JP2004272035A - Image forming apparatus, photoreceptor unit, and processing cartridge - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面にトナー像が形成されるドラム状の感光体と該感光体の軸線方向各端部に固定されたフランジとを有する感光体ユニットを、画像形成装置本体に対して、手前側に引出し、又は奥側へ押し込むことができるように、該画像形成装置本体に支持された感光体軸に組み付けると共に、前記感光体をアースすべく、該感光体と前記感光体軸とに接触するアース部材を感光体ユニットに設けた画像形成装置と、その感光体ユニットと、該感光体ユニットを有するプロセスカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ或いはその複合機などとして構成される上記形式の画像形成装置は従来より周知である(例えば、特許文献1参照)。この形式の画像形成装置は、感光体ユニットを手前側に引出し、その感光体やフランジの保守、点検、修理或いはその交換などのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0003】
ところが、この形式の画像形成装置においては、感光体ユニットを手前側に引出し、又は奥側へ押し込んでセットするとき、その感光体ユニットに設けられたアース部材が感光体軸に摺擦して、摺擦音が発生し、ユーザに不快感を与えるおそれがある。また、感光体ユニットの挿脱時にアース部材が感光体軸に摺擦するので、感光体ユニットに対して大きな抵抗が作用し、その操作性が低下し、しかもアース部材が早期に摩耗し、その寿命が縮められる欠点を免れない。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−36346号公報(第5頁、図1、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上述した従来の欠点を軽減できる冒頭に記載した形式の画像形成装置と、その感光体ユニットと、該感光体ユニットを有するプロセスカートリッジを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置において、前記感光体ユニットが画像形成装置本体内の所定の装填位置にセットされた状態で、前記アース部材が、該感光体ユニットの軸線方向中央部よりも手前側に位置するように、該アース部材が感光体ユニットの内部に配置されていることを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項1)。
【0007】
その際、前記感光体ユニットが画像形成装置本体内の所定の装填位置にセットされた状態で手前側に位置するフランジを前フランジ、奥側に位置するフランジを奥フランジとしたとき、前記アース部材は、前記前フランジに固定されていると有利である(請求項2)。
【0008】
また、上記請求項2に記載の画像形成装置において、前記アース部材は、前記感光体ユニットを奥側へ押し込んでセットするとき、前記感光体軸の手前側自由端が前記前フランジの中心孔に嵌合するように、該感光体軸と感光体ユニットの相対位置を規制するガイド機能を有していると有利である(請求項3)。
【0009】
さらに、本発明は上記目的を達成するため、表面にトナー像が形成されるドラム状の感光体と該感光体の軸線方向各端部に固定されたフランジとを有し、かつ画像形成装置本体に対して、手前側に引き出され、又は奥側へ押し込まれるように、該画像形成装置本体に支持された感光体軸に組み付けられ、前記感光体をアースすべく、該感光体と前記感光体軸とに接触するアース部材が設けられている感光体ユニットにおいて、該感光体ユニットが画像形成装置本体内の所定の装填位置にセットされた状態で、前記アース部材が、該感光体ユニットの軸線方向中央部よりも手前側に位置するように、該アース部材が感光体ユニットの内部に配置されていることを特徴とする感光体ユニットを提案する(請求項4)。
【0010】
その際、感光体ユニットが画像形成装置本体内の所定の装填位置にセットされた状態で手前側に位置するフランジを前フランジ、奥側に位置するフランジを奥フランジとしたとき、前記アース部材は、前記前フランジに固定されていると有利である(請求項5)。
【0011】
また、上記請求項4又は5に記載の感光体ユニットにおいて、前記アース部材は、感光体ユニットを奥側へ押し込んでセットするとき、前記感光体軸の手前側自由端が前記前フランジの中心孔に嵌合するように、該感光体軸と感光体ユニットの相対位置を規制するガイド機能を有していると有利である(請求項6)。
【0012】
さらに、本発明は、上記目的を達成するため、上記請求項4乃至6のいずれかに記載の感光体ユニットと、前記感光体にトナー像を形成するための少なくとも1つのプロセス機器を有することを特徴とするプロセスカートリッジを提案する(請求項7)。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0014】
図1に示した画像形成装置は、その画像形成装置本体1内に配置された4つのドラム状の感光体3を有し、その各感光体上にイエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成される。ここで、これらの感光体を識別する必要のあるときは、これらに符号3Y,3M,3C,3BKを付し、必要に応じて、これらを第1、第2、第3及び第4の感光体と称し、これらを特に識別する必要がないときは、その感光体に符号3を付して示すことにする。
【0015】
第1乃至第4の感光体3Y乃至3BKに対向して転写材の一例である中間転写体4が配置され、ここに示した中間転写体4は、複数の支持ローラ12,13,14に巻き掛けられて矢印A方向に走行駆動される無端ベルトにより構成されている。
【0016】
第1乃至第4の各感光体3Y,3M,3C,3BK上にトナー像を形成する構成と、その作用は実質的に全て同一であるため、第1の感光体3Yにトナー像を形成する構成だけを説明する。図2は、この感光体3Yと、そのまわりに配置されたプロセス機器の拡大図であり、該感光体3Yは図1及び図2における反時計方向に回転駆動される。このとき帯電装置7によって感光体表面が所定の極性に均一に帯電される。ここに示した帯電装置7は、感光体3Yに対向配置されて回転する帯電ローラ15と、この帯電ローラ15を支持するケース16とを有している。
