JP2004274375A - 無線携帯移動機 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者に効率的なコミュニケーションを提供する無線携帯移動機を提供する。
【解決手段】通話または電子メール送信失敗時に、無線送受信部101は通信に失敗したことを制御部103に通知し、制御部103は一定時間後に通信を切断し、同一登録番号再検索手段105を使用して、電話帳メモリ107に同一の通信相手先として記憶されている電話番号もしくは電子メールアドレスを検索し、表示部104に、別の電話番号もしくは電子メールによる通信が可能であることを案内する表示を行う。使用者は、この案内に従って操作部102を操作することにより、効率よく別の通信手段によるコミュニケーションを行うことが可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】通話または電子メール送信失敗時に、無線送受信部101は通信に失敗したことを制御部103に通知し、制御部103は一定時間後に通信を切断し、同一登録番号再検索手段105を使用して、電話帳メモリ107に同一の通信相手先として記憶されている電話番号もしくは電子メールアドレスを検索し、表示部104に、別の電話番号もしくは電子メールによる通信が可能であることを案内する表示を行う。使用者は、この案内に従って操作部102を操作することにより、効率よく別の通信手段によるコミュニケーションを行うことが可能となる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線携帯移動機に関するものであり、特に同一の登録番号に対して複数の電話番号および電子メールアドレスを登録できる電話帳メモリを有する場合、通話または電子メール送信失敗時に速やかに同一の登録番号に登録されている他の電話番号または電子メールアドレスを電話帳メモリから呼び出すことで使用者に効率的なコミュニケーションを提供する無線携帯移動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
無線携帯移動機を使用して、通話や電子メールの送受信に代表される無線通信を実行しようとしても、通信失敗に終わってしまうケースがある。原因としては複雑なところもあるが、主として2つ考えられる。
【0003】
1番目としては無線通信の環境そのものに関する悪条件である。周囲の建築物の立地状況、無線通信可能な圏内に居るかどうか、といった環境に伴う諸条件が良くないと、移動局−基地局間の電波状況の悪化に繋がり、結果として通信失敗に陥る。
【0004】
2番目としては相手先が無線携帯移動機の電話番号や電子メールのアドレスを変更していた場合(特に「迷惑メール」の対策としての意味合いが強い)である。この場合、相手が前の電話番号もしくは電子メールのアドレスを使用していなければ当然通信失敗になる。
【0005】
しかし、通信失敗になったとしても用件を伝えておきたいと思うのであれば、使用者は再度上記の無線通信を行うことになり、同じ電話番号もしくは同じ電子メールアドレスを繰り返し入力することになる。ここで無線通信を行う従来の無線携帯移動機の通信方式一般例を図6を参照して説明する。
【0006】
図6において、無線送受信部601は、無線携帯移動機における通話および電子メールデータを含めた無線情報の送受信を行う。制御部603では電話の発着信および電子メールの送受信を制御する。操作部602は、電話の発着信および電子メールの送受信を含む使用者の操作を制御部603に通知する。使用者が操作部602から通信する相手の電話帳データを呼び出す操作がなされた場合、制御部603は情報記憶装置605内に設けた電話帳メモリ606から表示部604に通信する相手の電話帳データを表示し、使用者は電話の発信または電子メールの送信操作に移行する。ここで、通信が失敗した際、制御部603は一定時間後通信を切断する。その後、使用者は再び通信したい場合、電話帳メモリ606からの呼び出し操作をする。
【0007】
しかしながら、このような無線携帯移動機の通信方法においては、次のような課題がある。第1の課題は、無線携帯移動機において、発信や電子メールの送信が失敗し、同一登録番号の他の電話番号または電子メールに対して通信したい際は、通信したい相手の電話帳メモリから再び検索しなければいけないので使用者の操作の手間がかかることである。
【0008】
第2の課題は、無線携帯移動機において上述の理由により、使用者の操作が繰り返されるので消費電流の増加につながることである。
【0009】
第3の課題は、無線携帯移動機において、発信や電子メールの送信が失敗し、同一の相手に対して通信を行いたいが、電話帳メモリからの検索を始めからしなければいけないため通信相手の間違いが生じてしまう恐れがあることである。
【0010】
上記の課題を克服する1つの方法としては、通信失敗に陥っても通信接続の繰り返し処理を自動化できるようにすればよい。実際、この自動化を可能にした従来技術が存在する。
【0011】
例えば、特許文献1、2に記載の技術は、前述した通信失敗の原因の1番目を鑑みたものであり、通信失敗になっても通信接続が可能になる状態を見極めてから再度通信接続を行うといった形で通信接続の自動化を可能としている。
【0012】
一方、前述した通信失敗の原因の2番目を鑑みた技術としては例えば、不適切なメールアドレスでメールの送信が失敗した場合に、その相手から受信済みのメールからメールアドレスを抽出し、再送信の際の候補となるメールアドレス一覧を表示する形で通信接続の自動化を可能としているものがある。
【0013】
【特許文献1】
特開2001−077939号公報
【特許文献2】
特開平07−322354号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
