JP2004273026A - Disk cartridge - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク状記録媒体を回転可能に収納したシェルの側面にヘッド挿入用の開口部を設け、該開口部を閉じるとディスククランプ手段によりディスク状記録媒体がシェル内でクランプされ、前記開口部を開くと前記クランプ手段によるディスク状記録媒体のクランプが解除されて、ディスク状記録媒体が回転可能な状態になるディスクカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シェルの側面にヘッド挿入用の開口部が設けられていて、ドライブ(記録再生装置)へ挿入すると前記ヘッド挿入用の開口部のドアが開かれ、ディスククランプ手段によるディスク状記録媒体のクランプが解除され、前記ヘッド挿入用の開口部からドライブのヘッドがシェル内に挿入されると共に、駆動用の開口部からドライブの駆動軸が挿入され、ディスク状記録媒体を回転させて記録再生が行われ、ドライブから取出すと前記ヘッド挿入用の開口部がドアによって閉じられ、前記ディスククランプ手段でディスク状記録媒体がクランプされてシェル内で揺動する(ガタツク)ことのないようにしたディスクカートリッジが知られている。(例えば、特許文献1)
前記ディスクカートリッジにおいて、ヘッド挿入用の開口部を開閉するドアには、フレキシブルドアが用いられている。またディスククランプ手段には、回転カム、並進カムフォロア、バネ等が用いられている。そして、ドアを閉じると作動ワイヤを介して回転カムが一方向に回転し、並進カムフォロアをバネに抗してディスク側に移動させてディスクを下シェル側に押し付けてクランプするようになっている。また、ドアを開くと作動ワイヤを介して回転カムが他方向に回転し、バネで並進カムフォロアをディスクから離間する方向に移動させてディスクのクランプを解除するようになっている。(例えば特許文献1)
【0003】
【特許文献1】
特表2000−501218号公報(特許請求の範囲、第7頁第15〜21行、第10頁第15〜21行、図1〜図5)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1のディスクカートリッジは、ドアにフレキシブルドアを使用し、ディスククランプ手段に回転カム、並進カムフォロア、バネ等を使用しているために構造が複雑で、シェルへの組付作業性が悪く、コストが高いものになっていた。このために、この種のディスクカートリッジにおいては、ドアにフレキシブルドアを使用しないでヘッド挿入用の開口部を開閉することができ、また、ディスククランプ手段の構造を簡素化し、シェルへの組付作業性を向上させると共に、コストを下げることが最大の課題になっていた。
【0005】
上記課題を解決するものとして、周壁に切欠部を設けたインナーローターを使用し、該インナーローターをシェルの上ハーフとディスク状記録媒体との間で回転させ、前記周壁に設けた切欠部をシェルの側面に設けたヘッド挿入用の開口部の位置に合わせることにより、前記ヘッド挿入用の開口部を開放し、切欠部の位置をずらすことにより前記ヘッド挿入用の開口部を前記周壁で閉塞するようにしたディスクカートリッジも開発されている。
【0006】
ところで、前述のようなインナーローターを使用してシェルの側面に設けたヘッド挿入用の開口部を開閉するディスクカートリッジは、前記インナーローターの肉厚により前記ヘッド挿入用の開口部の高さ方向の幅が狭められてヘッドをシェル内に挿入する際の障害になるという問題点があった。
【0007】
本発明の目的は、インナーローターの存在等がヘッドをシェル内に挿入する際の障害にならないディスクカートリッジを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ディスク状記録媒体と、前記ディスク状記録媒体を回転自在に収納し該ディスク状記録媒体のハブを外部に臨ませる駆動軸挿入用の開口部を底面側に有し、ヘッド挿入用の開口部を側面側に有するシェルと、前記シェルの上ハーフとディスク状記録媒体との間に回転可能に介在されていて周壁及び該周壁に設けた切欠部とで前記ヘッド挿入用の開口部を開閉するインナーローターと、前記インナーローターで前記ヘッド挿入用の開口部を閉塞したときに前記ディスク状記録媒体を前記シェルに押し付けてクランプするディスククランプ手段と、を備えたディスクカートリッジにおいて、
前記インナーローターには、前記周壁に設けた切欠部の位置において前記ディスク状記録媒体との重合面側が凹み、上ハーフとの重合面側が突出する薄肉の段差部を設ける一方、前記上ハーフには、前記インナーローターとの重合面に前記段差部の突出部を前記インナーローターの回転範囲において挿入する第1の凹部と、該第1の凹部の外側に設けられていてディスククランプ手段を配置する第2の凹部と、を設けることにより、
シェル内にヘッドを挿入する際に前記段差部によりヘッドが前記インナーローターの端部に当接するのを防止してヘッドのシェル内への挿入を容易にした。また、インナーローターを一方向に回転させると前記インナーローターに設けた段差部の突出部が上ハーフに設けた第1の凹部の一側部に当接して更なる回転が阻止され、他方向に回転させると前記インナーローターに設けた段差部の突出部が上ハーフに設けた第2の凹部の他側部に当接して更なる回転が阻止される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を(1)ディスクカートリッジの概略構成、(2)ディスク状記録媒体の構成、(3)シェルの構成、(4)シャッタの構成、(5)インナーローターの構成、(6)クランプ手段の構成、(7)ドライブの概略構成、(8)作用、の順に説明する。
