JP2004275133A - Combine harvester - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、脱穀部と選別部とを備え、排藁チェーンなどで搬送される穀稈等の排藁量または選別部内の被処理物の処理量に応じて、揺動選別装置のチャフシーブの開度および唐箕シャッタの開度を調節するコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、コンバインの機体後方に設けられた排藁チェーンにより搬送される穀稈量に応じて選別部の揺動選別装置に設けられたチャフシーブの開度を調整するとともに、選別風を発生する唐箕に外気を導入するための導入口に設けられた唐箕シャッタの開度を調整するコンバインの技術は公知となっている。
このようなコンバインにおいては、排藁チェーン下部に設けられた排藁量検出装置とチャフシーブとを接続するワイヤと、該排藁量検出装置と唐箕シャッタとを接続するワイヤの二本のワイヤを用いて、チャフシーブの開度および唐箕シャッタの開度を調整していた。例えば、特許文献1に記載の如くである。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−345322号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載のコンバインにおいては、コンバイン機体後部の排藁チェーン下部に設けられた排藁量検出装置から二本のワイヤは、選別部側面前部に設けられた唐箕シャッタと、選別部側面中途部のチャフシーブとに接続されていた。そのため、二本のワイヤの長さは共に長くなり、チャフシーブの開度および唐箕シャッタの開度の調整に係る部品の総重量が大きくなるという問題があった。また、二本の長いワイヤを選別部の側面に沿って配設することから、特に二本のワイヤが重なって配設されている箇所において藁屑等が該二本のワイヤに引っ掛かったり、あるいは細かい塵がワイヤ上に堆積するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
即ち、請求項1においては、脱穀処理量に応じて揺動選別装置に設けられたチャフシーブの開度を調節するコンバインにおいて、
チャフシーブと唐箕吸入口に設けるシャッタと排藁量検出機構とアクチュエータを連動連結する連動機構を選別部の側面、かつチャフシーブ開度変更機構の近傍となる位置に設け、連動機構と排藁量検出機構との間、連動機構とチャフシーブとの間、連動機構と唐箕シャッタとの間、をそれぞれ一本のワイヤで接続して作動量を伝達するものである。
【0007】
請求項2においては、前記連動機構は、コントローラからの信号によりアクチュエータを介して回動角が変更される開度設定体と、排藁量検出機構の作動により回動される排藁量従動体とを備えるものである。
【0008】
請求項3においては、前記コントローラは、運転室に設けられた操作手段からの情報、およびチャフシーブ上の被処理物量を検知するセンサからの情報、のいずれか一方または両方に基づいて開度設定体の回動角を設定するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施の一形態であるコンバインの左側面図、図2は本発明の実施の一形態であるコンバインの平面図、図3は本発明の実施の一形態であるコンバインの右側面図、図4は本発明の実施の一形態であるコンバインの正面図、図5は脱穀部および選別部の左側面模式図、図6は送塵口処理胴の右側面図、図7は送塵口処理胴の後面図、図8は脱穀部および選別部の後面断面図、図9はセンサを示す模式図、図10はチャフシーブおよび唐箕シャッタの開度調整機構に係るブロック図、図11はチャフシーブおよび唐箕シャッタの開度調整機構を示す模式図、図12は連動機構を示す図、図13、排藁切換装置を示す側面図、図14は矢印Eの方向から見た排藁切換装置を示す平面図、図15は矢印Dの方向から見た排藁切換装置を示す側面図、図16はモータ取付部材を示す平面断面図である。
【0010】
以下では、図1から図4を用いて本発明の実施の一形態であるコンバイン201の全体構成について説明する。
なお、本発明は本実施例のコンバイン201に限定されず、選別部内に唐箕およびチャフシーブを備えるコンバイン(自脱型・汎用型)に広く適用可能である。
【0011】
クローラ式走行装置1上には機体フレーム2L・2Rが載置され、該機体フレーム2L・2R前端には引起し・刈取部3が昇降可能に配設されている。該引起し・刈取部3は前端に分草板4を突出して穀稈を分草し、その後部に引起しケース5を立設して該引起しケース5より突出したタイン6の回転により穀稈を引き起こし、前記分草板4後部に配設した刈刃7にて株元を刈り取るようにしている。
【0012】
刈り取られた穀稈は、上部搬送装置、下部搬送装置、縦搬送装置8にて後部へ搬送され、該縦搬送装置8の上端から株元がフィードチェーン9に受け継がれ、脱穀部12内に穀稈が搬送される。そして、該フィードチェーン9後端には排藁チェーン18が配設され、該排藁チェーン18後部下方には排藁カッター装置、拡散コンベアなどからなる排藁処理部19が形成され、排藁を切断して藁片にした後、拡散しながら圃場に均一放出するようにしている。
【0013】
また、前記脱穀部12側部には選別後の精粒を貯留するグレンタンク13が配設され、該グレンタンク13前部には運転室14が配設される一方、グレンタンク13後部には排出オーガ15の縦オーガ15aが立設され、該縦オーガ15aを中心にしてグレンタンク13が側方へ回動可能とし、本機内部側に配置した駆動系や油圧系のメンテナンスを容易にしている。
そして、該グレンタンク13の底部には排出コンベア16が前後方向に配設され、該排出コンベア16から前記排出オーガ15に動力が伝達されて、排出オーガ15先端よりトラック等へグレンタンク13内の穀粒を排出できるようにしている。更に、脱穀部12下方には、選別部17が配設され、脱穀部12から流下する穀粒や藁屑等(以下「処理物」とする)から穀粒を選別し、前記グレンタンク13に搬送するようにしている。
【0014】
次に、脱穀部12について図5、図6、図7および図8を用いて説明する。
脱穀部12に形成された扱室28には、機体の前後方向に軸架された略円柱形状の扱胴21が設けられ、該扱胴21の外周面には扱歯21a・21a・・・が植設される。一方、フィードチェーン9により、穀桿の株元部は拘束され、かつ穀桿の先端部は扱胴21の下方に挿入されつつ機体後方に搬送される。扱胴21の回転により、扱歯21a・21a・・・が籾(処理物)に接触して脱粒が行われるとともに、受網20は扱胴21が格納される扱室28の下半部を覆うように設けられ、被処理物(籾および細断された藁屑の混合物)のみを下方へ落下するようにしている。
【0015】
そして、前記扱胴21後部で、グレンタンク13側(本実施例では機体右側)の処理室29に、略円柱形状の送塵口処理胴22が設けられる。該送塵口処理胴22は、扱胴21と平行となるように前後方向に横架・軸支される。また、扱胴21を覆って扱室28を形成する扱胴ケース61の後部(右)側面は、送塵口処理胴22を覆って処理室29を形成する処理胴ケース62の前部(左)側面と送塵口23を介して連通している。扱胴21で処理できなかった枝梗付着粒等の未処理物は、送塵口23より処理室29内に搬送される。処理胴網24は送塵口処理胴22が格納される処理室29の下半部を覆うように設けられ、該処理胴網24に設けられた孔(網目)を通過して被処理物(籾および細断された藁屑の混合物)のみ下方に落下するようにしている。
また、送塵口処理胴22の後端部の外周面には前後に長い板体より成る羽体91・91が固設されている。該羽体91・91は、該送塵口処理胴22と一体的に回転し、送塵口処理胴22により処理室29後方まで搬送されてきた藁屑は該羽体91・91・・・の回転によって跳ね飛ばされ、送塵口処理胴22の下方に排出され、図示せぬガイド板によって機体外部に案内される。
【0016】
以下では送塵口処理胴22および処理室29内部の詳細構成について説明する。
送塵口処理胴22の外周面にはスクリュー状の螺旋体22aが形成される。また螺旋体22aには、複数の処理歯22b・22b・・・が突設される。
送塵口処理胴22が回転駆動されると、送塵口23から処理室29内に搬送されてきた枝梗付着粒等の未処理物は、機体後方に搬送されながら籾と枝梗とに分離される。
【0017】
このとき、図6および図7に示す如く、送塵口処理胴22を被覆するケースの一部を形成する扱胴ケース61の後部右側板部の外壁(右側面)には、扱胴ケース側リード弁63・63・・・が設けられる。また、送塵口処理胴22を被覆するケースの大部分を形成する処理胴ケース62の前部右側板の内壁(左側面)には、処理胴ケース側リード弁64・64・・・が設けられる。
一対の扱胴ケース側リード弁63と処理胴ケース側リード弁64とで、リード弁65が形成される。リード弁65は、送塵口処理胴22の回転により未処理物が搬送方向(図6中の矢印A)に送られるように、所定のリード角(リード弁65の作用面に垂直なベクトルBと、前後方向のベクトルA(矢印A)との成す角度)θを持って(すなわち、略螺旋状に)処理室29内壁の上半部に設けられる。
