JP2004245385A - Device for preventing skipping of timing chain - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイミングチェーンのタイミングチェーンの下側スプロケットからの外れ(歯飛び)を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両等に搭載される内燃機関においては、クランク軸の回転に同期して動弁機構のカム軸を回転させるために、クランク軸スプロケット(下側スプロケット)とカム軸スプロケット(上側スプロケット)とにタイミングチェーンを巻き掛けているものがある。
【0003】
このものでは、上側スプロケットを取り外した際に、タイミングチェーンが下方へ脱落して下側スプロケットとの巻き掛けが外れること(歯飛び)を防止するため、該下側巻き掛け部の下方に位置させて、歯飛び防止ガイドを設けている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−86893号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年のタイミングチェーンは、静粛性等のためスプロケットとの係合深さを1〜2mm程度と小さくしており、前記歯飛び防止ガイドとタイミングチェーンとのクリアランスは、歯飛び防止のため前記係合深さよりさらに小さくする必要がある。
【0006】
このため、部品の組み付け性が悪く、寸法精度の要求も厳しくなっており、さらに、このようにクリアランスを小さくすることで運転中はタイミングチェーンと歯飛び防止ガイドとが干渉して異音を発生するという問題があった。
【0007】
すなわち、部品の組み付け性の問題として、スプロケットからタイミングチェーンが外れないようにする歯飛び防止ガイドであるため、スプロケットと歯飛び防止ガイドを取り付けた後にタイミングチェーンを取り付けることができない(組み付け工順の制約)。
【0008】
また、寸法精度要求の問題として、スプロケットからタイミングチェーンが外れないためのクリアランスと、部品の製造バラツキ、組み付けバラツキによって歯飛び防止ガイドがタイミングチェーンに常時接触することがないためのクリアランスを両立させるために、高い部品精度が要求される。
【0009】
さらに、タイミングチェーンと歯飛び防止ガイドとの干渉による異音発生の問題として、エンジン運転時にタイミングチェーン側面を押圧して緩みを無くすスラックガイドへの供給油圧の低下等により、タイミングチェーンがばたつく状態が発生した場合、クリアランスの狭い歯飛び防止ガイドでは、タイミングチェーンが歯飛び防止ガイドと接触してしまい干渉音を発生する。
【0010】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、上記部品の組み付け性の問題、寸法精度要求の問題、異音発生の問題を同時に解消したタイミングチェーンの歯飛び防止装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このため本発明は、歯飛び防止ガイドと前記タイミングチェーンとのクリアランスが、機関停止時にはタイミングチェーンの下側スプロケットからの外れを防止できる大きさとなり、機関運転時には機関停止時より大きくなるように切り換え可能な可動構造とした。
【0012】
このようにすれば、歯飛び防止ガイドとタイミングチェーンとのクリアランスを切り換え可能であるため、大きなクリアランスにしておけば、歯飛び防止ガイドを取り付けた後でもタイミングチェーンをスプロケットに巻き掛けることができ、組み付け工順の制約が解消される。
【0013】
また、クリアランスの設定を、機関停止時におけるタイミングチェーンの下側スプロケットからの外れを防止できる大きさのみを考慮し、歯飛び防止ガイドがタイミングチェーンに常時接触することがないためのクリアランスを考慮する必要がないため、寸法精度の要求度を下げられ、コスト低減を図れる。
【0014】
さらに、エンジン運転時は、スラックガイドが機能してタイミングチェーンに張力が与えられるため、スプロケットにしっかりと巻き掛けられているので、クリアランスを大きくしても歯飛びを生じることはなく、クリアランスを大きくすることで、タイミングチェーンのバタツキによる歯飛び防止ガイドとの干渉が防止されて、異音発生を防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1及び図2において、内燃機関1は、シリンダブロック2下部にクランク軸3が軸支して配設されるとともに、シリンダブロック2上方に連結されたシリンダヘッド4に吸気カム軸5及び排気カム軸6が平行に軸支される。
【0016】
前記内燃機関1の前面において、前記クランク軸3には、クランク軸スプロケット7が設けられている。また、前記吸気カム軸5、排気カム軸6には、吸気カム軸スプロケット8、排気カム軸スプロケット9が設けられている。
【0017】
前記クランク軸スプロケット7と吸気カム軸スプロケット8及び排気カム軸スプロケット9には、クランク軸3の回転に同期して吸・排気動弁機構の吸気カム軸5、排気カム軸6を回転させるために、タイミングチェーン10を巻き掛けている。
【0018】
前記タイミングチェーン10の運転時の緩み及び振れを防止するため、タイミングチェーン10の一方の側面(図示右側)を内側に押圧する弓状のチェーンガイド11が、機関1のフロント壁に固定され、タイミングチェーン10の他方の側面を運転時に内側に押圧する弓状のスラックガイド12が、その下部をフロント壁に軸支して配設されている
