JP2004252959A - 記録再生装置、記録再生方法、コンピュータプログラム提供媒体、コンピュータプログラム、および記録媒体 - Google Patents

記録再生装置、記録再生方法、コンピュータプログラム提供媒体、コンピュータプログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 パス名を利用したファイルの参照を行っている場合に、パス名が変更されたとしても、容易に参照関係を修復可能なファイル管理を可能とする。
【解決手段】 記録又は再生される対象となる情報を、パス名により参照可能なディレクトリ階層構造を有するファイルシステム情報を用いてファイルとして管理し、前記パス名に関するオブジェクト参照情報により参照するオブジェクト管理情報を含むコンテンツ管理情報を用いて、前記ディレクトリ及び前記ファイルを管理する記録再生装置において、前記記録媒体上の情報が前記記録再生部により更新された時、前記ファイルシステム情報と前記オブジェクト管理情報との両方に、前記更新に関する情報(例えばユニークID)を記録する。
【選択図】 図16

Description

本発明は、記録再生装置、記録再生方法、コンピュータプログラム提供媒体、コンピュータプログラム、および記録媒体であって、特に、画像データや音声データを記録媒体にファイルとして記録する記録再生装置および記録再生方法、並びにこれらをコンピュータにより具現化するためのコンピュータプログラムおよびそれを記録した提供媒体、並びに当該記録再生装置又は記録再生方法により記録された記録媒体に関する。
近年、動画情報や静止画情報、音声情報等のAVデータをデジタル化して記録・再生することが良く行われている。このようなデジタル情報を蓄積する記録媒体としては、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、あるいはディスクメディアであるDVD、ハードディスク、MD(ミニディスク)等が存在する。
これらの記録媒体に対して、MPEG2やJPEG等の符号化方式で符号化されたAVデータの記録や再生が行われているが、かかるAVデータの記録において、各AVデータはファイルシステムによりファイルとして管理されており、それぞれの再生に際してもファイル単位での指定が行われている。
そして、上述した半導体メディアやディスクメディアにおいては、ランダムアクセス性という優れた特徴が存在する。ランダムアクセス性を利用した技術として、プログラム再生機能の実現が挙げられる。
例えば、特許文献1に開示されている記録/再生システムにおいては、AVデータをメディアオブジェクトと呼ぶファイルとして記録し、複数のメディアオブジェクトをプログラムと呼ばれるディレクトリの下に記録している。このような記録形態とすることによって、記録媒体上に当該プログラムを複数個作成することが可能となる。
また、各プログラムに対してプログラム情報(PRG_INFO)と呼ばれる情報を管理し、メディアオブジェクトとは異なるファイルとして記録媒体上に記録する。PRG_INFOに登録されるメディアオブジェクトの情報を参照することにより、記録媒体上に記録されたAVファイルの再生順序を自由に制御することが可能となる。
上述したような機能は、一般に「プログラム再生」と呼ばれており、ディスクメディアにおけるランダムアクセス性を利用することにより実現されている。
このように、AVデータをメディアオブジェクトとして記録し、そのメディアオブジェトを参照するプログラムもファイルとして記録する場合、当該プログラムファイルからメディアオブジェクトへの参照情報を持たなければならない。参照情報の形式は、ファイルに対するパス情報、すなわちファイルを管理するファイルシステム内で、当該ファイルの名前と階層位置を示す情報を用いるのが一般的である。
ここで、メディアオブジェクトとプログラムファイルとの関係の一例を図30に示す。図30は、メディアオブジェクトのディレクトリ構造と、プログラムファイルの構造を例示する図である。
各プログラムファイルは、各メディアオブジェクトへの参照をROOTディレクトリからのフルパス名の形式で保持している。なお図30においては、パス区切り文字は”/”として記述している。
上述したメディアオブジェクトやプログラムファイルは、全てUDFやFAT等のファイルシステムを利用して管理される。ファイルシステムは、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」という。)のアーキテクチャで一般的に利用されている。ファイルシステムを導入することにより、上述のプログラムファイルを編集したり、再生したりするPC上のアプリケーションソフトを作成することが容易となる。
特開2002−10215号公報 しかし、上述したPCアーキテクチャは、拡張性やシステムの自由度に優れるものの、固定のシステム環境を想定することが困難である。すなわち、あるユーザのPC環境で存在するアプリケーションソフトが、他のユーザのPC環境では存在しない、という状況は頻繁に発生している。また、ソフトウェア以外にも、ディスクメディアを記録再生する装置も、USB等の外部デジタルインタフェースでPCに接続されることがよく行われており、記録再生装置自体が着脱されたり、複数のPCへ接続されることがよく行われている。
そのため、図30に示すようなデータが記録されたディスクメディア5100があった場合、あるユーザのPC環境には、ディレクトリ情報とプログラム情報を正しく扱えるアプリケーションソフトが存在したとしても、他の環境ではそのアプリケーションソフトが存在することは必ずしも保証されているものではない。
例えば、図31に示すように、アプリケーションソフトが存在しない場合を想定する。PC5200において、オペレーティングシステム5201と汎用のファイルシステム処理部5202が動作する。さらに、PC5200はUSBやATAPI等のデジタルインタフェース5203によりドライブ装置5204と接続され、接続されたドライブ装置5204を用いて、ディスクメディア5100の記録再生を行うものとする。
そして、ディスクメディア5100上では、ファイルシステム情報5300によって複数のファイルやディレクトリ(ディレクトリ/メディアオブジェクト5004)を管理しており、さらに当該複数のファイルを上述のプログラムファイル5002により参照しているものとする。
このような場合、PC5200は、ディスクメディア5100に対して、ファイルシステム処理部5202を経由して、ディレクトリやファイルの操作を行うことができる。具体的にはパス名の変更やファイルの削除、追加等を実施することができる。
そして、ユーザの指示等により、プログラムファイル5002から参照されている所定のファイルのパス名が変更された場合には、プログラムファイル5002からは、パス名が変更されたファイルを参照することができなくなってしまう。例えば、図30において、ファイル5001のパス名は、“/PRG001/MOV001.MPG”であるが、仮にこのパス名が“/PRG100/MOV001.MPG”となると、プログラムファイル5002中の参照情報5003と一致しなくなり、プログラムファイル5002の正常な再生が不可能となる。
この場合、ファイル“MOV001.MPG”に含まれる内容は一切変更されていないにもかかわらず、パス名が変更されただけでプログラム再生が不可能となってしまい、ユーザにとって非常に利便性が悪くなってしまう。
また、一度失われてしまった参照関係は、容易に回復することができず、例えば、ユーザが再度指定し直す等、ユーザにとって非常に負荷が大きい作業が必要となってしまう。
本発明は、上述したような状況に鑑みてなされたものであり、パス名を利用したファイルの参照を行っている場合に、パス名が変更されたとしても、容易に参照関係を修復可能なファイル管理を可能とする記録再生装置および記録再生方法を実現することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明にかかる記録再生装置は、記録媒体に情報の記録又は再生を行う記録再生部と、パス名により参照可能なディレクトリ階層構造を有するファイルシステム情報を用いて、前記記録再生部により記録又は再生される対象となる前記情報をファイルとして管理するファイルシステム情報処理部と、前記パス名に関するオブジェクト参照情報により参照するオブジェクト管理情報を含むコンテンツ管理情報を用いて、前記ディレクトリ及び前記ファイルを管理するコンテンツ管理情報処理部とを備えた記録再生装置であって、前記記録媒体上の情報が前記記録再生部により更新された時、前記ファイルシステム情報処理部は、前記ファイルシステム情報に、前記更新に関する情報を記録し、前記コンテンツ管理情報処理部は、前記オブジェクト管理情報に、前記更新に関する情報と同じ情報を記録することを特徴とする。
なお、ここでの、記録媒体上の情報の「更新」とは、記録媒体上の情報に関するあらゆる変更を意味し、例えば、新たなディレクトリ又はファイルを追加すること、ディレクトリ又はファイルを削除すること、ディレクトリ又はファイルの名称を変更すること、ディレクトリ又はファイルの名称を変更せずにその内容のみを変更すること、等を含む。
本発明によれば、パス名を利用したファイルの参照を行っている場合に、パス名が変更されたとしても、容易に参照関係を修復可能なファイル管理を可能とする記録再生装置および記録再生方法を実現できる。
本発明にかかる記録再生装置は、記録媒体に情報の記録又は再生を行う記録再生部と、パス名により参照可能なディレクトリ階層構造を有するファイルシステム情報を用いて、前記記録再生部により記録又は再生される対象となる前記情報をファイルとして管理するファイルシステム情報処理部と、前記パス名に関するオブジェクト参照情報により参照するオブジェクト管理情報を含むコンテンツ管理情報を用いて、前記ディレクトリ及び前記ファイルを管理するコンテンツ管理情報処理部とを備えた記録再生装置であって、前記記録媒体上の情報が前記記録再生部により更新された時、前記ファイルシステム情報処理部は、前記ファイルシステム情報に、前記更新に関する情報を記録し、前記コンテンツ管理情報処理部は、前記オブジェクト管理情報に、前記更新に関する情報と同じ情報を記録することを特徴とする構成である。
上記の構成において、前記記録媒体に新たなディレクトリ又はファイルが記録される場合、前記ディレクトリ又は前記ファイルに、前記記録媒体上で重複しない識別情報であるユニークIDを割り当て、割り当てたユニークIDを前記更新に関する情報として用いることが好ましい。さらに、前記ファイルシステム情報処理部が、前記ユニークIDを、前記ディレクトリ及び前記ファイルの構成を管理するファイルエントリ中の拡張属性に記録し、前記コンテンツ管理情報処理部が、前記ユニークIDを、前記オブジェクト管理情報中にオブジェクト参照情報と対応づけて記録することが好ましい。
前記ユニークIDの値は、前記ファイルシステム情報処理部により決定されても良いし、前記コンテンツ管理情報処理部により決定されても良い。
また、前記オブジェクト参照情報により参照される前記ディレクトリ又は前記ファイルが前記ディレクトリ階層中に存在しないことが検出された場合、前記コンテンツ管理情報処理部が、前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索し、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されたら、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルのパス名に対して、前記オブジェクト管理情報における新たなオブジェクト参照情報を設定することが好ましい。
上記の構成にかかる記録再生装置において、前記オブジェクト参照情報により参照される前記ディレクトリ又は前記ファイルが前記ディレクトリ階層中に存在しないことが検出された場合、前記コンテンツ管理情報処理部が、前記オブジェクト管理情報内に記録されている前記ユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索し、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されなかったら、前記オブジェクト管理情報を前記コンテンツ管理情報から削除することが好ましい。
上記の構成にかかる記録再生装置において、前記記録媒体上で、前記ファイルシステム情報により管理されるボリューム内の情報が、前記記録再生部により更新された場合、前記ファイルシステム情報処理部が、前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報を更新し、前記コンテンツ管理情報処理部が、前記ボリューム更新情報と同じ情報を、前記コンテンツ管理情報内に記録することが好ましい。
かかる構成により、ファイルシステム情報に含まれるボリューム構造情報内の特定の情報をコンテンツ管理情報内にも記録することにより、ファイルシステム 情報とコンテンツ管理情報との間の不整合を容易に検出することが可能となる。
なお、前記ボリューム更新情報は、
(1)前記ボリュームの最終更新日時を示す情報、
(2)前記ファイルシステム情報に含まれる、前記記録媒体上で重複しない識別情報であるユニークIDの最大値を示す情報、
(3)前記ファイルシステム情報に含まれるファイルの総数、
(4)前記ファイルシステム情報に含まれるディレクトリの総数、
のうち少なくとも1つを含むことが好ましい。
また、前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報と、前記コンテンツ管理情報内の情報とが一致しない場合、前記コンテンツ管理情報処理部が、前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索し、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されたら、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルのパス名に対して、前記オブジェクト管理情報における新たなオブジェクト参照情報を設定することが好ましい。
また、前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報と、前記コンテンツ管理情報内の情報とが一致しない場合、前記コンテンツ管理情報処理部が、前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索し、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又は前記ファイルが検出されなかったら、前記オブジェクト管理情報を前記コンテンツ管理情報から削除することが好ましい。
また、前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報と、前記コンテンツ管理情報内の情報とが一致しない場合、前記記録再生部が、前記記録媒体への新規のディレクトリ又は新規のファイルの記録を停止することが好ましい。
また、上記の目的を達成するために、本発明にかかる記録再生方法は、記録再生装置により記録媒体に情報の記録又は再生を行う記録再生方法であって、前記記録媒体に記録又は再生される前記情報は、パス名により参照可能なディレクトリ階層構造を有するファイルシステム情報を用いて、ファイルとして管理され、前記ディレクトリ及び前記ファイルは、前記パス名に関するオブジェクト参照情報により参照するオブジェクト管理情報を含むコンテンツ管理情報を用いて管理され、前記記録再生方法は、前記記録媒体上の情報が前記記録再生装置により更新された時、前記ファイルシステム情報に、前記更新に関する情報を記録する工程と、前記オブジェクト管理情報に、前記更新に関する情報を記録する工程とを含むことを特徴とする。
