JP2004271441A - Biosensor type detector for abnormality of water quality - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浄水場や下水処理場等において、取水口から混入する有害物質を、バイオセンサを用いて検知するバイオセンサ型異常水質検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、浄水場では、河川水を取水し、この取水を沈殿ろ過層に通して浄化した飲料水を供給しているが、このような通常の処理では除去できない有害物質、例えば、各種の重金属や農薬、環境ホルモンといった物質が河川水中に混入した場合は、取水停止という非常事態になってしまう。
【0003】
一方、下水処理場では、突発事故により、工場あるいは化学プラントの排水に各種の重金属イオンや有機溶媒、ヒ素シアン等が混入してしまうことがある。これらの有害物質が流入すると、下水処理プロセスにおける活性汚泥微生物が大きな被害を受け、その結果、活性汚泥の活性が低下して処理能力の回復までに多大の時間を必要とする。
【0004】
したがって、浄水場や下水処理場等において、上記各種の有害物質が混入した場合流入水を迅速かつ感度よく検出し、非常事態になる前に未然に防止対策を講じることが必要である。
【0005】
この要望に応えて、浄水場では魚行動監視型の毒物検出装置、あるいは、各種の微生物膜を溶存酸素電極に取付けて、その呼吸活性の測定から毒物を検出する装置が、さらに、下水処理場においては特定化学物質の混入した排水を検知する各種のセンサが、それぞれの取水口等に設置されている。
【0006】
これらの装置のうち、浄水場に設置されている魚行動監視型の毒物検出装置は、魚類が毒物に反応するまでに多くの時間がかかるため、その検出にも長時間を要する。
【0007】
また、魚類の感度も飼育されている魚類の種類や個体差、および飼育の環境状態によってかなり異なり、さらに、魚行動監視型の毒物検出装置は、その装置自体が大掛かりで、魚類の飼育や管理面においての必要経費が大きい等の問題がある。
【0008】
他方の、微生物膜を酸素電極に取付けたバイオセンサ型の水質監視装置においては、保持されている微生物が活性状態で働くのは通常中性近傍のpH状態にあるものである。流入被検水中の有機物等によりセンサ表面はよく汚れる。この汚れは洗浄操作を行なってもなかなか除去することができない。センサ表面が汚れると、センサ自体の活性が低下し、また、これらの有機物が栄養源となって、センサに保持されているバクテリアの活性が変わるので、良好な検出精度を維持することが困難になるという問題が生じていた。
【0009】
一方、下水処理場における流入水の水質異常を検出する装置としては、シアン、ヒ素、重金属、および農薬等の特定の化学物質を対象とした検出装置が考えられているが、広範な有害物質を検出し得る装置とは言い難く、そこで広範な有害物質を検出し得る装置が望まれていた。
【0010】
そこで、有害物質や雑菌等が繁殖し難い比較的低いpH値のところで作動させることができる鉄酸化細菌をプローブとして用いるバイオセンサ型の水質監視装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。そのバイオセンサ型水質監視装置では、図5に示すように、検査すべき水源すなわち被検水源の被検水(例えば、河川の流水や、浄水場への流入水、下水処理場への流入水など)をポンプ1により被検水導入管2を介して被検水タンク3に一旦貯留し、被検水タンク3からポンプ4により散気水槽5に被検水を送給する。散気水槽5に送られた被検水には気体供給器6から空気あるいは酸素濃度を一定に調整した気体が供給され、溶存酸素濃度が飽和状態とされた状態でポンプ7により被検水導入管8に送出される。被検水導入管8には、鉄液パック12から鉄液供給ポンプ13および鉄液配管14を介して第一鉄含有溶液が送られ、ここで被検水と混合される。この混合液は、気体供給器6から供給される気体によって溶存酸素濃度が飽和状態とされた状態で導入口15から測定槽16内に流入される。なお、被検水導入管8には、酸性溶液パック9からポンプ10および酸性溶液配管11を介してpH調整用緩衝液が供給され得るように構成されているが、この機能については後述する。
【0011】
