JP2004249513A - Method and apparatus for extrusion molding of ceramic sheet - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、セラミックスシートの押し出し成形方法及びその装置、特に例えば燃料電池の電解質やセパレータなどに使用される極薄・高精度のセラミックスシートを押し出し成形方法で製造するその製造方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、燃料電池の研究開発、実用化が盛んに行われており、その燃料電池の部品として、ランタン系材料やジルコニア系材料などの厚みが、0.1〜1.5mm±0.05mmの極めて薄くしかも高精度のセラミックスシートが、その電解質やセパレータなどに使用されてきている。
【0003】
特許文献1に、繊維補強セメントの製造方法として、押し出し成形法によりセメントをパイプ状に押し出すと同時に軸方向に切開し、シート状に広げる技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開昭62−90204号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示されている技術は、厚みが20mm程度の極めて厚いセメントのシート状成形方法であり、特許文献1に開示されているシート状成形方法では、例えば燃料電池の電解質やセパレータなどで使用する際に要求されるランタン系材料やジルコニア系材料などの厚みが0.1〜1.5mm±0.05mmの基準を満足するに足る高精度を保ちつつ、しかもうねり、切れ、曲がりのないセラミックスシートを得ることは、困難であった。
【0006】
つまり、特許文献1に開示されたセメントをパイプ状に押し出すと同時に軸方向に切開し、シート状に広げる技法を、そのまま厚みが0.1〜1.5mm±0.05mmの極めて薄いセラミックスシートに転用して製造してみても、図16に示されているように、シート状に広げる前段階のパイプ成形口金51から押し出されるパイプ状のセラミックス成形体52にはうねり53が生じると共に、図示されていないがセラミックスシートに、切れ、曲がりが発生し、燃料電池の電解質やセパレータなどの使用に要求される高精度のセラミックスシートを成形することができなかった。
【0007】
上記セラミックスシートに、うねり、切れ、曲がりが発生する原因を追求した結果、押し出し圧力分布が均一でないことによるものであることが判明し、うねり、切れ、曲がりの発生原因は押し出し流量のバラツキに起因することが解明された。
【0008】
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、特許文献1に開示されたセメントをパイプ状に押し出すと同時に軸方向に切開し、シート状に広げる技法に技術的改良を加え、厚みが20mm程度の厚いシートの成形では考慮するには及ばないが、極めて薄いセラミックスシートを製造する際に発生するうねり、切れ、曲がり等の種々の技術的欠陥を克服し、燃料電池の電解質やセパレータなどの使用に要求される厚みが0.1〜1.5mm±0.05mmの高精度を保ちつつ、うねり、切れ、曲がりのないセラミックスシートを連続的に成形することができるセラミックスシートの押し出し成形方法及びその装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このために、本発明のセラミックスシートの押し出し成形方法は、押し出し成形法によりセラミックス坏土をパイプ状に押し出すと共にその軸方向に切開し、シート状に成形するセラミックスシートの押し出し成形方法において、セラミックス坏土を口金でパイプ状に押し出すに当たって、セラミックス成形体を形成する口金の環状成形部位に流れるセラミックス坏土の流量が均一化して押し出されるように制御されてなり、パイプ状のセラミックス成形体を成形するようにしたことを特徴としている。
【0010】
そして、本発明のセラミックスシートの押し出し成形装置は、セラミックス坏土を所定の厚さのパイプ状の形状に成形する口金を備え、シリンダ内に設けられた押し出し機構でセラミックス坏土を口金に押し出すと共に、口金から射出されるパイプ状のセラミックス成形体をその軸方向に切開し、シート状に成形するセラミックスシートの押し出し成形装置において、シリンダ内に設けられた押し出し機構で押し出される環状成形部位でのセラミックス坏土の押し出し流量を均一化する複数個の押し出し流量調整機構が口金に設けられてなり、パイプ状のセラミックス成形体を成形するようにしたことを特徴としている。
【0011】
また、本発明のセラミックスシートの押し出し成形装置は、セラミックス坏土を所定の厚さのパイプ状の形状に成形する口金を備え、シリンダ内に設けられた押し出し機構でセラミックス坏土を口金に押し出すと共に、口金から射出されるパイプ状のセラミックス成形体をその軸方向に切開し、シート状に成形するセラミックスシートの押し出し成形装置において、シリンダ内に設けられた押し出し機構で押し出される環状成形部位でのセラミックス坏土の押し出し流量を均一化する複数個の押し出し流量調整機構が口金に設けられてなると共に、セラミックス坏土を所定の厚さのパイプ状の形状に成形する成形流路にセラミックス坏土の押し出し圧力を均一化する溜め部が口金に設けられてなり、パイプ状のセラミックス成形体を成形するようにしたことを特徴としている。
【0012】
そして、セラミックスシートの押し出し成形が水平方向で行われる場合には、上記口金は、その射出部に、押し出されるセラミックス成形体を保持する支え冶具を備えている。
【0013】
