip of the vibration drill body 1 and grips the drill 2. In the figure, reference numeral 5 denotes a hollow dust box, in which a drill 2 is inserted and disposed in the hollow portion, and an upper end thereof is fixedly connected to a lower end of the bellows member 4 to thereby fix the chuck cover 3 through the bellows member 4. And the dust box 5 are connected and connected in a closed state and extendable and contractible. A fine hole 5a is formed around the lower end of the dust box 5 which is in contact with the floor surface GL of concrete or the like so that air can flow into the hollow portion.
[0019]
On the side wall of the dust box 5 surrounding the drill 2, a connecting pipe 5b communicating with the inside of the hollow portion of the dust box 5 protrudes, and the pipe 5b has a suction dust collector 6 generally known in the art. A further extending dust collection tube 7 is connected. Dust and the like sucked into the suction dust collector 6 are captured by a dust collection bag, and only air is sent from an outlet to an air filter 9 for a clean room via an exhaust pipe 8.
[0020]
Brackets 10 and 11 are protruded from the chuck cover 3 and the dust box 5, respectively. A guide member 12 is inserted into through holes 10a and 11a penetrating the distal ends of the plate-shaped brackets 10 and 11, respectively. Have been.
The upper side of the guide member 12 is integrally connected to the bracket 10 on the chuck cover 3 side while the relative movement with respect to the bracket 10 is restrained via a restraining member 13 such as a nut. The lower side of the guide member 12 is loosely fitted in the through hole 11a of the bracket 11 on the dust box 5 side, and a restraining member 14 such as a nut is screwed on a portion protruding from the lower surface of the bracket 11 so that the position can be adjusted. Have been combined. By causing the restraining member 14 to interfere with the lower surface of the dust box 5 side bracket 11, the upward movement of the guide member 12 is restrained, and the amount of vertical movement of the dust box 5 with respect to the chuck cover 3 is controlled. It is possible.
[0021]
The guide member 12 is attached to both brackets 10 and 11 by restricting the upper side of the guide member 12 with the restraining member 13 and the upper surface of the bracket 10 so that only the downward movement of the bracket 10 is restricted. Alternatively, the lower side of the guide member 12 may be integrally coupled with the bracket 11 with the relative movement restricted.
[0022]
Between the two brackets 10 and 11 of the guide member 12, setting scale grooves 15 corresponding to the depth H of the hole to be drilled (hereinafter referred to as a reference hole depth H) are engraved and each setting scale groove 15 is formed. A stopper member 16 that can be selectively fixed is fitted and disposed at the 15 position.
[0023]
The stopper member 16 has an annular shape, and a through hole 16a is formed from the side surface toward the axis. The setting scale groove 15 whose tip is formed in the guide member 12 is formed in the through hole 16a. And a handle lever 17 that can be engaged and disengaged is fitted.
The handle lever 17 is kept at the engagement / disengagement position by a retaining member 18 formed on the stopper member 16.
[0024]
A drilling operation by the dust collecting device of the vibration drill according to the first embodiment having the above configuration will be described below. Before starting the drilling operation, the stopper member 16 is fixed to the position of the set scale groove 15 corresponding to the reference hole depth H of the hole to be drilled formed in the guide member 12. Next, the vibration drill body 1 in which the chuck cover 3 and the dust box 5 at the tip of the vibration drill body 1 are restrained from moving in the separation direction by the two brackets 10 and 11, and the drill 2 of the vibration drill body 1 is held. The tip is aligned with the perforation target position marked on the floor surface GL of concrete or the like, and the lower surface of the dust collection box 5 is brought into contact with the floor surface GL.
[0025]
After the installation is completed, the drill 2 is rotated, and when the drilling operation is started, the chuck cover 3 follows the guide member 15 and the bracket 11 on the dust box 5 side following the drilling of a hole having a predetermined diameter. While being guided, the bellows member 4 is lowered substantially linearly while contracting, thereby performing a drilling operation. Debris and floating dust scattered in the dust box 5 and the bellows member 4 generated by the drilling work are immediately sucked by the suction dust collector 6 and captured by the dust collection bag, and only air is discharged from the exhaust port to the exhaust pipe. The air is sent to an air filter 9 for a clean room via 8 and the purified air is discharged into the clean room.
[0026]
The chuck cover 3 is guided by the guide member 15 and the bracket 11 on the dust box 5 side and descends substantially linearly to perform a drilling operation, and the hole of a predetermined diameter is reached by the drill 2 to the set depth H. When the stopper member 16 comes into contact with the upper surface of the bracket 11 on the dust box 5 side, the lowering of the chuck cover 3 is prevented, and the drilling operation with the drill 2 to a greater depth is stopped.
