JP2004252669A - 不正電源切断防止機能付きコンピュータ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンピュータ装置に「電源切断パスワード」を設定しておき、電源切断の指示入力がされたとき「電源切断パスワード」の入力を要求し、さらに、コンピュータ装置の電源を強制的に切断する電源強制切断スイッチをもつ。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ装置の不正又は過誤による電源切断を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータに電源を投入して立ち上げるときは、通常、利用者本人又は管理者が行うため、他人が不正に行おうとする電源投入を防止するには、例えば、パスワードによる認証機能をコンピュータに設けることにより可能である。また、コンピュータ使用中に離席する際には、画面表示をせずにパスワード入力待ちのウインドウを表示しておく方法がある。
【0003】
しかし、第三者の不正なコンピュータアクセスによる電源切断の場合においては、コンピュータの動作中に、コンピュータを操作する者が、電話を受けたり、上司に呼ばれたり、届いた荷物の受け取り対応等により離席している間に、第三者により電源スイッチが故意あるいは過誤により操作され、あるいは、コンピュータに接続されたキーボードからの入力指示により、コンピュータの電源が強制切断されたとき、例えば、コンピュータがデータ送受信、システム構築、データ作成を行っていた場合には、データやシステムの破損を招くこともある。
【0004】
従来の対応策として、特開平5−233103号公報に記載されているように、コンピュータに電源供給している状態で、第2のスイッチをオンすれば、第1のスイッチを操作しても電源を遮断できなくなる方法が記載されている。
さらに、ユーザ端末装置から他の端末装置の電源投入および電源切断をネットワークを介して行うリモート電源制御方式としては、例えば、特開平7−115428号公報で開示されている遠隔電源制御方式がある。この方式による電源オン・オフ制御は、電源オン、電源オフの要求が制御装置からあると被制御装置から制御装置に対してユーザIDを要求し、制御装置から送られたユーザIDを被制御装置でチェックし、チェックの結果資格がある場合は続いて被制御装置から制御装置に対してパスワードを要求し、制御装置から送られたパスワードを被制御装置でチェックして資格があれば電源オン、電源オフを可能としている。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−233103号公報
【0006】
【特許文献2】
特開平7−115428号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
コンピュータ・ネットワークにおけるコンピュータ・システムへの攻撃対処方法として高度なIT技術による方法が研究されているが、身近な、「コンピュータの電源を落とされた」といった愉快犯その他による内部犯行、例えば、マルチベンダーで作業している揚合、他社妨害、愉快犯の犯行手口として電源スイッチを故意に操作された場合は非常な脅威となる。このような場合、たとえ、カメラ監視で不正アクセス者が特定出来ても、場合によっては、多大な損害を被り、また、復旧に時間がかかり、これらを未然に防止することは難しい。
【0008】
極端にいえば、コンピュータ装置の電源コードが簡単に引き抜かれることのない配慮をすること以外に、第三者の入力による、あるいは、電源スイッチの操作による不正な行為が行われた場合であっても、被害を被らない対策が必要である。
従来のコンピュータ装置の前面に電源投入切断スイッチを有するタイプのものでは、コンピュータ装置の電源が投入されているとき、キーボードからあるいは電源投入切断スイッチによって電源切断指示がされると、ディスプレイの表示画面に確認画面が現れ、シャットダウン、タスクの終了他の選択ができるようになっているものがあるが、この場合、確認画面が現れているときに、さらに、電源投入切断スイッチを押すことにより、コンピュータ装置の電源を強制的に切断するため、不正な電源切断を防止するには不十分である。
【0009】
特開平5−233103号公報には、第2操作スイッチをオンにすれば電源供給又は遮断状態において第1操作スイッチは無効となり、第2操作スイッチをオフにすれば第1操作スイッチによる通常の電源オンオフ制御が実行され、更に、第2操作スイッチは、蓋体を閉じることによって装置表面から隠す事ができ、また、蓋体に施錠することにより、第三者の使用を制限できる旨の記述がされている。
【0010】
この方法においては、スイッチ操作による第三者の不正な電源切断を防止するためには、第2操作スイッチを人目の付かない位置に設けるか、または、蓋体に施錠する必要がある。
