JP2004250834A

JP2004250834A - Method for producing pressed postcard paper having high hiding property

Info

Publication number: JP2004250834A
Application number: JP2003043601A
Authority: JP
Inventors: Tsutomu Usui; 勉宇水; Kenji Noda; 健二野田; Shunji Hayashi; 俊次林; Takashi Haneda; 崇羽田
Original assignee: Tokushu Paper Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Tokushu Paper Manufacturing Co Ltd
Priority date: 2003-02-21
Filing date: 2003-02-21
Publication date: 2004-09-09

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a production method for obtaining a pressed postcard, in which secret information is not decoded by a third party even when the postcard is made to see through light before taking off a seal, and which is excellent in confidential property and has a high hiding property. <P>SOLUTION: In the method for producing the pressed postcard paper by making raw paper for pressed postcard and then providing an adhesive layer for pressed postcard on at least one surface of the raw paper, at least either one of raw paper for pressed postcard and the adhesive for pressed postcard contains a coloring agent. It is preferable that the outermost layer of at least one surface of the raw paper for pressed postcard is a pigment coating layer and at least one layer of raw paper for pressed postcard contains one or more kinds of materials selected from titanium oxide and plastic pigment. Opacity of paper for pressed postcards according to JIS P 8138 is preferably ≥95% and whiteness of the paper for pressed postcards according to ISO 2470 is preferably ≥60%, further preferably ≥75%. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開封前に光に透かしても秘密情報が第三者に解読されることのない、親展性に優れた高隠蔽性を有する圧着葉書用紙の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、親展情報を伝達する手段として、封書の変わりに「圧着葉書」と呼ばれるものが多方面で利用されている。この構成の一例として次のようなものがある。すなわち、加圧することで接着可能な再剥離型の感圧接着剤を基紙に塗布した用紙を用い、親展情報を印字した後に二つ折り、あるいは三つ折り等に折りたたんで加圧ロール間に通して親展情報同士を接着して葉書を製造するタイプのものである。受取人はこの圧着葉書用紙を受け取った後、接着された親展面を剥離して親展情報を読みとる。この際、剥離した面は通常の方法では再接着できないように工夫してあるので、いたずら防止性に優れ、親展性を確保している。
【０００３】
このように親展情報を伝達する手段としては簡便で効果的であるが、強力な光で該圧着葉書を透かした場合、隠蔽性に乏しいために親展情報が第三者に解読されてしまうという問題が指摘されていた。
【０００４】
このような問題を解決するために、特開平５−２７８１７５号公報（特許文献１参照）や実開平３−１１６９７４号公報（特許文献２参照）には表出面に地紋印刷を施す方法が提案されている。本発明者等は宛名面でない表出面に地紋印刷を施したり、また、三つ折りタイプにあってはさらに中間紙片にも地紋印刷を施したりしてこれに対応することを検討したが、親展性を確保するだけの隠蔽性には不十分であった。
【０００５】
一方、圧着葉書用紙の坪量を上げることで隠蔽性を挙げるという方法も考えられるが、葉書の重量には郵便法（非特許文献１参照）で規定された上限があるため、この方法で親展性を確保するだけの隠蔽性を得るには不十分であった。
【０００６】
また、本発明者等は圧着葉書用原紙に隠蔽性を有する填料等のフィラー分を高内添する方法も検討したが、葉書としての強度が低下したりコストアップにつながるという問題があった。
【０００７】
本発明者は、実願２００２−００５３７４号公報（特許文献３参照）において、高隠蔽性を有する圧着葉書用紙を提案した。本願発明はこの製造方法について提案するものである。
【０００８】
【特許文献１】
特開平５−２７８１７５号公報
【特許文献２】
実開平３−１１６９７４号公報
【特許文献３】
実願２００２−００５３７４号公報
【非特許文献】
郵便情報源２００２年版７３頁（郵便局発行）
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者等が鋭意検討した結果、圧着葉書用原紙を抄造し、次いでその少なくとも片面に圧着葉書用接着剤層を設ける圧着葉書用紙の製造方法において、圧着葉書用原紙及び圧着葉書用接着剤の少なくとも一方に着色剤を含むことで、また、該圧着葉書用原紙を特定の方法で製造することで上記の問題が解決できることを見出し、本発明を完成させた。すなわち本発明は、開封前に光に透かしても秘密情報が第三者に解読されることのない、親展性に極めて優れた高隠蔽性を有する圧着葉書用紙を得る製造方法を提供することを課題とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明の骨子は、圧着葉書用原紙を抄造し、次いでその少なくとも片面に圧着葉書用接着剤層を設ける圧着葉書用紙の製造方法において、圧着葉書用原紙及び圧着葉書用接着剤の少なくとも一方に着色剤を含むことを特徴とする、高隠蔽性を有する圧着葉書用紙の製造方法を提供することにある。
【００１１】
また、前記の圧着葉書用原紙は、１層以上の層構造とすることで製造できる。また、前記圧着葉書用原紙の少なくとも片面の最外層が、ピグメント塗工層であることを特徴として製造できる。また、前記圧着葉書用原紙の少なくとも１層が、酸化チタン及びプラスチックピグメントから選択される１種類以上を含むことを特徴として製造できる。
【００１２】
また、前記圧着葉書用紙のＪＩＳＰ８１３８による不透明度が９５％以上であり且つＩＳＯ２４７０による白色度が６０％、好ましくは７５％であることを特徴として製造できる。
【００１３】
また、前記圧着葉書用紙の宛名面の全面あるいは一部を白色のベタ印刷したことを特徴として製造できる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
本発明の「圧着葉書用紙」とは、「圧着葉書用原紙」の少なくとも片面に「圧着葉書用接着剤層」を設けることで得られる。本発明で得られる「圧着葉書用紙」は、フォーム用の紫外線硬化型印刷機等で固定情報が印刷され、次いで静電記録方式（電子写真方式）プリンタやインクジェット方式プリンタ等で可変情報（親展情報）が印字され、次いで二つ折りあるいは三つ折りに成型されてから圧着され、葉書の形態になって郵送される。
