JP2004257734A

JP2004257734A - Vehicle crash test apparatus

Info

Publication number: JP2004257734A
Application number: JP2003045312A
Authority: JP
Inventors: Isayuki Iwahashi; 功幸岩橋; Kazutoshi Suzuki; 和俊鈴木
Original assignee: Shinko Electric Co Ltd
Current assignee: Shinko Electric Co Ltd
Priority date: 2003-02-24
Filing date: 2003-02-24
Publication date: 2004-09-16

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To lengthen the distance travelled by a test vehicle in a vehicle crash test apparatus. <P>SOLUTION: Guide rails G of the vehicle crash test apparatus A<SB>1</SB>is constituted of a pair of guide rail single bodies 7a and 7b. The front-side guide rail single body 7a among the pair of the guide rail single bodies 7a and 7b is constituted of both a fixed rail part R<SB>1</SB>fixed to a guide rail installing groove part 2 and a removable rail part R<SB>2</SB>mounted to the guide rail installing groove part 2 in such a way as to be freely mounted and removed. A dolly device D is taken in and out of an opening V for mounting and removal formed by the removal of the removable rail part R<SB>2</SB>. The part of the removable rail part R<SB>2</SB>is used as the guide rails G for making the dolly device D travel. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床面に設置されたガイドレールに装着されるドーリー装置によってテスト車両を牽引走行させ、所定速度で走行するテスト車両を被衝突物に衝突させる車両衝突試験装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の技術を説明するに当たり、本発明の実施形態の図面を援用する。図１に示されるように、車両衝突試験装置Ａ’は、周回走行される牽引用ワイヤロープＷ_１に連結させたドーリー装置Ｄを駆動走行させることにより、連結用ワイヤロープＷ_２によって前記ドーリー装置Ｄと連結させたテスト車両Ｔを牽引走行させ、所定速度で走行するテスト車両Ｔを衝突壁１に衝突させたり、或いは、テスト車両Ｔどうしを衝突させたりして、その損壊状況を調査するための装置である。この車両衝突試験装置Ａ’では、テスト車両Ｔを牽引走行させるために駆動走行されるドーリー装置Ｄ、及び該ドーリー装置Ｄを停止させるためのブレーキ装置Ｂは、床面ＦＬ（テスト車両Ｔの走行面）に形成されるガイドレール設置溝部２に設置されたガイドレールＧに装着される。図１において、走行中のテスト車両Ｔを一点鎖線で示し、衝突壁１に衝突した状態のテスト車両Ｔを二点鎖線で示す。また、３は、衝突壁１の直前部に設けられたピットであり、４は、該ピット３に設置された撮影機材である。
【０００３】
従来の車両衝突試験装置Ａ’では、図８に示されるように、テスト車両Ｔの走行開始位置の付近におけるガイドレール設置溝部２には、ドーリー装置Ｄやブレーキ装置Ｂを出し入れするために、ガイドレールＧが設置されていない部分（着脱用開口部Ｖ’）が設けられている。ドーリー装置Ｄやブレーキ装置Ｂは、前記着脱用開口部Ｖ’からガイドレールＧに装着され、それぞれ所定位置まで移動される。また、ドーリー装置Ｄやブレーキ装置Ｂのメンテナンスの際には、それらを前記着脱用開口部Ｖ’まで移動させ、当該着脱用開口部Ｖ’から取り外される。そして、前記着脱用開口部Ｖ’の後方には、リターンシーブピット５（後述）が設けられている。なお、図８において、６は、前記着脱用開口部Ｖ’を覆うための蓋体である。
【０００４】
前記ドーリー装置Ｄや前記ブレーキ装置ＢをガイドレールＧに出し入れする手段として、上記したように、ガイドレールＧの始端部に設けられた着脱用開口部Ｖ’から出し入れする方法以外に、ドーリー装置Ｄやブレーキ装置Ｂを、複数個の分割体に分割し、ガイドレールＧの所定位置に装着させた後、各分割体を一体化するという方法がある（例えば、特許文献１参照）。
【０００５】
ここで、テスト車両Ｔはドーリー装置Ｄによって牽引走行されるため、該テスト車両Ｔの走行距離Ｓ（図１参照）は、ガイドレールＧの全長によって定められる。このため、従来の車両衝突試験装置Ａ’では、前記着脱用開口部Ｖ’の長さ分だけテスト車両Ｔの走行距離Ｓ’（図６参照）が短くなる。テスト車両Ｔの走行距離Ｓ’が短いと、該テスト車両Ｔを所定速度で衝突させるために、その加速度を大きくしなければならない。その結果、ドーリー装置Ｄと牽引用ワイヤロープＷ_１との間に滑りが生じたり、テスト車両Ｔ内のダミー人形（図示せず）の姿勢がくずれたりするという不具合が発生する。このため、テスト車両Ｔの走行距離Ｓ’を、できるだけ長くすることが望ましい。しかし、車両衝突試験装置Ａ’は、通常、室内の試験場に設置されるため、敷地の確保が困難である。
【０００６】
【特許文献１】
特開２００１−３２４４０８号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した不具合に鑑み、テスト車両の走行距離を長くすることを課題としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項１に記載の発明は、床面に形成されたガイドレール設置溝部に設置されるガイドレールと、前記ガイドレールに装着され、連結手段を介して連結されたテスト車両を牽引走行させるために、牽引手段によって駆動走行されるドーリー装置とを備え、前記ドーリー装置によってテスト車両を牽引走行させ、所定速度で走行するテスト車両を被衝突物に衝突させる車両衝突試験装置であって、前記ガイドレールを構成する一対のガイドレール単体のうちの少なくとも一方側のガイドレール単体は、前記ガイドレール設置溝部に固定される固定レール部と、前記ガイドレール設置溝部におけるテスト車両の走行開始位置の側の端部に設けられたドーリー装置類の着脱用開口部に着脱可能に取付けられる着脱レール部とから成ることを特徴としている。
【０００９】
本発明に係る車両衝突試験装置を構成するガイドレールは、床面に形成されたガイドレール設置溝部に設置される一対のガイドレール単体から成る。そして、一対のガイドレール単体のうちの少なくとも一方側は、前記ガイドレール設置溝部に固定される固定レール部と、前記ガイドレール設置溝部におけるテスト車両の走行開始位置の側の端部に設けられたドーリー装置類の着脱用開口部に着脱可能に取付けられる着脱レール部とから成る。ドーリー装置類をガイドレールに装着させる場合、次のようにして行う。前記着脱レール部を取り外すと、当該部分に、ドーリー装置類を装着するための着脱用開口部が形成される。この着脱用開口部にドーリー装置類を配置し、そのまま、ガイドレールの長手方向に沿って移動させ、該ガイドレールに装着させる。続いて、前記ガイドレール設置溝部に着脱レール部を取付けて、前記着脱用開口部を閉塞し、ドーリー装置類を反対方向に移動させて、着脱レール部の部分に配置させる。こうすることにより、着脱レール部の部分（即ち、ドーリー装置類を出し入れする着脱用開口部の部分）も、ガイドレールとしての機能を有するため、従来の車両衝突試験装置と比較して、前記着脱用開口部の長さ分だけテスト車両の走行距離を長くすることができる。この結果、ドーリー装置類の加速度を、それほど大きくしなくても済むと共に、走行中におけるドーリー装置類と牽引手段との間の滑りも生じにくくなる。
【００１０】
