【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、公共機関等の施設をオンラインで予約するシステムに関し、特に施設利用率を向上させる施設予約システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の施設予約システムは複数時間の予約を受け付ける仕組みはあるが、公共施設等単位時間（以下、「コマ」とする）で予約時間が区切られ抽選を有する施設に関しては、連続した複数のコマの中でコマ数を指定して予約を受け付ける仕組みは実現していない。
【０００３】
またキャンセル待ちに関しても同様で、従来のシステムは、特開平１１−１５９０２号公報に記載のように、抽選が必要な施設の抽選時に当選者とキャンセル待ち対象者を選定し、当選者に利用意思が無いのであれば、キャンセル待ち対象者を当選させる手法となっていた。
【０００４】
【特許文献１】
特開平１１−１５９０２号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、キャンセル待ち対象者を選定することにより、当選者に利用意思が無い場合の施設の空を軽減することは可能であるが、特定のコマに予約が集中した場合、他のコマの空が生じる、また利用者は特定のコマのみでしか予約及びキャンセル待ちができないので、“空があればどのコマでも良いので施設を利用したいと考えている人”のニーズを反映していないなどの問題点があった。また、上記従来技術は、キャンセル処理及び施設利用権の移行処理の効率化について考慮されておらず、キャンセル待ち対象者に通知する手間が職員にかかるなどの問題があった。
【０００６】
本発明はどのコマでも予約が可能な人に関しては、予約受付終了時にその人の予約を予約数の少ないコマに配分、またキャンセル待ちも運用に沿うように任意のコマに配分することを可能とすることにより、施設の効率的な利用を図ることを目的としている。
【０００７】
また他の目的はシステム管理者を介さずに利用者間でキャンセル処理及び施設利用権の移行を行うことができることを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前者の目的を達成するために、まず予約受付時にコマを特定しての予約（以下、「コマ指定予約」とする）と、“午前に１コマ”といった連続した複数のコマ内のコマ数を指定しての予約（以下、「時間帯予約」とする）を受け付ける手段を設けることで、“特定のコマでしか施設を利用できない人”と、“どの時間でも良いので施設を利用したい人”とを判断する。予約受付終了時に、コマ指定予約についてコマ毎の予約数を集計し、次に時間帯予約について、該当する連続した複数のコマのうちで予約数の少ないコマにその予約を順次配分していくことで、特定のコマに予約が集中することを防ぐことを可能としたものである。
【０００９】
時間帯予約をした人のキャンセル待ちに関しては、任意のコマに配分することを可能とし、“平均的なキャンセル待ちの数にする”、“どのコマでも良いので利用可能な人を当選しやすくする”、“特定の時間でしか予約できない人を当選しやすくする”など運用にあわせて選択可能としたものである。
【００１０】
後者の目的を達成するために、システムにキャンセルを通知するボタンとキャンセル通知を受けた後、施設を利用するとの回答を行うボタンを設けることで、システム管理者を介さずに利用者間でキャンセル処理及び施設利用権の移行処理を可能としたものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図により説明する。
【００１２】
本システムでは、コマ指定予約と時間帯予約を受け付ける手段を設けることで、キャンセル待ち対象者を含め予約を最適に配分するシステムである。
【００１３】
図１は、本施設予約システム１０を管理するセンタ装置４と、パソコン１、携帯電話端末２からＬＡＮ、インターネットなどのネットワーク３で本システムにアクセスすることを示した全システム構成図である。施設予約システム１０には抽選前の予約状況を管理する抽選前予約テーブル５、抽選後の予約状況を管理する抽選後予約テーブル６、施設情報を管理する施設テーブル１（７）、施設テーブル２（８）、個人情報を管理する個人テーブル９が格納されている。
【００１４】
図１３は予約受付時における処理フロー図である。
【００１５】
まず利用者のログイン後、個人認証を行う（ステップ１０１）。抽選前予約テーブル５、施設テーブル１（７）、施設テーブル２（８）、個人テーブル９を元に、システム側で予約状況を表示する（ステップ１０２）。
【００１６】
抽選前予約テーブル５のデータ構成例を図２に示す。ここでは、施設コード１１、日付１２、予約者コード１３、キャンセル待ち希望者１４、予約数１５、キャンセル待ち数１６を取得し格納する。尚、施設コード１１は、施設番号、施設内番号、コマからなる。施設コード１１の末尾２桁をコマとする。コマはコード００を“どの時間帯でも可”、０１を“午前”、０２を“午後”とする。０３を“９時〜１０時”、０４を“１０時〜１１時”といったように０３以降はコマを特定する。００から０２までが時間帯予約で予約した情報を格納し、０３以降がコマ指定予約で予約した情報を格納するものとする。