上記の記録再生方法において、前記記録媒体に新たなディレクトリ又はファイルが記録される場合、前記ディレクトリ又は前記ファイルに、前記記録媒体上で重複しない識別情報であるユニークIDを割り当てる工程をさらに含み、割り当てられたユニークIDを、前記更新に関する情報を記録する二つの工程において、前記更新に関する情報として用いることが好ましい。また、前記ユニークIDを割り当てる工程において、前記ユニークIDの値が、前記ファイルシステム情報内で重複しないようにその値を決定することが好ましい。あるいは、前記ユニークIDを割り当てる工程において、前記ユニークIDの値が、前記コンテンツ管理情報内で重複しないようにその値を決定することも好ましい。
上記の記録再生方法は、前記オブジェクト参照情報により参照される前記ディレクトリ又は前記ファイルが前記ディレクトリ階層中に存在するか否かを検出する工程をさらに含み、前記ディレクトリ階層中に存在しないことが検出された場合、前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索する工程と、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されたら、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルのパス名に対して、前記オブジェクト管理情報における新たなオブジェクト参照情報を設定する工程とをさらに含むことが好ましい。
上記の記録再生方法は、前記オブジェクト参照情報により参照される前記ディレクトリ又は前記ファイルが前記ディレクトリ階層中に存在するか否かを検出する工程をさらに含み、前記ディレクトリ階層中に存在しないことが検出された場合、前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索する工程と、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されなかったら、前記オブジェクト管理情報を前記コンテンツ管理情報から削除する工程とをさらに含むことが好ましい。
また、上記の記録再生方法は、前記記録媒体上で、前記ファイルシステム情報により管理されるボリューム内の情報が、前記記録再生装置により更新された場合、前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報を更新する工程と、前記ボリューム更新情報と同じ情報を、前記コンテンツ管理情報内に記録する工程とをさらに含むことが好ましい。
また、前記ボリューム更新情報は、
(1)前記ボリュームの最終更新日時を示す情報、
(2)前記ファイルシステム情報に含まれる、前記記録媒体上で重複しない識別情報であるユニークIDの最大値を示す情報、
(3)前記ファイルシステム情報に含まれるファイルの総数、
(4)前記ファイルシステム情報に含まれるディレクトリの総数、
のうち少なくとも1つを含むことが好ましい。
上記の記録再生方法は、前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報と、前記コンテンツ管理情報内の情報とが一致するか否かを確認する工程をさらに含み、前記情報が一致しない場合、前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索する工程と、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されたら、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルのパス名に対して、前記オブジェクト管理情報における新たなオブジェクト参照情報を設定する工程とをさらに含むことが好ましい。
上記の記録再生方法は、前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報と、前記コンテンツ管理情報内の情報とが一致するか否かを確認する工程をさらに含み、前記情報が一致しない場合、前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索する工程と、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されなかったら、前記オブジェクト管理情報を前記コンテンツ管理情報から削除する工程とをさらに含むことが好ましい。
上記の記録再生方法は、前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報と、前記コンテンツ管理情報内の情報とが一致するか否かを確認する工程をさらに含み、前記情報が一致しない場合、前記記録媒体への新規のディレクトリ又は新規のファイルの記録を停止する工程をさらに含むことが好ましい。
本発明にかかるコンピュータプログラム提供媒体は、コンピュータに読み込まれ、当該コンピュータを、記録媒体への情報の記録又は再生を行う記録再生装置として機能させるコンピュータプログラムを記録したコンピュータプログラム提供媒体であって、前記記録媒体に記録又は再生される前記情報は、パス名により参照可能なディレクトリ階層構造を有するファイルシステム情報を用いて、ファイルとして管理され、前記ディレクトリ及び前記ファイルは、前記パス名に関するオブジェクト参照情報により参照するオブジェクト管理情報を含むコンテンツ管理情報を用いて管理され、前記コンピュータプログラムは、前記記録媒体上の情報が前記コンピュータにより更新された場合、前記更新に関する情報を生成する工程と、前記ファイルシステム情報に、前記更新に関する情報を記録する工程と、前記オブジェクト管理情報に、前記更新に関する情報を記録する工程とを前記コンピュータに実行させる命令を含むことを特徴とする。
このコンピュータプログラム提供媒体から、コンピュータ上へ当該コンピュータプログラムをロードさせ実行することで、ファイルシステム情報と、コンテンツ管理情報との両方で、更新に関する情報を保持することにより、ファイルシステム情報だけが操作されるという不整合な処理の結果、ファイルシステム情報とコンテンツ管理情報との間に矛盾が発生しても、ファイルシステム情報とコンテンツ管理情報との間で、前記の「更新に関する情報」を比較することにより、不整合な操作が行われたファイルやディレクトリの検出を容易に行うことができ、かつ簡単にファイルシステム情報とコンテンツ管理情報との間の整合性を回復することができる記録再生装置を実現することが可能となる。
上記のコンピュータプログラム提供媒体において、前記コンピュータプログラムが、前記記録媒体に新たなディレクトリ又はファイルが記録される場合、前記ディレクトリ又は前記ファイルに、前記記録媒体上で重複しない識別情報であるユニークIDを、前記更新に関する情報として割り当てる工程を、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含むことが好ましい。
上記のコンピュータプログラム提供媒体において、前記コンピュータプログラムが、前記記録媒体上で、前記ファイルシステム情報により管理されるボリューム内の情報が前記コンピュータにより更新された場合、前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報を更新する工程と、前記ボリューム更新情報と同じ情報を、前記コンテンツ管理情報内に記録する工程とを、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含むことが好ましい。
また、本発明にかかるコンピュータプログラムは、コンピュータに読み込まれ、当該コンピュータを、記録媒体への情報の記録又は再生を行う記録再生装置として機能させるコンピュータプログラムであって、前記記録媒体に記録又は再生される前記情報は、パス名により参照可能なディレクトリ階層構造を有するファイルシステム情報を用いて、ファイルとして管理され、前記ディレクトリ及び前記ファイルは、前記パス名に関するオブジェクト参照情報により参照するオブジェクト管理情報を含むコンテンツ管理情報を用いて管理され、前記コンピュータプログラムは、前記記録媒体上の情報が前記コンピュータにより更新された場合、前記更新に関する情報を生成する工程と、前記ファイルシステム情報に、前記更新に関する情報を記録する工程と、前記オブジェクト管理情報に、前記更新に関する情報を記録する工程とを前記コンピュータに実行させる命令を含むことを特徴とする。
このコンピュータプログラムを、コンピュータ上へロードさせ実行することで、ファイルシステム情報と、コンテンツ管理情報との両方で、更新に関する情報を保持することにより、ファイルシステム情報だけが操作されるという不整合な処理の結果、ファイルシステム情報とコンテンツ管理情報との間に矛盾が発生しても、ファイルシステム情報とコンテンツ管理情報との間で、前記の「更新に関する情報」を比較することにより、不整合な操作が行われたファイルやディレクトリの検出を容易に行うことができ、かつ簡単にファイルシステム情報とコンテンツ管理情報との間の整合性を回復することができる記録再生装置を実現することが可能となる。
上記のコンピュータプログラムは、前記記録媒体に新たなディレクトリ又はファイルが記録される場合、前記ディレクトリ又は前記ファイルに、前記記録媒体上で重複しない識別情報であるユニークIDを、前記更新に関する情報として割り当てる工程を、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含むことが好ましい。
上記のコンピュータプログラムは、前記オブジェクト参照情報により参照される前記ディレクトリ又は前記ファイルが前記ディレクトリ階層中に存在するか否かを検出する工程を、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含み、前記ディレクトリ階層中に存在しないことが検出された場合、前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索する工程と、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されたら、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルのパス名に対して、前記オブジェクト管理情報における新たなオブジェクト参照情報を設定する工程とを、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含むことが好ましい。
上記のコンピュータプログラムは、前記オブジェクト参照情報により参照される前記ディレクトリ又は前記ファイルが前記ディレクトリ階層中に存在するか否かを検出する工程を、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含み、前記ディレクトリ階層中に存在しないことが検出された場合、前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索する工程と、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されなかったら、前記オブジェクト管理情報を前記コンテンツ管理情報から削除する工程とを、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含むことが好ましい。
上記のコンピュータプログラムは、前記記録媒体上で、前記ファイルシステム情報により管理されるボリューム内の情報が、前記コンピュータにより更新された場合、前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報を更新する工程と、前記ボリューム更新情報と同じ情報を、前記コンテンツ管理情報内に記録する工程とを、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含むことが好ましい。
上記のコンピュータプログラムは、前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報と、前記コンテンツ管理情報内の情報とが一致するか否かを確認する工程を、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含み、前記情報が一致しない場合、前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索する工程と、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されたら、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルのパス名に対して、前記オブジェクト管理情報における新たなオブジェクト参照情報を設定する工程とを、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含むことが好ましい。
上記のコンピュータプログラムは、前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報と、前記コンテンツ管理情報内の情報とが一致するか否かを確認する工程を、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含み、前記情報が一致しない場合、前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索する工程と、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されなかったら、前記オブジェクト管理情報を前記コンテンツ管理情報から削除する工程とを、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含むことが好ましい。
上記のコンピュータプログラムは、前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報と、前記コンテンツ管理情報内の情報とが一致するか否かを確認する工程を、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含み、前記情報が一致しない場合、前記記録媒体への新規のディレクトリ又は新規のファイルの記録を停止する工程を、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含むことが好ましい。
また、本発明にかかる記録媒体は、記録又は再生の対象となる情報をファイルとして管理するための、パス名により参照可能なディレクトリ階層構造を有するファイルシステム情報と、前記ディレクトリ及び前記ファイルを管理するための、前記パス名に関するオブジェクト参照情報により参照するオブジェクト管理情報とが記録された記録媒体であって、前記ファイルシステム情報と前記オブジェクト管理情報との両方に、前記記録又は再生の対象となる情報の更新に関する情報が含まれることを特徴とする。
前記記録又は再生の対象となる情報の更新に関する情報は、更新されたディレクトリ又はファイルに対して、前記記録媒体上で他のディレクトリ又はファイルと重複しないよう割り当てられた識別情報としてのユニークIDであることが好ましい。
あるいは、前記記録又は再生の対象となる情報の更新に関する情報が、
(1)前記記録媒体上で前記ファイルシステム情報により管理されるボリュームの最終更新日時を示す情報、
(2)前記ファイルシステム情報に含まれる、前記記録媒体上で重複しない識別情報であるユニークIDの最大値を示す情報、
(3)前記ファイルシステム情報に含まれるファイルの総数、
(4)前記ファイルシステム情報に含まれるディレクトリの総数、
のうち少なくとも1つを含む情報であっても良い。
以下、本発明の実施の形態にかかる記録再生装置、記録再生方法及び当該方法を具現化するコンピュータプログラムを記録した提供媒体あるいはコンピュータプログラム、並びに当該記録再生装置又は記録再生方法により記録された記録媒体について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる記録再生装置の一例である、DVDレコーダの外観と、関連機器とのインタフェースを説明するための例示図である。