人目の付かない位置に設けても第三者が知得していれば効果なく、蓋体に施錠する場合は、コンピュータの電源切断時ごとに蓋体の施錠を外し第2操作スイッチを操作する必要があり、コンピュータの使用者にとって煩わしさを伴う。
【0011】
また、特開平7−115428号公報に記載されているユーザ端末装置から他の端末装置の電源投入および電源切断をネットワークを介して行うリモート電源制御方式では、コンピュータをネットワークに接続せずに使用する場合には適用できない。
本発明は、コンピュータの使用者にとって扱いやすく、かつ、コンピュータがネットワークに接続されていなくても、第三者によるコンピュータの不正な電源切断、さらにはコンピュータ使用者の操作ミスによる電源切断を未然に防ぐことのできるコンピュータ装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1に記載の発明は、入力手段と画面表示手段を備えたコンピュータ装置において、前記コンピュータ装置の電源切断パスワードを管理するパスワード管理手段と、前記コンピュータ装置の電源を強制切断させる電源強制切断スイッチとを有し、前記コンピュータ装置の電源が投入されているとき、前記入力手段からの前記コンピュータ装置の電源を強制切断させる指示により、前記電源切断パスワードの入力を促すメッセージを前記画面表示手段の表示画面に表示し、前記電源切断パスワードが前記表示画面の所定箇所に入力されることにより前記コンピュータ装置の電源を強制的に切断することを特徴とする不正電源切断防止機能付きコンピュータ装置である。
【0013】
本願の請求項1の発明によれば、コンピュータ装置の電源が投入されているとき、キーボードやマウスといったコンピュータへの入力手段からコンピュータ装置の電源を強制切断(以降、“コンピュータ装置の電源を強制切断”を単に“電源強制切断”と呼ぶ)させる指示がなされると、電源切断パスワードの入力を促すメッセージをディスプレイの表示画面に表示し、電源切断パスワードがディスプレイの表示画面の所定箇所に入力されることにより電源強制切断を行う。
【0014】
ここで、コンピュータ装置の電源切断を行うというのは、電源強制切断を含み、一般に言われるコンピュータ装置のシャットダウン、すなわち、実行中のアプリケーション・プログラムやOSを正しく終了させコンピュータ装置の電源を切断できる状態にする、以外に、電源の切断までしたり、あるいは、再立ち上げまでをも含む広い範囲での電源切断を指す。そして、特に電源強制切断を行うというのは、実行中のアプリケーション・プログラムやOS等に係わらずコンピュータ装置の電源を強制的に切断することを指す。
【0015】
しかし、コンピュータ装置の電源が投入されているとき、入力手段から電源強制切断を指示されてもメッセージをディスプレイの表示画面に表示できない場合、例えば、コンピュータ装置がハングアップして無応答状態になっている場合には、前記電源切断パスワードの入力を促すメッセージはディスプレイの表示画面に表示されず、もし、不正電源切断防止の面から電源プラグも抜き取れない状態になっていれば、コンピュータ装置の電源切断を簡単には行うことができなくなる。
【0016】
そこで、コンピュータ装置の電源切断を強制的に行わせる電源強制切断スイッチを設け、前記電源強制切断スイッチの操作は特定人(単数あるいは複数。以下同様)に限定して許可され、不正な電源強制切断を防止する。前記電源強制切断スイッチはコンピュータ装置がハングアップしない限り特に使用する必要はなく、コンピュータ装置の使用終了の度に使用するものではない。
【0017】
また、本願の請求項2に記載の発明は、前記電源強制切断スイッチは鍵付スイッチであることを特徴とする請求項1記載の不正電源切断防止機能付きコンピュータ装置である。
本願の請求項2記載の発明によれば、前記電源強制切断スイッチは、例えば、鍵をスイッチ内に差し込んで電源強制切断を操作指示されることで、コンピュータ装置がハングアップしている状態でも電源強制切断されるようになっている。
【0018】
前記電源強制切断スイッチの操作を特定人に限定して許可することにより、コンピュータ装置の不正な電源強制切断を防止する。
また、本願の請求項3に記載の発明は、前記電源強制切断スイッチはワイヤレス・リモコンで操作されるスイッチであることを特徴とする請求項1記載の不正電源切断防止機能付きコンピュータ装置である。
【0019】
本願の請求項3記載の発明によれば、前記電源強制切断スイッチは、ワイヤレス・リモコンで操作される、コンピュータ装置が有するスイッチであって、例えば、既存のテレビに用いられている赤外線式、また、自動車のキーレスエントリーとして用いられている電波式のどちらのタイプのものでも構わない。前記ワイヤレス・リモコンによる操作を特定人に限定して許可することにより、不正な電源強制切断を防止する。
【0020】
