JP2004252784A - 情報処理装置、印刷システム、それらの機能をコンピュータに実行させるプログラム、そのプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】文書毎に印刷の可否の設定が可能で、印刷文書の配布による情報漏洩を防止するようにする。
【解決手段】ユーザが新規に文書作成要求を行うと、文書処理装置11は、文書属性とデータ部とからなる文書を作成する。ユーザがキーボードなどの入力装置を介してデータの入力を行ってデータの編集が行われ、ユーザから印刷許可情報の設定の要求があると、文書処理装置11が出力装置上に設定画面を表示し、ユーザからの入力によって文書の印刷許可情報を設定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置、印刷システム、プログラム、およびそれを格納した記憶媒体に係り、より詳しくは、ネットワークに接続された印刷装置に対して生成した印刷データを配布して印刷を行う情報処理装置、印刷システム、それらの機能をコンピュータに実行させるプログラム、そのプログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、携帯電話等の通信端末装置には、印刷機能を有していなかったため、最近では携帯電話専用のプリンタを接続し、ウェブサイト上の画面を印刷出力することも可能になりつつある。このため、著作物の配信や課金体系などの不備が指摘されており、印刷属性情報に基づいて印刷可能回数を管理するものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
また、従来の文書セキュリティ管理システムでは、ファイヤウォールやデータの暗号化、あるいは、アクセス権を制限した文書管理や文書個々にアクセス権やキーワードを付与することが行われていたが、文書データの効率的な共有を阻害したり、アクセス権範囲の柔軟性を欠いたり、機密性が無くなるなどの問題点が指摘されていた。このため、文書検索サーバは、クライアント端末から指定された文字列にしたがってデータサーバに蓄積されている文書を検索する際に、アクセス制限文字列およびパスワードを設定することで、文書データを効率良く共有しつつ、アクセス権範囲を柔軟に対応し、機密性を確保するものがあった(例えば、特許文献2参照。)。
このように、個々の文書のセキュリティを守るため、文書の属性としてアクセス権を設定することが行われている。例えば、図14〜図17は、従来のアクセス権の設定ウィンドウの操作画面例を示す図である。図14に示すように、Windows 2000(登録商標)などでは、ファイルのプロパティのセキュリティタブを使ってアクセス権を設定することが可能である。現状では、読み取り、書き込み(変更)、実行などについて、アクセス権(ユーザ、グループなど)を設定することができる。
図14の詳細ボタン141をクリックすると、図15に示すアクセス制限の設定ウィンドウが表示され、アクセス許可タブでエントリされている名前を選択して、追加ボタン151をクリックすると、図16のユーザまたはグループの選択画面が表示される。
また、図15において表示/編集ボタン152をクリックすると、図17のアクセス許可のエントリウィンドウが表示され、オブジェクトに対してアクセス許可、あるいは、アクセス拒否の何れかをチェックすることにより、設定を行っていた。
【特許文献1】特開2001−265688公報(第4−8頁、図1)
【特許文献2】特開平10−187542号公報(第3−6頁、図1)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の装置やシステムにあっては、文書に直接アクセスする場合にアクセス制御することは可能であるが、文書の印刷権に関する属性が設定されていないため、文書のアクセス権のある人は全て文書の印刷が可能となり、自分で見るという目的以外に、アクセス権のない人に文書を配布する目的で印刷を行うことが可能であるという問題があった。また、悪意はなくても誤って印刷が行われると、情報が漏洩する可能性があるという問題があった。
また、従来の印刷装置において、ユーザごとに利用制限を設定するものについては、利用可能なユーザからの印刷要求を全て受け付けてることから、文書毎に印刷許可の属性が処理できないという問題があった。
さらに、ネットワークの設定(アクセスマスクの設定)により、印刷要求を受け付ける範囲を限定することも可能であるが、これについても、ある範囲全体での印刷の可否を制御するものであって、個々の文書の印刷可否を制御するものではないという問題があった。