図1に示すように、DVDレコーダは、記録媒体であるディスクメディアとしてDVDディスクが装填され、ビデオ情報等の記録再生が行なわれる。DVDレコーダの操作は、一般的にはリモコンや機器上のスイッチによって行なわれる。
DVDレコーダに入力されるビデオ情報には、アナログ信号とデジタル信号の両者があり、アナログ信号としてはアナログ放送が、デジタル信号としてはデジタル放送がある。一般的に、アナログ放送は、テレビジョン装置に内蔵されている受信機により受信、復調され、NTSC方式等のアナログビデオ信号としてDVDレコーダに入力される。
また、デジタル放送は、受信機であるセットトップボックス(STB)でデジタル信号に復調され、DVDレコーダに入力され記録される。
一方、ビデオ情報が記録されたDVDディスクは、DVDレコーダにより再生され外部に出力される。出力される信号も入力される信号と同様に、アナログ信号とデジタル信号の両者があり、アナログ信号であれば直接テレビジョン装置に入力され、デジタル信号であればSTBを経由し、アナログ信号に変換された後にテレビジョン装置に入力され、テレビジョン(TV)で映像として表示される。
さらに、DVDディスクを利用する装置にDVDカムコーダがある。DVDカムコーダは、DVDレコーダにレンズやCCDからなるカメラ装置を組み合わせた装置であり、撮影した動画情報を符号化して記録する。
また、DVDディスクは、DVDレコーダやDVDカムコーダ以外に、PC等でビデオ情報が記録再生される場合もある。PC等でビデオ情報が記録されたDVDディスクであっても、DVDレコーダに装填されれば、DVDレコーダは当該DVDディスクを再生する。
なお、上述したアナログ放送やデジタル放送のビデオ情報には、通常、音声情報が付随している。付随している音声情報もビデオ情報と同様に、DVDレコーダで記録再生される。
また、ビデオ情報は、動画の他に、静止画の場合もある。例えば、DVDカムコーダの写真機能で静止画が記録されたり、PC上で他の記録装置(ハードディスク)等から静止画がDVDディスクへコピーされたりする場合が該当する。
なお、DVDレコーダとSTB等の外部機器との間のデジタルインタフェースとしては、様々なインタフェースが考えられる。例えば、IEEE1394、ATAPI、SCSI、USB、等である。
また、上記では、DVDレコーダとテレビジョン(TV)との間の信号として、NTSC方式のアナログ(コンポジット)ビデオ信号を用いる場合について例示したが、輝度信号と色差信号を個別に伝送するコンポーネント信号であってもよい。
さらには、AV機器とテレビジョンの間の映像伝送インタフェースとしては、アナログインタフェースをデジタルインタフェース、例えば、DVIに置きかえる研究開発が進められており、DVDレコーダとテレビジョンがデジタルインタフェースで接続されることも当然予想される。
図2は、本実施の形態1にかかる記録再生装置とその中に組み込まれるドライブ装置110の機能を示すブロック図である。図2において、ドライブ装置110は、記録再生手段である光ピックアップ101、ECC(Error Correcting Code)処理部102を備え、DVDディスクのような記録媒体であるディスクメディア100に対してデータの記録及び再生を行う。
ディスクメディア100には、セクタと呼ばれる最小単位でデータが記録される。また、複数のセクタで一つのECCブロックを構成し、ECCブロックを1単位としてECC処理部102でエラー訂正処理が施される。なお、ECCブロックはECCクラスタと呼ばれることもある。
ディスクメディア100の一例であるDVD−RAMディスクの場合、セクタのサイズは2KBであり、16セクタを1ECCブロックとして構成されている。当該セクタサイズは、ディスクメディア100の種類に応じて変動するものであり、1セクタは512B(バイト)であっても良いし、8KB等であっても良い。
また、ECCブロックについても、1セクタを1ECCブロックとして構成しても良いし、16セクタを、あるいは32セクタ等を1ECCブロックとして構成しても良い。今後、記録できる情報容量の増大に伴い、セクタサイズ及びECCブロックを構成するセクタ数は増大するものと予想される。
また、ドライブ装置110は、トラックバッファ103と接続されており、トラックバッファ103は、システムバス105を経由して記録再生装置のシステム全体を制御するシステム制御部104と接続されている。
トラックバッファ103は、ディスクメディア100にAVデータをより効率良く記録するため、AVデータを可変ビットレート(VBR)で記録するためのバッファである。ディスクメディア100への読み書きレート(Va)が固定レートであるのに対して、AVデータはその内容(ビデオであれば画像)の持つ複雑さに応じてビットレート(Vb)が変化するため、このビットレートの差を吸収するためのバッファである。
図3は、ドライブ装置110を含む、本実施の形態1にかかる記録再生装置のブロック構成図である。図3に示すように、本実施の形態1にかかる記録再生装置は、システム全体の管理及び制御を司るシステム制御部104、ユーザへの表示及びユーザからの要求を受け付けるユーザI/F(インタフェース)部200、VHF及びUHFを受信するアナログ放送チューナ210、映像をAV信号へ変換するカメラ部211、デジタル放送を受信するデジタル放送チューナ212、AV信号入力をデジタル信号に変換し、MPEGプログラムストリーム等にエンコードする動画エンコーダ221、AV信号入力をJPEGストリーム等にエンコードする静止画エンコーダ222、デジタル放送で送られるMPEGトランスポートストリームを解析する解析部223、MPEG等の動画データをデコードする動画デコーダ240、静止画データをデコードする静止画デコーダ241、テレビ及びスピーカ等の表示部250、等を備えている。
動画エンコーダ221、静止画エンコーダ222や解析部223には、AVデータの入力源として、アナログ放送チューナ210、カメラ部211、デジタル放送チューナ212等が接続されている。
なお、上述したエンコーダやチューナ、カメラ部については、全てを同時に備える必要はなく、記録再生装置の使用目的に応じて必要なものだけを備えれば良い。例えば、記録再生装置がDVD等の光ディスク用レコーダの場合であれば、図26に示すように、図3に示した構成のうち、カメラ部211を省いた構成としても良い。また、記録再生装置がビデオカメラの場合であれば、図27に示すように、図3に示した構成のうち、アナログ放送チューナ210およびデジタル放送チューナ212を省き、集音用のマイク部261をさらに備えた構成としても良い。また、記録再生装置がパーソナルコンピュータの場合であれば、図26と同様の構成としても良い。あるいは、図28に示すように、図3に示した構成のうち、アナログ放送チューナ210、カメラ部211、およびデジタル放送チューナ212を省いた構成としても良い。
さらに、図3に示す記録再生装置は、図2で示したように、書き込みデータを一時的に格納するトラックバッファ103と、ディスクメディア100にデータを書き込むドライブ装置110とを備えている。
また、IEEE1394やUSB等の通信手段により外部機器にデータを出力するインタフェースであるデジタルI/F(インタフェース)部230を備えても良い。
なお、本実施の形態1にかかる記録再生装置の詳しい動作については後ほど説明を行う。
次に、図4は、本実施の形態1にかかる記録再生装置において記録可能なディスクメディア100の外観と物理構造を表した図である。なお、例えばDVD−RAMのようなディスクメディアは、記録面を保護するのを目的として、カートリッジに収納された状態で記録再生装置に装填される。ただし、記録面の保護が別の構成で行なわれたり、容認できる場合には、カートリッジに収納せずに、記録再生装置に直接装填できるようにしてもよい。
図4(a)は、記録可能なディスクメディア100の記録領域の一例を示した図である。図4(a)の例では、最内周にリードイン領域が、最外周にリードアウト領域が、その間にデータ領域が配置されている。リードイン領域は、光ピックアップ101がディスクメディア100へアクセスする時に、サーボを安定させるために必要な基準信号や他のメディアとの識別信号等が記録されている。リードアウト領域もリードイン領域と同様の基準信号等が記録されている。またデータ領域は、最小のアクセス単位であるセクタに分割されている。
図4(b)は、図4(a)において同心円状に示されているリードイン領域と、リードアウト領域と、データ領域を横方向に配置した説明図である。
リードイン領域とリードアウト領域は、その内部に欠陥管理領域(DMA:Defect Management Area)を有する。欠陥管理領域とは、欠陥が生じたセクタの位置を示す位置情報と、その欠陥セクタを交替するセクタが後述する交替領域のいずれに存在するかを示す交替位置情報とが記録されている領域をいう。
また、データ領域は、その内部に交替領域とユーザ領域を有している。交替領域は、欠陥セクタが存在する場合に交替セクタとして使用される領域である。ユーザ領域は、ファイルシステムが記録用領域として利用することができる領域をいう。なお、ディスクメディアの種類によっては交替領域を持たないディスクメディアも存在し、この場合、必要に応じて、後述するUDF等のファイルシステムにおいて、欠陥セクタの交替処理を行う場合もある。
データ領域にある各セクタへアクセスするため、内周から順に物理セクタ番号PSN(Physical Sector Number)をデータ領域へ割り当てることが一般に行われている。PSNによって管理されるセクタを物理セクタと呼ぶ。
また、データ記録に使用されるセクタのみを連続的に示すように、内周から順に論理セクタ番号LSN(Logical Sector Number)をユーザ領域の物理セクタに割り当てることも行われる。LSNによって管理されるセクタを論理セクタと呼ぶ。
図5は、論理セクタにより構成されるディスクメディア100の論理的なデータ空間を示す図である。論理的なデータ空間は、ボリューム空間と呼称され、ユーザデータを記録する。ボリューム空間においては、記録データをファイルシステムで管理する。
すなわち、データを格納する1群のセクタをファイルとして、さらには1群のファイルをディレクトリとして管理するための情報がボリューム空間内のパーティション空間内に記録され、パーティション空間等を管理するためのボリューム構造情報290(及びそのバックアップである291)がボリューム領域の先頭と終端に記録される。
DVD−RAM等のディスクメディアでは、ファイルシステムは、UDFと呼称され、ISO13346規格に準拠したものが一般的に使用される。
なお、上記1群のセクタは、ボリューム空間で必ずしも連続的には配置されておらず、部分的に離散配置されている。このため、ファイルシステムは、ファイルを構成するセクタ群のうち、パーティション空間で連続的に配置される1群のセクタをエクステントとして管理し、ファイルを関連のあるエクステントの集合として管理している。
このとき、UDFのパーティション空間では、データアクセスの単位ごとに論理ブロック番号LBN(Logical Block Number)が割り当てられ、データの配置や管理が行われる。このようなエクステントを管理するためにUDF規格で定義されているファイルエントリ(FE)と呼ばれる構造については、後に説明を行う。
図6は、本発明の実施の形態1にかかる記録再生装置により記録されるディスクメディア100におけるディレクトリとファイルの階層構造の一例を示す図である。図6に示すように、ROOTディレクトリ300の下に、階層化されたサブディレクトリ(301〜305等)があり、さらにその階層下に、動画データや静止画データを含むファイルである各種メディアオブジェクト(例えば、310や311)や、各メディアオブジェクトを管理するためのファイルであるメディアオブジェクトマネージャ320(ファイル名:MOI_MGR)や、複数のメディアオブジェクトをグループ化し、再生順序や分類情報を管理するプログラムマネージャ330(ファイル名:PRG_MGR)等が格納されている。
本実施の形態1においては、記録及び再生用の対象となるAVデータを含む各種メディアオブジェクトのディレクトリ階層やファイル名は、後述するDCF規格及びそれに類した形式を利用して以降の説明を行う。ただし、ディレクトリ階層やファイル名の命名則はこれに限られるものではなく、他の命名則を用いても良い。
メディアオブジェクトのうち、MPEG2等の動画データを含む動画オブジェクトは、動画ファイルと属性情報ファイルとから構成される。動画ファイルは、ABCDnnnn.MPGというように、最初の4文字が任意のアルファベット文字の組み合わせであり、次のnnnnが10進数であるような命名則に従って記録される。動画ファイルは、MPEG2方式やMPEG 4方式等で圧縮されたAVデータを含んでおり、プログラムストリーム(PS)や、トランスポートストリーム(TS)、あるいは他の形式のファイルとして記録される。
また、各々の動画ファイルに関する属性情報を記録する属性情報ファイルは、ABCDnnnn.MOIというように記録される。属性情報ファイルには、それぞれの動画ファイルの識別情報、記録された日時、動画データの代表画像(サムネイルピクチャ)、動画データの再生時刻をディスクメディア100上の論理アドレスに変換するためのアクセスマップ情報及びその管理情報、等を有している。アクセスマップ情報を持つことにより、動画データの持つ時間軸とデータ(ビット列)軸との間の変換を行うことが可能となり、動画データに対する時間軸を基準にしたランダムアクセスが可能となる。属性情報ファイルは、例えばApple社のQuickTimeファイルフォーマットに準拠する形式でもよい。QuickTimeファイルフォーマットでは、前記属性情報は、ムービーリソース(movie resource)と呼ばれる。また同様に、前記アクセスマップ情報は、サンプルテーブル(Sample Table)と呼ばれる。
一つの動画オブジェクトは、一つの属性情報ファイルと一つ又はそれ以上の動画ファイルとで構成され、それらはファイル名により関連づけられるものとする。すなわち、関連のある属性情報ファイルと動画ファイルは、そのファイル名において拡張子を除く部分、例えば動画オブジェクト310では、“ABCD0001”の部分が同一に設定されることによって、その関連付けがなされていることとする。
ただし、属性情報ファイルと動画ファイルの関連付けは上述の方法に限定されるものではなく、属性情報ファイル内に関連づけられた動画ファイルへのリンク情報、例えば動画ファイルへのパス名等を保持したり、両者の対応付けをテーブル情報として保持したりする等、他の方法であっても良い。なお、一つの動画オブジェクトに、一つの属性情報ファイルと一つ又はそれ以上の動画ファイル以外のファイルを含むようにしてもよい。また、属性情報ファイルと動画ファイルを一体として、1つのファイルで動画オブジェクトを構成するようにしてもよい。
メディアオブジェクトのうち、JPEG等の静止画データを含む静止画オブジェクトは、各々の静止画情報が静止画ファイルABCDnnnn.JPG等として記録される。静止画ファイルは、JPEG方式等で圧縮された映像データであり、例えば、DCFフォーマットやExifフォーマットによりファイルとして記録される。
上記のメディアオブジェクトは、DCF規格あるいはそれに類するディレクトリ構造にしたがって記録される。すなわち、ROOTディレクトリ300の下にDCFイメージルートディレクトリ302(ディレクトリ名:DCIM)があり、さらにその下に静止画ファイルを格納するためのDCFディレクトリ305がある。(ディレクトリ名:300ABCDE)。そして、DCFディレクトリ305の下に静止画オブジェクトの一種であるDCF基本ファイル311(例えば、ファイル名:ABCD0001.JPG)が格納される。