【００１７】
施設テーブル１（７）、施設テーブル２（８）のデータ構成例を図１２に示す。ここでは、施設コード４１、施設番号４２、施設内番号４３、コマ４４、利用区分４５を取得し格納するテーブルと施設番号５１、施設名称５２、施設数５３、メールアドレス５４、住所５５を取得し格納するテーブルの２つとする。
【００１８】
個人テーブル９のデータ構成例を図１１に示す。ここでは、指名ＩＤ３１、指名３２、メールアドレス３３、住所３４、パスワード３５を取得し格納する。
【００１９】
予約状況表示後、利用者はコマ指定予約で予約するか、時間帯予約で予約するか選択を行う（ステップ１０３）。コマ指定予約の場合、利用したいコマを指定する（ステップ１０４）。このときの画面イメージを図１８に示す。時間帯予約の場合、「どの時間でも可」、「午前」、「午後」など時間帯の選択を行う（ステップ１０５）。「どの時間でも可」を選択した場合の画面イメージを図１９、「午前」を選択した場合の画面イメージを図２０、「午後」を選択した場合の画面イメージを図２１に示す。時間帯の選択後、コマ数を指定する（ステップ１０６）。また連続したコマで予約するか分割したコマで予約するかを選択する（ステップ１０７）。コマ指定予約・時間帯予約それぞれで、キャンセル待ちを行うか選択を行う（ステップ１０８）。
【００２０】
利用者の予約情報入力後、システム側で抽選前予約テーブルに情報を格納する（ステップ１０９）。予約を行う施設、施設内の番号、コマもしくは時間帯は図２の施設コード１１によって一意になっており、該当する施設コード１１と日付１２をキーとして検索し、予約者コード１３に氏名ＩＤ３１を格納、キャンセル待ちを希望していた場合はキャンセル待ち希望者１４にも氏名ＩＤ３１を格納する。
【００２１】
図１４は、予約受付終了から抽選時における処理フロー図である。まず管理者のログイン後、個人認証を行う（ステップ２０１）。次に抽選前予約テーブル５を元に、コマ指定予約の集計をコマ毎に行う（ステップ２０２）。その後、時間帯予約（図２の施設コード１１の末尾２桁が００、０１、０３となっているもの）を予約の少ないコマに配分する（ステップ２０３）。
【００２２】
図２に示すとおり、配分前の予約状況が、「どの時間でも可」で予約した人数が１人、「午前」で予約した人数が２人、「午後」で予約した人が３人、「９時から１０時」で予約した人数が１人、「１０時から１１時」で予約した人数が２人、「１１時から１２時」で予約した人数が３人、「１２時から１３時」で予約した人数が１人、「１３時から１４時」で予約した人数が２人、「１４時から１５時」で予約した人数が３人、「１５時から１６時」で予約した人数が４人、「１６時から１７時」で予約した人数が５人、「１７時から１８時」で予約した人数が６人いる場合を想定する。「どの時間でも可」、「午前」、「午後」での予約が時間帯予約であり、これらを最適なコマに配分する。
【００２３】
まず、「午前」を指定した予約を「９時から１０時」、「１０時から１１時」、「１１時から１２時」の予約の中から予約数の少ないコマに順次配分していく。配分後の抽選前予約テーブルを図３に示す。次に、「午後」を指定した予約を「１２時から１３時」、「１３時から１４時」、「１４時から１５時」、「１５時から１６時」、「１６時から１７時」、「１７時から１８時」の予約の中から予約数の少ないコマに順次配分していく。配分後の抽選前予約テーブルを図４に示す。最後に、「どの時間でも可」を指定した予約を「９時から１０時」、「１０時から１１時」、「１１時から１２時」、「１２時から１３時」、「１３時から１４時」、「１４時から１５時」、「１５時から１６時」、「１６時から１７時」、「１７時から１８時」の予約の中から予約数の少ないコマに順次配分していく。配分後の抽選前予約テーブルを図５に示す。全ての時間帯予約を予約数の少ないコマに配分することにより、特定のコマに予約が集中することを防ぐことができる。
【００２４】
時間帯予約を配分後、施設利用予定者の抽選を行い（ステップ２０４）、施設利用予定者を確定する（ステップ２０５）。
【００２５】
施設利用予定者確定後、抽選前予約テーブル５内のキャンセル待ち希望者１４から、施設利用予定者のＩＤを削除する。施設利用予定者確定後の抽選前予約テーブルを図６に示す。
【００２６】
施設利用予定者確定後の抽選前予約テーブル５を元に、コマ指定予約でのキャンセル待ち希望者の集計を行う（ステップ２０６）。その後、時間帯予約（図２の施設コード１１の末尾２桁が００、０１、０３となっているもの）を配分する（ステップ２０７）。
【００２７】
キャンセル待ち対象者の抽選のための配分方法は任意に設定できるものとする。ここでは、施設利用予定者の配分方法と同様に予約数の少ないコマに配分する方法、予約数の多いコマに配分する方法、該当するすべてのコマに配分する方法を考える。
【００２８】
