JP2004252021A - 画像形成装置及びモード切換方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】特殊モードに対応する釦の組み合わせの所定時間以上の押下により、基本モードから特殊モードへの切り換えを行うようにし、操作が容易で且つユーザが誤ってモードを切り換えてしまうことのない画像形成装置及びモード切換方法を提供することにある。
【解決手段】画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための特殊モードとを切り換え可能な画像形成制御部を有する画像形成装置において、各種操作を行うための複数の釦と、前記釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が第1の所定時間押下されたことを検知する検知手段と、前記検知した所定の組み合わせに基づいて、前記画像形成制御部に対し前記所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードに切り換えさせるモード制御手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための特殊モードとを切り換え可能な画像形成制御部を有する画像形成装置において、各種操作を行うための複数の釦と、前記釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が第1の所定時間押下されたことを検知する検知手段と、前記検知した所定の組み合わせに基づいて、前記画像形成制御部に対し前記所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードに切り換えさせるモード制御手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機能の異なる複数のモードを有する画像形成装置及びそのモード切換方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、プリンタ、複写機、ファクシミリ及び複合機等の画像形成装置においては、通常ユーザが使用するモードとしてプリンタ、複写機、ファクシミリ及び複合機等として使用するための基本モードと、その他にサービスマンや工場の作業者が装置内部に備えられた各ハードウエアやソフトウエアを個々に試験的に動作させ、例えばモータ等の動作を検査するためのモード、仕向地やユーザに応じた各種設定内容の切り換えや修理やユーザの要求に応じて各種パラメータの設定を変更するためのモード等の特殊モードを有する。また、それらのモードは操作パネル等を用いて切り換えられるようになっている。
【0003】
例えば、その切換は、操作パネルに設けられた釦を所定の組み合わせで押下しながら、電源スイッチをオンするという操作を行い、そのときの釦の組み合わせに応じた特殊モードで立ち上げる様にして行われている。ここで、このように電源スイッチと釦の組み合わせを用いるのは、特殊モードはユーザが使用しないモードであり、ユーザが容易に特殊モードに変更できないようにするためのものである。
【0004】
また、電源スイッチを誤って操作しないように、特に頻繁に使用される操作パネルの釦から離して配置ように配慮されていることが多い。その場合には、上述のような操作では、必ず両手を用いて行う必要があった。
【0005】
また、そのような配慮がなされていない場合、つまり、電源スイッチが操作パネルの釦の近くに配置されている場合であっても、片手の数本の指で操作パネルの数個の釦を押下しながら、その手の残った指で電源スイッチをオンすることは困難である。したがって操作には、両手を用いた方が容易である。
【0006】
従って、上述のような操作では、両手を使わなければならないか、または、両手を用いた方が容易であるため、例えば片手が塞がっているときや、片手の不自由な人にとっては、その操作が困難なものとなっていた。
【0007】
一方、モードを切り換えるための設定釦を備え、その設定釦を所定時間以上押下してモータ動作の設定を行うための設定モードを切り換えるモータ駆動制御装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−201271号公報(段落〔0032〕−〔0036〕、第5図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この設定モードの切り換えは設定釦の操作のみ行われるため、ユーザが誤って操作し易く、不必要な設定モードの切換がなされてしまう可能性がある。また、所定時間以上設定釦が押下されなければ設定モードの切換がなされないよう配慮されているが、それだけでは十分とはいえない。
【0010】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、特殊モードに対応する釦の組み合わせの所定時間以上の押下により、基本モードから特殊モードへの切り換えを行うようにし、操作が容易で且つユーザが誤ってモードを切り換えてしまうことのない画像形成装置及びモード切換方法を提供することにある。
【0011】
また、組み合わされる釦を片手で操作可能な範囲に配置することで、操作をより容易にし、片手が塞がっているときや、片手の不自由な人であっても操作可能にすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための特殊モードとを切り換え可能な画像形成制御部を有する画像形成装置において、各種操作を行うための複数の釦と、前記釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が第1の所定時間押下されたことを検知する検知手段と、前記検知した所定の組み合わせに基づいて、前記画像形成制御部に対し前記所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードに切り換えさせるモード制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0013】
また、請求項2記載の発明は、画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための特殊モードとを切り換え可能な画像形成制御部を有する画像形成装置において、各種操作を行うための複数の釦と、前記釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が第1の所定時間押下されたことを検知する検知手段と、前記検知した所定の組み合わせを表すモード情報を記憶する記憶手段と、電源が再投入されたときに、前記記憶手段に記憶されているモード情報に対応する機能の特殊モードで立ち上げるように前記画像形成制御部を制御するモード制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0014】
また、請求項3記載の発明は、画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための特殊モードとを切り換え可能な画像形成制御部を有する画像形成装置において、各種操作を行うための複数の釦と、前記釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が第1の所定時間押下されたことを検知する検知手段と、前記検知がなされたときに、前記検知した所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードの表示をする表示手段と、前記検知した所定の組み合わせを表すモード情報を記憶する記憶手段と、電源が再投入されたときに、前記記憶手段に記憶されているモード情報に対応する機能の特殊モードで立ち上げるように前記画像形成制御部を制御するモード制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0015】
