JP2004267540A

JP2004267540A - Coffee brewer

Info

Publication number: JP2004267540A
Application number: JP2003063642A
Authority: JP
Inventors: Yoshiyuki Hirate; 禎之平手; Takeaki Funabashi; 武明船橋
Original assignee: Hoshizaki Electric Co Ltd
Current assignee: Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date: 2003-03-10
Filing date: 2003-03-10
Publication date: 2004-09-30

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To efficiently extract two or more kinds of coffee liquids which have hot water supply forms at the time of extraction different from each other in a coffee brewer. <P>SOLUTION: A hot water supplier 10 selectively supplies stored hot water to an extraction device 60 by the operation of a pump. The extraction device 60 sprinkles the hot water supplied from the hot water supplier 10 to coffee powder housed in a coffee chamber 70 mounted on the device by a built-in sprinkler and extracts the coffee liquid. The hot water supplier 10 stores two or more kinds of the hot water supply forms beforehand and supplies the hot water to the extraction device 60 in the hot water supply form selected by the operation of an operation panel 28 by a user. Thus, in the case of desiring the preparation of two or more kinds of the coffee liquids, the user efficiently extracts / prepares two or more kinds of the coffee liquids without the need of taking a step of changing the setting of the hot water supply form or the like every time the kind of the coffee liquid to be prepared is changed. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コーヒーチャンバ内に収容したコーヒー粉に湯を散水して、コーヒー液を抽出するコーヒードリップ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、例えば、特許文献１に示されているように、少量の湯をコーヒー粉上に散水した後、同散水を中断してコーヒー粉の「むらし」を行い、この「むらし」後のコーヒー粉に再度、湯を散水するようにしたコーヒードリップ装置は知られている。また、このコーヒードリップ装置においては、前記「むらし」時間をユーザが任意に設定できるようにもなっている。即ち、このコーヒードリップ装置は、予め記憶されている（或いは、ユーザにより変更された後に予め記憶されている）一種類の湯の供給パターン（湯の供給態様。散水量、散水時間、散水を中断する時間等）に従って、コーヒー粉に湯を供給するようになっている。
【０００３】
【特許文献１】
特開平７−２８８号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えば、アイスコーヒー用のコーヒー液を抽出する場合とホットコーヒー用のコーヒー液を抽出する場合とでは、使用されるコーヒー粉の量、種類、グラインドの細かさ等が異なることから、散水量、「むらし」時間（即ち、散水を中断する時間）等の湯の供給態様が異なる。
【０００５】
しかしながら、上記従来のコーヒードリップ装置においては、予め一種類の湯の供給態様しか記憶され得ない。従って、例えば、ユーザがアイスコーヒー（液）とホットコーヒー（液）の両方の作製を希望する場合、同作製されるコーヒー（液）の種類が変更される毎に湯の供給態様の設定を変更するか、或いは、アイスコーヒー用に湯の供給態様を設定した装置とホットコーヒー用に湯の供給態様を設定した装置の２つの上記従来のコーヒードリップ装置を予め準備する等の必要があり、非常に不便であるという問題があった。
【０００６】
【発明の概要】
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、抽出時の湯の供給態様が互いに異なる複数種類のコーヒー液を効率良く抽出することが可能なコーヒードリップ装置を提供することにある。
【０００７】
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、コーヒーチャンバ内に収容したコーヒー粉に湯を散水する散水器と、前記散水器に湯を供給する湯供給器と、を備えたコーヒードリップ装置が、前記湯供給器から前記散水器への湯の供給態様を予め複数種類記憶可能な記憶手段と、前記記憶された複数種類の湯の供給態様のうち何れか一つを実施供給態様として選択する選択手段と、前記選択された実施供給態様で前記散水器に湯を供給するように前記湯供給器を制御する制御手段とを備えたことにある。
【０００８】
ここにおいて、前記記憶手段が記憶している複数種類の湯の供給態様は、例えば、使用されるコーヒー粉の量、種類、グラインドの細かさ等に応じて異なる複数種類の湯の供給態様であって、例えば、アイスコーヒー用の湯の供給態様とホットコーヒー用の湯の供給態様とを含んでいてもよい。また、前記「湯の供給態様」は、例えば、散水量、散水時間、湯を複数回に分けて供給する場合には各散水時間、散水を中断する時間等であって、これらに限定されない。また、前記選択手段は、例えば、ユーザにより操作される単数、又は複数のスイッチを含んでいる。
【０００９】
これによれば、複数種類のコーヒー液の各々について、予め個別に湯の供給態様を設定・記憶しておくことができ、これら複数の湯の供給態様の中から前記選択手段により選択された実施供給態様で湯供給器から散水器へ湯が供給される。従って、ユーザは、複数種類のコーヒー液の作製を希望する場合、同作製されるコーヒー液の種類が変更される毎に湯の供給態様の設定を変更する、或いは、コーヒー液の種類毎に専用の装置を予め準備する等の処置を採る必要がないから、複数種類のコーヒー液を効率良く抽出・作製することが可能となる。
【００１０】
この場合、前記制御手段は、所定の湯供給開始指示を受けて前記散水器に湯を供給開始するように前記湯供給器を制御するとともに、前記選択手段は、前記所定の湯供給開始指示があるまで前記実施供給態様として選択される湯の供給態様を変更可能に構成されることが好適である。ここで、前記所定の湯供給開始指示は、例えば、ユーザによる湯供給開始スイッチの操作であって、これに限定されない。
【００１１】
これによれば、ユーザが所望の湯の供給態様とは異なる湯の供給態様を誤って選択した場合、同ユーザは所定の湯供給開始指示があるまで（例えば、同ユーザが湯を供給開始するために湯供給開始スイッチを操作するまで）、実施供給態様としての湯の供給態様を選択し直すことができるから、同ユーザの操作上の自由度が向上する。
【００１２】
また、上記コーヒードリップ装置においては、前記制御手段は、所定の湯供給開始指示を受けて前記散水器に湯を供給開始するように前記湯供給器を制御するとともに、前記記憶手段は、前記複数種類の湯の供給態様のうちの一つを基本供給態様として記憶していて、前記選択手段は、前記基本供給態様以外の湯の供給態様が前記実施供給態様として選択された後の所定時間に渡り前記所定の湯供給開始指示がなかった場合、同基本供給態様を同実施供給態様として自動的に選択するように構成されることが好適である。
【００１３】
これによれば、例えば、複数種類のコーヒー液のうち、最も抽出・作製頻度が高いコーヒー液についての湯の供給態様を基本供給態様に設定・記憶しておくことで、ユーザは、基本供給態様以外の湯の供給態様を実施供給態様として選択した後に実行することになる可能性が非常に高い同実施供給態様の基本供給態様への切替操作を行う必要がなくなる。また、ユーザが基本態様以外の湯の供給態様を誤って選択しても、その後、所定時間だけ上記装置を放置しておくだけで同装置が使用頻度の高い基本供給態様が選択された状態になることが保証され得る。従って、ユーザの操作上の負担が軽減され得る。
【００１４】
この場合、前記記憶手段は、アイスコーヒー用の湯の供給態様を前記基本供給態様として記憶するとともに、ホットコーヒー用の湯の供給態様を同基本供給態様以外の湯の供給態様として記憶するように構成されると更に好適である。
【００１５】
一般に、アイスコーヒー（液）用のコップ（又は、グラス）はホットコーヒー（液）用のコップよりも大きいから、アイスコーヒー一杯あたりの液量はホットコーヒー一杯あたりの液量よりも多いことが多い。従って、アイスコーヒー用のコーヒー液を抽出する頻度はホットコーヒー用のコーヒー液を抽出する頻度よりも一般に多いと云える。従って、上記のように構成すれば、ユーザは、ホットコーヒー用の湯の供給態様から使用頻度が高いアイスコーヒー用の湯の供給態様への切替操作を行う必要がなくなって、上記と同様、ユーザの操作上の負担が軽減され得る。
【００１６】
また、上記何れかのコーヒードリップ装置は、前記制御手段が所定の湯供給開始指示を受けて前記散水器に湯を供給開始するように前記湯供給器を制御する場合、前記実施供給態様として選択されている湯の供給態様が対象としているコーヒー液の種類に関する情報を表示する表示手段を更に備えることが好適である。ここにおいて、前記「コーヒー液の種類に関する情報」とは、例えば、前記対象としているコーヒー液がアイスコーヒー用であるかホットコーヒー用であるか、又は、前記対象としているコーヒー液の作製に使用されるコーヒー粉の種類等であって、これらに限定されない。
【００１７】
これによれば、ユーザは、前記実施供給態様として選択されている湯の供給態様が対象としているコーヒー液の種類を視覚的に確認しながら所定の湯供給開始指示（例えば、湯を供給開始するための湯供給開始スイッチの操作）を行うことができるから、ユーザによる誤操作の発生が防止され得る。
【００１８】
また、上記何れかのコーヒードリップ装置においては、前記選択手段は、単一のスイッチの操作により前記湯の供給態様を選択可能に構成されることが好適である。この場合、単一のスイッチは、例えば、押しボタン式のスイッチであって同押しボタンが押される毎に実施供給態様として選択される湯の供給態様が順次切替るように構成されるとよい。
【００１９】
これによれば、湯の供給態様を選択するためのスイッチを前記記憶手段が記憶している湯の供給態様の種類の数だけ設ける必要がないから、簡易な構成で製品の機能を達成できるとともに、同製品の製造コストを下げることができる。
【００２０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明すると、図１は本発明に係るコーヒードリップ装置を含む飲料供給システムの全体を示す正面図である。この飲料供給システムは、湯を生成して供給する湯供給装置１０と、抽出されたコーヒー液を保温、又は冷却して貯留するコーヒー液貯留装置４０と、コーヒー液を抽出する抽出装置６０とを備えている。
【００２１】
湯供給装置１０は、図１および図２に示すように、直方体状のハウジング１１の内部に、断熱構造の貯湯タンク１２が収容されているとともに、同貯湯タンク１２の下方には給水口１３が配設されている。給水口１３には外部水道系に接続された管体（図示しない）が接続されて、外部水道源からの水道水が給水口１３に供給されるようになっている。この給水口１３に供給された水道水は、給水管１４を介して貯湯タンク１２に供給される。給水管１４には、電気的に開閉の制御される給水バルブ１５が介装されており、同給水バルブ１５は貯湯タンク１２への給水を制御する。
【００２２】
貯湯タンク１２内には、その底面近傍位置にて貯湯タンク１２内の水を加熱する加熱器１６が収容されているとともに、異なる水位をそれぞれ検出するための水位センサ１７ａ，１７ｂ，１７ｃおよび水温（湯温）を検出するための温度センサ１８も収容されている。これらの給水バルブ１５、加熱器１６、水位センサ１７ａ，１７ｂ，１７ｃおよび温度センサ１８は図３のマイクロコンピュータ３４に接続されており、同マイクロコンピュータ３４は、水位センサ１７ａ，１７ｂ，１７ｃによって検出された水位および温度センサ１８に検出された水温に基づいて給水バルブ１５の開閉および加熱器１６の作動・非作動を制御し、貯湯タンク１２には常に所定温度かつ所定量の湯が貯えられている。
