JP2004264621A - 教材提示方法,教材提供システム及び教材提供プログラム - Google Patents

教材提示方法,教材提供システム及び教材提供プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の好みに合った外国語音声教材をその利用者に提供することができる教材提供方法及び教材提供システムと、このような教材提供方法を実現するための装置としてコンピュータを機能させる教材提供プログラムとを、提供する。
【解決手段】或る人物の音声についての音声データ31をネットワーク上の利用者端末装置10から受信した場合に、その音声データ31に基づいて再現される音声の声質最も声質が類似する音声試聴データ32をその利用者端末装置10へ送信するように、サーバ装置30を構成する。また、所定の入力が有った旨がその利用者端末装置10から通知された場合に、先に送った音声試聴データ32に対応する教材データ31をその利用者端末装置10へ送信するように、サーバ装置30を構成する。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを通じて外国語音声教材を利用者の端末装置に提供するための教材提供方法及び教材提供システムと、このような教材提供方法を実現するための装置としてコンピュータを機能させる教材提供プログラムとに、関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、外国語の聴解能力を向上させるための手段の一つとして、外国語音声教材が広く用いられている。この外国語音声教材を利用する利用者は、カタログや雑誌上の宣伝を参考にして好みの教材を選択した後、その外国語音声教材を購入し、この外国語音声教材を再生することにより、学習する。
【0003】
なお、利用者の学習効果を向上させるため、事前に用意された外国語音声教材における講師の音声を、利用者の声質に近付けた合成音声に変換するシステムが、開発されている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平01−230100号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようにして利用者が取得した外国語音声教材に基づいて再現される講師の音声が、籠もった声や合成音声のような聞き取りにくい音声であったり、嫌いな俳優の声に似ている音声であったりすると、利用者の学習意欲が削がれ、延いては、高い学習効果が得られなくなる。
【0006】
本発明は、上述したような従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題は、利用者の好みに合った外国語音声教材をその利用者に提供することができる教材提供方法及び教材提供システムと、このような教材提供方法を実現するための装置としてコンピュータを機能させる教材提供プログラムとを、提供することにある。
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明による教材提供方法は、以下のような構成を採用した。
【0008】
すなわち、本発明による教材提供方法は、同一の素材について多数の講師により作成された多数の音声教材データを記録装置に記録しておくとともに、前記各講師の声質を確認するための音声試聴データを前記講師毎に前記記録装置に記録しておき、サーバ装置が、或る人物の音声についての音声データをネットワーク上の端末装置から受信した場合には、その音声データに基づいて再現される音声の声質と、前記各音声試聴データに基づいて再現される音声の声質とを比較することによって、前記音声データの声質に最も声質が類似する音声試聴データを特定し、その特定された音声試聴データを前記端末装置へ送信し、前記音声試聴データを受信した前記端末装置が、前記音声試聴データに基づいて講師の音声を出力するとともに、所定の入力を受け付けると、所定の入力が有った旨を前記サーバ装置に通知し、その旨を受けた前記サーバ装置が、前記音声試聴データに対応する音声教材データを前記端末装置へ送信することを、特徴としている。
【0009】
このように構成されると、端末装置の操作者である利用者は、自分が気に入っている声質の音声データをサーバ装置へ送信すれば、その声質に最も類似した声質を持つ講師の音声教材データを、サーバ装置から自分の端末装置へダウンロードすることができる。このため、利用者は、自分の気に入った声質を持つ講師による教材を、ダウンロードした音声教材データに基づいて確実に利用できるため、聴解学習に対する意欲を削がれることがない。従って、利用者は、聴解学習に意欲的に取り組むことができ、その結果、高い学習効果を得ることができる。
【0010】
また、上記の課題を解決するために、本発明による教材提供システムは、以下のような構成を採用した。
【0011】
すなわち、本発明による教材提供システムは、端末装置がネットワークを介してサーバ装置に繋がれるコンピュータネットワークにおいて、前記サーバ装置に繋がれる記録装置が、同一の素材について多数の講師により作成された多数の音声教材データを記録するとともに、前記各講師の声質を確認するための音声試聴データを前記講師毎に記録し、前記サーバ装置が、或る人物の音声についての音声データをネットワーク上の端末装置から受信した場合には、その音声データに基づいて再現される音声の声質と、前記各音声試聴データに基づいて再現される音声の声質とを比較することによって、前記音声データの声質に最も声質が類似する音声試聴データを特定し、その特定された音声試聴データを前記端末装置へ送信し、前記音声試聴データを受信した前記端末装置が、前記音声試聴データに基づいて講師の音声を出力するとともに、所定の入力を受け付けると、所定の入力が有った旨を前記サーバ装置に通知し、その旨を受けた前記サーバ装置が、前記音声試聴データに対応する音声教材データを前記端末装置へ送信することを、特徴としている。
【0012】
従って、この教材提供システムは、上述したような本発明の教材提供方法を実現した装置として機能することになる。
【0013】
また、上記の課題を解決するために、本発明による教材提供プログラムは、以下のような構成を採用した。
【0014】
すなわち、本発明による教材提供プログラムは、同一の素材について多数の講師により作成された多数の音声教材データを記録し、且つ、前記各講師の声質を確認するための音声試聴データを前記講師毎に記録する記録装置に対して繋がれるとともに、ネットワークを介して端末装置に繋がれるコンピュータに対し、或る人物の音声についての音声データをネットワーク上の端末装置から受信した場合には、その音声データに基づいて再現される音声の声質と、前記各音声試聴データに基づいて再現される音声の声質とを比較させ、その比較によって、前記音声データの声質に最も声質が類似する音声試聴データを特定させ、特定した音声試聴データを前記端末装置へ送信させ、前記音声試聴データを受信した前記端末装置から、所定の入力が有った旨が通知された場合には、前記音声試聴データに対応する音声教材データを前記端末装置へ送信させることを、特徴としている。
