JP2004246399A - 制御方法、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、筐体の設計上の制限に効率良く対応し得る制御方法及びプログラムを実現するものである。
【解決手段】制御対象の動作点リストに基づいて、動作周波数及び動作電圧が最も高い動作点からシステムの許容範囲内に至るまでの少なくとも1以上の動作点を削除する第1のステップと、当該削除した結果を元の動作点リストに反映させる第2のステップとを設けるようにした。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は制御方法、情報処理装置及びプログラムに関し、例えばパーソナルコンピュータに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータに搭載されるCPU(Central Processing Unit)は、その動作速度が年々高速化され、それに伴い、消費電力及び発熱量が増加している。かかるCPUの温度上昇を抑えてCPUを安全に動作させるために、パーソナルコンピュータにCPU冷却用のファンを取り付けてCPUの放熱を制御するのが一般的である。
【0003】
そして最近では、更に処理能力(すなわち動作周波数)の高いCPUをパーソナルコンピュータに使用するにあたって、パワーセーブに限らずCPUが高速動作を必要としているときだけ高いクロック周波数で高速動作させる一方、キーボード入力待ちの時などCPUの処理を必要としない時には低いクロック周波数で低速動作させる方法が提案されている。
(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−141052号公報(第5頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、パーソナルコンピュータは使用する各デバイスの熱設計、電源回路設計を満足するように設計する。ここで、筐体の小さいパーソナルコンピュータの設計を行なう場合には、大きく分けて二つの課題が存在する。
【0006】
第一の課題は、CPUの動作速度は年々高速になっており、それに伴い消費電力、発熱量が増加していることで、ACアダプタやバッテリに代表される電源回路、ならびにFAN、ヒートシンクなどといった放熱機構が大型化する傾向にあることである。
【0007】
第二の課題は、一般的に性能が同じCPUであれば消費電力や発熱量が低いもの程高価になる傾向にあり、材料費を圧迫し、生産するパーソナルコンピュータ自体の価格が高くなってしまう事である。
【0008】
筐体が小さく、かつ低コストなパーソナルコンピュータを設計する上で、上記二つの課題は大きな制約となる。
【0009】
昨今のCPUの中には、動作周波数及び電圧を下げることで省電力動作を可能とする機能が実装されているものがある。
【0010】
特許文献1のCPUの演算負荷が高い時にはクロック周波数を上げ、CPUの演算負荷が低い時にはクロック周波数を下げる方法では、上記問題を解決するには不十分であった。
【0011】
一方、パーソナルコンピュータにおいて、CPUの動作点を制限する従来手法として、BIOSがOSにパフォーマンスの高い動作点を無効化するよう通知するための手法がACPI2.0で定められている。
【0012】
しかしながら、ACPIにはAML Codeの実行順序や実行タイミングに関する細かな規定がなく、OSの実装に依存する部分が多い。このため、この手法を用いてCPUの消費電力・発熱量が設計の範囲内に収まるように動作点を制限しようとした場合、BIOSによるCPU動作点を無効化する通知がなされる前段階においてOSがどのようにCPUの動作点を制御するかについては保証がされないという課題がある。
【0013】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、制御対象を比較的小さな筐体内で安全に動作させ、デバイスの選定などの設計上の制約を緩める制御方法、情報処理装置及びプログラムを提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、搭載されている制御対象を制御する制御方法及びそのプログラムにおいて、制御対象を動作させることが可能な動作点を記載した動作点リストに基づいて、動作周波数及び動作電圧が最も高い動作点からシステムの許容範囲内に至るまでの少なくとも1以上の動作点を削除した後、当該削除された動作点リストの範囲内で上記制御対象を動作させるようにした。
【0014】
この結果この制御方法及びそのプログラムでは、動作点リストの範囲内で最適な動作点を選択して制御対象を当該動作点に応じた動作周波数及び動作電圧で制御することにより、制御対象の最大発熱量及び最大消費電力をソフトウェア的に制限することができ、かくして制御対象の最大発熱量が筐体の熱設計を上回ったり、制御対象の最大消費電力がシステムの電源回路設計を上回ったりした場合でも十分に対応させることができる。