【００２３】
ハウジング１１の前面には、湯を取り出すための手動式の湯取り出しコック２１が設けられている。この湯取り出しコック２１は、取り出し管２２を介して貯湯タンク１２に連通している。これにより、ユーザは、湯取り出しコック２１を操作することにより、貯湯タンク１２内の湯を外部に取り出すことができる。
【００２４】
ハウジング１１内には、吸入管２３ａを取り出し管２２に接続させたポンプ２３も配置されている。ポンプ２３は、その作動により貯湯タンク１２内の湯を単位時間あたり所定の流量で取り出し管２２および吸入管２３ａを介して汲み上げ、その吐出ポートに接続された供給管２４に前記汲み上げた湯を吐出する。供給管２４は上方に延設されて、その上端には耐熱性かつ可撓性の給湯ホース２５の一端が接続されている。この給湯ホース２５は、ハウジング１１の上端面に設けた天板２６を介して上方に導かれて、抽出装置６０に接続されている。また、供給管２４の上部には、先端にて貯湯タンク１２内に開口した戻し管２７が基端部にて接続されており、ポンプ２３の作動停止時に給湯ホース２５内に残っている湯が貯湯タンク１２に戻されるようになっている。
【００２５】
また、ハウジング１１の正面には、ユーザにより操作されて、湯供給装置１０を操作するための操作パネル２８が設けられている。この操作パネル２８には、図１および図３に示すように、表示部２８ａ、切替操作部２８ｂ、及びドリップ操作部２８ｃが設けられている。表示部２８ａの裏面には、表示器３１が配置されており、表示器３１による表示内容が操作パネル２８の正面側から視覚確認できるようになっている。切替操作部２８ｂ、及びドリップ操作部２８ｃの裏面には、切替スイッチ３２、及びドリップスイッチ３３が配置されている。これらの各操作部２８ｂ，２８ｃは前後方向に弾性変形するように構成されており、ユーザによる各操作部２８ｂ，２８ｃの押圧操作により、各スイッチ３２，３３がオフ状態からオン状態にそれぞれ切り替えられるようになっている。
【００２６】
これらの表示器３１、切替スイッチ３２、及びドリップスイッチ３３は、ハウジング１１内に組み込まれた電気制御装置内の一部をなすマイクロコンピュータ３４に接続されている。マイクロコンピュータ３４は、所定時間（例えば、８ｍｓｅｃ）の経過毎に図４のモード切替制御プログラムを繰り返し実行することで、切替スイッチ３２の操作に応じて、アイスコーヒー用の湯の供給態様が実行されるアイスモードとホットコーヒー用の湯の供給態様が実行されるホットモードの何れを実施供給態様として選択するかを決定する。そして、マイクロコンピュータ３４は、アイスモードが選択されている場合には表示器３１にて温度センサ１８により検出される貯湯タンク１２内の水温（温度）を表示するとともに、ホットモードが選択されている場合には同表示器３１にて「ＨＯＴ」の文字を表示する。
【００２７】
また、マイクロコンピュータ３４は、ドリップスイッチ３３の操作に応答して、図５のドリップ制御プログラムを実行開始して、ポンプ２３の作動を制御する。なお、このマイクロコンピュータ３４には、前述のように、水位センサ１７ａ〜１７ｃ及び、温度センサ１８も接続されていて、図示しないプログラムの実行により、給水バルブ１５および加熱器１６を制御して貯湯タンク１２内の湯量および湯温を常に適切に維持する。しかし、この点については、本発明に直接関係しないので、詳しい説明を省略する。
【００２８】
次に、コーヒー液貯留装置４０について説明する。図１に示すように、コーヒー液貯留装置４０は、ホットコーヒー用のコーヒー液を保温しながら貯留するためのホットコーヒー用貯留部４０Ａと、アイスコーヒー用のコーヒー液を冷却して貯留するためのアイスコーヒー用貯留部４０Ｂとから構成されている。
【００２９】
ホットコーヒー用貯留部４０Ａは、その正面にホットコーヒーとして適当な温度に保温されているコーヒー液を取り出すためのコーヒー液取り出しコック４１Ａ、及び貯留されたコーヒー液の量を表示する表示器４２Ａを有する。表示器４２Ａは、図示しない水位センサによるホットコーヒー用のコーヒー液の貯留量の検出に応じて、同コーヒー液の貯留量を表示するものである。また、ホットコーヒー用貯留部４０Ａは、直方体状のハウジング内に、前記コーヒー液取り出しコック４１Ａ、及び表示器４２Ａに対応して、ホットコーヒー用のコーヒー液を貯留するための図示しない有底円筒状の一つの飲料タンクを収容している。この一つの飲料タンクは、図示しないヒーター装置により加熱・保温制御されていて、これにより、同飲料タンク内のコーヒー液は間接的に加熱・保温されている。また、この一つの飲料タンクの上面は開口しており、コーヒー液が上方から注がれるようになっている。ハウジングの上端面は天板４３Ａによって覆われているが、同天板４３Ａには前記一つの飲料タンクの開口に合わせて開口穴が設けられ、同開口穴には同開口穴を塞ぐための蓋４４Ａが着脱可能に組み付けられている。
【００３０】
アイスコーヒー用貯留部４０Ｂは、その正面にアイスコーヒーとして適当な温度に冷却されたコーヒー液を取り出すための一対のコーヒー液取り出しコック４１Ｂ，４１Ｂ、及び貯留されたコーヒー液の量を表示する一対の表示器４２Ｂ，４２Ｂをそれぞれ有する。表示器４２Ｂ，４２Ｂは、図示しない水位センサによるアイスコーヒー用のコーヒー液の貯留量の検出に応じて、同コーヒー液の貯留量を表示するものである。また、アイスコーヒー用貯留部４０Ｂは、直方体状のハウジング内に、前記一対のコーヒー液取り出しコック４１Ｂ，４１Ｂ、及び表示器４２Ｂ，４２Ｂにそれぞれ対応して、アイスコーヒー用のコーヒー液を貯留するための図示しない有底円筒状の一対の飲料タンクを収容している。この一対の飲料タンクは、図示しないクーラー装置により冷却・保温制御されていて、これにより、同一対の飲料タンク内のコーヒー液は間接的に冷却・保温されている。また、この一対の飲料タンクの各上面はそれぞれ開口しており、コーヒー液が上方から注がれるようになっている。ハウジングの上端面は天板４３Ｂによって覆われているが、同天板４３Ｂには前記一対の飲料タンクの開口に合わせて一対の開口穴が設けられ、同一対の開口穴には同一対の開口穴をそれぞれ塞ぐための蓋４４Ｂが着脱可能に組み付けられている。
【００３１】
次に、抽出装置６０について説明する。図１、図６、及び図７に示すように、コーヒー液貯留装置４０の天板４３Ａの（図１における）左端、及び天板４３Ｂの（図１における）右端には一対の側板５１，５１が立設されており、両側板５１，５１には上下に離間して設けた一対のガイドロッド５２，５２がそれらの各両端にてそれぞれ固定されている。抽出装置６０は、略直方体状に形成したハウジング６１の裏面に固着した支持部材６２に設けた貫通穴にガイドロッド５２，５２を貫通させることにより、左右方向に摺動可能に支持されている。
【００３２】
ハウジング６１の裏面には、湯供給装置１０に一端にて接続された給湯ホース２５の他端が脱着可能に接続される給湯口６３も組み付けられている。この給湯口６３は給湯管６４を介して散水器６５に連通している。散水器６５の下面には、複数の小穴を設けたシャワーヘッド６５ａが脱着可能に組み付けられ、給湯ホース２５、給湯口６３および給湯管６４を介して散水器６５に供給された湯が下方に向けてシャワー状に散水されるようになっている。
【００３３】
ハウジング６１の下面左右方向両端には、前後方向に延設された一対のガイドレール６６，６６が固着されており、同ガイドレール６６，６６にコーヒーチャンバ７０が組み付けられるようになっている。このコーヒーチャンバ７０は、漏斗状に構成されていて底面中央に抽出口７１を有し、フィルタが装着されるとともに同フィルタ上にコーヒー粉を収容して散水によりコーヒー液を抽出口７１から抽出するためのものである。このコーヒーチャンバ７０は、その左右方向の両上端部にフランジ部７２，７２が設けられていて、これらのフランジ部７２，７２と前記ガイドレール６６，６６との各係合により前後方向に摺動可能になっている。抽出装置６０に組み付けた状態にあるコーヒーチャンバ７０の正面側には、取っ手７３が設けられている。
【００３４】
次に、上記のように構成した実施形態の動作を説明する。具体的な動作説明に入る前に、この実施形態において、湯供給装置１０から抽出装置６０への湯の供給態様について説明しておく。この実施形態では、コーヒー粉に湯を散水してコーヒー液を抽出する際、湯供給装置１０から抽出装置６０への湯の供給工程すなわち抽出装置６０における湯の散水工程を複数回に分けている。具体的には、１次、２次、及び３次の３回の散水を行い、１次散水と２次散水との間に「むらし」工程を挿入し、２時散水と３次散水との間に休止工程を挿入している。
【００３５】
「むらし」工程は、１次散水によってコーヒー粉に適量の湯を散水した後、コーヒー粉を所定時間むらすことにより、主にコーヒーのうまみを抽出するための散水中断工程である。休止工程は、コーヒー粉の量、種類、グラインドの細かさなどの違いによって湯がコーヒーチャンバ７０から溢れないようにするために、湯の散水を２次散水と３次散水との間で所定時間だけ中断する工程である。なお、前記「むらし」工程においても、この休止工程のように、湯がコーヒーチャンバ７０から溢れることを防止する機能も合わせてもつ。
【００３６】
更に、この実施形態では、前記アイスモードが選択されている場合とホットモードが選択されている場合とで、前記１次散水、「むらし」、２次散水、休止、及び３次散水の各工程の時間がそれぞれ異なる時間に設定される。ホットモード用の各工程の時間を表す時間データはそれぞれＴＸｈｏｔ（Ｉ）（Ｉ＝１，・・・，５）として、また、アイスモード用の各工程の時間を表す時間データはそれぞれＴＸｉｃｅ（Ｉ）（Ｉ＝１，・・・，５）として、マイクロコンピュータ３４の不揮発性ＲＡＭに予め記憶されている。なお、変数Ｉの値（Ｉ＝１，・・・，５）は、この順に、それぞれ１次散水、「むらし」、２次散水、休止、３次散水の各工程を表している。
【００３７】
先ず、コーヒー液を抽出する場合、ユーザはコーヒー粉をフィルタの装着されたコーヒーチャンバ７０内に入れて、コーヒーチャンバ７０のフランジ部７２，７２を抽出装置６０のガイドレール６６，６６に係合させ、同コーヒーチャンバ７０を後方に押し込んで抽出装置６０に装着する。そして、ユーザはホットコーヒー用の前記一つの飲料タンク、及びアイスコーヒー用の前記一対の飲料タンクのうち所望の飲料タンク用の蓋（４４Ａ又は４４Ｂ）を外し、同所望の飲料タンクの真上にコーヒーチャンバ７０が位置するように、抽出装置６０をガイドロッド５２，５２に沿って左右方向に移動させる。なお、これらのコーヒーチャンバ７０の装着、蓋（４４Ａ又は４４Ｂ）を外すこと、及び抽出装置６０の移動の順番はどのような順番であってもよい。
【００３８】
このようなコーヒー液の抽出の準備の後、ユーザは、操作パネル２８の切替操作部２８ｂの操作により、アイスモード又はホットモードの何れかを選択する。以下、このときの実施形態の動作について図４を参照しながら説明する。
【００３９】
前述のごとく、マイクロコンピュータ３４は、図４のモード切替制御プログラムを所定時間（例えば、８ｍｓｅｃ）の経過毎に繰り返し実行している。従って、所定のタイミングになるとマイクロコンピュータ３４はステップＳ１０から処理を開始し、ステップＳ１２にてドリップ実行中フラグＤＲＩＰの値が「０」であるか否かを判定する。ここで、ドリップ実行中フラグＤＲＩＰは、その値が「１」であるときドリップ制御実行中（即ち、後述する図５のプログラム実行中）であることを示し、その値が「０」であるときドリップ制御が実行されていない（即ち、後述する図５のプログラムが実行されていない）ことを示す。
【００４０】
いま、ドリップ制御が実行されておらず、アイスモードが選択されていて、且つ、切替操作部２８ｂが操作されていないものとして説明を続けると、ドリップ実行中フラグＤＲＩＰの値が「０」になっているから、マイクロコンピュータ３４はステップＳ１２にて「Ｙｅｓ」と判定してステップＳ１４にて、ホットモード表示フラグＨＯＴの値が「０」であるか否かを判定する。ここで、ホットモード表示フラグＨＯＴは、その値が「１」であるときホットモードが選択されていることを示し、その値が「０」であるときアイスモードが選択されていることを示す。
【００４１】
現段階では、前述のごとく、アイスモードが選択されていてホットモード表示フラグの値が「０」になっているから、マイクロコンピュータ３４はステップＳ１４にて「Ｙｅｓ」と判定してステップＳ１６にて、切替スイッチ３２がオフ状態からオン状態に変化したか否かを判定する。現段階では、前述のごとく、切替操作部２８ｂが操作されておらず、従って、切替スイッチ３２がオフ状態に維持されているから、マイクロコンピュータ３４はステップＳ１６にて「Ｎｏ」と判定してステップＳ３０にて直ちに本プログラムの実行を一旦終了する。
【００４２】
以降、マイクロコンピュータ３４は図４のプログラムを所定時間の経過毎に繰り返し実行するが、ユーザが切替操作部２８ｂ（及び、ドリップ制御を開始するためのドリップ操作部２８ｃ）を押圧操作しない限りにおいて、ステップＳ１０〜Ｓ１６、Ｓ３０の処理を繰り返し実行するから、ホットモード表示フラグＨＯＴの値が「０」に維持され続ける（従って、アイスモードが選択された状態が継続する）。
【００４３】