また、請求項4記載の発明は、画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための特殊モードとを切り換え可能な画像形成制御部を有する画像形成装置において、各種操作を行うための複数の釦と、前記釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が第1の所定時間押下されたことを検知する検知手段と、前記検知した所定の組み合わせを表すモード情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に前記記憶された前記モード情報を削除することが可能な記憶削除手段と、電源が再投入されたときに、前記記憶手段に前記モード情報が記憶されている場合には、そのモード情報に対応する機能の特殊モードで立ち上げ、前記記憶手段に前記モード情報が記憶されていない場合には、前記基本モードで立ち上げるように前記画像形成制御部を制御するモード制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0016】
また、請求項5記載の発明は、画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための特殊モードとを切り換え可能な画像形成制御部を有する画像形成装置において、各種操作を行うための複数の釦と、前記釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が第1の所定時間押下されたことを検知する検知手段と、前記検知がなされたときに、前記検知した所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードの表示をする表示手段と、前記検知した所定の組み合わせを表すモード情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に前記記憶された前記モード情報を削除することが可能な記憶削除手段と、電源が再投入されたときに、前記記憶手段に前記モード情報が記憶されている場合には、そのモード情報に対応する機能の特殊モードで立ち上げ、前記記憶手段に前記モード情報が記憶されていない場合には、前記基本モードで立ち上げるように前記画像形成制御部を制御するモード制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0017】
また、請求項6記載の発明は、前記記憶削除手段は、前記記憶手段で前記モード情報が記憶された後、第2の所定時間が経過しても電源の切断がなされない場合に前記記憶された前記モード情報を削除することを特徴としている。
【0018】
また、請求項7記載の発明は、前記モード情報は、前記所定の組み合わせ、または、前記所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードを表すもののいずれか1つであることを特徴としている。
【0019】
また、請求項8記載の発明は、前記特殊モードは、内部の動作を検査するための検査モード、または、前記基本モードで画像形成の基本機能を実行するための設定を変更するための設定変更モードであることを特徴としている。
【0020】
また、請求項9記載の発明は、前記第1の所定時間は、可変であることを特徴としている。
【0021】
また、請求項10記載の発明は、前記所定の組み合わせからなる2つ以上の釦は、少なくとも操作者が片手でもって押下できる範囲に配置されたものであることを特徴としている。
【0022】
また、請求項11記載の発明は、前記所定の組み合わせからなる2つ以上の釦は、電源の投入及び切断を行うための電源スイッチを除くことを特徴としている。
【0023】
また、請求項12記載の発明は、画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための機能特殊モードを有し、前記特殊モードに切り換えるためのモード切換方法であって、各種操作を行うための複数の釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が所定時間押下されたことを検知するステップと、前記検知した所定の組み合わせに基づいて、前記所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードに切り換えるステップと、を含むことを特徴としている。
【0024】
また、請求項13記載の発明は、画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための機能特殊モードを有し、前記特殊モードに切り換えるためのモード切換方法であって、各種操作を行うための複数の釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が所定時間押下されたことを検知するステップと、前記検知した所定の組み合わせを表すモード情報を記憶するステップと、電源が再投入されたときに、前記記憶された前記所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードで立ち上げるステップと、を備えることを特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の特徴は、画像形成装置の有するモードの切り換え、すなわち、画像形成の基本機能を実行するための基本モード(後述)から基本モードとは異なる機能を実行するための特殊モード(後述)への切り換えを容易な操作で且つユーザが誤って切り換えることのないようにする点にある。また、片手が塞がっているときや、片手の不自由な人であっても容易に操作できる点にある。
【0026】
ここで、基本モードは、主にユーザが使用し、画像形成装置の本来の目的である画像形成を行うためのモードである。言い換えるなら、基本モードは、メーカがユーザの使用を前提に、ユーザに対してカタログ、取扱説明書等で提示している仕様の範囲内にある機能を実行するモードである。また、特殊モードは、主にサービスマンや工場の作業者が使用するものである。一例として画像形成装置製造時の検査工程において、或いは販売後の故障時における修理において内部の各構成要素を動作させてその動作を検査するための検査モードがあり、例えば、内部に備えられたモータを動作させて正常に動作するか否か確認するモード、或いは、センサだけを動作させ検査するモード等がある。また他の例として、基本モードで画像形成の基本機能を実行するための設定を変更するための設定変更モードがある。これは、例えば、画像形成装置の一般向け標準仕様に対して仕向地やユーザからの仕様変更、出力仕様等の要求に応じて内部の各種設定の変更、設定の切り換えや各種パラメータの設定変更を行う。したがって、特殊モードとまとめて表現したが、検査工程、サービス、ユーザ要求等を考慮して、予め予想される個々の複数種類のモードが準備されている。また、特殊モードは、これらに限られず画像形成装置の本来の目的である画像形成を行うための上記基本モード以外のモードである。
【0027】
[第1の実施の形態]
以下、本発明に係る画像形成装置の一実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。尚、本発明に係る画像形成装置は、プリンタ、複写機、複合機及びファクシミリ等の画像形成装置に対して適応可能なものである
(構成)
本発明の全体の概略構成について、図1に示す第1の実施の形態における本発明に係る制御構成を表す機能ブロック図を参照して説明する。図1に示すように、ユーザが各種操作を行うためのユーザインターフェイスとしての操作パネル1、操作パネル1からの信号を検知する検知手段2、モードの切り換えを制御するモード制御手段3、操作部1やモード制御部3からの信号を受けて画像形成装置の全体を制御する画像形成制御手段4、及び、画像形成を行うためのハードウエア群5で構成される。
【0028】
操作パネル1は、主に表示手段11と複数の釦12からなり、操作パネル1の詳細を図2に示す。表示手段11は、パターンや文字の表示を行うLCD111と操作の受付けを行うタッチパネル112とが重ねて配置されてなり、画像形成装置の状態等の表示や、LCD111に表示されている位置でタッチパネル112を押下して操作することができるように構成している。また、釦12は、主にスタートキー121、ストップキー122、「1」から「9」、「0」、「P」及び「C」からなるテンキー123、その他の機能キーで構成される。
