JP2004273876A - 発熱体冷却装置、及びこれを備えたパワーエレクトロニクス装置 - Google Patents

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Yoshifumi Nakahama
敬文 中濱
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Abstract

【課題】ファンとヒートシンクとを有し、冷却能力を向上させた発熱体冷却装置、及びこれを備えたパワーエレクトロニクス装置を提供する。
【解決手段】発熱体冷却装置5には、複数の直線フィン1を備えたヒートシンク2に発熱体3を配し、直線フィン1の長手方向の一端に、軸流タイプのファン4が配されている。それぞれのファン4の中心4aに対向する直線フィン群の幅方向中央1aからファンブレード端4bに対向する直線フィン群の幅方向における端部分1bに向かうほど、フィン長手方向端部位置をファン4に近づくように配する。これにより、流れが、矢印Xで示すように、ファンブレード端4bに対向する端部分1bのフィン端部をよぎって流入するとき、乱れが生じやすくなり、フィン表面の熱伝達率が増加する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファンとヒートシンクとを有する発熱体冷却装置、及びこれを備えたパワーエレクトロニクス装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の発熱体冷却装置の構成例を示す断面図で、同図(b)は冷却媒体の流入側端部付近の断面を、同図(a)は同図(b)における矢視B(または矢視C)の断面を、また同図(c)は同図(b)における矢視Aの断面を示す。
【0003】
図4において、1は直線フィン、2は複数の直線フィン1を配したヒートシンク、3は素子などの発熱体、4は軸流タイプのファン、5はこれらからなる発熱体冷却装置である。
【0004】
同図に示すように、複数の直線フィン1を備えたヒートシンク2に発熱体3を配し、直線フィン1の長手方向片側に、軸流タイプのファン4を配した発熱体冷却装置5では、ファン4からの旋回成分を伴った流れが、複数の直線フィン1からなる直線フィン群に流入する。発熱体3からの熱は伝導により直線フィン群に伝わり、フィン1間を流れる空気に熱伝達する。
【0005】
なお、このような、複数の直線フィンを備えたヒートシンクに発熱体を配し、直線フィンの長手方向片側に、ファンを配した発熱体冷却装置は、例えば特許文献1にも記載されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−237992号公報(第3頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような発熱体冷却装置において、IBGTなどの素子発熱体の発熱密度は年々上昇しており、冷却能力をより強化することが求められる。
【0008】
そこで、本発明は、ファンとヒートシンクとを有し、冷却能力を向上させた発熱体冷却装置、及びこれを備えたパワーエレクトロニクス装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数の直線フィンを備えたヒートシンクに発熱体を配した発熱体冷却装置において、直線フィンの長手方向の少なくとも片側に、一つもしくは複数の軸流タイプもしくは斜流タイプのファンを配し、ファン中心に対向する直線フィン群の中央からファンブレード端に対向する直線フィン群の幅方向における端部分に向かうほどフィン長手方向端部位置をファンに近づくように配したことを特徴とする。
【0010】
このように、ファン中心に対向する直線フィンの中央からファンブレード端に対向する直線フィン群の幅方向における端部分に向かうほどフィン長手方向端部位置をファンに近づくように配することにより、流れがファンブレード端に対向する部分のフィン端部をよぎって流入するとき、乱れが生じやすくなり、フィン表面の熱伝達率が増加する。
【0011】
ここで、複数の直線フィンの代わりに、複数のピンフィンを備えたヒートシンクに発熱体を配した発熱体冷却装置においても、同様に、ピンフィン群の、ファンに対向する中央から両端に向かうほどファン側のピンフィン端部位置をファンに近づくように配したものとすることができる。
【0012】
また、本発明は、複数の直線フィンを備えたヒートシンクに発熱体を配した発熱体冷却装置において、発熱体を配したヒートシンクのフィン根元部から、発熱体端部より冷却媒体の流れの上流側もしくは下流側または両方の側に向かい、フィンを先端側に略45°の角度で突出させることを特徴とする。
【0013】
このように、発熱体を配したヒートシンクのフィン根元部から、発熱部端部より冷却媒体の流れの上流側もしくは下流側または両方の側に向かい、フィンを先端側に略45°の角度で突出させることにより、上流側においては上流側の発熱体端部から約45°の方向にまで広がって熱伝導するため、フィン先端側まで熱伝導し、また流れがフィン端部をよぎって流入するとき、乱れが生じやすくなり、フィン表面の熱伝達率が増加する。下流側においては下流側の発熱体端部から約45°方向にまで広がって熱伝導し、流れはフィン外へ流出するため、通風抵抗が少なくなる。
【0014】
また、本発明に係るパワーエレクトロニクス装置は、上述のような発熱体冷却装置を備えたことを特徴とする。
【0015】
上述のような発熱体冷却装置を備えたことにより、冷却能力を向上させることができるので、パワーエレクトロニクス装置を小形化することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の図において、同符号は同一部分または対応部分を示す。
【0017】
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る発熱体冷却装置の構成を示す断面図で、従来例を示す図5の(c)に相当する位置の断面図である。
【0018】
図1に示すように、この実施形態の発熱体冷却装置5には、平行に配列された複数の直線フィン1を備えたヒートシンク2に発熱体3を配する。直線フィン1の長手方向の一端に、複数の軸流タイプもしくは斜流タイプのファン4が配されている。それぞれのファン4の中心4aに対向する直線フィン群の幅方向中央1aからファンブレード端4bに対向する直線フィン群の幅方向における端部分1bに向かうほど、フィン長手方向端部位置をファン4に近づくように、つまり1aを基準にV字の逆となるように配する。
【0019】
このように直線フィン1を配することにより、軸流タイプのファン4から流出する旋回速度成分をもった流れは、旋回成分が減衰してしまわないうちに、端部フィン1bに流入するため、図1に矢印Xで示すように、フィン端部をよぎって流入するとき乱れが生じやすくなり、フィン表面の熱伝達率が増加する。よって発熱素子3をより低い温度に冷却することができるようになる。
【0020】
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態は、上述の第1の実施形態における複数の直線フィンの代わりに、複数のピンフィンを配したものである。
【0021】
図2は本発明の第2の実施形態に係る発熱体冷却装置の構成を示す断面図で、図1の断面図に相当する位置の断面図である。
【0022】
すなわち、図2に示すように、この実施形態は、複数のピンフィン6を備えたヒートシンク7に発熱体3を配した発熱体冷却装置5において、ピンフィン群の一端に軸流タイプのファン4を配し、ピンフィン群の、ファン中央4aに対向する中央6aから両端6bに向かうほど、ファン側のピンフィン端部位置をファン4に近づくようにする。これにより、軸流タイプのファン4から流出する旋回速度成分をもった流れは、旋回成分が減衰してしまわないうちに、端部フィン6bに流入するため、図2に矢印Xで示すように、フィン端部をよぎって流入するとき乱れが生じやすくなり、第1の実施形態の場合と同様な効果が得られる。
【0023】
(第3の実施形態)
次に本発明の第3の実施形態について説明する。
【0024】
図3は、本発明の第3の実施形態の構成例を示す断面図で、同図(b)は冷却媒体の流入側端部付近の断面を、同図(a)は同図(b)における矢視B(または矢視C)の断面を、また同図(c)は同図(b)における矢視Aの断面を示す。
【0025】
図3に示すように、この実施形態は、複数の直線フィン1を備えたヒートシンク2に発熱体3を配した発熱体冷却装置5において、発熱体3を配したヒートシンク2のフィン根元部1eを、発熱体上流側端部3aより冷却媒体の流れの上流側に向かい、フィンを先端側に略45°で突出させる。同様に発熱体下流側端部3bより冷却媒体の流れの下流側に向かい、フィンを先端側に略45°で突出させる。
【0026】
このような構造にすることにより、発熱体3から約45°方向にまで広がって熱伝導するため、フィン先端側まで熱伝導する。そしてフィン上流側端部では流れが略45°に傾斜したフィン端部をよぎって流入するとき、乱れが生じやすくなり、フィン表面の熱伝達率が増加する。よって発熱素子をより低い温度に冷却することができるようになる。また、下流側でも同様に発熱体下流側端部3bから約45°方向にまで広がって熱伝導するため、フィン先端側まで熱伝導する。さらに流れがフィン群の外へ流出するため、通風抵抗が少なくなり、流量が増加し、熱伝達率が増え、発熱素子の温度が低くなる。
【0027】
(第4の実施形態)
次に本発明の第4の実施形態について説明する。この第4の実施形態は、上述の第1乃至第3の実施形態に係る発熱体冷却装置のいずれかを備えたパワーエレクトロニクス装置である。
【0028】
パワーエレクトロニクス装置において、上述のような構成の発熱体冷却装置を備えることにより、冷却能力を向上させることができるので、パワーエレクトロニクス装置を小形化することができる。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、ファンとヒートシンクを有する発熱体冷却装置の冷却能力を強化することができる。また、パワーエレクトロニクス装置を小形化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る発熱体冷却装置の構成を示す断面図。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る発熱体冷却装置の構成を示す断面図。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る発熱体冷却装置の構成を示す断面図。
【図4】従来の発熱体冷却装置の構成を示す断面図。
【符号の説明】
1…直線フィン
2、7…ヒートシンク
3…発熱体
4…ファン
5…発熱体冷却装置
6…ピンフィン

