JP2004261244A - Rolled toilet paper - Google Patents

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JP2004261244A
JP2004261244A JP2003052331A JP2003052331A JP2004261244A JP 2004261244 A JP2004261244 A JP 2004261244A JP 2003052331 A JP2003052331 A JP 2003052331A JP 2003052331 A JP2003052331 A JP 2003052331A JP 2004261244 A JP2004261244 A JP 2004261244A
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Japan
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spontaneous polarization
roll
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toilet paper
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JP2003052331A
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Japanese (ja)
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Masaru Tsubata
勝 津幡
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New Oji Paper Co Ltd
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide rolled toilet paper capable of generating minus ions for a long period of time. <P>SOLUTION: The rolled toilet paper has only material particles with spontaneous polarization of pyroelectric material, or has a minus ion generating mixture, fixed and held on the inner surface of a paper pipe thereof. The minus ion generating mixture comprises the material particles with spontaneous polarization and exciting agent particles for exciting the material particles with spontaneous polarization to generate minus ions by releasing radiations. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属するぎ技術分野】
本発明は、ロール状トイレットペーパーに関し、特に、ロール状トイレットペーパーの紙管内面にマイナスイオンを発生する自発分極を持つ物質粒子が固定保持されているロール状トイレットペーパーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、トイレ内に芳香を付与する手段としては、液体又は固体の芳香剤をトイレ内に設置する手段が採られているが、芳香が消失した時の芳香剤の補充等に手間がかかるものであった。そこで、近年、トイレットペーパーの紙管に芳香剤を塗布することにより、簡易に芳香が得られるロール状トイレットペーパーが提案されている。そのようなトイレットペーパーの例として、紙管内面に芳香性を有するマイクロカプセルを塗布したもの(特許文献1)、紙管内面に芳香を加えたパラジクロールベンゼンをコーティングしたもの(特許文献2)などがある。
【0003】
しかしながら、上記従来技術においては、いずれも紙管の内面に芳香剤を塗布するものであるから、コスト上、多少なりとも有利に製造するためには、紙管製造用の原紙の状態で芳香剤を塗布し、その後、該原紙を紙管に加工することが必要である。ところが、この方法は芳香剤の塗布後製品に至るまでにかなりの時間がかかるため、その間に芳香が消散してしまう問題点が有った。
【0004】
一方、マイナスイオンを発生する製品は、人体に種々の好影響を与えることが知られており、マイナスイオンを発生する粉体、樹脂、繊維、塗料、無機基材、紙及び布等の製造方法が知られている(特許文献3)。しかし、トイレ用の製品、特にロール状トイレットペーパーとしてマイナスイオン発生物質を使用したものは見当たらない。
【0005】
【特許文献1】
実開昭55−77493号公報(実用新案登録請求範囲、第1図)
【特許文献2】
実開昭56―111890号公報(実用新案登録請求範囲、第1図)
【特許文献3】
特開2001−19420号公報(請求項1、請求項13)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上の事情を考慮してなされたもので、その主たる目的は、長期に亘って適度な芳香を維持するロール状トイレットペーパーに比肩されるものとして、マイナスイオンを発生するロール状トイレットペーパーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下の各発明を包含する。
(1)ロール状トイレットペーパーの紙管に自発分極を持つ物質粒子を固定保持させたことを特徴とするロール状トイレットペーパー。
(2) 前記自発分極を持つ物質粒子がトルマリン粒子であることを特徴とする(1)項記載のロール状トイレットペーパー。
【0008】
(3)前記ロール状トイレットペーパーの紙管に、自発分極を持つ物質粒子と、該自発分極を持つ物質粒子をマイナスイオンを発生するように放射線を放出して励起する励起剤粒子とからなるマイナスイオン発生混合物を固定保持させてなることを特徴とする(1)項又は(2)項に記載のロール状トイレットペーパー。
【0009】
(4)前記自発分極を持つ物質粒子の平均粒子径が0.2〜10μmであり、前記自発分極を持つ物質粒子をマイナスイオンを発生するように放射線を放出して励起する励起剤粒子が放射線量14〜40Bq/gの天然鉱石粒子であることを特徴とする(3)項記載のロール状トイレットペーパー。
ここで、前記自発分極を持つ物質粒子の平均粒径は小さい程マイナスイオン発生量が多く、10μm以下であることが好ましく、また、小さくし過ぎるとコスト高になるので2μm以上であることが好ましい。
【0010】
(5)前記自発分極を持つ物質粒子又は該自発分極を持つ物質粒子と該自発分極を持つ物質粒子をマイナスイオンを発生するように放射線を放出して励起する励起剤粒子との粒子混合物からなる前記マイナスイオン発生混合物は、1個のトイレットロールの紙管に対して自発分極を持つ物質粒子が0.008mg以上となる量で固定保持されていることを特徴とする(3)項又は(4)項に記載のロール状トイレットペーパー。
【0011】
