JP2004276098A - 加熱方法と加熱装置と半田付け方法と半田付け装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】半田付けなどの被加工物の複数箇所へ光エネルギーを照射することによって被加工物を加工する際に、照射方法を制御することによって被加工物の加工品質を確保すると共に、被加工物に熱的損傷を与えないようにする。
【解決手段】光エネルギーを照射する光源2と、前記光源からの光エネルギーを被加工物の複数箇所へ導く位置決め手段3と、前記位置決め手段3と前記光源2を制御する制御部1を備え、前記制御部1は、被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれ連続的に照射する際に照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくすることによって、被加工物の最大温度上昇をその耐熱温度以下に抑え、被加工物に熱的損傷を与えないようにすることができる。
【選択図】 図2
【解決手段】光エネルギーを照射する光源2と、前記光源からの光エネルギーを被加工物の複数箇所へ導く位置決め手段3と、前記位置決め手段3と前記光源2を制御する制御部1を備え、前記制御部1は、被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれ連続的に照射する際に照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくすることによって、被加工物の最大温度上昇をその耐熱温度以下に抑え、被加工物に熱的損傷を与えないようにすることができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半田付けなどの被加工物の複数箇所へ光エネルギーを照射することによって被加工物を加工する加熱方法と加熱装置と半田付け方法と半田付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品を基板上に実装する時、被加工物である電子部品の複数箇所を加熱することによって半田付けなどで接合する方法が広く応用されている。加熱方法としては、熱源を接合部と直接に接触させることで接合を行う接触方式(例えば、フロー、半田コテなど)と、熱源を直接に接合部と接触させることなく接合を行う非接触方式(例えば、リフローなど)がある。後者については、基板と電子部品全体を同時に加熱する一括接続と個々の電子部品毎に半田付けする個別接続がある。
【0003】
一括接続の加熱方法には、熱風を噴射することにより電子部品を加熱する熱風リフローや赤外線を用いて加熱する赤外線リフローなどがある。
【0004】
また、個別接続の加熱方法には、ヒータを接続部に当てパルス電流を流すパルス・ヒートや、レーザなどの光エネルギーを使う局所レーザリフローなどがある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
図27は局所レーザリフローにおいて、被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれ照射する際の光エネルギー及び被加工物の温度の関係を示したものである。
【0006】
A箇所を加工する時に、光照射と共に被加工部温度は被加工部の予熱温度あるいは室温より上昇し、加工品質保証最低温度を超えて、照射終了時に最も高い温度に達する。照射終了後、A箇所の温度は低下する。
【0007】
被加工物のA箇所とB箇所の距離が短い時には、B箇所の照射が開始すると、その熱エネルギーの影響で、図27に示すように、A箇所の温度は再び増加する。一方、B箇所を加工する際には、基本的にA箇所と同様の温度上昇傾向を示す。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−218534号公報(第2−4頁)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年では電子機器の小型化や多機能化に伴い基板上に実装する電子部品が益々複雑になり、高精度が要求されるようになってきた。基板を構成する材料もレーザ照射に対して様々な挙動(例えば、吸収)を示すようになってきた。
【0010】
光エネルギーを利用した局所レーザリフローでは、光を電子部品などの被加工物の接合部に複数回照射する必要が発生し、そのため、同一被加工物において同一接合部形状であっても、光エネルギーの照射方法によって接合品質にバラツキが発生し、極端な場合は、基板あるいは電子部品に損傷を与える恐れがあった。
【0011】
特に、図27に示すように照射時間の増加と共に接合部の温度が上昇し続ける局所レーザリフローでは、接合部の最大温度を電子部品あるいは基板の耐熱温度以内に抑える必要があった。
【0012】
図27において、A箇所加工終了後にB箇所を加工する際に、A箇所加工時の被加工物に入った熱エネルギーの影響によって、B箇所の最大温度がA箇所より高くなり被加工物耐熱温度を超えてしまうことがある。
【0013】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、被加工物の複数箇所へ光エネルギーを照射し、被加工物を加工する際に照射方法を制御することによって被加工物の加工品質を確保すると共に、被加工物に熱的損傷を与えない加熱方法と加熱装置と半田付け方法と半田付け装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明は、被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれ連続的に照射する際に、照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくしたものである。
【0015】
これによって、被加工物の加工品質を確保し、被加工物の熱的損傷を解消することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
上記の目的を達成するために本発明は、被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれ連続的に照射する際に、照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくしたものである。具体的には、徐々に、または段階的に小さくしたものである。
【0017】
また本発明は、被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくしたものである。具体的には、徐々に、または段階的に小さくしたものである。
【0018】
また本発明は、被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくすると共に、パルスの各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくしたものである。具体的には、徐々に、または段階的に小さくしたものである。
【0019】
また本発明は、被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくすると共に、パルスの各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくしたものである。具体的には、徐々に、または段階的に小さくしたものである。
【0020】
また本発明は、被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくすると共に、パルスの各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくしたものである。具体的には、徐々に、または段階的に小さくしたものである。
