【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はディスクレンタルシステムに関し、特に遠隔コピー機能を有するディスクアレイ装置において業務用ディスクの複製を生成するのに必要な他のディスクアレイ装置のディスク容量を貸し出すディスクレンタルシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
インターネットビジネスの進展に伴い、企業の情報システムはオンラインサービス時間の延長が求められる一方、その信頼性の確保が要求されている。このような要請に応えるために、遠隔コピー機能を有するディスクアレイ装置が実用化されている（例えば、ＮＥＣ製のｉＳｔｏｒａｇｅ（登録商標）Ｓシリーズ）。
【０００３】
遠隔コピー機能を有するディスクアレイ装置は、ホスト（サーバ）から書き込み命令を受信すると、自ディスクアレイ装置の論理ディスクにデータの書き込みを実行し、さらにネットワーク経由で接続された遠隔地に存在する同様に遠隔コピー機能を有するディスクアレイ装置の複製用論理ディスクに対して書き込み命令を発行する。この書き込み命令を受信した遠隔地のディスクアレイ装置は、自ディスクアレイ装置の論理ディスクにデータの書き込みを行う。
【０００４】
この遠隔コピー機能によれば、コピー処理にホストが介在しないため、ホストによるオンライン業務と並行したデータのバックアップが可能になる。また、遠隔地のディスクアレイ装置にバックアップデータを保存するため、地震等の災害やテロリストによる破壊活動に頑健な情報システムが構築できる。但し、遠隔コピー機能を有する一般に高価なディスクアレイ装置が２組必要になるため、コスト高になるという課題がある。
【０００５】
他方、従来よりディスクエリアをレンタルするサービスが実用化ないし提案されている。例えば後述する特許文献１では、大容量ディスクを保有するディスクエリアレンタルセンタと顧客端末とをネットワークによって相互に接続し、顧客端末からセンタに対して、希望する容量、使用期間、転送レート、セキュリティレベルなどの希望条件を送信すると、センタが希望条件に合致するディスクエリアが存在するかどうかを調べ、存在すればディスクエリアを貸し出す処理を実行する。
【０００６】
【特許文献１】
特開２００２−９２５１７号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように遠隔コピー機能を有するディスクアレイ装置を使って遠隔地に論理ディスクの複製を生成する情報システムを構築するためには、ディスクアレイ装置が２台必要になり、コスト高になるという課題がある。従来のディスクエリアレンタルシステムを、遠隔コピー機能を有するディスクアレイ装置のディスクエリアの貸し出しシステムに応用することも考えられるが、センタは利用者の要望に応えることができるだけの地点に必要充分なディスク容量を確保しておく必要がある。このため、高価な遠隔コピー機能を有する大規模なディスクアレイ装置を多数準備できる事業者でないとレンタル事業が行えないという課題がある。
【０００８】
本発明の目的は、遠隔コピー機能を有するディスクアレイ装置を有しない者であっても、遠隔コピーを計画している利用者に対して、遠隔コピー用のディスク容量を貸し出す事業が行えるディスクエリアレンタルシステムを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明の第１のディスクレンタルシステムは、利用者端末と提供者端末と仲介センタ端末とがネットワークを通じて相互に通信可能に接続されたディスクレンタルシステムであって、前記仲介センタ端末は、提供ディスク情報記憶部と、遠隔コピー機能を有するディスクアレイ装置の余剰ディスク容量、前記ディスクアレイ装置に関する一連の情報および提供者に関する一連の情報を含む提供ディスク情報を指定した登録申込を前記提供者端末から受け付け、前記提供ディスク情報記憶部に登録する提供ディスク登録部と、前記提供ディスク情報記憶部に登録されている提供ディスク情報を前記ネットワーク上に公開する提供ディスク公開部と、利用申込情報記憶部と、前記提供ディスク公開部が公開した何れか１つの提供ディスク情報の指定、該指定した提供ディスク情報が示す余剰ディスク容量を利用するディスクアレイ装置に関する一連の情報および利用者に関する一連の情報を含むディスクレンタルの申込情報を前記利用者端末から受け付け、前記利用申込情報記憶部に登録する利用申込受付部と、前記利用申込情報記憶部に登録されたディスクレンタルの申込情報の利用者宛および前記ディスクレンタルの申込情報で指定された前記提供ディスク情報の提供者宛に前記余剰ディスク容量の貸し出し情報を送信する貸し出し部とを備える。
【００１０】
本発明の第２のディスクレンタルシステムは、第１のディスクレンタルシステムにおいて、前記仲介センタ端末は、相互に遠隔コピーが行えるディスクアレイ装置の機種、ホストの機種およびＯＳの機種の関係を保持する適合表と、前記利用申込情報記憶部に登録されたディスクレンタルの申込情報における利用側のディスクアレイ装置に関する一連の情報と前記ディスクレンタルの申込情報で指定された前記提供ディスク情報における提供側のディスクアレイ装置に関する一連の情報と前記適合表とに基づいて、利用側のディスクアレイ装置と提供側のディスクアレイ装置との間で遠隔コピーが行えるかどうかを検査する検査部とを備える。
【００１１】
本発明の第１の仲介センタ端末は、利用者端末と提供者端末にネットワークを通じて接続された仲介センタ端末であって、提供ディスク情報記憶部と、遠隔コピー機能を有するディスクアレイ装置の余剰ディスク容量、前記ディスクアレイ装置に関する一連の情報および提供者に関する一連の情報を含む提供ディスク情報を指定した登録申込を前記提供者端末から受け付け、前記提供ディスク情報記憶部に登録する提供ディスク登録部と、前記提供ディスク情報記憶部に登録されている提供ディスク情報を前記ネットワーク上に公開する提供ディスク公開部と、利用申込情報記憶部と、前記提供ディスク公開部が公開した何れか１つの提供ディスク情報の指定、該指定した提供ディスク情報が示す余剰ディスク容量を利用するディスクアレイ装置に関する一連の情報および利用者に関する一連の情報を含むディスクレンタルの申込情報を前記利用者端末から受け付け、前記利用申込情報記憶部に登録する利用申込受付部と、前記利用申込情報記憶部に登録されたディスクレンタルの申込情報の利用者宛および前記ディスクレンタルの申込情報で指定された前記提供ディスク情報の提供者宛に前記余剰ディスク容量の貸し出し情報を送信する貸し出し部とを備える。
【００１２】
本発明の第２の仲介センタ端末は、第１の仲介センタ端末において、相互に遠隔コピーが行えるディスクアレイ装置の機種、ホストの機種およびＯＳの機種の関係を保持する適合表と、前記利用申込情報記憶部に登録されたディスクレンタルの申込情報における利用側のディスクアレイ装置に関する一連の情報と前記ディスクレンタルの申込情報で指定された前記提供ディスク情報における提供側のディスクアレイ装置に関する一連の情報と前記適合表とに基づいて、利用側のディスクアレイ装置と提供側のディスクアレイ装置との間で遠隔コピーが行えるかどうかを検査する検査部とを備える。
【００１３】
【作用】
本発明の第１のディスクレンタルシステムおよび仲介センタ端末にあっては、遠隔コピー機能を有する自己のディスクアレイ装置の余剰ディスク容量の貸し出しを望んでいる利用者と、他者の余剰ディスク容量を使って自己のディスクアレイ装置の遠隔コピーを計画している利用者との間におけるディスクレンタルの仲介ビジネスが行える。また本発明の第２のディスクレンタルシステムおよび仲介センタ端末にあっては、利用側と提供側のディスクアレイ装置間で遠隔コピーが行えるかどうかを検査してから仲介するので、貸し出された余剰ディスク容量では遠隔コピーが行えないといった事態を未然に防止することが可能となる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
図１を参照すると、本発明の実施の形態にかかるディスクレンタルシステムは、仲介センタ端末１００と利用者サイト２００と提供者サイト３００とがインターネット等のネットワーク４００によって相互に接続されている。図１には、利用者サイト２００と提供者サイト３００はそれぞれ１つしか図示していないが、一般にはそれぞれ複数存在する。
【００１５】