請求項２に記載の発明は、床面に形成されたガイドレール設置溝部の全長に亘って設置されるガイドレールと、前記ガイドレールに装着され、連結手段を介して連結されたテスト車両を牽引走行させるために、牽引手段によって駆動走行されるドーリー装置とを備え、前記ドーリー装置によってテスト車両を牽引走行させ、所定速度で走行するテスト車両を被衝突物に衝突させる車両衝突試験装置であって、前記ガイドレールを構成する一対のガイドレール単体のうちの少なくとも一方側のガイドレール単体は、前記ガイドレール設置溝部に固定される固定レール部と、前記ガイドレール設置溝部におけるテスト車両の走行開始位置の側の端部を除く部分に設けられたドーリー装置類の着脱用開口部に着脱可能に取付けられる着脱レール部とから成ることを特徴としている。
【００１１】
この発明では、ガイドレールは、ガイドレール設置溝部の全長に亘って設置されていて、しかも、前記ガイドレール設置溝部におけるテスト車両の走行開始位置の側の端部を除く部分には、ドーリー装置類を着脱するための着脱用開口部が設けられている。そして、この着脱用開口部は、該着脱用開口部に着脱可能にして取付けられる着脱レール部によって閉塞されているため、ドーリー装置及びテスト車両の走行に支障はない。この結果、テスト車両の走行開始位置を、前記ガイドレール設置溝部の端部に配置することができ、従来装置のように、当該部分にドーリー装置類の着脱用開口部を設ける必要がないため、前記テスト車両の走行距離を長くすることができる。
【００１２】
請求項３に記載の発明は、請求項１又は２に記載の発明を前提として、前記着脱レール部の長さは、前記ガイドレールに装着されるドーリー装置類の全長に対応していることを特徴としている。この発明では、着脱レール部の長さを、ドーリー装置類の全長に対応する最小の長さにすることができるため、該着脱レール部の着脱作業が容易である。
【００１３】
請求項４に記載の発明は、請求項１ないし３のいずれかに記載の発明を前提として、前記着脱レール部は、前記ガイドレール設置溝部の底面部にボルト締結されることを特徴としている。この発明では、着脱レール部を安価な手段で、確実に取付けることができるため、その着脱作業が容易であると共に、ドーリー装置類やテスト車両の走行による振動でずれたり、緩んだりするおそれはない。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、実施形態をあげて、本発明を更に詳細に説明する。図１は本発明の第１実施形態の車両衝突試験装置Ａ_１の全体正面図、図２はガイドレール設置溝部２から着脱レール部Ｒ_２を取り外して、ドーリー装置Ｄを装着させる状態の斜視図である。図１及び図２に示されるように、第１実施形態の車両衝突試験装置Ａ_１を構成するガイドレールＧは、一対のガイドレール単体７ａ，７ｂから構成されていて、それらは、床面ＦＬに形成された断面略Ｕ字状のガイドレール設置溝部２の全長に亘って、相対向する形態で設置されている。更に、一対のガイドレール単体７ａ，７ｂのうち、一方側（手前側）のガイドレール単体７ａは、前記ガイドレール設置溝部２に固定される固定レール部Ｒ_１と、前記ガイドレール設置溝部２に着脱可能に設置される着脱レール部Ｒ_２とに分割されている（後述）。各ガイドレール単体７ａ，７ｂは溝型鋼から成り、両者の内側部分には、ドーリー装置Ｄを構成するクランプ装置Ｃに解除可能にして連結される牽引用ワイヤロープＷ_１が配置されている。この牽引用ワイヤロープＷ_１は、ウインチ（図示せず）によって周回走行される。
【００１５】
また、前記ガイドレール設置溝部２の一端部で、テスト車両Ｔの走行開始位置の近傍には、前記ガイドレール設置溝部２と連続するリターンシーブピット５が形成されている。このリターンシーブピット５には、牽引用ワイヤロープＷ_１を折り返して周回走行させるためのリターンシーブ８と、牽引用ワイヤロープＷ_１を前記リターンシーブ８に案内するための２個のガイドシーブ９が配設されている。通常の状態で、このリターンシーブピット５は、ピット蓋体１１により閉塞されていて、床面ＦＬと同一面となっている。
【００１６】
次に、ドーリー装置Ｄについて簡単に説明する。このドーリー装置Ｄを構成するドーリー本体１２の上面には、複数個（本実施形態の場合、４個）のガイドローラ１３が、それぞれ回転自在にして取付けられている。各ガイドローラ１３は、各ガイドレール単体７ａ，７ｂにおける上側のフランジ部に当てがわれる。こうすることにより、ドーリー装置Ｄは、一対のガイドレール単体７ａ，７ｂの間に冠着される。また、図４に示されるように、ドーリー本体１２の下部には、牽引用ワイヤロープＷ_１を解除可能に連結するためのクランプ装置Ｃが配設されている。このクランプ装置Ｃは、牽引用ワイヤロープＷ_１を挟み込んでクランプするための一対のクランプ部材１４ａ，１４ｂと、それらを押圧してクランプ状態を保持するためのトリガレバー１５とを備えている。このトリガレバー１５は、ドーリー本体１２に装着された軸受１６に支持されていて、水平面内で回動可能である。また、一方側のクランプ部材１４ｂを押圧する部分には、カム部１５ａが形成されている。該トリガレバー１５を、所定方向に回動させると、前記カム部１５ａが一方側のクランプ部材１４ｂを押圧する。こうすることによって、牽引用ワイヤロープＷ_１は、一対のクランプ部材１４ａ，１４ｂに挟み込まれ、クランプ状態で保持される。
【００１７】
前記トリガレバー１５の先端部は、一方側のクランプ部材１４ｂを押圧している状態で、ドーリー本体１２の側方に突出している。その状態を、図４において二点鎖線で示す。図１及び図４に示されるように、牽引用ワイヤロープＷ_１によって駆動走行されるドーリー装置Ｄが、ガイドレールＧの所定位置に達すると、前記トリガレバー１５の先端部が、当該位置における奥側のガイドレール単体７ｂの内側に取付けられたストライカ２２に衝突する。この結果、トリガレバー１５が回動され、一方側のクランプ部材１４ｂへの押圧状態が解除される。こうすることによって、クランプ装置Ｃにおける牽引用ワイヤロープＷ_１のクランプ状態が解除され、該牽引用ワイヤロープＷ_１は、自重によりドーリー装置Ｄから落下する。
【００１８】
また、図１ないし図３に示されるように、ドーリー本体１２の上面には、テスト車両Ｔと連結用ワイヤロープＷ_２とを解除可能にして連結するための連結装置Ｅが配設されている。この連結装置Ｅは、連結用ワイヤロープＷ_２を引っ掛けるためのフック部１７と、該フック部１７に引っ掛けられた連結用ワイヤロープＷ_２が外れないように閉塞するための閉塞部材１８と、前記閉塞部材１８を閉塞状態で保持するためのレバー部材１９とを備えている。前記レバー部材１９は、ドーリー本体１２から側方に突出するトリガレバー２１と連結されていて、該トリガレバー２１が、ガイドレールＧの所定位置でストライカ２２に衝突して回動することにより、前記レバー部材１９も一体に回動される。
【００１９】
テスト車両Ｔの走行中、前記連結用ワイヤロープＷ_２は、前記フック部１７に引っ掛けられている。そして、閉塞部材１８により、フック部１７の開口部分が閉塞されている。しかも、前記閉塞部材１８は、レバー部材１９により回動不能に保持されているため、テスト車両Ｔの走行中に連結用ワイヤロープＷ_２が外れることはない。そして、前記トリガレバー２１がストライカ２２に衝突すると、該トリガレバー２１が回動される。それと共に、前記レバー部材１９も回動されるため、前記閉塞部材によるフック部１７の閉塞状態が解除される。こうすることによって、フック部１７が開口され、テスト車両Ｔがドーリー装置Ｄを追い越すことによって、ドーリー装置Ｄと連結用ワイヤロープＷ_２の連結が解除される。
【００２０】
次に、固定レール部Ｒ_１と着脱レール部Ｒ_２について説明する。前述したように、本実施形態のガイドレールＧを構成する一方側（手前側）のガイドレール単体７ａは、同一断面形状の固定レール部Ｒ_１と着脱レール部Ｒ_２とに分割されている（図２参照）。そして、他方側（奥側）のガイドレール単体７ｂと、前記固定レール部Ｒ_１は、ガイドレール設置溝部２に、図示しないボルト等の締結手段で固定されている。また、本実施形態の車両衝突試験装置Ａ_１の場合、前記着脱レール部Ｒ_２は、ガイドレール設置溝部２におけるテスト車両Ｔの走行開始位置の側（リターンシーブピット５の側）の端部に取付けられている。前記着脱レール部Ｒ_２は、ガイドレール設置溝部２から着脱可能である。そして、図２及び図４に示されるように、該着脱レール部Ｒ_２が取り外されると、ガイドレール設置溝部２と奥側のガイドレール単体７ｂとによって着脱用開口部Ｖが形成される。この開口部Ｖの長さＬ_１（着脱レール部Ｒ_２の全長）は、ドーリー装置Ｄの全長よりも少し長い。また、ガイドレール設置溝部２と奥側のガイドレール単体７ｂとの間の幅Ｌ_２は、ドーリー装置Ｄの全幅よりも少し広い。このため、前記着脱用開口部Ｖに、ドーリー装置Ｄを入り込ませることができる（図３参照）。
【００２１】
図２及び図４に示されるように、前記着脱レール部Ｒ_２の下側フランジ部２３には、長手方向に所定の間隔をおいて、３本のボルト挿通孔２３ａが設けられている。また、ガイドレール設置溝部２において、各ボルト挿通孔２３ａに対応する部分には、それぞれ雌ねじ部２４が設けられている。更に、着脱レール部Ｒ_２の上側フランジ部２５において、各ボルト挿通孔２３ａの直上部分には、各固定ボルト２６を締め込むハンドル２７を挿通させる工具挿通孔２５ａが設けられている。ガイドレール設置溝部２の着脱用開口部Ｖに設置された着脱レール部Ｒ_２における下側フランジ部２３の各ボルト挿通孔２３ａに、それぞれ固定ボルト２６が挿通され、対応する雌ねじ部２４に螺合される。そして、上側フランジ部２５の各工具挿通孔２５ａから挿通されたハンドル２７によって締め込まれる。このようにして、ガイドレール設置溝部２に着脱レール部Ｒ_２が、固定レール部Ｒ_１と連続状態で設置される。そして、ガイドレール設置溝部２から着脱レール部Ｒ_２を取り外すときは、上記と逆の操作が行われる。
