【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、刈取る穀稈を分離する分草装置は、昇降装置によって昇降回動自在に設け、上昇時は、上方へ回動移動しながら、後方へ退避回動移動すべく設ける共に、昇降装置は、刈取機で刈取りした既刈取り穀稈側で、この刈取機に設けた技術であり、コンバインの穀稈分離装置として利用できる。
【０００２】
【従来の技術】
コンバインで立毛穀稈の刈取り収穫作業は、このコンバインの前部に設けた刈取機のナローガイド、及び条列毎に設けた各分草体で穀稈は分離され、分離された穀稈は、各引起装置で引起され、引起しされた穀稈は、掻込みされながら刈取りされ、刈取り穀稈は、この刈取機で後方上部へ移送され、脱穀機のフィードチェンと、挟持杆とヘ供給されて引継ぎされ、これらフィードチェンと、挟持杆とにより、脱穀機内を挟持移送中に脱穀され、脱穀済み穀粒は、この脱穀機から横側へ設けた穀粒貯留タンク内へ供給されて、一時貯留される。
【０００３】
上述の脱穀作業中に、前記分草体を畦へ近接させて、畦ぎわの穀稈を刈取りを行なうときには、下述の如く操作して行なう構成である。
特に、特開平７−２５５２４９号公報に記載の如く引起装置の前側へ設けたガイド筒により、分草フレームを支持させて設け、この分草フレームの下端前部には、分草体を設けると共に、この分草フレームの上端部と、油圧シリンダとは接続させて設けた構成である。
【０００４】
畦ぎわへ前記刈取機を近接させて、畦ぎわの穀稈を刈取り作業するときには、この刈取機の引起装置の前側へ設けた、油圧シリンダを作動操作し、この油圧シリンダにより、分草体を分草フレームを介して上方へ移動され、刈取機の各引起装置を畦ぎわへ近接させて、穀稈を刈取りする。
【０００５】
【特許文献１】
特開平７−２５５２４９号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
分草体は、引起装置の前側へ設けられ、又、上下摺動移動は、この引起装置と略同じ隙間を有して、上下へ移動することにより、分草体と、引起装置との関係位置は、常に同じ関係位置であり、このために、畦の低い圃場のときには、畦ぎわへ刈取機を近接させて、刈取り作業ができるが、畦が高いときには、分草体は所定位置までしか上昇しないことにより、この分草体は高い畦へ当接して、刈取機を畦ぎわまで近接させることができず、このために、畦ぎわは手刈取り作業になることがあったり、又、油圧シリンダで脱粒が発生することがあったが、この発明により、この問題点を解決しようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
このために、この発明は、請求項１に記載の発明においては、刈取機３前部の穀稈を引起す引起装置８ａの前方下部には、穀稈を分離する昇降回動自在な分草装置５と、該分草装置５を昇降させる昇降装置７等とを設けたコンバインにおいて、前記分草装置５は昇降装置７によって上昇時は、上方へ上昇回動移動しながら、後方へ退避回動移動すべく設ける該昇降装置７は、刈取機３で穀稈を刈取りした既刈取り穀稈側で、該刈取機３に設けたことを特徴とするコンバインの穀稈分離装置としたものである。
【０００８】
コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインの前部に設けた刈取機３の前部より、順次設けたナローガイド、及び条列毎の各分草装置５で穀稈は分離され、分離された穀稈は、各引起装置で引起され、引起された穀稈は、掻込みされながら刈取りされ、刈取り穀稈は、この刈取機３で後方上部へ移送され、脱穀機のフィードチェンと、挟持杆とヘ供給されて引継ぎされ、これらフィードチェンと、挟持杆とにより、脱穀機内を挟持移送中に脱穀され、脱穀済み穀粒は、この脱穀機から横側へ設けた穀粒貯留タンク内へ供給されて、一時貯留される。
【０００９】
畦ぎわへ前記刈取機３を近接させて、畦ぎわの穀稈を刈取り作業するときには、この刈取機３で穀稈を刈取りした既刈取り穀稈側で、この刈取機３へ設けた、昇降装置７を作動操作して、この昇降装置７により、引起装置８ａの前側下部に設けた、各分草装置５は、上昇時には、上方へ上昇回動移動されながら、後方へ退避回動移動されて、この各分草装置５は、上方で各引起装置８ａへ最近接状態になる。各分草装置５が近接状態の刈取機３を畦ぎわへ近接させて、この刈取機３で畦ぎわの穀稈を刈取りする。
【００１０】
請求項２に記載の発明においては、前記昇降装置７は、穀稈を刈取りした既刈取り穀稈側の外端部の引起装置８ａの上方背面部側へ設けたことを特徴とする請求項１に記載のコンバインの穀稈分離装置としたものである。
畦ぎわへ前記刈取機３を最近接させて、畦ぎわの穀稈を刈取り作業するときには、穀稈を引起す引起装置８ａの前側下部に位置して、穀稈を分離する分草装置５を上方後部へ回動移動させる。引起装置８ａの上方背面部側で、穀稈を刈取りした既刈取り穀稈側で、刈取機３へ設けた昇降装置７を作動操作して、この昇降装置７で分草装置５を上方へ昇降回動移動させながら、後方へ退避回動移動させて、上方で引起装置８ａへ最近接状態になった。刈取機３を畦ぎわへ最近接させて、この刈取機３で畦ぎわの穀稈を刈取りする。
【００１１】
請求項３に記載の発明においては、機体１ａを運転操作する操作装置１３へ設けた上げ用と、下げ用との各昇降スイッチ１３ａの操作により、昇降装置７を作動させて、分草装置５を通常の穀稈を刈取る刈取り作業と、畦ぎわの穀稈を刈取る刈取り作業とを行う構成において、該分草装置５を自動昇降制御中に、各昇降スイッチ１３ａの手動操作が行われると、この手動操作を優先して制御する制御装置２２を設けたことを特徴とする請求項１、又は請求項２に記載のコンバインの穀稈分離装置としたものである。
【００１２】
機体１ａを運転操作する操作装置１３に設けて、分草装置５を昇降させる昇降装置７を作動させて、この分草装置５を通常の穀稈を刈取る刈取り作業状態と、畦ぎわの穀稈を刈取る刈取り作業状態とを行うときに操作する。下げ用と、上げ用との各昇降スイッチ１３ａを、例えば、下げ用の昇降スイッチ１３ａを「入」操作し、昇降装置７を逆回転作動させて、分草装置５を自動下降制御中に、この分草装置５が畦へ当接することが発生すると、急きょ上げ用の昇降スイッチ１３ａを「入」操作して、昇降装置７を正回動作動させて、分草装置５を上昇回動移動に変更するが、このときは、この分草装置５の自動下降制御より、上げ用の昇降スイッチ１３ａの手動による「入」操作が、制御装置２２で優先制御され、昇降装置７は正回転作動されて、分草装置５は上方後部へ回動移動制御される。
【００１３】
又、前述とは逆に、前記分草装置５を自動上昇制御中に、下げ用の昇降スイッチ１３ａが「入」操作されると、この昇降スイッチ１３ａの「入」操作が、制御装置２２で優先制御され、分草装置５は下降制御される。
【００１４】
【発明の効果】
請求項１に記載の発明においては、刈取る穀稈を分離する分草装置５を、上方後部へ回動移動させる昇降装置７は、刈取機３で穀稈を刈取りした既刈取り穀稈側で、この刈取機３に設けたことにより、昇降装置７へ未刈取り穀稈が当接することを防止でき、このために、穀稈の穂切れ発生の防止、及び脱粒等の防止ができる。
【００１５】
請求項２に記載の発明においては、前記分草装置５を上方後部へ回動移動させる昇降装置７は、穀稈を刈取りした既刈取り穀稈側の外側端部の引起装置８ａの上方背面部側へ設けたことにより、昇降装置７へ未刈取り穀稈が当接することを防止でき、このために、穀稈の穂切れ発生の防止、及び脱粒等の発生の防止ができる。
【００１６】
請求項３に記載の発明においては、運転操作する操作装置１３には、分草装置５を昇降回動移動させる昇降装置７を、正逆回転始動させる上げ用と、下げ用との各昇降スイッチ１３ａのいずれかの操作により、分草装置５が自動昇降回動移動制御中に、各昇降スイッチ１３ａのいずれかの手動によって「入」操作されると、この手動操作の「入」を優先して、制御装置２２で分草装置５を上昇、又は下降制御することにより、この分草装置５と、昇降装置７と、これら分草装置５と、昇降装置７とを接続する分草ガイド杆等とを保護ができると共に、破損を防止することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン１の走行車台２の前方部には、立毛穀稈を刈取り移送する刈取機３を設け、この刈取機３は前部より、穀稈を分離するナローガイド４ａ、及び昇降回動自在な各条列毎に分草装置５を設け、この各分草装置５は、昇降装置７の作動により、上昇時には、上方へ上昇回動移動しながら、後方へ退避回動移動する構成である。この昇降装置７は、刈取機３で穀稈を刈取りした既刈取り穀稈側で、この刈取機３へ設けた構成である。これら分草装置５と、昇降装置７とを主に図示して説明する。
【００１８】
前記コンバイン１の走行車台２の下側には、図９で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ２０ａを張設した走行装置２０を配設し、走行車台２の上側には、脱穀機１７を載置した構成である。走行車台２の前方部の刈取機３で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈は、この刈取機３で後方上部へ移送され、脱穀機１７のフィードチエン１８ａと、挟持杆１８ｂとで引継ぎされて、挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、脱穀機１７の右横側に配設した穀粒貯留タンク１９内へ一時貯留される。
【００１９】
前記走行車台２の前方部には、図９で示す如く前端位置から順次立毛穀稈を分離するナローガイド４ａ、及び詳細は後述する各条列毎に設けて上方後部へ回動自在な分離装置５と、立毛穀稈を引起す各引起装置８ａと、引起された穀稈を掻込み移送する穀稈掻込移送装置９の各掻込装置９ａと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置８ｂと、刈取りされた穀稈を挟持移送して、脱穀機１７のフィードチエン１８ａと挟持杆１８ｂとへ受渡しする穀稈掻込移送装置９の根元・穂先移送装置１０ａ，１０ｂ等からなる刈取機３を設けている。該刈取機３は、油圧駆動による伸縮シリンダ１１により、土壌面に対して、昇降自在に移動する構成である。
【００２０】
前記刈取機３の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆１２ａの上端部には、左右方向に支持パイプ杆１２ｂを設け、この支持パイプ杆１２ｂを走行車台２の上側面に設けた支持装置１２ｃで回動自在に支持させて、伸縮シリンダ１１の作動により、刈取機３は支持パイプ杆１２ｂを回動中心として、上下に回動する構成である。