前記スラックガイド12は、金属製等剛性の高い材質で形成された外側部材12Aの内側に、潤滑性を有した樹脂材で形成された内側部材12Bが固定され、該内側部材12Bの内面がタイミングチェーン10と摺動する。前記外側部材12Aは、下端部が支軸12Cに軸支され、上端部が機関1のフロント壁に固定された油圧アクチュエータ13の伸縮する作動杆に連結されている。
【0019】
そして、機関停止時は図1に示すように、前記油圧アクチュエータ13の作動杆が引き込まれた位置にあるが、機関運転時は図2に示すように、油圧が上昇して油圧アクチュエータ13の作動杆が伸張する。これにより、スラックガイド12が図で時計周りに回動し、内側部材12Bの内面がタイミングチェーン10を内側に押圧し、タイミングチェーン10に所定の張力を与え緩みを防止する。
【0020】
かかる基本的な機能を有したスラックガイド12に、本発明に係る歯飛び防止ガイド14を一体に設ける。
すなわち、前記樹脂材で形成された内側部材12Bの下端部が下方に延長して設けられ、タイミングチェーン10のクランク軸スプロケット7との巻き掛け部の下方に沿って円弧状の歯飛び防止ガイド14が形成される。
【0021】
ここで、機関停止時の図1に示す状態で、前記円弧状の歯飛び防止ガイド14とタイミングチェーン10とのクリアランスc1は、タイミングチェーン10とクランク軸スプロケット7との係合深さより小さく設定してある。
【0022】
これにより、上側の吸気カム軸スプロケット7や排気カム軸スプロケット8を取り外した際に、タイミングチェーン10の下方へ脱落が歯飛び防止ガイド14により阻止され、クランク軸スプロケット7との巻き掛けが外れること(歯飛び)を防止できる。また、機関の始動時など極低速時はまだ油圧が低いため油圧アクチュエータ13の作動杆が引っ込んでタイミングチェーン10に張力が与えられない状態が発生するが、そのような場合も機関停止時と同様、歯飛び防止ガイド14とタイミングチェーン10とのクリアランスc1が小さいので、歯飛びを防止でき支障を来たすことはない。
【0023】
かかる歯飛び防止ガイドの基本的な歯飛び防止機能に加え、本発明にかかる構成として、歯飛び防止ガイド14がスラックガイド12と一体に回動可能に構成されているため、クランク軸スプロケット7にタイミングチェーン10を巻き掛ける際には、手動でスラックガイド12と共に歯飛び防止ガイド14を図で反時計回りに回動させて図2に示すように、歯飛び防止ガイド14とタイミングチェーン10とのクリアランスc2を増大すればよく、これにより、巻き掛けが可能となり、組み付け工順の制約が解消される。
【0024】
また、図1の機関停止状態から機関を始動すると、機関始動後は、回転上昇によって油圧が上昇し、油圧アクチュエータ13の作動杆が伸張してスラックガイド12を図で時計回りに回動させてタイミングチェーン10に張力を与える。同時に、歯飛び防止ガイド14もスラックガイド12と一体に回動し、図2に示すように歯飛び防止ガイド14とタイミングチェーン10とのクリアランスc2が大きくなる。
【0025】
上記のように機関運転中は、スラックガイド12によってタイミングチェーン10に張力が与えられるので、クリアランスc2が大きくとも歯飛びを生じることはない。
【0026】
一方、クリアランスc2が大きいことにより、タイミングチェーン10のバタツキによる歯飛び防止ガイド14との干渉を防止でき、干渉による異音の発生を防止できる。
【0027】
また、上記のようであるから、クリアランスの精度は、歯飛び防止のための最小のクリアランスc1のみを考慮すればよく、歯飛び防止ガイド14とタイミングチェーン10との干渉を考慮する必要がない。すなわち、干渉を考慮するとクリアランスを狭める方向にも制約があるが、干渉を考慮しなくて済むため、製造バラツキ及び組み付けバラツキの範囲内で十分クリアランスを小さくすることができる。したがって、寸法精度要求の問題も解消される。
【0028】
また、本実施形態に係る効果として、従来、専用の歯飛び防止ガイドを設ける必要があったのを、本実施形態ではスラックガイド12と一体に歯飛び防止ガイド14を設けたため、部品点数を削減できる。特に、本発明は、本発明に係る歯飛び防止ガイドをスラックガイドと別体に設けるものも含むが、その場合は、機関停止時と運転時とでクリアランスを可変にする機構を備える必要があり、従来より部品点数が増えることになる。その点、本実施形態では、歯飛び防止ガイド14をスラックガイド12と一体に設けることでクリアランス可変機構(油圧アクチュエータ13)まで共有することができ、部品点数を削減できコストダウンまで図れるのである。
【0029】
また、特に、歯飛び防止ガイド14を、スラックガイド12の樹脂材で形成された内側部材12Bと一体に成形したため、機関の運転不具合でタイミングチェーン10のバタツキが大きく歯飛び防止ガイド14と干渉した場合でも、アルミ等で形成した歯飛び防止ガイドに比較して干渉音レベルが小さくなる。
【0030】
なお、既述した特許文献1では、チェーンカバーに歯飛び防止ガイドを設けているが、その場合、チェーンカバー組み付け時には歯飛び防止ガイド側は見えなくなること、さらに、タイミングチェーンと歯飛び防止ガイドの位置がその目的上非常に近いということから、チェーンカバー組み付け時に歯飛び防止ガイドがタイミングチェーンに当たってしまい損傷する可能性がある。その点、本実施形態では、タイミングチェーン組みつけ時に、歯飛び防止ガイドを見ることができるため、かかる事態も回避できる。
【0031】
図3,図4は、第2の実施形態を示す。