(6)前記自発分極を持つ物質粒子又は該自発分極を持つ物質粒子と該自発分極を持つ物質粒子をマイナスイオンを発生するように放射線を放出して励起する励起剤粒子との粒子混合物からなる前記マイナスイオン発生混合物は、該自発分極を持つ物質粒子を含む液を紙管内面に塗布・乾燥することによって紙管内面に固定保持されていることを特徴とする(1)項〜(5)項のいずれか1項に記載のロール状トイレットペーパー。
【0012】
(7)前記自発分極を持つ物質粒子又は該自発分極を持つ物質粒子と該自発分極を持つ物質粒子をマイナスイオンを発生するように放射線を放出して励起する励起剤粒子との粒子混合物からなるマイナスイオン発生混合物は、原紙を接着剤で貼り合わせながらトイレットペーパーの紙管を製造する際に、紙管の内面を成す原紙の表面に前記自発分極を持つ物質粒子を含む液を塗布・乾燥して紙管に固定保持されていることを特徴とする(1)項〜(6)項のいずれか1項に記載のロール状トイレットペーパー。
【0013】
(8)前記自発分極を持つ物質粒子を含む液は、前記自発分極を持つ物質粒子を含む高分子エマルジョンであることを特徴とする(6)項又は(7)項に記載のロール状トイレットペーパー。
【0014】
(9)前記自発分極を持つ物質粒子を含む液は、前記自発分極を持つ物質粒子を含むインクであることを特徴とする(6)項又は(7)項に記載のロール状トイレットペーパー。
(10)前記インクは水性インクであることを特徴とする(9)項記載のロール状トイレットペーパー。
【0015】
(11)前記自発分極を持つ物質粒子は、トルマリン、チタン酸鉛、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム及びチタン酸ジルコン酸鉛から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする(1)項〜(10)項のいずれか1項に記載のロール状トイレットペーパー。
【0016】
(12)前記自発分極を持つ物質粒子をマイナスイオンを発生するように放射線を放出して励起する励起剤粒子は、放射線を放出する天然鉱石であるデービド鉱、ブランネル石、センウラン鉱、ニンギョウ石、リンカイウラン石、カルノー石、ツャムン石、メタチャムン石、フランセビル石、トール石、コフィン石、サマルスキー石、トリウム石、トロゴム石、長石、ジルコン及びモズナ石からなる鉱物粒子、これらの粒子あるいはこれらを一部含む鉱石の粒子をシリカなどと混合して焼結後、再び微細化した粒子から選ばれる放射線を放出する粒子であることを特徴とする(3)項〜(11)項のいずれか1項に記載のロール状トイレットペーパー。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明のロール状トイレットペーパーは、トイレットロール用紙管の内面に、自発分極を持つ物質粒子単独、又は自発分極を持つ物質粒子と該自発分極を持つ物質粒子がマイナスイオンを発生するように放射線を放出して励起する励起剤粒子との混合物から選ばれるマイナスイオン発生物質の粒子を固定保持させたトイレットロール用紙管を有している。
【0018】
このようなトイレットロール用紙管は、トイレットロール用紙管の製造時に、幅60〜100mm、厚さ0.3〜1.0mm、坪量160g/m程度の紙の巻き取りを二組用意し、これらを直径35〜45mmの鉄芯等に一方の巻き取りから繰り出した前記紙(一番紙)をスパイラル状に巻き付ける工程において、鉄芯等と接する紙管の内面に自発分極を持つ物質粒子単独又は自発分極を持つ物質粒子と励起剤粒子との混合物を含有する液を塗工又は印字し、その後、もう一方の巻き取りから繰り出した前記紙(二番紙)に接着剤を塗工し、前記鉄芯などに巻き付けた一番紙に対し、スパイラル周期を変えてスパイラル状に巻き付けることにより製造することができる。
上記のように製造される連続した紙管は、次いで、トイレットロール原紙巻き取りを製造するのに適した長さに切られ、次の工程に送られる。
【0019】
前記トイレットロール用紙管内面に固定保持される自発分極を持つ物質粒子としては、鉱石のなかで最も自発分極の大きいトルマリンをはじめとする焦電性物質が用いられる。焦電性物質としては、トルマリン、チタン酸鉛、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム、チタン酸ジルコン酸鉛などがある。
これらの焦電性物質は、フリーの状態で自発分極を有しており、結晶の温度が変化したときに、自発分極の温度依存性に由来してその変化分に相当する電荷が結晶表面に表れるという特徴を有している。
【0020】
これらの焦電性物質はマイナスイオンを発生するなど、人体に種々の好影響を与えることが知られている。これらの焦電性物質からマイナスイオンを発生させるには、焦電性物質に放射線を当てて励起させる方法や、焦電性物質の表面を摩擦する方法等が知られている。
【0021】
自発分極を持つ物質粒子を、マイナスイオンを発生させるように励起させる粒子としては、放射線を放出する天然鉱石であるデービド鉱、ブランネル石、センウラン鉱、ニンギョウ石、リンカイウラン石、カルノー石、ツャムン石、メタチャムン石、フランセビル石、トール石、コフィン石、サマルスキー石、トリウム石、トロゴム石、長石、ジルコン、モズナ石等があり、これらの微細粒子あるいはこれらを一部含む鉱石の微細粒子をシリカなどに混合して焼結後、再び微細化したものが放射線を放出する混合粒子として用いられる。これらの物質粒子の放射線量は、14〜40Bq/gであることが好ましい。14Bq/gより小さいと励起効果が小さくなり好ましくないが、放射線量が大きくなり過ぎると人体への影響も考えられるので好ましくない。〔ちなみに、科学技術庁公示第22号(放射線を放出する同位元素の数量等を定める件)において規制されている放射線量(濃度)は370Bq/g以上である。〕
【0022】
前記混合粒子を紙管製造時に紙管の内面の紙に保持接着させる前記混合粒子の保持剤としては、一般的なポリ酢酸ビニルエマルジョン、スチレン・アクリル酸アルキルエステル共重合体と、α−メチルスチレアクリル酸アルキルエステル共重合体の存在下に、スチレン・α−メチルスチレン・アクリル酸を乳化共重合して得られる水性エマルション樹脂が好ましい。
また、これら以外に、水ガラス、変性ポリ酢酸ビニルエマルジョン、場合によっては硬化型接着剤も使用される。保持剤の使用量は30〜40g/m程度である。
【0023】
また、保持剤としてはインクを使用することもできる。インクを用いる場合、インクの種類としては、有機溶剤中に顔料を分散させたもの、水に染料を溶解又は分散させているもの、ゲル状物に水性顔料を分散させているもの等、いずれのものであってもよい。
また、保持剤として水媒体を使用している保持剤を用いる場合、前記自発分極を持つ物質粒子を水中に均一に分散させるため、分散剤等が添加されていてもよい。
【0024】
前記自発分極を持つ物質粒子に、該自発分極を持つ物質粒子がマイナスイオンを発生するように放射線を放出して励起する励起剤粒子を混合したマイナスイオン発生混合物は、通常のトイレットロールの紙管1本に対して該自発分極を持つ物質粒子が少なくとも0.008mg以上、好ましくは0.008〜4mg固定保持されている。0.008mg未満では、マイナスイオン発生効果が充分でなく、4mgを超えるとコストに見合う効果が得られない。但し、この数値は励起剤粒子を混合した場合の含有量であり、励起剤粒子を混合しない場合の自発分極を持つ物質粒子の含有量は4mg/本以上が好ましい。
【0025】