次に、この状態から、ユーザが切替操作部２８ｂを一旦操作することで切替スイッチ３２がオフ状態からオン状態に変化したものとすると、マイクロコンピュータ３４はステップＳ１６に進んだとき「Ｙｅｓ」と判定して、ステップＳ１８にて「ＨＯＴ」の文字を表示器３１に表示し、続くステップＳ２０にてホットモード表示フラグＨＯＴの値を「１」に設定するとともに、ステップＳ２２にてＲＡＭに記憶されているタイマカウント値ＴＭ１を「０」にリセットした後、ステップＳ３０にて本プログラムを一旦終了する。ここで、このタイマカウント値ＴＭ１は、マイクロコンピュータ３４内の第１タイマとの協働により、図示しない計時プログラムの実行によってリセット後の経過時間を表す。
【００４４】
これにより、ホットモード表示フラグＨＯＴの値が「１」になっているから、マイクロコンピュータ３４はステップＳ１４に進んだとき「Ｎｏ」と判定してステップＳ２４に進むようになる。ステップＳ２４に進むとマイクロコンピュータ３４は、タイマカウント値ＴＭ１が所定のホットモード継続時間ＴＭ０（例えば、１０秒）以上を表しているか、又は、切替スイッチ３２がオフ状態からオン状態に変化したか否かを判定する。現段階は先のステップＳ２２の処理によりタイマカウント値ＴＭ１がリセットされた直後であり、且つ、現段階では切替操作部２８ｂが操作されていないから、マイクロコンピュータ３４はステップＳ２４にて「Ｎｏ」と判定してステップＳ３０にて直ちに本プログラムの実行を一旦終了する。
【００４５】
以降、マイクロコンピュータ３４は図４のプログラムを所定時間の経過毎に繰り返し実行するが、ユーザが切替操作部２８ｂ（及び、ドリップ制御を開始するためのドリップ操作部２８ｃ）を押圧操作せず、且つ、前記ホットモード継続時間ＴＭ０が経過しない限りにおいて、ステップＳ１０〜Ｓ１４、Ｓ２４、Ｓ３０の処理を繰り返し実行するから、ホットモード表示フラグＨＯＴの値が「１」に維持され続ける（従って、ホットモードが選択された状態が継続する）とともに、表示部２８ａにて「ＨＯＴ」の文字が表示され続ける。
【００４６】
そして、この状態で、タイマカウント値ＴＭ１がホットモード継続時間ＴＭ０以上を表すか、又は、タイマカウント値ＴＭ１がホットモード継続時間ＴＭ０以上を表す値に到達する前の時点でユーザが切替操作部２８ｂを一旦操作すると（従って、切替スイッチ３２がオフ状態からオン状態に変化すると）、マイクロコンピュータ３４はステップＳ２４に進んだとき「Ｙｅｓ」と判定して、ステップＳ２６にて温度センサ１８により検出される貯湯タンク１２内の水温（温度）をを表示器３１に表示し、続くステップＳ２８にてホットモード表示フラグＨＯＴの値を「０」に設定した後、ステップＳ３０にて本プログラムを一旦終了する。
【００４７】
以降、マイクロコンピュータ３４は図４のプログラムを所定時間の経過毎に繰り返し実行するが、ユーザが切替操作部２８ｂ（及び、ドリップ制御を開始するためのドリップ操作部２８ｃ）を押圧操作しない限りにおいて、ステップＳ１０〜Ｓ１６、Ｓ３０の処理を再び繰り返し実行するようになるから、ホットモード表示フラグＨＯＴの値が再び「０」に維持され続ける（従って、アイスモードが選択された状態が継続する）とともに、表示部２８ａにて貯湯タンク１２内の温度が表示され続ける。なお、ステップＳ１２において「Ｎｏ」と判定する場合については後述する。
【００４８】
以上、説明したように、本実施形態は、原則的にはアイスモードが選択された状態に維持されている。この状態にてユーザが切替操作部２８ｂを一旦操作すると、本実施形態はその時点にてホットモードが選択された状態に切り替えられるとともに、同時点以降、前記ホットモード継続時間ＴＭ０が経過するまでの間、同ホットモードが選択された状態に維持される（このホットモードが維持されている状態でドリップ操作部２８ｃが操作される場合については後述する。）。そして、ホットモード継続時間ＴＭ０が経過すると、自動的に再びアイスモードが選択された状態に切り替えられるとともに、その後にユーザによる切替操作部２８ｂの操作があるまで同アイスモードが選択された状態に維持され続ける。また、ホットモードが選択されている間の任意の時点でユーザが切替操作部２８ｂを一旦操作しても、本実施形態は、その時点にてアイスモードが選択された状態に直ちに切り替えられるとともに、その後にユーザによる切替操作部２８ｂの操作が行われるまで同アイスモードが選択された状態に維持され続ける。
【００４９】
また、本実施形態は、アイスモードが選択されているときには表示部２８ａにて貯湯タンク１２内の温度を表示する一方で、ホットモードが選択されているときには同表示部２８ａにて「ＨＯＴ」の文字を表示する。従って、ユーザは表示部２８ａの表示内容を見ることで自分が希望する側のモードが選択されていることを確認することができる。そして、本実施形態は、操作パネル２８のドリップ操作部２８ｃが押圧操作されると、その時点において選択されているモード（実施供給態様）でドリップ制御を実行開始する。
【００５０】
即ち、ユーザは、表示部２８ａを見ることで自分が希望する側のモードが選択されていることを確認の上、ドリップ操作部２８ｃを押圧操作する。このドリップ操作部２８ｃの押圧操作により、ドリップスイッチ３３がオン状態に切換えられる。このドリップスイッチ３３のオン状態への切換えにより、マイクロコンピュータ３４は図５のドリップ制御プログラムの実行を開始する。なお、貯湯タンク１２内の湯が適温でないこと、コーヒーチャンバ７０が抽出装置６０に適切に装着されていないこと、コーヒーチャンバ７０の真下に位置する蓋（４４Ａ又は４４Ｂ）が外されていないこと、又は抽出装置６０の位置が不適であることを自動的に検出して、前記各場合には、ドリップ制御プログラムを実行しないで、表示器３１を用いてユーザに警告を発するようにしてもよい。
【００５１】
前記ドリップ制御プログラムの実行はステップＳ４０にて開始され、マイクロコンピュータ３４はステップＳ４２にてドリップ実行中フラグＤＲＩＰの値を「１」に設定する。これにより、この時点以降マイクロコンピュータ３４は、所定時間の経過毎に繰り返し実行している図４のプログラムのステップＳ１２に進んだとき「Ｎｏ」と判定してステップＳ３０に進み、図４のプログラムを直ちに一旦終了するようになる。従って、ドリップ実行中フラグＤＲＩＰの値が「１」になっている間（従って、図５のドリップ制御プログラムが実行されている間）、ユーザによる切替操作部２８ｂの操作は無効とされる。
【００５２】
再び図５を参照すると、マイクロコンピュータ３４はステップＳ４２からステップＳ４４に進み、ホットモード表示フラグＨＯＴの値が「１」になっているか否かを判定し、「Ｙｅｓ」と判定するときは、ステップＳ４６にて不揮発性ＲＡＭに記憶されている前記ホットモード用の時間データＴＸｈｏｔ（Ｉ）（Ｉ＝１，・・・，５）の値をそれぞれ時間データＴＸ（Ｉ）（Ｉ＝１，・・・，５）として格納し、ステップＳ４８にて貯湯タンク１２内の温度を表示器３１に表示するとともに、続くステップＳ５０にてホットモード表示フラグＨＯＴの値を「０」に設定した後、ステップＳ５４に進む。
【００５３】
これにより、ユーザによる前記ドリップ操作部２８ｃの操作の直後にホットモード表示フラグＨＯＴの値が「１」から「０」に変化するとともに（従って、アイスモードが選択された状態になるとともに）、表示部２８ａにおける表示内容が「ＨＯＴ」の文字から貯湯タンク１２内の温度に変更される。また、これ以降、ホットコーヒー用の湯の供給態様にてドリップ制御が実行される。
【００５４】
一方、ステップＳ４４の判定において、「Ｎｏ」と判定するときは、ステップＳ５２にて不揮発性ＲＡＭに記憶されている前記アイスモード用の時間データＴＸｉｃｅ（Ｉ）（Ｉ＝１，・・・，５）の値をそれぞれ時間データＴＸ（Ｉ）（Ｉ＝１，・・・，５）として格納した後、直ちにステップＳ５４に進む。この場合は、これ以降、アイスコーヒー用の湯の供給態様にてドリップ制御が実行される。
【００５５】
マイクロコンピュータ３４はステップＳ５４に進むと、ポンプ２３の作動を開始させ、ステップＳ５６にてタイマカウント値ＴＭ２を「０」にリセットする。このタイマカウント値ＴＭ２は、前記モード切替制御プログラムの場合と同様に、マイクロコンピュータ３４に内蔵の第２タイマを用いて、図示しないプログラムの実行により計時された前記リセットからの経過時間を表す。次に、マイクロコンピュータ３４は、ステップＳ５８にてタイマカウント値ＴＭ２が時間データＴＸ（１）により表された１次散水時間以上を表しているかを判定する。そして、タイマカウント値ＴＭ２が時間データＴＸ（１）により表された１次散水時間未満を表している限り、ステップＳ５８にて「Ｎｏ」と判定し続ける。
【００５６】
前記ステップＳ５４の処理により、ポンプ２３は作動を開始して、貯湯タンク１２内の湯を取り出し管２２を介して汲み上げて、供給管２４、給湯ホース２５および給湯管６４を介して散水器６５に供給する。散水器６５は、シャワーヘッド６５ａを介して、供給された湯をコーヒーチャンバ７０内のコーヒー粉上に散水する。これにより、コーヒー粉は湯を含んで膨らむとともに、抽出されたコーヒー液が抽出口７１から落下して前記蓋の外された前記所望の飲料タンク内に注がれる。
【００５７】
そして、時間データＴＸ（１）により表された１次散水時間が経過すると、ステップＳ５８にて「Ｙｅｓ」と判定して、ステップＳ６０にてポンプ２３の作動を停止させ、ステップＳ６２にてタイマカウント値ＴＭ２を「０」にふたたびリセットする。タイマカウント値ＴＭ２は、前記場合と同様に、前記リセットからの経過時間を表す。前記ステップＳ６２の処理後、マイクロコンピュータ３４は、ステップＳ６４にてタイマカウント値ＴＭ２が時間データＴＸ（２）により表された「むらし」時間以上を表しているかを判定する。そして、タイマカウント値ＴＭ２が時間データＴＸ（２）により表された「むらし」時間未満を表している限り、ステップＳ６４にて「Ｎｏ」と判定し続ける。
【００５８】
前記ステップＳ６０の処理により、ポンプ２３は作動を停止するので、コーヒーチャンバ７０内のコーヒー粉上への湯の散水は停止する。この場合、コーヒー粉は湯を含んでむらされて、その後に抽出されるコーヒー液のうまみを増加させる。
【００５９】
そして、時間データＴＸ（２）により表された「むらし」時間が経過すると、ステップＳ６４にて「Ｙｅｓ」と判定して、前記ステップＳ５４〜Ｓ５８の処理と同様なステップＳ６６〜Ｓ７０の処理により、時間データＴＸ（３）によって表された２次散水時間だけポンプ２３を作動させる。したがって、コーヒー粉には、ふたたび前記２次散水時間だけ湯が散水される。
【００６０】
その後、前記２次散水時間が経過すると、ステップＳ７０の「Ｙｅｓ」との判定のもとに、前記ステップＳ６０〜Ｓ６４の処理と同様なステップＳ７２〜Ｓ７６の処理により、時間データＴＸ（４）によって表された休止時間だけポンプ２３の作動を停止する。したがって、コーヒー粉に対する湯の散水は、ふたたび前記休止時間だけ停止する。
【００６１】
その後、前記休止時間が経過すると、ステップＳ７６の「Ｙｅｓ」との判定のもとに、前記ステップＳ５４〜Ｓ５８、及びステップＳ６６〜Ｓ７０の処理と同様なステップＳ７８〜８２の処理により、時間データＴＸ（５）によって表された３次散水時間だけポンプ２３を作動させる。したがって、コーヒー粉には、ふたたび前記３次散水時間だけ湯が散水される。
【００６２】
さらに、前記３次散水時間が経過すると、ステップＳ８２にて「Ｙｅｓ」と判定して、ステップＳ８４にてポンプ２３の作動を停止させ、続くステップＳ８６にてドリップ実行中フラグＤＲＩＰの値を「０」に設定した後、ステップＳ８８にてドリップ制御プログラムの実行を終了する。このような一連の工程により、抽出装置６０およびコーヒーチャンバ７０によって抽出されたコーヒー液が前記所望の飲料タンクに貯えられる。このドリップ制御プログラムは、その後、再びユーザがドリップ操作部２８ｃを操作しない限りにおいて実行開始されない。
【００６３】
これにより、この時点以降マイクロコンピュータ３４は、所定時間の経過毎に繰り返し実行している図４のプログラムのステップＳ１２に進んだとき「Ｙｅｓ」と判定するようになり、この結果、ユーザによる切替操作部２８ｂの操作が再び有効になる。
【００６４】
そして、コーヒー液の抽出が完了した時点で、ユーザは前記所望の飲料タンクの蓋を閉めておく。一方、所望の飲料タンク内に注がれたコーヒー液は、同所望のタンクがホットコーヒー用貯留部４０Ａにある前記一つの飲料タンクであるときは上述のごとく間接的に加熱・保温される一方、同所望のタンクがアイスコーヒー用貯留部４０Ｂにある前記一対の飲料タンクの何れかであるときは上述のごとく間接的に冷却される。そして、ユーザは、コーヒー液取り出しコック４１Ａ又は４１Ｂを操作することにより、前記抽出されるとともに保温又は冷却されたコーヒー液をコップ、グラスなどに取り出すことができる。
【００６５】
上記作動説明のように、上記実施形態によれば、ホットコーヒー用の湯の供給態様（ホットモード）とアイスコーヒー用の湯の供給態様（アイスモード）とを予め個別に設定・記憶し、ユーザによる切替操作部２８ｂの操作により選択された側の湯の供給態様でドリップ制御するようにした。その結果、ユーザは、コーヒー液の種類が変更される毎に湯の供給態様の設定を変更する、或いは、コーヒー液の種類毎に専用の装置を予め準備する等の処置を採る必要がないから、ホットコーヒー用のコーヒー液とアイスコーヒー用のコーヒー液の２種類のコーヒー液を効率良く抽出・作製することが可能となった。
【００６６】
また、湯の供給態様を選択するための切替操作部２８ｂとドリップ制御を開始するためのドリップ操作部２８ｃとが個別に設けられているから、ユーザはドリップ操作部２８ｃを操作するまでの間、モードを選択し直すことができ、ユーザの操作上の自由度が向上した。
【００６７】