【0017】
上述のように帯電装置7により帯電された感光体3Yの帯電面には、図1に示した露光装置8から出射する書き込み光(この例ではレーザビーム)Lが照射される。これによって感光体3Yに静電潜像が形成され、その静電潜像が現像装置9によってイエロートナー像として可視像化される。ここに示した現像装置9は、現像ケース17と、その現像ケース17に支持されて回転駆動される現像ローラ18を有し、その現像ローラ18に担持された乾式現像剤によって静電潜像がトナー像として可視像化される。このようにして、ドラム状の感光体の表面にトナー像が形成される。
【0018】
無端ベルトより成る中間転写体4を挟んで、第1の感光体3Yにほぼ対向した位置には、転写ローラにより構成された第1の転写装置10が配置され、その転写装置10の作用によって、感光体3Y上のイエロートナー像が中間転写体4上に転写される。中間転写体4に転写されず、第1の感光体3Y上に残された転写残トナーは、クリーニング装置11によって除去される。ここに示したクリーニング装置はクリーニングケース19と、このケースに支持されたクリーニングブレード21とを有し、このブレード21は感光体3Yの表面に当接して感光体3Y上の転写残トナーを除去する。クリーニング装置11を通過した感光体3Yの表面には除電装置22からの光が照射されてその表面電位が初期化される。
【0019】
全く同様にして、図1に示した第2乃至第4の感光体3M,3C,3BK上にマゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成され、これらのトナー像が、イエロートナー像の転写された中間転写体4上に順次重ねて転写される。このようにして4色の重ねトナー像が中間転写体4上に形成される。
【0020】
一方、図1に示すように、無端ベルトより成る中間転写体4を挟んで支持ローラ14に対向して第2の転写装置23が配置されている。また、画像形成装置本体1の下部には給紙装置5が配置され、この給紙装置5から、例えば転写紙又は樹脂フィルムなどから成る最終転写材としての記録材Pが矢印Bで示す方向に給送され、その記録材Pが、第2の転写装置23と中間転写体4との間の転写領域に搬送され、その第2の転写装置23の作用によって中間転写体4上に形成されたトナー像が記録材P上に転写される。このようにして転写されたトナー像を担持した記録材Pは、定着装置2に送り込まれ、該定着装置2を通過する。このときそのトナー像が熱と圧力の作用によって記録材P上に定着され、記録材P上にフルカラー画像が形成される。定着装置2を通過した記録材は、矢印C方向で示すように排紙部6上に排出される。また、トナー像転写後の中間転写体上に付着する転写残トナーは、クリーニング装置20によって除去される。
【0021】
上述し、かつ図2に示したように、第1の感光体3Yのまわりには、帯電装置7、現像装置9、転写装置10、クリーニング装置11及び除電装置22の各プロセス機器が配置されている。全く同様に、第2乃至第4の感光体3M,3C,3BKのまわりにも、上述した各プロセス機器が配置され、かかるプロセス機器によって、各感光体3に潜像を形成し、該潜像をトナー像として可視像化し、そのトナー像を転写材に転写して画像形成を行う。図1及び図2に示した例では、各感光体3上に形成した各トナー像を、中間転写体4より成る転写材に転写し、次いでその中間転写体4上のトナー像を最終転写材である記録材P上に転写するように構成されているが、中間転写体4を省き、各感光体3上のトナー像を、直接、記録材より成る転写材上に重ねて転写し、その重ねトナー像を定着装置によって定着してフルカラー画像を得るように構成することもできる。
【0022】
ここで、各感光体3のまわりに配置され、その感光体にトナー像を形成する上述のプロセス機器の少なくとも1つがユニット化された作像ユニット24として構成され、本例では4つの作像ユニット24が設けられている。画像形成装置の形態に応じて、作像ユニットの数は適宜設定され、該作像ユニットは少なくとも1つ設けられるものである。
【0023】
図3は、後述する引出体31から1つの作像ユニット24と、後述する感光体ユニット41とを取り外した状態を示し、図4は、その作像ユニット24を図3とは反対側から見た斜視図である。図2乃至図4から明らかなように、作像ユニット24は前壁25と、後壁26と、前壁25及び後壁26を一体に連結する第1及び第2ステー27,28(図2)とにより構成されたユニットフレーム29に、帯電装置7、現像装置9、クリーニング装置11及び除電装置22が着脱可能に組み付けられ、これらによって一体的な作像ユニット24が構成されている。
【0024】
ユニットフレーム29と、帯電装置7のケース16と、現像装置9の現像ケース17と、クリーニング装置11のクリーニングケース19とによって、作像ユニット24のユニットケース30が構成され、図2に示すようにそのユニットケース30の下部開口32から感光体3の下部が露出している。またユニットケース30に形成された光入射口33から書き込み光Lがユニットケース30内に入射する。いずれの作像ユニット24も、現像装置に収容された現像剤の色が異なるだけで、全て実質的に同じく構成されている。
【0025】
図3は、画像形成装置本体1の図示していない前ドアを開き、後述する面板を取り外して、引出体31を画像形成装置本体から引き出したときの様子を示している。この図と図5から判るように、引出体31は、前フレーム板34と、奥フレーム板35と、これらのフレーム板34,35を一体に連結する複数の連結板36A,36B,36C,36D,36Eとを有する枠体状の引出本体42を有し、その各連結板36A,36Eにはスライドレール37,37Aがそれぞれ固定されている。一方、画像形成装置本体1内にも一対のガイドレール38(図3にその一方のみを示す)が固定され、引出体31に固定された各スライドレール37,37Aがその各ガイドレール38に摺動自在に嵌合している。画像形成装置本体1の前ドアを開き、面板を取り外して、引出体31を矢印Xで示す方向に引くと、各スライドレール37が各ガイドレール38に対して摺動しながら、その引出体31が図3に示すように画像形成装置本体外に引き出される。
【0026】