【0029】
検知手段2は、操作パネル1の釦12及びタッチパネル112が押下された状態を検知するスイッチ検知手段21と、その押下された状態の時間を検知する押下時間検知手段22からなる。また、スイッチ検知手段21は、釦12が複数個同時に押下された状態の検出が可能となっている。したがって、この検知手段2により釦12が複数個押下された状態である釦12の組み合わせが所定時間(第1の所定時間)押下されたことを検知することができる。
【0030】
モード制御手段3は、釦12の組み合わせと各モードとを対応させたモードテーブル32と、検知手段2で釦12の所定の組み合わせが所定時間押下されたことを検知したときにモードテーブル32を参照してモードを決定するモード決定手段31を備えており、画像形成制御手段4でモードの切り換えを行うように制御する。モードテーブル32の一例を図3に示すが、例えばスタートキー121とテンキー123の「1」「3」の組み合わせのときは「検査モード」、スタートキー121とテンキー123の「4」「6」の組み合わせのときは「設定変更モード」と対応している。言うまでもないが、この組み合わせ、組み合わせの数、及び、組み合わせとモードの対応はこれに限るものではない。
【0031】
画像形成制御手段4は、画像形成装置全体の制御を行うと共にモードの切り換えを行う機能を有している。それらの機能を実行するために具体的には、CPU41と、全体の制御を行うためのプログラム、画像形成装置を基本モードで動作させるための基本モード制御プログラム421、画像形成装置を特殊モードで動作させるための特殊モード制御プログラム422、及び、各プログラムを実行するときに必要な各種データを記憶すると共に、各プログラムを実行するときのワークエリアを構成するシステムメモリ(図示せず)、を含んで構成される。このような構成により、モード制御手段3で決定されたモードを受けて、基本モード制御プログラムまたは特殊モード制御プログラムに基づいて画像形成装置をその決定されたモードに切り換えることができる。
【0032】
尚、特殊モード制御プログラム422は、当初から画像形成装置に組み込まれている必要はなく、FD(Floppy(登録商標) Disk)等で出し入れ可能にされ、特殊モードを実行するときにのみ装着するようにしても良い。
【0033】
ハードウエア群5は、画像形成装置としての機能を実現するためのものである。例えば、図示しないが、記録用紙に画像形成を行う画像形成部、記録用紙を給紙する給紙部、給紙された記録用紙を搬送する搬送部、画像形成された記録用紙を排紙する排紙部がある。また、それらの各部はモータやセンサの部品や記録紙搬送のためのガイド部材及びそれらを保持する部材等構成されている。さらに、コネクタ類を含んで構成される外部とのインターフェイス、画像データを記憶するHDD(Hard Disk Drive)等がある。尚、本実施の形態において、画像形成部は、電子写真方式、銀塩方式、インクジェット方式などの各方式が適応可能である。
【0034】
(モード切換方法)
次に、上述のような構成におけるモード切換方法の手順について、図4を参照しつつ説明する。図4は、第1の実施の形態におけるモード切換方法の手順を示すフローチャートである。
【0035】
まず、スイッチ検知手段21で、操作パネル1に備えられた釦12が押下された状態であることを検知し(ステップS101、以下S101と省略し、他のステップも同様に省略する。)、さらに、その押下された状態が所定の組み合わせの場合に(S102)、押下時間検知手段22で、その押下された時間を計り、その押下された状態が所定時間以上と検知したら(S103)、モード決定手段31はモードテーブル32を参照し、その所定の組み合わせに基づいてモードに決定し(S104)、画像形成制御手段4は、その決定を受けてモードを切り換える(S105)。
【0036】
モードを切り換えるための釦12の押下は、複数個の釦12のいずれかを組み合わせてなされる。例えば、図3で示したように、釦12の組み合わせと各モードとは、スタートキー121とテンキー123の「1」「3」の組み合わせのときは「検査モード」、スタートキー121とテンキー123の「4」「6」の組み合わせのときは「設定変更モード」と対応し、スタートキー121とテンキー123の「1」「3」が所定時間押下されたときには、「検査モード」に切り換え、スタートキー121とテンキー123の「4」「6」が所定時間押下されたときには、「設定変更モード」に切り換える。好ましくは、組み合わせる釦は隣り合うものを避けるとともに(誤操作、ものが落ちたときの誤作動防止)、片手で届く範囲の距離にある釦同士にするとよい。組み合わせる釦12が、片手で届く範囲に配置されたものであれば、片手が塞がっているときや、片手の不自由な人であっても容易に操作が可能となる。また、所定時間は、通常の操作により押下される時間より長い時間例えば5秒程度に設定することが望ましい。また、「所定時間」を例えば操作パネル1からの操作により可変にすることにより、サービスマンや工場の作業者がモード変更を繰り返すような作業をする際に作業時間の短縮ができる。
【0037】
また、このような釦12の組み合わせ(上述の例では3つ)と所定時間の押下を用いることにより、サービスマンや工場の作業者は容易に操作できるが、ユーザが誤ってモードを切り換えてしまうことのないようにするためで、ユーザが通常行わない操作にしてある。
【0038】
また、基本モードから特殊モードへの切り換えは、上述したようなユーザが誤ってモードを切り換えてしまうことの無いような配慮をする必要があるが、特殊モードから基本モードへの変更は、サービスマンや工場の作業者のみが行うものであるからそのような配慮をする必要が無く、例えばストップキー122の長押しや電源の立ち上げ直しなど簡単な操作であって良い。
【0039】
[第2の実施の形態]
次に、本発明に係る第2の実施の形態について説明する。なお、以下には第1の実施の形態と実質的に同様の構成に関しては、なるべく説明を省略し、主に異なる点について述べる。
【0040】
本実施の形態の特徴は、電源を再投入したときに特殊モードで立ち上げるようにする点にある。
【0041】
(構成)
図5に、本実施の形態に係る制御構成を表す機能ブロック図を示すが、第1の実施の形態の制御構成に加え、検知手段2の検知結果を記憶する記憶手段6と、電源の投入及び遮断を行うための電源スイッチ7とを備え構成される。
【0042】
記憶手段6は、検知手段2で釦の所定の組み合わせが所定時間押下されたことを検知したときにその組み合わせを記憶する。また、釦の所定の組み合わせを所定時間押下する操作が繰り返して行われる場合には、その度に書き換えて記憶する。
【0043】
モード制御手段3は、電源スイッチ7により電源が投入されたときに、モード決定手段31により記憶手段6に記憶されている釦12の組み合わせとモードテーブル32を参照してモードを決定し、画像形成制御手段4に対し決定したモードで画像形成装置を立ち上げるように制御する。また、電源スイッチ7により電源が投入されたときに、記憶手段6に釦12の組み合わせが記憶されていなければ、モード決定手段31により基本モードと決定し、画像形成制御手段4に対し基本モードで画像形成装置を立ち上げるように制御する。
【0044】
(モード切換方法)
次に、上述のような構成におけるモード切換方法の手順について、図6及び図7を参照しつつ説明する。図6及び図7は、第2の実施の形態におけるモード切換方法の手順を示すフローチャートである。
【0045】
まず、スイッチ検知手段21で、操作パネル1に備えられた釦12が押下された状態であることを検知し(S201)、さらに、その押下された状態が所定の組み合わせの場合に(S202)、押下時間検知手段22で、その押下された時間を計り、その押下された状態が所定時間以上と検知したら(S203)、記憶手段6は、その所定の組み合わせを記憶する(S204)。
【0046】
