JP2004245387A

JP2004245387A - Explosion proof type solenoid valve

Info

Publication number: JP2004245387A
Application number: JP2003038461A
Authority: JP
Inventors: Yoshinori Takemoto; 善則竹本
Original assignee: Kaneko Sangyo Co Ltd
Current assignee: Kaneko Sangyo Co Ltd
Priority date: 2003-02-17
Filing date: 2003-02-17
Publication date: 2004-09-02
Anticipated expiration: 2023-02-17
Also published as: JP4261936B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an explosion proof type solenoid valve arranged in an explosion proof region such as a discharge port of a tank storing, for example, oil, explosive liquid such as chemicals and liquefied gas, and inflammable gas and capable of suppressing heat generation from a heat generation source such as a solenoid part driving a plunger valve element below ignition point of inflammable gas to provide explosion proofing property effectively. <P>SOLUTION: A bobbin 9, an electromagnetic coil 10, and a yoke member 11 constituting a solenoid part 6 of the explosion proof type solenoid valve composed of a valve box 3, the plunger valve element 4 opening and closing a valve hole 5, the solenoid part 6 driving the plunger valve element electromagnetically, and a terminal box 7 connected with the solenoid part electrically are molded by a heat-resistant synthetic resin, and an outer shape of the synthetic resin is molded so as to serve also as a case 12 to constitute a solenoid unit body 8. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、防爆型のソレノイドバルブに係り、特にパイロット電磁弁に用いた有効な防爆型のソレノイドバルブに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より特に防爆性が要求される個所（防爆領域）に設置される電磁弁には防爆型のソレノイドバルブが使用され、この防爆型のソレノイドバルブの構造に関しては種々のものが提案され使用されている。
ソレノイドバルブ自体の基本的な構成は、弁箱と該弁箱内の弁孔を開閉するプランジャ弁体と該プランジャ弁体を電磁駆動するソレノイド部とからなるものであり、防爆型のソレノイドバルブにおいては着火源となる前記ソレノイド部を金属製のハウジングで覆うと共に各部材との接合個所に間隔及び奥行きをもたせてその間隔や奥行きで防爆性能が確保されるようにしていた（例えば特許文献１参照。）。
【０００３】
【特許文献１】
実開平７−３５８７３号公報（第１−９頁、図１，図２，図３，図４，図５，図６）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献１に１例として記載したような従来の防爆型のソレノイドバルブにあっては、金属製のハウジングで覆う構造であった。そして、金属製のハウジングとこのハウジングにより覆われたソレノイド部と各部材との接合個所に所望の間隙及び奥行が設けられることにより、この間隙と奥行きにより防爆性能を確保しようとするものであるため、防爆性能が不充分であり、万全ではなかった。
【０００５】
また、ソレノイド部と各部材との接合個所に間隙等があるために、ソレノイドバルブが何らかの振動を受け続ける場合には、電磁コイル等のソレノイド部の構成部品の取付位置が緩み、がたつきを生じたり、ハウジングに電磁コイルが接触し、ノイズを発生する等の原因になっていた。
【０００６】
しかも、従来の防爆型のソレノイドバルブでは、ハウジングを金属により形成し、しかも前述のようにソレノイド部と他の部材との接合個所に間隙等を設けなければならないという構造上の制約があるので、絶縁性能が低く、外部ノイズまたは内部ノイズを招来し易く、製品としての信頼性が欠けるものであった。また、ソレノイド部の防水性、防埃性等に欠ける欠点があった。
【０００７】
更に、従来の防爆型のソレノイドバルブでは、ソレノイドバルブ自体が大形化し、また構造も複雑化し、部品点数が多くなるため、製作および組立が容易ではなく、製作コストが高価になっていた。
また、ハウジングが金属により形成されているので、ソレノイドバルブ自体の重量が増大し、取付および取外しの作業性が悪いとともに運搬および保管が難儀になり、ハウジングに錆びが発生する等のおそれがあった。
【０００８】
本発明は上記従来の欠点を解決し、防爆性能が充分で安全性に優れ、ソレノイド部の構成部品の固定が万全であり、また振動を受け続けても緩みやがたつきを生ずることなく、絶縁性が高く外部ノイズまたは内部ノイズの発生が少なく製品としての信頼性が向上し、しかも防水性等に優れていて全体重量を軽量化できる防爆型のソレノイドバルブを提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の欠点を解決し、その請求項１に記載の発明は、弁箱と該弁箱内の弁孔を開閉するプランジャ弁体と該プランジャ弁体を電磁駆動するソレノイド部と該ソレノイド部への電気的接続をする端子箱とからなる防爆型のソレノイドバルブにおいて、前記ソレノイド部を構成するボビン、電磁コイル及びヨーク部材を耐熱性合成樹脂でモールディングすると共に該合成樹脂の外形形状がケースを兼ねるように成型してソレノイドユニット体を構成したことを特徴とするという手段を採用した。
【００１０】
また、本発明の請求項２に記載の発明は、請求項１において電磁コイルの電気回路にはダイオード及びバリスタが接続されていて、該ダイオード及びバリスタが電磁コイルと共にモールディングされていることを特徴とするという手段を採用した。
【００１１】
また、本発明の請求項３に記載の発明は、請求項１，２において、端子箱はソレノイドユニット体に固定される端子板部と該端子板部に対して取付向きを変更可能に嵌合固定される電線受入口付き端子カバー部とからなり、該端子板部及び端子カバー部が耐熱合成樹脂で成形されていて端子箱ユニット体が構成されていることを特徴とするという手段を採用した。
【００１２】
