JP2004255009A - Game machine - Google Patents

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JP2004255009A
JP2004255009A JP2003050734A JP2003050734A JP2004255009A JP 2004255009 A JP2004255009 A JP 2004255009A JP 2003050734 A JP2003050734 A JP 2003050734A JP 2003050734 A JP2003050734 A JP 2003050734A JP 2004255009 A JP2004255009 A JP 2004255009A
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Hiroshi Ishii
浩 石井
Takuya Yamamoto
卓也 山本
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a game machine capable of changing the setting of game specification by the game operation using a normal game operation part without suspending a game a player is playing. <P>SOLUTION: The game machine has a plurality of kinds of preset game specification, and the game specification is changed and set to one of the plurality of kinds of game specification to play the game. The changing and setting of the game specification is executed (A55) if a specific condition (A53) for specification change, which is previously determined by using the normal game operation part operated by the player to play the game during the normal game. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、予め複数種類の遊技仕様を備え、複数種類の遊技仕様のうちの１つに切換設定して遊技可能な遊技機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
遊技機においては、遊技機の設定、例えば、大当たり確率、ラウンド数の上限、入賞数の上限等が１つのセットになっている。また、予め複数種類の遊技機の設定（遊技仕様）を備え、複数種類の遊技仕様のうちの１つに切換設定し、遊技者の好みに応じて変更可能とする技術が公知となっている（例えば、特許文献１、２参照）。
【０００３】
しかし、従来技術では、例えば、電源投入直後に店員が設定変更器を操作するものであったり、遊技者が設定装置の設定ボタン操作によって変更を行うものであって、何れにしても設定を切り換えるために、電源投入直後に店員が設定変更器を操作するものでは、遊技を一旦中断して再度電源を投入しなければならなかったり、遊技者が設定ボタン操作によって変更を行うものでは、遊技機に遊技仕様の切換設定用の専用の操作部を設ける必要があり、遊技者にしても遊技を中断し、少なくとも遊技とは無関係のボタン操作を行わなければならなかった。
【０００４】
【特許文献１】
特開平１０−５７５８３号公報（段落００２３、段落００４４〜段落００４６、図２及び図４）
【特許文献２】
特開平７−５９７号公報（段落００１５、図３）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、遊技中に遊技を中断せずに、通常遊技操作部を用いた遊技操作によって遊技仕様の設定切換を実施することができる遊技機を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載の遊技機は、予め複数種類の遊技仕様を備え、前記複数種類の遊技仕様うちの１つに切換設定して遊技可能なものであって、上記課題を解決するために、前記遊技仕様の設定切換は、遊技者が通常遊技中に遊技を行うために操作する通常遊技操作部を用いて予め定めた特定の切換条件を成立させた場合に実施されることを特徴とする。
【０００７】
請求項１に記載の遊技機において、前記切換条件が成立すると、該切換条件が成立した旨を報知する報知手段と、前記切換条件の成立の報知に伴って、前記遊技仕様の切換を実施するか否かを確認させる確認手段と、前記確認手段による遊技仕様の切換を実施する場合には、遊技者が前記操作部を用いて確認条件を成立させた場合に実施される構成とすることがある。この構成によれば、遊技者の意志に反して遊技仕様の設定が不用意に切り換ってしまうことを防ぐことができる。さらに、遊技仕様の切換を実施するか否かの確認においても、操作部を用いて遊技中に行うことができるため、わざわざ遊技を中断しなくてもよい。
【０００８】
また、請求項１に記載の遊技機或いは前記遊技機において、前記複数種類の遊技仕様のうち、現在設定されている遊技仕様の種類を表示する設定状態表示手段を備えた構成とすることがある。この構成によれば、遊技者は所望の遊技仕様を的確に設定することができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図１は、本発明の遊技機に係る一実施形態におけるパチンコ遊技機の正面図である。図１に示すように、パチンコ遊技機１の正面中央には遊技盤２が配設されている。遊技盤２には、その表面に略円形状にレール３が配設されると共に、レール３によって囲まれた遊技領域４が形成されている。また、遊技盤２の下方に発射装置（図示省略）を操作するためのハンドル５、賞球の受け皿である上皿６、上皿６でオーバーフローしたパチンコ球の受け皿である下皿７等が配設されている。この遊技領域４には、ハンドル５を操作することで発射装置から発射された打球が打ち込まれ、この打球が遊技領域４内を流下する（釘等によってパチンコ球の進行方向が変化する）ことで各種遊技装置が作動するようになっている。また、符号５ａは、発射装置による打球の発射動作を停止させるために操作される押しボタン式の発射停止ボタンであり、周知のものである。なお、この実施形態では、請求項１に記載されている遊技者が通常遊技中に操作する通常遊技操作部は、前記ハンドル５及び発射停止ボタンで構成されている。
【００１０】
遊技領域４には、略中央に図柄表示ユニット８が配備され、図柄表示ユニット８の左方にゲート９が設けられ、図柄表示ユニット８の下方には電動式のチューリップ役物で構成された可変入賞装置（普通電動役物ともいう）１０が設けられ、遊技領域４の中央下部には大入賞口装置１１が配設されている。また、遊技領域４の左右袖部にはチャッカにより構成された普通入賞口としての左袖入賞口１２と右袖入賞口１３がそれぞれ設けられ、大入賞口装置１１の左方及び右方となる遊技領域４の左落し部と右落し部には、チャッカにより構成された普通入賞口としての左落し入賞口１４と右落し入賞口１５がそれぞれ設けられている。
【００１１】
図柄表示ユニット８は、中央に、図柄表示手段としてのカラー液晶表示装置で構成された液晶表示装置１６が組み付けられ、液晶表示装置１６の表示画面において特別図柄による可変表示ゲームと普通図柄による可変表示ゲームが行われる。なお、可変入賞装置１０の入賞口が特別図柄の図柄変動の開始に関わる始動入賞口１７に設定されている。また、ゲート９が普通図柄の図柄変動の開始に関わる始動ゲートに設定されている。なお、始動口１７への入賞に伴って大当り判定用カウンタの値が抽選される。また、抽選される大当り判定用カウンタの値は、所定の個数まで、例えば、最高４個まで保留可能とされている。また、抽選される大当り判定用カウンタの値が「７（当り値）」の場合、特別図柄による可変表示ゲームが大当りとなり、大当り遊技が実行される。また、ゲート９の通過に伴って普通図柄当り判定用カウンタの値が抽選される。また、抽選される普通図柄当り判定用カウンタの値は、所定の個数まで、例えば、最高４個まで保留可能とされている。また、抽選される普通図柄当り判定用カウンタの値が「０〜４（当り値）」の何れか場合、可変入賞装置１０の始動入賞口１７が拡開動作される。
【００１２】
可変入賞装置１０の入賞口、即ち、特別図柄の図柄変動の開始に関わる始動入賞口１７は、常時打球の入賞が可能な入賞口であるが、液晶表示装置１６において普通図柄の変動停止が行われた結果が当りとなった場合には、所定時間（例えば、０．５秒間）にわたって拡開される。なお、打球がゲート９を通過すると、液晶表示装置１６の表示画面において普通図柄による可変表示ゲームが行われる。液晶表示装置１６において普通図柄の変動停止が行われた結果が当りとなる確率は１／２に設定されている。
【００１３】
また、大入賞口装置１１の中央には、開閉扉１８により開成される大入賞口１９が配備されている。大入賞口１９の内部の一部には、特別入賞領域である特定領域（図示せず）が設けられている。大入賞口１９は、始動入賞口１７への打球の入賞に起因して液晶表示装置１６において特別図柄の変動停止が行われた結果が大当りとなった場合に、特別遊技状態（大当り遊技状態）となり、所定時間（例えば、２９．５秒間）にわたって開放される。但し、大入賞口１９は開放中に所定個数（例えば、１０個）の入賞があった場合、又は、前記所定時間経過した時点で閉鎖される。
【００１４】
また、大入賞口１９の開放中に前記特定領域を打球が通過した場合には継続条件が成立し、この回に開成されている大入賞口１９が閉鎖された後、新たに大入賞口１９が開放される。特定領域を遊技球が通過したことに基く大入賞口１９の連続開放動作には上限回数が設けられており、例えば、最初の開放を含めて最高１６回までとなっている。また、大当り遊技状態は、大入賞口１９の開放中に特定領域への遊技球の通過がなかった場合には、この回の大入賞口１９が閉鎖した時点で大当り遊技状態の終了となる。また、大入賞口１９の連続開放動作が１６回目（最終ラウンド）まで続いた場合には、１６回目の大入賞口１９が閉鎖した時点で大当り遊技状態の終了となる。
【００１５】
図２は、本実施形態のパチンコ遊技機に配備された制御系統の要部ブロック図である。電源装置２５は、ＡＣ２４Ｖから、メイン制御装置２０、ランプ・音声制御装置２１、表示制御装置２２、賞球制御装置２３、発射制御装置２４、液晶表示装置１６の他、払出モータ２６、発射モータ２７、チューリップソレノイド２８、大入賞口ソレノイド２９、ランプ３０、スピーカ３１等の作動電源を生成して供給するものである。
【００１６】
本実施形態のパチンコ遊技機１には、パチンコ遊技の総括的な制御を行うメイン制御装置２０と、メイン制御装置２０から送信された情報（コマンド）に基いて、ランプ（装飾ランプ、装飾ＬＥＤ、表示ランプ、表示ＬＥＤ等）３０の点灯、点滅等の表示制御及びスピーカ３１から音を出す音声制御を実行するランプ・音声制御装置２１と、メイン制御装置２０からランプ・音声制御装置２１を経由して送信されたコマンドを受けて液晶表示装置１６に特別図柄、普通図柄及び各種の遊技情報の表示や大当り遊技中の演出表示を行う表示制御装置２２と、メイン制御装置２０から送信された情報（払出数コマンド）に基いて払出モータ２６を駆動することで賞球の払出制御を行う賞球制御装置２３と、タッチセンサ３２の検出信号を条件として、図示しない遊技盤面に向けて遊技球を発射する打球発射装置（図示せず）の発射モータ２７の動作制御を行う発射制御装置２４とが配備される。
【００１７】
メイン制御装置（主制御部）２０は図示しないメイン制御基板に配備される。メイン制御装置２０は、パチンコ遊技に関わる総括的な制御を行うための処理実行手段としてのメインＣＰＵと、メインＣＰＵが実行するためのパチンコ遊技全体に関わる遊技制御プログラムや遊技制御プログラムの実行に必要となる予め定めた設定データが格納されているＲＯＭと、随時読み出しおよび書き込みが可能なＲＡＭと、各種入賞検出手段から送られた検出信号及びＲＡＭクリアスイッチ３３の操作信号を受け付けてメインＣＰＵに入力可能とする一方、メインＣＰＵから外部装置に対して制御出力を可能とするための入出力インタフェースと、メインＣＰＵが周辺機器との間でデータ通信を行うための通信インタフェース等を含んで構成されている。なお、メイン制御装置２０の具体的な構成については図示を省略する。
【００１８】
前記各種入賞検出手段としては、例えば、遊技盤面に設けられた可変入賞装置１０の始動入賞口（以下、単に始動口という）１７へ入賞した遊技球を検出する始動口センサ３４、前記遊技盤面に設定されたゲート９への打球の通過を検出するゲートセンサ３５、遊技盤面に設けられた大入賞口装置１１に配備された大入賞口１９に入賞した遊技球を検出する大入賞口センサ（図示せず）３６、大入賞口１９内に設けられた特定領域へ入賞した遊技球を検出する特定領域センサ３７等がある。また、ＲＡＭクリアスイッチ３３は、図示していない遊技機裏面に設けられており、電源投入時に係員によって操作されるものである。また、前記外部装置としては、大入賞口１９を開放させるための大入賞口ソレノイド２９、始動口１７を拡開させるためのチューリップソレノイド２８等がある。
【００１９】
メイン制御装置２０とランプ・音声制御装置２１とは、メイン制御装置２０からランプ・音声制御装置２１への一方向通信のみ可能に接続されている。ランプ・音声制御装置２１は、ランプの点灯／点滅等の制御、音声制御、メイン制御装置２０から送信されるコマンド受信及び表示制御装置２２に対するコマンド送信を行うための処理実行手段としてのランプ・音声制御用ＣＰＵと、ランプ・音声制御用ＣＰＵが実行するためのランプ点灯／点滅に関わる制御プログラム、音声発生に関わる制御プログラム、コマンド受信に関わる制御プログラム及びコマンド送信に関わる制御プログラム、これらの各種制御プログラムの実行に必要となる予め定めた設定データ（ランプの点灯パターン等や音データ）が格納されているＲＯＭと、随時読み出しおよび書き込みが可能なＲＡＭと、ランプ・音声制御用ＣＰＵからの制御出力を可能とするための出力インタフェースと、ランプ・音声制御用ＣＰＵがメイン制御装置２０及び表示制御装置２２との間でデータ通信を行うための通信インタフェース等を含んで構成されている。なお、ランプ・音声制御装置２１の具体的な構成については図示を省略する。
【００２０】
ランプ・音声制御装置２１にはランプ３０やスピーカ３１が接続されている。ランプ・音声制御装置２１はメイン制御装置２０から送信されるコマンド指令に従ってランプ３０を点灯駆動すると共にスピーカ３１より効果音や警報を発生する。また、ランプ・音声制御装置２１は、メイン制御装置２０から送信されたコマンドを受信すると、受信したコマンドが自己の行う制御に関係するコマンドの場合には、このコマンドを記憶すると共に表示制御装置２２に送信する一方、受信したコマンドが自己の行う制御に関係しないコマンドの場合には、このコマンドをそのまま表示制御装置２２に送信する。
【００２１】
表示制御装置２２は、ランプ・音声制御装置２１から送信されたコマンドに応じて液晶表示装置１６の表示画面に、特別図柄（この実施形態では、左特別図柄、中特別図柄、右特別図柄の３種類とする）、普通図柄、装飾図柄、静止画や動画（キャラクタ等）、遊技進行に伴って変化する遊技情報（例えば、始動入賞に関わる保留状態や大当り遊技中のラウンド数等）、大当り遊技中の演出表示を各々表示制御するものである。
【００２２】
賞球制御装置２３は、メイン制御装置２０から送信された払出数コマンド（賞球１個払出から賞球１５個払出までの１５種類）に基いて払出モータ２６を駆動することで賞球の払出制御を行う。また、賞球制御装置２３は、メイン制御装置２０から送信された払出チェックコマンドを受信すると、メイン制御装置２０に対してＡＣＫ信号（承認信号）の送信を行う。
【００２３】
賞球制御装置２３は、主として賞球の払出制御、メイン制御装置２０から送信されるコマンド受信及びメイン制御装置２０に対してＡＣＫ信号（承認信号）の送信を行うための処理実行手段としての払出ＣＰＵと、払出ＣＰＵが実行するための各種制御プログラムが格納されているＲＯＭと、随時読み出しおよび書き込みが可能なＲＡＭと、払出ＣＰＵからの制御出力を可能とするための出力インタフェースと、払出ＣＰＵがメイン制御装置２０との間でデータ通信を行うための通信インタフェース等を含んで構成されている。なお、賞球制御装置２３の具体的な構成については図示を省略する。なお、発射制御装置２４については周知であって、本発明の要旨とは直接に関連しないため、具体的な構成の図示や説明等を省略する。
【００２４】