【0018】
このように、処理室29の内壁面にリード角θを有するリード弁65・65・・・を設けたことにより、送塵口処理胴22の回転駆動による処理室29後方(排出方向)への未処理物の搬送が促進され、扱室28から送塵口23を経て処理室29に搬送されてきた未処理物が、処理室29内を速やかに移動する。従って、扱室28後部および処理室29前部(すなわち、送塵口23近傍)での未処理物の滞留、および処理室29から扱室28への未処理物の逆流が防止され、脱穀・選別能力が向上する。
なお、本実施例においては、リード弁65(扱胴ケース側リード弁63および処理胴ケース側リード弁64)は送塵口23の設けられている処理室29前部に配置されているが、これに限定されず、未処理物の発生量等に応じて処理室29中途部や後部に設けても良い。
【0019】
また、リード弁65を扱胴ケース側リード弁63と処理胴ケース側リード弁64の二つの部材から構成し、それぞれ扱胴ケース61および処理胴ケース62に取り付けることにより、処理室29の上半部にわたってリード弁65を設けて該リード弁65の作用面積を大きくすることができ、未処理物の搬送能力が向上する。また、処理室29内の清掃・メンテナンス時の分解・組み立てが容易でメンテナンス性に優れる。
【0020】
また、図6に示す如く、リード弁65を構成する扱胴ケース側リード弁63の前端部63aと、処理胴ケース側リード弁64の後端部64bとは、側面視で前後方向、すなわち未処理物の搬送方向において重なって(オーバーラップして)おり、処理胴ケース側リード弁64の作用面に沿って移動してきた未処理物は、確実に扱胴ケース側リード弁63の作用面に受け渡される。従って、リード弁65が二つの部材に分かれているにもかかわらず、未処理物の搬送能力を高く維持することができる。
なお、本実施例では、前記扱胴ケース側リード弁63は側面視で送塵口23の上端から処理室29の上部位置に四本平行に、送塵口23の前端から扱室28の略後端位置まで設けられている。また、処理胴ケース側リード弁64は送塵口2の上下中途部から処理室29の上部位置に三本平行に、送塵口23の前端から送塵口23の略後端位置まで設けられ、送塵口23から処理室29内へ確実に搬送できるようにしている。
【0021】
さらに、前記リード角θの大きさについては、未処理物の搬送方向における扱胴ケース側リード弁63の後端部63bから処理胴ケース側リード弁64の前端部64aまでの長さL1が、未処理物の搬送方向における送塵口23の開口幅L2の半分以上となる((L1)≧(1/2)×(L2))ように構成することが好ましい。
このように構成することにより、送塵口23から処理室29内に搬送されてきた未処理物を排出方向(後方)に素早く移動させることができ、扱室28後部および処理室29前部(すなわち、送塵口23近傍)での未処理物の滞留、および処理室29から扱室28への未処理物の逆流が防止され、脱穀・選別能力が向上する。
なお、リード角θを過大とすると、リード弁65の作用面と未処理物との摩擦が過大となり、処理胴22の回転駆動に係る負荷が増大したり、籾の脱ぷや破砕等の原因となる場合がある。従って、コンバインの使用条件等によりリード角θを適宜選択する必要がある。
【0022】
また、図6に示す如く、送塵口23から離れた処理室29中央部から後部にかけて、リード角θを持たない(θ≒0)仕切板66・66・・・が処理胴ケース62内壁に設けられている。このように、処理室29の中央部から後部にかけては、むしろ未処理物が速やかに後方に搬送されるのを阻害して揉み、十分な分離・選別を行うことにより、分離・選別(濾過)を促進し、ロスを低減することができる。
【0023】
また、図5に示す処理胴網24については、板材に打ち抜き孔を多数設けたプレス網とすることにより、クリンプ網やコーンケーブと比較して処理物の流通性(処理物の下方への落下の容易さ)が向上する。また、製造コストを低減化することができる。
【0024】
さらに、図6に示す如く、回転中の送塵口処理胴22の処理歯22b・22b・・・が、処理胴ケース62内壁に設けられた抵抗板67・67間を通過するように構成することにより、処理室29内に搬送されてくる未処理物の量が多いとき(例えば高速走行での収穫作業時など)でも、処理胴網24上に滞留して籾の濾過を阻害する長藁を効率よく細断することが可能であり、分離・選別(濾過)を促進し、ロスを低減することができる。また、このとき、処理歯22b・22b・・・の先端部分を刃物状に加工することにより、長藁の細断を容易にすることもできる。
【0025】
続いて、選別部17について図5を用いて説明する。
選別部17においては、揺動選別装置27による揺動選別と唐箕26による風選別とが行われ、一番物と二番物と藁屑等に分別される。
揺動選別装置27は機枠35内に収納される。揺動選別装置27の前端部は扱胴21の前端部の下方まで延出され、揺動選別装置27の後端部は送塵口処理胴22後端部の下方まで延出されるように揺動選別装置27の前後長さが定められている。そして、揺動選別装置27前下部には図示せぬ揺動軸が設けられるとともに、後部には揺動駆動機構34が設けられ、揺動駆動機構34によって揺動選別装置27が機枠35に対して揺動するように構成されている。
【0026】
揺動選別装置27の前部には前流穀板30が設けられるとともに、該前流穀板30の後下方に後流穀板31が設けられる。該前後の流穀板30・31は板状の部材を波形に成形したものであり、受網20を通過した処理物(穀粒および藁屑等との混合物)は前後の流穀板30・31上に落下し、揺動選別装置27の揺動により機体後方に搬送される。そして、前記後流穀板31後部には、第二選別部である網状のグレンシーブ32が連設されるとともに、該グレンシーブ32と前記後流穀板31の上方、かつ前流穀板30の後方には、第一選別部であるチャフシーブ33が被装されている。チャフシーブ33の後方には、ストローラック129が配設される。
チャフシーブ33は揺動選別装置27に投入される処理物の量に応じてその開度を調節することが可能であり、穀粒および細かい藁屑はチャフシーブ33を通過して下方に落下し、チャフシーブ33の開口よりも大きい藁屑等は後方に搬送される。このとき、チャフシーブ33とグレンシーブ32との間には唐箕26により選別部17の前方から後方への気流が発生しており、細かい藁屑の一部は後方に吹き飛ばされて穀粒と分離される。
【0027】
唐箕26は前流穀板30後部下方かつ後流穀板31前部下方に配置され、チャフシーブ33やグレンシーブ32に選別風を送風する。また、一番コンベア36と二番コンベア37との間にも副圧送ファンであるセカンドファン46を設けて選別風を送風し、唐箕26による選別風の風力が弱まる選別部17後部においても風選別による選別性能が低下しないようにしている。
【0028】
揺動選別装置27の後端部上方には、吸引ファン25が全幅に横設されており、該吸引ファン25に、前記唐箕26、セカンドファン46から供給される選別風の流れに乗ってきた塵が吸引されて機外に排出される。
【0029】
揺動選別装置27下方の前後途中位置には、左右方向に一番コンベア36と二番コンベア37とが横設される。一番コンベア36と二番コンベア37との位置関係は、一番コンベア36が唐箕26に近い側(機枠35の前部)、二番コンベア37が唐箕26から遠い側(機枠35の後部)となる。
一番コンベア36の右端部にはその長手方向(搬送方向)が略上下方向となるように設けられた揚穀コンベア38が連結され、該揚穀コンベア38の上端はグレンタンク13内と連通している。
【0030】
選別部17内に投入され、前流穀板30上に漏下された穀粒、枝梗付着粒、未熟穀粒および細かい藁屑等の混合物は、チャフシーブ33上に漏下される過程で唐箕27により発生する選別部17の前方から後方への気流により、細かい藁屑の一部が後方へ吹き飛ばされる。チャフシーブ33上に漏下した穀粒、枝梗付着粒、未熟穀粒および細かい藁屑等の混合物は、揺動選別装置27の揺動により、後方に搬送される、このとき、穀粒、未熟穀粒、枝梗付着粒および細かい藁屑等はチャフシーブ33の開口部より下方に落下し、大きい藁屑はチャフシーブ33後方まで搬送され、ストローラック29を経て機外に排出される。
【0031】
チャフシーブ33の開口部より下方に落下した穀粒、未熟穀粒、枝梗付着粒および細かい藁屑等は後流穀板31およびグレンシーブ32上に漏下される。このときにも唐箕26からの選別風により、細かい藁屑の一部は後方に吹き飛ばされて分離される。
グレンシーブ32上に漏下された穀粒、未熟穀粒、枝梗付着粒および細かい藁屑等のうち、穀粒、未熟穀粒、細かい藁屑等はグレンシーブ32を通過して下方に落下する。このとき、重量が大きい穀粒(一番)は一番回収部109(流穀板39の後方に設けられた選別部17底面の窪みであり、一番コンベア36が収容されている)に回収され、一番コンベア36から揚穀コンベア38を経て、グレンタンク13に搬送される。
