JP2004273447A - ディスプレイ部材の製造方法およびこれを用いたディスプレイ部材ならびにディスプレイ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基板に感光性ペーストを塗布し、該塗布膜を露光して高低差を有する隔壁パターンを形成するディスプレイ部材の製造方法であって、隔壁の高くなる部分に対応する塗布膜をあらかじめ露光する工程を含むことを特徴とするディスプレイ部材の製造方法。
【選択図】なし
Description
本発明のPDP用部材としての背面板に用いる基板としては、ソーダガラスの他にPDP用の高歪点ガラスである旭硝子社製の“PD200”や日本電気硝子社製の“PP8”等を用いることができる。
隔壁の高さは、80μm〜200μmが適している。80μm以上とすることで蛍光体とスキャン電極が近づきすぎるのを防ぎ、放電による蛍光体の劣化を防ぐことができる。また、200μm以下とすることで、スキャン電極での放電と蛍光体の距離を近づけ、十分な輝度を得ることができる。隔壁のピッチ(P)は、100μm≦P≦500μmのものがよく用いられる。また、高精細プラズマディスプレイとしては、隔壁のピッチ(P)が、100μm≦P≦300μmである。100μm以上とすることで放電空間を広くし十分な輝度を得ることができ、500μm以下とすることで画素の細かいきれいな映像表示ができる。300μm以下にすることにより、HDTV(ハイビジョン)レベルの美しい映像を表示することができる。線幅(L)は、半値幅で10μm≦L≦50μmであることが好ましい。10μm以上とすることで強度を保ち、前面板と背面板を封着する際に破損が生じるのを防ぐことができる。また、50μm以下とすることで蛍光体の形成面積を大きくとることができ高い輝度を得ることができる。
用いるガラス粉末としては、焼成時にガラス基板にそりを生じさせないためには線膨脹係数が50×10-7〜90×10-7、更には、60×10-7〜90×10-7のガラス微粒子を用いることが好ましい。
無機微粒子を形成する素材としては、ケイ素および/またはホウ素の酸化物を含有したガラス材料が好ましく用いられる。
また、酸化鉛、酸化ビスマス、酸化亜鉛のような金属酸化物と酸化リチウム,酸化ナトリウム、酸化カリウムのようなアルカリ金属酸化物の両方を含有するガラス微粒子を用いれば、より低いアルカリ含有量で、熱軟化温度や線膨脹係数を容易にコントロールすることができる。
CH2=CR3COO-R4-OCOCHR1=CH2 (2)
CH2=CR3COO-R5-OCO-R6-COO-R5-OCOCHR3=CH2 (3)
(CH2=CR3COO-(CH2CHR6O)m)n-R7 (4)
ここにおいて、R3およびR6は水素またはメチル基またはメチレン基、R4は炭素数1〜20のアルキル基またはアルキレン基、R5は炭素数3以上のヒドロキシアルキレン基、R7は炭素数1〜20のアルキル基、アリール基、アラルキル基、mは0〜30の整数、nは3〜6の整数である。ただし、ここで用いるモノマーはこれらに限定されるものではない。
このモノマーを選択することにより、露光部と非露光部の膨潤差を調整し、隔壁パターンの高低差をコントロールすることが可能となる。
感光性ペーストは、通常、上記の無機微粒子や有機成分を所定の組成になるように調合した後、3本ローラーや混練機で均質に混合分散し作製する。
感光性ペーストを塗布した後、通風オーブン、ホットプレート、IR炉などを用いて乾燥し、感光性ペーストの塗布膜を形成する。
10μm≦Tr<Tb≦50μm
10μm≦Tg<Tb≦50μm
なる関係を有することにより、より本発明の効果を発揮できる。つまり、発光輝度の低い青色について、厚みを緑色、赤色よりも厚くすることにより、より色バランスに優れた(色温度の高い)プラズマディスプレイを作製できる。蛍光体層の厚みとしては、10μm以上とすることで十分な輝度を得ることができる。また、50μm以下とすることで放電空間を広くとり高い輝度を得ることができる。この場合の蛍光体層の厚みは、隣り合う隔壁の中間点での形成厚みとして測定する。つまり、放電空間(セル内)の底部に形成された蛍光体層の厚みとして測定する。
42インチサイズのAC(交流)型プラズマディスプレイパネルの背面板を形成し、評価を実施した。形成方法を順に説明する。
(実施例1〜15、比較例1〜5)
ガラス基板として、590×964×2.8mmの42インチサイズのPD−200(旭硝子(株)製)を使用した。この基板上に、書き込み電極として、平均粒径2.0μmの銀粉末を70重量部、酸化ビスマスを69重量%、酸化珪素24重量%、酸化アルミニウム4重量%、酸化硼素3重量%の組成からなる平均粒径2.2μmのガラス粉末2重量部、アクリル酸、メチルメタクリレート、スチレンの共重合ポリマー8重量部、トリメチロールプロパントリアクリレート7重量部、ベンゾフェノン3重量部、ブチルカルビトールアクリレート7重量部、ベンジルアルコール3重量部からなる感光性銀ペーストを用いて、フォトリソグラフィー法により、ピッチ240μm、線幅100μm、焼成後厚み3μmのストライプ状電極を形成した。
ガラス粉末:Bi2O3/SiO2/Al2O3/ZnO/B2O3=82/5/3/5/3/2からなるガラス:平均粒径2μmのガラス粉末:67重量部
フィラー:平均粒径0.2μmの酸化チタン:3重量部
ポリマー:”サイクロマー”P(ACA250、ダイセル化学工業社製):10重量部
有機溶剤(1):ベンジルアルコール:4重量部
