JP2004238877A - 道路用コーン標識具 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造で丈夫な円錐形状のコーン本体を維持し、かつ、伸縮が容易にできる。
【解決手段】コーン本体12は、ほぼ円錐状の表生地16と、表生地とほぼ整合するほぼ円錐状の裏生地であって、直立を維持するように繊維が配置された裏生地18と、裏生地の内側に所定間隔で取り付けられる同心円状の複数の硬質リングであって、表生地に整合するようにその半径が除々に小さくなるような複数の硬質リング22と、硬質リング22と同心円状の円錐状の円錐壁32を有し、円錐壁32にて、表生地16および裏生地18の下端部が取り付けられているベース30とを有している。表生地16、裏生地18および硬質リング22が収縮された状態にあるとき、コーン本体12は、基台34の空間に収容される。
【選択図】 図2
【解決手段】コーン本体12は、ほぼ円錐状の表生地16と、表生地とほぼ整合するほぼ円錐状の裏生地であって、直立を維持するように繊維が配置された裏生地18と、裏生地の内側に所定間隔で取り付けられる同心円状の複数の硬質リングであって、表生地に整合するようにその半径が除々に小さくなるような複数の硬質リング22と、硬質リング22と同心円状の円錐状の円錐壁32を有し、円錐壁32にて、表生地16および裏生地18の下端部が取り付けられているベース30とを有している。表生地16、裏生地18および硬質リング22が収縮された状態にあるとき、コーン本体12は、基台34の空間に収容される。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路上に配置する道路用コーン標識具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、道路上に配置され使用される道路用コーン標識具として、たとえば、特許文献1に提案されたものが知られている。この道路用コーン標識具においては、円心が共通であり、高さが等しく、かつ、直径が次第に小さくなる複数の硬質円錐筒3が、順次嵌め込み連接され、かつ、隣接した硬質円錐筒3同士の間を軟質織物4により連結するような構成になっている。収納時には、コーンを押下げることにより、一つの硬質円錐筒3の高さまで容易に縮めることができる。
【0003】
【特許文献1】
登録実用新案第3063979号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載されたような道路用コーン標識具においては、硬質円錐筒3と軟質織物4とを交互に配置し固定するため、連結個所が多く、道路用コーン標識具を何度も伸縮していると、連結個所が壊れやすいという問題があった。また、軟質織物、特に、下部の軟質織物は、その上部に位置する硬質円錐筒3および軟質織物4をそれぞれ支える必要があるため、相当の重量負荷がかかり、かなり硬い材質の物を使う必要があり、コストがかかっていた。
【0005】
本発明は、簡単な構造で丈夫な円錐形状のコーン本体を維持し、かつ、伸縮が容易にできる道路用コーン標識具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、ほぼ円錐状の表生地と、当該表生地とほぼ整合するほぼ円錐状の裏生地であって、直立を維持するように繊維が配置された裏生地と、当該裏生地の内側に所定間隔で取り付けられる同心円状の複数の硬質リングであって、前記表生地に整合するようにその半径が除々に小さくなるような複数の硬質リングと、前記硬質リングと同心円状の円錐状の円錐壁を有し、当該円錐壁にて、表生地および裏生地の下端部が取り付けられているベースとを有するコーン本体と、前記表生地、裏生地および硬質リングが収縮された状態にあるときのコーン本体を収容する空間を有する基台とを備え、前記硬質リングが、それぞれ、取り付け部材により、前記表生地および裏生地に取り付けられていることを特徴とする道路用コーン標識具により達成される。
【0007】
本発明によれば、ほぼ円錐状の表生地および裏生地に、所定間隔で硬質リングが取り付けられている。したがって、生地は底部から先端部まで連続して存在するため、生地とリングの連結箇所を少なくすることができる。連結箇所を少なくすることにより、引き出しや収納(収縮)を繰り返しても、連結箇所の破損が生じるおそれが少なく、耐久性の優れた道路用コーン標識具を提供することが可能となる。
