JP2004251530A - Arc melting furnace of cold iron source - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷鉄源のアーク溶解炉、特に、溶解室が傾動中でも予熱シャフトからの排ガスを吸引することが可能な、冷鉄源のアーク溶解炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、資源および環境問題から、発生量の多い鉄鋼スクラップをアーク炉を用いて溶解するプロセスが増加している。このようなアーク炉では、スクラップ溶解に多くの電力を消費するため、溶解中に炉から発生する排ガスでスクラップを予熱しながら溶解し、必要とする電力を極力少なくする、冷鉄源のアーク溶解炉が提案されている。
【0003】
その1つに特許第3114713号(特許文献1)のアーク溶解炉がある。以下、この従来アーク溶解炉を、図面を参照しながら説明する。
【0004】
図6は、従来アーク溶解炉を示す概略斜視図、図7は、図6のA−A線断面図、図8は、傾動前の図6のB−B線断面図、図9は、傾動後の図6のB−B線断面図である。
【0005】
この従来アーク溶解炉は、冷鉄源をアーク溶解するための溶解炉1と、その一方側1aの上部に直結された、上方に向かって延在する予熱シャフト2と、溶解室1に設けられた出湯部3とを備えている。
【0006】
予熱シャフト2の上端には、排ガス吸引系に連結する可動排気ダクト4が設けられている。可動排気ダクト4内の排ガスは、排ガス処理設備(図示せず)側に接続される固定排気ダクト(図示せず)を通って排ガス処理設備に送られる。この溶解炉1および予熱シャフト2には、冷鉄源としての鉄スクラップSが装入される。
【0007】
予熱シャフト2の上方にはスクラップ装入バケット5が設けられており、このバケット5から予熱シャフト2内に鉄スクラップSが装入される。また、棚吊りを防止するため、予熱シャフト2に炭素源、例えばコークスを装入しても良い。この場合に、このバスケット5からのスクラップSの装入は、操業中に、スクラップSが溶解室1と予熱シャフト2に連続して存在する状態を保つように予熱シャフト2へスクラップSを連続的または断続的に供給する。この際のスクラップSの装入は、操業実績に基づいて予め設定されたレシピに基づいて行っても良いし、予熱シャフト2内のスクラップSの量を検出可能なセンサーを設け、このセンサーからの信号に基づいてバケット5によるスクラップSの投入を適宜の制御手段により制御するようにしても良い。
【0008】
溶解炉1の上部には、開閉可能な炉蓋6が設けられており、その炉蓋6を貫通して溶解炉1の上方からその中に垂直にアーク電極7が挿入されている。また、溶解炉1の炉底8のアーク電極7と対向する位置には、炉底電極9が設けられている。そして、アーク電極7によって形成されるアーク10により、スクラップSが溶解され、溶鋼11となる。溶鋼11の上にはスラグ12が形成されており、アーク10はこのスラグ12内に形成されることとなる。アーク電極7は、支持部材(図示せず)に支持されており、かつ傾動機構13により傾動可能となっている。
【0009】
溶解炉1には、2本のランス14a、14bがその先端を溶鋼湯面に向けて挿入されており、ランス14aからは酸素が供給され、ランス14bからは補助熱源としてのコークスがそれぞれインジェクションされる。
【0010】
予熱シャフト2内のスクラップSは、溶解炉1の一方側(予熱シャフト2側)1aからその他方側(反対側)1bに向かう方向へ供給されるが、出湯部3は、このスクラップSの供給方向に対して直交する方向に向くように溶解炉1に突設されている。そして、溶解炉1は、図示しない傾動手段により、傾動軸線(L)を中心として出湯部3側に傾動可能となっている。また、溶解炉1の予熱シャフト2が設けられた部分と出湯部3が設けられた部分とは距離aだけ離間しており、溶解炉1が傾動された際に、その部分の壁部によりスクラップSが出湯部3側に流出することが阻止される。
【0011】
出湯部3の先端近傍の底部には、出湯口15が形成されており、この出湯口15を開閉するための上下動可能なストッパー16が設けられている。さらに、出湯部3の先端部側面には、スラグ12の排出時に開くスラグドア17が設けられている。
【0012】
このように構成される従来アーク溶解炉において、鉄スクラップを溶解するに際しては、まず、溶解炉1と予熱シャフト2に鉄スクラップSを装入し、鉄スクラップSが溶解炉1と予熱シャフト2に連続して存在する状態とする。
