JP2004270272A

JP2004270272A - Levee-shaped structure

Info

Publication number: JP2004270272A
Application number: JP2003061848A
Authority: JP
Inventors: 輝夫 ▲高▼杉; Teruo Takasugi
Original assignee: SAN GREEN KK
Current assignee: SAN GREEN KK
Priority date: 2003-03-07
Filing date: 2003-03-07
Publication date: 2004-09-30
Anticipated expiration: 2023-03-07
Also published as: JP3713688B2

Abstract

PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a levee-shaped structure excellent in strength and durability because a frame-shaped skeleton composed of steel materials holds a levee shape even if timber is rotted, and by forming an iron core wooden frame constituted by connecting panels to be laminated without impairing scenery because of having the wooden outside to enable a construction period of time to be shortened at a site. SOLUTION: A large number of iron core wooden frames 11 forming the levee-shaped structure is formed in the shape of a frame by connecting one side wooden panel 12 to a reinforce core of the other side wooden panel 16, and a water permeable surface prevention material is developed to a storage section 11A, and it is filled with an inner packing filling 23 such as a cobble stone, earth and sand, a crushed stone or the like. Each iron core wooden frame 11 is installed on the ground with a required width and depth, and while connecting both the up and down iron core wooden frames 11 and 11 with each other through a panel connecting body to be successively laminated up to a required height to construct the levee-shaped structure. COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、治山ダム、砂防ダム、傾斜地の土留め体等に用いて好適な堤状構造物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の治山ダムは、重力式コンクリートダムが一般的である。重力式コンクリートダムは、鉄筋を用いないで、セメント、砂及び骨材により縦断面略台形状の堤体に成形したものである。また、小規模なダムの場合や山間奥地では木製ダムが用いられている。この木製ダムは図２２に示すように、多数本の木材１０１、１０１、・・・をボルト・ナットで連結して柵状に形成したものを堤状に組み立てることにより枠体１０２を構成し、枠体１０２内に砕石、栗石、土砂等の中詰物１０３を充填して構成したものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上述した重力式コンクリートダムは、上流側からの土圧や水圧を重量で受けるために相当程度の大きさに成形しなければならないことから、山間部に大きな構築物を設置することになるし、大量のセメントを必要とするという欠点がある。また、山間部にコンクリート面が剥き出しの状態で設置されるため景観を損なうという批判、小動物の移動や植物の繁殖の妨げになるという欠点がある。そこで、景観を少しでも損なわないための対応策としてコンクリートダムの外面、特に前面と上面に木製パネルを張り付けるといった応急処置が採られているが、後付け作業であるために費用が嵩むという問題がある。
【０００４】
また、木製ダムは景観になじむという長所はあるが、木材は５〜６年後には腐朽が始まり、腐朽が始まると強度性が急速に低下するという欠点及びこのために耐用年数が短いという根本的な欠点がある。そして、最後には木製ダム自体が崩壊し、枠体１０２内の砕石、栗石、土砂等の中詰物１０３が下流に流出するために、場合によっては人災に繋るという問題がある。このため、木製ダムは人家や施設のない山間奥地にしか設置できないという欠点と、小規模なダムにしか利用できないという欠点がある。また、木材の組み付けは全て現場で行わなければならないことから、施工期間に日数を要するという欠点もある。
【０００５】
本発明は上述した従来技術の諸欠点に鑑みなされたもので、木材が腐朽しても鋼材からなる枠状骨格が縦方向に連結して形態を保持するので強度性と耐久性に優れているし、外面は木製であるので景観を損なうことがなく、しかも中詰物の流出や落下を防止することができるし、現場での作業量の削減と施工期間の短縮を図ることができる堤状構造物を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために構成された発明の手段は、鉄筋芯材を軸方向に挿通した鉄筋入り木材により木製パネルを多数枚形成し、該木製パネル同士の鉄筋芯材をパネル連結体を介して連結することにより、内部を収容部とする鉄芯木製枠を形成し、該鉄芯木製枠上に更に鉄芯木製枠を形成して前記パネル連結体を介して縦方向に連結することにより地盤から所定の高さに堤体状に積層し、各層の鉄芯木製枠を形成する毎に前記収容部に砕石、土砂、栗石のいずれか１種以上の中詰物を充填したものからなる。
【０００７】
そして、前記鉄芯木製枠は、前記パネル連結体を介して縦方向に連結する構成にするとよい。
【０００８】
また、前記堤体状に積層した多数の鉄芯木製枠の前側又は後側に前記木製パネルを前記パネル連結体を介して横方向及び縦方向に連結することにより型枠を構成し、該型枠内にコンクリートを打設して堤状中詰体を成形するとよい。
【０００９】
また、前記堤状中詰体には、前記鉄芯木製枠側に開口する貫通穴からなる複数の通水口を設けた構成にするとよい。
【００１０】
更に、前記鉄芯木製枠は、前記複数枚の木製パネルを前記パネル連結体を介して横方向及び縦方向に連結することにより平面略格子状に形成して積層した構成にするとよい。
【００１１】
更に、前記木製パネルは、複数本の前記鉄筋入り木材の各々に軸方向と直交する縦方向にロッド挿通穴を形成し、該複数本の鉄筋入り木材を平面状に配列した状態で該ロッド挿通穴に締結ロッドを一体に挿通して連結することにより構成するとよい。
【００１２】