また、ホットモードが選択された後の所定時間（ホットモード継続時間ＴＭ０）に渡ってユーザによる切替操作部２８ｂ及びドリップ操作部２８ｃの操作が共に実行されなかった場合、自動的にアイスモードが選択されるようになる。従って、ユーザがホットモードを誤って選択しても、その後、所定時間だけ装置を放置しておくだけで同装置が使用頻度の高いアイスモードが選択された状態になることが保証され得る。従って、ユーザの操作上の負担が軽減された。
【００６８】
また、ホットモードが選択されているとき、表示部２８ａに「ＨＯＴ」の文字が表示されるから、ユーザは、選択されているモードが所望のホットモードであることを視覚的に確認しながらドリップ制御を開始することができる。従って、ユーザによる誤操作の発生が防止された。
【００６９】
また、湯の供給態様を選択するためのスイッチが単一の切替操作部２８ｂ（切替スイッチ３２）のみで構成されているから、簡易な構成で製品の機能を達成できるとともに、同製品の製造コストを下げることができた。
【００７０】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変形も可能である。
【００７１】
例えば、上記実施形態では、湯の供給態様を選択するためのスイッチを単一の切替スイッチ３２にて構成しているが、記憶されている湯の供給態様毎に個別に湯の供給態様を選択するための専用スイッチを設けてもよい。この場合、各専用スイッチの何れか一つを操作することで直ちに対応するドリップ制御が開始されるように構成してもよい。換言すれば、記憶されている湯の供給態様毎に、個別に、湯の供給態様を選択する機能と選択された湯の供給態様でドリップ制御を開始する機能とを併せ持つ専用のスイッチを設けてもよい。このようにすると、ドリップ操作部２８ｃを省略することができる。
【００７２】
また、上記実施形態では、アイスコーヒー用のアイスモードとホットコーヒー用のホットモードとが設定されているが、例えば、アイスコーヒー用、又はホットコーヒー用の何れかのモードであって、使用されるコーヒー粉の種類等の相違により湯の供給態様が互いに異なる２種類以上のモードが設定されていてもよい。また、上記実施形態では、各モードおける各工程の各持続時間が変更できないように構成されているが、ユーザの好み等に応じて変更可能に構成してもよい。
【００７３】
また、上記実施形態では、ホットコーヒー用のコーヒー液を貯留するための飲料タンクを１つ設け、アイスコーヒー用のコーヒー液を貯留するための飲料タンクを２つ設けているが、それぞれ１つづつに構成してもよい。
【００７４】
また、上記実施形態では、ホットモードが選択されているとき「ＨＯＴ」の文字が表示されるとともにアイスモードが選択されているとき貯湯タンク１２内の温度が表示されるように構成されているが、ホットモードが選択されているとき「ＨＯＴ」の文字が表示されるとともにアイスモードが選択されているとき「ＩＣＥ」の文字が表示されるように構成してもよい。
【００７５】
加えて、上記実施形態では、ホットモードが選択されていて「ＨＯＴ」の文字が表示されているときにユーザがドリップ操作部を操作すると（従って、ホットモードでドリップ制御が開始されると）、表示内容が「ＨＯＴ」の文字から貯湯タンク１２内の温度に直ちに変更されるように構成されているが、この場合、ホットモードでのドリップ制御が終了するまで「ＨＯＴ」の文字を表示し続けるとともに同ドリップ制御が終了した時点で表示内容を「ＨＯＴ」から貯湯タンク１２内の温度に変更するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】飲料供給システムの全体を示す正面図である。
【図２】図１の湯供給装置の一部を破断するとともに拡大して示す側面図である。
【図３】湯供給装置の操作パネルと同操作パネルに関係した電気制御装置のブロック図である。
【図４】図３のマイクロコンピュータによって実行されるモード切替制御プログラムを示すフローチャートである。
【図５】図３のマイクロコンピュータによって実行されるドリップ制御プログラムを示すフローチャートである。
【図６】図１の抽出装置を拡大して示す正面図である。
【図７】同抽出装置の一部を破断するとともに拡大して示す側面図である。
【符号の説明】
１０…湯供給装置、１１…ハウジング、１２…貯湯タンク、１６…加熱器、１７ａ〜１７ｃ…水位センサ、１８…温度センサ、２３…ポンプ、２５…給湯ホース、２８…操作パネル、３４…マイクロコンピュータ、４０…コーヒー液貯留装置、６０…抽出装置、６５…散水器、６５ａ…シャワーヘッド、７０…コーヒーチャンバ。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a coffee drip apparatus for extracting coffee liquid by sprinkling hot water on coffee grounds contained in a coffee chamber.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, as shown in Patent Literature 1, after a small amount of hot water is sprinkled on coffee grounds, the water sprinkling is interrupted to “spot” the coffee grounds, and after the “spots” There is known a coffee drip device in which hot water is again sprayed on coffee grounds. Further, in this coffee drip device, the user can arbitrarily set the “purple” time. In other words, this coffee drip apparatus supplies one type of hot water pattern (hot water supply mode that is stored in advance (or stored after being changed by the user). Hot water is supplied to the coffee powder in accordance with the time required for the coffee powder.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-7-288
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, for example, when extracting coffee liquid for iced coffee and extracting coffee liquid for hot coffee, the amount, type, fineness of grind, etc. of the used coffee powder are different, so that the amount of water spray is The hot water supply mode, such as the "Murashi" time (that is, the time when watering is interrupted) is different.
[0005]
However, in the above-described conventional coffee drip device, only one kind of hot water supply mode can be stored in advance. Therefore, for example, when the user desires to produce both iced coffee (liquid) and hot coffee (liquid), the setting of the hot water supply mode is changed every time the type of coffee (liquid) to be produced is changed. Alternatively, it is necessary to prepare in advance two conventional coffee drip devices, such as a device in which hot water supply mode is set for iced coffee and a device in which hot water supply mode is set for hot coffee. Was inconvenient.
[0006]
Summary of the Invention
The present invention has been made to address the above-described problem, and an object of the present invention is to provide a coffee drip device capable of efficiently extracting a plurality of types of coffee liquids having different hot water supply modes during extraction. It is in.
[0007]
In order to achieve the above object, a feature of the present invention is a coffee drip device including: a water sprinkler for sprinkling hot water on coffee powder stored in a coffee chamber; and a hot water supply device for supplying hot water to the water sprinkler. However, a storage means capable of storing a plurality of types of hot water supply modes from the hot water supply device to the water sprinkler in advance, and any one of the stored plurality of types of hot water supply modes is selected as an actual supply mode. And a control means for controlling the hot water supply device to supply hot water to the water sprinkler in the selected embodiment.
[0008]
Here, the supply mode of the plurality of types of hot water stored in the storage means is, for example, the supply mode of the plurality of types of hot water that differs depending on the amount, type, fineness of grind, and the like of the coffee powder used. For example, a supply mode of hot water for ice coffee and a supply mode of hot water for hot coffee may be included. In addition, the “hot water supply mode” is, for example, a watering amount, a watering time, a watering time, a time when watering is interrupted when hot water is supplied in a plurality of times, and is not limited thereto. The selection means includes, for example, a single switch or a plurality of switches operated by a user.
[0009]
