JP2004246066A - 仮想環境作成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、実地形上の目標物を表すコンテンツを仮想の地形上に配置して仮想環境を作成する仮想環境作成方法に関し、灯台などの目標物の工事や新設などによる3次元地形上に配置するコンテンツの変更やその配置位置の変更をユーザサイドで簡易かつ迅速に実現することを目的とする。
【解決手段】実地形のデータをもとに作成した仮想の地形と、実地形上の目標物を表し、仮想の地形上に配置するコンテンツを予め作成して登録したコンテンツファイルとを備え、配置するコンテンツのコンテンツIDとその配置位置情報をテーブルに登録および登録した実地形上の目標物、位置情報をもとに、前記コンテンツファイルから該当コンテンツを取り出して前記地形上に配置するステップを有し、仮想の地形上に目標物を表すコンテンツを表示することを特徴とする仮想環境作成方法である。
【選択図】 図1
【解決手段】実地形のデータをもとに作成した仮想の地形と、実地形上の目標物を表し、仮想の地形上に配置するコンテンツを予め作成して登録したコンテンツファイルとを備え、配置するコンテンツのコンテンツIDとその配置位置情報をテーブルに登録および登録した実地形上の目標物、位置情報をもとに、前記コンテンツファイルから該当コンテンツを取り出して前記地形上に配置するステップを有し、仮想の地形上に目標物を表すコンテンツを表示することを特徴とする仮想環境作成方法である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、実地形上の目標物を表すコンテンツを仮想の地形上に配置して仮想環境を作成する仮想環境作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、操船の教育訓練用シミュレータなどの3次元仮想環境を作成するには、3次元で作成した地形(3次元地形)上に、予め作成した灯台等の目標物のコンテンツを実際の位置に合わせて配置する。1度作成した3次元仮想環境上のコンテンツの形状、位置などを変更するには、作成した3次元地形データに、新たにコンテンツを作成したり、コンテンツを変更して配置し直したりしていた。
【0003】
また、レーダ装置などの探知装置から得られる映像と地図海図映像とを共に立体表示する技術がある(特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−42026号公報の図1および〔0006〕など参照。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このため、工事や災害などにより灯台などのコンテンツが変更されたり、コンテンツの位置が変更されたりした場合、3次元地形上のコンテンツの変更や配置位置の変更は、使用しているユーザ側で行うことは非常に困難であり、通常は、システム作成会社に依頼して変更していたため、多くの時間が必要となり迅速に対処できないと共に、多くの費用が必要となってしまうという問題があった。
【0006】
また、後者では、探知装置から得られた映像を、地図海図映像と一緒に2次元あるいは3次元に表示するのみで、地図海図映像に変更があるとこれを手作業で修正などする必要が生じてしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、これらの問題を解決するため、3次元地形上に配置するコンテンツを予め多数作成して登録すると共に3次元地形上に配置したコンテンツとその位置情報をコンテンツテーブルに登録しておき、修正情報に従いコンテンツテーブルを参照して修正後の該当コンテンツを3次元地形上に自動配置したり、コンテンツの配置位置を自動変更したりし、灯台などの目標物の工事や新設などによる3次元地形上に配置するコンテンツの変更やその配置位置の変更をユーザサイドで簡易かつ迅速に実現することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
図1を参照して課題を解決するための手段を説明する。
【0009】
図1において、3次元地形7は、実地形のデータをもとに作成した仮想の地形、ここでは、3次元地形である。
【0010】
コンテンツ配置手段8は、3次元地形7の上にコンテンツを配置するものである。
【0011】
表示手段9は、3次元地形7およびこの上に配置されたコンテンツを表示するものである。
【0012】
コンテンツファイル12は、3次元地形7の上に配置するコンテンツを予め作成して登録したものである。
【0013】
コンテンツテーブル編集手段25は、コンテンツテーブル24を編集するものである。
【0014】
次に、動作を説明する。
コンテンツテーブル編集手段25が3次元地形7上に配置するコンテンツのコンテンツIDとその配置位置情報をコンテンツテーブル24に登録し、コンテンツ配置手段8が3次元地形7の上にコンテンツファイル12から該当コンテンツを取り出して配置し、表示手段9が3次元地形7およびこの上に配置されたコンテンツを表示するようにしている。
【0015】
実地形上の目標物の変更、新設あるいはその配置位置の変更、新設の情報をもとに、コンテンツテーブル編集手段25がコンテンツテーブル24上の、該当コンテンツを変更、新設あるいはその配置位置の変更、新設し、コンテンツ配置手段8が変更、新設に従い、コンテンツファイル12を参照して3次元地形7の上のコンテンツの変更、新設あるいはその配置位置の変更、新設するようにしている。
【0016】
従って、3次元地形7の上に配置するコンテンツを予め多数作成してコンテンツファイル12に登録すると共に3次元地形7の上に配置したコンテンツとその位置情報をコンテンツテーブル24に登録しておき、修正情報に従いコンテンツテーブル24を参照して修正後の該当コンテンツを3次元地形7上に自動配置したり、コンテンツの配置位置を自動変更したりすることにより、灯台などの目標物の工事や新設などによる3次元地形7上に配置するコンテンツの変更やその配置位置の変更をユーザサイドで簡易かつ迅速に実現することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、図1から図12を用いて本発明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、標高データ1は、実地形の標高のデータであって、例えば後述する図9に示す標高データである。
【0019】