この発明は上記に鑑みてなされたもので、文書毎に印刷の可否の設定が可能であって、印刷文書の配布による情報漏洩を防止することができる情報処理装置、印刷システム、プログラム、およびそれを格納した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、少なくとも文書の作成、編集、保存を行う機能を有する情報処理装置であって、印刷の可否に関する印刷許可情報を示す属性を持った文書を作成する文書処理手段と、印刷許可情報を示す属性の設定を行う文書属性制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項1に記載の発明によれば、文書処理手段で印刷の可否に関する印刷許可情報を示す属性を持った文書を作成し、文書属性制御手段により印刷許可情報を示す属性を設定するようにしたため、文書の属性として印刷許可情報を持つことで、ユーザが文書の印刷可否を設定することができる。
請求項2に記載の発明は、印刷装置に対して印刷要求を出す機能を有する情報処理装置であって、作成、編集、あるいは保存され、印刷許可情報が設定された文書を印刷する際に、当該文書の印刷許可情報の属性を参照すると共に、印刷の可否を判断するために必要な情報を取得し、印刷の可否を判定して、その結果印刷が不可能な場合に印刷を中止する印刷可否判定手段を備えたことを特徴とする。
この請求項2に記載の発明によれば、作成、編集、あるいは保存され、印刷許可情報が設定された文書を印刷する際に、印刷可否判定手段によって当該文書の印刷許可情報の属性を参照すると共に、印刷の可否を判断するために必要な情報を取得し、印刷の可否を判定して、その結果印刷が不可能な場合に印刷を中止するようにしたため、印刷許可情報に基づいて印刷制御が行われることから、機密性の高い文書が安易に印刷され、配布されることによる情報漏洩を防ぐことができる。
【0005】
請求項3に記載の発明は、印刷データを生成する機能を有する情報処理装置と、前記印刷データを印刷する機能を有する印刷装置とがネットワークを介して接続された印刷システムであって、前記情報処理装置は、作成、編集、あるいは保存され、印刷許可情報が設定された文書の印刷データを生成する際に、印刷指定された文書の印刷許可情報を取得する印刷許可情報取得手段と、当該印刷データの中に印刷許可情報を出力してデータ転送する印刷実行手段とを備え、前記印刷装置は、前記情報処理装置からの印刷データを印刷する際に、印刷データを解析して印刷可否情報を取得する印刷データ解析手段と、印刷の可否を判断するのに必要な情報を取得して文書の印刷可否を判断する印刷可否判断手段と、印刷可否判断の結果印刷不可能な場合に印刷を中止する印刷制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項3に記載の発明によれば、情報処理装置では、印刷許可情報が設定された文書の印刷データを生成する際に、印刷許可情報取得手段により印刷指定された文書の印刷許可情報を取得し、印刷実行手段により当該印刷データの中に印刷許可情報を出力してデータ転送を行い、印刷装置では、情報処理装置からの印刷データを印刷する際に、印刷データ解析手段により印刷データを解析して印刷可否情報を取得し、印刷可否判断手段により印刷の可否を判断するのに必要な情報を取得して文書の印刷可否を判断し、印刷制御手段によって印刷可否判断の結果印刷不可能な場合に印刷を中止するようにした。このため、印刷要求をする情報処理装置は、印刷データを生成する機能に印刷許可情報を付加する機能を持つだけでよく、個別の情報処理装置に印刷可否判断を行う機能を持たなくても印刷制御を行うことが可能となり、機密性の高い文書が安易に印刷され、配布されることによる情報漏洩を防ぐことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1つに記載の機能をコンピュータに実行させるプログラムである。
この請求項4に記載の発明によれば、本発明にかかる機能をプログラム化して、ユーザが使用している既存のパーソナルコンピュータや画像入力装置などにインストールすることにより、容易に実施が可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のプログラムを格納した記憶媒体である。
この請求項5に記載の発明によれば、上記したプログラムをフレキシブルディスク(FD)等の記憶媒体に格納することにより、配布も可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る情報処理装置およびそれを用いた印刷システムの好適な実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態1に係る情報処理装置および印刷システムは、文書の属性として印刷許可情報を設定し、その設定された印刷許可情報に基づいて印刷制御を行うようにしたため、印刷文書の配布による情報漏洩を防止するようにしたものである。