次に、遊技仕様について説明する。本実施形態のパチンコ遊技機は、予め複数種類の遊技仕様を備えている。例えば、機種名「ＣＲピンクレディ」として説明するのであれば、「ＣＲピンクレディＡ」と「ＣＲピンクレディＢ」の２種類の遊技仕様が予めＲＯＭに設定されている。遊技仕様の内容は、「ＣＲピンクレディＡ」の場合、大当り確率が１／３６０、大当り遊技における大入賞口１９の１回開放中での入賞個数の上限が１０（所謂１０カウント）、大当り遊技における大入賞口１９の開放動作の継続回数が１６回（所謂１６ラウンド）となっている。また、「ＣＲピンクレディＢ」の場合、大当り確率が１／３４０、大当り遊技における大入賞口１９の１回開放中での入賞個数の上限が９（所謂９カウント）、大当り遊技における大入賞口１９の開放動作の継続回数が１５回（所謂１５ラウンド）となっている。なお、電源投入時の初期設定では「ＣＲピンクレディＡ」の遊技仕様に設定される。
【００２５】
また、本実施形態のパチンコ遊技機は、複数種類の遊技仕様のうちの１つに切換設定して遊技可能である。すなわち、「ＣＲピンクレディＡ」と「ＣＲピンクレディＢ」の２種類の遊技仕様のうちのいずれかに切換設定し、設定した遊技仕様のもとで遊技することができる。この遊技仕様の設定切換は、遊技者が通常遊技中に遊技を行うために操作する通常遊技操作部（前述のハンドル５或いは発射停止ボタン５ａ）を用いて予め定めた特定の切換条件を成立させた場合に実施される。この実施形態の場合、上記予め定めた特定の切換条件は、後述の設定変更条件が相当する。
【００２６】
図３は、遊技仕様の設定状態並びに遊技仕様の切換設定に係る液晶表示装置１６による画面表示の一例を示す図である。この実施形態の場合、特別図柄において大当り発生となると、大入賞口１９の１回目の開放が開始されるまでのインターバル時間に、まず、現在の遊技仕様の設定状態が、例えば、「現在Ａ」のように、表示されると共に、遊技仕様の切換（設定の変更）が可能である旨が報知（表示）される｛図３（ｃ）参照｝。さらに、遊技仕様の設定切換を行う場合の操作方法が、例えば、「変更する場合は１ラウンド開始から５秒間はアタッカに球を入れないでください」のように、表示される｛図３（ｃ）参照｝。
【００２７】
図３（ｃ）の表示画面を見た遊技者が、遊技仕様の設定を変更する場合には、操作部を用いて設定変更条件を成立させる。すなわち、具体的には、通常遊技操作部（ハンドル５或いは発射停止ボタン５ａ）による操作によって打球の打ち込みを停止させ、遊技盤面を流下する遊技球を皆無にする。そして、大入賞口１９の１回目（１ラウンド目）の開放開始から５秒間経過した時点で、遊技者は通常遊技操作部を操作することにより遊技盤面に打球の打ち込みを開始し、大入賞口１９に打球を入賞させる。
【００２８】
１ラウンドの開始から５秒間、アタッカ（大入賞口１９）に打球の入賞がないと、遊技仕様の切換のための設定変更条件が成立したことになる。遊技仕様の切換のための設定変更条件が成立すると、設定変更条件が成立した旨を報知手段によって報知する。なお、液晶表示装置１６が前記報知手段を兼ねている。
【００２９】
具体的には、大入賞口１９の１回目（１ラウンド目）の終了から次の大入賞口１９の２回目（２ラウンド目）の開放が開始されるまでのインターバル時間に、液晶表示装置１６により「設定変更条件が成立しました。」のように、表示される｛図３（ｄ）参照｝。そして、設定変更条件の成立の報知に伴って、遊技仕様の設定切換を実施するか否かを確認手段により確認させる。具体的には、「現在Ａ→Ｂ」、「これで良ければ次回ラウンド開始から５秒間はアタッカに球を入れないでください」のように、遊技者の意志確認と、前記確認手段による遊技仕様の設定切換を実施する場合の操作方法が表示される｛図３（ｄ）参照｝。
【００３０】
図３（ｄ）の表示画面を見た遊技者が、遊技仕様の設定変更を実施させる場合には、通常遊技操作部を用いて確認条件を成立させる。すなわち、具体的には、通常遊技操作部（ハンドル５或いは発射停止ボタン５ａ）の操作により、打球の打ち込みを停止させ、遊技盤面を流下する遊技球を皆無にする。大入賞口１９の２回目（２ラウンド目）の開放開始から５秒間経過した時点で、遊技者は通常遊技操作部を操作することにより遊技盤面に打球の打ち込みを開始し、大入賞口１９に打球を入賞させる。
【００３１】
２ラウンドの開始から５秒間、アタッカ（大入賞口１９）に打球の入賞がないと、遊技仕様の設定切換の実施ための確認条件が成立したことになる。遊技仕様の設定切換のための確認条件が成立すると、液晶表示装置１６により、例えば、「設定が変更されました。」のように、遊技仕様の設定変更が実施された旨が表示されると共に、例えば、「現在Ｂ」のように、現在の遊技仕様の設定状態が表示される｛図３（ｅ）参照｝。さらに、例えば、「この設定は今回大当り終了後に適用されます。」のように、設定変更された遊技仕様の具体的な適用開始時期が表示される｛図３（ｄ）参照｝。
【００３２】
上述のように、遊技仕様の設定切換のための設定変更条件が、遊技中に遊技者が特定の操作を行うことで設定変更条件を成立させる構成とすると、遊技中の場合、偶然に特定の操作を行ったのと同じ状態が発生してしまうことが起こり得る。具体的には、１ラウンドの開始から５秒間、アタッカ（大入賞口１９）に打球の入賞がない状態が起こってしまうことがある。従って、設定変更条件が成立した場合、遊技仕様の設定切換を実施するか否かの遊技者の意志を遊技者に確認させるようにしてある。そして、確認条件の成立も、遊技者が操作部（ハンドル５）を用いて確認条件を成立させた場合としてある。具体的には、２ラウンドの開始から５秒間、アタッカ（大入賞口１９）に打球の入賞がない状態を、遊技者が意図的に作り出す。このように、遊技者の意志に反して不用意に遊技仕様の設定が切り換ってしまうことを防ぐことができる。なお、実施形態において、液晶表示装置１６は、複数種類の遊技仕様のうち、現在設定されている遊技仕様の種類を表示する設定状態表示手段を兼ねる。
【００３３】
以上のように構成された実施形態のパチンコ遊技機におけるメイン制御装置のＣＰＵ（以下、メインＣＰＵという）が行う処理について説明する。図４は、メインＣＰＵが実行する処理のメインルーチンを示すフローチャートである。また、図５は、メインＣＰＵが実行するタイマ割込処理ルーチンを示すフローチャートである。
【００３４】
メインＣＰＵは、電源投入時、まず、ＲＡＭクリアスイッチ３３がオンであるか否かを判別する（ステップＳ０１）。なお、ＲＡＭクリアスイッチ３３は、電源投入時に係員によって操作される。メインＣＰＵは、ＲＡＭクリアスイッチ３３がオンである場合には、ステップＳ０３にジャンプし、初期化処理を行ってＲＡＭをクリアする（ステップＳ０３）。一方、メインＣＰＵは、ＲＡＭクリアスイッチ３３がオンでない場合には、ステップＳ０２に進み、ＲＡＭの内容が正常であるか否かを判別する（ステップＳ０２）。なお、ＲＡＭの内容が正常であるか否かは、ＲＡＭの内容のチェックサム値が記憶されているチェックサム値に一致するか否かを判別し、一致していれば正常と判定する。メインＣＰＵは、ＲＡＭの内容が正常である場合には、ステップＳ０８にジャンプする。一方、ＲＡＭの内容が正常でない場合には、ステップＳ０３に進み、初期化処理を行ってＲＡＭをクリアする（ステップＳ０３）。
【００３５】
メインＣＰＵは、ＲＡＭクリアを行うとステップＳ０４に進み、賞球制御装置に対して払出チェックコマンドを送信する（ステップＳ０４）。メインＣＰＵは、払出チェックコマンドを賞球制御装置に対して送信すると、ステップＳ０５にて、賞球制御装置５からＡＣＫ信号（承認信号）の返信があるか否かを判別する（ステップＳ０５）。メインＣＰＵは、ＡＣＫ信号の返信がなければステップＳ０５を繰り返し、ＡＣＫ信号の返信待ちの待機状態となる。
【００３６】
メインＣＰＵは、ＡＣＫ信号の返信があると、ステップＳ０６に進み、遊技仕様を「Ａ」に設定する（ステップＳ０６）。すなわち、電源投入時には「ＣＲピンクレディＡ」の遊技仕様が設定され、大当り確率が１／３６０、大当り遊技における大入賞口１９の１回開放中での入賞個数が１０カウント、大当り遊技における大入賞口１９の開放動作の継続回数が１６ラウンドに設定される。例えば、遊技仕様設定フラグに「１（設定Ａ）」をセットし、大当り判定用カウンタの更新範囲を決める値ＬＩＭに３５９をセットし、大入賞口１９の１回開放中での入賞個数を制限する値Ｋ１（入賞個数と比較される値）に１０をセットし、大当り遊技における継続ラウンド数を制限する値Ｒ１（ラウンド数と比較される値）に１６をセットする。
【００３７】
次いで、ＣＰＵは、現在設定されている遊技仕様の種類を液晶表示装置１６に表示させるため、設定Ａ表示コマンドを送信バッファにセットし（ステップＳ０７）、ステップＳ０８に進む。なお、送信バッファにセットされたコマンドは、ステップＳ３０のコマンド伝送出力処理（図５参照）にて送信され、ランプ・音声制御装置２１を経由して表示制御装置２２に受信される。表示制御装置２２は設定Ａ表示コマンドを受信すると、液晶表示装置１６に図３（ａ）に示す「ＣＲピンクレディＡ」のデモ画面を表示し、現在遊技仕様が設定Ａであることを表示する。
【００３８】
ＣＰＵは、ステップＳ０８に進むと、タイマ値設定レジスタに割込周期（この実施形態では４ｍｓ）を設定し（ステップＳ０８）、割込許可を設定し（ステップＳ０９）、ステップＳ１０に進む。なお、ステップＳ０８及びステップＳ０９の処理により、４ｍｓ毎のタイマ割込がセットされる。
【００３９】
ステップＳ１０に進むと、メインＣＰＵは、停電信号（電源断信号）があるか否かを判別する（ステップＳ１０）。停電信号がなければ非当落乱数更新処理を行い（ステップＳ１１）、非当落乱数更新処理を終えるとステップＳ１０に戻る。以下、メインＣＰＵは、所定周期毎のタイマ割込（４ｍｓ毎）が入るまで、上記ステップＳ１０〜ステップＳ１１によって形成される処理ループ（以下、メインループという）を繰り返し実行する。また、ステップＳ１０にて停電信号（電源断信号）がある場合、停電処理を行い（ステップＳ１２）、ＨＡＬＴとなる。
【００４０】
なお、ステップＳ１１の非当落乱数更新処理は、主として直接的に遊技の当落に関係しない乱数、例えば、リーチの演出を行うか否かを決定するためのリーチ判定用乱数、変動パターンを決定するための変動パターン用乱数、左停止図柄、中停止図柄、右停止図柄を決定するための左、中、右図柄乱数等の更新を行う。
【００４１】
タイマ割込が入ると、メインＣＰＵは、タイマ割込処理ルーチンを開始する（図５参照）。メインＣＰＵは、メインルーチンで使用しているレジスタの値をスタックエリアに待避する（ステップＳ２０）。次いで、メインＣＰＵは、各種スイッチの状態の入力を行うスイッチ入力処理（ステップＳ２１）、タイマ値の減算を行うタイマ減算処理（ステップＳ２２）、特別図柄に関する大当り判定用乱数や大当り図柄用乱数の更新と普通図柄に関する普通図柄当り判定用乱数の更新を行う当落乱数更新処理（ステップＳ２３）、入賞計数を行って賞球コマンドを設定する賞球制御処理（ステップＳ２４）、始動口入賞がある場合に大当り判定用乱数等を取得、保留球の処理、大当り判定、停止図柄と変動パターンの決定等を行う特別図柄動作処理（ステップＳ２５）、大当り遊技処理（ステップＳ２６）、遊技仕様に関する設定変更処理（ステップＳ２７）、普通図柄動作処理（ステップＳ２８）、ソレノイド出力や外部出力端子のポート出力を作成するポート出力処理（ステップＳ２９）、賞球制御装置５及びランプ・音声制御装置３に対してコマンドを送信するコマンド伝送出力処理（ステップＳ３０）を順次行い、スタックエリアに待避されている値をレジスタに復帰すると（ステップＳ３１）、メインルーチンに戻る。
【００４２】
なお、ステップＳ２３の当落乱数更新処理において、大当り判定用カウンタの値を初期値（例えば、「０」）から上限値ＬＩＭの範囲内（例えば、設定Ａの場合であれば０乃至３５９の範囲内、設定Ｂの場合であれば０乃至３３９の範囲内）で循環的に歩進更新する。
【００４３】
また、ステップＳ２５の特別図柄動作処理において、始動口センサ（図１では入賞検出器として図示）の検出信号を契機として、保留可能な場合に大当り判定用カウンタの値を抽出して記憶する。そして、特別図柄の変動を開始する時点で、記憶した大当り判定用カウンタの値が予め定めた当り値（例えば「７」）と一致するか否かの判定を行い、記憶した大当り判定用カウンタの値が当り値に一致している場合、大当り遊技を行わせる。なお、遊技仕様が、設定Ａの場合であれば、大当り確率が１／３６０となり、設定Ｂの場合であれば大当り確率が１／３４０となる。
【００４４】
以上のように構成された実施形態の遊技機において、メイン制御装置２に配備されたＣＰＵ（以下、メインＣＰＵという）が実行するステップＳ２６の大当り遊技処理について説明する。図６乃至図７は、メインＣＰＵが実行する大当り遊技処理のサブルーチンを示すフローチャートである。なお、大当り遊技処理は、図５のタイマ割込処理ルーチンで行われるステップＳ２５の特別図柄変動処理において大当りと判定された結果に基いて、大当り遊技処理に関する実行フラグＦ１がセットされた場合に限り実行される処理である。なお、図柄変動処理の具体的内容については周知の処理内容と同様であるので説明を省略する。また、大当り時、表示制御装置２２は、液晶表示装置１６に図３（ｂ）に示す大当り画面を表示する。
【００４５】
メインＣＰＵは、大当り遊技処理を開始すると、まず、実行フラグＦ１が１であるか否かを判別する（ステップＡ０１）。実行フラグＦ１に１がセットされていない場合（Ｆ１＝０の場合）、メインＣＰＵは、大当り遊技処理を抜けてタイマ割込処理ルーチンにリターンする。この場合は実質的な大当り遊技処理は行われない。
【００４６】
一方、実行フラグＦ１に１がセットされている場合は（Ｆ１＝１の場合は）、メインＣＰＵは、ステップＡ０２に進み、状態フラグが「０」であるか否かを判別する（ステップＡ０２）。なお、状態フラグは、大当り遊技処理における処理状態を判別するためのフラグであり、フラグの値が「０」で新規開始を表し、「１」でインターバル時間中（大入賞口の閉鎖中）を表し、「２」で大入賞口の開放中を表す。また、状態フラグは、大当り遊技処理を新規に開始する場合には、特別図柄変動処理において「０」（新規開始）とされている。
【００４７】
大当り遊技処理を新規に開始する場合、メインＣＰＵは、ステップＡ０２を真と判別してステップＡ０３に進む。ステップＡ０３に進むと、状態フラグに「１」（インターバル時間中）をセットし（ステップＡ０３）、タイマ１にインターバル時間（この実施形態では３秒）に対応する値をセットし（ステップＡ０４）、大当り遊技のラウンド数をカウントするためのラウンド数カウンタを０クリアし（ステップＡ０５）、１ラウンド中における大入賞口への打球の入賞数をカウントするための入賞数カウンタを０クリアし（ステップＡ０６）、インターバル時間経過後に大入賞口の開放を実行することを規定するＶ入賞フラグに「１」（開放実行）をセットし（ステップＡ０７）、大当り遊技処理を抜けてタイマ割込処理ルーチンにリターンする。なお、タイマ１にセットされたインターバル時間（３秒）に対応するタイマ値は、ステップＳ２２で行われるタイマ減算処理（図５参照）所定周期毎（４ｍｓ毎）に減算される。
【００４８】
状態フラグに１がセットされた結果、次周期の大当り遊技処理では、メインＣＰＵは、実行フラグＦ１の値「１」に基いてステップＡ０１を真、ステップＡ０２を偽と判別し、ステップＡ０８において、状態フラグが「１（インターバル時間中）」であるか否かの判別処理を真と判別する（ステップＡ０８）。次いで、ステップＡ０９にて、タイマ１が０であるか否か、即ち、インターバル時間（３秒）が経過したか否かを判別する（ステップＡ０９）。インターバル時間（３秒）が経過していない場合、ステップＡ０９を偽と判別し、今回の大当り遊技処理を抜けてタイマ割込処理ルーチンにリターンする。従って、メインＣＰＵは、インターバル時間（３秒）が経過するまでの間、大当り遊技処理においては、ステップＡ０１を真、ステップＡ０２を偽、ステップＡ０８を真、ステップＡ０９を偽と判別する処理ルーチンを繰り返す。
【００４９】
そして、インターバル時間（３秒）が経過すると、タイマ１の値が０となり、メインＣＰＵはステップＡ０９を真と判別し、ステップＡ１０に進み、Ｖ入賞フラグに１がセットされているか否かを判別する（ステップＡ１０）。なお、初回の大入賞口の開放のために、ステップＡ０７にてＶ入賞フラグに１がセットされている結果、ステップＡ１０を真と判別し、Ｖ入賞フラグに０をセットしてクリアし（ステップＡ１１）、次いで、最終ラウンド目が終了したか否かを判別する（ステップＡ１２）。なお、この判別処理は、ラウンド数カウンタの値が継続ラウンド数を制限する値Ｒ１に達しているか否かにより判別する。なお、前記Ｒ１の値は、遊技仕様が設定Ａの場合であれば「１６」がセットされ、設定Ｂの場合であれば「１５」がセットされる。この場合、メインＣＰＵは、最終ラウンド目の終了ではないから、ステップＡ１２を偽と判別し、ステップＡ１３に進む。
【００５０】
ステップＡ１３に進むと、メインＣＰＵは、状態フラグに「２（大入賞口の開放中）」をセットし（ステップＡ１３）、ラウンド数（ラウンド数カウンタの値）を＋１し（ステップＡ１４）、ラウンド数表示用のコマンドを送信バッファにセットし（ステップＡ１５）、タイマ１に大入賞口の開放時間（２９．５秒）に対応する値をセットし（ステップＡ１６）、タイマ２に、遊技仕様の設定変更条件のための大入賞口の開放時からの入賞有無を監視する監視時間（５秒）に対応する値をセットし（ステップＡ１７）、入賞数カウンタの値を０クリアし（ステップＡ１８）、大入賞口を開放し（ステップＡ１９）、今回の大当り遊技処理を抜けてタイマ割込処理ルーチンにリターンする。
【００５１】
なお、ラウンド数表示用のコマンドは、ラウンド数に対応して例えば、１Ｒ〜１６Ｒまでの１６ラウンド分あり、ラウンドが変わる毎に１ラウンドから順に送信される。