【0008】
また、本発明によれば、直立を維持するように繊維が配置されたほぼ円錐状の裏生地、および、これに加えてほぼ円錐状の表生地が、全体として複数の硬質リングを支持するため、使用状態において、円錐形状を適切に維持することができる。また、全体として支持することにより、表生地や裏生地として比較的薄いものを使用できるため、コーン本体の重量を軽減することが可能となる。
【0009】
好ましい実施態様においては、前記ベースが、前記基台と整合するほぼ矩形状を有し、当該基台の空間に収容され、かつ、前記基台が、前記ベースの円筒壁とほぼ整合する形状の開口を有する上部蓋と、上部蓋とともに前記空間を画定する基台底部とを有し、前記空間に、収縮された状態の前記コーン本体が収容される。これにより、コーン本体の収縮時には、道路用コーン標識具を、基台のサイズにすることができる。
【0010】
より好ましい実施態様においては、前記上部蓋の四隅に、前記基台底部に収容される錘が、それぞれ取り付けられている。これにより、コーン本体を引き上げ、ベースの上面が上部蓋の下面と当接したときに、錘により、上部蓋が上昇することが妨げられ、コーン本体の表生地、裏生地および硬質リングのみが上に引き上げられる。
【0011】
別の好ましい実施態様においては、前記基台の前記上部蓋が、その上面の四隅に凹部を有し、かつ、当該基台の基台底部の、前記凹部に対応する位置に、前記凹部と整合する形状の脚を有する。この実施態様によれば、道路用コーン標識具の凹部の各々に、他の道路用コーン標識具の脚を合わせるようにして、道路用コーン標識具を重ねることができる。これにより、保管や運搬のためのスペースを著しく減じることが可能となる。
【0012】
また、好ましい実施態様においては、前記取り付け部材がリベットであり、かつ、前記表生地および裏生地の下端部が、リベットにより取り付けられている。さらに、前記表生地がナイロン織物で形成され、前記裏生地が、ナイロンメッシュ織物で形成されても良い。ナイロンメッシュ織物は、たとえば、直立方向に対して右方向および左方向に交差するように繊維が配置され、これにより、直立を維持する性質を備えればよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態につき説明を加える。図1は、本発明の実施の形態にかかる道路用コーン標識具10の全体斜視図、図2は、図1のII−II線拡大断面図、図3は、道路用コーン標識具の上部分の詳細拡大断面図、および、図4は、図3のIV部拡大図である。なお、本明細書において、道路上や工事現場、交通規制等に使用される円錐状の標識具を「道路用コーン標識具」と称する。
【0014】
図1および図2に示すように、本実施の形態にかかる道路用コーン標識具10は、円錐状のコーン本体12と、コーン本体12下部に設けられたほぼ矩形状の基台14とを有している。コーン本体12は、ナイロン織物にて形成された表生地16と、ナイロンメッシュ織物にて形成された裏生地18と、光などを反射する反射材20と、プラスチック材料にて形成された硬質リング22a〜22gと、プラスチック材料にて形成されたリベット24と、プラスチック材料にて形成された上部カバー26と、プラスチック材料にて形成されたベース30とを有している。たとえば、プラスチック材料として、ポリ塩化ビニール(PVC)を利用することができるが、これに限定されず、他のプラスチック材料、たとえば、硬質プラスチック材料を用いても良い。
【0015】
基台14は、プラスチック材料にて形成されたほぼ矩形状の基台底部34と、基台底部34と整合するプラスチック材料にて形成された上部蓋36とを有している。基台底部34には、コーン本体12のベース30および収容時における硬質リング22等を収容するための空間38と、基台底部34の底面の四隅に配置された道路や床面などに載地される脚40と、基台底部34の底面の中央部に配置された空気を流すための空気穴42とが設けられている。
【0016】