一般的なトイレットロールの紙管である、直径45mm、長さ114mmの紙管の場合、紙管内面の面積は約0.016mであるが、自発分極を持つ物質粒子の紙管内面における固定保持領域に関しては、内面全面である必要はなく、上記の1本当りの固定保持量が確保される限り、内面の一部分に固定保持されている状態であってもよい。
【0026】
紙管用の紙材料としては、クラフト紙、上質紙(酸性紙、中性紙)からなる一般的な紙管原紙といわれる、バージンパルプ(NBKP:針葉樹晒しクラフトパルプ)100%で製造された原紙が好ましい。また、厚さは0.4mmから1mm程度である。
【0027】
【実施例】
以下本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
【0028】
実施例1
自発分極を持つ物質粒子としてトルマリンを選択し、また、自発分極を持つ物質粒子をマイナスイオンを発生させるように励起させる粒子として長石及びジルコン(トリウム、ウランを含有)を選択し、さらに、プラスイオンの発生を押えたり、白色度を上げるためにカオリンとシリカを混合して、これらの鉱物を細かく粉砕し、平均粒径3μmに調整した混合粒子を用意した。
このとき、混合粒子の各鉱石の構成比は、トルマリン40質量部、カオリン15質量部、シリカ15質量部、長石15質量部、ジルコン15質量部であった。
次いで、前記混合粒子を本発明のトイレットペーパーの紙管内面に付着させるため、糊剤として、日本フーラー株式会社製、品名ポリビニルアルコール、品番「JHL121−52−D」を準備し、前記糊剤95質量部に対して、前記混合粒子5質量部を加えて均一に攪拌混合し、糊剤と混合粒子の混合液を作成した。
【0029】
一方、トイレットペーパー用紙管を製造するため、幅80mm、厚さ約0.4mm、坪量160g/mの巻取紙から繰り出した紙(一番紙)の一方の面に対して、前記混合液を8mm幅で、連続して1m当たり5mg塗工し、直径45mmの鉄芯に前記塗工面が接するようにスパイラル状に巻き付け、更に幅80mm、厚さ約0.4mm、坪量160g/mの紙の巻取紙から繰り出した紙(二番紙)の一方の面に澱粉糊を塗工し、先に鉄芯に巻き付けた1番紙とは位相をずらしてスパイラル状に巻き付け、マイナスイオンを発生するトイレットペーパーの紙管を得た。
【0030】
次いで、前記マイナスイオンを発生するトイレットペーパーの紙管を2590mm幅に裁断し、この紙管にバージンパルプ(NBKP:針葉樹晒しクラフトパルプ)100%からなる坪量21g/mのトイレットペーパー用原紙をおよそ60メートル巻き付け、両端部を40mm前後カットした上で、幅114mmで22個に裁断し、実施例1のマイナスイオンを発生するトイレットペーパー(ロール状トイレットペーパー)を得た。
尚、実施例1におけるマイナスイオン発生混合物(自発分極を持つ物質粒子と励起剤粒子〉の含有量は、紙管1本当たり0.05mgであり、自発分極を持つ物質粒子(トルマリン)の含有量は、紙管1本当り0.02mgである。
【0031】
実施例2
実施例1において用いた糊剤の代わりに、前記混合粒子を本発明のトイレットペーパーの紙管内面に付着させるための固定剤として、紀州技研工業株式会社製、品名PCコーダー用インク、型番「S2−30黒」を用意し、前記インク95質量部に対して、実施例1で用いたものと同じ混合粒子5質量部を加え、均一に攪拌混合してインクと混合粒子との混合液を作成した。
一方、トイレットペーパー用紙管製造するため、実施例1と同じ1番紙の一方の面に対し、前記混合液をアルファベットの連続文字として、印字幅約8mm幅で、1m当たり5mg塗工すること以外は、実施例1と同様の方法で実施例2のマイナスイオンを発生するロール状トイレットペーパーを得た。
【0032】
実施例3
実施例1において用いた糊剤の代わりに水を用い、水95質量部に対して、実施例1で用いたものと同じ混合粒子5質量部を加えて均一に攪拌混合し、混合粒子の水懸濁液を作成した。
一方、トイレットペーパー用紙管製造するため、実施例1と同じ1番紙の一方の面に対し、前記混合液を8mm幅で、1m当たり5mg塗工すること以外は、実施例1と同様の方法で実施例3のマイナスイオンを発生するロール状トイレットペーパーを得た。
【0033】
実施例4
実施例1において、混合液の組成を、糊剤90質量部に対して、前記混合粒子10質量部とすること以外は、実施例1と同様の方法で実施例4のマイナスイオンを発生するロール状トイレットペーパーを得た。
【0034】
実施例5
実施例2において、混合液の組成をインク90質量部に対して、前記混合粒子10質量部とすること以外は、実施例2と同様の方法で実施例4のマイナスイオンを発生するロール状トイレットペーパーを得た。
【0035】
実施例6
実施例3において、混合液の組成を水90質量部に対して、前記混合粒子10質量部とすること以外は、実施例3と同様の方法で実施例4のマイナスイオンを発生するロール状トイレットペーパーを得た。
【0036】
比較例1
実施例1において、1番紙には何も塗工、印字しないこと以外は、実施例1と同じ方法で比較例1のロール状トイレットペーパーを得た。
【0037】
次に、本発明の範囲であるが、自発分極を持つ物質粒子の含有量が少ない場合の例を示す。
実施例7
実施例1において、混合液の組成を糊剤99.5質量部に対して、前記混合粒子0.5質量部とすること以外は、実施例1と同様の方法で実施例7のロール状トイレットペーパーを得た。
【0038】
実施例8
実施例2において、混合液の組成をインク99.5質量部に対して、前記混合粒子0.5質量部とすること以外は実施例2と同様の方法で、実施例8のロール状トイレットペーパーを得た。
【0039】
実施例9
実施例3において、混合液の組成を水99.5質量部に対して、前記混合粒子0.5質量部とすること以外は、実施例3と同様の方法で実施例9のロール状トイレットペーパーを得た。
【0040】
実施例1〜6、実施例7〜9で得られたロール状トイレットペーパーのマイナスイオン及びプラスイオンの発生量を以下の方法で測定した。

Figure 2004261244
【0041】
測定値 :
(条件1):ロール状トイレットペーパーがホルダーに装着され、静置されている状態を想定し、測定器空気取り入れ口より10センチメートル離した場所に静置し、ロール穴面を空気取り入れ口側に向けて10分間測定して平均値を算出した。(測定数N=3)
条件1による測定結果を表1に示した。
【0042】
(条件2):ロール状トイレットペーパーを引き出して使用する場合を想定し、測定器空気取り入れ口より10センチメートル離した場所に静置し、直径20mmの木製の棒を紙管内面に沿って毎秒1回転の速度で回転させながら、ロール穴面を空気取り入れ口側に向けて10分間測定して平均値を算出した。(測定数N=3)
条件2による測定結果を表2に示した。
【0043】
【表1】
Figure 2004261244
【0044】
実施例1〜3は、いずれもバックグラウンド値(何も置かないで測定した値)及び比較例1に比較して明らかなマイナスイオン数の増加が見られる。また、実施例4〜6においては、マイナスイオン数は更に増加している。一方、プラスイオン数に関しては、バックグラウンドに対して実施例1〜6がほぼ半減しており、比較例1は50%ほど増加しているが、プラスイオン数に関しては、バックグラウンド、実施例、比較例とも、絶対値が小さいため、明確な差があるとまでは言い切れない。
【0045】
また、表1によると、実施例7〜9は、個々の測定値を見るとバックグラウンド値よりも低い値も見られるが、平均値ではバックグラウンド値に対してマイナスイオン数が1.5〜2倍に増加している。また、プラスイオン数に関しては実施例1〜3と同じ傾向である。
