JP2004272572A - インストールシステムおよびインストール方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】通信回線上にある多様なコンピューター群に対して簡単に作成でき、かつ適切なソフトウェアを安全にインストール可能なインストールシステムおよびインストール方法を提供する。
【解決手段】本発明は、ソフトウェアの実装制御に関する設定ファイルをインストーラパッケージと関連付けて記憶し、リモートコンピューターと通信して、各リモートコンピューター宛ての搬送経路を開設かつ登録し、リモートコンピューターにおいて搬送経路を認識し、関連付けたインストーラパッケージおよび設定ファイルを開き、その実装制御に基づいてソフトウェアのインストールを開始させる。また、特定のインストーラパッケージおよびその設定ファイルをインストール制御モジュールと複合化させてインストールの実行体とし、これらを搬送情報に編成してリモートコンピューターに搬送する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、ソフトウェアの実装制御に関する設定ファイルをインストーラパッケージと関連付けて記憶し、リモートコンピューターと通信して、各リモートコンピューター宛ての搬送経路を開設かつ登録し、リモートコンピューターにおいて搬送経路を認識し、関連付けたインストーラパッケージおよび設定ファイルを開き、その実装制御に基づいてソフトウェアのインストールを開始させる。また、特定のインストーラパッケージおよびその設定ファイルをインストール制御モジュールと複合化させてインストールの実行体とし、これらを搬送情報に編成してリモートコンピューターに搬送する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インストールシステムおよびインストール方法に関し、たとえば、多様なコンピューターがネットワークを構成している場合に、各コンピューターに適切なプログラムを自動インストール可能なシステムおよび方法に適用することができる。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ネットワーク上のコンピューター群にプログラムをインストールし、また、これをアップデート、アップグレードする場合には、各ユーザーが、CD−ROMから所望のプログラムをコンピューターに読み込ませたり、そのプログラムベンダーのサイトからダウンロードしたりすることが行われている。さらに、自動インストーラツールを用いることによって、ユーザーに必要以上の操作負担をかけなくする試みが種々提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したような従来技術においては、次のような課題があった。
▲1▼自動インストーラツールは、インストールの対象となるソフトウェアごとに専用モジュールを作成する必要があり、しかも非常に手間がかかってしまった。実際のビジネスベースでは、ほとんどが専門のソフトウェアベンダーに作成させ、それなりの対価を支払わねばならなかった。
▲2▼また、インターネットその他の通信ネットワークを通じてダウンロードさせる場合に、各ソフトウェアについて、当然に、通信上のセキュリティを保障する必要があった。
▲3▼さらに、管理者から見ると、該当プログラムが機能するコンピューターと機能しないコンピューターとが存在するような混乱は早急に避けねばならず、放置すると、通信ネットワーク全体で各種プログラムのライセンス、バージョンを管理するのが極めて困難になってしまう。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、通信回線上にある多様なコンピューター群について簡単に作成でき、かつ適切なソフトウェアを安全にインストール可能なインストールシステムおよびインストール方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のインストールシステムは、ホストコンピューターにより複数のリモートコンピューターに対してソフトウェアのインストールを行うためのインストールシステムであって、
ホストコンピューターにおいて、ソフトウェアの実装制御に関する設定ファイルをソフトウェアのインストーラパッケージと関連付けて記憶するとともに、電気通信回線を通じてリモートコンピューターと通信することにより、各リモートコンピューター宛ての搬送経路を開設し、かつその搬送経路に関する情報を登録するソフトウェア送信手段と、
リモートコンピューターにおいて、前記ソフトウェア送信手段が登録した搬送経路を電気通信回線を通じて認識するとともに、ソフトウェア送信手段が関連付けたインストーラパッケージおよび設定ファイルを開き、その実装制御に基づいてソフトウェアのインストールを開始させるソフトウェア受信手段と、
前記ホストコンピューターのソフトウェア送信手段において、特定のインストーラパッケージおよびその設定ファイルをインストール制御モジュールと複合化させてインストールの実行体とすることにより、これらを搬送情報に編成してリモートコンピューターのソフトウェア受信手段に搬送するソフトウェア配送手段とを有したことを特徴とする。
【0006】
請求項1に記載の発明においては、通信回線上で各コンピューターのソフトウェア構成が異なる場合であっても、各種ソフトウェアのインストーラパッケージと、その設定ファイルがホストコンピューターから該当するコンピューターに配信される。すなわち、ソフトウェア送信手段により、該当するリモートコンピューターについて所定のインストーラパッケージなどが用意され、かつ通信回線上に搬送経路が開設される。この搬送経路が、リモートコンピューターのソフトウェア受信手段により認識され、ホストコンピューターとリモートコンピューターとの搬送経路として設定される。また、ソフトウェア配送手段により、これらインストーラパッケージなどがインストール制御モジュールに複合化されて搭載され、その搬送経路を通じて確実にリモートコンピューターに搬送される。リモートコンピューターでは、ソフトウェア配送手段からインストーラパッケージなどがソフトウェア受信手段に渡され、ソフトウェア受信手段がインストール制御モジュールを起動することにより、インストーラパッケージなどが開かれる。そして、インストール制御モジュールによって、該当ソフトウェアのインストールが開始されるとともに、設定ファイルが読み込まれて所定の実装制御に基づくインストール制御が確実に遂行される。これにより、多様なソフトウェアおよびハードウェア構成のリモートコンピューター群に対しても、種々のソフトウェアごとに、異なるインストール制御プログラムを一からプログラミングする必要がなくなる。電気通信回線としては、たとえば、インターネットが挙げられるが、当該ホストコンピューターが統括するイントラネット、エクストラネットなど限定的なものであっても、また、ローカルエリアネットワークであっても、さらに、これらネットワークの組み合わせであってもよく、当該リモートコンピューターとの搬送経路の確立に伴って、所定のインストーラパッケージなどが適切に配信できる。また、インストーラパッケージとしては、ソフトウェアベンダーが提供する該当ソフトウェアの標準的なインストーラパッケージが挙げられ、このように標準的なものに対して、設定ファイルにより、容易にエミュレートすることができる。
【0007】
請求項2記載のインストールシステムは、請求項1に記載のインストールシステムにおいて、前記設定ファイルは、インストール済みライブラリーの削除手順またはソフトウェアに関するレジストリーの更新手順および該当ソフトウェアが参照する設定ファイルの更新手順を含むファイルであることを特徴とする。
また、このインストールシステムは、請求項1に記載のインストールシステムにおいて、前記設定ファイルは、インストール済みライブラリーの削除手順またはソフトウェアに関するレジストリーの更新手順を含むファイルであることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明においては、ソフトウェアのアップデートやアップグレードを行う場合に、設定ファイルに基づいて、不要なライブラリーが確実にアンインストールできる。また、ソフトウェアの初期設定や、既に設定されていたレジストリーやソフトウェアの設定ファイルが適切な内容に更新される。たとえば、インストール対象ソフトウェアと関連するアプリケーションプログラムについて、その設定様式を容易に取り替えたり、設定内容を変更したりできる。