【００２１】
前記刈取機３の穀稈掻込移送装置９によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機１７へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ３ａを設けた構成である。
前記刈取機３の前部には、図１〜図７で示す如くナローガイド４ａと共に、穀稈を分離する穀稈分離装置４を設けた構成である。この穀稈分離装置４は、穀稈を分離する分草装置５と、この分草装置５を上方後部へ回動移動させる昇降装置７等よりなる構成である。
【００２２】
前記分草装置５は、図１〜図４で示す如く分草パイプ５ｃの前端部には、支持板５ｄを挿入し、支持ピン５ｅで回動自在に軸支して設けると共に、分草パイプ５ｃの後端部には、略コ字形状の取付板５ｆを固着して設けた構成である。
前記分草装置５の支持板５ｄには、分草板５ａと、補強板５ｈとを設け、この分草板５ａの上端部には、分草ガイド杆５ｂの下端部を回動自在に挿入して設けた構成である。又、この分草ガイド杆５ｂは、引起装置８ａの前側面に設けた案内ガイド板８ｃの長孔８ｄ部へ挿入後に、分草板５ａへ装着して設けた構成である。
【００２３】
前記分草パイプ５ｃの取付板５ｆは、図１、図３、及び図４で示す如く刈取機３の支持フレーム２１へ前方へ突出させて設けた接続板２１ａには、前方へ突出させて下支持パイプ２１ｂを設け、この下支持パイプ２１ｂの先端部には、受パイプ２１ｃを固着して設け、この受パイプ２１ｃの左右両端部へ挿入して、支持ピン２１ｄで回動自在に軸支した構成である。
【００２４】
前記分草装置５は、図１、図３、及び図４で示す如く支持ピン５ｅ、２１ｄ部を回動支点として、上下に回動自在な構成である。
前記昇降装置７は、図１、及び図２で示す如く刈取機３で穀稈を刈取りした既刈取り穀稈側で、この刈取機３に設けた構成である。昇降装置７の作動により、分草装置５は、この昇降装置７によって上昇時は、上方へ回動移動しながら後方へ退避回動移動する構成である。
【００２５】
刈取る穀稈を分離する前記分草装置５を、上方後部へ移動させる昇降装置７は、刈取機３で穀稈を刈取りした既刈取り穀稈側で、この刈取機３へ設けたことにより、昇降装置７へ未刈取り穀稈が当接することを防止できる。このために、穀稈の穂切れ発生の防止、及び脱粒等の発生の防止ができる。又、刈取り作業を円滑に行うことができる。
【００２６】
前記昇降装置７は、図１、及び図２で示す如く穀稈を刈取りした既刈取り穀稈側で、外端部側の引起装置８ａの所定位置上方で、背面部側（後側）へ設けた構成である。又、この昇降装置７の構成は、後述する。
前記分草装置５を上方後部へ回動移動させる昇降装置７は、穀稈を刈取りした既刈取り穀稈側で、外端部側の引起装置８ａの上方背面部側へ設けたことにより、昇降装置７へ未刈取り穀稈が当接することを防止できる。このために、穀稈の穂切れ発生防止、及び脱粒等の発生の防止ができる。又、刈取り作業を円滑に行うことができる。
【００２７】
前記昇降装置７は、図１、及び図２で示す如く昇降用モータ７ａと、リンク機構のリンク具７ｃとよりなる構成である。引起装置８ａの後側面へ上方へ突出させて支持板８ｅを固着して設け、この支持板８ｅの上端部には、受板８ｆを設けた構成である。この支持板８ｅ、及び受板８ｆで昇降装置７の昇降モータ７ａ、及びリンク具７ｃ等を支持した構成である。
【００２８】
前記支持板８ｅには、昇降装置７の正逆回転方式の昇降用モータ７ａを装着した構成である。又、受板８ｆには、リンク具７ｃを支持軸７ｄで回動自在に軸支した構成である。リンク具７ｃの一方側の端部は、分草装置５の分草ガイド杆５ｂの上端部へ装着すると共に、他方側の端部は、昇降用モータ７ａのモータ軸７ｂの軸端部へ装着した構成である。リンク具７ｃのアーム７ｅには、スプリング７ｆと、止ピン７ｈとを設けて、分草装置５を所定位置で支持させる構成である。畦ぎわへ前記刈取機３を近接させて、畦ぎわの穀稈を刈取りするときには、後述する操作装置１３に設けたＯＮ−ＯＦＦ方式の上げ用と、下げ用の各昇降スイッチ１３ａのこの上げ用の昇降スイッチ１３ａを「入」操作により、正逆回転する昇降用モータ７ａが正回転駆動されて、リンク具７ｃ、及び分草ガイド杆５ｂ等を介して、分草装置５は、上方後部へ回動移動される構成である。
【００２９】
畦ぎわの穀稈を刈取り作業するときは、前記上げ用の昇降スイッチ１３ａを「入」操作することにより、分草装置５の分草板５ａと、補強板５ｈとは、図１、及び図２で示す如くこの分草装置５の分草ガイド杆５ｂと、昇降装置７の昇降用モータ７ａの正回転駆動と、リンク具７ｃとにより、上昇時は、支持パイプ杆５ｃの前後両側の支持ピン５ｅと、支持ピン２１ｄとを回動中心として、上方へ上昇回動移動しながら、後方へと退避回動移動する構成である。分草装置５は、上方へ移動すると共に、引起装置８ａへ最近接状態になる構成である。又、下げ用の昇降スイッチ１４ａの「入」操作により、分草装置５は元の通常の刈取り作業状態に復元される構成である。
【００３０】
畦ぎわの穀稈を刈取りするときは、穀稈を分離する各分草装置５を、昇降装置７の昇降用モータ７ａの始動操作により、各分草装置５は、昇降装置７で上昇時は、上方へ上昇回動移動しながら、後方へ退避回動移動されて、分草装置５は、上方で各引起装置８ａへ最近接状態になることにより、刈取機３を畦へ最近接状態にして、穀稈の刈取りを行うことができる。又、多量の畦ぎわの穀稈を刈取り可能になる構成である。
【００３１】
前記分草装置５は、図１で示す如くこの分草装置５の分草板５ａの上端部には、分草ガイド杆５ｂを設け、この分草ガイド杆５ｂにより、分草板５ａを吊り下げ状態に保持した構成である。分草ガイド杆５ｂにより、上方へ吊り上げて、分草装置５の分草板５ａと、分草パイプ５ｃと、支持板５ｄと、補強杆５ｈとは、上方後部へ回動移動する構成である。
【００３２】
穀稈を分離する前記分草装置５は、この分草装置５の分草板５ａの上端部に設けた分草ガイド杆５ｂにより、吊り上げて、回動移動すべく設けたことにより、昇降装置７のリンク構成のリンク具７ｃへ穀稈の穂先等が当接しにくくなり、このために、穀稈の穂切れ防止、及び脱粒の防止ができる構成である。又、畦ぎわの穀稈の刈取りが容易な構成である。
【００３３】
前記分草装置５を上方後部へ回動移動させる昇降装置７の正逆回転用の昇降用モータ７ａを始動、及び停止させるときに操作する上げ用と、下げ用との各昇降スイッチ１３ａは、図５で示す如く操作装置１３へ設けた構成である。畦ぎわの穀稈を刈取り作業するときで、分草装置５を上方後部へ回動移動させるときには、上げ用の昇降スイッチ１３ａを「入」操作する構成である。又、上方後部へ上げ状態の分草装置５を元の位置へ下げて、通常の穀稈を刈取る通常の刈取り作業状態へ復元させるときには、下げ用の昇降スイッチ１３ａを「入」操作する構成である。１５ａは走行速度を設定する主変速レバーであり、又、１５ｂは走行方向を変更する操行レバーである。
【００３４】
前記上げ用、又は下げ用の各昇降スイッチ１３ａを「入」操作して、昇降装置７の昇降モータ７ａを正回転駆動、又は逆回転駆動させて、分草装置５を上方後部へ自動回動移動中のときに、逆方向へ回動移動させる下げ用の昇降スイッチ１３ａが「入」操作されたとき、又は分草装置５を下方前部へ自動回動移動中のときに、逆方向へ回動移動させる上げ用の昇降スイッチ１３ａが「入」操作されたときには、これらの操作は、図８で示す如く操作装置１３へ内装した制御装置２２のＣＰＵ２２ａへ入力され、分草装置５が回動移動中のときは、この変更入力がＣＰＵ２２ａで優先される構成である。回動移動中のときは、この入力された逆方向へ逆回動移動が優先されて、このＣＰＵ２２ａにより、分草装置５は逆方向へ逆回動移動制御される構成である。
【００３５】
前記コンバイン１を運転操作する操作装置１３には、分草装置５を昇降回動移動させる昇降装置７の昇降モータ７ａを正逆回動始動させる上げ用と、下げ用との各昇降スイッチ１３ａのいずれかの操作により、分草装置５が自動昇降回動移動制御中に、各昇降スイッチ１３ａのいずれかを手動によって「入」操作すると、この手動操作の「入」を優先して、制御装置２２のＣＰＵ２２ａで分草装置５を逆方向の上昇、又は逆方向の下降制御することにより、この分草装置５と、昇降装置７と、これら分草装置５と、昇降装置７とを接続する分草ガイド杆５ｂ等とを保護ができると共に、破損を防止することができる。
【００３６】
前記分草装置５は、図５〜図７で示す如く昇降装置７の昇降用モータ７ａの回転駆動により、リンク具７ｃと、分草ガイド杆５ｂ等により、上方後部へ回動移動する構成において、左右両側端部の分草装置５の分草パイプ５ｃの後端部に設けた取付板５ｆの後側端部には、接地橇体６を固着して設けた構成である。
【００３７】
左右両側端部の各分草装置５に設けた接地橇体６は、通常の穀稈を刈取り作業時は、図５で示す如く略垂直状態に支持された構成である。又、各分草装置５を上方後部へ回動操作した時には、図５で示す如く接地橇体６は、分草装置５の分草パイプ５ｃ、及び下支持パイプ２１ｂの下側へ位置して、接地橇体６の底面部は、圃場表面へ接地する構成である。畦ぎわの穀稈を刈取りのときには、各接地橇体６により、刈取機３の上下の高さ位置は、所定の高さ位置へ保持される構成である。
【００３８】
穀稈を分離する左右両側端部の分草装置５には、この各分草装置５と同時に、回動する接地橇体６を設けたことにより、各分草装置５を上方後部へ回動移動操作したときには、この回動に連動して、接地橇体６は回動されて、この接地橇体６の底面部は、圃場表面へ接地して、刈取機３は、通常の穀稈を刈取る位置へ保持されることにより、引起装置８ａに設けた各引起ラグ８ｈが、圃場表面へ当接することが防止でき、このために、この引起ラグ８ｈの破損、及び摩耗を防止できる。又、刈取り高さが低くなり過ぎたときでも、接地橇体６の接地により、引起ラグ８ｈは、圃場表面へ干渉しにくくなる構成である。
【００３９】
前記操作装置１３に設けた操行レバー１５ｂには、図５、及び図８で示す如く分草装置５を昇降させる昇降装置７の昇降用モータ７ａを正逆回転始動する。この始動のときには、分草装置５を上昇させるときに操作する上げ用と、この分草装置５を下降させるときに操作する下げ用との各昇降スイッチ１３ａを設けた構成において、分草装置５が畦ぎわの穀稈を刈取る刈取り作業状態にあるときに、通常の穀稈を刈取る刈取り作業状態にするために、下げ用の昇降スイッチ１３ａの「入」操作が所定時間以上にわたって行われると、昇降装置７の昇降用モータ７ａは、逆回転駆動制御されて、分草装置５を前方下部へ回動移動制御中に、上げ用の昇降スイッチ１３ａが「入」操作されると、この「入」操作がＣＰＵ２２ａへ入力され、この入力が優先されて、このＣＰＵ２２ａで昇降用モータ７ａは、正回転駆動制御されて、分草装置５は、再度上方後部へ回動移動制御される構成である。