【0015】
また本発明においては、搭載されている制御対象を制御する情報処理装置において、制御対象を動作させることが可能な動作点を記載した動作点リストに基づいて、動作周波数及び動作電圧が最も高い動作点からシステムの許容範囲内に至るまでの少なくとも1以上の動作点を削除する削除手段と、当該削除手段により削除された動作点リストの範囲内で制御対象を動作させる制御手段とを設けるようにした。
【0016】
この結果この情報処理装置では、動作点リストの範囲内で最適な動作点を選択して制御対象を当該動作点に応じた動作周波数及び動作電圧で制御することにより、制御対象の最大発熱量及び最大消費電力をソフトウェア的に制限することができ、かくして制御対象の最大発熱量が筐体の熱設計を上回ったり、制御対象の最大消費電力がシステムの電源回路設計を上回ったりした場合でも十分に対応させることができる。
【0017】
さらにソフトウェアによる動作点の制限を実装する手法は、動作点の削除を動作点制御プログラム内で行うか、別のプログラム内で実行するかにより2つに大別することが出来る。第一の方法を制御プログラムが動作点リストや対象システムの制約条件を保持し制御対象をコントロールする方法とし、第二の方法を制御プログラムが動作点リストやシステムの制約条件を対象システムのBIOS(ファームウェア)から取得する方法とする。
【0018】
第一の方法は、制御プログラムが対象システムのハードウェア構成に依存した情報を保持する方法である。ソフトウェア開発の観点から、制御プログラムは異なるハードウェア構成のシステムを制御出来るよう汎用的に設計することが望ましいが、制御プログラムにシステムのハードウェア構成に依存した情報を保持させる場合、パーソナルコンピュータのような多様なハードウェア構成が存在するシステムではこれが困難である。
【0019】
第二の方法では、上位のソフトウェアに対してハードウェア構成の違いを吸収するためのソフトウェアであるBIOS(ファームウェア)から対象システムのハードウェア構成に依存した情報を取得するため、同一制御プログラムにより異なるハードウェア構成のシステムの制御が比較的実現しやすい。しかし、ACPI2.0で定められた手法により、BIOSからOSにシステムの熱設計、電源設計の範囲に収まるCPUの動作点の上限を通知する方法では、前述したようにOSの動作が保証されていないため制御対象の安全な動作を保証するには不十分であった。
【0020】
本発明は制御プログラムに渡す制御対象の動作点リストの削除をBIOSが行うことでOS、制御プログラムの動作に依存せずに前述の課題を解決するものである。
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0021】
(1)本実施の形態によるパーソナルコンピュータの内部構成
図1において、1は全体としてパーソナルコンピュータの内部構成を示し、CPU2と、チップセット(Chipset)3と、組込み用コントローラ(Embedded Controller)でなる放熱制御部4とを有する。
【0022】
このCPU2の近傍には、当該CPU2の温度を検知するサーマルセンサ5と、当該CPU2を冷却するためのファン6とが設けられ、サーマルセンサ5の検知結果が放熱制御部4に与えられるようになされている。
【0023】
チップセット3は、メモリやPCI(Peripheral Component Interconnect)バス等を制御する部分(以下、これをノースブリッジと呼ぶ)3Aと、ISA(Industry Standard Architecture )バスや各種インターフェイス等を制御する部分(以下、これをサウスブリッジと呼ぶ)3Bとからなる。
【0024】
このうちノースブリッジ3Aには、CPU2がバス7を介して接続されると共に、グラフィックコントローラ8がAGP(Accelerated Graphics Port)からなるインタフェース9を介して接続され、さらに例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)からなるメインメモリ10がバス11を介して接続されている。
【0025】
またサウスブリッジ3Bには、放熱制御部4がLPC(Low Pin Count)12を介して接続され、当該放熱制御部4は、サーマルセンサ5からの検知結果に基づいて、ファン6の回転制御(以下、これをアクティブクーリング(Active Cooling)制御と呼ぶ)及びソフトウェア的なCPU2自体の制御(以下、これをパッシブクーリング(Passive Cooling)制御と呼ぶ)の一方又は双方を実行するようになされている。