【0010】
(1)ディスクカートリッジの概略構成
図1はディスクカートリッジの斜視図、図1はディスクカートリッジを裏面側から見た斜視図、図3はディスクカートリッジの分解斜視図である。
【0011】
ディスクカートリッジ1は、ディスク状記録媒体2と、該ディスク状記録媒体2を回転自在に収納し該ディスク状記録媒体2のハブ22を外部に臨ませる駆動軸挿入用の開口部36を底面側に有し、ヘッド挿入用の開口部37を側面側に有するシェル3と、該シェル3の下ハーフ42の外面にスライド可能に取り付けられていて前記駆動軸挿入用の開口部36を開閉するシャッター4と、前記シェル3の上ハーフ41とディスク状記録媒体2との間に回転可能に介在されていて周壁74及び該周壁74に設けた切欠部75とで前記ヘッド挿入用の開口部37を開閉するインナーローター5と、該インナーローター5を回転させて前記ヘッド挿入用の開口部37を閉塞したときに前記ディスク状記録媒体2のハブ22を前記シェル3の下ハーフ42に押し付けてクランプするディスククランプ手段6と、を備えている。
【0012】
前記インナーローター5は、前記周壁74に設けた切欠部75の位置にあってディスク状記録媒体2との重合面側が凹み、上ハーフ41との重合面側が突出する薄肉の段差部76を備えている。
【0013】
また、前記上ハーフ41は、前記インナーローター5との重合面に前記段差部76の突出部を前記インナーローター5の回転範囲において挿入するインナーローター回転用の第1の凹部50と、該第1の凹部50外に設けられていて、後に説明するディスククランプ手段6を配置するディスククランプ手段配置用の第2の凹部47と、を備えている。
【0014】
前記ディスククランプ手段6は、後に説明するドライブ(記録再生装置)への挿入方向Aに対して一定の傾斜角度θを以って配置されている。
【0015】
前記ディスクカートリッジ1は、ドライブに挿入すると、ドライブに設けたシャッター開閉機構により前記シャッター4が前記駆動軸挿入用の開口部36を閉塞している位置から開放する位置にスライドする。前記シャッター4のスライドに連動して前記インナーローター5が回転して、該インナーローター5の周壁74に設けた切欠部75が前記ヘッド挿入用の開口部37と重なって、該ヘッド挿入用の開口部37を開放すると共に、前記インナーローター5の回転に連動して前記ディスククランプ手段6が操作され、該ディスククランプ手段6によるディスク状記録媒体2のクランプが解除されて、ディスク状記録媒体2は回転可能な状態になる。
【0016】
そして、前記駆動軸挿入用の開口部36からドライブの駆動軸が導入されて、該駆動軸にディスク状記録媒体2のハブ22がチャッキングされる。一方、前記ヘッド挿入用の開口部37からはドライブのヘッドが挿入され、記録再生可能な状態になる。
【0017】
また、ドライブからディスクカートリッジ2を排出すると、ドライブに設けたシャッター開閉機構やシャッタースプリングにより前記シャッター4が前記駆動軸挿入用の開口部36を開放している位置から閉塞する位置にスライドする。前記シャッター4のスライドに連動して前記インナーローター5が回転して、該インナーローター5の周壁74に設けた切欠部75が前記ヘッド挿入用の開口部37に対して非重合位置に移動して、前記ヘッド挿入用の開口部37を閉塞すると共に、前記インナーローター5の回転に連動して前記ディスククランプ手段6が操作されて、該ディスククランプ手段6によりディスク状記録媒体2のハブ22がシェル3の下ハーフ42に押し付けられてクランプされた状態になる。
【0018】
(2)ディスク状記録媒体の構成
図3の分解図に示すように、ディスク状記録媒体2は、ディスク本体部21と、該ディスク本体部21の中央部に取付けられたハブ22と、を備えている。ディスク本体部21は、ハードディスク基板上に磁性層や保護層を積層することにより形成されている。
【0019】
ディスク本体部21の中央部には、センタ孔(図示省略)が設けられていて、該センタ孔に前記ハブ22が取り付けられている。前記ハブ22は、磁性体で形成されていて、後に説明するドライブ201の駆動軸(ターンテーブル)209にマグネットチャッキングされる。前記ハブ22の一方の面(図3の上側の面)には前記駆動軸挿入用の開口部36に嵌合する凸部23が設けられ、他方の面(図3の下側の面)には、後に説明するディスク押圧部材82の先端部に設けた凹部93に嵌合する凸部24が設けられている。
【0020】
(3)シェルの構成
図1〜図2に示すように、シェル3は、前端面31が略円弧面で、後端面32及び左右の端面33、34がストレート面の偏平な箱形状に形成されている。
【0021】
シェル3は、底面35に駆動軸挿入用の開口部36を有していて、該駆動軸挿入用の開口部36は、シェル3の底面35にスライド可能に取り付けたシャッター4で開閉されるようになっている。
【0022】
また、シェル3は、前端面31にヘッド挿入用の開口部37を有していて、該ヘッド挿入用の開口部37は、シェル3内に回転自在に収納されているインナーローター5で開閉されるようになっている。
【0023】
前記シェル3の前端面31は、ディスク2の外径と略同じ曲率の弧状面31aと、該弧状面31aの一端に連続する第1の平坦面31bと、弧状面31bの他端に連続する第2の平坦面31cを有している。
【0024】