上部蓋36は、基台底部34に整合するようにほぼ矩形状に形成され、上部蓋36のほぼ中央に、コーン本体12の上側が突出することができるような開口44が形成されている。また、上部蓋36の四隅には、基台底部34の底面に設けられた脚40と整合する位置に、脚40を挿入することができる凹部46が、それぞれ設けられている。さらに、上部蓋36の凹部46の下側には、錘48がそれぞれ取り付けられ、道路用コーン標識具10の使用時に転倒しないように、かつ、四隅を車等に踏まれても破損しにくいような構造になっている。
【0017】
次に、図2ないし図4を参照してコーン本体12の構成を詳細に説明する。
図2ないし図4に示すように、コーン本体12は、ナイロン織物を用いた円錐状の表生地16と、ナイロンメッシュ織物を用いた円錐状で、表生地16と整合し、かつ、その内側に配置される裏生地18とを有している。裏生地は、直立を維持するように繊維が配置されている。本実施の形態において、裏生地18は、直立を維持するようにメッシュが形成された、丈夫なナイロンメッシュ織物が使用される。このナイロンメッシュ織物は、たとえば、直立方向に対して右方向および左方向に、それぞれが交差するように繊維が配置されている。
【0018】
表生地16の表面には、所定間隔で、車のライトや照明を反射する反射材20が、たとえば3本縫い付けられている。本実施の形態において、反射材20として、高輝度反射材が使用され、夜間、遠くから車の運転手や歩行者などから視認することができる。
【0019】
硬質リング22a〜22gは、同一の高さで、同心円状のプラスチック材料にて円錐台状に形成されている。本実施の形態において、7つの硬質リング22a〜22gは、それぞれ、裏生地18の内側に取り付けられ、かつ、一定の間隔で配置されるように、その半径が設定される。これにより、コーン本体12の上部から徐々に大きくなるように、7個の硬質リングが等間隔に取り付けられる。
【0020】
たとえば、図4に詳細に示すように、硬質リング22bの垂直方向ほぼ中央の位置において、反射材20、表生地16、裏生地18、および、硬質リング22bを、リベット24を表面から半径方向内側に打ち込むことにより、これらが一体に固定される。本実施の形態においては、リベット24は、等間隔で6箇所打ち込まれ、反射材20、表生地16、裏生地18および硬質リング22を固定している。なお、本実施の形態において使用されるリベット24は、プラスチック材料にて一体成型されており、硬質リング22a〜22gを裏生地18に内側の所定位置に合わせ、円周方向に沿って設けられた6箇所の穴に挿入して、硬質リング22a〜22gを固定する。
【0021】
上部カバー26は、コーン本体12の上部、表生地16の外側に嵌合され取り付けられる。上部カバー26には、プラスチック材料或いはステンレスなどの金属材料で作られた、回動可能なハンドル28が取り付けられており、作業者が、ハンドル28を起こして、これを手で握ることにより、道路用コーン標識具10を持ち運ぶことができる。また、後述するように、ハンドルを引き上げることで、収納されていた表生地16、裏生地18および硬質リング22を直立させた状態にすることもできる。
【0022】
ベース30は、基台14の内側の空間38に整合するほぼ矩形状にプラスチックにて形成され、中央部には、硬質リング22とほぼ同一の高さで、同心円状の円錐台状の円錐壁32が形成されている。円錐壁32の外周には、他の硬質リング22a〜22gと同様に、表生地16、および、裏生地18の下端部分が被せられ、円錐壁32の垂直方向ほぼ中央部に所定の角度間隔で複数設けられた穴に、リベット24を打ち込むことにより、これらがしっかりと固定される。
【0023】
次に、このように構成された道路用コーン標識具10の収縮方法を、図2、道路用コーン標識具10の収縮状態を示す図である図5、および、図5のVI−VI線拡大断面図である図6を参照して詳細に説明する。
【0024】
図2に示すように、作業者は、道路用コーン標識具10のコーン本体12のほぼ中間部分にあたる硬質リング22eの付近を持って、硬質リング22eを下方に押し込みながら、硬質リング22gをベース30の円錐壁32に、次いで、硬質リング22fを硬質リング22gに、硬質リング22eを硬質リング22fに順次押し込んでいく。
【0025】
