JP2004254246A - 電子メール処理システム - Google Patents
電子メール処理システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004254246A JP2004254246A JP2003045044A JP2003045044A JP2004254246A JP 2004254246 A JP2004254246 A JP 2004254246A JP 2003045044 A JP2003045044 A JP 2003045044A JP 2003045044 A JP2003045044 A JP 2003045044A JP 2004254246 A JP2004254246 A JP 2004254246A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mail address
- address
- destination
- reception
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Abstract
【解決手段】メール送信者端末201から送信されたメール101は、インターネット103経由でメール受信サーバ205に渡される。DNSサーバ107はメールの宛先メールアドレスをIPアドレスに変換し、自分のものと一致すればロードバランサ105に渡す。ロードバランサは、各メール受信サーバの負荷に応じて受信メールを振分ける。集計解析サーバ207は、各メール受信サーバの受信結果を集計解析し、宛先メールアドレス部分に置かれた単語に対応する情報を記載したメールを自動生成し、メール送信サーバ209は自動生成された返信メールをメール送信者端末に送信する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電子メール処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
これまで電子メール受信サーバは、予め宛先メールアドレス(アカウント)を登録しておかないと、電子メールの受信ができなかった。また、TVや大規模イベント等で電子メールを使って大量の情報を送信してもらうときに宛先メールアドレスのタイプミス等により、大量の宛先不明メールが発生していた。
さらに、電子メールの受信処理には時間がかかり大量の電子メールが特定のメール受信サーバに集中すると、メールサーバのダウン等を引き起こす可能性があり、このために相当台数のメール受信サーバを用意しなければならないといった状況であった。
このため、電子メールは少人数間のコミュニケーション手段としては定着したが、大多数を対象としたコミュニケーション手段に用いることは困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、電子メールを大多数を対象としたコミュニケーション手段に用いることができる電子メール処理システムを提供することを目的とする。
本発明は、予め宛先メールアドレス(アカウント)を登録しておかなくてもメール受信可能な、電子メール処理システムを提供することを目的とする。
本発明は、宛先メールアドレス(アカウント)部分に置かれた単語に対応する情報を記載したメールを自動返信できる電子メール処理システムを提供することを目的とする。
本発明は、メールアドレスのアカウント部分に置かれたスペル等が間違っていても、適切な処理を行うことができる電子メール処理システムを提供することを目的とする。
本発明は、同一送信者が大量送信することによる処理異常を回避可能な、電子メール処理システムを提供することを目的とする。
本発明は、不正な送信者からのメールを処理しない電子メール処理システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、メール受信履歴を記憶する受信ログと、smtpプロトコルを用いた電子メールデータを受信する(以下「メール受信」と記述する)際に、宛先メールアドレス存在の有無確認を行わず、受信したメールアドレスおよび送信者メールアドレス、メール受信時刻を受信ログに書き込む手段を具備し、さらに、受信した宛先メールアドレスを記憶するメールアドレス受信テーブルを備えた電子メール処理システムであり、受信ログから宛先メールアドレスを取得する手段と、取り出した受信メール情報の宛先メールアドレスに使用される単語毎に、予め規定されたテキスト文またはURL、返信先を記憶させたメール返信データテーブルと、宛先メールアドレス毎に記憶されたメール返信データをもとにメールデータを生成する手段と、生成されたメールをメール送信者または規定の相手に電子メールで返信または送信する手段(以下「メール返信」と記述する)とを具備したことを特徴とする。
【0005】
上記電子メール処理システムは、受信ログから宛先メールアドレスを取得した後に、メールアドレス受信テーブルに記憶された既受信メールアドレスと同一のものを検索する手段と、既受信宛先メールアドレスと同一のメールアドレスがメールアドレス受信テーブルに存在しなかった場合、当該宛先メールアドレスに関する新たなレコードを、メールアドレス受信テーブルに追加する手段を具備しても良い。
上記電子メール処理システムは、受信メールの送信者重複を判断する手段を備えても良い。この場合は、送信元メールアドレスからのメールを既に受信済みであった場合には、メール返信を行わないことが好ましい。