最近では目的用途に応じて複数の電話番号、電子メールアドレスを使い分けている人達が多いので、それらを電話帳メモリに格納しておけば、ある通信接続で失敗になっても、別の連絡先を選択することで通信接続の自動化を従来例より簡単に行うことができる。本発明は、そのような別の連絡先を瞬時に電話帳メモリから検索して通信接続を行い、使用者が効率的なコミュニケーションを行える無線携帯移動機を提供することを目的とする。
【0015】
また、別の連絡先を選ぶにあたり、適当な判断基準を設定することで使用者がより効率的なコミュニケーションを行える無線携帯移動機を提供することを目的とする。この判断基準としては、無線通信接続のときに過去に呼び出された回数を採り上げ、呼び出し回数の多い連絡先を優先的に表示し、使用者に選択させることで効率性を高めている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を解決するため、請求項1に記載の発明は、接続先と無線通信接続を行い、所定の無線情報を送受信する無線携帯移動機であって、無線携帯移動機に備わる各手段の一連の動作処理を制御し、制御するための制御情報もしくは無線情報もしくはその他無線通信接続に関する種々の情報を各手段に送受信する制御手段と、接続先より受信する無線情報を制御手段に送信し、制御手段より受信する制御情報もしくは無線情報を接続先に送信して、無線情報の送受信を行う無線送受信手段と、無線情報もしくは制御手段の制御に伴う制御情報の入力に対し、制御手段に無線情報もしくはその他無線通信接続に関する種々の入力情報を送信する入力手段と、制御手段より受信する無線情報もしくは接続先と無線通信接続を行うための接続先に関する電話帳情報を記憶し、制御手段より受信する制御情報による制御に伴い、無線情報もしくは電話帳情報を送信する情報記憶手段と、制御手段より受信する制御情報の制御に伴い、制御手段より受信する無線情報もしくは電話帳情報もしくはその他無線通信接続に関する種々の表示情報を表示する表示手段と、制御手段より受信する制御情報による制御に伴い、情報記憶手段に記憶されている電話帳情報を検索し、対応する検索結果を制御手段に送信する同一登録番号再検索手段とを有することを特徴とする。
【0017】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、無線送受信手段が、無線情報を接続先に送信することができず、接続先との無線通信接続が失敗したときに、制御手段は、同一登録番号再検索手段に制御情報を送信して制御を行い、同一登録番号再検索手段は、情報記憶手段に記憶されている電話帳情報を検索し、対応する検索結果を制御手段に送信し、制御手段は、検索結果を表示手段に送信し、表示手段は、検索結果を表示することで、入力手段による所定の入力を促すことを特徴とする。
【0018】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、情報記憶手段は、同一の接続先との無線通信接続を行う際に利用されることになる電話帳情報が過去に利用された回数を表す呼び出し回数に関する呼び出し回数情報をさらに記憶しており、同一登録番号再検索手段は、情報記憶手段に記憶されている呼び出し回数情報をも検索し、対応する検索結果を制御手段に送信することを特徴とする。
【0019】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、無線送受信手段が、無線情報を接続先に送信することができず、接続先との無線通信接続が失敗したときに、制御手段は、同一登録番号再検索手段に制御情報を送信して制御を行い、同一登録番号再検索手段は、情報記憶手段に記憶されている電話帳情報および呼び出し回数情報を検索し、対応する検索結果を制御手段に送信し、制御手段は、検索結果を表示手段に送信し、表示手段は、呼び出し回数情報に基づき、検索結果を表示することで、入力手段による所定の入力を促すことを特徴とする。
【0020】
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか1項に記載の発明において、無線情報は接続先との通話内容を表す通話情報であり、電話帳情報は接続先と通話するための電話番号であることを特徴とする。
【0021】
請求項6に記載の発明は、請求項1から4の何れか1項に記載の発明において、無線情報は接続先への電子メールとしての文書情報であり、電話帳情報は接続先と電子メールを送受信するための電子メールアドレスであることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0023】
<実施の形態1の構成>
まず図1において、実施の形態1の無線携帯移動機の構成を説明する。
【0024】
無線送受信部101は、無線携帯移動機における通話および電子メールデータを含めた無線情報の送受信を行う。
【0025】
操作部102は、電話の発着信および電子メールの送受信を含む使用者の操作を制御部103に通知する。
【0026】
制御部103は電話の発着信および電子メールの送受信に関する一連の動作を制御する。
【0027】
表示部104は、通信する相手の電話帳データを表示する。
【0028】
同一登録番号再検索手段105は、通信失敗時に電話帳メモリ107に格納されている電話帳データを再検索する。
【0029】
情報記憶装置106は、通信処理における一連のデータを格納する箇所であり、電話帳メモリ107を有する。
【0030】
電話帳メモリ107は、通信する相手の電話帳データを格納する箇所であり、情報記憶装置106内に設けられる。本実施形態において電話帳データとしては、通信相手の「登録番号」、「名前」、「電話番号」、「メールアドレス」を扱っており、「電話番号」、「メールアドレス」は複数登録されているものとする。
【0031】
使用者が操作部102から通信する相手の電話帳データを呼び出す操作がなされた場合、制御部103は情報記憶装置106内に設けた電話帳メモリ107から表示部104に通信する相手の電話帳データを表示し、使用者は電話の発信または、電子メールの送信操作に移行する。
