JP2004272007A - 路線バス等における地域広告システム - Google Patents
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Abstract
【課題】路線バス等の車内で地域に密着した新鮮な広告情報を提供するようにする。
【解決手段】少なくとも広告配信サーバと、車内に設置される車内広告表示装置とを有し、前記広告配信サーバは、広告を表示するための情報である広告情報を蓄積する広告情報蓄積部と、広告情報を取得する広告情報取得部と、前記広告情報取得部で取得した広告情報を前記車内広告表示装置に送信する広告情報送信部とを備え、前記車内広告表示装置は、前記広告配信サーバの広告情報送信部から送信される広告情報を受信する広告情報受信部と、広告情報受信部で受信した広告情報を表示する広告情報表示部とを備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】少なくとも広告配信サーバと、車内に設置される車内広告表示装置とを有し、前記広告配信サーバは、広告を表示するための情報である広告情報を蓄積する広告情報蓄積部と、広告情報を取得する広告情報取得部と、前記広告情報取得部で取得した広告情報を前記車内広告表示装置に送信する広告情報送信部とを備え、前記車内広告表示装置は、前記広告配信サーバの広告情報送信部から送信される広告情報を受信する広告情報受信部と、広告情報受信部で受信した広告情報を表示する広告情報表示部とを備えている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、路線バスや路面電車等の地域交通における車内において、該地域に密着した広告を提供するための地域広告システムに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
例えば、ある地域を運行する路線バスでは、朝夕の通勤時間帯において、乗客数が非常に増え、車内で乗客が窮屈な思いをすると同時に道路渋滞によってバスが次の停留所に到着するまでの時間も長くなることから、車内は一種の密閉された空間となる。そのため、乗客の不快感が増し、車内で乗客同士のトラブルが発生することもある。
【0003】
また、バス車内における窓の上部や座席、或いは吊り革には病院や自動車教習所等の所謂、枠広告が掲示されているが、このような枠広告は一定期間同じ内容であるため、日常、バスを利用している通勤客等にとっては興味がないものとなり易い。そのため、前記枠広告の広告主にとっては、一枠の広告を一定期間出すのに高い広告費を払ったにも関わらず、それに見合う広告効果が得られないのが実情であり、また地元の商店街等における店主にとっては、日々の特売商品情報や旬の生鮮食料品等の入荷情報を最寄の路線バス内で広告できれば、売り上げの増加が見込まれるものの、前述した通り、広告費が高い上、日々変わる特売情報等の広告を毎日バス車内に掲示するには多大な手間を要することから、このような広告を出すことは事実上、非常に困難である。
【0004】
この他、路線バスの運行中に、地震が発生したり、バス進行方向にある場所で交通事故が起こったりしてバスが停車を余儀なくされている場合でも、乗客はその状況を正確に把握することができないため、不安をいだくことが多い。
【0005】
また、近年、バスジャック等の犯罪が車内で発生する危険性も高くなっているが、このような犯罪が発生した場合、そのバスを運行しているバス会社が犯罪発生の事実を知るまでに時間がかかることが少なくない。
【0006】
この他、近年の高齢化社会に伴い、老人がバス社内で急に気分が悪くなったり、持病が悪化したりすることも多いが、このような場合にバスの運転手が運転中に運行管理室に連絡して、急病人の発生やバスの現在地を正確に伝え、救急車の手配を迅速に行う事は容易ではない。
【0007】
本発明の目的は、バス等の車内において、乗客が日々の新鮮な広告情報を得ることができ、また乗車中の地震等に関する情報も知ることができる他、車内で犯罪や急病人が発生した場合にその情報を迅速且つ正確に連絡するができる、地域広告システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の地域広告システムは、少なくとも広告配信サーバと、車内に設置される車内広告表示装置とを有し、前記広告配信サーバは、広告を表示するための情報である広告情報を蓄積する広告情報蓄積部と、広告情報を取得する広告情報取得部と、前記広告情報取得部で取得した広告情報を前記車内広告表示装置に送信する広告情報送信部とを備え、前記車内広告表示装置は、前記広告配信サーバの広告情報送信部から送信される広告情報を受信する広告情報受信部と、広告情報受信部で受信した広告情報を表示する広告情報表示部とを備えている。
【0009】
また、本発明の地域広告システムは、さらに前記広告情報に関連する店舗情報を管理する店舗情報サーバをさらに有し、前記車内広告表示装置の広告表示部に広告情報と共に前記店舗情報を閲覧するためのキー情報が表示される。
【0010】
この他、本発明の地域広告システムは、さらに前記店舗情報を閲覧するための携帯型端末装置をさらに有し、前記車内広告表示装置の広告表示部に広告情報と共に前記店舗情報を閲覧するための識別番号が表示される。
【0011】
そして、前記広告情報と共に表示されるキー情報や識別番号に基づいて、バス等の乗客は、広告情報より詳細な店舗情報を携帯型端末装置やパーソナルコンピュータで閲覧することができる。
【0012】
なお、前記携帯型端末装置としては、携帯電話機、PHS電話機、PDAおよびノート型パーソナルコンピュータ等が挙げられる。
【0013】
また、本発明の広告システムは、商店街の店主等が店のその日の特売情報を前記広告配信サーバの広告情報取得部に対して出力するための店舗入力装置をさらに有する。
【0014】
この他、本発明の広告システムは、地震等が発生した場合に、その防災情報を表示したり、地方自治体情報、地域イベント情報、ニュースおよび天気予報等の情報を表示したり、或いはバス等の車内で犯罪や急病人が発生した場合に、その緊急事態発生情報をバス等の現在位置と共に簡単且つ迅速に連絡する機能を有する。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の地域広告システムを路線バスに導入した場合の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0016】
(実施形態1)
【0017】
図1に示すように、本実施形態の地域広告システムは、広告情報管理センター(0103)に置かれた広告配信サーバ(0101)と、路線バス(0104)の車内に設置された車内広告表示装置(0102)とにより構成される。
【0018】
図2に示すように、前記広告配信サーバ(0101)は、広告を表示するための情報である広告情報を蓄積する広告情報蓄積部(0201)と、広告情報を取得する広告情報取得部(0202)と、広告情報取得部(0202)で取得した広告情報を前記車内広告表示装置(0102)に送信する広告情報送信部(0203)とを有する。
【0019】
前記広告情報蓄積部(0201)は、路線バスが運行する地域に所在する商店街、市場およびスーパー等における特売情報や季節限定商品情報等の種々の地域広告情報を蓄積する機能を有するものであり、HDD等の記録媒体および記録するソフトウエアにより実現される。
【0020】
前記広告情報取得部(0202)は、前記広告情報蓄積部(0201)に蓄積されている広告情報の中から所定の広告情報を取り出したり、広告情報をインターネット等の通信ネットワークを介して受信したり、或いは直接入力により広告情報を得る機能を有するものである。また、広告情報取得部(0202)は、広告情報をその広告の店舗の店舗位置情報と関連付けて取得する位置広告情報取得手段(0204)を有し、該手段(0204)により広告情報は、常にその広告主の店舗がある位置と関連付けられることとなる。
