JP2004248710A - 自走式掃除機およびそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】自走式掃除機において、本体が大きいと壁面や家具を際走行時に傷をつける恐れがあるため傍まで寄れず、壁際等にゴミの取り残しが発生するという課題を有していた。また、掃除機本体が小さい場合は壁際まで寄れるかわりに搭載バッテリーが小さくなり掃除面積が小さいというという課題を有していた。
【解決手段】自走して掃除する親機と、親機より小型で、親機の指示で走行および掃除の開始する子機から成り、少なくとも掃除範囲の外周は子機が障害物を避けて際掃除を行うことにより、機動性の良い小型の子機で壁や家具周辺の際まで掃除ができ、また内部はパワーのあるバッテリーを搭載した吸引力が高く走行距離も長い親機で短時間に掃除を行うことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】自走して掃除する親機と、親機より小型で、親機の指示で走行および掃除の開始する子機から成り、少なくとも掃除範囲の外周は子機が障害物を避けて際掃除を行うことにより、機動性の良い小型の子機で壁や家具周辺の際まで掃除ができ、また内部はパワーのあるバッテリーを搭載した吸引力が高く走行距離も長い親機で短時間に掃除を行うことができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人間の介助なしに自立して走行する自走式掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自走式掃除機は、例えば自走式掃除機では1つの掃除機本体が単独でモップあるいはノズル等の掃除アタッチメントをとりつけて掃除を行っている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−258806号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、掃除機本体が大きいと壁面や家具を際走行時に傷をつける恐れがあるため傍まで寄れず、そのため壁際等にゴミの取り残しが発生するという課題を有していた。また、掃除機本体が小さい場合は壁際まで寄れるかわりに搭載バッテリーが小さくなり掃除面積が小さいというという課題を有していた。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、壁や家具を傷つけることなく、際のゴミの取り残しを少なくし、しかも広い部分は強力な吸引力で短時間に掃除を行う自走式掃除機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の自走式掃除機は、自走して掃除する親機と、親機からの指示を受けて掃除を行う、親機より小型の子機から成り、子機が障害物を避けて際掃除を行う自走式掃除機としたものである。これによって、機動性の良い小型の子機で壁や家具周辺の際まで掃除ができ、また内部はパワーのあるバッテリーを搭載した吸引力が高く走行距離も長い親機で短時間に掃除を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、自走して掃除を行う親機と、前記親機より小型で自走して掃除を行う子機とを備え、前記親機と子機は、それぞれ、制御手段と、本体を移動走行させる走行手段と、周囲の障害物を検知する障害物検知手段と、走行中に掃除を行うための掃除手段とを有し、さらに前記親機は子機への指示を伝達する指示伝達手段を、前記子機は親機からの指示を受信する指示受信手段をそれぞれ有し、子機が指示受信手段により走行および掃除を行い、子機の障害物検知手段により障害物を避けて障害物の際の掃除を行うことにより、機動性の良い小型の子機で壁や家具周辺の際まで掃除ができ、また内部はパワーのあるバッテリーを搭載した吸引力が高く走行距離も長い親機で短時間に掃除を行うことが可能になる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、特に、請求項1に記載の子機は、一周検知手段を備えると共に、掃除範囲の外周を掃除しながら走行し、外周を一周走行したことを前記一周検知手段が検知した時は、前記子機による外周での掃除を終了することにより、親機が指示することなしに外周掃除終了することができるため、親機は外周掃除の開始さえ指示すれば子機とは独立に掃除を行い、掃除時間の短縮を図ることができる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、特に、請求項2に記載の一周検知手段は、親機を検知する機能を有し、子機が掃除範囲の外周を走行時に前記親機を検知した時は、前記子機による外周での掃除を終了することにより、親機が外周のいずれかの位置にいる場合は、親機位置から出発して親機に戻ることで壁等にマーカーを貼って美観を損ねることもなく一周検知手段を方向検知手段や走行距離検知手段で構成する必要もなく簡単な構成で外周掃除終了することができる。
【0010】
請求項4に記載の発明は、特に、請求項1〜3のいずれか1項記載の親機と子機は、各々、自分の位置を検知する位置検知手段と、相互に通信可能な通信手段とを備えたので、相互の位置を把握でき、親機と子機が独立に走行および掃除を行っても必要に応じて相手の位置まで移動したり相手を呼び寄せたりすることができる。
【0011】
請求項5に記載の発明は、特に、請求項4に記載の親機は、子機を収容可能な構造とし、前記子機は、前記親機に収容されて共に移動するか、または前記親機の指示により単独で走行および掃除を行うことにより、子機がじゃまになることなく、親機が掃除しにくい部分では子機に掃除をさせることができ、ゴミの取り残しを少なくすることができる。
【0012】
請求項6に記載の発明は、特に、請求項1〜5のいずれか1項記載の子機は、走行中の障害物の状況や掃除内容のデータを親機に転送するためのデータ転送手段を備え、前記親機は前記データ転送手段から転送される前記データを読み取るためのデータ読み取り手段を備え、前記親機は前記データを参考に親機自身の走行内容または掃除内容を決定することにより、親機は自分自身に情報がなくてもごみ量や部屋の外周の形等の情報を子機から収集して効率的な掃除をすることができる。
【0013】
請求項7に記載の発明は、特に、請求項6に記載の子機は、親機に接続または収容された時点で、掃除中の障害物の状況や掃除内容のデータを記憶して前記親機に転送することにより、有線等の簡単な構成で、親機は自分自身に情報がなくても部屋の外周の形等の情報を子機から収集して効率的な掃除をすることができる。