【0032】
ここで、通信が失敗した際、無線送受信部101は通信に失敗したことを制御部103に通知し、制御部103は一定時間後に通信を切断し、同一登録番号再検索手段105を使用して、電話帳メモリ107に同一の通信相手先として記憶されている電話番号もしくは電子メールアドレスを検索し、表示部104に、別の電話番号もしくは電子メールによる通信が可能であることを案内する表示を行う。使用者は、この案内に従って操作部102を操作することにより、効率よく別の通信手段によるコミュニケーションを行うことが可能となる。
【0033】
図2を参照すると、図1における構成にて、実施の形態1の無線携帯移動機を使用した例が示されている。図2において、電話帳データ201は、図1の電話帳メモリ107に登録されている特定の通信相手の電話帳データである。発信画面202は、電話帳データ201から電話したい登録電話番号を読み出して、図1の表示部104に表示し無線通信状態に移行する例である。
【0034】
この際、発信に失敗したとする(203)と、無線送受信部101は制御部103に通知し一定時間後、通話が自動的に遮断される。すると、制御部103は、同一登録番号再検索手段105を使って電話帳メモリ107から通話に失敗した相手の登録番号に登録されている他の電話番号もしくは電子メールアドレスを検索し、案内画面例204を表示部104に表示する。この時、[YES]を選択することでその他の電話番号もしくは電子メールアドレスが表示部104に表示される。このようにして使用者は続けて通信動作に移行することが出来る。
【0035】
<実施の形態1の動作>
図3により、実施の形態1の動作をフローチャートで説明する。図3において、使用者が通信相手の電話帳メモリ呼び出し301を行うと図1の操作部102から制御部103に通知され、電話帳データ302が表示部104に表示される。使用者が通信操作303を行うと操作部102から制御部103に通知され無線送受信部101から無線通信され、304の条件判断で通信が成功すると通信305の状態にいき、使用者の通信切断操作に従って操作部102から制御部103に通知され通信切断306をする。
【0036】
もし、304の条件判断で通信が失敗すると、その通知が無線送受信部101から制御部103にされ一定時間後制御部103は通信を切断する(307)。ここで制御部103は同一登録番号再検索手段105による同一登録番号再検索308を行う。ここでは、制御部103が通信相手と同一の通信相手として登録されている電話帳メモリを呼び出し(310)、条件判断311で他の電話番号もしくは電子メールアドレスがなかった場合、その旨の通知(312)を行う。他の電話番号もしくは電子メールアドレスがあった場合、制御部103は情報記憶装置106内に設けた電話帳メモリ314(107)から取り出し、同一の通信相手として登録されている他の電話番号もしくは電子メールアドレスがあった旨を案内(315)表示する。
【0037】
使用者は、この案内に従って操作部102を操作することにより、通信を行わない場合はそのまま終了し、通信する場合は制御部103によって表示部104に電話帳データ表示(302)し、再び通信操作303からの通信処理に行くことで、効率よく別の通信手段によるコミュニケーションを行うことが可能となる。
【0038】
具体的には、使用者が通話や電子メールの送信に失敗した際に容易に、電話帳メモリから同一相手の他の登録電話番号または電子メールアドレスを読み出すことが出来るので使用者の手間を省くことが出来るので、操作性を向上させることが出来る。
【0039】
また、使用者が通話や電子メールの送信に失敗しても即時に他の登録電話番号や電子メールアドレスを読み出すので、電話帳メモリからの読み出しによる消費電流の増加を防ぐことが出来る。
【0040】
また、使用者が通信に失敗した際、同一相手の他の電話番号または電子メールアドレスを電話帳メモリから呼び出したいのに関わらず使用者の操作ミスにより相手を間違えるということを防ぐことができる。
【0041】
<実施の形態2の構成>
次に図4において、実施の形態2の無線携帯移動機の構成について説明する。実施の形態2は実施の形態1に対し、同一登録番号再検索手段105が別の通信手段を確保するための適当な判断基準を設定することで、より効率よく別の通信手段によるコミュニケーションを行うことを可能にしたものである。
【0042】
無線送受信部401は、無線携帯移動機における通話および電子メールデータを含めた無線情報の送受信を行う。
【0043】
操作部402は、電話の発着信および電子メールの送受信を含む使用者の操作を制御部403に通知する。
【0044】
制御部403では電話の発着信および電子メールの送受信に関する一連の動作を制御する。
【0045】
表示部404は、通信する相手の電話帳データを表示する。
【0046】
同一登録番号再検索手段405は、通信失敗時に電話帳メモリ407に格納されている電話帳データを再検索する。
【0047】
情報記憶装置406は、通信処理における一連のデータを格納する箇所であり、電話帳メモリ407、呼び出し回数格納408を有する。
【0048】
電話帳メモリ407は、通信する相手の電話帳データを格納する箇所であり、情報記憶装置406内に設けられる。本実施形態において電話帳データとしては、通信相手の「登録番号」、「名前」、「電話番号」、「メールアドレス」を扱っており、「電話番号」、「メールアドレス」は複数登録されているものとする。
【0049】
呼び出し回数格納408は、通信相手先の電話番号もしくは電子メールアドレスを呼び出した回数を格納している箇所であり、情報記憶装置406内に設けられる。
【0050】
使用者が操作部402から通信する相手の電話帳データを呼び出す操作がなされた場合、制御部403は情報記憶装置406内に設けた電話帳メモリ407から表示部404に通信する相手の電話帳データを表示し、使用者は通信操作に移行する。