また、本発明の請求項４に記載の発明は、請求項１，２及び３の何れかにおいて、弁箱に対してソレノイドユニット体が取付向きを変更可能に固定されるように構成されていることを特徴とするという手段を採用した。
【００１３】
また、本発明の請求項５に記載の発明は、請求項１，２，３及び４の何れかにおいて、耐熱合成樹脂がジシクロペンタジェン系樹脂またはその共重合体であることを特徴とするという手段を採用した。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、図面に従って本発明をパイロット電磁弁の防爆型のソレノイドバルブに適用した場合の実施の形態の具体例の詳細を説明する。
図１は本発明の防爆型のソレノイドバルブを示す縦断面図、図２は図１のＡ−Ａ断面図、図３は平面図、図４は本実施形態のソレノイド部の電気回路図である。
【００１５】
そして、図示する本実施形態では石油、化学薬品等の沸点を低く抑えて防爆性が要請されたり、不安定である液体や液化ガスのような可燃性ガス等の発火点が低い等の防爆性が要求される防爆領域を流れる流体の流れを制御する弁構造を駆動するためのエアー等の流体Ｗを流す多方弁１の上面に取付けられるパイロット電磁弁２の弁箱３と、該弁箱３内の弁孔５を開閉するプランジャ弁体４と、該プランジャ弁体４を電磁駆動するソレノイド部６と、該ソレノイド部６への電気的接続をする端子箱７とからなる防爆型のソレノイドバルブである点は従来の防爆型のソレノイドバルブと同様の構成、作用を奏する。
【００１６】
しかしながら、本実施形態では、前記ソレノイド部６を構成するボビン９、電磁コイル１０及びヨーク部材１１を耐熱合成樹脂でモールディングすると共に該耐熱合成樹脂の外形形状がケース１２を兼ねるように成型してソレノイドユニット体８を構成している。
【００１７】
そして、前記電磁コイル１０の電気回路には例えば図４に示すようにダイオードＤ１，Ｄ２やバリスタＢ等の半導体素子１３の如き電子部品１４が接続されていて、該ダイオードＤ１，Ｄ２やバリスタＢ等が電磁コイル１０共に耐熱性合成樹脂によりモールディングされる。
【００１８】
また、前記プランジャ弁体４はコイルばね１５のばね附勢力によりソレノイド部６の電磁コイル１０への通電が断たれることにより前記弁孔５を閉じて流体Ｗの流れを断つようになっている点は、特許文献１に記載の従来の防爆型のソレノイドバルブと同様の構成である。
【００１９】
また、端子箱７は、ソレノイドユニット体８に固定される端子板部１６Ａ，１６Ｂと、該端子板部１６Ａ，１６Ｂに対して取付向きを変更可能に嵌合固定される略管状の電線受入口１７付き端子カバー部１８とからなり、端子板部１６Ａ，１６Ｂ及び端子カバー部１８が耐熱合成樹脂により形成されることにより端子箱ユニット体１９が形成される。
前記電線受入口１７には電磁コイル１０に接続された端子板部１６Ａ，１６Ｂに接続可能になる電線を配索するための開口１７ａが設けられている。
【００２０】
また、前記ソレノイドユニット体８は、前記プランジャ弁体４の軸回りに所望角度前記ケース１２を回動可能に、該ケース１２の上面から突出される取付垂直軸体２０に対して係合手段２１により取付けられる。この係合手段２１は、図示では前記プランジャ弁体４の上端が同軸上で接離可能になり内部には上端が外部に通ずる排気孔２２ａと弁室３ａとに連通するパイロット孔２２ｂを内部に有する取付垂直軸体２０の上方部に形成されるねじ部２２ｃにナット２３を螺合するという螺合手段が採用される。
【００２１】
また、このソレノイドユニット体８のケース１２は、前記ボビン９と、ボビン９の外周に捲回される図１に示すような回路組成の前記電磁コイル１０と、該電磁コイル１０に接続されるダイオードＤ１，Ｄ２やバリスタＢ等の前記半導体素子１３の如き電子部品１４を内蔵するケース１２が回動可能に取付けられる取付垂直軸体２０の軸心に略交叉して設けた取付水平軸体２４、図示する実施形態ではねじ２５により回動可能にかつ着脱可能に取付けられる。
【００２２】
２６はケース１２内に前記ソレノイド部６のボビン９と電磁コイル１０とを内蔵し、固定するための取付フレーム、２７は電磁コイル１０に対して内部から、または外部からの絶縁性をはかるために前記取付フレーム２６との間において前記電磁コイル１０の外周に捲回される絶縁板である。
【００２３】
また、前記ソレノイドユニット体８の前記ケース１２を成型するための耐熱性の合成樹脂は、例えばジシクロペンタジェン系石油樹脂またはその共重合樹脂が使用される。このように、ジシクロペンタジェン系石油樹脂を用いてケース１２を成型したのは、ケース１２の耐熱性が充分になり、しかも主な発熱源になるケース１２によってソレノイド部６の電磁コイル１０等の電子部品１４から発生する熱の伝導を確実に遮断することにより熱による影響をソレノイドバルブの外部に及ぼさないようにすることができる。
【００２４】
そして、ソレノイドバルブの発熱を石油、化学薬品等の沸点を低く爆発性を有したり、不安定である液体や液化ガスのような可燃性ガス等の防爆性が要求される防爆領域を流れる流体に対して発火点以下に確実に抑えることにより、可燃性ガス等の防爆性能が充分になり、安全性に万全を期すためである。
【００２５】
２８は多方弁１内と弁箱３内との各内部の密封度を維持するとともに多方弁１と弁箱３との連係部分の密封度をはかるために弁収容凹部２９の内周に設けた雌ねじ部２９ａに下部外周に設けた雄ねじ部２８ａを螺合することにより取付けられるフランジ付のベースナットである。
【００２６】
３０は前記多方弁１の密封度をはかるために弁収容凹部２９内に前記ベースナット２８の下面との間に介装されるＯリングである。また、３１は弁箱３内の密封度をはかるために弁箱３の底部に設ける収容部３２内にプランジャ弁体４を挿入するために前記ボビン９の中心孔内に配挿したヨーク部材１１の外周に嵌合したＯリングである。また、３３は弁箱３内の密封度をはかるために弁箱３の天面に設ける収容孔３４内に挿入される取付垂直軸体２０の上端外周に嵌合されたＯリングである。なお、３５はアース端子である。
【００２７】
本発明の一実施形態は以上の構成からなり、弁箱３内に設けたソレノイド部６の電磁コイル１０に通電することにより発生される磁気的吸引力によりプランジャ弁体４を直線的に駆動したり、または電磁コイル１０への通電が断たれ、コイルばね１５のばね附勢力により弁孔５を開閉操作することにより多方弁１の流体Ｗに対する流路を変更、制御する点は従来の防爆型のソレノイドバルブとほぼ同様の作用である。
【００２８】
そして、図示する本実施形態では、ソレノイド部６の電磁コイル１０に通電されると、電磁コイル１０から発生される磁気的吸引力を受けてプランジャ弁体４がコイルばね１５のばね附勢力に抗して直線的に上昇し、弁孔５から離脱して開かれるので、多方弁１内の流路に対して弁箱３内の流路は開かれる。
【００２９】
すなわち、ソレノイドユニット体８の電磁コイル１０の通電が断たれ停電になり磁力の発生が停止されると、プランジャ弁体４はコイルばね１５のばね附勢力により直線的に降下し、弁孔５は閉じられるとともにプランジャ弁体４の上端が取付垂直軸体２０の下面から離脱するため、弁箱３の弁室３ａ内に流入されている流体Ｗは、解放された垂直取付軸体２０内に設けたパイロット孔２０ｂの排出口２２ａから外部へと排気される。
このようにして、多方弁１に対する流体Ｗの流路が変更、制御される点は例えば特許文献１に記載の従来の防爆型のソレノイドバルブと同様の作用を奏する。
【００３０】
しかしながら、本実施形態の防爆型のソレノイドバルブでは、ソレノイド部６を構成するボビン９、電磁コイル１０及びヨーク部材１１を耐熱性合成樹脂でモールディングすると共に該合成樹脂の外形形状がケース１２を兼ねるように成型してソレノイドユニット体８を構成しているので、耐熱性の合成樹脂により成型されるケース１２によってソレノイド部６を形成する電磁コイル１０等の電子部品１４から発生する熱の伝導を確実に遮断することにより熱による影響をソレノイドバルブの外部に及ぼさないようにすることができる。