【0015】
従って、この教材提供プログラムによれば、ネットワークを介して端末装置に繋がれるコンピュータを、上述したような本発明の教材提供方法を実現するための装置として機能させることができることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
【0017】
図1は、本発明が適用されたコンピュータネットワークシステムの全体構成図である。このシステムは、利用者端末装置10と管理者端末装置20とサーバ装置30とを備えており、これら装置10,20,30は、ネットワークNを介して相互に接続されている。なお、管理者端末装置20とサーバ装置30は、このシステムを利用して外国語音声教材を利用者に提供するサービスを行っている教材販売業者により運営管理される装置である。また、利用者端末装置10は、図1には、2台しか示されていないが、実際には、複数台存在する。
【0018】
図2は、利用者端末装置10を概略的に示す構成図である。利用者端末装置10は、上記教材販売業者からサービスを受ける利用者により操作されるコンピュータであり、そのハードウエア構成として、CPU[Central Processing Unit]10a,RAM[Random Access Memory]10b,通信制御装置10c,表示装置10d,入力装置10e,及び記録装置10fを、備えている。
【0019】
CPU10aは、利用者端末装置10全体を制御する中央処理装置である。RAM10bは、CPU10aが利用するプログラムの一部や頻繁に利用するデータが一時的に記録される記録装置である。通信制御装置10cは、ネットワークNを介して他のコンピュータに繋がれたルータとの間で有線通信又は無線通信にてデータの送受信を司る装置であり、例えば、LAN(Local Area Network)接続ボード,ターミナルアダプタ,又はモデムである。表示装置10dは、各種の画面を表示するディスプレイである。入力装置10eは、各種のキーを有するキーボード,ポインタを操作するためのトラックボール若しくはマウス,又は、ペン入力用のタッチスクリーンである。
【0020】
記録装置10fは、各種のデータやプログラムが読み書きされる装置であり、具体的には、外付型又は内蔵型のハードディスク装置である。この記録装置10fには、ハードウエアとソフトウエアとを総合的に管理するためのオペレーションシステムプログラムや各種のデータとともに、ウェブブラウザ11が、記録されている。
【0021】
ウェブブラウザ11は、CPU10aによって実行されている状態で、操作者から入力操作を受け付けると、CPU10aに対し、HTTP(HyperText Transfer Protocol)に従って、その時点で設定されているURL(Uniform Resource Locator)を含むHTTPリクエストを生成させ、URL中のドメイン名により示されるサーバ装置30へそのHTTPリクエストを送信させる。そして、ウェブブラウザ11は、HTTPリクエストに応じてHTTPレスポンスが送信されてきた場合、CPU10aに対し、そのHTTPレスポンスの本体中のデータによって示されるウェブページやイメージを示したウェブブラウザ画面を表示装置10dに表示させる。なお、本実施形態のウェブブラウザ11には、アドイン(プラグイン)プログラムが組み合わされることにより、音声再生機能が付加されている。
【0022】
また、管理者端末装置20は、上記教材販売業者の担当者により操作されるコンピュータであり、利用者端末装置10と同様のハードウエア及びソフトウエア構成を、有している。従って、管理者端末装置20の説明を省略する。なお、管理者端末装置20の各ハードウエア20a〜20f及びウェブブラウザ21の符号は、図2において括弧内に示されている。
【0023】
図3は、サーバ装置30を概略的に示す構成図である。サーバ装置30は、上記教材販売業者の業務に係る情報を蓄積させるとともにその業務に必要な処理を実行させるためのコンピュータである。このサーバ装置30は、そのハードウエア構成として、CPU30a,RAM30b,通信制御装置30c,表示装置30d,入力装置30e,フレキシブルディスクドライブ(FDD)30f,コンパクトディスクドライブ(CDD)30g,及び記録装置30hを、備えている。なお、CPU30a,RAM30b,通信制御装置30c,表示装置30d,及び入力装置30eは、利用者端末装置10のそれと同じものである。
【0024】
FDD30f及びCDD30gは、コンピュータ可読媒体であるフレキシブルディスクFDやコンパクトディスクCDに格納されたデータやプログラムを読み出し、或いは、これらディスクFD,CDへデータやプログラムを書き込む装置である。これら各ドライブ30f,30gによって各ディスクFD,CDから読み出されたデータやプログラムは、記録装置30gにインストールされる。
【0025】
記録装置30hは、各種のデータ及びプログラムが読み書きされる装置であり具体的には、外付型又は内蔵型のハードディスク装置である。この記録装置30hには、多数の教材データ31,多数の音声試聴データ32,教材管理テーブル33,受講者管理テーブル34,講師管理テーブル35,ランクテーブル36,及び基本価格テーブル37が、記録されている。また、この記録装置30hには、オペレーションシステムプログラムとともに、教材配信プログラム38及び講師評価更新プログラム39が、記録されている。以下、これらデータ31,32,テーブル33〜37,及びプログラム38,39について、順に説明する。
【0026】
教材データ31は、外国語音声の電子データであり、上記の教材販売業者に講師として登録されている人物が録音スタジオ等において所定の台本を読み上げ、これにより発せられた音声がレコーディングされることにより、作成されたものである。なお、台本は、外国語の聴解能力を向上させるための教材として、教材販売業者により作成されたものである。本実施形態では、教材販売業者が設定した三つの能力別講座に合わせて、三つの台本が用意されている。そして、一つの台本について、幾人かの講師がそれぞれ別個にレコーディングすることにより、一つの講座に対し、話者の異なる多数の教材データ31が、用意されている。
【0027】