【0009】
請求項3に記載のインストールシステムは、請求項1または請求項2に記載のインストールシステムにおいて、前記設定ファイルは、インストーラパッケージによるインストール用設定段階ごとに、リモートコンピューターのユーザーインターフェイスに関する情報を記録してインストール制御モジュールに渡すアプリケーションインターフェイスが記述されている。
【0010】
請求項3に記載の発明においては、設定ファイルによって、ユーザーインターフェイスをモニターさせるので、リモートコンピューターにおいてインストール制御モジュールが各ソフトウェアに適したインストール制御を行うことができる。たとえば、各段階のアクティブウィンドウについて、ユーザーによるキー操作の内容を取得することが挙げられる。
【0011】
請求項4に記載のインストールシステムは、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のインストールシステムにおいて、前記ソフトウェア配送手段は、一のリモートコンピューターにおいて、ソフトウェア送信手段が登録した搬送経路を解読することにより、搬送情報を中継して別のリモートコンピューターに転送していることを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発明においては、ソフトウェア配送手段に対して各リモートコンピューターを巡回させることにより、ホストコンピューターにおけるオーバーヘッドが軽減され、かつ電気通信回線の通信速度を低減させるおそれがない。
【0013】
請求項5に記載のインストールシステムは、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のインストールシステムにおいて、前記ソフトウェア配送手段は、搬送経路上の各リモートコンピューターについてインストール状況に関する情報をホストコンピューターに報告していることを特徴とする。
【0014】
請求項5に記載の発明においては、ホストコンピューターが、リモートコンピューターごとにインストール状況を把握できるので、各リモートコンピューターについてソフトウェア構成を管理することができる。たとえば、データベースにおいて、インストール状況を管理者がブラウジング可能に一元化して評価することが挙げられる。
【0015】
請求項6に記載のインストール方法は、ホストコンピューターにより複数のリモートコンピューターに対してソフトウェアのインストールを行うためのインストール方法であって、
ホストコンピューターにおいて、ソフトウェアの実装制御に関する設定ファイルをソフトウェアのインストーラパッケージと関連付けて記憶するとともに、電気通信回線を通じてリモートコンピューターと通信することにより、各リモートコンピューター宛ての搬送経路を開設し、かつその搬送経路に関する情報を登録するソフトウェア送信ステップと、
リモートコンピューターにおいて、前記ソフトウェア送信ステップで登録した搬送経路を電気通信回線を通じて認識するとともに、ソフトウェア送信ステップで関連付けたインストーラパッケージおよび設定ファイルを開き、その実装制御に基づいてソフトウェアのインストールを開始させるソフトウェア受信ステップと、
前記ホストコンピューターのソフトウェア送信ステップにおいて、特定のインストーラパッケージおよびその設定ファイルをインストール制御モジュールと複合化させてインストールの実行体とすることにより、これらを搬送情報に編成してリモートコンピューターのソフトウェア受信ステップに搬送するソフトウェア配送ステップとを有したことを特徴とする。
【0016】
請求項6に記載の発明においては、通信回線上で各コンピューターのソフトウェア構成が異なる場合であっても、各種ソフトウェアのインストーラパッケージと、その設定ファイルがホストコンピューターから該当するコンピューターに配信される。すなわち、ソフトウェア送信ステップにおいて、該当するリモートコンピューターについて所定のインストーラパッケージなどが用意され、かつ通信回線上に搬送経路が開設される。この搬送経路が、リモートコンピューターのソフトウェア受信ステップにおいて認識され、ホストコンピューターとリモートコンピューターとの搬送経路として設定される。また、ソフトウェア配送ステップにおいて、これらインストーラパッケージなどがインストール制御モジュールに複合化されて搭載され、その搬送経路を通じて確実にリモートコンピューターに搬送される。リモートコンピューターでは、ソフトウェア配送手段からインストーラパッケージなどがソフトウェア受信手段に渡され、ソフトウェア受信手段がインストール制御モジュールを起動することにより、インストーラパッケージなどが開かれる。そして、インストール制御モジュールによって、該当ソフトウェアのインストールが開始されるとともに、設定ファイルが読み込まれて所定の実装制御に基づくインストール制御が確実に遂行される。これにより、多様なソフトウェアおよびハードウェア構成のリモートコンピューター群に対しても、また、種々のソフトウェアごとに、異なるインストール制御プログラムを一からプログラミングする必要がなくなる。電気通信回線としては、たとえば、インターネットが挙げられるが、当該ホストコンピューターが統括するイントラネット、エクストラネットなど限定的なものであっても、また、ローカルエリアネットワークであっても、さらに、これらネットワークの組み合わせであってもよく、当該リモートコンピューターとの搬送経路の確立に伴って、所定のインストーラパッケージなどが適切に配信できる。また、インストーラパッケージとしては、ソフトウェアベンダーが提供する該当ソフトウェアの標準的なインストーラパッケージが挙げられ、このように標準的なものに対して、設定ファイルにより、容易にエミュレートすることができる。
【0017】
請求項7に記載のインストール方法は、請求項6に記載のインストール方法において、前記設定ファイルは、インストール済みライブラリーの削除手順またはソフトウェアに関するレジストリーの更新手順および該当ソフトウェアが参照する設定ファイルの更新手順を含むファイルであることを特徴とする。
また、このインストール方法は、請求項1に記載のインストールシステムにおいて、前記設定ファイルは、インストール済みライブラリーの削除手順またはソフトウェアに関するレジストリーの更新手順を含むファイルであることを特徴とする。
【0018】
請求項7に記載の発明においては、ソフトウェアのアップデートやアップグレードを行う場合に、設定ファイルに基づいて、不要なライブラリーが確実にアンインストールできる。また、ソフトウェアの初期設定や、既に設定されていたレジストリーやソフトウェアの設定ファイルが適切な内容に更新される。たとえば、インストール対象ソフトウェアと関連するアプリケーションプログラムについて、その設定様式を容易に取り替えたり、設定内容を変更したりできる。
【0019】
請求項8に記載のインストール方法は、請求項6または請求項7に記載のインストール方法において、前記設定ファイルは、インストーラパッケージによるインストーラ設定段階ごとに、リモートコンピューターのユーザーインターフェイスに関する情報を記録してインストール制御モジュールに渡すアプリケーションインターフェイスが記述されていることを特徴とする。
【0020】
請求項8に記載の発明においては、設定ファイルによって、ユーザーインターフェイスをモニターさせるので、リモートコンピューターにおいてインストール制御モジュールが各ソフトウェアに適したインストール制御を行うことができる。たとえば、各段階のアクティブウィンドウについて、ユーザーによるキー操作の内容を取得することが挙げられる。
【0021】
請求項9に記載のインストール方法は、請求項6乃至請求項8のいずれかに記載のインストール方法において、前記ソフトウェア配送ステップは、一のリモートコンピューターにおいて、ソフトウェア送信ステップが登録した搬送経路を解読することにより、搬送情報を中継して別のリモートコンピューターに転送していることを特徴とする。
【0022】
請求項9に記載の発明においては、ソフトウェア配送手段に対して各リモートコンピューターを巡回させることにより、ホストコンピューターにおけるオーバーヘッドが軽減され、かつ電気通信回線の通信速度を低減させるおそれがない。
【0023】