【００５２】
次周期以降の大当り遊技処理では、状態フラグに「２（大入賞口の開放中）」がセットされている結果、メインＣＰＵは、ステップＡ０１を真、ステップＡ０２を偽、ステップＡ０８を偽と判別し、ステップＡ２０に進む。メインＣＰＵは、ステップＡ２０に進むと、大入賞口センサの検出信号（大入賞口への入賞検出）があるか否かを判別する（ステップＡ２０）。メインＣＰＵは、大入賞口センサの検出信号がなければステップＡ２３に進む一方、大入賞口センサの検出信号がある毎に入賞数（入賞数カウンタの値）を＋１し（ステップＡ２１）、入賞数表示用コマンドを送信バッファにセットし（ステップＡ２２）、ステップＡ２３に進む。なお、入賞数表示用コマンドは、入賞数に対応して例えば、１個〜１０個までの１０個分あり、入賞数が変わる毎に送信される。
【００５３】
ステップＡ２３に進むと、メインＣＰＵは、今回ラウンドにおいてＶ入賞検出後か否かを判別する（ステップＡ２３）。即ち、メインＣＰＵは、Ｖ入賞フラグの値が１であるか否かを判別する。メインＣＰＵは、Ｖ入賞検出後である場合には直接ステップＡ２７に移行する一方、Ｖ入賞検出後でない場合は、Ｖ入賞があるか否かを（特定領域センサの検出信号があるか否か）判別する（ステップＡ２４）。メインＣＰＵは、Ｖ入賞がある場合には、Ｖ入賞フラグに１をセットし（ステップＡ２５）、Ｖ表示のコマンドを送信バッファにセットし（ステップＡ２６）、ステップＡ２７に進む。一方、ステップＡ２４にてＶ入賞がない場合には、直接ステップＡ２７に進む。
【００５４】
ステップＡ２７に進むと、メインＣＰＵは、１回のラウンド中に大入賞口へ遊技球が入賞個数を制限する値Ｋ１個入賞したか否か、換言すれば、入賞数カウンタの値がＫ１に達したか否かを判別する（ステップＡ２７）。なお、前記Ｋ１の値は、遊技仕様が設定Ａの場合であれば「１０」がセットされ、設定Ｂの場合であれば「９」がセットされる。メインＣＰＵは、１回のラウンド中の大入賞口への入賞個数が上限個数のＫ１個に達していない場合、タイマ１の値が０であるか否か、即ち、大入賞口の開放時間が規定の開放時間（例えば、２９．５秒）に達したか否かを判別する（ステップＡ２８）。
【００５５】
メインＣＰＵは、１回のラウンド中の大入賞口への入賞個数がＫ１個に達していない場合、かつ大入賞口の開放時間が規定の開放時間（例えば、２９．５秒）に達していない場合のいずれかの場合には、今回の大当り遊技処理を抜けてタイマ割込処理ルーチンにリターンする。以下、メインＣＰＵは、次周期以降の大当り遊技処理において、入賞数カウンタの値がＫ１に達するか、或いは、大入賞口の開放時間が規定の開放時間（例えば、２９．５秒）に達するかのいずれか一方が成立するまでの間、前述のステップＡ０１を真、ステップＡ０２を偽、ステップＡ０８を偽、ステップＡ２０〜ステップＡ２７、ステップＡ２７を偽、ステップＡ２８を偽と判別する処理ルーチンを繰り返し行う。
【００５６】
そして、１回のラウンド中の大入賞口への入賞個数がＫ１個に達した場合、或いは、大入賞口の開放時間が規定の開放時間（例えば、２９．５秒）に達した場合には、ステップＡ２７に進み、大入賞口を閉鎖し（ステップＡ２９）、閉鎖コマンドを送信バッファにセットし（ステップＡ３０）、状態フラグに再び「１（インターバル時間中）」をセットし（ステップＡ３１）、タイマ１に次回のラウンドの開始までのインターバル時間（３秒）をセットし（ステップＡ３２）、今回の大当り遊技処理を抜けてタイマ割込処理ルーチンにリターンする。
【００５７】
一方、大入賞口への入賞個数が上限個数であるＫ１個に満たない状態で、大入賞口の開放時間が規定の開放時間（例えば、２９．５秒）に達する場合（大入賞口がフルオープンした場合）も大入賞口が閉鎖される。この場合は、大入賞口への入賞個数が上限個数であるＫ１個に満たない状態で、大入賞口の開放時間が規定の開放時間（例えば、２９．５秒）に達して大入賞口が閉鎖する。
【００５８】
再び状態フラグに「１」がセットされた結果、次周期以降の大当り遊技処理では、メインＣＰＵは、インターバル時間（３秒）が経過するまでの間、ステップＡ０１を真、ステップＡ０２を偽、ステップＡ０８を真、ステップＡ０９を偽と判別する処理ルーチンを繰り返す。そして、インターバル時間（３秒）が経過すると、タイマ１の値が０となり、メインＣＰＵはステップＡ０９を真と判別し、ステップＡ１０に進む。なお、インターバル時間（３秒）が経過した時点で１ラウンドの終了となる。
【００５９】
ステップＡ１０に進むと、メインＣＰＵは、Ｖ入賞フラグに１がセットされているか否か、即ち、Ｖ入賞検出後であるか否かを判別する（ステップＡ１０）。ここで最終のＶ入賞の確認をし、Ｖ入賞がなければラウンド継続の権利がなくなり大当り遊技が終了する。一方、メインＣＰＵは、Ｖ入賞検出後であればＶ入賞フラグに０をセットしてクリアし（ステップＡ１１）、次いで、最終ラウンド目が終了したか否かを判別する（ステップＡ１２）。メインＣＰＵは、最終ラウンド目が終了していなければ、前述のステップＡ１３〜ステップＡ１９を行い、今回の大当り遊技処理を抜けてタイマ割込処理ルーチンにリターンする。この場合には、次回ラウンドの大入賞口の開放が行われることになる。以上の各処理ルーチンを繰り返すことにより、大入賞口を開放する毎にラウンド数が順次アップしていく。
【００６０】
メインＣＰＵは、最終ラウンド目の終了（ステップＡ１２を真）或いはステップＡ１０の判別処理にてＶ入賞検出後でなければ（パンク状態）、大当り遊技の終了となる。即ち、ステップＡ１０を偽と判別する場合、或いはステップＡ１２を真と判別する場合には、ステップＡ３３に進み、大当り遊技に関わる実行フラグＦ１を０クリアし（ステップＡ３３）、終了コマンドを送信バッファにセットし（ステップＡ３４）、大当り遊技処理を終えてタイマ割込処理ルーチンにリターンする。なお、実行フラグＦ１が０クリアされた結果、次周期以降の実質的な大当り遊技処理は行われることはなく、大当り遊技処理は終了となる。
【００６１】
次に、本実施形態におけるステップＳ２７の設定変更処理について説明する。図８乃至図９は、メインＣＰＵが実行する設定変更処理のサブルーチンを示すフローチャートである。メインＣＰＵは、設定変更処理を開始すると、まず、実行フラグＦ１が１であるか否かを判別する（ステップＡ４１）。すなわち、大当り遊技処理の実行中であるか否かを判別する。実行フラグＦ１に１がセットされていない場合（Ｆ１＝０の場合）、すなわち、大当り遊技処理が実行されていない場合、メインＣＰＵは、ステップＡ５７に進み、実行フラグＦ２が１であるか否かを判別する（ステップＡ５７）。ここで、実行フラグＦ２は、遊技仕様の設定変更を実質的に実施する処理に関するフラグであり、初期値は「０（実施せず）」である。メインＣＰＵは、ステップＡ５７を偽と判別し、設定変更処理を抜けてタイマ割込処理ルーチンにリターンする。この場合は実質的な設定変更処理は行われない。
【００６２】
一方、実行フラグＦ１に１がセットされている場合は（Ｆ１＝１の場合は）、メインＣＰＵは、ステップＡ４２に進み、ラウンド数カウンタの値が「０」であるか否かを判別する（ステップＡ４２）。ラウンド数カウンタの値が「０」である場合、１回目の大入賞口１９の開放までのインターバル時間中であることになり、メインＣＰＵは、送信バッファに遊技仕様の設定変更可能画面表示コマンドをセットし（ステップＡ４３）、確認フラグを０クリアし（ステップＡ４４）、設定変更処理を抜けてタイマ割込処理ルーチンにリターンする。
【００６３】
送信バッファにセットされたコマンドは、ステップＳ３０のコマンド伝送出力処理（図５参照）にて送信され、ランプ・音声制御装置２１を経由して表示制御装置２２に受信される。表示制御装置２２は設定変更可能画面表示コマンドを受信すると、液晶表示装置１６に図３（ｃ）に示す設定変更可能画面を表示し、遊技者に現在の遊技仕様が設定Ａであること、遊技仕様の設定を変更することができる旨及び変更する際の操作方法を表示する。
【００６４】
大当り遊技処理において、ステップＡ１３〜ステップＡ１９が実行されて１ラウンド目の大入賞口１９の開放が開始されると、設定変更処理において、メインＣＰＵは、ステップＡ４１を真、ステップＡ４２を偽と判別し、ラウンド数カウンタの値が「１」であるか否かを判別する（ステップＡ４５）。ラウンド数カウンタの値が「１」である結果、メインＣＰＵはステップＡ４６に進み、タイマ２の値が０であるか否か、即ち、大入賞口の開放時からの経過時間が入賞監視時間（５秒）に達したか否かを判別する（ステップＡ４６）。大入賞口の開放時からの経過時間が５秒に達していない場合、設定変更処理を抜けてタイマ割込処理ルーチンにリターンする。
【００６５】
以下、大入賞口の開放時からの経過時間が５秒に達するまで、メインＣＰＵは、ステップＡ４１を真、ステップＡ４２を偽、ステップＡ４５を真、ステップＡ４６を偽と判別する処理ルーチンを繰り返す。そして、大入賞口の開放時からの経過時間が５秒に達すると、タイマ２の値が０となってステップＡ４６の判別結果が真となり、ステップＡ４７に進み、大入賞口への入賞数が０であるか否か、即ち、入賞数カウンタの値が０であるか否かを判別する（ステップＡ４７）。
【００６６】
遊技者が、図３（ｃ）の画面表示を見て、遊技仕様の設定を変更したい場合、通常遊技操作部（ハンドル５或いは発射停止ボタン５ａ）による遊技盤面への打球の打ち込みを停止させるため、開放中の大入賞口１９への打球の入賞はない。即ち、入賞数カウンタの値が０である結果、設定変更条件が成立したことになり、メインＣＰＵは、送信バッファに遊技仕様の変更確認画面表示コマンドをセットし（ステップＡ４８）、確認フラグに１をセットし（ステップＡ４９）、設定変更処理を抜けてタイマ割込処理ルーチンにリターンする。
【００６７】
表示制御装置２２は変更確認画面表示コマンドを受信すると、液晶表示装置１６に図３（ｄ）に示す変更確認画面を表示し、遊技者に設定変更条件が成立したこと、遊技仕様の設定が「Ａ」から「Ｂ」に変更することの確認、確認内容どおりに変更する場合の操作方法を表示する。
【００６８】
また、大入賞口１９の１回目（１ラウンド目）の開放開始から５秒間経過した時点で、遊技者はハンドル５を操作して遊技盤面に打球の打ち込みを開始し、大入賞口１９に打球を入賞させる。従って、この場合には、入賞数カウンタの値が０でなくなる結果、メインＣＰＵは、ステップＡ４７を偽と判別し、設定変更処理を抜けてタイマ割込処理ルーチンにリターンする。この場合には、確認フラグに「１」がセットされている結果、実質的な設定変更処理は継続となる。
【００６９】
一方、遊技者が、図３（ｃ）の画面表示を見たが、遊技仕様の設定の変更をする意志のない場合、遊技盤面への打球の打ち込みを続けるため、大入賞口１９の開放時から５秒経過する間には遊技盤面を流下する遊技球が開放中の大入賞口１９に入賞するものと考えられる。従って、この場合には、入賞数カウンタの値が０ではない結果、設定変更条件は不成立になる。メインＣＰＵは、ステップＡ４７を偽と判別し、設定変更処理を抜けてタイマ割込処理ルーチンにリターンする。この場合には、確認フラグが０クリアされている結果、実質的に設定変更処理は終了となる。
【００７０】
大当り遊技処理において、ステップＡ１３〜ステップＡ１９が実行されて２ラウンド目の大入賞口１９の開放が開始されると、設定変更処理において、メインＣＰＵは、ステップＡ４１を真、ステップＡ４２を偽、ステップＡ４５を偽と判別し、ラウンド数カウンタの値が「２」であるか否かを判別する（ステップＡ５０）。ラウンド数カウンタの値が「２」である結果、メインＣＰＵはステップＡ５１に進み、確認フラグに「１」がセットされているか否かを判別する（ステップＡ５１）。
【００７１】
設定変更条件が成立して図３（ｄ）が表示された場合は、確認フラグに「１」がセットされている結果、メインＣＰＵはステップＡ５２に進み、タイマ２の値が０であるか否か、即ち、２ラウンド目の大入賞口の開放時からの経過時間が入賞監視時間（５秒）に達したか否かを判別する（ステップＡ５２）。大入賞口の開放時からの経過時間が５秒に達していない場合、設定変更処理を抜けてタイマ割込処理ルーチンにリターンする。
【００７２】
以下、２ラウンド目の大入賞口の開放時からの経過時間が５秒に達するまで、メインＣＰＵは、ステップＡ４１を真、ステップＡ４２を偽、ステップＡ４５を偽、ステップＡ５０を真、ステップＡ５１を真、ステップＡ５２を偽と判別する処理ルーチンを繰り返す。そして、２ラウンド目の大入賞口の開放時からの経過時間が５秒に達すると、タイマ２の値が０となってステップＡ５２の判別結果が真となり、ステップＡ５３に進み、大入賞口への入賞数が０であるか否か、即ち、入賞数カウンタの値が０であるか否かを判別する（ステップＡ５３）。
【００７３】
遊技者が、図３（ｄ）の画面表示を見て、遊技仕様の設定変更を確認した場合、通常遊技操作部の操作による遊技盤面への打球の打ち込みを停止させるため、開放中の大入賞口１９への打球の入賞はない。即ち、入賞数カウンタの値が０である結果、確認条件が成立したことになり、メインＣＰＵは、送信バッファに遊技仕様の設定変更済画面表示コマンドをセットし（ステップＡ５４）、実行フラグＦ２に「１（変更実施）」をセットし（ステップＡ５５）、確認フラグを０クリアし（ステップＡ５６）、設定変更処理を抜けてタイマ割込処理ルーチンにリターンする。
【００７４】
表示制御装置２２は設定変更済画面表示コマンドを受信すると、液晶表示装置１６に図３（ｅ）に示す設定変更済画面を表示し、遊技者に設定が変更された旨、大当り終了後に遊技仕様の設定「Ｂ」が適用される旨を表示する。
【００７５】
また、大入賞口１９の２回目（２ラウンド目）の開放開始から５秒間経過した時点で、遊技者はハンドル５を操作して遊技盤面に打球の打ち込みを開始し、大入賞口１９に打球を入賞させる。この場合、２ラウンド中は、確認フラグが０クリアされている結果、メインＣＰＵは、ステップＡ４１を真、ステップＡ４２を偽、ステップＡ４５を偽、ステップＡ５０を真、ステップＡ５１を偽と判別する処理ルーチンを繰り返す。この場合には、実行フラグＦ２に「１」がセットされている結果、実質的な設定変更処理は継続となる。また、大当り遊技が３ラウンド目以降になると、メインＣＰＵは、ステップＡ４１を真、ステップＡ４２を偽、ステップＡ４５を偽、ステップＡ５０を偽と判別する処理ルーチンを繰り返す。
【００７６】
そして、大当り遊技処理の終了時、ステップＡ３３により実行フラグＦ１が０クリアされる。これにより、設定変更処理では、メインＣＰＵは、ステップＡ４１を偽と判別してステップＡ５７に進み、実行フラグＦ２がセットされている結果、ステップＡ５８に進み、現在の遊技仕様の設定が「Ａ」であるか否かを判別する（ステップＡ５８）。
【００７７】
現在の遊技仕様の設定が「Ａ」である場合、メインＣＰＵは、大当り判定用カウンタの更新範囲を決める上限値ＬＩＭに「３３９」をセットし（ステップＡ５９）、大入賞口１９の１回開放中での入賞個数を制限する値Ｋ１（入賞個数と比較される値）に「９」をセットし（ステップＡ６０）、大当り遊技における継続ラウンド数を制限する値Ｒ１（ラウンド数と比較される値）に「１５」をセットし（ステップＡ６１）、遊技仕様設定フラグに「２（設定Ｂ）」をセットし（ステップＡ６２）、ステップＡ６７に進む。
【００７８】
一方、現在の遊技仕様の設定が「Ａ」でない場合、即ち、設定が「Ｂ」の場合、メインＣＰＵは、大当り判定用カウンタの更新範囲を決める上限値ＬＩＭに「３５９」をセットし（ステップＡ６３）、大入賞口１９の１回開放中での入賞個数を制限する値Ｋ１（入賞個数と比較される値）に「１０」をセットし（ステップＡ６４）、大当り遊技における継続ラウンド数を制限する値Ｒ１（ラウンド数と比較される値）に「１６」をセットし（ステップＡ６５）、遊技仕様設定フラグに「１（設定Ａ）」をセットし（ステップＡ６６）、ステップＡ６７に進む。
【００７９】
ステップＡ６７に進むと、メインＣＰＵは、実行フラグＦ２を０クリアし（ステップＡ６７）、設定変更処理を抜けてタイマ割込処理ルーチンにリターンする。なお、実行フラグＦ１及び実行フラグＦ２が０クリアされる結果、実質的に設定変更処理が終了する。このように、大当り遊技中に、遊技者が遊技仕様の設定変更を行った場合、大当り終了後、遊技仕様の設定変更が実質的に実施される。
【００８０】
一方、遊技者が、図３（ｄ）の変更確認画面を見たが、遊技仕様の設定の変更をする意志がなくなった場合には、遊技盤面への打球の打ち込みを続けるため、大入賞口１９の開放時から５秒経過する間には遊技盤面を流下する遊技球が開放中の大入賞口１９に入賞するものと考えられる。従って、この場合には、入賞数カウンタの値が０ではない結果、確認条件は不成立になる。メインＣＰＵは、ステップＡ５３を偽と判別し、ステップＡ５６にジャンプし、確認フラグを０クリアし（ステップＡ５６）、設定変更処理を抜けてタイマ割込処理ルーチンにリターンする。この場合には、確認フラグが０クリアされている結果、実質的に設定変更処理は終了となる。
【００８１】