【0021】
また本発明は、被加工物の導電体に半田と電子部品を位置させ、その半田部分に上記の方法によって加熱するものである。
【0022】
また本発明は、光エネルギーを照射する光源と、前記光源からの光エネルギーを被加工物の複数箇所へ導く位置決め手段と、前記位置決め手段と前記光源を制御する制御部を備え、前記制御部は被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれ連続的に照射する際に照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするように構成したものである。
【0023】
またその制御部は、照射終了後の光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくするように構成したものである。
【0024】
またその制御部は、照射終了後の光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくするように構成したものである。
【0025】
また本発明は、光エネルギーを照射する光源と、前記光源からの光エネルギーを被加工物の複数箇所へ導く位置決め手段と、前記位置決め手段と前記光源を制御する制御部を備え、前記制御部は被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするように構成したものである。
【0026】
またその制御部は、照射終了後の光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくするように構成したものである。
【0027】
またその制御部は、照射終了後の光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくするように構成したものである。
【0028】
また本発明は、光エネルギーを照射する光源と、前記光源からの光エネルギーを被加工物の複数箇所へ導く位置決め手段と、前記位置決め手段と前記光源を制御する制御部を備え、前記制御部は被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくすると共に、パルスの各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくしたものである。具体的には、徐々に、または段階的に小さくしたものである。
【0029】
またその制御部は、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくすると共に、パルスの各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくしたものである。具体的には、徐々に、または段階的に小さくしたものである。
【0030】
またその制御部は、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくすると共に、パルスの各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくしたものである。具体的には、徐々に、または段階的に小さくしたものである。
【0031】
また本発明は、上記の装置を備え導電体に半田と電子部品を位置させた被加工物を載置するテーブルを設けたものである。
【0032】
このように照射終了前の所定時間または所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくしたものである。具体的には、徐々に、または段階的に小さくしたものである。これらによって、被加工物の最大温度上昇をその耐熱温度以下に抑え、被加工物に熱的損傷を与えないようにすることができる。
【0033】
また、加工物の形状に応じて上記の方法を用いると、被加工物における熱的エネルギーの蓄積の影響を抑えて均一な加工品質を得ることができ、熱的損傷を与えないようにすることができる。
【0034】
(実施の形態1)
図1において、1は制御部、2は光源、3は位置決め手段である。光源2は、制御部1の光エネルギー制御信号に応じた光エネルギーを発生する。位置決め手段3は、被加工物を搭載して、制御部1の位置制御信号を受け、被加工物の位置が光エネルギーの照射位置になるように被加工物の位置を制御する。
【0035】
制御部1は、位置決め手段3に被加工物の位置制御信号を出力して、それを制御すると共に、被加工物の隣り合う複数箇所に対して光エネルギーをそれぞれ連続的に照射して、被加工物を加工する際に個々の照射において照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするように、光エネルギー制御信号を発生して、光源2を制御する。
【0036】
制御部1の制御原理を、図2を以って説明する。図2に示すように、A箇所を加工する時に、加工初期の光エネルギーをE1とすると、E1期間が終了するまでの光照射期間中には、被加工部温度は光照射と共に被加工部の予熱温度あるいは室温より上昇する。
【0037】
E1期間が終了して、E1より光エネルギーの低いE2期間になると、被加工部の温度上昇速度がE1期間より遅くなる。そのため、照射終了時の被加工部の最大温度は図27の従来の制御方法と比較して低くなる。
【0038】
被加工物のA箇所とB箇所の距離が短い時には、B箇所の照射が開始すると、その熱エネルギーの影響で、図2に示すように、A箇所の温度は再び増加する。
【0039】
B箇所の加工もA箇所と同様に、照射終了前の所定時間から光エネルギーをE1よりE2にすることによって、被加工部の最大温度を被加工物耐熱温度以下に抑えることが可能であり、被加工物に熱的損傷を与えない。
【0040】
以上の構成により、被加工物の複数箇所に対して光エネルギーをそれぞれ連続的に照射する際に、照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくすることによって、被加工物の最大温度上昇をその耐熱温度以下に抑え、被加工物に熱的損傷を与えないようにすることができる。
【0041】
なお、図2においてE1期間が終了してからの光エネルギーをE2にしているが、図3〜図5に示すように、E1期間が終了してからの光エネルギーを徐々にE2にすることも可能である。また図6に示すように、E1期間が終了してからの光エネルギーを段階的にE2にすることも可能である。
【0042】
また、上記は隣り合う複数箇所の場合について説明したが、隣り合わない箇所については、照射当初の光エネルギーから行うようにする。
【0043】
(実施の形態2)
図7において、2は光源、3は位置決め手段、4は制御部、5は照射回数設定手段である。光源2は、制御部4の光エネルギー制御信号に応じた光エネルギーを発生する。位置決め手段3は、被加工物を搭載して制御部4の位置制御信号を受け、被加工物の位置が光エネルギーの照射位置になるように被加工物の位置を制御する。制御部4は、照射回数設定手段5の設定信号を入力とするものである。
【0044】
制御部4は、位置決め手段3に被加工物の位置制御信号を出力して、それを制御すると共に、被加工物の隣り合う複数箇所に対して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射して、被加工物を加工する際に、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするように、光エネルギー制御信号を発生して、光源2を制御する。
【0045】
制御部4の制御原理を、図8に示す本発明の制御方法に基づいて説明する。図8に加工時の光エネルギーを示している。図8に示すように、加工初期のN1回の照射では、光エネルギーE3で被加工物を加工する。
【0046】