【００４０】
これにより、前記分草装置５を昇降させる昇降用モータ７ａを正逆回転させる下げ用の昇降スイッチ１３ａの操作により、前方下部へ回動移動制御中に、例えば、この分草装置５が畦へ当接状態になると、再度上げ用の昇降スイッチ１３ａを操作するが、このときは、この操作が優先されて、分草装置５は、畦ぎわ刈取り作業状態の上方後部へ回動移動制御されることにより、この分草装置５と、分草ガイド杆５ｂと、昇降装置７等とへ異常な負荷が掛ることを防止できる。又、これにより、これらの破損を防止することができる。
【００４１】
前記昇降装置７の昇降用モータ７ａが自動回転制御中に、上げ用、又は下げ用の各昇降スイッチ１３ａの「入」操作が所定時間以上にわたって行われると、昇降用モータ７ａへの出力は、ＣＰＵ２２ａで解除され、その後にこの各昇降スイッチ１３ａの「入」・「切」操作されると、この操作が優先され、この操作に基づく同方向への任意回転出力に切り替る構成である。従って、この各昇降スイッチ１３ａを「切」操作した時点で即時昇降用モータ７ａが停止する構成である。
【００４２】
これにより、前記分草装置５を昇降させる昇降用モータ７ａを正逆回転させる上げ用、又は下げ用の各昇降スイッチ１３ａの操作により、分草装置５を上昇、又は下降回動移動制御中に、各昇降スイッチ１３ａを操作すると、この操作が優先されて、昇降用モータ７ａを任意に回転駆動制御することができることにより、分草装置５と、分草ガイド杆５ｂと、昇降装置７等とヘ異常な負荷が掛ることを防止できる。又、これにより、これらの破損を防止できる。
【００４３】
前記昇降装置７の支持軸７ｄは、図１、図２、及び図８で示す如く昇降用モータ７ａで回転駆動する構成である。上げ用の昇降スイッチ１３ａの「入」操作により、分草装置５は上方後部へ回動移動制御されて、引起装置８ａへ最近接状態に制御される。この所定の上方後部位置は、支持軸７ｄに設けたポテンションメータ２６で検出されて、ＣＰＵ２２ａへ入力され、この入力により、所定の上方後部位置へ回動移動制御されたと判定する構成において、畦ぎわの穀稈を刈取る刈取り作業のときに、分草装置５を上方後部へ回動移動されて、畦ぎわの穀稈を刈取り終了後に、旋回のために、刈取機３全体を非刈取り作業状態位置へ上昇させる。その後に、次回の条列位置への旋回が終了して、次回の条列の刈取り作業開始のために、この刈取機３を通常の穀稈を刈取る刈取り作業状態位置へ下降操作すると、この操作終了に基づいて、図８で示す如く昇降用モータ７ａは、ＣＰＵ２２ａにより、自動で逆回転駆動制御され、分草装置５は、この昇降用モータ７ａにより、通常の穀稈を刈取る刈取り作業状態位置へ自動下降制御されて、元の位置へ復元される構成である。
【００４４】
これにより、前記分草装置５は、畦ぎわの穀稈を刈取る刈取り作業のときには、昇降スイッチ１３ａの「入」操作により、昇降装置７の昇降用モータ７ａが正回転駆動されて、上方後部へ回動移動制御されることにより、畦ぎわへ刈取機３を近接させることができて、畦ぎわの穀稈を多く刈取ることができる。又、枕地における手刈り作業を省力化することができる。更に次回の条列へ旋回のために、この刈取機３全体を上方へ移動させて、旋回が終了後に通常の穀稈を刈取る刈取り作業状態位置へ下降操作すると、この操作の終了に基づいて、昇降用モータ７ａは、逆回転駆動され、分草装置５は、この昇降用モータ７ａにより、通常の穀稈を刈取る刈取り作業状態位置へ自動下降制御されて、元の位置へ復元されることにより、昇降用モータ７ａを逆回転駆動操作が不用となり、枕地作業後の通常の刈取り作業を容易に再開始することができる。又、操作性、及び作業能率の向上を図ることができる。
【００４５】
前記操作装置１３に設けた操行レバー１５ｂで、所定時間以上にわたって、旋回操作が行われたときには、ＣＰＵ２２ａにより、昇降用モータ７ａが正回転制御されて、分草装置５は上方後部へ回動移動制御され、引起装置８ａへ最近接状態で、分草板５ａ、及び分草パイプ５ｃ等が略垂直姿勢状態になるまで、上方後部へ回動移動制御される構成である。
【００４６】
これにより、前記操行レバー１５ｂで、所定時間以上旋回操作が行われたときには、分草装置５は、上方後部で引起装置８ａへ最近接状態に移動されて保持されることにより、この引起装置８ａより、前方へ分草装置５の突出量が少なくなり、これにより、この分草装置５の分草板５ａ等が、畦等の障害物への衝突することができる。又、小回りが効き、旋回性能の向上を図ることができる。
【００４７】
前記分草装置５の上方後部へ回動移動制御されて、この分草装置５は、引起装置８ａへ最近接状態になると共に、分草装置５の分草板５ａと、分草パイプ５ｃとは、略垂直状態に回動移動制御された状態で、刈取機３の先端部位置になる左右両外側の分草パイプ５ｃの外周外側部の所定位置には、図５、及び図６で示す如く畦までの距離を検出する左・右近接センサ２７ａ，２７ｂを設けた構成である。この左・右近接センサ２７ａ，２７ｂは、超音波方式で畦までの距離を検出する構成であり、左右両側の左・右近接センサ２７ａ，２７ｂの検出値は、ＣＰＵ２２ａへ入力され、このＣＰＵ２２ａで両方の平均値を出して、この平均値を畦までの距離と判定する構成とするもよく、又はいずれか近い方の検出値を畦までの距離と判定する構成とするもよい。
【００４８】
前記左・右近接センサ２７ａ，２７ｂで畦までの距離の検出開始、又は畦までの所定距離位置、又は畦へ最近接位置等に基づいて、分草装置５を上方後部で、引起装置８ａへ最近接状態位置へ回動移動制御する構成である。左・右近接センサ２７ａ，２７ｂは、分草パイプ５ｃが略垂直姿勢に回動移動制御されたときに、畦までの距離を検出する構成である。
【００４９】
これにより、前記分草装置５の分草パイプ５ｃに設けた左・右近接センサ２７ａ，２７ｂで畦までの距離の検出開始に基づいて、分草装置５を上方後部で、引起装置８ａへ最近接状態に至るような構成としたことにより、畦ぎわにおける穀稈の刈取り作業を能率良く行うことができる。
【００５０】
前記左・右近接センサ２７ａ，２７ｂで検出した畦までの平均検出値、又はいずれか一方の近い方の検出値が、図８で示す如くＣＰＵ２２ａへ入力され、この検出入力値が畦までの最近接値であると判定されると、この判定に基づいて、走行用のミッションケース２３へ内装した左・右サイドクラッチ（図示せず）を「入」−「切」操作する左・右サイドクラッチソレノイド２８ａ，２８ｂが「入」作動されて、左・右サイドクラッチが「切」作動されて、走行装置２０の走行クローラ２０ａが停止制御され、刈取機３は畦へ最近接状態になる構成である。この時はすでに分草装置５は上方後部へ回動移動状態である。
【００５１】
前記左・右近接センサ２７ａ，２７ｂで、畦へ最近接状態の検出により、ミッションケース２３へ内装した左・右サイドクラッチを「切」操作して走行が停止することにより、主変速レバー１５ａの減速、又は停止の操作が遅れても、引起装置８ａが畦に突込みにくくなる。又、引起装置８ａの破損が防止できる。
【００５２】
前記左・右近接センサ２７ａ，２７ｂにより、刈取機３が畦へ最近接状態が検出されたときは、図５、図６、及び図８で示す如く操作装置１３へ設けた警報装置２９が作動されて、警報が発生する構成である。又、この警報と同時に、操作装置１３の異常表示モニタ２９ａへ異常が表示される構成である。
【００５３】
これにより、左・右近接センサ２７ａ，２７ｂの検出により、刈取機３が畦へ最近接状態であると検出されると、警報装置２９から警報が発生することにより、主変速レバー１５ａの減速、又は停止操作などの対処が促されることにより、引起装置８ａが畦へ突込むことを回避することができる。又、この引起装置８ａの損傷を防止することができる。
【００５４】
前記分草装置５は、図５、及び図６で示す如く畦ぎわの穀稈を刈取るときは、上方後部へ回動移動制御されて、この分草装置５の分草板５ａ、及び分草パイプ５ｃ等が略垂直姿勢に変更されると、左右両側の分草パイプ５ｃに設けた左・右近接センサ２７ａ，２７ｂは、前方向きになり、畦までの距離を検出する検出モードになる構成である。又、分草装置５は、通常の穀稈を刈取るときは、下方前部へ回動移動制御されて、この分草装置５の分草板５ａと、分草パイプ５ｃとは、元の状態に復元されて、この通常の穀稈を刈取る刈取り作業のときには、左・右近接センサ２７ａ，２７ｂは、下方向きになり、刈高さ検出用の刈高センサに変り、刈高さ検出モードに自動変更制御され、この左・右近接センサ２７ａ，２７ｂの検出値により、刈取機３の刈取り高さが、伸縮シリンダ１１により、上下移動制御される構成である。
【００５５】
これにより、前記左・右近接センサ２７ａ，２７ｂにより、刈取機３の畦までの距離の検出と、圃場表面までの距離の検出との両方が行われることにより、分草装置５の上方後部へ回動移動制御と、刈取り高さの移動制御とが行われることにより、便利であると共に、コスト低減が可能である。
【００５６】
図５、図６、及び図８で示す如く前記左・右近接センサ２７ａ，２７ｂにより、刈取機３が畦へ最近接状態になったと判定したときには、主変速レバー１５ａを微速の後進位置へ強制的に移動制御する構成である。コンバイン１の走行装置２０の走行クローラ２０ａは、微速の走行車速で、所定距離後方へ後進走行制御する構成である。又は、図１０で示す如く主変速レバー１５ａを、変速モータ３０に設けたギヤー３１ａと、主変速レバー１５ａに設けたギヤー３１ａとの噛合により、主変速レバー１５ａを強制的に、中立位置へ復帰させる構成である。
【００５７】
これにより、前記左・右近接センサ２７ａ，２７ｂで、刈取機３が畦へ最近接状態であると判定されると、走行装置２０は微速で所定距離後進走行制御されることにより、手動による主変速レバー１５ａの停止操作が遅れても、引起装置８ａが畦へ突込むことを防止できると共に、この引起装置８ａの損傷を防止すことができる。又、中立位置へ強制復帰されることにより、引起装置８ａの畦へ突込み防止、及びこの引起装置８ａの損傷を防止できる。
【００５８】
前記左・右近接センサ２７ａ，２７ｂにより、刈取機３が畦へ最近接状態になったと判定したときは、図５、図６、及び図８で示す如く左・右サイドクラッチソレノイド２８ａ，２８ｂが同時に「入」作動制御されて、ミッションケース２３へ内装した左・右サイドクラッチ（図示せず）が同時に「切」作動制御されて、走行装置２０の走行が停止される構成である。又、ブレーキ力を負荷する構成とするもよい。
【００５９】