【0013】
この状態でアーク電極7によりアーク10を形成し、鉄スクラップSを溶解する。この際に、ランス14aから酸素を供給し、スクラップの溶解を補助する。そして、炉内に溶鋼が溜まってきたら、ランス14bからスラグ中に補助熱源としてのコークスをインジェクションしてスラグフォーミング操業に移行し、電極7の先端をスラグ12中に埋没させ、アーク10がスラグ12内に形成されるようにする。この補助熱源としてのコークスはスクラップSの溶解に寄与する。
【0014】
このようなスクラップ溶解により発生する排ガスは、予熱シャフト2および可動排気ダクト4を経由して炉外に排出され、この排ガスの熱により、シャフト2内のスクラップSが予熱される。溶解炉1内でスクラップSが溶解するに従い、予熱シャフト2のスクラップが順次溶解炉1に供給されるため、予熱シャフト2内のスクラップSの上端位置が低下してくる。この場合に、スクラップSが溶解室と予熱シャフトに連続して存在する状態を保つように、バケット5から予熱シャフト2へスクラップSを連続的または断続的に供給する。これにより、常に一定量以上のスクラップが溶解炉1および予熱シャフト2内に存在している状態が保たれる。この際のスクラップSの装入は、上述したように、操業実績に基づいて予め設定されたレシピに基づいて行っても良いし、予熱シャフト2内のスクラップSの量を検出可能なセンサーを設け、このセンサーからの信号に基づいてバケット4によるスクラップSの投入を制御するようにしても良い。
【0015】
スクラップSが溶解していくと、溶解炉1内で冷鉄源であるスクラップSと溶鋼とが共存する状態となっており、溶鋼の温度が低く、例えば1540〜1550℃と、溶鋼の凝固温度1530℃に対してわずかなスーパーヒートしかなく、このままでは出湯の際に出湯口がつまる等の不都合が生じる。このため、出湯前に図9に示すように、溶解炉1を出湯部3側に傾動させてアーク加熱を続ける。
【0016】
この場合に、出湯部3は、溶解炉1へのスクラップSの流入方向に対して直交する方向に向くように溶解炉1に突設されており、しかも、溶解炉1の予熱シャフト2が設けられた部分と出湯部3が設けられた部分とは距離aだけ離間しており、その部分の壁部によりスクラップSが出湯部3側に流出することが阻止されるため、出湯部3側へ流れ込んだ溶鋼とスクラップSとの接触面積を小さくすることができる。従って、溶鋼のスーパーヒートを高くすることができ、出湯される溶鋼の温度が低いという問題を回避することができる。
【0017】
また、溶解炉1を傾動させるとアーク電極7が図9の波線の位置になり、アークが有効に供給されなくなるが、傾動機構13よりアーク電極7を傾動させることにより、図9の実線位置となり、アークを溶鋼に対して有効に供給することができる。
【0018】
以上のようにして溶解が進行し、所定量の溶鋼が炉内に溜まったら、溶解炉1を傾動して溶鋼とスクラップの接触面積を小さくし、一定時間アーク加熱することにより溶鋼をスーパーヒートさせた後、さらに、溶解炉1を傾動させ溶解炉1および溶解シャフト2内にスクラップSが連続して存在する状態を保ったまま、出湯部3の出湯口15を塞いでいたストッパー16を上昇させて出湯口15を開き、出湯口15から1チャージ分の溶鋼を取鍋等へ出湯する。
【0019】
このようにしてスクラップを溶解する場合には、予熱シャフト2内にプッシャーやフィンガー等のスクラップ搬送供給のための設備を備えていないので、これらが設けられている従来溶解設備よりも使用する酸素量を増やすことができ、排ガス温度を高めることができる。従って、従来溶解設備よりも高い温度にスクラップを予熱することが可能になる。
【0020】
また、常にスクラップSが溶解炉1と予熱シャフト2に連続して存在する状態を保つように予熱シャフト2へスクラップSを供給し、溶解炉1内で1チャージ分以上の溶鋼が形成されてこれを出湯する際にも、溶解炉1および予熱シャフト2に連続してスクラップが存在するため、排ガスによるスクラップ予熱効率が高い。この場合に、溶解中および出湯時に1チャージ分の50%以上のスクラップを溶解炉1および予熱シャフト2に連続して存在するようにすることによって、予熱効率が極めて高いものとなる。
【0021】