According to this, for each of the plurality of types of coffee liquids, the hot water supply mode can be individually set and stored in advance, and the hot water supply mode selected from the plurality of hot water supply modes by the selection unit can be set. Hot water is supplied from the hot water supply device to the sprinkler in a supply mode. Therefore, when the user desires to produce a plurality of types of coffee liquid, the user changes the setting of the hot water supply mode every time the type of coffee liquid to be produced is changed, or a dedicated liquid for each type of coffee liquid. Since it is not necessary to take measures such as preparing the apparatus in advance, a plurality of types of coffee liquids can be efficiently extracted and produced.
[0010]
In this case, the control means controls the hot water supply device to start supplying hot water to the sprinkler in response to a predetermined hot water supply start instruction, and the selecting means sets the predetermined hot water supply start instruction. It is preferable that the hot water supply mode selected as the embodiment supply mode can be changed to a certain extent. Here, the predetermined hot water supply start instruction is, for example, an operation of a hot water supply start switch by a user, and is not limited thereto.
[0011]
According to this, when the user erroneously selects a hot water supply mode different from a desired hot water supply mode, the user continues to supply a predetermined hot water supply start instruction (for example, the user starts supplying hot water). Therefore, until the hot water supply start switch is operated), the hot water supply mode as the actual supply mode can be selected again, so that the user's operational flexibility is improved.
[0012]
In the coffee drip device, the control means controls the hot water supply device to start supplying hot water to the sprinkler in response to a predetermined hot water supply start instruction, and the storage means includes One of the types of hot water supply modes is stored as a basic supply mode, and the selection unit is configured to perform a predetermined time after a hot water supply mode other than the basic supply mode is selected as the actual supply mode. When the predetermined hot water supply start instruction is not given, it is preferable that the basic supply mode is automatically selected as the execution supply mode.
[0013]
According to this, for example, by setting and storing the hot water supply mode for the coffee liquid having the highest frequency of extraction and production among a plurality of types of coffee liquids, the user can set the basic supply mode. There is no need to switch the hot water supply mode to the basic supply mode, which is very likely to be executed after selecting another hot water supply mode as the actual supply mode. Also, even if the user erroneously selects a hot water supply mode other than the basic mode, the device is left alone for a predetermined period of time, and the basic power supply mode that the device frequently uses is selected. Can be guaranteed. Therefore, the operational burden on the user can be reduced.
[0014]
In this case, the storage means stores the supply mode of hot water for ice coffee as the basic supply mode and stores the supply mode of hot water for hot coffee as a supply mode of hot water other than the basic supply mode. It is more preferable to be configured.
[0015]
In general, the cup (or glass) for iced coffee (liquid) is larger than the cup for hot coffee (liquid), so the liquid volume per cup of iced coffee is often larger than the liquid volume per cup of hot coffee. . Therefore, it can be said that the frequency of extracting coffee liquid for iced coffee is generally higher than the frequency of extracting coffee liquid for hot coffee. Therefore, according to the above-described configuration, the user does not need to perform the switching operation from the hot coffee hot water supply mode to the frequently used ice coffee hot water supply mode. Can be reduced.
[0016]
Further, any one of the above coffee drip devices is selected as the embodiment when the control means controls the hot water supply device so as to start supplying hot water to the sprinkler in response to a predetermined hot water supply start instruction. It is preferable to further include display means for displaying information on the type of coffee liquid targeted by the supplied hot water supply mode. Here, the "information on the type of coffee liquid" refers to, for example, whether the target coffee liquid is for iced coffee or hot coffee, or used for producing the target coffee liquid. Coffee powder and the like, but are not limited thereto.
[0017]
According to this, the user can visually confirm the type of the coffee liquid targeted by the hot water supply mode selected as the embodiment supply mode and issue a predetermined hot water supply start instruction (for example, start hot water supply). Operation of the hot water supply start switch) can be performed, so that an erroneous operation by the user can be prevented.
[0018]
In any one of the coffee drip devices described above, it is preferable that the selection unit is configured to be capable of selecting the hot water supply mode by operating a single switch. In this case, the single switch may be, for example, a push button switch, and may be configured to sequentially switch the hot water supply mode selected as the actual supply mode each time the push button is pressed.
[0019]
According to this, since it is not necessary to provide switches for selecting the hot water supply mode by the number of types of hot water supply modes stored in the storage means, the function of the product can be achieved with a simple configuration and The manufacturing cost of the product can be reduced.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a front view showing an entire beverage supply system including a coffee drip device according to the present invention. The beverage supply system includes a hot water supply device 10 that generates and supplies hot water, a coffee liquid storage device 40 that stores the extracted coffee liquid by keeping it warm or cooled, and an extraction device 60 that extracts the coffee liquid. Have.