図3及び図6に示すように、ドラム状の感光体3の軸線方向各端部には、フランジ39,40が固定され、この感光体3とフランジ39,40とによって一体の感光体ユニット41が構成されていて、本例の画像形成装置は4つの感光体ユニットを有している。かかる感光体ユニット41と、作像ユニット24は、引出体31と共に画像形成装置本体1に対して引き出され、或いは押し込まれて画像形成装置本体内の所定の装填位置にセットされる。このように、画像形成装置本体1に対して引き出し可能に支持された引出体31を、図3に示したように引き出した上、所望する作像ユニット24を上方に持ち上げれば、その作像ユニット24を引出体31から取り外すことができ、次いで感光体ユニット41も引出体31から取り外すことができる。逆の操作によってその作像ユニット24と感光体ユニット41を引出体31に装着することができる。このときの動作については後に詳しく説明する。
【0027】
図6は感光体ユニット41と作像ユニット24と引出体31とを画像形成装置本体1内の所定の装填位置にセットしたときの状態を示す縦断面図であって、作像ユニット24については、これを簡略化してそのユニットケース30だけを示した図である。ここで、引出体31と、感光体ユニット41と、作像ユニット24は、前述のように、図6に矢印Xで示した方向に引き出され、矢印Y方向に押し込まれるが、これらのユニット24,41と引出体31を引き出す側が手前側、その反対側が奥側である。
【0028】
図6に示すように、画像形成装置本体1の本体フレームは、手前側に位置する前側板44と、奥側に位置する奥側板45を有し、前側板44に形成された開口46は、図示していないねじによって前側板44に着脱可能に固定された前述の面板47によって閉鎖されている。この面板47は、当該面板に形成された孔が前側板44に固定された位置決めピン48に嵌合することにより、前側板44に対して正しく位置決めされる。
【0029】
また、図6に示すように、画像形成装置本体1の奥側板45と、この奥側板45に固定され、かつ該奥側板45よりも奥側に位置する支持板(図示せず)には、それぞれ軸受49を介して、丸棒状の感光体軸50の奥基端側50Cがその軸線まわりに回転自在に支持され、この感光体軸50の手前側自由端50Dの側は、面板47に圧入された軸受51を介して該面板47に回転自在に支持されている。
【0030】
図5は引出体31を奥側から見た様子を示しているが、この図に示すように、引出体31の奥フレーム板35には複数の奥側ピン52が突設され、引出体31の前フレーム板34には、図3に示すように複数の手前側ピン53が突設され、奥側ピン52と手前側ピン53が、奥側板45と面板47とに形成された位置決め孔にそれぞれ着脱可能に嵌合している。その際、図6に示すように、面板47に固定された例えばゴムより成る弾性部材153が、引出体31の前フレーム板34に圧接して引出体31を奥側へ加圧し、これにより図5及び図6に示した奥側ピン52の段部52Aが奥側板45に圧接する。このようにして引出体31が前後方向にガタつくことが阻止され、該引出体31が画像形成装置本体の本体フレームに対して位置決めされる。
【0031】
ここで、感光体ユニット41は2つのフランジ39,40を有しているが、図6に示すように、感光体ユニット41が画像形成装置本体1内の所定の装填位置にセットされた状態で、手前側に位置するフランジ40を前フランジ、奥側に位置するフランジ39を奥フランジと称することにすると、図6の状態では、奥フランジ39の中心孔39Bが、感光体軸50の奥側の部分50Aにガタつくことなく、しかもその感光体軸50の軸線方向に摺動可能に嵌合している。同様に感光体ユニット41の前フランジ40も、その中心孔40Aが、感光体軸50の手前側の部分にガタつくことなく、かつその感光体軸50の軸線方向に摺動可能に嵌合している。
【0032】
さらに図5及び図6に示すように、引出体31の前フレーム板34と、奥フレーム板35には、手前側ホルダ54と、奥側ホルダ55の基部が固定されている。その際、感光体ユニット41の奥フランジ39の一部が、奥側ホルダ55の中心孔56に突入しているが、引出体31と感光体ユニット41と作像ユニット24が画像形成装置本体1内の所定の装填位置にセットされている状態では、奥フランジ39は、奥側ホルダ55に接触することはない。手前側ホルダ54と奥側ホルダ55の機能については後述する。
【0033】
さらに、図6に示すように、手前側ホルダ54の中心孔72には、軸受57を介して、圧縮コイルばねより成る加圧部材58用の受け部材59が回転自在に支持されている。この加圧部材58は、その一端側がリング状に形成された受け部材59に圧接し、その他端側は感光体ユニット41の前フランジ40に圧接している。これにより、感光体ユニット41は奥側に向けて加圧される。かかる受け部材59と加圧部材58の内側を感光体軸50が貫通して延び、さらにその感光体軸50は、引出体31の前フレーム板34と奥フレーム板35を貫通している。
【0034】
一方、図6及び図7に示すように、感光体軸50の奥側の部分には、テーパ状の周面に多数の歯が形成された係合部材63が固定され、感光体ユニット41の奥フランジ39の中心孔内周面に形成された多数の歯(図示せず)が係合部材63の歯に噛み合っている。このとき、感光体ユニット41は、前述のように加圧部材58によって奥側へ向けて加圧されているので、奥フランジ39の歯が係合部材63の歯に強固に噛み合う。これにより、感光体ユニット41と感光体軸50との軸線方向における相対移動と両者の相対回転が禁止される。この状態で、感光体軸50の奥端部に連結された図示していないモータが作動して、該感光体軸50がその軸線のまわりに回転駆動されると、その回転が係合部材63を介して感光体ユニット41に伝えられ、感光体3がその中心軸線のまわりに回転して、前述の画像形成動作が実行される。感光体ユニット41の回転に伴って、図6に示した受け部材59と加圧部材58が一体となって、感光体ユニット41と共に回転する。
【0035】
図4及び図6に示すように、ユニットケース30の後壁26には貫通孔64が形成され、その貫通孔64が、感光体軸50に圧入された軸受65にガタつくことなく、しかも感光体軸50の軸線方向に摺動可能に嵌合している。また、図3及び図6に示すように、作像ユニット24のユニットケース30の前壁25に形成された貫通孔には軸受66が圧入され、この軸受66が感光体軸50に、ガタつくことなく、しかも感光体軸50の軸線方向に摺動可能に嵌合している。このようにして、作像ユニット24が感光体軸50に対して、その半径方向に位置決めされる。
【0036】