次に、作業者は、上部カバー26の付近を持って、硬質リング22dを硬質リング22eに、硬質リング22cを硬質リング22dに、次いで、硬質リング22bを硬質リング22cに、硬質リング22aを硬質リング22bに順次押し込んでいくことにより、図5、および、図6に示すような収縮状態に収縮することができる。なお、収縮の際に、基台底部34の底面に配置された空気穴42から、コーン本体12内部の空気が抜けるため、スムーズに収縮させることが可能となる。
【0026】
また、道路用コーン標識具10を使用する場合は、作業者は、上部カバー26のハンドル28を握り、そのまま上方に引っ張ることにより、簡単に、図1に示すような使用状態にすることができる。特に、本実施の形態においては、基台14の上側蓋36の四隅には、それぞれ錘48が取り付けられているため、ハンドル28を引き上げると、基台14が錘48の重量により、ハンドル28とともに持ち上げられることなく、コーン本体12の表生地16、裏生地18および硬質リング22a〜22gのみが順次上に引き上げられていく。コーン本体12が引き上げられると、コーン本体12のベース30の上面が、上側蓋36の下面と当接するため、コーン本体12の上昇が規制される。したがって、ベース30と同じ高さ位置に同心円状に収容されていた硬質リングが、順次、上に引き上げられ、それに伴って、硬質リング22とリベット24にて固定されている表生地16および裏生地18も引き上げられる。
【0027】
裏生地18は、直立を維持するようにメッシュが形成されたナイロンメッシュで作られているため、硬質リング(たとえば、硬質リング22a)の下端位置が、上側蓋36の位置より上側にまで引き上げられると、当該硬質リングの下側に位置する裏生地18の部分が上方に直立するように、作業者の引き上げを補助する。各硬質リングの下端位置が、上側蓋30の位置より上側にまで引き上げられるたびに、当該硬質リングの下側に位置する裏生地18の部分が直立する。このように、裏生地18が直立を維持することにより、作業者は大きな力を要することなく、コーン本体12を使用状態に引き上げることが可能となる。
【0028】
また、本実施の形態においては、ほぼ円錐形状の裏生地18および表生地18が、コーン全体の裏側に配置されているため、使用状態の際に、硬質リング22を、裏生地18および表生地16にて支持することができるため、使用状態の形状、つまり、円錐形状を維持することができる。また、裏生地18および表生地16全体で、それぞれの硬質リング22を保持すればよいため、生地の厚みをそれほど大きくする必要がない。
【0029】
次に、収縮状態の道路用コーン標識具10の保管或いは運搬の際について説明する。図7は、本実施の形態にかかる道路用コーン標識具10を積み重ねた状態を示す断面図である。図7を参照して、道路用コーン標識具10の保管を詳細に説明する。
【0030】
道路用コーン標識具10は、保管や運搬に先立って、作業者により図5に示すように収縮状態に収縮される。作業者は、道路用コーン標識具10の基台底部34の上面蓋36の上面に設けられた凹部46のそれぞれに、他の道路標識具10の基台底部34の底面から突出する脚40を、それぞれ嵌め込むように、道路用コーン標識具10を重ねることができる。これにより、積載時の崩れ等を防ぎながら、道路用コーン標識具10を複数個積み重ね、車のトランクや倉庫等に保管することができる。
【0031】
このように、本実施の形態によれば、ナイロンメッシュ織物からなる円錐形状の裏地布18を使用することにより、コーン本体12を丈夫な円錐形を維持することにより直立状態を保つとともに、簡単な収縮/伸縮を実現することが可能となる。
【0032】
また、本実施の形態によれば、道路用コーン標識具10を収縮状態で積み重ねることができ、保管に要するスペースを小さくすることができる。したがって、車のトランクや倉庫等に収容し、また、簡単に持ち運ぶことが可能となる。
さらに、本実施の形態によれば、基台の四隅に錘を配置している。これにより、道路用コーン標識具の重量をそれほど重くすることなく(たとえば、本実施の形態では、約2.5kg)、使用時に倒れることが防止でき、また、四隅を車などに踏まれても破損されにくい構造となっている。
【0033】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
