JP2004248355A - 気体膨張機を利用した発電システム - Google Patents

気体膨張機を利用した発電システム Download PDF

Info

Publication number
JP2004248355A
JP2004248355A JP2003033108A JP2003033108A JP2004248355A JP 2004248355 A JP2004248355 A JP 2004248355A JP 2003033108 A JP2003033108 A JP 2003033108A JP 2003033108 A JP2003033108 A JP 2003033108A JP 2004248355 A JP2004248355 A JP 2004248355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
electromagnetic clutch
gas expander
generator
inflater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003033108A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Kenmochi
豊 劔持
Hideyuki Kimura
英幸 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anest Iwata Corp
Original Assignee
Anest Iwata Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anest Iwata Corp filed Critical Anest Iwata Corp
Priority to JP2003033108A priority Critical patent/JP2004248355A/ja
Publication of JP2004248355A publication Critical patent/JP2004248355A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Abstract

【課題】圧縮気体を利用した発電システムにおいて、気体膨張機に供給される圧縮気体の圧力および流量が変動しても、気体膨張機が過剰運転状態もしくは過負荷運転状態となって、気体膨張機自体あるいはそれに接続されている発電機等に無理な負荷が作用することはなく、常に安定して円滑に作動しうるようにした発電システムを提供する。
【解決手段】スチーム暖房機もしくはボイラ1等から排出される圧縮気体2を利用して、気体膨張機4を回転させ、その出力をもって発電機6を駆動させるようにした発電システムにおいて、気体膨張機4と発電機6との間に、軸出力検出装置8と電磁クラッチ9を、その順に直列に設け、かつ軸出力検出装置8と電磁クラッチ9と並列に、軸出力検出装置8の測定値に応じて、電磁クラッチに対する供給電流を制御しうるようにした制御部12を設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スチーム暖房機もしくはボイラ等から排出される圧縮気体を利用して、スクロール形その他適宜の型式の気体膨張機を回転させ、この出力をもって発電機を駆動させるようにした発電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、本発明が適用される発電システムについて述べる。
スチーム暖房機もしくはボイラ等から出る圧縮気体を利用した発電システムは公知であり、その基本的形態の例を、図2を参照して概説すると、次の如くである。
【0003】
スチーム暖房機もしくはボイラ(1)等から廃熱として出る圧縮気体(2)を、入気口(3)から気体膨張機(4)へ導入して、出力軸(5)を駆動させ、この出力軸(5)をもって、発電機(6)を駆動させることにより、電力(7)を得るようにしてある。前記気体膨張機(4)としては、スクロール形のものが好ましいが、これに限られるものではない。
【0004】
上述のような発電システムにおいては、スチーム暖房機もしくはボイラ等の起動時には、それらから排出される圧縮気体の圧力が低いため、発電機を直ちに起動させることはできず、またはそれを正常運転させるのに、少なからぬ時間を要する。
【0005】
またスチーム暖房機もしくはボイラ等において発生して膨張機へ送られる圧縮気体の圧力が異常に高い場合には、気体膨張機あるいは発電機が過速運転されて危険な状態となり、さらに、発電機側の回転抵抗が異常に大となった場合にも、気体膨張機あるいは発電機に無理が生じる。
【0006】
このように、圧縮気体(2)を利用し、気体膨張機(4)を駆動して出力軸(5)を回転させるようにした駆動装置においては、軸出力は、送入される圧縮気体(2)の圧力および流量によって、大きく左右される。
【0007】
例えば始動時には、気体膨張機(4)に対する送入圧縮気体(2)の圧力は低くて、その軸出力は小さいため、出力軸(5)に接続されている発電機(6)等が負荷抵抗となって、円滑な始動が妨げられることとなる。
【0008】