【００２２】
第１実施形態の車両衝突試験装置Ａ_１の作用について説明する。図４に示されるように、着脱レール部Ｒ_２を固定している各固定ボルト２６が緩められて、ガイドレール設置溝部２から前記着脱レール部Ｒ_２が取り外される。図３に示されるように、着脱レール部Ｒ_２が取り外された後に形成される着脱用開口部Ｖに、ドーリー装置Ｄを配置する。この着脱用開口部Ｖの長さＬ_１と幅Ｌ_２は、いずれもドーリー装置Ｄの全長及び全幅よりも大きいため、該ドーリー装置Ｄは前記着脱用開口部Ｖに入り込む。そして、ドーリー装置Ｄの奥側の各ガイドローラ１３を、対応する奥側のガイドレール単体７ｂの上側フランジ部に当てがい、前記ガイドレール単体７ｂの長手方向に沿って、そのまま前進させる。すると、ドーリー装置Ｄの手前側のガイドローラ１３が、手前側のガイドレール単体７ａを構成する固定レール部Ｒ_１の上側フランジ部に当てがわれる。このようにして、ドーリー装置Ｄが、手前側のガイドレール単体７ａの固定レール部Ｒ_１と奥側のガイドレール単体７ｂとの間に冠着されることにより、ガイドレールＧに装着される。
【００２３】
上記したようにして、ドーリー装置Ｄを着脱用開口部Ｖから退避させる。この状態で、着脱レール部Ｒ_２を取付ける。即ち、図４に示されるように、着脱レール部Ｒ_２をガイドレール設置溝部２に配置し、着脱レール部Ｒ_２における下側フランジ部２３の各ボルト挿通孔２３ａに、それぞれ固定ボルト２６を挿通させ、対応する雌ねじ部２４に螺合させる。そして、前記着脱レール部Ｒ_２における上側フランジ部２５の各工具挿通孔２５ａにハンドル２７を挿通させ、各固定ボルト２６を締め込む。作業者は、着脱レール部Ｒ_２の上方でハンドル２７を操作するだけで済むため、各固定ボルト２６の締込み作業が容易である。また、こうすることにより、着脱レール部Ｒ_２を確実にガイドレール設置溝部２に固定させることができ、ドーリー装置Ｄやテスト車両Ｔの走行に伴う振動によって緩んだり、外れたりするおそれはない。しかも、安価である。
【００２４】
そして、図５に示されるように、着脱用開口部Ｖよりも前方に退避されているドーリー装置Ｄを後退させて、着脱レール部Ｒ_２の部分に配置させる。固定レール部Ｒ_１と着脱レール部Ｒ_２とは、連続状態に取付けられるため、ドーリー装置Ｄを、そのまま後退させるだけで済む。こうすることにより、ドーリー装置Ｄは、ガイドレールＧの始端部に配置される。なお、ブレーキ装置Ｂも、上記したドーリー装置Ｄと全く同様にしてガイドレールＧに装着される。当然のことながら、着脱用開口部Ｖの長さＬ_１と幅Ｌ_２は、ブレーキ装置Ｂの全長及び全幅よりも長い。また、前記ブレーキ装置Ｂは、ドーリー装置Ｄよりも前方（ガイドレールＧの終端部）に配置されるため、ドーリー装置Ｄよりも先に装着される。
【００２５】
図６の（イ）に示されるように、ドーリー装置Ｄのクランプ装置Ｃの部分に牽引用ワイヤロープＷ_１がクランプされると共に、連結装置Ｅの部分に連結用ワイヤロープＷ_２が引っ掛けられ、ドーリー装置Ｄとテスト車両Ｔが連結される。そして、ウインチ（図示せず）を作動させて、牽引用ワイヤロープＷ_１を周回走行させると、図１に示されるように、ドーリー装置Ｄが駆動走行され、それに伴い、テスト車両Ｔが牽引走行される。
【００２６】
図６の（イ）に示されるように、第１実施形態の車両衝突試験装置Ａ_１では、ドーリー装置Ｄは、ガイドレールＧの始端部に配置されている。ここで、従来の車両衝突試験装置Ａ’では、図６の（ロ）に示されるように、ドーリー装置Ｄは、ガイドレールＧの始端部に配置されているものの、前記ガイドレールＧの始端部とリターンシーブピット５との間には、前記ドーリー装置Ｄを出し入れするための着脱用開口部Ｖ’が設けられている。このため、従来の車両衝突試験装置Ａ’では、テスト車両Ｔの走行距離Ｓ’は、前記着脱用開口部Ｖ’の長さ分だけ短くなる。これに対して、本発明に係る車両衝突試験装置Ａでは、ガイドレールＧを構成する一対のガイドレール単体７ａ，７ｂのうち、手前側のガイドレール単体７ａは、固定レール部Ｒ_１と着脱レール部Ｒ_２とに分割されている。このため、ガイドレールＧの終端部とリターンシーブピット５との間に着脱用開口部Ｖ’が形成されず、その長さ分だけドーリー装置Ｄを、従来の車両衝突試験装置Ａ’の場合と比較して後方に配置させることができる。その状態を、図６の（ロ）において、二点鎖線で示す。これは、第１実施形態の車両衝突試験装置Ａ_１では、従来の車両衝突試験装置Ａ’と比較して、テスト車両Ｔの走行距離Ｓが、距離ΔＳの分だけ長くなるということを示している。そして、前記着脱レール部Ｒ_２を取り外すことによって、ドーリー装置Ｄを出し入れ可能な着脱用開口部Ｖが形成され、ドーリー装置Ｄを装着したり、メンテナンスの際に、該ドーリー装置Ｄを取り外したりする作業に支障はない。このため、該テスト車両Ｔを所定速度で衝突させるために、その加速度をそれほど大きくしなくても済み、テスト車両Ｔ内のダミー人形の姿勢がくずれにくくなると共に、走行中におけるドーリー装置Ｄと牽引用ワイヤロープＷ_１との間の滑りが生じにくくなる。この結果、テスト車両Ｔの走行精度を向上させることができる。
【００２７】
上記した第１実施形態の車両衝突試験装置Ａ_１では、ガイドレールＧを構成する一対のガイドレール単体７ａ，７ｂのうち、手前側のガイドレール単体７ａの始端部（リターンシーブピット５の側の端部）に着脱レール部Ｒ_２が設けられた形態である。しかし、図７に示される第２実施形態の車両衝突試験装置Ａ_２のように、手前側のガイドレール単体７ａの中間の部分に、着脱レール部Ｒ_２を設けても構わない。この実施形態の場合、ガイドレール設置溝部２の全長に亘って一対のガイドレールＧを設置できるため、第１実施形態の車両衝突試験装置Ａ_１と同様に、テスト車両Ｔの走行開始位置をガイドレール設置溝部２の端部にすることができ、テスト車両Ｔの走行距離を長くすることができる。しかも、第１実施形態の場合と全く同様に、ドーリー装置Ｄやブレーキ装置Ｂは、前記着脱レール部Ｒ_２を取り外すことによって形成される着脱用開口部Ｖから出し入れすることができる。この実施形態における着脱レール部Ｒ_２は、ガイドレール設置溝部２の始端部（テスト車両Ｔの走行開始位置）以外の部分であれば、どこに設けられていても構わない。特に、ガイドレール設置溝部２の終端部の近傍に設けられている場合、ブレーキ装置Ｂを移動させる距離が短くて済む。
【００２８】
更に、いずれの実施形態において、一対のガイドレール単体７ａ，７ｂのいずれの側に着脱レール部Ｒ_２が設けられていても、また、両方のガイドレール単体７ａ，７ｂに、それぞれ着脱レール部Ｒ_２が設けられていても構わない。
【００２９】
上記した各実施形態における牽引手段及び連結手段は、いずれもワイヤロープＷ_１，Ｗ_２であるが、これ以外のものであっても構わない。例えば、連結手段は、連結用ワイヤロープＷ_２ではなく、連結金具であっても構わない。
【００３０】
更に、本明細書に記載した各実施形態の車両衝突試験装置Ａ_１，Ａ_２は、テスト車両Ｔを衝突壁１に衝突させるものであるが、テスト車両Ｔどうしを正面衝突させる形態の車両衝突試験装置であっても構わない。
【００３１】
【発明の効果】
本発明に係る車両衝突試験装置は、床面に形成されたガイドレール設置溝部に設置されるガイドレールと、前記ガイドレールに装着され、連結手段を介して連結されたテスト車両を牽引走行させるために、牽引手段によって駆動走行されるドーリー装置とを備え、前記ドーリー装置によってテスト車両を牽引走行させ、所定速度で走行するテスト車両を被衝突物に衝突させる車両衝突試験装置であって、前記ガイドレールを構成する一対のガイドレール単体のうちの少なくとも一方側のガイドレール単体は、前記ガイドレール設置溝部に固定される固定レール部と、前記ガイドレール設置溝部におけるテスト車両の走行開始位置の側の端部に設けられたドーリー装置類の着脱用開口部に着脱可能に取付けられる着脱レール部とから成ることを特徴としている。このため、前記着脱レール部を取り外すことによって、ドーリー装置類をガイドレールに出し入れすることができるという利点を損なうことなく、ガイドレール設置溝部の全長に亘ってガイドレールを設置することができ、テスト車両の走行距離を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態の車両衝突試験装置Ａ_１の全体正面図である。
【図２】ガイドレール設置溝部２から着脱レール部Ｒ_２を取り外して、ドーリー装置Ｄを装着させる状態の斜視図である。
【図３】着脱レール部Ｒ_２が取り外されて形成される着脱用開口部Ｖに、ドーリー装置Ｄを配置した状態の平面図である。