【0021】
前記広告情報送信部(0203)は、前述した通り、広告情報取得部(0202)で取得した広告情報を前記車内広告表示装置(0102)に送信する機能を有するものであるが、具体的にはモデムおよびドライバや通信モジュール等により実現される。
【0022】
次に、前記広告配信サーバ(0101)における処理の一例について説明すると、図3に示すように、先ず処理のための所定の入力があるまで待機し(ステップS0301)、所定入力があった場合には広告情報を蓄積し(ステップS0302)、また広告情報を適宜取得する(ステップS0303)。その後、取得した広告情報を送信する(ステップS0304)。
【0023】
図4に示すように、前記車内広告表示装置(0102)は、広告配信サーバ(0101)の広告情報送信部(0203)から送信される広告情報を受信する広告情報受信部(0401)と、広告情報受信部(0401)で受信した広告情報を表示する広告情報表示部(0402)と、当該車内広告表示装置(0102)が設置される車両の現在位置情報を取得する現在位置情報取得部(0403)とを有するものである。
【0024】
前記広告情報受信部(0401)は、前述した通り、広告配信サーバ(0101)の広告情報送信部(0203)から送信される広告情報を受信する機能を有するものであるが、具体的にはモデムやチューナ等より実現され得る。
【0025】
前記広告情報表示部(0402)は、広告情報を表示する機能を有するディスプレイや電光表示板等、あらゆるものが該当し得るが、本実施形態では、図5に示すように、液晶ディスプレイ(0501)により広告情報が表示される。また、広告情報表示部(0402)は、前記広告情報受信部(0401)が受信した広告情報に関連付けられた店舗位置情報と前記現在位置情報とに基づいて広告情報を表示する位置広告情報表示手段(0404)を有する。
【0026】
前記現在位置情報取得部(0403)は、例えば全地球測位システム(GPS)によりバスが走行している現在位置を取得するものである。
【0027】
次に、前記車内広告表示装置(0102)における処理の一例について説明すると、図6に示すように、先ず広告情報を受信するまで待機し(ステップS0601)、その後、バスが走行している現在位置情報を取得し(ステップS0602)、受信した広告情報と関連付けられた店舗位置情報と前記現在位置情報とに基づいて適切な広告情報を表示する(ステップS0603)。
【0028】
なお、後述する各実施形態において、本実施形態における装置やその各部或いは各手段と同様の用語および符号が用いられているものは、その実施形態おいて特に別の定義等がされている場合を除き、基本的に本実施形態のものと同様である。また、前記広告情報には、市町村の公共情報や地域のイベント情報、ニュース等も含まれる。
【0029】
本実施形態の地域広告システムによれば、路線バスの車内で、地域に密着した便利・お得な広告情報が日々更新されて表示され、また前記広告情報は1日単位或いは時間単位での表示となるため、広告費も従来に比べて安価となる。
【0030】
(実施形態2)
【0031】
図7に示すように、本実施形態の地域広告システムは、広告情報管理センター(0704)に置かれた広告配信サーバ(0701)と、路線バス(0705)の車内に設置される車内広告表示装置(0702)と、広告情報の広告主が有する店舗入力装置(0703)とにより構成される。
【0032】
図8に示すように、前記広告配信サーバ(0701)は、広告情報を蓄積する広告情報蓄積部(0201)と、広告情報を取得する広告情報取得部(0202)と、広告情報を配信する車両の現在位置情報を取得する現在位置情報取得部(0801)と、広告情報取得部(0202)で取得した広告情報を前記車内広告表示装置(0702)に送信する広告情報送信部(0802)とを有する。
【0033】
前記現在位置情報取得部(0801)は、例えば全地球測位システム(GPS)により路線バスが走行している現在位置を取得するものである。
【0034】
前記広告情報送信部(0802)は、前記現在位置情報取得部(0801)で取得した現在位置情報と広告情報に関連付けられた店舗位置情報とに基づいて前記広告情報を送信すべき車両を選択する送信先選択手段(0803)を有するものである。
【0035】
前記送信先選択手段(0803)は、図9に示すようなテーブルに基き、例えば路線バスが出発点Aから停留所B、C、D、E、Fと順次進む場合において、AB間、B停留所地点、BC間、C停留所地点、CD間、D停留所地点、DE間、E停留所地点、EF間およびF停留所地点といった現在位置情報と特売情報やセール情報等の広告情報に関連付けられた店舗位置情報(最寄りの停留所情報)B〜Fとに基づいて、有効な広告情報を選択するものである。
【0036】
より具体的には、送信先選択手段(0803)は、例えば出発点Aから最初の停留所B間という現在位置情報に対して店舗情報Bを有する青果店の特売情報を選択し、停留所BC間という現在位置情報に対して店舗情報Cを有する鮮魚店の特売情報を選択し、停留所CD間という現在位置情報に対して店舗情報Dを有するスーパーのセール情報を選択する。この結果、バスの車内表示装置(0702)では、バスがAB間を走行している場合には、最初の停留所Bの近くにある青果店の特売情報が車内広告表示装置(0702)で表示され、バスが停留所BC間を走行している場合には、次の停留所Cの近くにある鮮魚店の特売情報が車内広告表示装置(0702)で表示され、バスが停留所CD間を走行している場合には、次の停留所Dの近くにあるスーパーのセール情報がバスの車内表示装置(0702)で表示される。
【0037】
次に、前記広告配信サーバ(0701)における処理の一例について説明すると、図10に示すように、先ず処理のための所定の入力があるまで待機し(ステップS1001)、入力があった場合には広告情報を蓄積し(ステップS1002)、また広告情報を適宜取得する(ステップS1003)。その後、バスが走行している現在位置情報を取得し(ステップS1004)、該現在位置情報と前記広告情報に関連付けられた店舗位置情報とに基づいて適切な広告情報を送信する(ステップS1005)。
【0038】
図11に示すように、前記車内広告表示装置(0702)は、前記広告配信サーバ(0701)の広告情報送信部(0802)から送信される前記広告情報を受信する広告情報受信部(0401)と、広告情報受信部(0401)で受信した広告情報を表示する広告情報表示部(1101)とを有する。
【0039】
本実施形態における広告情報表示部(1101)は、前記広告配信サーバ(0701)の広告情報送信部(0802)における送信先選択手段(0803)を介して適宜選択送信されてきた広告情報をそのまま表示するものであり、また本実施形態における広告情報表示部(1101)は、前記選択送信された広告情報をLED等の電光文字にて表示する電光表示手段(1102)を有する(図12参照)。
【0040】
次に、前記車内広告表示装置(0702)における処理の一例について説明すると、図13に示すように、先ず広告情報を受信するまで待機し(ステップS1301)、受信した場合には該広告情報を表示する(ステップS1302)。
【0041】
図14に示すように、前記店舗入力装置(0703)は、文字情報を入力するキーボード等の文字入力部(1401)と、文字入力部(1401)に入力された文字情報を前記広告配信サーバ(0701)の広告情報取得部(0202)に出力する出力部(1402)とを備えている。
【0042】
本実施形態の地域広告システムによれば、地域に所在する商店やスーパーの経営者は、その日の特売品やタイムサービス品等の情報を店舗入力装置(0703)を介して広告配信サーバ(0701)へ出力するだけで、最寄りのバス停留所付近を走行している路線バスの車内で前記特売品等の広告情報が迅速に表示され得る。
【0043】
(実施形態3)
【0044】
