【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は（１）ヒドロキシステアリン酸（特に１２−ヒドロキシステアリン酸）及び／又はデキストリン脂肪酸エステルと（２）ヒドロキシステアリン酸オリゴマー（縮合１２−ヒドロキシステアリン酸）３）常温で液状の油性成分、油性成分が屈折率１．４０〜１．６０の油分、に更に好ましくはポリエーテル変性シリコーン及び／又は長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ロジン酸多価アルコールエステル及／又はロジン酸多価アルコールエステル誘導体を含有する、透明性が高く、色々の形状が透けて見え、色調をクリアーに発色させ（発色性）、唇への染料の染着を防ぎ（安全性）、仕上がるの質感（艶感）、伸び、つきが良く、べたつきが少ないみずみずしい使用感（使用性）形状保持性（折れ強度、曲がり）、経時安定性（油のにじみ、粉ふき）に優れた透明基剤及びそれを配合した化粧料に関する．
本発明の透明性基剤の用途はリップクリーム、リップグロス、リップカラーグロス、リップスチック、ファンデーション、ホホ紅、マスカラ、ヘアチック、フレグランススチック等の化粧料のみにとどまらず、薬用スチックなど消炎沈痛剤、制汗剤、肌アレ防止剤、消毒剤、カユミ止め剤等の医薬品基剤、クレヨンなどの文具基剤など広く用いられるものである．
【０００２】
【従来の技術】
従来、化粧品分野に於いて油性の固形化粧料は化粧料用油分にポリワックス、セレシン、キャンデリラワックス、蜜蝋、カルナバロウのようなワックスを加熱溶解し所望の形に充填、成形して来た．この方法で得られる油性固形化粧料は外観が不透明であり、安全性で透明性に優れた化粧料は未だ得られていなかった．又口紅類は永い年月の間研究開発と改良が加えられているが、色素が人体に及ぼす弊害の除去（保健衛生上の立場）とカラフルな色彩が幾種類も完成され、年代にマッチした化粧効果をあげる（化粧効果の面）ことが大切である
近年、口紅、リップクリーム、ヘアー化粧品等において、外観の美しさ（見た目の美しさ）、を強調したり、発色性（色の鮮やかさ）、透明性（色調の透明感）、ずみずしい艶、光沢、輝き、ラメのある仕上がり効果（実使用効果）、柔らかく、しっとり感があり、しっとり感の持続性があり、べとつかない、伸び、つきの良い（使用性）、唇が荒れないもの、唇が乾燥しない（安全性）、ものが求められるようになり、ビジュアル特性、実使用効果、から、透明性に優れた発色性、艷、光沢使用性、安全性、安定性、形状保持性の高い透明油性基剤の開発が望まれていた．これは、清潔、ピュア、軽さ、フレッシュさ、天然志向、若さの追求の現れである
【０００３】
透明化粧料の先行技術には、いくつかの問題点があり、下記に述べる
１）透明性：透明性が温度、経時によりなくなる傾向にある．
２）発色性：発色性に乏しく色がつかない、鮮明度に欠ける．
３）仕上がり効果：みずみずしい艷のある使用感と艶のある仕上がり感に欠ける．
４）色調巾：水溶性染判の安定化配合が難しい．
５）強 度：ヒビ割れ、使用中に折れたり、曲がったりし形状保持が難しい．
６）使用性：生地の色、生地臭、伸びが重く、べたつき、使い心地がよくない．
７）非染着性：染料により染着し唇が荒れるなどがある．
８）保湿性：水溶性保湿剤の安定化配合が難しい（トリートメント効果）
９）耐温度性：保存温度経時安定性（発汗、油にじみ等）に欠ける． 等であり優れた透明性、みずみずしい艶、鮮やかな発色性、染料が染着しない安全性、使用性、保存安定性、形状保持性（折れ強度）の良いものの開発が望まれる．
特に１）透明性、５）形状保持、６）使用性、７）非染着性、に関しては従来の技術にない全く新しい発明であり比較すべき従来の技術はない．
透明に発色させるには染料を配合することは必須であるが、染料による染着により皮膚、粘膜にトラブル（荒れる、乾燥する、アレルギー、黒ずみ等）を招くこともあり、弱い方は使用をさける必要があった、又水溶性染料の配合技術も必要である
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
係る状況下、本発明の目的とするところは優れた透明性、発色性、美的外観を有し塗布時に、伸び、つき、使用感（べたつきがなくが良く）、みずみずしい艷を付与しその持続性にに優れ、色素が唇に染着することない（安全性、安心感）、保存安定性、充填・成形性の良い、優れた透明性、発色性、形状保持性、安全性、安定性色調巾が広く、非染着性に優れた透明油性化粧料を提供することにある．
特に、クリアーな透明感のある発色が期待される透明性基剤は、必ず着色剤として染料（油溶性染料、水溶性染料）を使い、その染料による唇への染着を防ぐことと（安全性）、ゲル構造（透明）による形状保持（折れ強度、曲がり）の難しさ、と使用性（伸び、つき、持続性）、経時安定性を同時に満足させることが最大の課題である．
【０００５】
【発明が解決するための手段】
上記課題は次の成分（１）、（２）、及び（３）の（１）ヒドロキシステアリン酸（特に１２ヒドロキシステアリン酸）及び／又はデキストリン脂肪酸エステル（２）ヒドロキシステアリン酸オリゴマー（縮合１２−ヒドロキシステアリン酸）（３）常温で液状の油性成分、油性成分が屈折率１．４０〜１．６０からなる油分、更に好ましくはポリエーテル変性シリコーン及び／又は長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ロジン酸多価アルコールエステル及び／又はロジン酸多価アルコールエステル誘導体を含有することにより達成される．
【０００６】
【発明の実施の形態】
本発明に係わるデキストリン脂肪酸エステルはデンプンの加水分解であるデキストリンと高級脂肪酸とのエステル化合物であり液状油のゲル化剤、ゾル化剤として良く知られている．ゲル化剤としてのデキストリンと飽和脂肪酸のエステルの中では安定性等の面よりパルミチン酸デキストリンが好ましい．デキストリンとしては平均重合度１０〜５０のもので、高級飽和脂肪酸が炭素数１２〜２２の物が好ましく、脂肪酸の置換度はデキストリンのグルコース単位当たり１．０以上の物が好ましい．例えば、千葉製粉社よりレオパールＫＬ、レオパールＫＥとして市販されている．