たとえば、前記実施の形態においては、裏地布にナイロンメッシュ織物を使用したがこれに限定されるものではなく、同程度の張力、および、柔軟性を有するナイロン織物を使用しても良い。
【0034】
また、前記実施の形態においては、反射材に高輝度反射材を使用したがこれに限定されるものではなく、車のライトや照明等を反射することのできる他の反射材でも良い。
なお、本明細書において、一つの手段の機能が、二つ以上の物理的手段により実現されても、若しくは、二つ以上の手段の機能が、一つの物理的手段により実現されてもよい。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、簡単に伸張/収縮することができ、かつ、持ち運びが簡単な道路用コーン標識具を提供することが可能となる。また、簡単な構造で丈夫な円錐形状のコーン本体を維持できる道路用コーン標識具を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態にかかる道路用コーン標識具の全体斜視図である。
【図2】図2は、図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】図3は、本実施の形態にかかる道路用コーン標識具の上部分の詳細拡大断面図である。
【図4】図4は、図3のIV部拡大図である。
【図5】図5は、本実施の形態にかかる道路用コーン標識具の収縮状態を示す図である。
【図6】図6は、図5のVI−VI線拡大断面図である。
【図7】図7は、本実施の形態にかかる道路用コーン標識具の積み重ね状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 道路用コーン標識具
12 コーン本体
14 基台
16 表生地
18 裏生地
20 反射材
22 硬質リング
24 リベット
26 上部カバー
28 ハンドル
30 ベース
32 円錐壁
34 基台底部
36 基台蓋
38 空間
40 脚
42 空気穴
44 開口
46 凹部
48 錘
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路上に配置する道路用コーン標識具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、道路上に配置され使用される道路用コーン標識具として、たとえば、特許文献1に提案されたものが知られている。この道路用コーン標識具においては、円心が共通であり、高さが等しく、かつ、直径が次第に小さくなる複数の硬質円錐筒3が、順次嵌め込み連接され、かつ、隣接した硬質円錐筒3同士の間を軟質織物4により連結するような構成になっている。収納時には、コーンを押下げることにより、一つの硬質円錐筒3の高さまで容易に縮めることができる。
【0003】
【特許文献1】
登録実用新案第3063979号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載されたような道路用コーン標識具においては、硬質円錐筒3と軟質織物4とを交互に配置し固定するため、連結個所が多く、道路用コーン標識具を何度も伸縮していると、連結個所が壊れやすいという問題があった。また、軟質織物、特に、下部の軟質織物は、その上部に位置する硬質円錐筒3および軟質織物4をそれぞれ支える必要があるため、相当の重量負荷がかかり、かなり硬い材質の物を使う必要があり、コストがかかっていた。
【0005】
本発明は、簡単な構造で丈夫な円錐形状のコーン本体を維持し、かつ、伸縮が容易にできる道路用コーン標識具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、ほぼ円錐状の表生地と、当該表生地とほぼ整合するほぼ円錐状の裏生地であって、直立を維持するように繊維が配置された裏生地と、当該裏生地の内側に所定間隔で取り付けられる同心円状の複数の硬質リングであって、前記表生地に整合するようにその半径が除々に小さくなるような複数の硬質リングと、前記硬質リングと同心円状の円錐状の円錐壁を有し、当該円錐壁にて、表生地および裏生地の下端部が取り付けられているベースとを有するコーン本体と、前記表生地、裏生地および硬質リングが収縮された状態にあるときのコーン本体を収容する空間を有する基台とを備え、前記硬質リングが、それぞれ、取り付け部材により、前記表生地および裏生地に取り付けられていることを特徴とする道路用コーン標識具により達成される。