請求項10に記載のインストール方法は、請求項6乃至請求項9のいずれかに記載のインストール方法において、前記ソフトウェア配送ステップは、搬送経路上の各リモートコンピューターについてインストール状況に関する情報をホストコンピューターに報告していることを特徴とする。
【0024】
請求項10に記載の発明においては、ホストコンピューターが、リモートコンピューターごとにインストール状況を把握できるので、各リモートコンピューターについてソフトウェア構成を管理することができる。たとえば、データベースにおいて、インストール状況を管理者がブラウジング可能に一元化して評価することが挙げられる。
【0025】
請求項11に記載のプログラムは、請求項6乃至請求項10のいずれかに記載のインストール方法をコンピューターに実行させるためのプログラムである。
【0026】
請求項11に記載の発明においては、請求項6乃至請求項10のいずれかに記載のインストール方法をコンピューターに実行させることができる。
【0027】
請求項12に記載の記録媒体は、請求項6乃至請求項10のいずれかに記載のインストール方法をコンピューターに実行させるためのプログラムが記録されていることを特徴とするコンピューター読み取り可能な記録媒体である。
【0028】
請求項12に記載の発明においては、請求項6乃至請求項10のいずれかに記載のインストール方法をコンピューターに実行させることができる。
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1および図2は、本実施の形態に係るインストールシステムの概略構成例を説明するための図である。
本インストールシステム1は、多数のリモートコンピューターが多様なハードウェア/ソフトウェア構成をとる場合に、各リモートコンピューターに、ホストコンピューターによって適切なソフトウェアを自動的にインストールさせるものである。すなわち、図1に示すように、一企業のイントラネットを構成するローカルエリアネットワーク(LAN)(電気通信回線)2において、ホストコンピューターとしてメインサーバー3を、また、リモートコンピューターとして各クライアントコンピューター4−1,4−2,4−3・・・4−n、および必要に応じてインターネット5を通じ、関連企業または顧客の各クライアントコンピューター6−1,6−mなどをメインサーバー3に登録する。各クライアントコンピューター4−1,4−2,4−3・・・4−n、6−1,6−mは、当該企業の各部門においては、その部門の管理用ホストコンピューターまたはサーバー(たとえば、通信サーバー4−1がある。)となり、図示しない別のクライアントコンピューター群をローカル的に接続させている。以下、各クライアントコンピューター4−1について一例を説明する。
【0029】
また、本インストールシステム1は、インストーラパッケージの送信用プログラムである移動オブジェクト管理サーバー(ソフトウェア送信手段)31をメインサーバー3−1に搭載し、かつインストーラパッケージの受信用プログラムである移動管理サーバー(ソフトウェア受信手段)41をクライアントコンピューターなど4−1・・・に搭載することにより、各オペレーティングシステム上において起動させる。そして、移動オブジェクト管理サーバー31に、ローカルエリアネットワーク2上における搬送情報のキャリアとなる移動オブジェクト(ソフトウェア配送手段)32を付設し、かつメインサーバー3のメモリ領域に、クライアントコンピューター4−1においてインストール作業の実行体となるインストール制御プログラム33、インストール対象のソフトウェアを含むインストーラパッケージ34−1・・・34−i、およびインストール制御プログラム33の設定ファイル35−1・・・35−jを記憶させている。インストーラパッケージ34−1・・・34−iは、当該ソフトウェアのソフトウェアベンダーが提供する標準的なものである。以下、インストーラパッケージ34−1について一例を説明する。
【0030】
インストール制御プログラム33は、インストール作業の基本モジュールであるインストール制御モジュール36を有しており、これにインストーラパッケージ34−1とその設定ファイル35−1を対応させて複合化させている。また、インストール制御プログラム33は、所定の通信品質を保証する付加情報(たとえば、認証用のデジタル署名や情報の暗号化が挙げられる。)とともに移動オブジェクト32に搭載し、必要な通信用情報(さらに、署名を付与し、暗号化すれば万全なセキュリティが図られる。)とともに搬送情報21を編成してクライアントコンピューター4−1の移動管理サーバー41に搬送される。インストール制御モジュール36には、個々のインストール作業に共通するコントロール、インストーラパッケージ34−1を展開させるコントロール、設定ファイル35−1を参照するコントロールなどが所定のアプリケーションインターフェイスなどにより記述されている。
【0031】
設定ファイル35−1は、インストーラパッケージ34−1を特定して、インストール制御プログラム33の実行関数に渡すための引数を定義したファイルであって、そのインストール作業の実装制御が記述されるとともに、ファイルオープンとともに各記述行が読み込まれる。たとえば、実装制御として、表示すべき画面ウィンドウ、そのウィンドウに対するキー操作、続く入力処理が生じるまでの待機時間が設定され、また、IF分岐、FOR分岐などの条件設定を行うことにより、実装制御の流れを任意に制御可能な仮想キーボードが実現できるので、インストール作業を各ハードウェア/ソフトウェア構成に適合させて複数の設定ファイルを用意できるようになる。さらに、ユーザー名(ユーザー区分)、ブラウザまたはメーラーの送受信サーバーの変更、レジストリーキー入力の指定、プロパティファイルの設定などを併せて行うことができる。
【0032】
次に、本実施の形態に係るインストール方法の一例を説明する。
先ず、インストール制御プログラムの処理について、図3に示すフローチャートの一例および図1、2に示す図を参照しつつ説明する。
メインサーバー3には、前準備として、クライアントコンピューター4−1のネットワークアドレスを含むハードウェア/ソフトウェア構成、本自動インストールを要請する旨に関する情報を登録しておく。これらをクライアントコンピューター4−1のユーザーと問合せ画面を通じて行っても、また、管理規則に則して自動メインテナンス用のプログラムを用いるなどしてもよい。クライアントコンピューター4−1の移動管理サーバー41が、オンライン状態において、メインサーバー3から搬送情報21を受信すると、移動オブジェクト32がインストール制御プログラム33に対して処理を開始させる。
【0033】
インストール制御プログラム33が処理を開始すると(START)、その起動ウィンドウにおいて、業務中のユーザーに対して、今すぐにインストール作業を行いたい旨を通知して、ユーザーの許可を求める(ステップST10)。ユーザーが開始ボタンをクリックすると、インストール制御モジュール36が起動して設定ファイル35−1を読み込むとともに(ステップST20)、ソフトウェア構成などを検査してクライアントコンピューター4−1をインストール作業に適した環境にする(ステップST30)。たとえば、搭載しているオペレーティングシステムがサーバー型であった場合に、制限付きアカウントから当該インストールに限って管理者権限に設定変更を行う(ステップST40)。続いて、インストーラパッケージ34−1を開いてインストーラを起動し(ステップST50)、設定ファイル35−1の内容に基づいてインストーラパッケージ34−1用の個別制御処理を実行する(ステップST60)。この個別制御処理の終了状態は結果ファイルに記録される(ステップST70)。この結果ファイルを移動オブジェクト32に渡すことにより、移動オブジェクト32がメインサーバー3に帰還すると、インストール作業がどこまで正常終了したかなどが移動オブジェクト管理サーバー31に通知される。たとえば、該当リモートコンピューター全てに漏れなくインストールしたり、稼動中のリモートコンピューターに対しては、その待機状態を待って別途にインストールを行ったりできる。
【0034】