これにより、前記左・右近接センサ２７ａ，２７ｂにより、刈取機３が畦へ最近接状態になったと判定されたときには、左・右サイドクラッチが略同時に「切」操作されることにより、主変速レバー１５ａの減速、及び停止操作が遅れても、引起装置８ａは畦へ突込むことがなく、又、引起装置８ａの損傷の発生を防止できる。
【００６０】
左右両外側に設けた前記分草装置５の分草パイプ５ｂの取付板５ｆの後側には、図８、図１１、及び図１２で示す如く各刈高センサ３２を設け、この各刈高センサ３２の後側には、接地橇体６を設けた構成である。分草パイプ６へ一体に設けた構成である。
【００６１】
前記刈高センサ３２は、分草装置５が上方後部へ回動移動制御され、この分草装置５の分草板５ａ、及び分草パイプ５ｃが略垂直状態に回動移動制御されたときに、圃場表面迄の距離が検出される作用姿勢になる構成であり、穀稈の刈取り高さを検出する構成である。
【００６２】
畦ぎわの穀稈を刈取り作業するときは、前記分草装置５が上方後部への回動移動により、刈高センサ３２で穀稈の刈高さが検出され、この刈高センサ３２が適正な刈取り高さを検出するように、刈高さが昇降モータ７ａにより、自動調節制御される構成である。
【００６３】
これにより、前記分草装置５の分草パイプ５ｃが略垂直姿勢になると、刈高センサ３２が作用姿勢となり、畦ぎわの穀稈を刈取り時には、この刈高センサ３２が適正な刈取り高さを検出するように、刈取り高さが自動調節され、引起装置８ａの引起ラグ８ｈが、圃場面へ当接を防止できて、損傷を防止することができる。
【００６４】
前記刈取センサ３２は、図８、図１１、及び図１２で示す如く分草装置５の分草板５ａ、及び分草パイプ５ｃが略垂直姿勢に上方後部へ回動移動制御されたときに、作用状態に切り換えられて、刈高さを検出する構成である。又、通常の刈取り作業時は、刈高さは検出されない構成である。
【００６５】
これにより、通常の穀稈の刈取り作業中は、前記刈高センサ３２は、作用状態でないことにより、この刈高センサ３２へ藁屑、及び土等が付着しても、刈高さ調節機能の誤作動がない。
前記昇降装置７の支持軸７ｄへ設けたポテンションメータ２６の検出値により、分草装置５は、図１、図２、及び図８で示す如く所定の上方後部へ昇降用モータ７ａにより、回動移動制御されたかを検出する構成において、左・右近接センサ２７ａ，２７ｂで、刈取機３が畦へ最近接状態であると検出された後に、所定時間経過後でも、ポテンションメータ２６が検出する検出値が所定値以上に変化しないときには、主変速レバー１５ａを微速の後進位置へ自動変更操作する構成である。又は中立位置へ強制的に自動変更操作する構成である。
【００６６】
これにより、前記左・右近接センサ２７ａ，２７ｂで、刈取機３が畦へ最近接状態になったと検出されてから、所定時間経過後でも、ポテンションメータ２６の検出する検出値が変化しないときには、主変速レバー１５ａを微速の後進位置へ変更制御するか、又は中立位置へ変更制御することにより、操縦作業者による手動での停止操作が遅れても、分草装置５が畦へ突込み防止、及び損傷を防止することができる。
【００６７】
前記左・右近接センサ２７ａ，２７ｂで、刈取機３が畦へ最近接状態になったと検出された後に、所定時間経過後でも、ポテンションメータ２６が検出する検出値が所定値以上に変化しないときは、図８で示す如く左・右サイドクラッチソレノイド２８ａ，２８ｂは始動制御されて、ミッションケース２３へ内装した左・右サイドクラッチ（共に図示せず）が共に、「切」操作されて、走行装置２０の走行が自動停止制御される構成である。
【００６８】
これにより、前記左・右近接センサ２７ａ，２７ｂで、刈取機３が畦へ最近接状態であると検出され、所定時間経過後でも、ポテンションメータ２６の検出値が所定値以上に変化しないときには、左・右サイドクラッチが共に、「切」操作されて、走行が自動停止制御されることにより、操縦者による手動での停止操作が遅れても、分草装置５が畦へ突込みを防止、及び損傷を防止することができる。
【００６９】
前記左・右近接センサ２７ａ，２７ｂで、刈取機３が畦へ最近接状態になったと検出された後に、所定時間経過後でも、ポテンションメータ２６が検出する検出値が所定値以上に変化しないときには、図５、及び図８で示す如く操作装置１３に設けた警報装置２９から警報が発生する構成である。
【００７０】
これにより、前記左・右近接センサ２７ａ，２７ｂで、刈取機３が畦へ最近接状態であると検出され、所定時間経過後でも、ポテンションメータ２６の検出値が所定値以上に変化しないときには、警報装置２９から警報が発生することにより、操縦作業者にこの異常状態を知らすことにより、対処を促すことができる。又、分草装置５、及び昇降装置７等の破損を防止することができる。
【００７１】
前記分草装置５の分草板５ａ、及び分草パイプ５ｃ等が、初期位置（通常の穀稈を刈取る刈取り位置）にある状態で、刈取機３の最先端部になる部分（分草板５ａ、又は分草パイプ５ｃ）には、刈取機３が畦へ接近を検出する左・右近接センサ２７ａ，２７ｂは、図５、及び図６で示す如く設けた構成である。これら左・右近接センサ２７ａ，２７ｂで、刈取機３が畦へ最近接状態になったと、検出されたときには、分草装置５の分草板５ａと、分草パイプ５ｃとが、上方後部へ回動移動されて、略垂直状態になるまで、回動移動させる昇降装置７の昇降用モータ７ａは、図８で示す如く自動で正回転駆動制御される構成である。
【００７２】
これにより、前記左・右近接センサ２７ａ，２７ｂで、刈取機３が畦へ最近接状態を検出したときには、分草装置５を上方後部へ回動移動する昇降用モータ７ａを自動回転駆動制御することにより、手動での操作が不用となり、分草装置５を自動で上方後部へ回動移動制御されることにより、操作性が向上すると共に、畦ぎわの穀稈の刈取り作業の能率が向上する。
【００７３】
前述の構成において、前記分草装置５の先端部に設けた左・右近接センサ２７ａ，２７ｂで、刈取機３が畦へ最近接状態になったと、検出により、図５で示す如く主変速レバー１５ａを自動的に微速の後進走行位置へ変更操作する構成である。
【００７４】
これにより、前記左・右近接センサ２７ａ，２７ｂで、刈取機３が畦へ最近接状態であると検出により、主変速レバー１５ａを自動的に微速の後進位置へ変更操作すべく設けたことにより、手動によるこの主変速レバー１５ａの停止操作が遅れても、引起装置８ａが畦へ突込みにくく、又、この引起装置８ａの損傷することを防止できる。
【００７５】
前述の構成において、前記分草装置５の先端部に設けた左・右近接センサ２７ａ，２７ｂで、刈取機３が畦へ最近接状態になったと、検出により、図５で示す如く主変速レバー１５ａを自動的に中立位置へ変更操作する構成である。
これにより、前記左・右近接センサ２７ａ，２７ｂで、刈取機３が畦へ最近接状態になったと検出により、主変速レバー１５ａを自動的に中立位置へ変更すべく設けたことにより、手動によるこの主変速レバー１５ａの減速操作、又は停止操作が遅れても、引起装置８ａが畦へ突込みにくく、又、この引起装置８ａの損傷を防止できる。
【００７６】
前記穀粒貯留タンク１９側の前部には、図９で示す如くコンバイン１を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置１３と、これら操作を行う作業者が搭乗する操縦席１４とを設け、この操縦席１４の下側で、走行車台２の上側面には、エンジン１６を載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク１９を配設する。これら走行装置２と、刈取機３と、脱穀機１７と、エンジン１６等により、コンバイン１の機体１ａを形成した構成である。
【００７７】
前記走行車台２の前端部に装架された走行用のミッションケース２３内の伝動機構２３ａの伝動経路中には、図５で示す如くその出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ２３ｂを設けた構成である。
前記穀粒貯留タンク１９内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク１９の後側には、図９で示す如く縦移送螺旋２４ａを内装した排出支持筒２４を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒２４の上端部には、その全長がコンバイン１の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋２５ａを伸縮自在に内装した排出オーガ２５を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。
【図面の簡単な説明】
【図１】穀稈分離装置部の拡大側面図
【図２】穀稈分離装置部の拡大正面図
【図３】分草パイプ部の前部の拡大平面図
【図４】分草パイプ部と、支持パイプ部との接合部の拡大平面図
【図５】穀稈分離装置部と、操作装置部との拡大側面図
【図６】穀稈分離装置部と、操作装置部との拡大正面図
【図７】接地橇体部の拡大平面図
【図８】ブロック図
【図９】コンバインの左側部の全体側面図
【図１０】変速レバー部の拡大側面図
【図１１】他の実施例を示す図で、穀稈分離装置部の拡大側面図
【図１２】他の実施例を示す図で、穀稈分離装置部の拡大正面図
【図１３】他の実施例を示す図で、刈高センサと、接地橇体との拡大平面図
【符号の説明】
１ａ 機体
３ 刈取機
５ 分草装置
７ 昇降装置
８ａ 引起装置
１３ 操作装置
１３ａ 昇降スイッチ
２２ 制御装置[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
According to the present invention, a weeding device for separating a culm to be harvested is provided so as to be vertically rotatable by a lifting device, and is provided so as to be retracted and rotated rearward while being rotated upward when rising. The apparatus is a technique provided to the reaper on the side of the already-recovered cereal stalk that has been reaped by the reaper and can be used as a combine culm separation apparatus.