図15に示すように、本実施形態の地域広告システムは、広告情報管理センター(0704)に置かれた広告配信サーバ(0701)と、路線バス(0705)の車内に設置される車内広告表示装置(0702)と、広告情報の広告主が有する店舗入力装置(0703)と、広告情報に関連する店舗情報を管理する店舗情報サーバ(1501)と、路線バスの乗客が所有するパーソナルコンピュータ(
(1502)とから構成される。
【0045】
前期店舗情報サーバ(1501)は、前記広告情報管理センター(0704)、或いはこれと異なる種々のプロバイダーの情報管理センター等に置かれ、前記車内広告表示装置(0702)の広告表示部(1101)で表示される広告情報に関連する店舗情報を閲覧させるための店舗情報閲覧部を有するものである。
【0046】
前記店舗情報閲覧部は、例えば、前記車内広告表示装置(0702)の広告表示部(1101)で表示される広告情報を出している広告主の店舗における商品情報やセール期間情報等の詳細情報をHTML等のファイル形式で具備するものである。
【0047】
また、本実施形態では、車内広告表示装置(0702)の広告表示部(1101)は、前記実施形態2と同様、広告情報を電光文字にて表すものであるが、本実施形態では、広告情報を表示すると共に、その広告情報に関連する店舗情報を閲覧するためのキー情報として、例えばURLを表示する。
【0048】
この場合、路線バスの乗客は、帰宅後、パーソナルコンピュータ(1502)で前記URLにより異なる店舗情報を比較検討した上、目的の商品がある店舗へ行くことができる。
【0049】
(実施形態4)
【0050】
図16に示すように、本実施形態の地域広告システムは、広告情報管理センター(0704)に置かれた広告配信サーバ(0701)と、路線バス(0705)の車内に設置される車内広告表示装置(0702)と、広告情報の広告主が有する店舗入力装置(0703)と、前記広告情報に関連する店舗情報を管理する店舗情報サーバ(1501)と、前記広告情報に関連する店舗情報を閲覧するための携帯電話機(1601)とから構成されている。
【0051】
そして、本実施形態では、前記広告配信サーバ(0701)における広告情報が、該広告情報と関連する店舗情報の識別番号を含み、前記車内広告表示装置(0702)の広告情報表示部(1101)における電光表示手段(1102)が広告情報と共に前記店舗情報の識別番号も表示する。
【0052】
図17に示すように、前記携帯電話機(1601)は、インターネット等を介して前記店舗情報サーバ(1501)の店舗閲覧部を閲覧するための端末装置閲覧部(1701)と、前記車内広告表示装置(0702)の広告情報表示部(1101)における電光表示手段(1102)で表示された店舗情報の識別番号を入力するための識別番号入力部(1702)と、識別番号入力部(1702)で入力された識別番号に対応する店舗情報を前記店舗情報サーバ(1501)の店舗情報閲覧部で閲覧するためのURLを利用可能とする店舗情報アクセス部(1703)とを有する。
【0053】
前記端末装置閲覧部(1701)とは、例えばインターネット等の通信ネットワークに接続する機能を有するものである。
【0054】
前記識別番号入力部(1701)とは、携帯電話機(1601)のボタンが該当する。
【0055】
前記店舗情報アクセス部(1703)とは、前述した通り、識別番号入力部(1702)で入力された識別番号に対応する店舗情報を前記店舗情報サーバ(1501)の店舗情報閲覧部で閲覧するためのURLを利用可能とするものであるが、より具体的には、例えばインターネット等を介して前記店舗情報サーバ(1501)にアクセスして店舗情報を閲覧するために、図18に示すように、前記広告情報と共に表示される識別番号と対をなす店舗情報のURLに関するテーブルを備え、該テーブルにしたがって識別番号をURLに変換し、該URLによって該当する店舗情報サーバ(1501)の店舗情報閲覧部における店舗情報を閲覧可能とする。
【0056】
次に、前記携帯電話機(1601)における処理の一例について述べると、図19に示すように、先ず処理のための所定の入力があるまで待機し(ステップS1901)、入力があった場合には、識別番号を取得し(ステップS1902)、取得した識別番号をURLに変換し(ステップS1903)、変換したURLに基づいて店舗情報サーバにアクセスし(ステップS1904)、最終的に店舗情報を閲覧する(ステップS1905)。
【0057】
本実施形態の地域広告システムによれば、路線バスの乗客は、バス内の表示装置に表示された識別番号を自己の携帯電話機に入力することにより、広告情報の詳細情報を簡単に閲覧することが可能となる。
【0058】
(実施形態5)
【0059】
本実施形態の地域広告システムは、前記実施形態4の地域広告システムにおいて、更に路線バスの乗客に、地震、火災等の防災情報を提供するものである。
【0060】
図20に示すように、広告配信サーバ(2000)は、広告情報を蓄積する広告情報蓄積部(0201)と、広告情報を取得する広告情報取得部(0202)と、広告を配信する車両の現在位置情報を取得する現在位置情報取得部(0801)と、広告情報取得部(0202)で取得した広告情報を前記車内広告表示装置(0702)に送信する広告情報送信部(0802)と、前記送信先を選択する送信先選択手段(0803)とを有する他、さらに防災情報を取得する防災情報取得部(2001)と、防災情報取得部(2001)で取得した防災情報を送信する防災情報送信部(2002)を有する。
【0061】
前記防災情報取得部(2001)は、地震や火災等が発生した場合に、最寄りの消防署等からその情報を取得する機能を有するものである。
【0062】
前記防災情報送信部(2002)は、防災情報取得部(2001)が前記地震発生等の情報を取得した場合に、これを車内広告表示装置(2100)へ送信するものであって、モデムおよびドライバ、或いは通信モジュールが該当し得る。
【0063】
図21に示すように、車内広告表示装置(2100)は、前記広告配信サーバ(2000)の広告情報送信部(0802)から送信される前記広告情報を受信する広告情報受信部(0401)と、広告情報受信部(0401)で受信した広告情報を表示する広告情報表示部(1101)およびその電光表示手段(1102)を有する他、前記広告配信サーバ(2000)の防災情報送信部(2002)から送信された防災情報を受信する防災情報受信部(2101)と、防災情報受信部(2101)で受信した防災情報を前記広告情報に優先して表示する優先表示手段(2102)をさらに有する。
【0064】
次に、前記車内広告表示装置(2100)における処理の一例を述べると、図22に示すように、先ず広告情報を受信し(ステップS2201)、受信した広告情報を表示する際に、防災情報の受信を検知し(ステップS2202)、防災情報の受信があった場合には、該防災情報を表示する(ステップS2203)。
【0065】
一方、防災情報の受信がない場合には、前記受信した広告情報を表示する(ステップS2204)。
【0066】
本実施形態の地域広告システムによれば、路線バスの乗客は、乗車中に発生した地震や事故等の情報を迅速に知ることが可能となる。
【0067】
(実施形態6)
【0068】
図23に示すように、本実施形態の地域広告システムは、広告情報および緊急事態情報を管理する広告配信サーバ(2301)と、路線バスの車内に設置され、広告情報を表示する他、緊急事態の発生を連絡する車内広告表示装置(2302)と、消防署にある情報処理装置(2303)と、警察署にある情報処理装置(2304)と、路線バスの運行管理室にある情報処理装置(2305)とから構成される。
【0069】
図24に示すように、車内広告表示装置(2302)は、広告配信サーバ(2301)の広告情報送信部(0802)から送信される前記広告情報を受信する広告情報受信部(0401)と、広告情報受信部(0401)で受信した広告情報を表示する広告情報表示部(1101)およびその電光表示手段(1102)とを有する他、バスにおける事件、事故または急病等の緊急事態の発生を受け付ける緊急事態発生受付部(2401)と、緊急事態発生受付部(2401)で受け付けた緊急事態発生情報を広告配信サーバ(2301)に送信する緊急事態連絡部(2402)とを有する。