また、前記木製パネルは、軸方向と直交する縦方向にロッド挿通穴を穿設した挟装木材を前記鉄筋入り木材と共に平面状に配列し、該ロッド挿通穴に締結ロッドを一体に挿通して連結することにより構成するとよい。
【００１３】
しかも、前記鉄芯木製枠の収容部内面には、網、多孔シート又は多孔板からなる通水性を有する面状防止材を展設した構成にするとよい。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。図１乃至図１１は第１の実施の形態を示し、図１は山間部イに設置した治山ダムや砂防ダム用の堤状構造物を示す。図２及び図３において、１は該堤状構造物を構成し、下側を地盤Ａに埋設した状態で地盤Ａから所望の高さに立設した前側木製堤体、２は該前側木製堤体２の後方に下側を地盤Ａに埋設した状態で地盤Ａから所望の高さに立設し、前側木製堤体１と一体に構築した後側木製堤体を示す。
【００１５】
ここで、該前側木製堤体１は後述する多数の鉄芯木製枠１１、１１、・・・を横方向に連結して平面略格子状に構成すると共に縦方向に連結し、前側は３段、中間は６段、後側は９段に積層することにより階段状に構築してあり、後側木製堤体２は多数の鉄芯木製枠１１、１１、・・・を横長長方形に連結して枠体状に構成すると共に縦方向に連結し、１１段に積層することにより構築してある。
【００１６】
１１は鉄芯木製枠で、該鉄芯木製枠１１は多数枚の一側木製パネル１２、１２、・・・及び他側木製パネル１８、１８、・・・と、これらパネル１２、１８を連結するパネル連結体１、１、・・とから構成してある。該一側木製パネル１２は３本の鉄筋入り木材１３、１３、１３と２本の挟装木材１４、１４と、これら木材１３、１４を連結する締結ロッド１５とから構成してある。鉄筋入り木材１３は間伐材を成形した角材からなる木材本体１３Ａに、略中心に軸方向に沿って鉄筋挿通穴１３Ｂを穿設し、軸方向に離間して鉄筋挿通穴１３Ｂと直交した状態で縦方向に一対のロッド挿通穴１３Ｃ、１３Ｃを穿設し、木材本体１３Ａの両端側に鉄筋挿通穴１３Ｂと直交した状態で横方向に芯材挿通穴１３Ｄを穿設し、鉄筋挿通穴１３Ｂに全周に雄ねじを形成した鉄筋芯材１３Ｅを挿通したものからなっている。また、２本の挟装木材１４は前記木材本体１３Ａと同一の長さに形成した木材本体１４Ａに、軸方向に離間して縦方向に一対のロッド挿通穴１４Ｂ、１４Ｂを穿設したものからなっている。
【００１７】
そして、上述した３本の鉄筋入り木材１３、１３、１３と２本の挟装木材１４、１４を交互に平面状に配列し、同軸上にある各ロッド挿通穴１３Ｃ、１４Ｂに締結ロッド１５、１５（一方のみ図示）を一体に挿通して図示しないナットを締結することにより、一側木製パネル１２は１枚のパネル体に形成してある。
【００１８】
次に、図９に他側木製パネル１６を示す。該他側木製パネル１６も３本の鉄筋入り木材１７、１７、１７と２本の挟装木材１８、１８とから形成してある。該鉄筋入り木材１７は前述した鉄筋入り木材１３と同様に木材本体１７Ａに、略中心に位置して軸方向に鉄筋挿通穴１７Ｂを穿設し、軸方向に離間して鉄筋挿通穴１７Ｂと直交する状態で一対のロッド挿通穴１７Ｃ、１７Ｃを穿設し、鉄筋挿通穴１７Ｂに全周に雄ねじを形成した鉄筋芯材１７Ｄを挿通したものからなっている。また、２本の挟装木材１８、１８も前述した挟装木材１４と同様に木材本体１８Ａに一対のロッド挿通穴１８Ｂ、１８Ｂを穿設したものからなっている。そして、３本の鉄筋入り木材１７、１７、１７と２本の挟装木材１８、１８は交互に平面状に配列し、同軸上にある各ロッド挿通穴１７Ｃ、１８Ｂに締結ロッド１９、１９（一方のみ図示）を一体に挿通して図示しないナットを締結することにより、他側木製パネル１６は１枚のパネル体に形成してある。
【００１９】
２０は一側木製パネル１２の幅方向両端側に嵌着した金属製のパネル連結体を示す。該パネル連結体２０は一対の挟持片２０Ａ、２０Ａと、該挟持片２０Ａ、２０Ａを略コ字状に連結する連結片２０Ｂと、該連結片２０Ｂから上方に突出する接続片２０Ｃとを一体に形成し、連結片２０Ｂ及び接続片２０Ｃに芯材通し穴２０Ｄ、２０Ｄ、２０Ｄを穿設したものからなっている。そして、端部の一側木製パネル１２の一側鉄筋芯材１３Ｅを芯材通し穴２０Ｄに挿通して座金を嵌合し、ナットを螺合することにより締着する。また、一側木製パネル１２と他側木製パネル１６は略Ｌ字状に先端を突き合わせ、他側鉄筋芯材１７Ｄを一対の芯材通し穴２０Ｄ、２０Ｄに挿通して座金を嵌合し、ナットを螺合することにより、両パネル２、１６は強固に連結することができる。
【００２０】
なお、一側木製パネル１２を３本の鉄筋入り木材１３と２本の挟装木材１４で構成し、同様に他側木製パネル１６も３本の鉄筋入り木材１７と２本の挟装木材１８で構成したのは、鉄芯木製枠１１に必要な強度性を考慮しつつコスト及び組み立て工数の軽減を図ったことによる。従って、鉄芯木製枠により強度性が求められる場合には、一側及び他側木製パネルの全体を鉄筋入り木材で構成してもよいものである。また、一側及び他側木製パネル１２、１６の構成に使用する鉄筋入り木材１３、１７並びに挟装木材１４、１８の本数は実施の形態に限定されるものではなく、構成する鉄芯木製枠１１の大きさに応じて使用本数は適宜選択できるものである。
【００２１】
かくして、パネル連結体２０は平面状に配列した５本の木材１３、１４をパネル状の形態に一体に支持すると共に、一側木製パネル１２同士或は他側木製パネル１６を強固に連結することができる。また、パネル連結体２０の上端に突出する接続片２０Ｃに上側の一側木製パネル１３の一側鉄筋芯材１３Ｅを挿通してナットを螺合することにより、上下の一側木製パネル１２同士を連結することができる（図７参照）。
【００２２】
次に、上述した一側木製パネル１２と他側木製パネル１６を連結して堤状構造物を構築する工程について説明する。図６及び図７に示すように、上述した一側木製パネル１２同士は先端面を突合わせ、各鉄筋芯材１３Ｅの先端側に高ナット２１を螺着して隣接する各鉄筋芯材１３Ｅを螺合することにより直線方向に連結する。また、他側木製パネル１６は先端面を一側木製パネル１２の側面に突合わせた状態にして鉄筋芯材１７Ｄを一側木製パネル１２の芯材挿通穴１３Ｄに挿通し、先端側に高ナット２１を螺着して他の他側木製パネル１６の鉄筋芯材１７Ｄと連結する。なお、連結が不要な場合は高ナット２４に替えてナットを締着する。このようにして多数枚の一側木製パネル１２、１２、・・・と他側木製パネル１６、１６、・・・を略格子状に連結することにより、四角形の多数の収容部１１Ａ、１１Ａ、・・・が画成された鉄芯木製枠１１を構成する。
【００２３】
２２は各収容部１１Ａの内面に展設した通水性のある面状防止材を示す。該面状防止材２２は金網、合成繊維製網、多孔シート、多孔板等の通水性のある素材からなり、後述する中詰物２３が鉄芯木製枠１１から流出したり落下するのを防止するためのものである。なお、通水性を必要とするのは、鉄芯木製枠１１内に沢水や雨水が滞留しないように排水性を持たせるためである。また、面状防止材２２は中詰物２３の種類により必要に応じて用いればよいものである。
【００２４】
２３は収容部１１Ａに充填した中詰物で、該中詰物２３には栗石、土砂、砕石等があり、鉄芯木製枠１１の設置位置に応じて１種又は複数種を充填している。
【００２５】
上述の如く構成される鉄芯木製枠１１は先ず、地盤Ａを掘削して１段目の鉄芯木製枠１１を設置し、各収容部１１Ａ内に中詰物２３として土砂を充填して上面を均す（図４及び図５参照）。次に、上記と同様にして多数枚の一側木製パネル１２、１２、・・・と他側木製パネル１６、１６、・・・をパネル連結体２０を介して連結し２段目の鉄芯木製枠１１を組み立てる。そして、下段と上段の一側木製パネル１２、１２はパネル連結体２０の連結片２０Ｃを介して連結する。上述の如くして設置した２段目の鉄芯木製枠１１の収容部１１Ａに面状防止材２２を展設して中詰物２３として玉石を充填する。このようにして、鉄芯木製枠１１を必要な高さにまで積層し、各段の収容部１１Ａ内に中詰物２３の玉石を充填することにより、前側木製堤体１を構築する。