[0002]
[Prior art]
Harvesting and harvesting of pied cereal culm with the combine, the culm is separated by the narrow guide of the reaper provided at the front of this combine, and each herbaceous body provided for each row, and the separated culm is The culm raised and raised by the raising device is cut while being raked, and the culled culm is transferred to an upper rear portion by the reaper and supplied to the feed chain of the threshing machine, the holding rod, and the like. The threshing is carried out by the feed chain and the holding rod, and threshing is performed during the nipping and transporting in the threshing machine, and the threshed grain is supplied from the threshing machine to a grain storage tank provided on the side and temporarily stored. Is done.
[0003]
During the above-described threshing operation, when the herbaceous body is brought close to the ridge and the culm of the ridge is cut off, the operation is performed as described below.
In particular, as described in JP-A-7-255249, a weeding frame is supported and provided by a guide tube provided on the front side of the raising device, and a weeding body is provided at the lower front part of the weeding frame. The upper end of this weeding frame is connected to the hydraulic cylinder.
[0004]
When the reaper is brought close to the furrow and the culm of the furrow is harvested, a hydraulic cylinder provided in front of the raising device of the mower is operated to operate the weeding body by this hydraulic cylinder. It is moved upward through the frame, and each raising device of the reaper is brought close to the furrow to cut the culm.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-7-255249
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The weeding body is provided on the front side of the raising device, and the up-and-down sliding movement has substantially the same gap as this raising device, and by moving up and down, the relative position between the weeding body and the raising device is changed. In the field where the ridge is low, the reaper can be slashed by bringing the reaper closer to the furrow, but when the ridge is high, the weeds can only rise to the predetermined position. Due to this, the herbaceous plant abuts against the high ridge, and the mowing machine cannot be brought close to the ridge, so that the ridge may become a hand-cutting work, or the grain may be threshed by a hydraulic cylinder. However, the present invention seeks to solve this problem.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
For this purpose, in the invention according to the first aspect of the present invention, a raising and lowering rotatable weed for separating grain culm is provided at a lower front portion of a raising device 8a for raising grain culm in front of the mowing machine 3. In a combine provided with a device 5 and an elevating device 7 for moving the weeding device 5 up and down, when the weeding device 5 is lifted up by the elevating device 7, it is retracted backward while rotating upward and rotating upward. The raising and lowering device 7 provided to move and move is a combine culm separation device provided on the reaper 3 on the side of the already-removed cereal culm where the culm has been cut by the reaper 3. .
[0008]
The harvesting operation of the pilgrim culm by the combine is performed by separating the culm from the front of the reaper 3 provided at the front of the combine by a narrow guide sequentially provided and each weeding device 5 for each row. The raised cereals are raised by each raising device, and the raised cereals are cut while being raked, and the cut cereals are transferred to the upper rear portion by the reaper 3 and a feed chain of a threshing machine, The feed chain is fed to the holding rod and is taken over.Then, the feed chain and the holding rod thresh during the holding and transfer in the threshing machine, and the threshed grains are stored in the grain storage tank provided laterally from the threshing machine. And stored temporarily.
[0009]
When the mowing machine 3 is brought close to the furrow and the culm of the furrow is mowed, the lifting device 7 provided to the mowing machine 3 is provided on the side of the already harvested cereal culm where the culm was harvested by the mowing machine 3. When the ascent / descent device 7 is operated, the weeding devices 5 provided at the lower portion on the front side of the raising device 8a are retracted and pivoted rearward while ascending and pivoting upward when ascending. Each of the weeding devices 5 is in the state of being closest to the respective raising devices 8a above. Each weeding device 5 brings the mowing machine 3 in the proximity state close to the furrow and cuts the grain stem of the furrow with this mowing machine 3.
[0010]
In the invention described in claim 2, the lifting device 7 is provided on the upper rear side of the raising device 8a at the outer end of the cut culm that has cut the culm. And a grain culm separation device for a combine as described in (1).
When the mowing machine 3 is brought into closest contact with the furrow, and the culm of the furrow is cut, the weeding device 5 for separating the cereal culm, which is located at the lower front side of the raising device 8a for raising the cereal culm, is moved upward. Rotate to the rear. On the upper rear side of the raising device 8a, the raising and lowering device 7 provided on the mowing machine 3 is operated on the already cut cereal culm side where the culm has been cut, and the weeding device 5 is raised and lowered by the raising and lowering device 7. While being pivoted, it was retracted and pivoted rearward, so that it was closest to the raising device 8a above. The mower 3 is brought into close contact with the furrow, and the mower 3 cuts the culm of the furrow.
[0011]
According to the third aspect of the present invention, the lifting device 7 is operated by operating the raising and lowering switches 13a for raising and lowering provided on the operating device 13 for driving and operating the machine body 1a, and the weeding device 5 is operated. In a configuration in which a normal culm is cut and a reaper is cut, a manual operation of each raising / lowering switch 13a is performed while the weeder 5 is being automatically raised and lowered. The apparatus according to claim 1 or 2, further comprising a control device 22 for prioritizing and controlling the manual operation.
[0012]
An operation device 13 for driving and operating the machine body 1a is operated to operate an elevating device 7 for elevating and lowering the weeding device 5, so that the weeding device 5 can cut a normal cereal culm in a mowing operation state and a cereal culm of a furrow. It is operated when the mowing work state is performed. For example, the raising and lowering switch 13a for lowering and raising is operated, for example, by turning on and off the raising and lowering switch 13a for lowering, the raising and lowering device 7 is rotated in the reverse direction, and during the automatic lowering control of the weeding device 5, When the weeding device 5 comes into contact with the ridge, the raising / lowering switch 13a for quick lifting is turned on, the lifting device 7 is rotated forward, and the weeding device 5 is raised and moved. However, in this case, the manual "ON" operation of the raising / lowering switch 13a for raising is controlled by the control device 22 with priority over the automatic lowering control of the weeding device 5, and the lifting / lowering device 7 operates in the forward rotation. Then, the weeding device 5 is controlled to rotate upward and rearward.
[0013]
Conversely, if the raising / lowering switch 13 a for lowering is turned “on” during the automatic raising control of the weeder 5, the “on” operation of the raising / lowering switch 13 a is controlled by the controller 22. Priority control is performed, and the weeding device 5 is controlled to descend.
[0014]
【The invention's effect】
In the invention described in claim 1, the raising and lowering device 7 for rotating the weeding device 5 for separating the culm to be cut to the upper rear portion is located on the side of the already-cut culm where the culm was cut by the reaper 3. By providing the mowing machine 3, it is possible to prevent the uncut culm from coming into contact with the elevating device 7, so that it is possible to prevent the occurrence of cutting of ears of the cereal stem and the prevention of shedding.
[0015]
In the invention according to claim 2, the elevating device 7 for rotating and moving the weeding device 5 to the upper rear portion is an upper rear portion of the raising device 8a at the outer end of the cut culm which has cut the culm. The provision on the side can prevent the uncut culm from coming into contact with the elevating device 7, thereby preventing the occurrence of ear breakage of the cereal stem and the occurrence of shedding and the like.
[0016]
According to the third aspect of the present invention, the operating device 13 for operating the driving includes a lifting device 7 for raising and lowering and rotating the weeding device 5, and a lifting switch for raising and lowering the rotation to start forward and reverse rotation. When the weeding device 5 is manually turned on by any of the lifting switches 13a during the automatic raising and lowering rotation movement control by any of the operations of the operation 13a, priority is given to the manual operation of "on". The control device 22 controls the weeding device 5 to move up or down, so that the weeding device 5, the elevating device 7, and the weeding guide rod connecting the weeding device 5 and the elevating device 7 are provided. Etc. can be protected, and breakage can be prevented.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
At the front of the traveling platform 2 of the combine 1, there is provided a reaper 3 for reaping and transferring the erected cultivars, and the reaper 3 is provided with a narrow guide 4a for separating the cereals from the front, and a vertically movable rotatable member. A weeding device 5 is provided for each row, and each weeding device 5 is configured to be retracted and pivoted rearward while being upwardly pivotally moved upward when ascending by the operation of the lifting device 7. The lifting device 7 is provided on the reaper 3 on the cut culm side where the culm has been reaped by the reaper 3. The weeding device 5 and the elevating device 7 are mainly illustrated and described.
[0018]
As shown in FIG. 9, a traveling device 20 having a pair of left and right traveling crawlers 20a traveling on the soil surface is disposed below the traveling chassis 2 of the combine 1, and above the traveling chassis 2, threshing is performed. This is a configuration in which the machine 17 is mounted. The reaping culm is cut by the reaper 3 at the front part of the traveling chassis 2, and the reaping culm is transferred to the upper rear part by the reaper 3 and is taken over by the feed chain 18 a of the threshing machine 17 and the holding rod 18 b. Then, it is threshed while being pinched and transported. The threshed and sorted kernels are temporarily stored in a grain storage tank 19 disposed on the right side of the threshing machine 17.
[0019]
A narrow guide 4a for sequentially separating the trichomes from the front end position as shown in FIG. 9 is provided at a front portion of the traveling undercarriage 2, and a separating device which is provided for each row, which will be described later, and is rotatable upward and rearward. 5, each raising device 8a for raising the raised cereal culm, each rake device 9a of the cereal stalk raking and transferring device 9 for squeezing and transferring the raised cereal culm, and mowing for cutting the stalked cereal culm It comprises a blade device 8b, and root and tip transfer devices 10a and 10b of a grain stalk raking and transferring device 9 for nipping and transferring the harvested grain stalk and transferring it to the feed chain 18a and the holding rod 18b of the threshing machine 17. A reaper 3 is provided. The reaper 3 is configured to be movable up and down with respect to the soil surface by a telescopic cylinder 11 driven by hydraulic pressure.
