JP2004256951A - 手袋のオーダメイドシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】その人の手に合った手袋をオーダメイドで製作する手袋のオーダメイドシステムであって、以下の(a)〜(d)の構成を具備する。
(a).手の形状を画像データとして取り込む画像取り込み手段1、
(b).取り込んだ手の画像データを電送する電送手段2、
(c).電送されてきた手の画像データを電送画像データ記憶手段に記憶し、この電送画像データを用いて、手の必要な寸法を得て、この得た寸法に基づいて手袋の各パーツのパターンデータを作成する画像処理装置3と、
(d).前記画像処理装置3から送られた手袋の各パーツのパターンデータに基づいて裁断する裁断装置4。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、手袋のオーダメイドシステムに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
我が国において、手袋は、作業用は言うに及ばず、スポーツ用の手袋あるいは服飾用の手袋でさえも、Sサイズ,Mサイズ、Lサイズ,LLサイズ等の大雑把な大別しかされていないのが現状である(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−188130号公報。
【0004】
この点、ヨーロッパ等の服飾の一部として手袋を位置づけている「手袋の先進国」では、指の長さと太さ、掌の厚さおよび大きさ別に複数のサイズを用意して、より細かなサイズ合わせにより手袋を購入できるようになっている。
【0005】
しかして、前記いずれの場合にも、自分の手にきっちり合った手袋ではない。特に、手の形状が一般的でない人の場合、例えば、指が短く且つ極端に太いような手をした人の場合、あるいは指が長く且つ極端に細いような手をした人の場合、又は手の厚みが極端に厚い人の場合には、自分の手にきっちり合った手袋を見つけるのは難しい。
【0006】
本発明は、このような現況に鑑みておこなわれもので、最近普及しているカメラ付き携帯電話又は家庭のデジタルカメラとその画像データを取り込んで電送することができるコンピュータを利用して、簡単に自分の手に合致した手袋を提供することができる、手袋のオーダメイドシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を、以下のような構成からなる手袋のオーダメイドシステムによって解決することができる。即ち、
本第1の発明にかかる手袋のオーダメイドシステムは、その人の手に合った手袋をオーダメイドで製作する手袋のオーダメイドシステムであって、以下の(a)〜(d)の構成を具備することを特徴とする。
【0008】
(a).手の形状を画像データとして取り込む画像取り込み手段、
(b).取り込んだ手の画像データを電送する電送手段、
(c).電送されてきた手の画像データを電送画像データ記憶手段に記憶し、この電送画像データを用いて、手の必要な寸法を得て、この得た寸法に基づいて手袋の各パーツのパターンデータを作成する画像処理装置と、
(d).前記画像処理装置から送られた手袋の各パーツのパターンデータに基づいて裁断する裁断装置。
【0009】
しかして、このように構成された本手袋のオーダメイドシステムによれば、
手袋をオーダメイドしようとする人は、手をデジタルカメラ等の画像取り込み手段によって画像データとして取り込み、その画像データを電送手段(例えば、コンピュータあるいは携帯電話)からインターネット回線(あるいは電話回線)等を介して電送すれば、後は、その画像データは画像処理装置(例えば、コンピュータ等)によってその内部に取り込まれ、次に該画像処理装置において、該画像データに基づいて手の必要な寸法が採寸されて、各指の長さ、太さ、掌の形状や大きさあるいはその厚み等が決定される。そして、この採寸された値に基づいて、それに縫製の際の縫い代等が加味されて、その人の手に合致した手袋を構成する各パーツのパターンデータを得る。
そして、このパターンデータを用いて、裁断装置が手袋の生地(各種革あるいは布等の素材)を裁断する。
従って、後は、この裁断装置によって裁断された生地を用いて縫製すれば、所望の手袋が製造できることになる。