【００２６】
次に、後側木製堤体２を構築する工程について説明する。該後側木製堤体２を構成する鉄芯木製枠３１は、多数枚の一側木製パネル１２、１２、・・・と他側木製パネル１６、１６、・・・を図２に示すように横長の四角形に連結して地盤Ａに埋設した状態で設置し、鉄筋芯材１３Ｅにより前側木製堤体１の鉄芯木製枠１１と連結する。そして、形成される収容部３１Ａに面状防止材２２を展設して中詰物２３として土砂を充填することにより１段目を形成する。同様にして２段目以降の鉄芯木製枠３１を設置し、パネル連結体２０の連結片２０Ｃを介して１段目の鉄芯木製枠３１と連結する。このようにして各段の鉄芯木製枠３１を形成する毎に収容部３１Ａに面状防止材２２の展設と中詰物２３として玉石の充填を行って所望の高さにまで積層することにより後側木製堤体２を構築する。なお、後側木製堤体３は前側木製堤体２の略２列の奥行を有する大きな形状に鉄芯木製枠３１を形成してあるので、収容部３１Ａは鉄芯木製枠１１の収容部１１Ａのように複数に区画していない。
【００２７】
本実施の形態からなる堤状構造物は、鉄芯木製枠１１を構成する一側木製パネル１２及び他側木製パネル１６には間伐材を用いることにより、少ない費用で構築することができる。また、鉄芯木製枠１１を構成する一側木製パネル１２と他側木製パネル１６の鉄筋芯材１３Ｅ、１７Ｄ及びパネル連結体２０、２０、・・によって鋼材からなる枠状骨格を構成しているから、図１０及び図１１に示すように、木材本体１３Ａ、１４Ａ、１７Ａ、１８Ａが腐朽しても、鉄芯木製枠１１、３１は枠体状の形態を保持することにより、中詰物２３が流出したり落下するのを可及的に防止することができる。
【００２８】
しかも、鉄芯木製枠１１を構成するパネル連結体２０は上側の鉄芯木製枠１１のパネル連結体２０と連結することにより、前側及び後側木製堤体１、２の全長にわたって多数本の鉄柱を立設したのと同様の構造になるから、極めて高い強度性を有する。また、収容部１１Ａに面状防止材２２を展設することにより、比較的小さい中詰物２３が流出したり落下するのを防止して堤状構造物が経年による脆弱化を防止することができる。
【００２９】
更に、本実施の形態によれば、一側木製パネル１２と他側木製パネル１６をパネル連結体２０を介して連結することにより鉄芯木製枠１１、３１は容易に形成することができ、この鉄芯木製枠１１、３１を横方向、前後方向及び高さ方向に順次列設することにより、所望の形態の堤状構造物を容易に構築することができる。
【００３０】
なお、上述した実施の形態では前側木製堤体１と後側木製堤体２は格別に構築するものとして述べたが、両者を初めから一体に構築してもよいものである。
【００３１】
次に、第２の実施の形態について図１２乃至図２１に基づき詳述する。なお、前述した第１の実施の形態の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して援用し、その説明を省略する。図において、４１は堤状構造物を構成し、地盤Ａに埋設した状態で成形したコンクリート製の基礎、４２は該基礎４１上に構築した前側木製堤体、４３は該前側木製堤体４２から後方、換言すれば山間部イの上流側に離間して基礎４１上に構築した後側木製堤体で、該後側木製堤体４３と前側木製堤体４２との間には連結材として複数本の鉄筋芯材１３Ｅ、１３Ｅ、・・・が幅方向及び高さ方向に離間して架設してあり、両堤体４２、４３は一体化して構築してある。４４は後側木製堤体４３と前側木製堤体４２を型枠としてコンクリートを打設して成形した堤状中詰体である。
【００３２】
前記前側木製堤体４２は後述する多数の鉄芯木製枠５１、５１、・・・を横方向に連結して平面略格子状に構成すると共に縦方向に連結し、前側は２段、中間は５段、後側は８段に階段状に積層し、各鉄芯木製枠５１の収容部５１Ａ内に面状防止材２２を展設し、中詰物２３を充填することにより構築してある。また、後側木製堤体４３は多数の鉄芯木製枠５１、５１、・・・を横方向と縦方向に連結して１０段に積層し、各収容部５１Ａ内に面状防止材２２を展設し、中詰物２３を充填することにより構築してある。
【００３３】
ここで、鉄芯木製枠５１は複数枚の一側木製パネル５２と他側木製パネル１６を連結して構成したものからなるので、先ずこの一側木製パネル５２について説明する。一側木製パネル５２は、図１７に示すように３本の鉄筋入り木材５３、５３、５３と２本の挟装木材５４、５４とから形成してある。そして、鉄筋入り木材５３は間伐材を成形した角材からなる木材本体５３Ａに、略中心に軸方向に沿って鉄筋挿通穴５３Ｂを穿設し、軸方向両端側に位置して鉄筋挿通穴５２Ｂと直交した状態で縦方向に一対の連結体収容穴５３Ｃ、５３Ｃを穿設し、該一対の連結体収容穴５３Ｃ、５３Ｃの内側寄りに位置して軸方向に離間して鉄筋挿通穴５３Ｂと直交した状態で縦方向に一対のロッド挿通穴５３Ｄ、５３Ｄを穿設し、木材本体５３Ａの両端側に鉄筋挿通穴５３Ｂと直交した状態で横方向に芯材挿通穴５３Ｅを穿設し、木材本体５３Ａの鉄筋挿通穴５３Ｂに全周に雄ねじを形成した鉄筋芯材５３Ｆを挿通したものからなっている。
【００３４】
また、２本の挟装木材５４、５４は前記木材本体５３Ａと同一の長さに形成した木材本体５４Ａに、軸方向両端側に位置して縦方向に一対の連結材収容穴５４Ｂ、５４Ｂを穿設し、該一対の連結体収容穴５４Ｂ、５４Ｂの内側寄りに位置して軸方向に離間して縦方向に一対のロッド挿通穴５４Ｃ、５４Ｃを穿設したものからなっている。
【００３５】
そして、上述した３本の鉄筋入り木材５３、５３、５３と２本の挟装木材５４、５４を交互に平面状に配列し、同軸上にある各ロッド挿通穴５３Ｄ、５４Ｂに締結ロッド１５、１５（一方のみ図示）を一体に挿通して締結することにより、一側木製パネル５２は１枚のパネル体に形成してある。
【００３６】
５５は上述の如くして形成した一側木製パネル５２と他側木製パネル１６を連結するためのパネル連結体を示す。該パネル連結体５５は図１８及び図１９に示すように、一側片５５Ａ及び他側片５５Ｂを有するＬ型鋼材片からなり、該一側片５５Ａには鉄筋芯材５３Ｆを挿通するための３個の長孔５５Ｃ、５５Ｃ、５５Ｃを長手方向に離間して穿設し、他側片５６Ｂには鉄筋芯材１７Ｄを挿通するための３個の長孔５５Ｄ、５５Ｄ、５５Ｄを長手方向に離間して穿設したものからなっている。そして、パネル連結体５５はパネル体に一体化した状態の鉄筋入り木材５３と挟装木材５４の連結体収容穴５３Ｃ、５４Ｂにかけて挿通し、各長孔５５Ｃに鉄筋芯材５３Ｆ、各長孔５５Ｄに鉄筋芯材１７Ｄを挿通して先端側に座金を嵌合してナットを螺着することにより、鉄芯木製枠５１が形成してある。
【００３７】
上述の如くして鉄芯木製枠５１を形成し、各段の鉄芯木製枠５１の収容部５１Ａに面状防止材２２を展設して中詰物２３を充填する工程を繰り返して積層することにより前側木製堤体４２を基礎４１上に構築する。この場合、下側と上側に位置する鉄芯木製枠５１、５１同士の連結には金属製の連結プレート５６を用いる。該連結プレート５６は縦長長方形のプレート本体５６Ａに、下側と上側の両鉄筋芯材５３Ｆ、５３Ｆが嵌入する一対の嵌合穴５６Ｂ、５６Ｂを形成したものである（図１６参照）。なお、嵌合穴５６Ｂは縦方向の長穴に形成してあり、鉄筋芯材５３Ｆの若干の屈曲変形や木材本体５３Ａの収縮等による嵌合位置のずれに対応できるようにしてある。
【００３８】