【0026】
ここでパーソナルコンピュータ用の電力制御インターフェースとして、ACPI(Advanced Configuration and Power management Interface)仕様が採用されている場合には、パーソナルコンピュータ内の各デバイスがOS(Operating System)やBIOS(Basic Input/Output System)と連携をとって、当該各デバイスの消費電力を管理するようになされている。
【0027】
このACPI仕様では、図2に示すように、AML(ACPI Machine Language)20と呼ばれるデバイスの状態遷移に対応する実行内容を記述したコードを用いて、放熱制御部4から得られる通知をトリガとして、当該通知内容を間接的にOS21に働きかけるようになされている。
【0028】
また放熱制御部4は、サーマルセンサ5の検知結果に基づいてCPU2の温度を監視しながら、当該温度がCPU2自体の制御が必要とされる所定温度(以下、これを閾値温度と呼ぶ)以上であるか否かを判断し、この判断結果に応じてCPU2の動作周波数及び動作電圧(以下、これを動作点(Operating Point)と呼ぶ)の制御機構を働かせるようになされている。
【0029】
具体的には放熱制御部4は、CPU2の温度が閾値温度以上であると判断したとき、その旨をAML20へ通知するようにして、当該AML20がかかる通知内容をさらにOS21へ通知する。この結果、OS21は、AML20からの通知内容に応じてCPU2の動作点を下げる等のパッシブクーリング制御を実行すると共に、より一層放熱が必要であると判断した場合には、サウスブリッジを介したクロック数の低減を図ることにより、実質的にCPU2の動作周波数を下げるようになされている。
【0030】
また放熱制御部4は、サーマルセンサ5の検知結果に基づいて、CPU2の温度に応じたCPU2冷却用のファン6の回転速度を計算しながら、アクティブクーリング制御を実行する。その際に、放熱制御部4は、所定時間(数秒)前と現在とのファン6の回転速度を比較しながら、CPU2の温度に急激な変動があった場合には、当該変動をキャンセルさせるためにLPF(Low Pass Filter)を適用してファン6の回転速度をフィードバック制御するようになされている。
【0031】
(2)CPUの動作点の切替え機能
本実施の形態では、通常のパーソナルコンピュータ1に採用されている主にバッテリライフを延長するために用いられるCPU2の動作点の切替え機能を利用して、当該CPU2の最大発熱量及び最大消費電力をソフトウェア的に制限することにより、CPU2の最大発熱量が筐体の熱設計を上回ったり、CPU2の最大消費電力がシステムの電源回路設計を上回ったりした場合でも対応できるようになされている。
【0032】
一般的なパーソナルコンピュータ1において、BIOSには、搭載可能な複数種類のCPU2について、各CPU2ごとに複数種類の動作点が設定されており、それぞれリスト化されたもの(以下、これを動作点リストと呼ぶ)がデータベースに格納されている。
【0033】
例えばあるパーソナルコンピュータに4種類のCPU(「CPU2 A」、「CPU2 B」、「CPU2 C」及び「CPU2 D」)2が搭載可能な場合、図3に示すように、当該各CPU2ごとにそれぞれ複数種類の動作点が設定された動作点リストがBIOS内のデータベースに格納されている。
【0034】
その際、BIOSは、複数種類のCPU2についてそれぞれ固有のID(Identification)をデータベースに格納しており、パーソナルコンピュータに搭載されているCPU2の種類を、そのCPU2に固有のIDとデータベースに格納されているIDとの一致性に基づいて判別した後、当該CPU2のIDに割り当てられた動作点リストをデータベースから読み出すようになされている。このようにデータベースには、CPU2のIDと当該IDに割り当てられた動作点リストとが対応表として格納されている。
【0035】
BIOSは、複数種類のCPU2についてソフトウェアからそれぞれのCPUを特定するための固有のID(Identification)とそのCPUがサポートしている動作点のリストの対応表をデータベースに格納している。BIOSはパーソナルコンピュータに搭載されているCPU2の種類を、そのCPU2に固有のIDから判別した後、データベースに格納されている対応表より、IDをKeyとして当該CPUの動作点のリストをデータベースから読み出すようになされている。
【0036】
例えば図3において、「CPU2 A」を表すCPU2には、5種類の動作点が設定され、それぞれ「Operating Point 0」、「Operating Point 1」、「Operating Point 2」、「Operating Point 3」及び「Operating Point 4」として表示されている。BIOSは、これら複数の動作点を、システムの許容状態に基づき又はユーザの選択により任意に削除し得るようになされている。