また、前記生地の種類あるいは色又は配色について、前記画像データの電送と共に、あるいは画像データの電送とは別に、前記画像処理装置に与えれば、これら生地の種類あるいは色又は配色についても、オーダメイドの対象とすることができる。
【0010】
本第2の発明にかかる手袋のオーダメイドシステムは、その人(手袋をオーダメイドする人)の手に合った手袋をオーダメイドで製作する手袋のオーダメイドシステムであって、以下の(a)〜(d)の構成を具備することを特徴とする。
【0011】
(a).手の形状を画像データとして取り込む画像取り込み手段、
(b).取り込んだ手の画像データを電送する電送手段、
(c).電送されてきた手の画像データを電送画像データ記憶手段に記憶するとともに、基準画像データを基準画像データ記憶手段に記憶し、前記取り込まれた画像データと前記基準画像データとを比較手段で比較し、この比較して得た値に基づいて前記基準画像データに基づく手袋の基本パターンデータを補正手段によって補正して手袋の各パーツのパターンデータを作成する画像処理装置と、
(d).前記画像処理装置からの手袋のパターンデータに基づいて裁断する裁断装置。
【0012】
しかして、このように構成された手袋のオーダメイトシステムによれば、手袋をオーダメイドしようとする人は、手をデジタルカメラ等の画像取り込む手段によって画像データとして取り込み、その画像データを電送手段(例えば、コンピュータあるいは携帯電話)からインターネット回線(あるいは電話回線)等を介して電送すれば、後は、その画像データは画像処理装置(例えば、コンピュータ等)によってその内部に取り込まれ、次に該画像処理装置において、基準画像データ記憶手段に記憶されている基準画像データと前記取り込んだ画像データとを比較手段によって比較する。例えば、比較手段では、各指の長さ、太さ、掌の形状や大きさあるいはその厚み等を比較する。そして、この比較した値に基づいて、前記使用した基準画像データを展開した基準パターンデータの各種データを補正する。
この補正によって、画像データにかかる人の手の形状に合致した手袋のパターンデータが作成できる。そして、このパターンデータを用いて、裁断装置が手袋の生地(各種革あるいは布等の素材)を裁断する。
従って、後は、この裁断装置によって裁断された生地を用いて縫製すれば、所望の手袋が製造できることになる。
また、前記生地の種類あるいは色又は配色について、前記画像データの電送と共に、あるいは画像データの電送とは別に、前記画像処理装置に与えれば、これら生地の種類あるいは色又は配色についても、オーダメイドの対象とすることができる。
【0013】
また、前記手袋のオーダメイドシステムにおいて、前記画像取り込み手段で取り込む手の形状の画像データに縮尺基準手段を共に取り込むように構成すると、手の実際の大きさを正確に把握できる点でより好ましい。
【0014】
また、前記手袋のオーダメイドシステムにおいて、前記画像処理装置の比較手段によって比較する箇所が、各指の長さ、少なくとも一つの指の太さ、掌の形状、親指の付け根の太さであると、その人の手の形状にあった手袋となる。
【0015】
また、前記基準画像データとそれに対応する基本パターンデータが、少なくとも、男性用と女性用および子供用とに大別されていると、前記補正が容易になり、よりぴったりの手袋を製造することが可能な手袋のオーダメイドシステムとなる。
【0016】
また、前記電送手段が、インターネット回線を介して電送するコンピュータであると、現実的に好ましい構成となる。
【0017】
また、前記画像取り込み手段が携帯電話に付設されているカメラであり、前記電送手段が携帯電話であってもよい。勿論、前記画像取り込み手段として、デジタルカメラ、イメージスキャナ等の公知の手段を用いても良い。
【0018】
さらに、前記画像処理装置がコンピュータであり、前記裁断装置がこのコンピュータにより制御される裁断装置であると、合理的に製造可能な、手袋のオーダメイドシステムを実現できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態にかかる手袋のオーダメイドシステムの一つの実施形態について、図面を参照しながら、具体的に説明する。
【0020】
図1は本発明の実施形態にかかる手袋のオーダメイドシステムの全体の構成を概念的に示す図である。
【0021】