予約数の少ないコマに配分する方法は、予約を平均化し、公平な抽選を促す効果がある。予約数の少ないコマに配分した場合の抽選前予約テーブルを図７に示す。
【００２９】
予約数の多いコマに配分する方法は、特定のコマでしか予約できない人を優先する方法であり、特定のコマでしか予約できない人は当選確率が高くなる。予約数の多いコマに配分した場合の抽選前予約テーブルを図８に示す。
【００３０】
該当するすべてのコマに配分する方法は、どのコマでも予約可能な人を優先する方法であり、どのコマでも予約可能な人は当選確率が高くなる。該当するすべてのコマに配分した場合の抽選前予約テーブルを図９に示す。
【００３１】
キャンセル待ち数の集計後、キャンセル待ち対象者の抽選を行い（ステップ２０８）、キャンセル待ち対象者を確定する（ステップ２０９）。
【００３２】
抽選後、システム側で抽選後予約テーブル６に情報を格納し（ステップ２１０）、施設利用予定者・キャンセル待ち対象者に通知を行う（ステップ２１１）。
【００３３】
抽選後予約テーブル６のデータ構成例を図１０に示す。ここでは、施設コード２１、日付２２、利用者コード２３、キャンセル待ち対象者２４を取得し格納する。尚、施設コード２１は、施設番号、施設内番号、コマからなる。施設コード２１の末尾２桁をコマとする。コマはコード００を“どの時間帯でも可”、０１を“午前”、０２を“午後”とする。０３を“９時〜１０時”、０４を“１０時〜１１時”といったように時間を指定する。００から０２までが時間帯予約で予約した情報を格納し、０３以降がコマ指定予約で予約した情報を格納するものとする。
【００３４】
図１５は、キャンセル時において施設利用予定者がキャンセル待ち対象者に対し通知を行うまでの処理フロー図である。施設利用予定者はシステムでキャンセル処理を行うか、電話でシステム管理者に連絡するか選択する（ステップ３０１）。
【００３５】
システムでキャンセル処理を行う場合、施設利用予定者のログイン後、個人認証を行う（ステップ３０２）。ログインした人が施設利用予定者となっているかどうかシステム側で判別する（ステップ３０３）。ログインした人が施設利用予定者となっている場合は、予約確認画面でキャンセル通知ボタンを表示する（ステップ３０４）。このときの画面イメージを図２２に示す。施設利用予定者となっていない場合は、キャンセル通知ボタンを表示しない（ステップ３１０）。施設利用予定者は予約確認画面でキャンセル通知ボタンを押下する（ステップ３０５）。
【００３６】
電話でシステム管理者に連絡する場合、システム管理者のログイン後、個人認証を行う（ステップ３０６）。電話連絡してきた人が施設利用予定者となっているかどうかシステム側で判別する（ステップ３０７）。電話連絡してきた人が施設利用予定者となっている場合は、利用遷移画面でキャンセル通知ボタンを表示する（ステップ３０８）。このときの画面イメージを図２７に示す。施設利用予定者となっていない場合は、キャンセル通知ボタンを表示しない（ステップ３１０）。システム管理者は利用遷移画面でキャンセル通知ボタンを押下する（ステップ３０９）。
【００３７】
キャンセル通知ボタン押下後、システム側で抽選後予約テーブル６に情報を格納し（ステップ３１１）、キャンセル待ち対象者に通知を行う（ステップ３１２）。
【００３８】
図１６は、キャンセル時においてキャンセル通知を受けたキャンセル待ち対象者が利用回答を行うまでの処理フロー図である。キャンセル待ち対象者はシステムでキャンセル処理を行うか、電話でシステム管理者に連絡するか選択する（ステップ４０１）。
【００３９】
システムで利用回答を行う場合、キャンセル待ち対象者のログイン後、個人認証を行う（ステップ４０２）。ログインした人に対し、キャンセル通知が来ているかどうかシステム側で判別する（ステップ４０３）。キャンセル通知が来ている場合、初期画面として通知画面を表示し、利用回答ボタンを表示する（ステップ４０４）。このときの画面イメージを図２５に示す。また、予約確認画面でも利用回答ボタンを表示する（ステップ４０５）。キャンセル通知が来る前の予約確認画面を図２３に、キャンセル通知が来た後の画面イメージを図２４に示す。キャンセル通知が来ていない場合、通知画面及び利用回答ボタンを表示しない（ステップ４１１）。キャンセル待ち対象者は通知画面もしくは予約確認画面で利用回答ボタンを押下する（ステップ４０６）。利用回答ボタン押下後の予約確認画面の画面イメージを図２６に示す。
【００４０】
電話でシステム管理者に連絡する場合、システム管理者のログイン後、個人認証を行う（ステップ４０７）。電話連絡してきた人に対し、キャンセル通知がきているかどうかシステム側で判別する（ステップ４０８）。電話連絡してきた人に対しキャンセル通知がきている場合は、利用遷移画面で利用回答ボタンを表示する（ステップ４０９）。このときの画面イメージを図２８に示す。キャンセル通知がきていない場合は、利用回答ボタンを表示しない（ステップ４１１）。システム管理者は利用遷移画面で利用回答ボタンを押下する（ステップ４１０）。
【００４１】