ゾル化剤としてはデキストリンと脂肪酸とのエステル化合物であって、デキストリン平均糖重合度が３〜１５０であり、脂肪酸が炭素数８〜２２の直鎖脂肪酸と、炭素数４〜２６の分枝脂肪酸、炭素数６〜３０の不飽和脂肪酸、炭素数６以下の直鎖飽和脂肪酸の一種又は二種以上とからなり、グルコース単位当たりの脂肪酸の置換度が１．０〜３．０であることを特徴とし、デキストリン脂肪酸エステルの脂肪酸組成において直鎖脂肪酸と、分枝脂肪酸、不飽和脂肪酸、炭素数６以下の脂肪酸の一種又は二種以上とのモル比が５０対５０から９９対１の範囲である．特徴としてはチキソトロピー性等に優れ、保湿性、乳化性、付着性、分散性に優れ、組成物は保存安定性、使用性に優れた特性を示す． 例えば、代表的エステル化合物として、千葉製粉社よりレオパールＴＴとして市販されている．
レオパールＴＴはパルミチン酸／２−エチルヘキサン酸デキストリンで反応モル比パルミチン酸：２−エチルヘキサン酸＝８５：１５、付加モル数 ２．１のエステルである． 通常透明性基剤中に１．０〜４５．０重量％使用される．
油性成分の性質によりレオパールＫＬとレオパールＴＴを併用すると優れた透明基剤を作ることが出来る．使用範囲は１．０〜４５．０％好ましくは２．０〜３５．０％１．０％以下では賦型出来ず４５．０％以上では硬くて伸びが悪く好ましくない．
本発明に用いるヒドロキシステアリン酸は主としてリシノール酸に水素添加したもので、１２位の炭素に不せい水酸基を有する飽和脂肪酸である、１２−ヒドロキシステアリン酸（融点、７６．６〜７６．９℃）であり、透明性基剤の固形化剤であって、そのゲルは膜薄で粘着感（ベタツキ感）、ワックス感（伸びの重さ）が少なく、発色性、伸展性、付着性、洗浄性に優れ、広い温度範囲にわたって硬度変化が少ないその他、本発明において用いられるヒドロキシステアリン酸は２−ヒドロキシステアリン酸、３−ヒドロキシステアリン酸、４−ヒドロキシステアリン酸、５−ヒドロキシステアリン酸、６−ヒドロキシステアリン酸、７−ヒドロキシステアリン酸、８−ヒドロキシステアリン酸、９−ヒドロキシステアリン酸、１０−ヒドロキシステアリン酸、１１−ヒドロキシステアリン酸、１３−ヒドロキシステアリン酸、１４−ヒドロキシステアリン酸、１５−ヒドロキシステアリン酸、１６−ヒドロキシステアリン酸、１７−ヒドロキシステアリン酸、１８−ヒドロキシステアリン酸、等であるヒドロキシステアリン酸の使用量は目的物の剤型、透明性、形状保持性、使用性、、機能性などにより異なるが、通常透明性基剤中に１．０〜４５．０重量％程度が好ましく、更に好ましくは２．０〜２５．０重量％である．ヒドロキシステアリン酸が１％以下と少ないと賦型出来ず、４５％以上多くなると透明性が劣るため好ましくない
本発明に用いるヒドロキシステアリン酸オロゴマー（特に縮合１２ヒドロキシステアリン酸）は下記に示すヒドロキシステアリン酸を縮合したものであり、縮合に用いられるヒドロキシステアリン酸は主としてリシノール酸に水素添加したもので１２位の炭素に不せい水酸基を有する飽和脂肪酸である、１２−ヒドロキシステアリン酸（融点、７６．６〜７６．９℃）であり、透明性基剤の固形化剤であって、そのゲルは膜薄で粘着感（ベタツキ感）、ワックス感（伸びの重さ）が少なく、発色性、伸展性、付着性、洗浄性に優れ、広い温度範囲にわたって硬度変化が少ないその他、本発明において用いられるヒドロキシステアリン酸は２−ヒドロキシステアリン酸、３−ヒドロキシステアリン酸、４−ヒドロキシステアリン酸、５−ヒドロキシステアリン酸、６−ヒドロキシステアリン酸、７−ヒドロキシステアリン酸、８−ヒドロキシステアリン酸、９−ヒドロキシステアリン酸、１０−ヒドロキシステアリン酸、１１−ヒドロキシステアリン酸、１３−ヒドロキシステアリン酸、１４−ヒドロキシステアリン酸、１５−ヒドロキシステアリン酸、１６−ヒドロキシステアリン酸、１７−ヒドロキシステアリン酸、１８−ヒドロキシステアリン酸、等である本発明においては炭素数が９〜３４であるアルキル基を有するヒドロキシカルボン酸が好適に使用されるが、その中でも炭素数が１４〜２０であるアルキル基を有するヒドロキシカルボン酸が好ましい．
本発明に使用する縮合１２ヒドロキシステアリン酸は極性を有する分子量の大きな、末端にカルボン酸を有する立体的にバルキーな油性基剤である．
縮合ヒドロキシステアリン酸の製造方法は無触媒下加熱して縮合させるが、縮合方法はこれに限ったものではない．
本発明に使用する縮合１２ヒドロキシステアリン酸（１２−ヒドロキシステアリン酸オリゴマー）の性状を下記に示す．
縮合１２ヒドロキシステアリン酸は１２−ヒドロキシステアリン酸を無触媒下加熱して縮合させることにより得る．重合度はケン化価と水酸基価から約５分子が分子間縮合している（推定分子量約１７００）、粘度：２１００ＣＰ／２５℃、酸価：４１ＯＨＶ＝１８、ＳＶ＝１９６、ＩＶ＝６、等である．
常温で液状の油性成分としての屈折率が１．４０〜１．６０の油分の代表成分としては流動パラフィン、α−オレフィンオリゴマー、スクワレン、スクワラン、植物スクアラン、合成スクアラン、流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、ポリブデン等の炭化水素油、
ホホバ油、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−２−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、イソプロピルミリステート等 エステル油ヒマシ油、小麦胚芽油、ミンク油、マカデミアンナッツ油、アボガド油、ゴマ油、ベニバナ油、グレープシード油、コーン油、ひまわり油、エゴマ油、馬油、エミュ油 オリーブ油、メドフォーム油、月見草油、ピーチカーネル油、等のトリグリセライドオクチルドデカノール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、等の高級アルコール、オクチルドデカノール、液状ラノリン、等ラノリン誘導体 メチルフェニルポリシロキサン（ＫＦ５６、ＳＨ５５６、ＳＦ５５７、ＳＦ５５８）シリコーン誘導体、グリセリルウンデシルジメチコン、等 、合成油として
ポリグリセリン脂肪酸エステル（テトライソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ポリグリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、モノイソステアリン酸ポリグルセリル）、
トリメチロールプロパントリイソステアレート（高級アルコール工業（株）ＫＡＫ ＴＴＩ）、（２−ヘキシルデカン酸／セバシン酸）ジグリセリルオリゴエステル（日清製油サラコスＤＧＳ１６）、リンゴ酸ジイソステアリル（日清製油、コスモール２２２）トリ（水素添加ロジンイソステアリン酸）グリセリル、