【0007】
本発明によれば、ほぼ円錐状の表生地および裏生地に、所定間隔で硬質リングが取り付けられている。したがって、生地は底部から先端部まで連続して存在するため、生地とリングの連結箇所を少なくすることができる。連結箇所を少なくすることにより、引き出しや収納(収縮)を繰り返しても、連結箇所の破損が生じるおそれが少なく、耐久性の優れた道路用コーン標識具を提供することが可能となる。
【0008】
また、本発明によれば、直立を維持するように繊維が配置されたほぼ円錐状の裏生地、および、これに加えてほぼ円錐状の表生地が、全体として複数の硬質リングを支持するため、使用状態において、円錐形状を適切に維持することができる。また、全体として支持することにより、表生地や裏生地として比較的薄いものを使用できるため、コーン本体の重量を軽減することが可能となる。
【0009】
好ましい実施態様においては、前記ベースが、前記基台と整合するほぼ矩形状を有し、当該基台の空間に収容され、かつ、前記基台が、前記ベースの円筒壁とほぼ整合する形状の開口を有する上部蓋と、上部蓋とともに前記空間を画定する基台底部とを有し、前記空間に、収縮された状態の前記コーン本体が収容される。これにより、コーン本体の収縮時には、道路用コーン標識具を、基台のサイズにすることができる。
【0010】
より好ましい実施態様においては、前記上部蓋の四隅に、前記基台底部に収容される錘が、それぞれ取り付けられている。これにより、コーン本体を引き上げ、ベースの上面が上部蓋の下面と当接したときに、錘により、上部蓋が上昇することが妨げられ、コーン本体の表生地、裏生地および硬質リングのみが上に引き上げられる。
【0011】
別の好ましい実施態様においては、前記基台の前記上部蓋が、その上面の四隅に凹部を有し、かつ、当該基台の基台底部の、前記凹部に対応する位置に、前記凹部と整合する形状の脚を有する。この実施態様によれば、道路用コーン標識具の凹部の各々に、他の道路用コーン標識具の脚を合わせるようにして、道路用コーン標識具を重ねることができる。これにより、保管や運搬のためのスペースを著しく減じることが可能となる。
【0012】
また、好ましい実施態様においては、前記取り付け部材がリベットであり、かつ、前記表生地および裏生地の下端部が、リベットにより取り付けられている。さらに、前記表生地がナイロン織物で形成され、前記裏生地が、ナイロンメッシュ織物で形成されても良い。ナイロンメッシュ織物は、たとえば、直立方向に対して右方向および左方向に交差するように繊維が配置され、これにより、直立を維持する性質を備えればよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態につき説明を加える。図1は、本発明の実施の形態にかかる道路用コーン標識具10の全体斜視図、図2は、図1のII−II線拡大断面図、図3は、道路用コーン標識具の上部分の詳細拡大断面図、および、図4は、図3のIV部拡大図である。なお、本明細書において、道路上や工事現場、交通規制等に使用される円錐状の標識具を「道路用コーン標識具」と称する。
【0014】
図1および図2に示すように、本実施の形態にかかる道路用コーン標識具10は、円錐状のコーン本体12と、コーン本体12下部に設けられたほぼ矩形状の基台14とを有している。コーン本体12は、ナイロン織物にて形成された表生地16と、ナイロンメッシュ織物にて形成された裏生地18と、光などを反射する反射材20と、プラスチック材料にて形成された硬質リング22a〜22gと、プラスチック材料にて形成されたリベット24と、プラスチック材料にて形成された上部カバー26と、プラスチック材料にて形成されたベース30とを有している。たとえば、プラスチック材料として、ポリ塩化ビニール(PVC)を利用することができるが、これに限定されず、他のプラスチック材料、たとえば、硬質プラスチック材料を用いても良い。
【0015】
基台14は、プラスチック材料にて形成されたほぼ矩形状の基台底部34と、基台底部34と整合するプラスチック材料にて形成された上部蓋36とを有している。基台底部34には、コーン本体12のベース30および収容時における硬質リング22等を収容するための空間38と、基台底部34の底面の四隅に配置された道路や床面などに載地される脚40と、基台底部34の底面の中央部に配置された空気を流すための空気穴42とが設けられている。