[0021]
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, the hot water supply device 10 accommodates a hot water storage tank 12 having a heat insulating structure inside a rectangular parallelepiped housing 11, and a water supply port 13 below the hot water storage tank 12. It is arranged. A pipe (not shown) connected to an external water supply system is connected to the water supply port 13 so that tap water from an external water supply source is supplied to the water supply port 13. The tap water supplied to the water supply port 13 is supplied to the hot water storage tank 12 via the water supply pipe 14. The water supply pipe 14 is provided with a water supply valve 15 which is electrically controlled to open and close. The water supply valve 15 controls water supply to the hot water storage tank 12.
[0022]
In the hot water storage tank 12, a heater 16 for heating water in the hot water storage tank 12 is housed near the bottom surface thereof, and water level sensors 17a, 17b, 17c for detecting different water levels and a water temperature ( A temperature sensor 18 for detecting hot water temperature is also accommodated. The water supply valve 15, the heater 16, the water level sensors 17a, 17b, 17c and the temperature sensor 18 are connected to a microcomputer 34 shown in FIG. 3, and the microcomputer 34 is detected by the water level sensors 17a, 17b, 17c. The opening and closing of the water supply valve 15 and the operation / non-operation of the heater 16 are controlled based on the water level detected and the water temperature detected by the temperature sensor 18, and a predetermined temperature and a predetermined amount of hot water are always stored in the hot water storage tank 12. .
[0023]
On the front surface of the housing 11, a manual hot water tapping cock 21 for taking out hot water is provided. The hot water take-out cock 21 communicates with the hot water storage tank 12 via a take-out pipe 22. Thereby, the user can take out the hot water in the hot water storage tank 12 by operating the hot water take-out cock 21.
[0024]
A pump 23 in which the suction pipe 23 a is connected to the take-out pipe 22 is also arranged in the housing 11. The pump 23 operates to take out the hot water in the hot water storage tank 12 at a predetermined flow rate per unit time, pump the hot water through the pipe 22 and the suction pipe 23a, and discharge the hot water to the supply pipe 24 connected to the discharge port. I do. The supply pipe 24 extends upward, and one end of a heat-resistant and flexible hot water supply hose 25 is connected to an upper end thereof. The hot water supply hose 25 is guided upward through a top plate 26 provided on the upper end surface of the housing 11 and connected to the extraction device 60. In addition, a return pipe 27 which is opened into the hot water storage tank 12 at a distal end is connected to a top end of the supply pipe 24 at a base end, and hot water remaining in the hot water supply hose 25 when the operation of the pump 23 is stopped. It is designed to be returned to the hot water storage tank 12.
[0025]
An operation panel 28 is provided on the front of the housing 11 to be operated by a user to operate the hot water supply device 10. As shown in FIGS. 1 and 3, the operation panel 28 is provided with a display unit 28a, a switching operation unit 28b, and a drip operation unit 28c. A display 31 is arranged on the back surface of the display unit 28a, and the display contents of the display 31 can be visually confirmed from the front side of the operation panel 28. A changeover switch 32 and a drip switch 33 are arranged on the back surfaces of the switching operation unit 28b and the drip operation unit 28c. Each of the operation units 28b and 28c is configured to be elastically deformed in the front-rear direction, and each of the switches 32 and 33 is switched from an off state to an on state by a user's pressing operation of the operation units 28b and 28c. It has become.
[0026]
The display 31, the changeover switch 32, and the drip switch 33 are connected to a microcomputer 34 which is a part of an electric control device incorporated in the housing 11. The microcomputer 34 repeatedly executes the mode switching control program of FIG. 4 every time a predetermined time (for example, 8 msec) elapses, so that the supply mode of hot water for ice coffee is executed according to the operation of the switch 32. It is determined which of the ice mode and the hot mode in which the hot coffee supply mode is executed is selected as the actual supply mode. When the ice mode is selected, the microcomputer 34 displays the water temperature (temperature) in the hot water storage tank 12 detected by the temperature sensor 18 on the display 31 and selects the hot mode. In this case, the character "HOT" is displayed on the display 31.
[0027]
The microcomputer 34 starts executing the drip control program shown in FIG. 5 in response to the operation of the drip switch 33, and controls the operation of the pump 23. As described above, the microcomputer 34 is also connected with the water level sensors 17a to 17c and the temperature sensor 18, and controls the water supply valve 15 and the heater 16 by executing a program (not shown) to control the hot water storage tank. The amount of hot water and the hot water temperature in 12 are always appropriately maintained. However, since this point is not directly related to the present invention, a detailed description is omitted.
[0028]
Next, the coffee liquid storage device 40 will be described. As shown in FIG. 1, the coffee liquid storage device 40 includes a hot coffee storage unit 40A for storing the hot coffee coffee liquid while keeping it warm, and a cold coffee storage liquid 40 for cooling and storing the ice coffee coffee liquid. And an ice coffee storage section 40B.
[0029]
The hot coffee storage section 40A has a coffee liquid take-out cock 41A for taking out the coffee liquid kept at an appropriate temperature as hot coffee at the front thereof, and a display 42A for displaying the amount of the stored coffee liquid. . The display 42A displays the amount of stored coffee liquid in response to detection of the amount of stored coffee liquid for hot coffee by a water level sensor (not shown). The hot coffee storage section 40A has a bottomed cylindrical shape (not shown) for storing hot coffee coffee liquid in a rectangular parallelepiped housing corresponding to the coffee liquid take-out cock 41A and the indicator 42A. Houses one of the beverage tanks. This one beverage tank is heated and kept warm by a heater device (not shown), so that the coffee liquid in the beverage tank is heated and kept indirectly. The upper surface of this one beverage tank is open so that the coffee liquid can be poured from above. The upper end surface of the housing is covered with a top plate 43A, and the top plate 43A is provided with an opening hole corresponding to the opening of the one beverage tank, and a lid for closing the opening hole is provided in the opening hole. 44A is detachably assembled.
[0030]
The ice coffee storage section 40B has a pair of coffee liquid take-out cocks 41B and 41B for taking out the coffee liquid cooled to an appropriate temperature as ice coffee at the front thereof, and a pair of coffee liquid display cocks for indicating the amount of the stored coffee liquid. It has indicators 42B, 42B, respectively. The indicators 42B, 42B display the stored amount of the coffee liquid for iced coffee in accordance with the detection of the stored amount of the coffee liquid for ice coffee by a water level sensor (not shown). The ice coffee storage section 40B stores ice coffee coffee liquid in the rectangular parallelepiped housing corresponding to the pair of coffee liquid take-off cocks 41B, 41B and the indicators 42B, 42B, respectively. (Not shown) accommodates a pair of bottomed cylindrical beverage tanks. The pair of beverage tanks is controlled to be cooled and kept warm by a cooler device (not shown), whereby the coffee liquid in the same pair of beverage tanks is indirectly cooled and kept warm. Each of the upper surfaces of the pair of beverage tanks is open so that the coffee liquid is poured from above. The upper end surface of the housing is covered with a top plate 43B, and the top plate 43B is provided with a pair of opening holes corresponding to the openings of the pair of beverage tanks, and the same pair of opening holes is provided in the same pair of opening holes. Lids 44B for closing the holes are detachably assembled.
[0031]
Next, the extraction device 60 will be described. As shown in FIGS. 1, 6, and 7, a pair of side plates 51, 51 are provided at the left end (in FIG. 1) of the top plate 43A of the coffee liquid storage device 40 and the right end (in FIG. 1) of the top plate 43B. A pair of guide rods 52, 52 provided vertically separated from each other on both side plates 51, 51 are fixed at both ends thereof. The extraction device 60 is supported so as to be slidable in the left-right direction by passing guide rods 52, 52 through through holes provided in a support member 62 fixed to the rear surface of a substantially rectangular parallelepiped housing 61.
[0032]
A hot water supply port 63 to which the other end of the hot water supply hose 25 connected to the hot water supply device 10 at one end is detachably connected is also attached to the back surface of the housing 61. The hot water supply port 63 communicates with a water sprinkler 65 via a hot water supply pipe 64. A shower head 65a having a plurality of small holes is detachably attached to the lower surface of the water sprinkler 65, and the hot water supplied to the water sprinkler 65 through the hot water supply hose 25, the hot water supply port 63, and the hot water supply pipe 64 is directed downward. Water is sprayed like a shower.
[0033]
A pair of guide rails 66, 66 extending in the front-rear direction is fixed to both ends in the left-right direction of the lower surface of the housing 61, and the coffee chamber 70 is assembled to the guide rails 66, 66. The coffee chamber 70 is formed in a funnel shape, has an extraction port 71 at the center of the bottom surface, is fitted with a filter, accommodates coffee powder on the filter, and extracts coffee liquid from the extraction port 71 by watering. It is for. The coffee chamber 70 is provided with flange portions 72, 72 at both upper ends in the left-right direction, and slides in the front-rear direction by engagement of the flange portions 72, 72 with the guide rails 66, 66. It is possible. A handle 73 is provided on the front side of the coffee chamber 70 assembled to the extraction device 60.
[0034]
Next, the operation of the embodiment configured as described above will be described. Before starting a specific description of the operation, a mode of supplying hot water from the hot water supply device 10 to the extraction device 60 will be described in this embodiment. In this embodiment, when hot water is sprinkled on the coffee powder to extract the coffee liquid, the process of supplying hot water from the hot water supply device 10 to the extraction device 60, that is, the process of watering hot water in the extraction device 60, is divided into a plurality of times. . Specifically, three times of primary, secondary, and tertiary watering are performed, and a “murashi” process is inserted between the primary watering and the secondary watering, and the two-time watering and the tertiary watering are performed. A pause step is inserted between the steps.
[0035]
The “Murashi” step is a watering interruption step mainly for extracting coffee flavor by sprinkling the coffee powder for a predetermined time after watering an appropriate amount of hot water on the coffee powder by primary watering. The suspension process is performed for a predetermined period of time between the second water spray and the third water spray in order to prevent the hot water from overflowing from the coffee chamber 70 due to the difference in the amount, type, fineness of the grind, etc. of the coffee powder. This is the only step that interrupts. In addition, in the “Mura-sushi” step, as in the pause step, a function of preventing hot water from overflowing from the coffee chamber 70 is also provided.