利用者サイト２００は、余剰ディスク容量を第三者から借りて業務用ディスクの遠隔コピーを計画している利用者２０１にかかるサイトであり、ホスト２０２とそれに接続されたディスクアレイ装置２０３とそれに接続された保守端末２０４とを含んで構成される情報システム２０５と、パーソナルコンピュータ等の利用者端末２０６とを含んでいる。ディスクアレイ装置２０３は、複数のディスク２０７−１〜２０７−ｎを備え、また遠隔コピー機能部２０８を有し、ネットワーク４００に既に接続されているか、或いはＩＰアドレスの割当てを受けて接続の準備が整っている。利用者端末２０６は、ディスクレンタルの申込などを行うために使用する端末である。
【００１６】
提供者サイト３００は、余剰ディスク容量を第三者に貸し出すことを計画している利用者３０１にかかるサイトであり、ホスト３０２とそれに接続されたディスクアレイ装置３０３とそれに接続された保守端末３０４とを含んで構成される情報システム３０５と、パーソナルコンピュータ等の利用者端末３０６とを含んでいる。ディスクアレイ装置３０３は、複数のディスク３０７−１〜３０７−ｍを備え、また遠隔コピー機能部３０８を有し、ネットワーク４００に既に接続されているか、或いはＩＰアドレスの割当てを受けて接続の準備が整っている。提供者端末３０６は、貸し出すディスクの情報の登録などを行うために使用する端末である。
【００１７】
仲介センタ端末１００は、余剰ディスク容量の貸し出しを希望する利用者３０１と余剰ディスク容量を借りたい利用者２０１との間の仲介を業とする者が運営するパーソナルコンピュータ等の端末であり、ネットワークインタフェース１０１、提供ディスク情報記憶部１０２、提供ディスク登録部１０３、提供ディスク公開部１０４、利用申込受付部１０５、利用申込情報記憶部１０６、適合表１０７、検査部１０８および貸し出し部１０９を含んで構成される。ネットワークインタフェース１０１、提供ディスク登録部１０３、提供ディスク公開部１０４、利用申込受付部１０５、検査部１０８および貸し出し部１０９は、仲介センタ端末１００を構成するコンピュータ上で動作するプログラムによって実現することができる。この場合、プログラムは、磁気ディスクや半導体メモリ等のコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、コンピュータの立ち上げ時などにコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータ上にネットワークインタフェース１０１、提供ディスク登録部１０３、提供ディスク公開部１０４、利用申込受付部１０５、検査部１０８および貸し出し部１０９を実現する。
【００１８】
提供ディスク情報記憶部１０２は、提供ディスク情報を記憶する磁気ディスク等の記憶装置である。
【００１９】
提供ディスク登録部１０３は、提供者サイト３００の提供者端末３０６から登録の申込のあった提供ディスク情報を提供ディスク情報記憶部１０２に登録する処理を行う手段である。
【００２０】
提供ディスク公開部１０４は、提供ディスク情報記憶部１０２に登録されている提供ディスク情報をネットワーク４００上に公開する手段である。
【００２１】
利用申込受付部１０５は、利用者サイト２００の利用者端末２０６から余剰ディスク容量の貸し出しの申込を受け付ける手段である。
【００２２】
利用申込情報記憶部１０６は、利用申込受付部１０５が受け付けた利用申込情報を記憶する磁気ディスク等の記憶装置である。
【００２３】
適合表１０７は、遠隔コピー機能によって遠隔コピー可能なディスクアレイ装置の機種の組み合わせやホスト、ＯＳの組み合わせを予め設定してある表であり、磁気ディスク等に記憶されている。
【００２４】
検査部１０８は、利用申込情報記憶部１０６に記憶された利用申込情報で示される利用元のディスクアレイ装置の情報と、提供ディスク情報記憶部１０２に登録されている提供ディスク情報のうち利用申込情報で貸し出しを希望している提供ディスク情報とを比較し、必要に応じて適合表１０７を参照しながら、両者間で遠隔コピーが行えるかどうかなどを検査する手段である。
【００２５】
貸し出し部１０９は、余剰ディスク容量の貸し出しが可能な場合、その貸し出しを申込んだ利用者端末２０６とその余剰ディスク容量を提供する利用者端末３０６とに、遠隔コピーを行う際に必要な両者のＩＰアドレス等を含む貸し出し情報を通知する手段である。
【００２６】
図２は本実施の形態にかかるディスクレンタルシステムの動作例を示すフローチャートであり、以下、図１および図２を参照して本実施の形態の動作を説明する。
【００２７】
まず、提供者サイト３００から仲介センタ端末１００へ提供ディスク情報を登録する際の動作を説明する。
【００２８】
提供者サイト３００におけるディスクアレイ装置３０３に存在するディスク３０７−１〜３０７−ｍの総ディスク容量のうち、自己の業務に使う予定のない余剰なディスク容量があるため、利用者３０１は、その余剰ディスク容量を第三者へ貸し出すことを計画している。利用者３０１が、提供者端末３０６によりネットワーク４００を通じて仲介センタ端末１００のホームページ上の提供ディスク情報登録ページにアクセスすると（Ｓ３０１）、仲介センタ端末１００の提供ディスク登録部１０３は、提供ディスク情報登録ページを提供者端末３０６へ送信する（Ｓ１０１）。この送信されてきた提供ディスク情報登録ページは、提供者端末３０６の画面に表示される。
【００２９】
図３に提供ディスク情報登録ページの構成例を示す。この例の提供ディスク情報登録ページ１１１には、提供申込者情報に関する幾つかの設定欄１１２〜１１６と、提供ディスク情報に関する幾つかの設定欄１２１〜１３１と、送信ボタン１４１とが設けられている。
【００３０】
提供申込者情報に関する設定欄は、提供申込者の名称の設定欄１１２、住所の設定欄１１３、連絡先電話番号の設定欄１１４、連絡先電子メールアドレスの設定欄１１５および貸し出し料金を受け取る銀行口座の設定欄１１６から構成される。
【００３１】
提供ディスク情報に関する設定欄は、余剰ディスクのあるディスクアレイ装置３０３の設置場所（所在地）の設定欄１２１、ディスクアレイ装置３０３の機種名の設定欄１２２、ディスクアレイ装置３０３のＲＡＩＤレベルの設定欄１２３、ディスクアレイ装置３０３の管理に関して有人監視か否かの設定欄１２４、余剰ディスク容量をネットワーク４００からアクセスする際のデータ送受信のトラフィック性能の設定欄１２５、余剰ディスク容量を遠隔コピー機能で遠隔地からネットワーク４００経由でアクセスする際に使用するＩＰアドレスの設定欄１２６、提供可能なディスク容量（つまり余剰ディスク容量）の設定欄１２７、ホスト３０２の機種の設定欄１２８、ホスト３０２のＯＳの種類の設定欄１２９、利用料金（例えば１月当りの料金など）の設定欄１３０および提供可能期間の設定欄１３１から構成される。
【００３２】
提供者サイト３００の利用者３０１は、提供者端末３０６の画面に表示された図３に示すような提供ディスク情報登録ページ１１１の各設定欄に該当事項を記入し、送信ボタン１４１をクリックして、仲介センタ端末１００へ送信する（Ｓ３０２）。
【００３３】
仲介センタ端末１００の提供ディスク登録部１０３は、受信した提供ディスク情報登録ページ１１１に未記入の欄がないことを確認して受理し、システムでユニークな登録番号を付与して提供ディスク情報記憶部１０２に１つの提供ディスク情報として登録する（Ｓ１０２）。また、登録番号を添えて、提供者端末３０６に登録の完了を通知する。
【００３４】
以上のような提供ディスク情報の提供者サイト３００から仲介センタ端末１００への登録は、余剰ディスクの貸し出しを希望する複数の提供者サイトから行われる。仲介センタ端末１００の提供ディスク公開部１０４は、提供ディスク情報記憶部１０２に登録されている提供ディスク情報（図３の１２１〜１３１に設定された情報）を記載した公開ページをネットワーク４００上に公開する。
【００３５】
次に、仲介センタ端末１００に登録された提供ディスク情報を利用者サイト２００の利用者端末２０６から閲覧する際の動作と、利用者端末２０６から仲介センタ端末１００へディスクレンタルを申込む際の動作を説明する。
【００３６】
利用者サイト２００におけるディスクアレイ装置２０３に存在するディスク２０７−１〜２０７−ｎによって実現される或る論理ディスクが自己の業務にかかる業務用ディスクであり、利用者２０１は、地震等の災害やテロリストによる破壊活動に備えて、業務用ディスクのコピーを遠隔地の別のディスクアレイ装置に生成すること計画している。利用者２０１が、利用者端末２０６によりネットワーク４００を通じて仲介センタ端末１００のホームページ上の公開ページをアクセスすると（Ｓ２０１）、仲介センタ端末１００の提供ディスク公開部１０４は、提供ディスク情報記憶部１０２に登録されている提供ディスク情報を記載した公開ページを利用者端末２０６へ送信する（Ｓ１０３）。利用者端末２０６は、受信した公開ページを画面に表示する。
【００３７】