【0070】
前記緊急事態発生受付部(2401)は、例えば図25に示すように、バスの運転席に設けられた緊急ボタンをバス運転手が押すことにより、押したボタンに対応する急病人発生、バスジャック発生、バス車内での傷害事件発生、バスの衝突事故発生等の緊急事態発生情報を受け付けるものである。
【0071】
前記緊急事態連絡部(2402)は、前記緊急事態発生受付部(2401)で受け付けた緊急事態発生情報を広告配信サーバ(2301)へ連絡する機能を有するものであって、モデムおよびドライバ、或いは通信モジュール等により実現される。
【0072】
次に、前記車内広告表示装置(2302)における緊急事態発生情報の処理の一例について述べると、図26に示すように、先ず緊急事態発生のボタン操作を検知し(ステップS2601)、ボタン操作があった場合にはその操作されたボタンに対応する緊急事態の発生情報を送信する(ステップS2602)。
【0073】
図27に示すように、広告配信サーバ(2301)は、広告情報を蓄積する広告情報蓄積部(0201)と、広告情報を取得する広告情報取得部(0202)と、広告を配信する車両の現在位置情報を取得する現在位置情報取得部(0801)と、広告情報取得部(0202)で取得した広告情報を前記車内広告表示装置(0702)に送信する広告情報送信部(0802)と、前記送信先を選択する送信先選択手段(0803)とを有する他、前記車内広告表示装置(2302)の緊急事態連絡部(2401)からの緊急事態発生情報を受信する緊急事態受信部(2701)と、受信した緊急事態発生情報および前記現在位置情報取得部(0801)で取得したバスの現在位置情報を消防署、警察署およびバス運行管理室の各情報処理装置(2303)〜(2305)に送信する緊急事態通報部(2702)とをさらに有するものである。
【0074】
次に、前記広告配信サーバ(2301)における緊急事態発生情報の通報処理の一例を述べると、図28に示すように、緊急事態発生情報を受信するまで待機し(ステップS2801)、受信した場合にはバスの現在位置情報を取得し(ステップS2802)、取得した現在位置情報と前記緊急事態発生情報とを送信する(ステップS2803)。
【0075】
本実施形態の地域広告システムによれば、バスの運行中にバスジャック等の犯罪や事故が発生した場合には、バスの運転手が所定のボタンを押すだけで自動的に、緊急事態の種類とそれが発生した現在位置が関係機関に即座に通報され得る。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、路線バス等の車内において、地域に密着した広告情報が毎日、或いは時間ごとに更新されて表示されるため、バス等の乗客の前記広告情報への注目度は従来の車内広告に比べて大幅に高くなり得る。また、広告情報を出す地域の広告主にとっても、日ごと、時間ごとの安価な広告費で売り上げの増加が期待できる。
【0077】
また本発明によれば、バスの運行中に地震等の災害が発生した場合でも、その情報が車内の乗客に表示されるため、乗客の不安を軽減することができる。
【0078】
更に、本発明によれば、バスの運行中に、車内で犯罪や急病人が発生した場合でも、その情報が迅速に関係機関に通報され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の地域広告システムの全体構成を示す図
【図2】同実施形態における広告配信サーバの機能ブロック図
【図3】同実施形態における広告配信サーバの処理の一例を示すフローチャート
【図4】同実施形態における車内広告表示装置の機能ブロック図
【図5】同実施形態における車内広告表示装置の表示例を示す図
【図6】同実施形態における車内広告表示装置の処理の一例を示すフローチャート
【図7】実施形態2の地域広告システムの全体構成を示す図
【図8】同実施形態における広告配信サーバの機能ブロック図
【図9】同実施形態の送信先選択手段における送信先選択の一例を示す図
【図10】同実施形態における広告配信サーバの処理の一例を示すフローチャート
【図11】同実施形態における車内広告表示装置の機能ブロック図
【図12】同実施形態における車内広告表示装置の表示例を示す図
【図13】同実施形態における車内広告表示装置の処理の一例を示すフローチャート
【図14】同実施形態における店舗入力装置の機能ブロック図
【図15】実施形態3の地域広告システムの全体構成を示す図
【図16】実施形態4の地域広告システムの全体構成を示す図
【図17】同実施形態における携帯電話機の機能ブロック図
【図18】同実施形態の店舗情報アクセス部における変換例を示す図
【図19】同実施形態の店舗情報アクセス部における処理の一例を示す図
【図20】実施形態5における広告配信サーバの機能ブロック図
【図21】同実施形態における車内広告表示装置の機能ブロック図
【図22】同実施形態における車内広告表示装置の処理の一例を示すフローチャート
【図23】実施形態6の地域広告システムの全体構成を示す図
【図24】同実施形態における車内広告表示装置の機能ブロック図
【図25】同実施形態における緊急事態発生受付部の一例を示す図
【図26】同実施形態における車内広告表示装置の処理の一例を示すフローチャート
【図27】同実施形態における広告配信サーバの機能ブロック図
【図28】同実施形態における広告配信サーバの処理の一例を示すフローチャート
【符号の説明】
(0101): 広告配信サーバ
(0102): 車内広告表示装置
(0201): 広告情報蓄積部
(0202): 広告情報取得部
(0203): 広告情報送信部
(0204): 位置広告情報取得部
(0703): 店舗入力装置
(1501): 店舗入力サーバ
(1601): 携帯電話機
【発明が属する技術分野】
本発明は、路線バスや路面電車等の地域交通における車内において、該地域に密着した広告を提供するための地域広告システムに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
例えば、ある地域を運行する路線バスでは、朝夕の通勤時間帯において、乗客数が非常に増え、車内で乗客が窮屈な思いをすると同時に道路渋滞によってバスが次の停留所に到着するまでの時間も長くなることから、車内は一種の密閉された空間となる。そのため、乗客の不快感が増し、車内で乗客同士のトラブルが発生することもある。
【0003】
また、バス車内における窓の上部や座席、或いは吊り革には病院や自動車教習所等の所謂、枠広告が掲示されているが、このような枠広告は一定期間同じ内容であるため、日常、バスを利用している通勤客等にとっては興味がないものとなり易い。そのため、前記枠広告の広告主にとっては、一枠の広告を一定期間出すのに高い広告費を払ったにも関わらず、それに見合う広告効果が得られないのが実情であり、また地元の商店街等における店主にとっては、日々の特売商品情報や旬の生鮮食料品等の入荷情報を最寄の路線バス内で広告できれば、売り上げの増加が見込まれるものの、前述した通り、広告費が高い上、日々変わる特売情報等の広告を毎日バス車内に掲示するには多大な手間を要することから、このような広告を出すことは事実上、非常に困難である。
【0004】
この他、路線バスの運行中に、地震が発生したり、バス進行方向にある場所で交通事故が起こったりしてバスが停車を余儀なくされている場合でも、乗客はその状況を正確に把握することができないため、不安をいだくことが多い。
【0005】
また、近年、バスジャック等の犯罪が車内で発生する危険性も高くなっているが、このような犯罪が発生した場合、そのバスを運行しているバス会社が犯罪発生の事実を知るまでに時間がかかることが少なくない。
【0006】