【0006】
上記電子メール処理システムは、受信ログから送信元メールアドレスを取得する手段と、送信元メールアドレスが既送信者リストに存在した場合、メールアドレス受信テーブルにアクセスしないことが好ましい。
上記電子メール処理システムは、メールアドレス受信テーブルのメールアドレスと、当該メールアドレスに類似する1又は2以上の類似語句とを対応付けて記憶した類似語句データベースを備えても良い。
この場合、類似語句データベースの類似語句から、宛先メールアドレスと同一のものを検索する手段と、検索一致した類似語句があった場合、当該類似語句に対応付けて記憶されているメールアドレスを取得し、当該メールアドレスに対応付けてメール返信データテーブルに記憶されているテキスト文またはURL、返信先からメールデータを生成する手段と、生成されたメールをメール送信者または規定の相手に電子メールで返信または送信する手段(以下「メール返信」と記述する)とを具備情報を組み立ててメール送信者または規定の相手に電子メールで返信または送信する手段とを具備することが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面を参照にして説明する。
図1は本発明の実施形態である電子メール処理システムの全体構成図であり、図2は本発明の実施形態である電子メール処理システムの機能ブロック図である。また、図3は従来のメールシステムにおけるメール受信処理を説明するフローチャートであり、図4は本発明の実施の形態であるメール受信処理を説明するフローチャートである。また、図5はログ解析処理を説明するためのフローチャートである。さらに、図6及び図7は本発明の実施の形態で使用するデータベース及びテーブルのデータ構成図である。
【0008】
(1)全体構成図の説明
図1を参照しながら、本発明の実施形態である電子メール処理システムの全体構成を説明する。
図1において、メール送信者端末201から送信された電子メール101は、インターネット103を経由してメール受信サーバ(205a〜205nのいずれか)に渡される。メール受信サーバは、大量処理の規模により1台から複数台を並列に設置して使用する。
【0009】
このとき、DNSサーバ107は自分に届いたメール101の宛先メールアドレスをIPアドレスに変換し、自分のものと一致すればロードバランサ105に渡す。ロードバランサ105は、各メール受信サーバ(205a〜205n)の負荷に応じて受信メールを振分ける。
集計解析サーバ207は、各メール受信サーバ(205a〜205n)の受信結果の収集及び集計解析、返信メールの生成を行う。メール送信サーバ209は、集計解析サーバ207で生成された返信メールを、メール送信者または規定の送信先に送信する。また、外部サーバ109から集計解析サーバ207に対し、処理結果の問合せを行うことができる。
【0010】
図1において、ロードバランサー105を記述したが、この装置が存在しない小規模のシステムも考えられる。さらにメール受信サーバ205と集計解析サーバ207とを1台のサーバで構成しても構わない。
また、メール送信者端末201は、インターネットメール送信可能な携帯電話、またはパソコン、PDA端末、その他インターネットメール送信可能な機器であれば何れでも構わない。
さらに、インターネット103は通信ネットワークの代表的な名称として使用したが、有線電話回線、無線電話回線、CATV(cable television)などの通信回線でも可である。
(2)機能ブロック図の説明
【0011】
次に、図2を参照しながら、本発明の実施形態である電子メール処理システムの各種機能を説明する。
図2に示すように、メール受信サーバ205aはメール高速受信処理部2051を備え、メール高速受信処理部2051は通信処理部2051a、メール受信処理部2051b、ログ出力(送信)処理部2051cから構成される。
通信処理部2051aは、メール送信者端末201からの送信メールをメール受信処理部2051bに渡す通信制御部としての機能を果たしている。メール受信処理部2051bでの処理(図4)については後述する。ログ出力処理部2051cは、メール受信処理部2051bで処理した受信結果を所定の出力形式で集計解析サーバ207に出力する。
【0012】
集計解析サーバ207は、メールアドレス受信テーブル2073a、類似語句データベース2073b、メール返信データテーブル2073c、ログ集計解析処理部2075、受信ログ2077、ログ受信処理部2079からなる。
ログ受信処理部2079は、通信処理部2079a、ログ受信処理部2079b、ログ出力処理部2079cから構成される。通信処理部2079aは、メール受信サーバ205aから送られてきたメール受信データをログ受信処理部2079bに渡す通信制御部としての機能を果たす。ログ受信処理部2079bで処理されたメール受信データは、ログ出力処理部2079cに渡され、当該出力処理部2079cから受信ログ2077(ログを格納する記憶領域)に格納される。
【0013】
ログ集計解析処理部2075は、ログ入力処理部2075a、類似語句処理部2075b、メール返信データ生成処理部2075c、メール返信データ出力処理部2075d、から構成される。ログ入力処理部2075aは、受信ログ2077のデータを読取り、メール返信データ生成処理部2075cに渡す。メール返信データ生成処理部2075cは、必要に応じて類似語句処理部2075bを起動し(詳細は後述する)、受信ログを解析する。