図４に公開ページの構成例を示す。この例の公開ページ１５１は、それぞれ登録番号が付与された複数の提供ディスク情報の表示欄１５２−１〜１５２−ｐと、申込ボタン１５３と、料金の説明文１５４とが記載されている。利用者２０１は、それぞれの表示欄１５２−１〜１５２−ｐに表示されている提供ディスク情報（図３の１２１〜１３１に設定された情報）を確認して、自己のディスクアレイ装置２０３の遠隔コピー先として適するディスクアレイ装置があるかどうかを、以下の観点により調査する。
（ａ）提供可能ディスク容量は必要充分か。
（ｂ）ディスクアレイ装置の機種やホストの種類、ＯＳの種類が自己のディスクアレイ装置の機種やホストの種類、ＯＳと同じか、違う場合には遠隔コピーできる互換性があるか。
（ｃ）自己のディスクアレイ装置の設置場所との距離が災害等のバックアップ先として適当か。
（ｄ）バックアップ先として、ＲＡＩＤレベルや有人監視の有無による情報管理レベルは適当か。
（ｅ）相手のデータ送受信のトラフィック性能は、自己のオンライン業務の遅延を招かないか。
（ｆ）利用料金は妥当か。
（ｇ）提供期間は適当か。
【００３８】
そして、適当な提供ディスク情報が存在したならば、利用者２０１は、申込ボタン１５３をクリックする。これにより、利用者端末２０１から仲介センタ端末１００の申込ページへアクセスが行われ（Ｓ２０２）、仲介センタ端末１００の利用申込受付部１０５からディスクレンタル申込ページが利用者端末２０１へ送信される（Ｓ１０４）。利用者端末２０１は、受信した申込ページを画面に表示する。
【００３９】
図５にディスクレンタル申込ページの構成例を示す。この例のディスクレンタル申込ページ１６１には、貸し出し希望登録番号の設定欄１７１と、利用申込者情報に関する幾つかの設定欄１８１〜１８５と、自己のディスクアレイ装置２０３に関する幾つかの設定欄１９１〜１９４と、送信ボタン１９５とが設けられている。
【００４０】
貸し出し希望登録番号の設定欄１７１には、図４の公開ページ１５１において各提供ディスク情報に付与されていた登録番号のうち、貸し出しを希望する提供ディスク情報に付された登録番号を設定する。
【００４１】
利用申込者情報に関する設定欄は、利用申込者の名称の設定欄１８１、住所の設定欄１８２、連絡先電話番号の設定欄１８３、連絡先電子メールアドレスの設定欄１８４および貸し出し料金および仲介手数料を支払うクレジットカード番号の設定欄１８５から構成される。
【００４２】
利用ディスク情報に関する設定欄は、遠隔コピー時に使用するＩＰアドレスの設定欄１９１、自己のディスクアレイ装置２０３の機種名の設定欄１９２、ホスト２０２の機種の設定欄１９３およびホスト２０２のＯＳの種類の設定欄１９４から構成される。
【００４３】
利用者サイト２００の利用者２０１は、利用者端末２０６の画面に表示された図５に示すようなディスクレンタル申込ページ１６１の各設定欄に該当事項を記入し、送信ボタン１９５をクリックして、仲介センタ端末１００へ送信する（Ｓ２０３）。
【００４４】
仲介センタ端末１００の利用申込受付部１０５は、受信したディスクレンタル申込ページ１６１に未記入の欄がないことを確認して受理し、システムでユニークな受付番号を付与して利用申込情報記憶部１０６に利用申込情報として登録する（Ｓ１０５）。そして、検査部１０８に対して受付番号を通知して検査を依頼する。
【００４５】
検査部１０８は、利用申込情報記憶部１０６から、受付番号で特定される利用申込情報中の利用ディスク情報（図５の１９１〜１９４に設定された情報）と貸し出し希望登録番号（図５の１７１に設定された情報）を読み出し、この貸し出し希望登録番号を持つ提供ディスク情報を提供ディスク情報記憶部１０２から読み出し、両者間で遠隔コピーが行えるかどうかを形式的に検査する（Ｓ１０６）。具体的には、以下の全ての条件が満足されているか否かをチェックする。なお、以下の条件は、申込者自身が申込以前に確かめる事項であるが、確認を誤っていると申込者本人だけでなく余剰ディスク容量の提供者側にも多大な迷惑がかかるので、本実施の形態では、仲介センタ端末１００側においてもチェックするようにしている。
（ａ）双方のディスクアレイ装置の機種（１９２、１２２）が同一か、或いは同一でなくても、遠隔コピーが行えるディスクアレイ装置の機種どうしとして適合表１０７に登録されているか。
（ｂ）双方のホストの機種（１９３、１２８）およびＯＳの種類（１９４、１２９）が同一か、或いは同一でなくても、遠隔コピーが行える機種、種類どうしとして適合表１０７に登録されているか。
【００４６】
また、検査部１０８は、以下のチェックも行う。
（ｃ）申込者のクレジットカード番号に基づいて図示しないクレジット会社端末にその有効性を問い合わせ、有効であることが確認されていること。
【００４７】
上記の何れか１つの条件でも満足されない場合、検査部１０８は満足しない条件を利用申込受付部１０５に通知し、利用申込受付部１０５は、利用者端末２０６に対して、ディスクレンタル申込に対する回答として、満足しない条件を通知して申込が受け付けられない旨を通知する（Ｓ１０７）。
【００４８】
他方、上記の全ての条件が満足されていた場合、検査部１０８はその旨を利用申込受付部１０５に通知し、利用申込受付部１０５は、利用者端末２０６に対して、受付番号と貸し出し情報を後刻に電子メールで通知する旨を記載した回答を通知する（Ｓ１０７）。また検査部１０８は、申込者のクレジットカード番号に基づいて図示しないクレジット会社端末に対して、利用料金（図３の設定欄１３０に設定されている料金）と仲介センタ規定の仲介手数料との合計を請求し（Ｓ１０８）、その利用料金をディスク貸し出し者の銀行口座（図３の設定欄１１６に設定されている口座）に振り込む手続きを行う（Ｓ１０９）。そして、検査部１０８は、貸し出し部１０９に、受付番号と登録番号とを通知する。
【００４９】
貸し出し部１０９は、利用者申込情報記憶部１０６から、受付番号で特定される利用申込情報を読み出し、提供ディスク情報記憶部１０２から登録番号で特定される提供ディスク情報を読み出し、電子メールを使って、利用者端末２０６および提供者端末３０６に対して貸し出し情報を送信する（Ｓ１１０）。利用者端末２０６および提供者端末３０６は、送信されてきた貸し出し情報を受信する（Ｓ２０４、Ｓ３０３）。
【００５０】
図６に提供者端末３０６に対して送信する貸し出し情報の構成例を示す。この例の貸し出し情報５０１は、貸し出し者の名称の表示欄５１１と、仲介センタの名称の表示欄５１２と、貸し出しディスク容量の表示欄５２１と、貸し出し期間の表示欄５２２と、利用料金の表示欄５２３と、登録番号の表示欄５２４と、ディスク提供側の提供者に関する一連の情報５３１〜５３４および提供ディスクに関する一連の情報５４１〜５４８と、ディスク利用側の利用者に関する一連の情報５５１〜５５４および利用ディスクに関する一連の情報５６１〜５６４とが記載されている。
【００５１】
貸し出し者の名称の表示欄５１１には図３の設定欄１１２に設定された名称が表示され、貸し出しディスク容量の表示欄５２１には設定欄１２７に設定されたディスク容量が表示され、貸し出し期間の表示欄５２２には設定欄１３１に設定された期間が表示され、利用料金の表示欄５２３には設定欄１３０に設定された金額が表示される。また、登録番号の表示欄５２４には当該余剰ディスクの登録申込時に通知した登録番号が表示される。
【００５２】
ディスク提供側の提供者に関する一連の表示欄５３１〜５３４には、図３の設定欄１１２〜１１５に設定された情報が表示され、提供ディスクに関する一連の表示欄５４１〜５４８には、図３の設定欄１２１〜１２６、１２８、１２９に設定された情報が表示される。
【００５３】
ディスク利用側の利用者に関する一連の表示欄５５１〜５５４には、図５の設定欄１８１〜１８４に設定された情報が表示され、利用ディスクに関する一連の表示欄５６１〜５６４には、図５の設定欄１９１〜１９４に設定された情報が表示される。
【００５４】
図７に利用者端末２０６に対して送信する貸し出し情報の構成例を示す。この例の貸し出し情報６０１は、図６に示した提供者端末３０６へ送信する貸し出し情報と比べて、図６の表示欄５１１がレンタル者の名称の表示欄６１１に置き換わっていることと、冒頭の通知文の内容が相違することと、図６の表示欄５２４がレンタル申込時に通知した受付番号の表示欄６１３に置き換わっていることが相違し、他の部分は同じである。
【００５５】
次に、貸し出された余剰ディスクを使って、利用者サイト２００のディスクアレイ装置２０３から提供者サイト３００のディスクアレイ装置３０３に遠隔コピーする際の動作を説明する。
【００５６】