[0020]
A support pipe 12b is provided on the upper end of a support rod 12a inclined from the lower front part to the upper rear part of the reaper 3 in the left-right direction. The reaper 3 is configured to rotate up and down around the support pipe rod 12b by the operation of the telescopic cylinder 11.
[0021]
In the grain stalk transfer path formed by the grain stalk raking and transferring device 9 of the reaper 3, by contacting the grain stalks that are cut and transferred, the presence or absence of the supply of grain stalks to the threshing machine 17 is determined. This is a configuration provided with a grain culm sensor 3a to be detected.
At the front of the reaper 3, a grain culm separation device 4 for separating cereal culm is provided along with a narrow guide 4a as shown in FIGS. The grain culm separating device 4 is composed of a weeding device 5 for separating cereal stems, an elevating device 7 for rotating the weeding device 5 upward and rearward, and the like.
[0022]
As shown in FIGS. 1 to 4, the weeding device 5 has a support plate 5d inserted at the front end of the weeding pipe 5c and is rotatably supported by a support pin 5e. A substantially U-shaped mounting plate 5f is fixedly provided at the rear end of 5c.
A weeding plate 5a and a reinforcing plate 5h are provided on a support plate 5d of the weeding device 5, and a lower end of a weeding guide rod 5b is rotatably inserted into the upper end of the weeding plate 5a. This is the configuration provided. The weeding guide rod 5b is configured to be attached to the weeding plate 5a after being inserted into the long hole 8d of the guide guide plate 8c provided on the front side surface of the raising device 8a.
[0023]
As shown in FIGS. 1, 3, and 4, the attachment plate 5f of the weeding pipe 5c is provided with a connection plate 21a that is provided to protrude forward to the support frame 21 of the reaper 3 and is protruded downward. A support pipe 21b is provided, and a receiving pipe 21c is fixedly provided at a tip end of the lower support pipe 21b. The receiving pipe 21c is inserted into both left and right ends of the receiving pipe 21c, and is rotatably supported by support pins 21d. Configuration.
[0024]
As shown in FIGS. 1, 3, and 4, the weeding device 5 is configured to be rotatable up and down with the support pins 5e and 21d as pivot points.
As shown in FIGS. 1 and 2, the lifting device 7 is provided on the reaper 3 on the side of the already-recovered cereal culm where the culm has been reaped by the reaper 3. By the operation of the elevating device 7, the weeding device 5 is configured to retreat and rotate backward while rotating upward while being moved up by the elevating device 7.
[0025]
The raising and lowering device 7 for moving the weeding device 5 for separating the culm to be cut to the upper rear portion is provided in the reaper 3 on the side of the already-removed cereal culm where the culm has been cut by the reaper 3. It is possible to prevent the uncut culm from coming into contact with the lifting device 7. For this reason, it is possible to prevent the occurrence of ear breakage of the grain stem and the occurrence of grain shedding. Also, the mowing operation can be performed smoothly.
[0026]
The lifting device 7 is provided on the rear side (rear side) above a predetermined position of the raising device 8a on the outer end side on the side of the already harvested grain culm where the grain culm has been cut as shown in FIGS. 1 and 2. Configuration. The configuration of the lifting device 7 will be described later.
The raising and lowering device 7 for rotating the weeding device 5 to the upper rear portion is provided on the upper rear surface side of the raising device 8a on the outer end side on the side of the already harvested cereal culm where the cereal culm has been cut, thereby raising and lowering. It is possible to prevent the uncut culm from coming into contact with the device 7. For this reason, it is possible to prevent the occurrence of ear breakage of the grain culm and the occurrence of shedding. Also, the mowing operation can be performed smoothly.
[0027]
As shown in FIGS. 1 and 2, the lifting device 7 includes a lifting motor 7a and a link member 7c of a link mechanism. A support plate 8e is fixedly provided so as to project upward to the rear side surface of the raising device 8a, and a receiving plate 8f is provided at an upper end of the support plate 8e. The support plate 8e and the receiving plate 8f support the lifting motor 7a of the lifting device 7 and the link 7c.
[0028]
The support plate 8e is provided with a forward / reverse rotation type lifting / lowering motor 7a of the lifting / lowering device 7. The receiving plate 8f has a structure in which a link member 7c is rotatably supported by a support shaft 7d. One end of the link member 7c is attached to the upper end of the weeding guide rod 5b of the weeding device 5, and the other end is attached to the shaft end of the motor shaft 7b of the elevating motor 7a. This is the configuration. The arm 7e of the link member 7c is provided with a spring 7f and a stop pin 7h to support the weeding device 5 at a predetermined position. When the mowing machine 3 is brought close to the furrow and the culm of the furrow is harvested, the raising and lowering switches 13a for raising and lowering the ON-OFF system provided in the operating device 13 to be described later are provided. When the up / down switch 13a is turned on, the up / down motor 7a, which rotates forward and backward, is driven to rotate forward, and the weeding device 5 is rotated upward and rearward via the link 7c and the weeding guide rod 5b. It is configured to be moved and moved.
[0029]
When the culm of the furrow is cut, the weeding plate 5a of the weeding device 5 and the reinforcing plate 5h are connected to each other by operating the raising / lowering switch 13a for "up". As shown by the arrow, the weeding guide rod 5b of the weeding device 5, the forward rotation drive of the elevating motor 7a of the elevating device 7, and the link 7c, when ascending, support pins on both front and rear sides of the support pipe rod 5c. In this configuration, the evacuation rotation movement is performed rearward while moving upward and rotation about the rotation center 5e and the support pin 21d. The weeding device 5 is configured to move upward and to be in the closest state to the raising device 8a. Further, the "weed" operation of the lowering up / down switch 14a restores the weeding device 5 to the original normal harvesting operation state.
[0030]
When cutting the culm of the furrow, each weeding device 5 that separates the culm is started by operating the elevating motor 7a of the elevating device 7, so that each weeding device 5 is lifted by the elevating device 7, While being upwardly pivoted, it is retracted and pivoted rearward, and the weeding device 5 is brought into a state of being closest to each of the pulling devices 8a upward, so that the reaper 3 is brought into a state of being closest to the ridge. , The culm can be harvested. Moreover, it is a structure which can cut a large amount of grain stems of furrows.
[0031]
As shown in FIG. 1, the weeding device 5 is provided with a weeding guide rod 5b at the upper end of the weeding plate 5a of the weeding device 5, and the weeding guide rod 5b suspends the weeding plate 5a. This is a configuration that is held in a lowered state. The weeding guide rod 5b lifts up the weeding plate 5a, the weeding pipe 5c, the support plate 5d, and the reinforcing rod 5h of the weeding device 5 so as to pivot upward and rearward. .
[0032]
The weeding device 5 for separating the culm is lifted and rotated by a weeding guide rod 5b provided at the upper end of a weeding plate 5a of the weeding device 5 so as to be lifted and rotated. The tip of the cereal culm does not easily come into contact with the linking tool 7c having the link configuration of 7, so that the corn culm can be prevented from cutting off the ears and preventing shedding. Moreover, it is the structure which can cut the culm of a furrow easily.
[0033]
The raising and lowering switches 13a for raising and lowering which are operated when starting and stopping the motor 7a for forward and reverse rotation of the lifting and lowering device 7 for rotating and moving the weeding device 5 to the upper rear portion include: This is a configuration provided in the operation device 13 as shown in FIG. When the culm of the furrow is cut, when the weeding device 5 is pivoted upward and rearward, the raising / lowering switch 13a for raising is turned on. Further, when lowering the weeding device 5 in the raised state to the upper rear part to the original position and restoring to the normal cutting work state in which the normal culm is cut, the raising / lowering switch 13a for lowering is turned on. It is. 15a is a main shift lever for setting the running speed, and 15b is a control lever for changing the running direction.
[0034]
The raising / lowering switch 13a for raising or lowering is turned on, and the lifting motor 7a of the lifting / lowering device 7 is driven to rotate forward or backward, and the weeding device 5 is automatically rotated upward and rearward. During the movement, when the lowering elevating switch 13a for rotating and moving in the opposite direction is turned on, or when the weeding device 5 is automatically and downwardly moved to the front part, it is moved in the opposite direction. When the raising / lowering switch 13a for turning is turned on, these operations are input to the CPU 22a of the control device 22 built in the operating device 13 as shown in FIG. During the moving movement, the change input is prioritized by the CPU 22a. During the rotational movement, the reverse rotation movement in the input reverse direction is prioritized, and the weeding device 5 is controlled to reverse rotation movement in the reverse direction by the CPU 22a.
[0035]
An operating device 13 for operating the combine 1 includes a lifting switch 7a for raising and lowering the up / down motor 7a of a lifting device 7 for raising and lowering the weeding device 5 for forward and reverse rotation. If any one of the lifting / lowering switches 13a is manually turned "on" while the weeding device 5 is in the automatic raising and lowering rotation movement control by any of the operations, the "on" of the manual operation is prioritized and the control device is turned on. The CPU 22a of 22 controls the weeding device 5 in the reverse direction in the upward direction or in the reverse direction, thereby connecting the weeding device 5, the elevating device 7, and the weeding device 5 and the elevating device 7. It is possible to protect the weeding guide rod 5b and the like, and to prevent breakage.
[0036]
As shown in FIGS. 5 to 7, the weeding device 5 is configured to be pivotally moved upward and rearward by a linking tool 7 c and a weeding guide rod 5 b by rotation of an elevating motor 7 a of the elevating device 7. A grounding sled 6 is fixedly provided at the rear end of the mounting plate 5f provided at the rear end of the weeding pipe 5c of the weeding device 5 at both left and right ends.
[0037]
The grounding sled 6 provided on each of the weeding devices 5 at both left and right end portions is configured to be supported substantially vertically as shown in FIG. When each weeding device 5 is rotated upward and rearward, the ground sled 6 is positioned below the weeding pipe 5c and the lower support pipe 21b of the weeding device 5 as shown in FIG. The bottom surface of the ground sled 6 is configured to be grounded to the surface of the field. When the grain stem of the furrow is cut, the vertical position of the reaper 3 is held at a predetermined height position by each ground sled 6.
[0038]
The weeding devices 5 at both left and right end portions for separating the cereal stem are provided with a rotating ground sled 6 at the same time as the weeding devices 5, so that each weeding device 5 is rotated upward and rearward. When the moving operation is performed, the grounding sled body 6 is rotated in conjunction with the rotation, the bottom surface of the grounding sled body 6 is grounded on the surface of the field, and the reaper 3 removes the normal grain stem. By being held at the mowing position, each raising lug 8h provided on the raising device 8a can be prevented from coming into contact with the surface of the field, and therefore, damage and wear of the raising lug 8h can be prevented. Even when the cutting height is too low, the raised lug 8h is less likely to interfere with the surface of the field due to the grounding of the grounding sled body 6.