測定槽16は温度調整器17によって温度調整される。測定槽16に被検水を供給する前に、空気あるいは酸素濃度を一定に調整した気体を気体供給器6から供給して、常に被検水を飽和溶存酸素濃度にして、酸素電極19の出力の最大値を安定させる必要がある。ここで、飽和溶存酸素濃度は液温度により変化するため、この点において、温度調整器17によって測定槽16を一定の温度に維持することは重要なことである。測定槽16内には、酸素を利用して第一鉄を第二鉄に変えることができる鉄バクテリアを保持する微生物膜18が取付けられた酸素電極19が設けられている。さらに、酸素電極19からの電気出力が取り出され、その電気出力を変換演算手段20によって増幅・変換し、演算を施して被検水の異常水質を判別する。微生物膜18に保持される鉄バクテリアは、例えば、Thiobacillus ferrooxidansである。測定槽16を通った被検水は排出チューブ管21から排出配管22を介して排水される。
【0012】
この化学的挙動の化学反応式は、
4FeSO4+O2+2H2SO4 → 2Fe2(SO4)3+2H2O
のようになり、これによってFe3+イオンが生成される。このFe3+イオンがさらに水(H2O)と反応して、水酸化鉄Fe(OH)3となり沈殿することになる。微生物膜18に保持される鉄バクテリアとしては、Thiobacillus ferrooxidans以外にも、上記化学反応式の働きを持つすべての微生物が適用可能である。例えば、Thiobacillus ferrooxidans、Gallionella ferruginea、Leptospirillum ferrooxidans、Leptothrix、Sphaerotilus等が適していることが確認されている。
【0013】
なお、鉄バクテリアの活性すなわち鉄の酸化量は、温度の影響によっても変化する可能性があるため、測定槽16は温度調整器17によって、鉄バクテリアの活性が安定するような温度に維持されるのが望ましい。温度調整器17は、そういう意味で設けられているものである。図5の水質検出装置では、鉄酸化細菌をプローブとして取付けた溶存酸素電極19に被検水と鉄液の混合液をポンプ7によって送液し、この送液時における酸素電極19からの電気出力を監視するものである。その場合、被検水中に水溶性の有害物質が混入した場合、その有害物質は鉄酸化細菌の呼吸活性の低下により隔膜を透過して酸素電極19に到達し酸素濃度が高くなる。その結果、これを検知する電流値が増加するので、これによって有害物質の混入を検知する。
【0014】
【特許文献1】
特開2000−321233号公報 (図1,2とその説明)
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなバイオセンサ型水質検出装置は連続運転されると、被検水中の汚濁物質が排水配管22の内面に徐々に付着し堆積してくる。また、鉄液中の第一鉄の一部が第二鉄に酸化されて、これも徐々に堆積してくる。これらは、配管系の閉塞や、水質検出測定の感度低下につながり、検出精度を低下させる原因となり得る。そのため、図5の装置には、被検水と第一鉄液含有溶液の混合液が送液される導入管8に、酸性溶液パック9からポンプ10および酸性溶液配管11を介して酸性溶液を供給し、導入管8や測定槽16等の被検水通流路に付着堆積している汚濁物質および酸化鉄を除去し、排出する「酸洗浄」を行うことができるようにしている。酸性溶液による汚濁物質の除去は、有機性のものには特に効果的である。また、酸化鉄も再溶解して容易に除去される。さらに、微生物膜18への付着物も除去され、長期間安定した高度な測定が可能になる。
【0016】
しかし、配管系において、この酸性溶液による洗浄効果が現れるのは、酸性溶液とある程度接触効率の高い、主に管径の小さいチューブ配管においてであるが、他方で、管径を小さくすればするほど流速が速くなって洗浄効果が高くなる反面、管路の摩擦損失が大きくなるためチューブ配管を長くすると、送液ポンプ容量を大きくする必要が生じ、コスト的に不利になる。そこで、排出チューブ管21等は比較的細くて短いものが使用され、主な排出経路である排出配管22には適度に大きな管径の塩ビ(塩化ビニル)配管が利用される。因みに、排出配管22の管径は排出チューブ管21のそれの数十倍程度である。しかし、管径が大きくなると、流速が低下し、酸性溶液による定期的な酸洗浄実施にもかかわらず、特に酸化鉄が沈殿堆積し、配管閉塞の事態に発展することがある。
【0017】