【0051】
ここで、通信が失敗した際、無線送受信部401は通信に失敗したことを制御部403に通知し、制御部403は一定時間後に通信を切断し、同一登録番号再検索手段405を使用して、電話帳メモリ407に同一の通信相手先として記憶されている電話番号もしくは電子メールアドレスがあるかどうかを検索する。そしてあらかじめ同一の通信相手先として記憶されている電話番号もしくは電子メールアドレスの呼び出した回数が格納されている、呼び出し回数格納408から呼び出し回数の多い順に電話帳データを取り出し、表示部404に別の電話番号もしくは電子メールによる通信が可能であることの案内表示を行う。使用者は、この案内に従って操作部402を操作することにより、効率よく別の通信手段によるコミュニケーションを行うことが可能となる。
【0052】
<実施の形態2の動作>
図5により、実施の形態2の動作をフローチャートで説明する。図5において、使用者が通信相手の電話帳メモリ呼び出し501を行うと図4の操作部402から制御部403に通知され、電話帳データ502が表示部404に表示される。使用者が通信操作503を行うと操作部402から制御部403に通知され無線送受信部401から無線通信(505)され、使用者の通信切断操作がされると操作部402から制御部403に通知され通信切断(506)する。
【0053】
504で通信が失敗するとその通知が無線送受信部401から制御部403にされ一定時間後制御部403は通信を切断する(507)。ここで制御部403は同一登録番号再検索手段405による同一登録番号再検索508を行う。ここでは、制御部403が電話帳メモリ407から通信相手と同一の通信相手先として記憶されている電話帳メモリを呼び出し(510)、条件判断511で電話帳メモリに登録されているその他の電話番号もしくは電子メールアドレスがあるかどうかを検索し、なかったらその旨の通知(512)を行う。511で他の電話番号もしくは電子メールアドレスがあった場合、同一登録番号呼び出し処理513によってあらかじめ同一の通信相手先として記憶されている電話番号もしくは電子メールアドレスの中で呼び出した回数が情報記憶装置406内の呼び出し回数格納408に格納されており、制御部403は、呼び出した回数の多い順に電話番号もしくは電子メールアドレスを取り出し、表示部404に別の電話番号もしくは電子メールによる通信が可能であることを案内表示(514)する。
【0054】
使用者は、この案内に従って操作部402を操作することにより、通信をしない場合はそのまま処理を終了し、通信を行いたい場合、制御部403は表示部404に電話帳データ表示(502)し、503からの通信処理に移行することで、効率よく別の通信手段によるコミュニケーションを行うことが可能となる。
【0055】
具体的には、使用者が通話や電子メールの送信に失敗した際に容易に、電話帳メモリから同一相手の他の登録電話番号または電子メールアドレスを読み出すことが出来るので使用者の手間を省くことが出来るので、操作性を向上させることが出来る。この読み出しは呼び出し回数格納408に格納されている呼び出し回数を考慮しているので、実施の形態1の場合より容易である。
【0056】
また、使用者が通話や電子メールの送信に失敗しても即時に他の登録電話番号や電子メールアドレスを読み出すので、電話帳メモリからの読み出しによる消費電流の増加を防ぐことが出来る。
【0057】
また、使用者が通信に失敗した際、同一相手の他の電話番号または電子メールアドレスを電話帳メモリから呼び出したいのに関わらず使用者の操作ミスにより相手を間違えるということを防ぐことができる。
【0058】
【発明の効果】
本発明により、使用者が通話や電子メールの送信に失敗したときでも、別の連絡先を瞬時に電話帳メモリから検索し、通信接続の自動化を行う構成であるので、使用者は効率的なコミュニケーションを行える。
【0059】
また、別の連絡先を選ぶにあたり、適当な判断基準を設定することで使用者がより効率的なコミュニケーションを行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の無線携帯移動機の構成ブロック図である。
【図2】実施の形態1の使用例を示した図である。
【図3】実施の形態1の無線携帯移動機の動作処理である。
【図4】実施の形態2の無線携帯移動機の構成ブロック図である。
【図5】実施の形態2の無線携帯移動機の動作処理である。
【図6】従来の無線携帯移動機の構成ブロック図である。
【符号の説明】
101、401 無線送受信部
102、402 操作部
103、403 制御部
104、404 表示部
105、405 同一登録番号再検索手段
106、406 情報記憶装置
107、407 電話帳メモリ
408 呼び出し回数格納
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線携帯移動機に関するものであり、特に同一の登録番号に対して複数の電話番号および電子メールアドレスを登録できる電話帳メモリを有する場合、通話または電子メール送信失敗時に速やかに同一の登録番号に登録されている他の電話番号または電子メールアドレスを電話帳メモリから呼び出すことで使用者に効率的なコミュニケーションを提供する無線携帯移動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
無線携帯移動機を使用して、通話や電子メールの送受信に代表される無線通信を実行しようとしても、通信失敗に終わってしまうケースがある。原因としては複雑なところもあるが、主として2つ考えられる。
【0003】
1番目としては無線通信の環境そのものに関する悪条件である。周囲の建築物の立地状況、無線通信可能な圏内に居るかどうか、といった環境に伴う諸条件が良くないと、移動局−基地局間の電波状況の悪化に繋がり、結果として通信失敗に陥る。
【0004】