個別制御処理(ステップST60)では、図4に示すフローチャートの一例のように、まず、設定ファイル35−1において表示ウィンドウの全画面数が参照され(ステップST61)、該当画面が表示されてユーザーの必要に応じたキー入力の内容が記録され(ステップST10)、設定ファイル35−1の記述内容と実際の入力項目とが整合したか書式チェックを行い(ステップST63)、正しければ全画面数相当の表示・入力処理が完了したか否か判定され(ステップST64)、途中であれば残りの表示ウィンドウに仮想キー入力する処理(ステップST62)などを繰り返し実行し、また、完了または前記書式チェックのエラーであれば、図3に示す結果ファイルを出力する処理(ステップST70)に戻る。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載のインストールシステムによれば、ソフトウェアごとにインストーラが異なる場合であっても、新たな設定ファイルを作成するだけで、各種のインストール作業に迅速に適用できる。また、この設定ファイルは、ソフトウェア配信手段の搬送情報として区別されるので、インストール制御を遂行させるかたわらで、ソフトウェア配信手段により、たとえば制御結果などを回収できるようになる。したがって、通信回線上にある多様なコンピューター群に対して簡単に作成でき、かつ適切なソフトウェアを安全にインストール可能なインストールシステムを提供することができる。
【0036】
請求項2に記載のインストールシステムによれば、請求項1の発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、各リモートコンピューターについて、ソフトウェアのインストールに伴って必要な更新作業などを、設定ファイルにより併せて実行させることができる。
【0037】
請求項3に記載のインストールシステムによれば、請求項1または請求項2の発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、設定ファイルにより融通性に富むインストール制御が実現できるので、多様なリモートコンピューターにおいて、いっそう確実なインストール作業を行わせることができる。
【0038】
請求項4に記載のモニター装置によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかの発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、ホストコンピューターの機能に、各リモートコンピューターを管理できる余裕が生じてくる。
【0039】
請求項5に記載の装置によれば、請求項1乃至請求項4のいずれかの発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、ソフトウェア構成が異なる各コンピューターに対して、ネットワークを通じて構成管理ができるようになる。
【0040】
請求項6に記載のインストール方法によれば、ソフトウェアごとにインストーラが異なる場合であっても、新たな設定ファイルを作成するだけで、各種のインストール作業に迅速に適用できる。また、この設定ファイルは、ソフトウェア配信ステップでの搬送情報として区別されるので、インストール制御を遂行させるかたわらで、ソフトウェア配信ステップにおいて、たとえば制御結果などを回収できるようになる。したがって、通信回線上にある多様なコンピューター群に対して適切なソフトウェアを確実にインストール可能なインストール方法を提供することができる。
【0041】
請求項7に記載のインストール方法によれば、請求項6の発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、各リモートコンピューターについて、ソフトウェアのインストールに伴って必要な更新作業などを、設定ファイルにより併せて実行させることができる。
【0042】
請求項8に記載のインストール方法によれば、請求項6または請求項7の発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、設定ファイルにより融通性に富むインストール制御が実現できるので、多様なリモートコンピューターにおいて、いっそう確実なインストール作業を行わせることができる
【0043】
請求項9に記載のインストール方法によれば、請求項6乃至請求項8のいずれかの発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、ホストコンピューターの機能に、各リモートコンピューターを管理できる余裕が生じてくる。
【0044】
請求項10に記載のインストール方法によれば、請求項6乃至請求項9のいずれかの発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、ソフトウェア構成が異なる各コンピューターに対して、ネットワークを通じて構成管理ができるようになる。
【0045】
請求項11に記載のプログラムによれば、請求項6乃至請求項10のいずれかに記載のインストール方法をコンピューターにより実行させることができる。
【0046】
請求項12の記録媒体によれば、請求項6乃至請求項10のいずれかに記載のインストール方法をコンピューターにより実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るインストールシステムの概略構成を説明する図である。
【図2】同、メインサーバーなどにおける各機能のブロック図である。
【図3】同、クライアントコンピューターにおけるインストール制御プログラムの処理について、その工程例を示すフローチャートである。
【図4】同、インストール制御プログラムの個別制御処理について、その工程例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 インストールシステム
2 ローカルエリアネットワーク(電気通信回線)
3 メインサーバー(ホストコンピューター)
4−1 通信サーバー(リモートコンピューター)
4−2〜n、6−1〜m クライアントコンピューター(リモートコンピューター)
6 インターネット(電気通信回線)
21 搬送情報
31 移動オブジェクト管理サーバー
32 移動オブジェクト
33 インストール制御プログラム
34−1〜i ソフトウェアパッケージ
35−1〜j 設定ファイル
41 移動管理サーバー
【発明の属する技術分野】
本発明は、インストールシステムおよびインストール方法に関し、たとえば、多様なコンピューターがネットワークを構成している場合に、各コンピューターに適切なプログラムを自動インストール可能なシステムおよび方法に適用することができる。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ネットワーク上のコンピューター群にプログラムをインストールし、また、これをアップデート、アップグレードする場合には、各ユーザーが、CD−ROMから所望のプログラムをコンピューターに読み込ませたり、そのプログラムベンダーのサイトからダウンロードしたりすることが行われている。さらに、自動インストーラツールを用いることによって、ユーザーに必要以上の操作負担をかけなくする試みが種々提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したような従来技術においては、次のような課題があった。
▲1▼自動インストーラツールは、インストールの対象となるソフトウェアごとに専用モジュールを作成する必要があり、しかも非常に手間がかかってしまった。実際のビジネスベースでは、ほとんどが専門のソフトウェアベンダーに作成させ、それなりの対価を支払わねばならなかった。
▲2▼また、インターネットその他の通信ネットワークを通じてダウンロードさせる場合に、各ソフトウェアについて、当然に、通信上のセキュリティを保障する必要があった。
▲3▼さらに、管理者から見ると、該当プログラムが機能するコンピューターと機能しないコンピューターとが存在するような混乱は早急に避けねばならず、放置すると、通信ネットワーク全体で各種プログラムのライセンス、バージョンを管理するのが極めて困難になってしまう。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、通信回線上にある多様なコンピューター群について簡単に作成でき、かつ適切なソフトウェアを安全にインストール可能なインストールシステムおよびインストール方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のインストールシステムは、ホストコンピューターにより複数のリモートコンピューターに対してソフトウェアのインストールを行うためのインストールシステムであって、
