JP2004240767A - 万引き防止システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無線通信装置は、商品棚に陳列された商品と、レジで代金精算を行う商品と、店舗の出口から持ち出される商品との各々の商品に対して、商品に付されたID情報を非接触により読み取り可能な場所に各々設置され、情報処理装置には、各無線通信装置からID情報を受信する手段と、前記ID情報を受信した際に、該ID情報と、該ID情報を送信した無線通信装置の設置場所を特定することが可能な設置場所情報とを関連付けて商品情報データベースに登録する登録手段と、店舗の出口の読取装置からID情報を受信した際に、商品情報データベースに該ID情報がレジに設置されている無線通信装置から既に受信されているか否かを判定する判定手段と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品の万引き行為が行われた場合でも店舗の出口でチェックすることを可能とした万引き防止システムを提供する。
【0002】
【従来の技術】
従来、非接触ICタグ等の非接触IC媒体が付された商品を利用して、非接触IC媒体に記憶された商品のID情報を非接触方式により受信して、種々の商品管理を行うシステムが既に公知技術としても知られている。(例えば、特許文献1参照)
また、商品に非接触IC媒体を付すことで、商品の販売管理や在庫管理などの他に、店舗の出口に非接触IC媒体のリーダーを設置しておくことで、万引き行為が行われた場合でも、出口で検知できるようにしている。
【0003】
このような万引き防止システムでは、商品を販売する店舗が独自に管理用のIDコードを設定して、そのIDコードを非接触IC媒体に記憶させ、これらの非接触IC媒体を商品に様々な仕様により付すことでシステムに対応させている場合が多い。
上記のシステムにおいては、お客がある店舗で購入した商品を持ったまま、別の商品を買うために他の店舗内に持ち込んで、他の商品の購入を行ったとしても、非接触IC媒体に記憶されたIDコード体系が異なったり、ハード的な仕様が異なるなどでそれぞれ購入先毎の商品による検知反応が行われないので、自由に非接触IC媒体が付された商品を他の店舗内に持ち込むことができるので問題はない。
【0004】
しかしながら、商品の製造元において、予め一元管理されたIDコードを記憶させた非接触IC媒体を商品に付し、様々な流通ルートでの販売を行う場合、共通のIDコード体系が使用され、またリーダー等のハード的な仕様も共通となるので、もしもある店舗で購入した商品を他の店舗内に持ち込んで他の商品の購入を行ない、店舗の出口から帰ろうとした場合に、その店舗で購入していない商品に付されている非接触IC媒体が、出口に設置されたリーダーで読み取られ、万引き商品であると間違えられてしまう危険性があるという問題がある。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−133860号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、商品の製造元などにおいて、予め一元管理されたIDコードを記憶させた非接触IC媒体を商品に付して、様々な流通ルートでの販売が行なわれた場合においても、譬え他の店舗で購入された商品がその店舗に持ち込まれても、各店舗毎で販売される商品に対する万引き行為のチェックを行うことができる万引き防止システムを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の万引き防止システムは、機械読取可能な固有のID情報が付された商品と、前記ID情報を非接触により読み取る無線通信装置と、前記無線通信装置から前記ID情報を受信する情報処理装置とからなる万引き防止システムであって、前記無線通信装置は、レジで代金精算を行う商品と、店舗の出口から持ち出される商品との各々の商品に対して、それら各商品に付されたID情報を非接触により読み取り可能な場所に各々設置され、前記情報処理装置には、予めID情報が登録された商品情報データベースと、前記各無線通信装置から前記ID情報を受信する手段と、レジに設置された無線通信装置から受信したID情報を商品情報データベースに登録する登録手段と、前記店舗の出口に設置された無線通信装置からID情報を受信した際に、受信したID情報が、既に前記商品情報データベースに登録され、更にレジに設置されている無線通信装置から既に受信されているID情報であるか否かを判定する判定手段と、を備えていることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の万引き防止システムは、機械読取可能な固有のID情報が付された商品と、前記ID情報を非接触により読み取る無線通信装置と、前記無線通信装置から前記ID情報を受信する情報処理装置とからなる万引き防止システムであって、前記無線通信装置は、商品棚に陳列された商品と、レジで代金精算を行う商品と、店舗の出口から持ち出される商品との各々の商品に対して、それら各商品に付されたID情報を非接触により読み取り可能な場所に各々設置され、前記情報処理装置には、前記各無線通信装置から前記ID情報を受信する手段と、