JP2004271473A - 雌ねじの内径測定装置 - Google Patents

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Kazuhiko Komada
和彦 駒田
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Yachiyo Industry Co Ltd
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Yachiyo Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】雌ねじの内径を高精度に測定することができ、かつ、被測定物の内壁に凹凸形状を有していても、高精度に測定可能なプローブを有する内径測定装置を提供する。
【解決手段】雌ねじAを載置する裁置台2と、雌ねじAの山端部A1の内径を測定するプローブ3と、このプローブ3を移動させる移動手段4と、移動手段4を支持する支持部材5と、移動手段4を制御すると共に、プローブ3が雌ねじAの山端部A1に接触したときの接触位置を記憶する制御手段6と、この制御手段6で記憶された接触位置から雌ねじAの内径を導出する解析手段7を備えて構成され、プローブ3のビット3aの形状を、雌ねじAの山端部A1と周面で接触するように円筒状に形成する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、雌ねじの内径を測定する内径測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、中空部を備えた円筒状に形成された被測定物の内径が所定寸法に形成されているか否かを確認するために、様々な測定方法を用いて内径測定が行われている。例えば、内径ゲージを用いた内径の測定方法は、予め所定の外形に仕上げられている内径ゲージを多種類用意して、それを1個ずつ被測定物の中空部に差し込んで、その差込み具合から被測定物の内径を特定する方法がある。
【0003】
また、被測定物の内径を測定するために、図5に示すように、先端50が球状に成型されたプローブ40を備えた内径測定装置を用いた測定方法がある。この内径測定装置は、被測定物60の中空部60aの内壁に、先端50が球状に成型されたプローブ40を接触させて内径を測定すると共に、複数箇所の中空部60aの内径を測定し、各々測定された内径の平均から被測定物60の内径を特定している(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−4433号公報(全頁、第5図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の内径ゲージを用いた内径測定装置では、被測定物の内径が小さくなるにつれて、内径ゲージを利用して内径を特定することが難しくなるという問題があった。また、内径ゲージを用いた内径測定では、概算の内径しか特定することができず、高精度に被測定物の内径を測定することができないという問題があった。
【0006】
また、先端部が球状に形成されたプローブ40を用いた内径測定装置では、プローブ40の先端50が球状であるため、被測定物60の内壁とプローブ40の接触位置によって内径の測定値の誤差が生じてしまうという問題がある。特に、被測定物60の内壁が雌ねじとして形成されている場合、球状の先端50とねじの山端との互いの接触位置がずれやすく、正確な雌ねじの内径の測定が困難である。
【0007】
そこで、本発明は、被測定物の内径を高精度に測定することができ、かつ、被測定物の内壁に雌ねじを有していても、高精度に測定することができるプローブを有する内径測定装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するために、本発明の内径測定装置は雌ねじの内径を測定する内径測定装置であって、雌ねじの軸方向に沿って配される棒状部材と、この棒状部材に取り付けられ、雌ねじの山端に周面で接触する円筒状のビットと、を有するプローブを備え、前記ビットは、前記棒状部材の径よりも大きい径を有し、且つ、その周面が雌ねじの軸方向に沿って形成されていることを特徴とする。
【0009】
本発明の雌ねじの内径測定装置によれば、雌ねじの山端に円筒状のビットを有するプローブを接触させて内径を測定する内径測定装置であり、雌ねじの山端にビットの周面を接触させることで、雌ねじの山端とビットの接触が点接触させることができ、測定誤差を生じることがなく雌ねじの内径を高精度に測定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態の係る内径測定装置を、適宣図面を参照して説明する。図1(a)は、内径測定装置の構成を示す側面図であり、図1(b)は、プローブの構成を示す斜視図である。図2(a)は、雌ねじにビットを接触させた状態を示す断面図であり、図2(b)は、図2(a)に示したビットの接触状態を示した平面図である。図3は、燃料タンクの構成を示す構成図である。図4(a)〜図4(c)は、内径測定装置を用いて雌ねじ部を有するタンクキャップの内径の測定方法を示す断面図である。
【0011】
内径測定装置1の構成は、図1(a)に示すように、雌ねじAを載置する載置台2と、雌ねじAの山端部A1の内径を測定するプローブ3と、このプローブ3を移動させる移動手段4と、移動手段4を支持する支持部材5と、移動手段4を制御すると共に、プローブ3が雌ねじAの山端部A1に接触したときの接触位置を記憶する制御手段6と、この制御手段6で記憶された接触位置から雌ねじAの内径を導出する解析手段7を備えて構成されている。なお、移動手段4、制御手段6、解析手段7の接続は、特に限定するものではなく、例えば、ケーブルKなどを用いて接続されている。
【0012】
プローブ3は、図1(b)に示すように、ビット3aと棒状部材3bとで構成されており、このビット3aは、棒状部材3bの径より大きい径を有し、円筒状に形成されている。そして、ビット3aの周面は、雌ねじAの軸方向に沿う面として形成されている。また、棒状部材3bの一端部に移動手段4が接続されている(図1(a)参照)。なお、ビット3aと棒状部材3bの接続方法はどのような接続方法でもよく、例えば、ビット3aと棒状部材3bの軸中心を一致させて固定することができる。また、ビット3aは、棒状部材3bから取り外し可能にすることが好ましい。
【0013】