ホストコンピューターにおいて、ソフトウェアの実装制御に関する設定ファイルをソフトウェアのインストーラパッケージと関連付けて記憶するとともに、電気通信回線を通じてリモートコンピューターと通信することにより、各リモートコンピューター宛ての搬送経路を開設し、かつその搬送経路に関する情報を登録するソフトウェア送信手段と、
リモートコンピューターにおいて、前記ソフトウェア送信手段が登録した搬送経路を電気通信回線を通じて認識するとともに、ソフトウェア送信手段が関連付けたインストーラパッケージおよび設定ファイルを開き、その実装制御に基づいてソフトウェアのインストールを開始させるソフトウェア受信手段と、
前記ホストコンピューターのソフトウェア送信手段において、特定のインストーラパッケージおよびその設定ファイルをインストール制御モジュールと複合化させてインストールの実行体とすることにより、これらを搬送情報に編成してリモートコンピューターのソフトウェア受信手段に搬送するソフトウェア配送手段とを有したことを特徴とする。
【0006】
請求項1に記載の発明においては、通信回線上で各コンピューターのソフトウェア構成が異なる場合であっても、各種ソフトウェアのインストーラパッケージと、その設定ファイルがホストコンピューターから該当するコンピューターに配信される。すなわち、ソフトウェア送信手段により、該当するリモートコンピューターについて所定のインストーラパッケージなどが用意され、かつ通信回線上に搬送経路が開設される。この搬送経路が、リモートコンピューターのソフトウェア受信手段により認識され、ホストコンピューターとリモートコンピューターとの搬送経路として設定される。また、ソフトウェア配送手段により、これらインストーラパッケージなどがインストール制御モジュールに複合化されて搭載され、その搬送経路を通じて確実にリモートコンピューターに搬送される。リモートコンピューターでは、ソフトウェア配送手段からインストーラパッケージなどがソフトウェア受信手段に渡され、ソフトウェア受信手段がインストール制御モジュールを起動することにより、インストーラパッケージなどが開かれる。そして、インストール制御モジュールによって、該当ソフトウェアのインストールが開始されるとともに、設定ファイルが読み込まれて所定の実装制御に基づくインストール制御が確実に遂行される。これにより、多様なソフトウェアおよびハードウェア構成のリモートコンピューター群に対しても、種々のソフトウェアごとに、異なるインストール制御プログラムを一からプログラミングする必要がなくなる。電気通信回線としては、たとえば、インターネットが挙げられるが、当該ホストコンピューターが統括するイントラネット、エクストラネットなど限定的なものであっても、また、ローカルエリアネットワークであっても、さらに、これらネットワークの組み合わせであってもよく、当該リモートコンピューターとの搬送経路の確立に伴って、所定のインストーラパッケージなどが適切に配信できる。また、インストーラパッケージとしては、ソフトウェアベンダーが提供する該当ソフトウェアの標準的なインストーラパッケージが挙げられ、このように標準的なものに対して、設定ファイルにより、容易にエミュレートすることができる。
【0007】
請求項2記載のインストールシステムは、請求項1に記載のインストールシステムにおいて、前記設定ファイルは、インストール済みライブラリーの削除手順またはソフトウェアに関するレジストリーの更新手順および該当ソフトウェアが参照する設定ファイルの更新手順を含むファイルであることを特徴とする。
また、このインストールシステムは、請求項1に記載のインストールシステムにおいて、前記設定ファイルは、インストール済みライブラリーの削除手順またはソフトウェアに関するレジストリーの更新手順を含むファイルであることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明においては、ソフトウェアのアップデートやアップグレードを行う場合に、設定ファイルに基づいて、不要なライブラリーが確実にアンインストールできる。また、ソフトウェアの初期設定や、既に設定されていたレジストリーやソフトウェアの設定ファイルが適切な内容に更新される。たとえば、インストール対象ソフトウェアと関連するアプリケーションプログラムについて、その設定様式を容易に取り替えたり、設定内容を変更したりできる。
【0009】
請求項3に記載のインストールシステムは、請求項1または請求項2に記載のインストールシステムにおいて、前記設定ファイルは、インストーラパッケージによるインストール用設定段階ごとに、リモートコンピューターのユーザーインターフェイスに関する情報を記録してインストール制御モジュールに渡すアプリケーションインターフェイスが記述されている。
【0010】
請求項3に記載の発明においては、設定ファイルによって、ユーザーインターフェイスをモニターさせるので、リモートコンピューターにおいてインストール制御モジュールが各ソフトウェアに適したインストール制御を行うことができる。たとえば、各段階のアクティブウィンドウについて、ユーザーによるキー操作の内容を取得することが挙げられる。
【0011】
請求項4に記載のインストールシステムは、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のインストールシステムにおいて、前記ソフトウェア配送手段は、一のリモートコンピューターにおいて、ソフトウェア送信手段が登録した搬送経路を解読することにより、搬送情報を中継して別のリモートコンピューターに転送していることを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発明においては、ソフトウェア配送手段に対して各リモートコンピューターを巡回させることにより、ホストコンピューターにおけるオーバーヘッドが軽減され、かつ電気通信回線の通信速度を低減させるおそれがない。
【0013】
請求項5に記載のインストールシステムは、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のインストールシステムにおいて、前記ソフトウェア配送手段は、搬送経路上の各リモートコンピューターについてインストール状況に関する情報をホストコンピューターに報告していることを特徴とする。
【0014】
請求項5に記載の発明においては、ホストコンピューターが、リモートコンピューターごとにインストール状況を把握できるので、各リモートコンピューターについてソフトウェア構成を管理することができる。たとえば、データベースにおいて、インストール状況を管理者がブラウジング可能に一元化して評価することが挙げられる。
【0015】
請求項6に記載のインストール方法は、ホストコンピューターにより複数のリモートコンピューターに対してソフトウェアのインストールを行うためのインストール方法であって、
ホストコンピューターにおいて、ソフトウェアの実装制御に関する設定ファイルをソフトウェアのインストーラパッケージと関連付けて記憶するとともに、電気通信回線を通じてリモートコンピューターと通信することにより、各リモートコンピューター宛ての搬送経路を開設し、かつその搬送経路に関する情報を登録するソフトウェア送信ステップと、
リモートコンピューターにおいて、前記ソフトウェア送信ステップで登録した搬送経路を電気通信回線を通じて認識するとともに、ソフトウェア送信ステップで関連付けたインストーラパッケージおよび設定ファイルを開き、その実装制御に基づいてソフトウェアのインストールを開始させるソフトウェア受信ステップと、
前記ホストコンピューターのソフトウェア送信ステップにおいて、特定のインストーラパッケージおよびその設定ファイルをインストール制御モジュールと複合化させてインストールの実行体とすることにより、これらを搬送情報に編成してリモートコンピューターのソフトウェア受信ステップに搬送するソフトウェア配送ステップとを有したことを特徴とする。
【0016】