実施形態のパチンコ遊技機は、大当りの発生に伴って遊技仕様の設定切換が可能な状態となる。遊技仕様の設定切換を行いたい場合、遊技者は、通常遊技操作部（ハンドル５或いは発射停止ボタン５ａ）を用いた遊技操作により（打球を打つのをやめ）、大当り遊技中に開放される大入賞口へ予め定めた入賞監視時間（この例では５秒間）の間、打球を入れないようにする。すると、液晶表示装置１６により、遊技仕様の切換のための切換条件が成立した旨が報知されると共に、現在の遊技仕様の設定状態（例えば、設定Ａ）から変更後の遊技仕様の設定状態（例えば、設定Ｂ）に変更される旨と、遊技仕様の切換を実施するか否かの確認させる確認条件が表示される。遊技仕様の切換を行う意志がある場合、遊技者は、確認条件に従い、通常遊技操作部（ハンドル５或いは発射停止ボタン５ａ）を遊技操作して（打球を打つのをやめ）大当り遊技中に開放される大入賞口へ予め定めた入賞監視時間（この例では５秒間）の間、打球を入れないようにする。すると、確認条件が成立し、液晶表示装置１６により、遊技仕様の設定切換が実施された旨が表示される。
【００８２】
従って、遊技者は、遊技中に遊技を中断せずに、通常遊技操作部を用いた遊技操作によって遊技仕様の設定切換を実施することができる。また、遊技仕様の設定切換のための専用の操作部を設ける必要がない。遊技仕様の切換条件を成立させるための通常遊技操作部の遊技操作は、打球を遊技盤面に打ち込まないようにハンドル５或いは発射停止ボタン５ａを操作すればよいので、遊技に不慣れな初心者でも容易に遊技仕様の切換条件を成立させることができる。さらに、遊技仕様の切換条件が成立した場合でも、遊技仕様の設定切換を実施するのか否かを確認手段によって遊技者に確認させるようにしたので、遊技者の意志に反して遊技仕様の設定が不用意に切り換ってしまうことを防ぐことができる。また、確認手段による確認条件を成立させるための通常遊技操作部の遊技操作は、打球を遊技盤面に打ち込まないようにハンドル５或いは発射停止ボタン５ａを操作すればよいので、遊技者は、遊技中に遊技を中断せずにすみ、遊技に不慣れな初心者でも容易に確認条件を成立させることができる。また、現在設定されている遊技仕様の種類が設定状態表示手段（液晶表示装置１６）に表示されるので、遊技者は所望の遊技仕様を的確に設定することができる。
【００８３】
以上、本発明の実施形態について説明したが、実施形態では、液晶表示装置７を備えたパチンコ遊技機を用いて説明してあるが、本発明はパチンコ遊技機に限られるものではない。例えば、本発明は、スロットマシンの遊技仕様の設定切換にも適用が可能である。例えば、遊技者が通常遊技中に遊技を行うために操作する通常遊技操作部として、左リール、中リール、右リールの回動を停止させるためのストップボタンを用い、これらのストップボタンの押し順（操作順序）を変え、これらのストップボタンの押し順が予め定めた操作順序であった場合に特定の切換条件の成立とする構成とする。
【００８４】
実施形態の遊技機の一つの特徴として、遊技仕様の設定切換が可能な状態となった場合、設定切換を行うための通常遊技操作部による操作方法（を表示する表示手段を備えたことを特徴とする。）が表示装置に表示される。従って、遊技機の遊技方法をよく知らない遊技者でも戸惑うことなく表示に従って設定切換条件を成立させることができる。
【００８５】
実施形態の遊技機では、遊技仕様の種類が設定Ａと設定Ｂの２種類のみとしてあるが、遊技仕様の種類は２種類以上であってもよい。また、遊技仕様の種類を２種類以上とする場合、遊技仕様の設定切換を行う際、タイマ監視による監視時間を複数設け、監視時間の相違と設定される遊技仕様の種類とを対応させて切換を実施する構成とすればよい。さらに、前記構成に加え、例えば、設定Ｂに切り換る場合には３秒間アタッカに入賞させないようにし、設定Ｃに切り換る場合には５秒間アタッカに入賞させないようにする旨を表示装置に表示する等の構成を追加してもよい。
【００８６】
実施形態の遊技機では、遊技仕様は、電源投入時に設定Ａに設定される形態としてあるが、これに限られるものではなく、電源投入時に、ホールが所望する遊技仕様に選択設定できる構成としてよい。電源投入時に、ホールが所望する遊技仕様に選択設定できる構成の具体例としては、メイン制御基板にディプスイッチ等を設け、予め係員が選択設定できるようにすればよい。遊技機の電源投入に伴って遊技者により好まれる遊技仕様に設定されるので、遊技者のニーズに応えることができる。
【００８７】
実施形態の遊技機では、大当り遊技の１ラウンド目並びに２ラウンド目に遊技仕様の設定切換を行うものとしてあるが、遊技仕様の設定切換を行うラウンドは１ラウンド目並びに２ラウンド目に限られるものではない。遊技仕様の設定切換を１度放棄した遊技者が、遊技途中で心変わりする可能性を考慮すれば、後半のラウンドにも遊技仕様の設定切換の機会を設ける構成とする方が望ましい。例えば、１ラウンド目、７ラウンド目、１４ラウンド目にそれぞれ遊技仕様の設定切換の機会を設けてもよい。
【００８８】
【発明の効果】
請求項１に記載の構成によれば、遊技者が通常遊技中に遊技を行うために操作する通常遊技操作部を用いて遊技中に実施することができるので、遊技中に遊技をわざわざ中断せずに、通常遊技操作部を用いた遊技操作によって遊技仕様の設定切換を実施することができる。また、遊技仕様の設定切換のための専用の操作部を設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の遊技機に係る一実施形態のパチンコ遊技機の正面図
【図２】本実施形態のパチンコ遊技機に配備された制御系統の要部ブロック図
【図３】遊技仕様の設定状態並びに遊技仕様の切換設定に係る液晶表示装置による画面表示の一例を示す図
【図４】メインＣＰＵが実行する処理のメインルーチンを示すフローチャート
【図５】メインＣＰＵが実行するタイマ割込処理ルーチンを示すフローチャート
【図６】メインＣＰＵが実行する大当り遊技処理のサブルーチンの一部を示すフローチャート
【図７】図６のフローチャートのつづき
【図８】メインＣＰＵが実行する設定変更処理のサブルーチンの一部を示すフローチャート
【図９】図８のフローチャートのつづき
【符号の説明】
１ パチンコ遊技機
２ 遊技盤
３ レール
４ 遊技領域
５ ハンドル
５ａ 発射停止ボタン
６ 上皿
７ 下皿
８ 図柄表示ユニット
９ ゲート
１０ 可変入賞装置（普通電動役物）
１１ 大入賞口装置
１２ 左袖入賞口
１３ 右袖入賞口
１４ 左落し入賞口
１５ 右落し入賞口
１６ 液晶表示装置（図柄表示手段）
１７ 始動入賞口（始動口）
１８ 開閉扉
１９ 大入賞口
２０ メイン制御装置
２１ ランプ・音声制御装置
２２ 表示制御装置
２３ 賞球制御装置
２４ 発射制御装置
２５ 電源装置
２６ 払出モータ
２７ 発射モータ
２８ チューリップソレノイド
２９ 大入賞口ソレノイド
３０ ランプ
３１ スピーカ
３２ タッチセンサ
３３ ＲＡＭクリアスイッチ
３４ 始動口センサ
３５ ゲートセンサ
３６ 大入賞口センサ
３７ 特定領域センサ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a gaming machine having a plurality of types of game specifications in advance and capable of switching to one of the plurality of types of game specifications to play a game.
[0002]
[Prior art]
In the gaming machine, the setting of the gaming machine, for example, the jackpot probability, the upper limit of the number of rounds, the upper limit of the number of winnings, and the like are included in one set. In addition, there is known a technique in which a plurality of types of gaming machines are set in advance (game specifications), and are switched to one of the plurality of types of game specifications, and can be changed according to a player's preference. (For example, see Patent Documents 1 and 2).
[0003]
However, in the related art, for example, a store clerk operates a setting changer immediately after power-on, or a player makes a change by operating a setting button of a setting device, and in any case, the setting is switched. Therefore, if the clerk operates the setting changer immediately after turning on the power, the game must be interrupted and the power must be turned on again, or if the player changes the setting by operating the setting button, the gaming machine , It is necessary to provide a dedicated operation unit for setting switching of game specifications, and even a player has to interrupt the game and perform at least a button operation unrelated to the game.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-10-57583 (paragraph 0023, paragraphs 0044 to 0046, FIGS. 2 and 4)
[Patent Document 2]
JP-A-7-597 (paragraph 0015, FIG. 3)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a gaming machine capable of switching setting of game specifications by a game operation using a normal game operation unit without interrupting the game during the game.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The gaming machine according to claim 1 is provided with a plurality of types of game specifications in advance, and is capable of switching to one of the plurality of types of game specifications to play a game. The setting switching of the game specifications is performed when a predetermined specific switching condition is established using a normal game operation unit operated by a player to perform a game during a normal game. .
[0007]
2. The gaming machine according to claim 1, wherein when the switching condition is satisfied, a notifying unit for notifying that the switching condition is satisfied, and the game specification is switched in response to notification of the satisfaction of the switching condition. When performing the switching of the game specifications by the confirmation means for confirming whether or not the game is performed, it may be configured to be implemented when the player has satisfied the confirmation condition using the operation unit. is there. According to this configuration, it is possible to prevent the setting of the game specification from inadvertently switching against the will of the player. Furthermore, since it is possible to confirm whether or not to switch the game specification during the game using the operation unit, the game does not need to be interrupted.
[0008]
Further, in the gaming machine or the gaming machine according to claim 1, there may be a configuration including a setting state display unit that displays a type of a game specification that is currently set among the plurality of types of game specifications. . According to this configuration, the player can set a desired game specification accurately.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a front view of a pachinko gaming machine according to one embodiment of the gaming machine of the present invention. As shown in FIG. 1, a game board 2 is disposed at the center of the front of the pachinko gaming machine 1. The game board 2 has a substantially circular rail 3 on its surface and a game area 4 surrounded by the rail 3. A handle 5 for operating a firing device (not shown), an upper plate 6 for receiving a prize ball, a lower plate 7 for receiving a pachinko ball overflowed by the upper plate 6, and the like are provided below the game board 2. Is established. By operating the handle 5, a hit ball fired from the firing device is hit into the game area 4, and the hit ball flows down in the game area 4 (the traveling direction of the pachinko ball is changed by a nail or the like). Various game machines are operated. Reference numeral 5a is a push-button-type firing stop button operated to stop the firing operation of the hit ball by the firing device, and is a well-known button. In this embodiment, a normal game operation section operated by a player during a normal game according to the first aspect includes the handle 5 and a firing stop button.