また、定常作動中においても、もし送入圧縮気体(2)の圧力に変動があると、気体膨張機(4)における軸出力も変動することとなる。
【0009】
さらに、万一、圧縮気体源の異常等により、過大な圧力の圧縮気体(2)が急激に気体膨張機(4)に送入されると、その軸出力も過大となり、それに接続されている発電機(6)等が過剰運転状態となって、発電機(6)等に悪影響が及ぶことがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述したような圧縮気体を利用した発電システムにおいて、気体膨張機(4)に供給される圧縮気体の圧力および流量が変動しても、気体膨張機(4)が過剰運転状態もしくは過負荷運転状態となって、気体膨張機(4)自体あるいはそれに接続されている発電機(6)等に無理な負荷が作用することはなく、常に安定して円滑に作動しうるようにした発電システムを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) スチーム暖房機もしくはボイラ等から排出される圧縮気体を利用して、気体膨張機を回転させ、その出力をもって発電機を駆動させるようにした発電システムにおいて、気体膨張機と発電機との間に、軸出力検出装置と電磁クラッチを、その順に直列に設け、かつ軸出力検出装置と電磁クラッチと並列に、軸出力検出装置の測定値に応じて、電磁クラッチに対する供給電流を制御しうるようにした制御部を設ける。
【0012】
(2) 前項において、制御部を、軸出力検出装置における検出値が一定値より小さい場合には、電磁クラッチを切るべく、その励磁電流を制御し、軸出力検出装置における検出値が一定値を超えた場合には、電磁クラッチを結合するべく、その励磁電流を制御するようになっているものとする。
【0013】
(3) 前記(1)または(2)項において、気体膨張機に、それに供給される圧縮気体の圧力が過大である場合には、これを制限もしくは遮断しうる流量調整弁もしくは流量遮断弁を接続する。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態を示す。
【0015】
図1に示す発電システムは、基本的には図2に示したものと同様であるので、図1において、図2に示したものと同様の要素には、同じ符号を付してその説明を省略する。
【0016】
図1に示す発電システムにおいては、気体膨張機(4)の出力軸(5)と発電機(6)との間に、軸出力検出装置(8)と電磁クラッチ(9)を、その順に直列に設け、かつ軸出力検出装置(8)と電磁クラッチ(9)と並列に、軸出力計測器(10)と励磁電流制御器(11)からなる制御部(12)を設けてある。
【0017】
軸出力検出装置(8)で気体膨張機(4)の軸出力を検出し、始動時において、スチーム暖房機(1)からの圧縮気体(2)の圧力が低くて、気体膨張機(4)の軸出力が小さい場合には、この軸出力を検出した制御部(12)は、電磁クラッチ(9)に対する励磁電流を小とし、電磁クラッチ(9)を切ったままとする。
【0018】
従って、気体膨張機(4)は無負荷で回転し、急速に回転数を増す。気体膨張機(4)の回転数が一定以上に上昇し、その軸出力が安定した状態となると、軸出力計測器(10)はこれを計測し、電磁クラッチ(9)に対する励磁電流を徐々に大として、電磁クラッチ(9)を円滑に接続する。
【0019】
万一、発電機(6)になんらかのトラブルが発生して、気体膨張機(4)側の負荷が異常に大となった際には、軸出力検出装置(8)がこれを検出し、励磁電流制御器(11)を介して、電磁クラッチ(9)への供給電流を断ち、電磁クラッチ(9)を切断する。
【0020】
従って、気体膨張機(4)に過大な力が作用することが防止され、気体膨張機(4)に対する過負荷は防止され、気体膨張機(4)は防護される。
【0021】
なお、気体膨張機(4)の入気口(3)には、大気に通じる流量調整弁(もしくは流量遮断弁)(13)を取付けてあり、気体膨張機(4)に対する流入量が過大である場合には、これを制限または遮断して、気体膨張機(4)の損傷を未然に防止するようにしてある。
【0022】
【発明の効果】
スチーム暖房機もしくはボイラ(1)からの圧縮気体(2)の圧力が不十分である間は、電磁クラッチ(9)は切り離されているため、気体膨張機(4)に対する負荷は小さく、気体膨張機(4)は、円滑に起動する。
【0023】
前記圧縮気体(2)の圧力が過大である場合にも、電磁クラッチ(9)は円滑に接続されるため、発電機(6)に対する過負荷は防止されることとなる。
【0024】
もし、発電機(6)にトラブルが発生して、過負荷状態となった場合には、電磁クラッチ(9)が自動的に切断されるので、気体膨張機(4)に過負荷が作用することはなく、気体膨張機(4)は保護される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発電システムの一実施形態を略示する図である。
【図2】本発明が適用される発電システムの基本的形態を略示する図である。
【符号の説明】
(1)スチーム暖房機もしくはボイラ
(2)圧縮気体
(3)入気口
(4)気体膨張機
(5)出力軸
(6)発電機
(7)電力
(8)軸出力検出装置
(9)電磁クラッチ
(10)軸出力計測器
(11)励磁電流制御器
(12)制御部
(13)流量調整弁

