JP2004256423A - クロロフィルによる化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】茶葉抽出物に銅クロロフィルを添加することにより茶葉中のクロロフィルの作用を促進させるとともに、抽出物中の成分との相乗効果により、皮膚組織細胞の賦活、肉芽形成の刺激促進、脱臭効果をあげようとする。
【解決手段】茶葉の水または有機溶剤抽出物を、銅クロロフィルを配合した化粧料基礎剤に添加し使用させる。
さらには、茶葉のアルコール抽出液に銅クロロフィルを添加し、これをガーゼ類に含浸させ乾燥して鼻口を覆うマスクに使用させるものである。
【選択図】 なし
【解決手段】茶葉の水または有機溶剤抽出物を、銅クロロフィルを配合した化粧料基礎剤に添加し使用させる。
さらには、茶葉のアルコール抽出液に銅クロロフィルを添加し、これをガーゼ類に含浸させ乾燥して鼻口を覆うマスクに使用させるものである。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は美白化粧料、美肌化粧料、さらには保健用マスクに属し、詳しくは化粧料に用いる茶葉中のクロロフィルの作用を促進させる技術にかかわる。
【0002】
【従来の技術】
茶葉の抽出物質を加えた化粧料や医薬品は知られている。例えば、特開平6−199646は美白化粧料として皮膚浸透性と美白効果と安全性を高めるために、緑茶抽出物のほか数種類の有効植物抽出物を用い、それらの相乗効果により目的を達成しようとしている。また、後記する茶葉成分中の一部成分のみを取りあげてそれを化粧料の組成にすることも知られている。例えば、特開平11−140497はカテキンを純石鹸に適量配合して皮膚の活性化、シミ・ソバカスの発生防止、美白効果をもたらせている。特開2001−316962は有害菌類の増殖阻害性を利用し、特開2001−139481は若年女性の潜在性鉄欠乏に対し茶葉の鉄分に鉄吸収促進剤を併用して鉄吸収を促進させようとしている。
【0003】
前記した茶葉の成分は文献によれば、不溶性分(70〜80%)の主なるものに食物繊維、たんぱく質、βーカロチン、ビタミンE、クロロフィルがあり、水溶性成分(20〜30%)の主なるものにカテキン類、タンニン、カフェイン、ビタミン類、ミネラルがある。これら成分の溶出量は水温や有機溶剤の選択によって相違するので上記中の%は特定されない。
本願発明者は茶葉成分中のクロロフィルに着目して本発明をしたものであるが、クロロフィルの選択は、本願発明者の先願2002−143296における発明過程中に茶葉のクロロフィルに注目したことによるもので、クロロフィル単独を本発明は採りあげるものでない。
【0004】
クロロフィルの有効性は、(1)脱臭効果、(2)生物組織細胞の賦活、(3)肉芽形成の刺激促進作用があるとされている。しかし、この作用は純クロロフィルを用いた場合は別とし、茶葉では含有量から上記作用効果は顕著といえない問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は問題点を解決するため、茶葉中のクロロフィルと相乗してクロロフィルの作用を促進させる物質を茶葉抽出物質に添加することによりその目的を達成しようとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するために本発明は、茶葉抽出物に銅クロロフィルを添加することにより、クロロフィルの作用が促進され、抽出物中の他の有効成分とも複合してクロロフィルの本来の前記(1)、(2)、(3)の有効性が増強される。
【0007】
上記銅クロロフィルは別名・簡略名は銅葉緑素で天然のクロロフィル(葉緑素)に塩化第二銅を反応させて製造される。青黒色の粉末で、水溶性・油溶性で、天然の葉緑素に比べて日光や酸に安定である。食品の着色・脱臭・殺菌剤として使用されている。したがって、茶葉中のクロロフィルに添加してもクロロフィルの作用を阻害することがなく、クロロフィルの作用を促進させるものとなる。
【0008】
【発明実施の形態】
茶葉抽出液や茶葉抽出粉末に銅クロロフィルを添加したものは、それを水で抽出したものと、アルコール等の有機溶剤で抽出したものとに分けられ、前者は顔面美白料に、後者は顔面を除く全身美肌料に提供される。アルコール類の抽出過程を経た場合はアルコール類の残溜があり顔面美白料に適当でないが、ガーゼ等に含ませアルコールを乾燥により除いてマスクに使用される。
【0009】
【実施例】
茶葉100gを常温水0.4リットルに48時間浸し、これを布にて漉し取り、後記の銅クロロフィルを配合した化粧用クリーム剤1.0kgに混合し顔面美白料とする。
茶葉100gを約70℃のエチルアルコール0.3リットルにて浸出した液を可及的にアルコール分を除いて得た10gを、同じく銅クロロフィル配合の化粧用クリーム剤400gに混合し美肌料とする。
茶葉100gを約70℃のエチルアルコールに浸した液に銅クロロフィル0.1gを溶解し、これに吸水性のガーゼを浸し、ガーゼを乾燥したものを口を覆うマスクに使用する。
【0010】
前記クリームの処方は、水、グリセリン、フェニルトリメチコン、ポリアクリルアミド、ダイズエキス、酸化チタン、フェノキシエタノール、銅クロロフィルとしている。
【0011】
【発明の効果】
茶葉の水またはアルコール類抽出物質に銅クロロフィル添加することによりマグネシウムを分子構造の核とするクロロフィルと銅を結合した銅クロロフィルとの親和性によって、身体の皮膚にクロロフィルの作用の相乗効果を上げる。
【発明の属する技術分野】
本発明は美白化粧料、美肌化粧料、さらには保健用マスクに属し、詳しくは化粧料に用いる茶葉中のクロロフィルの作用を促進させる技術にかかわる。
【0002】
【従来の技術】
茶葉の抽出物質を加えた化粧料や医薬品は知られている。例えば、特開平6−199646は美白化粧料として皮膚浸透性と美白効果と安全性を高めるために、緑茶抽出物のほか数種類の有効植物抽出物を用い、それらの相乗効果により目的を達成しようとしている。また、後記する茶葉成分中の一部成分のみを取りあげてそれを化粧料の組成にすることも知られている。例えば、特開平11−140497はカテキンを純石鹸に適量配合して皮膚の活性化、シミ・ソバカスの発生防止、美白効果をもたらせている。特開2001−316962は有害菌類の増殖阻害性を利用し、特開2001−139481は若年女性の潜在性鉄欠乏に対し茶葉の鉄分に鉄吸収促進剤を併用して鉄吸収を促進させようとしている。
【0003】