図1に図示するように、画像取り込み手段(この実施形態では、携帯電話のデジタルカメラ)1によって、オーダメイドしようとする人の手を取り込む。この画像の取り込みに際して、図5に図示するように、原寸が判るように、縮尺基準となるテープ状のメジャー(縮尺基準手段)14を手Hnとともに撮影する。かかる場合、メジャー14を手に張りつけて行うのが正確な原寸を得る上で好ましい。また、前記縮尺基準手段として、図示しないが、1円、5円、10円等の寸法(大きさ)が既知の硬貨を用いてもよい。かかる場合には、誰でも手元に持っているため、わざわざ図5に図示するようなテープ状のメジャー14を縮尺基準手段として準備する必要がない点で好ましい。さらに、前記以外にも縮尺基準手段として、予め寸法の判明している物、例えば全国的に大きさが一義的に判るJRのキップ等を使用することも好ましい。
【0022】
図5と同じように、図7,図9に図示するように、手Hnの指の厚みおよび掌の厚み等を把握するための画像を撮影する。この図7,図9の場合には、図5との対比において、実際の寸法を把握することが可能であることから、縮尺基準となるメジャー14等の縮尺基準手段は特に必要としないが、勿論、メジャー14等を画像に含めて撮影してもよい。
【0023】
そして、前記撮影することによってデジタルカメラに取り込んだ図5、図7、図9に図示する手に関する画像データを、図1に図示するように、電送手段2、例えば、携帯電話(あるいはインターネットに接続されているコンピュータ(インターネットの端末機器としてのコンピュータ))により、無線あるいは有線の電話回線Lt等を介して、手袋メーカあるいはその仲介業者(販売会社)等(手袋メーカという)のコンピュータ3へ電送する。かかる場合、電子メール等の添付ファイルの形態で画像データを電送することも好ましい。なお、前記画像データはデジタルカメラに代えて、イメージスキャナ、あるいは形状測定装置等によっておこなうようにしてもよい。
【0024】
そして、電送された前記画像データは、モデム10および入力ポート3D等を介して、最終的に、手袋メーカ等に設置してあるコンピュータ3に取り込まれる。そして、このコンピュータ3がインターネットの端末機器として機能するとともに、画像処理装置としても機能する場合には、前記画像データは、このコンピュータ3の電送画像データ記憶手段(例えば、コンピュータのハードディスクの電送画像データ記憶領域(ファイル))3Aに少なくとも一時的に記憶される。勿論、この記憶は、一時的でなくともよく、例えば、顧客データファイルにその顧客を特定して記憶しておき、後日の手袋のオーダメードに利用するようにしてもよい。
【0025】
そして、次に、このコンピュータ3は、この画像データを、該画像データ内に含まれている縮尺基準手段であるメジャーの表示を参酌して、実際の大きさあるいは所定の大きさ(例えば、下記の基準画像データと同じ縮尺)になるよう縮尺寸法に関する調整(拡大あるいは縮小)をおこなう。このような縮尺寸法に関する調整処理は、このコンピュータ3内のプログラム(縮尺寸法に関する調整処理プログラム)によっておこなわれる。
かかる縮尺寸法に関する調整は、縮尺基準手段としてのテープ状のメジャー14が画像データ内に含まれる場合には、該画像データ内のテープに記載された寸法を利用しておこない、コインあるいはJRのキップを利用しておこなう場合には、そのコインあるいはJRのキップの既知の大きさを利用しておこなう。
【0026】
そして、所定の大きさ、つまり、コンピュータ3の基準画像データ記憶手段(例えば、コンピュータ3内のハードディスク内の基準画像データファイル)3Bに記憶されている基準画像データ(概念的に表した図6,図8,図10参照)に対応した大きさに前記電送画像データが調整されると、この調整された電送画像データ(調整電送画像データという)と前記基準画像データとが、重ね合わされて、該基準画像データに対して前記調整電送画像データが差異を有する箇所がコンピュータ3の比較手段3Cで比較される。この比較される箇所は、よりぴったりした手袋を得るには多い方が好ましい。しかし、この実施形態の場合、以下のような箇所の比較をおこなう。具体的には、例えば、各指の長さに関する基準値(基準画像データにおける寸法値)に対する差、指の幅に関する基準値に対する差、掌の各寸法に関する基準値に対するの差、各指と掌の厚さに関する基準値に対する差等が比較され差の値(基準画像データに対してプラスあるいはマイナスの寸法)を得る。また、前記比較が原寸大によっておこなわれていない場合には、原寸大における差の値に換算される。