次に電源が投入されたとき(S301)、モード決定手段31はモードテーブル32を参照し、記憶手段6に記憶されている所定の組み合わせに基づいてモードに決定し(S302)、画像形成制御手段4は、その決定を受けてモードを切り換え(S303)、さらに、記憶手段6は、記憶されている組み合わせを削除する(S304)。
【0047】
このようにして、特殊モードで立ち上げるための操作を行った後、電源の再投入により特殊モードで立ち上げることができる。また、特殊モードで立ち上げた後、再度特殊モードで立ち上げるための操作が行われなければ、その後の電源の再投入では、記憶手段6に組み合わせは記憶されていないので基本モードで立ち上げることができる。
【0048】
また、特殊モードで立ち上げるための操作を行い記憶手段6に組み合わせが記憶されているときに、組み合わせを削除する記憶削除手段を備えても良い。例えば、ストップキー122を押下が長押しされたことを検知し、その検知結果を受けて記憶手段6から組み合わせを削除するようにできる。これによれば、サービスマンや工場の作業者が間違えて操作したときや、特殊モードでの立ち上げを必要としなくなった場合、電源の再投入時に基本モードで立ち上げることができる。また、この場合、「記憶削除手段」は、例えば、「特定の釦(例では、ストップキー122)」と「検知手段2」で構成できる。
【0049】
また、記憶手段6で組み合わせが記憶された後、一定時間(第2の所定時間)が経過しても電源の切断がなされない場合に、記憶手段6で記憶された組み合わせを削除するようにすれば、サービスマンや工場の作業者が間違えて操作したときや、特殊モードでの立ち上げを必要としなくなった場合、一定時間電源の切断しなければ電源の再投入時に基本モードで立ち上げることができる。また、特殊モードで立ち上げるための操作は第1の実施の形態で説明したようにユーザが誤って操作パネル1を操作することのないようになされているが、万が一誤って操作を行ったとしても、一定時間の後記憶された組み合わせが自動的に削除されるので特殊モードで立ち上げることがない。また、この場合、「記憶削除手段」の機能を、例えば、「画像形成制御手段4」で行わせるようにできる。また、好ましくは「一定時間」は、サービスマンや工場の作業者が特殊モードで立ち上げるための操作をしてから電源スイッチ7で電源の切断をできる時間に設定する、具体的には、電源スイッチ7の位置によってもことなるが、例えば、サービスマンや工場の作業者が移動せずに手を伸ばすことなどで電源の切断が可能な位置に電源スイッチ7がある場合には、3秒程度に設定すればよい。
【0050】
また、特殊モードで立ち上げるための操作が行われたときに、表示手段11のLCD111に組み合わせが記憶されたことを、例えば、その組み合わせに対応する特殊モードでもって表示するようにすれば、サービスマンや工場の作業者が間違えて操作したときに、モードの変更や上述のストップキー122を用いた組み合わせ削除等を適宜行うことができる。
【0051】
また、記憶手段6は、所定の組み合わせを記憶するように説明したが、検知手段2で釦の組み合わせが所定時間押下されたことを検知したとき、モードテーブル32を参照してその組み合わせに対応する特殊モードを記憶しても良い。その場合例えば、図3のモードテーブル32の特殊モードに対応する「NO.」等で記憶することができる。つまり、この「NO.」は、本発明の「所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードを表すもの」に対応する。また、この場合、モード決定手段31は、記憶手段6に記憶されているモードを立ち上げるモードと決定する。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、特殊モードに対応する釦の組み合わせの所定時間以上の押下で、基本モードから特殊モードへの切り換えを行うようにしたことにより、操作が容易で且つユーザが誤ってモードを切り換えてしまうことのない画像形成装置及びモード切換方法を提供することができる。
【0053】
また、組み合わされる釦を片手で操作可能な範囲に配置したことにより、操作をより容易し、片手が塞がっているときや、片手の不自由な人であっても操作が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の全体の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図2】第1の実施の形態における操作パネルの構成の一例を示す構成図である。
【図3】第1の実施の形態におけるモードテーブルの構造の1例を示す説明図である。
【図4】第1の実施の形態におけるモード切換方法の手順を示すフローチャートである。
【図5】第2の実施の形態の全体の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図6】第2の実施の形態におけるモード切換方法の手順を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施の形態におけるモード切換方法の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 操作パネル
11 表示手段
111 LCD
112 タッチパネル
2 検知手段
21 スイッチ検知手段
22 押下時間検知手段
3 モード制御手段
31 モード決定手段
32 モードテーブル
4 画像形成制御手段
41 CPU
5 ハードウエア群
6 記憶手段
7 電源スイッチ
【発明の属する技術分野】
本発明は、機能の異なる複数のモードを有する画像形成装置及びそのモード切換方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、プリンタ、複写機、ファクシミリ及び複合機等の画像形成装置においては、通常ユーザが使用するモードとしてプリンタ、複写機、ファクシミリ及び複合機等として使用するための基本モードと、その他にサービスマンや工場の作業者が装置内部に備えられた各ハードウエアやソフトウエアを個々に試験的に動作させ、例えばモータ等の動作を検査するためのモード、仕向地やユーザに応じた各種設定内容の切り換えや修理やユーザの要求に応じて各種パラメータの設定を変更するためのモード等の特殊モードを有する。また、それらのモードは操作パネル等を用いて切り換えられるようになっている。
【0003】
例えば、その切換は、操作パネルに設けられた釦を所定の組み合わせで押下しながら、電源スイッチをオンするという操作を行い、そのときの釦の組み合わせに応じた特殊モードで立ち上げる様にして行われている。ここで、このように電源スイッチと釦の組み合わせを用いるのは、特殊モードはユーザが使用しないモードであり、ユーザが容易に特殊モードに変更できないようにするためのものである。
【0004】
また、電源スイッチを誤って操作しないように、特に頻繁に使用される操作パネルの釦から離して配置ように配慮されていることが多い。その場合には、上述のような操作では、必ず両手を用いて行う必要があった。
【0005】
また、そのような配慮がなされていない場合、つまり、電源スイッチが操作パネルの釦の近くに配置されている場合であっても、片手の数本の指で操作パネルの数個の釦を押下しながら、その手の残った指で電源スイッチをオンすることは困難である。したがって操作には、両手を用いた方が容易である。
【0006】
従って、上述のような操作では、両手を使わなければならないか、または、両手を用いた方が容易であるため、例えば片手が塞がっているときや、片手の不自由な人にとっては、その操作が困難なものとなっていた。
【0007】
一方、モードを切り換えるための設定釦を備え、その設定釦を所定時間以上押下してモータ動作の設定を行うための設定モードを切り換えるモータ駆動制御装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−201271号公報(段落〔0032〕−〔0036〕、第5図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この設定モードの切り換えは設定釦の操作のみ行われるため、ユーザが誤って操作し易く、不必要な設定モードの切換がなされてしまう可能性がある。また、所定時間以上設定釦が押下されなければ設定モードの切換がなされないよう配慮されているが、それだけでは十分とはいえない。