図1は、本発明の印刷システムの概略構成を説明するシステムブロック図である。図1に示すように、本発明の印刷システム10は、文書の作成、編集、保存等の処理を行う情報処理装置としての文書処理装置11、印刷装置14などに対して印刷要求を行う情報処理装置としての印刷処理装置12、文書データを保存しておく記憶装置13、印刷処理を実行する印刷装置14,第1印刷装置14a,第2印刷装置14b,印刷装置16、および、上記各部を接続するネットワーク15などにより構成されている。
図2は、図1の文書処理装置の機能ブロック図である。図2に示す文書処理装置11は、ROM/RAM制御部21、メイン制御部22、文書処理部23、文書属性制御部24、I/O制御部25、入出力制御部26、ネットワーク制御部27、文書保存部28、および、I/Oバス29などから構成されている。
ROM/RAM制御部21は、不図示のROM(リード・オンリ・メモリ)やRAM(ランダム・アクセス・メモリ)などのメモリを制御するものである。ROMは、本装置を起動するプログラムコードやデータなどが記憶されているもので、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)は、CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)の主メモリとして機能し、プログラムコードやデータコードなどを一時的に記憶するワークメモリである。
メイン制御部22は、CPUなどで構成され、ROMに記憶されているプログラムコードなどに基づいてシステムバスに接続された各種プログラムやデバイスとの間のアクセスを総括的に制御するものである。
文書処理部23は、文書データを作成する文書作成部や作成された文書の編集を行う文書編集部などで構成されている。
文書属性制御部24は、文書の属性の管理を行うものである。
I/O制御部25は、後述する入出力制御部26、ネットワーク制御部27、および、文書保存部28などを総括的に制御するものである。
入出力制御部26は、入力装置であるキーボードやマウス、あるいは、出力装置であるディスプレイなどのデータの入出力を総括的に制御するものである。
ネットワーク制御部27は、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)カードなどを介して、相手機器との間の通信処理を統括的に制御するものである。
文書保存部28は、文書データの保存処理を行うものである。そして、上記各機能部間は、I/O(イン・アウト)バス29によって、データ交換が可能なように接続されている。
【0007】
図3は、図2の文書処理装置11で生成される文書の属性とその設定例を示した図である。なお、図3に示す文書属性うち、本発明でいう印刷許可情報とは、印刷可能ユーザ、印刷可能グループ、印刷可能場所、および、印刷可能装置を意味しているが、これらに限定されない。
また、図4〜図6は、文書に印刷許可情報をプロパティ画面を使って設定する場合の操作画面例を示す図である。図4に示すように、文書のプロパティ画面を開いて、セキュリティタブをクリックし、ユーザ名とアクセス許可を追加したい部分にチェックを入れ(ここでは、印刷許可)、印刷許可ボタンをクリックすると、図5の印刷制御ウィンドウが開き、ユーザ/グループタブをクリックして、追加ボタンをクリックすると図6のユーザまたはグループの選択ウィンドウが開いて、任意の名前を選択するだけで、容易に設定することができる。
図7は、本実施の形態1に係る動作を説明するフローチャートである。ここでは、図3に示した文書が作成されるまでの手順について説明する。
図7において、ユーザが新規に文書作成要求を行うと(ステップS71)、文書処理装置11は文書を作成する(ステップS72)。この文書は、文書属性(印刷許可情報、所有者情報、作成日時、あるいは、文書へのアクセス権など)と、データ部とからなっている。そして、文書作成時において、属性値としてはあらかじめ設定された初期値が設定され、データ部には空のデータが設定される(ステップS73)。
次に、ユーザがキーボードなどの入力装置を介してデータの入力が行われ(ステップS74でYESとなり)、データの編集が行われる(ステップS75)。そして、ユーザから印刷許可情報の設定の要求があると(ステップS76)、文書処理装置11は、ディスプレイなどの出力装置上に設定画面を表示し、ユーザからの入力によって文書の印刷許可属性を設定する(ステップS77)。これにより、文書の属性として印刷許可情報が設定できる。