前記第1の平坦面31bと第2の平坦面31cは、後に説明するドライブ201への挿入方向と直交する方向に形成されていて、前記第1の平坦面31bがドライブ201に設けられているカートリッジ位置決め部材203との当接部になっている。前記ヘッド挿入用の開口部37は、前記弧状面31の第1の平坦面31b側に設けられている。
【0025】
シェル3は、ポリカーボネート(PC)、アクリルブチレンスチロール(ABS)等のプラスチック等の熱可塑性樹脂により射出成形された上ハーフ41と下ハーフ42とで構成されている。
【0026】
図3に示すように、上ハーフ41は、前記前端面31の弧状面31aを構成する弧状面構成壁41aと、前記第1の平坦面31bを構成する第1の平坦面構成壁41bと、前記第2の平坦面31cを構成する第2の平坦面構成壁41cと、を備えていて、前記弧状面構成壁41aには、前記ヘッド挿入用の開口部37を構成する切欠部41dが設けられている。また、上ハーフ41は、前記後端面32を構成する後端面構成壁41e及び前記左右の端面33,34を構成する左右の端面構成壁41f,41gを備えていて、これら後端面構成壁41e及び左右の端面構成壁41f,41gの内側には、前記円弧状の前端面31等と共に円形状のインナーローター収納部43を構成する略円弧状の内壁44を備え、該内壁44の内側には、後に説明するインナーローター5に設けた環状の回転ガイド凸部75が嵌合して、該インナーローター5の回転をガイドする回転ガイド溝45が設けられている。
【0027】
前記第2の平坦面構成壁41cの内側や後端面構成壁41eの内側の両側部には、ネジ止め用のボス部46が設けられている。また、上ハーフ41の内面には、後に説明するディスククランプ手段6の押圧解除部材83が移動可能に配置される第2の凹部(以下、第2の凹部を押圧解除部材組付け用の凹部と称する)47が設けられ、該凹部47の中心部(インナーローター収納部43の中心部)には後記するディスククランプ手段6のディスク押圧部材81を昇降可能に取り付けるための軸部48が設けられ、該軸部48の点対称位置には押圧解除部材83,83のスライドをガイドする軸部49,49が設けられている。
【0028】
前記第2の凹部47は、組付けたディスククランプ手段6が、ドライブのヘッドの挿入及び移動の障害にならないように、ヘッド挿入用の開口部37を構成する切欠部41dを避けて、ドライブへの挿入方向Aに対して所定の傾斜角度θをもたせた状態で上ハーフ41の内面の直径方向に設けられている。
【0029】
また、前記切欠部41dを含むインナーローター5の回動範囲には、前記インナーローター5の段差部75の突出側の端部を、前記インナーローターの回転範囲において挿入する第1の凹部50が設けられている。前記インナーローター収納部43内には、ディスク2を回転自在に収納したインナーローター5が回転自在に収納される。
【0030】
下ハーフ42は、前記上ハーフ41の弧状面構成壁41aと共に前記弧状面31aを構成する弧状面構成壁42aと、前記上ハーフ41の第1の平坦面構成壁41bと共に前記第1の平坦面31bを構成する平坦面構成壁42bと、第2の平坦面構成壁41cと共に前記第2の平坦面31cを構成する平坦面構成壁42cと、を備えていて、前記弧状面構成壁42cには、前記上ハーフ41の切欠部41dと共に前記ヘッド挿入用の開口部37を構成する切欠部42dが設けられている。また、下ハーフ42は、前記上ハーフ41の後端面構成壁41eと共に前記後端面32を構成する後端面構成壁42e及び前記上ハーフ41の左右の端面構成壁41f,41gと共に前記左右の端面33,34を構成する左右の端面構成壁42f,42gを備えている。
【0031】
下ハーフ42は、外面側にシャッター4のスライド範囲を規定するシャッター落とし込み用の凹部51を備えている。また、図4に示すように、下ハーフ42は、インナーローター5の周壁74の内側に位置する内壁52を備えている。そして、前記シェル3の前端面31、後端面32、左右の端面33,34等の周壁と、インナーローター5の周壁74と、前記下ハーフ42の内壁52とで、所謂ラビリンス構造の防塵壁を構成してシェル3の外部から塵埃等が侵入するのを防止するようになっている。
【0032】
前記上ハーフ41と下ハーフ42は、互いの弧状面構成壁、後端面構成壁、左右の端面構成壁等を突き合わせてネジ53等により前記ボス部46等で結合されてシェル3を構成する。また、前記シェル3の下ハーフ42側の外面には前記シャッター4の自由端側が捲れ上がるのを防止するシャッターガイド54が取付けられている。また、シェル3の内部にはシャッターロック部材55と誤消去防止部材56が取付けられている。
【0033】
(4)シャッターの構成
シャッター4は、ステンレススチールやアルミニューム等の肉厚0.1〜0.5mm程度の薄板を矩形状に打ち抜くことにより形成されている。シャッター4は、長手方向の一端部にスライダー取付部4aを備えていて、該スライダー取付部4aに取り付けたスライダー61を介してシェル3に組付けられる。
【0034】
前記スライダー61は、一側面にギヤ62を有するラック状に作られていて、他側面にピン状の一対の突起63を備えている。そして、前記一対の突起63を前記シャッター4のスライダー取付部4aに設けた一対のピン挿入孔4bに挿入して、前記突起63の先端部をかしめて拡径させることによりシャッター4のスライダー取付部4aに取り付けられる。
【0035】
前記スライダー61は、前記シャッター4を前記下ハーフ42のシャッター落とし込み用の凹部51内に重ね合わせた状態で、上ハーフ41と下ハーフ42の間に挟まれ、且つ前記ギヤ62をインナーローター収納部43内に臨ませた状態で、前記一方の端面33に沿ってスライド可能に取り付けられていて、駆動軸挿入用の開口部36を閉塞する位置と開放する位置との間で前記シャッター4を移動させるようになっている。