[0027]
When the operation of the vibration drill is stopped and the vibration drill body 1 is pulled up, first, the chuck cover 3, the drill 2, and the guide member 15 are raised while the bellows member 4 is extended. When the lower restraint member 14 of the guide member 15 and the bracket 11 on the dust box 5 side interfere with each other, the guide member 15 lifts the chuck cover 3 via the bracket 11.
[0028]
As described in detail above, according to this embodiment, the following effects can be obtained.
By connecting the chuck cover 3 of the vibration drill body 1 and the dust collection box 5 in a closed state via the bellows member 4, the inside of the dust collection box 5 around the drill 2 extending from the chuck cover 3 to the floor surface during drilling work. Also, the confidentiality of the hollow portion in the bellows member 4 is increased, the dust collection efficiency by the suction dust collector is improved, and only the purified air is discharged around the work site without scattering debris and dust. Work can be performed while maintaining the clean environment in the clean room.
[0029]
The chuck cover 3 and the dust collection box 5 of the vibration drill body 1 can be moved in the approaching direction of the chuck cover 3 and the dust collection box 5 through the guide member 15 but can be restrained in the direction of separation. Due to the connection, when a hole is to be drilled on a floor or the like, the drilling operation can be performed only by holding the vibrating drill body 1 and adjusting the tip of the dust collection box 5 to the position to be drilled. The centering between the hole and the drilling position was also easy, and the workability was improved. In addition, when moving to the next drilling work site, it is sufficient to move only with a vibration drill, and a single work cycle of movement-drilling-movement is made possible.
[0030]
(Second embodiment)
Next, a dust collecting apparatus for a vibration drill according to a second embodiment will be described.
As shown in FIGS. 3 and 4, the dust collecting device of the vibration drill according to this embodiment includes a guide member 12 that connects the chuck cover 3 at the tip of the vibration drill body 1 and the dust box 5 according to the first embodiment. The connecting means is changed to make it easier for the operator to confirm the tip of the drill at the time before the drilling operation.
Therefore, in this embodiment, for convenience of explanation, the reference numerals used in the first embodiment described above are partially used in common, and the description of the common components is omitted, and the description of the first embodiment is omitted. Invite.
[0031]
As shown in FIG. 3, the guide member 22 which is inserted and connected to the brackets 10 and 11 protruding from the chuck cover 3 and the dust box 5 has a grip portion 31 at an upper end thereof. It protrudes upward from the upper surface of the third bracket 10 by at least the distance L. This distance L is set such that the tip of the drill is exposed to an acceptable degree to the operator under the condition before the drilling operation in which the tip of the drill exposed from the bottom surface of the dust box 5 contacts the floor surface GL as shown in FIG. The distance from the bottom surface of the dust box 5 to the floor GL when the dust box 5 is exposed, specifically, the distance from the bottom surface of the dust box 5 to the exposed tip of the drill.
[0032]
In the figure, reference numeral 23 denotes an upper side restraining member, which is fixed at a position separated by at least a distance L from the grip portion 31 of the guide member 22 and interferes with the upper surface of the bracket 10 on the chuck cover 3 side to thereby guide the guide member. 22 is allowed to move upward, but downward movement is restricted. The upper restraint member 23 is released from the downward restraint by facing a notch groove 32 formed at an appropriate portion of a peripheral portion of the through hole 10 a formed in the bracket 10.
[0033]
The lower side of the guide member 22 extends downward through a through hole 11a formed in the bracket 11 of the dust box 5, and the upper restraint member 23 interferes with the bracket 10. At a position corresponding to the lower surface of the bracket 11 at the time, a lower restraint member 24 for restraining the upward movement of the guide member 22 is attached so as to be vertically adjustable. The tip of the portion extending toward the bottom is located at substantially the same position as the bottom surface position of the dust box 5. The lower portion of the guide member 22 below the lower restraint member 24 may be made unnecessary by fixing the guide member 22 to the bracket 11 with the lower restraint member 24.
[0034]
A drilling operation by the dust collecting device of the vibration drill according to the second embodiment having the above configuration will be described below. Before starting the drilling operation, the gripping member 31 of the guide member 22 is pulled up (by a distance L), and the lower side restraining member 24 and the bracket 11 interfere with each other via the guide member 22 so that the dust box 5 is moved to the chuck cover 3. (The bottom of the dust box 5 is separated from the floor by a distance L). Thereafter, the upper restraint member 23 is hooked on the upper surface of the bracket 10 on the chuck cover 3 side to restrain the guide member 22 from moving downward. At this time, the lower side of the drill 2 is exposed from the lower end of the dust box 5 and the downward movement of the dust box 5 is also restricted.