【0046】
【表2】
Figure 2004261244
【0047】
表2は、条件1で測定した場合に比べて、自発分極を持つ物質粒子に対して物理的は刺激を加えることにより、実施例1〜6、実施例7〜9共にマイナスイオン、プラスイオンとも発生量が2〜3倍程度増えることを示している。
通常、ロール状トイレットペーパーは、専用ホルダーに取り付けて回転させて紙を引き出して使用するため、条件2で測定した結果が優れていることが好ましい。
また、最近見受けられる、中芯を用いずにトイレットロールの両端部を保持するホルダーにおいても、ロール芯内面に固定保持されている自発分極を持つ物質粒子は振動等の物理的刺激が加わるためにマイナスイオンの発生量の増加効果は得られる。
【0048】
上記実施例においては、ロール状トイレットペーパーの紙管の内側に、自発分極を持つ物質粒子と、該自発分極を持つ物質粒子がマイナスイオンを発生するように励起する励起剤粒子の両方を含有する例について示したが、ロール状トイレットペーパーの紙管の内側に、トルマリンで代表される自発分極を持つ物質粒子のみを含有させることも有効である。この場合、ホルダーにセットされたトイレットペーパーを使用するときにトイレットペーパーの紙管が回転することにより、紙管内面とホルダーの軸面との摩擦が生じて自発分極を持つ物質粒子が励起され、マイナスイオンが発生するという作用があることから、紙管の内側という粒子の含有位置には特別の意味がある。
【0049】
以上のように、本発明のロール状トイレットペーパーは、マイナスイオンを発生する物質として使用される自発分極を持つ物質粒子を紙管の内側面に固定保持させるものであるが、自発分極を持つ物質粒子は、他物体との摩擦接触や、振動付加等によっても励起されてマイナスイオンを発生することから、本発明は、このような自発分極を持つ物質粒子をロール状トイレットペーパーホルダーにおける軸芯部分やトイレットペーパー抑えカバー部分にも固定保持させることができるものである。
【0050】
【発明の効果】
本発明によると、ロール状トイレットペーパーの紙管の内側に、自発分極を持つ物質粒子を固定保持させることにより、トイレットペーパーの紙管からマイナスイオンが発生し、トイレの環境が改善される。更に、該自発分極を持つ物質粒子と、該自発分極を持つ物質粒子をマイナスイオンが発生するように励起する励起剤の粒子との混合物からなるマイナスイオン発生粒子混合物として保持させることにより、紙管内側からのマイナスイオンの発生が更に多くすることを可能ならしめるものである。
また、従来のロール状トイレットペーパーに含有させていた芳香剤と比べ、長期間マイナスイオンを発生させることが可能であり、トイレ環境改善効果の持続期間が長いロール状トイレットペーパーを提供するものである。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a roll-shaped toilet paper, and more particularly to a roll-shaped toilet paper in which substance particles having spontaneous polarization generating negative ions are fixedly held on the inner surface of a paper tube of the roll-shaped toilet paper.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a means for imparting fragrance to the toilet, a means of installing a liquid or solid fragrance in the toilet has been adopted, but it takes time and effort to replenish the fragrance when the fragrance disappears. there were. Therefore, in recent years, roll-shaped toilet paper has been proposed in which a fragrance can be easily obtained by applying a fragrance to a paper tube of the toilet paper. Examples of such toilet paper include those coated with microcapsules having an aromatic property on the inner surface of a paper tube (Patent Document 1), those coated with paradichlorobenzene with an aromatic added on the inner surface of the paper tube (Patent Document 2), and the like. There is.
[0003]
However, in the above-mentioned conventional techniques, since the fragrance is applied to the inner surface of the paper tube, in order to produce the material more or less advantageously, the fragrance is required in the state of the base paper for manufacturing the paper tube. After that, it is necessary to process the base paper into a paper tube. However, this method requires a considerable amount of time to reach the product after the application of the fragrance, and there is a problem that the fragrance is dissipated during that time.
[0004]
On the other hand, products that generate negative ions are known to have various favorable effects on the human body, and methods for producing powders, resins, fibers, paints, inorganic base materials, paper and cloth, etc. that generate negative ions Is known (Patent Document 3). However, no toilet products, particularly those using negative ion generating substances as roll-shaped toilet paper, have been found.