また、ROOTディレクトリ300の下にVIDEOイメージルートディレクトリ301(ディレクトリ名:VIDEO)があり、さらにその下に、主に動画オブジェクトを格納するためのVIDEOディレクトリ304がある。(例えば、ディレクトリ名:100ABCDE)。そして、VIDEOディレクトリ354下に、動画オブジェクト310を構成する属性情報ファイル(拡張子がMOIであるファイル)と動画ファイル(拡張子がMPGであるファイル)が格納される。
なお、メディアオブジェクトとして、AC−3やAAC等による圧縮音声ファイルや非圧縮の音声ファイル、MotionJPEGファイル、DCF規格で定められたDCF拡張画像ファイル、DCFサムネイルファイル、PNGファイル等、他のファイルフォーマットのAVファイルを記録してもよい。
記録されたメディアオブジェクトを管理するコンテンツ管理情報は、管理データディレクトリ303(ディレクトリ名:INFO)下のメディアオブジェクトマネージャファイル320(ファイル名:MOI_MGR)およびプログラムマネージャファイル320(ファイル名:PRG_MGR)として記録される。メディアオブジェクトマネージャファイル320及びプログラムマネージャファイル330の構造については後述する。なお、メディアオブジェクトマネージャファイル320及びプログラムマネージャファイル330の記録位置は管理データディレクトリ303下に限られるものではなく、例えば、VIDEOイメージルートディレクトリ301下、等でもよい。
次に、図7及び図8を用いて、本実施の形態1にかかる記録再生装置で用いられるディスクメディア上でデータをファイルとして管理する、UDFファイルシステムの構造を説明する。図7は、UDFファイルシステムにおけるディレクトリ階層を管理するためのデータ構造を示す図である。なお、本図は、図6に示したディレクトリ階層構造に対応しているが、そのうちROOTディレクトリ300から動画メディアオブジェクト310へ至るまでのファイルシステム情報のみを示しており、他のディレクトリやファイルに対する同様の情報については、説明を簡単にするため省略している。
ディレクトリ階層構造の起点は、ファイルセットディスクリプタFSD(File Set Descriptor)400である。FSD400はファイルエントリFE(File Entry)410への参照情報401(ディスクメディア100上での記録位置)を保持している。
またFEは、図8(a)に示される構造を有している。FE500は、ディスクメディア100上に記録された各ディレクトリやファイルを構成するエクステントの集合を管理するための構造体であり、各エクステントのディスクメディア100上での記録位置とデータ長を管理するため、アロケーションディスクリプタADs(Allocation Descriptors)503と呼ばれる構造を有している。
その他にも、FE500には、データの種別を表すディスクリプタタグ(Descriptor Tag)や、各ディレクトリやファイルごとに、ディスクメディア100上で重複しない一意のID値を設定するユニークID501、FE500ごとの拡張属性を設定可能な拡張属性EAs(Extended Attributes)502等が含まれる。
ROOTディレクトリ300等のディレクトリデータを含むエクステント420は、各ディレクトリやファイルのファイル名を保持するファイルIDディスクリプタFID(File Identifier Descriptor)510で構成される。あるディレクトリ下にサブディレクトリやファイルが存在する場合、それぞれのディレクトリ又はファイルに対してFID510が保持される。
例えば、図6によれば、ROOTディレクトリ300の下にはVIDEOイメージルートディレクトリ301とDCIMイメージルートディレクトリ302があるので、ROOTディレクトリ300の実データ420には、各々に対応するFID421及び422が保持されている。
FID510は、図8(b)に示される構造を持つ。FID510は、UDF上で管理される各ディレクトリやファイルの名前をファイルアイデンティファイア(File Identifier)511として保持する。FID510はさらに、対応するディレクトリ又はファイルの実データを管理するFE500への参照情報(例えば430)をICBとして保持する。
そのほかにも、FIDには、データの種別を表すディスクリプタタグ(Descriptor Tag)や、ファイルアイデンティファイア511のデータ長を表すファイルアイデンティファイア長さ(Length of File Identifier)等が含まれる。
以降、同様にFE500とFID510の参照関係を保持することによりディレクトリの階層構造が管理され、この参照関係を順次たどることによって、任意のディレクトリやファイルの実データであるエクステントへアクセスすることが可能となる。
ファイルに関しても、FE500によりエクステントの集合が管理される。この場合、エクステントの集合は、動画データ441や属性情報データ442を構成し、これらは図6における動画オブジェクト310に相当する。
なお、上記のFSD400やFE500、FID510は、図5のパーティション空間内に配置される。なお、UDFにおいては、FE500と同様の機能を持ち、更に追加の拡張属性やネームドストリームと呼ばれる機能を持つExtended File Entry(EFE)が定義されている。本発明においてはFE500を用いて説明を行っているが、その代わりにEFEを用いてもかまわない。
上述のような階層構造を持ったファイルシステムにおいて、特定のディレクトリやファイルを参照するために、パス名が利用できる。パス名は、例えば、図7のファイル442に対しては、“/VIDEO/100ABCDE/ABCD0001.MOI”のように表される。ここでは、ROOTディレクトリ300及びパス区切り文字を”/”で表している。
このように、パス名は、ROOTディレクトリ300から、対象のディレクトリやファイルにたどり着くまでディレクトリ階層をたどっていく時、その経路上に存在するディレクトリの名前(ファイルアイデンティファイア511に格納されている情報)を、パス区切り文字で区切りながら一続きに記述したものである。このパス名を利用すれば、ファイルシステム上で管理される任意のディレクトリやファイルを参照することが可能となる。
次に、ディスクメディア100へ記録を行う、本実施の形態にかかる記録再生装置の動作について説明する。まず、図9を用いて、ディスクメディア100上でのAVデータの分散配置について説明する。すなわち、図2に示すようなシステムにおいて、トラックバッファ103を有効利用することによって、AVデータを離散配置することが可能になる。
図9(a)は、ディスクメディア100上のアドレス空間を示す図である。図9(a)においては、左端がアドレス値が0の点であり、右に向かってアドレス値が増加していくものとしている。また、“0”、a1〜a4は、その位置におけるアドレス値を示している。
図9(a)に示されるように、AVデータが[a1、a2]の連続領域A1と[a3、a4]の連続領域A2に分かれて記録されている場合、光ピックアップ101がa2からa3へシーク動作を行なっている間、トラックバッファ103に蓄積してあるデータを動画デコーダ204へ供給することでAVデータの連続再生が可能になる。
この時の状態を示したのが、図9(b)である。位置a1で読み出しが開始されたAVデータは、時刻t1からトラックバッファ103に入力されると共に、トラックバッファ103からデータの出力が開始される。これにより、トラックバッファ103への入力レート(Va)とトラックバッファ103からの出力レート(Vb)のレート差(Va−Vb)の分だけトラックバッファ103にデータが蓄積されていく。この状態が、光ピックアップ101がa2に達するまで、すなわち時刻t2に達するまで継続する。
この間にトラックバッファ103に蓄積されたデータ量をB(t2)とすると、時間t2から、領域a3のデータの読み出しを開始する時刻t3までの間、トラックバッファ103に蓄積されているデータ量B(t2)を消費してデコーダ106へ供給し続けられれば良い。
換言すると、シーク前に読み出すデータ量([a1、a2])が一定量以上確保されていれば、シークが発生した場合であっても、AVデータの連続供給が可能となる。
AVデータの連続供給が可能な連続領域のサイズは、ECCブロック数N_eccに換算すると(数1)のように求められる。(数1)において、N_secはECCブロックを構成するセクタ数であり、S_sizeはセクタサイズ、Tjはシーク性能(最大シーク時間)である。
(数1)
N#ecc = Vb×Tj/((N#sec×8×S#size)×(1−Vb/Va))
また、連続領域の中には欠陥セクタが生じる場合がある。この場合を考慮すると、AVデータの連続供給が可能な連続領域のサイズは(数2)のように求められる。(数2)において、dN_eccは容認する欠陥セクタのサイズであり、Tsは連続領域の中で欠陥セクタをスキップするのに要する時間である。
(数2)
N#ecc = dN#ecc+Vb×(Tj+Ts)/
((N#sec×8×S#size)×(1−Vb/Va))
なお、本実施の形態1においては、ディスクメディア100からデータを読み出す場合、すなわち再生の場合について説明しているが、ディスクメディア100へデータを書き込む場合、すなわち記録又は録画の場合も同様に考えることができる。
上述したように、ディスクメディア100では、一定量以上のデータが連続記録されていればディスク上にAVデータを分散記録しても連続再生が可能である。なお、例えばDVDでは、この連続領域をCDAと呼称する。あるいは、AVデータを記録する特別なエクステントであることから、AVエクステントと呼ばれることもある。
次に、図3を用いて、本実施の形態1にかかる記録再生装置の動作について説明する。図3に示した記録再生装置においては、例えばユーザI/F部200がユーザからの要求を受け付けた場合に動作を開始する。
ユーザI/F部200は、ユーザからの要求をシステム制御部104に伝え、システム制御部104は、ユーザからの要求を解釈すると共に各モジュールへの処理要求を行なう。
以下、アナログ放送をMPEG−2_PSにエンコードして動画オブジェクトとして記録する動作、いわゆるセルフエンコーディングの録画動作を例に挙げて説明する。
システム制御部104は、アナログ放送チューナ210への受信と動画エンコーダ221へのエンコードを要求する。動画エンコーダ221は、アナログ放送チューナ210から送られてくるAV信号を、ビデオエンコード、オーディオエンコード及びシステムエンコードしてトラックバッファ103に送出する。動画エンコーダ221は、エンコード開始後、アクセスマップ情報等を作成するために必要な情報をエンコード処理と平行してシステム制御部104に送る。
次に、システム制御部104は、ドライブ装置110に対して記録要求を出し、ドライブ装置110は、トラックバッファ103に蓄積されているデータを取り出してディスクメディア100に記録する。この際、前述した連続領域CDAをディスク上の記録可能領域から検索し、検索した連続領域にデータを記録していく。
この時、CDAとして記録可能な領域の検索は、UDF等のファイルシステムが管理する空き領域情報、例えば、スペースビットマップディスクリプタ(Space Bitmap Descriptor)に基づいて実行される。
録画終了は、ユーザからのストップ要求によって指示される。ユーザからの録画停止要求は、ユーザI/F部200を通してシステム制御部104に伝えられ、システム制御部104は、アナログ放送チューナ210と動画エンコーダ221に対して停止要求を出す。動画エンコーダ221は、システム制御部104からのエンコード停止要求を受けてエンコード処理を終了する。
システム制御部104は、エンコード処理終了後、動画エンコーダ221から受け取った情報に基づいて、アクセスマップ情報とその管理情報等を含む属性情報を生成する。
次に、システム制御部104は、ドライブ装置110に対してトラックバッファ103に蓄積されているデータの記録終了と属性情報の記録を要求し、ドライブ装置110が、トラックバッファ103の残りデータと属性情報を、属性情報ファイル、例えば、図6に示す動画オブジェクトを構成しているファイルであるABCD0001.MOIとしてディスクメディア100に記録し、動画オブジェクトの録画処理を終了する。
なお、上記のほかに、システム制御部104は、図7や図8で説明したようなUDFファイルシステムの情報も必要に応じて生成したり更新したりする。すなわち、動画オブジェクトを構成するファイルに対して、FE500やFID510を生成し、必要な情報を設定した上でディスクメディア100上に記録する。
記録再生装置がカメラ装置である場合は、AV信号源がアナログ放送チューナ210ではなくカメラ部211へ変わるだけで他の処理は同様である。
また、デジタル放送を動画オブジェクトとして記録する動作には、動画データのエンコードは行わず、デジタル放送チューナ212及び解析部223を通じてMPEG2 TSのデータをディスクメディア100へ動画オブジェクトとして記録するようシステム制御部104が制御を行う。このとき、セルフエンコーディングの録画と同様、ファイルシステム情報の記録も行われる。
次に、静止画オブジェクトの記録に関して、カメラ部211から送られてくるAV信号をJPEGエンコードして記録する動作について説明する。
システム制御部104は、カメラ部211へAV信号の出力を、静止画エンコーダ222へAV信号のエンコード実施を要求する。静止画エンコーダ222は、カメラ部211から送られるAV信号をJPEGエンコードし、トラックバッファ103に送出する。
ドライブ装置110は、システム制御部104からの指示を受けながら、トラックバッファ103に蓄積されているデータをディスクメディア100に記録する。この時、データの記録可能領域の検索は、UDF等のファイルシステムが管理する空き領域情報をもとに実行される。
一つの静止画オブジェクトが記録されたら撮影は終了する。あるいは、ユーザから連続撮影の指示があった場合は、ユーザからのストップ要求によって終了するか、所定の枚数の静止画オブジェクトを記録して終了する。
ユーザからの撮影停止要求は、ユーザI/F部200を通してシステム制御部104に伝えられ、システム制御部104はカメラ部211と静止画エンコーダ222に対して停止要求を出す。
さらに、システム制御部104は、UDFファイルシステムの情報についても必要な処理を行う。すなわち、静止画オブジェクトを構成するファイルに対して、FE500やFID510を生成し、必要な情報を設定した上でディスクメディア100上に記録する。
以上のような手順でディスクメディア100に記録される各メディアオブジェクトは、後々にそれらのメディアファイルの分類整理やプログラム再生を実現するため、図6で示したメディアオブジェクトマネージャファイル320に登録される。
図10は、本実施の形態1における記録再生装置で用いられるディスクメディア100上に記録されるデータの階層構造と、それらを処理するシステム制御部104及びその内部構造の一例を示す図である。
ディスクメディア100上にはファイルシステム情報600が記録される。ファイルシステム情報600には、図5で示したボリューム構造情報290や、図7及び図8で示したFSD400、FE500、FID510、また上述したスペースビットマップディスクリプタ(Space Bitmap Descriptor)等が含まれる。
また、これらのメディアオブジェクトの内容や記録日時等に応じて整理分類したり、ユーザが自由な再生順序を設定するプログラム再生を行ったりするためのメディアオブジェクトマネージャ320やプログラムマネージャ330が同様にファイルとして管理される。
これらのディスクメディア100に記録されるデータは、システムバス105を通じて、システム制御部104により操作される。