【図４】着脱レール部Ｒ_２を、ガイドレール設置溝部２に取付ける状態の側面断面図である。
【図５】ドーリー装置Ｄを後退させて、着脱レール部Ｒ_２の部分に配置させる状態の平面図である。
【図６】（イ）は、第１実施形態の車両衝突試験装置Ａ_１の着脱レール部Ｒ_２に配置されたドーリー装置Ｄに連結されたテスト車両Ｔを示す図であり、（ロ）は、従来の車両衝突試験装置Ａ’のガイドレールＧの始端部に配置されたドーリー装置Ｄに連結されたテスト車両Ｔを示す図である。
【図７】第２実施形態の車両衝突試験装置Ａ_２の全体平面図である。
【図８】従来の車両衝突試験装置Ａ’における着脱用開口部Ｖ’の斜視図である。
【符号の説明】
Ａ_１，Ａ_２：車両衝突試験装置
Ｂ：ブレーキ装置（ドーリー装置類）
Ｄ：ドーリー装置
ＦＬ：床面
Ｇ：ガイドレール
Ｌ_１：着脱レール部の長さ
Ｒ_１：固定レール部
Ｒ_２：着脱レール部
Ｔ：テスト車両
Ｖ：着脱用開口部
Ｗ_１：牽引用ワイヤロープ（牽引手段）
Ｗ_２：連結用ワイヤロープ（連結手段）
１：衝突壁（被衝突物）
２：ガイドレール設置溝部
７ａ，７ｂ：ガイドレール単体
２６：固定ボルト[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle collision test device that causes a test vehicle to tow and run by a dolly device mounted on a guide rail installed on a floor surface and causes the test vehicle running at a predetermined speed to collide with an object to be colliding.
[0002]
[Prior art]
In describing the related art, drawings of embodiments of the present invention will be referred to. As shown in FIG. 1, the vehicle collision test apparatus A ′ includes a towing wire rope W ₁ Is driven by driving the dolly device D connected to the ₂ The test vehicle T connected to the dolly device D is towed, and the test vehicle T running at a predetermined speed collides with the collision wall 1 or the test vehicles T collide with each other. It is a device for investigating. In this vehicle collision test apparatus A ′, a dolly device D that is driven and driven to pull the test vehicle T and a brake device B that stops the dolly device D are provided on the floor FL (running of the test vehicle T). It is mounted on a guide rail G installed in the guide rail installation groove 2 formed on the (surface). In FIG. 1, the running test vehicle T is indicated by a dashed-dotted line, and the test vehicle T colliding with the collision wall 1 is indicated by a dashed-dotted line. Reference numeral 3 denotes a pit provided immediately before the collision wall 1, and reference numeral 4 denotes photographing equipment provided in the pit 3.
[0003]
In the conventional vehicle collision test apparatus A ′, as shown in FIG. 8, the guide rail installation groove 2 near the start position of the test vehicle T is provided with a guide for inserting and removing the dolly device D and the brake device B. A portion where the rail G is not provided (a detachable opening V ′) is provided. The dolly device D and the brake device B are mounted on the guide rail G from the attachment / detachment opening V ', and are moved to predetermined positions. In addition, during maintenance of the dolly device D and the brake device B, they are moved to the attaching / detaching opening V ′ and detached from the attaching / detaching opening V ′. A return sheave pit 5 (described later) is provided behind the detachable opening V ′. In FIG. 8, reference numeral 6 denotes a lid for covering the mounting / demounting opening V '.
[0004]
As means for putting the dolly device D and the brake device B in and out of the guide rail G, as described above, other than the method of taking in and out of the detachable opening V ′ provided at the start end of the guide rail G, There is a method of dividing the brake device B into a plurality of divided bodies, mounting the divided bodies at predetermined positions on the guide rail G, and integrating the divided bodies (for example, see Patent Document 1).
[0005]
Here, since the test vehicle T is towed by the dolly device D, the travel distance S of the test vehicle T (see FIG. 1) is determined by the total length of the guide rail G. For this reason, in the conventional vehicle collision test device A ', the traveling distance S' (see FIG. 6) of the test vehicle T is shortened by the length of the attachment / detachment opening V '. If the traveling distance S 'of the test vehicle T is short, the acceleration must be increased in order to cause the test vehicle T to collide at a predetermined speed. As a result, the dolly device D and the tow wire rope W ₁ And the posture of a dummy doll (not shown) in the test vehicle T is lost. For this reason, it is desirable to make the traveling distance S 'of the test vehicle T as long as possible. However, since the vehicle collision test device A 'is usually installed in an indoor test site, it is difficult to secure a site.