【0027】
そして、前述のように得られた各指の長さの差の値、指の太さの差の値、掌の形状および大きさの差の値、各指と掌の厚さの差の値(例えば、mmで表した差の値)は、一時的にコンピュータ3の図示しない記憶手段(例えば、RAMあるいはハードディスク等の記憶手段)に補正値として記憶される。
具体的には、例えば、図11に図示するように、各指の長さの基準値(L1(親指の長さの基準値),L2(人指し指の長さの基準値),L3(中指の長さの基準値),L4(薬指の長さの基準値),L5(小指の長さの基準値))に対して、L1に対してプラス5mm,L2に対してプラス3mm、・・・というように、前記補正値を用いて補正する。また、各指の太さについても、その基準値(W1(親指の幅の基準値),W2(人指し指の幅の基準値),W3(中指の幅の基準値),W4(薬指の幅の基準値),W5(小指の幅の基準値))に対して、W1に対してマイナス2mm,W2に対してマイナス1.5mm・・・というように前記補正値を用いて補正する。そして、指の厚さについても、詳細は省略するが、その基準値に対して同様に補正値を用いて補正する。さらに、図11に図示するように、掌の平面的な寸法および厚さについてもそれらの基準値(L8(小指下方での掌の高さの基準値),L9(親指のつけ根部分P1から中指と人指し指とのつけ根P2までの寸法の基準値),L10(掌の生命線の始まりの位置P3と小指のつけ根P4を通過する周長の基準値),L11(生命線の始まりの位置P3を通過し且つ前記L8の1/3の高さ部分P4を通過する周長の基準値))に対して、L8に対してプラス3mm、L9に対してプラス5mm・・・というように補正値を用いて補正される。また、図11に図示するように、掌のつけ根P5から人指し指の先端P6までの寸法についても、その基準値L12に対して、プラス5mm、というように補正値を用いて補正される。なお、図11において、前記周長を示すL10,L11には、仮想線中に蝶ネクタイ状の印を付している。
【0028】
次に、前記補正値を利用して、コンピュータ3の補正手段3Eで、基準画像データに基づく既知の手袋の各パーツの寸法(基準パターンデータ3F)を補正して、その人の手に合致した手袋の各パーツ寸法からなるパターンデータを得る。なお、この実施形態では、前記基準パターンデータ3Fに、縫い代等を含んだ値としている。しかし、前記基準パターンデータ3Fに縫い代等を含んでいない場合には、前記補正後に、縫い代分を前記得たパターンデータに加算するような処理がコンピュータ3内でおこなわれる。
【0029】
このように、手袋の各パーツの所定箇所の寸法が補正手段3Eで補正されると、そのデータは、図1に図示するように、出力ポート3Gから、信号線Lcを経て裁断装置4に送られ、このデータに基づいて裁断装置4はシート状の手袋の素材から各パーツを裁断する。この実施形態では、前記裁断装置4としては、コンピュータからのデータによって自動的に裁断する自動裁断装置が用いられている。なお、前記補正手段3Eで補正されたデータを、その人固有のデータとして、コンピュータ3等の顧客ファイルに記憶しておくことが、後日の追加オーダに迅速に対処できる点で好ましい構成となる。
【0030】
この結果、裁断装置4によって、図2(a)〜(e)、図3(a)〜(d)、図4(a)〜(f)の各図に図示するような手袋の各パーツが裁断される。なお、図3(a)に図示するパーツは、親指と人指し指との間を除く各指の間に設けられるパーツであり、従って、3つ裁断されることになる。なお、例えば、図2において、二点鎖線は、前記補正前の各パーツ、即ち、基準画像データに基づいて得られる手袋の各パーツの平面形状(展開された形状)を示す。従って、図2の実線と二点鎖線との間が補正値に基づいて補正された領域となる。
【0031】
後は、これらのパーツを公知の手袋の縫製作業に基づいて縫製すれば、図12に図示するような、オーダメイドした人の手にぴったり合致した手袋が製造できる。
【0032】
ところで、前記基準画像データとして、一つのものを利用してもよいが、大人の男性用、女性用、子供用として、別の基準画像データを用意しておいて、オーダする者が、大人の男性なのか女性なのか子供なのかに合わせて、合致した基準画像データを用いるように構成してもよい。後者の場合には、男性と女性および子供によって、それぞれ手の形状に特徴があることから、より合致した手袋を得ることができる。