以上のように、プッシャーやフィンガー等の設備が不要であるため排ガス温度を高めることができ、かつ常にスクラップSが溶解炉1と予熱シャフト2に連続して存在する状態を保つことができるのでスクラップの溶解効率が極めて高い。また、冷鉄源であるスクラップSとそれが溶解して生成された溶鋼との接触面積を小さくすることができるので、溶鋼をスーパーヒートさせることができ、出湯される溶鋼の温度が低いという問題を解消することができる等、従来アーク溶解炉は、種々の利点を有していた。
【0022】
【特許文献1】
特許第3114713号公報
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来アーク溶解炉は、以下のような問題を有していた。
【0024】
従来アーク溶解炉の予熱シャフト2に設けられた可動排気ダクト4と固定排気ダクトとは、直接接続されていなかった。すなわち、可動排気ダクト4と固定排気ダクトとは縁が切れていた。従って、可動排気ダクト4と固定排気ダクトとの接続部分から周囲の空気がダクト内に吸引されてしまい、排ガス量が増大する恐れがあった。このため、排ガス処理設備は、排ガスの最大量に合わせて設計する必要があり、大規模にならざるを得なかった。
【0025】
従って、この発明の目的は、可動排気ダクトと固定排気ダクトとの接続部分から周囲の空気がダクト内に吸引されることがなく、しかも、炉の傾動中でも空気が吸引されることなく安定して排ガスのみを予熱シャフト内から吸引できるアーク溶解炉を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、冷鉄源を溶解する溶解室と、その一方側の上部に直結され、冷鉄源を予熱する予熱シャフトと、前記予熱シャフトに設けられた可動排気ダクトと、前記溶解室内で冷鉄源を溶解するアーク電極と、前記溶解室に突設され、出湯口を有する出湯部と、前記溶解室を前記出湯部側へ傾動させる傾動手段とを有し、前記可動排気ダクトは、固定排気ダクトに接続され、前記予熱シャフト内の冷鉄源は、溶解中に前記溶解室の予熱シャフトが設けられている一方側から他方側へ向けて供給され、前記出湯部は、冷鉄源の供給方向とは異なる方向に設けられている、冷鉄源のアーク溶解炉において、前記固定排気ダクトと前記可動排気ダクトとの接続部分は、前記溶解室の傾動回転中心軸線と一致し、前記可動排気ダクトは、気密継手により前記固定排気ダクトに対して、前記傾動回転中心軸線を中心として気密に回転可能であることに特徴を有するものである。
【0027】
請求項2記載の発明は、前記気密継手は、前記固定排気ダクトと前記可動排気ダクトとの間に設けられた可撓性継手部材と、前記固定排気ダクトと前記可動排気ダクトとの摺動部分に設けられたシール材とを備えていることに特徴を有するものである。
【0028】
請求項3記載の発明は、前記可撓性継手部材は、耐熱ジャバラからなっていることに特徴を有するものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の、冷鉄源のアーク溶解炉の一実施態様を図面を参照しながら説明する。
【0030】
図1は、この発明のアーク溶解炉を示す概略斜視図、図2は、図1のA−A線断面図、図3は、この発明のアーク溶解炉の気密継手を示す断面図、図4は、図3のA方向視図、図5は、図3のB方向視図である。
【0031】
図1および図2において、図6および図7と同一番号は、同一物を示す。すなわち、1は、溶解炉、2は、予熱シャフト、3は、出湯部、4は、可動排気ダクト、5は、スクラップ装入バケット、6は、炉蓋、7は、アーク電極、8は、炉底、9は、炉底電極、10は、アーク、11は、溶鋼、12は、スラグ、13は、傾動機構、14a、14bは、ランス、15は、出湯口、16は、ストッパー、17は、スラグドア、そして、Sは、鉄スクラップである。
【0032】
この発明の特徴は、上記アーク溶解炉において、予熱シャフト2に設けられた、固定排気ダクト18に接続される部分の溶解室1の傾動中心軸線(L)と一致している。すなわち、可動排気ダクト4は、予熱シャフト2から下方にL形に湾曲していて、この水平部分の可動排気ダクト4Aの中心軸線が溶解室1の傾動中心軸線(L)と一致している。そして、可動排気ダクト4Aは、気密継手19により固定排気ダクト18に対して、傾動中心軸線(L)を中心として気密に回転可能になっている。
【0033】
気密継手19の詳細を、図3から図5を参照しながら説明する。
【0034】
図3から図5において、20は、可動排気ダクト4Aの端部に固定された可動排気ダクト側フランジ、21は、固定排気ダクト18の端面に固定された固定排気ダクト側フランジ、22は、両フランジ20、21との間に気密に連結された可撓性継手部材としての耐熱ジャバラである。可撓性継手部材は、継手の軸線方向および周方向に伸縮可能なものであれば、特にジャバラに限定されない。