利用回答ボタン押下後、システム側で抽選後予約テーブル６に情報を格納する（ステップ４１２）。この時の利用遷移画面の画面イメージを図２９に示す。
【００４２】
図１７は、抽選後において施設に空が生じている場合の予約のフロー図である。利用者のログイン後、個人認証を行う（ステップ５０１）。抽選前予約テーブル５、施設テーブル１（７）、施設テーブル２（８）、個人テーブル９を元に、システム側で予約状況を表示する（ステップ５０２）。利用者は空いているコマを選択する（ステップ５０３）。抽選後予約テーブル６を更新する。
【００４３】
【発明の効果】
本発明によれば、コマ指定予約、時間帯予約の２種類の予約システムを提供すること、また時間帯予約をコマ指定予約の集計後に予約の少ないコマに配分すること、時間帯予約でのキャンセル待ち希望者を任意のコマに配分可能とすることで平均的な予約、及び施設利用機会の向上を促し、施設の効率的な利用が図れるという効果がある。
【００４４】
また、キャンセル時の利用権もシステム管理者が介在しない方式を提供することで、職員側の負荷が現象するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】システム構成図である。
【図２】抽選前の予約情報（予約配分前）を管理するテーブルの構成例である。
【図３】抽選前の予約情報（時間予約“午前”予約配分中）を管理するテーブルの構成例である。
【図４】抽選前の予約情報（時間予約“午後”予約配分中）を管理するテーブルの構成例である。
【図５】抽選前の予約情報（時間帯予約配分後）を管理するテーブルの構成例である。
【図６】抽選前の予約情報（施設利用予定者確定後）を管理するテーブルの構成例である。
【図７】抽選前の予約情報（予約数の少ないコマにキャンセル待ち希望者配分後）を管理するテーブルの構成例である。
【図８】抽選前の予約情報（予約数の多いコマにキャンセル待ち希望者配分後）を管理するテーブルの構成例である。
【図９】抽選前の予約情報（該当する全てのコマにキャンセル待ち希望者配分後）を管理するテーブルの構成例である。
【図１０】抽選後の予約情報を管理するテーブルの構成例である。
【図１１】個人の情報を管理するテーブルの構成例である。
【図１２】施設の情報を管理するテーブルの構成例である。
【図１３】予約申請時のフロー図である。
【図１４】抽選時のフロー図である。
【図１５】施設利用予定者からキャンセル待ち対象者に通知を行うまでのフロー図である。
【図１６】キャンセル待ち対象者が通知を受け、利用回答を行うまでのフロー図である。
【図１７】抽選後の予約申請時のフロー図である。
【図１８】コマ指定予約を選択した時の予約画面イメージである。
【図１９】時間帯予約（“どの時間でも可”を指定）を選択した時の画面（予約画面）イメージである。
【図２０】時間帯予約（“午前”を指定）を選択した時の画面（予約画面）イメージである。
【図２１】時間帯予約（“午後”を指定）を選択した時の画面（予約画面）イメージである。
【図２２】キャンセル待ち希望者がいる場合の個人の予約状況を確認する画面（予約確認画面）イメージである。
【図２３】キャンセル通知が来ていない場合の個人の予約状況を確認する画面（予約確認画面）イメージである。
【図２４】キャンセル通知が来ている場合の個人の予約状況を確認する画面（予約確認画面）イメージである。
【図２５】キャンセル通知が入っていることを知らせる画面イメージである。
【図２６】キャンセル通知に対して利用回答をした後の個人の予約状況を確認する画面（予約確認画面）イメージである。
【図２７】キャンセル通知ボタン押下前の利用権を移す画面（利用遷移画面）イメージである。
【図２８】キャンセル通知ボタン押下後の利用権を移す画面（利用遷移画面）イメージである。
【図２９】利用回答ボタン押下後の利用権を移す画面（利用遷移画面）イメージである。
【符号の説明】
１…パソコン、２…携帯電話端末、３…ネットワーク、４…センタ装置、５…抽選前予約テーブル、６…抽選後予約テーブル、７…施設テーブル１、８…施設テーブル２、９…個人テーブル、１０…施設予約システム、１１…施設コード、１２…日付、１３…予約者コード、１４…キャンセル待ち希望者、１５…予約数、１６…キャンセル待ち数、２１…施設コード、２２…日付、２３…利用者コード、２４…キャンセル待ち対象者、３１…氏名ＩＤ、３２…氏名、３３…メールアドレス、３４…住所、３５…パスワード、４１…施設コード、４２…施設番号、４３…施設内番号、４４…コマ、４５…利用区分、５１…施設番号、５２…施設名称、５３…施設数、５４…メールアドレス、５５…住所。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a system for online reservation of facilities such as public institutions, and more particularly to a facility reservation system for improving facility utilization.