また、上記支え冶具は、先端部が閉鎖された円筒状のその材質がポーラス材でなり、口金内に設けられた通気穴を介して送られ、ポーラス材の表面から吹き出される空気でセラミックス成形体と支え冶具との摩擦抵抗を低減せしめてもよく、さらにその表面に空気を吹き出す複数個の穴が形成されてなり、当該穴から吹き出される空気で、セラミックス成形体と支え冶具との摩擦抵抗を低減せしめてもよい。
【0014】
セラミックスシートの押し出し成形が水平方向で行われる場合には、上記支え冶具は、その先端部に、セラミックス成形体を連続して切開し、シート状に広げる開き装置を備えている。
【0015】
セラミックスシートの押し出し成形が重力方向で行われる場合には、水平方向のシリンダと口金との間に、セラミックス坏土の押し出し方向を水平方向から重力方向に変える方向変換冶具を備えている。
【0016】
このとき、すなわちセラミックスシートの押し出し成形が重力方向で行われる場合には、上記口金は、その射出部に、セラミックス成形体を連続して切開し、シート状に広げる開き装置を備えている。
【0017】
口金に設けられた押し出し流量調整機構による調整で、セラミックス坏土の押し出し流量が環状成形部位で均一化して押し出されるように制御され、シート状に広げられる前の段階のパイプ状のセラミックス成形体にうねり、切れ、曲がりなどの発生を抑制することができる。開き装置を有するので、高精度の極薄セラミックスシートを連続的に製造することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るセラミックスシートの押し出し成形装置の主要部分の一実施例構成断面図を示している。
【0019】
同図において、セラミックス坏土1を口金2に押し流す押流し機構3の先端部を構成するシリンダ4は、その内部にスクリュウ5が設けられていて、スクリュウ5の回転によってセラミックス坏土1が口金2側に押し流される。
【0020】
口金2には、フランジ6を有する円柱部7のその軸の先端中心部に窪んだ形態で、円錐体8が形成されている。円錐体8の根元には円錐体8の軸を中心とする同一円上に複数個の裏穴9が穿設され、これらの各裏穴9に連なってセラミックス坏土1をパイプ状のセラミックス成形体10に形成する環状成形部位の環状スリット11が設けられている。複数個の各裏穴9と環状スリット11との連結部分には、押し出し材料の溜め部12が設けられ、成形する際押し出し圧力を均一化するようになっている。この溜め部12は必ずしも設けなくてはならないものではない。そしてこの複数個の各裏穴9と環状スリット11との連結部分や溜め部12については、後程詳しく説明する。
【0021】
口金2のフランジ6は、押流し機構3のシリンダ4に設けられたフランジ13に固着されるようなっている。口金2の押流し機構3と反対側には、環状スリット11から押し出されたパイプ状のセラミックス成形体10の形状が自重で崩れないように、すなわちセラミックス成形体10の形状変形から生じるうねり、切れ、曲がりが生じないように円筒状の支え冶具14が取り付けられている。
【0022】
裏穴9の入口部、すなわち円錐体8の根元には、それぞれの裏穴9に対応して、裏穴9に流入するセラミックス坏土1の坏土量を調整する押し出し流量調整機構15が配設されている。この押し出し流量調整機構15として、上記裏穴9の入口部、すなわち円錐体8の根元位置に穿設されたねじ穴に螺合するネジ16が用いられ、ネジ16を回転することにより裏穴9の入口部を開閉し、裏穴9に流入するセラミックス坏土1の坏土量を微調整することができるようになっている。
【0023】
複数個の各裏穴9に対応してこの押し出し流量調整機構15をそれぞれ設けたことにより、押し出し材料の流動性が部分的に変わっても、裏穴9に流入するセラミックス坏土1の坏土量を調整するネジ16の回転で、環状スリット11から射出される押し出し材料の押し出し速度を環状スリット11全体にわたって均一にすることができ、例えば0.5〜1.5mmの極めて薄い厚みのパイプ状のセラミックス成形体10の成形において、その押し出し速度の不均一さから生じるうねり、曲がり、切れの発生がない成形が可能となる。
【0024】
図2は本発明の押し出し流量調整機構を備えた口金の一実施例組立図を示している。
【0025】
同図において、口金2は、フランジ部材17、流量調整部材18、外径形成部材19及び内径形成部材20を備えると共に、流量調整部材18に螺合され回転自在に設けられたネジ16、そしてシリンダ4のフランジ13に対し上記4つのフランジ部材17、流量調整部材18、外径形成部材19及び内径形成部材20を一体化して取り付けるネジなどを備えて構成される。
【0026】
フランジ部材17は、図1に示されたフランジ6を形成するため略環状形状をなしている。
【0027】
流量調整部材18は、図3の図4におけるAOB断面図、図4の正面図、図5の図4におけるその裏面図に示されているように、中心部に突出した形態で形成された円錐体8とこの円錐体8に連なっている円板部22とを具備した形状を有している。円錐体8の根元には当該円錐体8の軸を中心とする同一円上に複数個、この実施例では18個の裏穴9が穿設され、これらの各裏穴9に対応し、かつ中心部に形成された円錐体8の根元位置にくるようにして、円板部22の円中心から放射状にねじ穴23が、円板部22にそれぞれ設けられている。円錐体8と反対側の円板部22には、上記同一円上に設けられた複数個の各裏穴9と連結する円形の、断面が台形をなす連結溝24が設けられている。この円形の連結溝24と各裏穴9とが連結し連通する位置を連結部分という。また円板部22には嵌合凹部25が設けられると共にその中心部にねじ穴26が切られている。27は取り付けねじ用穴である。
【0028】
外径形成部材19は、図6の正面断面図、図7のその右側面図に示されているように、リング形状を有している。外径形成部材19の中央部に設けられた直径D1の穴28には、図6図示の如くテーパ部29が穴28の全周にわたって形成されている。30は取り付けねじ用穴である。
