JP2004252552A - 携帯型電子機器の制御システム及び携帯型端末 - Google Patents

携帯型電子機器の制御システム及び携帯型端末 Download PDF

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Abstract

【課題】格段の小型化、軽量化を可能とし、秘匿性を格段に向上させるとともに、複数の携帯型機器の機能的な組み合わせ動作を可能とする携帯型電子機器の制御システム及び携帯型補助端末を提供する。
【解決手段】携帯型端末1には、ワイヤレス回線を介して通信が行われ、携帯型電子機器2〜5の主要な機能を実行するためのプログラムが格納されたディスクや半導体メモリとCPUが搭載され、CPUがディスクから読み出されたプログラムに基づいて所定の処理を実行するとともに、バッテリを内蔵し、携帯型電子機器2〜5とワイヤレス回線を介して通信する機能を備える。携帯型電子機器2〜5と携帯型端末間1のRF−ID認証や電子割符認証後に上記処理を実行する。ディスクは、カード型ハードディスクまたはカード型光ディスクとすることができ、ワイヤレス通信は、前記携帯型電子機器と前記携帯型端末間の距離が所定距離以内に至ったときに行う。
【選択図】 図1

Description

【発明の属する技術分野】
【0001】
本発明は、携帯型電子機器の制御システム及び携帯型補助端末に関し、小型化、低価格化及び使用性を著しく改善した携帯型電子機器の制御システム及び携帯型補助端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機、ノートパソコン、携帯型情報端末等、携帯性に優れた各種携帯型電子機器が開発されており、これら携帯型電子機器の特性も種々の面で著しく改善されている。例えば、携帯型電子機器本体の小型化、携帯型電子機器の信号処理を行う心臓部としてのCPU動作速度の高速化、記憶媒体の小型化や大容量化等は、将来の性能向上のターゲットとして重要な構成要素である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
かかる携帯型電子機器の種類の多様性と性能向上は、機能別に数多くの携帯型電子機器が出現することになり、しかもそれぞれの携帯型電子機器の性能向上(CPU処理速度の向上やメモリの大容量化)に伴って新機種が登場することになり、しかも記憶媒体の大容量化やCPU処理速度の向上は小型化や低コスト化に反する。また、複数の携帯型電子機器が使用可能な環境下では、従来は個々の携帯型電子機器は単独で使用され、機能的な組み合わせでの使用はできなかった。
【0004】
そこで、本発明の目的は、格段の小型化、軽量化を可能とする携帯型電子機器の制御システム及び携帯型補助端末を提供することにある。
【0005】
本発明の他の目的は、秘匿性を格段に向上させた携帯型電子機器の制御システム及び携帯型補助端末を提供することにある。
【0006】
本発明の更に他の目的は、複数の携帯型機器の機能的な組み合わせ動作を可能とする携帯型電子機器の制御システム及び携帯型補助端末を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明による携帯型電子機器の制御システム及び携帯型補助端末は、次のような特徴的な構成を採用している。
【0008】
(1)ワイヤレス回線を介して通信が行われ、独自の機能を実行する携帯型電子機器と、
予め定めた少なくとも一つの携帯型電子機器の主要な機能を実行するためのプログラムが格納されたディスクとCPUが搭載され、前記CPUが前記ディスクから読み出されたプログラムに基づいて所定の処理を実行するとともに、バッテリを内蔵し、前記携帯型電子機器と前記ワイヤレス回線を介して通信する携帯型端末とを備え、
前記携帯型電子機器と前記携帯型端末間の認証を実行後に、認証された前記携帯型電子機器の機能を実行するためのプログラムを前記携帯型情報端末のディスクから読み出し、搭載されたCPUにより実行し、前記携帯型電子機器と前記ワイヤレス回線を介しての通信を行って前記認証された携帯型電子機器の機能を実行する携帯型電子機器の制御システム。
【0009】
(2)ワイヤレス回線を介して通信が行われ、独自の機能を実行する携帯型電子機器と、
予め定めた少なくとも一つの携帯型電子機器の主要な機能を実行するためのプログラムが格納された半導体メモリとCPUが搭載され、前記CPUが前記ディスクから読み出されたプログラムに基づいて所定の処理を実行するとともに、バッテリを内蔵し、前記携帯型電子機器と前記ワイヤレス回線を介して通信する携帯型端末とを備え、
前記携帯型電子機器と前記携帯型端末間の認証を実行後に、認証された前記携帯型電子機器の機能を実行するためのプログラムを前記携帯型端末のディスクから読み出し、搭載されたCPUにより実行し、前記携帯型電子機器と前記ワイヤレス回線を介しての通信を行って前記認証された携帯型電子機器の機能を実行する携帯型電子機器の制御システム。