[0006]
[Patent Document 1]
JP 2001-324408 A
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above-described problems, and has an object to increase the traveling distance of a test vehicle.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
According to an embodiment of the present invention, there is provided a test rail mounted on a guide rail mounting groove formed on a floor, and a test rail mounted on the guide rail and connected via a connecting means. A dolly device driven and driven by towing means for towing the vehicle; a vehicle collision test device for towing the test vehicle by the dolly device and causing the test vehicle traveling at a predetermined speed to collide with the collision object; Wherein at least one side of the pair of guide rails constituting the guide rail is a fixed rail portion fixed to the guide rail installation groove portion, and a test vehicle of the test vehicle in the guide rail installation groove portion. A detachable rail that is detachably attached to the opening for attachment and detachment of dolly devices provided at the end on the side of the traveling start position It is characterized in that it consists of.
[0009]
The guide rail constituting the vehicle collision test apparatus according to the present invention includes a pair of guide rails alone installed in a guide rail installation groove formed on the floor surface. At least one side of the pair of guide rails is provided at a fixed rail portion fixed to the guide rail installation groove portion and at an end of the guide rail installation groove portion on the side of a test start position of the test vehicle. And a detachable rail portion detachably attached to the detachable opening of the dolly device. When the dolly devices are mounted on the guide rail, the operation is performed as follows. When the detachable rail portion is removed, a detachable opening for attaching dolly devices is formed in the portion. Dolly devices are arranged in the opening for attachment and detachment, and are moved as they are along the longitudinal direction of the guide rail to be mounted on the guide rail. Subsequently, a detachable rail portion is attached to the guide rail installation groove portion, the opening for detachment is closed, and the dolly devices are moved in the opposite direction to be disposed at the detachable rail portion. By doing so, the portion of the detachable rail portion (that is, the portion of the detachable opening for taking in and out the dolly devices) also has a function as a guide rail. The traveling distance of the test vehicle can be lengthened by the length of the opening. As a result, the acceleration of the dolly devices does not need to be so large, and the slippage between the dolly devices and the traction means during traveling is less likely to occur.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a guide rail installed over the entire length of a guide rail installation groove formed on a floor surface, and a test vehicle mounted on the guide rail and connected via connection means. A dolly device driven and driven by towing means for running the vehicle, wherein the dolly device causes the test vehicle to tow and travel, and the test vehicle traveling at a predetermined speed collides with a collision object. The guide rail alone on at least one side of the pair of guide rails constituting the guide rail is a fixed rail portion fixed to the guide rail installation groove, and a traveling start position of the test vehicle in the guide rail installation groove. A detachable rail that is detachably attached to the opening for attachment and detachment of dolly devices provided at the part except the end on the side of It is characterized by comprising al.