ダイマージオールと炭素数４〜３４ダイマーエステル、例えば日本精化（株）のモノカルボン酸又はジカルボン酸とのエステル、即ち
ダイマー酸ジエステル（ＰＩ−ＤＡ＝ダイマージリノール酸イソステアリル／フィトステリル）、ダイマージオールダイマー酸エステル（ＤＤ−ＤＡ５＝ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル（５）、ＤＤ−ＤＡ７＝ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル（７））、ダイマージオールジエステル（ＤＤ−ＤＨＲ＝ジ水添ロジンダイマージリノレイル、ＤＤ−ＩＳ＝イソステアリン酸ダイマージオール）、ダイマージオールモノエステル（ＤＤ−ＭＩＳ＝モノイソステアリン酸ダイマージオール）、等である．
東亜合成のダイマージオール＝ペスポールＨＰ−１０００等
油性成分は、透明性、発色性、艷（光沢性）、使用感、形状保持性（折れ強度）、温度安定性等の目的で使用され、１．０〜９８．０重量％の範囲で使用される。
好ましくは、１０．０〜９０．０重量％使用される
その他、本発明においては、炭素数が９〜３４であるアルキル基を有するヒドロキシカルボン酸が好適に使用されるが、その中でも炭素数が１４〜２０であるアルキル基を有するヒドロキシカルボン酸が好ましい．
本発明に使用されるポリエーテル変性シリコーン、長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンは下記の通り．１．０〜９９．０重量％使用．
ポリエーテル変性シリコーンとしては主なものはポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体（信越シリコーンＫＦ６０１７、ＫＦ６０１６、ＫＦ６０１５、ＫＦ９４５Ａ、ＫＦ６００８、ＫＦ３５２Ａ等、東レ・ダウコーニングシリコーンＳＨ３７７３Ｃ、ＳＨ３７７２Ｃ、ＳＨ３７７５Ｃ、ＳＨ３７７５Ｍ、ＳＳ２８０５等）．直鎖型ポリエーテル変性シリコーン（ＦＺ２２０７）、 ポリ（オキシエチレン・オキシプロピレン）メチルポリシロキサン共重合体（信越シリコーン ＫＦ６０１２、 東レ・ダウコーニングシリコーンＳＨ３７４８、ＳＨ３７４９）長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンとして主なものはアルキルポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン（ゴールドシュミット社アビルＥＭ−９０、アビルＷＥ−０９、アビルＢ９８０６、ＤＣ５２００等）分岐型ポリエーテル変性シリコーン（信越シリコーンＫＦ６０２６、ＫＦ６０２８）グリセリルウンデシルジメチコン（花王ＰＳＩＵ）
両末端型ポリエーテル変性シリコーン、片末端型ポリエーテル変性シリコーン、両末端・側鎖型ポリエーテル変性シリコーン、ブランチ型ポリエーテル変性シリコーンもこれに含、
上記の主な成分以外でも全てのポリエーテル変性シリコーン及び長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン共変性変性オルガノポリシロキサンがこれ含まれる．又上記シリコーン変性物に限ることなく、ＨＬＢが１．０〜８．０でヒドロキシステアリン酸及び油性成分に親和性があるものはすべて含まれる．
ポリエーテル変性シリコーンは発色性、非染着性（安全性）、感触改良、温度安定性、形状保持性、耐油性、無転移性付与のために使用される
使用範囲は０．５〜９８．０重量％が好ましく、更に好ましくは１．０〜２５％で０．５％以下では染料の染着を防ぐことは出来難い、
ロジン酸多価アルコールエステル及び／又はロジン酸多価アルコールエステル誘導体としては（水素添加物、非添加物を含む）ロジン、水添ロジン、重合ロジンの主成分である樹脂酸を多価アルコール類でエステル化したものである．
構成する多価アルコール類としては、グリセリン、ペンタエリスリット、ジペンタエリスリット、トリメチロールプロパン、等があり市販品としては、アビエチン酸グリセリンエステルとして荒川化学工業のエステルガムＡＡＧ、ロジン酸ペンタエリスリットとしては荒川化学工業のエステルガムＨＰ、ロジン酸多価アルコールエステル誘導体としては日清製油のジペンタエリトリット脂肪酸エステル（コスモール１６８ＡＲ）がある． 樹脂酸の多価アルコールエステルは屈折率の広い範囲の液体油剤を透明化することが出来る一方透明度向上及び経時不透明化防止、艷・光沢性、発色性−彩効果（色味）、皮膜形成性、形状保持（折れ強度）、温度安定性、付与を目的に使用される．
使用範囲は０．５〜６０．０重量％であり好ましくは１．０〜５０．０重量％である多価アルコール溶解油剤としてプロピレングリコール脂肪酸エステル（ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、等）、ネオペンチルグリコール脂肪酸エステル（ジ−２−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール ジカプリル酸ネオペンチルグリコール、等）ブチレングリコール脂肪酸エステル、ヘキシレングリコール脂肪酸エステル、多価アルコールとしてジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール４００、１．３ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、等
染料としてはコチニール、ラッカイン酸、クチナシ、カカオ、ベニバナ、キャベツ、トウガラシ、クロロフィル、パプリカ、シコニン、β−カロチン、ビタミンＢ２酪酸エステル、等の天然色素
赤色１０６号、赤色２号、赤色１０２号、黄色４号、黄色５号、青色１号、赤色３号 赤色１０４号、赤色１０５号、等の食用合成色素
赤色２２７号、赤色２３０−１号、橙色２０５号、黄色２０２−１、黄色２０３号 緑色２０１号、緑色２０４号、青色２０５号、褐色２０１号、等酸性染料
赤色２１５号、赤色２１８号、赤色２２３号、赤色２２５号、橙色２０１号、黄色２０４号、緑色２０２号、紫色２０１号、等油性染料、赤色２１３号の塩染染料
赤色２２６号、青２０１号、青２０４号建染染料等の合成染料
ノニオン界面活性剤としては、ＨＬＢ＝１〜１２のものが良く、好ましくは