一方、システム制御部104は、より詳細には、オペレーティングシステム(OS)とアプリケーションシステムとからなる。オペレーティングシステムには、ファイルシステム情報600を制御するファイルシステム情報処理部610や、特に図示されていないハードウエアの制御を行うデバイスドライバ部、メモリ制御部等が含まれ、アプリケーションシステムに対して、API(Application Program Interface)を通じてさまざまな共通機能を提供する。これにより、アプリケーションシステムをハードウエアやファイルシステムの詳細とは分離した形で実現することが可能となる。
一方、アプリケーションシステムでは、特定のアプリケーションのための制御動作を行う。本実施の形態1においては、例えば図3を用いて説明したように、動画オブジェクトや静止画オブジェクトの記録あるいは再生処理に関する制御を行う。
さらに、本実施の形態1では、アプリケーションシステム中のコンテンツ管理情報処理部611が、メディアオブジェクトマネージャ320やプログラムマネージャ330からなるコンテンツ管理情報601に対する操作を行う。
アプリケーションシステムには、その他にも必要に応じて、AVデータの表示 や、ユーザインタフェースを処理する部分等を含む場合も考えられる。
メディアオブジェクトマネージャ320及びプログラムマネージャ330のデータ構造については、図11〜14を用いて以下に説明する。
図11は、メディアオブジェクトマネージャ320のデータ構造の例示図である。図11に示すようにメディアオブジェクトマネージャ320は、ファイルのタイプを表すDataType、ファイルのサイズを表すDataSize、メディアオブジェクトマネージャ320に登録されたすべてのメディアオブジェクトの再生時間の合計であるPlayBackDuration、メディアオブジェクトマネージャ320中に含まれるオブジェクト管理情報(MO_INFO)700の数を示すNumMoInfoフィールド、そして、NumMoInfo個のMO_INFO700からなるオブジェクト管理情報のテーブルで構成される。
なお、図11等におけるフィールド名欄の表記は、データ型とフィールド名を続けて記述しており、データ型については、例えば以下のような意味を示している。
constは、フィールドが定数であることを意味しており、constがない場合は変数であることを示している。unsignedは、当該フィールドは符号無しの値であることを示しており、unsignedがない場合は符号付きの値であることを示している。また、int()は、フィールドはカッコ内のビット長を持つ整数値であることを示している。例えば、カッコ内の値が“16”である場合には、16ビット長であることを意味する。
図12は、メディアオブジェクトマネージャ320に含まれるオブジェクト管理情報(MO_INFO)700のデータ構造である。MO_INFO700は、登録されるメディアオブジェクトの型情報を示すMoType710、メディアオブジェクトへの参照情報であるオブジェクト参照情報MoRef711、当該メディアオブジェクトを構成するファイルがファイルシステム上で割り当てられるユニークID501と同じ値を設定するFsUniqueID712、等から構成される。
その他にも、各種属性情報を示すAttributes、当該メディアオブジェクトの再生時間であるPlayBackDuration、MO_INFO700とは異なる場所に格納されるテキスト情報への参照情報TextIDやサムネイル情報への参照情報ThumID等も含んでいる。
なお、ユニークID501とFsUniqueID712に共通に設定される値のことを以降、ユニークIDと呼ぶ。なお、MO_INFO700は、プロパティエントリ(Property Entry)と呼ばれることもある。また、Motype710とMoRef711とにより示される情報は、バイナリファイルアイデンティファイア(Binary File Identifier)と呼ばれることもある。
図13(a)に示すように、MoType710に設定される値は、参照先のメディアオブジェクトの種類により決まる。MoTypeの値が1である場合、あるオブジェクトメディア情報に登録されているメディアオブジェクトの種類は、ファイルシステム上のあるディレクトリである。同様に、値が2の場合には動画オブジェクト(拡張子:MOI)を、値が3の時は静止画オブジェクト(拡張子:JPG)を、それぞれ示す。以下同様に、メディアオブジェクトの種類ごとに異なるMoTypeの値を割り当てることとする。
また、MoRef711へ設定される値は、参照先のメディアオブジェクトの持つパス名情報を図13(b)に示す変換規則により変換することにより決定される。最初のフィールドであるParent Dir No.は、MO_INFO700が参照するメディアオブジェクトの親ディレクトリのパス名により決められる。すなわち、親ディレクトリがVIDEOイメージルートディレクトリ301の場合は0、DCIMイメージルートディレクトリ302の場合は1となる。それ以外の値については、本実施の形態1では使用しないので予約値としている。もちろん、変換規則によって与えられる値は別の組み合わせであってもよく、例えば、VIDEOイメージルートディレクトリ301に1を、DCIMイメージルートディレクトリ302に2を割り当て、その他の場合を予約値とするようにしてもかまわない。
次のフィールドであるDir No.には、MO_INFO700に登録されたメディアオブジェクトのディレクトリ番号部分を抜き出して格納する。ここでディレクトリ番号とは、メディアオブジェクトの上位ディレクトリのディレクトリ名における数値部分である。
次のフィールドであるFile No.には、MO_INFO700に登録されたメディアオブジェクトのファイル番号を抜き出して格納する。ここでファイル番号とは、メディアオブジェクトのファイル名における数値部分である。
例えば、メディアオブジェクトのパス名が、”/VIDEO/100ABCDE/ABCD0001.MOI”である場合、当該メディアオブジェクトは/VIDEOディレクトリを親ディレクトリとして持つので、OBJ#IDのParent Dir No.の値は“0”、そして当該メディアオブジェクトの上位ディレクトリ名の数値部分の値が“100”であるので、OBJ#IDのDir No.の値は“100”となる。さらに、当該メディアオブジェクトのファイル名の数値部分の値をとって、OBJ#IDのFile No.の値は“0001”となる。
以上より、MoType710に設定される値は1となる。また、MoRef711に設定される値は、“/”を区切りとし、Parent Dir No.、Dir No.、File No.の順に並べる表記によれば、0/100/0001となる。以降、OBJ#IDの値を、必要に応じて同様の表記により示す。
OBJ#IDをこのような形式としても、DCF規格の命名規則のように、メディアオブジェクトの名前やその上位ディレクトリの名前に含まれる数値部分の値が重複しないような命名規則を守っておけば、上述のMoType710の値から導かれる拡張子情報とあわせて、ファイルシステム上で、MoRef711が参照しているメディアオブジェクトを特定することが可能である。このような構成はMO_INFO700のデータ量を減らす目的に好適である。
もちろん、OBJ#IDのデータ構造は、MO_INFO700とメディアオブジェクトが一意に対応づけられる形式であれば他の形式でもよい。例えば、メディアオブジェトのパス情報をそのまま格納する方法もある。すなわち、“/VIDOE/100ABCDE/ABCD0001.MOI”のように、“/”をパス区切り文字としたフルパス名の文字列を格納してもよい。あるいは、MoType710の部分の代わりに、ファイルの拡張子を格納するようにしてもよい。例えば“/VIDOE/100 ABCDE/ABCD0001.MOI”というファイルに対しては“MOI”の部分を格納するようにしてもよい。
なお、動画オブジェクトについては、属性情報ファイル(例えば、図6におけるABCD0001.MOI)だけをオブジェクト管理情報に登録すればよい。対応する動画ファイル(この場合、図6におけるABCD0001.MPG)は、上述のようにファイル名の対応付け等により属性情報ファイルから知ることができるからである。あるいは、逆に、動画ファイルをオブジェクト管理情報に登録するようにしても良い。同様に対応する属性情報ファイルを知ることができるからである。
次に、図14はプログラムマネージャ330のデータ構造の例示図である。図14において、プログラムマネージャ330は、任意のメディアオブジェクトをグループ化して分類整理したり、ユーザの望みの再生順序で再生するプログラム再生等の機能を実現するために設けられるファイルである。
図14に示すように、プログラムマネージャ330は、ファイルのタイプを表すDataType、ファイルのサイズを表すData Size、プログラムマネージャ330に登録されたすべてのメディアオブジェクトの再生時間の合計であるPlayBackDuration、プログラムマネージャ330中に含まれるプログラム情報(PRG_INFO)800の数を示すNumPrgInfoフィールド、そして、NumPrgInfo個のPRG_INFO800からなるプログラム情報のテーブルで構成される。
図15はプログラムマネージャ330に含まれるPRG_INFO800のデータ構造である。図15に示すように、PRG_INFO800は、プログラム情報であることを示すDataType、PRG_INFO800のサイズを示すDataSize、プログラムの各種属性情報を示すAttributes、プログラムの再生時間であるPlayBackDuration、PRG_INFO800中に含まれるMO_INFO700への参照の数を示すNumMoInfoフィールド、そして、NumMoInfo個のMoID810からなるMO_INFO700への参照テーブル、等から構成される。
その他にも、PRG_INFO800とは異なる場所に格納されるテキスト情報への参照情報TextIDや、サムネイル情報への参照情報ThumID等も含んでもよい。
PRG_INFO800は、MO_INFO700をグループ化し、ディスクメディア100上に記録された複数のメディアオブジェクトの分類を行う。これにより、ファイルシステム上のディレクトリ構造とは独立して、仮想的なフォルダ構造を構成でき、メディアオブジェクトの自由な分類が可能となる。あるいは、PRG_INFO800から参照しているメディアオブジェクトを順に再生することにより、プログラム再生を実現することが可能となる。なお、PRG_INFO800は、フェイバリットフォルダ(Favorite Folder)と呼ばれることもある。
次に、図16を用いて、ファイルシステムで管理されるディレクトリやメディアオブジェクトと、MO_INFO700との関係を説明する。
図8を用いて説明したように、UDFファイルシステム上の各ディレクトリやファイルはユニークID501の値を設定されている。例えば、図16中のディレクトリ304にはユニークID501の値として“100”が設定されているものとする。ユニークID501の値は、図16では図示していないFE500中に保持されている。図16中に示される全てのディレクトリやファイルには、図示しないものも含めてユニークID501の値が設定されているものとする。
一方、メディアオブジェクトマネージャ320には、複数のMO_INFO700が含まれており、それぞれにメディアオブジェクトが登録されている。例えば、MoInfo[1]900には、ディレクトリ304が登録されている。この時、MoInfo[1]900のフィールドの値は次のように設定される。
まずMoTypeの値としては、図13(a)より、ディレクトリを示す“1”が設定される。MoRef711は、図13(b)より、親ディレクトリ“0”、ディレクトリ番号“100”、ファイル番号“0000”となり、フィールド値全体としては0/100/0000となる。
FsUniqueID712には、対応するUDFファイルシステムのユニークID501の値と同じ値である“100”が設定される。
また、MoInfo[2]901のフィールドの値は次のように設定される。まずMoTypeは、動画オブジェクトを示す“2”が設定される。MoRef711は、親ディレクトリ“0”、ディレクトリ番号“100”、ファイル番号“0001”となり、フィールド値全体としては0/100/0001となる。
FsUniqueID712は、対応するUDFファイルシステムのユニークID501の値と同じ値である“101”が設定される。以降、その他のMoInfoも同様に値が設定される。
図17は、このようなメディアオブジェクトマネージャ320に対する、プログラムマネージャ330の関係を示すものである。上述のように、プログラムマネージャ330には複数のPRG_INFO800が含まれる。
各PRG_INFO800は、MO_INFO700への参照情報を、そのインデックス値等で保持する。例えば、PrgInfo[1]910では、図17における破線矢印で示すように、MoInfo[2]、MoInfo[5]、及びMoInfo[8]への参照を有することから、MoIDのテーブル値として、2、5、及び8を保持している。PrgInfo[ 2]911でも同様に、MoInfo[6]及びMoInfo[8]への参照を有することから、MoIDのテーブル値として、6及び8を保持する。
また、MO_INFO700への参照情報として、インデックス値の代わりに、各MO_INFO700中のFsUniqueIDの値を用いても良い。この場合、例えばPrgInfo[1]910のMoIDのテーブル値において、MoInfo[2]304への参照情報として“100”が保持されることになる。
ディレクトリやメディアオブジェクトがディスクメディア100に記録される際には、図10を用いて説明したように、ファイルシステム情報処理部610がファイルシステム情報600を操作する。すなわち、新たにディレクトリやファイルをファイルシステム上に作成する時、ファイルシステム情報処理部610がFID510やFE500を作成したり、エクステントの配置を決めたりする。
ファイルシステム情報処理部610は、また、ディスクメディア100上で重複しない値をそれぞれのユニークID501に設定する。さらに、コンテンツ管理情報処理部611は、コンテンツ管理情報601を操作する。すなわち、ファイルシステム情報処理部610が作成したファイルを登録するための新たなMO_INFO700をメディアオブジェクトマネージャ320中に作成する。
そして、必要に応じてファイルシステム情報処理部610から情報を得て、ファイルシステム情報600とメディアオブジェクトマネージャ320内の情報との間に矛盾がないように値の設定を行う。例えば、MoRef711には、ファイルのパス名情報を得て、その値を図13(b)に示す変換規則で変換して求められる値に設定し、また、FsUniqueID712にはファイルシステム情報処理部610が割り当てたユニークID501の値を得て設定を行う。
このように、プログラムマネージャ330及びそこから参照されるメディアオブジェクトマネージャ320の情報を利用することで、メディアオブジェクトのプログラム再生等を正しく実行することが可能となる。
しかしながら、従来の技術で述べたように、ファイルシステム情報600は、ユーザの操作等により、PC上の一般的なファイルシステムを用いて容易に変更されてしまう可能性がある。
例えば図18に示すように、図16のディレクトリ304(ディレクトリ名100ABCDE)がディレクトリ1000(ディレクトリ名500VWXYZ)へ変更されてしまったとする。この場合、ファイルシステム情報600とコンテンツ管理情報601、及び含まれるMO_INFO700との間に情報の不整合が生じることになる。
すなわち、MoInfo[1]900のMoRef711の値と、実際のディレクトリのパス名が相違することになる。同様に、ディレクトリ1000の下位層にあるメディアオブジェクトを参照するMoInfo[2]においても、MoRef711の値とパス名が一致しなくなる。よって、MoInfo[1]及びMoInfo[2]からの参照先が存在しなくなる。