このものも歯飛び防止ガイド14’を、スラックガイド12の内側部材12Bを下方に延長して一体成形することは同様であるが、歯飛び防止ガイド14’を上端開放の袋状に形成してタイミングチェーン10とクランク軸スプロケット7との巻き掛け部が漬かるオイル溜りを備えた構造とした。
【0032】
すなわち、タイミングチェーンによる伝達機構では、タイミングチェーンとスプロケットとの噛み合い音や摩耗を低減し、また、前記スラックガイドやチェーンガイドとタイミングチェーンとの摺動による摩耗を低減する必要がある。このため従来より、オイルジェットを設けてタイミングチェーンにオイルを吹き付けて、強制潤滑するようにしている。
【0033】
これに対し、上記のように、歯飛び防止ガイド14’にオイル溜り13aを設ければ、機関運転中に落下してくるオイルがオイル溜り13aに溜まる。したがって、タイミングチェーン10及びクランク軸スプロケット7の巻き掛け部が常時オイルに浸されるので、タイミングチェーン10と吸気カム軸スプロケット7、排気カム軸スプロケット8及びクランク軸スプロケット7との噛み合い音や摩耗を低減し、また、前記スラックガイド12やチェーンガイド10とタイミングチェーン10との摺動による摩耗を低減することができる。これにより、従来のオイルジェットが不要となり、コスト低減を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体構成図であり、機関停止時の状態を示す。
【図2】同上実施形態の機関運転時の状態を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す全体構成図であり、機関運転時の状態を示す。
【図4】図3のA−A断面図。
【符号の説明】
1 … 内燃機関
7 … クランク軸スプロケット
8 … 吸気カム軸スプロケット
9 … 排気カム軸スプロケット
10 … タイミングチェーン
12 … スラックガイド
12A… 外側部材
12B… 内側部材
12C… 支軸
13 … 油圧アクチュエータ
14 … 歯飛び防止ガイド
14’… 歯飛び防止ガイド
14a… オイル溜り[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a technique for preventing a timing chain from coming off from a lower sprocket of a timing chain (tooth jump).
[0002]
[Prior art]
In an internal combustion engine mounted on a vehicle or the like, the timing of the crankshaft sprocket (lower sprocket) and the timing of the camshaft sprocket (upper sprocket) are used to rotate the camshaft of the valve mechanism in synchronization with the rotation of the crankshaft. There is something around the chain.
[0003]
In this device, when the upper sprocket is removed, the timing chain is positioned below the lower wrapped portion to prevent the timing chain from dropping downward and coming off the lower sprocket (tooth skipping). Thus, a tooth jump prevention guide is provided (see Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-5-86893
[Problems to be solved by the invention]
In recent years, the timing chain has a small engagement depth with a sprocket of about 1 to 2 mm for quietness and the like. It must be smaller than the depth.
[0006]
As a result, the assemblability of parts is poor and the requirements for dimensional accuracy are strict.In addition, by reducing the clearance in this way, the timing chain and the tooth jump prevention guide interfere during operation and generate abnormal noise There was a problem of doing.
[0007]
That is, as a problem in assembling parts, since the tooth skip prevention guide prevents the timing chain from coming off from the sprocket, the timing chain cannot be attached after the sprocket and the tooth skip prevention guide are attached. Constraints).