一方、重量が小さい未熟穀粒や細かい藁屑の一部や穂切り粒や穀粒等が混じった未処理粒は、唐箕26からの選別風により後方に吹き飛ばされ、二番回収部110(一番回収部109の後方に設けられた選別部17底面の窪みであり、二番コンベア37が収容されている)に回収され、二番コンベア37から二番還元コンベア40を経て、枝梗処理装置10に搬送され、枝梗処理胴11により枝梗が除去された後、前流穀板30上(またはチャフシーブ33上)に再投入される。
【0032】
以下では、図5および図8を用いて送塵搬送コンベア50について説明する。本実施例における送塵搬送コンベア50はスクリュー式のコンベアであり、処理胴網24の下方において前後方向に軸架されている。
また、本実施例では送塵搬送コンベア50の回転軸の前端部に外嵌された歯車と、送塵口処理胴22の回転軸の前端部に外嵌された歯車とが互いに噛合しており、送塵搬送コンベア50の回転数と送塵口処理胴22の回転数との比が略一定となるように構成されている。従って、送塵口処理胴22で分離され、送塵搬送コンベア50に捕捉される被処理物の量と、送塵搬送コンベア50により前方に搬送される被処理物の量とを所定の比率で維持することができる。なお、送塵搬送コンベア50および送塵口処理胴22の回転軸の後端部側で歯車、ベルトとプーリ、あるいはチェーンとスプロケット等、送塵搬送コンベア50と送塵口処理胴22の回転数比を略一定に維持しつつ駆動力を分配するように構成しても良い。
処理胴網24に設けられた孔(網目)を通過して下方に落下してきた被処理物は、該送塵搬送コンベア50により機体前方(すなわち、送塵口処理胴22の搬送方向とは逆の方向)に向かって搬送される。そして、該被処理物は送塵搬送コンベア50前端に設けられた排塵口50aより選別部17に再投入される。より具体的には、被処理物はチャフシーブ33上において流穀板39の上方(すなわち、一番コンベア36の上方)となる位置に落下する。
なお、本実施例では送塵搬送コンベア50はスクリュー式のコンベアであるが、これに限定されず、ベルト式のコンベアでもよい。また、送塵搬送コンベア50により被処理物が再投入される位置は、前流穀板30上でもよい。
【0033】
以下では、図5、図8および図9を用いてセンサ51について説明する。
センサ51は、選別部17前上部に設けられた前流穀板30およびチャフシーブ33に堆積した排藁の量を検知し、チャフシーブ33の開度を調整するためのものであり、主に接触体51aおよびセンサ部51bで構成されている。
接触体51aは細長い板状の部材であり、その一端はセンサ部51bの回転軸に取り付けられている。センサ部51bはレゾルバ、回転式ポテンショメータ、ロータリーエンコーダなどの回転角度センサであり、機体に対する接触体51aの姿勢を角度の形で検出することが可能である。
【0034】
図9に示す如く、チャフシーブ33上に堆積している被処理物(籾および細断された藁屑の混合物)の上下方向の厚みT[mm]は、チャフシーブ33上面からセンサ部51bまでの高さH[mm]と、接触体51aの長さR[mm]と、センサ部51bにより検出される接触体51aの回転角度φ[rad]により、φ=0のときは0<T<H−R、φ>0のときはT=H−R×cosθと表すことができる。なお、接触体51aの回転角度φは接触体51aが真下を向いているとき(被処理物と接触していないとき)をゼロとし、接触体51aが後方に搬送されていく被処理物に接触して後方に回動したときに正の値をとるものと定義する。
一方、選別部17において藁屑と籾とを精度良く分離可能な範囲内において、チャフシーブ33からグレンシーブ32への落下量を極力多くし、選別処理能力が極大となるチャフシーブ33の開度と被処理物(籾および細断された藁屑の混合物)の上下方向の厚みT[mm]との関係を、実験等により予め求めておく。
そして、センサ51からの回転角度φに関する情報(すなわち、チャフシーブ33および前流穀板30上への被処理物の堆積量に関する情報)に基づいて、チャフシーブ33の開度を調節する。該チャフシーブ33の開度の調整方法については後で詳述する。
【0035】
例えば、被処理物がセンサ51の直下でのみ山状に堆積しており、チャフシーブ33および前流穀板30上の他の場所には堆積していないような場合には、センサ51により検出される回転角度φから求められる厚みT[mm]は、実際のチャフシーブ33および前流穀板30上の被処理物の堆積量を正しく反映しているとはいえない(この場合、実際の堆積量よりも堆積量を多く見積もることとなってしまう)。従って、被処理物がチャフシーブ33および前流穀板30上において均等に均されていることが、厚みT[mm]を精度良く求めるという観点から見ても、選別を効率よく行うという観点から見ても重要である。
【0036】
実際には、選別部17の揺動により、被処理物はチャフシーブ33および前流穀板30上において均等に均されているが、送塵搬送コンベア50前端の排塵口50aの直下だけは、特に収穫時の走行速度が大きい(収穫物が単位時間当たりに脱穀部12および選別部17に投入される量が多い)ときには、排塵口50aより落下してきた被処理物が山状に堆積する場合がある。
従って、センサ51の取付位置は、送塵搬送コンベア50により選別部17に再投入される被処理物により生じる局部的な「山」から少し離れた位置であって、該送塵搬送コンベア50により選別部17に再投入される被処理物と受網20を通過して落下してきた被処理物とが、揺動により混合して均等に均された位置に配置されることが好ましい。
【0037】
図5および図8に示す如く、本実施例では、選別部17の左右中央(図8に示す左右中央線C−C)よりも扱胴21の回転軸は左側方に寄っており、送塵口処理胴22の回転軸は右側方に寄っている。従って、送塵口処理胴22で発生する被処理物を搬送する送塵搬送コンベア50もまたその回転軸が選別部17の左右中央よりも右側方に寄っており、排塵口50aから選別部17上に落下する被処理物は、選別部17の左右中央よりも右寄りの位置に山70を形成する。
そして、センサ51は、送塵搬送コンベア50の排塵口50aよりも機体後方(すなわち、選別部17における被処理物の搬送方向の下流側)、かつ選別部17の左右中央よりも扱胴21寄りに配置されている。従って、選別部17上に堆積した被処理物の量の検出値が山70の影響を受けて実際の堆積量から大きくずれた値となることがなく、かつ、送塵搬送コンベア50により選別部17に再投入される被処理物と、受網20を通過して落下してきた被処理物とが、揺動により混合して均等に均された位置で被処理物の量が検出されることから、精度良く被処理物の堆積量を検知することが可能である。
なお、センサ51の位置は、▲1▼送塵搬送コンベア50の排塵口50aよりも機体後方(すなわち、選別部17における被処理物の搬送方向の下流側)、または、▲2▼扱胴21後部下方であって、選別部17の左右中央よりも扱胴21寄り、のいずれか一方を満たすように配置しても同様の効果を奏する。
また、本実施例では、センサ51のセンサ部51bはレゾルバ、回転式ポテンショメータ、ロータリーエンコーダなどの回転角度センサとしたが、これに限定されず、センサ部51bを接触式のスイッチとして、接触体51aが所定の角度以上回動したときに該スイッチのオン・オフが行われる構成としても良い。また、静電容量センサ等を用いてもよい。
【0038】
続いて、図10から図12を用いて、チャフシーブ33の開度および唐箕シャッタ141a・141bの開度の制御機構について説明する。
コンバイン201による収穫作業においては、刈取作業と脱穀・選別作業とを同時に行う。よって、収穫作業時のコンバイン201の走行速度に比例して、単位時間当たりの収穫面積(刈取速度)が増加するので、脱穀・選別作業の処理速度(すなわち選別部17での処理能力)も増加させる必要がある。
具体的には、脱穀部12に投入される穀稈量が増加すれば、チャフシーブ33の開度を大きくしてチャフシーブ33下方へ落下する被処理物の量を多くするとともに、唐箕シャッタ141a・141bの開度を大きくして唐箕26による選別風の風量を増やし、風選別の能力を上げる操作を行う必要がある。
【0039】
連動機構173は、脱穀部12で脱穀される穀稈量、およびチャフシーブ33上に滞留する被処理物量に基づき、チャフシーブ33の開度および唐箕26による選別風の風量(本実施例においては、唐箕26に外気を吸入するための唐箕シャッタ141a・141bの開度)を調節するものである。
図10に示す如く、連動機構173には、入力側として、コントローラ165と、脱穀部12で脱穀される穀稈量を検知する排藁量検出機構172とが接続される。
また、連動機構173には、出力側として、チャフシーブ開度変更機構170と、唐箕シャッタ開度変更機構171とが接続される。
チャフシーブ開度変更機構170はチャフシーブ33に設けられ、チャフシーブ33の開度を調節するチャフシーブ操作アーム180や、該チャフシーブ操作アーム180を付勢するバネ176等で構成される。
唐箕シャッタ開度変更機構171は、唐箕シャッタ141a・141bを回動させるためのアームやリンク等で構成される。
【0040】
まず、連動機構173に入力側として接続されるコントローラ165について説明する。
【0041】