【0014】
請求項8に記載の発明は、特に、請求項6または請求項7に記載の親機が、子機の収集したデータを参考に決定する内容を走行マップとすることにより、走行前に、障害物を避けながら最短の時間で走行を行う効率的な掃除計画を立てることができる。
【0015】
請求項9に記載の発明は、特に、請求項6または請求項7に記載の親機が、子機の収集したデータを参考に決定する内容を掃除負荷量とすることにより、走行前に、集中的に掃除を行う箇所を決定することができる。
【0016】
請求項10に記載した発明は、コンピュータを請求項1〜9のいずれか1項記載の自走式掃除機の全てもしくは一部として機能させるための自走式掃除機のプログラムとする構成として、コンピュータを請求項1〜9のいずれか1項記載の自走式掃除機の全てもしくは一部として機能させることで、汎用コンピュータやサーバーを用いて本発明の自走式掃除機の全てもしくは一部を容易に実現することができる。
【0017】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0018】
(実施例1)
図1は本発明の第1の実施例における自走式掃除機の構成を示すブロック図である。1は自走式掃除機の親機、2は子機、3は親機1の制御手段、4は親機1の走行手段、5は親機1の障害物検知手段であるバンパー、6は親機1の掃除手段、7は親機1の子機への指示伝達手段、8は子機2の制御手段、9は子機2の走行手段、10は子機2の障害物検知手段であるバンパー、11は子機2の掃除手段、12は子機2の親機からの指示伝達手段である。親機1の子機への指示伝達手段7および子機2の親機からの指示伝達手段12は、両者が接続した場合に開始信号が伝達可能な構成としており、親機1と子機2は、親機1の子機への指示伝達手段7および子機2の親機からの指示伝達手段12とが接続する状態で掃除を開始するものとする。
【0019】
以下、本実施例の動作について説明する。まず、親機1は、制御手段3が親機1の子機2への指示伝達手段7から子機2の親機1からの指示受信手段12に対し、走行及び掃除の開始を指示する信号を伝達する。子機2は、親機1からの指示受信手段12よりこの信号を受けて、制御手段8が、走行手段で走行を開始し掃除手段12で掃除を行う。図2の本実施例における自走式掃除機の子機2の走行図に示したように、障害物検知手段であるバンパー11により子機2は外周掃除開始地点から掃除を始めて壁や障害物を避けながら走行範囲の外周を掃除する(子機2の走行軌跡14)。
【0020】
一方、親機1は、掃除範囲の内部について親機1の走行軌跡15に示したように、制御手段3が走行手段4や掃除手段6を制御しながら、障害物検知手段であるバンパー5により障害物を避けながら往復走行を繰り返して掃除を行う。
【0021】
尚、本実施例では、親機1の障害物検知手段5および子機2の障害物検知手段10を接触式のバンパーとしたが、非接触で障害物や障害物との距離を検知する赤外線センサーや超音波センサーとしてもかまわない。親機1の子機2への指示伝達手段7および子機2の親機1からの指示受信手段12を両者が接続した場合に伝達される開始信号伝達手段としたが、単に親機1から子機2への電源の供給線として子機2は親機1からの電源の供給量が所定値以上になった時に外周の走行および掃除の開始を行うようにしてもかまわない。
【0022】
以上のように本実施例によれば、機動性の良い小型の子機で壁や家具周辺の際まで掃除ができ、また内部はパワーのあるバッテリーを搭載した吸引力が高く走行距離も長い親機で短時間に掃除を行うことができる。
【0023】
(実施例2)
図3は、本発明の第2の実施例における自走式掃除機の構成を示すブロック図である。子機2には、特に外周の一周検知手段である磁気検出部16を設けており、壁や家具等に予め貼り付けるか専用のスタンドに取り付けた磁気マーカー17を検出するものである。
【0024】
以下、本実施例の動作について説明する。図2の実施例1における自走式掃除機の子機2の走行図に示したように、子機2は外周掃除開始地点から掃除を始めて壁や障害物を避けながら走行範囲の外周を掃除する(子機2の走行軌跡14)。子機2は、壁等に貼り付けた磁気マーカー17位置から走行を開始した場合には、外周を走行後に磁気検出部16により磁気マーカー17を検出した時点で外周の走行および掃除を終了する。磁気マーカー17位置が走行開始位置より前あるいは後ろであった場合には、磁気マーカー17の2回目の検出位置まで走行および掃除を行い、終了する。親機1は、子機2に走行および開始を指示すると、自分自身の分担である掃除範囲の内部の掃除を開始する。
【0025】
尚、本実施例では、子機2の外周の一周検知手段を、磁気検出部16と外部に取り付けた磁気マーカー17で構成したが、方向検知手段と走行距離検知手段で構成し、自分の走行開始座標位置を検知するようにしてもかまわない。
【0026】
以上のように本実施例によれば、親機が指示することなしに外周掃除終了することができるため、親機は外周掃除の開始さえ指示すれば子機とは独立に掃除を行い、掃除時間の短縮を図ることができる。
【0027】
(実施例3)
本発明の第3の実施例における自走式掃除機の構成を示すブロック図は、実施例1と同様の図1である。子機2の親機検知手段は、子機2への指示伝達手段7と親機1からの信号受信手段12で構成されている。
【0028】
以下、本実施例の動作について説明する。まず、親機1と子機2は、親機1の子機2への指示伝達手段7および子機2の親機1からの指示伝達手段12とが接続する状態で掃除を開始するものとする。親機1から子機2に対し、子機2への指示伝達手段7からは初期状態では非通電状態の信号が出力されている。
【0029】
次に、親機1は、子機2への指示伝達手段7からの信号論理を通電状態の信号を出力して、子機2へ外周の走行および掃除の開始の指示を行う。子機2は、外周走行を開始すると、親機1と非接続状態になるため、親機1からの信号受信手段12では非通電状態の信号が入力される。親機1は、子機2と非接続状態になっても通電状態の信号を出力し続ける。その後、外周を走行して再び親機1と接続状態になると、子機2の親機1からの信号受信手段12で通電状態の信号を入力し、その時点で子機2は親機1を検知することで外周の一周を検知し、制御手段8は、第2の走行手段4と第2の掃除手段6に走行および掃除を終了させる。
【0030】
尚、本実施例では、子機2の親機検知手段は、子機2への指示伝達手段7と親機からの信号受信手段12で構成したが、実施例2のように子機2には磁気検出部16を親機1には磁気マーカーを取り付けて親機検知手段を構成するようにしてもかまわない。