さらに、ユーザからの文書保存要求の有無を判断し(ステップS78)、文書保存要求がある場合にのみ文書保存部28で文書保存が行われる(ステップS79)。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、文書の属性として印刷許可情報を持たせるようにしたので、ユーザは文書毎に印刷の可否を設定することが可能となり、文書内容に応じた印刷設定を個別に実施することができる。
【0008】
(実施の形態2)
図8は、図1の印刷処理装置の機能ブロック図である。図8に示す印刷処理装置12は、ROM/RAM制御部81、CPU制御部82、印刷実行部83、印刷可否判断部84、I/O制御部85、入出力制御部86、ネットワーク制御部87、個別情報管理部88、および、I/Oバス89などから構成されている。なお、印刷処理装置12の中で、上記図2の文書処理装置11と略同じ機能ブロックについては、構成説明を省略する。
CPU制御部82は、CPUで構成されており、ROMに記憶されているプログラムコードに基づいてシステムバスに接続された各種プログラムやデバイスとの間のアクセスを総括的に制御するものである。
印刷実行部83は、印刷の可否を判断する情報に基づいて、印刷が可能な文書であった場合に、印刷データの生成処理と、印刷装置への印刷要求処理と、データ転送処理と、印刷終了処理とを行うものである。
印刷可否判断部84は、印刷要求された文書の印刷許可情報と、印刷要求を行ったユーザ情報と、印刷先のプリンタ情報といった印刷の可否を判断するのに必要な情報を取得し、これらの情報に基づいて、文書の印刷可否を判断するものである。
I/O制御部85は、後述する入出力制御部86、ネットワーク制御部87、および、個別情報管理部88などを総括的に制御するものである。
個別情報管理部88は、文書の属性に基づいて印刷の可否の判断を行う情報を個別に管理するものである。これにより、個々の文書内容に応じて印刷の可否等を個別に設定することができる。
【0009】
図9は、本実施の形態2に係る動作を説明するフローチャートである。ここでは、図3におけるユーザA(UserA)の属性を持つ文書(保存されている場所:133.139.55.66の記憶装置13の中とする)を印刷した場合の動作について説明する。
図9において、ユーザA(UserA)が文書の社内のプリンタ(IPAddress:133.139.11.22 )に対して印刷要求を行うものとする(ステップS91)。印刷処理装置12は、文書の印刷属性を取得し(ステップS92)、印刷可否判定をするために必要な印刷許可情報を収集する(ステップS93)。そして、この情報に基づいて、印刷可否判断部84にて、印刷の可否を判断する(ステップS94)。
ここで、図3を見ると、編集後でも印刷可能なユーザは、作成者(Owner=UserA)とUserB であり、印刷可能な場所としては、同一クラス内となっている。このように、印刷可能なユーザから、印刷可能な場所への印刷要求であるため、ステップS94では印刷可能と判断され、ステップS95に進んで、印刷実行部83にて印刷処理が実行される。
ステップS95では、ステップS94での判断の結果、印刷可能と判断されたため、印刷実行部83にて印刷処理(印刷データ生成、印刷装置14に印刷リクエストの発行要求、データ転送、および、印刷終了処理)が実行される。
また、ユーザA(UserA )が例えば社外の印刷装置(IPAddress:133..11.22.33)16に印刷しようとした場合は、印刷可否判断部84では、図3に示すように、印刷可能なユーザからの印刷要求ではあるが、印刷先の印刷装置の場所が、同一クラス外(社外)であるため、印刷不可と判断される。
このように、ステップS94にて、文書印刷が不可と判断されると、ステップS96に移行し、印刷実行部83は印刷キャンセル処理を実行し、印刷中止をユーザに通知する。
以上説明したように、本実施の形態2によれば、印刷許可情報に基づいて印刷制御が行われるため、機密性の高い文書が安易に印刷されて配布されるといった情報漏洩事故を未然かつ確実に防止することができる。
【0010】
(実施の形態3)
図10は、実施の形態3の印刷処理装置12の機能ブロック図であり、図11は、実施の形態3の第1印刷装置14aの機能ブロック図であって、両者はネットワーク15を介して接続され、印刷システムを構成している。
図10に示す印刷処理装置12は、ROM/RAM制御部101、CPU制御部102、印刷実行部103、印刷許可情報取得部104、I/O制御部105、入出力制御部106、ネットワーク制御部107、印刷受付部108、および、I/Oバス109などで構成されている。なお、図10の印刷処理装置12の中で、上記図8の印刷処理装置12と略同じ機能ブロックについては、構成説明を省略する。