【0010】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、特殊モードに対応する釦の組み合わせの所定時間以上の押下により、基本モードから特殊モードへの切り換えを行うようにし、操作が容易で且つユーザが誤ってモードを切り換えてしまうことのない画像形成装置及びモード切換方法を提供することにある。
【0011】
また、組み合わされる釦を片手で操作可能な範囲に配置することで、操作をより容易にし、片手が塞がっているときや、片手の不自由な人であっても操作可能にすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための特殊モードとを切り換え可能な画像形成制御部を有する画像形成装置において、各種操作を行うための複数の釦と、前記釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が第1の所定時間押下されたことを検知する検知手段と、前記検知した所定の組み合わせに基づいて、前記画像形成制御部に対し前記所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードに切り換えさせるモード制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0013】
また、請求項2記載の発明は、画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための特殊モードとを切り換え可能な画像形成制御部を有する画像形成装置において、各種操作を行うための複数の釦と、前記釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が第1の所定時間押下されたことを検知する検知手段と、前記検知した所定の組み合わせを表すモード情報を記憶する記憶手段と、電源が再投入されたときに、前記記憶手段に記憶されているモード情報に対応する機能の特殊モードで立ち上げるように前記画像形成制御部を制御するモード制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0014】
また、請求項3記載の発明は、画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための特殊モードとを切り換え可能な画像形成制御部を有する画像形成装置において、各種操作を行うための複数の釦と、前記釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が第1の所定時間押下されたことを検知する検知手段と、前記検知がなされたときに、前記検知した所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードの表示をする表示手段と、前記検知した所定の組み合わせを表すモード情報を記憶する記憶手段と、電源が再投入されたときに、前記記憶手段に記憶されているモード情報に対応する機能の特殊モードで立ち上げるように前記画像形成制御部を制御するモード制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0015】
また、請求項4記載の発明は、画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための特殊モードとを切り換え可能な画像形成制御部を有する画像形成装置において、各種操作を行うための複数の釦と、前記釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が第1の所定時間押下されたことを検知する検知手段と、前記検知した所定の組み合わせを表すモード情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に前記記憶された前記モード情報を削除することが可能な記憶削除手段と、電源が再投入されたときに、前記記憶手段に前記モード情報が記憶されている場合には、そのモード情報に対応する機能の特殊モードで立ち上げ、前記記憶手段に前記モード情報が記憶されていない場合には、前記基本モードで立ち上げるように前記画像形成制御部を制御するモード制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0016】
また、請求項5記載の発明は、画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための特殊モードとを切り換え可能な画像形成制御部を有する画像形成装置において、各種操作を行うための複数の釦と、前記釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が第1の所定時間押下されたことを検知する検知手段と、前記検知がなされたときに、前記検知した所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードの表示をする表示手段と、前記検知した所定の組み合わせを表すモード情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に前記記憶された前記モード情報を削除することが可能な記憶削除手段と、電源が再投入されたときに、前記記憶手段に前記モード情報が記憶されている場合には、そのモード情報に対応する機能の特殊モードで立ち上げ、前記記憶手段に前記モード情報が記憶されていない場合には、前記基本モードで立ち上げるように前記画像形成制御部を制御するモード制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0017】
また、請求項6記載の発明は、前記記憶削除手段は、前記記憶手段で前記モード情報が記憶された後、第2の所定時間が経過しても電源の切断がなされない場合に前記記憶された前記モード情報を削除することを特徴としている。
【0018】
また、請求項7記載の発明は、前記モード情報は、前記所定の組み合わせ、または、前記所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードを表すもののいずれか1つであることを特徴としている。
【0019】
また、請求項8記載の発明は、前記特殊モードは、内部の動作を検査するための検査モード、または、前記基本モードで画像形成の基本機能を実行するための設定を変更するための設定変更モードであることを特徴としている。
【0020】
また、請求項9記載の発明は、前記第1の所定時間は、可変であることを特徴としている。
【0021】
また、請求項10記載の発明は、前記所定の組み合わせからなる2つ以上の釦は、少なくとも操作者が片手でもって押下できる範囲に配置されたものであることを特徴としている。
【0022】
また、請求項11記載の発明は、前記所定の組み合わせからなる2つ以上の釦は、電源の投入及び切断を行うための電源スイッチを除くことを特徴としている。
【0023】
また、請求項12記載の発明は、画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための機能特殊モードを有し、前記特殊モードに切り換えるためのモード切換方法であって、各種操作を行うための複数の釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が所定時間押下されたことを検知するステップと、前記検知した所定の組み合わせに基づいて、前記所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードに切り換えるステップと、を含むことを特徴としている。
【0024】