[0036]
Furthermore, in this embodiment, each of the primary watering, “Murashi”, secondary watering, rest, and tertiary watering is performed depending on whether the ice mode is selected or the hot mode is selected. The process times are set to different times. The time data representing the time of each step for the hot mode is TXhot (I) (I = 1,..., 5), and the time data representing the time of each step for the ice mode is TXice (I). ) (I = 1,..., 5) are stored in the nonvolatile RAM of the microcomputer 34 in advance. The values of the variable I (I = 1,..., 5) represent the respective steps of primary watering, “mura”, secondary watering, pause, and tertiary watering in this order.
[0037]
First, when extracting the coffee liquid, the user puts the coffee grounds into the coffee chamber 70 equipped with the filter, and engages the flange portions 72, 72 of the coffee chamber 70 with the guide rails 66, 66 of the extraction device 60. Then, the coffee chamber 70 is pushed rearward and attached to the extraction device 60. Then, the user removes the lid (44A or 44B) for a desired beverage tank among the one beverage tank for hot coffee and the pair of beverage tanks for iced coffee, and directly above the desired beverage tank. The brewing device 60 is moved left and right along the guide rods 52, 52 so that the coffee chamber 70 is located. The order of mounting the coffee chamber 70, removing the lid (44A or 44B), and moving the extraction device 60 may be in any order.
[0038]
After the preparation for the extraction of the coffee liquid, the user selects either the ice mode or the hot mode by operating the switching operation unit 28b of the operation panel 28. Hereinafter, the operation of the embodiment at this time will be described with reference to FIG.
[0039]
As described above, the microcomputer 34 repeatedly executes the mode switching control program of FIG. 4 every predetermined time (for example, 8 msec). Accordingly, at a predetermined timing, the microcomputer 34 starts the process from step S10, and determines in step S12 whether or not the value of the drip execution flag DRIP is “0”. When the value of the drip execution flag DRIP is “1”, it indicates that drip control is being executed (that is, the program of FIG. 5 described later is being executed), and when the value is “0”. This indicates that the drip control has not been executed (that is, the program of FIG. 5 described later has not been executed).
[0040]
Now, assuming that the drip control has not been executed, the ice mode has been selected, and the switching operation unit 28b has not been operated, the value of the drip execution flag DRIP becomes “0”. Therefore, the microcomputer 34 determines “Yes” in step S12, and determines in step S14 whether the value of the hot mode display flag HOT is “0”. Here, when the value of the hot mode display flag HOT is “1”, it indicates that the hot mode is selected, and when the value is “0”, it indicates that the ice mode is selected.
[0041]
At this stage, as described above, since the ice mode is selected and the value of the hot mode display flag is “0”, the microcomputer 34 determines “Yes” in step S14 and determines in step S16 It is determined whether the changeover switch 32 has changed from the off state to the on state. At this stage, as described above, the switching operation unit 28b is not operated, and therefore, the switching switch 32 is maintained in the OFF state. Therefore, the microcomputer 34 determines “No” in step S16, and In S30, the execution of the program is immediately terminated.
[0042]
Thereafter, the microcomputer 34 repeatedly executes the program of FIG. 4 every time a predetermined time elapses, but as long as the user does not press the switching operation unit 28b (and the drip operation unit 28c for starting the drip control), Since the processes of steps S10 to S16 and S30 are repeatedly executed, the value of the hot mode display flag HOT is maintained at “0” (therefore, the state in which the ice mode is selected continues).
[0043]
Next, from this state, assuming that the changeover switch 32 is changed from the off state to the on state by the user once operating the switching operation unit 28b, the microcomputer 34 determines “Yes” when the process proceeds to step S16. Then, the character "HOT" is displayed on the display 31 in step S18, the value of the hot mode display flag HOT is set to "1" in the following step S20, and is stored in the RAM in step S22. After resetting the timer count value TM1 to “0”, the program is temporarily ended in step S30. Here, the timer count value TM1 represents an elapsed time after reset by execution of a clocking program (not shown) in cooperation with a first timer in the microcomputer 34.
[0044]
Thus, the value of the hot mode display flag HOT is “1”, so that the microcomputer 34 determines “No” when proceeding to step S14, and proceeds to step S24. In step S24, the microcomputer 34 determines whether the timer count value TM1 is equal to or longer than the predetermined hot mode continuation time TM0 (for example, 10 seconds) or whether the changeover switch 32 has changed from the off state to the on state. Is determined. The current stage is immediately after the timer count value TM1 has been reset by the processing of the previous step S22, and the switching operation unit 28b has not been operated at this stage. The determination is made and the execution of the program is immediately terminated immediately in step S30.
[0045]
Thereafter, the microcomputer 34 repeatedly executes the program of FIG. 4 every time a predetermined time elapses, but the user does not press the switching operation unit 28b (and the drip operation unit 28c for starting the drip control), and As long as the hot mode continuation time TM0 does not elapse, the processes of steps S10 to S14, S24, and S30 are repeatedly executed, so that the value of the hot mode display flag HOT is maintained at “1” (accordingly, the hot mode becomes The selected state continues), and the characters “HOT” continue to be displayed on the display unit 28a.
[0046]
In this state, when the timer count value TM1 indicates the hot mode continuation time TM0 or more, or before the timer count value TM1 reaches the value indicating the hot mode continuation time TM0 or more, the user operates the switching operation unit 28b. Is once operated (therefore, the changeover switch 32 changes from the off state to the on state), the microcomputer 34 determines “Yes” when the process proceeds to step S24, and the microcomputer 34 detects the temperature sensor 18 at step S26. The temperature of the water in the hot water storage tank 12 (temperature) is displayed on the display 31, and the value of the hot mode display flag HOT is set to "0" in the subsequent step S28, and then the program is temporarily ended in step S30.
[0047]
Thereafter, the microcomputer 34 repeatedly executes the program of FIG. 4 every time a predetermined time elapses, but as long as the user does not press the switching operation unit 28b (and the drip operation unit 28c for starting the drip control), Since the processes of steps S10 to S16 and S30 are repeatedly executed again, the value of the hot mode display flag HOT continues to be maintained at “0” again (accordingly, the state in which the ice mode is selected continues), and The temperature in hot water storage tank 12 is continuously displayed on display unit 28a. The case of determining “No” in step S12 will be described later.
[0048]
As described above, in the present embodiment, in principle, the ice mode is maintained in the selected state. In this state, if the user once operates the switching operation unit 28b, the present embodiment switches to the state in which the hot mode is selected at that point in time, and from the same time until the hot mode continuation time TM0 elapses. During this time, the hot mode is maintained in the selected state (the case where the drip operation unit 28c is operated while the hot mode is maintained will be described later). When the hot mode continuation time TM0 has elapsed, the ice mode is automatically switched again to the selected state, and the ice mode is maintained until the switching operation unit 28b is operated by the user. Continue to be. Further, even if the user once operates the switching operation unit 28b at any time while the hot mode is selected, the present embodiment immediately switches to the state in which the ice mode is selected at that time, Thereafter, the ice mode is kept selected until the user operates the switching operation unit 28b.
[0049]
In the present embodiment, when the ice mode is selected, the temperature in the hot water storage tank 12 is displayed on the display unit 28a, while when the hot mode is selected, “HOT” is displayed on the display unit 28a. Display characters. Therefore, the user can confirm that the desired mode is selected by looking at the display content of the display unit 28a. Then, in the present embodiment, when the drip operation unit 28c of the operation panel 28 is pressed, execution of the drip control is started in the mode (implementation supply mode) selected at that time.
[0050]
That is, the user confirms that the desired mode is selected by looking at the display unit 28a, and then presses the drip operation unit 28c. The drip switch 33 is turned on by the pressing operation of the drip operation unit 28c. By switching the drip switch 33 to the ON state, the microcomputer 34 starts executing the drip control program shown in FIG. In addition, that the hot water in the hot water storage tank 12 is not at an appropriate temperature, that the coffee chamber 70 is not properly mounted on the extraction device 60, that the lid (44A or 44B) located immediately below the coffee chamber 70 has not been removed, Alternatively, an inappropriate position of the extraction device 60 may be automatically detected, and in each case, a warning may be issued to the user using the display 31 without executing the drip control program.
[0051]
The execution of the drip control program is started in step S40, and the microcomputer 34 sets the value of the drip execution flag DRIP to "1" in step S42. Thus, after this point, the microcomputer 34 determines “No” when the process proceeds to step S12 of the program of FIG. 4 that is repeatedly executed every predetermined time, and proceeds to step S30 to execute the program of FIG. Immediately ends once. Therefore, while the value of the drip execution flag DRIP is “1” (accordingly, while the drip control program of FIG. 5 is being executed), the operation of the switching operation unit 28b by the user is invalidated.
[0052]
Referring again to FIG. 5, the microcomputer 34 proceeds from step S42 to step S44, and determines whether or not the value of the hot mode display flag HOT is “1”. In step S46, the values of the time data TXhot (I) (I = 1,..., 5) for the hot mode stored in the nonvolatile RAM are respectively converted into the time data TX (I) (I = 1,. ., 5), the temperature in the hot water storage tank 12 is displayed on the display 31 in step S48, and the value of the hot mode display flag HOT is set to "0" in the following step S50, and then the process proceeds to step S54. Proceed to.
[0053]
As a result, the value of the hot mode display flag HOT changes from “1” to “0” immediately after the user operates the drip operation unit 28c (accordingly, the ice mode is selected), and the display is performed. The display content in the section 28a is changed from the letters "HOT" to the temperature in the hot water storage tank 12. Thereafter, the drip control is performed in the hot coffee supply mode.
[0054]
On the other hand, if the determination in step S44 is “No”, the ice mode time data TXice (I) (I = 1,..., 5) stored in the nonvolatile RAM in step S52. ) Are stored as time data TX (I) (I = 1,..., 5), and the process immediately proceeds to step S54. In this case, thereafter, the drip control is executed in a manner of supplying hot water for ice coffee.
[0055]
When the microcomputer 34 proceeds to step S54, it starts the operation of the pump 23, and resets the timer count value TM2 to "0" in step S56. This timer count value TM2 represents the elapsed time from the reset measured by executing a program (not shown) using a second timer built in the microcomputer 34, as in the case of the mode switching control program. Next, the microcomputer 34 determines whether or not the timer count value TM2 is equal to or longer than the primary watering time represented by the time data TX (1) in step S58. Then, as long as the timer count value TM2 indicates less than the primary watering time represented by the time data TX (1), it is determined to be “No” in step S58.