[0002]
[Prior art]
Although the conventional facility reservation system has a mechanism for accepting reservations for a plurality of hours, for a facility such as a public facility, the reservation time is divided by a unit time (hereinafter referred to as “frame”), and for a facility having a lottery, a plurality of continuous There is no mechanism to accept the reservation by specifying the number of frames in it.
[0003]
The same applies to the waiting for cancellation. In the conventional system, as described in Japanese Patent Application Laid-Open No. H11-15902, when a lottery is required for a lottery facility, a winner and a candidate to be waited for are selected. If there is no, there is a method of winning the candidate waiting for cancellation.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-11-15902 [0005]
[Problems to be solved by the invention]
According to the above-mentioned conventional technology, it is possible to reduce the vacancy of the facility when the winner does not intend to use by selecting the cancel wait target person, but when reservations are concentrated on a specific frame, the other Is not available, and the user can only make reservations and wait for a specific frame, so it does not reflect the needs of "people who want to use the facilities because any frame is available if there is space" There were problems such as. Further, the above-mentioned conventional technology does not consider the efficiency of the cancellation process and the transfer process of the facility use right, and has a problem that the staff has to take time to notify the cancellation wait target person.
[0006]
The present invention makes it possible for a person who can make a reservation in any frame to allocate the person's reservation to the frame with a small number of reservations at the end of the reservation reception, and also allocate the cancellation wait to any frame so as to conform to the operation. By doing so, the aim is to achieve efficient use of facilities.
[0007]
Another object of the present invention is to enable cancellation processing and transfer of facility use right between users without the intervention of a system administrator.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the former purpose, first, a reservation specifying a frame at the time of receiving a reservation (hereinafter referred to as “frame specification reservation”) and the number of frames in a plurality of consecutive frames such as “one frame in the morning” By providing means for accepting designated reservations (hereinafter referred to as "time zone reservations"), "people who can use facilities only at specific frames" and "people who want to use facilities at any time." And judge. At the end of accepting reservations, count the number of reservations for each frame for the designated frame reservation, and then distribute the reservation for the time zone reservation to the frame with the smaller number of reservations out of a plurality of applicable consecutive frames. Thus, it is possible to prevent reservations from being concentrated on a specific frame.
[0009]
With regard to the waiting time for the person who made the reservation during the time zone, it is possible to allocate it to any frame, "make the average number of waiting waiting", "Easy to win those who can use any frame because it is OK "," Easy to win those who can only make reservations at a specific time ".
[0010]
In order to achieve the latter purpose, by providing a button for notifying the system of cancellation and receiving a cancellation notification, a button for answering that the facility will be used, cancellation between users without going through the system administrator Processing and facility use right transfer processing are made possible.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0012]
This system is a system that optimally distributes reservations including those who are waiting for cancellation by providing means for receiving frame-designated reservations and time zone reservations.
[0013]
FIG. 1 is an overall system configuration diagram showing that a center device 4 for managing the facility reservation system 10 and a personal computer 1 and a mobile phone terminal 2 access the system via a network 3 such as a LAN and the Internet. The facility reservation system 10 includes a pre-lottery reservation table 5 for managing the reservation status before the lottery, a post-lottery reservation table 6 for managing the reservation status after the lottery, a facility table 1 (7) for managing the facility information, and a facility table 2 ( 8) A personal table 9 for managing personal information is stored.
[0014]
FIG. 13 is a processing flow diagram at the time of accepting a reservation.
[0015]
First, after the user logs in, personal authentication is performed (step 101). The reservation status is displayed on the system side based on the pre-lottery reservation table 5, the facility table 1 (7), the facility table 2 (8), and the individual table 9 (step 102).
[0016]
FIG. 2 shows a data configuration example of the pre-lottery reservation table 5. Here, the facility code 11, the date 12, the reservation person code 13, the cancellation wait applicant 14, the reservation number 15, and the cancellation wait number 16 are acquired and stored. The facility code 11 includes a facility number, a facility number, and a frame. The last two digits of the facility code 11 are frames. In the frame, the code 00 is “any time zone”, 01 is “am”, and 02 is “pm”. A frame is specified after 03, such as 03 at "9:00 to 10:00" and 04 at "10:00 to 11:00". It is assumed that information reserved from 00 to 02 stores information reserved by time zone reservation, and information from 03 onward stores information reserved by frame designation reservation.