音声試聴データ32も、教材データ31と同様に、音声の電子データである。但し、この音声試聴データ32は、上記の台本とは無関係な話題で且つ簡単な短い文章について上記の各講師がレコーディングすることにより、作成されたものであり、要するに、各講師の声質を利用者に確認させるために用意される音声データである。従って、この音声試聴データ32は、各講師の数だけ用意されている。
【0028】
教材管理テーブル33は、上述した各教材データ31に関する情報を管理するためのテーブルである。図4は、この教材管理テーブル33のデータ構造を説明するために作成された表である。この図4に示されるように、教材管理テーブル33は、「講座ID」,「講師ID」,「教材ファイル名」,及び「教材価格」の項目欄(フィールド)からなるレコードを教材データ31毎に作成することによって、構成されている。
【0029】
「講座ID」には、教材販売業者により設定された多数の能力別講座をそれぞれ個別に識別するための講座ID(Identification)が、記録される。なお、本実施形態では、三つの講座が設定されているので、図4には、三つの講座IDだけが示されている。「講師ID」には、教材販売業者に講師として登録されている人物をそれぞれ個別に識別するための講師IDが、記録される。なお、一人の講師が複数の講座を担当している場合もあるので、この場合、「講師ID」に記録される多数の講師IDの中には、重複した講師IDが含まれる。図4では、0002や0008の講師IDが重複している。「教材ファイル名」には、上述した各教材データ31のファイル名が、記録される。「教材価格」には、講師の技術や人気と講座の対象とする利用者の能力とにより決定される教材価格が、各教材データ31の販売価格として記録される。
【0030】
受講者管理テーブル34は、教材データ31を購入することによって講座を受講する多数の受講者に関する情報を管理するためのテーブルである。図5は、この受講者管理テーブル34のデータ構造を説明するために作成された表である。この図5に示されるように、この受講者管理テーブル34は、「受講者ID」,「受講者名」,「講座ID」,「講師ID」,「クレジットカード番号」,及び「カード有効期限」の項目欄からなるレコードを受講者毎に作成することによって、構成されている。
【0031】
「受講者ID」には、多数の受講者をそれぞれ個別に識別するための受講者IDが、記録される。「受講者名」には、各受講者の氏名が記録される。「講座ID」及び「講師ID」には、講座ID及び講師IDが、それぞれ記録される。「クレジットカード番号」及び「カード有効期限」には、各受講者の所有するクレジットカードの番号及びそのカードの有効期限が、それぞれ記録される。
【0032】
講師管理テーブル35は、各講師に関する情報を管理するためのテーブルである。図6は、この講師管理テーブル35のデータ構造を説明するために作成された表である。この図6に示されるように、講師管理テーブル35は、「講師ID」,「講師名」,「ランク」,及び「音声試聴ファイル名」の項目欄からなるレコードを講師毎に作成することによって、構成されている。
【0033】
「講師ID」及び「講師名」には、講師ID及び講師の氏名が、それぞれ記録される。「ランク」には、各講師の技術や人気により決定されるランクが、講師の評価値として記録される。なお、本実施形態では、このランクには、A,B,及びCの三段階が、設定されている。「音声試聴ファイル名」には、上述した各音声試聴データ32のファイル名が、記録される。
【0034】
ランクテーブル36は、上述した教材価格を算出するために必要な情報が蓄積されているテーブルである。図7は、このランクテーブル36のデータ構造を説明するために作成された表である。この図7に示されるように、このランクテーブル36は、「ランク」及び「価格算出係数」の項目欄からなるレコードをランク毎に作成することによって、構成されている。「ランク」には、各ランクが記録され、「価格算出係数」には、教材価格を算出する際に後述の基本価格に乗ぜられる価格算出係数が、記録される。
【0035】
基本価格テーブル37も、ランクテーブル36と同様に、教材価格を算出するために必要な情報が蓄積されているテーブルである。図8は、この基本価格テーブル37のデータ構造を説明するために作成された表である。この図8に示されるように、この基本価格テーブル37は、「講座ID」,「講座名」,及び「基本価格」の項目欄からなるレコードを講座毎に作成することによって、構成されている。「講座ID」及び「講座名」には、各講座の講座ID及び講座名が、それぞれ記録される。「基本価格」には、教材販売業者によって各講座に設定された基本価格が、記録される。
【0036】
教材配信プログラム38は、ウェブサーバプログラムモジュール,サーバサイドプログラムモジュール,及び、図9及び図10を参照しながら後述する処理を実行するためのプログラムモジュールを、備えている。
【0037】
講師評価更新プログラム39は、ウェブサーバプログラムモジュール,サーバサイドプログラムモジュール,及び、図15を参照しながら後述する処理を実行するためのプログラムモジュールを、備えている。
【0038】
以下、以上のように構成されるコンピュータネットワークシステムにおいて実行される処理について説明する。なお、先に、教材配信プログラム38による処理について説明し、その後、講師評価更新プログラム39による処理について説明する。
【0039】
まず、サーバ装置30では、教材配信プログラム38がCPU30aによって読み込まれると、教材配信処理の実行が開始される。図9及び図10は、この教材配信処理の内容を示すフローチャートである。
【0040】
教材配信処理の開始後、最初のS101では、CPU30aは、何れかの利用者端末装置10からHTTPリクエストが送信されてくるまで、待機する。なお、教材販売業者から教材を購入しようとする利用者は、自分の利用者端末装置10の入力装置10eを操作して、ウェブブラウザ11を立ち上げ、サーバ装置30上に開設されている利用者向けのウェブサイトのURLを入力する。すると、ウェブブラウザ11による機能が、HTTPリクエストをサーバ装置30へ送信する。サーバ装置30のCPU30aは、このHTTPリクエストを利用者端末装置10から受信すると、処理をS102へ進める。
【0041】
S102では、CPU30aは、HTTPリクエストに含まれるURLにより示されるファイルの中のページデータを読み出す。なお、ここで読み出されるページデータは、後述の講座選択画面用のページデータである。そして、CPU30aは、読み出した講座選択画面用のページデータを本体に含むHTTPレスポンスを利用者端末装置10へ送信する。
【0042】