そこで、本発明の目的は、排出配管22内に沈殿堆積する酸化鉄を洗浄除去して、配管の閉塞を防ぎ、装置の長期運転を安定して継続し得るようにすることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、酸素電極に鉄酸化細菌を保持した微生物膜を取付け、被検水に含まれる有害物質と鉄酸化細菌との相互作用を用いて酸素電極の電気出力により有害物質を検出する測定槽と、被検水の通流路内を酸洗浄するために被検水に酸性溶液を供給する手段とを備え、測定槽からの排水を、排出配管を介して排出するバイオセンサ型異常水質検出装置において、排出配管に沈澱堆積し得る酸化鉄を含む沈澱堆積物の沈澱堆積を防止する沈澱堆積防止手段を具備したことを特徴とする。
【0019】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のバイオセンサ型異常水質検出装置において、沈澱堆積防止手段が、排出配管に被検水の一部を、測定槽を通すことなく、常時直接導入して排出配管内を流水洗浄する流水洗浄手段からなっていることを特徴とする。
【0020】
請求項3に係る発明は、請求項1に記載のバイオセンサ型異常水質検出装置において、沈澱堆積防止手段が、排出配管内をピストンが軸方向に往復動作することにより排出配管内の沈殿堆積物を掻き出し被検水とともに排出させるピストン型洗浄手段からなっていることを特徴とする。
【0021】
請求項4に係る発明は、請求項1に記載のバイオセンサ型異常水質検出装置において、沈澱堆積防止手段が、排出配管内に高圧流体を噴射することにより排出配管内の沈殿堆積物を吹き飛ばし被検水とともに排出させる噴射型洗浄手段からなっていることを特徴とする。
【0022】
請求項5に係る発明は、請求項4に記載のバイオセンサ型異常水質検出装置において、高圧流体が水であることを特徴とする。
【0023】
請求項6に係る発明は、請求項4に記載のバイオセンサ型異常水質検出装置において、高圧流体が空気であることを特徴とする。
【0024】
請求項7に係る発明は、請求項1に記載のバイオセンサ型異常水質検出装置において、沈澱堆積防止手段が、排出配管内に沈殿堆積物を溶解させる溶解液を導入する溶解液導入手段からなっていることを特徴とする。
【0025】
請求項8に係る発明は、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のバイオセンサ型異常水質検出装置において、排出配管内を分解掃除により洗浄し得るように排出配管が複数部分に分解できる構造を持っていることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0027】
<第1の実施形態>
図1は本発明の第1の実施形態による異常水質検出装置を示す概略構成図である。図に示すように、第1の実施形態による異常水質検出装置において、被検水源から得た被検水を測定槽16に導入し、排出チューブ管21を介して排水する主系統は図5のそれと変わりがない。この装置の特徴は、被検水タンク3と排出配管22とを洗浄配管23によって連結し、被検水タンク3に貯めた被検水の一部を常時、洗浄配管23を介して排出配管22にその洗浄のために供給することにある。
【0028】
図示の装置では、気体供給器6から供給される気体によって溶存酸素濃度が飽和状態とされた被検水がポンプ7によって被検水導入管8に送られ、この被検水導入管8内で、鉄液パック12からポンプ13および鉄液配管14を介して供給される第一鉄含有溶液、並びに酸性溶液パック9からポンプ10および酸性溶液配管11を介して供給されるpH調整用緩衝液と混合される。この混合液が測定槽16へ導入口15から流入される。
【0029】
被検水中にシアンや、フェノール、農薬等の有害物質が混入された場合、微生物膜18の鉄バクテリアは活性低下を生じたり死亡したりするため、酸素消費量が少なくなる。このとき、酸素消費量の変化と有害物質の濃度との間には相関関係があり、それ故に酸素消費量の変化から有害物質すなわち異常水質を検出することが可能となる。変換演算手段20によって求められた異常水質の検出結果は自動的に警報、ガイダンス等の形で出力される。
【0030】