前記ID情報を受信した際に、該ID情報と、該ID情報を送信した無線通信装置の設置場所を特定することが可能な設置場所情報と、を関連付けて商品情報データベースに登録する登録手段と、前記店舗の出口に設置された無線通信装置から前記ID情報を受信した際に、前記商品情報データベースに該ID情報がレジに設置されている無線通信装置から既に受信されているか否かを判定する判定手段と、を備えていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の万引き防止システムは、前記情報処理装置には、前記各無線通信装置からID情報を受信した日時を計測する計測手段と、前記計測手段で計測された日時情報を付して前記商品情報データベースに登録する登録手段を有することを特徴とする。
【0010】
更に、本発明の万引き防止システムは、前記情報処理装置には、前記判定手段で前記商品情報データベースに該ID情報がレジに設置されている無線通信装置から既に受信されていない場合に、警報を発生する警報手段を有することを特徴とする。
【0011】
また、本発明の万引き防止システムは、前記機械読取可能な固有のID情報が、非接触ICタグの記憶手段に記憶されて商品に付されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る万引き防止システムの構成を示す概略図、図2は、非接触ICタグの例を示す平面図、図3は、非接触ICタグを内蔵させた包装材の一部断面図、図4は、本発明の実施形態に係る万引き防止システムのシステムブロック図、図5は、本発明の実施形態に係る万引き防止システムにおける商品データベースの登録データの一例を示す図、図6は、本発明の実施形態に係る万引き防止システムに用いる商品棚の他の例を示す斜視図、図7は、本発明の実施形態に係る万引き防止システムの処理手順を示すフローチャートである。
【0013】
まず、図1に基づいて、本発明の万引き防止システムの概要について説明する。
例えば、スーパーマーケット等の店舗の売場1には、商品棚2に各種の商品4が陳列され、お客5が商品を自由に手にとって購入する商品を店舗に備え付けの籠などに入れて持ち運べるようにしてある。
これらの商品4には、それぞれ固有のID情報が記憶された非接触ICタグ3からなる非接触IC媒体が付されている。
この非接触ICタグ3は、商品4の包装内やラベル内などに内蔵させた状態で添付させたり、商品自体やその包装の所定位置に貼付するなど様々な仕様により商品に添付させることで商品に一体化させればよい。
【0014】
また、商品が陳列されている商品棚2には、各商品に付された非接触ICタグ3に記憶されたID情報を非接触により読み取り可能な無線通信装置7が設けられている。
この無線通信装置7は、それぞれの商品棚2に陳列されている商品4に付されている非接触ICタグ3に記憶されたID情報を、電波により読み取り可能にしてあり、お客が商品4を購入するために手にとって持ち出された際に、無線通信装置7によりID情報の読み取りができるようにしてあり、商品が陳列された商品棚2の外周縁にアンテナ7aを備えている。
【0015】
つまり、商品4をお客が商品棚2から取る際に、必ず無線通信装置7のアンテナ7aの電波による読み取り可能な範囲内に非接触ICタグ3が通過するように構成されていることで、その非接触ICタグ3に記憶されたID情報を受信できるようにしてある。
尚、商品棚2については、図1に示すような構成に限定されるものではなく、例えば、図6に示すような上下方向に数段の棚を設けた構成の商品棚などを使用してもよく、様々な構造の商品棚を用いることができる。
図6に示す構造の商品棚にあっては、アンテナ7aを各段の棚の周囲に設けることで、棚に陳列された商品をお客が取り出す際に、アンテナ7a付近を商品が通過することで、商品に付された非接触ICタグ3がアンテナ7aからの電波による読み取り可能な範囲内に入り、非接触ICタグ3に記憶されたID情報を受信できるようにしてある。
【0016】
また、お客5が商品の代金精算を行うレジ12には、POS端末機8と、各商品に付された非接触ICタグ3に記憶されたID情報を非接触により読み取り可能な無線通信装置9が設けられている。
この無線通信装置9により、お客5が商品4の代金精算を行う際に、それらの商品4に付された非接触ICタグ3に記憶されたID情報の読み取りが自動的に行われるようにしてある。
【0017】
更に、売場1の出口10には、商品4に付された非接触ICタグ3に記憶されたID情報を非接触により読み取り可能な無線通信装置11が設けられていて、出口を通過するお客5が持っている商品4に付された非接触ICタグ3に記憶されたID情報を全て読み取れるようにしてある。
以上のように、商品4に付された非接触ICタグ3に記憶されたID情報を読み取るための無線通信装置は、商品が陳列されている商品棚と、代金精算を行うレジと、店舗の出口とにそれぞれ設置されている。
【0018】
また、売場の各場所に設置されている各々の無線通信装置7,9,11は、事務所などに設置されている情報処理装置13と通信網14により接続されていて、各無線通信装置7,9,11で非接触ICタグ3から読み取られたID情報を受信できるようにシステム化されている。
【0019】