このHTTPレスポンスを受信した利用者端末装置10では、ウェブブラウザ11による機能が、HTTPレスポンス中のページデータを解釈し、講座選択画面を表示装置10dに表示させる。図11は、この講座選択画面の画面例である。図11に示される講座選択画面41には、教材販売業者の用意している講座の講座名が三つ列挙されているとともに、各講座名の前には、利用者が何れかの講座を選択した際に利用者によってクリックされるラジオボタン41a,41a,41aが、示されている。また、この講座選択画面41には、利用者が好みの講座を選択した後に利用者によってクリックされる送信ボタン41bと、利用者が教材の購入を止める際に利用者によってクリックされる終了ボタン41cとが、示されている。そして、利用者が、利用者端末装置10の入力装置10eを操作して、何れかのラジオボタン41aをクリックしてから送信ボタン41bをクリックし、或いは、ラジオボタン41aを選択せずに終了ボタン41bをクリックすると、ウェブブラウザ11による機能が、HTTPリクエストとともに、何れのボタン41b,41cがクリックされたかを示す情報を、サーバ装置30へ送信する。また、ウェブブラウザ11による機能は、送信ボタン41bがクリックされたことを示す情報をサーバ装置30へ送信する際には、何れのラジオボタン41aが選択されたかを示す情報も、サーバ装置30へ送信する。
【0043】
そのサーバ装置30では、CPU30aが、S102においてHTTPレスポンスを利用者端末装置10へ送信した後、S103のステップへ処理を移し、その利用者端末装置10からHTTPリクエストが送られてくるまで、待機している。そして、CPU30aは、利用者端末装置10からHTTPリクエストを受信すると、処理をS104へ進める。
【0044】
S104では、CPU30aは、HTTPリクエストとともに送られてきた情報に基づいて、図11の講座選択画面41における終了ボタン41cがクリックされたか否かを、判別する。そして、CPU30aは、終了ボタン41cがクリックされていた場合には、教材配信処理を終了し、終了ボタン41cがクリックされていなかった場合には、送信ボタン41bがクリックされていると判別して、処理をS105へ進める。
【0045】
S105では、CPU30aは、HTTPリクエストとともに送られてきた情報に基づいて、図11の講座選択画面41において何れのラジオボタン41aが選択されていたかを特定し、その選択されたラジオボタン41aに対応する講座の講座IDをRAM30bに一時的に記録する。
【0046】
次のS106では、CPU30aは、HTTPリクエストに含まれるURLにより示されるファイルの中のページデータを読み出す。なお、ここで読み出されるページデータは、後述の音声データ送信画面用のページデータである。そして、CPU30aは、読み出した音声データ送信画面用のページデータを本体に含むHTTPレスポンスを利用者端末装置10へ送信する。
【0047】
このHTTPレスポンスを受信した利用者端末装置10では、ウェブブラウザ11による機能が、HTTPレスポンス中のページデータを解釈し、音声データ送信画面を表示装置10dに表示させる。図12は、この音声データ送信画面の画面例である。図12に示される音声データ送信画面42には、ファイル名を入力するためのテキストボックス42aが、示されている。また、この音声データ送信画面42には、利用者がテキストボックス42aにファイル名を入力した後に利用者によってクリックされる送信ボタン42bも、示されている。そして、利用者が、利用者端末装置10の入力装置10eを操作して、自分の好みの声質を持った人物の話し声や歌声を電子的に保存するための音声データであって利用者端末装置10の記録装置10fに事前に記録しておいた音声データのファイル名をテキストボックス42aに入力した後、送信ボタン42bをクリックすると、ウェブブラウザ11による機能が、その音声データを本体に含むHTTPリクエストを、サーバ装置30へ送信する。
【0048】
そのサーバ装置30では、CPU30aが、S106においてHTTPレスポンスを利用者端末装置10へ送信した後、S107のステップへ処理を移し、音声データ付きのHTTPリクエストがその利用者端末装置10から送られてくるまで、待機している。そして、CPU30aは、音声データ付きのHTTPリクエストを利用者端末装置10から受信すると、処理をS108へ進める。
【0049】
S108では、CPU30aは、HTTPリクエストとともに送られてきた音声データに基づいて再現される音声の所定周波数帯域におけるスペクトルパターンを抽出する。
【0050】
次のS109では、CPU30aは、S105においてRAM30bに一時的に記録された講座IDに対応する講師IDを教材管理テーブル33から読み出し、続いて、読み出した各講師IDに対応する音声試聴ファイル名をそれぞれ講師管理テーブル35から読み出し、その後、読み出した各音声試聴ファイル名のうち、最初のファイル名の音声試聴データ33を、処理対象として記録装置30hから読み出す。
【0051】
次のS110では、CPU30aは、類似度判定処理を実行する。この類似度判定処理は、一般に用いられている技術を利用して行われるものであり、例えば、本出願人が先に開示した発明(特開平04−147300号公報を参照)において用いられる「動的計画法(Dynamic Programming)によるマッチング手法(略称はDPマッチング)」技術を利用して行われるものである。そのため、この類似度判定処理について詳しく説明しないが、その概略としては、以下の通りである。すなわち、類似度判定処理は、処理対象音声試聴データ33に基づいて再現された音声の所定周波数帯域におけるスペクトルパターンを抽出し、このスペクトルパターンとS108において抽出したスペクトルパターンとを比較することによって、パターン間の違いを所定の座標上の距離にて表現した類似度を、算出する。なお、この類似度(つまり距離)は、小さいほどパターン同士が似ていることを示しており、大きいほど似ていないことを示している。CPU30aは、このような類似度判定処理を実行した後、処理をS111へ進める。
【0052】
S111では、CPU30aは、この直前のS110において算出された類似度が、この時点でRAM30bに一時的に記録されている類似度よりも高いか否かを、判別する。つまり、CPU30aは、直前に算出された距離がRAM30b内の距離より短いか長いか、判別する。そして、CPU30aは、直前に算出された類似度がRAM30b内の類似度よりも低かった(つまり距離が長かった)場合には、処理をS113へ進め、直前に算出された類似度がRAM30b内の類似度よりも高かった(つまり距離が短かった)場合(若しくは、RAM30b内に類似度が記録されていない場合)には、処理をS112へ進める。
【0053】