次に、前記前側木製堤体４２から後方に離間して基礎Ａ上に構築する後側木製堤体４３は、前側木製堤体４２と同様の工程で構築してある。そして、前側木製堤体４２と後側木製堤体４３との間には、堤体連結材として複数本の鉄筋芯材５３Ｆ、５３Ｆ、・・・が幅方向及び高さ方向に適宜の間隔で架設してある。なお、該各鉄筋芯材５３Ｆは両端が前側木製堤体４２及び後側木製堤体４３を構成する鉄筋芯材５３Ｆと高ナット２１を介して連結してある。また、前側木製堤体４２及び後側木製堤体４３を構成し、基礎４１上に設置する鉄芯木製枠５１、５１は基礎４１に植設した固定ロッド５７、５７、・・・に各締結ロッド１５、１９を高ナットを介して連結することにより、前側木製堤体４２及び後側木製堤体４３を基礎４１に対して固定してある。
【００３９】
上述の如くして構築した前側木製堤体４２と後側木製堤体４３の間には、両堤体４２、４３を型枠としてコンクリート製の堤状中詰体４４が成形してある。該コンクリート製の堤状中詰体４４は堤状構造物の強度性を高めるためのもので、前側木製堤体４２と後側木製堤体４３の両側を一側木製パネル５２、５２、・・・で閉塞することにより形成した型枠６１内に基礎４１から多数本の縦筋４４Ａ、４４Ａ、・・・を適宜の間隔で立設し、該縦筋４４Ａと直交した状態で複数本の横筋４４Ｂ、４４Ｂ、・・・を配設し、コンクリート４４Ｃを後側木製堤体４３と同じ高さまで打設することにより成形してある。そして、堤状中詰体４４には、前側木製堤体４２と後側木製堤体４３に向けて開口する複数の通水口４５、４５、・・・が幅方向及び高さ方向に離間して形成してあり、堤状中詰体４４によって上流側からの排水性が損なわれないようにしてある。
【００４０】
本実施の形態によれば、多数の鉄芯木製枠５１、５１、・・・で構成する前側木製堤体４２と後側木製堤体４３の間にコンクリート製の堤状中詰体４４を設けたから、従来技術の重力式コンクリートダムとは異なって景観を損なうことがないし、水圧や土圧を受承するから高い強度性に優れている。
【００４１】
また、堤状中詰体４４は、内部に多数本の鉄筋芯材５３Ｆ、５３Ｆ、・・・、縦筋４４Ａ、４４Ａ、・・・及び横筋４４Ｂ、４４Ｂ、・・・が埋設した状態になっているので、前側木製堤体４２及び後側木製堤体４３と一体化することにより高い強度性と安定性を有している。
【００４２】
また、図２０に示すように、鉄芯木製枠５１の木材本体５３Ａ、１７Ａが腐朽しても、鉄筋芯材５３Ｆ、５３Ｆ、・・・とパネル連結体５５、５５、・・からなる枠状骨格の形態を保持するから、第１の実施の形態と同様に中詰物２３が流出したり落下したりすることがないし、堤状中詰体４４が水圧や土圧を受承するから強度性と耐久性に優れている。
【００４３】
なお、第１及び第２の実施の形態において、鉄芯木製枠１１、３１、５１を構成する一側木製パネル１２、５２及び他側木製パネル１６の挟装木材１４、１８、５４は鉄筋入り木材１３、１７、５３と同じ長さに設定したが、ブロック状の木材を締結ロッド１５、１９で固定して鉄筋入り木材５２、５２間に横方向に間隔を設けて挟装し、複数の開口を有する一側木製パネル１２、５２及び他側木製パネル１６に構成してもよい。このように構成することにより、当該開口に植物が定着して繁殖することによるパネル全体の緑化に有効であるし、鳥や小動物の棲息場ともなるので自然環境の保全に有効である。
【００４４】
【発明の効果】
本発明は以上詳述した如く構成したから、下記の諸効果を奏する。
（１）堤状構造物は、鉄芯木製枠を形成して中詰物を充填する工程を繰り返すことにより積層する構成にしたから、所望の横幅、奥行及び高さの任意の形態の堤状構造物を大規模な工事によらずに構築することができる。
（２）堤状構造物を構成する鉄芯木製枠は木製パネルの鉄筋芯材をパネル連結体で連結する構成にしたから、木材本体が腐朽しても枠状骨格が残ることにより中詰物の流出や落下を防止することができるし、この中詰物が流出や落下することによって堤状構造物が経年により脆弱化するのを防止することができる。
（３）木製パネルを連結して鉄芯木製枠を組み立てるパネル連結体によって、鉄芯木製枠を縦方向に連結する構成にすることにより、堤状構造物は高さ方向の全長にわたって多数本の鉄柱を立設したのと同様の構造になるから、極めて高い強度性を有することができる。
（４）鉄芯木製枠は、予め工場で成形した木製パネルを現場で連結することにより形成するだけであるから、現場での施工期間を短くできるし、工事費を低減することができる。
（５）堤状構造物は短期間で構築することができるから、土砂崩れや地滑り地帯等の災害の応急復旧に用いたり、仮設の堤体として用いることができる。
（６）堤状構造物を構成する中詰物は多数の鉄芯木製枠に区々に充填してあるから、仮に一部の鉄芯木製枠が損壊した場合でも中詰物の流出や崩落が起きても被害を最小限にすることができるから安全性に優れている。
（７）コンクリート製の堤状中詰体を、堤体状に積層した鉄筋木製枠の前側又は後側に成形する構成にすることにより、土圧や水圧に対する強度性が高く、また耐久性に優れている堤状構造物にすることができる。また、堤状中詰体の前側又は後側を鉄芯木製枠で覆った形態になるから、景観を損なうことがないし、小動物の棲息に適した環境を維持することができる。
（８）コンクリート製の堤状中詰体に多数の通水口を設けて上流側からの水を下流側に逃がすようにしたから、コンクリート製堤体に過剰な水圧が掛かることがないので安全性に優れていると共に、小動物に適応した棲息環境を提供することができる。
（９）木製パネルは、鉄筋入り木材のみから構成することも、鉄筋入り木材と木材単体を複合して構成することも可能に構成してあるから、構築する堤状構造物の強度性を考慮して木製パネルに適宜使い分けることができる。
（１０）鉄芯木製枠の収容部内面に通水性の面状防止材を展設したから、小石等の中詰物の流出や落下をより確実に防止することができると共に、堤状構造物の経年による脆弱化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１乃至図１１は本発明の第１の実施の形態に係り、図１は山間に設置した堤状構造物の正面図である。
【図２】堤状構造物の部分断面斜視図である。
【図３】堤状構造物の縦断面図である。
【図４】堤状構造物を構成する鉄芯木製枠の設置工程を示す説明図である。
【図５】堤状構造物を構成する鉄芯木製枠の他の設置工程を示す説明図である。
【図６】鉄芯木製枠の部分平面図である。
【図７】鉄芯木製枠の部分側面図である。
【図８】一側木製パネルの一部を破断にして示す斜視図である。
【図９】他側木製パネルの一部を破断にして示す斜視図である。
【図１０】経年に伴う鉄芯木製枠の腐朽状態を示す説明図である。
【図１１】鉄芯木製枠の木材本体が完全に腐朽した状態を示す説明図である。
【図１２】図１２乃至図２１は第２の実施の形態に係り、図１２は堤状構造物の部分断面斜視図である。
【図１３】堤状構造物の縦断面図である。
【図１４】図１３中のＩ−Ｉ矢示方向部分断面図である。
【図１５】鉄芯木製枠の部分平面図である。
【図１６】鉄芯木製枠の部分側面図である。
【図１７】一側木製パネルの一部を破断にして示す斜視図である。
【図１８】一側木製パネルの部分平面図である。
【図１９】鉄筋芯材とパネル連結体の結合状態を示す部分拡大図である。
【図２０】経年に伴う鉄芯木製枠の腐朽状態を示す説明図である。
【図２１】鉄芯木製枠の木材本体が完全に腐朽した状態を示す説明図である。
【図２２】従来技術に係る木製ダムの外観斜視図である。
【符号の説明】
１１、３１、５１鉄芯木製枠
１１Ａ、３１Ａ、５１Ａ収容部
１２、５２一側木製パネル
１３、１７、５３鉄筋入り木材
１３Ｅ、１７Ｄ、５３Ｆ鉄筋芯材
１６他側木製パネル
２０、５５パネル連結体
２２面状防止材
２３中詰体
４１基礎
４４堤状中詰体
４５通水口[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a bank-like structure suitable for use as a mountain control dam, a sabo dam, an earth retaining body on a slope, or the like.