【0010】
(3)前記ディスクは、カード型ハードディスクまたはカード型光ディスクである上記(1)の携帯型電子機器の制御システム。
【0011】
(4)複数の携帯型電子機器を前記携帯型端末による制御の下、動作させる上記(1)乃至(3)のいずれかの携帯型電子機器の制御システム。
【0012】
(5)一つの携帯型電子機器が携帯電話機であり、電子メールまたは画像を表示する動作を実行している場合には、ディスプレイをもつ他の携帯型電子機器に前記画像データを送出して表示させる上記(1)乃至(4)のいずれかの携帯型電子機器の制御システム。
【0013】
(6)前記ワイヤレス通信は、前記携帯型電子機器と前記携帯型端末間の距離が所定距離以内に至ったときに行う上記(1)乃至(5)のいずれかの携帯型電子機器の制御システム。
【0014】
(7)前記認証は、ワイヤレス回線で接続されるシステムにおける相互の通信を可能とする認証を実行するために個々の装置に付与されるID番号の確認を行うRF−ID認証や電子割符による電子割符認証に基づいて行われる上記(1)乃至(7)のいずれかの携帯型電子機器の制御システム。
【0015】
(8)前記携帯型電子機器は、前記ワイヤレス通信機能と、入出力機能と、ディスプレイ機能と、バッテリのみを備える上記(1)乃至(7)のいずれかの携帯型電子機器の制御システム。
【0016】
(9)前記距離の測定は、受信電波強度が通信に必要なしきい値以上に至ったことを検出する上記(1)乃至(8)のいずれかの携帯型電子機器の制御システム。
【0017】
(10)前記認証処理は、RF−ID認証又は/及び前記携帯型電子機器と前記携帯型端末のそれぞれに組み込まれた電子割符の照合結果の一致を判断する処理である上記(1)乃至(9)のいずれかの携帯型電子機器の制御システム。
【0018】
(11)前記認証処理は時間的に間欠的に行う上記(1)乃至(10)のいずれかの携帯型電子機器の制御システム。
【0019】
(12)前記電子割符として、ユーザのバイオメトリックな属性データを用いる上記(1)乃至(10)のいずれかに記載の携帯型電子機器の制御システム。
【0020】
(13)前記電子割符として、ユーザのバイオメトリックな属性データと、認証の度に任意に変化する所定のパラメータとの組み合わせを用いる上記(7)、(10)または(12)のいずれかの携帯型電子機器の制御システム。
【0021】
(14)前記ユーザのバイオメトリック属性データとして前記ユーザの顔データを用い、前記パラメータして認証の度に変化する前記顔データを分割するためのパラメータを用いる上記(7)、(10)、(12)または(13)のいずれかの携帯型電子機器の制御システム。
【0022】
(15)前記携帯型電子機器と前記携帯型端末に設けられた前記電子割符データの生成タイミングを同期させておき、認証の際に同期タイミングも認証の基礎データとする上記(7)、(10)、(12)、(13)または(14)のいずれかの携帯型電子機器の制御システム。
【0023】
(16)前記認証のために必要な登録データは、前記携帯型端末内のディスクに格納されているプログラムに基づく処理を内蔵CPUにより実行することにより行う上記(1)乃至(15)のいずれかの携帯型電子機器の制御システム。
【0024】
(17)前記携帯型電子機器を介して受信したデータを前記携帯型端末のディスクに保存する上記(1)乃至(16)のいずれかの携帯型電子機器の制御システム。
【0025】
(18)前記携帯型電子機器は、携帯電話機、ノートパソコン、携帯型情報端末、スピーカ及びマイク付属リモコンのいずれかである上記(1)乃至(17)のいずれかの携帯型電子機器の制御システム。
【0026】
(19)ワイヤレス回線を介して通信が行われ、独自の機能を実行する少なくとも一つの携帯型電子機器の主要な機能を実行するためのプログラムが格納されたディスクまたは半導体メモリとCPUが搭載され、前記CPUが前記ディスクから読み出されたプログラムに基づいて所定の処理を実行するとともに、バッテリを内蔵し、前記携帯型電子機器と前記ワイヤレス回線を介して通信する携帯型端末。
【0027】
(20)前記ディスクは、カード型ハードディスクまたはカード型光ディスクである上記(19)の携帯型端末。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による携帯型電子機器の制御システム及び携帯型補助端末の好適実施形態例について添付図を参照しながら詳細に説明する。
【0029】
図1は本発明の一実施形態による携帯型電子機器の制御システムのシステム構成図である。
【0030】