【0031】
以上のように本実施例によれば、親機が外周のいずれかの位置にいる場合は、親機位置から出発して親機に戻ることで壁等にマーカーを貼って美観を損ねることもなく一周検知手段を方向検知手段や走行距離検知手段で構成する必要もなく簡単な構成で外周掃除終了することができる。
【0032】
(実施例4)
図4は、本発明の第4の実施例における自走式掃除機の構成を示すブロック図である。親機1に無線通信手段18と親機1自身の位置を検知するための位置検知手段20を備え、子機2に無線通信手段19と子機2自身の位置を検知するための位置検知手段21を備えている。
【0033】
以下、本実施例の動作について説明する。まず、親機1と子機2の掃除開始位置は、原点合わせのため、子機2の幅で1セルを構成する座標系において同じセルに位置するような状態で走行を開始するものとする。親機1は無線通信手段18で、子機2に対し、子機2へ外周の走行および掃除の開始を指示を送信すると同時に自分自身も自分の掃除分担である内部の掃除を始める。子機2は、無線通信手段19で外周走行の開始指示を受信すると、外周の走行および掃除を開始する。親機1も子機2も走行中は検知手段20、21で子機2の幅で1セルを構成する座標系においての自分の座標位置を検知し、必要に応じて相手に送信する。子機2は、位置検知手段21で外周を一周走行したことを検知するとその位置情報を親機1に送信して走行および掃除を終了する。親機1は、走行中にテーブル下等で自分自身が入りこめない場合は子機2を無線通信手段18で呼び寄せ指示を送信し、親機1の位置まで子機2を呼び寄せた後、同じく無線通信手段18で掃除の指示を送信し、子機2に掃除させる。
【0034】
尚、本実施例の位置検知手段20、21は、方向検知手段と走行距離検知手段で構成しても良いし、GPS等の他からの位置情報を受信して検知してもかまわない。
【0035】
以上のように本実施例によれば、相互の位置を把握できることにより、親機と子機が独立に走行および掃除を行っても必要に応じて相手の位置まで移動したり相手を呼び寄せたりすることができる。
【0036】
(実施例5)
図5は、本発明の第5の実施例における自走式掃除機の外観の概要図である。親機1には、子機2を収容するための子機収容部22と、子機2を子機収容部22に収容する際に導入するための出し入れ可能なスロープ23を備えている。スロープ23は、親機1走行中は、跳ね上げられて子機収納部22の蓋として機能しているものである。
【0037】
以下、本実施例の動作について説明する。親機1と子機2が自分の位置を無線通信手段18、20で通信しながら、自分の掃除分担の掃除を行うのは実施例4と同様である。子機2が掃除終了地点のままの位置にいるとじゃまなため、子機2の外周の走行および掃除が終了してから親機1が走行および掃除を始める場合や、親機1が走行中に外周掃除の終了した子機2の位置が近い場合に、親機1は子機2を子機収容部22に収容する。その際、親機1は子機2から送信される位置情報から子機2が傍まで走行したことを検知した時点で走行および掃除を一時停止し、スロープ23を降ろして子機2の収容に備える。子機2は親機1のから送信される誘導に従い、スロープ23上を走行して子機収容部22に収容され仮眠状態に入る。子機2が子機収容部22に収容されたことを確認した親機1は、スロープ23を跳ね上げて子機収納部22に蓋をし、一時停止した走行および掃除を再開する。子機2は、子機収納部22に収納された状態で親機1と共に移動し、親機1は、走行中にテーブル下等で自分自身が入りこめない場合等、必要に応じてスロープ23を降ろして子機2を子機収納部22より出して掃除させる。子機2はスロープ23が降りると覚醒し、親機1の無線通信手段18から送信される指示に従い、走行および掃除を行う。
【0038】
尚、本実施例のスロープ23は自動で昇降するようにしたが、手動で昇降するようにしてもかまわないし、子機2の収容そのものも手動で行ってもかまわない。
【0039】
以上のように本実施例によれば、子機は親機に収容されて共に移動するまたは親機の指示で子機が単独での走行および掃除を行うことにより、子機がじゃまになることなく、親機が掃除しにくい部分では子機に掃除をさせることができ、ゴミの取り残しを少なくすることができる。
【0040】
(実施例6)
図6は、本発明の第6の実施例における自走式掃除機の構成を示すブロック図である。親機1と子機2には各々記憶手段24、25を備え、子機2のデータ転送手段は無線通信手段19と記憶手段25で構成し、親機1のデータ読み取り手段は無線通信手段18と記憶手段24で構成する。
【0041】
以下、本実施例の動作について説明する。親機1と子機2が自分の位置を無線通信手段18、20で通信しながら、自分の掃除分担の掃除を行うのは実施例4と同様である。子機2は、走行中に収集したごみ量とその位置を記憶手段25に記憶し、親機1に対してこの記憶したデータを無線通信手段19により親機1に送信する。親機1は無線通信手段18でデータを受信し、記憶手段24に記憶する。親機1は、この記憶手段24に記憶したデータからごみ量の多いセルを走行中には走行スピードを落とし念入りに掃除するようにする。
【0042】
尚、本実施例では、子機2のみ走行中の障害物の状況や掃除内容のデータを親機1に転送するようにしたが、親機1も走行中の障害物の状況や掃除内容のデータを子機2に転送するようにして相互に自分の掃除内容に活用するようにしてもかまわない。位置検知手段を備えていない場合は、例えば子機2が掃除した際のごみ量を何段階に分け、ごみ量に応じて親機2の走行スピードを変えて、ごみ量が多い場合に走行中ずっとスピードを落として念入りに掃除するようにしてもかまわないし、1日あたりに掃除する回数を増やすようにしてもかまわない。また、走行中の障害物の状況や掃除内容のデータは常時送信するようにしてもよいし、必要に応じてそのタイミングで送信するようにしてもかまわない。
【0043】
以上のように本実施例によれば、親機は自分自身に情報がなくてもごみ量や部屋の外周の形等の情報を子機から収集して効率的な掃除をすることができる。
【0044】
(実施例7)
図7は、本発明の第7の実施例における自走式掃除機の構成を示すブロック図である。親機1と子機2には各々記憶手段24、25を備え、子機2のデータ転送手段は有線通信手段27と記憶手段25で構成し、親機1のデータ読み取り手段は有線通信手段26と記憶手段24で構成する。
【0045】