異常水質検出測定を長時間にわたって継続すると、被測定水中の汚濁物質が導入管8および測定槽16の内部に徐々に付着堆積するばかりでなく、鉄液中の第一鉄の一部が第二鉄に酸化されて堆積するが、これも導入管8および測定槽16の内部に徐々に付着堆積してくる。これらの付着堆積物は、導入管8および排出チューブ管21の閉塞や、水質検出測定の感度低下につながり得る。そのため、本装置には、被検水と第一鉄液含有溶液とpH調整用緩衝液の混合液が送液される導入管8に、酸性溶液パック9から酸性溶液を供給し、導入管8内や測定槽16内に付着堆積している汚濁物質および酸化鉄を除去、排出する「酸洗浄」を行う。酸性溶液による汚濁物質の除去は、有機性のものには特に効果的である。また、酸化鉄も再溶解して容易に除去される。さらに、微生物膜18への付着物も除去され、長期間安定した高度な測定が可能となる。
【0031】
しかし、この酸性溶液の洗浄除去効果が現れるのは、酸性溶液とある程度接触効率の高い、主に管径の小さいチューブ配管においてであるが、その一方で、管径を小さくすればするほど管路の摩擦損失が大きくなるため、チューブ配管を長くすると、ポンプ7、10、13等の容量を大きくする必要が生じ、コスト的に不利になる。そこで、主な排出経路において適度な管径の塩ビ(塩化ビニル)配管が利用される。しかし、管径が大きくなると、流速が低下し、酸性溶液による定期的な酸洗浄実施にもかかわらず、特に測定槽16からの排出物により排出配管22内に酸化鉄からなる沈殿堆積物24が沈殿堆積し、排出配管22が閉塞状態に至る虞がある。
【0032】
そこで本実施形態では、被検水タンク3に貯留された被検水の一部を、洗浄配管23を介して排出配管22に洗浄水として流し、排出配管22内にある程度の流速を確保することによって、排出配管22内を常に洗浄状態とする。その結果、排出配管22の、排出チューブ管21との合流地点Pの下流側においても、酸化鉄等の沈殿堆積物24の沈殿堆積を低減させることができる。
【0033】
なお、排出配管22を容易に複数に分解できる構造とし、排出配管22を分解することにより、その内部に沈殿堆積した沈殿堆積物24を容易に清掃除去できるものとしておくのがよい。こうすることにより、排出配管22の閉塞がなくなり、装置の安定した長期運転を継続することができる。この分解構造は、以下に述べる各実施形態においても適用可能なものである。
【0034】
<第2の実施形態>
図2は本発明の第2の実施形態による異常水質検出装置を示す概略構成図である。
【0035】
図2に示す実施形態においては、図1の実施形態との比較において、排出配管22の堆積物除去処理方式が異なるのみである。すなわち、ここでは排出配管22にゆるめに係合する洗浄用ピストン25を装入し、これを駆動装置26によりピストンロッド27を介して一定時間間隔、例えば1回/日程度の頻度で往復動作させることによって、排出配管22内の沈殿堆積物24を機械的な掻き取るか、または沈殿堆積する前に除去するものである。その場合、沈殿堆積成分は排水に含まれた形で、排出配管22から外部へ排出され、例えば排水トラップ28へ送出し、回収する。
【0036】
ピストンロッド27を備えるこの実施形態は、特に排出配管22が比較的短い場合に適している。
【0037】
この実施形態によれば、排出配管22内への沈殿堆積物24を除去し、それにより、排出配管22内の閉塞がなく、装置の安定した長期運転を継続することが可能となる。
【0038】
<第3の実施形態>
図3は本発明の第3の実施形態による異常水質検出装置を示す概略構成図である。
【0039】
本実施形態は、図2の実施形態と類似するが、ここでは洗浄用ピストンを用いるのではなく、コンプレッサ29を用いて生成されるか、または既存の圧縮空気を用いて生成された高圧水あるいは圧縮空気を、高圧配管30を介して、排出配管22の上流端に設けられた噴出ノズル31から排出配管22内に一定時間間隔で噴射し、排出配管22内の沈殿堆積物24を清掃除去し、それを被検水とともに排水トラップ28に回収する。圧縮空気を用いる方式は容易に実施することができるという利点があるが、洗浄効率の点で若干問題がある。その点、高圧水を用いる方式は容易実施性と洗浄効率性の両者を適度に兼ね備えている。
【0040】
この実施形態によっても、排出配管22内への沈殿堆積物24の沈殿堆積を無くし、排出配管22内の閉塞を防止し、装置の安定した長期運転を継続することができる。
【0041】
<第4の実施形態>
図4は本発明の第4の実施形態による異常水質検出装置を示す概略構成図である。
【0042】
本実施形態においては、排出配管22の上流端に溶解液配管32を接続し、溶解液タンク33から溶解液を、ポンプ34を介して排出配管22内に流入させるようにしている。
【0043】