ソルビタン脂肪酸エステル（トリオレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン等）、ポリグリセリン脂肪酸エステル（ジイソステアリン酸ジグリセリル、モノイソステアリン酸ジグリセリル、モノイソステアリン酸デカグリセリル、イソステアリン酸ポリグリセリル−４、等）、グリコール脂肪酸エステル、ヘキシレングリコール脂肪酸エステル、等の不飽和脂肪酸、側鎖脂肪酸のエステル。
染料溶解剤としてジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ペラルゴン酸プロピレングリコール、ジ−２−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−２−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ペラルゴン酸ネオペンチルグリコール、等カプリル酸グリコールエステル、ペラルゴン酸グリコールエステル、カプリン酸グリコールエステル、２−エチルヘキサン酸グリコールエステルがある
屈折率が１．４０〜１．６０の粉体としてアクリル微粒子粉体、架橋ポリメタクリル酸メチル、炭酸カルシウム、無水珪酸及びシリル化無水ケイ酸、ナイロンパウダー、トウモロコシ澱粉、シルクパウダー、等で綜研化学のＭＰ１６００、ＭＰ２２００、が代表的原料である．
ラメ剤、光輝性顔料
光輝性顔料（雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、アルミニウム粉、等）
雲母、合成雲母、
美容剤、薬剤
抗炎症剤（グリチルリチン酸及び誘導体、グリチルリチン酸ステアリル）
美白剤（アルブチン、コウジ酸、アスコルビン酸、アゼライン酸、エラグ酸、ルシノール、グルタチオン及び各誘導体等ジパルミチン酸アスコルビル）
ビタミン（ビタミンＡ、ビタミンＢ２、ビタミンＢ６、ビタミンＥ、及び誘導体、ジカプリル酸ピリドキシン、酢酸ｄｌ−α−トコフェロール、
ビタミンＡパルミテート、
紫外線吸収剤（エスカロール５５７、パルソール１７８９、パルソールＡ、ジパラメトキシケイヒ酸モノ−２−エチルヘキサン酸グリセリル等）
薬剤（メントール、カンファー）
育毛・養毛剤（パントテニールアルコール）
有機性顔料、無機性顔料
有機顔料（赤色２０１号、赤色２０２号、赤色２２６、赤色２２７号、赤色２２８号、赤色２３０号−２、赤色２０４号、赤色２０５号、等）
無機顔料（ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、マイカ、酸化チタン、酸化亜鉛、群青、硫酸バリウム、タルク、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素、セリサイト、セラミックスパウダー、等）
高分子粉体（シルクパウダー、ナイロンパウダー、ポリエチレン末、ポリスチレン結晶セルローズ、アクリルパウダー、エポキシパウダー、ベンゾグアナミン、等）、
その他、必要により、透明性を損わない範囲で保湿剤、アルコール、水、香料、を配合することができる．
本発明透明基剤はこれを油相として乳化物に配合して用いることも出来る．
【実施例】
以下、実施例を挙げ本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものでない．
以下第一表に示す各成分を加熱溶解して均一に混合して、室温まで冷却し透明性基剤を得た．
これらの透明性、折れ強度、硬度、伸び、艶、生地の色、生地臭、について下記の評価基準により評価した．結果を第一表、第二表に示す．
【実施例１０】透明リップクリーム
透明性、伸び、つき、トリートメント効果に優れたリップクリーム
【実施例１１】透明カラーグロス
外観の審美性（透明性、発色性）、塗布時の伸びが良く、滑らかにつきみずみずしい艶のあるクリアーな色彩効果に優れた非染着性透明カラーグロス．
【実施例１２】透明着色ラメリップスチック
透明基剤故にラメが素直に輝き唇に華やかさを添える透明着色．
ラメリップスチック
【１３】透明リップスチック
【発明の効果】
外観の審美性（透明性、発色性）、使用性（伸び良く、生地臭・色なし）
形状保持性、機能性（非染着性、膜薄で発色性良く）、みずみずしい艶のあるクリアーな色彩効果も期待出来る透明性基剤を開発することが出来た．[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to (1) hydroxystearic acid (particularly 12-hydroxystearic acid) and / or dextrin fatty acid ester and (2) hydroxystearic acid oligomer (condensed 12-hydroxystearic acid) 3) oily component and oily component which are liquid at normal temperature Is an oil having a refractive index of 1.40 to 1.60, more preferably a polyether-modified silicone and / or a long-chain alkyl-containing polyoxyalkylene-modified organopolysiloxane, a rosin acid polyhydric alcohol ester and / or a rosin acid polyhydric alcohol. Containing ester derivatives, high transparency, various shapes can be seen through, clear color development (color development), prevention of dye dyeing on lips (safety), finish texture (glossiness) ), Good elongation, good stickiness, little stickiness, fresh feeling of use (usability), shape retention (strong bending) Bend), bleeding of the stability over time (oil, about excellent clarity bases and cosmetics blended with it to powdering).