【0037】
本実施の形態では、BIOSのデーターベースに格納されている各CPU2の動作点リストについて、最大発熱量が筐体の熱設計を上回るCPU2や、最大消費電力がシステムの電源回路設計を上回るCPU2に対しては、BIOSは、複数の動作点のうち動作周波数及び動作電圧が最も高い動作点からシステムの許容範囲内に至るまでの少なくとも1以上の動作点を削除することで、制御対象の動作点を制御するソフトウェアに対してこの削除された動作点リストの範囲内での制御を行なわせる。
【0038】
実際にBIOSは、パーソナルコンピュータ1の起動時に、搭載されているCPU2の種類を判別して、当該CPU2が保持する動作点リストをOSに通知する。するとOSは、BIOSにより通知された動作点リストの範囲内で最適な動作点を選択してCPU2を当該動作点に応じた動作周波数及び動作電圧で制御する。
【0039】
因みに実際上のBIOS及びOS間においては、OS内のACPIドライバがBIOS内のAMLに働きかけて当該BIOS内のデータベースからCPU2の動作点リストを取得すると共に、OS内のCPU2ドライバが動作点に応じた動作周波数及び動作電圧でCPU2を制御するようになされている。
【0040】
(3)動作点リストを用いたCPU2の制御処理手順
ここでBIOSは、ユーザによって電源オン状態にされると、初期設定プログラム(POST:Power On Self Test)を実行してシステム全体の初期設定を行う。この初期設定の中で図4に示す制御処理手順RT1をステップSP0から開始する。
【0041】
続くステップSP1において、BIOSは、パーソナルコンピュータ1に搭載されているCPU2の種類を判別した後、続いてステップSP2に進んで、データベースよりCPU2のIDをKeyとして該当するCPU2の動作点リストを取得する。
【0042】
そしてBIOSは、ステップSP3に進んで、当該CPU2の動作点リストについて制限が必要か否かを判断する。その判断の際には、BIOSは、CPU2の発熱量が筐体の熱設計の範囲内か否か、CPU2の消費電力がシステムの電源回路設計の範囲内か否かに基づいて動作点リストの制限の必要性を判断する。
【0043】
このステップSP3において肯定結果が得られると、このことはCPU2の最大発熱量が筐体の熱設計を上回る一方又は同時に、CPU2の最大消費電力がシステムの電源回路設計を上回ることを表しており、このときBIOSは、ステップSP4に進んで、当該CPU2の動作点リストに含まれる複数の動作点のうち、動作周波数及び動作電圧が最も高い動作点からシステムの許容範囲内に至るまでの少なくとも1以上の動作点を削除する。
【0044】
次いでBIOSは、ステップSP5において、更新した動作点リストのうちの動作周波数及び動作電圧が最も高い動作点に遷移させることによりシステムの速やかな起動を図ることもできる。
【0045】
当該制御処理手順RT1の後、OSが起動しドライバによる関連ハードウェアの設定、制御が行われる。OSは、BIOSから取得した動作点を元に動作周波数及び動作電圧でCPU2を制御するため、当該CPU2の最大発熱量及び最大消費電力が筐体の熱設計及びシステムの電源回路設計をそれぞれ上回っている場合でも、当該CPU2の最大発熱量及び最大消費電力を実用上十分なレベルまで制限することができる。
【0046】
これに対してステップSP3において否定結果が得られると、このことはCPU2の最大発熱量が筐体の熱設計を下回り、かつCPU2の最大消費電力がシステムの電源回路設計を下回ることを表しており、このときBIOSは、そのままステップSP5に進む。次いでBIOSは、当該動作点リストのうちの動作周波数及び動作電圧が最も高い動作点に遷移させることによりシステムの速やかな起動を図ることもできる。
【0047】
(4)本実施の形態による動作及び効果
以上の構成において、パーソナルコンピュータ1では、搭載されているCPU2について、当該CPU2の動作点リストに基づいて、動作周波数及び動作電圧が最も高い動作点からシステムの許容範囲内に至るまでの少なくとも1以上の動作点を削除した後、当該削除する。
【0048】
この結果、パーソナルコンピュータ1は、各CPU2の動作点リストの範囲内で最適な動作点を選択してCPU2を当該動作点に応じた動作周波数及び動作電圧で制御することにより、CPU2の最大発熱量及び最大消費電力をソフトウェア的に制限することができ、かくしてCPU2の最大発熱量が筐体の熱設計を上回ったり、CPU2の最大消費電力がシステムの電源回路設計を上回ったりした場合でも十分に対応させることができる。
【0049】