その後、加工終了までの照射では、光エネルギーE4で被加工物を加工する。これは、以下のように理解される。通常、被加工物を最初に加工する時に被加工物の温度は図2あるいは図27に示すように、室温あるいは予熱温度になる。加工時の初期では、被加工部の照射位置近傍にだけ熱的エネルギーが蓄積される。
【0047】
加工数の増加に従って、被加工物全体に蓄積された熱的エネルギーが伝わる。同一の光エネルギーで加工を継続すると、最後に加工する時の被加工部では温度上昇が過大になる恐れがある。
【0048】
従って、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーE3と比較して低いレベルのE4にすることによって、加工回数の増加に伴う熱的エネルギーの蓄積の影響を低く抑えることが可能である。
【0049】
以上の構成によれば、被加工物の複数箇所に対して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくすることによって、加工回数の増加に伴う被加工物における熱的エネルギーの蓄積の影響を抑え、均一な加工品質を得ることができる。
【0050】
なお図8において、E3期間の照射(N1回)が終了してからの光エネルギーをE4にしているが、図9に示すようにE3期間が終了してからの光エネルギーを徐々にE4にすることも可能である。また図10に示すようにE3期間が終了してからの光エネルギーを段階的にE4にすることも可能である。
【0051】
また、上記は隣り合う複数箇所の場合について説明したが、隣り合わない箇所については、照射当初の光エネルギーから行うようにする。
【0052】
また、上記は隣り合う複数箇所の場合について説明したが、隣り合わない箇所については、照射当初の光エネルギーから行うようにする。
【0053】
(実施の形態3)
図11において特徴とするところは、被加工物の隣り合う複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくすると共に、パルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするものである。
【0054】
以上のような精密な加熱方法によれば、被加工物の最大温度上昇をその耐熱温度以下に抑え被加工物に熱的損傷を与えないようにすることができ、また被加工物における熱的エネルギーの蓄積の影響を抑え、均一な加工品質を得ることができる。
【0055】
なお本実施の形態では、「照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくすると共に、パルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくする」としたが、図12〜15に示すように、「パルスの照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々にまたは段階的に小さくする」であってもよい。
【0056】
また、上記は隣り合う複数箇所の場合について説明したが、隣り合わない箇所については、照射当初の光エネルギーから行うようにする。
【0057】
(実施の形態4)
図16において特徴とするところは、被加工物の隣り合う複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくすると共に、パルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするものである。
【0058】
以上のような精密な加熱方法によれば、被加工物の最大温度上昇をその耐熱温度以下に抑え被加工物に熱的損傷を与えないようにすることができ、また被加工物における熱的エネルギーの蓄積の影響を抑え、均一な加工品質を得ることができる。
【0059】
なお本実施の形態では、「照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくすると共に、パルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくする」としたが、図17〜20に示すように、「パルスの照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々にまたは段階的に小さくする」であってもよい。
【0060】
また、上記は隣り合う複数箇所の場合について説明したが、隣り合わない箇所については、照射当初の光エネルギーから行うようにする。
【0061】
(実施の形態5)
図21において特徴とするところは、被加工物の隣り合う複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくすると共に、パルスの照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするものである。
【0062】
以上のような精密な加熱方法によれば、被加工物の最大温度上昇をその耐熱温度以下に抑え被加工物に熱的損傷を与えないようにすることができ、また被加工物における熱的エネルギーの蓄積の影響を抑え、均一な加工品質を得ることができる。
【0063】
なお本実施の形態では、「照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくすると共に、パルスの照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくする」としたが、図22〜25に示すように、「パルスの照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々にまたは段階的に小さくする」であってもよい。
【0064】
また、上記は隣り合う複数箇所の場合について説明したが、隣り合わない箇所については、照射当初の光エネルギーから行うようにする。
【0065】
(実施の形態6)
実施の形態1〜5に示す加熱方法は、基板上導電体に半田と電子部品を位置させ、その半田部分に上記実施の形態に示す加熱方法によって加熱する半田付け方法であってもよい。その時の被加工物の複数箇所とは、図26においてA箇所、B箇所に示すように基板に実装する部品の隣接する接合箇所を指す。
【0066】
またその時の被加工物耐熱温度は、被加工物である基板上導電体あるいは電子部品の耐熱温度の最も小さいものである。加工品質保証最低温度は、通常半田の溶融温度より若干高い温度に当たる。なお、前記加熱方法からなる加熱装置は、基板上導電体に半田と電子部品を位置させ、その半田部分に前記実施の形態に示す加熱方法によって加熱する半田付け装置であってもよい。その時の位置決め手段はテーブルであってもよい。
【0067】
以上の構成により、被加工物の最大温度上昇をその耐熱温度以下に抑え、被加工物に熱的損傷を与えないようにすることができる。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれ連続的に照射する際に、照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくすることによって、被加工物の最大温度上昇をその耐熱温度以下に抑え、被加工物に熱的損傷を与えないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における加熱装置を示すブロック図
【図2】同実施の形態1の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図3】同実施の形態1の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図4】同実施の形態1の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図5】同実施の形態1の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図6】同実施の形態1の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図7】本発明の実施の形態2における加熱装置を示すブロック図