以下、本実施例の動作について説明する。走行中には自分の位置情報の送受信は行わないが、親機1と子機2が自分の掃除分担の掃除を行うのは実施例6と同様である。子機2は、走行中に収集したごみ量とその位置を記憶手段25に記憶しておく。子機2は、外周の走行および掃除が終了し、親機1に収容されて、有線通信手段接続27と有線通信手段26が接続し通信が確立した時点で、親機1に対してこの記憶したデータを有線通信手段27により親機1に送信する。親機1は有線通信手段26でデータを受信し、記憶手段24に記憶する。親機1は、この記憶手段24に記憶したデータからごみ量の多いセルを走行中には走行スピードを落とし念入りに掃除するようにする。
【0046】
以上のように本実施例によれば、有線等の簡単な構成で、親機は自分自身に情報がなくても部屋の外周の形等の情報を子機から収集して効率的な掃除をすることができる。
【0047】
(実施例8)
本発明の第8の実施例における自走式掃除機の構成を示すブロック図は、実施例7同様の図7で、図8は本発明の第8の実施例における自走式掃除機の走行図である。
【0048】
以下、本実施例の動作について図7と図8を用いて説明する。親機1と子機2が自分の掃除分担の掃除を行うのは実施例7と同様である。子機2の幅で座標系を構成し、走行開始位置を原点即ち、セル(0,0)28とし、原点より右側または上側を正、原点より左側または下側を負として2次元で座標を決定する。子機2は、走行中に障害物のあったセル(図8における×印で示したセル)を1、障害物がなかったセルを0としてその座標と共にを記憶手段25に記憶しておく。子機2は、外周の走行および掃除が終了し、親機1に収容されて、有線通信手段接続27と有線通信手段26が接続し通信が確立した時点で、親機1に対してこの記憶したデータを有線通信手段27により親機1に送信する。親機1は有線通信手段26でデータを受信し、記憶手段24に記憶する。親機1は、この記憶手段24に記憶した走行図における掃除範囲の外形と障害物データから障害物のセルの近くでは走行スピードを落とし障害物に当たって傷つけないように掃除する。
【0049】
以上のように本実施例によれば、走行前に、障害物を避けながら最短の時間で走行を行う効率的な掃除計画を立てることができる。
【0050】
(実施例9)
本発明の第9の実施例における自走式掃除機の構成を示すブロック図は、実施例7、実施例8同様の図7であり、図9は本発明の第9の実施例における自走式掃除機の掃除負荷量図である。
【0051】
以下、本実施例の動作について説明する。親機1と子機2が自分の掃除分担の掃除を行うのは実施例8と同様である。子機2の幅で座標系を構成し、走行開始位置を原点即ち、セル(0,0)28とし、原点より右側または上側を正、原点より左側または下側を負として2次元で座標を決定する。子機2は、走行中にごみ量レベルを5段階としてそのごみ量レベルをその座標と共にを記憶手段25に記憶しておく(図9では、ごみ量がレベル5の最大のものだけ×印で示した)。子機2は、外周の走行および掃除が終了し、親機1に収容されて、有線通信手段接続27と有線通信手段26が接続し通信が確立した時点で、親機1に対してこの記憶したデータを有線通信手段27により親機1に送信する。親機1は有線通信手段26でデータを受信し、記憶手段24に記憶する。親機1は、この記憶手段24に記憶した座標系のごみ量レベルから走行スピードや吸引パワーを決定してごみ量に応じた掃除を行う。
【0052】
以上のように本実施例によれば、走行前に、集中的に掃除を行う箇所を決定することができる。
【0053】
(実施例10)
次に本発明の第10の実施例について図1を用いて説明する。本実施例は、コンピュータを、第1の制御手段3または第2の制御手段8の全てもしくは一部として機能させるためのプログラムとする構成として、コンピュータを全てもしくは一部として機能させるものである。
【0054】
以上のように本実施例によれば、汎用コンピュータやサーバーを用いて本発明の自走式掃除機の全てもしくは一部を容易に実現することができる。
【0055】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、機動性が良い小型の子機で壁や家具周辺の際まで掃除ができ、また内部はパワーのあるバッテリーを搭載した吸引力が高く走行距離も長い親機で短時間に掃除を行うことことができると共に、子機の収集したデータを活用することで親機が効率的な掃除を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、実施例3における自走式掃除機の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施例1〜10における自走式掃除機の子機2の走行図
【図3】本発明の実施例2における自走式掃除機の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施例4における自走式掃除機の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施例5における自走式掃除機の外観の概要図
【図6】本発明の実施例6における自走式掃除機の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施例7〜9における自走式掃除機の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施例8における自走式掃除機の走行図
【図9】本発明の実施例9における自走式掃除機の掃除負荷量図
【符号の説明】
1 親機
2 子機
3 制御手段
4 走行手段
5 障害物検知手段
6 掃除手段
7 子機への指示伝達手段
8 制御手段
9 走行手段
10 障害物検知手段
11 掃除手段
12 親機からの指示伝達手段
13 外周掃除開始地点
14 子機2の走行軌跡
15 親機1の走行軌跡
16 磁気検出部
17 磁気マーカー
18 無線通信手段
19 無線通信手段
20 位置検知手段
21 位置検知手段
22 子機収容部
23 スロープ
24 記憶手段
25 記憶手段
26 有線通信手段
27 有線通信手段
28 セル(0,0)
29 セル(−3,3)
30 セル(20,−1)
31 セル(20,13)
【発明の属する技術分野】