[0002]
[Prior art]
The conventional concrete dam is a gravity concrete dam. The gravity type concrete dam is formed by using cement, sand, and aggregate to form a substantially trapezoidal longitudinal cross section without using a reinforcing bar. Wooden dams are used in small dams and in mountainous outskirts. As shown in FIG. 22, this wooden dam forms a frame 102 by connecting a large number of timbers 101, 101,... A frame 102 is filled with a filling 103 such as crushed stone, chestnut stone, earth and sand.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The above-mentioned gravity type concrete dam has to be formed to a considerable size in order to receive earth pressure and water pressure from the upstream side by weight, so large structures will be installed in mountainous areas, It has the disadvantage of requiring less cement. In addition, there is a criticism that the concrete surface is installed in the mountainous area in a bare state, which impairs the landscape, and there is a drawback that it hinders the movement of small animals and the propagation of plants. Therefore, as a countermeasure to prevent any damage to the landscape, emergency measures such as attaching wooden panels to the outer surface of the concrete dam, especially to the front and upper surfaces, have been adopted.However, the cost is increased because of the retrofitting work. is there.
[0004]
Also, wooden dams have the advantage of adapting to the scenery, but wood starts to decay after 5 to 6 years, and when decay begins, the strength is rapidly reduced and, as a result, its fundamental life is short. Disadvantages. Then, finally, the wooden dam itself collapses, and the filling 103 such as crushed stone, rubble stone, earth and sand in the frame 102 flows out downstream, and thus there is a problem that it may lead to human disaster in some cases. For this reason, there is a drawback that wooden dams can only be installed in mountainous backlands without houses and facilities, and a drawback that they can only be used for small-scale dams. In addition, there is also a disadvantage that it takes a long time for the construction period since all the timber must be assembled on site.
[0005]
The present invention has been made in view of the above-described drawbacks of the related art, and has excellent strength and durability because the frame-like skeleton made of steel is connected in the vertical direction and retains its shape even when the wood rots. However, since the outer surface is made of wood, the landscape is not impaired, the outflow or falling of the filling can be prevented, and the amount of work on site and the construction period can be shortened. The purpose is to provide things.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
Means of the present invention configured to solve the above-described problem is to form a large number of wooden panels with rebar-containing wood in which a rebar core material is inserted in the axial direction, and form a rebar core material between the wooden panels into a panel connection body. Forming an iron core wooden frame having an interior as a receiving portion, further forming an iron core wooden frame on the iron core wooden frame, and vertically connecting through the panel connector. It is made by laminating in the form of an embankment at a predetermined height from the ground and filling the container with one or more types of crushed stone, earth and sand, or chestnut stone every time the iron core wooden frame of each layer is formed .
[0007]
And the said iron core wooden frame is good to make it the structure connected vertically by the said panel connection body.
[0008]
Further, a formwork is formed by connecting the wooden panels to the front side or the rear side of the large number of iron core wooden frames laminated in the form of the bank in the horizontal and vertical directions via the panel connecting body. It is advisable to cast concrete in the frame to form the embankment.
[0009]
In addition, the embankment-shaped filling body may have a configuration in which a plurality of water holes formed of through holes that open toward the iron core wooden frame are provided.
[0010]
Further, it is preferable that the iron core wooden frame is formed in such a manner that the plurality of wooden panels are connected in the horizontal and vertical directions via the panel connecting body to be formed in a substantially lattice-like planar shape and stacked.
[0011]
Further, in the wooden panel, a rod insertion hole is formed in each of the plurality of reinforced wood pieces in a vertical direction perpendicular to the axial direction, and the plurality of reinforced wood pieces are inserted in a plane. It is preferable that the fastening rod is integrally inserted into the hole and connected.
[0012]
In addition, the wooden panel arranges sandwiching wood in which a rod insertion hole is drilled in a vertical direction perpendicular to the axial direction together with the rebar-containing wood in a planar manner, and integrally inserts a fastening rod into the rod insertion hole. It is good to constitute by connecting.
[0013]
In addition, it is preferable that a water-permeable surface preventing material made of a net, a perforated sheet, or a perforated plate is provided on the inner surface of the accommodation portion of the iron core wooden frame.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIGS. 1 to 11 show a first embodiment, and FIG. 1 shows a bank-like structure for a landslide dam and a sabo dam installed in a mountainous area a. 2 and 3, reference numeral 1 denotes the bank-like structure, and a front wooden levee body erected at a desired height from the ground A with the lower side buried in the ground A, and 2 denotes the front wooden levee. The rear wooden levee body is shown standing upright at a desired height from the ground A with the lower side buried in the ground A at the rear of the body 2 and integrated with the front wooden levee body 1.
[0015]
Here, the front wooden embankment 1 is formed by connecting a large number of iron core wooden frames 11, 11,. , The middle is six-tiered, and the rear is nine-tiered to build a staircase. The rear wooden embankment 2 connects a number of iron-core wooden frames 11, 11,. And is vertically connected to each other and stacked in 11 layers.
[0016]
Reference numeral 11 denotes an iron core wooden frame. The iron core wooden frame 11 is connected to a large number of one-side wooden panels 12, 12,... And other-side wooden panels 18, 18,. Panel connected bodies 1, 1,... The one-side wooden panel 12 is composed of three pieces of wood 13, 13, 13 with rebar, two sandwiched pieces of wood 14, 14, and a fastening rod 15 connecting these pieces of wood 13, 14. Reinforced wood 13 is formed by drilling a reinforcing bar insertion hole 13B along the axial direction substantially in the center on a wooden body 13A made of a thin timber formed from a thinned timber, and is spaced apart in the axial direction to be perpendicular to the reinforcing bar insertion hole 13B. A pair of rod insertion holes 13C and 13C are formed in the vertical direction, and a core material insertion hole 13D is formed in both ends of the wood body 13A in a horizontal direction in a state orthogonal to the reinforcement insertion holes 13B. It consists of a rebar core material 13E having male threads formed all around. Further, the two sandwiched wood pieces 14 are formed by drilling a pair of rod insertion holes 14B, 14B in the longitudinal direction in the wood body 14A formed in the same length as the wood body 13A in the axial direction. Has become.
[0017]
Then, the above-mentioned three pieces of wood 13, 13, 13 containing rebar and two pieces of sandwiched wood 14, 14 are alternately arranged in a plane, and the fastening rods 15 are inserted into the coaxial rod insertion holes 13 C, 14 B. 15 (only one is shown) is integrally inserted and a nut (not shown) is fastened to form the one-side wooden panel 12 into one panel body.
[0018]
Next, the other side wooden panel 16 is shown in FIG. The other side wooden panel 16 is also formed from three pieces of wood 17, 17, 17 with rebar and two sandwiched pieces of wood 18, 18. The reinforced wood 17 is formed substantially in the center of the lumber main body 17A in the same manner as the reinforced wood 13 and has a rebar insertion hole 17B drilled in the axial direction, and is separated in the axial direction to be orthogonal to the rebar insertion hole 17B. In this state, a pair of rod insertion holes 17C and 17C are drilled, and a reinforcing rod core material 17D having a male screw formed around the entire circumference is inserted into the reinforcing rod insertion hole 17B. Also, the two sandwiched woods 18, 18 are formed by drilling a pair of rod insertion holes 18B, 18B in the wood body 18A, similarly to the sandwiched wood 14 described above. The three rebar-containing woods 17, 17, 17 and the two sandwiched woods 18, 18 are alternately arranged in a plane, and fastening rods 19, 19 () are coaxially inserted into the rod insertion holes 17C, 18B. The other side wooden panel 16 is formed as a single panel body by integrally inserting one of them (shown on one side) and fastening a nut (not shown).