以上の構成によれば、このパーソナルコンピュータ1において、搭載されているCPU2について、当該CPU2の動作点リストに基づいて、動作周波数及び動作電圧が最も高い動作点からシステムの許容範囲内に至るまでの少なくとも1以上の動作点を削除することにより、CPU2の動作時の最大発熱量を下げることができるため、製品としての最大発熱量が筐体の熱設計を上回るCPU2を搭載することができると共に、CPU2の最大消費電力を制限することでシステム全体の最大消費電力を下げることによって電源回路に対する要求を緩和することができ、かくして筐体の設計上の制限に効率良く対応させることができるパーソナルコンピュータ1を実現できる。
【0050】
(5)他の実施の形態
なお上述のように本実施の形態においては、搭載されているCPU(制御対象)2を制御する制御方法を図1に示すパーソナルコンピュータ1を用いて実現するように構成した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成からなる制御装置に広く適用するようにしても良い。
【0051】
また上述のように本実施の形態においては、CPU(制御対象)2の動作点リストに基づいて、動作周波数及び動作電圧が最も高い動作点からシステムの許容範囲内に至るまでの少なくとも1以上の動作点を削除AMLによりOSに通知する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要はCPU(制御対象)2の最大発熱量及び最大消費電力をソフトウェア的に制限することができればよい。したがってあらかじめ1以上の動作点を削除した動作点のリストをBIOSのデータベースに保持するなど、その他種々の方法で動作点を制限するようにしてもよい。
【0052】
さらに上述のように本実施の形態においては、システムの許容範囲を、CPU(制御対象)2の最大発熱量が筐体の熱設計を下回る範囲、及び又はCPU(制御対象)2の最大消費電力がシステムの電源回路設計を下回る範囲に収まるように制御した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、いずれか一方でも両方でも良い。
【0053】
さらに上述のように本実施の形態においては、CPU(制御対象)2の動作点リストに基づいて、動作周波数及び動作電圧が最も高い動作点からシステムの許容範囲内に至るまでの少なくとも1以上の動作点の削除をコンピュータに実行させるためのプログラムを生成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な種々の記録媒体にも適用することができる。
【0054】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、搭載されている制御対象を制御する制御方法及びそのプログラムにおいて、制御対象を動作させることが可能な動作点を記載した動作点リストに基づいて、動作周波数及び動作電圧が最も高い動作点からシステムの許容範囲内に至るまでの少なくとも1以上の動作点を削除した後、当該削除された動作点リストの範囲内で制御対象を動作させるようにしたことにより、制御対象の最大発熱量及び最大消費電力をソフトウェア的に制限することができ、かくして制御対象を比較的小さな筐体内で安全に動作させ、デバイスの選定などの設計上の制約を緩める制御方法及びプログラムを実現できる。
【0055】
また本発明によれば、搭載されている制御対象を制御する情報処理装置において、制御対象を動作させることが可能な動作点を記載した動作点リストに基づいて、動作周波数及び動作電圧が最も高い動作点からシステムの許容範囲内に至るまでの少なくとも1以上の動作点を削除する削除手段と、当該削除手段により削除された動作点リストの範囲内で制御対象を動作させる制御手段とを設けるようにしたことにより、制御対象の最大発熱量及び最大消費電力をソフトウェア的に制限することができ、かくして制御対象を比較的小さな筐体内で安全に動作させ、デバイスの選定などの設計上の制約を緩める情報処理装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパーソナルコンピュータの内部構成を示す略線的なブロック図である。
【図2】図1に示すパーソナルコンピュータの階層的な内部構成を示す略線図である。
【図3】CPUの動作点リストの表示例の説明に供する略線的な平面図である。
【図4】制御処理手順の説明に供するフローチャートである。
【符号の説明】
1……パーソナルコンピュータ、2……CPU2、3……チップセット、4……放熱制御部、5……サーマルセンサ、6……ファン、20……AML、21……OS、RT1……制御処理手順。

Claims (13)

  1. 搭載されている制御対象を制御する制御方法において、