【0035】
23は、ジャバラ22部分の可動排気ダクト4Aの全周にわたって環状に設けられた可動排気ダクト側水冷ダクトであり、アンカー24によって可動排気ダクト4Aの内張り耐火物25に固定されている。可動排気ダクト側水冷ダクト23内の冷却水は、入口23Aから注入され出口23Bから排水される。
【0036】
26は、可動排気ダクト側水冷ダクト23の先端外周面に巻き付けられたノンアスベスト製耐火シール材である。シール材26は、固定排気ダクト側フランジ21の内面に固定された挟み込み板27によって、可動排気ダクト側水冷ダクト23の先端外周面に押し付けられている。溶解室1の傾動時には、挟み込み板27は、シール材26の外周面を摺動する。28は、可動排気ダクト4Aおよび固定排気ダクト18の端面間に挟み込まれた耐火性詰め物である。
【0037】
29は、固定排気ダクト18の端部の全周にわたって環状に設けられた固定排気ダクト側水冷ダクトであり、アンカー30によって固定排気ダクト18の内張り耐火物31に固定されている。固定排気ダクト側水冷ダクト29内の冷却水は、入口29Aから注入され出口29Bから排水される。
【0038】
上記気密継手19によって、可動排気ダクト4Aと固定排気ダクト18とが接続されているので、溶解室1の傾動に伴って予熱シャフト2と共に可動排気ダクト4Aが回転(回転角度は、数十度)すると、ジャバラ22は、よじれるものの伸縮性に富むので、気密が保持される。しかも、挟み込み板27と密着して摺動するシール材26および両ダクト4Aと18との間の詰め物28によって高い気密性が得られる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、固定排気ダクトに接続される部分の可動排気ダクトを、溶解室の傾動中心軸線と一致させ、可動排気ダクトを、気密継手により固定排気ダクトに対して、傾動中心軸線を中心として気密に回転可能とすることによって、可動排気ダクトと固定排気ダクトとの接続部から周囲の空気がダクト内に吸引されることを防止でき、しかも、炉の傾動中でも空気が吸引されることなく安定して排ガスのみを予熱シャフト内から吸引できる。従って、従来のように固定排気ダクトと可動排気ダクトとの接続部からの吸引空気によって排ガス量が増大するといったことがなくなるので、排ガス処理設備を小型化することができるといった有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のアーク溶解炉を示す概略斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】この発明のアーク溶解炉の気密継手を示す断面図である。
【図4】図3のA方向視図である。
【図5】図3のB方向視図である。
【図6】従来アーク溶解炉を示す概略斜視図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】傾動前の図6のB−B線断面図である。
【図9】傾動後の図6のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1:溶融炉
2:予熱シャフト
3:出湯部
4:可動排気ダクト
5:スクラップ装入バケット
6:炉蓋
7:アーク電極
8:炉底
9:炉底電極
10:アーク
11:溶鋼
12:スラグ
13:傾動機構
14a,15b:ランス
15:出湯口
16:ストッパー
17:スラグドア
18:固定排気ダクト
19:気密継手
20:可動排気ダクト側フランジ
21:固定排気ダクト側フランジ
22:ジャバラ
23:可動排気ダクト側水冷ダクト
24:アンカー
25:内張り耐火物
26:シール材
27:挟み込み板
28:詰め物
29:固定排気ダクト側水冷ダクト
30:アンカー
31:内張り耐火物[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cold iron source arc melting furnace, and more particularly to a cold iron source arc melting furnace capable of sucking exhaust gas from a preheating shaft even when the melting chamber is tilted.