【図8】同実施の形態2の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図9】同実施の形態2の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図10】同実施の形態2の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図11】同実施の形態3の制御方法による光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図12】同実施の形態3の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図13】同実施の形態3の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図14】同実施の形態3の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図15】同実施の形態3の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図16】同実施の形態4の制御方法による光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図17】同実施の形態4の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図18】同実施の形態4の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図19】同実施の形態4の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図20】同実施の形態4の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図21】同実施の形態5の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図22】同実施の形態5の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図23】同実施の形態5の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図24】同実施の形態5の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図25】同実施の形態5の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図26】同実施の形態6の加工箇所の一例を示す図
【図27】従来の制御方法による光エネルギー及び被加工物の温度を示すブロック図
【符号の説明】
1 制御部
2 光源
3 位置決め手段
4 制御部
5 照射回数設定手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、半田付けなどの被加工物の複数箇所へ光エネルギーを照射することによって被加工物を加工する加熱方法と加熱装置と半田付け方法と半田付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品を基板上に実装する時、被加工物である電子部品の複数箇所を加熱することによって半田付けなどで接合する方法が広く応用されている。加熱方法としては、熱源を接合部と直接に接触させることで接合を行う接触方式(例えば、フロー、半田コテなど)と、熱源を直接に接合部と接触させることなく接合を行う非接触方式(例えば、リフローなど)がある。後者については、基板と電子部品全体を同時に加熱する一括接続と個々の電子部品毎に半田付けする個別接続がある。
【0003】
一括接続の加熱方法には、熱風を噴射することにより電子部品を加熱する熱風リフローや赤外線を用いて加熱する赤外線リフローなどがある。
【0004】
また、個別接続の加熱方法には、ヒータを接続部に当てパルス電流を流すパルス・ヒートや、レーザなどの光エネルギーを使う局所レーザリフローなどがある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
図27は局所レーザリフローにおいて、被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれ照射する際の光エネルギー及び被加工物の温度の関係を示したものである。
【0006】
A箇所を加工する時に、光照射と共に被加工部温度は被加工部の予熱温度あるいは室温より上昇し、加工品質保証最低温度を超えて、照射終了時に最も高い温度に達する。照射終了後、A箇所の温度は低下する。
【0007】
被加工物のA箇所とB箇所の距離が短い時には、B箇所の照射が開始すると、その熱エネルギーの影響で、図27に示すように、A箇所の温度は再び増加する。一方、B箇所を加工する際には、基本的にA箇所と同様の温度上昇傾向を示す。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−218534号公報(第2−4頁)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年では電子機器の小型化や多機能化に伴い基板上に実装する電子部品が益々複雑になり、高精度が要求されるようになってきた。基板を構成する材料もレーザ照射に対して様々な挙動(例えば、吸収)を示すようになってきた。
【0010】
光エネルギーを利用した局所レーザリフローでは、光を電子部品などの被加工物の接合部に複数回照射する必要が発生し、そのため、同一被加工物において同一接合部形状であっても、光エネルギーの照射方法によって接合品質にバラツキが発生し、極端な場合は、基板あるいは電子部品に損傷を与える恐れがあった。
【0011】
特に、図27に示すように照射時間の増加と共に接合部の温度が上昇し続ける局所レーザリフローでは、接合部の最大温度を電子部品あるいは基板の耐熱温度以内に抑える必要があった。
【0012】
図27において、A箇所加工終了後にB箇所を加工する際に、A箇所加工時の被加工物に入った熱エネルギーの影響によって、B箇所の最大温度がA箇所より高くなり被加工物耐熱温度を超えてしまうことがある。
【0013】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、被加工物の複数箇所へ光エネルギーを照射し、被加工物を加工する際に照射方法を制御することによって被加工物の加工品質を確保すると共に、被加工物に熱的損傷を与えない加熱方法と加熱装置と半田付け方法と半田付け装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明は、被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれ連続的に照射する際に、照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくしたものである。
【0015】
これによって、被加工物の加工品質を確保し、被加工物の熱的損傷を解消することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