【0014】
メール返信データ生成処理部2075cは、受信ログに格納された宛先メールアドレスに対応つけられたメール返信データを、メール返信データテーブル2073cから読み出しメール返信データを生成する(詳細後述する)。メール返信データ出力処理部2075d及び類似語句処理部2075bによって生成されたメール返信データは、メール返信データ出力処理部2075dに渡される。メール返信データ出力処理部2075dは、メール返信データをメール送信サーバ209aに渡す。
メール送信サーバ209aは、メール返信データ入力処理部2091a、通信処理部2091bから構成される。
【0015】
メール返信データ入力処理部2091aは、メール返信データを受け取り、必要に応じてキューイング処理を行い、通信処理部2091bに順次渡していく。通信処理部2091bはメール送信者端末201(または、メール返信データテーブルで規定されたメール送信先)に返信メールを送信する。このとき、通信処理部2091aは電子メール通信の通信制御機能を果たす。
なお、メール送信サーバ209aは、独立したプログラムとして用意できるため、公知となっている一般的なメール送信サーバシステムを使用することも可能である。
【0016】
(3)メール受信処理についての説明
通常のメールシステムは、メール受信→送信というリレーという概念で処理を行っている。したがって「メール受信とは、すなわちメール受信→ローカルディスクへの送信」という考え方をしている。
これに対し、本発明の実施の形態である電子メール処理システムは、メールリレー処理を一切行わわず(受信のみで、送信を行わない)宛先メールアドレス、信者メールアドレス、メール受信時刻のみを、ログ受信処理部に渡す。このため、処理が高速になるだけでなく、第三者によるメールサイトの不正使用、ウィルスメールの配布といった危険が発生しない。
【0017】
また、本発明の実施の形態である電子メール処理システムは、宛先メールアドレスの存在のチェックを行わない方式のため、予めメールアドレス(アカウント)を用意、登録しておく必要がない。したがって、本システムの運用者はメールアドレスを任意に指定し告知するだけで良い。例えばTV番組の放映中に視聴者または閲覧者の希望する言葉を使用して宛先メールアドレスとすることも可能である。
また、宛先メールアドレスの存在チェックを行わない方式のため、この分も処理時間が短縮され、更なる高速化が可能となる。なお、必要に応じて宛先メールアドレスのチェックを行うことも可能である。
以下に、通常のメールシステムによるメール受信処理(図3)と、本発明の実施の形態であるメール受信処理(図4)とを説明するためのフローチャートを示す。
【0018】
(3−1)通常のメールシステムによるメール受信処理
図3の301において、ホスト名として自分を指定するメールを受信したメール受信サーバは、当該メールの送信元メールアドレスを受信する(303)。続いて、当該メールの宛先メールアドレスを受信し(305)、宛先メールアドレスをチェックする(307)。
続いて宛先不明か否か判断し(309)、宛先不明と判断された場合にはエラーコードを送信して(321)処理305に戻る。また、リレー先不正か否かも判断し(311)、リレー先不明と判断された場合にもエラーコードを送信して(323)、処理305に戻る。
一方、宛先メールアドレスをチェックした(307)結果、アドレスが正当であった場合にはDATAコマンドを受信し(313)、メール本文を受信する(315)。その後、受信メールを所定の記憶領域に保存・転送し(317)、QUITコマンドを受信後(319)処理を終了する。
【0019】
(3−2)本発明の実施の形態であるメール受信処理
図4はメール受信処理部2051bでの処理動作を説明したフローチャートである。同図の401において、ホスト名として自分を指定するメールを受信したメール受信サーバ205aは、当該メールの送信元メールアドレスを受信する(403)。続いて、当該メールの宛先メールアドレスを受信する(405)。
この後、必要に応じて送信元の正当性をチェックしても良い(407)。具体的には、送信元として不正と判定するメールアドレス(ドメイン名)・IPアドレスのテーブルを予め準備し、送信元メールアドレスまたは接続要求のあったメール送信サーバのIPアドレス・ドメインの一致チェック等を行う。
【0020】
本チェック結果を判断し(411)、送信元不正と判断された場合には処理を終了するようにしても良い。本正当性チェックは、例えば携帯メールのみのアンケート実施だった場合は、携帯キャリアのドメインしか受け付けない等の使用方法が考えられる。
次に、DATAコマンドを受信し(413)、メール本文を受信し宛先メールアドレス、送信者メールアドレス、メール受信時刻のみを、ログ受信処理部に渡す(415)。その後、QUITコマンドを受信後(419)処理を終了する。
【0021】
(4)本発明の実施の形態であるログ集計解析処理
本発明の実施の形態である電子メール処理システムは、宛先メールアドレス、送信者メールアドレス、メール受信時刻のみ使用し、メール本文については、内容チェックや保存を行わず、読み捨てるため処理を高速化することができる。
また、宛先メールアドレスをメールアドレス受信テーブル2073aに記憶しておき、既に受信済みの送信者からのメールは重複処理しない方法をとっても構わない。