そして、ソレノイドバルブの発熱を石油、化学薬品等の沸点が低く爆発性を有したり、不安定である液体や液化ガスのような可燃性ガス等が存在する防爆領域において発火点以下に熱による伝導を確実に抑えることにより、可燃性ガス等の防爆性能が充分になり、安全性に万全を期すことができる。
【００３１】
また、本実施形態では、ケース１２を成型するための耐熱性の合成樹脂は、ジシクロペンタジェン系石油樹脂、またはその共重合樹脂を用いているので、ケース１２の耐熱性は充分になり、ソレノイド部６を形成する電磁コイル１０等の電子部品１４から発生する熱による流体Ｗへの影響をその発火点以下に確実に抑えることができ、しかも耐衝撃特性は大きく、多量に安価に調達することができる。
【００３２】
従って、特許文献１に記載の従来のソレノイドバルブのように、プランジャ弁体を直線的に駆動するためのソレノイド部を金属製のハウジングにより覆い、このハウジングにより覆われるソレノイド部との間に所望の間隙と空間部とを設けることにより、この間隙と空間部によりソレノイド部を形成する電磁コイル等の構成部品から発生する熱の伝導を遮断するものとは異なり、可燃性ガス等の防爆性能が充分になり、万全を期すことができ、安全性は高まる。
【００３３】
また、本実施形態の防爆型のソレノイドバルブでは、図４に示すようにプランジャ弁体４を駆動可能になす主な熱発生源になるソレノイド部６の電磁コイル１０と、半導体素子１３等の電子部品１４とは、耐熱性の合成樹脂により成型されるケース１２の内にプランジャ弁体４を中心にして配設されるボビン９と、またボビン９の外周に電磁コイル１０を捲回し、該電磁コイル１０には並列にダイオードＤ１，Ｄ２やバリスタＢ等の半導体素子１３を接続しているので、外容積が増大することなくコンパクトに組上がる。
【００３４】
そして、このソレノイド部６の電気回路構成は、例えば図４に示すように電磁コイル１０にダイオードＤ１が直列に接続されているので、このダイオードＤ１により電磁コイル１０の通電時の交流電流を半波整流して直流とすることができる。従って交流、または直流のいずれの電源を用いる場合にも同一の電磁コイル１０で磁気力を発生させてプランジャ弁体４を駆動することができる。
【００３５】
また、電磁コイル１０に並列にダイオードＤ２が接続されているので、通電時または遮電時に電磁コイル１０の両端に発生する逆起電力をダイオードＤ２を介して電磁コイル１０に環流させて、電磁コイル１０では熱が放熱されるので、電源側に過電圧や過電流の影響を受けることなく、ノイズを生ずることなく保護される。
【００３６】
さらに、バリスタＢは、ソレノイドバルブの外部から進入する雷等の過電圧を、バリスタ電圧以下に抑制し、電磁コイル１０およびダイオードＤ１、Ｄ２が破壊しないように保護し、ソレノイドバルブの耐命性を向上することができる。
しかも、本実施形態のソレノイドバルブは、上記特許文献１の防爆型のソレノイドバルブのように、ハウジングを金属により形成し、ハウジングとソレノイド部との間には防爆性能を確保するための所望の間隙と空間部を設けなければならないという構造上の制約がなく、ケース１２は合成樹脂により形成され、しかもソレノイド部６は絶縁板２７により周囲を覆われるので、電磁波、熱に対する絶縁性能が高く、外部ノイズまたは内部ノイズを招来し難く、製品としての信頼性を向上される。
【００３７】
また、多方弁１の密封度をはかるために弁収容凹部２９内に前記ベースナット２８の下面との間に介装されるＯリング３０や、弁箱３の底部に設ける収容部３２内にプランジャ弁体４を挿入するためにボビン９の中心孔内に配挿したヨーク部材１１の外周に嵌合したＯリング３１、さらには、弁箱３の天面に設ける収容孔３４内に挿入される取付垂直軸体２０の上端外周に嵌合されたＯリング３３等に密封性も手伝ってソレノイドの弁箱３内部に水や埃が侵入することなく、防水性および防埃性に優れ、故障の原因を一掃することができる。
【００３８】
また、本実施形態のソレノイドバルブは、前述のようにソレノイド部６の電磁コイル１０、半導体素子１３等の電子部品１４を耐熱性の合成樹脂により成型されるケース１２に密封して内蔵することによりソレノイドユニット体８を形成しているので、ソレノイドバルブが何らかの振動を受け続けた場合に、ソレノイド部６の構成部品である電磁コイル１０等は構造堅牢に強固に合成樹脂により成型されるケース１２に固定されるため、電子部品１４の取付位置が緩んだり、がたつきを生ずることはない。そして、ハウジングに電磁コイル１０が接触し、ノイズの発生になる等の原因を一掃することできる。
【００３９】
しかも、本実施形態の防爆型のソレノイドバルブでは、プランジャ弁体４を駆動可能になす主な熱発生源になるソレノイド部６の電磁コイル１０、半導体素子１３等の電子部品１４を耐熱性の合成樹脂により成型されるケース１２に内蔵し、固定してソレノイドユニット体８を形成しているので、ソレノイドバルブ自体が大形化することなく、また構造も簡素化し、部品点数が増大することなく、製作および組立が容易になり、安価な製作コストにより製作することができる。
【００４０】
さらには、本実施形態のソレノイドバルブでは、半導体素子１３等のソレノイド部６の電子部品１４を耐熱性を有する合成樹脂により成型されるケース１２に内蔵しているので、金属により形成されたハウジング内にソレノイド部を収納している特許文献１に記載の従来のソレノイドバルブとは異なり、ソレノイドバルブ自体の重量が増大することなく軽量化がはかれるため、ソレノイドバルブの取付作業および取外し作業に多くの手間と時間がかかることなく、作業性が向上するとともにソレノイドバルブの運搬および保管も容易になり、しかも錆びの発生もない。
【００４１】
また、ソレノイドユニット体８は、前記ケース１２が、該ケース１２の上面から突出される前記プランジャ弁体４と同軸の取付垂直軸体２０の上端に係脱可能に設ける係合手段２１により前記プランジャ弁体４の軸回りに所望角度回動可能に取付られているので、多方弁１が設置される配管（図には示さない）の設置向きやケース１２の一側に取付られる端子カバー部１８の電線受入口１７の一端の開口１７ａ内に配索される電線の配索向きに応じてケース１２の外部からナット２３をねじ部２２ｃに対して螺合を緩めることにより取付垂直軸体２０を中心にケース１２をソレノイド部毎取付垂直軸体２０の軸回りに水平に回動して取付位置を調整することができる。
【００４２】
この時、ケース１２は、電磁コイル１０を捲回するソレノイド部６のボビン９内にヨーク部材１１を介してプランジャ弁体４と該プランジャ弁体４の上端が接離自在になる取付垂直軸体２０を上下から配挿することにより組付けられているから、コンパクトになり、ケース１２は前述のように係合手段２１のナット２３を緩めることによりプランジャ弁体４と取付垂直軸体２０とを中心にソレノイド部６毎回動操作されるから、設置個所が狭い場所でも回動操作は容易にかつ円滑に行われる。
【００４３】
また、端子カバー部１８は、プランジャ弁体４の軸心に略交叉して設けた取付水平軸体２４としてのねじ２５によりケース１２に対して回動可能にかつ着脱可能に取付られるので、このねじ１９を緩めることによりケース１２に対して端子カバー部１８を取付水平軸体２４の軸回りに電線の配索方向や配索角度に応じて電線受入口１７の一端の開口１７ａが一致するように回動して取付位置を容易に調整することができる。
【００４４】
そして、多方弁１が設置される配管（図には示さない）の設置向きや電線の配索向きに応じて取付垂直軸体２０を中心にケース１２を取付垂直軸体２０の軸回りに水平に回動して取付位置を調整することができるので、ソレノイドバルブの取付作業または取外し作業は迅速かつ容易に行え、作業効率の向上がはかれる。
【００４５】