【0029】
内径形成部材20は、図8の正面断面図、図9のその右側面図に示されているように、直径D2の円形状をなし、中央部に取り付けねじ用穴31が設けられると共に、図3に示された嵌合凹部25と係合し環状スリット11を形成する嵌合凸部32と2つのねじ穴33とを有し、図8図示の如くテーパ部34が外周面全周にわたって形成されている。
【0030】
このような形状を有する4つのフランジ部材17、流量調整部材18、外径形成部材19及び内径形成部材20を一体化して取り付けるネジでシリンダ4のフランジ13に取り付けると、一体化された4つのフランジ部材17、流量調整部材18、外径形成部材19及び内径形成部材20が、図1図示の口金2を構成する。但し流量調整部材18の、断面が台形の連結溝24、外径形成部材19に形成されたテーパ部29及び内径形成部材20に形成されたテーパ部34によって、円板部22の円形の連結溝24と各裏穴9とが連結し連通する連結部分には、図2図示の如く紡錘形状の溜め部12が形成され、また外径形成部材19の中央部に設けられた直径D1の穴28と直径D2の内径形成部材20の外周面とによって、セラミックス成形体10の厚みを決定する環状スリット11が形成される。この説明から明らかなように、内径形成部材20の直径D2を変えることにより、セラミックス成形体10の厚みを自由に設定することができる。
【0031】
図10はパイプ状のセラミックス成形体をシート状に広げる開き冶具の一実施例説明図を示している。
【0032】
開き冶具35は図10図示の形状を備えており、その一端部36は支え冶具14に連結されるようになっている。開き冶具35の一端部36から他端にかけてテーパ状に広がる流線形状部37が形成されている。パイプ状に成形されたセラミックス成形体10が当該開き冶具35に押し出され、カッタ38によって連続的に切り開かれると、テーパ状に広がる流線形状部37によって徐々に広げられ、シート状にまで広げられるようになっている。
【0033】
カッタ38の刃は、極薄のセラミックス成形体を切り開くために、刃先の角度及びセラミックス成形体10に対する設置角度が限定される。すなわち刃先の角度は0.1〜0.3度が望ましく、またセラミックス成形体10に対する設置角度は10〜20度とすることが望ましい。又カッタ38の刃に換え、ピアノ線をセットして切断することもできる。
【0034】
このようにパイプ状からシート状に切り開く際に、セラミックス成形体10は常にテーパ状に広がる流線形状部37に沿った支えとなっており、シートに切り開く形状変形の際に生じる虞のあるうねりや曲がりを防止することもできる。
【0035】
図11は本発明に係るセラミックスシートの押し出し成形装置の主要構成図を用いてセラミックス坏土1がパイプ状のセラミックス成形体を経てシートに成形される工程を簡単に説明する。
【0036】
シリンダ4内のセラミックス坏土1は、スクリュウ5の回転によって口金2側に押し流される。口金2に導入されたセラミックス坏土1は、各押流し機構3を経て対応の裏穴9に入り、溜め部12に一時的に貯蔵され、その後環状スリット11に入り、パイプ状のセラミックス成形体10に形成される。環状スリット11でパイプ状に形成されたセラミックス成形体10は口金2から押し出され、円筒状の支え冶具14に支えられながら更に押し出される。支え冶具14の適宜の位置に配設されているカッタ38によって切り開かれると、次段に設けられている開き冶具35に到達し、開き冶具35のテーパ状に広がる流線形状部37によって徐々に広げられ、シート状にまで広げられる。
【0037】
これらの工程は連続的に行うことができるので、連続したセラミックスシートを製造でき、必要に応じ所望の寸法に自動切断されることにより、正方形及び矩形のシートをも製造することができる。
【0038】
この説明から分かるように、口金2から射出されたセラミックス成形体10は、その形が崩れないように支え冶具14及び開き冶具35で保持されている構成となっている。
【0039】
そして裏穴9の入口部、すなわち円錐体8の根元には、それぞれの裏穴9に対応して、裏穴9に流入するセラミックス坏土1の坏土量を調整する押し出し流量調整機構15が配設されているので、ネジ16を回転することにより裏穴9の入口部を開閉し、裏穴9に流入するセラミックス坏土1の坏土量を微調整することができ、これにより押し出し材料の流動性が部分的に変わっても、環状スリット11から射出される押し出し材料の押し出し速度を環状スリット11の各所全体にわたって均一化すること、すなわちセラミックス坏土1の押し出し圧力分布の差異をなくすことができ、口金2から射出されるパイプ状のセラミックス成形体10にうねり、曲がり、切れのない成形が可能となる。
【0040】
図12は本発明に係るセラミックスシートの押し出し成形装置の他の実施例主要構成図を示している。
【0041】
同図において、図1と同じものは同一の符号が付されており、図1と異なる所は、支え冶具40の材質とその形状、そして口金2に通気穴41が設けられている点である。
【0042】
支え冶具40は先端部が閉鎖された円筒状を有しており、微小な穴を多数備えたポーラス材が用いられている。口金2内に設けられた通気穴41を介して送られてきた空気が、微小な穴を多数備えたポーラス材の支え冶具40内に導入されると、微小な穴を多数備えたポーラス材の表面から吹き出される空気で、セラミックス成形体10と支え冶具40との摩擦抵抗を低減せしめ、セラミックス成形体10が支え冶具40の表面に貼り付くことなくスムースに押し出されることができる。この支え冶具40の表面に貼り付くことのないスムースな押し出しにより、セラミックス成形体10にうねり、曲がりの発生をなくすことができる。
【0043】
図13は支え冶具の他の実施例説明図である。
【0044】