【0016】
上部蓋36は、基台底部34に整合するようにほぼ矩形状に形成され、上部蓋36のほぼ中央に、コーン本体12の上側が突出することができるような開口44が形成されている。また、上部蓋36の四隅には、基台底部34の底面に設けられた脚40と整合する位置に、脚40を挿入することができる凹部46が、それぞれ設けられている。さらに、上部蓋36の凹部46の下側には、錘48がそれぞれ取り付けられ、道路用コーン標識具10の使用時に転倒しないように、かつ、四隅を車等に踏まれても破損しにくいような構造になっている。
【0017】
次に、図2ないし図4を参照してコーン本体12の構成を詳細に説明する。
図2ないし図4に示すように、コーン本体12は、ナイロン織物を用いた円錐状の表生地16と、ナイロンメッシュ織物を用いた円錐状で、表生地16と整合し、かつ、その内側に配置される裏生地18とを有している。裏生地は、直立を維持するように繊維が配置されている。本実施の形態において、裏生地18は、直立を維持するようにメッシュが形成された、丈夫なナイロンメッシュ織物が使用される。このナイロンメッシュ織物は、たとえば、直立方向に対して右方向および左方向に、それぞれが交差するように繊維が配置されている。
【0018】
表生地16の表面には、所定間隔で、車のライトや照明を反射する反射材20が、たとえば3本縫い付けられている。本実施の形態において、反射材20として、高輝度反射材が使用され、夜間、遠くから車の運転手や歩行者などから視認することができる。
【0019】
硬質リング22a〜22gは、同一の高さで、同心円状のプラスチック材料にて円錐台状に形成されている。本実施の形態において、7つの硬質リング22a〜22gは、それぞれ、裏生地18の内側に取り付けられ、かつ、一定の間隔で配置されるように、その半径が設定される。これにより、コーン本体12の上部から徐々に大きくなるように、7個の硬質リングが等間隔に取り付けられる。
【0020】
たとえば、図4に詳細に示すように、硬質リング22bの垂直方向ほぼ中央の位置において、反射材20、表生地16、裏生地18、および、硬質リング22bを、リベット24を表面から半径方向内側に打ち込むことにより、これらが一体に固定される。本実施の形態においては、リベット24は、等間隔で6箇所打ち込まれ、反射材20、表生地16、裏生地18および硬質リング22を固定している。なお、本実施の形態において使用されるリベット24は、プラスチック材料にて一体成型されており、硬質リング22a〜22gを裏生地18に内側の所定位置に合わせ、円周方向に沿って設けられた6箇所の穴に挿入して、硬質リング22a〜22gを固定する。
【0021】
上部カバー26は、コーン本体12の上部、表生地16の外側に嵌合され取り付けられる。上部カバー26には、プラスチック材料或いはステンレスなどの金属材料で作られた、回動可能なハンドル28が取り付けられており、作業者が、ハンドル28を起こして、これを手で握ることにより、道路用コーン標識具10を持ち運ぶことができる。また、後述するように、ハンドルを引き上げることで、収納されていた表生地16、裏生地18および硬質リング22を直立させた状態にすることもできる。
【0022】
ベース30は、基台14の内側の空間38に整合するほぼ矩形状にプラスチックにて形成され、中央部には、硬質リング22とほぼ同一の高さで、同心円状の円錐台状の円錐壁32が形成されている。円錐壁32の外周には、他の硬質リング22a〜22gと同様に、表生地16、および、裏生地18の下端部分が被せられ、円錐壁32の垂直方向ほぼ中央部に所定の角度間隔で複数設けられた穴に、リベット24を打ち込むことにより、これらがしっかりと固定される。
【0023】
次に、このように構成された道路用コーン標識具10の収縮方法を、図2、道路用コーン標識具10の収縮状態を示す図である図5、および、図5のVI−VI線拡大断面図である図6を参照して詳細に説明する。
【0024】