[0010]
In the game area 4, a symbol display unit 8 is provided substantially at the center, a gate 9 is provided on the left side of the symbol display unit 8, and below the symbol display unit 8, a variable electric tulip accessory is provided. A winning device (commonly referred to as an electric accessory) 10 is provided, and a large winning opening device 11 is provided at the lower center of the game area 4. Further, a left sleeve winning opening 12 and a right sleeve winning opening 13 are provided at the left and right sleeve portions of the gaming area 4 as normal winning openings formed of chuckers, respectively, and are located on the left and right sides of the big winning opening device 11. In the left-downward portion and the right-downward portion of the gaming area 4, a leftward winning opening 14 and a rightward winning opening 15 are provided as normal winning openings formed by chuckers, respectively.
[0011]
In the symbol display unit 8, a liquid crystal display device 16 constituted by a color liquid crystal display device as symbol display means is assembled at the center, and a variable display game with a special symbol and a variable display with a normal symbol are displayed on the display screen of the liquid crystal display device 16. The game is played. The winning opening of the variable winning device 10 is set as the starting winning opening 17 relating to the start of the symbol change of the special symbol. Further, the gate 9 is set as a starting gate related to the start of the symbol change of the ordinary symbol. In addition, the value of the big hit determination counter is randomly selected in accordance with the winning in the starting port 17. Further, the value of the jackpot determination counter to be drawn can be held up to a predetermined number, for example, up to four. When the value of the lottery determination jackpot determination counter is "7 (hit value)", the variable display game with the special symbol is a big hit, and a big hit game is executed. In addition, the value of the normal symbol hit determination counter is randomly selected as the gate 9 passes. The value of the normal symbol hit determination counter to be drawn can be held up to a predetermined number, for example, up to four. When the value of the normal symbol hit determination counter to be drawn is any one of “0 to 4 (hit value)”, the start winning opening 17 of the variable winning device 10 is opened.
[0012]
The winning opening of the variable winning device 10, that is, the starting winning opening 17 relating to the start of the design change of the special symbol is a winning opening that can always win a hit ball, but the liquid crystal display device 16 normally stops the change of the symbol. If the result is a hit, it is expanded for a predetermined time (for example, 0.5 seconds). When the hit ball passes through the gate 9, a variable display game with a normal symbol is played on the display screen of the liquid crystal display device 16. In the liquid crystal display device 16, the probability that the result of the stop of the fluctuation of the ordinary symbol is a hit is set to 1/2.
[0013]
At the center of the special winning opening device 11, a special winning opening 19 opened by an opening / closing door 18 is provided. A specific area (not shown) which is a special winning area is provided in a part of the inside of the special winning opening 19. The special winning opening 19 is a special gaming state (big hit gaming state) when the result of stopping the fluctuation of the special symbol on the liquid crystal display device 16 due to the winning of the hit ball into the starting winning opening 17 results in a big hit. And is opened for a predetermined time (for example, 29.5 seconds). However, the special winning opening 19 is closed when a predetermined number (for example, 10) of prizes is won during opening or when the predetermined time has elapsed.
[0014]
Further, when the hit ball passes through the specific area while the special winning opening 19 is open, the continuation condition is satisfied, and after the special winning opening 19 opened this time is closed, a new special winning opening 19 is newly set. Is released. An upper limit number is set for the continuous opening operation of the special winning opening 19 based on the passing of the game ball in the specific area, for example, up to 16 times including the first opening. In addition, if the game ball does not pass to the specific area while the special winning opening 19 is opened while the special winning opening 19 is open, the big hit gaming state ends when the special winning opening 19 is closed this time. When the continuous opening operation of the special winning opening 19 continues until the 16th (final round), the big hit gaming state ends when the 16th special winning opening 19 is closed.
[0015]
FIG. 2 is a main part block diagram of a control system provided in the pachinko gaming machine of the present embodiment. The power supply device 25 is supplied from the AC 24 V from the main control device 20, the lamp / voice control device 21, the display control device 22, the prize ball control device 23, the launch control device 24, the liquid crystal display device 16, the payout motor 26, the launch motor 27 , A tulip solenoid 28, a special winning opening solenoid 29, a lamp 30, a speaker 31, and the like.
[0016]
The pachinko gaming machine 1 according to the present embodiment includes a main controller 20 that performs overall control of the pachinko game, and a lamp (decorative lamp, decorative LED, or the like) based on information (command) transmitted from the main controller 20. A lamp / voice control device 21 for performing display control such as lighting and blinking of a display lamp 30 and a display LED, and voice control for generating a sound from a speaker 31, and from the main control device 20 via the lamp / voice control device 21. In response to the transmitted command, the display control device 22 for displaying the special symbol, the ordinary symbol, and various game information on the liquid crystal display device 16 and the effect display during the big hit game, and the information transmitted from the main control device 20 ( The prize ball control device 23 that controls the prize ball payout by driving the payout motor 26 based on the payout number command) and the detection signal of the touch sensor 32 are used as conditions. , A firing control unit 24 for controlling the operation of the firing motor 27 of the ball launcher for launching the game ball towards the game board (not shown) (not shown) is deployed.
[0017]
The main control device (main control unit) 20 is provided on a main control board (not shown). The main control device 20 includes a main CPU as processing execution means for performing overall control related to the pachinko game, and a game control program and a game control program related to the entire pachinko game to be executed by the main CPU. A ROM in which predetermined setting data is stored, a RAM that can be read and written at any time, a detection signal sent from various winning detection means and an operation signal of the RAM clear switch 33 are input to the main CPU. On the other hand, the main CPU includes an input / output interface for enabling a control output from the main CPU to an external device, and a communication interface for the main CPU to perform data communication with peripheral devices. I have. Illustration of the specific configuration of the main control device 20 is omitted.