S112では、CPU30aは、RAM30b内に記録されている講師ID及び類似度に、処理対象音声試聴データ33に対応する講師IDと直前に算出された類似度とを上書きすることによって、RAM30b内の講師ID及び類似度を更新する。なお、RAM30b内に講師ID及び類似度が記録されていなかった場合には、CPU30aは、講師ID及び類似度をRAM30b内に新規に記録する。その後、CPU30aは、処理をS113へ進める。
【0054】
S113では、CPU30aは、S109において読み出した各講師IDに対応する音声試聴データ33のうち、未処理の音声試聴データ33が存在するか否かを、判別する。そして、CPU30aは、未処理の音声試聴データ33が存在していた場合には、処理をS114へ進める。
【0055】
S114では、CPU30aは、未処理の音声試聴データ33のうち、次の処理対象音声試聴データ33を記録装置30hから読み出し、処理をS110へ戻す。
【0056】
S110〜S114の処理ループの実行中、未処理の音声試聴データ33が存在しなくなった場合には、CPU30aは、処理をS113からS115へ分岐させる。
【0057】
S115では、CPU30aは、RAM30b内に一時的に記録されている講座ID及び講師IDに対応する教材価格を、教材管理テーブル33から読み出す。
【0058】
次のS116では、CPU30aは、当該講座ID及び講師IDに対応する音声試聴ファイル名を教材管理テーブル33から読み出し、続いて、その音声試聴ファイル名にて示される音声試聴データ32を記録装置30hから読み出す。
【0059】
次のS117では、CPU30aは、当該講座IDに対応する講座名を基本価格テーブル37から読み出し、続いて、当該講師IDに対応する講師名を講師管理テーブル35から読み出し、その後、S115において読み出した教材価格,当該講座名,及び当該講師名,並びに、S116において読み出した音声試聴データ32のファイル名とに基づいて、後述の価格提示画面用のページデータを生成する。続いて、CPU30aは、生成したページデータを本体に含むHTTPレスポンスを利用者端末装置10へ送信する。
【0060】
このHTTPレスポンスを受信した利用者端末装置10では、ウェブブラウザ11による機能が、HTTPレスポンス中のページデータを解釈し、価格提示画面を表示装置10dに表示させる。図13は、この価格提示画面の画面例である。図13に示される価格提示画面43には、講師名,講座名,及び教材価格が、列挙されている。また、この価格提示画面43には、表示された内容にて受講をするか否かを利用者が選択した際に利用者によってクリックされるラジオボタン43a,43aが、示されている。また、この価格提示画面43には、利用者が受講するか否かを選択する後に利用者によってクリックされる送信ボタン43bも、示されている。さらに、図示していないが、この価格提示画面43のソースデータには、音声試聴データ33を取得するためのリンクが、貼られており、この価格提示画面43を表示する際に、ウェブブラウザ11による機能が、サーバ装置30から音声試聴データ33を取得して、この音声試聴データ33に基づいて、音声を再生する。そして、利用者が、この音声の再生中又は再生後、利用者端末装置10の入力装置10eを操作して、何れかのラジオボタン43a,43aをクリックし、送信ボタン43bをクリックすると、ウェブブラウザ11による機能が、HTTPリクエストとともに、何れかのラジオボタン43aがクリックされたかを示す購入可否情報を、サーバ装置30へ送信する。
【0061】
そのサーバ装置30では、CPU30aが、S117においてHTTPレスポンスを利用者端末装置10へ送信した後、S118のステップへ処理を移し、購入可否情報付きHTTPリクエストがその利用者端末装置10から送られてくるまで、待機している。そして、CPU30aは、購入可否情報付きHTTPリクエストを利用者端末装置10から受信すると、処理をS119へ進める。
【0062】
S119では、CPU30aは、HTTPリクエストとともに送られてきた購入可否情報に基づいて、価格提示画面43において何れのラジオボタン43a,43aがクリックされたかを、判別する。そして、CPU30aは、価格提示画面43に提示された内容の教材(講座)を購入しない意志を示す側のラジオボタン43aがクリックされていた場合には、処理をS102へ戻し、価格提示画面43に提示された内容の教材(講座)を購入する意志を示す側のラジオボタン43aがクリックされていた場合には、処理をS120へ進める。
【0063】
S120では、CPU30aは、S118において受信したHTTPリクエストに含まれるURLにて示されるファイルの中のページデータを読み出す。なお、ここで読み出されるページデータは、後述の購入申込画面用のページデータである。そして、CPU30aは、読み出した購入申込画面用のページデータを本体に含むHTTPレスポンスを利用者端末装置10へ送信する。
【0064】
このHTTPレスポンスを受信した利用者端末装置10では、ウェブブラウザ11による機能が、HTTPレスポンス中のページデータを解釈し、購入申込画面を表示装置10dに表示させる。図14は、この購入申込画面の画面例である。図14に示される購入申込画面44には、利用者の氏名,利用者の所有するクレジットカードの番号,及び、そのカードの有効期限をそれぞれ入力するためのテキストボックス44aが、示されている。また、この購入申込画面44には、利用者が各テキストボックス44aに氏名等の受講者情報を入力した後に利用者によってクリックされる送信ボタン44bも、示されている。そして、利用者が、利用者端末装置10の入力装置10eを操作して、各テキストボックス44aに氏名等を入力した後、送信ボタン44bをクリックすると、ウェブブラウザ11による機能が、HTTPリクエストとともに、各テキストボックス44aに入力されていた受講者情報を、サーバ装置30へ送信する。
【0065】
そのサーバ装置30では、CPU30aが、S120においてHTTPレスポンスを利用者端末装置10へ送信した後、S121のステップへ処理を移し、受講者情報付きHTTPリクエストがその利用者端末装置10から送られてくるまで、待機している。そして、CPU30aは、受講者情報付きHTTPリクエストを利用者端末装置10から受信すると、処理をS122へ進める。
【0066】
S122では、CPU30aは、HTTPリクエストとともに送られてきた受講者情報に新たな受講者IDを付与し、この受講者ID,受信した受講者情報,並びに、この時点でRAM30bに一時的に記録されている講座ID及び講師IDを、受講者管理テーブル34へ記録する。
【0067】
次のS123では、CPU30aは、この時点でRAM30b内に一時的に記録されている講座ID及び講師IDに対応する教材ファイル名を、教材管理テーブル33から読み出す。