同図において、支え冶具42は、摩擦抵抗を減らすために穴43を設けても良い。また、当該穴43から吹き出される空気で、セラミックス成形体10と支え冶具42との摩擦抵抗を低減せしめ、セラミックス成形体10が支え冶具42の表面に貼り付くことなくスムースに押し出されることができる。この支え冶具42の形状は、図12の支え冶具40と同様に、先端部が閉鎖された円筒状である。この穴43を有する支え冶具42は、図12の支え冶具40と同様のポーラス材の材質を用いてもよく、また一般的な材質のものにも用いられる。また穴43の形状は丸穴の他、細長の角穴状でも、又格子状でも同等の効果を得ることができる。
【0045】
図14は本発明に係るセラミックスシートの押し出し成形装置の他の実施例主要構成図を示している。
【0046】
同図において、図1,図11と同じものは同一の符号が付されている。
【0047】
図14のものは、セラミックスシートの押し出し成形が重力方向で行われるときに用いられ、図1や図11では水平方向にセラミックスシートの押し出し成形がなされるその水平方向のシリンダ4と口金2との間に、セラミックス坏土1の押し出し方向を水平方向からその垂直方向、すなわち重力方向に変える方向変換冶具44を備えている。
【0048】
セラミックスシートの押し出し成形が重力方向で行われるこの場合には、自重による変形が少ないので、極く薄厚の成形に有効である。上記口金2には、図1や図12で示された支え冶具14や40を省略し、直接開き冶具35が取り付けられる。
【0049】
図15は本発明を用いて成形されたシートのシート厚に対する一実施例比較説明図を示している。
【0050】
同図において、その結果はランタン系材料やジルコニア系材料で実験が行われたもので、丸印は良好、すなわちうねり、切れ、曲がりのないセラミックスシートを成形することができることを表し、ばつ印は不良、すなわちうねり、切れ、曲がりの少なくともいずれか1つが発生するセラミックスシートの成形を表している。
【0051】
図15から、総てなしの従来技術を用いたものは、厚み5mmのシートを得るのが限界であったが、本発明の各種の装置や冶具を用いることによって、厚み0.2mmのシートを実現することができた。
【0052】
また、押し出し流量調整機構の有無によるシート成形の良否は、上記で説明の押し出し流量の不均一にあり、押し出し流量調整機構15を設けることにより、セラミックス坏土1の押し出し流量が均一化され、口金2から射出されるパイプ状のセラミックス成形体10の形成において、うねり、曲がり、切れのない成形が実現することを表している。
【0053】
押し出し流量調整機構15は、ネジ16によって裏穴9の入口部を塞ぐ面積を増減するようにしているが、当該押し出し流量調整機構15はネジ16よる機構に限られるものではなく、裏穴9の入口部を塞ぐ面積を増減させる機構であれば、どの様な機構であってもよい。
【0054】
なお、押し出し原料として、ランタン系材料やジルコニア系材料のセラミックスで説明してきたが、ランタン系材料やジルコニア系材料の他に窒化珪素、炭化珪素、アルミナ等の一般的なセラミックスや、燃料電池に使われる酸化ニッケル、金属ニッケル、酸化ニッケル・イットリア安定化ジルコニア(NiO−YSZ)、酸化ニッケル・セリウムサマリウムオキサイド(NiO−SDC)、酸化ニッケル・セリウムカドニウムオキサイド(NiO−GDC)、ランタンストロンチウムマグネシウムオキサイド、ランタンストロンマンガナイト、ランタンストロンコバルタイト、ランタンストロンチウムガリウムオキサイド、ランタンストロンチウムガリウムマグネシウムコバルタイトオキサイド、サマリウムコバルタイトが、好適に使用されるが、これらは本発明の実施の形態において適宜に選択されるものであって、これらに限定されるものではない。
【0055】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、口金での押し出し流量を均一化するように押し出し流量調整機構を設けたので、シート状に広げる全段階としての口金から射出されるパイプ状のセラミックス成形体の成形において、うねり、曲がり、切れのない成形ができ、したがって、うねり、曲がり、切れのない極薄シートを高精度で成形することができる。
【0056】
口金の射出部に支え冶具を設けたので、パイプ状のセラミックス成形体の自重による形崩れをなくすことができ、したがって、うねり、曲がり、切れのない極薄シートを高精度で成形することができる。
【0057】
支え冶具にポーラス材を用い、ポーラス材から空気を吹き出すようにしたので、或いはパイプ状のセラミックス成形体が接触する支え冶具の表面に複数個の穴を設け、この穴から空気を吹き出すようにしたので、パイプ状のセラミックス成形体が支え冶具に貼り付くことがなくなり、また支え冶具とパイプ状のセラミックス成形体との摩擦抵抗が低減し、パイプ状のセラミックス成形体をスムースに押し出すことができ、したがって、うねり、曲がり、切れのない極薄シートを高精度で成形することができる。
【0058】
水平方向で処理される場合は、支え冶具の端末にカッタと開き冶具を設ることにより、パイプ状のセラミックス成形体を連続的に切開してシート状に広げることができ、シートの連続製造ができる。
【0059】
一方、方向変換冶具を設け、水平方向からその垂直方向の重力方向に押し流されるセラミックス坏土を口金に流入する重力方向の成形処理がされる場合には、パイプ状のセラミックス成形体は自重による変形が少ないので、支え冶具を用いることなく口金の射出部に直接開き冶具を設ることができ、より薄いシートを精度良く、連続的に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセラミックスシートの押し出し成形装置の主要部分の一実施例構成断面図である。
【図2】本発明の押し出し流量調整機構を備えた口金の一実施例組立図である。
【図3】図4におけるAOB断面図である。
【図4】流量調整部材の正面図である。