[0019]
Reference numeral 20 denotes a metal panel connector fitted to both ends of the one-side wooden panel 12 in the width direction. The panel connecting body 20 integrally includes a pair of holding pieces 20A, 20A, a connecting piece 20B for connecting the holding pieces 20A, 20A in a substantially U-shape, and a connecting piece 20C projecting upward from the connecting piece 20B. The connecting piece 20B and the connecting piece 20C are formed with core material through holes 20D, 20D, 20D. Then, the one side rebar core material 13E of the one side wooden panel 12 at the end is inserted into the core material through hole 20D, the washer is fitted thereto, and the nut is screwed to fasten. Also, the one-side wooden panel 12 and the other-side wooden panel 16 abut each other in a substantially L-shape, and the other side rebar core 17D is inserted into the pair of core through-holes 20D, 20D, and a washer is fitted. By screwing, the panels 2 and 16 can be firmly connected.
[0020]
The one-side wooden panel 12 is composed of three pieces of wood 13 with reinforcing bars and two pieces of sandwiched wood 14, and similarly, the other side wooden panel 16 is also composed of three pieces of wood 17 with reinforcing bars and two pieces of sandwiched wood 18. The reason is that the cost and the number of assembling steps are reduced while considering the strength required for the iron core wooden frame 11. Therefore, when the strength is required by the iron-core wooden frame, the entirety of the one-side and the other-side wooden panels may be made of wood with a reinforcing bar. Further, the number of the reinforced woods 13 and 17 and the sandwiched woods 14 and 18 used for the configuration of the one-side and other-side wooden panels 12 and 16 are not limited to the embodiment, and the iron core wooden frames to be configured The number of pieces used can be appropriately selected according to the size of 11.
[0021]
Thus, the panel connecting body 20 integrally supports the five woods 13 and 14 arranged in a plane in a panel-like form and firmly connects the one-side wooden panels 12 or the other-side wooden panels 16. Can be. In addition, the upper one-side wooden panel 13 is inserted into the connection piece 20C protruding from the upper end of the panel connector 20 and the one-side rebar core material 13E is inserted into the connection piece 20C, and the nut is screwed together. They can be connected (see FIG. 7).
[0022]
Next, a process of connecting the one-side wooden panel 12 and the other-side wooden panel 16 to construct a bank-like structure will be described. As shown in FIG. 6 and FIG. 7, the one-sided wooden panels 12 mentioned above abut against each other, and the high nuts 21 are screwed to the distal end sides of the respective rebar core materials 13E so that the adjacent rebar core materials 13E are joined together. It is connected in a linear direction by screwing. The other-side wooden panel 16 has a tip end face abutting against the side surface of the one-sided wooden panel 12, and the rebar core 17 D is inserted into the core material insertion hole 13 D of the one-sided wooden panel 12. 21 is screwed and connected to the rebar core 17D of the other wooden panel 16 on the other side. If connection is unnecessary, a nut is tightened instead of the high nut 24. By connecting a large number of the one-side wooden panels 12, 12,... And the other-side wooden panels 16, 16,... In a substantially lattice-like manner, a large number of rectangular accommodation portions 11A, 11A, .. Constitute the iron core wooden frame 11.
[0023]
Reference numeral 22 denotes a water-permeable surface state preventing material extended on the inner surface of each of the housing portions 11A. The surface prevention member 22 is made of a water-permeable material such as a wire net, a synthetic fiber net, a perforated sheet, or a perforated plate, and prevents the below-described filling 23 from flowing out of the iron core wooden frame 11 or falling. It is for. The reason why water permeability is required is to provide drainage so that water and rainwater do not stay in the iron core wooden frame 11. The surface preventing material 22 may be used as needed according to the type of the filling 23.
[0024]
Reference numeral 23 denotes a filling material filled in the housing portion 11A. The filling material 23 includes chestnut stone, earth and sand, crushed stone, or the like, and is filled with one or more kinds according to the installation position of the iron core wooden frame 11.
[0025]
The iron core wooden frame 11 configured as described above first excavates the ground A, installs the first-stage iron core wooden frame 11, fills each of the accommodation portions 11A with the earth and sand as the filling 23, and raises the upper surface. (See FIGS. 4 and 5). Next, in the same manner as described above, a number of one-side wooden panels 12, 12,... And other-side wooden panels 16, 16,. Assemble the wooden frame 11. The lower wooden panel 12 and the upper wooden panel 12 are connected via a connecting piece 20C of the panel connecting body 20. The surface-preventing material 22 is laid out in the accommodating portion 11A of the second-stage iron-core wooden frame 11 installed as described above, and a cobblestone is filled as the filling 23. In this way, the front wooden embankment 1 is constructed by stacking the iron core wooden frame 11 to a required height and filling the cobblestone of the filling 23 into the accommodation section 11A of each step.
[0026]
Next, a process of constructing the rear wooden bank 2 will be described. The iron core wooden frame 31 constituting the rear wooden embankment body 2 has a large number of one-side wooden panels 12, 12,... And other-side wooden panels 16, 16,. It is installed in a state of being buried in the ground A by being connected to a horizontally long rectangle, and is connected to the iron core wooden frame 11 of the front wooden embankment 1 by the reinforcing steel core material 13E. Then, the first step is formed by spreading the surface preventing material 22 in the formed storage portion 31A and filling the filling 23 with earth and sand. Similarly, the second and subsequent iron core wooden frames 31 are installed, and are connected to the first iron core wooden frame 31 via the connecting pieces 20C of the panel connector 20. In this way, each time the iron core wooden frame 31 of each stage is formed, the storage portion 31A is extended with the surface preventing material 22 and filled with cobblestone as the filling 23, and laminated to a desired height. The rear wooden embankment 2 is constructed. Since the rear wooden levee body 3 has the iron core wooden frame 31 formed in a large shape having approximately two rows of depth of the front wooden levee body 2, the accommodation part 31 A is the accommodation part 11 A of the iron core wooden frame 11. It is not divided into multiple like.
[0027]
The bank-like structure according to the present embodiment can be constructed at a low cost by using thinning materials for the one-side wooden panel 12 and the other-side wooden panel 16 constituting the iron core wooden frame 11. In addition, the one-side wooden panel 12 and the other-side wooden panel 16 that constitute the iron-core wooden frame 11 constitute a frame-like skeleton made of steel by the rebar core materials 13E and 17D and the panel connectors 20, 20,. Therefore, as shown in FIGS. 10 and 11, even if the wood bodies 13A, 14A, 17A, and 18A decay, the iron core wooden frames 11, 31 retain the frame-like form, so that the filling 23 is formed. It can be prevented from flowing out or falling as much as possible.
[0028]
Moreover, by connecting the panel connector 20 constituting the iron core wooden frame 11 to the panel connector 20 of the upper iron core wooden frame 11, a large number of iron poles are provided over the entire length of the front and rear wooden embankments 1, 2. Since it has the same structure as that of standing, it has extremely high strength. In addition, by spreading the surface preventing material 22 in the housing portion 11A, it is possible to prevent the relatively small filling 23 from flowing out or dropping, and to prevent the embankment-like structure from being weakened over time. .
[0029]
Further, according to the present embodiment, by connecting the one-side wooden panel 12 and the other-side wooden panel 16 via the panel connector 20, the iron-core wooden frames 11, 31 can be easily formed. By arranging the iron core wooden frames 11 and 31 sequentially in the horizontal direction, the front-rear direction, and the height direction, a bank-shaped structure having a desired form can be easily constructed.