(実施形態2)
ところで、前述した実施形態に代えて、前記電送画像データを前記基準画像データを用いることなく且つ補正することなく、手袋の各パーツの寸法を決定するように構成してもよい。
具体的には、図5に図示する画像データから、図13に図示するような手の各箇所の原寸の寸法L1〜L9,L12,W1〜W5を直接導き出すとともに、図13において「周長」が必要となる掌の寸法L10とL11については、画像データである図6,図7,図9から必要な厚みに関する寸法を導き出して、その寸法を勘案して該「周長」を決定する。また、指および掌の厚さに関する寸法については、画像データである図7,図9から必要な厚みに関する寸法を導き出して、その寸法を決定する。そして、これらの各寸法を利用して、縫製に必要な縫い代等を加えて、手袋の各パーツに関する寸法に関するデータを作成し、そのデータを裁断装置に送って、裁断するよう構成してもよい。かかる場合には、本システムの構成がより簡単になる点で好ましい実施形態となる。なお、図13のL1〜L9,L12,W1〜W5等の各寸法については、図11と同じ箇所の寸法を表している。しかし、他の箇所の寸法を使用して、その人の手の形状を決定してもよいし、あるいは前記箇所の寸法に加えてさらに他の箇所の寸法を加えてより多くの部位の寸法を決定して、手袋の各パーツの寸法を決定するようにしてもよい。
【0033】
ところで、前記二つの実施形態の場合には、図2〜図4に図示するような各パーツを縫製することによってつくられる形態の手袋について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、異なる形状と数のパーツから構成される手袋についても、同じように適用できることは言うまでもない。
【0034】
また、上記実施形態では、手袋の材質について何ら言及していないが、オーダメイドの際に、手袋の色、あるいは配色、又は素材等を自由にオーダメイドするように構成すると、さらに自由度の高い手袋のオーダメイドシステムとなる。
【0035】
【発明の効果】
本発明にかかる手袋のオーダメイドシステムによれば、携帯電話あるいはインターネットの端末機器であるコンピュータを利用して、簡単にその人の手に合致した手袋をオーダメイドすることができる。
【0036】
従って、従来、寸法的に我慢するのが当たり前であった手袋においても、身近かな機器を利用して簡単にオーダメイドすること可能になり、洋服等と同様にピッタリしたものを手に入れることができる、手袋のオーダメイドシステムが確立できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる手袋のオーダメイドシステムの全体の構成を概念的に示す図である。
【図2】図3,図4に示すパーツとともに縫製することによって手袋ができあがる該手袋の複数のパーツのうちの一部の形状(展開した形状)を表した図である。
【図3】図2,図4に示すパーツとともに縫製することによって手袋ができあがる該手袋の複数のパーツのうちの一部の形状(展開した形状)を表した図である。
【図4】図2,図3に示すパーツとともに縫製することによって手袋ができあがる該手袋の複数のパーツのうちの一部の形状(展開した形状)を表した図である。
【図5】図1に示す手袋のオーダメイドシステムの画像取り込み手段によって得たオーダする人の手の画像データの一つを示す概念図である。
【図6】図1に示す手袋のオーダメイドシステムの画像処理装置の記憶手段に記憶されている基準画像データを形状的に表示した手の概念図である。
【図7】図1に示す手袋のオーダメイドシステムの画像取り込み手段によって得たオーダする人の手の画像データの他の一つを示す概念図である。
【図8】図1に示す手袋のオーダメイドシステムの画像処理装置の記憶手段に記憶されている基準画像データの一つを形状的に表示した手の概念図である。
【図9】図1に示す手袋のオーダメイドシステムの画像取り込み手段によって得たオーダする人の手の画像データの他の一つを示す概念図である。
【図10】図1に示す手袋のオーダメイドシステムの画像処理装置の記憶手段に記憶されている基準画像データの一つを形状的に表示した手の概念図である。