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 55-77493 (Claims for registering utility models, FIG. 1)
[Patent Document 2]
Japanese Utility Model Publication No. 56-111890 (Claims for registering utility models, FIG. 1)
[Patent Document 3]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-19420 (Claims 1 and 13)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and a main object of the present invention is to provide a roll toilet that generates negative ions, as compared to a roll toilet paper that maintains a suitable fragrance for a long time. To provide paper.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention includes the following inventions.
(1) A roll-shaped toilet paper in which substance particles having spontaneous polarization are fixedly held in a paper tube of the roll-shaped toilet paper.
(2) The roll-shaped toilet paper according to (1), wherein the substance particles having spontaneous polarization are tourmaline particles.
[0008]
(3) A material tube having spontaneous polarization and an exciter particle which excites the material particles having spontaneous polarization and emits radiation to generate negative ions in the paper tube of the roll-shaped toilet paper. The roll-shaped toilet paper according to the above mode (1) or (2), wherein the ion generating mixture is fixedly held.
[0009]
(4) The material particles having spontaneous polarization have an average particle diameter of 0.2 to 10 μm, and the exciter particles that excite the material particles having spontaneous polarization by emitting radiation so as to generate negative ions are radiation. The roll-shaped toilet paper according to (3), which is natural ore particles having an amount of 14 to 40 Bq / g.
Here, the smaller the average particle diameter of the substance particles having the spontaneous polarization, the larger the amount of negative ions generated is, and it is preferable that the average particle diameter is 10 μm or less. .
[0010]
(5) The material particles having the spontaneous polarization or a particle mixture of the material particles having the spontaneous polarization and the stimulant particles that emit the radiation and excite the material particles having the spontaneous polarization to generate negative ions. Item (3) or (4), wherein the negative ion generating mixture is fixedly held in an amount of 0.008 mg or more of substance particles having spontaneous polarization with respect to the paper tube of one toilet roll. The roll-shaped toilet paper according to the item (2).
[0011]
(6) The material particles having the spontaneous polarization or a particle mixture of the material particles having the spontaneous polarization and the stimulant particles which emit the radiation and excite the material particles having the spontaneous polarization to generate negative ions. The negative ion generating mixture is fixed and held on the inner surface of the paper tube by applying and drying the liquid containing the substance particles having spontaneous polarization on the inner surface of the paper tube. (1) to (5). The roll-shaped toilet paper according to any one of the above items.
[0012]
(7) The material particles having the spontaneous polarization or a particle mixture of the material particles having the spontaneous polarization and the stimulant particles which emit the radiation and excite the material particles having the spontaneous polarization to generate negative ions. The negative ion generating mixture is prepared by applying and drying a liquid containing the spontaneously polarized substance particles on the surface of the base paper forming the inner surface of the paper tube when manufacturing the paper tube of the toilet paper while bonding the base paper with an adhesive. The roll-shaped toilet paper according to any one of (1) to (6), wherein the roll-shaped toilet paper is fixedly held by a paper core.
[0013]
(8) The roll-shaped toilet paper according to the above (6) or (7), wherein the liquid containing the spontaneously polarized substance particles is a polymer emulsion containing the spontaneously polarized substance particles. .
[0014]
(9) The roll-shaped toilet paper according to the above mode (6) or (7), wherein the liquid containing the substance particles having the spontaneous polarization is an ink containing the substance particles having the spontaneous polarization.
(10) The roll-shaped toilet paper according to (9), wherein the ink is an aqueous ink.
[0015]
(11) The substance particles having spontaneous polarization are at least one selected from tourmaline, lead titanate, lithium tantalate, lithium niobate, and lead zirconate titanate. 10) The roll-shaped toilet paper according to any one of the above items.
[0016]
(12) Exciting agent particles that emit radiation to excite the substance particles having spontaneous polarization to generate negative ions include radiation-emitting natural ores, such as davidite, brunnellite, neuranium ore, gingyolite, Mineral particles consisting of linkai uranium, carnotite, zhamunite, metachamunite, francesvilleite, tallstone, coffinite, samarskiite, thoriumite, trogamite, feldspar, zircon and moznaite, or particles of these or one of these (3) Any one of items (3) to (11), wherein the ore particles are mixed with silica or the like, and after sintering, the particles emit radiation selected from fine particles again. A roll-shaped toilet paper according to 1.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The roll-shaped toilet paper of the present invention emits radiation on the inner surface of the toilet roll paper tube such that the substance particles having spontaneous polarization alone or the substance particles having spontaneous polarization and the substance particles having spontaneous polarization generate negative ions. It has a toilet roll paper tube fixedly holding particles of a negative ion generating substance selected from a mixture with excitable particles that emit and excite.
[0018]
For such a toilet roll paper tube, two sets of paper rolls having a width of 60 to 100 mm, a thickness of 0.3 to 1.0 mm, and a basis weight of about 160 g / m 2 are prepared at the time of manufacturing the toilet roll paper tube. In the step of spirally winding the paper (first paper) which has been unwound from one of the windings around an iron core or the like having a diameter of 35 to 45 mm, the material particles having spontaneous polarization on the inner surface of the paper tube in contact with the iron core or the like Alternatively, a liquid containing a mixture of material particles having spontaneous polarization and excitable particles is applied or printed, and then, an adhesive is applied to the paper (second paper) fed from the other winding, It can be manufactured by winding the first paper wound around the iron core or the like in a spiral shape while changing the spiral cycle.
The continuous paper tube manufactured as described above is then cut to a length suitable for manufacturing a toilet roll base paper roll and sent to the next step.
[0019]
As the substance particles having spontaneous polarization fixed and held on the inner surface of the toilet roll paper tube, pyroelectric substances such as tourmaline having the largest spontaneous polarization among ores are used. Examples of the pyroelectric substance include tourmaline, lead titanate, lithium tantalate, lithium niobate, and lead zirconate titanate.
These pyroelectric substances have spontaneous polarization in a free state, and when the temperature of the crystal changes, a charge corresponding to the change due to the temperature dependence of the spontaneous polarization is applied to the crystal surface. It has the characteristic of appearing.