さらに、図3に示すようにユニットケース30の前壁25に突設された基準ピン67が面板47に形成された位置決め孔(図示せず)に着脱可能に嵌合し、図4に示すようにユニットケース30の後壁26に突設されたもう1つの基準ピン68が、図6に示すように奥側板45に形成された位置決め孔に着脱可能に嵌合する。さらに、図5に示すように、引出体31の前フレーム板34には、ピン69が突設され、このピン69が、ユニットケース30に形成された図示していない孔に着脱可能に嵌合する。これにより、作像ユニット24が、引出体31に対して、感光体軸50の軸線方向に位置決めされる。
【0037】
ここで、引出体31と感光体ユニット41と作像ユニット24が図6に示したように組み付いた状態のものを引出組立体71と称することにする。図8(a),(b),(c)は、その引出組立体71を画像形成装置本体から引き出すときの様子を示す概略図である。図8においては、一部の部材を省略すると共に、各部材を簡略化して示し、かつその断面を示すハッチングは省略してある。
【0038】
図8の(a)は、引出組立体71が画像形成装置本体内の所定の装填位置にセットされた図6と同じ状態を示している。前述のように、画像形成装置本体1の前ドアを開き、図6に示した面板47を前側板44から外して開口46を開放した上で、引出体31を手前側、すなわち矢印X方向に引くと、引出組立体71の全体が図8(b),(c)に示すように手前側に移動して引き出される。すなわち、引出体31を手前側に引くと、ピン69(図5)を介して引出体31に連結された作像ユニット24が、引出体31と共に手前側に移動する。また、引出体31の奥側ホルダ55の部分55B(図6)が、感光体ユニット41の奥フランジ39の部分39A(図6)を加圧するので、感光体ユニット41も手前側へ移動し、奥フランジ39の中心孔が感光体軸50に固定された係合部材63(図6)から外れる。
【0039】
上述の引き出し動作時に、感光体軸50はその奥基端側が画像形成装置本体に支持されたままであるので、当該感光体軸50は、相対的に、感光体ユニット41と作像ユニット24から漸次抜き出されて行き、図8の(c)に示すように引出体31を完全に引き出し終えると、感光体軸50は感光体ユニット41と作像ユニット24から抜き出される。
【0040】
これにより、感光体ユニット41と作像ユニット24は感光体軸50に拘束されないフリー状態となるので、その作像ユニット24を、図8の(c)に矢印Hで示すように上方に持ち上げることにより、当該作像ユニット24を引出体31から離脱することができる。次いで、感光体ユニット41を、手前側に加圧し、図6に示した加圧部材58を圧縮変形することにより、感光体ユニット41の奥フランジ39を奥側ホルダ55から外すことができるので、その感光体ユニット41の奥側の部分を図9に示すように上方に持ち上げることにより、当該感光体ユニット41を引出体31から離脱することができる。
【0041】
逆の操作により、感光体ユニット41と作像ユニット24を順次、引出体31に組み付けることができる。次いでその引出組立体71の引出体31を図8の(c)に矢印Yで示した奥側へ押し込むと、これと一緒に作像ユニット24が奥側へ移動し、しかも感光体ユニット41の前フランジ40が、受け部材59と加圧部材58を介して引出体31によって奥側へ加圧されて、該感光体ユニット41が奥側へ移動し、引出組立体71の全体が奥側へ押し込まれる。このため、感光体軸50が感光体ユニット41と作像ユニット24に挿入され、引出組立体71が、図6に示したように画像形成装置本体1内の所定の装填位置にセットされる。このとき、前述の各構成によって、引出体31、感光体ユニット41及び作像ユニット24がそれぞれ相対的に、しかも画像形成装置本体1に対して正しく位置決めされる。
【0042】
引出組立体71を矢印Y方向に押し込むとき、作像ユニット24の奥側の貫通孔64が感光体軸50に固定された軸受65に嵌合し、しかもその作像ユニット24に取り付けられた手前側の軸受66が感光体軸50に嵌合すると共に、感光体ユニット41の奥フランジ39と前フランジ40の各中心孔39B,40Aが感光体軸50に嵌合するが、このときの嵌合を円滑に行えるように、感光体軸50の手前側自由端50Dの側を、図6に示すように小径に形成し、或いは先細のテーパ状に形成しておくことが好ましい。
【0043】
上述のように、感光体ユニット41と、作像ユニット24は、感光体軸50に対して、その軸線方向に挿脱可能に組み付けられ、感光体軸50が画像形成装置本体1に支持されたままの状態で、引出体31を引き出し、又は押し込むとき、両のユニット24,41は引出体31と共に移動する。しかも、引出体31を引き出して、画像形成装置本体1に支持された感光体軸50がこれらのユニット24,41から外れた状態で、当該ユニット24,41を引出体31から離脱できるように構成されている。このように、感光体ユニット41と作像ユニット24をそれぞれ着脱できるので、その一方だけが寿命となったとき、当該一方のユニットだけを交換することができる。未だ充分に使用できる他方のユニットまで交換する必要はなく、ユーザに必要以上の経済的負担をかける不具合を回避できるのである。
【0044】
ところで、作像ユニット24と感光体ユニット41が画像形成装置本体1内にセットされているとき、その作像ユニット24の要素、例えば帯電ローラ15、現像ローラ18、クリーニングブレード21などは、図2に示したように感光体3の表面に当接し、又は近接して位置している。従って、引出体31を図8の(c)に示したように引き出し、次いで作像ユニット24を上方に持ち上げるとき、感光体3と作像ユニット24の各要素が図2に示した状態のままであったとすると、作像ユニット24の要素が感光体3の表面に強く当り、その感光体3や作像ユニット24の要素に傷が付けられるおそれがある。
【0045】
そこで、本例の画像形成装置においては、図8の(a),(b),(c)に示すように、引出体31と共に、感光体ユニット41と、作像ユニット24を引き出すとき、その両ユニット41,24が、互いに離間する向きに相対移動するように構成されている。図8の(a),(b),(c)におけるδ,δ1は、作像ユニット24と感光体ユニット41との間隔を示しているが、引出組立体71が画像形成装置本体にセットされているときの間隔δよりも、引出組立体71を引き出したときの間隔δ1が大きくなるのである。この例では、図8(a)乃至(c)から判るように、引出体31と共に感光体ユニット41と作像ユニット24とを引き出すとき、その両ユニット41,24が、互いにほぼ上下方向に離間する向きに相対移動する。図10は、作像ユニット24と感光体3が上下方向に離間し、その作像ユニット24の帯電ローラ15、現像ローラ18及びクリーニングブレード21が感光体3の表面から大きく離間した状態を示している。