[0011]
According to the present invention, the guide rail is installed over the entire length of the guide rail installation groove, and furthermore, a dolly device or the like is provided at a portion of the guide rail installation groove except for the end on the side of the test start position of the test vehicle. There is provided a detachable opening for attaching and detaching. And, since the opening / detaching opening is closed by a detachable rail portion detachably attached to the attaching / detaching opening, there is no hindrance to running of the dolly device and the test vehicle. As a result, the traveling start position of the test vehicle can be arranged at the end of the guide rail installation groove, and there is no need to provide an opening for attaching and detaching dolly devices in the relevant portion unlike the conventional device. The traveling distance of the test vehicle can be lengthened.
[0012]
The invention according to claim 3 is based on the premise of the invention according to claim 1 or 2, that the length of the detachable rail portion corresponds to the total length of dolly devices mounted on the guide rail. Features. According to the present invention, since the length of the detachable rail portion can be set to the minimum length corresponding to the entire length of the dolly devices, the attaching and detaching operation of the detachable rail portion is easy.
[0013]
According to a fourth aspect of the present invention, based on the first aspect, the detachable rail is bolted to a bottom surface of the guide rail installation groove. According to the present invention, since the detachable rail portion can be securely attached by an inexpensive means, the attaching and detaching operation is easy, and there is no possibility that the rail portion is displaced or loosened due to vibrations caused by running of the dolly device or the test vehicle. .
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to embodiments. FIG. 1 shows a vehicle collision test apparatus A according to a first embodiment of the present invention. ₁ 2 is a front view of FIG. 2, and FIG. ₂ FIG. 6 is a perspective view of a state in which a dolly device D is mounted after removing the dolly device. As shown in FIGS. 1 and 2, the vehicle collision test apparatus A according to the first embodiment ₁ Is composed of a pair of guide rails 7a and 7b, which are relatively opposed to each other over the entire length of the guide rail installation groove 2 having a substantially U-shaped cross section formed on the floor surface FL. It is installed in the form which faces. Further, of the pair of guide rails 7a and 7b, one (front side) guide rail 7a is fixed to the guide rail installation groove 2 by a fixed rail portion R. ₁ And a detachable rail portion R that is detachably installed in the guide rail installation groove portion 2. ₂ (Described later). Each of the guide rails 7a and 7b is formed of a channel steel, and has a tow wire rope W releasably connected to a clamp device C constituting a dolly device D on both inner portions thereof. ₁ Is arranged. This tow wire rope W ₁ Is driven around by a winch (not shown).
[0015]
In addition, a return sheave pit 5 is formed at one end of the guide rail installation groove 2 near the traveling start position of the test vehicle T and is continuous with the guide rail installation groove 2. This return sheave pit 5 has a tow wire rope W ₁ Sheave 8 for turning the vehicle back and running around it, and a tow wire rope W ₁ Are provided on the return sheave 8. In a normal state, the return sheave pit 5 is closed by the pit lid 11 and is flush with the floor surface FL.
[0016]
Next, the dolly device D will be briefly described. A plurality of (four in the present embodiment) guide rollers 13 are rotatably mounted on the upper surface of the dolly body 12 constituting the dolly device D. Each guide roller 13 is applied to an upper flange portion of each guide rail unit 7a, 7b. By doing so, the dolly device D is mounted between the pair of guide rails 7a and 7b. Further, as shown in FIG. 4, a tow wire rope W ₁ A clamp device C for releasably connecting the two is provided. This clamping device C is provided with a tow wire rope W ₁ A pair of clamp members 14a and 14b for sandwiching and clamping them, and a trigger lever 15 for pressing them to maintain a clamped state are provided. The trigger lever 15 is supported by a bearing 16 mounted on the dolly body 12 and is rotatable in a horizontal plane. Further, a cam portion 15a is formed at a portion where one of the clamp members 14b is pressed. When the trigger lever 15 is rotated in a predetermined direction, the cam portion 15a presses the clamp member 14b on one side. By doing so, the tow wire rope W ₁ Is clamped between a pair of clamp members 14a and 14b and held in a clamped state.
[0017]
The distal end of the trigger lever 15 protrudes to the side of the dolly body 12 while pressing the clamp member 14b on one side. This state is indicated by a two-dot chain line in FIG. As shown in FIGS. 1 and 4, the tow wire rope W ₁ When the dolly device D driven and driven reaches a predetermined position of the guide rail G, the distal end of the trigger lever 15 collides with the striker 22 mounted inside the guide rail unit 7b on the rear side at the position. . As a result, the trigger lever 15 is rotated, and the pressing state on the one-side clamp member 14b is released. By doing so, the tow wire rope W in the clamping device C ₁ Is released, and the tow wire rope W ₁ Falls from the dolly device D by its own weight.
[0018]
Also, as shown in FIGS. 1 to 3, the test vehicle T and the connecting wire rope W ₂ And a connecting device E for releasably connecting the two. The connecting device E includes a connecting wire rope W ₂ Part 17 for hooking the wire, and the connecting wire rope W hooked on the hook part 17 ₂ And a lever member 19 for holding the closing member 18 in a closed state. The lever member 19 is connected to a trigger lever 21 projecting laterally from the dolly main body 12, and the trigger lever 21 collides with a striker 22 at a predetermined position of the guide rail G to rotate, thereby The lever member 19 is also rotated integrally.
[0019]
While the test vehicle T is running, the connecting wire rope W ₂ Is hooked on the hook 17. The opening of the hook portion 17 is closed by the closing member 18. Further, since the closing member 18 is held by the lever member 19 so as not to rotate, the connecting wire rope W ₂ Will not come off. When the trigger lever 21 collides with the striker 22, the trigger lever 21 is rotated. At the same time, since the lever member 19 is also rotated, the closed state of the hook portion 17 by the closing member is released. As a result, the hook portion 17 is opened, and the test vehicle T overtakes the dolly device D, thereby connecting the dolly device D and the connecting wire rope W. ₂ Is disconnected.