[0018]
As the various winning detection means, for example, a starting port sensor 34 for detecting a game ball which has won a starting winning port (hereinafter, simply referred to as a starting port) 17 of the variable winning device 10 provided on the game board surface, A gate sensor 35 for detecting the passage of a hit ball to the set gate 9, a special winning opening sensor for detecting a game ball winning the special winning opening 19 provided in the special winning opening device 11 provided on the game board surface (FIG. (Not shown) 36, a specific area sensor 37 that detects a game ball that has won a specific area provided in the special winning opening 19, and the like. The RAM clear switch 33 is provided on the back of the game machine (not shown) and is operated by a staff member when the power is turned on. The external devices include a special winning opening solenoid 29 for opening the special winning opening 19 and a tulip solenoid 28 for expanding the starting opening 17.
[0019]
The main controller 20 and the lamp / voice controller 21 are connected so that only one-way communication from the main controller 20 to the lamp / voice controller 21 is possible. The lamp / voice control device 21 is a lamp / voice as a process execution unit for performing control such as lighting / flashing of a lamp, voice control, receiving a command transmitted from the main control device 20 and transmitting a command to the display control device 22. A control CPU, a control program related to lamp lighting / flashing, a control program related to sound generation, a control program related to command reception, a control program related to command transmission, and a control program related to command transmission to be executed by the lamp / voice control CPU. ROM in which predetermined setting data (lamp lighting pattern and sound data) necessary for executing the program are stored, RAM that can be read and written at any time, and control output from a lamp / voice control CPU Output interface to enable the operation and CP for ramp / voice control There has been configured to include a communication interface or the like for performing data communication with the main controller 20 and the display control unit 22. The illustration of the specific configuration of the lamp / voice control device 21 is omitted.
[0020]
A lamp 30 and a speaker 31 are connected to the lamp / voice control device 21. The lamp / voice control device 21 drives the lamp 30 in accordance with a command command transmitted from the main control device 20 and generates a sound effect and an alarm from the speaker 31. Further, when the lamp / voice control device 21 receives the command transmitted from the main control device 20, if the received command is a command related to control performed by itself, the lamp / voice control device 21 stores the command and simultaneously displays the command. On the other hand, if the received command is not related to the control performed by itself, this command is transmitted to the display control device 22 as it is.
[0021]
The display control device 22 displays a special symbol (in this embodiment, three special symbols of the left special symbol, the middle special symbol, and the right special symbol) on the display screen of the liquid crystal display device 16 in response to the command transmitted from the lamp / voice control device 21. Type), normal symbols, decorative symbols, still images and moving images (characters, etc.), game information that changes with the progress of the game (for example, the holding status related to the start winning, the number of rounds during the big hit game, etc.), the big hit game The display control is performed for each of the effect displays inside.
[0022]
The prize ball control device 23 drives the payout motor 26 based on the number-of-payouts command transmitted from the main control device 20 (15 types from one prize ball payout to 15 prize ball payouts) to pay out a prize ball. Perform control. When receiving the payout check command transmitted from the main control device 20, the prize ball control device 23 transmits an ACK signal (approval signal) to the main control device 20.
[0023]
The prize ball control device 23 is mainly a prize ball payout control, receives a command transmitted from the main control device 20, and pays out as a process execution unit for transmitting an ACK signal (approval signal) to the main control device 20. A CPU, a ROM storing various control programs to be executed by the payout CPU, a RAM readable and writable at any time, an output interface for enabling control output from the payout CPU, and a payout CPU. The communication system includes a communication interface for performing data communication with the main control device 20. The specific configuration of the prize ball control device 23 is not shown. Since the launch control device 24 is well known and is not directly related to the gist of the present invention, illustration and description of a specific configuration are omitted.
[0024]
Next, the game specifications will be described. The pachinko gaming machine of the present embodiment is provided with a plurality of types of gaming specifications in advance. For example, if the description is made with the model name “CR Pink Ready”, two types of game specifications “CR Pink Ready A” and “CR Pink Ready B” are set in the ROM in advance. In the case of "CR Pink Lady A", the game specification has a jackpot probability of 1/360, an upper limit of the number of wins in one open of the big win port 19 in the big hit game is 10 (so-called 10 count), and a big hit game. The number of times the opening operation of the special winning opening 19 is continued 16 times (so-called 16 rounds). In the case of “CR Pink Lady B”, the jackpot probability is 1/340, the upper limit of the number of wins in one open of the jackpot 19 in the jackpot game (so-called 9 count), the jackpot in the jackpot game The number of times the opening operation of No. 19 is continued is 15 times (so-called 15 rounds). In the initial setting when the power is turned on, the game specification is set to "CR Pink Ready A".
[0025]
Further, the pachinko gaming machine of the present embodiment is capable of switching to one of a plurality of types of gaming specifications for gaming. That is, it is possible to switch and set one of two types of game specifications, "CR Pink Lady A" and "CR Pink Lady B", and play the game under the set game specifications. The setting switching of the game specification is performed by using a normal game operation unit (the above-described handle 5 or the firing stop button 5a) operated by a player to perform a game during a normal game, and a predetermined switching condition is established. Will be implemented if In the case of this embodiment, the predetermined specific switching condition corresponds to a setting change condition described later.
[0026]
FIG. 3 is a diagram showing an example of a screen display by the liquid crystal display device 16 according to the setting state of the game specification and the switching setting of the game specification. In the case of this embodiment, when a big hit occurs in a special symbol, the current game specification setting state is first set to, for example, “current A” in the interval time until the first opening of the special winning opening 19 is started. And a notification (display) that the game specification can be switched (change of setting) is possible (see FIG. 3C). Further, an operation method for changing the setting of the game specification is displayed as, for example, "When changing, do not put the ball in the attacker for 5 seconds from the start of one round." )reference}.
[0027]
When the player who looks at the display screen of FIG. 3C changes the setting of the game specification, the setting change condition is satisfied using the operation unit. That is, specifically, the hitting of the hit ball is stopped by the operation of the normal game operation unit (the handle 5 or the firing stop button 5a), so that no game ball flows down the game board surface. Then, at the point of time when 5 seconds have elapsed from the start of the opening of the special winning opening 19 for the first time (the first round), the player operates the normal game operation unit to start hitting a ball on the game board surface, Make 19 hit the ball.
[0028]
If no hit ball is won in the attacker (large winning opening 19) for 5 seconds from the start of one round, the setting change condition for switching the game specification is satisfied. When the setting change condition for switching the game specifications is satisfied, the notification means notifies that the setting change condition has been satisfied. Note that the liquid crystal display device 16 also functions as the notification means.
[0029]
Specifically, the liquid crystal display device 16 is connected to the interval time from the end of the first winning opening 19 (the first round) to the opening of the second winning opening 19 (the second round). Is displayed as shown in FIG. 3 (see FIG. 3D). Then, in accordance with the notification of the establishment of the setting change condition, the confirmation means is made to confirm whether or not to switch the setting of the game specification. Specifically, the player's will is confirmed, such as "Current A → B", "If this is good, please do not put the ball in the attacker for 5 seconds from the start of the next round", and the game specification by the confirmation means The operation method when the setting is changed is displayed (see FIG. 3D).
[0030]
When the player who has watched the display screen of FIG. 3D changes the setting of the game specification, the confirmation condition is satisfied using the normal game operation unit. That is, specifically, by operating the normal game operation unit (the handle 5 or the firing stop button 5a), the driving of the hit ball is stopped, and the game ball flowing down the game board surface is eliminated. When 5 seconds have elapsed from the start of the second (second round) opening of the special winning opening 19, the player operates a normal game operation unit to start hitting a ball on the game board surface, Make a hit.
[0031]
If there is no hit ball in the attacker (large winning opening 19) for 5 seconds from the start of the second round, the confirmation condition for executing the setting change of the game specification is satisfied. When the confirmation condition for the game specification setting change is satisfied, the liquid crystal display device 16 displays that the game specification setting change has been performed, such as "Setting has been changed." For example, the current game specification setting state is displayed, for example, "current B" {see FIG. 3 (e)}. Further, for example, a specific application start time of the game specification whose setting has been changed is displayed, such as “This setting is applied after the end of the big hit” (see FIG. 3D).
[0032]
As described above, if the setting change condition for switching the setting of the game specification is configured such that the player performs a specific operation during the game, the setting change condition is satisfied. It is possible that the same condition as when the operation was performed may occur. Specifically, a state may occur in which no hit ball is won in the attacker (large winning opening 19) for 5 seconds from the start of one round. Therefore, when the setting change condition is satisfied, the player is made to confirm the will of the player as to whether or not to switch the setting of the game specification. The confirmation condition is also satisfied when the player uses the operation unit (the handle 5) to satisfy the confirmation condition. Specifically, the player intentionally creates a state in which no hit ball is won in the attacker (large winning opening 19) for 5 seconds from the start of the second round. In this manner, it is possible to prevent the setting of the game specification from being inadvertently switched against the player's will. In the embodiment, the liquid crystal display device 16 also functions as a setting state display unit that displays the type of the currently set game specification among the plurality of types of game specifications.
[0033]
A process performed by a CPU (hereinafter, referred to as a main CPU) of a main control device in the pachinko gaming machine according to the embodiment configured as described above will be described. FIG. 4 is a flowchart showing a main routine of a process executed by the main CPU. FIG. 5 is a flowchart showing a timer interrupt processing routine executed by the main CPU.
[0034]
When turning on the power, the main CPU first determines whether or not the RAM clear switch 33 is on (step S01). The RAM clear switch 33 is operated by a staff member when the power is turned on. When the RAM clear switch 33 is on, the main CPU jumps to step S03, performs initialization processing, and clears the RAM (step S03). On the other hand, when the RAM clear switch 33 is not turned on, the main CPU proceeds to step S02, and determines whether or not the contents of the RAM are normal (step S02). Whether the contents of the RAM are normal or not is determined by checking whether the checksum value of the contents of the RAM matches the stored checksum value, and if they match, it is determined to be normal. If the contents of the RAM are normal, the main CPU jumps to step S08. On the other hand, if the contents of the RAM are not normal, the process proceeds to step S03, where an initialization process is performed to clear the RAM (step S03).
[0035]
After performing the RAM clear, the main CPU proceeds to step S04, and transmits a payout check command to the winning ball control device (step S04). When transmitting the payout check command to the winning ball control device, the main CPU determines whether or not an ACK signal (approval signal) is returned from the winning ball control device 5 in step S05 (step S05). If no ACK signal is returned, the main CPU repeats step S05 and enters a standby state waiting for an ACK signal to be returned.
[0036]
When the ACK signal is returned, the main CPU proceeds to step S06 and sets the game specification to “A” (step S06). That is, when the power is turned on, the game specification of “CR Pink Lady A” is set, the jackpot probability is 1/360, the number of winnings in one opening of the jackpot 19 in the jackpot game is 10 counts, and the jackpot in the jackpot game is The number of continuations of the opening operation of the mouth 19 is set to 16 rounds. For example, the game specification setting flag is set to “1 (setting A)”, the value LIM that determines the update range of the jackpot determination counter is set to 359, and the number of winnings during one opening of the special winning opening 19 is limited. The value K1 (the value to be compared with the winning number) is set to 10, and the value R1 (the value to be compared to the number of rounds) for limiting the number of continuous rounds in the jackpot game is set to 16.
[0037]
Next, the CPU sets a setting A display command in the transmission buffer in order to display the currently set game specification type on the liquid crystal display device 16 (step S07), and proceeds to step S08. Note that the command set in the transmission buffer is transmitted in the command transmission output process (see FIG. 5) in step S30, and is received by the display control device 22 via the lamp / voice control device 21. Upon receiving the setting A display command, the display control device 22 displays a demonstration screen of “CR Pink Ready A” shown in FIG. 3A on the liquid crystal display device 16 to indicate that the current game specification is setting A. .
[0038]
When the CPU proceeds to step S08, the CPU sets an interrupt cycle (4 ms in this embodiment) in the timer value setting register (step S08), sets interrupt permission (step S09), and proceeds to step S10. It should be noted that a timer interrupt every 4 ms is set by the processing in steps S08 and S09.
[0039]
When proceeding to step S10, the main CPU determines whether or not there is a power failure signal (power cutoff signal) (step S10). If there is no power failure signal, a non-hit random number updating process is performed (step S11), and when the non-hit random number updating process ends, the process returns to step S10. Hereinafter, the main CPU repeatedly executes a processing loop (hereinafter, referred to as a main loop) formed by the above steps S10 to S11 until a timer interrupt (every 4 ms) occurs at a predetermined cycle. If there is a power outage signal (power cutoff signal) in step S10, power outage processing is performed (step S12), and HALT is performed.
[0040]
In addition, the non-hit random number updating process in step S11 is mainly for determining random numbers that are not directly related to game hits, for example, reach determining random numbers for determining whether or not to perform a reach effect, and fluctuation patterns. The left, middle, and right symbol random numbers for determining the variation pattern random number, the left stop symbol, the middle stop symbol, and the right stop symbol are updated.
[0041]
When a timer interrupt occurs, the main CPU starts a timer interrupt processing routine (see FIG. 5). The main CPU saves the register values used in the main routine in the stack area (Step S20). Next, the main CPU performs a switch input process for inputting the state of various switches (step S21), a timer subtraction process for subtracting a timer value (step S22), and updates a random number for a big hit determination and a random number for a big hit symbol relating to a special symbol. A random number update process (step S23) for updating a random number for determining a normal symbol pertaining to a normal symbol (step S23), a prize ball control process for performing a prize count and setting a prize ball command (step S24). Special symbol operation processing (step S25) for obtaining a random number for jackpot determination, processing of a reserved ball, jackpot determination, determination of a stop symbol and a fluctuation pattern, a jackpot game process (step S26), a setting change process for game specifications (step S26) Step S27), normal symbol operation processing (Step S28), and a solenoid output and a port output of an external output terminal are created. Port output processing (step S29), command transmission output processing for transmitting commands to the prize ball control device 5 and the lamp / voice control device 3 (step S30), and registers the values saved in the stack area in the register. (Step S31), the process returns to the main routine.