[0039]
As shown in FIG. 5 and FIG. 8, the operation motor 13a of the elevating device 7 for raising and lowering the weeding device 5 is rotated forward and backward by the operation lever 15b provided on the operating device 13. At the time of the start, the weeding device 5 is provided in a configuration in which the raising and lowering switches 13a for raising the weeding device 5 and operating the lowering device for lowering the weeding device 5 are provided. Is in a cutting work state in which the culm of the furrow is cut, when the "on" operation of the lowering elevating switch 13a is performed for a predetermined time or more in order to set the cutting state in which the normal culm is cut. The lifting motor 7a of the lifting device 7 is controlled to rotate in the reverse direction. When the raising / lowering switch 13a for raising is turned on while the weeding device 5 is being controlled to rotate downward to the front, this " The "enter" operation is input to the CPU 22a, and this input is prioritized. The CPU 22a controls the ascending / descending motor 7a to perform forward rotation drive control, and the weeding device 5 is again rotationally controlled to move upward and rearward. is there.
[0040]
Thus, by operating the lowering switch 13a for rotating the raising / lowering motor 7a for raising and lowering the weeding device 5 forward and backward, for example, when the weeding device 5 is moved to the ridge during rotation control to the lower front part. In the contact state, the raising / lowering switch 13a for raising is operated again. At this time, this operation is prioritized, and the weeding device 5 is controlled to rotate upward and rearward in the furrow cutting state. This can prevent an abnormal load from being applied to the weeding device 5, the weeding guide rod 5b, the elevating device 7, and the like. In addition, this can prevent such breakage.
[0041]
During the automatic rotation control of the elevating motor 7a of the elevating device 7, when the "on" operation of the raising or lowering each of the raising and lowering switches 13a is performed for a predetermined time or more, the output to the raising and lowering motor 7a is: When released by the CPU 22a, and thereafter, when each of the up / down switches 13a is turned on / off, this operation is prioritized, and the operation is switched to an arbitrary rotation output in the same direction based on this operation. Accordingly, the instant elevating motor 7a stops when each of the elevating switches 13a is turned off.
[0042]
Accordingly, the operation of the raising / lowering switch 13a for rotating the raising / lowering motor 7a for raising / lowering the weeding device 5 forward or reverse moves the weeding device 5 up or down during the rotation control. By operating each lifting switch 13a, this operation is prioritized, and the rotation motor 7a can be arbitrarily driven to rotate, so that the weeding device 5, the weeding guide rod 5b, the lifting device 7, etc. F. An abnormal load can be prevented. This can prevent such damage.
[0043]
The support shaft 7d of the elevating device 7 is configured to be rotationally driven by an elevating motor 7a as shown in FIGS. 1, 2, and 8. By the "in" operation of the raising / lowering switch 13a for raising, the weeding device 5 is controlled to rotate upward and rearward, and is controlled to be closest to the raising device 8a. The predetermined upper rear position is detected by a potentiometer 26 provided on the support shaft 7d, and is input to the CPU 22a. In this configuration, it is determined that the rotation is controlled to the predetermined upper rear position by this input. At the time of the cutting operation for cutting the grain stem of the ridge, the weeding device 5 is pivoted upward and rearward, and after the cutting of the grain stem of the furrow is completed, the entire reaper 3 is turned to the non-cutting state for turning. To rise. After that, when the turning to the next row position is completed and the mowing machine 3 is lowered to a normal mowing state for cutting the culm in order to start the next row mowing operation, Upon completion of the operation, the ascending and descending motor 7a is automatically reverse-rotated and controlled by the CPU 22a as shown in FIG. 8, and the weeder 5 uses the ascending and descending motor 7a to cut a normal grain stalk. In this configuration, automatic lowering control is performed to the state position, and the original position is restored.
[0044]
Thus, in the weeding device 5, at the time of a mowing operation for cutting the culm of the furrow, the “up” operation of the elevating switch 13 a causes the elevating motor 7 a of the elevating device 7 to rotate in the forward direction and move upward to the rear. By controlling the rotational movement, the reaper 3 can be brought close to the furrow, and a large number of grain stems of the furrow can be harvested. In addition, labor for manual cutting on the headland can be saved. Further, in order to turn to the next row, the entire reaper 3 is moved upward, and after the turning is completed, the lowering operation is performed to the reaping work state position for cutting the normal grain culm. The raising / lowering motor 7a is driven to rotate in the reverse direction, and the weeding device 5 is automatically lowered by the lifting / lowering motor 7a to a mowing work state where a normal grain stalk is mowing, and is restored to the original position. This eliminates the necessity of the reverse rotation driving operation of the lifting / lowering motor 7a, and the normal mowing operation after the headland operation can be easily restarted. Further, operability and work efficiency can be improved.
[0045]
When a turning operation is performed for a predetermined time or more by the operation lever 15b provided on the operation device 13, the CPU 22a controls the forward / downward movement of the motor 7a for ascending and descending, and the weeding device 5 is rotated upward and rearward. In this configuration, the rotation of the weeding plate 5a, the weeding pipe 5c, and the like is controlled to be upward and rearward in a state where the weeding plate 5a, the weeding pipe 5c, and the like are in a substantially vertical posture in a state of being closest to the raising device 8a.
[0046]
Accordingly, when the turning operation is performed for a predetermined time or more with the operation lever 15b, the weeding device 5 is moved to the closest position to the raising device 8a at the upper rear portion and is held, whereby the raising device 8a is held. Accordingly, the projecting amount of the weeding device 5 is reduced forward, whereby the weeding plate 5a of the weeding device 5 can collide with an obstacle such as a ridge. In addition, the small turning is effective, and the turning performance can be improved.
[0047]
The weeding device 5 is controlled to rotate to the upper rear part of the weeding device 5 so as to be closest to the raising device 8a, and the weeding plate 5a of the weeding device 5 and the weeding pipe 5c. In the state where the rotation and movement are controlled to be substantially vertical, the predetermined positions of the outer peripheral portions of the weeding pipes 5c on both the left and right sides which are the distal end positions of the reaper 3 are shown in FIG. 5 and FIG. The left and right proximity sensors 27a and 27b for detecting the distance to the ridge are provided. The left and right proximity sensors 27a and 27b are configured to detect the distance to the ridge by an ultrasonic method. The detection values of the left and right proximity sensors 27a and 27b on both the left and right sides are input to the CPU 22a, and the CPU 22a uses the detected values. A configuration may be adopted in which both average values are output and this average value is determined as the distance to the ridge, or a configuration in which any closer detection value is determined as the distance to the ridge.
[0048]
Based on the start of detection of the distance to the ridge by the left and right proximity sensors 27a and 27b, or the predetermined distance position to the ridge, or the position closest to the ridge, the weeding device 5 is moved to the raising device 8a at the upper rear part. This is a configuration for controlling the rotational movement to the closest position. The left and right proximity sensors 27a and 27b are configured to detect the distance to the furrow when the weeding pipe 5c is controlled to rotate and move to a substantially vertical posture.
[0049]
Thus, based on the start of the detection of the distance to the ridge by the left and right proximity sensors 27a and 27b provided on the weeding pipe 5c of the weeding device 5, the weeding device 5 is moved to the raising device 8a at the upper rear portion. By adopting a configuration that leads to the contact state, it is possible to efficiently cut the culm at the furrow.
[0050]
The average detected value up to the ridge detected by the left / right proximity sensors 27a and 27b or the closer one of the detected values is input to the CPU 22a as shown in FIG. If it is determined that the left and right side clutches are in contact with each other, the left and right side clutches (not shown) mounted on the traveling transmission case 23 are turned on and off based on this determination. The solenoids 28a and 28b are turned on, the left and right side clutches are turned off, the traveling crawler 20a of the traveling device 20 is controlled to stop, and the reaper 3 is brought into the state closest to the ridge. is there. At this time, the weeding device 5 has already been pivoted upward and rearward.
[0051]
The left and right proximity sensors 27a and 27b detect the state of the closest to the ridge, and the "left" and "right" side clutches provided in the transmission case 23 are "disengaged" to stop the traveling, and the main transmission lever 15a is stopped. Even if the operation of deceleration or stopping is delayed, it becomes difficult for the raising device 8a to rush into the ridge. Further, breakage of the raising device 8a can be prevented.
[0052]
When the left and right proximity sensors 27a and 27b detect that the reaper 3 is closest to the ridge, an alarm device 29 provided on the operating device 13 is activated as shown in FIGS. 5, 6, and 8. Then, an alarm is generated. At the same time as this alarm, an abnormality is displayed on the abnormality display monitor 29a of the operation device 13.
[0053]
Accordingly, when the reaper 3 is detected as being in the closest state to the ridge by the detection of the left / right proximity sensors 27a and 27b, an alarm is issued from the alarm device 29, and the main transmission lever 15a is decelerated. Alternatively, it is possible to prevent the raising device 8a from rushing into the ridge by prompting a measure such as a stop operation. In addition, damage to the raising device 8a can be prevented.
[0054]
As shown in FIGS. 5 and 6, the weeding device 5 is controlled so as to pivot upward and rearward when cutting the cultivars of the furrow, so that the weeding plate 5a of the weeding device 5 and the weeding When the pipes 5c and the like are changed to a substantially vertical posture, the left and right proximity sensors 27a and 27b provided on the weeding pipes 5c on the left and right sides face forward, and enter a detection mode for detecting the distance to the ridge. It is. Also, when the weeding device 5 is mowing a normal grain stem, the weeding device 5 is controlled to pivot downward to the front, and the weeding plate 5a and the weeding pipe 5c of the weeding device 5 are connected to the original At the time of the mowing operation, in which the state is restored to the normal grain culm, the left and right proximity sensors 27a and 27b face downward, and change to a cutting height sensor for detecting the cutting height. The mode is automatically controlled to change to a mode, and the cutting height of the reaper 3 is controlled to move up and down by the telescopic cylinder 11 based on the detection values of the left and right proximity sensors 27a and 27b.
[0055]
As a result, both the detection of the distance to the ridge of the reaper 3 and the detection of the distance to the surface of the field are performed by the left and right proximity sensors 27a and 27b. By performing the rotational movement control and the movement control of the cutting height, it is convenient and the cost can be reduced.
[0056]
As shown in FIGS. 5, 6, and 8, when the left / right proximity sensors 27a and 27b determine that the reaper 3 is in the state of being closest to the ridge, the main transmission lever 15a is forcibly moved to the reverse position. This is a configuration in which movement control is performed. The traveling crawler 20a of the traveling device 20 of the combine 1 is configured to control backward traveling by a predetermined traveling speed at a low traveling speed. Alternatively, as shown in FIG. 10, the main transmission lever 15a is forcibly returned to the neutral position by engagement of the gear 31a provided on the transmission motor 30 with the gear 31a provided on the main transmission lever 15a. It is a structure to make it.