2番目としては相手先が無線携帯移動機の電話番号や電子メールのアドレスを変更していた場合(特に「迷惑メール」の対策としての意味合いが強い)である。この場合、相手が前の電話番号もしくは電子メールのアドレスを使用していなければ当然通信失敗になる。
【0005】
しかし、通信失敗になったとしても用件を伝えておきたいと思うのであれば、使用者は再度上記の無線通信を行うことになり、同じ電話番号もしくは同じ電子メールアドレスを繰り返し入力することになる。ここで無線通信を行う従来の無線携帯移動機の通信方式一般例を図6を参照して説明する。
【0006】
図6において、無線送受信部601は、無線携帯移動機における通話および電子メールデータを含めた無線情報の送受信を行う。制御部603では電話の発着信および電子メールの送受信を制御する。操作部602は、電話の発着信および電子メールの送受信を含む使用者の操作を制御部603に通知する。使用者が操作部602から通信する相手の電話帳データを呼び出す操作がなされた場合、制御部603は情報記憶装置605内に設けた電話帳メモリ606から表示部604に通信する相手の電話帳データを表示し、使用者は電話の発信または電子メールの送信操作に移行する。ここで、通信が失敗した際、制御部603は一定時間後通信を切断する。その後、使用者は再び通信したい場合、電話帳メモリ606からの呼び出し操作をする。
【0007】
しかしながら、このような無線携帯移動機の通信方法においては、次のような課題がある。第1の課題は、無線携帯移動機において、発信や電子メールの送信が失敗し、同一登録番号の他の電話番号または電子メールに対して通信したい際は、通信したい相手の電話帳メモリから再び検索しなければいけないので使用者の操作の手間がかかることである。
【0008】
第2の課題は、無線携帯移動機において上述の理由により、使用者の操作が繰り返されるので消費電流の増加につながることである。
【0009】
第3の課題は、無線携帯移動機において、発信や電子メールの送信が失敗し、同一の相手に対して通信を行いたいが、電話帳メモリからの検索を始めからしなければいけないため通信相手の間違いが生じてしまう恐れがあることである。
【0010】
上記の課題を克服する1つの方法としては、通信失敗に陥っても通信接続の繰り返し処理を自動化できるようにすればよい。実際、この自動化を可能にした従来技術が存在する。
【0011】
例えば、特許文献1、2に記載の技術は、前述した通信失敗の原因の1番目を鑑みたものであり、通信失敗になっても通信接続が可能になる状態を見極めてから再度通信接続を行うといった形で通信接続の自動化を可能としている。
【0012】
一方、前述した通信失敗の原因の2番目を鑑みた技術としては例えば、不適切なメールアドレスでメールの送信が失敗した場合に、その相手から受信済みのメールからメールアドレスを抽出し、再送信の際の候補となるメールアドレス一覧を表示する形で通信接続の自動化を可能としているものがある。
【0013】
【特許文献1】
特開2001−077939号公報
【特許文献2】
特開平07−322354号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
最近では目的用途に応じて複数の電話番号、電子メールアドレスを使い分けている人達が多いので、それらを電話帳メモリに格納しておけば、ある通信接続で失敗になっても、別の連絡先を選択することで通信接続の自動化を従来例より簡単に行うことができる。本発明は、そのような別の連絡先を瞬時に電話帳メモリから検索して通信接続を行い、使用者が効率的なコミュニケーションを行える無線携帯移動機を提供することを目的とする。
【0015】
また、別の連絡先を選ぶにあたり、適当な判断基準を設定することで使用者がより効率的なコミュニケーションを行える無線携帯移動機を提供することを目的とする。この判断基準としては、無線通信接続のときに過去に呼び出された回数を採り上げ、呼び出し回数の多い連絡先を優先的に表示し、使用者に選択させることで効率性を高めている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を解決するため、請求項1に記載の発明は、接続先と無線通信接続を行い、所定の無線情報を送受信する無線携帯移動機であって、無線携帯移動機に備わる各手段の一連の動作処理を制御し、制御するための制御情報もしくは無線情報もしくはその他無線通信接続に関する種々の情報を各手段に送受信する制御手段と、接続先より受信する無線情報を制御手段に送信し、制御手段より受信する制御情報もしくは無線情報を接続先に送信して、無線情報の送受信を行う無線送受信手段と、無線情報もしくは制御手段の制御に伴う制御情報の入力に対し、制御手段に無線情報もしくはその他無線通信接続に関する種々の入力情報を送信する入力手段と、制御手段より受信する無線情報もしくは接続先と無線通信接続を行うための接続先に関する電話帳情報を記憶し、制御手段より受信する制御情報による制御に伴い、無線情報もしくは電話帳情報を送信する情報記憶手段と、制御手段より受信する制御情報の制御に伴い、制御手段より受信する無線情報もしくは電話帳情報もしくはその他無線通信接続に関する種々の表示情報を表示する表示手段と、制御手段より受信する制御情報による制御に伴い、情報記憶手段に記憶されている電話帳情報を検索し、対応する検索結果を制御手段に送信する同一登録番号再検索手段とを有することを特徴とする。
【0017】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、無線送受信手段が、無線情報を接続先に送信することができず、接続先との無線通信接続が失敗したときに、制御手段は、同一登録番号再検索手段に制御情報を送信して制御を行い、同一登録番号再検索手段は、情報記憶手段に記憶されている電話帳情報を検索し、対応する検索結果を制御手段に送信し、制御手段は、検索結果を表示手段に送信し、表示手段は、検索結果を表示することで、入力手段による所定の入力を促すことを特徴とする。