この実施形態によれば、排出配管22内の沈殿堆積物24、例えば酸化鉄を溶解液によって溶解させ、その排水を排出配管22から、図示していない排水処理設備に導いて排水処理を行う。したがって、排出配管22内への沈殿堆積物24の沈殿堆積による配管閉塞がなく、装置の安定した長期運転を継続することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、バイオセンサ型異常水質検出装置の排出配管内に沈殿堆積しやすい酸化鉄等の沈澱堆積物を効果的に除去し、排出配管内の閉塞を防ぎ、装置の長期運転を安定して継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による異常水質検出装置の第1の実施形態を示す構成概略図。
【図2】本発明による異常水質検出装置の第2の実施形態を示す構成概略図。
【図3】本発明による異常水質検出装置の第3の実施形態を示す構成概略図。
【図4】本発明による異常水質検出装置の第4の実施形態を示す構成概略図。
【図5】従来の異常水質検出装置の構成例を示す系統図。
【符号の説明】
1 ポンプ
2 被検水導入管
3 被検水タンク
4 ポンプ
5 散気水槽
6 気体供給器
7 ポンプ
8 被検水導入管
9 酸性溶液パック
10 ポンプ
11 酸性溶液配管
12 鉄液パック
13 鉄液供給ポンプ
14 鉄液配管
15 導入口
16 測定槽
17 温度調整器
18 微生物膜
19 酸素電極
20 変換演算手段
21 排出チューブ管
22 排出配管
23 洗浄配管
24 沈澱堆積物
25 洗浄用ピストン
26 駆動装置
27 ピストンロッド
28 排水トラップ
29 コンプレッサ
30 高圧配管
31 噴出ノズル
32 溶解液配管
33 溶解液タンク
34 ポンプ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a biosensor-type abnormal water quality detection device that detects, using a biosensor, harmful substances mixed in from an intake in a water purification plant, a sewage treatment plant, and the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, water purification plants take river water and supply drinking water purified by passing this water through a sedimentation filtration layer.However, harmful substances that cannot be removed by such normal treatment, for example, various heavy metals and When substances such as pesticides and environmental hormones are mixed into river water, an emergency situation occurs in which water intake is stopped.
[0003]
On the other hand, in a sewage treatment plant, various heavy metal ions, organic solvents, arsenic cyanide, and the like may be mixed into wastewater of a factory or a chemical plant due to an unexpected accident. When these harmful substances flow, activated sludge microorganisms in the sewage treatment process are seriously damaged, and as a result, the activity of the activated sludge is reduced, and a large amount of time is required until the treatment capacity is restored.