図６に示したような貸し出し情報５０１を受信した提供者サイト３００の利用者３０１と図７に示したような貸し出し情報６０１を受信した利用者サイト２００の利用者２０１は、電子メールや電話によって連絡を取り合って、ディスクアレイ装置２０３とディスクアレイ装置３０３とをネットワーク４００経由で接続し、ディスクアレイ装置２０３の業務用ディスクのデータを、ディスクアレイ装置３０３の余剰ディスク容量に遠隔コピーできるように設定を行う。具体的には、提供者サイト３００の利用者３０１は、保守端末３０４からディスクアレイ装置３０３に指令を入力して、余剰ディスク容量を使って、遠隔コピー用の論理ディスクを生成し、またディスクアレイ装置２０３との間の通信に使うＩＰアドレスの設定などを行う。他方、利用者サイト２００の利用者２０１は、保守端末３０４からディスクアレイ装置２０３に指令を入力して、業務用ディスクの遠隔コピー先ディスクとしてディスクアレイ装置３０３に生成された前記論理ディスクを設定し、またディスクアレイ装置３０３との間の通信に使うＩＰアドレスの設定などを行う。
【００５７】
遠隔コピーに必要な設定の完了後、利用者サイト２００の情報処理システム２０５でオンラインサービスを開始する。オンラインサービスの実行中、ディスクアレイ装置２０３は、ホスト２０２から業務用ディスクへの書き込み命令を受信すると、遠隔コピー機能部２０８により業務用ディスクにデータの書き込みを実行すると共に、ディスクアレイ装置３０３のＩＰアドレスを用いて、ネットワーク４００経由で接続されたディスクアレイ装置３０３へ遠隔コピー先ディスクに対する書き込み命令を送信する。書き込み命令を受信したディスクアレイ装置３０３は、遠隔コピー機能部３０８により、遠隔コピー先ディスクに対してデータの書き込みを行う。
【００５８】
以上本発明の実施の形態について説明したが、本発明は以上の実施の形態にのみ限定されず、その他各種の付加変更が可能である。例えば、遠隔コピー機能を有する２台のディスクアレイ装置を相互に接続する形態としてＩＰネットワークを例にしたが、ファイバーチャンネルで接続する形態に対しても本発明は適用可能である。また、レンタル者からの料金はクレジットカードで決済したが、銀行振り込み等の他の方法で決済しても良く、余剰ディスク容量の提供者に対する利用料金の支払いは仲介センタ経由でなく、レンタル者自身が直接行うようにしても良い。
【００５９】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、仲介センタ端末の運営者は、遠隔コピー機能を有するディスクアレイ装置の設備を自ら備えていなくても、遠隔コピーを計画している利用者に対して、遠隔コピー用のディスク容量を貸し出す事業が行える。また、余剰ディスクの利用者は、遠隔コピーを実現するために２台のディスクアレイ装置を準備する必要がなく、さらに余剰ディスクの提供者は、使わないディスク容量の有効活用が可能となる。
【００６０】
また、利用側と提供側のディスクアレイ装置間で遠隔コピーが行えるかどうかを検査してから仲介するので、貸し出された余剰ディスクでは遠隔コピーが行えないといった事態を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態にかかるディスクレンタルシステムのブロック図である。
【図２】本発明の実施の形態にかかるディスクレンタルシステムの動作を示すフローチャートである。
【図３】仲介センタ端末から提供者端末に送られる提供ディスク情報登録ページの構成例を示す図である。
【図４】仲介センタ端末によってネットワーク上に公開される公開ページの構成例を示す図である。
【図５】仲介センタ端末から利用者端末に送られるディスクレンタル申込ページの構成例を示す図である。
【図６】仲介センタ端末から提供者端末に対して送信する貸し出し情報の構成例を示す図である。
【図７】仲介センタ端末から利用者端末に対して送信する貸し出し情報の構成例を示す図である。
【符号の説明】
１００…仲介センタ端末
１０１…ネットワークインタフェース
１０２…提供ディスク情報記憶部
１０３…提供ディスク登録部
１０４…提供ディスク公開部
１０５…利用申込受付部
１０６…利用申込情報記憶部
１０７…適合表
１０８…検査部
１０９…貸し出し部
２００…利用者サイト
２０１…利用者
２０２…ホスト
２０３…ディスクアレイ装置
２０４…保守端末
２０５…情報システム
２０６…利用者端末
２０７−１〜２０７−ｎ…ディスク
２０８…遠隔コピー機能部
３００…提供者サイト
３０１…利用者
３０２…ホスト
３０３…ディスクアレイ装置
３０４…保守端末
３０５…情報システム
３０６…提供者端末
３０７−１〜３０７−ｍ…ディスク
３０８…遠隔コピー機能部
４００…ネットワーク[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a disk rental system, and more particularly, to a disk rental system for renting out a disk capacity of another disk array device necessary for generating a copy of a business disk in a disk array device having a remote copy function.
[0002]
[Prior art]
With the development of the Internet business, information systems of enterprises are required to extend online service hours, while ensuring reliability thereof. In order to respond to such a demand, a disk array device having a remote copy function has been put into practical use (for example, NEC's iStorage (registered trademark) S series).
[0003]
Upon receiving a write command from the host (server), the disk array device having the remote copy function executes data writing to the logical disk of its own disk array device, and further executes the same operation at a remote location connected via a network. A write command is issued to a duplication logical disk of a disk array device having a remote copy function. The remote disk array device that has received this write command writes data to the logical disk of its own disk array device.
[0004]
According to this remote copy function, since the host does not intervene in the copy process, the host can back up data in parallel with the online business. Further, since backup data is stored in a remote disk array device, an information system that is robust against disasters such as earthquakes and destructive activities by terrorists can be constructed. However, there is a problem that the cost increases because two sets of generally expensive disk array devices having a remote copy function are required.
[0005]