[0056]
By the processing in step S54, the pump 23 starts operating, draws out hot water from the hot water storage tank 12 through the take-out pipe 22, and supplies the hot water to the sprinkler 65 through the supply pipe 24, the hot water supply hose 25, and the hot water supply pipe 64. Supply. The sprinkler 65 sprays the supplied hot water onto the coffee powder in the coffee chamber 70 via the shower head 65a. Thereby, the coffee powder swells with hot water, and the extracted coffee liquid falls from the extraction port 71 and is poured into the desired beverage tank with the lid removed.
[0057]
Then, when the primary watering time represented by the time data TX (1) has elapsed, “Yes” is determined in step S58, the operation of the pump 23 is stopped in step S60, and the timer count is performed in step S62. The value TM2 is reset to "0" again. The timer count value TM2 indicates the elapsed time from the reset, as in the above case. After the processing in step S62, the microcomputer 34 determines in step S64 whether or not the timer count value TM2 is equal to or longer than the "mura" time represented by the time data TX (2). Then, as long as the timer count value TM2 indicates less than the “mura” time represented by the time data TX (2), the determination in step S64 is “No”.
[0058]
By the process of step S60, the pump 23 stops operating, so that the sprinkling of hot water on the coffee powder in the coffee chamber 70 stops. In this case, the coffee grounds are moistened with hot water, increasing the flavor of the coffee liquor subsequently extracted.
[0059]
Then, when the “mura” time represented by the time data TX (2) elapses, “Yes” is determined in step S64, and the processing in steps S66 to S70 similar to the processing in steps S54 to S58 is performed. , The pump 23 is operated only for the secondary watering time represented by the time data TX (3). Therefore, hot water is again sprinkled on the coffee powder for the secondary sprinkling time.
[0060]
Thereafter, when the secondary watering time has elapsed, based on the determination of “Yes” in step S70, the processing in steps S72 to S76 similar to the processing in steps S60 to S64 causes the time data TX (4) to be used. The operation of the pump 23 is stopped for the indicated pause time. Therefore, the sprinkling of the hot water on the coffee powder is stopped again only for the above-mentioned pause time.
[0061]
Thereafter, when the pause time elapses, based on the determination of “Yes” in step S76, the time data TX is obtained by the processing in steps S78 to 82 similar to the processing in steps S54 to S58 and steps S66 to S70. The pump 23 is operated for the third watering time represented by (5). Therefore, hot water is sprayed again on the coffee powder for the third watering time.
[0062]
Further, when the tertiary watering time has elapsed, "Yes" is determined in step S82, the operation of the pump 23 is stopped in step S84, and the value of the drip execution flag DRIP is set to "0" in step S86. ", The execution of the drip control program is terminated in step S88. Through such a series of steps, the coffee liquid extracted by the extraction device 60 and the coffee chamber 70 is stored in the desired beverage tank. The execution of this drip control program is not started thereafter unless the user again operates the drip operation unit 28c.
[0063]
As a result, the microcomputer 34 determines “Yes” when the process proceeds to step S12 of the program of FIG. 4 that is repeatedly executed every predetermined time after this point in time. The operation of the unit 28b becomes valid again.
[0064]
Then, when the extraction of the coffee liquid is completed, the user closes the lid of the desired beverage tank. On the other hand, the coffee liquid poured into the desired beverage tank is indirectly heated and kept warm as described above when the desired tank is the one beverage tank in the hot coffee storage section 40A. When the desired tank is one of the pair of beverage tanks in the iced coffee storage section 40B, the indirect cooling is performed as described above. Then, by operating the coffee liquid take-out cock 41A or 41B, the user can take out the extracted and kept or cooled coffee liquid into a cup, a glass or the like.
[0065]
As described above, according to the embodiment, the supply mode of hot water for hot coffee (hot mode) and the supply mode of hot water for ice coffee (ice mode) are individually set and stored in advance, and the user The drip control is performed in the hot water supply mode selected by the operation of the switching operation unit 28b. As a result, the user does not need to change the setting of the hot water supply mode every time the type of coffee liquid is changed, or to take measures such as preparing a dedicated device in advance for each type of coffee liquid. Thus, it has become possible to efficiently extract and produce two types of coffee liquids, a coffee liquid for hot coffee and a coffee liquid for iced coffee.
[0066]
Further, since the switching operation unit 28b for selecting the hot water supply mode and the drip operation unit 28c for starting the drip control are separately provided, the user operates the drip operation unit 28c until the drip operation unit 28c is operated. The mode can be selected again, and the user's operational flexibility is improved.
[0067]
In addition, if neither the switching operation unit 28b nor the drip operation unit 28c is operated by the user for a predetermined time (hot mode continuation time TM0) after the hot mode is selected, the ice mode is automatically selected. Will be done. Therefore, even if the user erroneously selects the hot mode, it can be ensured that the apparatus is left in the ice mode, which is frequently used, only by leaving the apparatus for a predetermined time. Therefore, the operational burden on the user has been reduced.
[0068]
In addition, when the hot mode is selected, the characters “HOT” are displayed on the display unit 28a. Therefore, the user can visually confirm that the selected mode is the desired hot mode while dripping. Control can be started. Therefore, occurrence of an erroneous operation by the user is prevented.
[0069]
Further, since the switch for selecting the hot water supply mode is constituted only by the single switching operation section 28b (switching switch 32), the function of the product can be achieved with a simple configuration, and the production cost of the product can be achieved. Could be lowered.
[0070]
As mentioned above, although one Embodiment of this invention was described, in implementing this invention, it is not limited to the said Embodiment, A various deformation | transformation is possible unless it deviates from the objective of this invention.
[0071]
For example, in the above embodiment, the switch for selecting the hot water supply mode is constituted by the single changeover switch 32, but the hot water supply mode is individually selected for each stored hot water supply mode. A dedicated switch for performing the operation may be provided. In this case, it may be configured such that the corresponding drip control is started immediately by operating any one of the dedicated switches. In other words, for each of the stored hot water supply modes, a dedicated switch having both the function of individually selecting the hot water supply mode and the function of starting the drip control in the selected hot water supply mode is provided. Is also good. In this case, the drip operation unit 28c can be omitted.
[0072]
Further, in the above embodiment, the ice mode for ice coffee and the hot mode for hot coffee are set, but, for example, any mode for ice coffee or for hot coffee is used and used. Two or more types of modes in which hot water supply modes are different from each other depending on the type of coffee powder or the like may be set. In the above embodiment, the duration of each process in each mode is not changed. However, the duration may be changed according to the user's preference.
[0073]
Further, in the above embodiment, one beverage tank for storing coffee liquid for hot coffee is provided, and two beverage tanks for storing coffee liquid for iced coffee are provided. May be configured.
[0074]
Further, in the above-described embodiment, the character "HOT" is displayed when the hot mode is selected, and the temperature in the hot water storage tank 12 is displayed when the ice mode is selected. Alternatively, the configuration may be such that the character “HOT” is displayed when the hot mode is selected, and the character “ICE” is displayed when the ice mode is selected.
[0075]
In addition, in the above-described embodiment, when the user operates the drip operation unit while the hot mode is selected and the character “HOT” is displayed (accordingly, when the drip control is started in the hot mode), Although the display content is configured to immediately change from the character “HOT” to the temperature in the hot water storage tank 12, the character “HOT” is continuously displayed until the drip control in the hot mode ends. At the same time, when the drip control is completed, the display content may be changed from “HOT” to the temperature in the hot water storage tank 12.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an entire beverage supply system.
FIG. 2 is a side view showing a part of the hot water supply device of FIG. 1 cut away and enlarged.
FIG. 3 is a block diagram of an operation panel of the hot water supply device and an electric control device related to the operation panel.
FIG. 4 is a flowchart showing a mode switching control program executed by the microcomputer of FIG. 3;
FIG. 5 is a flowchart showing a drip control program executed by the microcomputer of FIG. 3;
FIG. 6 is an enlarged front view of the extraction device of FIG. 1;
FIG. 7 is a side view showing a part of the extraction device in a partially broken and enlarged view.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Hot water supply apparatus, 11 ... Housing, 12 ... Hot water storage tank, 16 ... Heater, 17a-17c ... Water level sensor, 18 ... Temperature sensor, 23 ... Pump, 25 ... Hot water supply hose, 28 ... Operation panel, 34 ... Microcomputer 40, a coffee liquid storage device, 60, an extraction device, 65, a sprinkler, 65a, a shower head, 70, a coffee chamber.

Claims

A coffee drip device comprising: a water sprinkler for sprinkling hot water on coffee powder stored in a coffee chamber; and a hot water supply device for supplying hot water to the water sprinkler,
Storage means capable of storing a plurality of types of hot water supply mode from the hot water supply to the sprinkler,
Selecting means for selecting any one of the plurality of types of stored hot water supply modes as an embodiment supply mode,
Control means for controlling the hot water supply device to supply hot water to the sprinkler in the selected embodiment supply mode;
Coffee drip device equipped with.

The coffee drip device according to claim 1,
The control means controls the hot water supply device to start supplying hot water to the sprinkler in response to a predetermined hot water supply start instruction,
The coffee drip device is configured such that the selection means can change a supply mode of hot water selected as the embodiment supply mode until the predetermined hot water supply start instruction is issued.

The coffee drip device according to claim 1,
The control means controls the hot water supply device to start supplying hot water to the sprinkler in response to a predetermined hot water supply start instruction,
The storage means stores one of the plurality of types of hot water supply mode as a basic supply mode,
The selecting means, when there is no instruction to start the predetermined hot water supply for a predetermined time after the supply mode of the hot water other than the basic supply mode is selected as the actual supply mode, performs the same basic supply mode. A coffee drip device configured to automatically select as an aspect.

The coffee drip device according to claim 3,
The storage means is configured to store a supply mode of hot water for ice coffee as the basic supply mode and to store a supply mode of hot water for hot coffee as a supply mode of hot water other than the basic supply mode. Coffee drip equipment.

5. The coffee drip device according to claim 2, wherein the display unit displays information on a type of coffee liquid targeted by a hot water supply mode selected as the embodiment supply mode. 6. Coffee drip device.

The coffee drip device according to any one of claims 1 to 5, wherein the selection unit is configured to be capable of selecting the hot water supply mode by operating a single switch.