上記の目的を達成するために本発明は、被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれ連続的に照射する際に、照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくしたものである。具体的には、徐々に、または段階的に小さくしたものである。
【0017】
また本発明は、被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくしたものである。具体的には、徐々に、または段階的に小さくしたものである。
【0018】
また本発明は、被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくすると共に、パルスの各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくしたものである。具体的には、徐々に、または段階的に小さくしたものである。
【0019】
また本発明は、被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくすると共に、パルスの各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくしたものである。具体的には、徐々に、または段階的に小さくしたものである。
【0020】
また本発明は、被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくすると共に、パルスの各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくしたものである。具体的には、徐々に、または段階的に小さくしたものである。
【0021】
また本発明は、被加工物の導電体に半田と電子部品を位置させ、その半田部分に上記の方法によって加熱するものである。
【0022】
また本発明は、光エネルギーを照射する光源と、前記光源からの光エネルギーを被加工物の複数箇所へ導く位置決め手段と、前記位置決め手段と前記光源を制御する制御部を備え、前記制御部は被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれ連続的に照射する際に照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするように構成したものである。
【0023】
またその制御部は、照射終了後の光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくするように構成したものである。
【0024】
またその制御部は、照射終了後の光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくするように構成したものである。
【0025】
また本発明は、光エネルギーを照射する光源と、前記光源からの光エネルギーを被加工物の複数箇所へ導く位置決め手段と、前記位置決め手段と前記光源を制御する制御部を備え、前記制御部は被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするように構成したものである。
【0026】
またその制御部は、照射終了後の光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくするように構成したものである。
【0027】
またその制御部は、照射終了後の光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくするように構成したものである。
【0028】
また本発明は、光エネルギーを照射する光源と、前記光源からの光エネルギーを被加工物の複数箇所へ導く位置決め手段と、前記位置決め手段と前記光源を制御する制御部を備え、前記制御部は被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくすると共に、パルスの各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくしたものである。具体的には、徐々に、または段階的に小さくしたものである。
【0029】
またその制御部は、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくすると共に、パルスの各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくしたものである。具体的には、徐々に、または段階的に小さくしたものである。
【0030】
またその制御部は、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくすると共に、パルスの各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくしたものである。具体的には、徐々に、または段階的に小さくしたものである。
【0031】
また本発明は、上記の装置を備え導電体に半田と電子部品を位置させた被加工物を載置するテーブルを設けたものである。
【0032】
このように照射終了前の所定時間または所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくしたものである。具体的には、徐々に、または段階的に小さくしたものである。これらによって、被加工物の最大温度上昇をその耐熱温度以下に抑え、被加工物に熱的損傷を与えないようにすることができる。
【0033】
また、加工物の形状に応じて上記の方法を用いると、被加工物における熱的エネルギーの蓄積の影響を抑えて均一な加工品質を得ることができ、熱的損傷を与えないようにすることができる。
【0034】
(実施の形態1)
図1において、1は制御部、2は光源、3は位置決め手段である。光源2は、制御部1の光エネルギー制御信号に応じた光エネルギーを発生する。位置決め手段3は、被加工物を搭載して、制御部1の位置制御信号を受け、被加工物の位置が光エネルギーの照射位置になるように被加工物の位置を制御する。
【0035】
制御部1は、位置決め手段3に被加工物の位置制御信号を出力して、それを制御すると共に、被加工物の隣り合う複数箇所に対して光エネルギーをそれぞれ連続的に照射して、被加工物を加工する際に個々の照射において照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするように、光エネルギー制御信号を発生して、光源2を制御する。
【0036】
制御部1の制御原理を、図2を以って説明する。図2に示すように、A箇所を加工する時に、加工初期の光エネルギーをE1とすると、E1期間が終了するまでの光照射期間中には、被加工部温度は光照射と共に被加工部の予熱温度あるいは室温より上昇する。
【0037】
E1期間が終了して、E1より光エネルギーの低いE2期間になると、被加工部の温度上昇速度がE1期間より遅くなる。そのため、照射終了時の被加工部の最大温度は図27の従来の制御方法と比較して低くなる。
【0038】
被加工物のA箇所とB箇所の距離が短い時には、B箇所の照射が開始すると、その熱エネルギーの影響で、図2に示すように、A箇所の温度は再び増加する。
【0039】
B箇所の加工もA箇所と同様に、照射終了前の所定時間から光エネルギーをE1よりE2にすることによって、被加工部の最大温度を被加工物耐熱温度以下に抑えることが可能であり、被加工物に熱的損傷を与えない。
【0040】
以上の構成により、被加工物の複数箇所に対して光エネルギーをそれぞれ連続的に照射する際に、照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくすることによって、被加工物の最大温度上昇をその耐熱温度以下に抑え、被加工物に熱的損傷を与えないようにすることができる。
【0041】