On the other hand, a service for renting a disk area has been practically used or proposed. For example, in Patent Document 1 described below, a disk area rental center having a large-capacity disk and a customer terminal are connected to each other via a network, and a desired capacity, use period, transfer rate, and security level are transmitted from the customer terminal to the center. When the center transmits a desired condition, the center checks whether or not there is a disk area that meets the desired condition, and if so, rents the disk area.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-92517
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in order to construct an information system for creating a logical disk copy at a remote location using a disk array device having a remote copy function, two disk array devices are required, resulting in an increase in cost. There is. It is conceivable that the conventional disk area rental system is applied to a disk area rental system of a disk array device having a remote copy function, but the center has a sufficient and sufficient disk capacity at a point that can meet the demands of users. Need to be secured. For this reason, there is a problem that the rental business cannot be performed unless the business operator can prepare a large number of large-scale disk array devices having an expensive remote copy function.
[0008]
SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a disk area rental that allows a user who does not have a disk array device having a remote copy function to lend a disk capacity for remote copy to a user who plans a remote copy. It is to provide a system.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
A first disk rental system according to the present invention is a disk rental system in which a user terminal, a provider terminal, and an intermediary center terminal are communicably connected to each other through a network, A storage unit and a surplus disk capacity of a disk array device having a remote copy function, a registration application that designates provided disk information including a series of information about the disk array device and a series of information about a provider is received from the provider terminal, A providing disk registering unit that registers in the providing disk information storing unit, a providing disk publishing unit that publishes providing disk information registered in the providing disk information storing unit on the network, a use application information storing unit, Finger of any one provided disk information published by the provided disk publishing unit Receiving from the user terminal disk rental application information including a series of information on a disk array device using the surplus disk capacity indicated by the specified provided disk information and a series of information on a user; The surplus to the user of the disc rental application information registered in the use application information storage unit and to the provider of the provided disc information specified in the disc rental application information. A lending unit for transmitting lending information of disk capacity.
[0010]
According to a second disk rental system of the present invention, in the first disk rental system, the mediation center terminal is adapted to hold a relationship among a disk array device model, a host model, and an OS model capable of mutually performing remote copying. Table, a series of information on the disk array device on the user side in the disk rental application information registered in the use application information storage unit, and the disk array on the providing side in the provided disk information specified in the disk rental application information. A checking unit for checking whether remote copying can be performed between the user-side disk array device and the providing-side disk array device based on a series of information about the device and the compatibility table.