移動手段4は、プローブ3を雌ねじAに対して鉛直方向に保持した状態で、プローブ3を雌ねじAに対して水平方向及び鉛直方向に移動させるものである。この移動手段4の動力はどのようなものでもよく、例えば、モータ等の駆動手段を用いてプローブ3を移動させるように構成してもよい。なお、移動手段4は、載置台2に設けられた支持部材5で支持されている。
【0014】
制御手段6は、移動手段4の水平方向の移動を制御すると共に、雌ねじAの内壁A1に接触した位置を記憶できるように構成されている。特に、制御手段6は、ビッド3aが雌ねじAの内壁A1に接触すると移動手段4の移動を停止すると共に、ビット3aが接触した位置を記憶する。そして、移動手段4は、接触した山端部A1と対峙する方向に位置する山端部A2(図1(a)参照)にプローブ3を水平移動させ、接触する位置を測定するように構成されている。このように構成されることで、ゴムや樹脂組成物のような柔らかい雌ねじAでも、雌ねじAにビット3aが食い込むことがなく、正確に内径の測定を行うことができる。
【0015】
解析手段7は、制御手段6でビッド3aが山端部A1,A2に接触した位置を記憶した位置データを元に、雌ねじAの内径を導出することができるように構成されている。
【0016】
このように構成された内径測定装置1は、例えば、図3に示すような、自動車の燃料タンク8に使われる雌ねじ部12aを有するタンクキャップ12の内径を測定するために利用することができる。
【0017】
この燃料タンク8は、図3に示すように、外周面に雄ねじ山9aが刻まれたタンク9と、タンク9の内部の燃料を汲み上げるポンプモジュール11と、タンク9とポンプモジュール11の間に燃料漏れと燃料や蒸発燃料の透過を防止するシール10と、このタンク9にシール10とポンプモジュール11を固定するためのタンク9の雄ねじ山9aと嵌合して固定することができる雌ねじ部12aを備えるタンクキャップ12が備わっている。特に、タンクキャップ12(被測定物)の内径の雌ねじ部12aの精度は、燃料タンク8の密閉状態が変化にかかわるため、タンクキャップ12の内径を正確に測定する必要がある。
【0018】
そこで、タンクキャップ12の雌ねじ部12aを備える内径の測定方法について図面を用いて詳細に説明する。
【0019】
タンクキャップ12の雌ねじ部12aを備える内径の測定方法は、内径測定装置1の裁置台2に雌ねじ部12aが形成されている部分が上向きになるようにタンクキャップ12を載置する。
【0020】
次に、図4(a)に示すように、タンクキャップ12の中空部12bにプローブ3をセットする。そして、図4(b)に示すように、移動手段4を用いてプローブ3を移動させ、制御手段6で移動手段4を制御しながらタンクキャップ12の一方の雌ねじ部12aにプローブ3を移動させ、ビット3aが雌ねじ部12aに接触した位置を制御手段6で記憶する。
【0021】
その後、図(c)に示すように、プローブ3を移動手段4を用いて直線上(直径方向)に移動させ、他方の雌ねじ部12aにプローブ3を移動させ、ビット3aを雌ねじ部12aに接触させて、接触した位置を制御手段6で記憶する。
【0022】
制御手段6で記憶されたビット3aが雌ねじ部12aに接触した位置のデータを、解析手段7を用いて導出することで、雌ねじ部12aを備えるタンクキャップ12の内径を測定することができる。特に、雌ねじ部12aの山端と接触する周面は、従来のように、雌ねじ12aの軸方向に対して曲面状ではなく、雌ねじ12aの軸方向に沿う直面として形成されることとなるので、図4(b),(c)に示すように、ビット3aの周面のどの部位が雌ねじ部12aの山端に接触しても、タンクキャップ12の内径を高精度に計測することができる。
【0023】
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく限りにおいて、種々の変形が可能である。
【0024】
また、例えば、内径測定装置1の構成として移動手段4によってプローブ3を移動させるとしたが、移動手段4とプローブ3を支持部材5に固定して、載置台2を移動させるように構成しても同様の効果を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】
以上より、本発明の雌ねじの内径測定装置によれば、雌ねじの山端に円筒状のビットを有するプローブを接触させて内径を測定することで、測定誤差を生じることがなく雌ねじの内径を高精度に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、内径測定装置の構成を示す側面図である。
(b)は、プローブの構成を示す斜視図である。
【図2】(a)は、雌ねじにビットを接触させた状態を示す断面図である。
(b)は、図2(a)に示したビットの接触状態を示した平面図である。
【図3】燃料タンクの構成を示す構成図である。
【図4】(a)〜(c)は、内径測定装置を用いて雌ねじ部を有するタンクキャップの内径の測定方法を示す断面図である。
【図5】従来の内径測定装置の測定方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ・・・ 内径測定装置
2 ・・・ 裁置台
3 ・・・ プローブ
3a ・・・ ビット
3b ・・・ 棒状部材
12 ・・・ タンクキャップ
12a・・・ 雌ねじ部
12b・・・ 中空部
A ・・・ 雌ねじ
A1 ・・・ 山端部
A2 ・・・ 山端部

Claims (1)

  1. 雌ねじの内径を測定する内径測定装置であって、
    雌ねじの軸方向に沿って配される棒状部材と、この棒状部材に取り付けられ、雌ねじの山端に周面で接触する円筒状のビットと、を有するプローブを備え、
    前記ビットは、前記棒状部材の径よりも大きい径を有し、且つ、その周面が雌ねじの軸方向に沿って形成されていることを特徴とする雌ねじの内径測定装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009536337A (ja) * 2006-05-08 2009-10-08 レニショウ パブリック リミテッド カンパニー 接触感知プローブ
CN103884300A (zh) * 2012-12-21 2014-06-25 德国波龙科技有限公司 用于测量仪器中的探针式设备
CN105180766A (zh) * 2015-09-07 2015-12-23 中国十九冶集团有限公司 转化器安装内径的测量方法
WO2020125841A1 (de) * 2018-12-20 2020-06-25 HUBERT, Diana Konturerfassungsvorrichtung sowie deren verwendung
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