図1において、CPU、小型メモリ(カード型ハードディスク:HDD、カード型光ディスク、半導体メモリ等)及びバッテリを内蔵する携帯型端末(以下、インテリジェントカード:I−カードと称する)1が、それぞれ独自の機能を有する端末装置、例えば、携帯電話機2、ノートパソコン3、携帯型情報端末(以下、PDAと称する)4、スピーカ及びマイク付属リモコン5と電波等の通信媒体を介してワイヤレス接続されている。このリモコン5により被制御装置(本例では、テレビ)6が制御される。I−カード1と端末装置2〜5のそれぞれは互いの認証を実行し、認証後にそれぞれの機能処理が実行される。ここで、ディスクと、ディスクをアクセスするドライブは一体化すれば、小型化が図れる。
【0031】
この認証は、RF−ID認証や電子割符による認証等に基づいて行われ、I−カード1と、動作接続を希望する端末(2〜5のいずれか)とが所定距離内であるときに動作を開始する。これは、秘匿性を確保するためで、例えば、微弱無線電波を用いて、2〜3m以内にI−カード1と端末間が接近しているときにのみ両者の通信が可能になるようにすれば、特定の端末との間でのみ相互の通信が行われることになり、傍受による通信内容の漏洩を防止することができる。
【0032】
I−カード1には、前述のように、CPUと、カード型HDDやカード型光ディスク等のメモリが内蔵されており、メモリには各種処理を実行するためのプログラムが格納されている。このカード型HDDやカード型光ディスク等のメモリは大容量化が可能であるので、アプリケーションプログラムを含め種々のプログラムを格納できる。これらのプログラムとしては、上記端末の主要な機能を実行するための、例えば、携帯電話機2の電話機能だけでなく画像処理機能を含め、種々の機能を実行するためのプログラム、ノートパソコン3のパソコン処理機能を実行するためのプログラム、PDA4の処理機能を実行するためのプログラム、TVリモコン5の処理機能を実行するためのプログラム等、任意に設定された端末の処理機能を実行するためのプログラムが格納されている。
【0033】
一方、携帯電話機2、ノートパソコン3、PDA4、TVリモコン5には、上記I−カードに内蔵されている処理機能は不要となる。したがって、携帯電話機2、ノートパソコン3、PDA4、TVリモコン5は、基本的に、入力部等の操作部と画像や音声の出力部を備えるだけで済み、処理速度が要求されるCPUや大容量のメモリをそれぞれの端末に内蔵する必要がなく、コスト面や小型化の面での優位性が確保できるだけでなく、バッテリも大きな容量を必要とせず、端末自体の消費電力を大幅に節約でき、バッテリ節約になる。
【0034】
以上のように、I−カードの内蔵メモリには、所定のプログラムが格納され、CPUによりそのプログラムを実行する機能を有するので、結局、サーバ(ホームサーバ)機能を果たしていることになる。
【0035】
以下、図1に示す各端末の機能を実行するためのI−カードを利用したシステム動作を、図2に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0036】
例えば、携帯電話機2を利用する場合には、I−カード1と携帯電話機2間の距離が測定され、距離が所定距離(例えば、2〜3m)以内であるときに、I−カード1との認証動作に移行する(ステップS1)。距離測定は、任意の測距手段を用いることができるが、相互の通信媒体として微弱電波を使えば、受信電波強度が通信に必要なしきい値以上に至ったときに動作可能と判定することができる。
【0037】
認証処理は、RF−ID認証処理(ステップS2)と、電子割符(E−Tally)による認証処理(ステップS3)により実行される。この認証処理は、これ以外の認証処理を追加して認証確度を向上させることもできるし、いずれか一方の認証処理を実行しても良いが、後述するように、本実施形態における電子割符による認証処理は秘匿性がきわめて高く、その使用が望ましい。上記距離測定や認証処理は、時間的に間欠的に行うことができる。
【0038】
ステップS2におけるRF−ID認証処理は、主装置と複数の端末が無線回線で接続されるシステムにおける相互の通信を可能とする認証を実行するために、複数の端末のそれぞれに付与されるID番号の確認を行うものである。このRF−ID認証がOKとされると、電子割符による認証処理(ステップS3)が実行される。
【0039】
電子割符による認証処理は、I−カード1と端末2のそれぞれに組み込まれた電子割符の照合結果が一致しているときに認証が合格(OK)であると判定する。電子割符としては、ユーザのバイオメトリックな属性データを用いたり、この属性データと、認証の度に変化するパラメータとの組み合わせを用いるようにすれば、当該電子割符生成部が起動される度に、異なる電子割符が生成されるので、ユーザのバイオメトリック属性データが漏洩したとしても、認証が合格することはなく、不正使用は殆ど不可能である。例えば、バイオメトリック属性データとしてユーザの顔データを分割して用いる際、分割するためのパラメータを変化させれば、顔データを盗まれても、変化する分割パラメータと一致するパラメータを生成することはきわめて困難で、分割パラメータの変化を複雑にすれば不正な認証合格はほとんど不可能に近い。