コントローラ165は、コンバイン201内に設けられた各種センサ類および操作スイッチ群(入力側)からの信号を受信し、該受信信号に基づいて種々のアクチュエータ(出力側)に各種指令を送信するものであり、このような機能の一部として連動機構173への指令(本実施例においてはモータ183の駆動)がある。
本実施例においては、コントローラ165にはチャフシーブ33上に滞留する被処理物量を検知する前記センサ51、収穫物の種類を入力する選別調整ダイヤル167、収穫物切換スイッチ166が接続される。
また、コントローラ165にはこの他にも、刈取部3の引起しケース5の裏側位置に取り付けられて刈り取られる穀稈の長さを検知する穀稈センサ168、運転室14に設けられた作業クラッチレバーによる刈取クラッチの入切を検知する刈取スイッチ193、フィードチェーン9の送り終端側で該フィードチェーン9の駆動を入切するフィードチェーンクラッチ194、引起し・刈取部3を車速同調より一定回転駆動に切換える刈取クイックスイッチ195、本機のミッションケースに設けられて車速を検出する車速センサ198、流量センサ196、開度設定体189に当接させた開度操作アーム185の回動位置(角度)より開度設定体189の回動位置を検知する開度設定体回動角センサ187等が接続されている。
【0042】
収穫物切換スイッチ166および選別調整ダイヤル167は、チャフシーブ33の設定開度を決定するために、作業者により操作される入力手段であり、本実施例においては運転室14内に設けられる。
収穫物切換スイッチ166は、収穫物の種類によってチャフシーブ33の設定開度を調整する。本実施例においては、想定される収穫物の種類は稲および麦であり、麦選択時には稲選択時と比較してチャフシーブ33の設定開度が若干小さくなるように設定されている。
選別調整ダイヤル167は、運転室14内において運転ハンドル近傍に設けられており、作業者は該選別調整ダイヤル167を操作することにより、チャフシーブ33の設定開度を操作する。
例えば、収穫物が湿気を帯びているときは、収穫物が乾燥しているときと比較してチャフシーブ33の設定開度が若干大きくなるように選別調整ダイヤル167を操作する。また、収穫物に枝梗が多いときは、枝梗が少ないときと比較してチャフシーブ33の設定開度が若干小さくなるように、選別調整ダイヤル167を操作する。
【0043】
以上の収穫物切換スイッチ166および選別調整ダイヤル167により、チャフシーブ33の「初期設定チャフ開度」が定められる。
【0044】
一方、前記センサ51の検知信号をコントローラ165が受信して、該検知信号に基づきチャフシーブ33上の被処理物の量が求められる。そして、コントローラ165は該センサ51から求められた被処理物量を処理するために必要なチャフシーブ33の開度(以後「算出チャフ開度」と呼ぶ)と、前記収穫物切換スイッチ166および選別調整ダイヤル167により定められたチャフシーブ33の初期設定チャフ開度とを比較する。
このとき、▲1▼算出チャフ開度と初期設定チャフ開度のうちチャフシーブ33の開度が大きい方、▲2▼算出チャフ開度と初期設定チャフ開度のうちチャフシーブ33の開度が小さい方、▲3▼常に算出チャフ開度、▲4▼常に初期設定チャフ開度、のいずれかを、最終的にコントローラ165が連動機構173に指令するチャフシーブ33の初期開度(すなわち、モータ183の回転による開度設定体189の回動位置であり、以後「コントローラ側設定開度」と呼ぶ)として選択することが可能である。コントローラ側設定開度の選択については、運転室14に選択手段(ダイヤル等)を設けて作業者がいずれかを選択可能としてもよく、コントローラ165内にていずれかを予め設定しておいてもよい。
【0045】
上述の如く、「コントローラ側設定開度」が決定されると、該コントローラ側設定開度に相当する位置となるまで開度設定体189がアクチュエータとなるモータ183の駆動により回動される。このとき、開度設定体回動角センサ187により検出された開度設定体189の回動位置に関する情報がコントローラ165に送信され、該情報に基づいてモータ183の駆動軸183dの回動量が決定される。
なお、モータ183をステッピングモータなどの回転角度に関する情報を取得可能なモータとすることにより、開度設定体回動角センサ187を省略することができる。
【0046】
続いて、同じく連動機構173に入力側として接続される排藁量検出機構172について説明する。
排藁量検出機構172は排藁チェーン18の下方に設けられ、該排藁チェーン18により機体後部に搬送される排藁(穀稈)の量に関する情報を検知して、連動機構173に該情報を送信するものである。本実施例においては排藁量検出機構172と連動機構173とは、排藁量検出ワイヤ147により機械的に接続される。
図11に示す如く、排藁チェーン18には排藁を挟持するために下側にチェーンガイド(挟扼杆)144が配置され、該チェーンガイド144に検出棒143が垂設される。検出棒143の下端は検出板145aに上方から当接している。検出板145aの端部に固設された回動軸145dには、検出アーム145bの一端も固設され、回動軸146dはコンバイン201の機体に取付部材146を介して回動可能に枢着される。
従って、排藁チェーン18により機体後部に搬送される排藁(穀稈)の量が増加すると、チェーンガイド(挟扼杆)144が下方に押し下げられて検出板145aおよび検出アーム145bが回動し、検出アーム145bに取り付けられた排藁量検出ワイヤ147のワイヤ端部147aがワイヤアウタ端部147cから突出する方向に引き寄せられる。
【0047】
なお、本実施例では、排藁チェーン18によって搬送される排藁量より排藁処理量を検知するよう構成しているが、脱穀処理量の検知方法はこれに限定されるものではなく、例えば、フィードチェーン9によって搬送される穀稈の量や、選別部17での処理量を知ることで脱穀処理量を検知できるように構成することもできる。
【0048】
次に、連動機構173の詳細構成について説明する。
図10、図11および図12に示す如く、連動機構173は選別部17の機枠35の左側面に設けられる。連動機構173は主に、基盤186、開度設定体回動角センサ187、回動軸191、モータ183、開度設定体189、取付板184、開度操作アーム185、ロッド192、回動軸199、回動ブラケット197等で構成される。
連動機構173は選別部17の機枠33の側面部、かつチャフシーブ33の開度を調整するチャフシーブ操作アーム180の近傍となる位置(本実施例においては機枠35の側面部において、前後方向で唐箕26とチャフシーブ操作アーム180との間となる位置)に設けられている。
【0049】
基盤186は板状の部材であり、ボルト孔186a・186a・・・が穿設され、ボルト締結により機枠35の左側面に取り付けられている。基盤186を取り付けているボルトを外すことにより、連動機構173を機枠35から一体的に取り外すことが可能であり、メンテナンス時の作業性に優れる。
基盤186には、上部から下部にかけて開度設定体回動角センサ187、回動軸191、アクチュエータであるモータ183、回動軸199等が取り付けられている。
【0050】
モータ183はコントローラ165からの信号に基づいて回転駆動される。モータ183端部に設けられたギアケース183c内には該モータ183の駆動により回転する駆動軸183dが内装されており、該駆動軸183dに外嵌されたギア183aは開度設定体189のギヤ部189aと互いに噛合している。
【0051】
開度設定体189は略扇形状の部材であり、その円弧部には複数の歯から成るギア部189aが形成される。また、開度設定体189は、その円弧部の中心となる位置において、回動軸191に回動可能に遊嵌される。また、開度設定体189の盤面上において、ストッパ184bを挟んで取付板184の先端部の反対側となる位置には取付部材189bが設けられ、唐箕シャッタ連動ワイヤ148のワイヤアウタ端部148cが取り付けられる。
さらに、開度設定体189の上端部には検出棒189cが固設されており、基盤186上部に取り付けられたポテンショメータ式の角度センサである開度設定体回動角センサ187のセンサアーム187aが当接している。
このように、開度設定体回動角センサ187のセンサアーム187aの回動角度から開度設定体189の回動位置(角)を検出することが可能である。
【0052】
取付板184は板状の部材であり、開度設定体189の盤面にその根元部が固設される。取付板184の先端側は開度設定体189の側端辺より突出し、取付板184の先端下部には取付部材184aを介して排藁量検出ワイヤ147のワイヤアウタ端部147dが固定される。一方、取付板184の根元部の一部は屈曲されてストッパ184bが形成されている。
【0053】
排藁量従動体である開度操作アーム185は下アーム部185a、上アーム部185b、横アーム部185cの三つのアーム部が突出した板状の部材であり、その略中央部において、回動軸191に回動可能に遊嵌される。
下アーム部185aの先端部には、前記ワイヤアウタ端部147dから突出している側のワイヤ端部147bが取り付けられる。