[0008]
Also, as a problem of dimensional accuracy requirements, in order to balance the clearance to prevent the timing chain from coming off the sprocket and the clearance to prevent the tooth skipping prevention guide from constantly contacting the timing chain due to manufacturing variations and assembly variations of parts. In addition, high component accuracy is required.
[0009]
Furthermore, as a problem of generating abnormal noise due to interference between the timing chain and the tooth jump prevention guide, the timing chain flaps due to a decrease in hydraulic pressure supplied to a slack guide which presses the side of the timing chain during engine operation to eliminate slack. In the case where the tooth jump prevention guide has a small clearance, the timing chain comes into contact with the tooth jump prevention guide and an interference sound is generated.
[0010]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of such conventional problems, and a tooth skipping prevention device for a timing chain which has simultaneously solved the above-described problems of assembling the components, a problem of dimensional accuracy requirement, and a problem of generation of abnormal noise. The purpose is to provide.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, according to the present invention, the clearance between the tooth jump prevention guide and the timing chain is switched so that the clearance from the lower sprocket of the timing chain can be prevented when the engine is stopped, and larger when the engine is operating than when the engine is stopped. Possible movable structure.
[0012]
In this way, the clearance between the tooth jump prevention guide and the timing chain can be switched, so that if the clearance is large, the timing chain can be wound around the sprocket even after the tooth jump prevention guide is attached, Restrictions on the assembly procedure are eliminated.
[0013]
In addition, the clearance should be set only for the size that can prevent the timing chain from coming off the lower sprocket when the engine is stopped, and for the clearance that prevents the tooth jump prevention guide from constantly contacting the timing chain. Since there is no need, the required degree of dimensional accuracy can be reduced and cost can be reduced.
[0014]
In addition, when the engine is running, the slack guide functions to apply tension to the timing chain, so it is tightly wound around the sprocket. By doing so, interference with the tooth jump prevention guide due to flapping of the timing chain is prevented, and generation of abnormal noise can be prevented.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
1 and 2, an
[0016]
On the front surface of the
[0017]
The crankshaft sprocket 7, the
[0018]
In order to prevent the
[0019]
When the engine is stopped, as shown in FIG. 1, the operating rod of the
[0020]
The tooth
That is, the lower end of the inner member 12B formed of the resin material is provided to extend downward, and the arc-shaped tooth
[0021]
Here, in the state shown in FIG. 1 when the engine is stopped, the clearance c1 between the arc-shaped tooth
[0022]
As a result, when the upper
[0023]
In addition to the basic tooth jump prevention function of the tooth jump prevention guide, the tooth
[0024]
When the engine is started from the engine stopped state in FIG. 1, after the engine is started, the hydraulic pressure rises due to the rotation increase, the operating rod of the
[0025]
As described above, the tension is applied to the
[0026]
On the other hand, since the clearance c2 is large, interference with the tooth
[0027]
Further, as described above, the accuracy of the clearance only needs to consider the minimum clearance c1 for preventing tooth skipping, and there is no need to consider interference between the tooth skipping
[0028]
Further, as an effect according to the present embodiment, conventionally, it was necessary to provide a dedicated tooth skipping prevention guide, but in the present embodiment, since the tooth skipping
[0029]
Further, in particular, since the tooth
[0030]
In the above-mentioned
[0031]
3 and 4 show a second embodiment.
In this case, the tooth skipping prevention guide 14 'is formed integrally by extending the inner member 12B of the
[0032]
That is, in the transmission mechanism using the timing chain, it is necessary to reduce the noise and wear of the meshing between the timing chain and the sprocket, and to reduce the wear caused by sliding between the slack guide and the chain guide and the timing chain. For this reason, conventionally, an oil jet is provided to spray oil onto the timing chain to perform forced lubrication.
[0033]
On the other hand, if the oil reservoir 13a is provided in the tooth skipping prevention guide 14 'as described above, the oil falling during the operation of the engine is accumulated in the oil reservoir 13a. Therefore, the winding portion of the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram showing one embodiment of the present invention, showing a state when an engine is stopped.
FIG. 2 is a diagram showing a state during engine operation of the embodiment.
FIG. 3 is an overall configuration diagram showing a second embodiment of the present invention, showing a state during engine operation.
FIG. 4 is a sectional view taken along line AA of FIG. 3;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
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JP2011220456A (en) * | 2010-04-09 | 2011-11-04 | Tsubakimoto Chain Co | Chain guide mechanism |
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- 2003-02-17 JP JP2003038428A patent/JP4026507B2/en not_active Expired - Fee Related
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