[0011]
A first mediation center terminal of the present invention is a mediation center terminal connected to a user terminal and a provider terminal via a network, and includes a provided disk information storage unit and a surplus disk capacity of a disk array device having a remote copy function. A provision disk registration unit that receives a registration application specifying provision disk information including a series of information about the disk array device and a series of information about a provider from the provider terminal, and registers the registration application in the provision disk information storage unit; Provided disk publishing section for publishing provided disk information registered in the provided disk information storage section on the network, use application information storage section, and designation of any one provided disk information published by the provided disk publishing section A disk array using the surplus disk capacity indicated by the specified provided disk information A user application receiving unit for receiving from the user terminal a disc rental application information including a series of information about the installation and a series of information about the user, and a registration in the use application information storage unit. A lending unit for transmitting the lending information of the surplus disk capacity to a user of the provided disk rental application information and a provider of the provided disk information specified in the disk rental application information.
[0012]
A second brokerage center terminal according to the present invention is the first brokerage center terminal, wherein the compatibility table holding the relationship between the model of the disk array device, the model of the host, and the model of the OS capable of mutually performing remote copying; A series of information on the disk array device on the use side in the disk rental application information registered in the information storage unit, and a series of information on the disk array device on the providing side in the provided disk information specified in the disk rental application information. A checking unit for checking whether remote copying can be performed between the disk array device on the use side and the disk array device on the providing side based on the matching table.
[0013]
[Action]
In the first disk rental system and the mediation center terminal of the present invention, the user who wants to lend the surplus disk capacity of his own disk array device having the remote copy function and the surplus disk capacity of another person are used. In this way, a media rental brokerage business can be performed with a user who plans a remote copy of his or her own disk array device. Further, in the second disk rental system and the mediation center terminal of the present invention, the mediation is performed after checking whether remote copy can be performed between the user-side and the provider-side disk array devices. It is possible to prevent a situation where remote copying cannot be performed with the capacity.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Referring to FIG. 1, in a disk rental system according to an embodiment of the present invention, a mediation center terminal 100, a user site 200, and a provider site 300 are mutually connected by a network 400 such as the Internet. Although only one user site 200 and one provider site 300 are shown in FIG. 1, generally there are a plurality of each.
[0015]
The user site 200 is a site for a user 201 who plans a remote copy of a business disk by renting a surplus disk capacity from a third party. The host 202, the disk array device 203 connected thereto, and the And a user terminal 206 such as a personal computer. The disk array device 203 includes a plurality of disks 207-1 to 207-n, has a remote copy function unit 208, and is already connected to the network 400, or is prepared for connection by receiving an IP address assignment. organized. The user terminal 206 is a terminal used for applying for a disk rental or the like.
[0016]
The provider site 300 is a site for a user 301 who plans to lend surplus disk capacity to a third party, and includes a host 302, a disk array device 303 connected thereto, and a maintenance terminal 304 connected thereto. , And a user terminal 306 such as a personal computer. The disk array device 303 includes a plurality of disks 307-1 to 307-m, has a remote copy function unit 308, and is already connected to the network 400 or is prepared for connection by receiving an IP address assignment. organized. The provider terminal 306 is a terminal used to register information on a disc to be lent.
[0017]
The mediation center terminal 100 is a terminal such as a personal computer operated by a person who operates a broker between the user 301 who wants to lend the surplus disk capacity and the user 201 who wants to borrow the surplus disk capacity. 101, a provided disk information storage unit 102, a provided disk registration unit 103, a provided disk disclosure unit 104, a use application reception unit 105, a use application information storage unit 106, a compatibility table 107, an inspection unit 108, and a lending unit 109. You. The network interface 101, the provided disk registering unit 103, the provided disk publishing unit 104, the use application receiving unit 105, the inspection unit 108, and the lending unit 109 can be realized by a program operating on a computer constituting the mediation center terminal 100. . In this case, the program is provided by being recorded on a computer-readable recording medium such as a magnetic disk or a semiconductor memory, read by the computer at the time of starting the computer, and by controlling the operation of the computer, the program is stored on the computer. A network interface 101, a provided disk registration unit 103, a provided disk disclosure unit 104, a use application receiving unit 105, an inspection unit 108, and a lending unit 109 are realized.
[0018]
The provided disk information storage unit 102 is a storage device such as a magnetic disk that stores provided disk information.
[0019]
The provided disk registration unit 103 is a unit that performs a process of registering provided disk information for which registration has been applied from the provider terminal 306 of the provider site 300 in the provided disk information storage unit 102.
[0020]
The provided disk publishing unit 104 is means for publishing provided disk information registered in the provided disk information storage unit 102 on the network 400.
[0021]
The usage application receiving unit 105 is a unit that receives an application for lending the surplus disk capacity from the user terminal 206 of the user site 200.
[0022]
The usage application information storage unit 106 is a storage device such as a magnetic disk that stores the usage application information received by the usage application receiving unit 105.
[0023]
The compatibility table 107 is a table in which combinations of types of disk array devices that can be remotely copied by the remote copy function and combinations of hosts and OSs are set in advance, and are stored on a magnetic disk or the like.
[0024]
The inspecting unit 108 determines the information of the disk array device of the use source indicated by the usage application information stored in the usage application information storage unit 106 and the usage application information of the provided disk information registered in the provided disk information storage unit 102. Is a means for comparing the provided disc information that the user wants to lend and checking whether or not remote copying can be performed between the two by referring to the compatibility table 107 as necessary.
[0025]
When the surplus disk capacity can be lent, the lending unit 109 provides the user terminal 206 that has applied for the lending and the user terminal 306 that provides the surplus disk capacity with both of them necessary for remote copying. This is a means for notifying rental information including an IP address and the like.
[0026]
FIG. 2 is a flowchart showing an operation example of the disk rental system according to the present embodiment. Hereinafter, the operation of the present embodiment will be described with reference to FIGS.
[0027]
First, the operation when registering the provided disk information from the provider site 300 to the mediation center terminal 100 will be described.
[0028]
Of the total disk capacities of the disks 307-1 to 307-m existing in the disk array device 303 at the provider site 300, there is surplus disk capacity that is not to be used for own business, and the user 301 You plan to lend disk space to a third party. When the user 301 accesses the provided disk information registration page on the homepage of the mediation center terminal 100 via the network 400 by the provider terminal 306 (S301), the provided disk registration unit 103 of the mediation center terminal 100 causes the provided disk information registration page Is transmitted to the provider terminal 306 (S101). The transmitted provided disk information registration page is displayed on the screen of the provider terminal 306.
[0029]
FIG. 3 shows a configuration example of the provided disk information registration page. The provided disk information registration page 111 of this example is provided with some setting columns 112 to 116 relating to providing applicant information, some setting columns 121 to 131 relating to providing disk information, and a send button 141. .