さらに、宛先メールアドレスのアカウント部分にメール送信者が希望する情報名称を置き、このアカウント部分に置かれた情報名称のスペル等が間違っていても、適切な情報を記載したメールの返信処理を行うことができるよう、類似語句を同一メールアカウントとして認識する機能を有している。
【0022】
図5はメール返信データ生成処理部2075c、類似語句処理部2075b、メール返信データ出力処理部2075d及びメール送信サーバ209aでの一連の処理動作を説明したフローチャートである。
メール返信データ生成処理部2075cは、ログ入力処理部2075aを介してログを1行読み込み(501)、読み込んだログが最後であれば処理を一旦終了する。最後でない場合には、集計解析サーバ207内の所定の記憶領域にある既送信者リストに当該メールの送信者が登録されているか否か確認する(505)。
その結果、既送信者として登録されている場合には、最初の処理(501)に戻る。既送信者として登録されていない場合には、類似語句データベース2073bに類似語句が登録されているか否か確認する(507)。その結果、類似語句登録がない場合には、そのまま次処理(511)に進む。
【0023】
一方、類似語句データベース2073bに類似語句が登録されている場合には、類似語句処理部2075bを起動し、「宛先メールアドレスのメールアカウント」と同一の類似語句を検索する。そして、検索一致した類似語句に対応するメールアカウントを類似語句データベース2073bから取得する(509)。
処理511では、宛先メールアドレス(アカウント)に対応付けて記憶されているテキスト文またはURL、返信先をメール返信データテーブル2073cから読み出し、返信メールデータを生成する。
【0024】
ここで、宛先メールアドレスのメールアカウントが、「メールアドレス受信テーブル2073aのメールアカウント」「類似語句データベース2073bの類似語句」のいずれにも存在しない場合には、メールアドレス受信テーブル2073aに当該メールアカウント用のレコードを新規に追加することも可能である。続き、既送信者リストに送信元メールアドレスを登録する(512)。
続き、メール送信サーバ209aのメール送信処理部2091は、ログ集計解析処理部2075から渡ってきた返信メールを、メール送信者端末201(または、メール返信データテーブル2073cで規定されたメール送信先)に返信メールを送信する(513)。
【0025】
以上に述べた501から513のステップを繰り返し、受信ログの格納された全ての受信メール情報に対して繰り返し集計解析処理を実行する。また、受信ログが最後となっても、時間経過に伴い新たなメールが受信され、受信ログが更新されていくため、本501から513のステップは定期的に起動する。
【0026】
(5)具体例
本発明の実施の形態である電子メール処理システムの具体例を説明する。この場合、本処理システムの使用用途は、「テレビ番組で車の情報を紹介し、詳しいカタログが欲しい人に電子メールで希望車種を連絡してもらい、カタログ届け先を入力可能なWEB画面にリンクしたURLを返信メールに記載して送信する。またこのとき車販売会社の担当者に、カタログ希望者からのメール受信状況を都度メールで送信する」という前提で説明する。
番組司会者は取扱車種の説明を行い、「宛先メールアドレス“XXXX@domain.co.jp”のアカウント部分に、車の名前を入力して電子メールで送信してください」と言う。これに対して、詳細なカタログが欲しい人(メール送信者)は携帯電話等(メール送信者端末201)を用いてメール送信する。
【0027】
例えば、希望車種が「クラウン(登録商標)」の場合は、“crown@domain.co.jp”を宛先メールアドレスとして入力する。希望車種が「ベンツ(登録商標)」の場合は、“benz@domain.co.jp”等を宛先メールアドレスとして入力する。ドメインサーバ107は、ドメイン名「domain.co.jp」を宛先メールアドレスに有するメールをロードバランサ105に渡す。メール受信サーバ205aはロードバランサ105によって振分けられたメールを受信し(401)、当該メールの送信元メールアドレス(この場合、user@viewer.co.jpとする)を受信する(403)。
【0028】
続いて、当該メールの宛先メールアドレス(この場合“crown@domain.co.jp”とする)を受信し(405)、必要に応じて送信元の正当性をチェックする(407)。チェック結果を判断し(411)、送信元不正と判断された場合には処理を終了しても良い。
続いてDATAコマンドを受信し(413)、メール本文を受信するが(415)、メール本文の内容はそのまま読み捨てる。
上記処理をメール受信処理部2051bで行ったのち、ログ出力処理部2051cから集計解析サーバ207に受信メールのログを出力する。ログの出力フォーマットの一例を図6(a)に示す。同図に示すとおり、送信元メールアドレスと宛先メールアドレスと受信日時とが対応付けて記憶されている。
【0029】
1レコード目には、送信元メールアドレス「sato@aaaaa.ne.jp」、宛先メールアドレス「crown@domain.co.jp」、受信日時「2003年2月1日20時03分01秒」と記憶されている。