商品4に付されている非接触IC媒体である非接触ICタグ3は、図2に示すように、通常は金属層を積層した紙やプラスチック基材にアンテナ用のコイルパターンからなる送受信手段33を金属層にエッチング形成し、記憶手段及び制御手段を有するICチップ32を接続することにより形成されている。
非接触ICタグ3の記憶手段には、予め固有のID情報が記憶されている。
【0020】
この非接触IC媒体である非接触ICタグ3は、非接触データキャリアやRF−IDともいわれ、プラスチック等の基材31にコイルパターンを形成し、当該コイルと容量素子とにより共振回路を形成して一定周波数の電波を受信し送信することができるように構成されている。
一般的には135kHz(中波)、13.56MHz、2.45GHz(マイクロ波)の周波数帯が使用される。
図示した例の場合、コイルパターンは導通部材34により基材31の裏面でジャンピング回路を形成してコイル接続端子33CによりICチップ32の裏面のバンプに接続している。
【0021】
図示した例では、容量素子はICチップ32に内蔵されている。
このような非接触ICタグ3は、樹脂基材にラミネートしたアルミ箔等の金属箔をフォトエッチングやレジスト印刷後のエッチングによりコイルパターンを形成し、ICチップ32を装着し、保護用の被覆を設けることにより形成することができる。
その大きさも30mm×30mm程度以下のサイズとすることができる。
【0022】
非接触ICタグ3に使用する樹脂基材31としては、PETやポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ナイロン等の各種材料を使用することができ、紙であってもよい。
厚みは15〜300μmが使用できるが、強度、加工作業性、コスト等の点から20〜100μmがより好ましい。
金属箔としては銅箔やアルミ箔あるいは鉄箔を使用できるが、コスト、加工性からアルミ箔が好ましく、その厚みは6〜50μm程度が好ましい。
【0023】
これらの記録した情報の読み取りは、非接触ICタグ3に対して共振する呼び出し信号を発信し、数cmから数十cmの距離でタグからの応答信号を読み、且つタグに記録することもでき、無線により非接触ICタグ3の記憶手段に記憶されたID情報を読み取ることができる。
【0024】
また、図3には、非接触ICタグ3を内蔵させた商品の包装材の一部断面図が示されているが、非接触ICタグ3を包装材の2枚の基材片35a,35bの間に挟み込むことで、外部から保護させた状態で内蔵することで、風雨などの影響により故障するのを防ぐことができるので好ましい。
【0025】
次に、図4に基づいて、本発明の実施形態に係る万引き防止システムの具体的なシステム構成について説明する。
非接触ICタグ3には、記憶手段32a、制御手段32b、送受信手段33が設けられ、商品が陳列されている商品棚と、代金精算を行うレジと、店舗の出口とにそれぞれ設置されている無線通信装置7,9,11は、非接触ICタグ3の記憶手段32aに記憶されたID情報を受信する送受信手段15、制御手段16、情報処理装置13と通信を行う通信手段17、記憶手段26とが設けられている。
そして、無線通信装置7,9,11の各記憶手段26には、無線通信装置毎に異なる固有の無線通信装置特定情報が予め記憶されている。
【0026】
また、情報処理装置13には、各無線通信装置7,9,11と通信網14を介してID情報を受信する通信手段18と、ID情報と該ID情報を送信した無線通信装置の設置場所を特定することが可能な設置場所情報とを関係付けて登録される商品情報データベース19と、各無線通信装置7,9,11からID情報を受信した際に、該ID情報と、該ID情報を送信した無線通信装置の設置場所を特定することが可能な設置場所情報と、を関連付けて商品情報データベースに登録する登録手段20と、ディスプレイなどの表示手段21と、日時を計測する計時手段22と、店舗の出口10に設置された無線通信装置11からID情報を受信した際に、該ID情報に関して、既に商品情報データベース19に登録された情報から、レジ12に設置されている無線通信装置9から該ID情報が受信されているか否かを判定する判定手段23と、判定手段23で商品情報データベースに該ID情報がレジに設置されている無線通信装置から既に受信されていない場合に、警報を発生する警報手段24と、記憶手段27と、制御手段28とが備えられている。
【0027】
商品情報データベース19には、図5に示すように、予め非接触ICタグ3毎に固有のID情報と商品名が登録され、また商品棚と、レジと、店舗の出口とにそれぞれ設置されている各無線通信装置7,9,11から、通信網14を介してID情報が受信された際に、それらの受信の有無がわかるように登録される。
また、これらの受信情報の際には、情報処理装置13に設けられている計時手段22により、受信された日時も登録される。
また、必ずしも予め非接触ICタグ3毎に固有のID情報と商品名を登録しなくてもよく、その場合には、商品棚に設置された無線通信装置7から商品に付された非接触ICタグ3のID情報を読み取り、このID情報を情報処理装置13で受信した際に、そのID情報を登録するようにしてもよい。
この場合には、予め商品情報を登録する手間が省ける。
【0028】