請求項6に記載の発明においては、通信回線上で各コンピューターのソフトウェア構成が異なる場合であっても、各種ソフトウェアのインストーラパッケージと、その設定ファイルがホストコンピューターから該当するコンピューターに配信される。すなわち、ソフトウェア送信ステップにおいて、該当するリモートコンピューターについて所定のインストーラパッケージなどが用意され、かつ通信回線上に搬送経路が開設される。この搬送経路が、リモートコンピューターのソフトウェア受信ステップにおいて認識され、ホストコンピューターとリモートコンピューターとの搬送経路として設定される。また、ソフトウェア配送ステップにおいて、これらインストーラパッケージなどがインストール制御モジュールに複合化されて搭載され、その搬送経路を通じて確実にリモートコンピューターに搬送される。リモートコンピューターでは、ソフトウェア配送手段からインストーラパッケージなどがソフトウェア受信手段に渡され、ソフトウェア受信手段がインストール制御モジュールを起動することにより、インストーラパッケージなどが開かれる。そして、インストール制御モジュールによって、該当ソフトウェアのインストールが開始されるとともに、設定ファイルが読み込まれて所定の実装制御に基づくインストール制御が確実に遂行される。これにより、多様なソフトウェアおよびハードウェア構成のリモートコンピューター群に対しても、また、種々のソフトウェアごとに、異なるインストール制御プログラムを一からプログラミングする必要がなくなる。電気通信回線としては、たとえば、インターネットが挙げられるが、当該ホストコンピューターが統括するイントラネット、エクストラネットなど限定的なものであっても、また、ローカルエリアネットワークであっても、さらに、これらネットワークの組み合わせであってもよく、当該リモートコンピューターとの搬送経路の確立に伴って、所定のインストーラパッケージなどが適切に配信できる。また、インストーラパッケージとしては、ソフトウェアベンダーが提供する該当ソフトウェアの標準的なインストーラパッケージが挙げられ、このように標準的なものに対して、設定ファイルにより、容易にエミュレートすることができる。
【0017】
請求項7に記載のインストール方法は、請求項6に記載のインストール方法において、前記設定ファイルは、インストール済みライブラリーの削除手順またはソフトウェアに関するレジストリーの更新手順および該当ソフトウェアが参照する設定ファイルの更新手順を含むファイルであることを特徴とする。
また、このインストール方法は、請求項1に記載のインストールシステムにおいて、前記設定ファイルは、インストール済みライブラリーの削除手順またはソフトウェアに関するレジストリーの更新手順を含むファイルであることを特徴とする。
【0018】
請求項7に記載の発明においては、ソフトウェアのアップデートやアップグレードを行う場合に、設定ファイルに基づいて、不要なライブラリーが確実にアンインストールできる。また、ソフトウェアの初期設定や、既に設定されていたレジストリーやソフトウェアの設定ファイルが適切な内容に更新される。たとえば、インストール対象ソフトウェアと関連するアプリケーションプログラムについて、その設定様式を容易に取り替えたり、設定内容を変更したりできる。
【0019】
請求項8に記載のインストール方法は、請求項6または請求項7に記載のインストール方法において、前記設定ファイルは、インストーラパッケージによるインストーラ設定段階ごとに、リモートコンピューターのユーザーインターフェイスに関する情報を記録してインストール制御モジュールに渡すアプリケーションインターフェイスが記述されていることを特徴とする。
【0020】
請求項8に記載の発明においては、設定ファイルによって、ユーザーインターフェイスをモニターさせるので、リモートコンピューターにおいてインストール制御モジュールが各ソフトウェアに適したインストール制御を行うことができる。たとえば、各段階のアクティブウィンドウについて、ユーザーによるキー操作の内容を取得することが挙げられる。
【0021】
請求項9に記載のインストール方法は、請求項6乃至請求項8のいずれかに記載のインストール方法において、前記ソフトウェア配送ステップは、一のリモートコンピューターにおいて、ソフトウェア送信ステップが登録した搬送経路を解読することにより、搬送情報を中継して別のリモートコンピューターに転送していることを特徴とする。
【0022】
請求項9に記載の発明においては、ソフトウェア配送手段に対して各リモートコンピューターを巡回させることにより、ホストコンピューターにおけるオーバーヘッドが軽減され、かつ電気通信回線の通信速度を低減させるおそれがない。
【0023】
請求項10に記載のインストール方法は、請求項6乃至請求項9のいずれかに記載のインストール方法において、前記ソフトウェア配送ステップは、搬送経路上の各リモートコンピューターについてインストール状況に関する情報をホストコンピューターに報告していることを特徴とする。
【0024】
請求項10に記載の発明においては、ホストコンピューターが、リモートコンピューターごとにインストール状況を把握できるので、各リモートコンピューターについてソフトウェア構成を管理することができる。たとえば、データベースにおいて、インストール状況を管理者がブラウジング可能に一元化して評価することが挙げられる。
【0025】
請求項11に記載のプログラムは、請求項6乃至請求項10のいずれかに記載のインストール方法をコンピューターに実行させるためのプログラムである。
【0026】
請求項11に記載の発明においては、請求項6乃至請求項10のいずれかに記載のインストール方法をコンピューターに実行させることができる。
【0027】
請求項12に記載の記録媒体は、請求項6乃至請求項10のいずれかに記載のインストール方法をコンピューターに実行させるためのプログラムが記録されていることを特徴とするコンピューター読み取り可能な記録媒体である。
【0028】
請求項12に記載の発明においては、請求項6乃至請求項10のいずれかに記載のインストール方法をコンピューターに実行させることができる。
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1および図2は、本実施の形態に係るインストールシステムの概略構成例を説明するための図である。
本インストールシステム1は、多数のリモートコンピューターが多様なハードウェア/ソフトウェア構成をとる場合に、各リモートコンピューターに、ホストコンピューターによって適切なソフトウェアを自動的にインストールさせるものである。すなわち、図1に示すように、一企業のイントラネットを構成するローカルエリアネットワーク(LAN)(電気通信回線)2において、ホストコンピューターとしてメインサーバー3を、また、リモートコンピューターとして各クライアントコンピューター4−1,4−2,4−3・・・4−n、および必要に応じてインターネット5を通じ、関連企業または顧客の各クライアントコンピューター6−1,6−mなどをメインサーバー3に登録する。各クライアントコンピューター4−1,4−2,4−3・・・4−n、6−1,6−mは、当該企業の各部門においては、その部門の管理用ホストコンピューターまたはサーバー(たとえば、通信サーバー4−1がある。)となり、図示しない別のクライアントコンピューター群をローカル的に接続させている。以下、各クライアントコンピューター4−1について一例を説明する。
【0029】
また、本インストールシステム1は、インストーラパッケージの送信用プログラムである移動オブジェクト管理サーバー(ソフトウェア送信手段)31をメインサーバー3−1に搭載し、かつインストーラパッケージの受信用プログラムである移動管理サーバー(ソフトウェア受信手段)41をクライアントコンピューターなど4−1・・・に搭載することにより、各オペレーティングシステム上において起動させる。そして、移動オブジェクト管理サーバー31に、ローカルエリアネットワーク2上における搬送情報のキャリアとなる移動オブジェクト(ソフトウェア配送手段)32を付設し、かつメインサーバー3のメモリ領域に、クライアントコンピューター4−1においてインストール作業の実行体となるインストール制御プログラム33、インストール対象のソフトウェアを含むインストーラパッケージ34−1・・・34−i、およびインストール制御プログラム33の設定ファイル35−1・・・35−jを記憶させている。インストーラパッケージ34−1・・・34−iは、当該ソフトウェアのソフトウェアベンダーが提供する標準的なものである。以下、インストーラパッケージ34−1について一例を説明する。
【0030】