    上記制御対象を動作させることが可能な動作点を記載した動作点リストに基づいて、動作周波数及び動作電圧が最も高い動作点からシステムの許容範囲内に至るまでの少なくとも1以上の動作点を削除するステップと、
    上記ステップの処理により削除された動作点リストの範囲内で上記制御対象を動作させるステップと
    を具えることを特徴とする制御方法。
  2. 上記システムの許容範囲は、
    上記制御対象の最大発熱量が筐体の熱設計を下回る範囲、又は上記制御対象の最大消費電力が上記システムの電源回路設計を下回る範囲である
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
  3. 上記動作点リストはBIOS内に記憶されており、当該BIOSから上記動作点リストを読み出し、上記制御対象を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
  4. 制御プログラムが上記制御対象の動作点を当該制御プログラムと独立したデータベースから取得するシステムを有する制御方法において、
    上記制御プログラムの動作を変更することなく上記データベースの変更のみにより上記制御対象がシステムの熱設計及び電源回路設計の範囲内で動作するように制限することで設計上の制約を緩和する
    ことを特徴とする制御方法。
  5. 搭載されている制御対象を制御する情報処理装置において、
    上記制御対象を動作させることが可能な動作点を記載した動作点リストに基づいて、動作周波数及び動作電圧が最も高い動作点からシステムの許容範囲内に至るまでの少なくとも1以上の動作点を削除する削除手段と、
    上記削除手段により削除された動作点リストの範囲内で上記制御対象を動作させる制御手段と
    を具えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 上記システムの許容範囲は、
    上記制御対象の最大発熱量が筐体の熱設計を下回る範囲、又は上記制御対象の最大消費電力が上記システムの電源回路設計を下回る範囲である
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 上記動作点リストはBIOS内に記憶されており、当該BIOSから上記動作点リストを読み出し、上記制御対象を制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  8. 上記制御対象はCPUでなる
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  9. 制御プログラムが上記制御対象の動作点を当該制御プログラムと独立したデータベースから取得するシステムを有する情報処理装置において、
    上記制御プログラムの動作を変更することなく上記データベースの変更のみにより上記制御対象がシステムの熱設計及び電源回路設計の範囲内で動作するように制限することで設計上の制約を緩和する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  10. 制御対象を動作させることが可能な動作点を記載した動作点リストに基づいて、動作周波数及び動作電圧が最も高い動作点からシステムの許容範囲内に至るまでの少なくとも1以上の動作点を削除するステップと、
    上記ステップの処理により削除された動作点リストの範囲内で上記制御対象を動作させるステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. 上記システムの許容範囲は、
    上記制御対象の最大発熱量が筐体の熱設計を下回る範囲、又は上記制御対象の最大消費電力が上記システムの電源回路設計を下回る範囲である
    ことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 上記動作点リストはBIOS内に記憶されており、当該BIOSから上記動作点リストを読み出し、上記制御対象を制御する
    ことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  13. 制御プログラムが制御対象の動作点を当該制御プログラムと独立したデータベースから取得するシステムに関するプログラムにおいて、
    上記制御プログラムの動作を変更することなく上記データベースの変更のみにより上記制御対象がシステムの熱設計及び電源回路設計の範囲内で動作するように制限することで設計上の制約を緩和するステップ
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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