【図5】図4におけるその裏面図である。
【図6】外径形成部材の正面断面図ある。
【図7】外径形成部材の右側面図である。
【図8】内径形成部材の正面断面図である。
【図9】内径形成部材の右側面図である。
【図10】パイプ状のセラミックス成形体をシート状に広げる開き冶具の一実施例説明図である。
【図11】本発明に係るセラミックスシートの押し出し成形装置の主要構成図である。
【図12】本発明に係るセラミックスシートの押し出し成形装置の他の実施例主要構成図である。
【図13】支え冶具の他の実施例説明図である。
【図14】本発明に係るセラミックスシートの押し出し成形装置の他の実施例主要構成図である。
【図15】本発明を用いて成形されたシートのシート厚に対する一実施例比較説明図である。
【図16】従来装置によるシート形成状況説明図である。
【符号の説明】
1 セラミックス坏土
2 口金
3 押流し機構
4 シリンダ
5 スクリュウ
9 裏穴
10 セラミックス成形体
11 環状スリット
12 溜め部
14 支え冶具
15 押し出し流量調整機構
16 ネジ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method and an apparatus for extruding a ceramic sheet, and more particularly to a method and an apparatus for manufacturing an ultra-thin, high-precision ceramic sheet used for, for example, an electrolyte or a separator of a fuel cell by the extrusion method. It is.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, research and development and commercialization of fuel cells have been actively carried out. Thin and high-precision ceramic sheets have been used for electrolytes and separators.
[0003]
Patent Document 1 discloses, as a method for producing fiber-reinforced cement, a technique in which cement is extruded into a pipe shape by an extrusion molding method, and at the same time, is cut in the axial direction and spread in a sheet shape.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-62-90204
[Problems to be solved by the invention]
However, the technique disclosed in Patent Literature 1 is a sheet-like molding method of extremely thick cement having a thickness of about 20 mm. In the sheet-like molding method disclosed in Patent Literature 1, for example, an electrolyte or a separator of a fuel cell is used. While maintaining high precision enough to satisfy the standard of 0.1 to 1.5 mm ± 0.05 mm for lanthanum-based materials and zirconia-based materials, etc., required when using such as swelling, cutting, bending It was difficult to obtain a ceramic sheet free from defects.
[0006]
In other words, the technique disclosed in Patent Document 1 in which the cement is extruded into a pipe shape and simultaneously cut in the axial direction and spread in a sheet shape is applied to an extremely thin ceramic sheet having a thickness of 0.1 to 1.5 mm ± 0.05 mm. Even if it is diverted and manufactured, as shown in FIG. 16,
[0007]
In pursuit of the cause of undulation, breakage, and bending in the ceramic sheet, it was found that the extrusion pressure distribution was not uniform.The cause of undulation, breakage, and bending was due to variation in the extrusion flow rate. It was revealed to do.