【0046】
上述のように、作像ユニット24の要素を感光体3から離間させ、或いはその当接力を弱めた状態で、作像ユニット24を感光体ユニット41に対して着脱するので、その着脱時に感光体表面や作像ユニット24の要素に傷が付けられる不具合を阻止できる。
【0047】
次に、引出組立体71の引き出し時に、作像ユニット24と感光体ユニット41を相対的に離間させるためのより具体的な構成例を説明する。
【0048】
図6に示したように、感光体ユニット41と作像ユニット24が画像形成装置本体1内の所定の装填位置にセットされているとき、感光体ユニット41の奥フランジ39が嵌合する前述の感光体軸50の部分50Aを第1の軸部分と称し、その第1の軸部分50Aよりも手前側の軸部分を第2の軸部分50Bと称することにすると、第2の軸部分50Bの直径は第1の軸部分50Aの直径よりも小さく設定されている。両者の直径の差は、例えば1mm程度である。
【0049】
引出体31と共に、感光体ユニット41と、作像ユニット24とを矢印X方向に引き出すと、奥フランジ39が第1の軸部分50Aから第2の軸部分50Bに移行するが、このとき感光体ユニット41の奥フランジ39が、該感光体ユニットの自重によって下方に落ち、該奥フランジ39が、図8の(b),(c)に示すように、奥側ホルダ55の内周面下部の受け面55Aで受け止められる。感光体ユニット41の前フランジ40も、ここから感光体軸50が抜け出ると、図8の(b),(c)に概略を示すように、その自重で下方に移動し、当該前フランジ40が引出体31の手前側ホルダ54に、加圧部材58(図6)と受け部材59と軸受57を介して受け止められる。引出体31を、作像ユニット24及び感光体ユニット41と共に奥側に押し込むと、再び感光体ユニット41は、図6に示すように持ち上がり、作像ユニット24の各要素と感光体ユニット41の上下方向の相対位置は図2に示すとおりとなる。
【0050】
上述のように、感光体ユニット41を下方に落下させることによって、その感光体ユニット41を作像ユニット24に対して離れる向きに移動させることができる。
【0051】
以上のように、本例の画像形成装置は、表面にトナー像が形成されるドラム状の感光体3と、その感光体3の軸線方向各端部に固定されたフランジ39,40を有する感光体ユニット41が、画像形成装置本体1に対して、手前側に引き出され、又は奥側へ押し込まれるように、画像形成装置本体1に支持された感光体軸50に組み付けられている。すなわち、感光体ユニット41が画像形成装置本体1内の所定の装填位置にセットされた状態で、奥フランジ39の中心孔39Bと、前フランジ40の中心孔40Aが、感光体3の内部を延びる感光体軸50に摺動可能に嵌合し、感光体ユニット41を画像形成装置本体外に引き出したとき、奥基端側50Cが画像形成装置本体1に支持された感光体軸50が、感光体ユニット41から抜け出た状態となって、該感光体ユニット41が感光体軸50から離脱するのである。また、感光体ユニット41の奥フランジ39と前フランジ40の中心孔39B,40Aを再び感光体軸50に嵌合することにより、感光体ユニット41を画像形成装置本体内の所定の装填位置にセットすることができる。
【0052】
ところで、上述の感光体3は、導電性の基体と、その基体の表面に積層された感光層を有しており、かかる感光体3に静電潜像を形成するのであるが、その潜像の形成と、感光体3の除電を可能とするには、感光体3をアースする必要がある。このため、本例の画像形成装置においては、図6及び図8に示すように、感光体3をアースすべく、その感光体3の内側面、すなわち感光体3の導電性の基体の面と、感光体軸50とに接触する導電性のアース部材80が感光体ユニット41に設けられている。このアース部材80は、例えば導電性材料の板ばねによって構成され、さらに感光体軸50も導電性材料によって構成されていて、かかる感光体軸50が接地されている。これにより、感光体3の導電性基体がアースに落とされ、該感光体の表面側に前述のように静電潜像を形成することができる。
【0053】
ここで、図6に示すように、感光体ユニット41が画像形成装置本体1内の所定の装填位置にセットされた状態で、上記アース部材80が、感光体ユニット41の軸線方向中央部CLよりも手前側、すなわち符号Wで示した範囲に位置するように、該アース部材80が感光体ユニット41の内部に配置されている。図示した例では、図11にも示すように、アース部材80が、感光体ユニット41の前フランジ40の内側面に固定されている。すなわち、板ばねより成るアース部材80の基部80Aが前フランジ40の内側面40Bに接着剤、ねじ又は溶接などによって固定され、その基部80Aから突出した軸接触片80Bが感光体軸50の外周面に弾性によって圧接し、同じく基部80Aから突出した感光体接触片80Cが感光体3の内周面に弾性によって圧接している。
【0054】
上述のように、アース部材80は、画像形成装置本体内にセットされた感光体ユニット41内の手前側の部位に設けられているので、感光体ユニット41を前述のように手前側に引き出し、又はこれを奥側に押し込むとき、アース部材80の軸接触片80Bが感光体軸50に摺擦する距離を短くすることができる。これによりアース部材80と感光体軸50との摺擦により発生する摺擦音を少なくできると共に、アース部材80の摩耗を抑え、さらに感光体ユニット41を手前側に引き出し、又は奥側へ押し込むときに発生する抵抗を小さくでき、その操作性を高めることができる。
【0055】
仮に、アース部材を感光体ユニットの奥フランジに固定したとすれば、感光体軸に対する感光体ユニットの挿脱時にアース部材が長い距離に亘って感光体軸に摺擦するので、その摺擦音が激しくなると共に、アース部材の摩耗が促進され、感光体ユニットを作動させるときの操作性が低下する欠点を免れない。本例の構成によれば、かかる欠点を効果的に軽減できるのである。
【0056】