インストール制御プログラム33は、インストール作業の基本モジュールであるインストール制御モジュール36を有しており、これにインストーラパッケージ34−1とその設定ファイル35−1を対応させて複合化させている。また、インストール制御プログラム33は、所定の通信品質を保証する付加情報(たとえば、認証用のデジタル署名や情報の暗号化が挙げられる。)とともに移動オブジェクト32に搭載し、必要な通信用情報(さらに、署名を付与し、暗号化すれば万全なセキュリティが図られる。)とともに搬送情報21を編成してクライアントコンピューター4−1の移動管理サーバー41に搬送される。インストール制御モジュール36には、個々のインストール作業に共通するコントロール、インストーラパッケージ34−1を展開させるコントロール、設定ファイル35−1を参照するコントロールなどが所定のアプリケーションインターフェイスなどにより記述されている。
【0031】
設定ファイル35−1は、インストーラパッケージ34−1を特定して、インストール制御プログラム33の実行関数に渡すための引数を定義したファイルであって、そのインストール作業の実装制御が記述されるとともに、ファイルオープンとともに各記述行が読み込まれる。たとえば、実装制御として、表示すべき画面ウィンドウ、そのウィンドウに対するキー操作、続く入力処理が生じるまでの待機時間が設定され、また、IF分岐、FOR分岐などの条件設定を行うことにより、実装制御の流れを任意に制御可能な仮想キーボードが実現できるので、インストール作業を各ハードウェア/ソフトウェア構成に適合させて複数の設定ファイルを用意できるようになる。さらに、ユーザー名(ユーザー区分)、ブラウザまたはメーラーの送受信サーバーの変更、レジストリーキー入力の指定、プロパティファイルの設定などを併せて行うことができる。
【0032】
次に、本実施の形態に係るインストール方法の一例を説明する。
先ず、インストール制御プログラムの処理について、図3に示すフローチャートの一例および図1、2に示す図を参照しつつ説明する。
メインサーバー3には、前準備として、クライアントコンピューター4−1のネットワークアドレスを含むハードウェア/ソフトウェア構成、本自動インストールを要請する旨に関する情報を登録しておく。これらをクライアントコンピューター4−1のユーザーと問合せ画面を通じて行っても、また、管理規則に則して自動メインテナンス用のプログラムを用いるなどしてもよい。クライアントコンピューター4−1の移動管理サーバー41が、オンライン状態において、メインサーバー3から搬送情報21を受信すると、移動オブジェクト32がインストール制御プログラム33に対して処理を開始させる。
【0033】
インストール制御プログラム33が処理を開始すると(START)、その起動ウィンドウにおいて、業務中のユーザーに対して、今すぐにインストール作業を行いたい旨を通知して、ユーザーの許可を求める(ステップST10)。ユーザーが開始ボタンをクリックすると、インストール制御モジュール36が起動して設定ファイル35−1を読み込むとともに(ステップST20)、ソフトウェア構成などを検査してクライアントコンピューター4−1をインストール作業に適した環境にする(ステップST30)。たとえば、搭載しているオペレーティングシステムがサーバー型であった場合に、制限付きアカウントから当該インストールに限って管理者権限に設定変更を行う(ステップST40)。続いて、インストーラパッケージ34−1を開いてインストーラを起動し(ステップST50)、設定ファイル35−1の内容に基づいてインストーラパッケージ34−1用の個別制御処理を実行する(ステップST60)。この個別制御処理の終了状態は結果ファイルに記録される(ステップST70)。この結果ファイルを移動オブジェクト32に渡すことにより、移動オブジェクト32がメインサーバー3に帰還すると、インストール作業がどこまで正常終了したかなどが移動オブジェクト管理サーバー31に通知される。たとえば、該当リモートコンピューター全てに漏れなくインストールしたり、稼動中のリモートコンピューターに対しては、その待機状態を待って別途にインストールを行ったりできる。
【0034】
個別制御処理(ステップST60)では、図4に示すフローチャートの一例のように、まず、設定ファイル35−1において表示ウィンドウの全画面数が参照され(ステップST61)、該当画面が表示されてユーザーの必要に応じたキー入力の内容が記録され(ステップST10)、設定ファイル35−1の記述内容と実際の入力項目とが整合したか書式チェックを行い(ステップST63)、正しければ全画面数相当の表示・入力処理が完了したか否か判定され(ステップST64)、途中であれば残りの表示ウィンドウに仮想キー入力する処理(ステップST62)などを繰り返し実行し、また、完了または前記書式チェックのエラーであれば、図3に示す結果ファイルを出力する処理(ステップST70)に戻る。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載のインストールシステムによれば、ソフトウェアごとにインストーラが異なる場合であっても、新たな設定ファイルを作成するだけで、各種のインストール作業に迅速に適用できる。また、この設定ファイルは、ソフトウェア配信手段の搬送情報として区別されるので、インストール制御を遂行させるかたわらで、ソフトウェア配信手段により、たとえば制御結果などを回収できるようになる。したがって、通信回線上にある多様なコンピューター群に対して簡単に作成でき、かつ適切なソフトウェアを安全にインストール可能なインストールシステムを提供することができる。
【0036】
請求項2に記載のインストールシステムによれば、請求項1の発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、各リモートコンピューターについて、ソフトウェアのインストールに伴って必要な更新作業などを、設定ファイルにより併せて実行させることができる。
【0037】
請求項3に記載のインストールシステムによれば、請求項1または請求項2の発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、設定ファイルにより融通性に富むインストール制御が実現できるので、多様なリモートコンピューターにおいて、いっそう確実なインストール作業を行わせることができる。
【0038】
請求項4に記載のモニター装置によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかの発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、ホストコンピューターの機能に、各リモートコンピューターを管理できる余裕が生じてくる。
【0039】
請求項5に記載の装置によれば、請求項1乃至請求項4のいずれかの発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、ソフトウェア構成が異なる各コンピューターに対して、ネットワークを通じて構成管理ができるようになる。
【0040】
請求項6に記載のインストール方法によれば、ソフトウェアごとにインストーラが異なる場合であっても、新たな設定ファイルを作成するだけで、各種のインストール作業に迅速に適用できる。また、この設定ファイルは、ソフトウェア配信ステップでの搬送情報として区別されるので、インストール制御を遂行させるかたわらで、ソフトウェア配信ステップにおいて、たとえば制御結果などを回収できるようになる。したがって、通信回線上にある多様なコンピューター群に対して適切なソフトウェアを確実にインストール可能なインストール方法を提供することができる。
【0041】
請求項7に記載のインストール方法によれば、請求項6の発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、各リモートコンピューターについて、ソフトウェアのインストールに伴って必要な更新作業などを、設定ファイルにより併せて実行させることができる。
【0042】
請求項8に記載のインストール方法によれば、請求項6または請求項7の発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、設定ファイルにより融通性に富むインストール制御が実現できるので、多様なリモートコンピューターにおいて、いっそう確実なインストール作業を行わせることができる
【0043】
請求項9に記載のインストール方法によれば、請求項6乃至請求項8のいずれかの発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、ホストコンピューターの機能に、各リモートコンピューターを管理できる余裕が生じてくる。