[0017]
FIG. 12 shows a data configuration example of the facility table 1 (7) and the facility table 2 (8). Here, a table for acquiring and storing the facility code 41, the facility number 42, the in-facility number 43, the frame 44, and the use category 45 and the facility number 51, the facility name 52, the number of facilities 53, the mail address 54, and the address 55 are acquired. There are two tables to be stored.
[0018]
FIG. 11 shows a data configuration example of the personal table 9. Here, the nomination ID 31, the nomination 32, the mail address 33, the address 34, and the password 35 are acquired and stored.
[0019]
After the reservation status is displayed, the user selects whether to make a reservation using a frame designation reservation or a time zone reservation (step 103). In the case of a frame designation reservation, a frame to be used is designated (step 104). FIG. 18 shows a screen image at this time. In the case of a time zone reservation, a time zone such as "any time is acceptable", "am", "pm" is selected (step 105). FIG. 19 shows a screen image when "any time is possible" is selected, FIG. 20 shows a screen image when "am" is selected, and FIG. 21 shows a screen image when "pm" is selected. After selecting the time zone, the number of frames is designated (step 106). Further, the user selects whether to make a reservation with a continuous frame or with a divided frame (step 107). For each of the frame designation reservation and the time zone reservation, a selection is made as to whether to wait for cancellation (step 108).
[0020]
After the user inputs the reservation information, the system stores the information in the pre-lottery reservation table (step 109). The facility to be reserved, the number within the facility, the frame or the time zone is unique by the facility code 11 in FIG. 2, the relevant facility code 11 and the date 12 are searched as a key, and the name ID 31 is entered in the reservation code 13. If storage and cancellation waiting are desired, the name ID 31 is also stored in the cancellation waiting person 14.
[0021]
FIG. 14 is a processing flowchart from the end of accepting a reservation to the time of lottery. First, after the administrator logs in, personal authentication is performed (step 201). Next, based on the pre-lottery reservation table 5, total frame designation reservation is performed for each frame (step 202). Thereafter, the time zone reservation (the last two digits of the facility code 11 in FIG. 2 are 00, 01, 03) is distributed to the frames with less reservations (step 203).
[0022]
As shown in FIG. 2, the reservation status before the distribution is such that the number of people who made a reservation at “any time” is one, the number of people who made a reservation in the morning is two, the number of people who made a reservation in the afternoon is three, One person booked from 9:00 to 10:00, 2 people booked from 10:00 to 11:00, 3 people booked from 11:00 to 12:00, and 12:00 to 13:00 1 person, "13:00 to 14:00" booked 2 people, "14:00 to 15:00" booked 3 people, "15:00 to 16:00" booked number of people It is assumed that there are four people, five people make a reservation at "17:00 to 17:00", and six people make a reservation at "17:00 to 18:00". Reservation for "any time", "morning" and "afternoon" are time zone reservations, and these are allocated to the optimal frames.
[0023]
First, reservations specifying "morning" are sequentially allocated to frames with a small number of reservations from reservations from "9:00 to 10:00", "10:00 to 11:00", and "11:00 to 12:00". FIG. 3 shows a pre-lottery reservation table after distribution. Next, a reservation specifying "pm" is made from "12:00 to 13:00", "13:00 to 14:00", "14:00 to 15:00", "15:00 to 16:00", "16:00 to 17:00". , From the reservations from "17:00 to 18:00", the frames are sequentially allocated to frames having a small number of reservations. FIG. 4 shows a pre-lottery reservation table after distribution. Finally, reservations that specify "any time is acceptable" are set from "9:00 to 10:00", "10:00 to 11:00", "11:00 to 12:00", "12:00 to 13:00", "13:00 to 13:00". From 14:00, 14:00 to 15:00, 15:00 to 16:00, 16:00 to 17:00, and 17:00 to 18:00, it is sequentially allocated to the frames with the smaller number of reservations. Go. FIG. 5 shows a pre-lottery reservation table after distribution. By allocating all time zone reservations to frames with a small number of reservations, it is possible to prevent reservations from being concentrated on specific frames.
[0024]
After allocating the time zone reservation, the lottery of the facility use prospector is performed (step 204), and the facility use prospective person is determined (step 205).
[0025]
After the facility use prospective person is confirmed, the facility use prospective person ID is deleted from the cancellation wait applicant 14 in the pre-lottery reservation table 5. FIG. 6 shows a reservation table before lottery after the facility use prospective person is determined.
[0026]
Based on the pre-lottery reservation table 5 after the facility use prospector is confirmed, the number of applicants waiting for cancellation in the frame designation reservation is counted (step 206). Thereafter, a time zone reservation (the last two digits of the facility code 11 in FIG. 2 are 00, 01, 03) is allocated (step 207).