また、下アーム部185aの先端部においてワイヤ端部147bが取り付けられている位置よりも回動軸191に近い位置には、前記唐箕シャッタ連動ワイヤ148のワイヤアウタ端部148cから突出しているワイヤ端部148aが取り付けられる。
上アーム部185bの先端部と取付板184の先端上部との間には付勢手段であるバネ190が介装され、開度操作アーム185の下アーム部185aの左側端部が、取付板184のストッパ184bに当接する(図12において時計回りに回動する)方向に付勢されている。
横アーム部185cの先端部には、ロッド192の一端が回動可能に枢着される。
【0054】
ロッド192の他端は回動ブラケット197の一端に回動可能に枢着され、回動ブラケット197の略中央部は前記回動軸199に回動可能に遊嵌され、回動ブラケット197の他端側にはチャフシーブ連動ワイヤ142のワイヤ端部142aが取り付けられる。チャフシーブ連動ワイヤ142のワイヤ端部142aが突出する側のワイヤアウタ端部142cは、基盤186の右端部に設けられた取付部材186bに取り付けられる。
【0055】
続いて、連動機構173に出力側として接続されるチャフシーブ33および唐箕シャッタ141a・141bについて説明する。
チャフシーブ33は連動機構173からの指令により、その開度を調節可能に構成される。本実施例においては、該チャフシーブ33と連動機構173とはチャフシーブ連動ワイヤ142により機械的に接続される。
唐箕シャッタ141a・141bは、機枠35の左側面に穿設された導入口35aの開口面積を変化させ、唐箕26へ導入される外気の量を調節するためのものである。本実施例においては、該唐箕シャッタ141a・141bと連動機構173とは唐箕シャッタ連動ワイヤ148により機械的に接続される。
【0056】
以上の如き構成の連動機構173におけるチャフシーブ33の開度および唐箕唐箕シャッタ141a・141bの開度の制御方法について説明する。
開度設定体189は最初、コントローラ165からの信号に基づき、「コントローラ側設定開度」となる位置にある。
そして、通常時(排藁量検出機構172から連動機構173への信号の入力がないとき)においては、開度操作アーム185はバネ190により図12中で時計回りに付勢され、ストッパ184bに当接した位置にある。
例えば、収穫物切換スイッチ166や選別調整ダイヤル167を操作したり、あるいはセンサ51によりチャフシーブ33上の被処理物量が変化したことを検知して、コントローラ165が決定する「コントローラ側設定開度」が変化すると、モータ183が回転駆動されて開度設定体189が回動軸191を中心に回動する。
【0057】
ここで、開度設定体189が「コントローラ側設定開度」が大きくなる方向に回動した場合を考える。
本実施例においては、モータ183により、図12中で開度設定体189が反時計回りに回動される。開度操作アーム185はバネ190により付勢されているので、開度設定体189とともにストッパ184bに当接する位置まで反時計回りに回動される。すると、ロッド192は下方に押し下げられ、回動ブラケット197は回動軸199中心に反時計回りに回動され、チャフシーブ連動ワイヤ142はチャフシーブ33側に送り出される。チャフシーブ連動ワイヤ142のワイヤ端部142bは、チャフシーブ操作アーム180に取り付けられており、付勢手段であるバネ176の付勢力によりチャフシーブ操作アーム180を回動してチャフシーブ33の開度が大きくなる。
一方、開度設定体189が回動しても、排藁量検出機構172から連動機構173への信号の入力がないとき(開度操作アーム185が開度設定体189に対して反時計回りに回動しないとき)は、唐箕シャッタ連動ワイヤ148は作動しないので、唐箕シャッタ141a・141bの開度は変化しない。つまり、アウタワイヤとインナワイヤがともに移動するので、唐箕シャッタ連動ワイヤ148は作動しない。
【0058】
なお、本実施例においてはチャフシーブ連動ワイヤ142がチャフシーブ33側に送り出されたときにチャフシーブ33の開度が大きくなる構成としたが、例えばチャフシーブ連動ワイヤ148の連動機構173側のワイヤ端部142aを回動ブラケット197においてロッド192が枢着されている位置に取付け、チャフシーブ操作アーム180の構成を変えてチャフシーブ連動ワイヤ142が連動機構173側に引き寄せられた時にチャフシーブ33の開度が大きくなる構成としてもよい。
また、本実施例においては唐箕シャッタ連動ワイヤ148の連動機構173側のワイヤアウタ端部148cが開度設定体189に取り付けられており、コントローラ165からの信号により開度設定体189が回動しても唐箕シャッタ141a・141bの開度は変化しない構成としたが、例えば図12中で基盤186の左端部を左側方に延出し、該延出した部分にワイヤアウタ端部148cを取り付けるなどして、コントローラ165からの信号により開度設定体189が回動すると唐箕シャッタ141a・141bの開度が変化する構成としてもよい。このように構成した場合、コントローラ165からの信号により、唐箕シャッタ141a・141bの開度も調整可能となる。
【0059】
次に、該排藁チェーン18により機体後部に搬送される排藁(穀稈)の量が増加した場合を考える。
図11に示す如く、該排藁チェーン18により機体後部に搬送される排藁(穀稈)の量が増加すると、排藁量検出ワイヤ147のワイヤ端部147bがワイヤアウタ端部147dに引き寄せられる。
従って、図12に示す如く開度操作アーム185はバネ190の付勢力に抗して開度設定体189に対して反時計回りに回動し、ロッド192は開度操作アーム185がストッパ184bに当接している位置(すなわちコントローラ165により設定された「コントローラ側設定開度」となる位置)よりもさらに下方に押し下げられ、チャフシーブ33の開度は「コントローラ側設定開度」よりもさらに大きくなる。
また、開度操作アーム185はバネ190の付勢力に抗して開度設定体189に対して反時計回りに回動すると、唐箕シャッタ連動ワイヤ148の連動機構173側のワイヤ端部148aはワイヤアウタ端部148cから突出する方向に引き出され、唐箕シャッタ141a・141bの開度は大きくなる。
【0060】
以上の如く、連動機構173を選別部17の機枠33の側面部、かつチャフシーブ33の開度を調整するチャフシーブ操作アーム180の近傍となる位置(本実施例においては機枠35の側面部において、前後方向で唐箕26とチャフシーブ操作アーム180との間となる位置)に設け、排藁量検出機構172と一本の排藁量検出ワイヤ147により接続し、連動機構173とチャフシーブ33、および連動機構173と唐箕シャッタ141a・141bとをそれぞれチャフシーブ連動ワイヤ142および唐箕シャッタ連動ワイヤ148により接続したので、従来と比較してチャフシーブ33の開度および唐箕シャッタ141a・141bの開度調整に係るワイヤの総延長を短くし、開度調整に係る部品の総重量を軽減することが可能である。また、選別部17の側面に沿って配設されるワイヤ群が長尺に渡って二本以上重なる部分がなく、藁屑等がワイヤに引っ掛かったり、あるいは細かい塵がワイヤ上に堆積するのを防止することが可能である。
また、連動機構173は、コントローラ165からの信号によりモータ183を介して回動角が変更される開度設定体189と、排藁量検出機構172の作動により開度設定体189に対して回動する開度操作アーム185とを備えるので、コントローラ165による連動機構173の操作と、排藁量検出機構172による連動機構173の操作とを別々に分離して行うことが可能であり、チャフシーブ33の開度および唐箕シャッタ141a・141bの開度の調整を使用状況に応じて精度良く行うことが可能である。
さらに、前記コントローラ165は、運転室14に設けられた操作手段(収穫物切換スイッチ166、選別調整ダイヤル167)からの情報、およびチャフシーブ33上の被処理物量を検知するセンサ51からの情報、のいずれか一方または両方に基づいて開度設定体189の回動角を設定するので、コントローラ165による連動機構173の操作を使用状況に応じて精度良く調整することが可能である。
【0061】
続いて、図13から図15を用いて、排藁チェーン18下部に設けられた排藁切換装置150について説明する。
排藁切換装置150は、排藁チェーン18により搬送される排藁が排藁チェーン18から離れて落下される位置を変えることにより、排藁カッター(図示せず)で細断して圃場に排出するか、または結束装置で結束して圃場に投下するかを変更するものである。
排藁切換装置150は、主にチェーンガイド144、検出棒143、バネ152、レール体153、摺動ガイド154、摺動ローラ155a・155b、後方支持棒156、バネ157、摺動ガイド作動装置158等で構成される。
【0062】
チェーンガイド144は、一端(入口側)が略「く」の字型に下方へ屈曲された屈曲部144aを有する丸棒状(円筒状)の部材である。チェーンガイド144はその屈曲部144aがフィードチェーン9の終端側に向けて配置され、排藁チェーン18とチェーンガイド144との間に穀稈を搬送容易としている。また、屈曲部144aの根元部には検出棒143の一端が固設される。検出棒143はコンバインの機体に固設された取付部材151a・151bに穿設された孔に貫装され、バネ152によりチェーンガイド144が排藁チェーン18に近接する方向に付勢されている。