この他、近年の高齢化社会に伴い、老人がバス社内で急に気分が悪くなったり、持病が悪化したりすることも多いが、このような場合にバスの運転手が運転中に運行管理室に連絡して、急病人の発生やバスの現在地を正確に伝え、救急車の手配を迅速に行う事は容易ではない。
【0007】
本発明の目的は、バス等の車内において、乗客が日々の新鮮な広告情報を得ることができ、また乗車中の地震等に関する情報も知ることができる他、車内で犯罪や急病人が発生した場合にその情報を迅速且つ正確に連絡するができる、地域広告システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の地域広告システムは、少なくとも広告配信サーバと、車内に設置される車内広告表示装置とを有し、前記広告配信サーバは、広告を表示するための情報である広告情報を蓄積する広告情報蓄積部と、広告情報を取得する広告情報取得部と、前記広告情報取得部で取得した広告情報を前記車内広告表示装置に送信する広告情報送信部とを備え、前記車内広告表示装置は、前記広告配信サーバの広告情報送信部から送信される広告情報を受信する広告情報受信部と、広告情報受信部で受信した広告情報を表示する広告情報表示部とを備えている。
【0009】
また、本発明の地域広告システムは、さらに前記広告情報に関連する店舗情報を管理する店舗情報サーバをさらに有し、前記車内広告表示装置の広告表示部に広告情報と共に前記店舗情報を閲覧するためのキー情報が表示される。
【0010】
この他、本発明の地域広告システムは、さらに前記店舗情報を閲覧するための携帯型端末装置をさらに有し、前記車内広告表示装置の広告表示部に広告情報と共に前記店舗情報を閲覧するための識別番号が表示される。
【0011】
そして、前記広告情報と共に表示されるキー情報や識別番号に基づいて、バス等の乗客は、広告情報より詳細な店舗情報を携帯型端末装置やパーソナルコンピュータで閲覧することができる。
【0012】
なお、前記携帯型端末装置としては、携帯電話機、PHS電話機、PDAおよびノート型パーソナルコンピュータ等が挙げられる。
【0013】
また、本発明の広告システムは、商店街の店主等が店のその日の特売情報を前記広告配信サーバの広告情報取得部に対して出力するための店舗入力装置をさらに有する。
【0014】
この他、本発明の広告システムは、地震等が発生した場合に、その防災情報を表示したり、地方自治体情報、地域イベント情報、ニュースおよび天気予報等の情報を表示したり、或いはバス等の車内で犯罪や急病人が発生した場合に、その緊急事態発生情報をバス等の現在位置と共に簡単且つ迅速に連絡する機能を有する。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の地域広告システムを路線バスに導入した場合の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0016】
(実施形態1)
【0017】
図1に示すように、本実施形態の地域広告システムは、広告情報管理センター(0103)に置かれた広告配信サーバ(0101)と、路線バス(0104)の車内に設置された車内広告表示装置(0102)とにより構成される。
【0018】
図2に示すように、前記広告配信サーバ(0101)は、広告を表示するための情報である広告情報を蓄積する広告情報蓄積部(0201)と、広告情報を取得する広告情報取得部(0202)と、広告情報取得部(0202)で取得した広告情報を前記車内広告表示装置(0102)に送信する広告情報送信部(0203)とを有する。
【0019】
前記広告情報蓄積部(0201)は、路線バスが運行する地域に所在する商店街、市場およびスーパー等における特売情報や季節限定商品情報等の種々の地域広告情報を蓄積する機能を有するものであり、HDD等の記録媒体および記録するソフトウエアにより実現される。
【0020】
前記広告情報取得部(0202)は、前記広告情報蓄積部(0201)に蓄積されている広告情報の中から所定の広告情報を取り出したり、広告情報をインターネット等の通信ネットワークを介して受信したり、或いは直接入力により広告情報を得る機能を有するものである。また、広告情報取得部(0202)は、広告情報をその広告の店舗の店舗位置情報と関連付けて取得する位置広告情報取得手段(0204)を有し、該手段(0204)により広告情報は、常にその広告主の店舗がある位置と関連付けられることとなる。
【0021】
前記広告情報送信部(0203)は、前述した通り、広告情報取得部(0202)で取得した広告情報を前記車内広告表示装置(0102)に送信する機能を有するものであるが、具体的にはモデムおよびドライバや通信モジュール等により実現される。
【0022】
次に、前記広告配信サーバ(0101)における処理の一例について説明すると、図3に示すように、先ず処理のための所定の入力があるまで待機し(ステップS0301)、所定入力があった場合には広告情報を蓄積し(ステップS0302)、また広告情報を適宜取得する(ステップS0303)。その後、取得した広告情報を送信する(ステップS0304)。
【0023】
図4に示すように、前記車内広告表示装置(0102)は、広告配信サーバ(0101)の広告情報送信部(0203)から送信される広告情報を受信する広告情報受信部(0401)と、広告情報受信部(0401)で受信した広告情報を表示する広告情報表示部(0402)と、当該車内広告表示装置(0102)が設置される車両の現在位置情報を取得する現在位置情報取得部(0403)とを有するものである。
【0024】
前記広告情報受信部(0401)は、前述した通り、広告配信サーバ(0101)の広告情報送信部(0203)から送信される広告情報を受信する機能を有するものであるが、具体的にはモデムやチューナ等より実現され得る。
【0025】
前記広告情報表示部(0402)は、広告情報を表示する機能を有するディスプレイや電光表示板等、あらゆるものが該当し得るが、本実施形態では、図5に示すように、液晶ディスプレイ(0501)により広告情報が表示される。また、広告情報表示部(0402)は、前記広告情報受信部(0401)が受信した広告情報に関連付けられた店舗位置情報と前記現在位置情報とに基づいて広告情報を表示する位置広告情報表示手段(0404)を有する。
【0026】
前記現在位置情報取得部(0403)は、例えば全地球測位システム(GPS)によりバスが走行している現在位置を取得するものである。
【0027】
次に、前記車内広告表示装置(0102)における処理の一例について説明すると、図6に示すように、先ず広告情報を受信するまで待機し(ステップS0601)、その後、バスが走行している現在位置情報を取得し(ステップS0602)、受信した広告情報と関連付けられた店舗位置情報と前記現在位置情報とに基づいて適切な広告情報を表示する(ステップS0603)。
【0028】
なお、後述する各実施形態において、本実施形態における装置やその各部或いは各手段と同様の用語および符号が用いられているものは、その実施形態おいて特に別の定義等がされている場合を除き、基本的に本実施形態のものと同様である。また、前記広告情報には、市町村の公共情報や地域のイベント情報、ニュース等も含まれる。
【0029】
本実施形態の地域広告システムによれば、路線バスの車内で、地域に密着した便利・お得な広告情報が日々更新されて表示され、また前記広告情報は1日単位或いは時間単位での表示となるため、広告費も従来に比べて安価となる。
【0030】
(実施形態2)
【0031】
図7に示すように、本実施形態の地域広告システムは、広告情報管理センター(0704)に置かれた広告配信サーバ(0701)と、路線バス(0705)の車内に設置される車内広告表示装置(0702)と、広告情報の広告主が有する店舗入力装置(0703)とにより構成される。
【0032】