本発明は、人間の介助なしに自立して走行する自走式掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自走式掃除機は、例えば自走式掃除機では1つの掃除機本体が単独でモップあるいはノズル等の掃除アタッチメントをとりつけて掃除を行っている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−258806号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、掃除機本体が大きいと壁面や家具を際走行時に傷をつける恐れがあるため傍まで寄れず、そのため壁際等にゴミの取り残しが発生するという課題を有していた。また、掃除機本体が小さい場合は壁際まで寄れるかわりに搭載バッテリーが小さくなり掃除面積が小さいというという課題を有していた。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、壁や家具を傷つけることなく、際のゴミの取り残しを少なくし、しかも広い部分は強力な吸引力で短時間に掃除を行う自走式掃除機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の自走式掃除機は、自走して掃除する親機と、親機からの指示を受けて掃除を行う、親機より小型の子機から成り、子機が障害物を避けて際掃除を行う自走式掃除機としたものである。これによって、機動性の良い小型の子機で壁や家具周辺の際まで掃除ができ、また内部はパワーのあるバッテリーを搭載した吸引力が高く走行距離も長い親機で短時間に掃除を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、自走して掃除を行う親機と、前記親機より小型で自走して掃除を行う子機とを備え、前記親機と子機は、それぞれ、制御手段と、本体を移動走行させる走行手段と、周囲の障害物を検知する障害物検知手段と、走行中に掃除を行うための掃除手段とを有し、さらに前記親機は子機への指示を伝達する指示伝達手段を、前記子機は親機からの指示を受信する指示受信手段をそれぞれ有し、子機が指示受信手段により走行および掃除を行い、子機の障害物検知手段により障害物を避けて障害物の際の掃除を行うことにより、機動性の良い小型の子機で壁や家具周辺の際まで掃除ができ、また内部はパワーのあるバッテリーを搭載した吸引力が高く走行距離も長い親機で短時間に掃除を行うことが可能になる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、特に、請求項1に記載の子機は、一周検知手段を備えると共に、掃除範囲の外周を掃除しながら走行し、外周を一周走行したことを前記一周検知手段が検知した時は、前記子機による外周での掃除を終了することにより、親機が指示することなしに外周掃除終了することができるため、親機は外周掃除の開始さえ指示すれば子機とは独立に掃除を行い、掃除時間の短縮を図ることができる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、特に、請求項2に記載の一周検知手段は、親機を検知する機能を有し、子機が掃除範囲の外周を走行時に前記親機を検知した時は、前記子機による外周での掃除を終了することにより、親機が外周のいずれかの位置にいる場合は、親機位置から出発して親機に戻ることで壁等にマーカーを貼って美観を損ねることもなく一周検知手段を方向検知手段や走行距離検知手段で構成する必要もなく簡単な構成で外周掃除終了することができる。
【0010】
請求項4に記載の発明は、特に、請求項1〜3のいずれか1項記載の親機と子機は、各々、自分の位置を検知する位置検知手段と、相互に通信可能な通信手段とを備えたので、相互の位置を把握でき、親機と子機が独立に走行および掃除を行っても必要に応じて相手の位置まで移動したり相手を呼び寄せたりすることができる。
【0011】
請求項5に記載の発明は、特に、請求項4に記載の親機は、子機を収容可能な構造とし、前記子機は、前記親機に収容されて共に移動するか、または前記親機の指示により単独で走行および掃除を行うことにより、子機がじゃまになることなく、親機が掃除しにくい部分では子機に掃除をさせることができ、ゴミの取り残しを少なくすることができる。
【0012】
請求項6に記載の発明は、特に、請求項1〜5のいずれか1項記載の子機は、走行中の障害物の状況や掃除内容のデータを親機に転送するためのデータ転送手段を備え、前記親機は前記データ転送手段から転送される前記データを読み取るためのデータ読み取り手段を備え、前記親機は前記データを参考に親機自身の走行内容または掃除内容を決定することにより、親機は自分自身に情報がなくてもごみ量や部屋の外周の形等の情報を子機から収集して効率的な掃除をすることができる。
【0013】
請求項7に記載の発明は、特に、請求項6に記載の子機は、親機に接続または収容された時点で、掃除中の障害物の状況や掃除内容のデータを記憶して前記親機に転送することにより、有線等の簡単な構成で、親機は自分自身に情報がなくても部屋の外周の形等の情報を子機から収集して効率的な掃除をすることができる。
【0014】
請求項8に記載の発明は、特に、請求項6または請求項7に記載の親機が、子機の収集したデータを参考に決定する内容を走行マップとすることにより、走行前に、障害物を避けながら最短の時間で走行を行う効率的な掃除計画を立てることができる。
【0015】
請求項9に記載の発明は、特に、請求項6または請求項7に記載の親機が、子機の収集したデータを参考に決定する内容を掃除負荷量とすることにより、走行前に、集中的に掃除を行う箇所を決定することができる。
【0016】
請求項10に記載した発明は、コンピュータを請求項1〜9のいずれか1項記載の自走式掃除機の全てもしくは一部として機能させるための自走式掃除機のプログラムとする構成として、コンピュータを請求項1〜9のいずれか1項記載の自走式掃除機の全てもしくは一部として機能させることで、汎用コンピュータやサーバーを用いて本発明の自走式掃除機の全てもしくは一部を容易に実現することができる。
【0017】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0018】
(実施例1)
図1は本発明の第1の実施例における自走式掃除機の構成を示すブロック図である。1は自走式掃除機の親機、2は子機、3は親機1の制御手段、4は親機1の走行手段、5は親機1の障害物検知手段であるバンパー、6は親機1の掃除手段、7は親機1の子機への指示伝達手段、8は子機2の制御手段、9は子機2の走行手段、10は子機2の障害物検知手段であるバンパー、11は子機2の掃除手段、12は子機2の親機からの指示伝達手段である。親機1の子機への指示伝達手段7および子機2の親機からの指示伝達手段12は、両者が接続した場合に開始信号が伝達可能な構成としており、親機1と子機2は、親機1の子機への指示伝達手段7および子機2の親機からの指示伝達手段12とが接続する状態で掃除を開始するものとする。