【００１５】
本発明に使用する高隠蔽性を有する圧着葉書用接着剤は、通常の状態で接着することがなく、高い圧力を加えることで接着する性質を有するものであって、ラテックスと充填剤とを主成分とするものである。これに着色剤を添加することで高隠蔽性を付加することができる。
【００１６】
本発明で使用する圧着葉書用接着剤に、高隠蔽性を付加するために配合できる着色剤には染料と顔料が挙げられる。染料としては、塩基性染料、カチオン染料、酸性染料、直接染料、分散染料、反応性染料等が挙げられる。顔料としては、金属の酸化物あるいは硫化物を主成分とする無機顔料や、レーキと言われる溶解した染料に沈殿剤を加えて不溶性にした有機顔料等が挙げられる。具体的には、無機顔料としてカーボンブラック、ウルトラマリンブルー、群青、紺青、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、酸化鉄、金属粉、有機顔料としてフタロシアニン系、キナクドリン系、ジオキサジン系、ペリノン系、ピロコリン系、染付け系、溶性アゾ系、不溶性アゾ系、ポリアゾ系等が挙げられる。
【００１７】
着色剤を混合系で使用する場合、色相の発現は減法混色の原理に支配される。この原理を利用して所望の色相を発現することができる。例えば、黄色と青色の染料を併用して緑色の色相を得ることができる。
【００１８】
着色剤の色相に制限はないが、赤、緑、青、茶、紫、黒の各系統色が好ましく使用できる。また、カーボンブラックに代表されるカーボン粒子を使用すると、広い波長範囲の光を吸収できるので隠蔽性が高い。着色剤の使用量は、接着剤の塗料換算（固形分）で１００〜１０００ｐｐｍ添加するか、０．０１〜０．１ｇ／ｍ^２歩留まることが好ましい。この範囲であれば白色度を損なうことなく高い不透明度を得ることができる。
【００１９】
本発明で使用する圧着葉書用接着剤に配合できるラテックスとしては、（変性）天然ゴム、ＳＢＲ等の合成ゴム、アクリル系樹脂等が使用できる。
【００２０】
本発明で使用する充填剤としては、シリカゲル、カオリン、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、プラスチックピグメント、酸化チタン、穀物澱粉粒子等が使用できる。
【００２１】
本発明で使用する圧着葉書用接着剤には上記したようなラテックス及び充填剤を主成分とし、これに必要に応じて老化防止剤、紫外線吸収剤、水溶性高分子、界面活性剤、消泡剤、増粘剤、消臭剤、インクジェットインク定着剤等の助剤を適宜選択して添加することができる。
【００２２】
該接着剤を圧着葉書用原紙に塗工するには、一般的な紙塗工用として使用されている塗工方式が採用できる。例えばエアーナイフコーター、グラビアコーター、ブレードコーター、ロールコーター、バーコーター等の公知の塗工機が使用できる。
【００２３】
圧着葉書用接着剤の塗工量は、片面当たり２〜１５ｇ／ｍ^２が好ましく、３〜１０ｇ／ｍ^２がより好ましい。塗工量が２ｇ／ｍ^２を下まわると安定した接着特性が得られない。また１５ｇ／ｍ^２を上まわると過剰品質となりコストアップにつながり好ましくない。
【００２４】
本発明でいうところの圧着葉書用原紙とは圧着葉書用接着剤を塗工するシート状物のことであって１層以上の層構造として製造できる。この場合、該圧着葉書用原紙を、紙層のみから成る構成として製造しても良いし、また、少なくとも片面の最外層をピグメント塗工層として製造しても良い。
【００２５】
該圧着葉書用原紙に着色剤を含む場合は、少なくとも１層以上の着色層を含めば良く、また、圧着葉書用接着剤に着色剤を含む場合は、該圧着葉書用原紙には着色剤を含んでも含まなくても良い。
【００２６】
該圧着葉書用原紙が紙層のみから成る場合、単層構造でも多層構造でも可能である。また、多層構造の場合、着色層を１層以上として製造することもでき、いずれの順番で積層してもかまわない。特に着色層を中間層として非着色層で挟んだ３層構成にすると、隠蔽性を維持したまま宛名面と非宛名面の白色度が高くなる。また、非宛名面を着色層とし、宛名面を非着色層とすると、宛名面のみの白色度が高くなる。ただし、これらの場合、該圧着葉書用原紙の上層に設ける圧着葉書用接着剤が後述する着色剤を含むか否かで白色度が変わってくるので、所望に応じた層構成にすればよい。
【００２７】
一方、該圧着葉書用原紙の少なくとも片面の最外層をピグメント塗工層として製造する場合、そのピグメント塗工層は１層以上として製造することができ、着色剤を含んで製造してもかまわない。該最外層のピグメント塗工層が着色剤を含まない場合には白色度が高くなる。一例として、宛名面のみをこのようにすれば、宛名面の白色度が高い隠蔽性に優れた圧着葉書用紙を製造することができる。ただし、この場合、該圧着葉書用原紙の上層に設ける圧着葉書用接着剤が前記した着色剤を含むか否かで白色度が変わってくるので、所望に応じた層構成にすればよい。
【００２８】
前記の圧着葉書用原紙の少なくとも１層が、酸化チタン及びプラスチックピグメントから選択される１種類以上を含むことを特徴として製造すると、酸化チタンやプラスチックピグメントは散乱計数が大きいので不透明度が高くなって、隠蔽性に優れる。
【００２９】
また、前記圧着葉書用原紙の少なくとも片面の最外層がピグメント塗工層であることを特徴として製造すると、ピグメントの歩留まりが高くなり、その結果不透明度が高くなって隠蔽性に優れる。特に、前記ピグメント塗工層が酸化チタン及びプラスチックピグメントから選択される１種類以上を含むと、これらのピグメントは散乱計数が大きいのでさらに不透明度が高くなり、一層隠蔽性に優れる。
【００３０】
本発明で使用するプラスチックピグメントは、高分子化合物からなる有機微粒子であって、ポリスチレン系プラスチックピグメント、スチレン−ブタジエン系プラスチックピグメント、アクリル系プラスチックピグメント、スチレン−アクリル系プラスチックピグメント等が挙げられ、その形状や性質は、球状、扁平状、中空状、微粒子集合体、バインダーピグメント等各種の形状や性質のものが使用できるが、特に球状、中空状のものが好ましく使用できる。粒子径は０．５〜５μｍのものが好ましく使用できる。これらを単独であるいは２種類以上混合して使用できる。この種のプラスチックピグメントは一般に市販品として入手できるものである。
【００３１】
前記の圧着葉書用原紙は、前記したように１層以上の着色層を含む層構造を有しても製造できる。
【００３２】
前記した圧着葉書用原紙に使用する着色剤の色相に制限はないが、赤、緑、青、茶、紫、黒の各系統色が好ましく使用できる。また、カーボンブラックに代表されるカーボン粒子を使用すると、広い波長範囲の光を吸収できるので隠蔽性が高い。着色剤の使用量は、紙層の場合、抄紙前の紙料換算（固形分）で１００〜１０００ｐｐｍ添加するか、０．０１〜０．１ｇ／ｍ^２歩留まることが好ましい。この範囲であれば白色度を損なうことなく高い不透明度を得ることができる。
【００３３】
ピグメント塗工層の着色剤の使用量は、接着剤の塗料換算（固形分）で１００〜１０００ｐｐｍ添加するか０．０１〜０．１ｇ／ｍ^２歩留まることが好ましい。この範囲であれば白色度を損なうことなく高い不透明度を得ることができる。
【００３４】
ここで使用される高隠蔽性を付加するための着色剤としては、圧着葉書用接着剤で使用できるものとして挙げたものがいずれも使用できる。
【００３５】
前記の圧着葉書用原紙を構成する紙層の製紙用原料としては、一般的に製紙用として使用される製紙用パルプ、例えば針葉樹晒クラフトパルプ（ＮＢＫＰ）、広葉樹晒クラフトパルプ（ＮＢＫＰ）等の化学パルプ、砕木パルプ（ＧＰ）、サーモメカニカルパルプ（ＴＭＰ）等の機械パルプを主体とし、コットンや麻、ケナフ等の非木材パルプ、合成パルプ、合成繊維等を必要に応じて適宜使用することができる。これらを３００〜６００Ｃ．Ｓ．Ｆ．に叩解し、これにフィラー（クレー、カオリン、炭酸カルシウム、二酸化チタン等）、乾燥紙力増強剤（澱粉、ＰＶＡ、ポリアクリルアミド等）、湿潤紙力増強剤（メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリアミド・エピクロルヒドリン、ポリアクリルアミド等）、サイズ剤（ロジン系、アルキルケテンダイマー系等）、蛍光増白剤、定着剤等を必要に応じて適宜添加し、パルプスラリーを得ることができる。これを円網抄紙機、長網抄紙機、短網抄紙機あるいはこれらのコンビネーション等の、公知の抄紙機を使用して抄紙し、圧着葉書用原紙が製造できる。また、途中工程において、サイズプレス装置等でサイズ剤、紙力増強剤、着色剤等を適宜塗工することもできる。特に散乱計数の大きいパルプや散乱計数の大きいフィラーを使用すると高い不透明度が得られ、高隠蔽性を得ることができる。前記したパルプにあっては、叩解を進めず、広葉樹を多く配合し、機械パルプを多く配合すると不透明度が上がるので、高隠蔽性を確保するには効果的である。フィラーにあっては、二酸化チタンを使用すると高隠蔽性が得られるので好ましい。