また、請求項13記載の発明は、画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための機能特殊モードを有し、前記特殊モードに切り換えるためのモード切換方法であって、各種操作を行うための複数の釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が所定時間押下されたことを検知するステップと、前記検知した所定の組み合わせを表すモード情報を記憶するステップと、電源が再投入されたときに、前記記憶された前記所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードで立ち上げるステップと、を備えることを特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の特徴は、画像形成装置の有するモードの切り換え、すなわち、画像形成の基本機能を実行するための基本モード(後述)から基本モードとは異なる機能を実行するための特殊モード(後述)への切り換えを容易な操作で且つユーザが誤って切り換えることのないようにする点にある。また、片手が塞がっているときや、片手の不自由な人であっても容易に操作できる点にある。
【0026】
ここで、基本モードは、主にユーザが使用し、画像形成装置の本来の目的である画像形成を行うためのモードである。言い換えるなら、基本モードは、メーカがユーザの使用を前提に、ユーザに対してカタログ、取扱説明書等で提示している仕様の範囲内にある機能を実行するモードである。また、特殊モードは、主にサービスマンや工場の作業者が使用するものである。一例として画像形成装置製造時の検査工程において、或いは販売後の故障時における修理において内部の各構成要素を動作させてその動作を検査するための検査モードがあり、例えば、内部に備えられたモータを動作させて正常に動作するか否か確認するモード、或いは、センサだけを動作させ検査するモード等がある。また他の例として、基本モードで画像形成の基本機能を実行するための設定を変更するための設定変更モードがある。これは、例えば、画像形成装置の一般向け標準仕様に対して仕向地やユーザからの仕様変更、出力仕様等の要求に応じて内部の各種設定の変更、設定の切り換えや各種パラメータの設定変更を行う。したがって、特殊モードとまとめて表現したが、検査工程、サービス、ユーザ要求等を考慮して、予め予想される個々の複数種類のモードが準備されている。また、特殊モードは、これらに限られず画像形成装置の本来の目的である画像形成を行うための上記基本モード以外のモードである。
【0027】
[第1の実施の形態]
以下、本発明に係る画像形成装置の一実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。尚、本発明に係る画像形成装置は、プリンタ、複写機、複合機及びファクシミリ等の画像形成装置に対して適応可能なものである
(構成)
本発明の全体の概略構成について、図1に示す第1の実施の形態における本発明に係る制御構成を表す機能ブロック図を参照して説明する。図1に示すように、ユーザが各種操作を行うためのユーザインターフェイスとしての操作パネル1、操作パネル1からの信号を検知する検知手段2、モードの切り換えを制御するモード制御手段3、操作部1やモード制御部3からの信号を受けて画像形成装置の全体を制御する画像形成制御手段4、及び、画像形成を行うためのハードウエア群5で構成される。
【0028】
操作パネル1は、主に表示手段11と複数の釦12からなり、操作パネル1の詳細を図2に示す。表示手段11は、パターンや文字の表示を行うLCD111と操作の受付けを行うタッチパネル112とが重ねて配置されてなり、画像形成装置の状態等の表示や、LCD111に表示されている位置でタッチパネル112を押下して操作することができるように構成している。また、釦12は、主にスタートキー121、ストップキー122、「1」から「9」、「0」、「P」及び「C」からなるテンキー123、その他の機能キーで構成される。
【0029】
検知手段2は、操作パネル1の釦12及びタッチパネル112が押下された状態を検知するスイッチ検知手段21と、その押下された状態の時間を検知する押下時間検知手段22からなる。また、スイッチ検知手段21は、釦12が複数個同時に押下された状態の検出が可能となっている。したがって、この検知手段2により釦12が複数個押下された状態である釦12の組み合わせが所定時間(第1の所定時間)押下されたことを検知することができる。
【0030】
モード制御手段3は、釦12の組み合わせと各モードとを対応させたモードテーブル32と、検知手段2で釦12の所定の組み合わせが所定時間押下されたことを検知したときにモードテーブル32を参照してモードを決定するモード決定手段31を備えており、画像形成制御手段4でモードの切り換えを行うように制御する。モードテーブル32の一例を図3に示すが、例えばスタートキー121とテンキー123の「1」「3」の組み合わせのときは「検査モード」、スタートキー121とテンキー123の「4」「6」の組み合わせのときは「設定変更モード」と対応している。言うまでもないが、この組み合わせ、組み合わせの数、及び、組み合わせとモードの対応はこれに限るものではない。
【0031】
画像形成制御手段4は、画像形成装置全体の制御を行うと共にモードの切り換えを行う機能を有している。それらの機能を実行するために具体的には、CPU41と、全体の制御を行うためのプログラム、画像形成装置を基本モードで動作させるための基本モード制御プログラム421、画像形成装置を特殊モードで動作させるための特殊モード制御プログラム422、及び、各プログラムを実行するときに必要な各種データを記憶すると共に、各プログラムを実行するときのワークエリアを構成するシステムメモリ(図示せず)、を含んで構成される。このような構成により、モード制御手段3で決定されたモードを受けて、基本モード制御プログラムまたは特殊モード制御プログラムに基づいて画像形成装置をその決定されたモードに切り換えることができる。
【0032】
尚、特殊モード制御プログラム422は、当初から画像形成装置に組み込まれている必要はなく、FD(Floppy(登録商標) Disk)等で出し入れ可能にされ、特殊モードを実行するときにのみ装着するようにしても良い。
【0033】
ハードウエア群5は、画像形成装置としての機能を実現するためのものである。例えば、図示しないが、記録用紙に画像形成を行う画像形成部、記録用紙を給紙する給紙部、給紙された記録用紙を搬送する搬送部、画像形成された記録用紙を排紙する排紙部がある。また、それらの各部はモータやセンサの部品や記録紙搬送のためのガイド部材及びそれらを保持する部材等構成されている。さらに、コネクタ類を含んで構成される外部とのインターフェイス、画像データを記憶するHDD(Hard Disk Drive)等がある。尚、本実施の形態において、画像形成部は、電子写真方式、銀塩方式、インクジェット方式などの各方式が適応可能である。
【0034】
(モード切換方法)
次に、上述のような構成におけるモード切換方法の手順について、図4を参照しつつ説明する。図4は、第1の実施の形態におけるモード切換方法の手順を示すフローチャートである。
【0035】
まず、スイッチ検知手段21で、操作パネル1に備えられた釦12が押下された状態であることを検知し(ステップS101、以下S101と省略し、他のステップも同様に省略する。)、さらに、その押下された状態が所定の組み合わせの場合に(S102)、押下時間検知手段22で、その押下された時間を計り、その押下された状態が所定時間以上と検知したら(S103)、モード決定手段31はモードテーブル32を参照し、その所定の組み合わせに基づいてモードに決定し(S104)、画像形成制御手段4は、その決定を受けてモードを切り換える(S105)。
【0036】
モードを切り換えるための釦12の押下は、複数個の釦12のいずれかを組み合わせてなされる。例えば、図3で示したように、釦12の組み合わせと各モードとは、スタートキー121とテンキー123の「1」「3」の組み合わせのときは「検査モード」、スタートキー121とテンキー123の「4」「6」の組み合わせのときは「設定変更モード」と対応し、スタートキー121とテンキー123の「1」「3」が所定時間押下されたときには、「検査モード」に切り換え、スタートキー121とテンキー123の「4」「6」が所定時間押下されたときには、「設定変更モード」に切り換える。好ましくは、組み合わせる釦は隣り合うものを避けるとともに(誤操作、ものが落ちたときの誤作動防止)、片手で届く範囲の距離にある釦同士にするとよい。組み合わせる釦12が、片手で届く範囲に配置されたものであれば、片手が塞がっているときや、片手の不自由な人であっても容易に操作が可能となる。また、所定時間は、通常の操作により押下される時間より長い時間例えば5秒程度に設定することが望ましい。また、「所定時間」を例えば操作パネル1からの操作により可変にすることにより、サービスマンや工場の作業者がモード変更を繰り返すような作業をする際に作業時間の短縮ができる。