土地利用データ2は、実地形の土地の利用を表すデータであって、例えば後述する図10に示す土地利用データ(田、畑、森林などの土地利用データ)である。
【0020】
道路データ3は、実地形の道路のデータであって、例えば後述する図12に示す道路データである。
【0021】
河川データ4は、実地形の河川のデータであって、例えば後述する図11に示す河川に関するデータである。
【0022】
訓練地域指定手段5は、3次元地形7を作成する地域を指定するものであって、ここでは、船舶の教育訓練を行う対象の地域を指定、例えば緯度・経度や、画面上に地図を表示してカーソルやマウスでその地域を指定するものである。
【0023】
国土数値情報変換ツール6は、訓練地域指定手段5によって指定された地域内の情報(標高データ1、土地利用データ2、道路データ3、河川データ4からなる国土数値情報)を、仮想の3次元地形7に変換するものである。
【0024】
3次元地形7は、指定された地域内の標高データ1、土地利用データ2、道路データ3、河川データ4をもとに作成された、画面上に表示するための3次元地形(3次元地形データ)7である。
【0025】
コンテンツ配置手段8は、3次元地形7の上に、実地形上の目標物を表すコンテンツを対応する位置に配置するものである。
【0026】
表示手段9は、コンテンツ配置手段8によって3次元地形7の上に配置されたコンテンツを、3次元地形7と一緒に表示するものであって、例えば後述する図7に示すように表示するものである。
【0027】
コンテンツ登録手段11は、3次元地形7の上に配置する、灯台などのコンテンツを多数作成してコンテンツファイル12に登録するものであって、例えば後述する図3に示すコンテンツファイル12のように登録するものである。
【0028】
コンテンツファイル12は、多数作成したコンテンツを登録したものである(図3参照)。
【0029】
電子チャートデータ21は、灯台などのオブジェクトに関する情報である(図8参照)。
【0030】
電子水路通報データ22は、灯台などのオブジェクトに変更などがあったときの情報である(図8参照)。
【0031】
指定地域データ読込手段23は、訓練地域指定手段5で指定された地域内の、電子チャートデータ21、電子水路通報データ22を抽出して読込むものである。
【0032】
コンテンツテーブル編集手段25は、指定地域データ読込手段23で読込まれた指定知識内の電子チャートデータ21、電子水路通報データ22をもとに、コンテンツテーブル24を編集(新規にコンテンツを追加、コンテンツを変更、削除、その位置を変更などの編集)を行うものである。
【0033】
次に、図2のフローチャートの順番に従い、3次元地形7の上にコンテンツを配置およびコンテンツテーブル24を作成するときの手順を詳細に説明する。
【0034】
図2は、本発明の動作説明フローチャートを示す。
図2において、S1は、作成地域の指定を行う。これは、既述した図1の訓練地域指定手段5がこれから操船の訓練を行おうとする地域を指定(例えば訓練する矩形領域の北東およ南西の緯度,経度をそれぞれ指定、あるいは地図上でマウスで矩形を指定)する。
【0035】
S2は、3次元地形7を作成する。これは、右側に記載したように、既述した図1の標高データ1、土地利用データ2、道路データ3、および河川データ4からS1で指定された地域の情報を取り出し、国土数値情報を変換して画面上に表示し易い3次元地形7を作成(あるいは既に作成済みの3次元地形7から該当する領域を切り出して3次元地形7を作成)する。
【0036】
S3は、コンテンツを作成する。これは、実地形上の目標物を表す、3次元地形7上に表示するコンテンツ(例えば灯台を表すコンテンツ)を多数作成する。そして、作成したコンテンツをコンテンツファイル12に登録、例えば後述する図3に示すように登録する。
【0037】
S4は、コンテンツテーブルに作成、登録する。これは、後述するS5で3次元地形7の上に配置するコンテンツのID、その配置位置などをコンテンツテーブル24に登録、例えば後述する図4に示すように登録する。
【0038】
S5は、作成したコンテンツを3次元地形7に配置する。これは、S2で作成した3次元地形7の上に、実地形上の目標物に対応するコンテンツを該当する位置に配置する。そして、3次元地形7と一緒に配置されたコンテンツを表示する。
【0039】
以上によって、指定された地域の3次元地形7を作成、およびコンテンツのIDおよびその位置などをコンテンツテーブル24に登録し、当該3次元地形7の上にコンテンツを対応する位置に配置して表示することが可能となる。そして、後述する図5で説明するように、実地形上の目標物やその配置位置が変更などされた情報をもとに、自動的に、コンテンツテーブル24を参照して変更を反映すると共に3次元地形7の上に配置されていた該当コンテンツやその位置を変更して表示することが可能となる。以下順次詳細に説明する。
【0040】
図3は、本発明のコンテンツファイル例を示す。
図3の(a)は、浮標(ブイ)のコンテンツの例を示す。これは、実地形上の目標物である浮標(ブイ)に対応する、仮想の3次元地形7上に表示するコンテンツの例を示す。ここで、浮標(ブイ)の種別には、「安全水域標識」、「右舷標識」などの種別があり、それぞれの種別に対応して、色、頭標の形、形状、灯色、状況などを図示のように定義している。ここで、形状のイメージを持つものがコンテンツであって、3次元地形7上の該当位置に配置し、図示の色、灯色などで表示し、実地形上の目標物である、ここでは、浮標を3次元地形7の上で仮想的に表示する。
【0041】
図3の(b)は、建物のコンテンツ例を示す。図3の(a)と同様に、これは、実地形上の目標物である建物に対応する、仮想の3次元地形7上に表示するコンテンツの例を示す。
【0042】
図4は、本発明のコンテンツテーブル例を示す。コンテンツテーブル24は、3次元地形7の上に配置したコンテンツのID(ここでは、オブジェクト名)などを対応づけて図示の下記のように登録したものである。
【0043】
・番号:
・オブジェクト名:
・コンテンツ種別:
・名前:
・緯度:
・経度:
・色:
・高さ:
・形状:
・表示/非表示フラグ:
・その他:
ここで、番号は、3次元地形7上に配置したコンテンツに付与したシーケンシャルな番号である。オブジェクト名は3次元地形7上に配置したコンテンツの、実際に表示するオブジェクトの名前である。緯度、経度はコンテンツ(オブジェクト)を3次元地形7の上に配置した緯度,経度である。色、高さ、形状は、3次元地形7の上に表示するオブジェクトの位置(緯度、経度)、色、高さ、形状(正常、一部破損など)である。表示/非表示フラグがONのときはオブジェクトを表示、OFFのときは非表示を表すフラグである。