【0018】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、情報記憶手段は、同一の接続先との無線通信接続を行う際に利用されることになる電話帳情報が過去に利用された回数を表す呼び出し回数に関する呼び出し回数情報をさらに記憶しており、同一登録番号再検索手段は、情報記憶手段に記憶されている呼び出し回数情報をも検索し、対応する検索結果を制御手段に送信することを特徴とする。
【0019】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、無線送受信手段が、無線情報を接続先に送信することができず、接続先との無線通信接続が失敗したときに、制御手段は、同一登録番号再検索手段に制御情報を送信して制御を行い、同一登録番号再検索手段は、情報記憶手段に記憶されている電話帳情報および呼び出し回数情報を検索し、対応する検索結果を制御手段に送信し、制御手段は、検索結果を表示手段に送信し、表示手段は、呼び出し回数情報に基づき、検索結果を表示することで、入力手段による所定の入力を促すことを特徴とする。
【0020】
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか1項に記載の発明において、無線情報は接続先との通話内容を表す通話情報であり、電話帳情報は接続先と通話するための電話番号であることを特徴とする。
【0021】
請求項6に記載の発明は、請求項1から4の何れか1項に記載の発明において、無線情報は接続先への電子メールとしての文書情報であり、電話帳情報は接続先と電子メールを送受信するための電子メールアドレスであることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0023】
<実施の形態1の構成>
まず図1において、実施の形態1の無線携帯移動機の構成を説明する。
【0024】
無線送受信部101は、無線携帯移動機における通話および電子メールデータを含めた無線情報の送受信を行う。
【0025】
操作部102は、電話の発着信および電子メールの送受信を含む使用者の操作を制御部103に通知する。
【0026】
制御部103は電話の発着信および電子メールの送受信に関する一連の動作を制御する。
【0027】
表示部104は、通信する相手の電話帳データを表示する。
【0028】
同一登録番号再検索手段105は、通信失敗時に電話帳メモリ107に格納されている電話帳データを再検索する。
【0029】
情報記憶装置106は、通信処理における一連のデータを格納する箇所であり、電話帳メモリ107を有する。
【0030】
電話帳メモリ107は、通信する相手の電話帳データを格納する箇所であり、情報記憶装置106内に設けられる。本実施形態において電話帳データとしては、通信相手の「登録番号」、「名前」、「電話番号」、「メールアドレス」を扱っており、「電話番号」、「メールアドレス」は複数登録されているものとする。
【0031】
使用者が操作部102から通信する相手の電話帳データを呼び出す操作がなされた場合、制御部103は情報記憶装置106内に設けた電話帳メモリ107から表示部104に通信する相手の電話帳データを表示し、使用者は電話の発信または、電子メールの送信操作に移行する。
【0032】
ここで、通信が失敗した際、無線送受信部101は通信に失敗したことを制御部103に通知し、制御部103は一定時間後に通信を切断し、同一登録番号再検索手段105を使用して、電話帳メモリ107に同一の通信相手先として記憶されている電話番号もしくは電子メールアドレスを検索し、表示部104に、別の電話番号もしくは電子メールによる通信が可能であることを案内する表示を行う。使用者は、この案内に従って操作部102を操作することにより、効率よく別の通信手段によるコミュニケーションを行うことが可能となる。
【0033】
図2を参照すると、図1における構成にて、実施の形態1の無線携帯移動機を使用した例が示されている。図2において、電話帳データ201は、図1の電話帳メモリ107に登録されている特定の通信相手の電話帳データである。発信画面202は、電話帳データ201から電話したい登録電話番号を読み出して、図1の表示部104に表示し無線通信状態に移行する例である。
【0034】
この際、発信に失敗したとする(203)と、無線送受信部101は制御部103に通知し一定時間後、通話が自動的に遮断される。すると、制御部103は、同一登録番号再検索手段105を使って電話帳メモリ107から通話に失敗した相手の登録番号に登録されている他の電話番号もしくは電子メールアドレスを検索し、案内画面例204を表示部104に表示する。この時、[YES]を選択することでその他の電話番号もしくは電子メールアドレスが表示部104に表示される。このようにして使用者は続けて通信動作に移行することが出来る。
【0035】
<実施の形態1の動作>
図3により、実施の形態1の動作をフローチャートで説明する。図3において、使用者が通信相手の電話帳メモリ呼び出し301を行うと図1の操作部102から制御部103に通知され、電話帳データ302が表示部104に表示される。使用者が通信操作303を行うと操作部102から制御部103に通知され無線送受信部101から無線通信され、304の条件判断で通信が成功すると通信305の状態にいき、使用者の通信切断操作に従って操作部102から制御部103に通知され通信切断306をする。
【0036】
もし、304の条件判断で通信が失敗すると、その通知が無線送受信部101から制御部103にされ一定時間後制御部103は通信を切断する(307)。ここで制御部103は同一登録番号再検索手段105による同一登録番号再検索308を行う。ここでは、制御部103が通信相手と同一の通信相手として登録されている電話帳メモリを呼び出し(310)、条件判断311で他の電話番号もしくは電子メールアドレスがなかった場合、その旨の通知(312)を行う。他の電話番号もしくは電子メールアドレスがあった場合、制御部103は情報記憶装置106内に設けた電話帳メモリ314(107)から取り出し、同一の通信相手として登録されている他の電話番号もしくは電子メールアドレスがあった旨を案内(315)表示する。