【0036】
(5)インナーローターの構成
前記インナーローター5は、ディスク状記録媒体2のハブ22が臨む孔部71を中心部に有する円板状の基板72と、該基板72の一方の面(図3において下側の面)の周縁部近傍に設けられた環状の回転ガイド凸部73と、前記基板72の他方の面(図3において上側の面)の周縁部に立設された円筒状の周壁74と、を備えていて、該周壁74内にディスク状記録媒体2を回転自在に収納するようになっている。
【0037】
前記基板72の一方の面(図3において下側の面)の前記環状の回転ガイド凸部73の内側には、次に説明するディスククランプ手段6のリンク機構84を構成する突起85が設けられている。
【0038】
前記インナーローター5は、前記環状の回転ガイド凸部73を前記上ハーフ41に設けた回転ガイド溝45に嵌合することにより前記インナーローター収納部43に回転自在に収納されていて、周壁74で前記ヘッド挿入用の開口部37をシェル3の内側から塞ぐようになっている。
【0039】
前記インナーローター5の周壁74の一部には、切欠部75が設けられていて、該切欠部75を前記ヘッド挿入用の開口部37と重ね合せることにより、該ヘッド挿入用の開口部37を開放するようになっている。
【0040】
前記インナーローター5の基板72の前記切欠部75に連なるヘッド挿入部分及び移動部分には、ヘッド挿入時においてヘッドとの干渉を防止し、ヘッドの挿入及び移動を確実に行なうための薄肉の段差部76が設けられている。
【0041】
前記段差部76は、ディスク状記録媒体2との重合面側が凹み、上ハー41との重合面側が突出するようになっていて、該突出側の端部が、前記上ハーフ41の内面に設けた第1の凹部50内に挿入される。
【0042】
前記インナーローター5は、周壁74の外周面に前記スライダー61のギヤ62と噛合するギヤ77を備えていて、シャッター4のスライドに連動して回動するようになっている。
【0043】
前記インナーローター5は、シャッター4が駆動軸挿入用の開口部36を閉塞する位置にあるときには、前記周壁74で前記ヘッド挿入用の開口部37を閉塞し、この位置からシャッター4が駆動軸挿入用の開口部36を開放する位置にスライドしてきたときに、前記周壁74の切欠部75がヘッド挿入用の開口部37と重なり合って、該ヘッド挿入用の開口部37を開放するようになっている。
(6)ディスククランプ手段の構成
ディスククランプ手段6は、前述したように、インナーローター5がヘッド挿入用の開口部37を閉塞する位置に回転してきたときにディスク状記録媒体2を上ハーフ41に押し付けてディスク状記録媒体2をクランプし、インナーローター5がヘッド挿入用の開口部37を開放する位置に回転してきたときにディスク状記録媒体2のクランプを解除するものである。
【0044】
ディスククランプ手段6は、前記上ハーフ41の内面の中央部に設けた軸部48に昇降可能に組み付けられていてディスク状記録媒体2のハブ22に接離可能なディスク押圧部材81と、該ディスク押圧部材81を付勢し該ディスク押圧部材81を介してディスク状記録媒体2のハブ22を下ハーフ42に押し付けてクランプする付勢部材82と、インナーローター5がヘッド挿入用の開口部37を開放する位置に移動してきたときに該付勢部材82の付勢力に抗して前記ディスク押圧部材81を前記ディスク状記録媒体2から離間させて前記ディスク状記録媒体2のクランプを解除する一対の押圧解除部材83,83と、これら一対の押圧解除部材83,83を前記インナーローター5の回転に連動させて互いに接近又は離間する方向に移動させるリンク機構84と、を備えている。
【0045】
前記一対の押圧解除部材83,83は、上ハーフ41とインナーローター5の間に前記ディスク押圧部材81を挟んで直径方向に互いに接近方向及び離間する方向に移動可能に配置されていて、互いに接近する方向に移動したときに前記付勢部材82の付勢力に抗して前記ディスク押圧部材81を押圧して該ディスク押圧部材81を前記ディスク状記録媒体2のハブ22から離間させて前記ディスク押圧部材81によるディスク状記録媒体2のクランプを解除し、互いに離間する方向に移動したときに前記ディスク押圧部材81の押圧を徐々に解除して、前記付勢部材82の付勢力によりディスク押圧部材81をディスク状記録媒体2側に突出させるようになっている。
【0046】
前記リンク機構84は、前記インナーローター5の一方の面(図3の下側の面)に設けられた突起85と、前記押圧解除部材83,83に設けられていて前記突起85が変移可能に係合する長溝86と、で構成されている。
【0047】
図5に拡大して示すように、前記長溝86は、前記インナーローター5の回転に伴う前記突起85の変移によって前記一対の押圧解除部材83,83を互いに接近する方向又は離間する方向に直進移動させる第1の長溝部87と、該第1の長溝部87の両端部に連続し前記インナーローター5の回転に伴う前記突起85の変移しても前記一対の押圧解除部材83,83を移動させることのない第2,第3の長溝部88,89と、を備えている。
【0048】
第1の長溝部87は、前記インナーローター5の回転角度に略比例して押圧解除部材83,83を円滑に移動させために2つの直線状溝87a,87bを連続させることにより構成されている。前記第2,第3の長溝部88,89は、インナーローター5の回転方向に中心点C1,C2の異なった同一曲率の円弧状に形成されている。
【0049】
図3に示すように、前記ディスク押圧部材81は、略円錐台形に形成されていて外周部に末広がり状の傾斜面91を有し、該傾斜面91の根元部に鍔部92を備えている。