The use of the transparent base of the present invention is not limited to cosmetics such as lip balm, lip gloss, lip color gloss, lip stick, foundation, hoho red, mascara, hair tic, fragrance stick, etc. It is widely used as a pharmaceutical base such as antiperspirants, anti-allergic agents, disinfectants, Kayumi antibacterial agents, and stationery base such as crayons.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in the cosmetics field, oily solid cosmetics have been prepared by heating and dissolving waxes such as polywax, ceresin, candelilla wax, beeswax, and carnauba wax in cosmetic oils, filling and shaping them into desired shapes. The oily solid cosmetic obtained by this method had an opaque appearance, and a safe and transparent cosmetic had not yet been obtained. Lipsticks have been researched, developed and improved for many years, but the harmful effects of pigments on the human body have been eliminated (from a health standpoint ) and a variety of colorful colors have been completed and matched to the age. In recent years, it is important to enhance the cosmetic effect ( in terms of cosmetic effect ). In recent years, lipsticks, lip balms, hair cosmetics, etc. emphasize the beauty of appearance (appearance) and develop coloring (color vividness). ), Transparency (transparency of color tone), fresh gloss , gloss, shine, glitter finish effect (actual use effect), soft , moist feeling, moist feeling lasting, non-greasy, elongation , Good lipstick (usability), lips that do not roughen, lips do not dry (safety), stuff is required, and from the visual characteristics and actual use effects, the color development with excellent transparency, Luster usability, safety, stability , Development of a high shape retention transparent oily base has been desired. This is a manifestation of the pursuit of cleanliness, purity, lightness, freshness, natural orientation, and youth.
The prior art of transparent cosmetics has several problems, and 1) transparency described below: transparency tends to disappear with temperature and aging.
2) Color-forming property: poor color-forming property, no coloring, lack of sharpness.
3) Finishing effect: Lack of fresh glossy finish and glossy finish.
4) Color width: It is difficult to stabilize and mix water-soluble dyeing.
5) Strength: cracks, breaks or bends during use, and it is difficult to maintain the shape.
6) Usability: The fabric color, fabric smell, and stretch are heavy, sticky, and uncomfortable.
7) Non-dyeing property: Dye is dyed and lips are roughened.
8) Moisturizing property: It is difficult to stabilize and mix a water-soluble humectant (treatment effect)
9) Temperature resistance: Lack of storage temperature aging stability (perspiration, oil bleeding, etc.). It is desired to develop a product which has excellent transparency, fresh gloss, vivid coloration, safety without dye dyeing, good usability, storage stability and shape retention (folding strength).
In particular, 1) transparency, 5) shape retention, 6) usability, and 7) non-dyeability are completely new inventions not found in the prior art, and there is no prior art to compare.
It is essential to add a dye to develop a transparent color, but dyeing may cause problems (roughness, dryness, allergy, darkness, etc.) on the skin and mucous membranes. And a technique for compounding a water-soluble dye is required.
[Problems to be solved by the invention]
Under such circumstances, the object of the present invention is to provide excellent transparency, coloring, and aesthetic appearance, and to impart elongation, stickiness, feeling of use (good without tackiness), and fresh shine during application, and to maintain its durability. Excellent dyeability, no coloring on lips (safety, security), storage stability, good filling / molding properties, excellent transparency, coloring, shape retention, safety, stability color An object of the present invention is to provide a transparent oily cosmetic having a wide width and excellent non-staining properties.
In particular, a transparent base material that is expected to produce a clear and transparent color must use dyes (oil-soluble dyes and water-soluble dyes) as colorants to prevent the dye from adhering to the lips. The greatest challenge is to simultaneously satisfy the difficulties of shape retention (bending strength, bending) due to gel structure (transparent), usability (elongation, sticking, persistence), and stability over time.
[0005]
Means for Solving the Invention
The above-mentioned problem is solved by the following components (1), (2) and (3): (1) hydroxystearic acid (particularly 12-hydroxystearic acid) and / or dextrin fatty acid ester (2) hydroxystearic acid oligomer (condensed 12-hydroxy (Stearic acid) (3) An oil component which is liquid at normal temperature, an oil component whose oil component has a refractive index of 1.40 to 1.60, more preferably a polyether-modified silicone and / or a long-chain alkyl-containing polyoxyalkylene-modified organopolysiloxane. Rosin acid polyhydric alcohol ester and / or rosin acid polyhydric alcohol ester derivative.