[0035]
The chuck cover 3 and the dust box 5 hold the vibration drill body 1 in a state where the movement in the separation direction is restricted by the interference between the brackets 10 and 11 and the restriction members 23 and 24 of the guide member 22, The tip of the drill 2 is matched with the drilling target position marked on the floor GL of concrete or the like (the state shown in FIG. 3). Thereafter, the gripping member 31 is rotated so that the upper restraint member 23 matches the notch groove 32 of the bracket 10 on the chuck cover 3 side, thereby releasing the restraint of the guide member 22. As a result of this release operation, the dust box 5 descends and its lower surface comes into contact with the floor surface, and the position to be drilled, that is, the periphery of the drill 2 is closed by the box 5. At this time, the lower end of the guide member 22 also contacts the floor surface, and the lowering of the guide member 22 also stops.
[0036]
Next, the stopper member 16 is moved up and down along the guide member 22, and is fixed to the position of the set scale groove 15 corresponding to the reference hole depth H of the hole to be drilled formed in the guide member 22.
[0037]
When the preparation operation described above is completed, the drill 2 is rotated to start the drilling operation, and the chuck cover 3 is guided by the guide member 15 following the drilling of a hole of a predetermined diameter by the drill 2. While the bellows member 4 is contracted, it descends substantially linearly to perform a drilling operation. Debris and floating dust scattered in the dust box 5 and the bellows member 4 generated by the drilling work are immediately sucked by the suction dust collector 6 and captured by the dust collection bag, and only air is discharged from the exhaust port to the exhaust pipe. The air is sent to a clean room air filter 9 through 8, and the purified air is discharged into the clean room.
[0038]
The drilling operation is performed, and when the hole having a predetermined diameter reaches the set depth H and the bracket 10 on the chuck cover 3 abuts against the stopper member 16, the chuck cover 3 is prevented from descending at that time. The drilling operation of the drill 2 with a greater depth is stopped.
[0039]
According to this embodiment, the following effects can be obtained in addition to the effects similar to the first embodiment.
Since the dust collection box 5 and the vibration drill body 1 are integrated, and the tip of the drill 2 is exposed from the bottom surface of the dust box 5 so that an operator can easily see it, the drill tip is placed on the floor. It is possible to match the drilling target position marked on the surface GL without fail, the centering of the drill 2 and the drilling position can be easily performed, and a plurality of hole positions drilled on the floor surface and drilling in equipment and machinery. Drilling work can be performed with high matching accuracy with the set mounting hole position.
[0040]
Note that the present invention is not limited to the first and second embodiments described above, and various changes can be made within the scope of the invention. For example, the following changes may be made.
In the first and second embodiments, the vibration drill is used. However, an electric drill or an air drill may be used, and the drilling target portion is described based on the implementation on the floor surface. It may be.
[0041]
In the first and second embodiments, the single guide member 22 is fitted and attached to the brackets 10 and 11 protruding from one side of the chuck cover 3 and the dust collection box 5. Alternatively, a plurality of guide members 22 may protrude from the side surfaces of the chuck cover 3 and the dust collection box 5, respectively.
[0042]
The stopper member 16 of the second embodiment is attached to the guide member 22, but a bracket separate from the bracket 10 is protruded from the chuck cover 3, and the stopper is attached to the bracket at least from the bracket to the drill point. The upper end portion of the guide member having the length may be attached so as to restrict the downward movement, and the stopper member 16 may be fitted to the separate guide member.
[0043]
【The invention's effect】
As described in detail above, according to the present invention, the dust collection box and the vibration drill body are closed and connected, and dust during drilling operation can be reliably collected, and it is determined to be a highly accurate centering of the hole. Efficient drilling of depth [Brief description of drawings]
FIG. 1 is a side view showing a dust collecting device of a vibration drill according to a first embodiment.
FIG. 2 is a sectional view taken along the line II-II in FIG.
FIG. 3 is a side view showing a dust collecting device of a vibration drill according to a second embodiment.
FIG. 4 is a sectional view taken along the line IV-IV in FIG. 3;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Vibration drill main body 2 Drill 3 Chuck cover 4 Bellows 5 Dust collection box 5b Connection pipe 6 Dust collector 10 Bracket on chuck cover side 11 Bracket 12, 22 on dust collection box side Guide members 13, 23 Upper restraint members 14, 24 Lower part Side restricting member 15 Drilling reference hole depth setting scale groove 16 Stopper member