【0050】
前記ディスク押圧部材81は、先端部に前記ディスク状記録媒体2のハブ22の下端部を挿入保持する凹部93を有していて、該凹部93内に前記ハブ22に設けた凸部24が嵌合するようになっている。
【0051】
前記付勢部材82には、コイルスプリングが用いられていて前記シェルの上ハーフとインナーローターとの間に介在されている。
【0052】
前記一対の押圧解除部材83,83は、前記上ハーフ41の内面に沿ってスライドするベース部101と、該ベース部101の一端部に折曲形成されているディスク押圧部材操作部102と、を備えている。前記ベース部101には接近、離間方向への移動ガイド溝101aが設けられていて、該ガイド溝101a内に前記上ハーフ41の内面に設けた軸部49が挿入される。
【0053】
シャター4及びインナーローター5が前記駆動軸挿入用の開口部36及びヘッド挿入用の開口部37が閉塞する位置にあるときは、図6〜図8に示すように、インナーローター5に設けた突起85は、前記一対の押圧解除部材83,83に設けた長溝86の第2の溝部88側に位置して、これら一対の押圧解除部材83,83を最も離間させた状態になっている。従って、前記ディスク押圧部材81は、付勢部材82の付勢力で前記鍔部92が前記一対の押圧解除部材83,83に係合(当接)するまで前記ディスク状記録媒体2側に突出移動してディスク状記録媒体2のハブ22を下ハーフ42側に押し付けてディスク状記録媒体2をクランプしている。
【0054】
また、シャター4及びインナーローター5が前記駆動軸挿入用の開口部36及びヘッド挿入用の開口部37が開放する位置にあるときは、図9〜図11に示すように、インナーローター5に設けた突起85は、前記一対の押圧解除部材83,83に設けた長溝86の第3の溝部89側に位置して、これら一対の押圧解除部材83,83を最も接近させた状態にしている。従って、前記ディスク押圧部材81は、前記一対の押圧解除部材83,83のディスク押圧部材操作部102で前記傾斜面91を押圧され、前記付勢部材82の付勢力に抗して前記ディス押圧部材81を前記ディスク状記録媒体2のハブ22から離間させて該ディスク状記録媒体2のクランプを解除する。
【0055】
図12に示すように、前記ディスク押圧部材操作部102は、先端部102aが前記ディスク押圧部材81の傾斜面91又は鍔部92に接触し、先端部102a以外は部分102bは、前記ディスク押圧部材81の傾斜面91又は鍔部92に対して非接触状態になっている。
(7)ドライブの概略構成
図13に示すように、記録再生装置201は、ディスクカートリッジ1を挿入するカートリッジ挿入部202を備えている。カートリッジ挿入部202は、一側部に前記ディスクカートリッジ1の第1の平坦面31bに当接するカートリッジ位置決め部材203を備えている。
【0056】
カートリッジ位置決め部材203は、ディスクカートリッジ1が所定の位置まで侵入してきたとき、前記第1の平坦面31bに面接触してディスクカートリッジ1の更なる侵入を阻止して、ディスクカートリッジ1の位置決めを行なうようになっている。
【0057】
カートリッジ挿入部202は、他側部に前記スライダー61又はシャッター4の一端部に当接して前記スライダー61及びシャッター4を前記駆動軸挿入用の開口部36を開放する方向にスライドさせるシャッター開閉部材204を備えている。
【0058】
また、カートリッジ挿入部202は、奥端側に磁気ヘッド装置205を備えている。磁気ヘッド装置205は、軸206を中心にして回動する回動アーム207の先端部に磁気ヘッド208を設けることにより構成されていて、前記磁気ヘッド208を前記ヘッド挿入用の開口部36からディスクカートリッジ1内に挿入すると共に、ディスク状記録媒体2を駆動軸(ターンテーブル)209にチャッキングしてディスク状記録媒体2の記録再生を行なうようになっている。
【0059】
(8)作用の説明
次に、前記ディスクカートリッジ1及びドライブ201の作用について説明する。
【0060】
図13に示すように、ディスクカートリッジ1を正規の姿勢でドライブ201のカートリッジ挿入部202に挿入すると、シャッター開閉部材204によりシャッターロック部材55によるシャッター4のロックが解除されてシャッター4とスライダー61が同時にスライドする。そして、シャッター4が駆動軸挿入用の開口部36を開放すると共に、スライダー61のスライドによりインナーローター5が回転して周壁74に設けた切欠部75がヘッド挿入用の開口部37と重なり合って、該ヘッド挿入用の開口部37を開放すると共に、前記インナーローター5の回転により、図6〜図9に示すように、前記インナーローター5に設けた突起85が前記押圧解除部材83に設けた長溝86内を第2の長溝部88側から第1の長溝部87を経て第3の長溝部89側に変移して、前記一対の押圧解除部材83,83が互いに接近する方向にスライドし、これら一対の押圧解除部材83,83に設けたディスク押圧部材操作部102の先端部102aが前記ディスク押圧部材81の傾斜面91を押圧し、前記ディスク押圧部材81を前記付勢部材82の付勢力に抗して上ハーフ41側に移動させて、前記ディス押圧部材81による前記ディスク状記録媒体2のハブ22のクランプを解除し、前記ディスク状記録媒体2を回転自在の状態にする。
【0061】
駆動軸挿入用の開口部36及びヘッド挿入用の開口部37が開放され、ディスク状記録媒体2のクランプが解除される位置までディスクカートリッジ1が挿入されると、図14に示すように、ディスクカートリッジ1の第1の平坦面31bがカートリッジ位置決め部材203に面接触してディスクカートリッジ1の更なる侵入を阻止して、ディスクカートリッジ1の位置決めを行なう。