[0006]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The dextrin fatty acid ester according to the present invention is an ester compound of dextrin, which is a hydrolysis of starch, and a higher fatty acid, and is well known as a gelling agent and a solving agent for liquid oil. Among esters of dextrin and a saturated fatty acid as a gelling agent, dextrin palmitate is preferred from the viewpoint of stability and the like. The dextrin preferably has an average degree of polymerization of 10 to 50, and the higher saturated fatty acid preferably has 12 to 22 carbon atoms, and the degree of substitution of the fatty acid is preferably 1.0 or more per glucose unit of dextrin. For example, it is commercially available as Leopearl KL and Leopearl KE from Chiba Flour Milling Co., Ltd.
The solting agent is an ester compound of dextrin and a fatty acid, the dextrin has an average degree of sugar polymerization of 3 to 150, and the fatty acid is a linear fatty acid having 8 to 22 carbon atoms and a branched fatty acid having 4 to 26 carbon atoms. Consisting of one or more unsaturated fatty acids having 6 to 30 carbon atoms and one or more straight-chain saturated fatty acids having 6 or less carbon atoms, wherein the degree of substitution of fatty acids per glucose unit is 1.0 to 3.0. In the fatty acid composition of the dextrin fatty acid ester, the molar ratio of linear fatty acids to one or more of branched fatty acids, unsaturated fatty acids, and fatty acids having 6 or less carbon atoms is in the range of 50:50 to 99: 1. is there. The composition is excellent in thixotropy, etc., excellent in moisturizing property, emulsifying property, adhesion and dispersibility, and the composition exhibits excellent storage stability and usability. For example, as a representative ester compound, it is commercially available as Leopearl TT from Chiba Flour Milling Co., Ltd.
Leopearl TT is an ester of palmitic acid / 2-ethylhexanoic acid dextrin with a reaction molar ratio of palmitic acid: 2-ethylhexanoic acid = 85: 15 and an addition mole number of 2.1. Usually, 1.0 to 45.0% by weight is used in the transparent base.
An excellent transparent base can be produced by using Leopearl KL and Leopearl TT together depending on the nature of the oily component. The range of use is 1.0 to 45.0%, preferably 2.0 to 35.0%. If the content is 1.0% or less, shaping cannot be performed, and if it is 45.0% or more, the composition is hard and has poor elongation.
Hydroxystearic acid used in the present invention is mainly hydrogenated ricinoleic acid and is a saturated fatty acid having an unsaturated hydroxyl group at the 12-position carbon, 12-hydroxystearic acid (melting point, 76.6-76.9 ° C.) It is a solidifying agent for a transparent base, and its gel is thin and has little tackiness (stickiness) and little waxiness (weight of elongation), color development, extensibility, adhesion, detergency. Hydroxystearic acid used in the present invention is 2-hydroxystearic acid, 3-hydroxystearic acid, 4-hydroxystearic acid, 5-hydroxystearic acid, and 6-hydroxystearic acid. Acid, 7-hydroxystearic acid, 8-hydroxystearic acid, 9-hydroxystearic acid, 10-hydric Hydroxy such as xiestearic acid, 11-hydroxystearic acid, 13-hydroxystearic acid, 14-hydroxystearic acid, 15-hydroxystearic acid, 16-hydroxystearic acid, 17-hydroxystearic acid, 18-hydroxystearic acid, etc. The amount of stearic acid used depends on the dosage form of the target product, transparency, shape retention, usability, functionality, etc., but is usually preferably about 1.0 to 45.0% by weight in the transparent base, More preferably, it is 2.0 to 25.0% by weight. If the amount of hydroxystearic acid is less than 1%, shaping cannot be performed, and if the amount of hydroxystearic acid is more than 45%, transparency is inferior because of poor transparency. Hydroxystearic acid ologomers (especially condensed 12-hydroxystearic acid) used in the present invention are shown below. The hydroxystearic acid used for the condensation is mainly hydrogenated ricinoleic acid and is a saturated fatty acid having a hydroxyl group at the 12-position carbon, 12-hydroxystearic acid (melting point, 76.6) ７６76.9 ° C.), which is a solidifying agent for a transparent base. The gel is thin and has little sticky feeling (sticky feeling) and little waxy feeling (weight of elongation). Excellent in adhesion, detergency, little change in hardness over a wide temperature range, and hydroxy stear used in the present invention The acid is 2-hydroxystearic acid, 3-hydroxystearic acid, 4-hydroxystearic acid, 5-hydroxystearic acid, 6-hydroxystearic acid, 7-hydroxystearic acid, 8-hydroxystearic acid, 9-hydroxystearic acid , 10-hydroxystearic acid, 11-hydroxystearic acid, 13-hydroxystearic acid, 14-hydroxystearic acid, 15-hydroxystearic acid, 16-hydroxystearic acid, 17-hydroxystearic acid, 18-hydroxystearic acid, etc. In the present invention, a hydroxycarboxylic acid having an alkyl group having 9 to 34 carbon atoms is preferably used, and among them, a hydroxycarboxylic acid having an alkyl group having 14 to 20 carbon atoms is preferable.
The condensed 12-hydroxystearic acid used in the present invention is a polar, high molecular weight, sterically bulky oily base having a carboxylic acid at the terminal.
In the method for producing condensed hydroxystearic acid, condensation is carried out by heating without a catalyst, but the condensation method is not limited to this.
The properties of the condensed 12-hydroxystearic acid (12-hydroxystearic acid oligomer) used in the present invention are shown below.
Condensed 12-hydroxystearic acid is obtained by heating and condensing 12-hydroxystearic acid in the absence of a catalyst. The degree of polymerization is about 5 molecules intermolecularly condensed from the saponification value and hydroxyl value (estimated molecular weight about 1700), viscosity: 2100 CP / 25 ° C., acid value: 41 OHV = 18, SV = 196, IV = 6, etc. .