【0068】
次のS124では、CPU30aは、読み出した教材ファイル名にて示される教材データ31を記録装置30hから読み出し、この教材データ31を利用者端末装置10へ送信する。その後、CPU30aは、処理をS101へ戻す。
【0069】
以上に示されるような教材配信処理がサーバ装置30において実行されるため、本実施形態のコンピュータネットワークシステムは、以下のように作用する。
【0070】
すなわち、利用者端末装置10の操作者である利用者は、サーバ装置30へアクセスし(S101〜S104)、自分が気に入っている声質を持つ音声の音声データをサーバ装置30へ送信すれば(S105〜S107)、その声質に最も類似した声質を持つ講師の音声試聴データ32をサーバ装置30に探し出してもらって(SS108〜S114)、その音声試聴データ32をサーバ装置30から入手できる(S115〜S117)。そして、利用者は、その音声試聴データ32に基づいて再生された音声の声質が気に入った旨を通知すれば(S118,S119;YES)、その声質の持ち主により作成された教材データ31をサーバ装置30からダウンロードすることができる(S120〜S124)。このため、利用者は、自分の気に入った声質を持つ講師による教材を、サーバ装置30からダウンロードした教材データ31に基づいて確実に利用できるので、聴解学習に対する意欲を削がれることがない。従って、利用者は、聴解学習に意欲的に取り組むことができ、その結果、高い学習効果を得ることができる。
【0071】
なお、本実施形態のサーバ装置30では、教材販売業者は、話術などの技術や利用者からの人気などに基づいた所定の基準に応じて各講師の評価を変えた際に、その変換後の評価に基づいて、教材データ31の教材価格を更新する処理をサーバ装置30に実行させることができる。具体的には、教材販売業者の担当者は、サーバ装置30の入力装置30eを操作することによって、講師評価更新プログラム39を起動して講師評価更新処理を開始させておき、必要が有る場合に管理者端末装置20の入力装置20eを操作して、サーバ装置30へアクセスする。図15は、講師評価更新処理の内容を示すフローチャートである。
【0072】
講師評価更新処理の開始後、最初のS201では、CPU30aは、何れかの管理者端末装置20からHTTPリクエストが送信されてくるまで、待機する。なお、講師の評価を変更した担当者は、管理者端末装置20の入力装置20eを操作して、ウェブブラウザ21を立ち上げ、サーバ装置30上に開設されている管理者向けのウェブサイトのURLを入力する。すると、ウェブブラウザ21による機能が、HTTPリクエストをサーバ装置30へ送信する。サーバ装置30のCPU30aは、このHTTPリクエストを管理者端末装置20から受信すると、処理をS202へ進める。
【0073】
S202では、CPU30aは、HTTPリクエストに含まれるURLにより示されるファイルの中のページデータを読み出す。なお、ここで読み出されるページデータは、ログイン画面用のページデータである。そして、CPU30aは、読み出したログイン画面用のページデータを本体に含むHTTPレスポンスを管理者端末装置20へ送信する。
【0074】
このHTTPレスポンスを受信した管理者端末装置20では、ウェブブラウザ21による機能が、HTTPレスポンス中のページデータを解釈し、ログイン画面を表示装置20dに表示させる。そして、担当者が、管理者端末装置20の入力装置20eを操作して、自分のIDとパスワードのログイン情報をログイン画面に入力し、そのログイン画面上の送信ボタンをクリックすると、ウェブブラウザ21による機能が、HTTPリクエストとともに、ログイン情報を、サーバ装置30へ送信する。
【0075】
そのサーバ装置30では、CPU30aが、S202においてHTTPレスポンスを管理者端末装置20へ送信した後、S203のステップへ処理を移し、ログイン情報付きHTTPリクエストがその管理者端末装置20から送られてくるまで、待機している。そして、CPU30aは、ログイン情報付きHTTPリクエストを管理者端末装置20から受信すると、処理をS204へ進める。
【0076】
S204では、CPU30aは、HTTPリクエストとともに送られてきたログイン情報と同じレコードが記録装置30h内の図示せぬテーブルに記録されているか否かを、判別する。そして、CPU30aは、当該ログイン情報と同じレコードが記録装置30h内の図示せぬテーブルに記録されていなかった場合には、この情報の送り主である担当者のログインを許可すべきでないとして、処理をS202へ戻し、当該ログイン情報と同じレコードが記録装置30h内の図示せぬテーブルに記録されていた場合には、この情報の送り主である担当者のログインを許可すべきとして、処理をS205へ進める。
【0077】
S205では、CPU30aは、HTTPリクエストに含まれるURLにより示されるファイルの中のページデータを読み出す。なお、ここで読み出されるページデータは、後述の講師評価入力画面用のページデータである。そして、CPU30aは、読み出した講師評価入力画面用のページデータを本体に含むHTTPレスポンスを管理者端末装置20へ送信する。
【0078】
このHTTPレスポンスを受信した管理者端末装置20では、ウェブブラウザ21による機能が、HTTPレスポンス中のページデータを解釈し、講師評価入力画面を表示装置20dに表示させる。図16は、この講師評価入力画面の画面例である。図16に示される講師評価入力画面51には、講師IDとこの講師IDにより識別される講師に対して新たに付与されるランクとを入力するためのテキストボックス51aが、示されている。また、この講師評価入力画面51には、担当者がテキストボックス51aに講師ID及びランクを入力した後に担当者によってクリックされる送信ボタン51bも、示されている。そして、担当者が、管理者端末装置20の入力装置20eを操作して、講師ID及びランクを各テキストボックス51aに入力した後、送信ボタン51bをクリックすると、ウェブブラウザ21による機能が、HTTPリクエストとともに、各テキストボックス51aに入力された講師ID及びランクの評価情報を、サーバ装置30へ送信する。
【0079】
そのサーバ装置30では、CPU30aが、S205においてHTTPレスポンスを管理者端末装置20へ送信した後、S206のステップへ処理を移し、評価情報付きのHTTPリクエストがその管理者端末装置20から送られてくるまで、待機している。そして、CPU30aは、評価情報付きのHTTPリクエストを管理者端末装置20から受信すると、処理をS207へ進める。
【0080】
S207では、CPU30aは、HTTPリクエストとともに送られてきた評価情報に含まれる講師IDのランクを、講師管理テーブル35における当該講師IDを含むレコード中のランクに、上書きする。