【0019】
以下、本実施例の動作について説明する。まず、親機1は、制御手段3が親機1の子機2への指示伝達手段7から子機2の親機1からの指示受信手段12に対し、走行及び掃除の開始を指示する信号を伝達する。子機2は、親機1からの指示受信手段12よりこの信号を受けて、制御手段8が、走行手段で走行を開始し掃除手段12で掃除を行う。図2の本実施例における自走式掃除機の子機2の走行図に示したように、障害物検知手段であるバンパー11により子機2は外周掃除開始地点から掃除を始めて壁や障害物を避けながら走行範囲の外周を掃除する(子機2の走行軌跡14)。
【0020】
一方、親機1は、掃除範囲の内部について親機1の走行軌跡15に示したように、制御手段3が走行手段4や掃除手段6を制御しながら、障害物検知手段であるバンパー5により障害物を避けながら往復走行を繰り返して掃除を行う。
【0021】
尚、本実施例では、親機1の障害物検知手段5および子機2の障害物検知手段10を接触式のバンパーとしたが、非接触で障害物や障害物との距離を検知する赤外線センサーや超音波センサーとしてもかまわない。親機1の子機2への指示伝達手段7および子機2の親機1からの指示受信手段12を両者が接続した場合に伝達される開始信号伝達手段としたが、単に親機1から子機2への電源の供給線として子機2は親機1からの電源の供給量が所定値以上になった時に外周の走行および掃除の開始を行うようにしてもかまわない。
【0022】
以上のように本実施例によれば、機動性の良い小型の子機で壁や家具周辺の際まで掃除ができ、また内部はパワーのあるバッテリーを搭載した吸引力が高く走行距離も長い親機で短時間に掃除を行うことができる。
【0023】
(実施例2)
図3は、本発明の第2の実施例における自走式掃除機の構成を示すブロック図である。子機2には、特に外周の一周検知手段である磁気検出部16を設けており、壁や家具等に予め貼り付けるか専用のスタンドに取り付けた磁気マーカー17を検出するものである。
【0024】
以下、本実施例の動作について説明する。図2の実施例1における自走式掃除機の子機2の走行図に示したように、子機2は外周掃除開始地点から掃除を始めて壁や障害物を避けながら走行範囲の外周を掃除する(子機2の走行軌跡14)。子機2は、壁等に貼り付けた磁気マーカー17位置から走行を開始した場合には、外周を走行後に磁気検出部16により磁気マーカー17を検出した時点で外周の走行および掃除を終了する。磁気マーカー17位置が走行開始位置より前あるいは後ろであった場合には、磁気マーカー17の2回目の検出位置まで走行および掃除を行い、終了する。親機1は、子機2に走行および開始を指示すると、自分自身の分担である掃除範囲の内部の掃除を開始する。
【0025】
尚、本実施例では、子機2の外周の一周検知手段を、磁気検出部16と外部に取り付けた磁気マーカー17で構成したが、方向検知手段と走行距離検知手段で構成し、自分の走行開始座標位置を検知するようにしてもかまわない。
【0026】
以上のように本実施例によれば、親機が指示することなしに外周掃除終了することができるため、親機は外周掃除の開始さえ指示すれば子機とは独立に掃除を行い、掃除時間の短縮を図ることができる。
【0027】
(実施例3)
本発明の第3の実施例における自走式掃除機の構成を示すブロック図は、実施例1と同様の図1である。子機2の親機検知手段は、子機2への指示伝達手段7と親機1からの信号受信手段12で構成されている。
【0028】
以下、本実施例の動作について説明する。まず、親機1と子機2は、親機1の子機2への指示伝達手段7および子機2の親機1からの指示伝達手段12とが接続する状態で掃除を開始するものとする。親機1から子機2に対し、子機2への指示伝達手段7からは初期状態では非通電状態の信号が出力されている。
【0029】
次に、親機1は、子機2への指示伝達手段7からの信号論理を通電状態の信号を出力して、子機2へ外周の走行および掃除の開始の指示を行う。子機2は、外周走行を開始すると、親機1と非接続状態になるため、親機1からの信号受信手段12では非通電状態の信号が入力される。親機1は、子機2と非接続状態になっても通電状態の信号を出力し続ける。その後、外周を走行して再び親機1と接続状態になると、子機2の親機1からの信号受信手段12で通電状態の信号を入力し、その時点で子機2は親機1を検知することで外周の一周を検知し、制御手段8は、第2の走行手段4と第2の掃除手段6に走行および掃除を終了させる。
【0030】
尚、本実施例では、子機2の親機検知手段は、子機2への指示伝達手段7と親機からの信号受信手段12で構成したが、実施例2のように子機2には磁気検出部16を親機1には磁気マーカーを取り付けて親機検知手段を構成するようにしてもかまわない。
【0031】
以上のように本実施例によれば、親機が外周のいずれかの位置にいる場合は、親機位置から出発して親機に戻ることで壁等にマーカーを貼って美観を損ねることもなく一周検知手段を方向検知手段や走行距離検知手段で構成する必要もなく簡単な構成で外周掃除終了することができる。
【0032】
(実施例4)
図4は、本発明の第4の実施例における自走式掃除機の構成を示すブロック図である。親機1に無線通信手段18と親機1自身の位置を検知するための位置検知手段20を備え、子機2に無線通信手段19と子機2自身の位置を検知するための位置検知手段21を備えている。
【0033】
以下、本実施例の動作について説明する。まず、親機1と子機2の掃除開始位置は、原点合わせのため、子機2の幅で1セルを構成する座標系において同じセルに位置するような状態で走行を開始するものとする。親機1は無線通信手段18で、子機2に対し、子機2へ外周の走行および掃除の開始を指示を送信すると同時に自分自身も自分の掃除分担である内部の掃除を始める。子機2は、無線通信手段19で外周走行の開始指示を受信すると、外周の走行および掃除を開始する。親機1も子機2も走行中は検知手段20、21で子機2の幅で1セルを構成する座標系においての自分の座標位置を検知し、必要に応じて相手に送信する。子機2は、位置検知手段21で外周を一周走行したことを検知するとその位置情報を親機1に送信して走行および掃除を終了する。親機1は、走行中にテーブル下等で自分自身が入りこめない場合は子機2を無線通信手段18で呼び寄せ指示を送信し、親機1の位置まで子機2を呼び寄せた後、同じく無線通信手段18で掃除の指示を送信し、子機2に掃除させる。
【0034】
尚、本実施例の位置検知手段20、21は、方向検知手段と走行距離検知手段で構成しても良いし、GPS等の他からの位置情報を受信して検知してもかまわない。