[0020]
It is known that these pyroelectric substances have various positive effects on the human body, such as generating negative ions. In order to generate negative ions from these pyroelectric substances, a method of exposing the pyroelectric substance to radiation and exciting the pyroelectric substance, and a method of rubbing the surface of the pyroelectric substance are known.
[0021]
Particles that excite material particles with spontaneous polarization to generate negative ions include the natural ores that emit radiation, such as davidite, blannelite, selenium ore, lingingite, linkaiuranite, carnotite, and zamunite. , Metachamunite, franceville, tall, coffin, samarski, thorium, trossite, feldspar, zircon, moznaite, etc., and fine particles of these or some of these ores containing silica. After the sintering and sintering, the fine particles are used again as mixed particles that emit radiation. The radiation dose of these material particles is preferably 14 to 40 Bq / g. If it is less than 14 Bq / g, the excitation effect becomes small, which is not preferable. However, if the radiation dose becomes too large, it is not preferable because the influence on the human body can be considered. [Incidentally, the radiation dose (concentration) regulated by the Science and Technology Agency Public Notice No. 22 (determining the number of isotopes emitting radiation, etc.) is 370 Bq / g or more. ]
[0022]
As a holding agent for the mixed particles for holding and adhering the mixed particles to the paper on the inner surface of the paper tube at the time of manufacturing the paper tube, general polyvinyl acetate emulsion, styrene / alkyl acrylate copolymer, α-methylstyrene An aqueous emulsion resin obtained by emulsion-copolymerizing styrene / α-methylstyrene / acrylic acid in the presence of an alkyl acrylate copolymer is preferred.
In addition, water glass, modified polyvinyl acetate emulsion, and in some cases, a curable adhesive are also used. The amount of the holding agent used is about 30 to 40 g / m 2 .
[0023]
In addition, ink can be used as the holding agent. When using ink, as the type of ink, any of those in which a pigment is dispersed in an organic solvent, those in which a dye is dissolved or dispersed in water, those in which an aqueous pigment is dispersed in a gel-like substance, etc. It may be something.
Further, when using a holding agent using an aqueous medium as the holding agent, a dispersant or the like may be added in order to uniformly disperse the substance particles having the spontaneous polarization in water.
[0024]
The negative ion generating mixture in which the substance particles having the spontaneous polarization are mixed with the stimulant particles that emit radiation and excite so that the substance particles having the spontaneous polarization generate negative ions is a normal toilet roll paper tube. At least 0.008 mg or more, preferably 0.008 to 4 mg of the substance particles having the spontaneous polarization is fixed and held per one. If the amount is less than 0.008 mg, the effect of generating negative ions is not sufficient, and if it exceeds 4 mg, the effect corresponding to the cost cannot be obtained. However, this value is the content when the exciter particles are mixed, and the content of the substance particles having spontaneous polarization when the exciter particles are not mixed is preferably 4 mg / piece or more.
[0025]
In the case of a paper tube having a diameter of 45 mm and a length of 114 mm, which is a paper tube of a general toilet roll, the area of the inner surface of the paper tube is about 0.016 m 2 , but material particles having spontaneous polarization are fixed on the inner surface of the paper tube. The holding area does not need to be the entire inner surface, and may be fixedly held on a part of the inner surface as long as the fixed holding amount per unit is secured.
[0026]
As a paper material for a paper tube, a base paper made of 100% virgin pulp (NBKP: bleached softwood kraft pulp), which is called a general paper tube base paper made of kraft paper and high-quality paper (acid paper, neutral paper). preferable. The thickness is about 0.4 mm to 1 mm.
[0027]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples.
[0028]
Example 1
Select tourmaline as a substance particle having spontaneous polarization, and select feldspar and zircon (containing thorium and uranium) as particles to excite the substance particle having spontaneous polarization to generate negative ions. In order to suppress the occurrence of whitening and increase the whiteness, kaolin and silica were mixed, and these minerals were finely pulverized to prepare mixed particles adjusted to an average particle diameter of 3 μm.
At this time, the composition ratio of each ore of the mixed particles was tourmaline 40 parts by mass, kaolin 15 parts by mass, silica 15 parts by mass, feldspar 15 parts by mass, and zircon 15 parts by mass.
Next, in order to adhere the mixed particles to the inner surface of the paper tube of the toilet paper of the present invention, as a sizing agent, a product name polyvinyl alcohol, product number “JHL121-52-D” manufactured by Japan Fuller Co., Ltd. was prepared, and the sizing agent 95 was prepared. 5 parts by mass of the mixed particles were added to the parts by mass, and the mixture was uniformly stirred and mixed to prepare a mixture of the paste and the mixed particles.
[0029]
On the other hand, in order to manufacture a toilet paper tube, the mixed liquid was applied to one surface of paper (first paper) fed from a web having a width of 80 mm, a thickness of about 0.4 mm, and a basis weight of 160 g / m 2. 8 mg width, 5 mg per 1 m continuously, and spirally wound around a 45 mm diameter iron core so that the coated surface is in contact with the iron core. Further, a width of 80 mm, a thickness of about 0.4 mm, and a basis weight of 160 g / m 2 . Starch paste is applied to one side of the paper (second paper) fed from the paper winding paper, and is wound spirally out of phase with the first paper wound first on the iron core to generate negative ions. A paper tube of toilet paper was obtained.
[0030]
Next, the paper tube of the toilet paper generating the negative ions was cut into a 2590 mm width, and a base paper for toilet paper having a basis weight of 21 g / m 2 composed of 100% virgin pulp (NBKP: bleached softwood kraft pulp) was cut into the paper tube. After winding about 60 m and cutting both ends about 40 mm, the sheet was cut into 22 pieces with a width of 114 mm to obtain toilet paper (roll-shaped toilet paper) of Example 1 which generates negative ions.
The content of the negative ion generating mixture (substance particles having spontaneous polarization and exciter particles) in Example 1 was 0.05 mg per paper tube, and the content of substance particles having spontaneous polarization (tourmaline) was one. Is 0.02 mg per paper tube.