2レコード目には、送信元メールアドレス「yamada@bbbbb.ne.jp」、宛先メールアドレス「bmw@domain.co.jp」、受信日時「2003年2月1日20時03分02秒」と記憶されている。
メール返信データ生成処理部2075cは、ログ入力処理部2075aを介して受信ログを1行読み込み(501)。読み込んだログが最後であれば処理を一時中断する。最後でない場合には、既送信者リストに当該メールの送信者が登録されているか否か確認する(505)。
【0030】
既送信者リストの一例を図6(b)に示す。同図の場合、「tanaka@aaaaa.ne.jp」と「sato@aaaaa.ne.jp」とが既送信者として登録されている。したがって、この場合、送信元メールアドレスが「tanaka@aaaaa.ne.jp」又は「sato@aaaaa.ne.jp」の場合には最初の処理(501)に戻る。送信元メールアドレスがこれら以外の場合には、類似語句データベース2073bに類似語句が登録されているか否か確認する(507)。
類似語句データベース2073bの一例を図7(a)に示す。同図の場合、crownに対応する類似語句として「kuraun」と「craun」とが登録されており、benzに対応する類似語句として「bentsu」と「mercedes」(登録商標)とが登録されている。
【0031】
したがって、この場合、類似語句処理部2075bを起動し、「宛先メールアドレスcrown@domain.co.jpのアカウントcrown」と同一の類似語句を検索する。この場合、アカウントcrownは類似語句として登録されていないため、データ返信データテーブル2073cから「crown」を検索し、対応するメール返信テキスト文およびURLを取得する(511)。
データ返信データテーブル2073cの一例を図7(b)に示す。1列目にメールアカウントが記憶されており、2列目に返信メール本文に記載するテキスト文およびカタログ送付先を入力するWEB画面にリンクしたURL情報、3列目にメール送信者に対する返信の要不要情報、4列目に商品提供者のメールアドレスを格納している。
【0032】
本具体例の場合、メールアカウント「crown」に対応する返信メール本文「クラウンのカタログをお送りします。下記URLをクリックしてカタログ送付先を入力してください →http://www.domain.com/catalog/crown 」を読み出し、返信メール本文を生成、3列目のメール送信者に対する処理が「reply」となっているため、即送信。さらには商品提供者のメールアドレス「tantou1@kuruma.com」にカタログ請求があったことを通知する。
一方、宛先メールアドレスがkuraun@domain.co.jpであった場合には、類似語句データベース2073bにcrownの類似語句1として「kuraun」が登録されているので、当該類似語句1に対応する「crown」をメールアカウントとして取得する。以降の処理は宛先メールアドレスが「crown@domain.co.jp」の場合と同じである。
【0033】
続いて、既送信者リストに送信元メールアドレス(user@viewer.co.jp)を登録する(512)。これにより以降、同一車種のカタログ請求に対する同じ送信元メールアドレス(user@viewer.co.jp)からの要求は処理されなくなる。
メール送信サーバ209aは、メール返信データ出力処理部2075dからメール送信データを受け取り(513)、カタログ請求者(メール送信者)の端末201に、カタログ送付先のWEB画面にリンクされたURLが記載された電子メールが送信され、商品提供者の端末にはカタログ請求があったことを示すメールが送信される。
【0034】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上記説明に限定されず、例えば、本実施の形態ではメール返信データテーブルの内容を固定的なものとして説明したが、外部サーバ109から任意に更新できるようにしても良い。また、メールアドレス受信テーブルに記憶された宛先メールアドレス(アカウント)にカウンタを設けて、どの車種がどれだけカタログ請求があったかを同時に集計してもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、本発明の電子メール処理システムによれば、電子メールを大多数を対象としたコミュニケーション手段に用いることができる。
また、本発明の電子メール処理システムによれば、予め宛先メールアドレス(アカウント)を登録しておかなくてもメール受信可能となり、メールアドレスのアカウント部分に置かれた希望する情報を表す単語のスペル等が間違っていても、適切な処理を行うことができる。
さらに、本発明の電子メール処理システムによれば、同一送信者が大量送信することによる処理異常を回避可能で、必要に応じて不正な送信者からのメールを処理しない電子メール処理システムを提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である電子メール処理システムの全体構成図。
【図2】本発明の実施形態である電子メール処理システムの機能ブロック図。
【図3】従来のメール受信処理を説明する処理フローチャート。
【図4】本発明の実施の形態であるメール受信処理を説明する処理フローチャート。
【図5】本発明の実施の形態であるログ集計解析処理を説明する処理フローチャート。
【図6】本発明の実施の形態であるデータ構成図。