有機溶剤(2):ブチルカルビトールアセテート:3重量部
モノマー:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート:8重量部
光重合開始剤:ベンゾフェノン:3重量部
酸化防止剤:1,6−ヘキサンジオール−ビス[(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]:1重量部
有機染料:ベージックブルー26:0.01重量部
チキソトロピー付与剤:N,N’−12−ヒドロキシステアリン酸ブチレンジアミン:0.5重量部
界面活性剤:ポリオキシエチレンセチルエーテル:0.49重量部。
1,11,14,17,20:ストライプ形状スリット
3:窪み部を有するストライプ形状スリット
5:窪み部
8:破線形状スリット
7:破線の遮光部分
9,16:横ストライプ形状スリット
19:ボックス内遮光部
22:擬似断線欠陥
23:擬似欠け欠陥
Claims (18)
- 基板に感光性ペーストを塗布し、該塗布膜を複数回露光することにより、高低差を有する隔壁パターンを形成するディスプレイ部材の製造方法であって、隔壁の高い部分を低い部分よりも回数を多く露光することを特徴とするディスプレイ部材の製造方法。
- 隔壁の高い部分に対応する塗布膜を露光した後、さらにペーストを塗布する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ部材の製造方法。
- 隔壁の高い部分に対応する塗布膜を露光し、さらにペーストを塗布した後、再度露光するまでにエージング工程を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のディスプレイ部材の製造方法。
- 隔壁の高い部分に対応する塗布膜を露光した後、該塗布膜をキュアする工程を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のディスプレイ部材の製造方法。
- 感光性ペースト塗布膜を2回露光することにより、高低差を有する隔壁パターンを形成するディスプレイ部材の製造方法であって、2回露光する部分が1回のみ露光する部分よりも高く形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のディスプレ部材の製造方法。
- 2回露光する部分が1回のみ露光する部分よりも高く形成されるディスプレイ部材の製造方法であって、2回露光される部分の1回目の露光に用いるフォトマスクの線幅が2回目の露光に用いるフォトマスクの線幅よりも小さいことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のディスプレイ部材の製造方法。
- スリットダイコーターを用いてペーストを塗布することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のディスプレイ部材の製造方法。
- 隔壁の高低差が0.5μmから30μmであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のディスプレイ部材の製造方法。
- 基板が電極を形成した基板であって、高低差を有する隔壁パターンの高い部分が電極と平行なストライプパターンであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のディスプレイ部材の製造方法。
- 高低差を有する隔壁パターンの高い部分が電極と平行なストライプパターンであって、ストライプパターン自身も高低差を有することを特徴とする請求項9に記載のディスプレイ部材の製造方法。
- 高低差を有する隔壁パターンが格子状パターンであることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のディスプレイ部材の製造方法。
- 隔壁が格子状パターンであり、電極と平行なストライプパターンが電極と直交するパターンよりも高いことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のディスプレイ部材の製造方法。
- 電極と平行なストライプパターンの隔壁と電極と直交するパターンの隔壁との高低差が0.5μmから30μmであることを特徴とする請求項12に記載のディスプレイ部材の製造方法。
- 基板上に第1の隔壁パターンを形成する工程若しくは第1の隔壁パターンの潜像を形成する工程と、前記第1の隔壁パターン若しくは第1の隔壁パターンの潜像を必要により現像し焼成する工程より前に隔壁形成成分を含むペーストを塗布する工程を含み、前記第1の隔壁パターン若しくは第1の隔壁パターンの潜像に前記ペーストの隔壁形成成分の一部を吸蔵せしめることを特徴とするディスプレイ部材の製造方法。
- 第1の隔壁パターン若しくは第1の隔壁パターンの潜像が存在した部分に形成された隔壁パターンと、第1の隔壁パターンが存在しない部分に形成された隔壁パターンに、高低差を付与することを特徴とする請求項14に記載のディスプレイ部材の製造方法。
- 塗布するペーストが感光性ペーストであり、塗布後に露光する工程を含むことを特徴とする請求項15に記載のディスプレイ部材の製造方法。
- 請求項1〜16のいずれかに記載の製造方法により製造したことを特徴とするディスプレイ部材。
- 請求項17に記載のディスプレイ部材を用いたことを特徴とするディスプレイ。
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