図8に示すように、前記広告配信サーバ(0701)は、広告情報を蓄積する広告情報蓄積部(0201)と、広告情報を取得する広告情報取得部(0202)と、広告情報を配信する車両の現在位置情報を取得する現在位置情報取得部(0801)と、広告情報取得部(0202)で取得した広告情報を前記車内広告表示装置(0702)に送信する広告情報送信部(0802)とを有する。
【0033】
前記現在位置情報取得部(0801)は、例えば全地球測位システム(GPS)により路線バスが走行している現在位置を取得するものである。
【0034】
前記広告情報送信部(0802)は、前記現在位置情報取得部(0801)で取得した現在位置情報と広告情報に関連付けられた店舗位置情報とに基づいて前記広告情報を送信すべき車両を選択する送信先選択手段(0803)を有するものである。
【0035】
前記送信先選択手段(0803)は、図9に示すようなテーブルに基き、例えば路線バスが出発点Aから停留所B、C、D、E、Fと順次進む場合において、AB間、B停留所地点、BC間、C停留所地点、CD間、D停留所地点、DE間、E停留所地点、EF間およびF停留所地点といった現在位置情報と特売情報やセール情報等の広告情報に関連付けられた店舗位置情報(最寄りの停留所情報)B〜Fとに基づいて、有効な広告情報を選択するものである。
【0036】
より具体的には、送信先選択手段(0803)は、例えば出発点Aから最初の停留所B間という現在位置情報に対して店舗情報Bを有する青果店の特売情報を選択し、停留所BC間という現在位置情報に対して店舗情報Cを有する鮮魚店の特売情報を選択し、停留所CD間という現在位置情報に対して店舗情報Dを有するスーパーのセール情報を選択する。この結果、バスの車内表示装置(0702)では、バスがAB間を走行している場合には、最初の停留所Bの近くにある青果店の特売情報が車内広告表示装置(0702)で表示され、バスが停留所BC間を走行している場合には、次の停留所Cの近くにある鮮魚店の特売情報が車内広告表示装置(0702)で表示され、バスが停留所CD間を走行している場合には、次の停留所Dの近くにあるスーパーのセール情報がバスの車内表示装置(0702)で表示される。
【0037】
次に、前記広告配信サーバ(0701)における処理の一例について説明すると、図10に示すように、先ず処理のための所定の入力があるまで待機し(ステップS1001)、入力があった場合には広告情報を蓄積し(ステップS1002)、また広告情報を適宜取得する(ステップS1003)。その後、バスが走行している現在位置情報を取得し(ステップS1004)、該現在位置情報と前記広告情報に関連付けられた店舗位置情報とに基づいて適切な広告情報を送信する(ステップS1005)。
【0038】
図11に示すように、前記車内広告表示装置(0702)は、前記広告配信サーバ(0701)の広告情報送信部(0802)から送信される前記広告情報を受信する広告情報受信部(0401)と、広告情報受信部(0401)で受信した広告情報を表示する広告情報表示部(1101)とを有する。
【0039】
本実施形態における広告情報表示部(1101)は、前記広告配信サーバ(0701)の広告情報送信部(0802)における送信先選択手段(0803)を介して適宜選択送信されてきた広告情報をそのまま表示するものであり、また本実施形態における広告情報表示部(1101)は、前記選択送信された広告情報をLED等の電光文字にて表示する電光表示手段(1102)を有する(図12参照)。
【0040】
次に、前記車内広告表示装置(0702)における処理の一例について説明すると、図13に示すように、先ず広告情報を受信するまで待機し(ステップS1301)、受信した場合には該広告情報を表示する(ステップS1302)。
【0041】
図14に示すように、前記店舗入力装置(0703)は、文字情報を入力するキーボード等の文字入力部(1401)と、文字入力部(1401)に入力された文字情報を前記広告配信サーバ(0701)の広告情報取得部(0202)に出力する出力部(1402)とを備えている。
【0042】
本実施形態の地域広告システムによれば、地域に所在する商店やスーパーの経営者は、その日の特売品やタイムサービス品等の情報を店舗入力装置(0703)を介して広告配信サーバ(0701)へ出力するだけで、最寄りのバス停留所付近を走行している路線バスの車内で前記特売品等の広告情報が迅速に表示され得る。
【0043】
(実施形態3)
【0044】
図15に示すように、本実施形態の地域広告システムは、広告情報管理センター(0704)に置かれた広告配信サーバ(0701)と、路線バス(0705)の車内に設置される車内広告表示装置(0702)と、広告情報の広告主が有する店舗入力装置(0703)と、広告情報に関連する店舗情報を管理する店舗情報サーバ(1501)と、路線バスの乗客が所有するパーソナルコンピュータ(
(1502)とから構成される。
【0045】
前期店舗情報サーバ(1501)は、前記広告情報管理センター(0704)、或いはこれと異なる種々のプロバイダーの情報管理センター等に置かれ、前記車内広告表示装置(0702)の広告表示部(1101)で表示される広告情報に関連する店舗情報を閲覧させるための店舗情報閲覧部を有するものである。
【0046】
前記店舗情報閲覧部は、例えば、前記車内広告表示装置(0702)の広告表示部(1101)で表示される広告情報を出している広告主の店舗における商品情報やセール期間情報等の詳細情報をHTML等のファイル形式で具備するものである。
【0047】
また、本実施形態では、車内広告表示装置(0702)の広告表示部(1101)は、前記実施形態2と同様、広告情報を電光文字にて表すものであるが、本実施形態では、広告情報を表示すると共に、その広告情報に関連する店舗情報を閲覧するためのキー情報として、例えばURLを表示する。
【0048】
この場合、路線バスの乗客は、帰宅後、パーソナルコンピュータ(1502)で前記URLにより異なる店舗情報を比較検討した上、目的の商品がある店舗へ行くことができる。
【0049】
(実施形態4)
【0050】
図16に示すように、本実施形態の地域広告システムは、広告情報管理センター(0704)に置かれた広告配信サーバ(0701)と、路線バス(0705)の車内に設置される車内広告表示装置(0702)と、広告情報の広告主が有する店舗入力装置(0703)と、前記広告情報に関連する店舗情報を管理する店舗情報サーバ(1501)と、前記広告情報に関連する店舗情報を閲覧するための携帯電話機(1601)とから構成されている。
【0051】
そして、本実施形態では、前記広告配信サーバ(0701)における広告情報が、該広告情報と関連する店舗情報の識別番号を含み、前記車内広告表示装置(0702)の広告情報表示部(1101)における電光表示手段(1102)が広告情報と共に前記店舗情報の識別番号も表示する。
【0052】
図17に示すように、前記携帯電話機(1601)は、インターネット等を介して前記店舗情報サーバ(1501)の店舗閲覧部を閲覧するための端末装置閲覧部(1701)と、前記車内広告表示装置(0702)の広告情報表示部(1101)における電光表示手段(1102)で表示された店舗情報の識別番号を入力するための識別番号入力部(1702)と、識別番号入力部(1702)で入力された識別番号に対応する店舗情報を前記店舗情報サーバ(1501)の店舗情報閲覧部で閲覧するためのURLを利用可能とする店舗情報アクセス部(1703)とを有する。
【0053】
前記端末装置閲覧部(1701)とは、例えばインターネット等の通信ネットワークに接続する機能を有するものである。
【0054】
前記識別番号入力部(1701)とは、携帯電話機(1601)のボタンが該当する。
【0055】