【００３６】
前記圧着葉書用原紙のピグメント塗工層はバインダーと水溶性高分子、ピグメントとを主成分とする塗工液を塗工するが、この際に前記したような高隠蔽性を発現するための着色剤及び／または二酸化チタンやプラスチックピグメントのような散乱計数の大きい顔料を使用すると、高い不透明度が得られるので好ましい。
【００３７】
該塗工液に使用するバインダーとしては、ＳＢＲ等の合成ゴム、アクリル系エマルション、ウレタン系ディスパージョン、ポリエステル系エマルション等が使用できる。
【００３８】
該塗工液に使用する水溶性高分子としては、澱粉及びその誘導体、ＰＶＡ、変性ＰＶＡ、カルボキシ・メチル・セルロース、カルボキシ・エチル・セルロース、デキストリン、カゼイン、ポリ・ビニル・ピロリドン等が使用できる。
【００３９】
該塗工液に使用するピグメントとしては、クレー、カオリン、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、二酸化チタン、シリカゲル、プラスチックピグメント等が使用できる。さらに、これらに消泡剤、増粘剤、保水剤、レベリング剤等の助剤を適宜添加して塗料とする。また、塗工層として、前記したようなピグメントを含まず、クリヤー塗工とすることも可能である。
【００４０】
該塗工層の塗工量は、片面当たり３〜１５ｇ／ｍ^２が好ましく、５〜１０ｇ／ｍ^２がより好ましい。３ｇ／ｍ^２を下まわると高い不透明度を得るという効果に劣る。また１５ｇ／ｍ^２を上まわるとコストアップにつながって好ましくない。
【００４１】
該接着剤を圧着葉書用原紙に塗工するには、一般的な紙塗工用として使用されている塗工方式が採用できる。例えばエアーナイフコーター、グラビアコーター、ブレードコーター、ロールコーター、バーコーター、ゲートロールコーター等の公知の塗工機が使用でき、オンマシンコーターであってもオフマシンコーターであってもかまわない。
【００４２】
以上、圧着葉書用接着剤と圧着葉書用原紙について説明してきたが、該圧着葉書用接着剤の塗工量、該圧着葉書用原紙の坪量は、郵便法による葉書の重さの規定を満たすように適宜選択すれば良い。
【００４３】
このようにして高隠蔽性を有する圧着葉書用紙は、圧着葉書用原紙及び圧着葉書用接着剤の少なくとも一方を前記したように染料及び／又は顔料で着色し、圧着葉書用原紙の少なくとも片面に圧着葉書用接着剤を設けることで製造できる。
【００４４】
このようにして得られた圧着葉書用紙は、宛名面でない表出面に地紋印刷を施したり、または、三つ折りタイプにあってはさらに中間紙片にも地紋印刷を施すこともできる。このようにして得られた圧着葉書は、隠蔽性がさらに強力となり、より強い光で透かしても秘密情報が解読できなくなり、親展性がさらに優れることになる。
【００４５】
本発明者等が検討した結果、圧着葉書用紙のＪＩＳＰ８１３８による不透明度、圧着葉書用紙のＩＳＯ２４７０による白色度が以下に示す値を満たすことが親展性を保持するために好ましいことがわかった。すなわち、圧着葉書用紙のＪＩＳＰ８１３８による不透明度が９５％以上であり、圧着葉書用紙のＩＳＯ２４７０による白色度が６０％以上、好ましくは７５％以上であって、上記したような地紋印刷や宛名面の全面あるいは一部を白色のベタ印刷と組み合わせるとさらに好ましい。
【００４６】
圧着葉書用紙のＪＩＳＰ８１３８による不透明度が９５％を下まわると隠蔽性が劣り、親展性が好ましくない。また、総務省郵政事業庁によるガイドライン「定型郵便物・はがきの基本条件」で、バーコード割引郵便の表面の色は淡色で反射率５０％以上が推奨されており、厳密には可視光全域の反射スペクトルを考察すべきではあるが、ＩＳＯ２４７０による白色度（４５７ｎｍ）が５０％以上であればこの推奨値を満たすと考えられるので、ＩＳＯ２４７０による白色度が５０％以下であることは好ましくない。また、該白色度が６０％以上であると、葉書受領者が淡色として認識でき違和感がない。また、該白色度が７５％以上であると、葉書受領者に紙本来の白さとして認識されより好ましい。
【００４７】
また、圧着葉書用紙の宛名面の全面あるいは宛名を記載する部分のみを白色のベタ印刷すると、圧着葉書用紙及び／または圧着葉書用接着剤に使用される着色剤によって宛名面が着色して宛名面が見にくい状態になっても、その判読が容易になって好ましい。
【００４８】
白色のベタ印刷はオフセット印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷等の一般的な印刷機を使用して行うことができ、白色インキは酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉛等の隠蔽性を有する白色顔料を含む物が好適に使用できる。
【００４９】
以下に本発明を実施例と比較例を示し、より具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。以下の質量部とは乾燥質量部を言う。
【実施例】
圧着葉書用原紙１
針葉樹晒クラフトパルプ２０質量部、広葉樹晒クラフトパルプ８０質量部（乾燥質量部、以下同じ）の配合よりなるパルプをリファイナーで叩解し、４５０ｍｌＣ．Ｆ．Ｓ．の紙料を得た。これにサイズ剤（商品名「サイズパイン」荒川化学工業（株）製造、以下同じ）を２．５質量部、乾燥紙力増強剤（商品名「ポリストロン」荒川化学工業（株）製造、以下同じ）を４．０質量部、液体硫酸アルミニウムを５．０質量部添加し、紙料スラリーを調製した。このスラリーを、長網抄紙機を使用して抄紙し、坪量１００ｇ／ｍ^２の圧着葉書用原紙を得た。
【００５０】
圧着葉書用原紙２（高隠蔽性）
針葉樹晒クラフトパルプ２０質量部、広葉樹晒クラフトパルプ８０質量部の配合よりなるパルプをリファイナーで叩解し、４５０ｍｌＣ．Ｓ．Ｆ．の紙料を得た。これに黒系統の直接染料（「Ｃ．Ｉ．ＤｉｒｅｃｔＢｌａｃｋ１９」）を対紙料で０．０２５質量部、サイズ剤を２．５質量部、乾燥紙力増強剤を４．０質量部、液体硫酸アルミニウムを５．０質量部添加し、紙料スラリーを調製した。このスラリーを、長網抄紙機を使用して抄紙し、坪量１００ｇ／ｍ^２の圧着葉書用原紙を得た
【００５１】
圧着葉書用原紙３
針葉樹晒クラフトパルプ１９質量部、広葉樹晒クラフトパルプ７６質量部の配合よりなるパルプをリファイナーで叩解し、４５０ｍｌＣ．Ｓ．Ｆ．とし、これに酸化チタン（商品名「タイペークＲ−９３０」石原産業（株）製造、以下同じ）を５質量部配合して紙料を得た。これにサイズ剤を２．５質量部、乾燥紙力増強剤を４．０質量部、液体硫酸アルミニウムを５．０質量部添加し、紙料スラリーを調製した。このスラリーを、長網抄紙機を使用して抄紙し、坪量１００ｇ／ｍ^２の圧着葉書用原紙を得た。
【００５２】
圧着葉書用原紙４（高隠蔽性）
針葉樹晒クラフトパルプ１９質量部、広葉樹晒クラフトパルプ７６質量部の配合よりなるパルプをリファイナーで叩解し、４５０ｍｌＣ．Ｓ．Ｆ．とし、これに酸化チタンを５質量部配合して紙料を得た。これに黒系統の顔料（「Ｃ．Ｉ．ＰｉｇｍｅｎｔＢｌａｃｋ１」）を対紙料で０．０２５質量部、サイズ剤を２．５質量部、乾燥紙力増強剤を４．０質量部、液体硫酸アルミニウムを５．０質量部添加し、紙料スラリーを調製した。このスラリーを、長網抄紙機を使用して抄紙し、坪量１００ｇ／ｍ^２の高隠蔽性の圧着葉書用原紙を得た
【００５３】
圧着葉書用原紙５（高隠蔽性）