ただし、このような状態であっても、図18のようにディレクトリが変更される前後で、各ディレクトリやファイルのユニークID501の値に変化は生じない。図8でも示したように、各ディレクトリやファイルの名前はFID510のファイルアイデンティファイア511へ格納されており、一方ユニークID501はFE500に格納されていることから、ディレクトリ名やファイル名の変更においては、ファイルアイデンティファイア511の値だけが更新されるからである。
さらに、図18の状態でさらに新しいディレクトリやファイルが追加され、一方、メディアオブジェクトマネージャ320やプログラムマネージャ330への操作が行われなかった場合も考えられる。このときの状態を図19に示す。
図19において、追加されたディレクトリ1001及びファイル1002の名前が、それぞれ100ABCDEとABCD0001.MOIであったとすると、MoInfo[2]901の持つMoRef711の値が、偶然にも一致してしまうことになる。
すなわち、図19において“×”印が付されている参照のように、MoInfo[2]901は参照を意図しないにもかかわらず、ファイル1002を参照してしまうことになる。もし、MoInfo[2]901の情報をユーザに提示した結果、その再生が指示されてしまうと、全く意図しないメディアオブジェクトが再生されてしまうことになる。
そこで、本実施の形態1にかかる記録再生装置におけるシステム制御部104は、コンテンツ管理情報処理部611により、メディアオブジェクトマネージャ320に対する修復処理を実行する。
すなわち、コンテンツ管理情報処理部611が、図18や図19におけるMoInfo[1]900を、図20におけるMoInfo[1]1100のように書き換える。より具体的には、MoRef711の値を修正し、MoInfo[1]1100からディレクトリ1000を正しく参照できるようにする。
この時、ディレクトリ1000をMoInfo[1]1100に対応させるかどうかは、ファイルシステム情報中のユニークID501とオブジェクト管理情報中のFsUniqueID712の値を比較することにより判断される。
図20の例では、いずれの値も“100”であることから、ディレクトリ1000とMoInfo[1]1100は対応付けられていたものと判断できる。そこで、コンテンツ管理情報処理部611は、ディレクトリ1000の名前からMoInfo[1]1100の新たなMoRef711の値を設定する。
MoInfo[2]1101についても同様で、コンテンツ管理情報処理部611は、ユニークID501とFsUniqueID712が同じ値“101”を持っているメディアオブジェクトとMO_INFOを対応づけるように、MoInfo[2]1101の値を変更する。結果として、図20における波線で示されるような参照関係を得ることができる。
さらに、ディレクトリ1001とファイル1002については、対応するMO_INFO700がメディアオブジェクトマネージャ320中に存在しないので、コンテンツ管理情報処理部611は、新たにMoInfo[i]1102とMoInfo[i+1]1103を追加する。ここで、あるディレクトリやファイルに対応するMO_INFO700がメディアオブジェクトマネージャ320中に存在するかどうかは、そのディレクトリやファイルの持つユニークID501と同じ値を持つMO_INFO700が、メディアオブジェクトマネージャ320中に存在するかどうかを検索することにより判別できる。
図20の場合は、ディレクトリ1001とファイル1002の持つユニークID501の値である“500”と“501”を持つMO_INFO700は存在しないはずなので、コンテンツ管理情報処理部611は、ここで新たにMoInfo[i]1102とMoInfo[i+1]1103を追加する。この時、コンテンツ管理情報処理部611は、ディレクトリ1001とファイル1002のパス名からMoRef711の値を設定し、ファイルシステム上のユニークID501の値を取得してそれぞれ、ユニークIDの値を“500”及び“501”に設定する。
以上の処理を行うことによって、ファイルシステム情報600とメディアオブジェクトマネージャ320間の不整合を修復することができる。
また、所定のMO_INFO700に対して、対応参照先のファイルやディレクトリがもはや、存在しない場合も考えられる。すなわち、ディスクメディア100に記録されているすべてのFE500に対して、あるMO_INFO700の持つFsUniqueID712の持つ値を検索しても見つからなかった場合、当該MO_INFO700が参照していたディレクトリ又はファイルは、ディスクメディア100上にすでに存在していないことがわかる。このような場合は、当該MO_INFO700をメディアオブジェクトマネージ320上から削除する。
かかる削除を実施することにより、これ以降、不要なメディアオブジェクトがユーザに対して提示されることがなくなり、ユーザの混乱を回避することが可能となる。
なお、メディアオブジェクトマネージャ320が、ディスクメディア100上のすべてのディレクトリやファイルをその管理対象とする必要はなく、特定のディレクトリ、例えばVIDEOイメージルートディレクトリ301やDCIMイメージルートディレクトリ302の下位ディレクトリ及びファイルだけを管理の対象とするように、MO_INFO700へ登録を行っても良い。
その場合、上述したFsUniqueID712の持つ値をFE500に対して検索する時等、その検索の対象は、メディアオブジェクトマネージャ320が管理対象としているサブディレクトリ下のディレクトリやファイルに限定することができる 。
なお、上述の説明ではユニークID501とFsUniqueID712の値が完全に同じ値に設定されるものとして説明しているが、ユニークID501については、符号無しの64ビットデータであることから、非常に大きな数値まで表現することができる。よって、FsUniqueID712に対して、ユニークID501の下位32ビットを設定するようにしても、条件によっては上述したのと同様の効果を得ることが可能である。すなわち、FsUniqueID712を32ビットデータとしても、その値が重複しない程度の数のメディアオブジェクトしか生成されないことが想定される場合等である。この場合、MO_INFO700をより小さなデータ量で構成することが可能となる。
また、FsUniqueID712に設定するユニークIDの値として、ユニークID512ではなく、FID510のICB中に格納されるUDFUniqueIDというフィールドの値を設定しても良い。
UDFUniqueIDは、FID510が参照するFE500の持つユニークID512の下位32ビットを設定するフィールドとして定義されており、この値をユニークIDとして使用することも可能である。
(実施の形態2)
本実施の形態2においては、実施の形態1とは異なるユニークIDの付与の方法について説明する。本実施の形態2では、コンテンツ管理情報処理部611がコンテンツ管理情報601へ設定したユニークIDを、ファイルシステム情報処理部610を経由してファイルシステム情報600側へ反映させる。
図21は、本発明の実施の形態2にかかる記録再生装置におけるMO_INFO2000のデータ構造の例示図である。図12で示したMO_INFO700とは、図12では存在したFsUniqueID712の代わりにMoUniqueID2001が設けられている点で相違する。
MoUniqueID2001は、ディスクメディア100上で重複しないIDであるという点ではユニークID501と同じであるが、コンテンツ管理情報処理部611がその設定値の管理を行い、実際の値の付与を行うという点で相違する。なお、MO_INFO2000は、プロパティエントリ(Property Entry)と呼ばれることもある。なお、MoUniqueID2001は、エントリナンバー(entry#number)と呼ばれることもある。なお、本実施の形態においては、各PRG_INFO800からMO_INFO2000への参照情報として、そのインデックス値の代わりに、MoUniqueID2001の値を用いるようにしてもよい。例えば、図29に示すように、PrgInfo[1]920はMoInfo[2]、MoInfo[5]、及びMoInfo[8]への参照を有することから、MoIDのテーブル値として、20、15、及び8を保持している。PrgInfo[2]921でも同様に、MoInfo[6]及びMoInfo[8]への参照を有することから、MoIDのテーブル値として、4及び8を保持することになる。
本実施の形態2においては、ディスクメディア100上に新しいディレクトリやメディアオブジェクト(ファイル)が記録され、それらがメディアオブジェクトマネージャ320に登録される時、コンテンツ管理情報処理部611がMoUniqueID2001の値を設定する。
そして、コンテンツ管理情報処理部611が、MoUniqueID2000へ設定した値をファイルシステム情報処理部610を経由してファイルシステム情報600へ設定する。より具体的には、図8(a)に示したEAs502中に、MoUniqueID2001に設定した値と同じ値を設定する。
EAs502は、UDFファイルシステムで規定される拡張属性を格納するための領域であり、アプリケーションシステム等が必要に応じて使用できる。図22(a)にEAs502に含まれるインプルメンテーション・ユーズ・エクステンデッド・アトリビュート(Implemantation Use Extended Attribute)と呼ばれる構造を示す。
インプルメンテーション・ユーズ・エクステンデッド・アトリビュート中には、属性タイプ(Attribute Type)や属性サブタイプ(Attribute Subtype)と呼ばれるフィールドが存在し、ここに適切な値を設定することにより、このインプルメンテーション・ユーズ・エクステンデッド・アトリビュート中に含まれる拡張属性が、どんなアプリケーションシステムにより使用されるかを識別できるようになっている。
そして、実際の拡張属性の値は、インプルメンテーション・ユーズ・レングス(Implemantation Use Length(IU_L))で長さが示される可変長のフィールドであるインプルメンテーション・ユーズ(Implemantation Use)2100中に格納される。インプルメンテーション・ユーズ(Implemantation Use)2100中に格納される拡張属性のデータ構造は、それを使用するアプリケーションごとに決められる。
本実施の形態2においては、その一例として、図22(b)に示すデータ構造を例示する。具体的には、メディア・オブジェクト・ユニークID(Media Object Unique ID)2101へ、上述のMoUnique ID2001を設定することとする。
以上により、メディアオブジェクトの作成に伴い、コンテンツ管理情報601とファイルシステム情報600で共通のユニークIDが設定されることになる。
結果として、実施の形態1で既に説明したのと同様、コンテンツ管理情報の変更を伴わないディレクトリ名やファイル名の変更により、コンテンツ管理情報601とファイルシステム情報600との間での不整合が発生しても、MoUniqueID2001の値とMedia Object Unique ID2101の値を比較することにより、その不整合の検出や、整合性の回復を容易に行うことが可能となる。
また、あるディクトリやファイルがコンテンツ管理情報601へ登録されているか否かについても、Media Object Unique ID2101の値をメディアオブジェクトマネージャ320中で検索することにより知ることができる。
あるいは、図22(b)に示すような拡張属性に対応していないUDFファイルシステムを用いて、ディスクメディア100にディレクトリやファイルを記録した場合、それらを管理するFE500を見るだけでメディアオブジェクトマネージャ320に登録されているか否かを知ることができる。すなわち、FE500中に図22(b)に示したデータ構造の拡張属性の有無を調べ、もし対応する拡張属性が無ければ、そのディレクトリやファイルはメディアオブジェクトマネージャ320に登録されていないと判断できる。よって、そのようなファイルやディレクトリが検出された時点で、ファイルシステム情報600とコンテンツ管理情報601との間に不整合があると見なし、その修復処理を行ったり、ユーザに警告を表示したり、記録動作を停止することができる。
(実施の形態3)
上述したように実施の形態1及び2においては、ユニークIDの値をファイルシステム情報600とコンテンツ管理情報601の両方に格納することで、それら両者間の不整合の検出と整合性の回復を容易にする方法について説明した。
本実施の形態3においては、ユニークIDの値以外をファイルシステム情報600とコンテンツ管理情報601の両方に格納することにより、同様に両者間の不整合を検出する方法について説明する。
図23は、UDFファイルシステムで規定される論理ボリュームインテグリティディスクリプタ(LVID:Logical Volume Integrity Descriptor)の構造を示している。LVIDは、図6で示したボリューム構造情報290内に記録され、対応するボリューム空間に対するファイルシステム情報600の最終記録日時を示すRecording Date3000というフィールドを持つ。
さらに、Logical Volume Contents Use中に図24(a)に示すデータを、そしてImplementation Use3001中に、図24(b)に示されるデータを格納する。図24(a)は、Logical Volume Header Descriptor of Logical Volume Contents Useと呼ばれる構造であり、この中にユニークID3100が格納されている。
ユニークID3100は、ファイルシステム情報600内で各ディレクトリ又はファイルのユニークID501に割り当てた値に対して、常にその最大値を格納しておくためのフィールドである。ファイルシステム情報処理部610が新しいファイル等を作成するとき、ユニークID3100の値を参照し、その値より大きな値を新しく設定し、新しいファイルに設定するユニークID501の値とすることにより、ディスクメディア100上で、ユニークID501の値が重複しないように設定できる。
一方、図24(b)は、Implementation Useと呼ばれる構造であり、この中にNumber of Files3101とNumber of Directories3102がある。Number of Files3101はファイルシステム情報600内に含まれるファイルの総数を示し、Number of Directories3102はファイルシステム情報600内に含まれるディレクトリの総数を示している。
ディスクメディア100に記録されているファイル数やディレクトリ数が変化すると、ファイルシステム情報処理部610により、Number of Files3101やNumber of Directories3102の値も更新される。
一方、図25は本実施の形態3にかかる記録再生装置におけるメディアオブジェクトマネージャ320のデータ構造の例示図である。図11で示したメディアオブジェクトマネージャ320のデータ構造に対して、以下のフィールドが追加された点で相違している。
すなわち、FsRecordingDate3200と、FsNumFile3202と、FsNumDir3203が追加されている。これらとFsUniqueID3201を加えた4つのフィールドをまとめて、ボリューム更新情報3204と呼ぶ。
FsRecordingDate3200は、上述のRecording Date3000と同じ値が設定されるフィールドである。FsUniqueID3201は、上述のユニークID3100と同じ値が設定されるフィールドである。FsNumFile3202は、上述のNumber of Files3101と同じ値が設定されるフィールドである。FsNumDir3203は、上述のNumber of Directories3102と同じ値が設定されるフィールドである。
実施の形態1でユニークIDについて説明したのと同様、Recording Date3000等の値がファイルシステム情報処理部610により設定される時、コンテンツ管理情報処理部611がそれらの値を取得し、FsRecordingDate3200へ設定する。その他のボリューム更新情報3204に関しても同様である。