[0004]
Therefore, it is necessary to detect inflow water quickly and sensitively when the above-mentioned various harmful substances are mixed in a water purification plant or a sewage treatment plant, and to take preventive measures before an emergency occurs.
[0005]
In response to this demand, water purification plants have been equipped with a fish behavior monitoring type toxic substance detection device, or a device that attaches various microbial membranes to a dissolved oxygen electrode and detects the toxic substance by measuring its respiratory activity. In, various sensors for detecting wastewater mixed with a specific chemical substance are installed at respective water intakes and the like.
[0006]
Among these devices, a fish behavior monitoring type toxic substance detection device installed in a water purification plant requires a long time for fishes to react to the toxic substance, and thus requires a long time for detection.
[0007]
In addition, the sensitivity of fish varies considerably depending on the type and individual differences of the fish being raised and the environmental conditions of the rearing.Furthermore, the toxicological detection device of the fish behavior monitoring type itself is a large-scale device, However, there is a problem that the necessary expenses are large.
[0008]
On the other hand, in a biosensor type water quality monitoring device in which a microbial membrane is attached to an oxygen electrode, the microorganisms held in an active state usually work in a neutral pH state. The sensor surface is often contaminated with organic substances and the like in the inflowing test water. This dirt cannot be easily removed even by performing a washing operation. If the sensor surface is soiled, the activity of the sensor itself decreases, and the organic substances serving as nutrients change the activity of the bacteria held by the sensor, making it difficult to maintain good detection accuracy. Problem had arisen.
[0009]
On the other hand, as a device for detecting an abnormality in water quality of inflow water at a sewage treatment plant, a detection device targeting specific chemical substances such as cyanide, arsenic, heavy metals, and pesticides has been considered. It is hard to say that the device can be detected, and there has been a demand for a device capable of detecting a wide range of harmful substances.
[0010]
Therefore, a biosensor-type water quality monitoring device using, as a probe, an iron-oxidizing bacterium that can be operated at a relatively low pH value at which harmful substances and various germs are not easily propagated has been developed (for example, see Patent Document 1). . In the biosensor type water quality monitoring device, as shown in FIG. 5, the water source to be inspected, that is, the test water of the test water source (for example, flowing water of a river, inflow water to a water purification plant, inflow water to a sewage treatment plant, ) Is temporarily stored in the
[0011]
The temperature of the
[0012]
The chemical equation of this chemical behavior is
4FeSO 4 + O 2 + 2H 2 SO 4 → 2Fe 2 (SO 4 ) 3 + 2H 2 O
This produces Fe 3+ ions. This Fe 3+ ion further reacts with water (H 2 O), and becomes Fe (OH) 3 iron hydroxide and precipitates. As the iron bacteria held on the
[0013]
Since the activity of iron bacteria, that is, the amount of oxidized iron, may change due to the influence of temperature, the
[0014]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-32233 (FIGS. 1 and 2 and description thereof)
[0015]
[Problems to be solved by the invention]
However, when such a biosensor type water quality detecting device is operated continuously, pollutants in the test water gradually adhere to and accumulate on the inner surface of the
[0016]
However, in the piping system, the cleaning effect by the acidic solution appears in the tube piping having a high efficiency of contact with the acidic solution to some extent and mainly in the small-diameter tube piping. On the other hand, the flow rate is increased and the cleaning effect is enhanced. On the other hand, the friction loss in the pipeline is increased. Therefore, if the length of the tube is increased, the capacity of the liquid feed pump needs to be increased, which is disadvantageous in cost. Therefore, a relatively thin and short
[0017]
Therefore, an object of the present invention is to wash and remove iron oxide that precipitates and accumulates in the
[0018]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to
[0019]
According to a second aspect of the present invention, in the biosensor type abnormal water quality detecting device according to the first aspect, the sedimentation / prevention means always directly introduces a part of the test water to the discharge pipe without passing through the measurement tank. And running water washing means for washing the inside of the discharge pipe with running water.