Claims (3)

  1. スチーム暖房機もしくはボイラ等から排出される圧縮気体を利用して、気体膨張機を回転させ、その出力をもって発電機を駆動させるようにした発電システムにおいて、
    気体膨張機と発電機との間に、軸出力検出装置と電磁クラッチを、その順に直列に設け、かつ軸出力検出装置と電磁クラッチと並列に、軸出力検出装置の測定値に応じて、電磁クラッチに対する供給電流を制御しうるようにした制御部を設けたことを特徴とする気体膨張機を利用した発電システム。
  2. 制御部を、軸出力検出装置における検出値が一定値より小さい場合には、電磁クラッチを切るべく、その励磁電流を制御し、軸出力検出装置における検出値が一定値を超えた場合には、電磁クラッチを結合するべく、その励磁電流を制御するようになっているものとしてなる請求項1記載の気体膨張機を利用した発電システム。
  3. 気体膨張機に、それに供給される圧縮気体の圧力が過大である場合には、これを制限もしくは遮断しうる流量調整弁もしくは流量遮断弁を接続したことを特徴とする請求項1または2記載の気体膨張機を利用した発電システム。
JP2003033108A 2003-02-12 2003-02-12 気体膨張機を利用した発電システム Pending JP2004248355A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003033108A JP2004248355A (ja) 2003-02-12 2003-02-12 気体膨張機を利用した発電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003033108A JP2004248355A (ja) 2003-02-12 2003-02-12 気体膨張機を利用した発電システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004248355A true JP2004248355A (ja) 2004-09-02

Family

ID=33019192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003033108A Pending JP2004248355A (ja) 2003-02-12 2003-02-12 気体膨張機を利用した発電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004248355A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100885736B1 (ko) 2008-09-18 2009-02-26 주식회사 다텍 전자 클러치를 이용한 동력 단속수단을 갖는 발전장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100885736B1 (ko) 2008-09-18 2009-02-26 주식회사 다텍 전자 클러치를 이용한 동력 단속수단을 갖는 발전장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7080508B2 (en) Torque controlled pump protection with mechanical loss compensation
EP2179183B1 (en) Improvements in compressors control
US7036315B2 (en) Apparatus and method for detecting low charge of working fluid in a waste heat recovery system
US20040237535A1 (en) Method of operating a gas turbine
JP2009257119A (ja) 蒸気膨張機駆動空気圧縮装置
JP6222993B2 (ja) 2軸式ガスタービン
JP5114059B2 (ja) 排気システム
JP2004036414A (ja) ガスタービン装置
US20140053567A1 (en) System and method for controlling a gas turbine engine generator set
CA2262233C (en) Gas turbine starting control system
JP2004248355A (ja) 気体膨張機を利用した発電システム
JP4090269B2 (ja) ガスタービン装置
JP2013199889A (ja) 発電設備停止方法及び監視装置
JP2006312900A (ja) 圧縮ガス供給装置
JP4738071B2 (ja) ガスタービン制御装置
JPH0693880A (ja) ガスタービン設備及びその運転方法
JP2009052489A (ja) 蒸気システム
JP5222008B2 (ja) 一軸コンバインドプラントの再起動方法及び再起動装置
JP2003232231A (ja) ガスタービン装置
JP2006017041A (ja) 回転式圧縮機
JP2009511825A (ja) 高温ガスを案内する部分の過熱からのガスタービン装置の保護及び燃焼室内でのフレーム消失の検出をするための方法
JPH11132057A (ja) 加圧流動床ボイラ用ガスタービン
JP3579995B2 (ja) 平衡通風式燃焼装置の燃焼制御方法
JP2003172153A (ja) 再生サイクルガスタービン発電装置の非常停止方法
JP2003278564A (ja) ガスタービン装置