【図11】取り込んだ画像データを用いて手袋の必要箇所の寸法を決定する該手袋の必要箇所を示す図である。
【図12】図2〜図4に示されるパーツを縫製することによって完成したオーダメイドの手袋を示す全体斜視図である。
【図13】取り込んだ画像データを用いて手袋の必要箇所の寸法を決定する手の必要箇所を示す図である。
【符号の説明】
1……デジタルカメラ(画像取り込み手段)
2……携帯電話(電送手段)
3……コンピュータ(画像処理装置)
4……裁断装置
Claims (8)
- その人の手に合った手袋をオーダメイドで製作する手袋のオーダメイドシステムであって、以下の(a)〜(d)の構成を具備することを特徴とする。
(a).手の形状を画像データとして取り込む画像取り込み手段、
(b).取り込んだ手の画像データを電送する電送手段、
(c).電送されてきた手の画像データを電送画像データ記憶手段に記憶し、この電送画像データを用いて、手の必要な寸法を得て、この得た寸法に基づいて手袋の各パーツのパターンデータを作成する画像処理装置と、
(d).前記画像処理装置から送られた手袋の各パーツのパターンデータに基づいて裁断する裁断装置。 - その人の手に合った手袋をオーダメイドで製作する手袋のオーダメイドシステムであって、以下の(a)〜(d)の構成を具備することを特徴とする。
(a).手の形状を画像データとして取り込む画像取り込み手段、
(b).取り込んだ手の画像データを電送する電送手段、
(c).電送されてきた手の画像データを電送画像データ記憶手段に記憶するとともに、基準画像データを基準画像データ記憶手段に記憶し、前記取り込まれた画像データと前記基準画像データとを比較手段で比較し、この比較して得た値に基づいて前記基準画像データに基づく手袋の基本パターンデータを補正手段によって補正して手袋の各パーツのパターンデータを作成する画像処理装置と、
(d).前記画像処理装置からの手袋のパターンデータに基づいて裁断する裁断装置。 - 前記画像取り込み手段で取り込む手の形状の画像データに縮尺基準手段を共に取り込むことを特徴とする請求項1又は2記載の手袋のオーダメイドシステム。
- 前記画像処理装置の比較手段によって比較する箇所が、各指の長さ、少なくとも一つの指の太さ、掌の形状、親指の付け根の太さであることを特徴とする請求項2記載の手袋のオーダメイドシステム。
- 前記基準画像データと基本パターンデータが、少なくとも、男性用と女性用および子供用とに大別されていることを特徴とする請求項3又は4記載の手袋のオーダメイドシステム。
- 前記電送手段が、電気通信回線を介して電送するコンピュータであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1の項に記載の手袋のオーダメイドシステム。
- 前記画像取り込み手段が携帯電話に付設されているカメラであり、前記電送手段が携帯電話であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1の項に記載の手袋のオーダメイドシステム。
- 前記画像処理装置がコンピュータであり、前記裁断装置がこのコンピュータにより制御される裁断装置であることを特徴とする請求項1又は2記載の手袋のオーダメイドシステム。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100853483B1 (ko) | 2007-09-07 | 2008-08-21 | 포항공과대학교 산학협력단 | 장갑의 세부 치수 결정 방법 |
JP2010163731A (ja) * | 2009-01-16 | 2010-07-29 | D & M Ft Co Ltd | パターン生成装置及びその方法、並びに手袋注文製作装置及びその方法 |
JPWO2019135338A1 (ja) * | 2018-01-05 | 2021-01-07 | 株式会社Adeka | 組成物及びエッチング方法 |
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2003
- 2003-02-26 JP JP2003049248A patent/JP2004256951A/ja active Pending
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