更に、商品情報データベース19には、店舗の出口とに設置されている無線通信装置11から通信網14を介してID情報が受信された際に、そのID情報に関して、既に商品棚とレジとに設置された各無線通信装置7,9からID情報が受信されているか否かを照合して、その判定情報を登録する判定登録エリアが設けられている。
【0029】
図5に示す表25の場合、商品Aについては、各無線通信装置7,9からID情報が受信されていることが登録されているので、出口に備えられた無線通信装置11から、通信網14を介してID情報が受信された際に、判定登録エリアに正常を示すデータが登録される。
また、商品Bについては、商品棚に設置された無線通信装置7からID情報が受信されているが、レジに設置されている無線通信装置9からID情報が受信されていないので、出口に備えられた無線通信装置11で通信網14を介してID情報が受信された際に、判定情報登録エリアに異常を示すデータが登録される。
この場合は、商品の代金を支払わずに出口から商品を不正に持ちだす、所謂、万引き行為が行われたことが想定される。
この場合には、更に警報手段24と連動させてブザーなどの警報音を発生させるなどして、警備員に知らせるようにしてある。
【0030】
また、商品棚2に備えられた無線通信装置7において、常に商品棚2に陳列されている各商品に付された非接触ICタグ3に記憶されたID情報を非接触により読み取れる状態にしておき、お客が商品4を購入するために手にとって持ち出された際に、無線通信装置7による電波での読取領域外に出たことで、読み取りが不能となったことで、商品が取られたことを検知するように設定してもよい。
【0031】
次に、本発明の万引き防止システムの処理手順を、図7のフローチャートに基づいて説明する。
まず、お客が正当に代金を支払った場合について説明する。
お客5が商品棚2から商品4を持ち去る際に、商品棚2に備えられた無線通信装置7により商品4に付された非接触ICタグ3に記憶されたID情報が読み取られる。(ステップS1)
そして、この読み取られたID情報と無線通信装置特定情報は、通信網14を介して情報処理装置13へ送信され、登録手段20により商品情報データベース19に、商品棚に設置された無線通信装置7からID情報を受信したことが登録される。(ステップS2)
【0032】
そして、そのお客がレジでの代金支払いを行なう際に、レジに設置されている無線通信装置9により商品4に付された非接触ICタグ3に記憶されたID情報が読み取られる。(ステップS3)
そして、この読み取られたID情報と無線通信装置特定情報は、通信網14を介して情報処理装置13へ送信され、登録手段20により商品情報データベース19に、レジに設置された無線通信装置9からID情報を受信したことが登録される。(ステップS4)
【0033】
そして、そのお客が売場の出口10から出る際に、出口10に備えられた無線通信装置11により商品4に付された非接触ICタグ3に記憶されたID情報が読み取られる。(ステップS5)
そして、この読み取られたID情報と無線通信装置特定情報は、通信網14を介して情報処理装置13へ送信され、登録手段20により商品情報データベース19に、出口に設置された無線通信装置11からID情報を受信したことが登録される。(ステップS6)
【0034】
更に、判定手段23により、そのID情報に関して、商品情報データベース19の登録情報から、レジに設置された無線通信装置9からID情報の受信の有無について照会し判定する。(ステップS7)
ここで、商品情報データベース19にレジに設置された無線通信装置9からID情報が受信済みである場合には、商品情報データベース19の判定情報登録エリアに正常を示す情報が登録される。(ステップS8)
そして、お客は、特に問題がなくそのまま出口10から出ることができる。
【0035】
次に、お客が商品の万引き行為を行なった場合について説明する。
お客が商品の万引き行為を行なう場合には、商品をレジに持っていかないので、レジに設置されている無線通信装置9により商品4に付された非接触ICタグ3に記憶されたID情報が読み取られない。
したがって、商品情報データベース19には、レジに設置された無線通信装置9からその商品に付された非接触ICタグ3のID情報に関する登録がされていないことになる。
【0036】
これにより、ステップS7において、判定手段23により、商品情報データベース19の登録情報から、レジに設置された無線通信装置9からID情報の受信の有無について照会し判定する段階で、商品情報データベース19にレジに設置された無線通信装置9からID情報が受信されていないために、警報手段から警報音を発生し(ステップS9)、更に商品情報データベース19の判定情報登録エリアに異常を示す情報が登録される。(ステップS10)
そして、警備員などが、万引き行為が行われたことを知り、そのお客を捕まえに行くことができる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の万引き防止システムは、商品に付された固有のID情報を読み取り、予め商品情報データベースに登録されたデータに基づいて判定できるので、商品の製造元などにおいて、予め一元管理されたIDコードを記憶させた非接触IC媒体を商品に付して、様々な流通ルートでの販売が行なわれた場合においても、譬え他の店舗で購入された商品がその店舗に持ち込まれても、各店舗毎で販売される商品に対する万引き行為のチェックを行うことができるという効果がある。