しかも、前述のように取付垂直軸体２０を中心に耐熱性合成樹脂により形成されるケース１２を取付垂直軸体２０の軸回りに水平に回動して取付位置を調整することができるのと、ケース１２に対して端子カバー部１８を取付水平軸体２４の回りに回動して取付位置を調整できるので、電線の配索方向や配索角度に応じて電線受入口１７の一端の開口１７ａを一致するのが容易になり、電線の配索作業と端子板部１６Ａ，１６Ｂへの電線の接続作業を効率化することができ、部品の交換や補修等の保守、点検も容易になる。
【００４６】
また、図示する上記実施形態では、ソレノイドバルブを多方弁１の流路を変更、制御するためのパイロット弁式のソレノイドバルブに適用した場合について代表的に説明しているが、本発明はパイロット弁を用いることなく多方弁１自体の流路を変更、制御する弁孔５を直接に開閉するためにプランジャ弁体４のソレノイド部６を耐熱性の合成樹脂によりモールディングした直動式の防爆型のソレノイドバルブに適用する場合にも本発明の適用範囲である。
【００４７】
【発明の効果】
本発明の請求項１に記載の発明は以上のように、弁箱と該弁箱内の弁孔を開閉するプランジャ弁体と該プランジャ弁体を電磁駆動するソレノイド部と該ソレノイド部への電気的接続をする端子箱とからなる防爆型のソレノイドバルブにおいて、前記ソレノイド部を構成するボビン、電磁コイル及びヨーク部材を耐熱性合成樹脂でモールディングすると共に該合成樹脂の外形形状がケースを兼ねるように成型してソレノイドユニット体を構成したことを特徴とするので、防爆領域での可燃性ガス等の防爆性能が充分で安全性に優れ、またソレノイド部の構成部品の固定が万全になり、振動を受け続けても緩みやがたつきを生ずることなく、また絶縁性が高く外部ノイズまたは内部ノイズの発生が少なく製品としての信頼性が向上し、しかも液体やほこりの侵入が少なく防水性と防埃性に優れるため、故障の原因が一掃され、またソレノイドバルブ自体大形化されず、軽量にして取付作業および取り外し作業の作業能率を向上することができ、運搬および保管が容易になり、その上、錆びの発生がなく、さらには構造が簡単であり、部品点数が少なくなり、製作および組立が容易であり、製作コストが安価になる。
【００４８】
また、本発明の請求項２に記載の発明は、請求項１において、電磁コイルの電気回路にはダイオード及びバリスタが接続されていて、該ダイオード及びバリスタが電磁コイルと共にモールディングされていることを特徴とするので、ソレノイドバルブ自体が大形化することなく、また構造も簡素化することができ、また部品点数が増大することなく、製作および組立が容易にでき、安価な製作コストにより製作することができる。
【００４９】
また、本実施形態のソレノイドバルブでは、請求項１において、半導体素子等のソレノイド部の構成部品を合成樹脂により成型されるケースに内蔵しているので、金属により形成されたハウジング内にソレノイド部を収納している特許文献１に記載の従来のソレノイドバルブとは異なり、ソレノイドバルブ自体の重量が増大することなく、軽量化がはかれるため、ソレノイドバルブの取付作業および取外し作業に多くの手間と時間がかかることなく、作業性を向上することができるとともにソレノイドバルブの運搬および保管も容易になり、しかも錆びの発生もない。
また、ソレノイド部の電磁コイルに直列に接続されたダイオードにより電磁コイルの通電時の交流電流を半波整流して直流をすることができ、交流、または直流のいずれの電源を用いる場合にも同一の電磁コイルから磁気力を発生させてプランジャ弁体を迅速かつ確実に応答性が良く駆動することができる。
【００５０】
また、電磁コイルに並列にダイオードが接続されているので、通電時または遮電時に電磁コイルの両端に発生する逆起電力をダイオード介して電磁コイルに環流させて、電磁コイルで放熱されるため、電源側に過電圧や過電流の影響を受けることなく、ノイズを生ずることなく保護される。
【００５１】
さらに、電磁コイルに並列に接続されたバリスタにより、ソレノイドバルブの外部から進入する雷等の過電圧を、バリスタ電圧以下に抑制することができるので、電磁コイルおよびダイオードが破壊しないように保護することができ、ソレノイドバルブの耐命性を向上することができる。
【００５２】
また、本発明の請求項３に記載の発明は、請求項１及び２において、端子箱はソレノイドユニット体に固定される端子板部と該端子板部に対して取付向きを変更可能に嵌合固定される電線受入口付き端子カバー部とからなり、該端子板部及び端子カバー部が耐熱合成樹脂で成形されていて端子箱ユニット体が構成されていることを特徴とするので、電線の配索方向や配索角度に応じて電線受入口の一端の開口を容易に一致することができ、電線の配索作業とケース内の端子板部への電線の接続作業を効率化することができ、部品の交換や補修等の保守、点検が容易になる。
【００５３】
また、本発明の請求項４に記載の発明は、請求項１，２及び３の何れかにおいて、弁箱に対してソレノイドユニット体が取付向きを変更可能に固定されるように構成されていることを特徴とするので、配管の設置向きやケースの一側に取付られる端子カバー部の電線受入口の一端の開口内に配索される電線の配索向きに応じて取付垂直軸体を中心にソレノイドユニット体を取付垂直軸体の軸回りに水平に回動して取付位置を調整することができる。
【００５４】
また、本発明の請求項５に記載の発明は、請求項１，２，３及び４の何れかにおいて、耐熱合成樹脂がジシクロペンタジェン系樹脂またはその共重合体であることを特徴とするので、主な熱発生源となるソレノイド部の電磁コイル等に対する耐熱性は充分になり、外部に熱が洩れないため、沸点が低く爆発性を有したり、不安定である液体や液化ガス、可燃性ガス等を貯蔵するためのタンクの排気口や排出口等の防爆領域での温度を可燃性ガス、化学薬品等の流体の発火点以下に抑えることが確実になり、安全性は高まる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は本発明の防爆型のソレノイドバルブを示す縦断面図である。
【図２】図２は同じく図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】図３は同じく平面図である。
【図４】図４は同じく本実施形態を形成するソレノイド部の電気回路図である。
【符号の説明】
１多方弁
２パイロット電磁弁
３弁箱
４プランジャ弁体
５弁孔
６ソレノイド部
７端子箱
８ソレノイドユニット体
９ボビン
１０電磁コイル
１１ヨーク部材
１２ケース
１３半導体素子
１４電子部品
１６Ａ端子板部
１６Ｂ端子板部
１８端子カバー部
２０取付垂直軸体
２１係合手段
２３ナット
２４取付水平軸体
Ｂバリスタ
Ｄ１ダイオード
Ｄ２ダイオード
Ｗ流体[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an explosion-proof solenoid valve, and more particularly to an effective explosion-proof solenoid valve used for a pilot solenoid valve.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, an explosion-proof solenoid valve has been used as a solenoid valve installed in a place (explosion-proof area) where explosion-proof property is particularly required. Various structures have been proposed and used for the structure of this explosion-proof solenoid valve. I have.