針葉樹晒クラフトパルプ２０質量部、広葉樹晒クラフトパルプ８０質量部の配合よりなるパルプをリファイナーで叩解し、４５０ｍｌＣ．Ｓ．Ｆ．の紙料を得た。これにカーボンブラック（商品名「ダイアブラックＡ」三菱化学（株）製造、以下同じ）を対紙料で０．０２５質量部、サイズ剤を２．５質量部、乾燥紙力増強剤を４．０質量部、液体硫酸アルミニウムを５．０質量部添加し、紙料スラリーを調製した。このスラリーを、長網抄紙機を使用して抄紙し、坪量８０ｇ／ｍ^２の基紙を得た。この基紙に以下の配合の、５５質量％濃度の塗料を、ブレードコーターを使用して片面当たり１０ｇ／ｍ^２、両面塗工して高隠蔽性の圧着葉書用原紙を得た。
・酸化チタン（商品名「タイペークＲ２２０」石原産業（株）製造）８２質量部
・ＳＢＲ（商品名「スマーテックスＰＡ１０１３」（株）日本エイアンドエル製造）１３質部
・溶解澱粉（商品名「ＭＳ４６００」日本食品加工（株）製造）５質量部
【００５４】
圧着葉書用原紙６（高隠蔽性）
針葉樹晒クラフトパルプ２０質量部、広葉樹晒クラフトパルプ８０質量部の配合よりなるパルプをリファイナーで叩解し、４５０ｍｌＣ．Ｓ．Ｆ．の紙料を得た。これにサイズ剤を２．５質量部、乾燥紙力増強剤を４．０質量部、液体硫酸アルミニウムを５．０質量部添加し、紙料スラリーを調製した。このスラリーを、長網抄紙機を使用して抄紙し、坪量８０ｇ／ｍ^２の基紙を得た。この基紙に以下の配合の、５５質量％濃度の塗料を、ブレードコーターを使用して片面当たり１０ｇ／ｍ^２、両面塗工して高隠蔽性の圧着葉書用原紙を得た。
・炭酸カルシウム（商品名「タマパール１２１」奥多摩工業（株）製造）８２質量部
・ＳＢＲ（商品名「スマーテックスＰＡ１０１３」（株）日本エイアンドエル製造）１３質量部
・溶解澱粉（商品名「ＭＳ４６００」日本食品加工（株）製造）５質量部
・赤系統の直接染料（「Ｃ．Ｉ．ＤｉｒｅｃｔＲｅｄ２３」）０．０１質量部
青系統の直接染料（「Ｃ．Ｉ．ＤｉｒｅｃｔＢｌｕｅ２３６」）０．０３質量部
【００５５】
圧着葉書用原紙７（高隠蔽性）
針葉樹晒クラフトパルプ２０質量部、広葉樹晒クラフトパルプ８０質量部の配合よりなるパルプをリファイナーで叩解し、４５０ｍｌＣ．Ｓ．Ｆ．の紙料を得た。これにカーボンブラックを対紙料で０．０２５質量部、サイズ剤を２．５質量部、乾燥紙力増強剤を４．０質量部、液体硫酸アルミニウムを５．０質量部添加し、紙料スラリーを調製した。このスラリーを、長網抄紙機を使用して抄紙し、坪量８０ｇ／ｍ^２の基紙を得た。この基紙に以下の配合の、５５質量％濃度の塗料を、ブレードコーターを使用して片面当たり１０ｇ／ｍ^２、両面塗工して高隠蔽性の圧着葉書用原紙を得た。
・プラスチックピグメント（商品名「ローペイクＨＰ−１０５５」日本ゼオン（株）製造）８２質量部
・ＳＢＲ（商品名「スマーテックスＰＡ１０１３」（株）日本エイアンドエル製造）１３質量部
・溶解澱粉（商品名「ＭＳ４６００」日本食品加工（株）製造）５質量部
部
【００５６】
圧着葉書用接着剤１
以下の配合から成る２８質量％濃度の圧着葉書用接着剤を調製した。
・ＭＭＡグラフト天然ゴムラテックス（商品名「ＭＧ２５」ムサシノケミカル（株）製造、以下同じ）４０質量部
・シリカゲル（商品名「ファインシールＸ３７Ｂ」トクヤマ（株）製造、以下同じ）３５質量部
・小麦澱粉（商品名「ＡＳ−２２５」千葉製粉（株）製造、以下同じ）２５質量部
【００５７】
圧着葉書用接着剤２（高隠蔽性）
以下の配合から成る２８質量％濃度の圧着葉書用接着剤を調製した。
・ＭＭＡグラフト天然ゴムラテックス４０質量部
・シリカゲル３５質量部
・小麦澱粉２５質量部
・黒系統の直接染料（「Ｃ．Ｉ．ＤｉｒｅｃｔＢｌａｃｋ１９」）０．０５質量部
【００５８】
実施例１
圧着葉書用原紙１を使用し、これに圧着葉書用接着剤２を片面当たり８ｇ／ｍ^２となるように、エアーナイフコーターで両面塗工し圧着葉書用紙を得た。
【００５９】
実施例２
圧着葉書用原紙２を使用し、これに圧着葉書用接着剤１を片面当たり８ｇ／ｍ^２となるように、エアーナイフコーターで両面塗工し圧着葉書用紙を得た。
【００６０】
実施例３
圧着葉書用原紙２を使用し、これに圧着葉書用接着剤２を片面当たり８ｇ／ｍ^２となるように、エアーナイフコーターで両面塗工し圧着葉書用紙を得た。
【００６１】
実施例４
圧着葉書用原紙３を使用し、これに圧着葉書用接着剤２を片面当たり８ｇ／ｍ^２となるように、エアーナイフコーターで両面塗工し圧着葉書用紙を得た。
【００６２】
実施例５
圧着葉書用原紙４を使用し、これに圧着葉書用接着剤１を片面当たり８ｇ／ｍ^２となるように、エアーナイフコーターで両面塗工し圧着葉書用紙を得た。
【００６３】
実施例６
圧着葉書用原紙４を使用し、これに圧着葉書用接着剤２を片面当たり８ｇ／ｍ^２となるように、エアーナイフコーターで両面塗工し圧着葉書用紙を得た。
【００６４】
実施例７
圧着葉書用原紙５を使用し、これに圧着葉書用接着剤１を片面当たり８ｇ／ｍ^２となるように、エアーナイフコーターで両面塗工し圧着葉書用紙を得た。
【００６５】
実施例８
圧着葉書用原紙５を使用し、これに圧着葉書用接着剤２を片面当たり８ｇ／ｍ^２となるように、エアーナイフコーターで両面塗工し圧着葉書用紙を得た。
【００６６】
実施例９
圧着葉書用原紙６を使用し、これに圧着葉書用接着剤１を片面当たり８ｇ／ｍ^２となるように、エアーナイフコーターで両面塗工し圧着葉書用紙を得た。
【００６７】
実施例１０
圧着葉書用原紙６を使用し、これに圧着葉書用接着剤２を片面当たり８ｇ／ｍ^２となるように、エアーナイフコーターで両面塗工し圧着葉書用紙を得た。
【００６８】
実施例１１
圧着葉書用原紙７を使用し、これに圧着葉書用接着剤１を片面当たり８ｇ／ｍ^２となるように、エアーナイフコーターで両面塗工し圧着葉書用紙を得た。
【００６９】
比較例１
圧着葉書用原紙１を使用し、これに圧着葉書用接着剤１を片面当たり８ｇ／ｍ^２となるように、エアーナイフコーターで両面塗工し圧着葉書用紙を得た。
【００７０】
比較例２
圧着葉書用原紙３を使用し、これに圧着葉書用接着剤１を片面当たり８ｇ／ｍ^２となるように、エアーナイフコーターで両面塗工し圧着葉書用紙を得た。
【００７１】
実施例１〜実施例１１、及び比較例１〜比較例２を以下の方法で評価し、その結果を表１に示した。
【００７２】
ＩＳＯ白色度の測定
ＩＳＯ２４７０に従い、圧着葉書用原紙とこれに圧着葉書用接着剤を塗工した後の圧着葉書用紙の白色度をそれぞれ測定した。
【００７３】
ＪＩＳ不透明度の測定
ＪＩＳＰ８１３８に従い、圧着葉書用原紙とこれに圧着葉書用接着剤を塗工した後の圧着葉書用紙の不透明度をそれぞれ測定した。
【００７４】
透かし認識の可否
実施例１〜実施例１１、及び比較例１〜比較例２で得られた圧着葉書用紙を三つ折りタイプとし、非宛名面の表出面に試験パターンの地紋印刷を施し、さらに親展情報を電子写真方式のプリンタで施してこれをシールし、圧着葉書の形態とした。
投光器と一体化された白色光ランプ（商品名「ＬＡＭＰＨＯＵＳＥＭＯＤＥＬ１５ＨＬＥ」、セナー（株）製造）を変圧器（商品名「ＰＯＷＥＲＳＵＰＰＬＹＭＯＤＥＬ１５１５Ｄ」、セナー（株）製造）に繋いで電圧を調整してランプの照度を調整できるようにし、ランプから１５０ｍｍの距離を隔ててサンプル載
置台を配置し、葉書サンプルをこの載置台にセットした。サンプルが置かれていないサンプル載置台の中央の照度が１０万ルクスになるように変圧器で電圧を調整し、この状態で圧着葉書のサンプルをサンプル載置台に置き、目視にて隠蔽情報の判読を行った。尚、照度の測定は照度計（商品名「デジタル照度計ＴＩＨ」、ミノルタ（株）製造）を用いて行った。
【００７５】
表１評価結果

【００７６】
表１の結果から、高隠蔽性の圧着葉書用接着剤及び／又は高隠蔽性の圧着葉書用原紙を使用した実施例１〜実施例１１は、いずれも１０万ルクスの光に透かしても隠蔽情報が認識できず、親展性に優れることが判る。
【００７７】
【発明の効果】
本発明によれば、開封前に光に透かしても秘密情報が第三者に解読されることが無い、親展性に優れた高隠蔽性を有する圧着葉書用紙を得ることができる。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a method for manufacturing a pressure-sensitive postcard having excellent confidentiality and high concealment properties, in which confidential information is not deciphered by a third party even if it is watermarked with light before opening.