[0002]
[Prior art]
In recent years, due to resource and environmental problems, a process for melting a large amount of steel scrap using an arc furnace is increasing. In such an arc furnace, a large amount of electric power is consumed for melting the scrap, so the melting of the scrap is preheated with the exhaust gas generated from the furnace during melting, and the required electric power is reduced as much as possible. A furnace has been proposed.
[0003]
One of them is the arc melting furnace of Japanese Patent No. 3114713 (Patent Document 1). Hereinafter, the conventional arc melting furnace will be described with reference to the drawings.
[0004]
6 is a schematic perspective view showing a conventional arc melting furnace, FIG. 7 is a sectional view taken along line AA in FIG. 6, FIG. 8 is a sectional view taken along line BB in FIG. 6 before tilting, and FIG. FIG. 7 is a sectional view taken along line BB in FIG. 6 later.
[0005]
This conventional arc melting furnace is provided in a melting chamber 1, a melting furnace 1 for arc melting a cold iron source, a preheating
[0006]
A
[0007]
A
[0008]
An openable /
[0009]
Two
[0010]
The scrap S in the preheating
[0011]
A
[0012]
In the conventional arc melting furnace configured as described above, when melting iron scrap, first, the iron scrap S is charged into the melting furnace 1 and the preheating
[0013]
In this state, the
[0014]
The exhaust gas generated by such scrap melting is discharged outside the furnace via the preheating
[0015]
As the scrap S melts, the scrap S, which is a cold iron source, and the molten steel coexist in the melting furnace 1, and the temperature of the molten steel is low, for example, 1540 to 1550 ° C., the solidification temperature of the molten steel. There is only a little super heat with respect to 1530 ° C., and this causes problems such as clogging of the tap at the time of pouring. For this reason, as shown in FIG. 9, the melting furnace 1 is tilted to the side of the hot-
[0016]
In this case, the hot
[0017]
Further, when the melting furnace 1 is tilted, the
[0018]
When melting proceeds as described above and a predetermined amount of molten steel has accumulated in the furnace, the melting furnace 1 is tilted to reduce the contact area between the molten steel and scrap, and the molten steel is superheated by arc heating for a certain period of time. After that, the melting furnace 1 is further tilted, and the
[0019]
In the case of melting scrap in this way, the preheating
[0020]
Further, the scrap S is always supplied to the preheating
[0021]
As described above, since no equipment such as a pusher or fingers is required, the exhaust gas temperature can be increased, and the scrap S can always be kept continuously in the melting furnace 1 and the preheating
[0022]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 3114713 [0023]
[Problems to be solved by the invention]
However, conventional arc melting furnaces have the following problems.
[0024]
Conventionally, the
[0025]
Therefore, the object of the present invention is to prevent the surrounding air from being sucked into the duct from the connecting portion of the movable exhaust duct and the fixed exhaust duct, and stably without sucking air even when the furnace is tilted. An object of the present invention is to provide an arc melting furnace capable of sucking only exhaust gas from the preheating shaft.
[0026]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 is a melting chamber for melting a cold iron source, a preheating shaft that is directly connected to the upper part of one side and preheats the cold iron source, a movable exhaust duct provided on the preheating shaft, An arc electrode for melting a cold iron source in the melting chamber; a tapping part projecting from the melting chamber and having a tapping outlet; and tilting means for tilting the melting chamber toward the tapping part, the movable exhaust The duct is connected to a fixed exhaust duct, and the cold iron source in the preheating shaft is supplied from one side to the other side where the preheating shaft of the melting chamber is provided during melting, In the arc melting furnace of the cold iron source provided in a direction different from the supply direction of the cold iron source, the connecting portion between the fixed exhaust duct and the movable exhaust duct is aligned with the tilt rotation center axis of the melting chamber. The movable exhaust duct With respect to the fixed exhaust duct by joint, and it has the characteristics that it is rotatable hermetically about said tilt central axis of rotation.
[0027]
According to a second aspect of the present invention, the airtight joint includes a flexible joint member provided between the fixed exhaust duct and the movable exhaust duct, and a sliding portion between the fixed exhaust duct and the movable exhaust duct. And a sealing material provided in the above.