【0062】
前記ディスクカートリッジ1が所定の位置まで挿入され、かつ前記駆動軸挿入用の開口部36及びヘッド挿入用の開口部37が開放され、ディスク状記録媒体2のクランプが解除されたことが検出されると、ドライブ201の駆動軸209が前記駆動軸挿入用の開口部36からディスクカートリッジ1内に導入され、駆動軸209にディスク状記録媒体2のハブ22がマグネットチャキングされると共に、ヘッド挿入用の開口部37から前記磁気ヘッド208がディスクカートリッジ1内に挿入される。前述したように、前記インナーローター5の基板72の前記切欠部75に連なるヘッド挿入部分及び移動部分には、薄肉の段差部76が設けられていて、該段差部76は、ディスク状記録媒体2との重合面側が凹んで、前記切欠部75の厚み方向の幅が広がった状態になるので、そのぶん磁気ヘッド208の挿入が容易になる。そして、挿入された磁気ヘッド208でディスク状記録媒体2への記録再生が行われる。
【0063】
記録再生終了後に、ディスクカートリッジ1がドライブ201から排出されてくると、シャッター4が閉方向にスライドして、駆動軸挿入用の開口部36を閉塞すると共に、インナーローター5が回転して周壁74に設けた切欠部75がヘッド挿入用の開口部37と非重合状態になって、ヘッド挿入用の開口部37がインナーローター5の周壁74で閉塞される。
【0064】
前記インナーローター5の回転により、該インナーローター5に設けた突起85が前記押圧解除部材83に設けた長溝86内を第3の長溝部89側から第1の長溝部87を経て第2の長溝部88側に変移して、前記一対の押圧解除部材83,83を互いに離間する方向にスライドさせ、これら一対の押圧解除部材83,83によるディス押圧部材81の押圧を徐々に緩和していく。
【0065】
前記一対の押圧解除部材83,83による押圧を緩和されたディス押圧部材81は、付勢部材82の付勢力により下ハーフ42側に移動して、前記ディスク状記録媒体2のハブ22を下ハーフ42側に押し付けてディスク状記録媒体2をシェル3内でクランプして、ディスクカートリッジ1を持ち運ぶ時などにシェル3内でディスクカートリッジ1がガタつくのを確実に阻止する。
【0066】
【発明の効果】
本発明のディスクカートリッジには次に述べるような効果がある。
(1)インナーローターに設けた段差部の凹みによって、シェル内へのヘッドの挿入及び移動を確実に行なうことができる。
(2)前記段差部の上ハーフ側の突出部を上ハーフに設けた第1の凹部に挿入したので、前記突出部によって、ディスクカートリッジの肉厚が大になるのを防止することができる。また、前記第1の凹部によって、インナーローターの回転角度を規制することができる。
(3)また、前記第1の凹部の外側にディスククランプ手段配置用の第2の凹部を設けたのでインナーローターの段差部とディスククランプ手段とが干渉するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクカートリッジの斜視図。
【図2】ディスクカートリッジを底面側から見た斜視図。
【図3】ディスクカートリッジの分解斜視図。
【図4】要部の断面図。
【図5】押圧解除部材の平面図。
【図6】駆動軸挿入用の開口部及びヘッド挿入用の開口部が閉塞されている状態の要部の平面図。
【図7】駆動軸挿入用の開口部及びヘッド挿入用の開口部が閉塞されている状態の側面図。
【図8】図6のA−A断面図。
【図9】駆動軸挿入用の開口部及びヘッド挿入用の開口部が開放されている状態の要部の平面図。
【図10】駆動軸挿入用の開口部及びヘッド挿入用の開口部が開放されている状態の側面図。
【図11】図9のA−A断面図。
【図12】図10の要部の拡大断面図。
【図13】ディスクカートリッジと記録再生装置の略示的平面図。
【図14】ディスクカートリッジを挿入した状態の平面図。
【符号の説明】
1…ディスクカートリッジ、2…ディスク状記録媒体、3…シェル、4…シャッター、5…インナーローター、6…ディスククランプ手段、22…ハブ、36…駆動軸挿入用の開口部、37…ヘッド挿入用の開口部、41…上ハーフ、42…下ハーフ、47…第2の凹部、50…第1の凹部、74…インナーローターの周壁、75…切欠部、76…段差部。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
According to the present invention, an opening for inserting a head is provided on a side surface of a shell in which a disk-shaped recording medium is rotatably housed, and when the opening is closed, the disk-shaped recording medium is clamped in the shell by disk clamping means. The present invention relates to a disk cartridge in which the clamping of the disk-shaped recording medium by the clamp means is released when the section is opened, and the disk-shaped recording medium is rotatable.