印刷許可情報取得部104は、印刷要求された文書の印刷許可情報を取得するものである。
印刷実行部103は、印刷許可情報を含む印刷データの生成と、印刷装置14aへの印刷要求と、データ転送と、印刷終了処理とを行うものである。
また、図11に示す第1印刷装置14aは、ROM/RAM制御部111、CPU制御部112、印刷制御部113、印刷可否判断部114、I/O制御部115、入出力制御部116、ネットワーク制御部117、印刷データ解析部118、および、I/Oバス119などで構成されている。なお、図11の第1印刷装置14aの中で、上記図8の印刷処理装置12と略同じ機能ブロックについては、構成説明を省略する。
印刷制御部113は、印刷装置14a内の印刷プロセスを統括的に制御するものである。
印刷可否判断部114は、印刷データの印刷許可情報と、印刷要求を行ったユーザ情報と、自分の印刷装置のIPアドレスといった印刷の可否を判断するのに必要な情報とを取得し、これらの情報に基づいて文書の印刷の可否を判断するものである。
入出力制御部116は、印刷装置の操作パネルなどからの入出力を総括的に制御するものである。
印刷データ解析部118は、上記した印刷処理装置12などから受信した印刷データを解析して、印刷の可否情報を取得するものである。
【0011】
図12は、本実施の形態3に係る印刷処理装置側の動作を説明するフローチャートであリ、図13は、本実施の形態3に係る印刷装置側の動作を説明するフローチャートである。ここでも、上記実施の形態2と同様に、図3におけるユーザA(UserA)の属性を持つ文書を同一クラス内の第1印刷装置14aで印刷した場合の動作について説明する。
まず、図12に示すように、ユーザが印刷要求を行うと(ステップS121)、印刷処理が開始され(ステップS122)、印刷処理装置12の印刷許可情報取得部104によって、文書の印刷属性を取得する(ステップS123)。
そして、印刷データを生成する際に、これらのデータを印刷許可情報として印刷データ中に出力する。このようにして印刷データが作成されると(ステップS124)、印刷処理装置12は、第1印刷装置14aに対して印刷要求を発行し(ステップS125)、ネットワーク制御部107を介してデータ転送を行って(ステップS126)、印刷終了処理を行う(ステップS127)。
これに対して、第1印刷装置14a側では、上記印刷処理装置12から印刷要求を受け取ると(ステップS131)、印刷データを受信して(ステップS132)、その受信した印刷データを印刷データ解析部118によってデータ解析し(ステップS133)、印刷可否判定をするための情報を収集する(ステップS134)。そして、印刷可否判断部114にて、印刷の可否が判断される(ステップS135)。
【0012】
この実施の形態3の場合も実施の形態2と同様であって、印刷可能なユーザから、印刷可能な場所への印刷要求であるため、ステップS135では印刷可能と判断され、ステップS136に進んで、印刷制御部113にて印刷処理が実行される。
ステップS136では、印刷処理が実行され、印刷データを画像データに展開し、印刷開始から印刷終了処理までが実行される。
また、実施の形態3では想定していないが、ユーザA(UserA )が例えば社外の印刷装置16に印刷しようとした場合は、印刷可否判断部114にて、印刷先の印刷装置の場所が、同一クラス外(社外)であるため、印刷不可と判断される。
このように、ステップS135にて、文書印刷が不可と判断されると、ステップS137に移行して、印刷制御部113は印刷キャンセル処理が実行され、印刷中止をユーザに通知する。
以上説明したように、本実施の形態3によれば、印刷装置側に印刷の可否を判断する機能を持たせることによって、印刷要求を行う情報処理装置(ここでは、印刷処理装置12)は、印刷データを生成する機能に印刷許可情報を付加する機能を持つだけでよく、個別の情報処理装置(ここでは、印刷処理装置12)が印刷可否判断を行う機能を持っていなくても、適正な印刷制御を行うことができる。その結果、機密性の高い文書が安易に印刷され、配布されることによる情報漏洩を確実に防ぐことができる。
さらに、本発明は、上記実施の形態で説明した各機能をプログラム化して、既存の機器にインストールして実施することも可能であり、さらにそのプログラムを記録媒体に記録して、配布することも勿論可能である。これにより、ユーザの使用している既存のパーソナルコンピュータや画像入力装置などを使って、本発明の印刷制御機能を使用することができる。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、文書の属性として印刷許可情報を持つことで、ユーザが文書の印刷可否を設定することができる。