[0031]
Example 2
Instead of the sizing agent used in Example 1, as a fixing agent for adhering the mixed particles to the inner surface of the paper tube of the toilet paper of the present invention, an ink for product name PC coder manufactured by Kishu Giken Kogyo Co., Ltd., model number "S2 -30 black "was prepared, 5 parts by mass of the same mixed particles as used in Example 1 were added to 95 parts by mass of the ink, and the mixture was uniformly stirred and mixed to prepare a mixed liquid of the ink and the mixed particles. did.
On the other hand, in order to manufacture a toilet paper tube, other than applying 5 mg per meter with a printing width of about 8 mm on one side of the first paper as in Example 1 as a continuous letter of the alphabet. In the same manner as in Example 1, a roll-shaped toilet paper that generates negative ions of Example 2 was obtained.
[0032]
Example 3
Water was used in place of the sizing agent used in Example 1, 5 parts by mass of the same mixed particles as used in Example 1 were added to 95 parts by mass of water, and the mixture was uniformly stirred and mixed. A suspension was made.
On the other hand, in order to manufacture a toilet paper tube, a method similar to that of Example 1 was applied, except that the mixed solution was applied in an 8 mm width and 5 mg / m on one side of the same first paper as in Example 1. Thus, the rolled toilet paper of Example 3 which generates negative ions was obtained.
[0033]
Example 4
In Example 1, the negative-ion-generating roll of Example 4 was produced in the same manner as in Example 1, except that the composition of the mixture was changed to 10 parts by mass of the mixed particles with respect to 90 parts by mass of the paste. Toilet paper was obtained.
[0034]
Example 5
In Example 2, except that the composition of the mixed liquid was changed to 10 parts by weight of the mixed particles with respect to 90 parts by weight of the ink, the roll-shaped toilet of Example 4 generating negative ions in the same manner as in Example 2 Got paper.
[0035]
Example 6
In Example 3, the composition of the mixed solution is 90 parts by mass of water, and the mixing particles are 10 parts by mass, except that the rolled toilet of Example 4 generates negative ions in the same manner as in Example 3. Got paper.
[0036]
Comparative Example 1
In Example 1, a roll-shaped toilet paper of Comparative Example 1 was obtained in the same manner as in Example 1, except that no coating and printing were performed on the first paper.
[0037]
Next, an example where the content of the substance particles having spontaneous polarization is small, which is within the scope of the present invention, will be described.
Example 7
In Example 1, the composition of the mixture was 99.5 parts by mass of the paste, and 0.5 parts by mass of the mixed particles were used, except that the rolled toilet of Example 7 was produced in the same manner as in Example 1. Got paper.
[0038]
Example 8
The rolled toilet paper of Example 8 was prepared in the same manner as in Example 2 except that the composition of the mixture was changed to 0.5 parts by mass of the mixed particles with respect to 99.5 parts by mass of the ink. Got.
[0039]
Example 9
The rolled toilet paper of Example 9 was prepared in the same manner as in Example 3 except that the composition of the mixture was changed to 0.5 parts by mass of the mixed particles with respect to 99.5 parts by mass of water. Got.
[0040]
The amount of generation of negative ions and positive ions of the rolled toilet paper obtained in Examples 1 to 6 and Examples 7 to 9 was measured by the following method.
Figure 2004261244
[0041]
measured value :
(Condition 1): Assuming a state in which the roll-shaped toilet paper is attached to the holder and settled, set the rolled toilet paper at a position 10 cm away from the air inlet of the measuring instrument, and set the roll hole surface to the air inlet side. Was measured for 10 minutes and the average value was calculated. (Number of measurements N = 3)
Table 1 shows the measurement results under the condition 1.
[0042]
(Condition 2): Assuming that the roll-shaped toilet paper is drawn out and used, it is allowed to stand at a place 10 cm away from the air inlet of the measuring instrument, and a wooden rod having a diameter of 20 mm is moved along the inner surface of the paper tube every second. While rotating at a speed of one rotation, the roll hole surface was measured toward the air intake side for 10 minutes to calculate an average value. (Number of measurements N = 3)
Table 2 shows the measurement results under the condition 2.
[0043]
[Table 1]
Figure 2004261244
[0044]
In each of Examples 1 to 3, a clear increase in the number of negative ions is seen as compared with the background value (value measured without placing anything) and Comparative Example 1. Further, in Examples 4 to 6, the number of negative ions further increased. On the other hand, with respect to the number of positive ions, Examples 1 to 6 were almost halved with respect to the background, and Comparative Example 1 was increased by about 50%. Since the absolute values of the comparative examples are small, it cannot be said that there is a clear difference.
[0045]
In addition, according to Table 1, in Examples 7 to 9, when the individual measured values were observed, a value lower than the background value was also observed, but the average value was such that the number of negative ions was 1.5 to less than the background value. It has increased twice. The number of positive ions is the same as in Examples 1 to 3.
[0046]
[Table 2]
Figure 2004261244
[0047]
Table 2 shows that, in comparison with the case of measurement under the condition 1, by physically stimulating the substance particles having spontaneous polarization, the negative ions and the positive ions in Examples 1 to 6 and 7 to 9 were both applied. This indicates that the amount of generation increases about two to three times.
Usually, since the roll-shaped toilet paper is attached to a dedicated holder and rotated to draw out the paper for use, it is preferable that the result measured under the condition 2 is excellent.
In addition, recently found holders that hold both ends of a toilet roll without using a center core also have spontaneous polarization, which is fixed and held on the inner surface of the roll core. The effect of increasing the generation amount of negative ions is obtained.
[0048]
In the above embodiment, the inside of the paper tube of the roll-shaped toilet paper contains both substance particles having spontaneous polarization and exciter particles which excite the substance particles having spontaneous polarization to generate negative ions. Although an example has been described, it is also effective to include only material particles having spontaneous polarization typified by tourmaline inside the paper tube of the roll-shaped toilet paper. In this case, when the toilet paper set in the holder is used, the paper tube of the toilet paper is rotated, thereby causing friction between the inner surface of the paper tube and the shaft surface of the holder to excite substance particles having spontaneous polarization, Because of the action of generating negative ions, the location of the particles inside the paper tube has a special meaning.