[0008]
The present invention has been made in view of the above points, and has a technical improvement to a technique of extruding a cement disclosed in Patent Literature 1 in a pipe shape and simultaneously incising in the axial direction to spread the cement in a sheet shape. Although it cannot be considered when forming a sheet as thick as about 20 mm, it overcomes various technical defects such as undulation, cutting, and bending that occur when manufacturing an extremely thin ceramic sheet. Extrusion molding method of ceramic sheet that can continuously form ceramic sheet without undulation, cut and bend while maintaining high accuracy of thickness required for use of 0.1 to 1.5 mm ± 0.05 mm And an apparatus therefor.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
For this purpose, the method for extruding a ceramic sheet according to the present invention is characterized in that, in the method for extruding a ceramic sheet into a pipe by extruding the ceramic clay into a pipe shape by the extrusion molding method and cutting the ceramic clay into an axial direction, the ceramic clay is extruded. In extruding the soil into a pipe shape with a mouthpiece, the flow rate of the ceramic clay flowing into the annular forming portion of the mouthpiece forming the ceramic body is controlled to be uniform and extruded, thereby forming a pipe-shaped ceramic body. It is characterized by doing so.
[0010]
The apparatus for extruding a ceramic sheet of the present invention includes a die for forming the ceramic clay into a pipe shape having a predetermined thickness, and extruding the ceramic clay to the die by an extrusion mechanism provided in a cylinder. In a ceramic sheet extruder that cuts out a pipe-shaped ceramic molded body that is injected from a die in the axial direction and forms it into a sheet shape, the ceramic is extruded by an extruding mechanism provided in a cylinder at an annular molding portion. A plurality of extrusion flow rate adjusting mechanisms for equalizing the extrusion flow rate of the kneaded clay are provided in the die, and are characterized in that a pipe-shaped ceramic molded body is formed.
[0011]
In addition, the ceramic sheet extrusion forming apparatus of the present invention includes a die for forming the ceramic clay into a pipe shape having a predetermined thickness, and extrudes the ceramic clay to the die by an extrusion mechanism provided in a cylinder. In a ceramic sheet extruder that cuts out a pipe-shaped ceramic molded body that is injected from a die in the axial direction and forms it into a sheet shape, the ceramic is extruded by an extruding mechanism provided in a cylinder at an annular molding portion. A plurality of extrusion flow rate adjusting mechanisms for equalizing the extrusion flow rate of the kneaded clay are provided in the die, and the extrusion of the ceramic kneading clay into a molding flow path for forming the ceramic kneading into a pipe-like shape having a predetermined thickness. A reservoir for equalizing the pressure is provided on the base to form a pipe-shaped ceramic molded body. It is characterized in that there was Unishi.
[0012]
When the extrusion molding of the ceramic sheet is performed in the horizontal direction, the die has a support jig for holding the ceramic molded body to be extruded at an injection portion thereof.
[0013]
In addition, the supporting jig is formed of a porous material whose cylindrical end is closed, and is sent through an air hole provided in a base and blown out from the surface of the porous material to form a ceramic material. The frictional resistance between the body and the support jig may be reduced, and a plurality of holes for blowing air are formed on the surface thereof, and the air blown out from the holes causes friction between the ceramic molded body and the support jig. The resistance may be reduced.
[0014]
When the extrusion of the ceramic sheet is performed in the horizontal direction, the supporting jig has an opening device at its tip end for continuously incising the ceramic molded body and spreading the ceramic molded body into a sheet.
[0015]
When the extrusion of the ceramic sheet is performed in the direction of gravity, a direction changing jig for changing the direction of extruding the ceramic clay from the horizontal direction to the direction of gravity is provided between the horizontal cylinder and the die.
[0016]
At this time, that is, when the extrusion of the ceramic sheet is performed in the direction of gravity, the die is provided with an opening device for continuously incising the ceramic molded body and spreading it in a sheet shape at the injection portion.
[0017]
By adjustment by the extrusion flow rate adjustment mechanism provided in the die, the extrusion flow rate of the ceramic clay is controlled so as to be uniform and extruded at the annular molding portion, and the pipe-shaped ceramic molded body at the stage before being spread into a sheet shape is formed. It is possible to suppress the occurrence of undulation, breakage, bending, and the like. Since the apparatus has the opening device, it is possible to continuously manufacture highly accurate ultra-thin ceramic sheets.
[0018]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 is a sectional view showing an embodiment of a main part of an apparatus for extruding a ceramic sheet according to the present invention.
[0019]
In the figure, a
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
At the entrance of the
[0023]
By providing each of the extrusion flow
[0024]
FIG. 2 is an assembly view of an embodiment of a base provided with the extrusion flow rate adjusting mechanism of the present invention.