【0037】
使用者は、この案内に従って操作部102を操作することにより、通信を行わない場合はそのまま終了し、通信する場合は制御部103によって表示部104に電話帳データ表示(302)し、再び通信操作303からの通信処理に行くことで、効率よく別の通信手段によるコミュニケーションを行うことが可能となる。
【0038】
具体的には、使用者が通話や電子メールの送信に失敗した際に容易に、電話帳メモリから同一相手の他の登録電話番号または電子メールアドレスを読み出すことが出来るので使用者の手間を省くことが出来るので、操作性を向上させることが出来る。
【0039】
また、使用者が通話や電子メールの送信に失敗しても即時に他の登録電話番号や電子メールアドレスを読み出すので、電話帳メモリからの読み出しによる消費電流の増加を防ぐことが出来る。
【0040】
また、使用者が通信に失敗した際、同一相手の他の電話番号または電子メールアドレスを電話帳メモリから呼び出したいのに関わらず使用者の操作ミスにより相手を間違えるということを防ぐことができる。
【0041】
<実施の形態2の構成>
次に図4において、実施の形態2の無線携帯移動機の構成について説明する。実施の形態2は実施の形態1に対し、同一登録番号再検索手段105が別の通信手段を確保するための適当な判断基準を設定することで、より効率よく別の通信手段によるコミュニケーションを行うことを可能にしたものである。
【0042】
無線送受信部401は、無線携帯移動機における通話および電子メールデータを含めた無線情報の送受信を行う。
【0043】
操作部402は、電話の発着信および電子メールの送受信を含む使用者の操作を制御部403に通知する。
【0044】
制御部403では電話の発着信および電子メールの送受信に関する一連の動作を制御する。
【0045】
表示部404は、通信する相手の電話帳データを表示する。
【0046】
同一登録番号再検索手段405は、通信失敗時に電話帳メモリ407に格納されている電話帳データを再検索する。
【0047】
情報記憶装置406は、通信処理における一連のデータを格納する箇所であり、電話帳メモリ407、呼び出し回数格納408を有する。
【0048】
電話帳メモリ407は、通信する相手の電話帳データを格納する箇所であり、情報記憶装置406内に設けられる。本実施形態において電話帳データとしては、通信相手の「登録番号」、「名前」、「電話番号」、「メールアドレス」を扱っており、「電話番号」、「メールアドレス」は複数登録されているものとする。
【0049】
呼び出し回数格納408は、通信相手先の電話番号もしくは電子メールアドレスを呼び出した回数を格納している箇所であり、情報記憶装置406内に設けられる。
【0050】
使用者が操作部402から通信する相手の電話帳データを呼び出す操作がなされた場合、制御部403は情報記憶装置406内に設けた電話帳メモリ407から表示部404に通信する相手の電話帳データを表示し、使用者は通信操作に移行する。
【0051】
ここで、通信が失敗した際、無線送受信部401は通信に失敗したことを制御部403に通知し、制御部403は一定時間後に通信を切断し、同一登録番号再検索手段405を使用して、電話帳メモリ407に同一の通信相手先として記憶されている電話番号もしくは電子メールアドレスがあるかどうかを検索する。そしてあらかじめ同一の通信相手先として記憶されている電話番号もしくは電子メールアドレスの呼び出した回数が格納されている、呼び出し回数格納408から呼び出し回数の多い順に電話帳データを取り出し、表示部404に別の電話番号もしくは電子メールによる通信が可能であることの案内表示を行う。使用者は、この案内に従って操作部402を操作することにより、効率よく別の通信手段によるコミュニケーションを行うことが可能となる。
【0052】
<実施の形態2の動作>
図5により、実施の形態2の動作をフローチャートで説明する。図5において、使用者が通信相手の電話帳メモリ呼び出し501を行うと図4の操作部402から制御部403に通知され、電話帳データ502が表示部404に表示される。使用者が通信操作503を行うと操作部402から制御部403に通知され無線送受信部401から無線通信(505)され、使用者の通信切断操作がされると操作部402から制御部403に通知され通信切断(506)する。
【0053】
504で通信が失敗するとその通知が無線送受信部401から制御部403にされ一定時間後制御部403は通信を切断する(507)。ここで制御部403は同一登録番号再検索手段405による同一登録番号再検索508を行う。ここでは、制御部403が電話帳メモリ407から通信相手と同一の通信相手先として記憶されている電話帳メモリを呼び出し(510)、条件判断511で電話帳メモリに登録されているその他の電話番号もしくは電子メールアドレスがあるかどうかを検索し、なかったらその旨の通知(512)を行う。511で他の電話番号もしくは電子メールアドレスがあった場合、同一登録番号呼び出し処理513によってあらかじめ同一の通信相手先として記憶されている電話番号もしくは電子メールアドレスの中で呼び出した回数が情報記憶装置406内の呼び出し回数格納408に格納されており、制御部403は、呼び出した回数の多い順に電話番号もしくは電子メールアドレスを取り出し、表示部404に別の電話番号もしくは電子メールによる通信が可能であることを案内表示(514)する。
【0054】
使用者は、この案内に従って操作部402を操作することにより、通信をしない場合はそのまま処理を終了し、通信を行いたい場合、制御部403は表示部404に電話帳データ表示(502)し、503からの通信処理に移行することで、効率よく別の通信手段によるコミュニケーションを行うことが可能となる。