[0002]
[Prior art]
In recent years, what is called a "crimp postcard" instead of a sealed letter has been used in various fields as a means for transmitting confidential information. The following is an example of this configuration. In other words, using a paper coated with a re-peelable pressure-sensitive adhesive that can be adhered by applying pressure to the base paper, after printing the confidential information, fold it in two or three, and fold it through the pressure roll. This is a type that manufactures postcards by bonding confidential information. After receiving the compressed postcard, the recipient peels off the bonded confidential surface and reads the confidential information. At this time, the peeled surface is devised so as not to be re-adhered by a normal method, so that it is excellent in tamper resistance and secures confidentiality.
[0003]
As described above, the confidential information is simple and effective as a means of transmitting the confidential information. However, when the compressed postcard is watermarked with strong light, the confidential information is poorly concealed, so that the confidential information may be decrypted by a third party. Was pointed out.
[0004]
In order to solve such a problem, Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-278175 (Patent Document 1) and Japanese Utility Model Laid-Open Publication No. 3-116974 (Patent Document 2) propose a method of performing tint block printing on a surface to be exposed. ing. The inventors of the present invention have considered applying a copy-forgery-inhibited pattern printing to an exposed surface that is not the addressing surface, and also applying a copy-forgery-inhibited pattern printing to an intermediate piece of paper in the case of a three-fold type, but the confidentiality has been examined. Was not sufficient to ensure concealment.
[0005]
On the other hand, a method of increasing concealing properties by increasing the basis weight of the pressure-bonded postcard paper is also conceivable, but since the weight of the postcard has an upper limit prescribed by the postal law (see Non-Patent Document 1), this method is confidential. However, it was not enough to obtain the concealing property enough to secure the property.
[0006]
In addition, the present inventors have studied a method of internally adding a filler component such as a filler having a concealing property to a base paper for pressure-bonded postcards, but there has been a problem that the strength as a postcard is reduced or the cost is increased.
[0007]
The present inventor has proposed a pressure-bonded postcard having high concealment in Japanese Patent Application No. 2002-005374 (see Patent Document 3). The present invention proposes this manufacturing method.
[0008]
[Patent Document 1]
JP-A-5-278175
[Patent Document 2]
Japanese Utility Model Publication No. 3-116974
[Patent Document 3]
Japanese Utility Model Application No. 2002-005374
[Non-patent literature]
Postal Information Source, 2002, 73 pages (post office)
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
As a result of intensive studies by the present inventors, a method for producing a pressure-bonded postcard base paper, forming a pressure-bonded postcard base paper on which at least one side thereof has a pressure-bonded postcard adhesive layer, The present inventors have found that the above-mentioned problems can be solved by including a coloring agent in at least one of them and by manufacturing the base paper for pressure-bonded postcards by a specific method, thereby completing the present invention. That is, the present invention provides a method for producing a pressure-sensitive postcard having extremely high confidentiality and excellent confidentiality, in which confidential information is not deciphered by a third party even when watermarked with light before opening. Make it an issue.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The essence of the present invention is a method for producing a pressure-bonded postcard paper in which a base paper for pressure-bonded postcard is formed and then an adhesive layer for pressure-bonded postcard is provided on at least one side of the base paper. An object of the present invention is to provide a method for producing a pressure-bonded postcard having high concealing properties, characterized by containing an agent.
[0011]
Further, the above-mentioned base paper for pressure-bonded postcards can be manufactured by having one or more layers. In addition, the outermost layer on at least one surface of the base paper for pressure-bonded postcards can be manufactured by a pigment coating layer. Further, at least one layer of the base paper for crimped postcards can be manufactured by including at least one type selected from titanium oxide and plastic pigment.
[0012]
In addition, it can be manufactured such that the opacity according to JIS P 8138 is 95% or more and the whiteness according to ISO 2470 is 60%, preferably 75%, according to JIS P 8138.
[0013]
Further, it can be manufactured by printing the whole or a part of the address surface of the pressure-bonded postcard paper in solid white.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The “crimped postcard paper” of the present invention is obtained by providing a “crimped postcard adhesive layer” on at least one surface of the “crimped postcard base paper”. The “crimped postcard” obtained by the present invention has fixed information printed on an ultraviolet-curable printing machine for forms or the like, and then has variable information (confidential information) printed on an electrostatic recording (electrophotographic) printer or an inkjet printer. ) Is printed, then formed into two or three folds, and then pressed and mailed in the form of a postcard.
[0015]
The pressure-sensitive adhesive for postcards having a high concealing property used in the present invention does not adhere in a normal state, but has a property of being adhered by applying a high pressure, and mainly comprises a latex and a filler. Component. By adding a coloring agent thereto, a high concealing property can be added.
[0016]
Colorants that can be added to the pressure-sensitive postcard adhesive used in the present invention to add high concealment properties include dyes and pigments. Examples of the dye include a basic dye, a cationic dye, an acid dye, a direct dye, a disperse dye, and a reactive dye. Examples of the pigment include an inorganic pigment containing a metal oxide or sulfide as a main component, and an organic pigment made insoluble by adding a precipitant to a dissolved dye called a lake. Specifically, carbon black, ultramarine blue, ultramarine blue, navy blue, cadmium yellow, cadmium red, iron oxide, metal powder as inorganic pigments, phthalocyanine, quinacdrine, dioxazine, perinone, pyrocholine, dyeing as organic pigments System, soluble azo system, insoluble azo system, polyazo system and the like.
[0017]
When a colorant is used in a mixed system, the appearance of hue is governed by the principle of subtractive color mixture. Using this principle, a desired hue can be developed. For example, a green hue can be obtained by using a combination of yellow and blue dyes.
[0018]
Although there is no limitation on the hue of the colorant, red, green, blue, brown, purple, and black system colors can be preferably used. Further, when carbon particles represented by carbon black are used, light in a wide wavelength range can be absorbed, so that the concealing property is high. The amount of the colorant used is 100 to 1000 ppm in terms of paint (solid content) of the adhesive, or 0.01 to 0.1 g / m²It is preferable to yield. Within this range, high opacity can be obtained without impairing whiteness.
[0019]
As the latex that can be added to the adhesive for pressure-bonded postcards used in the present invention, (modified) natural rubber, synthetic rubber such as SBR, acrylic resin and the like can be used.
[0020]
As the filler used in the present invention, silica gel, kaolin, calcium carbonate, aluminum hydroxide, plastic pigment, titanium oxide, cereal starch particles and the like can be used.
[0021]
The adhesive for postcards used in the present invention contains the above-mentioned latex and filler as main components, and optionally contains an antioxidant, an ultraviolet absorber, a water-soluble polymer, a surfactant, and a defoamer. Auxiliary agents such as an agent, a thickener, a deodorant, and an inkjet ink fixing agent can be appropriately selected and added.
[0022]
To apply the adhesive to the base paper for pressure-bonded postcards, a coating method used for general paper coating can be adopted. For example, a known coating machine such as an air knife coater, a gravure coater, a blade coater, a roll coater, and a bar coater can be used.
[0023]
Coating amount of the adhesive for pressure-bonded postcards is 2 to 15 g / m per side.²Is preferably 3 to 10 g / m²Is more preferred. Coating amount 2g / m²If it is less than, stable adhesive properties cannot be obtained. 15g / m²Exceeding the limit results in excessive quality, which leads to an increase in cost, which is not preferable.
[0024]
The term "base paper for press-bonded postcards" as used in the present invention refers to a sheet-like material to which an adhesive for press-bonded postcards is applied, and can be manufactured as one or more layers. In this case, the base paper for pressure-bonded postcards may be manufactured as a configuration consisting of only a paper layer, or at least one outermost layer may be manufactured as a pigment coating layer.