The basic configuration of the solenoid valve itself is composed of a valve box, a plunger valve element that opens and closes a valve hole in the valve box, and a solenoid part that electromagnetically drives the plunger valve element. Discloses that the solenoid part, which is an ignition source, is covered with a metal housing, and the joints with the members are provided with an interval and a depth so that the explosion-proof performance is ensured at the interval and the depth (for example, Patent Document 1). reference.).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Laid-Open Publication No. 7-35873 (Pages 1-9, FIGS. 1, 2, 3, 4, 5, and 6)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, a conventional explosion-proof solenoid valve as described as an example in Patent Document 1 has a structure in which the solenoid valve is covered with a metal housing. Since a desired gap and depth are provided at a joint between the metal housing, the solenoid portion covered by the housing, and each member, explosion-proof performance is secured by the gap and depth. The explosion-proof performance was inadequate and not perfect.
[0005]
Also, if there is a gap or the like at the joint between the solenoid part and each member, if the solenoid valve continues to receive some vibration, the mounting position of the components of the solenoid part such as the electromagnetic coil will loosen and the rattling will occur. Or an electromagnetic coil comes into contact with the housing to generate noise.
[0006]
In addition, in the conventional explosion-proof solenoid valve, there is a structural limitation that the housing must be formed of metal and a gap or the like must be provided at the joint between the solenoid portion and another member as described above. The insulation performance is low, external noise or internal noise is easily caused, and the reliability as a product is lacking. Further, there is a disadvantage that the solenoid portion lacks waterproofness, dustproofness and the like.
[0007]
Further, in the conventional explosion-proof solenoid valve, the solenoid valve itself is enlarged, the structure is complicated, and the number of parts is increased. Therefore, the production and assembly are not easy, and the production cost is expensive.
In addition, since the housing is formed of metal, the weight of the solenoid valve itself increases, the workability of mounting and dismounting is poor, and the transport and storage are difficult, and there is a possibility that the housing may be rusted. .
[0008]
The present invention solves the above-mentioned conventional drawbacks, has sufficient explosion-proof performance and is excellent in safety, is completely fixed to the components of the solenoid portion, and does not loosen or rattle even if it is continuously subjected to vibration, It is an object of the present invention to provide an explosion-proof solenoid valve which has high insulation properties, generates little external noise or internal noise, improves reliability as a product, and is excellent in waterproofness and the like and can reduce the overall weight.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention solves the above-mentioned conventional drawbacks, and the invention according to claim 1 comprises a valve box, a plunger valve element for opening and closing a valve hole in the valve box, a solenoid portion for electromagnetically driving the plunger valve element, and In an explosion-proof solenoid valve comprising a terminal box for making an electrical connection to a solenoid part, a bobbin, an electromagnetic coil and a yoke member constituting the solenoid part are molded with a heat-resistant synthetic resin and the outer shape of the synthetic resin is reduced. A means is employed in which a solenoid unit body is formed by molding to also serve as a case.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, a diode and a varistor are connected to an electric circuit of the electromagnetic coil, and the diode and the varistor are molded together with the electromagnetic coil. The means of doing was adopted.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, in the first and second aspects, the terminal box is fitted to the terminal plate portion fixed to the solenoid unit so that the mounting direction can be changed to the terminal plate portion. A terminal cover part with an electric wire receiving port to be fixed, wherein the terminal plate part and the terminal cover part are molded from heat-resistant synthetic resin to constitute a terminal box unit body. .
[0012]
According to a fourth aspect of the present invention, in any one of the first, second and third aspects, the solenoid unit is fixed to the valve box so that the mounting direction can be changed. Means that are characterized by the following.
[0013]
According to a fifth aspect of the present invention, in any one of the first, second, third and fourth aspects, the heat-resistant synthetic resin is a dicyclopentadiene-based resin or a copolymer thereof. That means was adopted.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the details of a specific example of an embodiment in which the present invention is applied to an explosion-proof solenoid valve of a pilot solenoid valve will be described with reference to the drawings.
1 is a longitudinal sectional view showing an explosion-proof solenoid valve of the present invention, FIG. 2 is a sectional view taken along line AA of FIG. 1, FIG. 3 is a plan view, and FIG. 4 is an electric circuit diagram of a solenoid portion of the present embodiment. .
[0015]
In the illustrated embodiment, the explosion-proof property is required by keeping the boiling point of petroleum and chemicals low, or the explosion-proof property such as the low ignition point of flammable gas such as unstable liquid or liquefied gas. A valve box 3 of a pilot solenoid valve 2 attached to the upper surface of a multi-way valve 1 for flowing a fluid W such as air for driving a valve structure for controlling the flow of a fluid flowing through an explosion-proof area, An explosion-proof solenoid valve comprising a plunger valve body 4 for opening and closing a valve hole 5 in the inside, a solenoid part 6 for electromagnetically driving the plunger valve body 4, and a terminal box 7 for electrically connecting to the solenoid part 6. The same configuration and operation as those of the conventional explosion-proof solenoid valve are achieved.
[0016]
However, in this embodiment, the bobbin 9, the electromagnetic coil 10, and the yoke member 11 constituting the solenoid portion 6 are molded with heat-resistant synthetic resin, and are molded so that the outer shape of the heat-resistant synthetic resin also serves as the case 12. The unit body 8 is constituted.
[0017]
An electronic component 14 such as a semiconductor element 13 such as diodes D1 and D2 and a varistor B is connected to the electric circuit of the electromagnetic coil 10 as shown in FIG. 4, for example. Are molded with a heat-resistant synthetic resin together with the electromagnetic coil 10.
[0018]
Further, the plunger valve element 4 closes the valve hole 5 and cuts off the flow of the fluid W when the power supply to the electromagnetic coil 10 of the solenoid portion 6 is cut off by the spring urging force of the coil spring 15. This is similar in configuration to the conventional explosion-proof solenoid valve described in Patent Document 1.
[0019]
The terminal box 7 has terminal plate portions 16A and 16B fixed to the solenoid unit body 8, and a generally tubular electric wire receiving port fitted and fixed to the terminal plate portions 16A and 16B so that the mounting direction can be changed. The terminal box unit body 19 is formed by forming the terminal plate portions 16A and 16B and the terminal cover portion 18 from a heat-resistant synthetic resin.
The electric wire receiving port 17 is provided with an opening 17a for arranging electric wires connectable to the terminal plate portions 16A and 16B connected to the electromagnetic coil 10.