[0027]
The distribution method for the lottery of the cancellation wait target person can be arbitrarily set. Here, a method of allocating to frames with a small number of reservations, a method of allocating to frames with a large number of reservations, and a method of allocating to all relevant frames in the same manner as the method of allocating a facility use prospective person are considered.
[0028]
The method of allocating to the frames with a small number of reservations has an effect of averaging the reservations and promoting a fair lottery. FIG. 7 shows a pre-lottery reservation table in the case of allocating to frames with a small number of reservations.
[0029]
The method of allocating to frames with a large number of reservations is a method of giving priority to a person who can make a reservation only in a specific frame, and a person who can make a reservation only in a specific frame has a high winning probability. FIG. 8 shows a pre-lottery reservation table in the case of allocating to frames with a large number of reservations.
[0030]
The method of allocating to all applicable frames is a method of giving priority to a person who can make a reservation for any frame, and a person who can make a reservation for any frame has a high winning probability. FIG. 9 shows a pre-lottery reservation table when allotted frames are distributed.
[0031]
After counting the number of cancel waits, a lottery of the cancel wait target is performed (step 208), and the cancel wait target is determined (step 209).
[0032]
After the lottery, the system stores the information in the post-lottery reservation table 6 (step 210), and notifies the planned facility use person / cancel wait waiter (step 211).
[0033]
FIG. 10 shows a data configuration example of the post-lottery reservation table 6. Here, the facility code 21, the date 22, the user code 23, and the cancellation wait target person 24 are acquired and stored. The facility code 21 includes a facility number, a facility number, and a frame. The last two digits of the facility code 21 are frames. In the frame, the code 00 is “any time zone”, 01 is “am”, and 02 is “pm”. 03 is designated as "9:00 to 10:00" and 04 is designated as "10:00 to 11:00". It is assumed that information reserved from 00 to 02 stores information reserved by time zone reservation, and information from 03 onward stores information reserved by frame designation reservation.
[0034]
FIG. 15 is a process flow chart until the facility use prospective person notifies the cancellation wait target person at the time of cancellation. The person planning to use the facility selects whether to cancel the system or contact the system administrator by telephone (step 301).
[0035]
When a cancellation process is performed by the system, personal authentication is performed after the login of the facility use prospective person (step 302). The system determines whether or not the person who has logged in is a facility use candidate (step 303). If the person who has logged in is a facility use candidate, a cancel notification button is displayed on the reservation confirmation screen (step 304). FIG. 22 shows a screen image at this time. If the user is not scheduled to use the facility, no cancel notification button is displayed (step 310). The person planning to use the facility presses a cancel notification button on the reservation confirmation screen (step 305).
[0036]
When contacting the system administrator by telephone, personal authentication is performed after the system administrator logs in (step 306). The system determines whether or not the person who makes the telephone call is a facility use candidate (step 307). If the person who makes the telephone call is the facility use scheduler, a cancel notification button is displayed on the use transition screen (step 308). FIG. 27 shows a screen image at this time. If the user is not scheduled to use the facility, no cancel notification button is displayed (step 310). The system administrator presses a cancel notification button on the use transition screen (step 309).
[0037]
After pressing the cancel notification button, the system stores the information in the post-lottery reservation table 6 (step 311), and notifies the cancellation wait target person (step 312).
[0038]
FIG. 16 is a processing flow chart until the cancellation wait target person who has received the cancellation notification at the time of cancellation gives a use reply. The person waiting for the cancellation selects whether to perform the cancellation processing in the system or contact the system administrator by telephone (step 401).
[0039]
When a use reply is made in the system, personal authentication is performed after the cancellation wait target person logs in (step 402). The system determines whether a cancellation notice has been sent to the person who has logged in (step 403). If a cancellation notice has been received, a notice screen is displayed as an initial screen, and a use answer button is displayed (step 404). FIG. 25 shows a screen image at this time. A use answer button is also displayed on the reservation confirmation screen (step 405). FIG. 23 shows a reservation confirmation screen before the cancellation notification is received, and FIG. 24 shows a screen image after the cancellation notification is received. When the cancellation notice has not been received, the notice screen and the use answer button are not displayed (step 411). The cancellation wait target person presses the use answer button on the notification screen or the reservation confirmation screen (step 406). FIG. 26 shows a screen image of the reservation confirmation screen after the use answer button is pressed.
[0040]
When contacting the system administrator by telephone, personal authentication is performed after the system administrator logs in (step 407). The system determines whether or not a cancellation notice has been sent to the person who made the telephone call (step 408). If a cancellation notification has been sent to the person who made the telephone call, a use answer button is displayed on the use transition screen (step 409). FIG. 28 shows a screen image at this time. If no cancellation notice has been received, the use answer button is not displayed (step 411). The system administrator presses the use answer button on the use transition screen (step 410).