また、検出棒143の下端は前記検出板145aに当接している。
【0063】
レール体153は断面視略U字型の部材であり、チェーンガイド144の胴体部下面に長手方向を略平行にして固設され、下方から摺動ガイド154を摺動可能に収容する。
【0064】
摺動ガイド154は一端が屈曲された略L字型の丸棒状(円筒状)部材である。摺動ガイド154の屈曲部154aは、チェーンガイド144の屈曲部144aに近接する方向になるようにレール体153に収容され、摺動ローラ155a・155bによりレール体153から脱落せず、かつ長手方向に摺動可能に支持される。
【0065】
後部支持棒156はパイプ156aと摺動棒156bとで構成され、摺動棒156bはパイプ156aに摺動可能に遊嵌される。パイプ156aの一端はレール体153の後部(チェーンガイド144の屈曲部144aから遠い方)に回動可能に枢着され、他端からは摺動棒156bの一端が突出しており、該摺動棒156bの一端はコンバインの機体に回動可能に枢着される。
また、パイプ156aと摺動棒156bとの間にはバネ157が介装され、後部支持棒156の全長が長くなる方向に付勢される。
【0066】
以上の如く構成することにより、穀稈が排藁チェーン18により搬送されていないときには、チェーンガイド144の胴体部と排藁チェーン18の長手方向(搬送方向)とが所定の間隔を空けて略平行となるようにバネ152・157により支持されている。一方、排藁チェーン18により搬送される穀稈量が多くなると、バネ152・157の付勢力に抗してチェーンガイド144は下方に押し下げられる。このとき、後方支持棒156はコンバインの機体およびレール体153に対して回動可能に枢着されていることから、穀稈量の変動に応じてチェーンガイド144の胴体部が排藁チェーン18の長手方向に対して平行でない角度を取ることが可能であり、穀稈を確実に後方に搬送することが可能である。
【0067】
続いて、摺動ガイド154の摺動方法について説明する。摺動ガイド154を摺動させるものは、レール体153の下方に設けられた摺動ガイド作動装置158である。
摺動ガイド作動装置158は、主に作動アーム130、取付部材131、ピン132、回動アーム133、回動ボス134、取付部材135、回動アーム136等で構成されている。
【0068】
作動アーム130は細長い板状の部材であり、その一端には係止孔130aが穿設される。該係止孔130aの形状はやや長いオーバル型であり、前記摺動ガイド154の屈曲部154aの先端部が嵌合している。作動アーム130の他端には長孔130bが穿設される。また、ピン132は長孔130bを貫通してコンバインの機体に固設された取付部材131に固設され、作動アーム130はピン132に沿って摺動可能であるが、取付部材131から脱落しない。
作動アーム130の中途部には回動アーム133の先端部が回動可能に枢着される。回動アーム133の根元部は回動ボス134に固設され、回動ボス134はコンバインの機体に固設された取付部材135の回動軸135aに回動可能に枢着される。また、回動ボス134には回動アーム136の根元部が固設され、回動アーム136の先端部には操作ワイヤ137の一端が取り付けられる。操作ワイヤ137の他端は運転室14内に設けられた切り替えレバー(図示せず)に取り付けられる。また、回動アーム133の中途部とコンバインの機体との間にはバネ138が介装される。バネ138は、平面視(図14)で回動アーム133および回動アーム136が回動軸135aを中心にして時計回りに回動し、操作ワイヤ137が摺動ガイド作動装置158側に引き寄せられる方向にする方向に付勢している。
【0069】
前記運転室14内に設けられた図示せぬ切り替えレバーを切断側に操作すると、操作ワイヤ137が運転室14側に引き寄せられ、回動アーム136および回動アーム133は回動軸135aを中心に平面視(図14)で反時計回りに回動する。このとき、作動アーム130はピン132を略中心として平面視(図14)で時計回りに回動するが、作動アーム130とピン132とは長孔130bを介して枢着されているため、回動時の作動アーム130先端部(係止孔130が穿設されている方の端部)の軌跡は平面視で略直線となる。また、該作動アーム130先端部の軌跡は摺動ガイド154の長手方向に略一致する。
従って、係止孔130aに屈曲部154aが嵌合された摺動ガイド154は、レール体153に沿ってレール体153後方から突出した位置(穀稈を結束後圃場に投下または直接投下するときの位置)から、レール体153内に収納された位置(穀稈を排藁カッターで細断するときの位置)に滑らかに摺動する。
【0070】
以上の如く構成することにより、モータ等のアクチュエータを用いることなく、手動操作で摺動ガイド154を穀稈を結束後圃場に投下または直接投下するときの位置と、穀稈を排藁カッターで細断するときの位置と、に滑らかに摺動させることが可能であり、装置の信頼性が向上する。また、運転室14側の操作を伝達するのは一本の操作ワイヤ137だけであり、作動量の調整が容易である。
【0071】
次に、図16を用いてオーガ回転モータの取付方法について説明する。
モータ取付部材121は縦オーガ支持部材122に予め溶接等の方法により固設されている。縦オーガ支持部材122は縦オーガ15aのケーシング下半部を構成する下オーガパイプ123に溶接等の方法で外嵌固定される。縦オーガ支持部材122はコンバインの機体にボルト等で固定され、縦オーガ15aの下オーガパイプ123を略直立姿勢に支持する。モータ取付部材121にはオーガ回転モータが固定され、該オーガ回転モータの駆動軸にはピニオンギアが外嵌される。縦オーガ15aのケーシング上半部を構成する上オーガパイプ(図示せず)は下オーガパイプ上端に旋回可能に遊嵌・支持される。該上オーガパイプの外周面にはギアが形成され、オーガ回転モータのピニオンギアと噛合する。
以上の如く構成することにより、オーガ回転モータを回転駆動すると、上オーガパイプは下オーガパイプ123に対して旋回する。従って、上オーガパイプに回動可能に枢着された排出オーガ15もまた旋回する。
このとき、モータ取付部材121は予め縦オーガ支持部材122に溶接固定されていることから、上オーガパイプ側に形成されたギアと、オーガ回転モータ側のピニオンギアとの回転軸間の距離が略一定となり、組み立て誤差による作動不良を防止することが可能である。
【0072】
次に、図8を用いて受網20と扱歯21aとの隙間調整について説明する。
受網20と扱歯21aとの隙間は、脱穀性能に対する影響が大きく、受網20のケーシング周囲の寸法精度は重要である。しかし、実際には部品の寸法精度により多少の変動があるため、組み立て後受網20と扱歯21aとの隙間を容易に調整可能であることが好ましい。
本実施例においては、受網20のフィードチェーン9側支持部を機枠35から受網20側に向かって突出量を調整可能なボルト124で構成し、組み立て後に該ボルト124の突出量を調整することにより、安価かつ簡便な方法で受網20と扱歯21aとの隙間を調整することが可能である。
【0073】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0074】
即ち、請求項1に示す如く、脱穀処理量に応じて揺動選別装置に設けられたチャフシーブの開度を調節するコンバインにおいて、
チャフシーブと唐箕吸入口に設けるシャッタと排藁量検出機構とアクチュエータを連動連結する連動機構を選別部の側面、かつチャフシーブ開度変更機構の近傍となる位置に設け、連動機構と排藁量検出機構との間、連動機構とチャフシーブとの間、連動機構と唐箕シャッタとの間、をそれぞれ一本のワイヤで接続して作動量を伝達するので、チャフシーブの開度および唐箕シャッタの開度調整に係るワイヤの総延長を短くし、開度調整に係る部品の総重量を軽減することが可能である。また、選別部の側面に沿って配設されるワイヤ群が長尺に渡って二本以上重なる部分がなく、藁屑等がワイヤに引っ掛かったり、あるいは細かい塵がワイヤ上に堆積するのを防止することが可能である。
【0075】
請求項2に示す如く、前記連動機構は、コントローラからの信号によりアクチュエータを介して回動角が変更される開度設定体と、排藁量検出機構の作動により回動される排藁量従動体とを備えるので、コントローラによる連動機構の操作と、排藁量検出機構による連動機構の操作とを別々に分離して行うことが可能であり、チャフシーブの開度および唐箕シャッタの開度の調整を使用状況に応じて精度良く行うことが可能である。
【0076】
請求項3に示す如く、前記コントローラは、運転室に設けられた操作手段からの情報、およびチャフシーブ上の被処理物量を検知するセンサからの情報、のいずれか一方または両方に基づいて開度設定体の回動角を設定するので、コントローラによる連動機構の操作を使用状況に応じて精度良く調整することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるコンバインの左側面図。