【0040】
電子割符による認証処理精度を更に向上させるため、電子割符データの生成のタイミングとしてのクロック生成回路を、I−カード1と端末2のそれぞれに設け、最初の段階でクロック生成タイミングを同期させておくことにより、I−カード1と端末2の動作時に両クロック生成タイミングが一致するときのみ動作可能とすれば不正使用は不可能となる。
【0041】
こうして認証がOKであると、I−カード1は、認証OK対象の端末の機能を実行するプログラムをカード型HDDやカード型光ディスクから読み出し、内蔵されているCPUで当該機能を実行する(ステップS4)。この実行は、端末との間でのワイヤレス通信を介して次のように行われる。
【0042】
すなわち、認証された端末が携帯電話機2であるときには、携帯電話機特有の通信機能を実行するための処理を、ノートパソコン3であるときには、I−カード1のカード型ディスクに格納されているアプリケーション機能を含め、ノートパソコン3が実行すべき機能プログラム(従来はパソコン内蔵のHDDに格納される)を読み出して、I−カード1に搭載されているCPUが実行する。同様に、認証された端末がPDA4であるときには、PDA4が実行する主要な機能(通信機能や画像処理機能等)特有の機能を実行するための処理を実行する。
【0043】
また、認証された端末がTVリモコン5であるときには、TVリモコン5による制御機能をカード型ディスクに格納されているプログラムに基づいて、テレビ6等の制御を実行する。
【0044】
以上説明したように、本発明では、各種端末の頭脳部分としてのCPUやメモリ部を、別設のCPUとメモリ内蔵のI−カードにもたせている。一方、各種端末には高性能で高価なCPUや大容量のメモリを内蔵させる必要がなくなり、基本的には、I−カード1や外部との通信機能、入力機能及び/又は出力機能(ディスプレイ)を装備させるだけで済み、軽量、薄型化を含む小型化が容易になるとともに、安価になるという今後の携帯端末の必須条件の確保が容易となる。
【0045】
次に、上記例として挙げられた端末2〜5の使用状態を説明する。
通常の使用時は、ユーザは、携帯電話機2とI−カード1を一緒に所持しており(つまり、両者の通信可能距離内で認証処理が可能)、携帯電話機1に電話がかかってきたときには、通常の携帯電話機の操作で通話や通信が可能となる。
【0046】
また、ノートパソコン3を使うときには、I−カード1の所在場所から通信可能距離(2〜3m)内にノートパソコン3を持ってきて、使用する。この状態では、ノートパソコン3の使用が可能となり、ノートパソコン3はI−カード1のカード型ディスクに格納されているアプリケーションプログラムや、独自に格納されているプログラムに基づいて各種処理を実行する。
【0047】
PDA4やTVリモコン5についても、使用時には、I−カード1の所在場所から通信可能距離内にPDA4やリモコン5を持ってきて使用する。この状態でのPDA4やリモコン5の使用はI−カード1のカード型ディスクに格納されているアプリケーションプログラムや、独自に格納されているプログラムに基づいて可能となる。
【0048】
本実施形態における認証のためには、予め必要な登録をしておく必要がある。この登録は。I−カード1と各端末との間でペアリングのためのRF−ID番号と電子割符番号の登録により行われるが、この登録は、上述のように、至近距離(例えば、2〜3m)内にI−カード1と端末が存在するときだけしか行われないし、I−カード1に内蔵されているCPUがカード型ディスク等のメモリに格納されているプログラムに基づいて、I−カード1内で能動的に且つ外部からの情報なしで自己完結的に登録処理を実行するので、登録のための情報が外部に漏れる恐れがない。万が一、情報が漏れたとしても、本発明では上述のごとく任意にまたは時間的に自動的に変化する電子割符を用いているので、認証段階でそれ以降の侵入を阻止できる。
【0049】
次に、本発明の他の実施形態を次に説明する。本実施形態は、I−カードが対応する端末の動作状態に応じて他の端末や装置を適宜有効に動作させるものである。
【0050】