[0025]
When the pressure-bonded postcard base paper contains a colorant, at least one or more colored layers may be contained.When the pressure-bonded postcard adhesive contains a colorant, the pressure-bonded postcard base paper contains a colorant. It may or may not be included.
[0026]
When the pressure-bonded postcard base paper comprises only a paper layer, a single-layer structure or a multilayer structure is possible. In the case of a multilayer structure, the coloring layer can be manufactured as one or more layers, and the coloring layers may be laminated in any order. In particular, when a three-layer structure in which the colored layer is interposed between the non-colored layers as an intermediate layer is used, the whiteness of the addressed surface and the non-addressed surface is increased while the concealing property is maintained. Further, when the non-addressed side is a colored layer and the addressed side is a non-colored layer, the whiteness of only the addressed side is increased. However, in these cases, the degree of whiteness changes depending on whether or not the adhesive for pressure-bonded postcard provided on the upper layer of the base paper for pressure-bonded postcard contains a coloring agent described later.
[0027]
On the other hand, when the outermost layer on at least one surface of the base paper for a compressed postcard is manufactured as a pigment coating layer, the pigment coating layer can be manufactured as one or more layers, and may be manufactured including a coloring agent. . When the outermost pigment coating layer does not contain a coloring agent, the whiteness increases. As an example, if only the address surface is made in this way, a pressure-bonded postcard sheet having high whiteness of the address surface and excellent concealment properties can be manufactured. However, in this case, the degree of whiteness changes depending on whether the adhesive for pressure-bonded postcards provided on the upper layer of the base paper for pressure-bonded postcards contains the above-described coloring agent, and therefore, a layer configuration may be set as desired.
[0028]
When manufactured, characterized in that at least one layer of the base paper for crimped postcards contains one or more types selected from titanium oxide and plastic pigment, the opacity is increased because titanium oxide and plastic pigment have a large scattering coefficient. Excellent in concealment.
[0029]
In addition, if the outermost layer on at least one side of the base paper for a pressure-bonded postcard is manufactured by a pigment coating layer, the pigment yield is increased, and as a result, the opacity is increased and the concealing property is excellent. In particular, when the pigment coating layer contains one or more types selected from titanium oxide and plastic pigment, these pigments have a large scattering coefficient, so that the opacity is further increased and the opacity is further improved.
[0030]
The plastic pigment used in the present invention is an organic fine particle made of a polymer compound, and examples thereof include a polystyrene plastic pigment, a styrene-butadiene plastic pigment, an acrylic plastic pigment, and a styrene-acryl plastic pigment. Various shapes and properties such as a spherical shape, a flat shape, a hollow shape, a fine particle aggregate, and a binder pigment can be used, and particularly, a spherical shape and a hollow shape can be preferably used. Particles having a particle size of 0.5 to 5 μm can be preferably used. These can be used alone or in combination of two or more. Such plastic pigments are generally commercially available.
[0031]
The above-mentioned base paper for pressure-bonded postcards can be manufactured even if it has a layer structure including one or more colored layers as described above.
[0032]
There is no limitation on the hue of the colorant used in the above-mentioned base paper for pressure-bonded postcards, but each system color of red, green, blue, brown, purple and black can be preferably used. Further, when carbon particles represented by carbon black are used, light in a wide wavelength range can be absorbed, so that the concealing property is high. In the case of a paper layer, the amount of the coloring agent used is 100 to 1000 ppm in terms of paper material (solid content) before papermaking, or 0.01 to 0.1 g / m2.²It is preferable to yield. Within this range, high opacity can be obtained without impairing whiteness.
[0033]
The amount of the coloring agent used in the pigment coating layer is 100 to 1000 ppm or 0.01 to 0.1 g / m in terms of the paint (solid content) of the adhesive.²It is preferable to yield. Within this range, high opacity can be obtained without impairing whiteness.
[0034]
As the coloring agent for imparting a high concealing property used herein, any of the coloring agents that can be used in the adhesive for pressure-bonded postcards can be used.
[0035]
As a raw material for the paper layer constituting the base paper for pressure-bonded postcards, pulp for papermaking generally used for papermaking, for example, bleached softwood kraft pulp (NBKP), bleached hardwood kraft pulp (NBKP), etc. Mainly mechanical pulp such as pulp, groundwood pulp (GP), and thermomechanical pulp (TMP), non-wood pulp such as cotton, hemp, and kenaf, synthetic pulp, and synthetic fiber can be used as needed. . These are 300-600C. S. F. Into a mixture, filler (clay, kaolin, calcium carbonate, titanium dioxide, etc.), dry paper strength agent (starch, PVA, polyacrylamide, etc.), wet paper strength agent (melamine resin, urea resin, polyamide / epichlorohydrin) , A polyacrylamide, etc.), a sizing agent (rosin type, alkyl ketene dimer type, etc.), a fluorescent brightening agent, a fixing agent, etc., if necessary, to obtain a pulp slurry. This is made into a paper using a known paper machine such as a round paper machine, a fourdrinier paper machine, a short net paper machine, or a combination thereof, so that a base paper for crimped postcards can be produced. Further, in an intermediate step, a sizing agent, a paper strength enhancer, a coloring agent, and the like can be appropriately applied by a size press device or the like. In particular, when pulp having a large scattering coefficient or filler having a large scattering coefficient is used, high opacity can be obtained, and high concealment can be obtained. In the case of the pulp described above, if the beating is not advanced and a large amount of hardwood is mixed and a large amount of the mechanical pulp is mixed, the opacity is increased, so that it is effective to secure a high concealing property. In the case of the filler, it is preferable to use titanium dioxide because high concealment properties can be obtained.
[0036]
The pigment coating layer of the base paper for pressure-bonded postcards is coated with a coating solution containing a binder and a water-soluble polymer, and a pigment as a main component, and at this time, coloring for expressing high concealment properties as described above. It is preferable to use an agent and / or a pigment having a high scattering coefficient, such as titanium dioxide or plastic pigment, since high opacity can be obtained.
[0037]
As the binder used in the coating liquid, synthetic rubber such as SBR, acrylic emulsion, urethane dispersion, polyester emulsion and the like can be used.
[0038]
Examples of the water-soluble polymer used in the coating liquid include starch and derivatives thereof, PVA, modified PVA, carboxymethyl cellulose, carboxyethyl cellulose, dextrin, casein, and polyvinylpyrrolidone.
[0039]
As the pigment used in the coating liquid, clay, kaolin, calcium carbonate, aluminum hydroxide, titanium dioxide, silica gel, plastic pigment, and the like can be used. Further, auxiliaries such as an antifoaming agent, a thickener, a water retention agent, and a leveling agent are appropriately added to these to form a coating. Further, the coating layer does not include the pigment as described above, and may be a clear coating.
[0040]
The coating amount of the coating layer is 3 to 15 g / m per side.²Is preferably 5 to 10 g / m²Is more preferred. 3g / m²If it is less than the above, the effect of obtaining high opacity is inferior. 15g / m²Exceeding the value leads to an increase in cost, which is not preferable.
[0041]
To apply the adhesive to the base paper for pressure-bonded postcards, a coating method used for general paper coating can be adopted. For example, a known coating machine such as an air knife coater, a gravure coater, a blade coater, a roll coater, a bar coater, and a gate roll coater can be used, and an on-machine coater or an off-machine coater may be used.
[0042]
The adhesive for the postcard and the base paper for the postcard have been described above. However, the coating amount of the adhesive for the postcard and the basis weight of the base for the postcard satisfy the weight of the postcard according to the postal law. May be appropriately selected as described above.
[0043]
In this way, the pressure-bonded postcard having high concealment properties is obtained by coloring at least one of the pressure-bonded postcard base paper and the pressure-bonded postcard adhesive with a dye and / or a pigment as described above, and pressing the pressure-bonded postcard base paper on at least one side of the base. It can be manufactured by providing a postcard adhesive.
[0044]
The thus obtained pressure-bonded postcard can be printed with a copy-forgery-inhibited pattern on an exposed surface that is not the addressing face, or, in the case of a three-fold type, can also be printed with a copy-forgery-inhibited pattern on an intermediate piece of paper. The compressed postcard obtained in this way has a stronger concealing property, and the confidential information cannot be deciphered even if watermarking is performed with stronger light, and the confidentiality is further improved.