【図2】本発明の実施の一形態であるコンバインの平面図。
【図3】本発明の実施の一形態であるコンバインの右側面図。
【図4】本発明の実施の一形態であるコンバインの正面図。
【図5】脱穀部および選別部の左側面模式図。
【図6】脱穀部および選別部の後面断面図。
【図7】センサを示す模式図。
【図8】脱穀部および選別部の後面断面図。
【図9】センサを示す模式図。
【図10】チャフシーブおよび唐箕シャッタの開度調整機構に係るブロック図。
【図11】チャフシーブおよび唐箕シャッタの開度調整機構を示す模式図。
【図12】連動機構を示す図。
【図13】排藁切換装置を示す側面図。
【図14】矢印Eの方向から見た排藁切換装置を示す平面図。
【図15】矢印Dの方向から見た排藁切換装置を示す側面図。
【図16】モータ取付部材を示す平面断面図。
【符号の説明】
14 運転室
17 選別部
27 揺動選別装置
33 チャフシーブ
51 センサ
141a・141b 唐箕シャッタ
142 チャフシーブ連動ワイヤ
147 排藁量検出ワイヤ
148 唐箕シャッタ連動ワイヤ
165 コントローラ
166 収穫物切換スイッチ(操作手段)
167 選別調整ダイヤル(操作手段)
170 チャフシーブ開度変更機構
172 排藁量検出機構
173 連動機構
183 モータ
185 開度操作アーム
189 開度設定体
201 コンバイン[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention includes a threshing unit and a sorting unit, and opens a chaff sheave of a swing sorting device according to an amount of straw, such as a grain stalk, conveyed by a straw chain or the like, or an amount of an object to be processed in the sorting unit. The present invention relates to a combine for adjusting the degree and opening of the Karamin shutter.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, while adjusting the opening of the chaff sheave provided in the swinging sorting device of the sorting unit according to the amount of grain culm conveyed by the straw chain provided at the back of the fuselage of the combine, Karamin generates a sorting wind. A combine technology for adjusting the opening of a Karamin shutter provided at an inlet for introducing outside air into the air is known.
In such a combine, two wires are used: a wire connecting the waste amount detecting device provided at the lower part of the waste chain and the chaff sheave, and a wire connecting the waste amount detecting device and the Karamin shutter. Thus, the opening of the chaff sheave and the opening of the Karamin shutter were adjusted. For example, as described in
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-345322
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the combine described in
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
[0006]
That is, according to
An interlocking mechanism that interlocks the shutter, the waste amount detection mechanism, and the actuator that is provided at the chaff sheave and Karin suction port is provided on the side of the selection unit and near the chaff sheave opening change mechanism, and the interlocking mechanism and the waste amount detection mechanism , The interlocking mechanism and the chaff sheave, and the interlocking mechanism and the Karino shutter are each connected by a single wire to transmit the operation amount.
[0007]
In
[0008]
In
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, an embodiment of the invention will be described.
FIG. 1 is a left side view of a combine according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a plan view of a combine according to an embodiment of the present invention, and FIG. 3 is a right side of the combine according to an embodiment of the present invention. 4 is a front view of a combine according to an embodiment of the present invention, FIG. 5 is a schematic left side view of a threshing unit and a sorting unit, FIG. 6 is a right side view of a dust outlet processing cylinder, and FIG. FIG. 8 is a rear cross-sectional view of a threshing unit and a sorting unit, FIG. 9 is a schematic diagram showing a sensor, FIG. 10 is a block diagram relating to an opening adjustment mechanism of a chaff sheave and a Karamino shutter, FIG. Is a schematic diagram showing a mechanism for adjusting the opening of the chaff sheave and the Karino shutter, FIG. 12 is a diagram showing an interlocking mechanism, FIG. 13 is a side view showing a straw switching device, and FIG. 14 is a straw switching device viewed from the direction of arrow E. 15 is a plan view of the straw switching device viewed from the direction of arrow D. Be a side view, FIG. 16 is a plan sectional view showing a motor mounting member.