Representative components of the oil component having a refractive index of 1.40 to 1.60 as a liquid oil component at room temperature include liquid paraffin, α-olefin oligomer, squalene, squalane, vegetable squalane, synthetic squalane, liquid isoparaffin, and heavy liquid isoparaffin. , Polybutene and other hydrocarbon oils,
Jojoba oil, neopentyl glycol dicaprate, neopentyl glycol di-2-ethylhexanoate, propylene glycol dicaprate, propylene glycol dicaprylate, isopropyl myristate, etc.Ester oil castor oil, wheat germ oil, mink oil, macadamian nut oil Triglyceride octyldodecanol, oleyl alcohol, avocado oil, sesame oil, safflower oil, grape seed oil, corn oil, sunflower oil, perilla oil, horse oil, emu oil, olive oil, medofoam oil, evening primrose oil, peach kernel oil, etc. Higher alcohols such as isostearyl alcohol, octyldodecanol, liquid lanolin, lanolin derivatives such as methylphenylpolysiloxane (KF56, SH556, SF557, SF558) silicone derivatives, glycerides Le undecyl dimethicone, etc., polyglycerin fatty acid esters as synthetic oils (tetra isostearate polyglyceryl triisostearate polyglyceryl, polyglyceryl diisostearate, Poriguruseriru monoisostearate),
Trimethylolpropane triisostearate (KAK TTI, Higher Alcohol Industry Co., Ltd.), (2-hexyldecanoic acid / sebacic acid) diglyceryl oligoester (Nisshin Oil Salacos DGS16), diisostearyl malate (Nisshin Oil, Cosmall) 222) tri (hydrogenated rosin isostearic acid) glyceryl,
Dimer diol and a dimer ester having 4 to 34 carbon atoms, for example, an ester of Nippon Seika Co., Ltd. monocarboxylic acid or dicarboxylic acid, that is, dimer acid diester (PI-DA = isostearyl dimer dilinoleate / phytosteryl), dimer diol Dimer acid ester (DD-DA5 = dimer dilinoleyl dimer dilinoleate (5), DD-DA7 = dimer dilinoleyl dimer dilinoleate (7)), dimer diol diester (DD-DHR = dihydrogenated rosin die) Merlinoleyl, DD-IS = dimer diol isostearate), dimer diol monoester (DD-MIS = dimer diol monoisostearate), and the like.
Oil components such as Toa Gosei's dimer diol = Pespol HP-1000 are used for the purpose of transparency, color development, gloss (gloss), feeling of use, shape retention (folding strength), temperature stability and the like. It is used in the range of 0 to 98.0% by weight.
Preferably, in addition to being used in an amount of 10.0 to 90.0% by weight, in the present invention, a hydroxycarboxylic acid having an alkyl group having 9 to 34 carbon atoms is suitably used. Hydroxycarboxylic acids having an alkyl group of from 14 to 20 are preferred.
The polyether-modified silicone and long-chain alkyl-containing polyoxyalkylene-modified organopolysiloxane used in the present invention are as follows. 1.0 to 99.0% by weight used.
The main polyether-modified silicones are polyoxyethylene / methylpolysiloxane copolymers (Shin-Etsu Silicones KF6017, KF6016, KF6015, KF945A, KF6008, KF352A, etc., Dow Corning Toray Silicone SH3773C, SH3772C, SH3775C, SH3775M, SS2805). etc). Linear polyether-modified silicone (FZ2207), poly (oxyethylene / oxypropylene) methylpolysiloxane copolymer (Shin-Etsu Silicone KF6012, Toray Dow Corning Silicone SH3748, SH3749) Long-chain alkyl-containing polyoxyalkylene-modified organopolysiloxane The main ones are alkylpolyoxyalkylene co-modified organopolysiloxanes (Agil EM-90, Abil WE-09, Abil B9806, DC5200, etc.), branched polyether-modified silicones (Shin-Etsu Silicones KF6026, KF6028) glyceryl undecyl Dimethicone (Kao PSIU)
This also includes double-end polyether-modified silicone, single-end polyether-modified silicone, double-end / side-chain polyether-modified silicone, and branch-type polyether-modified silicone.
Other than the above main components, all polyether-modified silicones and long-chain alkyl-containing polyoxyalkylene co-modified organopolysiloxanes are included. In addition, not limited to the above silicone-modified products, all those having an HLB of 1.0 to 8.0 and having an affinity for hydroxystearic acid and an oil component are included.
The range of use of the polyether-modified silicone for imparting color development, non-dyeability (safety), touch improvement, temperature stability, shape retention, oil resistance, and non-transfer property is 0.5 to 98. 0% by weight is preferable, and more preferably 1.0 to 25%, and if it is 0.5% or less, it is difficult to prevent dyeing,
As the rosin acid polyhydric alcohol ester and / or the rosin acid polyhydric alcohol ester derivative, rosin (including hydrogenated and non-added substances), hydrogenated rosin, and resin acid which is the main component of polymerized rosin are polyhydric alcohols. It is esterified.
The polyhydric alcohols to be constituted include glycerin, pentaerythrit, dipentaerythrit, trimethylolpropane, and the like, and commercially available products include glycerin abietic acid ester gum AAG of Arakawa Chemical Industries, pentaerythritol rosinate. Arakawa Chemical Industries ester gum HP, and rosin acid polyhydric alcohol ester derivatives include Nisshin Oil's dipentaerythritol fatty acid ester (Cosmol 168AR). Polyhydric alcohol esters of resin acids can make liquid oils with a wide range of refractive indices transparent, while improving transparency and preventing opacity over time, gloss / glossy, coloring / coloring effect (color), film forming properties Used for the purpose of maintaining shape (breaking strength), temperature stability and imparting.