例えば、携帯電話機2の使用状態が音声だけによる通信である場合には、携帯電話機2そのものを通常の状態で動作させれば良いが、電子メールを授受する際には、大きな画面で表示したほうが視認性が良いので、近くにあるパソコン3やPDA4のディスプレイ、更にはテレビ6で表示させる。この場合には、I−カード1は、携帯電話機1から受信した画像情報を受けて、上記他の端末3、4、6に送出してディスプレイに画像を表示させる。また、携帯電話機2がテレビ電話機能で通信しているときには、より大きな画面での表示が好ましいから、I−カード1が携帯電話機1から受信した画像情報を受信して、TVリモコン5に送出する。リモコン5は受信した画像情報をテレビ6に送出する。このように、本実施形態では、I−カード1が、一つの端末との間の動作を制御するだけでなく、複数の端末を有機的に結合しており、ユーザの使用性、利便性を著しく改善できる。
【0051】
上記の如く構成された携帯型電子機器の制御システムでは、I−カード1に端末側の頭脳部分を構成するCPUと各種機能を実行するためのプログラムを格納したカード型HDDやカード型光ディスクを備えているので、携帯電話機2、ノートパソコン3等の端末を用いて、インターネットを介してウエブサイトから音楽や映像等の大容量データをダウンロードして保存できる。また、I−カード1と、端末それぞれがバッテリ(電源)を装備しているので、個々の装置の小型化、バッテリ使用時間の長時間化が可能となり、使用性が改善される。
【0052】
以上、本発明の携帯型電子機器の制御システム及び携帯型補助端末の好適実施形態例を説明したが、これは単なる例示にすぎず、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること勿論である。例えば、I−カード1と端末2〜5間の通信は、電波利用に限らず、光等の任意のワイヤレス通信手段を用いることができることは勿論である。
【0053】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の携帯型電子機器の制御システム及び携帯型補助端末によれば、格段の小型化、軽量化が可能となり、秘匿性も向上するだけでなく複数の携帯型機器の機能的な組み合わせ動作が可能となるという顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による携帯型電子機器の制御システムのシステム構成図である。
【図2】本発明の一実施形態による携帯型電子機器の制御システムの動作処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 I−カード
2 携帯電話機
3 ノートパソコン
4 PDA
5 リモコン
6 プラズマTV

Claims (20)

  1. ワイヤレス回線を介して通信が行われ、独自の機能を実行する携帯型電子機器と、
    予め定めた少なくとも一つの携帯型電子機器の主要な機能を実行するためのプログラムが格納されたディスクとCPUが搭載され、前記CPUが前記ディスクから読み出されたプログラムに基づいて所定の処理を実行するとともに、バッテリを内蔵し、前記携帯型電子機器と前記ワイヤレス回線を介して通信する携帯型端末とを備え、
    前記携帯型電子機器と前記携帯型端末間の認証を実行後に、認証された前記携帯型電子機器の機能を実行するためのプログラムを前記携帯型情報端末のディスクから読み出し、搭載されたCPUにより実行し、前記携帯型電子機器と前記ワイヤレス回線を介しての通信を行って前記認証された携帯型電子機器の機能を実行することを特徴とする携帯型電子機器の制御システム。
  2. ワイヤレス回線を介して通信が行われ、独自の機能を実行する携帯型電子機器と、
    予め定めた少なくとも一つの携帯型電子機器の主要な機能を実行するためのプログラムが格納された半導体メモリとCPUが搭載され、前記CPUが前記ディスクから読み出されたプログラムに基づいて所定の処理を実行するとともに、バッテリを内蔵し、前記携帯型電子機器と前記ワイヤレス回線を介して通信する携帯型端末とを備え、
    前記携帯型電子機器と前記携帯型端末間の認証を実行後に、認証された前記携帯型電子機器の機能を実行するためのプログラムを前記携帯型端末のディスクから読み出し、搭載されたCPUにより実行し、前記携帯型電子機器と前記ワイヤレス回線を介しての通信を行って前記認証された携帯型電子機器の機能を実行することを特徴とする携帯型電子機器の制御システム。
  3. 前記ディスクは、カード型ハードディスクまたはカード型光ディスクであることを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器の制御システム。
  4. 複数の携帯型電子機器を前記携帯型端末による制御の下、動作させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の携帯型電子機器の制御システム。
  5. 一つの携帯型電子機器が携帯電話機であり、電子メールまたは画像を表示する動作を実行している場合には、ディスプレイをもつ他の携帯型電子機器に前記画像データを送出して表示させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の携帯型電子機器の制御システム。