【0044】
以上のように、3次元地形7の上の全てのコンテンツについて図示のコンテンツテーブル24に登録することにより、いずれかのコンテンツあるいはその配置位置の変更や新設の指示があったときに当該コンテンツテーブル24を参照して同一のコンテンツがあってその位置(緯度、経度)が変更となったときはその配置位置を変更し、コンテンツの変更があったときは変更後のコンテンツで置きかえるなどし(後述する図5参照)、自動的に3次元地形7上に配置するコンテンツを変更、新設、削除などして表示することが可能となる。
【0045】
図5は、本発明の動作説明フローチャート(変更、新設)を示す。
図5において、S11は、訓練を行う。これは、既述した図2のフローチャートに従い作成した3次元地形7とその上に配置したコンテンツ(コンテンツのオブジェクト)を表示し、船舶運航の操船の教育訓練を行う。
【0046】
S12は、環境が変ったか判別する。これは、CDに記録された後述する図8の電子水路通報データ22(変更データ)を読込んで変更を反映することが指示されたか判別する。YESの場合には、S13でCDから変更データ(電子水路通報データ22)を読込み、S14に進む。一方、S12のNOの場合には、S11の訓練を行う。
【0047】
S14は、元のデータと比較し、異なるデータ項目を抽出する。
S15は、該当データのコンテンツテーブルを書き換える。これらS14、S15は、S13で読込んだ変更データと、現在、訓練時の表示に使用している例えば図6の(a)のコンテンツテーブル24とを比較し、異なるデータ項目を抽出し、ここでは、異なる図6の(a)の▲1▼の緯度、経度を、図6の(b)の▲1▼’の緯度と経度のように書き換える。
【0048】
S16は、変更データが終りか判別する。YESの場合には、S17に進む。NOの場合には、S13で次の変更データを読み込み、S14以降を繰り返す。
【0049】
S17は、コンテンツテーブル24によるコンテンツの置き換え、削除、新規配置する。これは、S15でコンテンツテーブル24について変更、削除、新規追加したので、これら変更、削除、新規追加した後のコンテンツテーブル24に従い、3次元地形7の上にコンテンツ(コンテンツに対応するオブジェクト)を表示し、S11の訓練に戻る。
【0050】
以上によって、3次元地形7上にコンテンツを配置して表示し、船舶運航の教育訓練を行い、変更データが入力されたときにコンテンツテーブル24と比較して異なるコンテンツ、配置位置を変更、新規にコンテンツを追加、コンテンツを削除などの編集を行い、編集後のコンテンツテーブル24に従い3次元地形7上にコンテンツ(コンテンツに対応するオブジェクト)を表示して変更データを自動反映し、訓練を続行することが可能となる。
【0051】
また、図5において、S21は、ユーザが何らかの理由により、コンテンツを変更させる場合に、コンテンツテーブルを表示させる。
【0052】
S22は、変更箇所を入力、新規追加する。そして、S15以降で、変更、新規追加したデータを反映し、変更、新規追加後のコンテンツテーブル24に従い3次元地形7上にコンテンツ(コンテンツに対応するオブジェクト)を表示して変更データを自動反映し、訓練を行うことが可能となる。
【0053】
図6は、本発明のコンテンツテーブル(変更)例を示す。
図6の(a)は変更前のコンテンツテーブル例を示し、図6の(b)は変更後のコンテンツテーブル例を示す。ここでは、▲1▼の緯度、経度を、▲1▼’の緯度、経度にコンテンツ「浮標(ブイ)(オブジェクト名”buoy1R”)」を変更した例を示す。これにより、図7の3次元地形7の▲1▼から▲1▼’に浮標(ブイ)が移動されて表示されることとなる。
【0054】
図7は、本発明の表示例(変更)を示す。これは、指定された地域について、3次元地形7を表示し、表示した3次元地形7の上に、既述した図6の(a)のコンテンツテーブル24をもとに▲1▼のコンテンツ(浮標(ブイ))を表示した状態で、当該▲1▼のコンテンツを北西方向に配置位置の変更データ(図6の(b)の▲1▼’の変更データ)をもとに▲1▼’の位置に変更して自動表示したものである。
【0055】
図8は、本発明の電子チャートデータ/電子水路通報データの例を示す。電子チャートデータ21と電子水路通報データ22とはフォーマットは図示の通り同一であり、後者は変更のあったオブジェクト(コンテンツ)に関するデータのみが設定されている。ここで、電子チャートデータ内で、建物、浮標(ブイ)、灯台などは1つのオブジェクトとみなされる。1つのオブジェクトは各々複数の属性(色、高さ、形状・・・)を持ちオブジェクトの特徴を表している。実際のデータは現在は全て英語であるが、オブジェクト、属性例は判りやすくするために日本語で説明した。ここで、オブジェクト名は既述した図4、図6のコンテンツテーブル24中のオブジェクト名に対応し、オブジェクト名に対応づけて属性とそのデータ例(一部は日本語に翻訳)を記載した。
【0056】
図9は、標高データ例を示す。これは、図1の標高データ1の例であって、図9の(a)は標高データ例を示し、図9の(b)はその2次メッシュ内のデータ順番を示す。図9の(a)の標高データ1は、図9の(b)のように2次メッシュを経度方向および緯度方向に200等分して得られる各区画(例えば約50m×約50m)の中心点の標高値が記録されている。標高値は、0.1m単位で表現されている(例えば100.0mは01000と表現されている)。但し、0.1mの位は全て0となっている。図9の(b)の2次メッシュ内のデータ順番は、各メッシュの標高値を持つ。各メッシュの緯度経度は、2次メッシュコードにより、北西の角または南西の角の経度緯度がわかるようになっている。
【0057】
尚、2次メッシュは、日本全国の地域を、1度毎の経線と3分の2度(40’)ごとの緯線によって縦横に分割して、第1次地域区画を作る。第1次地域区画の縦横をそれぞれ8等分して、第2次地域区画(2万5千分の1地形図の区画に相当する区画)を作る。大きさは5’×7’30”で約10km×10kmである。第3次地域区画は第2次地域区画を10分割したもので大きさは30”×45”で約1km×1kmである。2次メッシュコードは各々の第2次地域区画(約10km×約10km)につけられたコード番号である。3次メッシュコードは各々の第3次地域区画(約1km×約1km)に付けられたコード番号である。