本願の請求項4記載の発明は、入力手段と画面表示手段を備えたコンピュータ装置であって、前記コンピュータ装置の電源切断を行う第1の電源切断スイッチと、電源切断パスワードを管理するパスワード管理手段と、前記電源切断スイッチにかかわらず、前記コンピュータ装置の電源を強制切断させる第2の電源切断スイッチとを有し、前記コンピュータ装置の電源が投入されているとき、前記第1の電源切断スイッチにより前記コンピュータ装置の電源を強制切断させる指示がなされると前記電源切断パスワードの入力を促すメッセージを前記画面表示手段の表示画面に表示し、前記電源切断パスワードが前記表示画面の所定箇所に入力されることにより前記コンピュータ装置の電源を強制切断することを特徴とする不正電源切断防止機能付きコンピュータ装置である。
【0021】
本願の請求項4の発明によれば、第1の電源切断スイッチが、例えば、コンピュータ装置本体の前面に取り付けられている押し込みボタン式のコンピュータ装置電源投入切断共用のスイッチであって、第1の電源切断スイッチが押されてコンピュータ装置の電源投入が行われ、コンピュータ装置が立ち上がり、コンピュータ装置本体に接続されているキーボードあるいはマウスからの入力指示に従って必要な内容がディスプレイに画面表示され、その後、コンピュータ装置の前記第1のスイッチが再び押されることによって、コンピュータ装置の電源切断が指示されると、コンピュータ装置はディスプレイにコンピュータ装置の電源切断可否確認画面を表示する。この時点で、さらに、第1の電源切断スイッチが押されても電源強制切断をしないようになっている。
【0022】
この電源切断可否確認画面に、例えば、キーボードから正しい電源パスワードが入力されると、コンピュータ装置をシャットダウンさせるプログラムを実行しコンピュータ装置の電源切断を行う。
したがって、コンピュータ装置の第1の電源切断スイッチにより電源強制切断が誤って、または、不正に指示されると、コンピュータ装置がディスプレイに電源切断可否確認画面を表示し、正しい電源パスワードが入力されない限り電源強制切断を実行しない。
【0023】
一方、コンピュータ装置の電源が投入されているときに第1のスイッチが押されコンピュータ装置の電源切断を指示されても、コンピュータ装置がハングアップしている状態にあっては、ディスプレイに電源切断可否確認画面が表示されない。
このような場合には、第1の電源切断スイッチにかかわらず電源強制切断させるには、第2の電源切断スイッチが操作されることにより、電源強制切断するようになっている。
【0024】
ここで、前記第2の電源切断スイッチは、特定人に限定して操作が許可されており、不正な電源強制切断の指示を防止する。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明による一実施形態を示す図である。
図1において、コンピュータ装置1は、本体1−1に、電源スイッチ1−2
、鍵付電源スイッチ1−3、コンピュータ装置1のOS1−4、電源切断パスワード管理手段1−5、電源ユニット1−6、そして、図示されていないCPU、コントローラ等が含まれている。
【0026】
ここで、電源切断パスワード管理手段1−5は、設定された電源切断パスワードを記憶し、入力されたパスワードとの照合を行い、照合の結果、入力されたパスワードが正しい場合は、例えば、コンピュータ装置1で稼働中のアプリケーション・ソフトウェア(図示省略)及びOS1−4を正しく終了させてコンピュータ装置1の電源を切れる状態にするよう、アプリケーション・ソフトウェア(図示省略)やOS1−4に指示し、コントローラを含む電源ユニット1−6を動作させる。
【0027】
また、コンピュータ装置1−1の外部には、ディスプレイ装置1−7、キーボード1−8が、例えば、ケーブルにより接続されている。
ここで、電源スイッチ1−2は、例えば、電源投入スイッチと電源切断スイッチの働きを共に備えたスイッチであり、従来のコンピュータ装置であると、電源投入がされている状態で、図の表面から垂直方向に奥へ1度目、押し込まれると、コンピュータ装置1への電源切断の指示を確認するメッセージがディスプレイの画面に表示され、確認ボタンを選択し実行すると、シャットダウンを行う。
ここで、電源切断の指示を確認するメッセージがディスプレイの画面に表示されいるときに、さらに、電源スイッチ1−2を2度目に押し込まれると、電源強制切断するものがある。
【0028】
しかし、本発明では、これとは異なり、電源スイッチ1−2を電源投入がされている状態で1度目に押し込まれると、シャットダウン、タスク終了、ログオフ等の確認選択を促すメッセージをディスプレイの表示画面に表示し、この段階で、さらに電源スイッチ1−2が押し込まれても電源強制切断はせず、電源切断パスワード管理手段1−5と関連づけられ、電源切断パスワードの入力を促すメッセージを表示する。
【0029】
また、電源投入がされている状態で電源スイッチ1−2が1度目に押し込まれたとき、電源切断パスワードの入力を促すメッセージを表示するようになっていても構わない。