ところで、感光体ユニット41を奥側に移動させて、該感光体ユニット41を画像形成装置本体内にセットするとき、図11に示すように、感光体軸50の手前側自由端50Dが感光体ユニット41の前フランジ40に形成された中心孔40Aに挿入されるのであるが、このとき感光体軸50が、その自重によって、手前側自由端50Dが下方に変位する向きに弾性変形しているので、感光体ユニット41を奥側に押し込むとき、感光体軸50の手前側自由端50Dが感光体ユニット41の前フランジ40に形成された中心孔40Aに嵌合せず、その前フランジ40の内側面40Bに突き当たってしまうおそれがある。かかる事態が発生すれば、感光体ユニット41のセット時の作業性が著しく低下する。そこで、本例の画像形成装置においては、図11に示すように、アース部材80の軸接触片80Bが、その先端部において基部80Aの側へ反り返るようにカールしている。このため、感光体軸50が、図11に矢印Dで示したように、前フランジ40の中心孔40Aに向わなかったとしても、その感光体軸50の手前側自由端50Dが、軸接触片80Bの先端カール部に当り、そのカール部によって案内されながら、前フランジ40の中心孔40Aに導かれる。
【0057】
上述のように、アース部材80は、感光体ユニット41を奥側へ押し込んでセットするとき、感光体軸50の手前側自由端50Dが前フランジ40の中心孔40Aに嵌合するように、該感光体軸50と感光体ユニット41の相対位置を規制するガイド機能を有しているのである。これにより、感光体軸50を正しく前フランジ40の中心孔40Aに嵌合させることができ、感光体ユニット41を容易に画像形成装置本体内にセットすることができる。
【0058】
以上、感光体にトナー像を形成するための少なくとも1つのプロセス機器を有する作像ユニット24と、感光体ユニット41とがそれぞれ独立して構成された例を説明したが、上述したアース部材と、これに関連した構成は、前述の如く構成された感光体ユニットと、その感光体にトナー像を形成するための少なくとも1つのプロセス機器を有するプロセスカートリッジにも適用できるものである。
【0059】
【発明の効果】
本発明によれば、感光体ユニットを手前側に引き出し、又は奥側に押し込むときに、アース部材と感光体軸との摺擦により発生する摺擦音を少なくでき、しかも感光体ユニットに生じる抵抗を少なくでき、さらにアース部材の摩耗を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す概略断面図である。
【図2】作像ユニットと感光体の拡大断面図である。
【図3】画像形成装置本体から引出体を引き出し、1つの作像ユニットと感光体ユニットを取り出した状態を示す斜視図である。
【図4】作像ユニットを斜め奥側から見たときの斜視図である。
【図5】引出体を斜め奥側から見たときの斜視図である。
【図6】感光体ユニットと作像ユニットが画像形成装置本体内にセットされた状態でのこれらの縦断面図である。
【図7】感光体軸に固定された係合部材を示す図である。
【図8】引出組立体を引き出すときの動作を示す概略説明図である。
【図9】引出体から感光体ユニットを取り外すときの様子を示す斜視図である。
【図10】作像ユニットに対して感光体ユニットが下方に移動したときの作像ユニットと感光体ユニットの横断面図である。
【図11】感光体ユニットの前フランジと、これに固定されたアース部材とを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体
3 感光体
39,40 フランジ
40A 中心孔
41 感光体ユニット
50 感光体軸
50D 手前側自由端
80 アース部材
CL 中央部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention provides a photoconductor unit having a drum-shaped photoconductor on which a toner image is formed on a surface and a flange fixed to each end in the axial direction of the photoconductor, with respect to the image forming apparatus main body. To the photoreceptor shaft supported by the main body of the image forming apparatus so that the photoreceptor can be pushed into the photoreceptor body, and contact the photoreceptor and the photoreceptor shaft to ground the photoreceptor. The present invention relates to an image forming apparatus in which a ground member is provided in a photoconductor unit, the photoconductor unit, and a process cartridge having the photoconductor unit.
[0002]
[Prior art]
An image forming apparatus of the above type configured as a copier, a printer, a facsimile or a multifunction peripheral thereof has been conventionally known (for example, see Patent Document 1). This type of image forming apparatus can easily perform maintenance work such as maintenance, inspection, repair, or replacement of the photoconductor and the flange by pulling the photoconductor unit forward.
[0003]