【0058】
図10は、本発明の土地利用データ例を示す。これは、図1の土地利用データ2の例であって、図10の(a)は土地利用データの例を示し、図10の(b)はその2次メッシュ内のデータ順番例を示す。土地利用データ2は、図10の(a)に示すように、3次メッシュコードに対応づけて土地利用コード(図示の01(田)、02(畑)・・・)を登録(図10の(b)に図示)したものである。図10の(b)の2次メッシュ内のデータ順番(ここでは、01〜100の100個)は、図示の太字で土地利用コードを表し、細字でその順番を表している。各データの緯度経度は3次のメッシュコード(01〜100)により左下の角の緯度経度がわかるようになっている。
【0059】
図11は、本発明の河川データ例を示す。これは、図1の河川データ4の例であって、各河川を(X、Y)の2点の繰り返しで表している。点をつなぐと河川が表示される。
【0060】
図12は、本発明の道路データ例を示す。これは、図1の道路データ3の例であって、アークとノードにより表す。アークはノードとノードの間の弧である。ノードは点である。各道路をノード(X,Y)の2点の繰り返しで表している。
【0061】
以上説明した公知の標高データ1(図9)、土地利用データ2(図10)、道路データ3(図12)、および河川データ4(図11)をもとに、図1の公知の国土数値情報変換ツール6が訓練地域指定手段5によって指定された地域内の情報をそれぞれ抽出し、画面上に表示するための公知の3次元地形7を自動作成する。
【0062】
(付記1)
実地形上の目標物を表すコンテンツを仮想の地形上に配置して仮想環境を作成する仮想環境作成方法において、
実地形のデータをもとに作成した仮想の地形と、
前記実地形上の目標物を表し、前記仮想の地形上に配置するコンテンツを予め作成して登録したコンテンツファイルとを備え、
配置するコンテンツのコンテンツIDとその配置位置情報をテーブルに登録および登録した実地形上の目標物、位置情報をもとに、前記コンテンツファイルから該当コンテンツを取り出して前記地形上に配置するステップを有し、仮想の地形上に目標物を表すコンテンツを表示することを特徴とする仮想環境作成方法。
【0063】
(付記2)
実地形上の目標物の変更、新設あるいはその配置位置の変更、新設の情報をもとに、前記テーブル上の、該当コンテンツを変更、新設あるいはその配置位置の変更、新設すると共に、当該変更、新設に従い、前記コンテンツファイルを参照して地形上のコンテンツの変更、新設あるいはその配置位置の変更、新設するステップを有することを特徴とする付記1記載の仮想環境作成方法。
【0064】
(付記3)
前記地形およびコンテンツを、3次元地形および3次元のコンテンツとし、当該コンテンツについて、当該地形上に配置する可能性のある多種類のコンテンツを予め作成して前記コンテンツファイルに登録したことを特徴とする付記1あるいは付記2記載の仮想環境作成方法。
【0065】
(付記4)
実地形上の目標物を表すコンテンツを仮想の地形上に配置して仮想環境を作成する仮想環境作成プログラムにおいて、
実地形のデータをもとに作成した仮想の地形と、
前記実地形上の目標物を表し、前記仮想の地形上に配置するコンテンツを予め作成して登録したコンテンツファイルとを備え、
コンピュータに、
配置するコンテンツのコンテンツIDとその配置位置情報をテーブルに登録および登録した実地形上の目標物、位置情報をもとに、前記コンテンツファイルから該当コンテンツを取り出して前記地形上に配置するステップとして機能させるための仮想環境作成プログラム。
【0066】
(付記5)
実地形上の目標物を表すコンテンツを仮想の地形上に配置して仮想環境を作成する仮想環境作成プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体において、
実地形のデータをもとに作成した仮想の地形と、
前記実地形上の目標物を表し、前記仮想の地形上に配置するコンテンツを予め作成して登録したコンテンツファイルとを備え、
配置するコンテンツのコンテンツIDとその配置位置情報をテーブルに登録および登録した実地形上の目標物、位置情報をもとに、前記コンテンツファイルから該当コンテンツを取り出して前記地形上に配置するステップとして動作させるプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、3次元地形7の上に配置するコンテンツを予め多数作成してコンテンツファイル12に登録すると共に3次元地形7の上に配置したコンテンツとその位置情報をコンテンツテーブル24に登録しておき、変更情報に従いコンテンツテーブル24を参照して修正後の該当コンテンツを3次元地形7上に自動配置したり、コンテンツの配置位置を自動変更したりする構成を採用しているため、灯台などの目標物の工事や新設などによる3次元地形7上に配置するコンテンツの変更やその配置位置の変更をユーザサイドで簡易かつ迅速かつ自動的に実現することが可能となる。
【0068】
また、恣意的に変更情報を作成あるいは地図上から指定し、当該指定された変更情報をもとに3次元地形7上に配置されているコンテンツを自動的に変更し、3次元地形7上のコンテンツおよびその配置位置を任意に変更して訓練などに提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の動作説明フローチャートである。
【図3】本発明のコンテンツファイル例である。
【図4】本発明のコンテンツテーブル例である。
【図5】本発明の動作説明フローチャート(変更、新設)である。
【図6】本発明のコンテンツテーブル例(変更)である。
【図7】本発明の表示例(変更)である。
【図8】本発明の電子チャートデータ/電子水路通報データの例である。
【図9】本発明の標高データ例である。
【図10】本発明の土地利用データ例である。
【図11】本発明の河川データ(流路位置)例である。
【図12】本発明の道路データ(一般道路位置)例)である。
【符号の説明】
1:標高データ
2:土地利用データ
3:道路データ
4:河川データ
5:訓練知識指定手段
6:国土数値情報変換ツール
7:3次元地形
8:コンテンツ配置手段
9:表示手段
11:コンテンツ登録手段
12:コンテンツファイル
21:電子チャートデータ
22:電子水路通報データ
23:指定地域データ読込手段
24:コンテンツテーブル