[0025]
In the figure, the
[0026]
The flange member 17 has a substantially annular shape to form the
[0027]
As shown in the cross-sectional view of the AOB in FIG. 4, the front view in FIG. 4, and the rear view in FIG. It has a shape including a
[0028]
The outer
[0029]
As shown in the front sectional view of FIG. 8 and the right side view of FIG. 9, the inner
[0030]
When the four flange members 17 having such a shape, the flow
[0031]
FIG. 10 is an explanatory view of an embodiment of an opening jig for spreading a pipe-shaped ceramic molded body into a sheet.
[0032]
The opening
[0033]
Since the blade of the
[0034]
As described above, when cutting from a pipe shape to a sheet shape, the ceramic molded
[0035]
FIG. 11 briefly explains a process in which the ceramic clay 1 is formed into a sheet via a pipe-shaped ceramic molded body, using a main configuration diagram of a ceramic sheet extrusion forming apparatus according to the present invention.
[0036]
The ceramic clay 1 in the
[0037]
Since these steps can be performed continuously, a continuous ceramic sheet can be manufactured, and a square or rectangular sheet can also be manufactured by automatically cutting to a desired size as needed.
[0038]
As can be understood from this description, the ceramic molded
[0039]
At the entrance of the
[0040]
FIG. 12 shows a main configuration diagram of another embodiment of a ceramic sheet extrusion forming apparatus according to the present invention.
[0041]
In the figure, the same components as those in FIG. 1 are denoted by the same reference numerals, and the difference from FIG. 1 is that the material and the shape of the
[0042]
The
[0043]
FIG. 13 is an explanatory view of another embodiment of the support jig.
[0044]
In the figure, the
[0045]
FIG. 14 is a main structural view of another embodiment of the ceramic sheet extrusion molding apparatus according to the present invention.
[0046]
In the figure, the same components as those in FIGS. 1 and 11 are denoted by the same reference numerals.
[0047]
14 is used when the extrusion of the ceramic sheet is performed in the direction of gravity. In FIGS. 1 and 11, the extrusion of the ceramic sheet is performed in the horizontal direction. Between them, there is provided a
[0048]
In this case where the extrusion molding of the ceramic sheet is performed in the direction of gravity, the deformation due to its own weight is small, so that it is effective for forming an extremely thin thickness. The support jigs 14 and 40 shown in FIGS. 1 and 12 are omitted, and the
[0049]
FIG. 15 is a comparative explanatory view of one example with respect to the sheet thickness of a sheet formed by using the present invention.
[0050]
In the same figure, the result is an experiment performed on a lanthanum-based material or a zirconia-based material, and the circle indicates good, that is, a ceramic sheet without undulation, breakage, and bending can be formed. This indicates molding of a ceramic sheet in which at least one of defects, that is, undulation, breakage, and bending occurs.
[0051]
From FIG. 15, it was found that a sheet using the conventional technique without any limitation was limited to obtaining a sheet having a thickness of 5 mm. However, by using various apparatuses and jigs of the present invention, a sheet having a thickness of 0.2 mm was obtained. Could be realized.
[0052]
Further, the quality of sheet forming depending on the presence or absence of the extrusion flow rate adjusting mechanism is uneven in the extrusion flow rate described above. By providing the extrusion flow
[0053]
The extruding flow
[0054]
Although the description has been given of the lanthanum-based material and the zirconia-based ceramic as the extruding raw material, in addition to the lanthanum-based material and the zirconia-based material, general ceramics such as silicon nitride, silicon carbide, and alumina, and fuel cells are used. Nickel oxide, metallic nickel, nickel oxide / yttria stabilized zirconia (NiO-YSZ), nickel oxide / cerium samarium oxide (NiO-SDC), nickel oxide / cerium cadmium oxide (NiO-GDC), lanthanum strontium magnesium oxide, lanthanum Stronmanganite, lanthanum strontium cobaltite, lanthanum strontium gallium oxide, lanthanum strontium gallium magnesium cobaltite oxide, and samarium cobaltite are preferably used. That is, these are those selected appropriately in the embodiment of the present invention, but is not limited thereto.
[0055]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since the extrusion flow rate adjusting mechanism is provided so as to make the extrusion flow rate at the die uniform, the pipe-shaped ceramic molding injected from the die as a whole stage of spreading the sheet shape is provided. In the shaping of the body, undulation, bending, and cutting can be performed without interruption, and therefore, an ultrathin sheet without undulation, bending, and cutting can be formed with high precision.
[0056]
Since the supporting jig is provided at the injection portion of the die, the shape of the pipe-shaped ceramic molded body due to its own weight can be eliminated, and therefore, an extremely thin sheet without undulation, bending, and cutting can be formed with high precision. .
[0057]
Since a porous material was used for the support jig and air was blown out from the porous material, or a plurality of holes were provided on the surface of the support jig in contact with the pipe-shaped ceramic molded body, and air was blown out from the holes. Therefore, the pipe-shaped ceramic molded body does not stick to the support jig, the frictional resistance between the support jig and the pipe-shaped ceramic molded body is reduced, and the pipe-shaped ceramic molded body can be extruded smoothly. Therefore, an extremely thin sheet without undulation, bending, or cutting can be formed with high precision.