[0042]
In the hit random number updating process in step S23, the value of the big hit determination counter is set within a range from an initial value (for example, “0”) to an upper limit value LIM (for example, in the case of setting A, a range of 0 to 359). , In the case of setting B, within the range of 0 to 339).
[0043]
In addition, in the special symbol operation process of step S25, the value of the big hit determination counter is extracted and stored when it can be put on hold, triggered by a detection signal of a starting opening sensor (shown as a winning detector in FIG. 1). Then, at the time when the change of the special symbol is started, it is determined whether or not the value of the stored big hit determination counter matches a predetermined hit value (for example, “7”). If the value matches the hit value, a big hit game is performed. If the game specification is the setting A, the big hit probability is 1/360, and if it is the setting B, the big hit probability is 1/340.
[0044]
In the gaming machine according to the embodiment configured as described above, the big hit game process in step S26 executed by the CPU (hereinafter, referred to as the main CPU) provided in the main control device 2 will be described. FIGS. 6 and 7 are flowcharts showing a subroutine of the big hit game process executed by the main CPU. The big hit game process is performed only when the execution flag F1 related to the big hit game process is set based on the result determined as the big hit in the special symbol change process of step S25 performed in the timer interrupt process routine of FIG. This is the process to be performed. Note that the specific contents of the symbol variation processing are the same as the well-known processing contents, and a description thereof will be omitted. In addition, at the time of a big hit, the display control device 22 displays a big hit screen shown in FIG.
[0045]
When starting the big hit game process, the main CPU first determines whether or not the execution flag F1 is 1 (step A01). If 1 is not set to the execution flag F1 (if F1 = 0), the main CPU exits the big hit game process and returns to the timer interrupt process routine. In this case, the substantial jackpot game process is not performed.
[0046]
On the other hand, if 1 is set in the execution flag F1 (if F1 = 1), the main CPU proceeds to step A02 and determines whether or not the status flag is “0” (step A02). . The state flag is a flag for determining a processing state in the big hit game processing. The value of the flag is “0” to indicate a new start, and “1” to indicate an interval time (during closing of the special winning opening). "2" indicates that the special winning opening is being opened. When the big hit game process is newly started, the status flag is set to “0” (new start) in the special symbol change process.
[0047]
When newly starting the jackpot game process, the main CPU determines that step A02 is true and proceeds to step A03. In step A03, the status flag is set to "1" (during the interval time) (step A03), and the timer 1 is set to a value corresponding to the interval time (3 seconds in this embodiment) (step A04). A round number counter for counting the number of rounds of the big hit game is cleared to 0 (step A05), and a winning number counter for counting the number of hits to the special winning opening in one round is cleared to 0 (step A06). ), "1" (opening execution) is set to a V winning flag that defines opening of the special winning opening after the elapse of the interval time (step A07), and the process exits the big hit game process and returns to the timer interrupt processing routine. I do. The timer value corresponding to the interval time (3 seconds) set in the timer 1 is decremented at a predetermined cycle (every 4 ms) in the timer decrement process (see FIG. 5) performed in step S22.
[0048]
As a result of the state flag being set to 1, in the big hit game process in the next cycle, the main CPU determines step A01 to be true and step A02 to be false based on the value "1" of the execution flag F1, and in step A08, The processing for determining whether or not the status flag is "1 (during the interval time)" is determined to be true (step A08). Next, in step A09, it is determined whether or not the timer 1 is 0, that is, whether or not the interval time (3 seconds) has elapsed (step A09). If the interval time (3 seconds) has not elapsed, step A09 is determined to be false, and the process exits the current big hit game process and returns to the timer interrupt process routine. Therefore, the main CPU executes a processing routine for determining step A01 to be true, step A02 to be false, step A08 to be true, and step A09 to be false in the big hit game processing until the interval time (3 seconds) elapses. repeat.
[0049]
After the elapse of the interval time (3 seconds), the value of the timer 1 becomes 0, and the main CPU determines that step A09 is true, proceeds to step A10, and determines whether or not 1 is set in the V winning flag. (Step A10). Since the V winning flag is set to 1 in step A07 in order to open the first big winning opening, step A10 is determined to be true, and the V winning flag is set to 0 and cleared (step A07). A11) Then, it is determined whether or not the last round is completed (step A12). This determination process is performed based on whether or not the value of the round number counter has reached the value R1 for limiting the number of continuous rounds. The value of R1 is set to "16" when the game specification is set to A, and is set to "15" when the game specification is set to B. In this case, since it is not the end of the last round, the main CPU determines that step A12 is false and proceeds to step A13.
[0050]
In step A13, the main CPU sets "2 (opening the special winning opening)" in the state flag (step A13), increments the number of rounds (the value of the round number counter) by one (step A14), and A command for displaying a number is set in the transmission buffer (step A15), a value corresponding to the opening time of the special winning opening (29.5 seconds) is set in timer 1 (step A16), and a timer 2 A value corresponding to the monitoring time (5 seconds) for monitoring the presence or absence of a prize from opening of the winning port for setting change conditions is set (step A17), and the value of the prize number counter is cleared to 0 (step A18). Then, the special winning opening is opened (step A19), and the process exits from the current big hit game process and returns to the timer interrupt process routine.
[0051]
The commands for displaying the number of rounds correspond to the number of rounds, for example, 16 rounds from 1R to 16R, and are transmitted in order from one round each time the round changes.
[0052]
In the big hit game processing after the next cycle, as a result of the status flag being set to "2 (opening the special winning opening)", the main CPU determines that step A01 is true, step A02 is false, and step A08 is false. Then, the process proceeds to Step A20. When the main CPU proceeds to step A20, it determines whether or not there is a detection signal of the special winning opening sensor (winning detection to the special winning opening) (step A20). If there is no detection signal of the special winning opening sensor, the main CPU proceeds to step A23, and every time there is a detection signal of the special winning opening sensor, the winning number (value of the winning number counter) is incremented by 1 (step A21). The display command is set in the transmission buffer (step A22), and the process proceeds to step A23. The number-of-winning-number display commands correspond to the number of winnings, for example, 1 to 10 and are transmitted each time the number of winnings changes.
[0053]
When proceeding to step A23, the main CPU determines whether or not a V winning has been detected in the current round (step A23). That is, the main CPU determines whether or not the value of the V winning flag is 1. The main CPU proceeds directly to step A27 if V prize detection has been performed, or otherwise determines whether there is a V prize (whether there is a detection signal of the specific area sensor). A determination is made (step A24). If there is a V winning, the main CPU sets the V winning flag to 1 (step A25), sets a V display command in the transmission buffer (step A26), and proceeds to step A27. On the other hand, if there is no V winning in step A24, the process directly proceeds to step A27.
[0054]
In step A27, the main CPU determines whether or not the value K1 of the game ball that has been limited to the winning number has been won to the special winning opening during one round, in other words, the value of the winning number counter has reached K1. It is determined whether or not the process has been performed (step A27). The value of K1 is set to "10" when the game specification is set to A, and is set to "9" when the game specification is set to B. When the number of winnings to the special winning opening in one round does not reach the upper limit number K1, the main CPU determines whether or not the value of the timer 1 is 0, that is, the opening time of the special winning opening. It is determined whether or not a specified opening time (for example, 29.5 seconds) has been reached (step A28).
[0055]
The main CPU determines that the winning number in the special winning opening in one round has not reached K1 and that the opening time of the special winning opening has not reached a specified opening time (for example, 29.5 seconds). In either case, the process exits the current big hit game process and returns to the timer interrupt process routine. Hereinafter, the main CPU determines whether the value of the winning number counter reaches K1 or the opening time of the special winning opening reaches a specified opening time (for example, 29.5 seconds) in the big hit game processing after the next cycle. Until one of the conditions is satisfied, the above-described step A01 is true, step A02 is false, step A08 is false, steps A20 to A27, step A27 is false, and step A28 is false. Do.
[0056]
When the number of winnings in the special winning opening in one round reaches K1, or when the opening time of the special winning opening reaches a specified opening time (for example, 29.5 seconds). Then, the process proceeds to step A27, where the special winning opening is closed (step A29), a close command is set in the transmission buffer (step A30), and "1 (during the interval time)" is set again in the state flag (step A31). An interval time (3 seconds) until the start of the next round is set in the timer 1 (step A32), and the process exits the current big hit game process and returns to the timer interrupt process routine.
[0057]
On the other hand, when the opening time of the special winning opening reaches a specified opening time (for example, 29.5 seconds) in a state where the number of winnings to the special winning opening is less than the upper limit number K1 (the special winning opening is full). (If opened), the winning opening will be closed. In this case, in a state where the number of winnings to the special winning opening is less than K1 which is the upper limit number, the opening time of the special winning opening reaches a specified opening time (for example, 29.5 seconds), and the special winning opening becomes To close.
[0058]
As a result of the state flag being set to "1" again, in the big hit game processing after the next cycle, the main CPU determines that the step A01 is true, the step A02 is false, and the step A02 until the interval time (3 seconds) elapses. The processing routine of determining A08 as true and step A09 as false is repeated. After the elapse of the interval time (3 seconds), the value of the timer 1 becomes 0, the main CPU determines that step A09 is true, and proceeds to step A10. One round ends when the interval time (3 seconds) elapses.
[0059]
When proceeding to step A10, the main CPU determines whether or not the V winning flag is set to 1, that is, whether or not the V winning detection has been performed (step A10). Here, the final V winning is confirmed, and if there is no V winning, the right to continue the round is lost and the big hit game ends. On the other hand, if the V winning has been detected, the main CPU sets the V winning flag to 0 and clears it (step A11), and then determines whether or not the last round has ended (step A12). If the last round has not been completed, the main CPU performs the above-described steps A13 to A19, exits the current big hit game process, and returns to the timer interrupt process routine. In this case, the winning opening of the next round will be opened. By repeating the above processing routines, the number of rounds is sequentially increased each time the special winning opening is opened.
[0060]
The main CPU ends the big hit game unless the end of the last round (step A12 is true) or the V winning is not detected in the determination processing of step A10 (punk state). That is, when the step A10 is determined to be false or when the step A12 is determined to be true, the process proceeds to step A33, the execution flag F1 relating to the big hit game is cleared to 0 (step A33), and the end command is stored in the transmission buffer. It is set (step A34), the big hit game process is completed, and the process returns to the timer interrupt process routine. As a result of the execution flag F1 being cleared to 0, the substantial jackpot game process is not performed after the next cycle, and the jackpot game process ends.
[0061]
Next, the setting change process in step S27 in the present embodiment will be described. 8 and 9 are flowcharts showing a subroutine of a setting change process executed by the main CPU. When starting the setting change process, the main CPU first determines whether or not the execution flag F1 is 1 (step A41). That is, it is determined whether or not the big hit game process is being executed. When 1 is not set to the execution flag F1 (when F1 = 0), that is, when the big hit game process is not executed, the main CPU proceeds to step A57 and determines whether or not the execution flag F2 is 1. Is determined (step A57). Here, the execution flag F2 is a flag relating to a process for substantially changing the setting of the game specification, and the initial value is “0 (do not execute)”. The main CPU determines that step A57 is false, exits the setting change process, and returns to the timer interrupt processing routine. In this case, no substantial setting change processing is performed.
[0062]
On the other hand, if 1 is set in the execution flag F1 (if F1 = 1), the main CPU proceeds to step A42 and determines whether or not the value of the round number counter is “0” ( Step A42). When the value of the number-of-rounds counter is “0”, it means that the interval time until the opening of the first special winning opening 19 is in progress, and the main CPU transmits a game specification setting changeable screen display command to the transmission buffer. It is set (step A43), the confirmation flag is cleared to 0 (step A44), and the process exits the setting change process and returns to the timer interrupt process routine.
[0063]
The command set in the transmission buffer is transmitted in the command transmission output process (see FIG. 5) in step S30, and is received by the display control device 22 via the lamp / voice control device 21. When the display control device 22 receives the setting changeable screen display command, the display control device 22 displays the setting changeable screen shown in FIG. 3C on the liquid crystal display device 16 and informs the player that the current game specification is the setting A, The fact that the setting of the specification can be changed and the operation method at the time of the change are displayed.
[0064]
In the big hit game process, when steps A13 to A19 are executed and the opening of the big winning opening 19 in the first round is started, in the setting change process, the main CPU determines that the step A41 is true and the step A42 is false. Then, it is determined whether or not the value of the round number counter is "1" (step A45). As a result of the value of the round number counter being “1”, the main CPU proceeds to step A46, and determines whether or not the value of the timer 2 is 0, that is, the elapsed time from the opening of the special winning opening, the winning monitoring time ( 5 seconds) (step A46). If the elapsed time from the opening of the special winning opening has not reached 5 seconds, the processing exits the setting change processing and returns to the timer interrupt processing routine.
[0065]
Thereafter, the main CPU repeats the processing routine of determining step A41 is true, step A42 is false, step A45 is true, and step A46 is false until the elapsed time from the opening of the special winning opening reaches 5 seconds. Then, when the elapsed time from the opening of the special winning opening reaches 5 seconds, the value of the timer 2 becomes 0, the determination result of step A46 becomes true, the process proceeds to step A47, and the number of winnings to the special winning opening is reduced. It is determined whether or not the value is 0, that is, whether or not the value of the winning number counter is 0 (step A47).
[0066]
When the player wants to change the setting of the game specification by looking at the screen display of FIG. 3C, in order to stop the hitting of the hit ball into the game board surface by the normal game operation unit (the handle 5 or the firing stop button 5a). There is no winning of a hit ball in the open special winning opening 19 during opening. That is, as a result of the value of the winning number counter being 0, the setting change condition is satisfied, the main CPU sets a game specification change confirmation screen display command in the transmission buffer (step A48), and sets the confirmation flag to 1 Is set (step A49), and the process exits the setting change process and returns to the timer interrupt process routine.