なお、図2においてE1期間が終了してからの光エネルギーをE2にしているが、図3〜図5に示すように、E1期間が終了してからの光エネルギーを徐々にE2にすることも可能である。また図6に示すように、E1期間が終了してからの光エネルギーを段階的にE2にすることも可能である。
【0042】
また、上記は隣り合う複数箇所の場合について説明したが、隣り合わない箇所については、照射当初の光エネルギーから行うようにする。
【0043】
(実施の形態2)
図7において、2は光源、3は位置決め手段、4は制御部、5は照射回数設定手段である。光源2は、制御部4の光エネルギー制御信号に応じた光エネルギーを発生する。位置決め手段3は、被加工物を搭載して制御部4の位置制御信号を受け、被加工物の位置が光エネルギーの照射位置になるように被加工物の位置を制御する。制御部4は、照射回数設定手段5の設定信号を入力とするものである。
【0044】
制御部4は、位置決め手段3に被加工物の位置制御信号を出力して、それを制御すると共に、被加工物の隣り合う複数箇所に対して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射して、被加工物を加工する際に、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするように、光エネルギー制御信号を発生して、光源2を制御する。
【0045】
制御部4の制御原理を、図8に示す本発明の制御方法に基づいて説明する。図8に加工時の光エネルギーを示している。図8に示すように、加工初期のN1回の照射では、光エネルギーE3で被加工物を加工する。
【0046】
その後、加工終了までの照射では、光エネルギーE4で被加工物を加工する。これは、以下のように理解される。通常、被加工物を最初に加工する時に被加工物の温度は図2あるいは図27に示すように、室温あるいは予熱温度になる。加工時の初期では、被加工部の照射位置近傍にだけ熱的エネルギーが蓄積される。
【0047】
加工数の増加に従って、被加工物全体に蓄積された熱的エネルギーが伝わる。同一の光エネルギーで加工を継続すると、最後に加工する時の被加工部では温度上昇が過大になる恐れがある。
【0048】
従って、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーE3と比較して低いレベルのE4にすることによって、加工回数の増加に伴う熱的エネルギーの蓄積の影響を低く抑えることが可能である。
【0049】
以上の構成によれば、被加工物の複数箇所に対して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくすることによって、加工回数の増加に伴う被加工物における熱的エネルギーの蓄積の影響を抑え、均一な加工品質を得ることができる。
【0050】
なお図8において、E3期間の照射(N1回)が終了してからの光エネルギーをE4にしているが、図9に示すようにE3期間が終了してからの光エネルギーを徐々にE4にすることも可能である。また図10に示すようにE3期間が終了してからの光エネルギーを段階的にE4にすることも可能である。
【0051】
また、上記は隣り合う複数箇所の場合について説明したが、隣り合わない箇所については、照射当初の光エネルギーから行うようにする。
【0052】
また、上記は隣り合う複数箇所の場合について説明したが、隣り合わない箇所については、照射当初の光エネルギーから行うようにする。
【0053】
(実施の形態3)
図11において特徴とするところは、被加工物の隣り合う複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくすると共に、パルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするものである。
【0054】
以上のような精密な加熱方法によれば、被加工物の最大温度上昇をその耐熱温度以下に抑え被加工物に熱的損傷を与えないようにすることができ、また被加工物における熱的エネルギーの蓄積の影響を抑え、均一な加工品質を得ることができる。
【0055】
なお本実施の形態では、「照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくすると共に、パルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくする」としたが、図12〜15に示すように、「パルスの照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々にまたは段階的に小さくする」であってもよい。
【0056】
また、上記は隣り合う複数箇所の場合について説明したが、隣り合わない箇所については、照射当初の光エネルギーから行うようにする。
【0057】
(実施の形態4)
図16において特徴とするところは、被加工物の隣り合う複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくすると共に、パルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするものである。
【0058】
以上のような精密な加熱方法によれば、被加工物の最大温度上昇をその耐熱温度以下に抑え被加工物に熱的損傷を与えないようにすることができ、また被加工物における熱的エネルギーの蓄積の影響を抑え、均一な加工品質を得ることができる。
【0059】
なお本実施の形態では、「照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくすると共に、パルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくする」としたが、図17〜20に示すように、「パルスの照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々にまたは段階的に小さくする」であってもよい。
【0060】
また、上記は隣り合う複数箇所の場合について説明したが、隣り合わない箇所については、照射当初の光エネルギーから行うようにする。
【0061】
(実施の形態5)
図21において特徴とするところは、被加工物の隣り合う複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくすると共に、パルスの照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするものである。
【0062】
以上のような精密な加熱方法によれば、被加工物の最大温度上昇をその耐熱温度以下に抑え被加工物に熱的損傷を与えないようにすることができ、また被加工物における熱的エネルギーの蓄積の影響を抑え、均一な加工品質を得ることができる。
【0063】
なお本実施の形態では、「照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくすると共に、パルスの照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくする」としたが、図22〜25に示すように、「パルスの照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々にまたは段階的に小さくする」であってもよい。
【0064】
また、上記は隣り合う複数箇所の場合について説明したが、隣り合わない箇所については、照射当初の光エネルギーから行うようにする。
【0065】
(実施の形態6)
実施の形態1〜5に示す加熱方法は、基板上導電体に半田と電子部品を位置させ、その半田部分に上記実施の形態に示す加熱方法によって加熱する半田付け方法であってもよい。その時の被加工物の複数箇所とは、図26においてA箇所、B箇所に示すように基板に実装する部品の隣接する接合箇所を指す。
【0066】