[0030]
In the above-described embodiment, the front wooden embankment 1 and the rear wooden embankment 2 have been described as being specially constructed. However, both may be integrally constructed from the beginning.
[0031]
Next, a second embodiment will be described in detail with reference to FIGS. The same components as those of the above-described first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted. In the figure, reference numeral 41 denotes a bank-shaped structure, a concrete foundation formed while being buried in the ground A, 42 a front wooden levee constructed on the foundation 41, and 43 a front wooden levee 42 from the front wooden levee 42. A rear wooden embankment constructed on the foundation 41 apart from the rear, in other words, on the upstream side of the mountainous area A, and a plurality of connecting members are provided between the rear wooden embankment 43 and the front wooden embankment 42 as connecting materials. Are erected in the width direction and the height direction so as to be separated from each other, and the embankment bodies 42 and 43 are integrally formed. Reference numeral 44 denotes an embankment-like filling body formed by casting concrete using the rear wooden embankment 43 and the front wooden embankment 42 as a mold.
[0032]
The front wooden embankment 42 is formed by connecting a number of iron core wooden frames 51, 51,. It is constructed by laminating five steps and eight steps on the rear side in a stepwise manner, spreading the surface prevention material 22 in the accommodation part 51A of each iron core wooden frame 51, and filling the filling 23. The rear wooden levee body 43 connects a large number of iron core wooden frames 51, 51,... In the horizontal direction and the vertical direction, and laminates them in ten stages. It is constructed by extending and filling the filling 23.
[0033]
Here, since the iron core wooden frame 51 is formed by connecting a plurality of one-side wooden panels 52 and the other-side wooden panel 16, the one-side wooden panel 52 will be described first. As shown in FIG. 17, the one-side wooden panel 52 is formed from three pieces of wood 53, 53, 53 with rebar and two sandwiched pieces of wood 54, 54. The reinforcing bar-inserted wood 53 is formed by drilling a reinforcing bar insertion hole 53B substantially in the center along the axial direction in a wood main body 53A made of a thinned timber, and is located at both ends in the axial direction. A pair of connecting body receiving holes 53C, 53C are formed in the vertical direction in a state of being orthogonal to each other. In this state, a pair of rod insertion holes 53D and 53D are formed in the longitudinal direction, and a core material insertion hole 53E is formed in both sides of the wood body 53A in a horizontal direction in a state perpendicular to the rebar insertion holes 53B. It is formed by inserting a rebar core material 53F having an external thread formed on the entire circumference into a rebar insertion hole 53B of 53A.
[0034]
Further, the two sandwiched woods 54, 54 are formed in a wood body 54A formed to the same length as the wood body 53A with a pair of connecting material accommodating holes 54B, 54B vertically located at both ends in the axial direction. A pair of rod insertion holes 54C, 54C are formed in the longitudinal direction, and are located near the inner side of the pair of connected body receiving holes 54B, 54B and are spaced apart in the axial direction.
[0035]
The above-mentioned three pieces of wood 53, 53, 53 and the two pieces of sandwiched wood 54, 54 are alternately arranged in a plane, and the fastening rods 15 are inserted into the coaxial rod insertion holes 53D, 54B. 15 (only one is shown) is integrally inserted and fastened, whereby the one-sided wooden panel 52 is formed into one panel body.
[0036]
Reference numeral 55 denotes a panel connector for connecting the one-side wooden panel 52 and the other-side wooden panel 16 formed as described above. As shown in FIGS. 18 and 19, the panel connector 55 is made of an L-shaped steel piece having one side piece 55A and the other side piece 55B. The one side piece 55A is used to insert a rebar core material 53F. Three long holes 55C, 55C, and 55C are bored apart from each other in the longitudinal direction, and three long holes 55D, 55D, and 55D for inserting the reinforcing bar core 17D into the other side piece 56B are formed in the longitudinal direction. It consists of ones that are spaced apart. Then, the panel connector 55 is inserted through the connecting member receiving holes 53C and 54B of the reinforced wood 53 and the sandwiching wood 54 integrated with the panel body, and the rebar core material 53F and the respective slots 55D are inserted into the long holes 55C. The iron core wooden frame 51 is formed by inserting a washer into the tip of the rebar core material 17D and screwing a nut to the tip end side.
[0037]
Forming the iron core wooden frame 51 as described above, repeating the step of spreading the surface prevention material 22 in the accommodating portion 51A of the iron core wooden frame 51 of each stage and filling the filling 23 with the iron core wooden frame 51, and stacking. Thereby, the front wooden embankment 42 is constructed on the foundation 41. In this case, a metal connection plate 56 is used to connect the iron core wooden frames 51 located on the lower side and the upper side. The connection plate 56 is formed by forming a pair of fitting holes 56B, 56B into which the lower and upper rebar core members 53F, 53F are fitted in a vertically elongated plate body 56A (see FIG. 16). The fitting hole 56B is formed as an elongated hole in the vertical direction, so that it can cope with a displacement of the fitting position due to a slight bending deformation of the rebar core material 53F or a contraction of the wood main body 53A.
[0038]
Next, the rear wooden embankment 43, which is constructed on the foundation A away from the front wooden embankment 42 rearward, is constructed in the same process as the front wooden embankment 42. A plurality of rebar core members 53F, 53F,... Are provided at the appropriate intervals in the width direction and the height direction between the front wooden embankment 42 and the rear wooden embankment 43 as embankment connecting members. It is erected. Both ends of each rebar core 53F are connected to the rebar core 53F constituting the front wooden bank 42 and the rear wooden bank 43 via the high nut 21. Further, the front wooden levee body 42 and the rear wooden levee body 43 are formed, and the iron core wooden frames 51, 51 installed on the foundation 41 are respectively fastened to fixed rods 57, 57,. By connecting the rods 15 and 19 via high nuts, the front wooden levee body 42 and the rear wooden levee body 43 are fixed to the foundation 41.
[0039]
Between the front wooden levee body 42 and the rear wooden levee body 43 constructed as described above, a concrete embankment-shaped filling body 44 is formed using the two levee bodies 42 and 43 as a formwork. The concrete embankment-like filling body 44 is for enhancing the strength of the embankment-like structure. Both sides of the front-side wooden embankment 42 and the rear-side wooden embankment 43 are provided with one-sided wooden panels 52, 52,. , A plurality of vertical streaks 44A, 44A,... Are erected at appropriate intervals from the foundation 41 in a mold 61 formed by closing at a plurality of horizontal streaks in a state perpendicular to the vertical streaks 44A. 44B, 44B,... Are arranged, and concrete 44C is formed by casting to the same height as the rear wooden embankment 43. In the embankment-shaped filling body 44, a plurality of water holes 45, 45,... Opening toward the front wooden embankment 42 and the rear wooden embankment 43 are separated in the width direction and the height direction. It is formed so that drainage from the upstream side is not impaired by the bank-shaped filling body 44.
[0040]
According to the present embodiment, a concrete embankment-like filling member 44 made of concrete is provided between a front wooden embankment 42 and a rear wooden embankment 43 composed of a number of iron core wooden frames 51, 51,. Therefore, unlike the gravity type concrete dam of the prior art, it does not impair the scenery, and has excellent strength because it receives water pressure and earth pressure.
[0041]
Further, the embankment-like filling body 44 is in a state in which a number of rebar core members 53F, 53F,..., Vertical bars 44A, 44A,. Since it is integrated with the front wooden levee body 42 and the rear wooden levee body 43, it has high strength and stability.