[0020]
Next, the fixed rail portion R ₁ And detachable rail R ₂ Will be described. As described above, the guide rail unit 7a on one side (front side) constituting the guide rail G of the present embodiment is a fixed rail portion R having the same cross-sectional shape. ₁ And detachable rail R ₂ (See FIG. 2). The guide rail unit 7b on the other side (back side) and the fixed rail portion R ₁ Are fixed to the guide rail installation groove 2 by fastening means such as bolts (not shown). Further, the vehicle collision test apparatus A of the present embodiment ₁ In the case of the above, the detachable rail portion R ₂ Is mounted on the end of the guide rail installation groove 2 on the side of the traveling start position of the test vehicle T (the side of the return sheave pit 5). The detachable rail part R ₂ Is detachable from the guide rail installation groove 2. Then, as shown in FIG. 2 and FIG. ₂ Is removed, the mounting / demounting opening V is formed by the guide rail installation groove 2 and the guide rail unit 7b on the back side. Length L of this opening V ₁ (Removable rail part R ₂ Is slightly longer than the entire length of the dolly device D. Also, a width L between the guide rail installation groove 2 and the guide rail unit 7b on the back side. ₂ Is slightly wider than the entire width of the dolly device D. For this reason, the dolly device D can be inserted into the attachment / detachment opening V (see FIG. 3).
[0021]
As shown in FIG. 2 and FIG. ₂ The lower flange portion 23 is provided with three bolt insertion holes 23a at predetermined intervals in the longitudinal direction. In the guide rail installation groove portion 2, female screw portions 24 are provided in portions corresponding to the respective bolt insertion holes 23a. Further, the detachable rail portion R ₂ In the upper flange portion 25, a tool insertion hole 25a through which a handle 27 for tightening each fixing bolt 26 is inserted is provided directly above each bolt insertion hole 23a. Detachable rail part R installed in the opening V for attachment and detachment of the guide rail installation groove part 2 ₂ The fixing bolts 26 are respectively inserted into the bolt insertion holes 23a of the lower flange portion 23 in the above, and screwed into the corresponding female screw portions 24. And it is tightened by the handle 27 inserted through each tool insertion hole 25a of the upper flange part 25. Thus, the detachable rail portion R is inserted into the guide rail installation groove portion 2. ₂ Is fixed rail part R ₁ And is installed in a continuous state. Then, from the guide rail installation groove 2 to the detachable rail R ₂ When detaching, the reverse operation is performed.
[0022]
Vehicle collision test apparatus A of the first embodiment ₁ The operation of will be described. As shown in FIG. ₂ The fixing bolts 26 fixing the rails are loosened, and the detachable rail portions R are removed from the guide rail installation grooves 2. ₂ Is removed. As shown in FIG. ₂ The dolly device D is arranged in the detachable opening V formed after the is removed. Length L of this detachable opening V ₁ And width L ₂ Are larger than the total length and width of the dolly device D, so that the dolly device D enters the opening V for attachment and detachment. Then, each of the guide rollers 13 on the back side of the dolly device D is applied to the upper flange portion of the corresponding guide rail unit 7b on the back side, and is advanced as it is along the longitudinal direction of the guide rail unit 7b. Then, the guide roller 13 on the front side of the dolly device D is fixed to the fixed rail portion R constituting the guide rail unit 7a on the front side. ₁ To the upper flange portion of the In this manner, the dolly device D is connected to the fixed rail portion R of the guide rail unit 7a on the front side. ₁ It is mounted on the guide rail G by being crowned between the guide rail G and the rear side guide rail unit 7b.
[0023]
As described above, the dolly device D is retracted from the attaching / detaching opening V. In this state, the detachable rail portion R ₂ Install. That is, as shown in FIG. ₂ Are arranged in the guide rail installation groove 2 and the detachable rail R ₂ The fixing bolts 26 are inserted into the respective bolt insertion holes 23a of the lower flange portion 23 in the above, and screwed into the corresponding female screw portions 24. And the detachable rail portion R ₂ Then, the handle 27 is inserted into each tool insertion hole 25a of the upper flange portion 25, and each fixing bolt 26 is tightened. The worker can attach and detach the rail R ₂ Since only the handle 27 needs to be operated above the fixing bolt 26, the work of tightening the fixing bolts 26 is easy. Also, by doing so, the detachable rail portion R ₂ Can be securely fixed to the guide rail installation groove portion 2, and there is no possibility of loosening or disengagement due to vibration accompanying the traveling of the dolly device D or the test vehicle T. Moreover, it is inexpensive.
[0024]
Then, as shown in FIG. 5, the dolly device D retracted to the front of the attachment / detachment opening V is retracted, and the detachable rail portion R ₂ To the part of. Fixed rail part R ₁ And detachable rail R ₂ Means that the dolly device D simply needs to be retracted as it is mounted in a continuous state. By doing so, the dolly device D is arranged at the start end of the guide rail G. The brake device B is also mounted on the guide rail G in exactly the same manner as the above-mentioned dolly device D. Naturally, the length L of the detachable opening V ₁ And width L ₂ Is longer than the overall length and width of the brake device B. Further, since the brake device B is disposed in front of the dolly device D (at the end of the guide rail G), it is mounted earlier than the dolly device D.
[0025]
As shown in FIG. 6A, the tow wire rope W is attached to the clamp device C of the dolly device D. ₁ Is clamped, and the connecting wire rope W ₂ Is hooked, and the dolly device D and the test vehicle T are connected. Then, by operating a winch (not shown), the tow wire rope W ₁ As shown in FIG. 1, the dolly device D is driven and driven, and the test vehicle T is towed.
[0026]
As shown in FIG. 6A, the vehicle collision test apparatus A of the first embodiment ₁ Then, the dolly device D is disposed at the start end of the guide rail G. Here, in the conventional vehicle collision test apparatus A ', although the dolly apparatus D is disposed at the start end of the guide rail G as shown in FIG. Between the return sheave pit 5 and the return sheave pit 5, there is provided a detachable opening V 'for inserting and removing the dolly device D. For this reason, in the conventional vehicle collision test apparatus A ', the traveling distance S' of the test vehicle T is shortened by the length of the attaching / detaching opening V '. On the other hand, in the vehicle collision test apparatus A according to the present invention, of the pair of guide rails 7a and 7b constituting the guide rail G, the front guide rail 7a on the front side is fixed rail portion R. ₁ And detachable rail R ₂ And is divided into: For this reason, the opening / detachment opening V ′ is not formed between the end of the guide rail G and the return sheave pit 5, and the dolly device D is replaced by the length of the dolly device D in comparison with the case of the conventional vehicle collision test device A ′. It can be arranged rearward in comparison. This state is indicated by a two-dot chain line in FIG. This is the vehicle collision test apparatus A of the first embodiment. ₁ Indicates that the traveling distance S of the test vehicle T is longer by the distance ΔS than the conventional vehicle collision test apparatus A ′. And the detachable rail portion R ₂ By removing the dolly device D, a detachable opening V through which the dolly device D can be taken in and out is formed, and there is no hindrance to the work of attaching the dolly device D and removing the dolly device D during maintenance. Therefore, in order to cause the test vehicle T to collide at a predetermined speed, it is not necessary to increase the acceleration so much, the posture of the dummy doll in the test vehicle T is less likely to be distorted, and the towing device D and the traction Wire rope W ₁ Slip between them is less likely to occur. As a result, the traveling accuracy of the test vehicle T can be improved.