[0058]
When processing in the horizontal direction, by setting a cutter and opening jig at the end of the support jig, it is possible to cut open the pipe-shaped ceramic molded body continuously and spread it into a sheet shape, and continuous production of sheets can be performed. it can.
[0059]
On the other hand, when a direction changing jig is provided and the forming process in the gravitational direction is performed in which the ceramic clay which is flushed from the horizontal direction to the gravitational direction in the vertical direction flows into the die, the pipe-shaped ceramic molded body is deformed by its own weight. Therefore, the opening jig can be provided directly at the injection portion of the die without using a supporting jig, and a thinner sheet can be manufactured accurately and continuously.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of one embodiment of a main part of an apparatus for extruding a ceramic sheet according to the present invention.
FIG. 2 is an assembly drawing of an embodiment of a base provided with the extrusion flow rate adjusting mechanism of the present invention.
FIG. 3 is an AOB sectional view in FIG. 4;
FIG. 4 is a front view of a flow rate adjusting member.
FIG. 5 is a rear view of FIG.
FIG. 6 is a front sectional view of an outer diameter forming member.
FIG. 7 is a right side view of the outer diameter forming member.
FIG. 8 is a front sectional view of an inner diameter forming member.
FIG. 9 is a right side view of the inner diameter forming member.
FIG. 10 is an explanatory view of one embodiment of an opening jig for spreading a pipe-shaped ceramic molded body into a sheet shape.
FIG. 11 is a main configuration diagram of an apparatus for extruding a ceramic sheet according to the present invention.
FIG. 12 is a main configuration diagram of another embodiment of a ceramic sheet extrusion forming apparatus according to the present invention.
FIG. 13 is an explanatory view of another embodiment of the support jig.
FIG. 14 is a main configuration diagram of another embodiment of a ceramic sheet extrusion molding apparatus according to the present invention.
FIG. 15 is a diagram illustrating a comparative example of the sheet thickness of a sheet formed using the present invention.
FIG. 16 is an explanatory diagram of a sheet forming state by a conventional apparatus.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS LIST 1
Claims (9)
セラミックス坏土を口金でパイプ状に押し出すに当たって、セラミックス成形体を形成する口金の環状成形部位に流れるセラミックス坏土の流量が均一化して押し出されるように制御されてなり、
パイプ状のセラミックス成形体を成形するようにしたことを特徴とするセラミックスシートの押し出し成形方法。In a method of extruding a ceramic sheet, the ceramic clay is extruded into a pipe shape by an extrusion method and cut in the axial direction, and the sheet is formed into a sheet shape.
In extruding the ceramic clay into a pipe shape with a die, the flow rate of the ceramic clay flowing through the annular forming portion of the die forming the ceramic molded body is controlled to be uniform and extruded,
A method for extruding a ceramic sheet, comprising forming a pipe-shaped ceramic molded body.
シリンダ内に設けられた押し出し機構で押し出される環状成形部位でのセラミックス坏土の押し出し流量を均一化する複数個の押し出し流量調整機構が口金に設けられてなり、
パイプ状のセラミックス成形体を成形するようにしたことを特徴とするセラミックスシートの押し出し成形装置。Equipped with a die for molding the ceramic clay into a pipe-like shape having a predetermined thickness, and while extruding the ceramic clay to the die by an extrusion mechanism provided in a cylinder, a pipe-shaped ceramic molded body injected from the die is formed. In a ceramic sheet extrusion molding device that cuts in the axial direction and forms it into a sheet shape,
A plurality of extrusion flow rate adjustment mechanisms for equalizing the extrusion flow rate of the ceramic clay in the annular forming portion extruded by the extrusion mechanism provided in the cylinder are provided on the die,
An apparatus for extruding a ceramic sheet, wherein a pipe-shaped ceramic body is formed.
シリンダ内に設けられた押し出し機構で押し出される環状成形部位でのセラミックス坏土の押し出し流量を均一化する複数個の押し出し流量調整機構が口金に設けられてなると共に、
セラミックス坏土を所定の厚さのパイプ状の形状に成形する成形流路にセラミックス坏土の押し出し圧力を均一化する溜め部が口金に設けられてなり、
パイプ状のセラミックス成形体を成形するようにしたことを特徴とするセラミックスシートの押し出し成形装置。Equipped with a die for molding the ceramic clay into a pipe-like shape having a predetermined thickness, and while extruding the ceramic clay to the die by an extrusion mechanism provided in a cylinder, a pipe-shaped ceramic molded body injected from the die is formed. In a ceramic sheet extrusion molding device that cuts in the axial direction and forms it into a sheet shape,
A plurality of extrusion flow rate adjustment mechanisms for equalizing the extrusion flow rate of the ceramic clay in the annular forming portion extruded by the extrusion mechanism provided in the cylinder are provided on the die,
A reservoir for equalizing the extrusion pressure of the ceramic clay is provided in the die in a molding flow path for molding the ceramic clay into a pipe shape having a predetermined thickness,
An apparatus for extruding a ceramic sheet, wherein a pipe-shaped ceramic body is formed.
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