However, in this type of image forming apparatus, when the photoconductor unit is pulled out to the front side or pushed inward and set, the ground member provided on the photoconductor unit rubs against the photoconductor shaft, A rubbing noise may be generated, giving the user discomfort. Also, since the ground member rubs against the photoreceptor shaft when the photoreceptor unit is inserted and removed, a large resistance acts on the photoreceptor unit, and the operability is reduced. It is inevitable that the life will be shortened.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-8-36346 (page 5, FIGS. 1 and 2)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide an image forming apparatus of the type described at the beginning, which can alleviate the above-mentioned conventional disadvantages, a photoreceptor unit thereof, and a process cartridge having the photoreceptor unit.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention is directed to an image forming apparatus of the type described at the beginning, wherein the ground member is provided in a state where the photoconductor unit is set at a predetermined loading position in an image forming apparatus main body. An image forming apparatus is proposed in which the ground member is disposed inside the photoconductor unit so as to be located closer to the front side than the center in the axial direction of the photoconductor unit.
[0007]
At this time, when the photosensitive member unit is set at a predetermined loading position in the image forming apparatus main body and the flange located on the front side is a front flange and the flange located on the back side is a rear flange, the ground member Is advantageously fixed to the front flange (claim 2).
[0008]
Further, in the image forming apparatus according to
[0009]
Further, in order to achieve the above object, the present invention has a drum-shaped photoreceptor having a surface on which a toner image is formed, and a flange fixed to each end of the photoreceptor in the axial direction; Is attached to a photoreceptor shaft supported by the image forming apparatus main body so that the photoreceptor and the photoreceptor are grounded so that the photoreceptor is grounded. In a photoreceptor unit provided with a grounding member that comes into contact with a shaft, in a state where the photoreceptor unit is set at a predetermined loading position in an image forming apparatus main body, the grounding member is connected to an axis of the photoreceptor unit. A photoreceptor unit is proposed in which the grounding member is disposed inside the photoreceptor unit so as to be located closer to the near side than the center in the direction.
[0010]
At this time, when the photosensitive member unit is set at a predetermined loading position in the image forming apparatus main body and the flange located on the front side is a front flange, and the flange located on the back side is a back flange, the ground member is Advantageously, it is fixed to the front flange (claim 5).