[0045]
As a result of examinations by the present inventors, it has been found that it is preferable that the opacity according to JIS P 8138 of the pressure-bonded postcard and the whiteness according to ISO 2470 of the pressure-bonded postcard satisfy the following values in order to maintain confidentiality. . That is, the opacity according to JIS P 8138 of the compression postcard is 95% or more, and the whiteness according to ISO 2470 of the compression postcard is 60% or more, preferably 75% or more. It is more preferable that the entire surface or a part of the surface is combined with white solid printing.
[0046]
If the opacity according to JIS P 8138 of the pressure-bonded postcard is less than 95%, the concealing property is poor and the confidentiality is not preferable. In addition, the guidelines for postal services and postcards by the Ministry of Internal Affairs and Communications, "Basic Conditions for Standard Mail and Postcards," recommend that the surface of barcode discount mail be light-colored and have a reflectance of 50% or more. Although the reflection spectrum should be considered, if the whiteness (457 nm) according to ISO 2470 is 50% or more, it is considered that this recommended value is satisfied. Therefore, it is not preferable that the whiteness according to ISO 2470 is 50% or less. . When the whiteness is 60% or more, the recipient of the postcard can recognize the color as light color, and does not feel uncomfortable. When the whiteness is 75% or more, the postcard recipient recognizes the whiteness as the original whiteness of the paper, which is more preferable.
[0047]
Also, if the entire surface of the address surface of the pressure-bonded postcard paper or only the portion where the address is described is printed in solid white, the address surface is colored with a coloring agent used for the pressure-bonded postcard paper and / or the adhesive for the pressure-bonded postcard. Is difficult to read even if it is difficult to read, which is preferable.
[0048]
White solid printing can be performed using a general printing machine such as offset printing, gravure printing, screen printing, etc., and the white ink contains a white pigment having a concealing property such as titanium oxide, zinc oxide, and lead oxide. Things can be used suitably.
[0049]
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples and Comparative Examples, but the present invention is not limited thereto. The following parts by mass refer to dry parts by mass.
【Example】
Base paper for crimped postcards 1
A pulp composed of 20 parts by mass of softwood bleached kraft pulp and 80 parts by mass of hardwood bleached kraft pulp (dry mass, the same applies hereinafter) was beaten with a refiner to give 450 ml C.I. F. S. I got the stock. 2.5 parts by mass of a sizing agent (trade name "Size Pine" manufactured by Arakawa Chemical Industries, Ltd .; same hereafter), and a dry paper strength agent (trade name "Polystron" manufactured by Arakawa Chemical Co., Ltd., 4.0 parts by mass) and 5.0 parts by mass of liquid aluminum sulfate were added to prepare a stock slurry. The slurry is made into a paper using a Fourdrinier paper machine, and the basis weight is 100 g / m2.²The base paper for crimped postcard was obtained.
[0050]
Crimping postcard base paper 2 (high concealment)
A pulp composed of 20 parts by mass of bleached softwood kraft pulp and 80 parts by mass of bleached hardwood kraft pulp was beaten with a refiner, and 450 ml C.I. S. F. I got the stock. To this, 0.025 parts by mass of a black direct dye ("CI Direct Black 19") based on stock, 2.5 parts by mass of a sizing agent, 4.0 parts by mass of a dry paper strength enhancer, 5.0 parts by mass of liquid aluminum sulfate was added to prepare a stock slurry. The slurry is made into a paper using a Fourdrinier paper machine, and the basis weight is 100 g / m2.²I got a base paper for crimped postcards
[0051]
Base paper for crimped postcards 3
A pulp composed of a mixture of 19 parts by mass of bleached softwood kraft pulp and 76 parts by mass of bleached hardwood kraft pulp was beaten with a refiner, and 450 ml C.I. S. F. Then, 5 parts by mass of titanium oxide (trade name “Taipaek R-930” manufactured by Ishihara Sangyo Co., Ltd., the same applies hereinafter) was blended to obtain a stock. 2.5 parts by mass of a sizing agent, 4.0 parts by mass of a dry paper strength enhancer, and 5.0 parts by mass of liquid aluminum sulfate were added thereto to prepare a stock slurry. The slurry is made into a paper using a Fourdrinier paper machine, and the basis weight is 100 g / m2.²The base paper for crimped postcard was obtained.
[0052]
Crimped postcard base paper 4 (high concealment)
A pulp composed of a mixture of 19 parts by mass of bleached softwood kraft pulp and 76 parts by mass of bleached hardwood kraft pulp was beaten with a refiner, and 450 ml C.I. S. F. Then, 5 parts by mass of titanium oxide was added thereto to obtain a stock. To this, 0.025 parts by mass of a black pigment ("CI Pigment Black 1") based on stock, 2.5 parts by mass of a sizing agent, 4.0 parts by mass of a dry paper strength agent, and liquid Aluminum sulfate was added at 5.0 parts by mass to prepare a stock slurry. The slurry is made into a paper using a Fourdrinier paper machine, and the basis weight is 100 g / m2.²High concealment pressure-sensitive postcard base paper
[0053]
Crimped postcard base paper 5 (high concealment)
A pulp composed of 20 parts by mass of bleached softwood kraft pulp and 80 parts by mass of bleached hardwood kraft pulp was beaten with a refiner, and 450 ml C.I. S. F. I got the stock. To this, 0.025 parts by mass of carbon black (trade name "Dia Black A" manufactured by Mitsubishi Chemical Corporation, the same applies hereinafter), 2.5 parts by mass of a sizing agent, and 4. 0 parts by mass and 5.0 parts by mass of liquid aluminum sulfate were added to prepare a stock slurry. The slurry is made into a paper using a Fourdrinier paper machine, and the basis weight is 80 g / m2.²Base paper was obtained. This base paper was coated with a 55% by weight coating material having the following composition at a rate of 10 g / m 2 per side using a blade coater.²Coating was performed on both sides to obtain a high concealment base paper for pressure-bonded postcards.
-82 parts by mass of titanium oxide (trade name "Taipaek R220" manufactured by Ishihara Sangyo Co., Ltd.)
・ SBR (trade name “Smartex PA1013” manufactured by A & L Japan Co., Ltd.)
・ 5 parts by mass of dissolved starch (trade name “MS4600” manufactured by Japan Food Processing Co., Ltd.)
[0054]
Base paper for crimped postcard 6 (high concealment)
A pulp composed of 20 parts by mass of bleached softwood kraft pulp and 80 parts by mass of bleached hardwood kraft pulp was beaten with a refiner, and 450 ml C.I. S. F. I got the stock. 2.5 parts by mass of a sizing agent, 4.0 parts by mass of a dry paper strength enhancer, and 5.0 parts by mass of liquid aluminum sulfate were added thereto to prepare a stock slurry. The slurry is made into a paper using a Fourdrinier paper machine, and the basis weight is 80 g / m2.²Base paper was obtained. This base paper was coated with a 55% by weight coating material having the following composition at a rate of 10 g / m 2 per side using a blade coater.²Coating was performed on both sides to obtain a high concealment base paper for pressure-bonded postcards.
・ Calcium carbonate (trade name “Tamapearl 121” manufactured by Okutama Industry Co., Ltd.) 82 parts by mass
・ 13 parts by mass of SBR (trade name “Smartex PA1013” manufactured by A & L Japan Co., Ltd.)
・ 5 parts by mass of dissolved starch (trade name “MS4600” manufactured by Japan Food Processing Co., Ltd.)
-0.01 part by mass of red direct dye ("CI Direct Red 23")
0.03 parts by mass of a blue-based direct dye (“CI Direct Blue 236”)
[0055]
Base paper for crimped postcard 7 (high concealment)
A pulp composed of 20 parts by mass of bleached softwood kraft pulp and 80 parts by mass of bleached hardwood kraft pulp was beaten with a refiner, and 450 ml C.I. S. F. I got the stock. 0.025 parts by mass of carbon black, 2.5 parts by mass of a sizing agent, 4.0 parts by mass of a dry paper strength agent, and 5.0 parts by mass of liquid aluminum sulfate were added to the material. A slurry was prepared. The slurry is made into a paper using a Fourdrinier paper machine, and the basis weight is 80 g / m2.²Base paper was obtained. This base paper was coated with a 55% by weight coating material having the following composition at a rate of 10 g / m 2 per side using a blade coater.²Coating was performed on both sides to obtain a high concealment base paper for pressure-bonded postcards.