【0081】
次のS208では、CPU30aは、当該評価情報に含まれるランクに対応する価格算出係数をランクテーブル36から読み出すとともに、各講座の基本価格を基本価格テーブル37から読み出し、各講座の基本価格にそれぞれ価格算出係数を乗じることによって、当該講師IDにより識別される講師による各講座の教材データ31の教材価格を、算出する。
【0082】
次のS209では、CPU30aは、教材管理テーブル33における当該講師IDを含む全てのレコードの教材価格に、S208において算出された新たな教材価格を、上書きする。
【0083】
次のS210では、CPU30aは、更新完了通知画面用のページデータを生成し、このページデータを本体に含むHTTPレスポンスを、管理者端末装置20へ送信する。その後、CPU30aは、処理をS201へ戻し、次の担当者の管理者端末装置20からアクセスが有るまで、待機する。
【0084】
以上に示されるような講師評価更新処理がサーバ装置30において実行されることにより、本実施形態のコンピュータネットワークシステムは、以下のように作用する。
【0085】
すなわち、管理者端末装置20の操作者である担当者は、サーバ装置30へアクセスしてログインし(S201〜S204)、講師の技術や人気などに基づいた独自の評価方法によって決定した講師のランクをサーバ装置30へ送信すれば(S205,S206)、講師管理テーブル35におけるランクと教材管理テーブル33における教材価格とが自動的に更新される(S207〜S209)。従って、担当者は、サーバ装置30の記録装置30h内の教材管理テーブル33や講師管理テーブル35の管理を手作業で行う必要がない。
【0086】
(付記1)
同一の素材について多数の講師により作成された多数の音声教材データを記録装置に記録しておくとともに、前記各講師の声質を確認するための音声試聴データを前記講師毎に前記記録装置に記録しておき、
サーバ装置が、或る人物の音声についての音声データをネットワーク上の端末装置から受信した場合には、その音声データに基づいて再現される音声の声質と、前記各音声試聴データに基づいて再現される音声の声質とを比較することによって、前記音声データの声質に最も声質が類似する音声試聴データを特定し、その特定された音声試聴データを前記端末装置へ送信し、
前記音声試聴データを受信した前記端末装置が、前記音声試聴データに基づいて講師の音声を出力するとともに、所定の入力を受け付けると、所定の入力が有った旨を前記サーバ装置に通知し、
その旨を受けた前記サーバ装置が、前記音声試聴データに対応する音声教材データを前記端末装置へ送信する
ことを特徴とする教材提供方法。
【0087】
(付記2)
前記サーバ装置は、
動的計画法によるマッチング手法によって、前記音声データのスペクトルパターンと前記各音声試聴データのスペクトルパターンとの間の違いを所定の座標上の距離として表現した類似度を算出するとともに、この類似度が最も低くなるときの音声試聴データを、前記音声データの声質に最も声質が類似する音声試聴データとして特定する
ことを特徴とする付記1記載の教材提供方法。
【0088】
(付記3)
端末装置がネットワークを介してサーバ装置に繋がれるコンピュータネットワークにおいて、
前記サーバ装置に繋がれる記録装置が、同一の素材について多数の講師により作成された多数の音声教材データを記録するとともに、前記各講師の声質を確認するための音声試聴データを前記講師毎に記録し、
前記サーバ装置が、或る人物の音声についての音声データをネットワーク上の端末装置から受信した場合には、その音声データに基づいて再現される音声の声質と、前記各音声試聴データに基づいて再現される音声の声質とを比較することによって、前記音声データの声質に最も声質が類似する音声試聴データを特定し、その特定された音声試聴データを前記端末装置へ送信し、
前記音声試聴データを受信した前記端末装置が、前記音声試聴データに基づいて講師の音声を出力するとともに、所定の入力を受け付けると、所定の入力が有った旨を前記サーバ装置に通知し、
その旨を受けた前記サーバ装置が、前記音声試聴データに対応する音声教材データを前記端末装置へ送信する
ことを特徴とする教材提供システム。
【0089】
(付記4)
前記サーバ装置は、
動的計画法によるマッチング手法によって、前記音声データのスペクトルパターンと前記各音声試聴データのスペクトルパターンとの間の違いを所定の座標上の距離として表現した類似度を算出するとともに、この類似度が最も低くなるときの音声試聴データを、前記音声データの声質に最も声質が類似する音声試聴データとして特定する
ことを特徴とする付記3記載の教材提供システム。
【0090】
(付記5)
同一の素材について多数の講師により作成された多数の音声教材データを記録し、且つ、前記各講師の声質を確認するための音声試聴データを前記講師毎に記録する記録装置に対して繋がれるとともに、ネットワークを介して端末装置に繋がれるコンピュータに対し、
或る人物の音声についての音声データをネットワーク上の端末装置から受信した場合には、その音声データに基づいて再現される音声の声質と、前記各音声試聴データに基づいて再現される音声の声質とを比較させ、
その比較によって、前記音声データの声質に最も声質が類似する音声試聴データを特定させ、
特定した音声試聴データを前記端末装置へ送信させ、
前記音声試聴データを受信した前記端末装置から、所定の入力が有った旨が通知された場合には、前記音声試聴データに対応する音声教材データを前記端末装置へ送信させる
ことを特徴とする教材提供プログラム。
【0091】
(付記6)
前記コンピュータに対し、
動的計画法によるマッチング手法によって、前記音声データのスペクトルパターンと前記各音声試聴データのスペクトルパターンとの間の違いを所定の座標上の距離として表現した類似度を、算出させ、
この類似度が最も低くなるときの音声試聴データを、前記音声データの声質に最も声質が類似する音声試聴データとして特定させ、
特定した音声試聴データを前記端末装置へ送信させ、
前記音声試聴データを受信した前記端末装置から、所定の入力が有った旨が通知された場合には、前記音声試聴データに対応する音声教材データを前記端末装置へ送信させる
ことを特徴とする付記5記載の教材提供プログラム。
【0092】
(付記7)
同一の素材について多数の講師により作成された多数の音声教材データを記録し、且つ、前記各講師の声質を確認するための音声試聴データを前記講師毎に記録する記録装置に対して繋がれるとともに、ネットワークを介して端末装置に繋がれるコンピュータに対し、