[0002]
[Prior art]
An opening for inserting a head is provided on a side surface of the shell. When the disk is inserted into a drive (recording / reproducing apparatus), a door of the opening for inserting the head is opened, and the clamping of the disc-shaped recording medium by the disc clamping means is released. The head of the drive is inserted into the shell from the opening for inserting the head, the drive shaft of the drive is inserted from the opening for driving, the recording and reproduction is performed by rotating the disk-shaped recording medium, A disk cartridge is known in which when the disk cartridge is taken out of the drive, the opening for inserting the head is closed by a door, and the disk-shaped recording medium is clamped by the disk clamping means so as not to swing (rattle) in the shell. ing. (For example, Patent Document 1)
In the disk cartridge, a flexible door is used as a door that opens and closes an opening for inserting a head. A rotating cam, a translation cam follower, a spring, or the like is used for the disc clamping means. When the door is closed, the rotary cam rotates in one direction via an operation wire, moves the translation cam follower to the disk side against the spring, and presses the disk against the lower shell to clamp it. When the door is opened, the rotary cam rotates in the other direction via the operation wire, and the translation cam follower is moved in a direction away from the disk by a spring to release the clamp of the disk. (For example, Patent Document 1)
[0003]
[Patent Document 1]
JP-T-2000-501218 (Claims, page 7, lines 15-21, page 10, lines 15-21, FIGS. 1-5)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the disc cartridge disclosed in
[0005]
In order to solve the above problem, an inner rotor provided with a notch in the peripheral wall is used, the inner rotor is rotated between the upper half of the shell and the disk-shaped recording medium, and the notch provided in the peripheral wall is formed in the shell. The opening for the head insertion is opened by adjusting to the position of the opening for the head insertion provided on the side surface of the head, and the opening for the head insertion is closed by the peripheral wall by shifting the position of the notch. Such a disk cartridge has also been developed.
[0006]
By the way, the disk cartridge which opens and closes the head insertion opening provided on the side surface of the shell by using the inner rotor as described above, depends on the thickness of the inner rotor in the height direction of the head insertion opening. There has been a problem that the width of the head is reduced so that it becomes an obstacle when the head is inserted into the shell.
[0007]
It is an object of the present invention to provide a disk cartridge in which the presence of an inner rotor does not hinder the insertion of a head into a shell.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to
The inner rotor is provided with a thin step portion in which the overlapping surface side with the disc-shaped recording medium is recessed at the position of the notch provided in the peripheral wall and the overlapping surface side with the upper half projects, while the upper half is provided in the upper half. A first recess into which the protrusion of the step portion is inserted in the overlapping surface with the inner rotor within a rotation range of the inner rotor; and a second recess provided outside the first recess and having a disc clamping means. By providing two concave portions,
When the head is inserted into the shell, the step prevents the head from contacting the end of the inner rotor, thereby facilitating the insertion of the head into the shell. Further, when the inner rotor is rotated in one direction, the protrusion of the step provided on the inner rotor abuts one side of the first recess provided on the upper half to prevent further rotation, and in the other direction. When rotated, the protrusion of the step provided on the inner rotor comes into contact with the other side of the second recess provided on the upper half, and further rotation is prevented.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described (1) a schematic configuration of a disk cartridge, (2) a configuration of a disk-shaped recording medium, (3) a configuration of a shell, (4) a configuration of a shutter, (5) a configuration of an inner rotor, and (6) a clamp. The configuration of the means, (7) schematic configuration of the drive, and (8) operation will be described in this order.
[0010]
(1) Schematic Configuration of Disk Cartridge FIG. 1 is a perspective view of the disk cartridge, FIG. 1 is a perspective view of the disk cartridge viewed from the back side, and FIG. 3 is an exploded perspective view of the disk cartridge.
[0011]
The
[0012]
The
[0013]
Further, the
[0014]
The disk clamp means 6 is arranged at a constant inclination angle θ with respect to an insertion direction A into a drive (recording / reproducing device) described later.