[0041]
After pressing the use answer button, the system stores information in the post-lottery reservation table 6 (step 412). FIG. 29 shows a screen image of the usage transition screen at this time.
[0042]
FIG. 17 is a flowchart of a reservation in a case where the facility is empty after the lottery. After the user logs in, personal authentication is performed (step 501). The reservation status is displayed on the system side based on the pre-lottery reservation table 5, the facility table 1 (7), the facility table 2 (8), and the personal table 9 (step 502). The user selects a vacant frame (step 503). After the lottery, the reservation table 6 is updated.
[0043]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to provide two types of reservation systems, a frame designation reservation and a time zone reservation, distribute the time zone reservation to frames with few reservations after counting the frame designation reservation, and cancel the time zone reservation By making it possible to allocate waiting applicants to arbitrary frames, it is possible to promote an average reservation and an improvement in facility use opportunities, and to effectively use facilities.
[0044]
Also, by providing a system in which the use right at the time of cancellation is not interposed by the system administrator, there is an effect that the load on the staff side is reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system configuration diagram.
FIG. 2 is a configuration example of a table for managing reservation information before lottery (before reservation distribution).
FIG. 3 is a configuration example of a table for managing reservation information before lottery (time reservation “am” reservation distribution).
FIG. 4 is a configuration example of a table for managing reservation information before lottery (time reservation “afternoon” during reservation distribution).
FIG. 5 is a configuration example of a table for managing reservation information (after time slot reservation distribution) before a lottery.
FIG. 6 is a configuration example of a table for managing reservation information before a lottery (after a facility use prospective person is determined).
FIG. 7 is a configuration example of a table for managing reservation information before a lottery (after cancel wait applicants are allocated to frames with a small number of reservations).
FIG. 8 is a configuration example of a table that manages reservation information before a lottery (after distributing cancel wait applicants to a frame having a large number of reservations).
FIG. 9 is a configuration example of a table for managing reservation information before a lottery (after distribution of applicants waiting for cancellation to all applicable frames).
FIG. 10 is a configuration example of a table for managing reservation information after a lottery.
FIG. 11 is a configuration example of a table for managing personal information.
FIG. 12 is a configuration example of a table for managing facility information.
FIG. 13 is a flowchart at the time of reservation application.
FIG. 14 is a flowchart at the time of lottery.
FIG. 15 is a flowchart from when a facility use prospective person notifies a cancellation wait target person.
FIG. 16 is a flow chart from when a cancellation wait subject receives a notification and gives a use reply.
FIG. 17 is a flowchart at the time of reservation application after a lottery.
FIG. 18 is a reservation screen image when a frame designation reservation is selected.
FIG. 19 is a screen (reservation screen) image when a time zone reservation (“any time is acceptable” is selected) is selected.
FIG. 20 is a screen (reservation screen) image when a time zone reservation (designating “AM”) is selected.
FIG. 21 is a screen (reservation screen) image when a time zone reservation (“afternoon” is designated) is selected.
FIG. 22 is an image of a screen (reservation confirmation screen) for confirming an individual's reservation status when there is a person waiting for a cancellation.
FIG. 23 is a screen (reservation confirmation screen) image for confirming the reservation status of an individual when a cancellation notice has not been received.
FIG. 24 is an image of a screen (reservation confirmation screen) for confirming an individual's reservation status when a cancellation notice is received.
FIG. 25 is a screen image notifying that a cancel notification has been entered.
FIG. 26 is a screen (reservation confirmation screen) image for confirming the reservation status of an individual after giving a use response to the cancellation notice.
FIG. 27 is a screen (use transition screen) image for transferring a use right before a cancel notification button is pressed.
FIG. 28 is a screen (use transition screen) image for transferring a use right after a cancel notification button is pressed.
FIG. 29 is a screen (use transition screen) image for transferring a use right after a use answer button is pressed.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Personal computer, 2 ... Mobile telephone terminal, 3 ... Network, 4 ... Center device, 5 ... Reservation table before lottery, 6 ... Reservation table after lottery, 7 ... Facility table 1, 8 ... Facility table 2, 9 ... Personal table, 10: Facility reservation system, 11: Facility code, 12: Date, 13: Reserver code, 14: Applicants waiting for cancellation, 15: Number of reservations, 16: Number of waiting for cancellation, 21: Facility code, 22: Date, 23 ... User code, 24: person to be waited for cancellation, 31: name ID, 32: name, 33: mail address, 34: address, 35: password, 41: facility code, 42: facility number, 43: facility number, 44 ... frame, 45 ... use category, 51 ... facility number, 52 ... facility name, 53 ... facility number, 54 ... email address, 55 ... address.