鍵付電源スイッチ1−3は、図示されていない専用鍵により電源強制切断を指示されるようになっている。本図において、専用鍵を図の表面から差し込み、回すことにより電源強制切断を指示するようになっているが、家庭用のテレビやVTR機器のように可搬タイプのリモコン(図示省略)の操作により、電源強制切断を指示するものでも構わない。
【0030】
本発明においては、キーボードからの指示入力、あるいは、電源スイッチ1−2が押され、電源強制切断が指示される段階になると、本発明のコンピュータ装置1においては、電源切断パスワード管理手段1−5の指示により、ディスプレイ1−7の画面内に電源切断可否確認画面(図示省略)が表示される。
ディスプレイ1−7の画面内に表示された電源切断可否確認画面において、電源切断パスワードを入力するよう促されるので、画面の指示に従ってキーボード1−8から電源切断パスワードが入力されると、正しい電源切断パスワードであるかどうかが電源切断パスワード管理手段1−5において比較判定され、正しければ、電源強制切断をする。
【0031】
正しい電源切断パスワードが入力され、電源切断パスワード管理手段1−5が認識しない限り、電源強制切断しないようになっている。入力されたパスワードが正しくない場合は、例えば、初めに、パスワードの再入力を促すメッセージを表示し、再入力されたパスワードが正しく無い場合は、電源強制切断の指示を無視するようになっている。
【0032】
ここで、コンピュータ装置1がハングアップ状態になってしまった場合には、電源スイッチ1−2により電源切断指示をしても、コンピュータ装置1はこの指示を受け付けない。この場合には、鍵付電源スイッチ1−3が操作されることにより、コンピュータ装置1は、例えば、電源強制切断されるようになっている。
(実施例)
図2は本発明による1実施例を示すフロー図である。
【0033】
図2に沿って以下に本発明による1実施例を図1と関連付けて説明する。
コンピュータ装置1における本体1−1の電源スイッチ1−2によりコンピュータ装置1の電源投入がされる(S01)と、コンピュータ装置1のOS1−4を起動し(S02)、ディスプレイ1−7の表示画面に“電源切断パスワードを使用しますか”という“Yes”と“No”で答えを受け付ける問い合わせのウィンドウを表示する(S03)。 “Yes”を図1におけるマウス(図示省略)により選択指示されると、ディスプレイ1−7の表示画面に“電源切断パスワードを入力してください”という入力を促すウィンドウを表示する(S04)。
【0034】
電源パスワードが入力されると、コンピュータ装置1は通常に使用できる状態となる(S07)。ここで、毎回、ディスプレイ1−7の表示画面に“電源パスワードを入力してください”というメッセージのウィンドウを表示せずに、初回だけ、又は、電源パスワードを変更する場合に限って表示するように設定できるようになっていても構わない。
【0035】
ディスプレイ1−7の表示画面に“電源切断パスワードを使用しますか”という“Yes”と“No”で答えを受け付ける問い合わせのウィンドウを表示する段階(S03)で、“No”が選択されると、“使用時間が一定時間経過後、全てのファイル、プログラムをセーブ、クローズし電源切断しますか” という“Yes”と“No”で答えを受け付ける、問い合わせのウィンドウを表示する(S05)。
【0036】
“Yes”が選択入力されると、さらに、“使用時間を入力してください”という使用時間の入力を促すウィンドウを表示する(S06)ので、使用時間が入力されると、コンピュータ装置1は使用者がディスプレイ1−7の画面に従って通常に使用できる状態となる(S07)。
“No”が選択入力されると、使用時間が一定時間経過時にはコンピュータ装置1をシャットダウンしない設定がされ、コンピュータ装置1は使用者がディスプレイ1−7の画面に従って通常に使用できる状態となる(S07)。
【0037】
コンピュータ装置1は、使用され、その後、使用していたアプリケーション・ソフトウェアを終了したり保存すべきファイルを保存する指示を受けて、使用終了の段階に入る(S08)。
コンピュータ装置1をシャットダウンするため、例えば、コンピュータ装置1に接続されているマウス(図示省略)やキーボード1−8からの指示で、ディスプレイ1−7の画面にシャットダウン・メニュー(図示省略)を表示させ、画面の指示に従ってシャットダウン処理に入る(S10)。
【0038】
本実施例においては、電源強制切断の他にシャットダウンの場合であっても電源切断パスワードの入力を必要とする例を示している。
前記シャットダウン・メニューをマウスで選択指示すると、“電源切断時のパスワードが設定されています。パスワードを入力してください”というメッセージが画面に表示され、これと共にパスワード入力のプロンプトが表示される。
【0039】
該当箇所にパスワードを入力すると、電源パスワード管理手段1−5により、入力されたパスワードが照合され(S12)、間違っていれば、“正しいパスワードを入力してください。電源切断できません。”とのメッセージが表示され(S15)、シャットダウン処理(S10)の前の段階に戻る。