【0037】
また、このような釦12の組み合わせ(上述の例では3つ)と所定時間の押下を用いることにより、サービスマンや工場の作業者は容易に操作できるが、ユーザが誤ってモードを切り換えてしまうことのないようにするためで、ユーザが通常行わない操作にしてある。
【0038】
また、基本モードから特殊モードへの切り換えは、上述したようなユーザが誤ってモードを切り換えてしまうことの無いような配慮をする必要があるが、特殊モードから基本モードへの変更は、サービスマンや工場の作業者のみが行うものであるからそのような配慮をする必要が無く、例えばストップキー122の長押しや電源の立ち上げ直しなど簡単な操作であって良い。
【0039】
[第2の実施の形態]
次に、本発明に係る第2の実施の形態について説明する。なお、以下には第1の実施の形態と実質的に同様の構成に関しては、なるべく説明を省略し、主に異なる点について述べる。
【0040】
本実施の形態の特徴は、電源を再投入したときに特殊モードで立ち上げるようにする点にある。
【0041】
(構成)
図5に、本実施の形態に係る制御構成を表す機能ブロック図を示すが、第1の実施の形態の制御構成に加え、検知手段2の検知結果を記憶する記憶手段6と、電源の投入及び遮断を行うための電源スイッチ7とを備え構成される。
【0042】
記憶手段6は、検知手段2で釦の所定の組み合わせが所定時間押下されたことを検知したときにその組み合わせを記憶する。また、釦の所定の組み合わせを所定時間押下する操作が繰り返して行われる場合には、その度に書き換えて記憶する。
【0043】
モード制御手段3は、電源スイッチ7により電源が投入されたときに、モード決定手段31により記憶手段6に記憶されている釦12の組み合わせとモードテーブル32を参照してモードを決定し、画像形成制御手段4に対し決定したモードで画像形成装置を立ち上げるように制御する。また、電源スイッチ7により電源が投入されたときに、記憶手段6に釦12の組み合わせが記憶されていなければ、モード決定手段31により基本モードと決定し、画像形成制御手段4に対し基本モードで画像形成装置を立ち上げるように制御する。
【0044】
(モード切換方法)
次に、上述のような構成におけるモード切換方法の手順について、図6及び図7を参照しつつ説明する。図6及び図7は、第2の実施の形態におけるモード切換方法の手順を示すフローチャートである。
【0045】
まず、スイッチ検知手段21で、操作パネル1に備えられた釦12が押下された状態であることを検知し(S201)、さらに、その押下された状態が所定の組み合わせの場合に(S202)、押下時間検知手段22で、その押下された時間を計り、その押下された状態が所定時間以上と検知したら(S203)、記憶手段6は、その所定の組み合わせを記憶する(S204)。
【0046】
次に電源が投入されたとき(S301)、モード決定手段31はモードテーブル32を参照し、記憶手段6に記憶されている所定の組み合わせに基づいてモードに決定し(S302)、画像形成制御手段4は、その決定を受けてモードを切り換え(S303)、さらに、記憶手段6は、記憶されている組み合わせを削除する(S304)。
【0047】
このようにして、特殊モードで立ち上げるための操作を行った後、電源の再投入により特殊モードで立ち上げることができる。また、特殊モードで立ち上げた後、再度特殊モードで立ち上げるための操作が行われなければ、その後の電源の再投入では、記憶手段6に組み合わせは記憶されていないので基本モードで立ち上げることができる。
【0048】
また、特殊モードで立ち上げるための操作を行い記憶手段6に組み合わせが記憶されているときに、組み合わせを削除する記憶削除手段を備えても良い。例えば、ストップキー122を押下が長押しされたことを検知し、その検知結果を受けて記憶手段6から組み合わせを削除するようにできる。これによれば、サービスマンや工場の作業者が間違えて操作したときや、特殊モードでの立ち上げを必要としなくなった場合、電源の再投入時に基本モードで立ち上げることができる。また、この場合、「記憶削除手段」は、例えば、「特定の釦(例では、ストップキー122)」と「検知手段2」で構成できる。
【0049】
また、記憶手段6で組み合わせが記憶された後、一定時間(第2の所定時間)が経過しても電源の切断がなされない場合に、記憶手段6で記憶された組み合わせを削除するようにすれば、サービスマンや工場の作業者が間違えて操作したときや、特殊モードでの立ち上げを必要としなくなった場合、一定時間電源の切断しなければ電源の再投入時に基本モードで立ち上げることができる。また、特殊モードで立ち上げるための操作は第1の実施の形態で説明したようにユーザが誤って操作パネル1を操作することのないようになされているが、万が一誤って操作を行ったとしても、一定時間の後記憶された組み合わせが自動的に削除されるので特殊モードで立ち上げることがない。また、この場合、「記憶削除手段」の機能を、例えば、「画像形成制御手段4」で行わせるようにできる。また、好ましくは「一定時間」は、サービスマンや工場の作業者が特殊モードで立ち上げるための操作をしてから電源スイッチ7で電源の切断をできる時間に設定する、具体的には、電源スイッチ7の位置によってもことなるが、例えば、サービスマンや工場の作業者が移動せずに手を伸ばすことなどで電源の切断が可能な位置に電源スイッチ7がある場合には、3秒程度に設定すればよい。
【0050】
また、特殊モードで立ち上げるための操作が行われたときに、表示手段11のLCD111に組み合わせが記憶されたことを、例えば、その組み合わせに対応する特殊モードでもって表示するようにすれば、サービスマンや工場の作業者が間違えて操作したときに、モードの変更や上述のストップキー122を用いた組み合わせ削除等を適宜行うことができる。
【0051】
また、記憶手段6は、所定の組み合わせを記憶するように説明したが、検知手段2で釦の組み合わせが所定時間押下されたことを検知したとき、モードテーブル32を参照してその組み合わせに対応する特殊モードを記憶しても良い。その場合例えば、図3のモードテーブル32の特殊モードに対応する「NO.」等で記憶することができる。つまり、この「NO.」は、本発明の「所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードを表すもの」に対応する。また、この場合、モード決定手段31は、記憶手段6に記憶されているモードを立ち上げるモードと決定する。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、特殊モードに対応する釦の組み合わせの所定時間以上の押下で、基本モードから特殊モードへの切り換えを行うようにしたことにより、操作が容易で且つユーザが誤ってモードを切り換えてしまうことのない画像形成装置及びモード切換方法を提供することができる。
【0053】
また、組み合わされる釦を片手で操作可能な範囲に配置したことにより、操作をより容易し、片手が塞がっているときや、片手の不自由な人であっても操作が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の全体の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図2】第1の実施の形態における操作パネルの構成の一例を示す構成図である。
【図3】第1の実施の形態におけるモードテーブルの構造の1例を示す説明図である。
【図4】第1の実施の形態におけるモード切換方法の手順を示すフローチャートである。