82 parts by mass of plastic pigment (trade name "Lo-Pake HP-1055" manufactured by Zeon Corporation)
・ 13 parts by mass of SBR (trade name “Smartex PA1013” manufactured by A & L Japan Co., Ltd.)
・ 5 parts by mass of dissolved starch (trade name “MS4600” manufactured by Japan Food Processing Co., Ltd.)
Department
[0056]
Adhesive for crimped postcard 1
An adhesive for pressure-bonded postcards having the following composition and having a concentration of 28% by mass was prepared.
・ 40 parts by mass of MMA-grafted natural rubber latex (trade name “MG25” manufactured by Musashino Chemical Co., Ltd .; the same applies hereinafter)
・ Silica gel (trade name “FINE SEAL X37B” manufactured by Tokuyama Corporation; the same applies hereinafter) 35 parts by mass
・ 25 parts by mass of wheat starch (trade name “AS-225” manufactured by Chiba Flour Milling Co., Ltd .; the same applies hereinafter)
[0057]
Adhesive for crimped postcard 2 (high concealment)
An adhesive for pressure-bonded postcards having the following composition and having a concentration of 28% by mass was prepared.
・ MMA graft natural rubber latex 40 parts by mass
・ Silica gel 35 parts by mass
・ 25 parts by weight of wheat starch
-Direct dye of black system ("CI Direct Black 19") 0.05 parts by mass
[0058]
Example 1
A base paper for pressure-bonded postcards 1 is used, and an adhesive 2 for pressure-bonded postcards is applied to the base paper 1 at a rate of 8 g / m2 per side.²Was applied on both sides with an air knife coater to obtain a pressure-bonded postcard.
[0059]
Example 2
Using the base paper 2 for the pressure-bonded postcard, the adhesive 1 for the pressure-bonded postcard is applied to the base paper 8 at 8 g / m2 per side.²Was applied on both sides with an air knife coater to obtain a pressure-bonded postcard.
[0060]
Example 3
Using the base paper for crimped postcards 2, the adhesive 2 for crimped postcards is applied to the base paper 8g / m per side.²Was applied on both sides with an air knife coater to obtain a pressure-bonded postcard.
[0061]
Example 4
A base paper 3 for crimped postcards is used, and an adhesive 2 for crimped postcards is applied to the base paper 3 at a rate of 8 g / m2 per side.²Was applied on both sides with an air knife coater to obtain a pressure-bonded postcard.
[0062]
Example 5
A base paper for pressure-bonded postcards 4 is used, and an adhesive 1 for pressure-bonded postcards is applied to the base paper 4 at a rate of 8 g / m per side.²Was applied on both sides with an air knife coater to obtain a pressure-bonded postcard.
[0063]
Example 6
Using the base paper for crimped postcards 4, the adhesive 2 for crimped postcards is applied to the base paper 4 at 8 g / m 2 per side.²Was applied on both sides with an air knife coater to obtain a pressure-bonded postcard.
[0064]
Example 7
Using a base paper for crimped postcards 5, the adhesive 1 for crimped postcards is applied to the base paper 5 at 8 g / m2 per side.²Was applied on both sides with an air knife coater to obtain a pressure-bonded postcard.
[0065]
Example 8
A base paper for pressure-bonded postcards 5 is used, and an adhesive 2 for pressure-bonded postcards is applied to the base paper 5 at a rate of 8 g / m2 per side.²Was applied on both sides with an air knife coater to obtain a pressure-bonded postcard.
[0066]
Example 9
Using a base paper 6 for a crimped postcard, the adhesive 1 for a crimped postcard is applied to the base paper 6 at a rate of 8 g / m per side.²Was applied on both sides with an air knife coater to obtain a pressure-bonded postcard.
[0067]
Example 10
A base paper for pressure-bonded postcards 6 is used, and an adhesive 2 for pressure-bonded postcards is applied to the base paper 6 at a rate of 8 g / m 2 per side.²Was applied on both sides with an air knife coater to obtain a pressure-bonded postcard.
[0068]
Example 11
A base paper 7 for pressure-bonded postcards is used, and the adhesive 1 for pressure-bonded postcards is applied to the base paper 7 at a rate of 8 g / m2 per side.²Was applied on both sides with an air knife coater to obtain a pressure-bonded postcard.
[0069]
Comparative Example 1
Using the base paper for crimped postcards 1, the adhesive 1 for crimped postcards is applied to the base paper 1 at 8 g / m per side.²Was applied on both sides with an air knife coater to obtain a pressure-bonded postcard.
[0070]
Comparative Example 2
Using the base paper for crimped postcards 3, the adhesive 1 for crimped postcards is applied to the base paper 3 at a rate of 8 g / m2 per side.²Was applied on both sides with an air knife coater to obtain a pressure-bonded postcard.
[0071]
Examples 1 to 11 and Comparative Examples 1 and 2 were evaluated by the following methods, and the results are shown in Table 1.
[0072]
Measurement of ISO whiteness
According to ISO 2470, the whiteness of the pressure-bonded postcard paper and the whiteness of the pressure-bonded postcard paper after applying the pressure-sensitive postcard adhesive thereto were measured.
[0073]
Measurement of JIS opacity
According to JIS P 8138, the opacity of the base paper for pressure-bonded postcards and the pressure-bonded postcard paper after applying the adhesive for pressure-bonded postcards were measured.
[0074]
Whether watermark recognition is possible
The crimped postcards obtained in Examples 1 to 11 and Comparative Examples 1 and 2 were formed into a three-fold type. This was applied with a printer of the system and sealed, thereby forming a crimped postcard.
A white light lamp (trade name "LAMP HOUSE MODEL 15HLE", manufactured by Senna Corporation) integrated with the projector is connected to a transformer (trade name "POWER SUPPLY MODEL 1515D", manufactured by Senna Corporation) to adjust the voltage. To adjust the illuminance of the lamp, and mount the sample at a distance of 150 mm from the lamp.
A table was placed, and the postcard sample was set on the table. Adjust the voltage with a transformer so that the illuminance at the center of the sample mounting table where the sample is not placed is 100,000 lux. In this state, place the sample of the crimped postcard on the sample mounting table and read the concealed information visually. Was done. The illuminance was measured using an illuminometer (trade name "Digital Illuminometer TIH" manufactured by Minolta Co., Ltd.).
[0075]
Table 1 Evaluation results

[0076]
From the results in Table 1, it can be seen that Examples 1 to 11 using the high concealing pressure-sensitive adhesive for postcards and / or the high concealing pressure-sensitive postcard base paper all conceal even when exposed to light of 100,000 lux. The information cannot be recognized, indicating that the confidentiality is excellent.
[0077]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, even if it watermarks with light before opening, confidential information will not be deciphered by a third party, and the pressure sensitive postcard excellent in confidentiality and having high concealment properties can be obtained.

Claims

A method for producing a pressure-bonded postcard paper in which a pressure-bonded postcard base paper is formed and then an adhesive layer for a pressure-bonded postcard is provided on at least one side thereof, characterized in that at least one of the pressure-sensitive postcard base paper and the pressure-bonded postcard adhesive contains a coloring agent. A method for producing a pressure-bonded postcard having high concealability.

The method for producing a pressure-bonded postcard having high concealment properties according to claim 1, wherein the pressure-bonded postcard base paper has one or more layers.

The high-concealment pressure-bonded postcard paper according to claim 1, wherein an outermost layer on at least one surface of the pressure-bonded postcard base paper is a pigment coating layer. 4. Method.

The high concealing property according to any one of claims 1 to 3, wherein at least one layer of the base paper for pressure-bonded postcards contains one or more kinds selected from titanium oxide and plastic pigment. A method for producing crimped postcards.

The opacity according to JIS P 8138 of the pressure-bonded postcard is 95% or more, and the whiteness according to ISO 2470 is 60% or more, The high pressure according to any one of claims 1 to 4, wherein A method for producing a pressure-bonded postcard having concealment properties.

The opacity according to JIS P 8138 of the pressure-bonded postcard is 95% or more, and the whiteness according to ISO 2470 is 75% or more, The high pressure according to any one of claims 1 to 4, wherein A method for producing a pressure-bonded postcard having concealment properties.

The method for producing a high-concealment pressure-bonded postcard sheet according to any one of claims 1 to 6, wherein the entire or a part of the addressing surface of the pressure-bonded postcard sheet is printed in solid white.