請求項2に記載の発明によれば、印刷許可情報に基づいて印刷制御が行われることから、機密性の高い文書が安易に印刷され、配布されることによる情報漏洩を防ぐことができる。
請求項3に記載の発明によれば、印刷要求をする情報処理装置は、印刷データを生成する機能に印刷許可情報を付加する機能を持つだけでよく、個別の情報処理装置に印刷可否判断を行う機能を持たなくても印刷制御を行うことが可能となり、機密性の高い文書が安易に印刷され、配布されることによる情報漏洩を防ぐことができる。
請求項4に記載の発明によれば、ユーザが使用している既存のパーソナルコンピュータや画像入力装置などで本発明の印刷制御を実施することができる。
請求項5に記載の発明によれば、プログラムを記憶媒体に格納することにより、プログラムの配布が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷システムの概略構成を説明するシステムブロック図。
【図2】図1の文書処理装置の機能ブロック図。
【図3】図2の文書処理装置で生成される文書の属性とその設定例を示した図。
【図4】文書に印刷許可情報をプロパティ画面を使って設定する場合の操作画面例を示す図。
【図5】文書に印刷許可情報をプロパティ画面を使って設定する場合の操作画面例を示す図。
【図6】文書に印刷許可情報をプロパティ画面を使って設定する場合の操作画面例を示す図。
【図7】本実施の形態1に係る動作を説明するフローチャート。
【図8】図1の印刷処理装置の機能ブロック図。
【図9】本実施の形態2に係る動作を説明するフローチャート。
【図10】実施の形態3の印刷処理装置の機能ブロック図。
【図11】実施の形態3の第1印刷装置の機能ブロック図。
【図12】本実施の形態3に係る印刷処理装置側の動作を説明するフローチャート。
【図13】本実施の形態3に係る印刷装置側の動作を説明するフローチャート。
【図14】従来のアクセス権の設定ウィンドウの操作画面例を示す図。
【図15】従来のアクセス権の設定ウィンドウの操作画面例を示す図。
【図16】従来のアクセス権の設定ウィンドウの操作画面例を示す図。
【図17】従来のアクセス権の設定ウィンドウの操作画面例を示す図。
【符号の説明】
10 印刷システム、11 文書処理装置、12 印刷処理装置、13 記憶装置、14 印刷装置、14a 第1印刷装置、14b 第2印刷装置、15 ネットワーク、16 印刷装置

Claims (5)

  1. 少なくとも文書の作成、編集、保存を行う機能を有する情報処理装置であって、
    印刷の可否に関する印刷許可情報を示す属性を持った文書を作成する文書処理手段と、
    前記印刷許可情報を示す属性の設定を行う文書属性制御手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 印刷装置に対して印刷要求を出す機能を有する情報処理装置であって、
    作成、編集、あるいは保存され、印刷許可情報が設定された文書を印刷する際に、当該文書の印刷許可情報の属性を参照すると共に、印刷の可否を判断するために必要な情報を取得し、印刷の可否を判定して、その結果印刷が不可能な場合に印刷を中止する印刷可否判定手段を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  3. 印刷データを生成する機能を有する情報処理装置と、前記印刷データを印刷する機能を有する印刷装置とがネットワークを介して接続された印刷システムであって、
    前記情報処理装置は、作成、編集、あるいは保存され、印刷許可情報が設定された文書の印刷データを生成する際に、印刷指定された文書の印刷許可情報を取得する印刷許可情報取得手段と、当該印刷データの中に印刷許可情報を出力してデータ転送する印刷実行手段とを備え、
    前記印刷装置は、前記情報処理装置からの印刷データを印刷する際に、印刷データを解析して印刷可否情報を取得する印刷データ解析手段と、印刷の可否を判断するのに必要な情報を取得して文書の印刷可否を判断する印刷可否判断手段と、印刷可否判断の結果印刷不可能な場合に印刷を中止する印刷制御手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷システム。
  4. 前記請求項1〜3の何れか1つに記載の機能をコンピュータに実行させるプログラム。
  5. 前記請求項4に記載のプログラムを格納した記憶媒体。
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