【図7】本発明の実施の形態であるデータ構成図。
【符号の説明】
101 電子メール
103 インターネット
105 ロードバランサー
107 DNSサーバ
109 外部サーバ
201 メール送信者端末
205 メール受信サーバ
207 集計解析サーバ
209 メール送信サーバ
Claims (6)
- 電子メール宛先メールアドレス(アカウント)部分を事前に登録する必要がなく、電子メール送信者が任意の宛先メールアドレスを使用可能な手段を備えた電子メール処理システム。
- 受信した宛先メールアドレスおよび送信者メールアドレス、メール受信時刻を記憶可能な受信ログと、
前記受信ログに書き込む手段と、
メールアドレスとカウンタ情報とを対応付けて記憶するメールアドレス受信テーブルと、
前記受信ログから宛先メールアドレス、送信者メールアドレス、メール受信時刻を取り出す手段と、
取り出した受信メール情報の宛先メールアドレスに使用される単語毎に、予め規定されたテキスト文またはURL、返信先を記憶させたメール返信データテーブルと、
宛先メールアドレス毎に記憶されたメール返信データをもとにメールデータを生成する手段と、
生成されたメールをメール送信者または規定の相手に電子メールで返信または送信する手段と
を具備したことを特徴とする電子メール処理システム。 - 請求項1または請求項2に記載の電子メール処理システムにおいて、
受信した宛先メールアドレスについて、メールアドレス受信テーブルに記憶された既受信済み宛先メールアドレスと同一のものを検索する手段と、
宛先メールアドレスと同一のメールアドレスが前記メールアドレス受信テーブルになかった場合、当該宛先メールアドレスを、前記メールアドレス受信テーブルに追加する手段と
を具備したことを特徴とする電子メール処理システム。 - 請求項1乃至請求項3に記載の電子メール処理システムにおいて、
受信メールの送信元メールアドレスの正当性を判断する手段を備え、前記送信元メールアドレスが不正であった場合には、受信履歴の記憶を行わないことを特徴とする電子メール処理システム。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電子メール処理システムにおいて、
前記受信ログから送信元メールアドレスを取得する手段と、
前記送信元メールアドレスが既送信者リストに存在した場合、前記メールアドレス受信テーブルにアクセスしないことを特徴とする電子メール処理システム。 - 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の電子メール処理システムにおいて、
前記メールアドレス受信テーブルのメールアドレスと、当該メールアドレスに類似する1又は2以上の類義語句とを対応付けて記憶した類似語句データベースを備え、
前記類似語句データベースの類義語句から、前記宛先メールアドレスと同一のものを検索する手段と、
検索一致した類似語句があった場合、当該類義語句に対応付けて記憶されているメールアドレスを取得し、当該メールアドレスに使用される単語毎に、予めメールアドレスに対応つけて記憶されている情報を組み立ててメール送信者または規定の相手に電子メールで返信または送信する手段と
を具備したことを特徴とする電子メール処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003045044A JP2004254246A (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | 電子メール処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003045044A JP2004254246A (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | 電子メール処理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004254246A true JP2004254246A (ja) | 2004-09-09 |
Family
ID=33027566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003045044A Pending JP2004254246A (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | 電子メール処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004254246A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100920327B1 (ko) | 2006-11-23 | 2009-10-07 | 주식회사 타오네트웍스 | 서비스 처리 시스템 |
-
2003
- 2003-02-21 JP JP2003045044A patent/JP2004254246A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100920327B1 (ko) | 2006-11-23 | 2009-10-07 | 주식회사 타오네트웍스 | 서비스 처리 시스템 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20020188690A1 (en) | System and method for checking and correcting electronic mail address | |