25:コンテンツテーブル編集手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、実地形上の目標物を表すコンテンツを仮想の地形上に配置して仮想環境を作成する仮想環境作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、操船の教育訓練用シミュレータなどの3次元仮想環境を作成するには、3次元で作成した地形(3次元地形)上に、予め作成した灯台等の目標物のコンテンツを実際の位置に合わせて配置する。1度作成した3次元仮想環境上のコンテンツの形状、位置などを変更するには、作成した3次元地形データに、新たにコンテンツを作成したり、コンテンツを変更して配置し直したりしていた。
【0003】
また、レーダ装置などの探知装置から得られる映像と地図海図映像とを共に立体表示する技術がある(特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−42026号公報の図1および〔0006〕など参照。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このため、工事や災害などにより灯台などのコンテンツが変更されたり、コンテンツの位置が変更されたりした場合、3次元地形上のコンテンツの変更や配置位置の変更は、使用しているユーザ側で行うことは非常に困難であり、通常は、システム作成会社に依頼して変更していたため、多くの時間が必要となり迅速に対処できないと共に、多くの費用が必要となってしまうという問題があった。
【0006】
また、後者では、探知装置から得られた映像を、地図海図映像と一緒に2次元あるいは3次元に表示するのみで、地図海図映像に変更があるとこれを手作業で修正などする必要が生じてしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、これらの問題を解決するため、3次元地形上に配置するコンテンツを予め多数作成して登録すると共に3次元地形上に配置したコンテンツとその位置情報をコンテンツテーブルに登録しておき、修正情報に従いコンテンツテーブルを参照して修正後の該当コンテンツを3次元地形上に自動配置したり、コンテンツの配置位置を自動変更したりし、灯台などの目標物の工事や新設などによる3次元地形上に配置するコンテンツの変更やその配置位置の変更をユーザサイドで簡易かつ迅速に実現することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
図1を参照して課題を解決するための手段を説明する。
【0009】
図1において、3次元地形7は、実地形のデータをもとに作成した仮想の地形、ここでは、3次元地形である。
【0010】
コンテンツ配置手段8は、3次元地形7の上にコンテンツを配置するものである。
【0011】
表示手段9は、3次元地形7およびこの上に配置されたコンテンツを表示するものである。
【0012】
コンテンツファイル12は、3次元地形7の上に配置するコンテンツを予め作成して登録したものである。
【0013】
コンテンツテーブル編集手段25は、コンテンツテーブル24を編集するものである。
【0014】
次に、動作を説明する。
コンテンツテーブル編集手段25が3次元地形7上に配置するコンテンツのコンテンツIDとその配置位置情報をコンテンツテーブル24に登録し、コンテンツ配置手段8が3次元地形7の上にコンテンツファイル12から該当コンテンツを取り出して配置し、表示手段9が3次元地形7およびこの上に配置されたコンテンツを表示するようにしている。
【0015】
実地形上の目標物の変更、新設あるいはその配置位置の変更、新設の情報をもとに、コンテンツテーブル編集手段25がコンテンツテーブル24上の、該当コンテンツを変更、新設あるいはその配置位置の変更、新設し、コンテンツ配置手段8が変更、新設に従い、コンテンツファイル12を参照して3次元地形7の上のコンテンツの変更、新設あるいはその配置位置の変更、新設するようにしている。
【0016】
従って、3次元地形7の上に配置するコンテンツを予め多数作成してコンテンツファイル12に登録すると共に3次元地形7の上に配置したコンテンツとその位置情報をコンテンツテーブル24に登録しておき、修正情報に従いコンテンツテーブル24を参照して修正後の該当コンテンツを3次元地形7上に自動配置したり、コンテンツの配置位置を自動変更したりすることにより、灯台などの目標物の工事や新設などによる3次元地形7上に配置するコンテンツの変更やその配置位置の変更をユーザサイドで簡易かつ迅速に実現することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、図1から図12を用いて本発明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、標高データ1は、実地形の標高のデータであって、例えば後述する図9に示す標高データである。
【0019】
土地利用データ2は、実地形の土地の利用を表すデータであって、例えば後述する図10に示す土地利用データ(田、畑、森林などの土地利用データ)である。
【0020】
道路データ3は、実地形の道路のデータであって、例えば後述する図12に示す道路データである。
【0021】
河川データ4は、実地形の河川のデータであって、例えば後述する図11に示す河川に関するデータである。
【0022】
訓練地域指定手段5は、3次元地形7を作成する地域を指定するものであって、ここでは、船舶の教育訓練を行う対象の地域を指定、例えば緯度・経度や、画面上に地図を表示してカーソルやマウスでその地域を指定するものである。
【0023】
国土数値情報変換ツール6は、訓練地域指定手段5によって指定された地域内の情報(標高データ1、土地利用データ2、道路データ3、河川データ4からなる国土数値情報)を、仮想の3次元地形7に変換するものである。
【0024】
3次元地形7は、指定された地域内の標高データ1、土地利用データ2、道路データ3、河川データ4をもとに作成された、画面上に表示するための3次元地形(3次元地形データ)7である。
【0025】
コンテンツ配置手段8は、3次元地形7の上に、実地形上の目標物を表すコンテンツを対応する位置に配置するものである。
【0026】
表示手段9は、コンテンツ配置手段8によって3次元地形7の上に配置されたコンテンツを、3次元地形7と一緒に表示するものであって、例えば後述する図7に示すように表示するものである。
【0027】