或る人物の音声についての音声データをネットワーク上の端末装置から受信した場合には、その音声データに基づいて再現される音声の声質と、前記各音声試聴データに基づいて再現される音声の声質とを比較させ、
その比較によって、前記音声データの声質に最も声質が類似する音声試聴データを特定させ、
特定した音声試聴データを前記端末装置へ送信させ、
前記音声試聴データを受信した前記端末装置から、所定の入力が有った旨が通知された場合には、前記音声試聴データに対応する音声教材データを前記端末装置へ送信させる
教材提供プログラムを格納した
ことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【0093】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、利用者の好みに合った外国語音声教材をその利用者に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態であるコンピュータネットワークシステムの全体構成図
【図2】利用者端末装置及び管理者端末装置を概略的に示す構成図
【図3】サーバ装置を概略的に示す構成図
【図4】教材管理テーブルのデータ構造を説明するために作成された表
【図5】受講者テーブルのデータ構造を説明するために作成された表
【図6】講師管理テーブルのデータ構造を説明するために作成された表
【図7】ランクテーブルのデータ構造を説明するために作成された表
【図8】基本価格テーブルのデータ構造を説明するために作成された表
【図9】教材配信処理の内容を示すフローチャート
【図10】教材配信処理の内容を示すフローチャート
【図11】講座選択画面の画面例
【図12】音声データ送信画面の画面例
【図13】価格提示画面の画面例
【図14】購入申込画面の画面例
【図15】講師評価更新処理の内容を示すフローチャート
【図16】講師評価入力画面の画面例
【符号の説明】
10 利用者端末装置
10a CPU
10b RAM
10c 通信制御装置
10d 表示装置
10e 入力装置
10f 記録装置
11 ウェブブラウザ
20 管理者端末装置
20a CPU
20b RAM
20c 通信制御装置
20d 表示装置
20e 入力装置
20f 記録装置
21 ウェブブラウザ
30 サーバ装置
30a CPU
30b RAM
30c 通信制御装置
30d 表示装置
30e 入力装置
30f FDD
30g CDD
30h 記録装置
31 教材データ
32 音声試聴データ
33 教材管理テーブル
34 受講者管理テーブル
35 講師管理テーブル
36 ランクテーブル
37 基本価格テーブル
38 教材配信プログラム
39 講師評価更新プログラム

Claims (5)

  1. 同一の素材について多数の講師により作成された多数の音声教材データを記録装置に記録しておくとともに、前記各講師の声質を確認するための音声試聴データを前記講師毎に前記記録装置に記録しておき、
    サーバ装置が、或る人物の音声についての音声データをネットワーク上の端末装置から受信した場合には、その音声データに基づいて再現される音声の声質と、前記各音声試聴データに基づいて再現される音声の声質とを比較することによって、前記音声データの声質に最も声質が類似する音声試聴データを特定し、その特定された音声試聴データを前記端末装置へ送信し、
    前記音声試聴データを受信した前記端末装置が、前記音声試聴データに基づいて講師の音声を出力するとともに、所定の入力を受け付けると、所定の入力が有った旨を前記サーバ装置に通知し、
    その旨を受けた前記サーバ装置が、前記音声試聴データに対応する音声教材データを前記端末装置へ送信する
    ことを特徴とする教材提供方法。
  2. 前記サーバ装置は、
    動的計画法によるマッチング手法によって、前記音声データのスペクトルパターンと前記各音声試聴データのスペクトルパターンとの間の違いを所定の座標上の距離として表現した類似度を算出するとともに、この類似度が最も低くなるときの音声試聴データを、前記音声データの声質に最も声質が類似する音声試聴データとして特定する
    ことを特徴とする請求項1記載の教材提供方法。
  3. 端末装置がネットワークを介してサーバ装置に繋がれるコンピュータネットワークにおいて、
    前記サーバ装置に繋がれる記録装置が、同一の素材について多数の講師により作成された多数の音声教材データを記録するとともに、前記各講師の声質を確認するための音声試聴データを前記講師毎に記録し、
    前記サーバ装置が、或る人物の音声についての音声データをネットワーク上の端末装置から受信した場合には、その音声データに基づいて再現される音声の声質と、前記各音声試聴データに基づいて再現される音声の声質とを比較することによって、前記音声データの声質に最も声質が類似する音声試聴データを特定し、その特定された音声試聴データを前記端末装置へ送信し、
    前記音声試聴データを受信した前記端末装置が、前記音声試聴データに基づいて講師の音声を出力するとともに、所定の入力を受け付けると、所定の入力が有った旨を前記サーバ装置に通知し、
    その旨を受けた前記サーバ装置が、前記音声試聴データに対応する音声教材データを前記端末装置へ送信する
    ことを特徴とする教材提供システム。
  4. 前記サーバ装置は、
    動的計画法によるマッチング手法によって、前記音声データのスペクトルパターンと前記各音声試聴データのスペクトルパターンとの間の違いを所定の座標上の距離として表現した類似度を算出するとともに、この類似度が最も低くなるときの音声試聴データを、前記音声データの声質に最も声質が類似する音声試聴データとして特定する
    ことを特徴とする請求項3記載の教材提供システム。
  5. 同一の素材について多数の講師により作成された多数の音声教材データを記録し、且つ、前記各講師の声質を確認するための音声試聴データを前記講師毎に記録する記録装置に対して繋がれるとともに、ネットワークを介して端末装置に繋がれるコンピュータに対し、
    或る人物の音声についての音声データをネットワーク上の端末装置から受信した場合には、その音声データに基づいて再現される音声の声質と、前記各音声試聴データに基づいて再現される音声の声質とを比較させ、
    その比較によって、前記音声データの声質に最も声質が類似する音声試聴データを特定させ、
    特定した音声試聴データを前記端末装置へ送信させ、
    前記音声試聴データを受信した前記端末装置から、所定の入力が有った旨が通知された場合には、前記音声試聴データに対応する音声教材データを前記端末装置へ送信させる
    ことを特徴とする教材提供プログラム。
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