入力されたパスワードが照合の結果、正しければ、“電源を切断します”とのメッセージを表示して、OS1−4、又は、アプリケーション・ソフトウェア(図示省略)は、電源制御装置を含む電源ユニット1−6に対してシャットダウンのプロセスを実行し、“電源切断”(S14)が行われる。
【0040】
ここで、コンピュータの通常使用(S07)時において不測のシステム・ハングアップ(無応答状態)が発生した場合(S16)は、電源強制切断スイッチにより電源切断が指示されると(S17)、コンピュータ装置1は、電源強制切断される。
また、コンピュータ装置1の電源を切断する第1の電源切断スイッチと、前記電源切断スイッチの状態にかかわらず電源強制切断する第2の電源切断スイッチとを有するコンピュータ装置1においては、コンピュータの通常使用(S07)時において、使用者の操作間違いや第三者による不正行為により、キーボードからの入力指示、あるいは、第1の電源切断スイッチにより電源強制切断の指示が発せられた場合は(S09)、コンピュータ装置1への電源供給がそのまま切断されることの無いように、電源切断パスワードの入力が正しければ電源強制切断し、正しくなければシャットダウン処理(S10)へと導かれるようになっている。また、シャットダウン処理(S10)の表示メニューには“キャンセル”メニューがあり(表示省略)、シャットダウン処理(S10)の前の状態に戻れるようになっている。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、ネットワークに接続されているか否かに係わらず、コンピュータ装置が使用されている間の使用者による操作ミスや第三者の不正行為によるコンピュータ装置の電源が強制的に切断されることを防止し、ひいては、コンピュータ装置内部の資産の確保、犯罪を抑止し、コンピュータ装置の保全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施形態を示す図。
【図2】本発明による1実施例を示すフロー図。
【符号の説明】
1・・・・・コンピュータ装置
1−1・・・本体
1−2・・・電源スイッチ
1−3・・・鍵付電源スイッチ
1−4・・・OS
1−5・・・電源切断パスワード管理手段
1−6・・・電源ユニット
1−7・・・ディスプレイ
1−8・・・キーボード
Claims (4)
- 入力手段と画面表示手段を備えたコンピュータ装置において、
前記コンピュータ装置の電源切断パスワードを管理するパスワード管理手段と
、
前記コンピュータ装置の電源を強制切断させる電源強制切断スイッチとを有し
、
前記コンピュータ装置の電源が投入されているとき、前記入力手段からの前記コンピュータ装置の電源を強制切断させる指示により、前記電源切断パスワードの入力を促すメッセージを前記画面表示手段の表示画面に表示し、前記電源切断パスワードが前記表示画面の所定箇所に入力されることにより前記コンピュータ装置の電源を強制切断することを特徴とする不正電源切断防止機能付きコンピュータ装置。 - 前記電源強制切断スイッチは鍵付スイッチであることを特徴とする請求項1記載の不正電源切断防止機能付きコンピュータ装置。
- 前記電源強制切断スイッチはワイヤレス・リモコンで操作されるスイッチであることを特徴とする請求項1記載の不正電源切断防止機能付きコンピュータ装置。
- 入力手段と画面表示手段を備えたコンピュータ装置であって、
前記コンピュータ装置の電源切断を行う第1の電源切断スイッチと、
電源切断パスワードを管理するパスワード管理手段と、
前記電源切断スイッチにかかわらず、前記コンピュータ装置の電源を強制切断させる第2の電源切断スイッチとを有し、
前記コンピュータ装置の電源が投入されているとき、前記第1の電源切断スイッチにより前記コンピュータ装置の電源を強制切断させる指示がなされると前記電源切断パスワードの入力を促すメッセージを前記画面表示手段の表示画面に表示し、前記電源切断パスワードが前記表示画面の所定箇所に入力されることにより前記コンピュータ装置の電源を強制切断することを特徴とする不正電源切断防止機能付きコンピュータ装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2003041574A JP2004252669A (ja) | 2003-02-19 | 2003-02-19 | 不正電源切断防止機能付きコンピュータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2003041574A Pending JP2004252669A (ja) | 2003-02-19 | 2003-02-19 | 不正電源切断防止機能付きコンピュータ装置 |
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