コンテンツ登録手段11は、3次元地形7の上に配置する、灯台などのコンテンツを多数作成してコンテンツファイル12に登録するものであって、例えば後述する図3に示すコンテンツファイル12のように登録するものである。
【0028】
コンテンツファイル12は、多数作成したコンテンツを登録したものである(図3参照)。
【0029】
電子チャートデータ21は、灯台などのオブジェクトに関する情報である(図8参照)。
【0030】
電子水路通報データ22は、灯台などのオブジェクトに変更などがあったときの情報である(図8参照)。
【0031】
指定地域データ読込手段23は、訓練地域指定手段5で指定された地域内の、電子チャートデータ21、電子水路通報データ22を抽出して読込むものである。
【0032】
コンテンツテーブル編集手段25は、指定地域データ読込手段23で読込まれた指定知識内の電子チャートデータ21、電子水路通報データ22をもとに、コンテンツテーブル24を編集(新規にコンテンツを追加、コンテンツを変更、削除、その位置を変更などの編集)を行うものである。
【0033】
次に、図2のフローチャートの順番に従い、3次元地形7の上にコンテンツを配置およびコンテンツテーブル24を作成するときの手順を詳細に説明する。
【0034】
図2は、本発明の動作説明フローチャートを示す。
図2において、S1は、作成地域の指定を行う。これは、既述した図1の訓練地域指定手段5がこれから操船の訓練を行おうとする地域を指定(例えば訓練する矩形領域の北東およ南西の緯度,経度をそれぞれ指定、あるいは地図上でマウスで矩形を指定)する。
【0035】
S2は、3次元地形7を作成する。これは、右側に記載したように、既述した図1の標高データ1、土地利用データ2、道路データ3、および河川データ4からS1で指定された地域の情報を取り出し、国土数値情報を変換して画面上に表示し易い3次元地形7を作成(あるいは既に作成済みの3次元地形7から該当する領域を切り出して3次元地形7を作成)する。
【0036】
S3は、コンテンツを作成する。これは、実地形上の目標物を表す、3次元地形7上に表示するコンテンツ(例えば灯台を表すコンテンツ)を多数作成する。そして、作成したコンテンツをコンテンツファイル12に登録、例えば後述する図3に示すように登録する。
【0037】
S4は、コンテンツテーブルに作成、登録する。これは、後述するS5で3次元地形7の上に配置するコンテンツのID、その配置位置などをコンテンツテーブル24に登録、例えば後述する図4に示すように登録する。
【0038】
S5は、作成したコンテンツを3次元地形7に配置する。これは、S2で作成した3次元地形7の上に、実地形上の目標物に対応するコンテンツを該当する位置に配置する。そして、3次元地形7と一緒に配置されたコンテンツを表示する。
【0039】
以上によって、指定された地域の3次元地形7を作成、およびコンテンツのIDおよびその位置などをコンテンツテーブル24に登録し、当該3次元地形7の上にコンテンツを対応する位置に配置して表示することが可能となる。そして、後述する図5で説明するように、実地形上の目標物やその配置位置が変更などされた情報をもとに、自動的に、コンテンツテーブル24を参照して変更を反映すると共に3次元地形7の上に配置されていた該当コンテンツやその位置を変更して表示することが可能となる。以下順次詳細に説明する。
【0040】
図3は、本発明のコンテンツファイル例を示す。
図3の(a)は、浮標(ブイ)のコンテンツの例を示す。これは、実地形上の目標物である浮標(ブイ)に対応する、仮想の3次元地形7上に表示するコンテンツの例を示す。ここで、浮標(ブイ)の種別には、「安全水域標識」、「右舷標識」などの種別があり、それぞれの種別に対応して、色、頭標の形、形状、灯色、状況などを図示のように定義している。ここで、形状のイメージを持つものがコンテンツであって、3次元地形7上の該当位置に配置し、図示の色、灯色などで表示し、実地形上の目標物である、ここでは、浮標を3次元地形7の上で仮想的に表示する。
【0041】
図3の(b)は、建物のコンテンツ例を示す。図3の(a)と同様に、これは、実地形上の目標物である建物に対応する、仮想の3次元地形7上に表示するコンテンツの例を示す。
【0042】
図4は、本発明のコンテンツテーブル例を示す。コンテンツテーブル24は、3次元地形7の上に配置したコンテンツのID(ここでは、オブジェクト名)などを対応づけて図示の下記のように登録したものである。
【0043】
・番号:
・オブジェクト名:
・コンテンツ種別:
・名前:
・緯度:
・経度:
・色:
・高さ:
・形状:
・表示/非表示フラグ:
・その他:
ここで、番号は、3次元地形7上に配置したコンテンツに付与したシーケンシャルな番号である。オブジェクト名は3次元地形7上に配置したコンテンツの、実際に表示するオブジェクトの名前である。緯度、経度はコンテンツ(オブジェクト)を3次元地形7の上に配置した緯度,経度である。色、高さ、形状は、3次元地形7の上に表示するオブジェクトの位置(緯度、経度)、色、高さ、形状(正常、一部破損など)である。表示/非表示フラグがONのときはオブジェクトを表示、OFFのときは非表示を表すフラグである。
【0044】
以上のように、3次元地形7の上の全てのコンテンツについて図示のコンテンツテーブル24に登録することにより、いずれかのコンテンツあるいはその配置位置の変更や新設の指示があったときに当該コンテンツテーブル24を参照して同一のコンテンツがあってその位置(緯度、経度)が変更となったときはその配置位置を変更し、コンテンツの変更があったときは変更後のコンテンツで置きかえるなどし(後述する図5参照)、自動的に3次元地形7上に配置するコンテンツを変更、新設、削除などして表示することが可能となる。
【0045】
図5は、本発明の動作説明フローチャート(変更、新設)を示す。
図5において、S11は、訓練を行う。これは、既述した図2のフローチャートに従い作成した3次元地形7とその上に配置したコンテンツ(コンテンツのオブジェクト)を表示し、船舶運航の操船の教育訓練を行う。
【0046】
S12は、環境が変ったか判別する。これは、CDに記録された後述する図8の電子水路通報データ22(変更データ)を読込んで変更を反映することが指示されたか判別する。YESの場合には、S13でCDから変更データ(電子水路通報データ22)を読込み、S14に進む。一方、S12のNOの場合には、S11の訓練を行う。
【0047】
S14は、元のデータと比較し、異なるデータ項目を抽出する。