[0067]
Upon receiving the change confirmation screen display command, the display control device 22 displays a change confirmation screen shown in FIG. 3D on the liquid crystal display device 16 to indicate that the setting change condition is satisfied for the player and that the game specification setting is “ Confirmation of the change from "A" to "B", and the operation method when the change is made as per the contents of the confirmation are displayed.
[0068]
Further, at the point of time when 5 seconds have elapsed since the opening of the first winning opening 19 (the first round), the player operates the handle 5 to start hitting a ball on the game board surface, and hits the large winning opening 19. To win. Therefore, in this case, as a result of the value of the winning number counter not being 0, the main CPU determines that step A47 is false, and exits the setting change processing and returns to the timer interrupt processing routine. In this case, as a result of the confirmation flag being set to “1”, the substantial setting change processing continues.
[0069]
On the other hand, if the player looks at the screen display of FIG. 3 (c) but does not intend to change the setting of the game specification, when the large winning a prize opening 19 is opened in order to continue hitting the ball on the game board surface, It is considered that a game ball flowing down the game board surface wins the open special winning opening 19 during a lapse of 5 seconds from the start of the game. Therefore, in this case, as a result of the value of the winning number counter not being 0, the setting change condition is not satisfied. The main CPU determines that step A47 is false, exits the setting change process, and returns to the timer interrupt processing routine. In this case, as a result of the confirmation flag being cleared to 0, the setting change processing is substantially ended.
[0070]
In the big hit game process, when steps A13 to A19 are executed and the opening of the special winning opening 19 of the second round is started, in the setting change process, the main CPU sets step A41 to true, sets step A42 to false, sets A45 is determined to be false, and it is determined whether or not the value of the round number counter is "2" (step A50). As a result of the value of the round number counter being “2”, the main CPU proceeds to step A51, and determines whether or not “1” is set in the confirmation flag (step A51).
[0071]
When the setting change condition is satisfied and FIG. 3D is displayed, the confirmation flag is set to “1”. As a result, the main CPU proceeds to step A52, and determines whether the value of the timer 2 is 0. That is, it is determined whether or not the elapsed time from the opening of the special winning opening in the second round has reached the winning monitoring time (5 seconds) (step A52). If the elapsed time from the opening of the special winning opening has not reached 5 seconds, the processing exits the setting change processing and returns to the timer interrupt processing routine.
[0072]
Until the elapsed time from the opening of the special winning opening in the second round reaches 5 seconds, the main CPU sets step A41 to true, sets step A42 to false, sets step A45 to false, sets step A50 to true, and sets step A51 to true. True, the processing routine for determining Step A52 to be false is repeated. Then, when the elapsed time from the opening of the special winning opening of the second round reaches 5 seconds, the value of the timer 2 becomes 0, the result of the determination in step A52 becomes true, the process proceeds to step A53, and the processing proceeds to the special winning opening. It is determined whether or not the winning number is 0, that is, whether or not the value of the winning number counter is 0 (step A53).
[0073]
When the player sees the screen display of FIG. 3D and confirms the change of the setting of the game specification, the hitting of the hit ball on the game board surface by the operation of the normal game operation unit is stopped, so that the open big prize is opened. There is no winning of the ball in the mouth 19. That is, as a result of the value of the winning number counter being 0, the confirmation condition is satisfied, the main CPU sets the game specification setting changed screen display command in the transmission buffer (step A54), and sets the execution flag F2. "1 (change execution)" is set (step A55), the confirmation flag is cleared to 0 (step A56), and the process exits the setting change process and returns to the timer interrupt process routine.
[0074]
When the display control device 22 receives the setting-changed screen display command, the display control device 22 displays a setting-changed screen shown in FIG. 3E on the liquid crystal display device 16 to notify the player that the setting has been changed, Is displayed to indicate that the setting “B” is applied.
[0075]
Further, at the point of time when 5 seconds have elapsed from the start of the opening of the special winning opening 19 for the second time (the second round), the player operates the handle 5 to start hitting the ball on the game board surface and hits the special winning opening 19. To win. In this case, during the second round, as a result of the confirmation flag being cleared to 0, the main CPU determines that step A41 is true, step A42 is false, step A45 is false, step A50 is true, and step A51 is false. Repeat the routine. In this case, as a result of the execution flag F2 being set to “1”, the substantial setting change processing continues. When the big hit game is in the third round or later, the main CPU repeats the processing routine of determining step A41 as true, step A42 as false, step A45 as false, and step A50 as false.
[0076]
Then, at the end of the big hit game process, the execution flag F1 is cleared to 0 in step A33. Accordingly, in the setting change process, the main CPU determines that step A41 is false and proceeds to step A57. As a result of the execution flag F2 being set, the main CPU proceeds to step A58 and sets the current game specification to “A”. Is determined (step A58).
[0077]
If the current game specification setting is “A”, the main CPU sets “339” to the upper limit value LIM that determines the update range of the big hit determination counter (step A59), and opens the special winning opening 19 once. The value K1 (value to be compared with the number of winnings) that sets the number of winnings in the game is set to "9" (step A60), and the value R1 (the value to be compared with the number of rounds) to limit the number of continuous rounds in the jackpot game ) Is set to “15” (step A61), the game specification setting flag is set to “2 (setting B)” (step A62), and the process proceeds to step A67.
[0078]
On the other hand, if the current game specification setting is not “A”, that is, if the setting is “B”, the main CPU sets “359” to the upper limit LIM that determines the update range of the big hit determination counter (step A63), a value K1 (a value compared with the number of winnings) for limiting the number of winnings during one opening of the special winning opening 19 is set to "10" (step A64), and the number of continuous rounds in the big hit game is limited. The value R1 (value to be compared with the number of rounds) is set to "16" (step A65), the game specification setting flag is set to "1 (setting A)" (step A66), and the process proceeds to step A67.
[0079]
In step A67, the main CPU clears the execution flag F2 to 0 (step A67), exits the setting change processing, and returns to the timer interrupt processing routine. Note that as a result of the execution flag F1 and the execution flag F2 being cleared to 0, the setting change processing is substantially ended. As described above, when the player changes the setting of the game specification during the big hit game, the setting change of the game specification is substantially performed after the end of the big hit.
[0080]
On the other hand, the player looks at the change confirmation screen shown in FIG. 3D, but when the player no longer wishes to change the setting of the game specification, he continues to drive the hit ball into the game board surface. It is considered that a game ball flowing down the game board surface wins the open special winning opening 19 during the elapse of 5 seconds from the opening of the 19. Therefore, in this case, as a result of the value of the winning number counter not being 0, the confirmation condition is not satisfied. The main CPU determines that step A53 is false, jumps to step A56, clears the confirmation flag to 0 (step A56), exits the setting change processing, and returns to the timer interrupt processing routine. In this case, as a result of the confirmation flag being cleared to 0, the setting change processing is substantially ended.
[0081]
The pachinko gaming machine of the embodiment is in a state where the setting of the game specification can be switched with the occurrence of a big hit. When the player wants to switch the setting of the game specification, the player operates the game using the normal game operation unit (the handle 5 or the firing stop button 5a) (stops hitting the ball) to open the big hit game. A hit ball is not put into the winning opening for a predetermined winning monitoring time (5 seconds in this example). Then, the liquid crystal display device 16 notifies that the switching condition for switching the game specification is satisfied, and also sets the game specification setting state after the change from the current game specification setting state (for example, setting A) (for example, setting A). For example, a message indicating that the setting is changed to the setting B) and a confirmation condition for confirming whether to switch the game specification are displayed. If there is an intention to switch the game specifications, the player operates the normal game operation unit (the handle 5 or the firing stop button 5a) in accordance with the confirmation condition (stops hitting the ball) and opens the game during the big hit game. The hit ball is prevented from being hit into the special winning opening for a predetermined winning monitoring time (5 seconds in this example). Then, the confirmation condition is satisfied, and the liquid crystal display device 16 displays that setting switching of the game specification has been performed.
[0082]
Therefore, the player can switch the setting of the game specification by the game operation using the normal game operation unit without interrupting the game during the game. In addition, there is no need to provide a dedicated operation unit for setting switching of game specifications. Since the game operation of the normal game operation unit for establishing the switching condition of the game specification can be performed by operating the handle 5 or the firing stop button 5a so that the hit ball is not hit on the game board surface, even a beginner who is unfamiliar with the game can easily. The switching condition of the game specification can be satisfied. Furthermore, even when the game specification switching condition is satisfied, the player is made to confirm by the confirmation means whether or not the game specification setting is to be switched, so that the setting of the game specification is contrary to the will of the player. Inadvertent switching can be prevented. Further, the game operation of the normal game operation unit for satisfying the check condition by the check means may be performed by operating the handle 5 or the firing stop button 5a so as not to hit the hit ball on the game board surface. The game does not need to be interrupted, and even a beginner unfamiliar with the game can easily establish the confirmation condition. Further, the type of the game specification currently set is displayed on the setting state display means (the liquid crystal display device 16), so that the player can set the desired game specification accurately.
[0083]
As described above, the embodiment of the present invention has been described. In the embodiment, the pachinko game machine provided with the liquid crystal display device 7 has been described, but the present invention is not limited to the pachinko game machine. For example, the present invention can be applied to setting switching of game specifications of a slot machine. For example, as a normal game operation unit operated by a player to perform a game during a normal game, a stop button for stopping rotation of a left reel, a middle reel, and a right reel is used, and a pressing order of these stop buttons is used. (Operation order) is changed, and a specific switching condition is satisfied when the order of pressing these stop buttons is a predetermined operation order.
[0084]
One of the features of the gaming machine of the embodiment is that a display means for displaying an operation method (by a normal game operation unit) for switching the setting when the setting of the game specification can be switched is provided. Is displayed on the display device. Therefore, even if the player is not familiar with the game method of the gaming machine, the setting switching condition can be satisfied according to the display without being confused.
[0085]
In the gaming machine of the embodiment, there are only two types of game specifications, setting A and setting B, but there may be two or more types of game specifications. In the case where the number of types of game specifications is two or more, a plurality of monitoring times by timer monitoring are provided at the time of setting switching of game specifications, and switching is performed in correspondence with the difference in monitoring time and the type of game specifications to be set. May be implemented. Further, in addition to the above-described configuration, for example, the display device informs the user that the attacker does not win the prize for 3 seconds when switching to the setting B and does not cause the attacker to win the prize for 5 seconds when switching to the setting C. A configuration such as display may be added.
[0086]
In the gaming machine of the embodiment, the gaming specification is set to the setting A when the power is turned on, but is not limited to this, and may be configured so that the hall can be selectively set to a desired gaming specification when the power is turned on. . As a specific example of a configuration in which the hall can be selectively set to a desired game specification when the power is turned on, a dip switch or the like may be provided on the main control board so that the attendant can select and set in advance. When the power of the gaming machine is turned on, the game specification is set to a game specification preferred by the player, so that the needs of the player can be met.
[0087]
In the gaming machine of the embodiment, the setting change of the game specification is performed in the first round and the second round of the big hit game, but the round in which the setting change of the game specification is limited to the first round and the second round. is not. Considering the possibility that a player who has abandoned the setting change of the game specification once may change his mind during the game, it is preferable to provide an opportunity to change the setting of the game specification in the second half round. For example, a game specification setting change opportunity may be provided in the first round, the seventh round, and the fourteenth round.
[0088]
【The invention's effect】
According to the configuration of the first aspect, the game can be executed during the game using the normal game operation unit operated to perform the game during the normal game, so that the game is interrupted during the game. Instead, the setting switching of the game specification can be performed by the game operation using the normal game operation unit. In addition, there is no need to provide a dedicated operation unit for setting switching of game specifications.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a pachinko gaming machine according to an embodiment of the gaming machine of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram of a main part of a control system provided in the pachinko gaming machine of the embodiment.
FIG. 3 is a view showing an example of a screen display by a liquid crystal display device according to a game specification setting state and a game specification switching setting.
FIG. 4 is a flowchart showing a main routine of a process executed by a main CPU;
FIG. 5 is a flowchart showing a timer interrupt processing routine executed by a main CPU;
FIG. 6 is a flowchart showing a part of a subroutine of a jackpot game process executed by a main CPU.
7 is a continuation of the flowchart of FIG. 6;
FIG. 8 is a flowchart showing a part of a subroutine of a setting change process executed by a main CPU.
FIG. 9 is a continuation of the flowchart of FIG. 8;
[Explanation of symbols]
1 Pachinko machine
2 game board
3 rails
4 game area
5 Handle
5a Fire stop button
6 Upper plate
7 Lower plate
8 Symbol display unit
9 Gate
10 Variable winning device (ordinary electric accessory)
11 Big Winner Device
12 Left sleeve winning opening
13 Right sleeve winning opening
14 Left prize winning opening
15 Right drop winning opening
16 Liquid crystal display device (symbol display means)
17 Start winning port (Start port)
18 door
19 Grand Prize Winner
20 Main control unit
21 Lamp / voice control device
22 Display control device
23 Award ball control device
24 Launch control device
25 Power supply
26 Dispensing motor
27 launch motor
28 Tulip Solenoid
29 Grand Prize Winner Solenoid
30 lamps
31 speaker
32 Touch sensor
33 RAM clear switch
34 Starting port sensor
35 Gate sensor
36 Big Winner Sensor
37 Specific area sensor

Claims (1)

予め複数種類の遊技仕様を備え、前記複数種類の遊技仕様のうちの１つに切換設定して遊技可能な遊技機において、前記遊技仕様の設定切換は、遊技者が通常遊技中に遊技を行うために操作する通常遊技操作部を用いて予め定めた特定の切換条件を成立させた場合に実施されることを特徴とする遊技機。In a gaming machine having a plurality of types of game specifications in advance and capable of switching to one of the plurality of types of game specifications to be able to play a game, the setting change of the game specifications is performed by a player during a normal game. A gaming machine which is implemented when a predetermined specific switching condition is satisfied using a normal game operation unit operated for the purpose.
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