[0030]
The setting fields relating to the provision applicant information include a setting field 112 for the name of the provision applicant, a setting field 113 for the address, a setting field 114 for the contact telephone number, a setting field 115 for the contact e-mail address, and a bank account for receiving the rental fee. Is configured from a setting column 116.
[0031]
The setting columns related to the provided disk information include a setting column 121 of an installation location (location) of the disk array device 303 having a surplus disk, a model name setting column 122 of the disk array device 303, and a RAID level setting column 123 of the disk array device 303. A setting column 124 for managing the disk array device 303 for manned monitoring, a setting column 125 for traffic performance of data transmission / reception when accessing the surplus disk capacity from the network 400, and a surplus disk capacity from a remote location by a remote copy function. A setting column 126 of an IP address used when accessing via the network 400, a setting column 127 of a disk capacity that can be provided (that is, a surplus disk capacity), a setting column 128 of a model of the host 302, and a setting of an OS type of the host 302 Column 129, usage fee (for example, January Setting the setting column 130 and provides period of rates, etc.) composed of column 131.
[0032]
The user 301 of the provider site 300 fills in each setting column of the provided disk information registration page 111 as shown in FIG. 3 displayed on the screen of the provider terminal 306, and clicks the send button 141. Is transmitted to the mediation center terminal 100 (S302).
[0033]
The provided disk registration unit 103 of the mediation center terminal 100 confirms that there is no blank field in the received provided disk information registration page 111, accepts the received disk, and assigns a unique registration number to the provided disk information storage unit. The information is registered as one piece of provided disk information in S102 (S102). Further, it notifies the provider terminal 306 of the completion of the registration with the registration number.
[0034]
Registration of the provided disk information from the provider site 300 to the mediation center terminal 100 as described above is performed from a plurality of provider sites that desire to lend a surplus disk. The provided disk publishing unit 104 of the mediation center terminal 100 publishes a public page describing the provided disk information (information set in 121 to 131 in FIG. 3) registered in the provided disk information storage unit 102 on the network 400. I do.
[0035]
Next, the operation when browsing the provided disk information registered in the mediation center terminal 100 from the user terminal 206 of the user site 200 and the operation when applying for disk rental from the user terminal 206 to the mediation center terminal 100 are described. explain.
[0036]
A certain logical disk realized by the disks 207-1 to 207-n existing in the disk array device 203 in the user site 200 is a business disk related to its own business, and the user 201 is in a disaster such as an earthquake. The company plans to create a copy of the commercial disk on another disk array device at a remote location in case of terrorist destruction. When the user 201 accesses a public page on the homepage of the mediation center terminal 100 via the network 400 by the user terminal 206 (S201), the provided disk publishing unit 104 of the mediation center terminal 100 registers in the provided disk information storage unit 102. The public page describing the provided disc information is transmitted to the user terminal 206 (S103). The user terminal 206 displays the received public page on the screen.
[0037]
FIG. 4 shows a configuration example of a public page. The public page 151 in this example describes display columns 152-1 to 152-p of a plurality of provided disk information to which registration numbers are assigned, an application button 153, and a description 154 of the fee. The user 201 checks the provided disk information (information set in 121 to 131 in FIG. 3) displayed in the respective display columns 152-1 to 152-p, and checks the remote disk array device 203 of the user 201. Investigate whether there is a disk array device suitable as a copy destination from the following viewpoints.
(A) Is the available disk capacity necessary and sufficient?
(B) Whether the model of the disk array device, the type of the host, and the type of the OS are the same as the model of the disk array device, the type of the host, and the OS, or if they are different, is there compatibility for remote copying?
(C) Whether the distance from the installation location of the disk array device is appropriate as a backup destination for disasters and the like.
(D) Whether the RAID level or the information management level based on the presence or absence of manned monitoring is appropriate as a backup destination.
(E) Does the traffic performance of the data transmission / reception of the partner cause delay of its online business?
(F) Is the usage fee reasonable?
(G) Is the provision period appropriate?
[0038]
Then, if the appropriate provided disk information exists, the user 201 clicks the application button 153. As a result, the user terminal 201 accesses the application page of the mediation center terminal 100 (S202), and the use application receiving unit 105 of the mediation center terminal 100 transmits a disk rental application page to the user terminal 201 (S104). ). The user terminal 201 displays the received application page on the screen.
[0039]
FIG. 5 shows a configuration example of the disk rental application page. In the disk rental application page 161 in this example, a setting column 171 for a desired rental registration number, some setting columns 181 to 185 for user application information, and some setting columns 191 to 191 for the own disk array device 203 are provided. 194 and a send button 195 are provided.
[0040]
In the setting column 171 of the rental desired registration number, among the registration numbers assigned to each provided disk information on the public page 151 of FIG. 4, the registration number assigned to the provided disk information desired to be lent is set.
[0041]
The setting columns related to the use applicant information include the setting column 181 of the name of the use applicant, the setting column 182 of the address, the setting column 183 of the contact telephone number, the setting column 184 of the contact e-mail address, the rental fee and the brokerage fee. It consists of a setting column 185 for a credit card number to be paid.
[0042]
The setting fields related to the used disk information include an IP address setting field 191 used at the time of remote copying, a model name setting field 192 of the own disk array device 203, a model setting field 193 of the host 202, and an OS type of the host 202. It consists of a setting column 194.
[0043]
The user 201 of the user site 200 fills in each setting column of the disk rental application page 161 as shown in FIG. 5 displayed on the screen of the user terminal 206, clicks the transmission button 195, The data is transmitted to the mediation center terminal 100 (S203).
[0044]
The usage application receiving unit 105 of the mediation center terminal 100 confirms that the received disk rental application page 161 has no blank fields and accepts it, assigns a unique reception number in the system, and uses the usage application information storage unit 106 Is registered as usage application information (S105). Then, it notifies the inspection unit 108 of the reception number and requests an inspection.
[0045]
The inspection unit 108 uses the use disk information (information set in 191 to 194 in FIG. 5) in the use application information specified by the reception number and the rental request registration number (171 in FIG. 5) from the use application information storage unit 106. Is read from the provided disk information storage unit 102, and whether or not remote copying can be performed between the two is formally checked (S106). Specifically, it is checked whether all the following conditions are satisfied. The following conditions must be confirmed by the applicant before applying.However, if the confirmation is incorrect, not only the applicant but also the provider of the excess disk capacity will be greatly inconvenienced. In the embodiment, the check is also performed on the mediation center terminal 100 side.
(A) Whether the models (192, 122) of both disk array devices are the same, or whether they are registered in the compatibility table 107 as the types of disk array devices capable of remote copying even if they are not the same.
(B) Whether the model (193, 128) of both hosts and the type (194, 129) of the OS are the same, or whether they are registered in the compatibility table 107 as models and types that can perform remote copy even if they are not the same. .
[0046]
The inspection unit 108 also performs the following check.
(C) Inquiry of the validity of a credit company terminal (not shown) based on the credit card number of the applicant and confirming that the terminal is valid.