[0049]
As described above, the roll-shaped toilet paper of the present invention is a material for fixing and holding spontaneously polarized substance particles used as a substance that generates negative ions on the inner surface of a paper tube. Since the particles are also excited by frictional contact with other objects, vibration addition, and the like, and generate negative ions, the present invention relates to such a material particle having a spontaneous polarization, the core portion of the roll-shaped toilet paper holder. And the toilet paper holding cover can be fixedly held.
[0050]
【The invention's effect】
According to the present invention, negative ions are generated from the paper tube of the toilet paper by fixing and holding the spontaneously polarized substance particles inside the paper tube of the roll-shaped toilet paper, and the toilet environment is improved. Further, by holding the substance particles having the spontaneous polarization and the mixture of the substance particles having the spontaneous polarization and the particles of the exciter which excites the negative particles to generate negative ions, the paper tube is formed. This makes it possible to generate more negative ions from the inside.
Further, compared to the fragrance contained in conventional roll-shaped toilet paper, it is possible to generate negative ions for a long period of time, and to provide a roll-shaped toilet paper having a long duration of the toilet environment improvement effect. .

Claims (10)

ロール状トイレットペーパーの紙管に自発分極を持つ物質粒子を固定保持させたことを特徴とするロール状トイレットペーパー。A roll-shaped toilet paper characterized in that substance particles having spontaneous polarization are fixedly held in a paper tube of the roll-shaped toilet paper. 前記自発分極を持つ物質粒子がトルマリン粒子であることを特徴とする請求項1項記載のロール状トイレットペーパー。The roll-shaped toilet paper according to claim 1, wherein the substance particles having spontaneous polarization are tourmaline particles. 前記ロール状トイレットペーパーの紙管に、自発分極を持つ物質粒子と該自発分極を持つ物質粒子をマイナスイオンを発生するように放射線を放出して励起する励起剤粒子とからなるマイナスイオン発生混合物を固定保持させてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のロール状トイレットペーパー。In the paper tube of the roll-shaped toilet paper, a negative ion generating mixture composed of material particles having spontaneous polarization and exciter particles which excite the material particles having spontaneous polarization by emitting radiation to generate negative ions is excited. The roll-shaped toilet paper according to claim 1 or 2, which is fixedly held. 前記自発分極を持つ物質粒子の平均粒子径が0.2μm〜10μmであり、前記励起剤粒子が放射線量14Bq/g〜40Bq/gの天然鉱石粒子であることを特徴とする請求項3記載のロール状トイレットペーパー。The average particle diameter of the substance particles having spontaneous polarization is 0.2 μm to 10 μm, and the exciter particles are natural ore particles having a radiation dose of 14 Bq / g to 40 Bq / g. Rolled toilet paper. 前記自発分極を持つ物質粒子と該自発分極を持つ物質粒子をマイナスイオンを発生するように放射線を放出して励起する励起剤粒子との粒子混合物からなる前記マイナスイオン発生混合物は、1個のトイレットロールの紙管に対して、自発分極を持つ物質粒子が0.008mg以上となる量で固定保持されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のロール状トイレットペーパー。The negative ion generating mixture, which is a particle mixture of the spontaneous polarization substance particles and the stimulant particles that emit radiation to excite the spontaneous polarization substance particles to generate negative ions, is one toilet. The roll-shaped toilet paper according to claim 3 or 4, wherein a substance particle having spontaneous polarization is fixedly held in an amount of 0.008 mg or more with respect to a paper tube of the roll. 前記自発分極を持つ物質粒子又は該自発分極を持つ物質粒子をマイナスイオンを発生するように放射線を放出して励起する励起剤粒子とからなるマイナスイオン発生混合物は、該自発分極を持つ物質粒子を含む液を紙管内面に塗布・乾燥することによって紙管内面に固定保持されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のロール状トイレットペーパー。The negative ion generating mixture comprising the spontaneous polarization material particles or the spontaneous polarization material particles emits radiation to excite and excite the material particles having spontaneous polarization to generate negative ions. The roll-shaped toilet paper according to any one of claims 1 to 5, wherein the liquid containing the liquid is applied to the inner surface of the paper tube and dried to be fixed and held on the inner surface of the paper tube. 前記自発分極を持つ物質粒子又は該自発分極を持つ物質粒子をマイナスイオンを発生するように放射線を放出して励起する励起剤粒子とからなるマイナスイオン発生混合物は、原紙を接着剤で貼り合わせながらトイレットペーパーの紙管を製造する際に、紙管の内面を成す原紙の表面に前記自発分極を持つ物質を含む液を塗布・乾燥して紙管に固定保持されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のロール状トイレットペーパー。A negative ion generating mixture consisting of the spontaneous polarization material particles or the spontaneous polarization material particles and an exciter particle that emits radiation to excite the material particles having negative spontaneous ions, while bonding the base paper with an adhesive. A liquid containing the substance having spontaneous polarization is applied to a surface of a base paper forming an inner surface of the paper tube, dried, and fixed to the paper tube when the paper tube of the toilet paper is manufactured. Item 7. The roll-shaped toilet paper according to any one of Items 1 to 6. 前記自発分極を持つ物質粒子を含む液は、前記自発分極を持つ物質粒子を含む高分子エマルジョンであることを特徴とする請求項6又は7に記載のロール状トイレットペーパー。8. The roll-shaped toilet paper according to claim 6, wherein the liquid containing the spontaneously polarized substance particles is a polymer emulsion containing the spontaneously polarized substance particles. 前記自発分極を持つ物質粒子を含む液は、前記自発分極を持つ物質粒子を含む液がインクであることを特徴とする請求項6又は7に記載のロール状トイレットペーパー。8. The roll-shaped toilet paper according to claim 6, wherein the liquid containing the spontaneously polarized substance particles is an ink. 9. 前記インクは水性インクであることを特徴とする請求項9記載のロール状トイレットペーパー。The roll-shaped toilet paper according to claim 9, wherein the ink is an aqueous ink.
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