前記した茶葉の成分は文献によれば、不溶性分(70〜80%)の主なるものに食物繊維、たんぱく質、βーカロチン、ビタミンE、クロロフィルがあり、水溶性成分(20〜30%)の主なるものにカテキン類、タンニン、カフェイン、ビタミン類、ミネラルがある。これら成分の溶出量は水温や有機溶剤の選択によって相違するので上記中の%は特定されない。
本願発明者は茶葉成分中のクロロフィルに着目して本発明をしたものであるが、クロロフィルの選択は、本願発明者の先願2002−143296における発明過程中に茶葉のクロロフィルに注目したことによるもので、クロロフィル単独を本発明は採りあげるものでない。
【0004】
クロロフィルの有効性は、(1)脱臭効果、(2)生物組織細胞の賦活、(3)肉芽形成の刺激促進作用があるとされている。しかし、この作用は純クロロフィルを用いた場合は別とし、茶葉では含有量から上記作用効果は顕著といえない問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は問題点を解決するため、茶葉中のクロロフィルと相乗してクロロフィルの作用を促進させる物質を茶葉抽出物質に添加することによりその目的を達成しようとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するために本発明は、茶葉抽出物に銅クロロフィルを添加することにより、クロロフィルの作用が促進され、抽出物中の他の有効成分とも複合してクロロフィルの本来の前記(1)、(2)、(3)の有効性が増強される。
【0007】
上記銅クロロフィルは別名・簡略名は銅葉緑素で天然のクロロフィル(葉緑素)に塩化第二銅を反応させて製造される。青黒色の粉末で、水溶性・油溶性で、天然の葉緑素に比べて日光や酸に安定である。食品の着色・脱臭・殺菌剤として使用されている。したがって、茶葉中のクロロフィルに添加してもクロロフィルの作用を阻害することがなく、クロロフィルの作用を促進させるものとなる。
【0008】
【発明実施の形態】
茶葉抽出液や茶葉抽出粉末に銅クロロフィルを添加したものは、それを水で抽出したものと、アルコール等の有機溶剤で抽出したものとに分けられ、前者は顔面美白料に、後者は顔面を除く全身美肌料に提供される。アルコール類の抽出過程を経た場合はアルコール類の残溜があり顔面美白料に適当でないが、ガーゼ等に含ませアルコールを乾燥により除いてマスクに使用される。
【0009】
【実施例】
茶葉100gを常温水0.4リットルに48時間浸し、これを布にて漉し取り、後記の銅クロロフィルを配合した化粧用クリーム剤1.0kgに混合し顔面美白料とする。
茶葉100gを約70℃のエチルアルコール0.3リットルにて浸出した液を可及的にアルコール分を除いて得た10gを、同じく銅クロロフィル配合の化粧用クリーム剤400gに混合し美肌料とする。
茶葉100gを約70℃のエチルアルコールに浸した液に銅クロロフィル0.1gを溶解し、これに吸水性のガーゼを浸し、ガーゼを乾燥したものを口を覆うマスクに使用する。
【0010】
前記クリームの処方は、水、グリセリン、フェニルトリメチコン、ポリアクリルアミド、ダイズエキス、酸化チタン、フェノキシエタノール、銅クロロフィルとしている。
【0011】
【発明の効果】
茶葉の水またはアルコール類抽出物質に銅クロロフィル添加することによりマグネシウムを分子構造の核とするクロロフィルと銅を結合した銅クロロフィルとの親和性によって、身体の皮膚にクロロフィルの作用の相乗効果を上げる。
Claims (2)
- 茶葉の水または有機溶剤による抽出物質を、銅クロロフィル配合の化粧料基礎剤に配合することにより、茶葉中のクロロフィルの作用を促進したクロロフィルによる化粧料。
- 茶葉の有機溶剤浸漬液に銅クロロフィルを溶解し、同溶解液をガーゼ類に含浸させることにより、消臭と殺菌作用を具備させた鼻口を覆うマスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003047589A JP2004256423A (ja) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | クロロフィルによる化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003047589A JP2004256423A (ja) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | クロロフィルによる化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004256423A true JP2004256423A (ja) | 2004-09-16 |
Family
ID=33113804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003047589A Pending JP2004256423A (ja) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | クロロフィルによる化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004256423A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014109426A1 (ko) * | 2013-01-09 | 2014-07-17 | 주식회사 두산에코비즈넷 | 박테리오클로로필 함유 균체 파쇄물을 유효성분으로 포함하는 화장료 조성물 |
-
2003
- 2003-02-25 JP JP2003047589A patent/JP2004256423A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014109426A1 (ko) * | 2013-01-09 | 2014-07-17 | 주식회사 두산에코비즈넷 | 박테리오클로로필 함유 균체 파쇄물을 유효성분으로 포함하는 화장료 조성물 |
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A711 | Notification of change in applicant |
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