これにより、ファイルシステム情報600だけが書き換えられた場合、ファイルシステム情報600とコンテンツ管理情報601との不整合が検出可能となる。すなわち、本来一致すべきボリューム更新情報3204のいずれかのフィールドと、ボリューム構造情報290中の対応するフィールドの値が一致しない時、ファイルシステム情報600だけが書き換えられたと判断することができる。
もし、ファイルシステム情報600とコンテンツ管理情報601との不整合が検出されたら、実施の形態1等で述べたように、各ディレクトリ及びファイルとオブジェクト参照情報間のユニークIDの値を調べることにより、より詳細に不整合の発生場所を検出したり、さらに両者の整合性を回復することができる。
また、不整合が発生していることをユーザに知らせ、もし、記録動作を行っている最中であれば、その記録動作を停止することにより、ユーザの混乱を最低限に抑えることが可能となる。
なお、実施の形態3については、実施の形態1又は実施の形態2と同時に実施することが可能であるが、実施の形態3単独で実施したとしても、ディスク全体に対して、不整合の有無を容易に知ることができるという効果がある。
なお、上述したいずれの実施の形態においても、主として、記録再生装置及び記録媒体をDVDのような光ディスクメディアを例に挙げて説明しているが、特に限定されるものではなく、その他磁気記録メディアを用いたハードディスクドライブ、光磁気ディスクメディア等、他の記録装置や記録媒体であっても良い。
また、コンテンツ管理情報601として、メディアオブジェクトマネージャ320とプログラムマネージャ330を独立した2つのファイルとして構成する例を挙げたが、両者の機能を持った1つのファイルとして構成しても良い。さらに、ボリューム更新情報3204を格納するための、メディアオブジェクトマネージャ320とは異なるファイルを含む構成としても良い。
以上のように、本実施形態にかかる記録再生装置によれば、メディアオブジェクトの記録時において、ファイルシステム情報と、コンテンツ管理情報との両方で、ユニークIDを保持することにより、ファイルシステム情報だけが操作されるという不整合な処理の結果、ファイルシステム情報とコンテンツ管理情報との間に矛盾が発生しても、ユニークIDの値を比較することにより、不整合な操作が行われたファイルやディレクトリの検出を容易に行うことができ、かつ簡単にファイルシステム情報とコンテンツ管理情報との間の整合性を回復することが可能となる。
また、メディアオブジェクトの記録時において、ファイルシステム情報と、コンテンツ管理情報との両方で、ユニークIDを保持することにより、ファイルシステム情報だけが操作されるという不整合な処理の結果、ファイルシステム情報とコンテンツ管理情報との間に矛盾が発生しても、ユニークIDの値を比較することにより、不整合な操作が行われたファイルやディレクトリの検出を容易に行うことができ、かつ簡単にファイルシステム情報とコンテンツ管理情報との間の整合性を回復することが可能となる。
また、ファイルシステム情報に含まれるボリューム構造情報内の特定の情報をコンテンツ管理情報内にも記録することにより、ファイルシステム情報とコンテンツ管理情報間の不整合を容易に検出することが可能となる。
本発明の実施の形態1にかかる記録再生装置の外観と関連機器とのインタフェースの例示図である。 本発明の実施の形態1にかかる記録再生装置の機能を示すブロック構成図である。 本発明の実施の形態1にかかる記録再生装置の記録及び再生動作の説明図である。 (a)は、記録可能なディスクメディア100の記録領域を表した図である。(b)は、図4(a)において同心円状に示されるリードイン領域と、リードアウト領域と、データ領域を横方向に配置した説明図である。 論理セクタにより構成されるディスクメディア100の論理的なデータ空間を示す図である。 ディスクメディア100に記録されるディレクトリとファイルの階層構造を示す図である。 UDF規格におけるディレクトリ階層を管理するためのデータ構造を示す図である。 (a)は、UDF規格で定義されるファイルエントリのデータ構造の例示図である。(b)は、UDF規格で定義されるファイル・アイデンティファイア・ディスクリプタ(File Identifier Descriptor)のデータ構造の例示図である。 (a)は、ディスクメディア100上のアドレス空間を示す図である。(b)は、トラックバッファに蓄積してあるデータをデコーダへ供給することでAVデータの連続再生が可能になる時の状態を示した図である。 ディスクメディア100上に記録されるデータの階層構造と、それらを処理するシステム制御部104及びその内部構造を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる記録再生装置におけるメディアオブジェクトマネージャ320のデータ構造の例示図である。 本発明の実施の形態1にかかる記録再生装置におけるオブジェクト管理情報(MO_INFO)700のデータ構造の例示図である。 (a)はMoType710に設定される値の例示図である。(b)はOBJ#ID型のフィールドへ値を設定するときの変換規則の例示図である。 本発明の実施の形態1にかかる記録再生装置におけるプログラムマネージャ330のデータ構造の例示図である。 本発明の実施の形態1にかかる記録再生装置におけるプログラム情報(PRG_INFO)800のデータ構造の例示図である。 ディレクトリ及びメディアオブジェクトとMO_INFO700との関係例を示す図である。 メディアオブジェクトマネージャ320に対するプログラムマネージャ330の関係例を示す図である。 ディレクトリ名が変更された後の、ディレクトリ及びメディアオブジェクトとMO_INFO700との関係例を示す図である。 ディレクトリ及びファイルが追加された後の、ディレクトリ及びメディアオブジェクトとMO_INFO700との関係例を示す図である。 メディアオブジェクトマネージャ320を修復した後の、ディレクトリ及びメディアオブジェクトとMO_INFO700との関係例を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる記録再生装置におけるオブジェクト管理情報(MO_INFO)2000のデータ構造の例示図である。 (a)は、UDF規格で定義されるImplemantation Use Extended Attributeのデータ構造を示す図である。(b)は、Implemantation Use2100中に格納される拡張属性のデータ構造を示す図である。 UDF規格で定義されるLogical Volume Integrity Descriptorのデータ構造を示す図である。 (a)は、Logical Volume Integrity Descriptorに含まれるLogical Volume Header Descriptor of Logical Volume Contents Useのデータ構造 を示す図である。(b)は、Logical Volume Integrity Descriptorに含まれるImplementation Useのデータ構造を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる記録再生装置におけるメディアオブジェクトマネージャ320のデータ構造の例示図である。 本発明にかかる記録再生装置をレコーダとして実施する場合の構成例を示すブロック図である。 本発明にかかる記録再生装置をビデオカメラとして実施する場合の構成例を示すブロック図である。 本発明にかかる記録再生装置をパーソナルコンピュータとして実施する場合の構成例を示すブロック図である。 メディアオブジェクトマネージャとプログラムマネージャとの関係の一例を示す図である。 従来のディレクトリ及びメディアオブジェクトとプログラムファイル5002との関係例を示す図である。 従来のディスクメディア5100上に記録されるデータの階層構造と、それらを処理するパーソナルコンピュータ5200及びその内部構造を示す図である。
符号の説明
100 ディスクメディア
101 光ピックアップ
102 ECC処理部
103 トラックバッファ
104 システム制御部
105 システムバス
110 ドライブ装置
200 ユーザI/F部
210 アナログ放送チューナ
211 カメラ部
212 デジタル放送チューナ
221 動画エンコーダ
222 静止画エンコーダ
223 解析部
230 デジタルI/F部
240 動画デコーダ
501、3100 ユニークID
502 EAs
510 File Identifier Descripter
511 File Identifier
600 ファイルシステム情報
601 コンテンツ管理情報
610 ファイルシステム情報処理部
611 コンテンツ管理情報処理部
700 オブジェクト管理情報(MO_INFO)
710 メディアオブジェクトタイプ(MoType)
711 オブジェクト参照情報(MoRef)
712 ファイルシステムユニークID(FsUniqueID)
800 プログラム情報(PRG_INFO)
2000 オブジェクト管理情報(MO_INFO)
2001 メディアオブジェクトユニークID(MoUniqueID)
2100 Implemantation Use
3204 ボリューム更新情報
241 静止画デコーダ
250 表示部
290 ボリューム構造情報
300 ルートディレクトリ
301 VIDEOイメージルートディレクトリ
302 DCFイメージルートディレクトリ
303 管理データディレクトリ
304 VIDEOディレクトリ
305 DCFディレクトリ
310 動画オブジェクト
311 静止画オブジェクト
320 メディアオブジェクトマネージャ
330 プログラムマネージャ
500 ファイルエントリ(FE)

Claims (37)

  1. 記録媒体に情報の記録又は再生を行う記録再生部と、
    パス名により参照可能なディレクトリ階層構造を有するファイルシステム情報を用いて、前記記録再生部により記録又は再生される対象となる前記情報をファイルとして管理するファイルシステム情報処理部と、
    前記パス名に関するオブジェクト参照情報により参照するオブジェクト管理情報を含むコンテンツ管理情報を用いて、前記ディレクトリ及び前記ファイルを管理するコンテンツ管理情報処理部とを備えた記録再生装置であって、
    前記記録媒体上の情報が前記記録再生部により更新された時、
    前記ファイルシステム情報処理部は、前記ファイルシステム情報に、前記更新に関する情報を記録し、
    前記コンテンツ管理情報処理部は、前記オブジェクト管理情報に、前記更新に関する情報と同じ情報を記録することを特徴とする記録再生装置。
  2. 前記記録媒体に新たなディレクトリ又はファイルが記録される場合、前記ディレクトリ又は前記ファイルに、前記記録媒体上で重複しない識別情報であるユニークIDを割り当て、割り当てたユニークIDを前記更新に関する情報として用いる、請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 前記ファイルシステム情報処理部が、前記ユニークIDを、前記ディレクトリ及び前記ファイルの構成を管理するファイルエントリ中の拡張属性に記録し、
    前記コンテンツ管理情報処理部が、前記ユニークIDを、前記オブジェクト管理情報中にオブジェクト参照情報と対応づけて記録する、請求項2に記載の記録再生装置。
  4. 前記ユニークIDの値が、前記ファイルシステム情報処理部により決定される請求項1に記載の記録再生装置。
  5. 前記ユニークIDの値が、前記コンテンツ管理情報処理部により決定される請求項1に記載の記録再生装置。
  6. 前記オブジェクト参照情報により参照される前記ディレクトリ又は前記ファイルが前記ディレクトリ階層中に存在しないことが検出された場合、
    前記コンテンツ管理情報処理部が、
    前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索し、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されたら、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルのパス名に対して、前記オブジェクト管理情報における新たなオブジェクト参照情報を設定する、請求項2から5のいずれか一項に記載の記録再生装置。
  7. 前記オブジェクト参照情報により参照される前記ディレクトリ又は前記ファイルが前記ディレクトリ階層中に存在しないことが検出された場合、
    前記コンテンツ管理情報処理部が、
    前記オブジェクト管理情報内に記録されている前記ユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索し、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されなかったら、前記オブジェクト管理情報を前記コンテンツ管理情報から削除する、請求項1に記載の記録再生装置。
  8. 前記記録媒体上で、前記ファイルシステム情報により管理されるボリューム内の情報が、前記記録再生部により更新された場合、
    前記ファイルシステム情報処理部が、前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報を更新し、
    前記コンテンツ管理情報処理部が、前記ボリューム更新情報と同じ情報を、前記コンテンツ管理情報内に記録する、請求項1に記載の記録再生装置。
  9. 前記ボリューム更新情報が、
    (1)前記ボリュームの最終更新日時を示す情報、
    (2)前記ファイルシステム情報に含まれる、前記記録媒体上で重複しない識別情報であるユニークIDの最大値を示す情報、
    (3)前記ファイルシステム情報に含まれるファイルの総数、
    (4)前記ファイルシステム情報に含まれるディレクトリの総数、
    のうち少なくとも1つを含む、請求項8に記載の記録再生装置。
  10. 前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報と、前記コンテンツ管理情報内の情報とが一致しない場合、
    前記コンテンツ管理情報処理部が、
    前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索し、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されたら、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルのパス名に対して、前記オブジェクト管理情報における新たなオブジェクト参照情報を設定する、請求項8または9に記載の記録再生装置。
  11. 前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報と、前記コンテンツ管理情報内の情報とが一致しない場合、
    前記コンテンツ管理情報処理部が、
    前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索し、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されなかったら、前記オブジェクト管理情報を前記コンテンツ管理情報から削除する、請求項8または9に記載の記録再生装置。
  12. 前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報と、前記コンテンツ管理情報内の情報とが一致しない場合、前記記録再生部が、前記記録媒体への新規のディレクトリ又は新規のファイルの記録を停止する、請求項8または9に記載の記録再生装置。
  13. 記録再生装置により記録媒体に情報の記録又は再生を行う記録再生方法であって、