[0010]
Hereinafter, an overall configuration of a
Note that the present invention is not limited to the
[0011]
The
[0012]
The cut culm is conveyed to the rear by an upper conveying device, a lower conveying device, and a vertical conveying device 8. The culm is transported. A
[0013]
A
A
[0014]
Next, the
A
[0015]
At the rear of the handling
Further, on the outer peripheral surface of the rear end portion of the dust sending
[0016]
Hereinafter, the detailed configurations of the inside of the dust
A screw-shaped
When the dust
[0017]
At this time, as shown in FIGS. 6 and 7, the outer wall (right side) of the rear right side plate portion of the
A
[0018]
By providing the
In the present embodiment, the reed valve 65 (the
[0019]
Further, the
[0020]
As shown in FIG. 6, the
In this embodiment, the handle case-
[0021]
Further, as for the magnitude of the lead angle θ, the length L1 from the
With such a configuration, the unprocessed material transferred from the
If the reed angle θ is excessively large, the friction between the working surface of the
[0022]
Also, as shown in FIG. 6, from the central part of the
[0023]
In addition, the
[0024]
Further, as shown in FIG. 6, the
[0025]
Next, the sorting
In the
The
[0026]
A
The opening degree of the
[0027]
The
[0028]
Above the rear end of the swinging
[0029]
A
The right end of the
[0030]
The mixture of the grains, the spike sticking grains, the immature grains, and the fine straw chips that have been introduced into the sorting
[0031]
Kernels, immature kernels, spiked kernels, fine straw chips and the like that have fallen below the opening of the
Of the grains, immature grains, spike sticking grains and fine straw chips, etc., which have leaked onto the
On the other hand, unprocessed grains mixed with a small weight of immature grains, a part of fine straw chips, ear cutting grains, grains, and the like are blown rearward by a sorting wind from
[0032]
Hereinafter, the
Further, in this embodiment, the gear externally fitted to the front end of the rotary shaft of the
The object to be processed, which has fallen downward through the holes (mesh) provided in the
In this embodiment, the
[0033]
Hereinafter, the
The
The
[0034]
As shown in FIG. 9, the thickness T [mm] of the object to be treated (mixture of paddy and chopped straw waste) deposited on the
On the other hand, as long as the sorting
Then, the opening degree of the
[0035]
For example, in a case where the processing object is piled up just under the
[0036]
Actually, the object to be processed is evenly leveled on the
Therefore, the mounting position of the
[0037]
As shown in FIGS. 5 and 8, in the present embodiment, the rotation axis of the
The
The position of the
Further, in the present embodiment, the
[0038]
Next, a control mechanism of the opening of the
In the harvesting operation by the
More specifically, if the amount of cereal stalk input to the threshing
[0039]
The
As shown in FIG. 10, the
In addition, a chaff sheave opening
The chief sheave
The Karino shutter opening
[0040]
First, the
[0041]
The
In this embodiment, the
The
[0042]
The
The
The
For example, when the crop is moist, the
[0043]
The “initial setting chaff opening degree” of the
[0044]
On the other hand, the detection signal of the
At this time, (1) the larger opening of the
[0045]
As described above, when the “controller-side setting opening” is determined, the opening-
Note that the
[0046]
Subsequently, a description will be given of the straw
The waste
As shown in FIG. 11, a chain guide (trapping rod) 144 is disposed on the lower side of the
Therefore, when the amount of the straw (grain stalk) conveyed to the rear of the machine by the
[0047]
In the present embodiment, the straw processing amount is detected from the straw amount transported by the
[0048]
Next, a detailed configuration of the
As shown in FIGS. 10, 11 and 12, the
The
[0049]
The base 186 is a plate-shaped member, has
An opening setting body
[0050]
The
[0051]
The opening
Further, a
In this manner, the rotation position (angle) of the opening
[0052]
The mounting
[0053]
The
A
In addition, a wire end protruding from a wire
A
One end of a
[0054]
The other end of the
[0055]
Next, the
The opening of the
The
[0056]
A method for controlling the opening of the
The
In a normal state (when there is no input of a signal from the waste
For example, by operating the
[0057]
Here, a case is considered where the opening
In this embodiment, the
On the other hand, even when the opening
[0058]
In this embodiment, the opening degree of the
In this embodiment, the wire
[0059]
Next, consider the case where the amount of straw (grain stalk) conveyed to the rear of the machine by the
As shown in FIG. 11, when the amount of the straw (grain stalk) conveyed to the rear of the machine by the
Therefore, as shown in FIG. 12, the
When the
[0060]
As described above, the
Further, the
Further, the
[0061]
Subsequently, the
By changing the position where the straw conveyed by the
The
[0062]
The
The lower end of the
[0063]
The
[0064]
The sliding
[0065]
The
A
[0066]
With the configuration described above, when the grain stalk is not being conveyed by the
[0067]
Next, a method of sliding the
The sliding
[0068]
The
A distal end portion of a
[0069]
When a switching lever (not shown) provided in the
Therefore, the sliding
[0070]
With the above-described configuration, the position at which the sliding
[0071]
Next, a method of attaching the auger rotating motor will be described with reference to FIG.
The
With the above configuration, when the auger rotating motor is driven to rotate, the upper auger pipe turns with respect to the
At this time, since the
[0072]
Next, the adjustment of the gap between the receiving
The gap between the receiving
In the present embodiment, the support portion of the receiving
[0073]
【The invention's effect】
The present invention is configured as described above, and has the following effects.
[0074]
That is, as shown in
An interlocking mechanism that interlocks the shutter, the waste amount detection mechanism, and the actuator that is provided at the chaff sheave and Karin suction port is provided on the side of the selection unit and near the chaff sheave opening change mechanism, and the interlocking mechanism and the waste amount detection mechanism , The interlocking mechanism and the chaff sheave, and the interlocking mechanism and the Karino shutter are each connected by a single wire to transmit the amount of operation, so that the opening of the chaff sheave and the Karino shutter can be adjusted. It is possible to shorten the total length of the wire and reduce the total weight of the components related to the opening adjustment. In addition, there is no part where two or more wires arranged along the side of the sorting part overlap over a long length, and it is possible to prevent straw chips etc. from being caught on the wire or fine dust accumulating on the wire. It is possible to do.
[0075]
According to a second aspect of the present invention, the interlocking mechanism includes an opening degree setting body whose rotation angle is changed via an actuator according to a signal from a controller, and a straw amount driven by the operation of the straw amount detection mechanism. With the body, the operation of the interlock mechanism by the controller and the operation of the interlock mechanism by the waste amount detection mechanism can be performed separately, and the opening of the chaff sheave and the opening of the Karamin shutter can be adjusted. Can be performed with high accuracy according to the use situation.
[0076]
According to a third aspect of the present invention, the controller sets the opening based on one or both of information from an operating means provided in a cab and information from a sensor for detecting an amount of the workpiece on the chaff sheave. Since the rotation angle of the body is set, the operation of the interlock mechanism by the controller can be accurately adjusted according to the use situation.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a left side view of a combine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of a combine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a right side view of the combine according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a front view of a combine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a schematic left side view of a threshing unit and a sorting unit.
FIG. 6 is a rear cross-sectional view of the threshing unit and the sorting unit.
FIG. 7 is a schematic diagram showing a sensor.
FIG. 8 is a rear cross-sectional view of the threshing unit and the sorting unit.
FIG. 9 is a schematic view showing a sensor.
FIG. 10 is a block diagram relating to an opening adjustment mechanism of a chaff sheave and a Karamin shutter;
FIG. 11 is a schematic view showing an opening adjustment mechanism of a chaff sheave and a Karamin shutter;
FIG. 12 is a diagram showing an interlocking mechanism.
FIG. 13 is a side view showing the waste switching device.
14 is a plan view showing the straw switching device viewed from the direction of arrow E. FIG.
FIG. 15 is a side view showing the straw switching device viewed from the direction of arrow D.
FIG. 16 is a sectional plan view showing a motor mounting member.
[Explanation of symbols]
14 cab
17 Sorting Department
27 Swing sorting device
33 Chaff Sheave
51 sensors
141a ・ 141b Karamin Shutter
142 chaff sheave interlocking wire
147 Waste wire detection wire
148 Karamin shutter interlocking wire
165 controller
166 Harvest switch (operation means)
167 Sorting adjustment dial (operation means)
170 Chaff sheave opening change mechanism
172 Waste straw amount detection mechanism
173 Linkage mechanism
183 motor
185 Opening operation arm
189 Opening setting body
201 Combine
Claims (3)
チャフシーブと唐箕吸入口に設けるシャッタと排藁量検出機構とアクチュエータを連動連結する連動機構を選別部の側面、かつチャフシーブ開度変更機構の近傍となる位置に設け、連動機構と排藁量検出機構との間、連動機構とチャフシーブとの間、連動機構と唐箕シャッタとの間、をそれぞれ一本のワイヤで接続して作動量を伝達することを特徴とするコンバイン。In the combine that adjusts the opening of the chaff sheave provided in the swing sorting device according to the threshing processing amount,
An interlocking mechanism that interlocks and connects the shutter, waste amount detection mechanism, and actuator provided at the chaff sheave and Karino suction port is provided on the side of the selection unit and near the chaff sheave opening change mechanism, and the interlocking mechanism and the waste amount detection mechanism are provided. And a link between the interlocking mechanism and the chaff sheave, and between the interlocking mechanism and the Karaoke shutter, each of which is connected by a single wire to transmit an operation amount.
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