[0020]
Further, the solenoid unit body 8 is provided with engaging means 21 so as to be able to rotate the case 12 at a desired angle around the axis of the plunger valve body 4 with respect to a mounting vertical shaft body 20 protruding from the upper surface of the case 12. Mounted by In the drawing, the engaging means 21 has an exhaust hole 22a whose upper end is coaxially movable with the upper end of the plunger valve body 4 on the same axis, and a pilot hole 22b communicating with the valve chamber 3a. A screwing means of screwing a nut 23 to a screw portion 22c formed above the mounting vertical shaft body 20 is employed.
[0021]
The case 12 of the solenoid unit 8 includes the bobbin 9, the electromagnetic coil 10 wound around the bobbin 9 and having a circuit composition as shown in FIG. 1, and a diode connected to the electromagnetic coil 10. A mounting horizontal shaft 24 provided substantially crossing the axis of a mounting vertical shaft 20 to which a case 12 containing an electronic component 14 such as the semiconductor element 13 such as D1 or D2 or a varistor B is rotatably mounted; In the embodiment shown, it is mounted rotatably and detachably by means of a screw 25.
[0022]
26 is a mounting frame for fixing the bobbin 9 of the solenoid unit 6 and the electromagnetic coil 10 in the case 12 and fixing the same. 27 is for insulating the electromagnetic coil 10 from inside or outside. An insulating plate wound around the outer periphery of the electromagnetic coil 10 between the mounting frame 26 and the mounting frame 26.
[0023]
As the heat-resistant synthetic resin for molding the case 12 of the solenoid unit body 8, for example, a dicyclopentadiene-based petroleum resin or a copolymer resin thereof is used. The reason why the case 12 is formed using the dicyclopentadiene-based petroleum resin is that the heat resistance of the case 12 is sufficient and the electromagnetic coil 10 and the like of the solenoid portion 6 are formed by the case 12 serving as a main heat source. By reliably blocking the conduction of the heat generated from the electronic component 14, the influence of the heat can be prevented from being applied to the outside of the solenoid valve.
[0024]
Fluid flowing through an explosion-proof area where explosion-proof properties are required, such as an unstable liquid or flammable gas such as a liquefied gas, has a low boiling point such as petroleum, chemicals, etc. By ensuring that the temperature is below the ignition point, the explosion-proof performance of combustible gas and the like becomes sufficient and safety is ensured.
[0025]
Numeral 28 is provided on the inner periphery of the valve accommodating recess 29 in order to maintain the degree of sealing between the inside of the multi-way valve 1 and the inside of the valve box 3 and to measure the degree of sealing of the link between the multi-way valve 1 and the valve box 3. It is a base nut with a flange that is attached by screwing a male screw part 28a provided on the outer periphery of the lower part to the female screw part 29a.
[0026]
An O-ring 30 is interposed between the lower surface of the base nut 28 and the valve housing recess 29 in order to measure the degree of sealing of the multi-way valve 1. Reference numeral 31 denotes a yoke member 11 inserted in the center hole of the bobbin 9 for inserting the plunger valve body 4 into a housing portion 32 provided at the bottom of the valve box 3 to measure the degree of sealing in the valve box 3. O-ring fitted to the outer periphery of the. Reference numeral 33 denotes an O-ring fitted to the outer periphery of the upper end of the mounting vertical shaft body 20 inserted into the accommodation hole 34 provided on the top surface of the valve box 3 to measure the degree of sealing inside the valve box 3. In addition, 35 is a ground terminal.
[0027]
One embodiment of the present invention has the above configuration, and linearly drives the plunger valve body 4 by magnetic attraction generated by energizing the electromagnetic coil 10 of the solenoid unit 6 provided in the valve box 3. Or the flow of the fluid to the fluid W of the multi-way valve 1 is changed and controlled by opening or closing the valve hole 5 by the spring biasing force of the coil spring 15 when the power to the electromagnetic coil 10 is cut off. The operation is almost the same as that of the solenoid valve.
[0028]
In the illustrated embodiment, when the electromagnetic coil 10 of the solenoid unit 6 is energized, the plunger valve 4 receives the magnetic attraction generated by the electromagnetic coil 10 and resists the spring urging force of the coil spring 15. As a result, the flow path in the valve box 3 is opened with respect to the flow path in the multi-way valve 1 because it rises linearly and is separated from the valve hole 5 and opened.
[0029]
That is, when the energization of the electromagnetic coil 10 of the solenoid unit body 8 is cut off and a power failure occurs to stop the generation of magnetic force, the plunger valve body 4 is linearly lowered by the spring biasing force of the coil spring 15, and the valve hole 5 is closed. The fluid W flowing into the valve chamber 3a of the valve box 3 is provided in the released vertical mounting shaft 20 because the upper end of the plunger valve body 4 is separated from the lower surface of the mounting vertical shaft 20 while being closed. The air is exhausted from the outlet 22a of the pilot hole 20b to the outside.
In this way, the flow path of the fluid W to the multi-way valve 1 is changed and controlled, and has the same operation as the conventional explosion-proof solenoid valve described in Patent Document 1, for example.
[0030]
However, in the explosion-proof solenoid valve of the present embodiment, the bobbin 9, the electromagnetic coil 10, and the yoke member 11 constituting the solenoid portion 6 are molded with a heat-resistant synthetic resin, and the outer shape of the synthetic resin also serves as the case 12. To form the solenoid unit body 8, the conduction of heat generated from the electronic components 14 such as the electromagnetic coil 10 forming the solenoid part 6 by the case 12 formed of a heat-resistant synthetic resin is ensured. By shutting off, it is possible to prevent heat from affecting the outside of the solenoid valve.
Then, the heat generated by the solenoid valve is reduced by the heat below the ignition point in an explosion-proof area where there is a low boiling point of petroleum, chemicals, etc., which has explosive properties, or where there is an inflammable gas such as an unstable liquid or liquefied gas. By reliably suppressing conduction, explosion-proof performance of combustible gas and the like becomes sufficient, and safety can be ensured.
[0031]
In the present embodiment, the heat-resistant synthetic resin for molding the case 12 is a dicyclopentadiene-based petroleum resin or a copolymer resin thereof, so that the heat resistance of the case 12 is sufficient. The effect of heat generated from the electronic components 14 such as the electromagnetic coil 10 forming the solenoid portion 6 on the fluid W can be reliably suppressed to below its ignition point, and the impact resistance is large, and a large amount is procured inexpensively. be able to.
[0032]
Therefore, like a conventional solenoid valve described in Patent Document 1, a solenoid portion for linearly driving a plunger valve body is covered by a metal housing, and a desired portion is provided between the solenoid portion and the solenoid portion covered by the housing. By providing the gap and the space, unlike the one that shuts off the conduction of heat generated from components such as the electromagnetic coil that forms the solenoid by the gap and the space, the explosion-proof performance of flammable gas etc. is sufficient. And safety can be improved.
[0033]
Further, in the explosion-proof solenoid valve of the present embodiment, as shown in FIG. 4, an electromagnetic coil 10 of a solenoid unit 6 serving as a main heat generating source for driving the plunger valve body 4 and an electronic device such as a semiconductor element 13 are provided. The part 14 includes a bobbin 9 disposed around the plunger valve 4 in a case 12 molded of a heat-resistant synthetic resin, and an electromagnetic coil 10 wound around the bobbin 9. Since the semiconductor elements 13 such as the diodes D1 and D2 and the varistor B are connected in parallel to the coil 10, the coil 10 can be assembled compactly without increasing the external volume.