また、情報処理装置に、各無線通信装置からID情報を受信した日時を計測する計測手段と、前記計測手段で計測された日時情報を付して前記商品情報データベースに登録する登録手段を有することで、何時の時点で各無線通信装置からID情報が受信されたのかの情報を収集することができるという効果がある。
更に、情報処理装置に警報手段を有することで、万引き行為があったことを音で知らせることができ、直ぐに対応することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る万引き防止システムの構成を示す概略図である。
【図2】非接触ICタグの例を示す平面図である。
【図3】非接触ICタグを内蔵させた包装材の一部断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る万引き防止システムのシステムブロック図である。
【図5】本発明の実施形態に係る万引き防止システムにおける商品データベースの登録データの一例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係る万引き防止システムに用いる商品棚の他の例を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施形態に係る万引き防止システムの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 売場
2 商品棚
3 非接触ICタグ
4 商品
5 お客
7,9,11 無線通信装置
8 POS端末機
9 車載装置
12 レジ
13 情報処理装置
14 通信網
15,33 送受信手段
16,28,32b 制御手段
17,18 通信手段
19 商品情報データベース
20 登録手段
21 表示手段
22 計時手段
23 判定手段
24 警報手段
25 表
31 基材
32 ICチップ
32a 記憶手段
33 送受信手段
33C コイル接続端子
35a,35b 基材片
Claims (5)
- 機械読取可能な固有のID情報が付された商品と、前記ID情報を非接触により読み取る無線通信装置と、前記無線通信装置から前記ID情報を受信する情報処理装置とからなる万引き防止システムであって、
前記無線通信装置は、レジで代金精算を行う商品と、店舗の出口から持ち出される商品との各々の商品に対して、それら各商品に付されたID情報を非接触により読み取り可能な場所に各々設置され、
前記情報処理装置には、予めID情報が登録された商品情報データベースと、前記各無線通信装置から前記ID情報を受信する手段と、レジに設置された無線通信装置から受信したID情報を商品情報データベースに登録する登録手段と、前記店舗の出口に設置された無線通信装置からID情報を受信した際に、受信したID情報が、既に前記商品情報データベースに登録され、更にレジに設置されている無線通信装置から既に受信されているID情報であるか否かを判定する判定手段と、
を備えていることを特徴とする万引き防止システム。 - 機械読取可能な固有のID情報が付された商品と、前記ID情報を非接触により読み取る無線通信装置と、前記無線通信装置から前記ID情報を受信する情報処理装置とからなる万引き防止システムであって、
前記無線通信装置は、商品棚に陳列された商品と、レジで代金精算を行う商品と、店舗の出口から持ち出される商品との各々の商品に対して、それら各商品に付されたID情報を非接触により読み取り可能な場所に各々設置され、
前記情報処理装置には、前記各無線通信装置から前記ID情報を受信する手段と、前記ID情報を受信した際に、該ID情報と、該ID情報を送信した無線通信装置の設置場所を特定することが可能な設置場所情報と、を関連付けて商品情報データベースに登録する登録手段と、前記店舗の出口に設置された無線通信装置から前記ID情報を受信した際に、前記商品情報データベースに該ID情報がレジに設置されている無線通信装置から既に受信されているか否かを判定する判定手段と、
を備えていることを特徴とする万引き防止システム。 - 前記情報処理装置には、前記各無線通信装置からID情報を受信した日時を計測する計測手段と、前記計測手段で計測された日時情報を付して前記商品情報データベースに登録する登録手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の万引き防止システム。
- 前記情報処理装置には、前記判定手段で前記商品情報データベースに該ID情報がレジに設置されている無線通信装置から既に受信されていない場合に、警報を発生する警報手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の万引き防止システム。
- 前記機械読取可能な固有のID情報が、非接触ICタグの記憶手段に記憶されて商品に付されていることを特徴とする請求項1または2に記載の万引き防止システム。
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