[0015]
When the
[0016]
Then, the drive shaft of the drive is introduced from the drive
[0017]
When the
[0018]
(2) Structure of Disk-shaped Recording Medium As shown in the exploded view of FIG. 3, the disk-shaped
[0019]
A center hole (not shown) is provided in the center of the disk
[0020]
(3) Configuration of Shell As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
The front end face 31 of the
[0024]
The first
[0025]
The
[0026]
As shown in FIG. 3, the
[0027]
[0028]
The
[0029]
A first
[0030]
The
[0031]
The
[0032]
The
[0033]
(4) Configuration of Shutter The
[0034]
The
[0035]
The
[0036]
(5) Configuration of Inner Rotor The
[0037]
On one surface of the substrate 72 (the lower surface in FIG. 3) inside the annular rotation guide
[0038]
The
[0039]
A
[0040]
The head insertion portion and the moving portion connected to the
[0041]
The stepped
[0042]
The
[0043]
The
(6) Configuration of Disk Clamping Unit The
[0044]
The disk clamping means 6 is mounted on a
[0045]
The pair of pressing
[0046]
The
[0047]
As shown in an enlarged manner in FIG. 5, the
[0048]
The first
[0049]
As shown in FIG. 3, the
[0050]
The
[0051]
The biasing
[0052]
The pair of pressing
[0053]
When the
[0054]
When the
[0055]
As shown in FIG. 12, the disc pressing
(7) Schematic Configuration of Drive As shown in FIG. 13, the recording / reproducing
[0056]
When the
[0057]
The
[0058]
Further, the
[0059]
(8) Description of Operation Next, the operation of the
[0060]
As shown in FIG. 13, when the
[0061]
When the drive
[0062]
It is detected that the
[0063]
When the
[0064]
Due to the rotation of the
[0065]
The
[0066]
【The invention's effect】
The disk cartridge of the present invention has the following effects.
(1) Due to the recess of the step provided in the inner rotor, the insertion and movement of the head into the shell can be reliably performed.
(2) Since the protrusion on the upper half side of the step portion is inserted into the first concave portion provided on the upper half, the thickness of the disk cartridge can be prevented from being increased by the protrusion. Further, the rotation angle of the inner rotor can be regulated by the first recess.
(3) Since the second concave portion for arranging the disk clamp means is provided outside the first concave portion, it is possible to prevent the step portion of the inner rotor from interfering with the disk clamp means.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a disk cartridge.
FIG. 2 is a perspective view of the disk cartridge viewed from the bottom side.
FIG. 3 is an exploded perspective view of the disk cartridge.
FIG. 4 is a sectional view of a main part.
FIG. 5 is a plan view of a pressing release member.
FIG. 6 is a plan view of a main part in a state where an opening for inserting a drive shaft and an opening for inserting a head are closed.
FIG. 7 is a side view showing a state in which an opening for inserting a drive shaft and an opening for inserting a head are closed.
FIG. 8 is a sectional view taken along the line AA of FIG. 6;
FIG. 9 is a plan view of a main part in a state where an opening for inserting a drive shaft and an opening for inserting a head are opened.
FIG. 10 is a side view showing a state where an opening for inserting a drive shaft and an opening for inserting a head are opened.
FIG. 11 is a sectional view taken along line AA of FIG. 9;
FIG. 12 is an enlarged sectional view of a main part of FIG. 10;
FIG. 13 is a schematic plan view of a disk cartridge and a recording / reproducing device.
FIG. 14 is a plan view showing a state where a disk cartridge is inserted.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記ディスク状記録媒体を回転自在に収納し該ディスク状記録媒体のハブを外部に臨ませる駆動軸挿入用の開口部を底面側に有し、ヘッド挿入用の開口部を側面側に有するシェルと、
前記シェルの上ハーフとディスク状記録媒体との間に回転可能に介在されていて周壁及び該周壁に設けた切欠部とで前記ヘッド挿入用の開口部を開閉するインナーローターと、
前記インナーローターで前記ヘッド挿入用の開口部を閉塞したときに前記ディスク状記録媒体を前記シェルに押し付けてクランプするディスククランプ手段と、を備え、
前記インナーローターは、前記周壁に設けた切欠部の位置にあってディスク状記録媒体との重合面側が凹み、上ハーフとの重合面側が突出する段差部を備え、
前記上ハーフは、前記インナーローターとの重合面に前記段差部の突出部を前記インナーローターの回転範囲において挿入する第1の凹部と、該第1の凹部の外側に設けられていてディスククランプ手段を配置する第2の凹部と、を備えていることを特徴とするディスクカートリッジ。A disk-shaped recording medium;
A shell having a bottom surface side for an opening for inserting a drive shaft for rotatably storing the disk-shaped recording medium and allowing a hub of the disk-shaped recording medium to face the outside, and a shell having an opening for head insertion on a side surface; ,
An inner rotor rotatably interposed between the upper half of the shell and the disk-shaped recording medium and opening and closing the head insertion opening with a peripheral wall and a cutout provided in the peripheral wall;
Disk clamping means for pressing the disk-shaped recording medium against the shell to clamp the disk-shaped recording medium when the opening for head insertion is closed by the inner rotor,
The inner rotor is provided with a stepped portion at the position of the notch provided on the peripheral wall, the overlapping surface side with the disc-shaped recording medium is recessed, and the overlapping surface side with the upper half projects.
The upper half is provided with a first concave portion for inserting the protrusion of the stepped portion on the overlapping surface with the inner rotor in a rotation range of the inner rotor, and a disk clamp means provided outside the first concave portion. And a second recess for disposing the second cartridge.
Priority Applications (1)
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ID=33124513
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2003
- 2003-03-10 JP JP2003062728A patent/JP2004273026A/en active Pending
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