[0034]
The electric circuit configuration of the solenoid unit 6 is such that, as shown in FIG. 4, for example, a diode D1 is connected in series to the electromagnetic coil 10 so that the alternating current when the electromagnetic coil 10 is energized by this diode D1 is half-wave. It can be rectified to DC. Therefore, the plunger valve 4 can be driven by generating magnetic force with the same electromagnetic coil 10 regardless of whether an AC or DC power supply is used.
[0035]
Also, since the diode D2 is connected in parallel with the electromagnetic coil 10, the back electromotive force generated at both ends of the electromagnetic coil 10 when energized or interrupted is circulated to the electromagnetic coil 10 via the diode D2, Since heat is dissipated in 10, the power supply is protected without being affected by overvoltage or overcurrent and without generating noise.
[0036]
Further, the varistor B suppresses an overvoltage such as lightning that enters from the outside of the solenoid valve to be equal to or less than the varistor voltage, protects the electromagnetic coil 10 and the diodes D1 and D2 from being destroyed, and improves the life of the solenoid valve. can do.
Moreover, in the solenoid valve of the present embodiment, the housing is made of metal and the desired gap for ensuring the explosion-proof performance is provided between the housing and the solenoid portion, as in the explosion-proof solenoid valve of Patent Document 1. There is no structural restriction that a space must be provided, and the case 12 is made of synthetic resin, and the solenoid 6 is covered with an insulating plate 27 so that its insulation performance against electromagnetic waves and heat is high. Noise or internal noise is not easily caused, and the reliability as a product is improved.
[0037]
Further, an O-ring 30 interposed between the valve housing recess 29 and the lower surface of the base nut 28 to measure the sealing degree of the multi-way valve 1 and a housing 32 provided at the bottom of the valve box 3 have a plunger. The O-ring 31 fitted on the outer periphery of the yoke member 11 inserted into the center hole of the bobbin 9 for inserting the valve body 4 and further inserted into the accommodation hole 34 provided on the top surface of the valve box 3. The O-ring 33 and the like fitted to the outer periphery of the upper end of the mounting vertical shaft body 20 are also helped by hermeticity, so that water and dust do not enter the inside of the solenoid valve box 3, and are excellent in waterproofness and dustproofness. The cause can be wiped out.
[0038]
Further, the solenoid valve of the present embodiment is obtained by sealing the electronic component 14 such as the electromagnetic coil 10 and the semiconductor element 13 of the solenoid portion 6 into the case 12 molded from a heat-resistant synthetic resin as described above, and incorporating the same. Since the solenoid unit body 8 is formed, when the solenoid valve continues to receive some vibration, the electromagnetic coil 10 and the like, which are components of the solenoid unit 6, are provided in a case 12 which is formed of a structurally and firmly synthetic resin. Since the electronic component 14 is fixed, the mounting position of the electronic component 14 does not loosen or rattle. Then, the cause such as the occurrence of noise due to the contact of the electromagnetic coil 10 with the housing can be eliminated.
[0039]
In addition, in the explosion-proof solenoid valve of the present embodiment, the electromagnetic coil 10 of the solenoid unit 6 and the electronic components 14 such as the semiconductor element 13, which are the main heat generating sources capable of driving the plunger valve element 4, are heat-resistant. Since the solenoid unit 8 is built in and fixed in a case 12 molded of resin, the solenoid valve itself does not increase in size, the structure is simplified, and the number of parts does not increase. It is easy to manufacture and assemble, and can be manufactured at low manufacturing costs.
[0040]
Further, in the solenoid valve of the present embodiment, the electronic component 14 of the solenoid portion 6 such as the semiconductor element 13 is incorporated in the case 12 molded of a heat-resistant synthetic resin. Unlike the conventional solenoid valve described in Patent Literature 1 in which the solenoid portion is housed, the weight of the solenoid valve itself can be reduced without increasing the weight, so that a lot of labor is required for mounting and removing the solenoid valve. This eliminates the need for time, improves workability, facilitates transportation and storage of the solenoid valve, and eliminates rust.
[0041]
Further, the solenoid unit body 8 is configured such that the case 12 is engaged with the plunger by an engaging means 21 provided at an upper end of a mounting vertical shaft body 20 coaxial with the plunger valve body 4 protruding from the upper surface of the case 12. Since it is mounted so as to be rotatable at a desired angle around the axis of the valve body 4, the installation direction of a pipe (not shown) in which the multi-way valve 1 is installed and the terminal cover portion 18 installed on one side of the case 12. The nut 23 is loosened from the outside of the case 12 to the screw portion 22c in accordance with the wiring direction of the electric wire routed in the opening 17a at one end of the electric wire receiving port 17 of the electric wire receiving port 17 so that the mounting vertical shaft body 20 is mounted. The mounting position can be adjusted by rotating the case 12 horizontally around the axis of the vertical shaft body 20 for each solenoid unit at the center.
[0042]
At this time, the case 12 is mounted on the bobbin 9 of the solenoid portion 6 for winding the electromagnetic coil 10 through the yoke member 11 and the plunger valve 4 and the mounting vertical shaft that allows the upper end of the plunger valve 4 to freely come and go. 20 is mounted by being inserted from above and below, it becomes compact, and the case 12 loosens the nut 23 of the engaging means 21 as described above to connect the plunger valve body 4 and the mounting vertical shaft body 20 to each other. Since the solenoid unit 6 is rotated around the center, the rotation operation can be easily and smoothly performed even in a place where the installation location is narrow.
[0043]
The terminal cover 18 is rotatably and detachably attached to the case 12 by a screw 25 serving as a mounting horizontal shaft 24 provided substantially crossing the axis of the plunger valve body 4. By loosening the screw 19, the terminal cover 18 is attached to the case 12 so that the opening 17a at one end of the wire receiving port 17 is aligned around the axis of the horizontal shaft 24 according to the wiring direction and the wiring angle. And the mounting position can be easily adjusted.
[0044]
Then, the case 12 is mounted around the mounting vertical shaft body 20 in accordance with the installation direction of the pipe (not shown) in which the multi-way valve 1 is installed and the wiring direction of the electric wires. Since the mounting position can be adjusted by rotating the solenoid valve, the operation of mounting or removing the solenoid valve can be performed quickly and easily, and the working efficiency can be improved.
[0045]
Moreover, as described above, the case 12 formed of a heat-resistant synthetic resin can be horizontally rotated around the axis of the mounting vertical shaft body 20 to adjust the mounting position. Since the terminal cover 18 can be rotated about the mounting horizontal shaft 24 with respect to the case 12 to adjust the mounting position, the opening at one end of the wire inlet 17 can be adjusted according to the wiring direction and the wiring angle of the wires. 17a can be easily matched, the wiring work of the electric wires and the connection work of the electric wires to the terminal plate portions 16A and 16B can be made more efficient, and maintenance and inspection such as replacement and repair of parts become easier. .