前記店舗情報アクセス部(1703)とは、前述した通り、識別番号入力部(1702)で入力された識別番号に対応する店舗情報を前記店舗情報サーバ(1501)の店舗情報閲覧部で閲覧するためのURLを利用可能とするものであるが、より具体的には、例えばインターネット等を介して前記店舗情報サーバ(1501)にアクセスして店舗情報を閲覧するために、図18に示すように、前記広告情報と共に表示される識別番号と対をなす店舗情報のURLに関するテーブルを備え、該テーブルにしたがって識別番号をURLに変換し、該URLによって該当する店舗情報サーバ(1501)の店舗情報閲覧部における店舗情報を閲覧可能とする。
【0056】
次に、前記携帯電話機(1601)における処理の一例について述べると、図19に示すように、先ず処理のための所定の入力があるまで待機し(ステップS1901)、入力があった場合には、識別番号を取得し(ステップS1902)、取得した識別番号をURLに変換し(ステップS1903)、変換したURLに基づいて店舗情報サーバにアクセスし(ステップS1904)、最終的に店舗情報を閲覧する(ステップS1905)。
【0057】
本実施形態の地域広告システムによれば、路線バスの乗客は、バス内の表示装置に表示された識別番号を自己の携帯電話機に入力することにより、広告情報の詳細情報を簡単に閲覧することが可能となる。
【0058】
(実施形態5)
【0059】
本実施形態の地域広告システムは、前記実施形態4の地域広告システムにおいて、更に路線バスの乗客に、地震、火災等の防災情報を提供するものである。
【0060】
図20に示すように、広告配信サーバ(2000)は、広告情報を蓄積する広告情報蓄積部(0201)と、広告情報を取得する広告情報取得部(0202)と、広告を配信する車両の現在位置情報を取得する現在位置情報取得部(0801)と、広告情報取得部(0202)で取得した広告情報を前記車内広告表示装置(0702)に送信する広告情報送信部(0802)と、前記送信先を選択する送信先選択手段(0803)とを有する他、さらに防災情報を取得する防災情報取得部(2001)と、防災情報取得部(2001)で取得した防災情報を送信する防災情報送信部(2002)を有する。
【0061】
前記防災情報取得部(2001)は、地震や火災等が発生した場合に、最寄りの消防署等からその情報を取得する機能を有するものである。
【0062】
前記防災情報送信部(2002)は、防災情報取得部(2001)が前記地震発生等の情報を取得した場合に、これを車内広告表示装置(2100)へ送信するものであって、モデムおよびドライバ、或いは通信モジュールが該当し得る。
【0063】
図21に示すように、車内広告表示装置(2100)は、前記広告配信サーバ(2000)の広告情報送信部(0802)から送信される前記広告情報を受信する広告情報受信部(0401)と、広告情報受信部(0401)で受信した広告情報を表示する広告情報表示部(1101)およびその電光表示手段(1102)を有する他、前記広告配信サーバ(2000)の防災情報送信部(2002)から送信された防災情報を受信する防災情報受信部(2101)と、防災情報受信部(2101)で受信した防災情報を前記広告情報に優先して表示する優先表示手段(2102)をさらに有する。
【0064】
次に、前記車内広告表示装置(2100)における処理の一例を述べると、図22に示すように、先ず広告情報を受信し(ステップS2201)、受信した広告情報を表示する際に、防災情報の受信を検知し(ステップS2202)、防災情報の受信があった場合には、該防災情報を表示する(ステップS2203)。
【0065】
一方、防災情報の受信がない場合には、前記受信した広告情報を表示する(ステップS2204)。
【0066】
本実施形態の地域広告システムによれば、路線バスの乗客は、乗車中に発生した地震や事故等の情報を迅速に知ることが可能となる。
【0067】
(実施形態6)
【0068】
図23に示すように、本実施形態の地域広告システムは、広告情報および緊急事態情報を管理する広告配信サーバ(2301)と、路線バスの車内に設置され、広告情報を表示する他、緊急事態の発生を連絡する車内広告表示装置(2302)と、消防署にある情報処理装置(2303)と、警察署にある情報処理装置(2304)と、路線バスの運行管理室にある情報処理装置(2305)とから構成される。
【0069】
図24に示すように、車内広告表示装置(2302)は、広告配信サーバ(2301)の広告情報送信部(0802)から送信される前記広告情報を受信する広告情報受信部(0401)と、広告情報受信部(0401)で受信した広告情報を表示する広告情報表示部(1101)およびその電光表示手段(1102)とを有する他、バスにおける事件、事故または急病等の緊急事態の発生を受け付ける緊急事態発生受付部(2401)と、緊急事態発生受付部(2401)で受け付けた緊急事態発生情報を広告配信サーバ(2301)に送信する緊急事態連絡部(2402)とを有する。
【0070】
前記緊急事態発生受付部(2401)は、例えば図25に示すように、バスの運転席に設けられた緊急ボタンをバス運転手が押すことにより、押したボタンに対応する急病人発生、バスジャック発生、バス車内での傷害事件発生、バスの衝突事故発生等の緊急事態発生情報を受け付けるものである。
【0071】
前記緊急事態連絡部(2402)は、前記緊急事態発生受付部(2401)で受け付けた緊急事態発生情報を広告配信サーバ(2301)へ連絡する機能を有するものであって、モデムおよびドライバ、或いは通信モジュール等により実現される。
【0072】
次に、前記車内広告表示装置(2302)における緊急事態発生情報の処理の一例について述べると、図26に示すように、先ず緊急事態発生のボタン操作を検知し(ステップS2601)、ボタン操作があった場合にはその操作されたボタンに対応する緊急事態の発生情報を送信する(ステップS2602)。
【0073】
図27に示すように、広告配信サーバ(2301)は、広告情報を蓄積する広告情報蓄積部(0201)と、広告情報を取得する広告情報取得部(0202)と、広告を配信する車両の現在位置情報を取得する現在位置情報取得部(0801)と、広告情報取得部(0202)で取得した広告情報を前記車内広告表示装置(0702)に送信する広告情報送信部(0802)と、前記送信先を選択する送信先選択手段(0803)とを有する他、前記車内広告表示装置(2302)の緊急事態連絡部(2401)からの緊急事態発生情報を受信する緊急事態受信部(2701)と、受信した緊急事態発生情報および前記現在位置情報取得部(0801)で取得したバスの現在位置情報を消防署、警察署およびバス運行管理室の各情報処理装置(2303)〜(2305)に送信する緊急事態通報部(2702)とをさらに有するものである。
【0074】
次に、前記広告配信サーバ(2301)における緊急事態発生情報の通報処理の一例を述べると、図28に示すように、緊急事態発生情報を受信するまで待機し(ステップS2801)、受信した場合にはバスの現在位置情報を取得し(ステップS2802)、取得した現在位置情報と前記緊急事態発生情報とを送信する(ステップS2803)。
【0075】
本実施形態の地域広告システムによれば、バスの運行中にバスジャック等の犯罪や事故が発生した場合には、バスの運転手が所定のボタンを押すだけで自動的に、緊急事態の種類とそれが発生した現在位置が関係機関に即座に通報され得る。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、路線バス等の車内において、地域に密着した広告情報が毎日、或いは時間ごとに更新されて表示されるため、バス等の乗客の前記広告情報への注目度は従来の車内広告に比べて大幅に高くなり得る。また、広告情報を出す地域の広告主にとっても、日ごと、時間ごとの安価な広告費で売り上げの増加が期待できる。
【0077】
また本発明によれば、バスの運行中に地震等の災害が発生した場合でも、その情報が車内の乗客に表示されるため、乗客の不安を軽減することができる。
【0078】
更に、本発明によれば、バスの運行中に、車内で犯罪や急病人が発生した場合でも、その情報が迅速に関係機関に通報され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の地域広告システムの全体構成を示す図