US20100063879A1 (en) | Systems and Methods to Selectively Provide Information Based on User Interest | |
US20100250693A1 (en) | Method, apparatus for converting group message and system for exchanging group message | |
US8732252B2 (en) | Cooperating system, chat server, program, and cooperating method | |
US20100169492A1 (en) | Generating domain names relevant to social website trending topics | |
US20090327234A1 (en) | Updating answers with references in forums | |
US20060265460A1 (en) | Method and apparatus for regenerating message data | |
US20020091772A1 (en) | Method for correlating an electronic mail message with related messages | |
US20100325128A1 (en) | Generating and registering domain name-based screen names | |
TWI587660B (zh) | Methods, devices and systems for publishing information to websites | |
US20100325253A1 (en) | Generating and registering screen name-based domain names | |
US20090327235A1 (en) | Presenting references with answers in forums | |
JPWO2002065302A1 (ja) | 携帯用通信端末を利用した情報収集方法 | |
JP4500285B2 (ja) | スパム除去方法 | |
US20060026076A1 (en) | Method and apparatus for providing an online ordering system of a retail establishment | |
JP2004086236A (ja) | メール配信制御方法 | |
JP2007535880A (ja) | 数個の特定電話番号を順に組み合わせてなる数字配列に識別番号を加えワールドワイドウェブ上の特定コンピューターipアドレスを検索する方法 | |
JP2021093043A (ja) | ダイレクトメール管理システム及びダイレクトメール管理方法 | |
JP3477654B2 (ja) | 電子メールのマッチング方法及び装置 | |
JP2004254246A (ja) | 電子メール処理システム | |
JPH10340253A (ja) | ホームページ情報の登録方法および装置 | |
WO2005094186A2 (ja) | 電子メール自動処理プログラム、電子メール自動処理プログラムを記録した記録媒体、電子メール自動処理システム | |
JP5105265B2 (ja) | 意志収集方法、意志確認システム及び意志収集システム | |
JP4187455B2 (ja) | 情報処理装置及びメッセージの処理方法並びにプログラム | |
KR100781598B1 (ko) | 제공정보 처리장치 및 제공정보 처리방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060220 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20060220 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20060220 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060324 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070906 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080122 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080318 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080617 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081209 |