[0027]
The vehicle collision test apparatus A according to the first embodiment described above. ₁ Then, of the pair of guide rails 7a and 7b constituting the guide rail G, the detachable rail portion R is provided at the start end (the end on the side of the return sheave pit 5) of the front guide rail 7a. ₂ Is provided. However, the vehicle collision test apparatus A according to the second embodiment shown in FIG. ₂ A detachable rail portion R is provided at an intermediate portion of the guide rail unit 7a on the front side as shown in FIG. ₂ May be provided. In the case of this embodiment, since a pair of guide rails G can be installed over the entire length of the guide rail installation groove 2, the vehicle collision test apparatus A of the first embodiment is used. ₁ Similarly to the above, the traveling start position of the test vehicle T can be set at the end of the guide rail installation groove 2, and the traveling distance of the test vehicle T can be lengthened. Moreover, just like in the first embodiment, the dolly device D and the brake device B are connected to the detachable rail portion R. ₂ Can be put in and taken out of the detachable opening V formed by removing the cover. Detachable rail portion R in this embodiment ₂ May be provided anywhere except at the start end of the guide rail installation groove 2 (running start position of the test vehicle T). In particular, when the brake device B is provided in the vicinity of the terminal end of the guide rail installation groove 2, the distance for moving the brake device B can be short.
[0028]
Further, in any of the embodiments, the detachable rail portion R is attached to either side of the pair of guide rails 7a and 7b. ₂ Is provided, and both guide rails 7a and 7b are provided with detachable rail portions R respectively. ₂ May be provided.
[0029]
Each of the traction means and the connection means in each of the above-described embodiments is a wire rope W ₁ , W ₂ However, other things may be used. For example, the connecting means is a connecting wire rope W ₂ Instead, a connection fitting may be used.
[0030]
Further, the vehicle collision test apparatus A of each embodiment described in this specification ₁ , A ₂ Is for causing the test vehicle T to collide with the collision wall 1, but may be a vehicle collision test apparatus in which the test vehicles T collide with each other head-on.
[0031]
【The invention's effect】
A vehicle collision test apparatus according to the present invention is provided for guiding a test vehicle installed in a guide rail installation groove formed on a floor surface and a test vehicle attached to the guide rail and connected via a connecting means. And a dolly device driven and driven by towing means, wherein the dolly device causes the test vehicle to tow and travel, and the test vehicle traveling at a predetermined speed collides with an object to be hit. At least one of the pair of guide rails constituting the rail has a fixed rail portion fixed to the guide rail installation groove portion, and a guide rail installation side portion of the test vehicle in the guide rail installation groove portion. A detachable rail that is detachably attached to an opening for attachment and detachment of dolly devices provided at the end. It is a symptom. For this reason, by removing the detachable rail portion, the guide rail can be installed over the entire length of the guide rail installation groove portion without impairing the advantage that the dolly devices can be taken in and out of the guide rail, and the test can be performed. The traveling distance of the vehicle can be lengthened.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a vehicle collision test apparatus A according to a first embodiment of the present invention. ₁ FIG.
FIG. 2 shows a guide rail installation groove 2 to a detachable rail R ₂ FIG. 6 is a perspective view of a state in which a dolly device D is mounted after removing the dolly device.
FIG. 3 shows a detachable rail portion R. ₂ FIG. 5 is a plan view showing a state in which a dolly device D is disposed in a mounting / dismounting opening V formed by removing the dolly device D;
FIG. 4 shows a detachable rail portion R. ₂ FIG. 3 is a side cross-sectional view of a state where is mounted in a guide rail installation groove portion 2.
FIG. 5 is a view showing a state in which the dolly device D is retracted, and ₂ It is a top view of the state arrange | positioned to the part.
FIG. 6A is a vehicle collision test apparatus A according to the first embodiment. ₁ Detachable rail part R ₂ FIG. 3B is a view showing a test vehicle T connected to a dolly device D arranged in the conventional vehicle collision test device A ′. FIG. 2 is a diagram showing a test vehicle T that has been tested.
FIG. 7 shows a vehicle collision test apparatus A according to a second embodiment. ₂ FIG.
FIG. 8 is a perspective view of a detachable opening V ′ in a conventional vehicle collision test device A ′.
[Explanation of symbols]
A ₁ , A ₂ ： Vehicle collision test equipment
B: Brake device (dolly device)
D: Dolly device
FL: Floor surface
G: Guide rail
L ₁ : Length of detachable rail
R ₁ ： Fixed rail
R ₂ : Detachable rail
T: Test vehicle
V: Opening / detaching opening
W ₁ ： Towing wire rope (traction means)
W ₂ : Wire rope for connection (connection means)
1: Collision wall (collision object)
2: Guide rail installation groove
7a, 7b: Guide rail alone
26: Fixing bolt

Claims

A guide rail installed in a guide rail installation groove formed on the floor surface,
A dolly device that is mounted on the guide rail and driven and driven by the towing means to tow the test vehicle connected via the connecting means,
A vehicle collision test apparatus in which the test vehicle is towed by the dolly device, and the test vehicle traveling at a predetermined speed collides with the collision object,
A guide rail alone on at least one side of a pair of guide rails constituting the guide rail,
A fixed rail portion fixed to the guide rail installation groove portion,
A vehicle collision test device comprising: a detachable rail portion removably attached to a detachable opening of a dolly device provided at an end of the guide rail installation groove portion on the side of the test start position of the test vehicle. .

A guide rail installed over the entire length of the guide rail installation groove formed on the floor surface,
A dolly device that is mounted on the guide rail and driven and driven by the towing means to tow the test vehicle connected via the connecting means,
A vehicle collision test apparatus in which the test vehicle is towed by the dolly device, and the test vehicle traveling at a predetermined speed collides with the collision object,
A guide rail alone on at least one side of a pair of guide rails constituting the guide rail,
A fixed rail portion fixed to the guide rail installation groove portion,
A vehicle comprising: a detachable rail portion removably attached to a detachable opening of a dolly device provided at a portion of the guide rail installation groove portion except for an end on a side of a test start position of the test vehicle. Crash test equipment.

The vehicle collision test apparatus according to claim 1, wherein a length of the detachable rail portion corresponds to a total length of dolly devices mounted on the guide rail.

The vehicle collision test apparatus according to any one of claims 1 to 3, wherein the detachable rail portion is bolted to a bottom portion of the guide rail installation groove portion.