【図2】同実施形態における広告配信サーバの機能ブロック図
【図3】同実施形態における広告配信サーバの処理の一例を示すフローチャート
【図4】同実施形態における車内広告表示装置の機能ブロック図
【図5】同実施形態における車内広告表示装置の表示例を示す図
【図6】同実施形態における車内広告表示装置の処理の一例を示すフローチャート
【図7】実施形態2の地域広告システムの全体構成を示す図
【図8】同実施形態における広告配信サーバの機能ブロック図
【図9】同実施形態の送信先選択手段における送信先選択の一例を示す図
【図10】同実施形態における広告配信サーバの処理の一例を示すフローチャート
【図11】同実施形態における車内広告表示装置の機能ブロック図
【図12】同実施形態における車内広告表示装置の表示例を示す図
【図13】同実施形態における車内広告表示装置の処理の一例を示すフローチャート
【図14】同実施形態における店舗入力装置の機能ブロック図
【図15】実施形態3の地域広告システムの全体構成を示す図
【図16】実施形態4の地域広告システムの全体構成を示す図
【図17】同実施形態における携帯電話機の機能ブロック図
【図18】同実施形態の店舗情報アクセス部における変換例を示す図
【図19】同実施形態の店舗情報アクセス部における処理の一例を示す図
【図20】実施形態5における広告配信サーバの機能ブロック図
【図21】同実施形態における車内広告表示装置の機能ブロック図
【図22】同実施形態における車内広告表示装置の処理の一例を示すフローチャート
【図23】実施形態6の地域広告システムの全体構成を示す図
【図24】同実施形態における車内広告表示装置の機能ブロック図
【図25】同実施形態における緊急事態発生受付部の一例を示す図
【図26】同実施形態における車内広告表示装置の処理の一例を示すフローチャート
【図27】同実施形態における広告配信サーバの機能ブロック図
【図28】同実施形態における広告配信サーバの処理の一例を示すフローチャート
【符号の説明】
(0101): 広告配信サーバ
(0102): 車内広告表示装置
(0201): 広告情報蓄積部
(0202): 広告情報取得部
(0203): 広告情報送信部
(0204): 位置広告情報取得部
(0703): 店舗入力装置
(1501): 店舗入力サーバ
(1601): 携帯電話機
Claims (10)
- 広告配信サーバと、車内に設置される車内広告表示装置と、からなる広告システムであって、
前記広告配信サーバは、
広告を表示するための情報である広告情報を蓄積する広告情報蓄積部と、
広告情報を取得する広告情報取得部と、
前記広告情報取得部で取得した広告情報を前記車内広告表示装置に送信する広告情報送信部と、
を有し、
前記車内広告表示装置は、
前記広告配信サーバの広告情報送信部から送信される前記広告情報を受信する
広告情報受信部と、
前記広告情報受信部で受信した前記広告情報を表示する広告情報表示部と、
を有する路線バス等における地域広告システム。 - 前記広告情報に関連する店舗情報を管理する店舗情報サーバをさらに有し、
該店舗情報サーバは、前記車内広告表示装置の広告表示部で表示される広告情報に関連する店舗情報を閲覧させるための店舗情報閲覧部を有し、
前記広告表示部が広告情報と共に前記店舗情報サーバにおける前記店舗情報を閲覧するためのキー情報を表示する、請求項1記載の路線バス等における地域広告システム。 - 前記広告情報に関連する店舗情報を閲覧するための携帯型端末装置をさらに有し、
該端末装置は、店舗情報サーバにおける店舗情報を閲覧するための端末装置閲覧部を有する請求項2記載の路線バス等における地域広告システム。 - 前記広告情報取得部は、前記広告情報をその広告の店舗の店舗位置情報と関連付けて取得する位置広告情報取得手段を有し、
前記車内広告表示装置は、自身が設置される車両の現在位置情報を取得する現在位置情報取得部をさらに有し、
前記広告情報表示部は、前記広告情報受信部が受信した広告情報に関連付けられた店舗位置情報と前記現在位置情報とに基づいて前記広告情報を表示する位置広告情報表示手段をさらに有する
請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項記載の路線バス等における地域広告システム。 - 前記広告情報取得部は、前記広告情報をその広告の店舗位置情報と関連付けて取得する位置広告情報取得手段を有し、
広告配信サーバは、広告を配信する車両の現在位置情報を取得する現在位置情報取得部をさらに有し、
前記広告配信サーバの広告情報送信部は、現在位置情報取得部で取得した現在位置情報と広告情報に関連付けられた店舗位置情報とに基づいて前記広告情報を送信すべき車両を選択する送信先選択手段をさらに有する
請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項記載の路線バス等における地域広告システム。 - 文字情報を入力する文字入力部と、
前記文字入力部に入力された文字情報を前記広告配信サーバの広告情報取得部に出力する出力部と
を備えた店舗入力装置をさらに有する請求項1〜請求項5のうちのいずれか一項記載の路線バス等における地域広告システム。 - 前記広告情報表示部は、広告情報を電光文字にて表示するための電光表示手段をさらに有する請求項1〜請求項6のうちのいずれか一項記載の路線バス等における地域広告システム。
- 前記広告配信サーバにおける広告情報が、該広告情報と関連する店舗情報の識別番号を含み、前記広告情報表示部における電光表示手段が広告情報と共に前記店舗情報の識別番号も表示し、
前記携帯型端末装置は、前記電光表示手段で表示された店舗情報の識別番号を入力するための識別番号入力部と、
識別番号入力部で入力された識別番号に対応する店舗情報を前記店舗情報サーバの店舗情報閲覧部で閲覧するための通信ネットワーク上の情報場所を利用可能とする店舗情報アクセス部と、
をさらに有する請求項7記載の路線バス等における地域広告システム。 - 前記広告配信サーバは、
さらに防災情報を取得する防災情報取得部と、
前記防災情報取得部で取得した防災情報を送信する防災情報送信部とを有し、
前記車内広告表示装置は、
前記防災情報送信部から送信された防災情報を受信する防災情報受信部と、
前記防災情報受信部で受信した防災情報を前記広告情報に優先して表示する優先表示手段をさらに有する
請求項1〜請求項8のうちのいずれか一項記載の路線バス等における地域広告システム。 - 車内広告表示装置が、車両における事件、事故または急病の発生に関する情報である緊急事態発生情報を受け付ける緊急事態発生受付部と、受け付けた緊急事態発生情報を広告配信サーバへ送信する緊急事態連絡部とをさらに有し、
広告配信サーバは、前記緊急事態発生情報を受信する緊急事態受信部と、
受信した緊急事態発生情報および現在位置情報を通報する緊急事態通報部とをさらに有する
請求項1〜請求項9のうちのいずれか一項記載の路線バス等における地域広告システム。
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---|---|---|---|
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KR101391923B1 (ko) * | 2013-09-30 | 2014-05-07 | 심경남 | 노선별 광고 제공 시스템 및 노선별 광고 방법 |
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-
2003
- 2003-03-10 JP JP2003064056A patent/JP2004272007A/ja active Pending
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