S15は、該当データのコンテンツテーブルを書き換える。これらS14、S15は、S13で読込んだ変更データと、現在、訓練時の表示に使用している例えば図6の(a)のコンテンツテーブル24とを比較し、異なるデータ項目を抽出し、ここでは、異なる図6の(a)の▲1▼の緯度、経度を、図6の(b)の▲1▼’の緯度と経度のように書き換える。
【0048】
S16は、変更データが終りか判別する。YESの場合には、S17に進む。NOの場合には、S13で次の変更データを読み込み、S14以降を繰り返す。
【0049】
S17は、コンテンツテーブル24によるコンテンツの置き換え、削除、新規配置する。これは、S15でコンテンツテーブル24について変更、削除、新規追加したので、これら変更、削除、新規追加した後のコンテンツテーブル24に従い、3次元地形7の上にコンテンツ(コンテンツに対応するオブジェクト)を表示し、S11の訓練に戻る。
【0050】
以上によって、3次元地形7上にコンテンツを配置して表示し、船舶運航の教育訓練を行い、変更データが入力されたときにコンテンツテーブル24と比較して異なるコンテンツ、配置位置を変更、新規にコンテンツを追加、コンテンツを削除などの編集を行い、編集後のコンテンツテーブル24に従い3次元地形7上にコンテンツ(コンテンツに対応するオブジェクト)を表示して変更データを自動反映し、訓練を続行することが可能となる。
【0051】
また、図5において、S21は、ユーザが何らかの理由により、コンテンツを変更させる場合に、コンテンツテーブルを表示させる。
【0052】
S22は、変更箇所を入力、新規追加する。そして、S15以降で、変更、新規追加したデータを反映し、変更、新規追加後のコンテンツテーブル24に従い3次元地形7上にコンテンツ(コンテンツに対応するオブジェクト)を表示して変更データを自動反映し、訓練を行うことが可能となる。
【0053】
図6は、本発明のコンテンツテーブル(変更)例を示す。
図6の(a)は変更前のコンテンツテーブル例を示し、図6の(b)は変更後のコンテンツテーブル例を示す。ここでは、▲1▼の緯度、経度を、▲1▼’の緯度、経度にコンテンツ「浮標(ブイ)(オブジェクト名”buoy1R”)」を変更した例を示す。これにより、図7の3次元地形7の▲1▼から▲1▼’に浮標(ブイ)が移動されて表示されることとなる。
【0054】
図7は、本発明の表示例(変更)を示す。これは、指定された地域について、3次元地形7を表示し、表示した3次元地形7の上に、既述した図6の(a)のコンテンツテーブル24をもとに▲1▼のコンテンツ(浮標(ブイ))を表示した状態で、当該▲1▼のコンテンツを北西方向に配置位置の変更データ(図6の(b)の▲1▼’の変更データ)をもとに▲1▼’の位置に変更して自動表示したものである。
【0055】
図8は、本発明の電子チャートデータ/電子水路通報データの例を示す。電子チャートデータ21と電子水路通報データ22とはフォーマットは図示の通り同一であり、後者は変更のあったオブジェクト(コンテンツ)に関するデータのみが設定されている。ここで、電子チャートデータ内で、建物、浮標(ブイ)、灯台などは1つのオブジェクトとみなされる。1つのオブジェクトは各々複数の属性(色、高さ、形状・・・)を持ちオブジェクトの特徴を表している。実際のデータは現在は全て英語であるが、オブジェクト、属性例は判りやすくするために日本語で説明した。ここで、オブジェクト名は既述した図4、図6のコンテンツテーブル24中のオブジェクト名に対応し、オブジェクト名に対応づけて属性とそのデータ例(一部は日本語に翻訳)を記載した。
【0056】
図9は、標高データ例を示す。これは、図1の標高データ1の例であって、図9の(a)は標高データ例を示し、図9の(b)はその2次メッシュ内のデータ順番を示す。図9の(a)の標高データ1は、図9の(b)のように2次メッシュを経度方向および緯度方向に200等分して得られる各区画(例えば約50m×約50m)の中心点の標高値が記録されている。標高値は、0.1m単位で表現されている(例えば100.0mは01000と表現されている)。但し、0.1mの位は全て0となっている。図9の(b)の2次メッシュ内のデータ順番は、各メッシュの標高値を持つ。各メッシュの緯度経度は、2次メッシュコードにより、北西の角または南西の角の経度緯度がわかるようになっている。
【0057】
尚、2次メッシュは、日本全国の地域を、1度毎の経線と3分の2度(40’)ごとの緯線によって縦横に分割して、第1次地域区画を作る。第1次地域区画の縦横をそれぞれ8等分して、第2次地域区画(2万5千分の1地形図の区画に相当する区画)を作る。大きさは5’×7’30”で約10km×10kmである。第3次地域区画は第2次地域区画を10分割したもので大きさは30”×45”で約1km×1kmである。2次メッシュコードは各々の第2次地域区画(約10km×約10km)につけられたコード番号である。3次メッシュコードは各々の第3次地域区画(約1km×約1km)に付けられたコード番号である。
【0058】
図10は、本発明の土地利用データ例を示す。これは、図1の土地利用データ2の例であって、図10の(a)は土地利用データの例を示し、図10の(b)はその2次メッシュ内のデータ順番例を示す。土地利用データ2は、図10の(a)に示すように、3次メッシュコードに対応づけて土地利用コード(図示の01(田)、02(畑)・・・)を登録(図10の(b)に図示)したものである。図10の(b)の2次メッシュ内のデータ順番(ここでは、01〜100の100個)は、図示の太字で土地利用コードを表し、細字でその順番を表している。各データの緯度経度は3次のメッシュコード(01〜100)により左下の角の緯度経度がわかるようになっている。
【0059】
図11は、本発明の河川データ例を示す。これは、図1の河川データ4の例であって、各河川を(X、Y)の2点の繰り返しで表している。点をつなぐと河川が表示される。
【0060】
図12は、本発明の道路データ例を示す。これは、図1の道路データ3の例であって、アークとノードにより表す。アークはノードとノードの間の弧である。ノードは点である。各道路をノード(X,Y)の2点の繰り返しで表している。
【0061】
以上説明した公知の標高データ1(図9)、土地利用データ2(図10)、道路データ3(図12)、および河川データ4(図11)をもとに、図1の公知の国土数値情報変換ツール6が訓練地域指定手段5によって指定された地域内の情報をそれぞれ抽出し、画面上に表示するための公知の3次元地形7を自動作成する。