[0028]
The invention according to
[0029]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of a cold iron source arc melting furnace of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0030]
1 is a schematic perspective view showing an arc melting furnace of the present invention, FIG. 2 is a sectional view taken along line AA of FIG. 1, and FIG. 3 is a sectional view showing an airtight joint of the arc melting furnace of the present invention. FIG. 5 is a view in the A direction of FIG. 3, and FIG. 5 is a view in the B direction of FIG.
[0031]
1 and 2, the same numbers as those in FIGS. 6 and 7 denote the same items. That is, 1 is a melting furnace, 2 is a preheating shaft, 3 is a tapping part, 4 is a movable exhaust duct, 5 is a scrap charging bucket, 6 is a furnace lid, 7 is an arc electrode, 8 is Furnace bottom, 9 is a furnace bottom electrode, 10 is an arc, 11 is molten steel, 12 is a slag, 13 is a tilting mechanism, 14a and 14b are lances, 15 is a tap, 16 is a stopper, 17 Is a slag door and S is iron scrap.
[0032]
The feature of the present invention coincides with the tilting central axis (L) of the melting chamber 1 of the portion connected to the fixed
[0033]
Details of the airtight joint 19 will be described with reference to FIGS. 3 to 5.
[0034]
3 to 5, 20 is a movable exhaust duct side flange fixed to the end of the
[0035]
A movable exhaust duct side
[0036]
26 is a non-asbestos fireproof sealing material wound around the outer peripheral surface of the tip of the water-cooled
[0037]
[0038]
Since the
[0039]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the movable exhaust duct of the portion connected to the fixed exhaust duct is made to coincide with the tilting central axis of the melting chamber, and the movable exhaust duct is connected to the fixed exhaust duct by the airtight joint. By enabling airtight rotation about the tilting center axis, ambient air can be prevented from being sucked into the duct from the connection between the movable exhaust duct and the fixed exhaust duct, and the air can be moved even while the furnace is tilting. Thus, only the exhaust gas can be stably sucked from the preheating shaft without being sucked. Therefore, since the amount of exhaust gas is not increased by the suction air from the connecting portion between the fixed exhaust duct and the movable exhaust duct as in the prior art, a useful effect that the exhaust gas treatment facility can be miniaturized is brought about. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic perspective view showing an arc melting furnace of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing an airtight joint of the arc melting furnace of the present invention.
4 is a view in the A direction of FIG.
FIG. 5 is a view in the B direction of FIG. 3;
FIG. 6 is a schematic perspective view showing a conventional arc melting furnace.
7 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
8 is a cross-sectional view taken along line BB of FIG. 6 before tilting.
9 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG. 6 after tilting.
[Explanation of symbols]
1: Melting furnace 2: Preheating shaft 3: Hot water outlet part 4: Movable exhaust duct 5: Scrap charging bucket 6: Furnace lid 7: Arc electrode 8: Furnace bottom 9: Furnace bottom electrode 10: Arc 11: Molten steel 12: Slag 13 :
Claims (3)
前記固定排気ダクトと前記可動排気ダクトとの接続部分は、前記溶解室の傾動回転中心軸線と一致し、前記可動排気ダクトは、気密継手により前記固定排気ダクトに対して、前記傾動回転中心軸線を中心として気密に回転可能であることを特徴とする、冷鉄源のアーク溶解炉。A melting chamber that melts the cold iron source, a preheating shaft that is directly connected to the upper part of the cold iron source, preheats the cold iron source, a movable exhaust duct provided on the preheating shaft, and the cold iron source is melted in the melting chamber. And a tilting means for tilting the melting chamber toward the outlet portion, the movable exhaust duct being connected to a fixed exhaust duct. The cold iron source in the preheating shaft is supplied from one side to the other side where the preheating shaft of the melting chamber is provided during melting, and the hot water source is the supply direction of the cold iron source. In an arc melting furnace with a cold iron source provided in different directions,
The connecting portion between the fixed exhaust duct and the movable exhaust duct coincides with the tilting rotation center axis of the melting chamber, and the movable exhaust duct has the tilting rotation center axis aligned with the fixed exhaust duct by an airtight joint. A cold iron source arc melting furnace characterized by being airtightly rotatable as a center.
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