またその時の被加工物耐熱温度は、被加工物である基板上導電体あるいは電子部品の耐熱温度の最も小さいものである。加工品質保証最低温度は、通常半田の溶融温度より若干高い温度に当たる。なお、前記加熱方法からなる加熱装置は、基板上導電体に半田と電子部品を位置させ、その半田部分に前記実施の形態に示す加熱方法によって加熱する半田付け装置であってもよい。その時の位置決め手段はテーブルであってもよい。
【0067】
以上の構成により、被加工物の最大温度上昇をその耐熱温度以下に抑え、被加工物に熱的損傷を与えないようにすることができる。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、被加工物の複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれ連続的に照射する際に、照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくすることによって、被加工物の最大温度上昇をその耐熱温度以下に抑え、被加工物に熱的損傷を与えないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における加熱装置を示すブロック図
【図2】同実施の形態1の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図3】同実施の形態1の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図4】同実施の形態1の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図5】同実施の形態1の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図6】同実施の形態1の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図7】本発明の実施の形態2における加熱装置を示すブロック図
【図8】同実施の形態2の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図9】同実施の形態2の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図10】同実施の形態2の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図11】同実施の形態3の制御方法による光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図12】同実施の形態3の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図13】同実施の形態3の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図14】同実施の形態3の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図15】同実施の形態3の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図16】同実施の形態4の制御方法による光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図17】同実施の形態4の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図18】同実施の形態4の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図19】同実施の形態4の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図20】同実施の形態4の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図21】同実施の形態5の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図22】同実施の形態5の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図23】同実施の形態5の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図24】同実施の形態5の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図25】同実施の形態5の光エネルギー及び被加工物の温度関係の一例を示す図
【図26】同実施の形態6の加工箇所の一例を示す図
【図27】従来の制御方法による光エネルギー及び被加工物の温度を示すブロック図
【符号の説明】
1 制御部
2 光源
3 位置決め手段
4 制御部
5 照射回数設定手段
Claims (44)
- 被加工物の隣り合う複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれ連続的に照射する際に、照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくする加熱方法。
- 照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくする請求項1記載の加熱方法。
- 照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくする請求項2記載の加熱方法。
- 照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくする請求項2記載の加熱方法。
- 被加工物の隣り合う複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくする加熱方法。
- 照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくする請求項5記載の加熱方法。
- 照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくする請求項6記載の加熱方法。
- 照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくする請求項6記載の加熱方法。
- 被加工物の隣り合う複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくすると共に、パルス状の各照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくする加熱方法。
- 照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくすると共に、パルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくする請求項9記載の加熱方法。
- パルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくする請求項10記載の加熱方法。
- パルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくする請求項10記載の加熱方法。
- 被加工物の隣り合う複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくすると共に、パルス状の各照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくする加熱方法。