Claims (4)

  1. 複数の直線フィンを備えたヒートシンクに発熱体を配した発熱体冷却装置において、直線フィンの長手方向の少なくとも片側に、一つもしくは複数の軸流タイプもしくは斜流タイプのファンを配し、ファン中心に対向する直線フィン群の中央からファンブレード端に対向する直線フィン群の幅方向における端部分に向かうほどフィン長手方向端部位置をファンに近づくように配したことを特徴とする発熱体冷却装置。
  2. 複数のピンフィンを備えたヒートシンクに発熱体を配した発熱体冷却装置において、ピンフィン群の少なくとも一端に、一つもしくは複数の軸流タイプもしくは斜流タイプのファンを配し、ピンフィン群の、ファンに対向する中央から両端に向かうほどファン側のピンフィン端部位置をファンに近づくように配したことを特徴とする発熱体冷却装置。
  3. 複数の直線フィンを備えたヒートシンクに発熱体を配した発熱体冷却装置において、発熱体を配したヒートシンクのフィン根元部から、発熱体端部より冷却媒体の流れの上流側もしくは下流側または両方の側に向かい、フィンを先端側に略45°の角度で突出させることを特徴とする発熱体冷却装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発熱体冷却装置を備えたことを特徴とするパワーエレクトロニクス装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008140879A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Icom Inc 放熱フィンの冷却構造
JP2008235387A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Shindengen Electric Mfg Co Ltd 放熱構造を備えた電気電子機器装置
CN104333992A (zh) * 2014-11-21 2015-02-04 国家电网公司 输电线路监控设备悬挂式箱体装置

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