  6. 前記ワイヤレス通信は、前記携帯型電子機器と前記携帯型端末間の距離が所定距離以内に至ったときに行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の携帯型電子機器の制御システム。
  7. 前記認証は、ワイヤレス回線で接続されるシステムにおける相互の通信を可能とする認証を実行するために個々の装置に付与されるID番号の確認を行うRF−ID認証や電子割符による電子割符認証に基づいて行われることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の携帯型電子機器の制御システム。
  8. 前記携帯型電子機器は、前記ワイヤレス通信機能と、入出力機能と、ディスプレイ機能と、バッテリのみを備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の携帯型電子機器の制御システム。
  9. 前記距離の測定は、受信電波強度が通信に必要なしきい値以上に至ったことを検出することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の携帯型電子機器の制御システム。
  10. 前記認証処理は、RF−ID認証又は/及び前記携帯型電子機器と前記携帯型端末のそれぞれに組み込まれた電子割符の照合結果の一致を判断する処理であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の携帯型電子機器の制御システム。
  11. 前記認証処理は時間的に間欠的に行うことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の携帯型電子機器の制御システム。
  12. 前記電子割符として、ユーザのバイオメトリックな属性データを用いることを特徴とする請求項7または10のいずれかに記載の携帯型電子機器の制御システム。
  13. 前記電子割符として、ユーザのバイオメトリックな属性データと、認証の度に任意に変化する所定のパラメータとの組み合わせを用いることを特徴とする請求項7、10または12のいずれかに記載の携帯型電子機器の制御システム。
  14. 前記ユーザのバイオメトリック属性データとして前記ユーザの顔データを用い、前記パラメータして認証の度に変化する前記顔データを分割するためのパラメータを用いることを特徴とする請求項7、10、12または13のいずれかに記載の携帯型電子機器の制御システム。
  15. 前記携帯型電子機器と前記携帯型端末に設けられた前記電子割符データの生成タイミングを同期させておき、認証の際に同期タイミングも認証の基礎データとすることを特徴とする請求項7、10、12、13または14のいずれかに記載の携帯型電子機器の制御システム。
  16. 前記認証のために必要な登録データは、前記携帯型端末内のディスクに格納されているプログラムに基づく処理を内蔵CPUにより実行することにより行うことを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の携帯型電子機器の制御システム。
  17. 前記携帯型電子機器を介して受信したデータを前記携帯型端末のディスクに保存することを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の携帯型電子機器の制御システム。
  18. 前記携帯型電子機器は、携帯電話機、ノートパソコン、携帯型情報端末、スピーカ及びマイク付属リモコンのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載の携帯型電子機器の制御システム。
  19. ワイヤレス回線を介して通信が行われ、独自の機能を実行する少なくとも一つの携帯型電子機器の主要な機能を実行するためのプログラムが格納されたディスクまたは半導体メモリとCPUが搭載され、前記CPUが前記ディスクから読み出されたプログラムに基づいて所定の処理を実行するとともに、バッテリを内蔵し、前記携帯型電子機器と前記ワイヤレス回線を介して通信することを特徴とする携帯型端末。
  20. 前記ディスクは、カード型ハードディスクまたはカード型光ディスクであることを特徴とする請求項19に記載の携帯型端末。
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JP2007324693A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Funai Electric Co Ltd クライアント・サーバシステム

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