【0035】
以上のように本実施例によれば、相互の位置を把握できることにより、親機と子機が独立に走行および掃除を行っても必要に応じて相手の位置まで移動したり相手を呼び寄せたりすることができる。
【0036】
(実施例5)
図5は、本発明の第5の実施例における自走式掃除機の外観の概要図である。親機1には、子機2を収容するための子機収容部22と、子機2を子機収容部22に収容する際に導入するための出し入れ可能なスロープ23を備えている。スロープ23は、親機1走行中は、跳ね上げられて子機収納部22の蓋として機能しているものである。
【0037】
以下、本実施例の動作について説明する。親機1と子機2が自分の位置を無線通信手段18、20で通信しながら、自分の掃除分担の掃除を行うのは実施例4と同様である。子機2が掃除終了地点のままの位置にいるとじゃまなため、子機2の外周の走行および掃除が終了してから親機1が走行および掃除を始める場合や、親機1が走行中に外周掃除の終了した子機2の位置が近い場合に、親機1は子機2を子機収容部22に収容する。その際、親機1は子機2から送信される位置情報から子機2が傍まで走行したことを検知した時点で走行および掃除を一時停止し、スロープ23を降ろして子機2の収容に備える。子機2は親機1のから送信される誘導に従い、スロープ23上を走行して子機収容部22に収容され仮眠状態に入る。子機2が子機収容部22に収容されたことを確認した親機1は、スロープ23を跳ね上げて子機収納部22に蓋をし、一時停止した走行および掃除を再開する。子機2は、子機収納部22に収納された状態で親機1と共に移動し、親機1は、走行中にテーブル下等で自分自身が入りこめない場合等、必要に応じてスロープ23を降ろして子機2を子機収納部22より出して掃除させる。子機2はスロープ23が降りると覚醒し、親機1の無線通信手段18から送信される指示に従い、走行および掃除を行う。
【0038】
尚、本実施例のスロープ23は自動で昇降するようにしたが、手動で昇降するようにしてもかまわないし、子機2の収容そのものも手動で行ってもかまわない。
【0039】
以上のように本実施例によれば、子機は親機に収容されて共に移動するまたは親機の指示で子機が単独での走行および掃除を行うことにより、子機がじゃまになることなく、親機が掃除しにくい部分では子機に掃除をさせることができ、ゴミの取り残しを少なくすることができる。
【0040】
(実施例6)
図6は、本発明の第6の実施例における自走式掃除機の構成を示すブロック図である。親機1と子機2には各々記憶手段24、25を備え、子機2のデータ転送手段は無線通信手段19と記憶手段25で構成し、親機1のデータ読み取り手段は無線通信手段18と記憶手段24で構成する。
【0041】
以下、本実施例の動作について説明する。親機1と子機2が自分の位置を無線通信手段18、20で通信しながら、自分の掃除分担の掃除を行うのは実施例4と同様である。子機2は、走行中に収集したごみ量とその位置を記憶手段25に記憶し、親機1に対してこの記憶したデータを無線通信手段19により親機1に送信する。親機1は無線通信手段18でデータを受信し、記憶手段24に記憶する。親機1は、この記憶手段24に記憶したデータからごみ量の多いセルを走行中には走行スピードを落とし念入りに掃除するようにする。
【0042】
尚、本実施例では、子機2のみ走行中の障害物の状況や掃除内容のデータを親機1に転送するようにしたが、親機1も走行中の障害物の状況や掃除内容のデータを子機2に転送するようにして相互に自分の掃除内容に活用するようにしてもかまわない。位置検知手段を備えていない場合は、例えば子機2が掃除した際のごみ量を何段階に分け、ごみ量に応じて親機2の走行スピードを変えて、ごみ量が多い場合に走行中ずっとスピードを落として念入りに掃除するようにしてもかまわないし、1日あたりに掃除する回数を増やすようにしてもかまわない。また、走行中の障害物の状況や掃除内容のデータは常時送信するようにしてもよいし、必要に応じてそのタイミングで送信するようにしてもかまわない。
【0043】
以上のように本実施例によれば、親機は自分自身に情報がなくてもごみ量や部屋の外周の形等の情報を子機から収集して効率的な掃除をすることができる。
【0044】
(実施例7)
図7は、本発明の第7の実施例における自走式掃除機の構成を示すブロック図である。親機1と子機2には各々記憶手段24、25を備え、子機2のデータ転送手段は有線通信手段27と記憶手段25で構成し、親機1のデータ読み取り手段は有線通信手段26と記憶手段24で構成する。
【0045】
以下、本実施例の動作について説明する。走行中には自分の位置情報の送受信は行わないが、親機1と子機2が自分の掃除分担の掃除を行うのは実施例6と同様である。子機2は、走行中に収集したごみ量とその位置を記憶手段25に記憶しておく。子機2は、外周の走行および掃除が終了し、親機1に収容されて、有線通信手段接続27と有線通信手段26が接続し通信が確立した時点で、親機1に対してこの記憶したデータを有線通信手段27により親機1に送信する。親機1は有線通信手段26でデータを受信し、記憶手段24に記憶する。親機1は、この記憶手段24に記憶したデータからごみ量の多いセルを走行中には走行スピードを落とし念入りに掃除するようにする。
【0046】
以上のように本実施例によれば、有線等の簡単な構成で、親機は自分自身に情報がなくても部屋の外周の形等の情報を子機から収集して効率的な掃除をすることができる。
【0047】
(実施例8)
本発明の第8の実施例における自走式掃除機の構成を示すブロック図は、実施例7同様の図7で、図8は本発明の第8の実施例における自走式掃除機の走行図である。
【0048】
以下、本実施例の動作について図7と図8を用いて説明する。親機1と子機2が自分の掃除分担の掃除を行うのは実施例7と同様である。子機2の幅で座標系を構成し、走行開始位置を原点即ち、セル(0,0)28とし、原点より右側または上側を正、原点より左側または下側を負として2次元で座標を決定する。子機2は、走行中に障害物のあったセル(図8における×印で示したセル)を1、障害物がなかったセルを0としてその座標と共にを記憶手段25に記憶しておく。子機2は、外周の走行および掃除が終了し、親機1に収容されて、有線通信手段接続27と有線通信手段26が接続し通信が確立した時点で、親機1に対してこの記憶したデータを有線通信手段27により親機1に送信する。親機1は有線通信手段26でデータを受信し、記憶手段24に記憶する。親機1は、この記憶手段24に記憶した走行図における掃除範囲の外形と障害物データから障害物のセルの近くでは走行スピードを落とし障害物に当たって傷つけないように掃除する。