[0046]
Further, in the above-described embodiment, the case where the solenoid valve is applied to a pilot valve type solenoid valve for changing and controlling the flow path of the multi-way valve 1 is representatively described. A direct-acting explosion-proof type in which the solenoid 6 of the plunger valve body 4 is molded with a heat-resistant synthetic resin in order to directly open and close the valve hole 5 for changing and controlling the flow path of the multi-way valve 1 itself without using The present invention is also applicable to a solenoid valve.
[0047]
【The invention's effect】
As described above, the invention according to claim 1 of the present invention provides a valve box, a plunger valve element that opens and closes a valve hole in the valve box, a solenoid part that electromagnetically drives the plunger valve element, and an electric power supply to the solenoid part. In a solenoid valve of explosion-proof type comprising a terminal box for making a proper connection, a bobbin, an electromagnetic coil and a yoke member constituting the solenoid part are molded with a heat-resistant synthetic resin and the outer shape of the synthetic resin also serves as a case. The feature is that the solenoid unit is formed by molding, so the explosion-proof performance of flammable gas etc. in the explosion-proof area is sufficient and excellent in safety. It does not loosen or rattle even if it continues to be received, has high insulation properties, generates little external noise or internal noise, improves product reliability, and is liquid With less dust infiltration and excellent waterproof and dustproof properties, the cause of the failure is eliminated, and the solenoid valve itself is not increased in size, making it lightweight and improving the work efficiency of mounting and removing work. It is easy to carry and store, and furthermore, there is no rust, the structure is simple, the number of parts is small, the production and assembly are easy, and the production cost is low.
[0048]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, a diode and a varistor are connected to an electric circuit of the electromagnetic coil, and the diode and the varistor are molded together with the electromagnetic coil. As a result, the solenoid valve itself can be simplified, the structure can be simplified without increasing the size, the number of parts can be increased, the production and assembly can be easily performed, and the production can be performed at a low production cost. Can be.
[0049]
In the solenoid valve of the present embodiment, since the components of the solenoid portion such as the semiconductor element are incorporated in a case molded of synthetic resin in claim 1, the solenoid portion is provided in a housing formed of metal. Unlike the conventional solenoid valve described in Patent Literature 1 that is housed, the solenoid valve itself is reduced in weight without increasing its weight, so much time and effort is required for mounting and removing the solenoid valve. Without this, the workability can be improved, the transportation and storage of the solenoid valve can be facilitated, and no rust is generated.
In addition, a diode connected in series to the electromagnetic coil of the solenoid unit can perform half-wave rectification of the alternating current when the electromagnetic coil is energized to produce a direct current, which is the same when using either an alternating current or a direct current power supply. By generating a magnetic force from the electromagnetic coil, the plunger valve can be quickly and reliably driven with good responsiveness.
[0050]
Also, since a diode is connected in parallel to the electromagnetic coil, the back electromotive force generated at both ends of the electromagnetic coil when energized or interrupted is circulated to the electromagnetic coil via the diode and radiated by the electromagnetic coil, The power supply is protected without being affected by overvoltage or overcurrent and without generating noise.
[0051]
Furthermore, a varistor connected in parallel to the electromagnetic coil can suppress overvoltage such as lightning that enters from the outside of the solenoid valve below the varistor voltage, thus protecting the electromagnetic coil and diode from damage. As a result, the durability of the solenoid valve can be improved.
[0052]
According to a third aspect of the present invention, in the first and second aspects, the terminal box is fitted to a terminal plate portion fixed to the solenoid unit so that the mounting direction can be changed to the terminal plate portion. A terminal cover unit having an electric wire receiving port to be fixed, and the terminal plate unit and the terminal cover unit are molded from heat-resistant synthetic resin to form a terminal box unit body. The opening at one end of the cable inlet can be easily matched according to the cable direction and the cable routing angle, making it possible to streamline the wiring work and connect the cable to the terminal board in the case more efficiently. Maintenance and inspection such as replacement and repair of parts are facilitated.
[0053]
According to a fourth aspect of the present invention, in any one of the first, second and third aspects, the solenoid unit is fixed to the valve box so that the mounting direction can be changed. The vertical mounting shaft is centered according to the installation direction of the piping and the wiring direction of the wires routed into the opening at one end of the wire receiving port of the terminal cover attached to one side of the case. The mounting position can be adjusted by rotating the solenoid unit body horizontally about the axis of the mounting vertical shaft body.
[0054]
According to a fifth aspect of the present invention, in any one of the first, second, third and fourth aspects, the heat-resistant synthetic resin is a dicyclopentadiene-based resin or a copolymer thereof. Therefore, the heat resistance of the solenoid part, which is the main heat generating source, to the electromagnetic coil, etc. becomes sufficient, and heat does not leak to the outside, so it has a low boiling point and has explosive properties, unstable liquids and liquefied gases, It is ensured that the temperature in the explosion-proof area such as the exhaust port and the exhaust port of the tank for storing the flammable gas and the like is kept below the ignition point of the fluid such as the flammable gas and chemicals, and the safety is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an explosion-proof solenoid valve of the present invention.
FIG. 2 is a sectional view taken along the line AA in FIG. 1;
FIG. 3 is a plan view of the same.
FIG. 4 is an electric circuit diagram of a solenoid unit forming the present embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Multi-way valve
2 Pilot solenoid valve
3 Valve box
4 plunger valve
5 Valve hole
6 Solenoid part
7 Terminal box
8 Solenoid unit
9 bobbins
10 Electromagnetic coil
11 Yoke member
12 cases
13 Semiconductor elements
14 Electronic components
16A terminal board
16B terminal board
18 Terminal cover
20 Mounting vertical shaft
21 Engagement means
23 nut
24 Mounting horizontal shaft
B Varistor
D1 diode
D2 diode
W fluid

Claims

An explosion-proof solenoid valve comprising a valve box, a plunger valve body that opens and closes a valve hole in the valve box, a solenoid unit that electromagnetically drives the plunger valve body, and a terminal box that electrically connects to the solenoid unit. An explosion-proof type, wherein a bobbin, an electromagnetic coil and a yoke member constituting the solenoid portion are molded with a heat-resistant synthetic resin and molded so that the outer shape of the synthetic resin also serves as a case to form a solenoid unit body. Solenoid valve.

The explosion-proof solenoid valve according to claim 1, wherein a diode and a varistor are connected to an electric circuit of the electromagnetic coil, and the diode and the varistor are molded together with the electromagnetic coil.

The terminal box includes a terminal plate portion fixed to the solenoid unit body and a terminal cover portion with a wire receiving port fitted and fixed to the terminal plate portion so that the mounting direction can be changed. 3. The explosion-proof solenoid valve according to claim 1, wherein the portion is formed of a heat-resistant synthetic resin to form a terminal box unit body.

The explosion-proof solenoid valve according to any one of claims 1, 2, and 3, wherein the solenoid unit is fixed to the valve box so that the mounting direction can be changed.

5. The explosion-proof solenoid valve according to claim 1, wherein the heat-resistant synthetic resin is a dicyclopentadiene resin or a copolymer thereof.