【0055】
具体的には、使用者が通話や電子メールの送信に失敗した際に容易に、電話帳メモリから同一相手の他の登録電話番号または電子メールアドレスを読み出すことが出来るので使用者の手間を省くことが出来るので、操作性を向上させることが出来る。この読み出しは呼び出し回数格納408に格納されている呼び出し回数を考慮しているので、実施の形態1の場合より容易である。
【0056】
また、使用者が通話や電子メールの送信に失敗しても即時に他の登録電話番号や電子メールアドレスを読み出すので、電話帳メモリからの読み出しによる消費電流の増加を防ぐことが出来る。
【0057】
また、使用者が通信に失敗した際、同一相手の他の電話番号または電子メールアドレスを電話帳メモリから呼び出したいのに関わらず使用者の操作ミスにより相手を間違えるということを防ぐことができる。
【0058】
【発明の効果】
本発明により、使用者が通話や電子メールの送信に失敗したときでも、別の連絡先を瞬時に電話帳メモリから検索し、通信接続の自動化を行う構成であるので、使用者は効率的なコミュニケーションを行える。
【0059】
また、別の連絡先を選ぶにあたり、適当な判断基準を設定することで使用者がより効率的なコミュニケーションを行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の無線携帯移動機の構成ブロック図である。
【図2】実施の形態1の使用例を示した図である。
【図3】実施の形態1の無線携帯移動機の動作処理である。
【図4】実施の形態2の無線携帯移動機の構成ブロック図である。
【図5】実施の形態2の無線携帯移動機の動作処理である。
【図6】従来の無線携帯移動機の構成ブロック図である。
【符号の説明】
101、401 無線送受信部
102、402 操作部
103、403 制御部
104、404 表示部
105、405 同一登録番号再検索手段
106、406 情報記憶装置
107、407 電話帳メモリ
408 呼び出し回数格納
Claims (6)
- 接続先と無線通信接続を行い、所定の無線情報を送受信する無線携帯移動機であって、
前記無線携帯移動機に備わる各手段の一連の動作処理を制御し、制御するための制御情報もしくは前記無線情報もしくはその他無線通信接続に関する種々の情報を各手段に送受信する制御手段と、
接続先より受信する前記無線情報を前記制御手段に送信し、前記制御手段より受信する前記制御情報もしくは前記無線情報を接続先に送信して、前記無線情報の送受信を行う無線送受信手段と、
前記無線情報もしくは前記制御手段の制御に伴う前記制御情報の入力に対し、前記制御手段に前記無線情報もしくはその他無線通信接続に関する種々の入力情報を送信する入力手段と、
前記制御手段より受信する前記無線情報もしくは接続先と無線通信接続を行うための接続先に関する電話帳情報を記憶し、前記制御手段より受信する前記制御情報による制御に伴い、前記無線情報もしくは前記電話帳情報を送信する情報記憶手段と、
前記制御手段より受信する前記制御情報の制御に伴い、前記制御手段より受信する前記無線情報もしくは前記電話帳情報もしくはその他無線通信接続に関する種々の表示情報を表示する表示手段と、
前記制御手段より受信する前記制御情報による制御に伴い、前記情報記憶手段に記憶されている前記電話帳情報を検索し、対応する検索結果を前記制御手段に送信する同一登録番号再検索手段とを有することを特徴とする無線携帯移動機。 - 前記無線送受信手段が、前記無線情報を接続先に送信することができず、接続先との無線通信接続が失敗したときに、前記制御手段は、前記同一登録番号再検索手段に前記制御情報を送信して制御を行い、前記同一登録番号再検索手段は、前記情報記憶手段に記憶されている前記電話帳情報を検索し、対応する検索結果を前記制御手段に送信し、前記制御手段は、前記検索結果を前記表示手段に送信し、前記表示手段は、前記検索結果を表示することで、前記入力手段による所定の入力を促すことを特徴とする請求項1に記載の無線携帯移動機。
- 前記情報記憶手段は、同一の接続先との無線通信接続を行う際に利用されることになる電話帳情報が過去に利用された回数を表す呼び出し回数に関する呼び出し回数情報をさらに記憶しており、
前記同一登録番号再検索手段は、前記情報記憶手段に記憶されている前記呼び出し回数情報をも検索し、対応する検索結果を前記制御手段に送信することを特徴とする請求項1に記載の無線携帯移動機。 - 前記無線送受信手段が、前記無線情報を接続先に送信することができず、接続先との無線通信接続が失敗したときに、前記制御手段は、前記同一登録番号再検索手段に前記制御情報を送信して制御を行い、前記同一登録番号再検索手段は、前記情報記憶手段に記憶されている前記電話帳情報および前記呼び出し回数情報を検索し、対応する検索結果を前記制御手段に送信し、前記制御手段は、前記検索結果を前記表示手段に送信し、前記表示手段は、前記呼び出し回数情報に基づき、前記検索結果を表示することで、前記入力手段による所定の入力を促すことを特徴とする請求項3に記載の無線携帯移動機。
- 前記無線情報は接続先との通話内容を表す通話情報であり、前記電話帳情報は接続先と通話するための電話番号であることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の無線携帯移動機。
- 前記無線情報は接続先への電子メールとしての文書情報であり、前記電話帳情報は接続先と電子メールを送受信するための電子メールアドレスであることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の無線携帯移動機。
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A02 | Decision of refusal |
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