[0020]
According to a third aspect of the present invention, in the biosensor type abnormal water quality detection device according to the first aspect, the sedimentation / prevention means includes a sedimentary sediment in the discharge pipe by the piston reciprocating in the discharge pipe in the axial direction. And a piston type cleaning means for scraping out and discharging together with the test water.
[0021]
According to a fourth aspect of the present invention, in the biosensor type abnormal water quality detecting device according to the first aspect, the sedimentation and sedimentation prevention means blows off sedimentary sediment in the discharge piping by injecting a high-pressure fluid into the discharge piping. It is characterized by comprising an injection type cleaning means for discharging together with the water sample.
[0022]
The invention according to
[0023]
The invention according to
[0024]
According to a seventh aspect of the present invention, in the biosensor type abnormal water quality detecting apparatus according to the first aspect, the sedimentation / prevention means comprises a solution introduction means for introducing a solution for dissolving the sediment into the discharge pipe. It is characterized by having.
[0025]
The invention according to
[0026]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0027]
<First embodiment>
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing an abnormal water quality detection device according to a first embodiment of the present invention. As shown in the figure, in the abnormal water quality detection device according to the first embodiment, the main system for introducing the test water obtained from the test water source into the
[0028]
In the illustrated apparatus, the test water in which the dissolved oxygen concentration is saturated by the gas supplied from the
[0029]
When harmful substances such as cyan, phenol, and pesticides are mixed in the test water, the iron bacteria on the
[0030]
When the abnormal water quality detection measurement is continued for a long time, not only does the pollutant in the water to be measured gradually adhere and accumulate inside the
[0031]
However, the effect of washing and removing the acidic solution appears only in a tube pipe having a small diameter, which has a high efficiency of contact with the acidic solution to some extent, but on the other hand, the smaller the pipe diameter is, the more the pipe line becomes. When the tube pipe is lengthened, it is necessary to increase the capacity of the
[0032]
Therefore, in the present embodiment, a part of the test water stored in the
[0033]
Preferably, the
[0034]
<Second embodiment>
FIG. 2 is a schematic configuration diagram showing an abnormal water quality detection device according to a second embodiment of the present invention.
[0035]
The embodiment shown in FIG. 2 is different from the embodiment of FIG. 1 only in the method of removing deposits on the
[0036]
This embodiment with a
[0037]
According to this embodiment, the
[0038]
<Third embodiment>
FIG. 3 is a schematic configuration diagram showing an abnormal water quality detection device according to a third embodiment of the present invention.
[0039]
This embodiment is similar to the embodiment of FIG. 2, but instead of using a cleaning piston, high-pressure water generated using a
[0040]
According to this embodiment also, sedimentation of the
[0041]
<Fourth embodiment>
FIG. 4 is a schematic configuration diagram showing an abnormal water quality detection device according to a fourth embodiment of the present invention.
[0042]
In the present embodiment, a
[0043]
According to this embodiment, the
[0044]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION As mentioned above, according to this invention, the sedimentation deposits, such as iron oxide which are easy to precipitate and deposit in the discharge pipe of a biosensor type abnormal water quality detection apparatus, are effectively removed, the blockage in a discharge pipe is prevented, Long-term operation can be stably continued.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing a first embodiment of an abnormal water quality detection device according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram showing a second embodiment of the abnormal water quality detection device according to the present invention.
FIG. 3 is a schematic configuration diagram showing a third embodiment of the abnormal water quality detection device according to the present invention.
FIG. 4 is a schematic configuration diagram showing a fourth embodiment of the abnormal water quality detection device according to the present invention.
FIG. 5 is a system diagram showing a configuration example of a conventional abnormal water quality detection device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (8)
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-
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Cited By (3)
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