【図5】第2の実施の形態の全体の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図6】第2の実施の形態におけるモード切換方法の手順を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施の形態におけるモード切換方法の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 操作パネル
11 表示手段
111 LCD
112 タッチパネル
2 検知手段
21 スイッチ検知手段
22 押下時間検知手段
3 モード制御手段
31 モード決定手段
32 モードテーブル
4 画像形成制御手段
41 CPU
5 ハードウエア群
6 記憶手段
7 電源スイッチ
Claims (13)
- 画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための特殊モードとを切り換え可能な画像形成制御部を有する画像形成装置において、
各種操作を行うための複数の釦と、
前記釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が第1の所定時間押下されたことを検知する検知手段と、
前記検知した所定の組み合わせに基づいて、前記画像形成制御部に対し前記所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードに切り換えさせるモード制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための特殊モードとを切り換え可能な画像形成制御部を有する画像形成装置において、
各種操作を行うための複数の釦と、
前記釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が第1の所定時間押下されたことを検知する検知手段と、
前記検知した所定の組み合わせを表すモード情報を記憶する記憶手段と、
電源が再投入されたときに、前記記憶手段に記憶されているモード情報に対応する機能の特殊モードで立ち上げるように前記画像形成制御部を制御するモード制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための特殊モードとを切り換え可能な画像形成制御部を有する画像形成装置において、
各種操作を行うための複数の釦と、
前記釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が第1の所定時間押下されたことを検知する検知手段と、
前記検知がなされたときに、前記検知した所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードの表示をする表示手段と、
前記検知した所定の組み合わせを表すモード情報を記憶する記憶手段と、
電源が再投入されたときに、前記記憶手段に記憶されているモード情報に対応する機能の特殊モードで立ち上げるように前記画像形成制御部を制御するモード制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための特殊モードとを切り換え可能な画像形成制御部を有する画像形成装置において、
各種操作を行うための複数の釦と、
前記釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が第1の所定時間押下されたことを検知する検知手段と、
前記検知した所定の組み合わせを表すモード情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に前記記憶された前記モード情報を削除することが可能な記憶削除手段と、
電源が再投入されたときに、前記記憶手段に前記モード情報が記憶されている場合には、そのモード情報に対応する機能の特殊モードで立ち上げ、前記記憶手段に前記モード情報が記憶されていない場合には、前記基本モードで立ち上げるように前記画像形成制御部を制御するモード制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための特殊モードとを切り換え可能な画像形成制御部を有する画像形成装置において、
各種操作を行うための複数の釦と、
前記釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が第1の所定時間押下されたことを検知する検知手段と、
前記検知がなされたときに、前記検知した所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードの表示をする表示手段と、
前記検知した所定の組み合わせを表すモード情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に前記記憶された前記モード情報を削除することが可能な記憶削除手段と、
電源が再投入されたときに、前記記憶手段に前記モード情報が記憶されている場合には、そのモード情報に対応する機能の特殊モードで立ち上げ、前記記憶手段に前記モード情報が記憶されていない場合には、前記基本モードで立ち上げるように前記画像形成制御部を制御するモード制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記記憶削除手段は、前記記憶手段で前記モード情報が記憶された後、第2の所定時間が経過しても電源の切断がなされない場合に前記記憶された前記モード情報を削除する請求項4または請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記モード情報は、前記所定の組み合わせ、または、前記所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードを表すもののいずれか1つである請求項2乃至請求項6のいずれか1つに記載の画像形成装置。
- 前記特殊モードは、内部の動作を検査するための検査モード、または、前記基本モードで画像形成の基本機能を実行するための設定を変更するための設定変更モードである請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載の画像形成装置。
- 前記第1の所定時間は、可変である請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載の画像形成装置。
- 前記所定の組み合わせからなる2つ以上の釦は、少なくとも操作者が片手でもって押下できる範囲に配置されたものである請求項1乃至請求項9のいずれか1つに記載の画像形成装置。
- 前記所定の組み合わせからなる2つ以上の釦は、電源の投入及び切断を行うための電源スイッチを除く請求項1乃至請求項10のいずれか1つに記載の画像形成装置。
- 画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための機能特殊モードを有し、前記特殊モードに切り換えるためのモード切換方法であって、
各種操作を行うための複数の釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が所定時間押下されたことを検知するステップと、
前記検知した所定の組み合わせに基づいて、前記所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードに切り換えるステップと、を含むことを特徴とするモード切換方法。 - 画像形成の基本機能を実行するための基本モードと、前記基本モードとは異なる機能を実行するための機能特殊モードを有し、前記特殊モードに切り換えるためのモード切換方法であって、
各種操作を行うための複数の釦のうち所定の組み合わせからなる2つ以上の釦が所定時間押下されたことを検知するステップと、
前記検知した所定の組み合わせを表すモード情報を記憶するステップと、
電源が再投入されたときに、前記記憶された前記所定の組み合わせに対応する機能の特殊モードで立ち上げるステップと、を備えることを特徴とするモード切換方法。
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