【0049】
以上のように本実施例によれば、走行前に、障害物を避けながら最短の時間で走行を行う効率的な掃除計画を立てることができる。
【0050】
(実施例9)
本発明の第9の実施例における自走式掃除機の構成を示すブロック図は、実施例7、実施例8同様の図7であり、図9は本発明の第9の実施例における自走式掃除機の掃除負荷量図である。
【0051】
以下、本実施例の動作について説明する。親機1と子機2が自分の掃除分担の掃除を行うのは実施例8と同様である。子機2の幅で座標系を構成し、走行開始位置を原点即ち、セル(0,0)28とし、原点より右側または上側を正、原点より左側または下側を負として2次元で座標を決定する。子機2は、走行中にごみ量レベルを5段階としてそのごみ量レベルをその座標と共にを記憶手段25に記憶しておく(図9では、ごみ量がレベル5の最大のものだけ×印で示した)。子機2は、外周の走行および掃除が終了し、親機1に収容されて、有線通信手段接続27と有線通信手段26が接続し通信が確立した時点で、親機1に対してこの記憶したデータを有線通信手段27により親機1に送信する。親機1は有線通信手段26でデータを受信し、記憶手段24に記憶する。親機1は、この記憶手段24に記憶した座標系のごみ量レベルから走行スピードや吸引パワーを決定してごみ量に応じた掃除を行う。
【0052】
以上のように本実施例によれば、走行前に、集中的に掃除を行う箇所を決定することができる。
【0053】
(実施例10)
次に本発明の第10の実施例について図1を用いて説明する。本実施例は、コンピュータを、第1の制御手段3または第2の制御手段8の全てもしくは一部として機能させるためのプログラムとする構成として、コンピュータを全てもしくは一部として機能させるものである。
【0054】
以上のように本実施例によれば、汎用コンピュータやサーバーを用いて本発明の自走式掃除機の全てもしくは一部を容易に実現することができる。
【0055】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、機動性が良い小型の子機で壁や家具周辺の際まで掃除ができ、また内部はパワーのあるバッテリーを搭載した吸引力が高く走行距離も長い親機で短時間に掃除を行うことことができると共に、子機の収集したデータを活用することで親機が効率的な掃除を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、実施例3における自走式掃除機の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施例1〜10における自走式掃除機の子機2の走行図
【図3】本発明の実施例2における自走式掃除機の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施例4における自走式掃除機の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施例5における自走式掃除機の外観の概要図
【図6】本発明の実施例6における自走式掃除機の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施例7〜9における自走式掃除機の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施例8における自走式掃除機の走行図
【図9】本発明の実施例9における自走式掃除機の掃除負荷量図
【符号の説明】
1 親機
2 子機
3 制御手段
4 走行手段
5 障害物検知手段
6 掃除手段
7 子機への指示伝達手段
8 制御手段
9 走行手段
10 障害物検知手段
11 掃除手段
12 親機からの指示伝達手段
13 外周掃除開始地点
14 子機2の走行軌跡
15 親機1の走行軌跡
16 磁気検出部
17 磁気マーカー
18 無線通信手段
19 無線通信手段
20 位置検知手段
21 位置検知手段
22 子機収容部
23 スロープ
24 記憶手段
25 記憶手段
26 有線通信手段
27 有線通信手段
28 セル(0,0)
29 セル(−3,3)
30 セル(20,−1)
31 セル(20,13)
Claims (10)
- 自走して掃除を行う親機と、前記親機より小型で自走して掃除を行う子機とを備え、前記親機と子機は、それぞれ、制御手段と、本体を移動走行させる走行手段と、周囲の障害物を検知する障害物検知手段と、走行中に掃除を行うための掃除手段とを有し、さらに前記親機は子機への指示を伝達する指示伝達手段を、前記子機は親機からの指示を受信する指示受信手段をそれぞれ有し、子機が指示受信手段により走行および掃除を行い、子機の障害物検知手段により障害物を避けて障害物の際の掃除を行う自走式掃除機。
- 子機は、一周検知手段を備えると共に、掃除範囲の外周を掃除しながら走行し、外周を一周走行したことを前記一周検知手段が検知した時は、前記子機による外周での掃除を終了する請求項1記載の自走式掃除機。
- 一周検知手段は、親機を検知する機能を有し、子機が掃除範囲の外周を走行時に前記親機を検知した時は、前記子機による外周での掃除を終了する請求項2記載の自走式掃除機。
- 親機と子機は各々、自分の位置を検知する位置検知手段と、相互に通信可能な通信手段とを備えた請求項1〜3のいずれか1項記載の自走式掃除機。
- 親機は子機を収容可能な構造とし、前記子機は、前記親機に収容されて共に移動するか、または前記親機の指示により単独で走行および掃除を行う請求項4記載の自走式掃除機。
- 子機は走行中の障害物の状況や掃除内容のデータを親機に転送するためのデータ転送手段を備え、前記親機は前記データ転送手段から転送される前記データを読み取るためのデータ読み取り手段を備え、前記親機は前記データを参考に親機自身の走行内容または掃除内容を決定する請求項1〜5のいずれか1項記載の自走式掃除機。
- 子機は親機に接続または収容された時点で、掃除中の障害物の状況や掃除内容のデータを記憶して前記親機に転送する請求項6に記載の自走式掃除機。
- 親機が子機の収集したデータを参考に決定する内容を走行マップとした請求項6または7に記載の自走式掃除機。
- 親機が子機の収集したデータを参考に決定する内容を掃除負荷量とした請求項6または7に記載の自走式掃除機。
- コンピュータを、請求項1〜9のいずれか1項に記載の自走式掃除機の全てもしくは一部として機能させるための自走式掃除機のプログラム。
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