[0057]
Accordingly, when the left and right proximity sensors 27a and 27b determine that the reaper 3 is in the state of being closest to the ridge, the traveling device 20 is controlled to travel backward for a predetermined distance at a low speed, and the main device is manually operated. Even if the stop operation of the shift lever 15a is delayed, the raising device 8a can be prevented from rushing into the ridge, and the raising device 8a can be prevented from being damaged. Further, by forcibly returning to the neutral position, it is possible to prevent the raising device 8a from rushing into the ridge and prevent the raising device 8a from being damaged.
[0058]
When the left and right proximity sensors 27a and 27b determine that the reaper 3 is in a state of being closest to the ridge, the left and right side clutch solenoids 28a and 28b are turned on as shown in FIGS. 5, 6, and 8. At the same time, the "on" operation is controlled, and the left and right side clutches (not shown) provided in the transmission case 23 are simultaneously "off" operation controlled, so that the traveling of the traveling device 20 is stopped. Further, a configuration in which a braking force is applied may be adopted.
[0059]
Accordingly, when the left and right proximity sensors 27a and 27b determine that the reaper 3 is in the state of being closest to the ridge, the left and right side clutches are "disengaged" substantially simultaneously, whereby the main speed change is performed. Even if the deceleration and stop operations of the lever 15a are delayed, the raising device 8a does not protrude into the ridge, and damage to the raising device 8a can be prevented.
[0060]
At the rear side of the mounting plate 5f of the weeding pipe 5b of the weeding device 5 provided on both left and right outer sides, as shown in FIGS. 8, 11 and 12, cutting height sensors 32 are provided. On the rear side of the sensor 32, a ground sled 6 is provided. This is a structure provided integrally with the weeding pipe 6.
[0061]
The cutting height sensor 32 is controlled to rotate and move the weeding device 5 upward and rearward, and when the weeding plate 5a and the weeding pipe 5c of the weeding device 5 are controlled to rotate substantially vertically. In this configuration, the working posture is such that the distance to the surface of the field is detected, and the cutting height of the grain stalk is detected.
[0062]
When the culm of the furrow is cut, the cutting height of the culm is detected by the cutting height sensor 32 by the pivoting movement of the weeding device 5 to the upper rear. The cutting height is automatically adjusted and controlled by the elevating motor 7a so as to detect the height.
[0063]
Thus, when the weeding pipe 5c of the weeding device 5 is in a substantially vertical posture, the cutting height sensor 32 is in the working posture, and when cutting the cultivars of the furrow, the cutting height sensor 32 detects an appropriate cutting height. As a result, the cutting height is automatically adjusted, and the raising lug 8h of the raising device 8a can be prevented from contacting the field scene, thereby preventing damage.
[0064]
The reaping sensor 32 is rotated when the weeding plate 5a and the weeding pipe 5c of the weeding device 5 are controlled to pivot upward and rearward in a substantially vertical posture, as shown in FIGS. 8, 11, and 12. This is a configuration in which the state is switched to the operating state and the cutting height is detected. Further, the cutting height is not detected during a normal cutting operation.
[0065]
Thus, during the normal harvesting of the culm, the cutting height sensor 32 is not in an operating state, so that even if straw chips, soil, etc. adhere to the cutting height sensor 32, the cutting height adjustment function is not performed. There is no malfunction.
Based on the detection value of the potentiometer 26 provided on the support shaft 7d of the elevating device 7, the weeding device 5 is rotated by the elevating motor 7a to a predetermined upper rear portion as shown in FIGS. 1, 2, and 8. In the configuration for detecting whether or not the dynamic movement has been controlled, the potentiometer 26 detects even after a predetermined time has elapsed after the left and right proximity sensors 27a and 27b have detected that the reaper 3 is in the closest state to the ridge. When the detected value does not change to a predetermined value or more, the main shift lever 15a is automatically changed to a slow reverse position. Alternatively, the automatic change operation is forcibly changed to the neutral position.
[0066]
Accordingly, when the detection value detected by the potentiometer 26 does not change even after a predetermined time has elapsed since the left and right proximity sensors 27a and 27b detect that the reaper 3 has become closest to the ridge. By controlling the main shift lever 15a to change to the reverse position at a very low speed or to the neutral position, the weeder 5 can be prevented from plunging into the ridge even if the manual stop operation by the pilot operator is delayed. And damage can be prevented.
[0067]
After the reaper 3 is detected by the left / right proximity sensors 27a and 27b to be in a state of being closest to the ridge, the detection value detected by the potentiometer 26 does not change to a predetermined value or more even after a predetermined time has elapsed. At this time, as shown in FIG. 8, the start of the left and right side clutch solenoids 28a and 28b is controlled, and both the left and right side clutches (both not shown) provided in the transmission case 23 are operated to "disengage". The traveling of the traveling device 20 is configured to be automatically stopped.
[0068]
Thereby, when the left and right proximity sensors 27a and 27b detect that the mowing machine 3 is in the closest state to the ridge, and the detection value of the potentiometer 26 does not change to a predetermined value or more even after a predetermined time has elapsed. , The left and right side clutches are both "disengaged" and the traveling is automatically stopped, so that the weeding device 5 prevents the rush from entering the ridge even if the manual stop operation by the pilot is delayed. And damage can be prevented.
[0069]
The detection value detected by the potentiometer 26 does not change to a predetermined value or more even after a lapse of a predetermined time after the left and right proximity sensors 27a and 27b detect that the reaper 3 is in the state of being closest to the ridge. At times, an alarm is generated from an alarm device 29 provided in the operation device 13 as shown in FIGS. 5 and 8.
[0070]
Thereby, when the left and right proximity sensors 27a and 27b detect that the mowing machine 3 is in the closest state to the ridge, and the detection value of the potentiometer 26 does not change to a predetermined value or more even after a predetermined time has elapsed. By issuing an alarm from the alarm device 29, the operator can be informed of this abnormal state, thereby prompting a response. Moreover, breakage of the weeding device 5, the lifting device 7, and the like can be prevented.
[0071]
In the state where the weeding plate 5a and the weeding pipe 5c of the weeding device 5 are at the initial position (the cutting position for cutting the normal grain culm), the portion which becomes the foremost part of the reaper 3 (weeding) Left and right proximity sensors 27a and 27b for detecting the approach of the reaper 3 to the ridge are provided on the plate 5a or the weeding pipe 5c) as shown in FIGS. 5 and 6. When the left and right proximity sensors 27a and 27b detect that the reaper 3 is in the state of being closest to the ridge, the weeding plate 5a of the weeding device 5 and the weeding pipe 5c are moved upward and rearward. The elevating motor 7a of the elevating device 7 that is rotated and moved until it is substantially vertically rotated is automatically and positively driven and controlled as shown in FIG.
[0072]
Thereby, when the left and right proximity sensors 27a and 27b detect the state in which the reaper 3 is closest to the ridge, the elevation motor 7a that rotates the weeding device 5 upward and rearward is automatically rotated and controlled. This eliminates the need for manual operation, and automatically controls the rotation of the weeding device 5 to the upper rear, thereby improving the operability and the efficiency of cutting the pedicles of the furrow.
[0073]
In the above-described configuration, the left and right proximity sensors 27a and 27b provided at the tip of the weeder 5 detect that the reaper 3 is in the state of being closest to the ridge, and as shown in FIG. 15a is automatically changed to the reverse traveling position at a very low speed.
[0074]
Thereby, when the left and right proximity sensors 27a and 27b detect that the reaper 3 is in the closest state to the ridge, the main shift lever 15a is provided to automatically change to the slow reverse position. Even if the operation of manually stopping the main shift lever 15a is delayed, the raising device 8a is unlikely to protrude into the ridge, and the raising device 8a can be prevented from being damaged.
[0075]
In the above-described configuration, the left and right proximity sensors 27a and 27b provided at the tip of the weeder 5 detect that the reaper 3 is in the state of being closest to the ridge, and as shown in FIG. 15a is automatically changed to the neutral position.
Thereby, when the left and right proximity sensors 27a and 27b detect that the reaper 3 is in the state of being closest to the ridge, the main shift lever 15a is provided to automatically change to the neutral position. Even if the deceleration operation or the stop operation of the main transmission lever 15a is delayed, the raising device 8a does not easily protrude into the ridge, and the raising device 8a can be prevented from being damaged.
[0076]
At the front of the grain storage tank 19 side, as shown in FIG. 9, an operation device 13 for performing operations such as starting, stopping, and adjusting each part of the combine 1, and a cockpit on which a worker who performs these operations is boarded An engine 16 is mounted on the upper surface of the traveling undercarriage 2 below the cockpit 14 and a grain storage tank 19 is arranged on the rear side. The traveling device 2, the reaper 3, the threshing machine 17, the engine 16, and the like form a body 1 a of the combine 1.
[0077]
In the transmission path of the transmission mechanism 23a in the transmission transmission case 23 mounted on the front end of the traveling chassis 2, a potentiometer system for detecting the traveling vehicle speed based on its output as shown in FIG. The vehicle speed sensor 23b is provided.
At the rear side of the grain storage tank 19 for discharging the grains stored in the grain storage tank 19 to the outside of the machine, a discharge support cylinder 24 having a vertical transfer spiral 24a as shown in FIG. The discharge auger 25 is provided at the upper end of the discharge support cylinder 24 with a discharge spiral 25a that discharges grains to the outside of the machine over the entire length of the combine 1 and extends and contracts. Are arranged in the front-rear direction so as to be able to expand, contract, rotate vertically, and rotate left and right.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an enlarged side view of a grain culm separation device.
FIG. 2 is an enlarged front view of the grain culm separation device.
FIG. 3 is an enlarged plan view of a front part of a weeding pipe part.
FIG. 4 is an enlarged plan view of a joint portion between a weeding pipe portion and a support pipe portion.
FIG. 5 is an enlarged side view of a cereal culm separation device portion and an operation device portion.
FIG. 6 is an enlarged front view of a cereal culm separation device and an operation device.
FIG. 7 is an enlarged plan view of a ground sled body.
FIG. 8 is a block diagram.
FIG. 9 is an overall side view of the left side of the combine.
FIG. 10 is an enlarged side view of a transmission lever portion.
FIG. 11 is a view showing another embodiment, and is an enlarged side view of a cereal stem separation device part.
FIG. 12 is a view showing another embodiment, and is an enlarged front view of a grain culm separation device part.
FIG. 13 is a view showing another embodiment, and is an enlarged plan view of a cutting height sensor and a ground sled.
[Explanation of symbols]
1a Airframe
3 reaper
5 Weeding device
7 Lifting device
8a Raising device
13 Operating device
13a Lift switch
22 Control device