[0011]
6. The photoconductor unit according to
[0012]
Further, in order to achieve the above object, the present invention includes a photoconductor unit according to any one of
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0014]
The image forming apparatus shown in FIG. 1 has four drum-
[0015]
An
[0016]
Since the operation is substantially the same as that of forming toner images on the first to
[0017]
As described above, the charged surface of the
[0018]
A
[0019]
In exactly the same way, a magenta toner image, a cyan toner image and a black toner image are respectively formed on the second to
[0020]
On the other hand, as shown in FIG. 1, a
[0021]
As described above and shown in FIG. 2, process devices such as a charging device 7, a developing device 9, a
[0022]
Here, at least one of the above-described process devices arranged around each
[0023]
FIG. 3 shows a state where one
[0024]
The
[0025]
FIG. 3 shows a state where a front door (not shown) of the image forming apparatus main body 1 is opened, a face plate described later is removed, and the
[0026]
As shown in FIGS. 3 and 6,
[0027]
FIG. 6 is a longitudinal sectional view showing a state in which the
[0028]
As shown in FIG. 6, the main body frame of the image forming apparatus main body 1 has a
[0029]
As shown in FIG. 6, a
[0030]
FIG. 5 shows a state in which the
[0031]
Here, the
[0032]
Further, as shown in FIGS. 5 and 6, the bases of the
[0033]
Further, as shown in FIG. 6, a receiving
[0034]
On the other hand, as shown in FIGS. 6 and 7, an engaging
[0035]
As shown in FIGS. 4 and 6, a through
[0036]
Further, as shown in FIG. 3, a
[0037]
Here, a state in which the
[0038]
FIG. 8A shows the same state as in FIG. 6 in which the
[0039]
At the time of the above-described drawing operation, the
[0040]
As a result, the
[0041]
By performing the reverse operation, the
[0042]
When the
[0043]
As described above, the
[0044]
By the way, when the
[0045]
Therefore, in the image forming apparatus of the present embodiment, as shown in FIGS. 8A, 8B, and 8C, when the
[0046]
As described above, the
[0047]
Next, a more specific configuration example for relatively separating the
[0048]
As shown in FIG. 6, when the
[0049]
When the
[0050]
As described above, by dropping the
[0051]
As described above, the image forming apparatus according to the present embodiment includes the
[0052]
Incidentally, the above-described
[0053]
Here, as shown in FIG. 6, in a state where the
[0054]
As described above, the grounding
[0055]
If the ground member is fixed to the inner flange of the photoconductor unit, the ground member rubs the photoconductor shaft over a long distance when the photoconductor unit is inserted into and removed from the photoconductor shaft. And the wear of the ground member is promoted, and the operability when operating the photoconductor unit is reduced. According to the configuration of the present example, such a disadvantage can be effectively reduced.
[0056]
When the
[0057]
As described above, when the
[0058]
As described above, the example in which the
[0059]
【The invention's effect】
According to the present invention, when the photoconductor unit is pulled out toward the front side or pushed into the back side, the sliding noise generated by the friction between the ground member and the photoconductor shaft can be reduced, and the resistance generated in the photoconductor unit can be reduced. And the wear of the ground member can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic sectional view illustrating an example of an image forming apparatus.
FIG. 2 is an enlarged sectional view of an image forming unit and a photoconductor.
FIG. 3 is a perspective view showing a state in which a drawer is pulled out from the image forming apparatus main body, and one image forming unit and a photoreceptor unit are taken out.
FIG. 4 is a perspective view of the image forming unit when viewed from an obliquely back side.
FIG. 5 is a perspective view of the drawer when viewed from an obliquely back side.
FIG. 6 is a longitudinal sectional view of the photoconductor unit and the image forming unit in a state where the photoconductor unit and the image forming unit are set in an image forming apparatus main body.
FIG. 7 is a diagram illustrating an engagement member fixed to a photoconductor shaft.
FIG. 8 is a schematic explanatory view showing an operation when the drawer assembly is pulled out.
FIG. 9 is a perspective view showing a state when the photoconductor unit is removed from the drawer.
FIG. 10 is a cross-sectional view of the image forming unit and the photoconductor unit when the photoconductor unit moves downward with respect to the image forming unit.
FIG. 11 is a perspective view showing a front flange of a photoconductor unit and a ground member fixed to the front flange.
[Explanation of symbols]
1 Image Forming Apparatus
Claims (7)
前記感光体ユニットが画像形成装置本体内の所定の装填位置にセットされた状態で、前記アース部材が、該感光体ユニットの軸線方向中央部よりも手前側に位置するように、該アース部材が感光体ユニットの内部に配置されていることを特徴とする画像形成装置。A photoconductor unit having a drum-shaped photoconductor on which a toner image is formed and a flange fixed to each end in the axial direction of the photoconductor is pulled out toward the front side of the image forming apparatus main body, or A ground member that contacts the photoconductor and the photoconductor shaft is mounted on a photoconductor shaft supported by the image forming apparatus main body so that the photoconductor can be pushed into the rear side. In the image forming apparatus provided in the body unit,
In a state where the photoconductor unit is set at a predetermined loading position in the image forming apparatus main body, the grounding member is positioned such that the grounding member is located closer to the front side than the axial center of the photoconductor unit. An image forming apparatus disposed inside a photoconductor unit.
該感光体ユニットが画像形成装置本体内の所定の装填位置にセットされた状態で、前記アース部材が、該感光体ユニットの軸線方向中央部よりも手前側に位置するように、該アース部材が感光体ユニットの内部に配置されていることを特徴とする感光体ユニット。It has a drum-shaped photoreceptor on which a toner image is formed, and a flange fixed to each end of the photoreceptor in the axial direction, and is drawn out to the near side with respect to the image forming apparatus main body, or And a grounding member that is in contact with the photosensitive member and the photosensitive member shaft so as to be pushed toward the photosensitive member shaft supported by the main body of the image forming apparatus so as to be pressed toward the photosensitive member. In the photoconductor unit,
In a state where the photoconductor unit is set at a predetermined loading position in the image forming apparatus main body, the grounding member is positioned such that the grounding member is located closer to the front side than the axial center of the photoconductor unit. A photoconductor unit, wherein the photoconductor unit is disposed inside the photoconductor unit.
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