【0044】
請求項10に記載のインストール方法によれば、請求項6乃至請求項9のいずれかの発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、ソフトウェア構成が異なる各コンピューターに対して、ネットワークを通じて構成管理ができるようになる。
【0045】
請求項11に記載のプログラムによれば、請求項6乃至請求項10のいずれかに記載のインストール方法をコンピューターにより実行させることができる。
【0046】
請求項12の記録媒体によれば、請求項6乃至請求項10のいずれかに記載のインストール方法をコンピューターにより実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るインストールシステムの概略構成を説明する図である。
【図2】同、メインサーバーなどにおける各機能のブロック図である。
【図3】同、クライアントコンピューターにおけるインストール制御プログラムの処理について、その工程例を示すフローチャートである。
【図4】同、インストール制御プログラムの個別制御処理について、その工程例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 インストールシステム
2 ローカルエリアネットワーク(電気通信回線)
3 メインサーバー(ホストコンピューター)
4−1 通信サーバー(リモートコンピューター)
4−2〜n、6−1〜m クライアントコンピューター(リモートコンピューター)
6 インターネット(電気通信回線)
21 搬送情報
31 移動オブジェクト管理サーバー
32 移動オブジェクト
33 インストール制御プログラム
34−1〜i ソフトウェアパッケージ
35−1〜j 設定ファイル
41 移動管理サーバー
Claims (12)
- ホストコンピューターにより複数のリモートコンピューターに対してソフトウェアのインストールを行うためのインストールシステムであって、
ホストコンピューターにおいて、ソフトウェアの実装制御に関する設定ファイルをソフトウェアのインストーラパッケージと関連付けて記憶するとともに、電気通信回線を通じてリモートコンピューターと通信することにより、各リモートコンピューター宛ての搬送経路を開設し、かつその搬送経路に関する情報を登録するソフトウェア送信手段と、
リモートコンピューターにおいて、前記ソフトウェア送信手段が登録した搬送経路を電気通信回線を通じて認識するとともに、ソフトウェア送信手段が関連付けたインストーラパッケージおよび設定ファイルを開き、その実装制御に基づいてソフトウェアのインストールを開始させるソフトウェア受信手段と、
前記ホストコンピューターのソフトウェア送信手段において、特定のインストーラパッケージおよびその設定ファイルをインストール制御モジュールと複合化させてインストールの実行体とすることにより、これらを搬送情報に編成してリモートコンピューターのソフトウェア受信手段に搬送するソフトウェア配送手段とを有したことを特徴とするインストールシステム。 - 前記設定ファイルは、インストール済みライブラリーの削除手順またはソフトウェアに関するレジストリーの更新手順および該当ソフトウェアが参照する設定ファイルの更新手順を含むファイルであることを特徴とする請求項1に記載のインストールシステム。
- 前記設定ファイルは、インストーラパッケージによるインストール用設定段階ごとに、リモートコンピューターのユーザーインターフェイスに関する情報を記録してインストール制御モジュールに渡すアプリケーションインターフェイスが記述されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインストールシステム。
- 前記ソフトウェア配送手段は、一のリモートコンピューターにおいて、ソフトウェア送信手段が登録した搬送経路を解読することにより、搬送情報を中継して別のリモートコンピューターに転送していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のインストールシステム。
- 前記ソフトウェア配送手段は、搬送経路上の各リモートコンピューターについてインストール状況に関する情報をホストコンピューターに報告していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のインストールシステム。
- ホストコンピューターにより複数のリモートコンピューターに対してソフトウェアのインストールを行うためのインストール方法であって、ホストコンピューターにおいて、ソフトウェアの実装制御に関する設定ファイルをソフトウェアのインストーラパッケージと関連付けて記憶するとともに、電気通信回線を通じてリモートコンピューターと通信することにより、各リモートコンピューター宛ての搬送経路を開設し、かつその搬送経路に関する情報を登録するソフトウェア送信ステップと、
リモートコンピューターにおいて、前記ソフトウェア送信ステップで登録した搬送経路を電気通信回線を通じて認識するとともに、ソフトウェア送信ステップで関連付けたインストーラパッケージおよび設定ファイルを開き、その実装制御に基づいてソフトウェアのインストールを開始させるソフトウェア受信ステップと、
前記ホストコンピューターのソフトウェア送信ステップにおいて、特定のインストーラパッケージおよびその設定ファイルをインストール制御モジュールと複合化させてインストールの実行体とすることにより、これらを搬送情報に編成してリモートコンピューターのソフトウェア受信ステップに搬送するソフトウェア配送ステップとを有したことを特徴とするインストール方法。 - 前記設定ファイルは、インストール済みライブラリーの削除手順またはソフトウェアに関するレジストリーの更新手順および該当ソフトウェアが参照する設定ファイルの更新手順を含むファイルであることを特徴とする請求項6に記載のインストール方法。
- 前記設定ファイルは、インストーラパッケージによるインストーラ設定段階ごとに、リモートコンピューターのユーザーインターフェイスに関する情報を記録してインストール制御モジュールに渡すアプリケーションインターフェイスが記述されていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載のインストール方法。
- 前記ソフトウェア配送ステップは、一のリモートコンピューターにおいて、ソフトウェア送信ステップが登録した搬送経路を解読することにより、搬送情報を中継して別のリモートコンピューターに転送していることを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記載のインストール方法。
- 前記ソフトウェア配送ステップは、搬送経路上の各リモートコンピューターについてインストール状況に関する情報をホストコンピューターに報告していることを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれかに記載のインストール方法。
- 請求項6乃至請求項10のいずれかに記載のインストール方法をコンピューターに実行させるためのプログラム。
- 請求項6乃至請求項10のいずれかに記載のインストール方法をコンピューターに実行させるためのプログラムが記録されていることを特徴とするコンピューター読み取り可能な記録媒体。
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JP2006260106A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Ricoh Co Ltd | 情報処理システム、情報処理プログラム及び記録媒体 |
JP2009527848A (ja) * | 2006-02-22 | 2009-07-30 | マイクロソフト コーポレーション | 統合されたマルチサーバインストール |
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2003
- 2003-03-07 JP JP2003062078A patent/JP2004272572A/ja not_active Withdrawn
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