[0042]
Also, as shown in FIG. 20, even if the wood main bodies 53A, 17A of the iron core wooden frame 51 decay, the frame shape composed of the rebar core members 53F, 53F,. Since the shape of the skeleton is maintained, the filling 23 does not flow out or falls down as in the first embodiment, and the embankment-like filling 44 receives water pressure or earth pressure. And has excellent durability.
[0043]
In the first and second embodiments, the sandwiched woods 14, 18, 54 of the one-side wooden panels 12, 52 and the other-side wooden panel 16 constituting the iron-core wooden frames 11, 31, 51 are provided with reinforcing bars. The same length as the woods 13, 17, 53 was set, but the block-shaped wood was fixed with the fastening rods 15, 19, sandwiched between the reinforced woods 52, 52 at intervals in the horizontal direction, and One side wooden panel 12 and 52 having an opening and the other side wooden panel 16 may be configured. This configuration is effective in greening the entire panel due to the establishment and propagation of plants in the openings, and also serves as a habitat for birds and small animals, which is effective in preserving the natural environment.
[0044]
【The invention's effect】
The present invention has the following advantages because it is configured as described in detail above.
(1) Since the bank-like structure is formed by stacking by repeating the process of forming an iron core wooden frame and filling the filling material, the bank-like structure of any desired width, depth and height is desired. Objects can be built without large-scale construction.
(2) Since the iron-core wooden frame that constitutes the bank-like structure is made by connecting the reinforced core of the wooden panel with the panel connecting body, even if the wood main body rots, the frame-like skeleton remains, so that the filling material is not filled. It is possible to prevent the outflow or the fall, and it is possible to prevent the embankment-like structure from being weakened over time due to the outflow or the fall of the filling.
(3) By connecting the wooden panels and assembling the iron core wooden frame by using a panel connecting body, the iron core wooden frame is vertically connected to each other. Since the structure is the same as the structure in which the iron pillars are erected, it can have extremely high strength.
(4) Since the iron core wooden frame is simply formed by connecting wooden panels formed in advance at the factory on site, the construction period on site can be shortened, and the construction cost can be reduced.
(5) Since the embankment-like structure can be constructed in a short period of time, it can be used for emergency restoration of disasters such as landslides and landslides, or as a temporary embankment.
(6) Since the filling material constituting the bank-like structure is filled in a large number of iron core wooden frames, even if some of the iron core wooden frames are damaged, the filling material may flow out or collapse. Even so, the safety is excellent because the damage can be minimized.
(7) By forming the concrete-filled embankment on the front side or the rear side of the reinforced wooden frame laminated in the embankment shape, it has high strength against earth pressure and water pressure, and has high durability. It can be an excellent bank structure. In addition, since the front or rear side of the embankment-shaped filling body is covered with an iron core wooden frame, the landscape is not impaired, and an environment suitable for habitation of small animals can be maintained.
(8) Since a large number of water inlets are provided in the concrete embankment to allow water from the upstream side to escape to the downstream side, there is no excess water pressure applied to the concrete embankment, so safety is ensured. And provide a habitat adapted to small animals.
(9) Since the wooden panel can be composed of only reinforced wood or a composite of reinforced wood and simple wood, the strength of the embankment structure to be constructed is taken into consideration. Then, it can be properly used for the wooden panel.
(10) Since the water-permeable surface-preventing material is provided on the inner surface of the storage portion of the iron-core wooden frame, it is possible to more reliably prevent the outflow or falling of the filling material such as pebbles and to improve the structure of the bank-like structure. Vulnerability due to aging can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 to FIG. 11 relate to a first embodiment of the present invention, and FIG. 1 is a front view of a bank-like structure installed in a mountain.
FIG. 2 is a partial sectional perspective view of a bank-like structure.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of a bank-like structure.
FIG. 4 is an explanatory view showing a process of installing an iron core wooden frame constituting the bank-like structure.
FIG. 5 is an explanatory view showing another installation step of the iron core wooden frame constituting the bank-like structure.
FIG. 6 is a partial plan view of an iron core wooden frame.
FIG. 7 is a partial side view of an iron core wooden frame.
FIG. 8 is a perspective view showing a part of the one-sided wooden panel in a cutaway manner.
FIG. 9 is a perspective view showing a part of the other side wooden panel in a cutaway manner.
FIG. 10 is an explanatory diagram showing the decay state of the iron core wooden frame over time.
FIG. 11 is an explanatory view showing a state in which the wood body of the iron core wooden frame is completely decayed.
FIG. 12 to FIG. 21 relate to a second embodiment, and FIG. 12 is a partial sectional perspective view of a bank structure.
FIG. 13 is a longitudinal sectional view of the bank-like structure.
FIG. 14 is a partial cross-sectional view in the direction of arrow II in FIG. 13;
FIG. 15 is a partial plan view of an iron core wooden frame.
FIG. 16 is a partial side view of an iron core wooden frame.
FIG. 17 is a perspective view showing a part of a one-sided wooden panel in a cutaway manner.
FIG. 18 is a partial plan view of one side wooden panel.
FIG. 19 is a partially enlarged view showing a combined state of a reinforcing bar core member and a panel connection body.
FIG. 20 is an explanatory view showing the decay state of the iron core wooden frame over time.
FIG. 21 is an explanatory view showing a state in which the wood main body of the iron core wooden frame is completely decayed.
FIG. 22 is an external perspective view of a wooden dam according to the related art.
[Explanation of symbols]
11, 31, 51 Iron core wooden frame
11A, 31A, 51A storage section
12, 52 One side wooden panel
13,17,53 Reinforced wood
13E, 17D, 53F Rebar core material
16 Other side wooden panel
20, 55 Panel connector
22 Surface prevention materials
23 Filling
41 Foundation
44 Embankment fill
45 water inlet

Claims

A large number of wooden panels are formed from reinforced wood in which a reinforced core material is inserted in the axial direction, and the reinforced core materials of the wooden panels are connected to each other via a panel connector, so that the interior of the iron core wood is a receiving portion. A frame is formed, and an iron core wooden frame is further formed on the iron core wooden frame and connected to each other to be laminated in a bank shape at a predetermined height from the ground to form an iron core wooden frame of each layer. A bank-like structure in which the storage portion is filled with one or more kinds of crushed stone, earth and sand, and chestnut stone.

The bank-like structure according to claim 1, wherein the plurality of iron core wooden frames stacked in a bank shape are connected to each other by connecting the panel connecting bodies in a vertical direction.

Forming a formwork by connecting the wooden panels to the front side or the rear side of the large number of iron core wooden frames laminated in the form of the bank in the horizontal and vertical directions via the panel connector, The embankment-like structure according to claim 1, wherein concrete is cast into the embankment to form the embankment-like filling.

4. The bank-like structure according to claim 3, wherein the bank-like filling body is provided with a plurality of water holes formed with through holes that open toward the iron core wooden frame.

The said iron core wooden frame is formed in the plane substantially lattice shape by connecting the said several wooden panel in the horizontal direction and the vertical direction via the said panel connection body, and is laminated | stacked, The characterized by the above-mentioned. 1. The bank-like structure according to 1.

In the wooden panel, a rod insertion hole is formed in each of the plurality of rebar-containing woods in a vertical direction perpendicular to the axial direction, and the plurality of rebar-containing woods are arranged in a plane in the rod insertion holes. The bank-like structure according to claim 1, wherein the fastening rod is integrally inserted and connected.

In the wooden panel, sandwiched wood having a rod insertion hole formed in a longitudinal direction perpendicular to the axial direction is arranged in a plane along with the rebar-containing wood, and a fastening rod is integrally inserted into the rod insertion hole and connected. The embankment-like structure according to claim 6, wherein the structure is constituted by:

2. The bank-like structure according to claim 1, wherein a water-permeable surface preventing material made of a net, a perforated sheet, or a perforated plate is provided on an inner surface of the housing portion of the iron core wooden frame. 3.