Propylene glycol fatty acid ester (propylene glycol dicaprylate, propylene glycol dicaprate, etc.) as a polyhydric alcohol-soluble oil agent having a use range of 0.5 to 60.0% by weight, preferably 1.0 to 50.0% by weight. , Neopentyl glycol fatty acid esters (neopentyl glycol di-2-ethylhexanoate, neopentyl glycol dicaprate, neopentyl glycol dicaprylate, etc.) butylene glycol fatty acid esters, hexylene glycol fatty acid esters, dipropylene glycol as a polyhydric alcohol, Hexylene glycol, polypropylene glycol, polyethylene glycol 400, 1.3 butylene glycol, propylene glycol, glycerin, diglycerin, etc. Natural pigment red No. 106, red No. 2, red No. 102, yellow No. 4, yellow, such as raccaic acid, gardenia, cacao, safflower, cabbage, capsicum, chlorophyll, paprika, shikonin, β-carotene, vitamin B 2 butyrate, etc. No. 5, Blue No. 1, Red No. 3, Red No. 104, Red No. 105, etc. Edible synthetic pigments Red No. 227, Red No. 230, Orange No. 205, Yellow 202-1, Yellow No. 203 Green No. 201, Green No. 204, Blue No. 205, Brown No. 201, Isoacidic Dye Red No. 215, Red No. 218, Red No. 223, Red No. 225, Orange No. 201, Yellow No. 204, Green No. 202, Purple No. 201, No. As the synthetic dye nonionic surfactants such as red dye No. 213, salt dye dyes Red No. 226, Blue No. 201 and Blue No. 204 vat dye, those having HLB = 1 to 12 are used. And preferably sorbitan fatty acid esters (sorbitan trioleate, sorbitan sesquioleate, sorbitan monooleate, sorbitan sesquiisostearate, sorbitan monoisostearate, etc.), polyglycerin fatty acid esters (diglyceryl diisostearate, diglyceryl monoisostearate) Unsaturated fatty acids such as glycol fatty acid esters and hexylene glycol fatty acid esters, and esters of side-chain fatty acids, etc., decaglyceryl monoisostearate, polyglyceryl-4 isostearate, etc.).
Propylene glycol dicaprylate, propylene glycol dicaprate, propylene glycol pelargonate, neopentyl glycol di-2-ethylhexanoate, neopentyl glycol dicaprate, neopentyl glycol di-2-ethylhexanoate, neopentyl glycol di-2-ethylhexanoate, neopelargonic acid Acrylic fine particles, crosslinked polymethacryl as powders having a refractive index of 1.40 to 1.60, including pentyl glycol, isocaprylic acid glycol ester, pelargonic acid glycol ester, capric acid glycol ester, and 2-ethylhexanoic acid glycol ester MP1600 and MP2200 of Soken Chemical Co., Ltd. are typical raw materials for methyl silicate, calcium carbonate, silicic anhydride and silylated silicic acid, nylon powder, corn starch, silk powder, etc. That.
Glitters, glitter pigments, glitter pigments (titanium mica, bismuth oxychloride, aluminum powder, etc.)
Mica, synthetic mica,
Beauty agents, pharmaceutical anti-inflammatory agents (glycyrrhizic acid and derivatives, stearyl glycyrrhizinate)
Whitening agents (arbutin, kojic acid, ascorbic acid, azelaic acid, ellagic acid, lucinol, glutathione, and various derivatives such as ascorbyl dipalmitate)
Vitamins (vitamin A, vitamin B 2 , vitamin B 6 , vitamin E and derivatives, pyridoxine dicaprylate, dl-α-tocopherol acetate,
Vitamin A palmitate,
UV absorbers (Escalol 557, Parsol 1789, Parsol A, glyceryl di-2-methoxyhexanoate mono-2-ethylhexanoate, etc.)
Drugs (menthol, camphor)
Hair restorer / hair restorer (pantotenyl alcohol)
Organic pigments, inorganic pigments, organic pigments (Red 201, Red 202, Red 226, Red 227, Red 228, Red 230, Red 204, Red 205, etc.)
Inorganic pigments (red iron, yellow iron oxide, black iron oxide, mica, titanium oxide, zinc oxide, ultramarine, barium sulfate, talc, hydroxyapatite, boron nitride, sericite, ceramic powder, etc.)
Polymer powder (silk powder, nylon powder, polyethylene powder, polystyrene crystal cellulose, acrylic powder, epoxy powder, benzoguanamine, etc.),
In addition, if necessary, a humectant, alcohol, water, and fragrance can be blended as long as the transparency is not impaired.
The transparent base of the present invention can be used by blending it into an emulsion as an oil phase.
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail by way of examples, but the present invention is not limited thereto.
The components shown in Table 1 were melted by heating, uniformly mixed, and cooled to room temperature to obtain a transparent base.
The transparency, folding strength, hardness, elongation, gloss, fabric color and fabric odor were evaluated according to the following evaluation criteria. The results are shown in Tables 1 and 2.
Example 10 Transparent lip balm
Lip cream excellent in transparency, elongation, stickiness and treatment effect [Example 11] Transparent color gloss
Non-dyeing transparent color gloss with good aesthetic appearance (transparency, color development), good elongation at the time of application, and a smooth, fresh, glossy and clear color effect.
Example 12 Transparent colored lame lipstick
Transparent coloring that shines brilliantly and adds glamor to the lips because of the transparent base.
Lame lipstick [13] Transparent lipstick
【The invention's effect】
Aesthetic appearance (transparency, coloring), usability (good stretch, no fabric smell / color)
We have succeeded in developing a transparent base material that can be expected to have shape retention, functionality (non-dyeing, thin film, good color development), and a fresh, glossy, and clear color effect.