[0047]
If any one of the above conditions is not satisfied, the inspection unit 108 notifies the use application receiving unit 105 of the unsatisfied condition, and the use application receiving unit 105 sends the user terminal 206 a response to the disk rental application. Then, the user is notified of the unsatisfied condition and notified that the application is not accepted (S107).
[0048]
On the other hand, when all of the above conditions are satisfied, the inspection unit 108 notifies the use application receiving unit 105 of the fact, and the use application receiving unit 105 sends the reception number and the rental information to the user terminal 206. Is notified later by e-mail (S107). In addition, the inspection unit 108 provides the credit company terminal (not shown) based on the credit card number of the applicant with the sum of the usage fee (the fee set in the setting column 130 in FIG. 3) and the agency fee prescribed by the agency center. (S108), and transfer the usage fee to the bank account of the disk lender (the account set in the setting field 116 in FIG. 3) (S109). Then, the inspection unit 108 notifies the lending unit 109 of the reception number and the registration number.
[0049]
The lending unit 109 reads out the use application information specified by the reception number from the user application information storage unit 106, reads out the provided disk information specified by the registration number from the provided disk information storage unit 102, and uses e-mail. Then, the rental information is transmitted to the user terminal 206 and the provider terminal 306 (S110). The user terminal 206 and the provider terminal 306 receive the transmitted rental information (S204, S303).
[0050]
FIG. 6 shows a configuration example of the rental information transmitted to the provider terminal 306. The lending information 501 in this example includes a lender name display column 511, a broker center name display column 512, a lending disk capacity display column 521, a lending period display column 522, and a usage charge display column. 523, a registration number display field 524, a series of information 531 to 534 about the provider of the disk provider, a series of information 541 to 548 about the provided disk, and a series of information 551 to 554 about the user of the disk user. A series of information 561 to 564 on the used disk is described.
[0051]
The name set in the setting column 112 of FIG. 3 is displayed in the lender name display column 511, the disk capacity set in the setting column 127 is displayed in the lending disk capacity display column 521, and the lending period is displayed. The display period 522 displays the period set in the setting column 131, and the usage fee display column 523 displays the amount set in the setting column 130. In the registration number display field 524, the registration number notified at the time of applying for registration of the surplus disk is displayed.
[0052]
The information set in the setting columns 112 to 115 of FIG. 3 is displayed in a series of display columns 531 to 534 concerning the provider on the disk providing side, and the series of display columns 541 to 548 relating to the providing disk are shown in FIG. Information set in the setting columns 121 to 126, 128, and 129 is displayed.
[0053]
The information set in the setting fields 181 to 184 of FIG. 5 is displayed in a series of display fields 551 to 554 for the user of the disk user, and the series of display fields 561 to 564 of the disc used in FIG. Information set in the setting columns 191 to 194 is displayed.
[0054]
FIG. 7 shows a configuration example of the rental information transmitted to the user terminal 206. The rental information 601 in this example is different from the rental information transmitted to the provider terminal 306 shown in FIG. 6 in that the display column 511 of FIG. 6 is replaced with a display column 611 of the name of the renter, The difference is that the content of the notification text is different, and that the display column 524 of FIG. 6 is replaced with the display column 613 of the reception number notified at the time of the rental application, and the other portions are the same.
[0055]
Next, an operation for remote copying from the disk array device 203 at the user site 200 to the disk array device 303 at the provider site 300 using the rented surplus disks will be described.
[0056]
The user 301 of the provider site 300 receiving the rental information 501 as shown in FIG. 6 and the user 201 of the user site 200 receiving the rental information 601 as shown in FIG. The communication is established, the disk array device 203 and the disk array device 303 are connected via the network 400, and the setting is made so that the data of the business disk of the disk array device 203 can be remotely copied to the surplus disk capacity of the disk array device 303. I do. Specifically, the user 301 of the provider site 300 inputs a command from the maintenance terminal 304 to the disk array device 303, generates a logical disk for remote copy using the surplus disk capacity, and The setting of an IP address used for communication with the device 203 is performed. On the other hand, the user 201 of the user site 200 inputs a command from the maintenance terminal 304 to the disk array device 203 to set the logical disk generated in the disk array device 303 as a remote copy destination disk of the business disk. Also, setting of an IP address used for communication with the disk array device 303 is performed.
[0057]
After completing the settings required for the remote copy, the information processing system 205 of the user site 200 starts the online service. During the execution of the online service, when the disk array device 203 receives a write command to the commercial disk from the host 202, the remote copy function unit 208 executes the writing of data to the commercial disk and the IP address of the disk array device 303. A write command to the remote copy destination disk is transmitted to the disk array device 303 connected via the network 400 using the address. The disk array device 303, which has received the write command, writes data to the remote copy destination disk by the remote copy function unit 308.
[0058]
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above embodiments, and various other additions and changes are possible. For example, an IP network has been described as an example in which two disk array devices having a remote copy function are connected to each other, but the present invention is also applicable to a configuration in which the disk array devices are connected via a fiber channel. In addition, the fee from the renter was settled by credit card, but may be settled by another method such as a bank transfer. May be performed directly.
[0059]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, even if the operator of the mediation center terminal does not have a disk array device having a remote copy function by himself / herself, a user planning remote copy can be You can rent disk space for remote copy. In addition, the user of the surplus disk does not need to prepare two disk array devices to realize the remote copy, and the provider of the surplus disk can effectively use the unused disk capacity.
[0060]
In addition, since the mediation is performed between the disk array devices on the user side and the provider side after checking whether remote copy can be performed, it is possible to prevent a situation in which remote copy cannot be performed on a rented surplus disk.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of a disk rental system according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart showing an operation of the disk rental system according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a diagram showing a configuration example of a provided disk information registration page sent from a mediation center terminal to a provider terminal.
FIG. 4 is a diagram illustrating a configuration example of a public page published on a network by a mediation center terminal.
FIG. 5 is a diagram showing a configuration example of a disk rental application page sent from a mediation center terminal to a user terminal.
FIG. 6 is a diagram illustrating a configuration example of lending information transmitted from a mediation center terminal to a provider terminal.
FIG. 7 is a diagram illustrating a configuration example of lending information transmitted from a mediation center terminal to a user terminal.
[Explanation of symbols]
100 ... Intermediation center terminal
101 ... Network interface
102: Provided disk information storage unit
103 ... provided disk registration unit
104… Provided Disc Disclosure Department
105 ... Usage application receiving section
106 ... Use application information storage unit
107 ... compatibility table
108… Inspection unit
109 ... Lending department
200 ... User site
201 ... User
202 ... Host
203: Disk array device
204: maintenance terminal
205 ... Information system
206 ... User terminal
207-1 to 207-n: disk
208: Remote copy function unit
300… Provider site
301 ... User
302 ... host
303: Disk array device
304: maintenance terminal
305 ... Information system
306: Provider terminal
307-1 to 307-m ... disk
308 Remote copy function unit
400 ... Network