【0062】
(付記1)
実地形上の目標物を表すコンテンツを仮想の地形上に配置して仮想環境を作成する仮想環境作成方法において、
実地形のデータをもとに作成した仮想の地形と、
前記実地形上の目標物を表し、前記仮想の地形上に配置するコンテンツを予め作成して登録したコンテンツファイルとを備え、
配置するコンテンツのコンテンツIDとその配置位置情報をテーブルに登録および登録した実地形上の目標物、位置情報をもとに、前記コンテンツファイルから該当コンテンツを取り出して前記地形上に配置するステップを有し、仮想の地形上に目標物を表すコンテンツを表示することを特徴とする仮想環境作成方法。
【0063】
(付記2)
実地形上の目標物の変更、新設あるいはその配置位置の変更、新設の情報をもとに、前記テーブル上の、該当コンテンツを変更、新設あるいはその配置位置の変更、新設すると共に、当該変更、新設に従い、前記コンテンツファイルを参照して地形上のコンテンツの変更、新設あるいはその配置位置の変更、新設するステップを有することを特徴とする付記1記載の仮想環境作成方法。
【0064】
(付記3)
前記地形およびコンテンツを、3次元地形および3次元のコンテンツとし、当該コンテンツについて、当該地形上に配置する可能性のある多種類のコンテンツを予め作成して前記コンテンツファイルに登録したことを特徴とする付記1あるいは付記2記載の仮想環境作成方法。
【0065】
(付記4)
実地形上の目標物を表すコンテンツを仮想の地形上に配置して仮想環境を作成する仮想環境作成プログラムにおいて、
実地形のデータをもとに作成した仮想の地形と、
前記実地形上の目標物を表し、前記仮想の地形上に配置するコンテンツを予め作成して登録したコンテンツファイルとを備え、
コンピュータに、
配置するコンテンツのコンテンツIDとその配置位置情報をテーブルに登録および登録した実地形上の目標物、位置情報をもとに、前記コンテンツファイルから該当コンテンツを取り出して前記地形上に配置するステップとして機能させるための仮想環境作成プログラム。
【0066】
(付記5)
実地形上の目標物を表すコンテンツを仮想の地形上に配置して仮想環境を作成する仮想環境作成プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体において、
実地形のデータをもとに作成した仮想の地形と、
前記実地形上の目標物を表し、前記仮想の地形上に配置するコンテンツを予め作成して登録したコンテンツファイルとを備え、
配置するコンテンツのコンテンツIDとその配置位置情報をテーブルに登録および登録した実地形上の目標物、位置情報をもとに、前記コンテンツファイルから該当コンテンツを取り出して前記地形上に配置するステップとして動作させるプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、3次元地形7の上に配置するコンテンツを予め多数作成してコンテンツファイル12に登録すると共に3次元地形7の上に配置したコンテンツとその位置情報をコンテンツテーブル24に登録しておき、変更情報に従いコンテンツテーブル24を参照して修正後の該当コンテンツを3次元地形7上に自動配置したり、コンテンツの配置位置を自動変更したりする構成を採用しているため、灯台などの目標物の工事や新設などによる3次元地形7上に配置するコンテンツの変更やその配置位置の変更をユーザサイドで簡易かつ迅速かつ自動的に実現することが可能となる。
【0068】
また、恣意的に変更情報を作成あるいは地図上から指定し、当該指定された変更情報をもとに3次元地形7上に配置されているコンテンツを自動的に変更し、3次元地形7上のコンテンツおよびその配置位置を任意に変更して訓練などに提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の動作説明フローチャートである。
【図3】本発明のコンテンツファイル例である。
【図4】本発明のコンテンツテーブル例である。
【図5】本発明の動作説明フローチャート(変更、新設)である。
【図6】本発明のコンテンツテーブル例(変更)である。
【図7】本発明の表示例(変更)である。
【図8】本発明の電子チャートデータ/電子水路通報データの例である。
【図9】本発明の標高データ例である。
【図10】本発明の土地利用データ例である。
【図11】本発明の河川データ(流路位置)例である。
【図12】本発明の道路データ(一般道路位置)例)である。
【符号の説明】
1:標高データ
2:土地利用データ
3:道路データ
4:河川データ
5:訓練知識指定手段
6:国土数値情報変換ツール
7:3次元地形
8:コンテンツ配置手段
9:表示手段
11:コンテンツ登録手段
12:コンテンツファイル
21:電子チャートデータ
22:電子水路通報データ
23:指定地域データ読込手段
24:コンテンツテーブル
25:コンテンツテーブル編集手段
Claims (3)
- 実地形上の目標物を表すコンテンツを仮想の地形上に配置して仮想環境を作成する仮想環境作成方法において、
実地形のデータをもとに作成した仮想の地形と、
前記実地形上の目標物を表し、前記仮想の地形上に配置するコンテンツを予め作成して登録したコンテンツファイルとを備え、
配置するコンテンツのコンテンツIDとその配置位置情報をテーブルに登録および登録した実地形上の目標物、位置情報をもとに、前記コンテンツファイルから該当コンテンツを取り出して前記地形上に配置するステップと
を有し、仮想の地形上に目標物を表すコンテンツを表示することを特徴とする仮想環境作成方法。 - 実地形上の目標物の変更、新設あるいはその配置位置の変更、新設の情報をもとに、前記テーブル上の、該当コンテンツを変更、新設あるいはその配置位置の変更、新設すると共に、当該変更、新設に従い、前記コンテンツファイルを参照して地形上のコンテンツの変更、新設あるいはその配置位置の変更、新設するステップを有することを特徴とする請求項1記載の仮想環境作成方法。
- 前記地形およびコンテンツを、3次元地形および3次元のコンテンツとし、当該コンテンツについて、当該地形上に配置する可能性のある多種類のコンテンツを予め作成して前記コンテンツファイルに登録したことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の仮想環境作成方法。
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