- 照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくすると共に、パルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくする請求項13記載の加熱方法。
- パルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくする請求項14記載の加熱方法。
- パルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくする請求項14記載の加熱方法。
- 被加工物の隣り合う複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくすると共に、パルス状の各照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくする加熱方法。
- 照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくすると共に、パルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくする請求項17記載の加熱方法。
- パルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくする請求項18記載の加熱方法。
- パルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくする請求項18記載の加熱方法。
- 隣り合わない箇所は、照射当初の光エネルギーから行う請求項1から20のいずれかに記載の加熱方法。
- 被加工物の導電体に半田と電子部品を位置させ、その半田部分を請求項1〜21のいずれか1項に記載した加熱方法によって加熱する半田付け方法。
- 光エネルギーを照射する光源と、前記光源からの光エネルギーを被加工物の複数箇所へ導く位置決め手段と、前記位置決め手段と前記光源を制御する制御部を備え、前記制御部は被加工物の隣り合う複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれ連続的に照射する際に照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするように構成した加熱装置。
- 照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするように構成した請求項23記載の加熱装置。
- 照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくするように構成した請求項24記載の加熱装置。
- 照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくするように構成した請求項24記載の加熱装置。
- 光エネルギーを照射する光源と、前記光源からの光エネルギーを被加工物の複数箇所へ導く位置決め手段と、前記位置決め手段と前記光源を制御する制御部を備え、前記制御部は被加工物の隣り合う複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするように構成した加熱装置。
- 照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするように構成した請求項27記載の加熱装置。
- 照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくするように構成した請求項28記載の加熱装置。
- 照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくするように構成した請求項28記載の加熱装置。
- 光エネルギーを照射する光源と、前記光源からの光エネルギーを被加工物の複数箇所へ導く位置決め手段と、前記位置決め手段と前記光源を制御する制御部を備え、前記制御部は被加工物の隣り合う複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくすると共に、パルス状の各照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするように構成した加熱装置。
- 照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくすると共に、パルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするように構成した請求項31記載の加熱装置。
- 制御部はパルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより徐々に小さくする請求項32記載の加熱装置。
- 制御部はパルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより段階的に小さくする請求項32記載の加熱装置。
- 光エネルギーを照射する光源と、前記光源からの光エネルギーを被加工物の複数箇所へ導く位置決め手段と、前記位置決め手段と前記光源を制御する制御部を備え、前記制御部は被加工物の隣り合う複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくすると共に、パルス状の各照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするように構成した加熱装置。
- 照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくすると共に、パルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするように構成した請求項35記載の加熱装置。
- 制御部はパルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくする請求項36記載の加熱装置。
- 制御部はパルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくする請求項36記載の加熱装置。
- 光エネルギーを照射する光源と、前記光源からの光エネルギーを被加工物の複数箇所へ導く位置決め手段と、前記位置決め手段と前記光源を制御する制御部を備え、前記制御部は被加工物の隣り合う複数箇所に対応して光エネルギーをそれぞれパルス状に照射する際に、照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくすると共に、パルス状の各照射終了前の光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするように構成した加熱装置。
- 照射終了前の所定回数から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくすると共に、パルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーより小さくするように構成した請求項39記載の加熱装置。
- 制御部はパルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて徐々に小さくする請求項40記載の加熱装置。
- 制御部はパルス状の各照射終了前の所定時間から光エネルギーを照射初期の光エネルギーに比べて段階的に小さくする請求項40記載の加熱装置。
- 隣り合わない箇所は、照射当初の光エネルギーから行う請求項23から42のいずれかに記載の加熱装置。
- 請求項23から43のいずれかに記載した加熱装置を備え、導電体に半田と電子部品を位置させた被加工物を載置するテーブルを設けた半田付け装置。
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