    前記記録媒体に記録又は再生される前記情報は、パス名により参照可能なディレクトリ階層構造を有するファイルシステム情報を用いて、ファイルとして管理され、
    前記ディレクトリ及び前記ファイルは、前記パス名に関するオブジェクト参照情報により参照するオブジェクト管理情報を含むコンテンツ管理情報を用いて管理され、
    前記記録再生方法は、
    前記記録媒体上の情報が前記記録再生装置により更新された時、
    前記ファイルシステム情報に、前記更新に関する情報を記録する工程と、
    前記オブジェクト管理情報に、前記更新に関する情報を記録する工程とを含むことを特徴とする記録再生方法。
  14. 前記記録媒体に新たなディレクトリ又はファイルが記録される場合、
    前記ディレクトリ又は前記ファイルに、前記記録媒体上で重複しない識別情報であるユニークIDを割り当てる工程をさらに含み、
    割り当てられたユニークIDを、前記更新に関する情報を記録する二つの工程において、前記更新に関する情報として用いる、請求項13に記載の記録再生方法。
  15. 前記ユニークIDを割り当てる工程において、前記ユニークIDの値が、前記ファイルシステム情報内で重複しないようにその値を決定する、請求項14に記載の記録再生方法。
  16. 前記ユニークIDを割り当てる工程において、前記ユニークIDの値が、前記コンテンツ管理情報内で重複しないようにその値を決定する、請求項14に記載の記録再生方法。
  17. 前記オブジェクト参照情報により参照される前記ディレクトリ又は前記ファイルが前記ディレクトリ階層中に存在するか否かを検出する工程をさらに含み、
    前記ディレクトリ階層中に存在しないことが検出された場合、
    前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索する工程と、
    前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されたら、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルのパス名に対して、前記オブジェクト管理情報における新たなオブジェクト参照情報を設定する工程とをさらに含む、請求項13から16のいずれか一項に記載の記録再生方法。
  18. 前記オブジェクト参照情報により参照される前記ディレクトリ又は前記ファイルが前記ディレクトリ階層中に存在するか否かを検出する工程をさらに含み、
    前記ディレクトリ階層中に存在しないことが検出された場合、
    前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索する工程と、
    前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されなかったら、前記オブジェクト管理情報を前記コンテンツ管理情報から削除する工程とをさらに含む、請求項13から16のいずれか一項に記載の記録再生方法。
  19. 前記記録媒体上で、前記ファイルシステム情報により管理されるボリューム内の情報が、前記記録再生装置により更新された場合、
    前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報を更新する工程と、
    前記ボリューム更新情報と同じ情報を、前記コンテンツ管理情報内に記録する工程とをさらに含む、請求項13に記載の記録再生方法。
  20. 前記ボリューム更新情報が、
    (1)前記ボリュームの最終更新日時を示す情報、
    (2)前記ファイルシステム情報に含まれる、前記記録媒体上で重複しない識別情報であるユニークIDの最大値を示す情報、
    (3)前記ファイルシステム情報に含まれるファイルの総数、
    (4)前記ファイルシステム情報に含まれるディレクトリの総数、
    のうち少なくとも1つを含む、請求項19に記載の記録再生方法。
  21. 前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報と、前記コンテンツ管理情報内の情報とが一致するか否かを確認する工程をさらに含み、
    前記情報が一致しない場合、
    前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索する工程と、
    前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されたら、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルのパス名に対して、前記オブジェクト管理情報における新たなオブジェクト参照情報を設定する工程とをさらに含む、請求項19または20に記載の記録再生方法。
  22. 前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報と、前記コンテンツ管理情報内の情報とが一致するか否かを確認する工程をさらに含み、
    前記情報が一致しない場合、
    前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索する工程と、
    前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されなかったら、前記オブジェクト管理情報を前記コンテンツ管理情報から削除する工程とをさらに含む、請求項19または20に記載の記録再生方法。
  23. 前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報と、前記コンテンツ管理情報内の情報とが一致するか否かを確認する工程をさらに含み、
    前記情報が一致しない場合、
    前記記録媒体への新規のディレクトリ又は新規のファイルの記録を停止する工程をさらに含む、請求項19または20に記載の記録再生方法。
  24. コンピュータに読み込まれ、当該コンピュータを、記録媒体への情報の記録又は再生を行う記録再生装置として機能させるコンピュータプログラムを記録したコンピュータプログラム提供媒体であって、
    前記記録媒体に記録又は再生される前記情報は、パス名により参照可能なディレクトリ階層構造を有するファイルシステム情報を用いて、ファイルとして管理され、
    前記ディレクトリ及び前記ファイルは、前記パス名に関するオブジェクト参照情報により参照するオブジェクト管理情報を含むコンテンツ管理情報を用いて管理され、
    前記コンピュータプログラムは、
    前記記録媒体上の情報が前記コンピュータにより更新された場合、前記更新に関する情報を生成する工程と、
    前記ファイルシステム情報に、前記更新に関する情報を記録する工程と、
    前記オブジェクト管理情報に、前記更新に関する情報を記録する工程とを前記コンピュータに実行させる命令を含むことを特徴とするコンピュータプログラム提供媒体。
  25. 前記コンピュータプログラムは、前記記録媒体に新たなディレクトリ又はファイルが記録される場合、前記ディレクトリ又は前記ファイルに、前記記録媒体上で重複しない識別情報であるユニークIDを、前記更新に関する情報として割り当てる工程を、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項24に記載のコンピュータプログラム提供媒体。
  26. 前記コンピュータプログラムは、前記記録媒体上で、前記ファイルシステム情報により管理されるボリューム内の情報が前記コンピュータにより更新された場合、
    前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報を更新する工程と、
    前記ボリューム更新情報と同じ情報を、前記コンテンツ管理情報内に記録する工程とを、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項24に記載のコンピュータプログラム提供媒体。
  27. コンピュータに読み込まれ、当該コンピュータを、記録媒体への情報の記録又は再生を行う記録再生装置として機能させるコンピュータプログラムであって、
    前記記録媒体に記録又は再生される前記情報は、パス名により参照可能なディレクトリ階層構造を有するファイルシステム情報を用いて、ファイルとして管理され、
    前記ディレクトリ及び前記ファイルは、前記パス名に関するオブジェクト参照情報により参照するオブジェクト管理情報を含むコンテンツ管理情報を用いて管理され、
    前記コンピュータプログラムは、
    前記記録媒体上の情報が前記コンピュータにより更新された場合、前記更新に関する情報を生成する工程と、
    前記ファイルシステム情報に、前記更新に関する情報を記録する工程と、
    前記オブジェクト管理情報に、前記更新に関する情報を記録する工程とを前記コンピュータに実行させる命令を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  28. 前記記録媒体に新たなディレクトリ又はファイルが記録される場合、前記ディレクトリ又は前記ファイルに、前記記録媒体上で重複しない識別情報であるユニークIDを、前記更新に関する情報として割り当てる工程を、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項27に記載のコンピュータプログラム。
  29. 前記オブジェクト参照情報により参照される前記ディレクトリ又は前記ファイルが前記ディレクトリ階層中に存在するか否かを検出する工程を、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含み、
    前記ディレクトリ階層中に存在しないことが検出された場合、
    前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索する工程と、
    前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されたら、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルのパス名に対して、前記オブジェクト管理情報における新たなオブジェクト参照情報を設定する工程とを、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項27または28に記載のコンピュータプログラム。
  30. 前記オブジェクト参照情報により参照される前記ディレクトリ又は前記ファイルが前記ディレクトリ階層中に存在するか否かを検出する工程を、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含み、
    前記ディレクトリ階層中に存在しないことが検出された場合、
    前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索する工程と、
    前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されなかったら、前記オブジェクト管理情報を前記コンテンツ管理情報から削除する工程とを、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項27または28に記載のコンピュータプログラム。
  31. 前記記録媒体上で、前記ファイルシステム情報により管理されるボリューム内の情報が、前記コンピュータにより更新された場合、
    前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報を更新する工程と、
    前記ボリューム更新情報と同じ情報を、前記コンテンツ管理情報内に記録する工程とを、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項27に記載のコンピュータプログラム。
  32. 前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報と、前記コンテンツ管理情報内の情報とが一致するか否かを確認する工程を、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含み、
    前記情報が一致しない場合、
    前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索する工程と、
    前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されたら、前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルのパス名に対して、前記オブジェクト管理情報における新たなオブジェクト参照情報を設定する工程とを、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項31に記載のコンピュータプログラム。
  33. 前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報と、前記コンテンツ管理情報内の情報とが一致するか否かを確認する工程を、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含み、
    前記情報が一致しない場合、
    前記オブジェクト管理情報内に記録されているユニークIDと同じ値を前記ファイルシステム情報中で検索する工程と、
    前記ユニークIDと同じ値を割り当てられたディレクトリ又はファイルが検出されなかったら、前記オブジェクト管理情報を前記コンテンツ管理情報から削除する工程とを、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項31に記載のコンピュータプログラム。
  34. 前記ファイルシステム情報が管理するボリューム構造情報に含まれるボリューム更新情報と、前記コンテンツ管理情報内の情報とが一致するか否かを確認する工程を、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含み、
    前記情報が一致しない場合、前記記録媒体への新規のディレクトリ又は新規のファイルの記録を停止する工程を、前記コンピュータに実行させる命令をさらに含む、請求項31に記載のコンピュータプログラム。
  35. 記録又は再生の対象となる情報をファイルとして管理するための、パス名により参照可能なディレクトリ階層構造を有するファイルシステム情報と、
    前記ディレクトリ及び前記ファイルを管理するための、前記パス名に関するオブジェクト参照情報により参照するオブジェクト管理情報とが記録された記録媒体であって、
    前記ファイルシステム情報と前記オブジェクト管理情報との両方に、前記記録又は再生の対象となる情報の更新に関する情報が含まれることを特徴とする記録媒体。
  36. 前記記録又は再生の対象となる情報の更新に関する情報が、更新されたディレクトリ又はファイルに対して、前記記録媒体上で他のディレクトリ又はファイルと重複しないよう割り当てられた識別情報としてのユニークIDである、請求項35に記載の記録媒体。
  37. 前記記録又は再生の対象となる情報の更新に関する情報が、
    (1)前記記録媒体上で前記ファイルシステム情報により管理されるボリュームの最終更新日時を示す情報、
    (2)前記ファイルシステム情報に含まれる、前記記録媒体上で重複しない識別情報であるユニークIDの最大値を示す情報、
    (3)前記ファイルシステム情報に含まれるファイルの総数、
    (4)前記ファイルシステム情報に含まれるディレクトリの総数、
    のうち少なくとも1つを含む、請求項35に記載の記録媒体。
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