図2に示すように、作業者は、道路用コーン標識具10のコーン本体12のほぼ中間部分にあたる硬質リング22eの付近を持って、硬質リング22eを下方に押し込みながら、硬質リング22gをベース30の円錐壁32に、次いで、硬質リング22fを硬質リング22gに、硬質リング22eを硬質リング22fに順次押し込んでいく。
【0025】
次に、作業者は、上部カバー26の付近を持って、硬質リング22dを硬質リング22eに、硬質リング22cを硬質リング22dに、次いで、硬質リング22bを硬質リング22cに、硬質リング22aを硬質リング22bに順次押し込んでいくことにより、図5、および、図6に示すような収縮状態に収縮することができる。なお、収縮の際に、基台底部34の底面に配置された空気穴42から、コーン本体12内部の空気が抜けるため、スムーズに収縮させることが可能となる。
【0026】
また、道路用コーン標識具10を使用する場合は、作業者は、上部カバー26のハンドル28を握り、そのまま上方に引っ張ることにより、簡単に、図1に示すような使用状態にすることができる。特に、本実施の形態においては、基台14の上側蓋36の四隅には、それぞれ錘48が取り付けられているため、ハンドル28を引き上げると、基台14が錘48の重量により、ハンドル28とともに持ち上げられることなく、コーン本体12の表生地16、裏生地18および硬質リング22a〜22gのみが順次上に引き上げられていく。コーン本体12が引き上げられると、コーン本体12のベース30の上面が、上側蓋36の下面と当接するため、コーン本体12の上昇が規制される。したがって、ベース30と同じ高さ位置に同心円状に収容されていた硬質リングが、順次、上に引き上げられ、それに伴って、硬質リング22とリベット24にて固定されている表生地16および裏生地18も引き上げられる。
【0027】
裏生地18は、直立を維持するようにメッシュが形成されたナイロンメッシュで作られているため、硬質リング(たとえば、硬質リング22a)の下端位置が、上側蓋36の位置より上側にまで引き上げられると、当該硬質リングの下側に位置する裏生地18の部分が上方に直立するように、作業者の引き上げを補助する。各硬質リングの下端位置が、上側蓋30の位置より上側にまで引き上げられるたびに、当該硬質リングの下側に位置する裏生地18の部分が直立する。このように、裏生地18が直立を維持することにより、作業者は大きな力を要することなく、コーン本体12を使用状態に引き上げることが可能となる。
【0028】
また、本実施の形態においては、ほぼ円錐形状の裏生地18および表生地18が、コーン全体の裏側に配置されているため、使用状態の際に、硬質リング22を、裏生地18および表生地16にて支持することができるため、使用状態の形状、つまり、円錐形状を維持することができる。また、裏生地18および表生地16全体で、それぞれの硬質リング22を保持すればよいため、生地の厚みをそれほど大きくする必要がない。
【0029】
次に、収縮状態の道路用コーン標識具10の保管或いは運搬の際について説明する。図7は、本実施の形態にかかる道路用コーン標識具10を積み重ねた状態を示す断面図である。図7を参照して、道路用コーン標識具10の保管を詳細に説明する。
【0030】
道路用コーン標識具10は、保管や運搬に先立って、作業者により図5に示すように収縮状態に収縮される。作業者は、道路用コーン標識具10の基台底部34の上面蓋36の上面に設けられた凹部46のそれぞれに、他の道路標識具10の基台底部34の底面から突出する脚40を、それぞれ嵌め込むように、道路用コーン標識具10を重ねることができる。これにより、積載時の崩れ等を防ぎながら、道路用コーン標識具10を複数個積み重ね、車のトランクや倉庫等に保管することができる。
【0031】
このように、本実施の形態によれば、ナイロンメッシュ織物からなる円錐形状の裏地布18を使用することにより、コーン本体12を丈夫な円錐形を維持することにより直立状態を保つとともに、簡単な収縮/伸縮を実現することが可能となる。
【0032】
また、本実施の形態によれば、道路用コーン標識具10を収縮状態で積み重ねることができ、保管に要するスペースを小さくすることができる。したがって、車のトランクや倉庫等に収容し、また、簡単に持ち運ぶことが可能となる。
さらに、本実施の形態によれば、基台の四隅に錘を配置している。これにより、道路用コーン標識具の重量をそれほど重くすることなく(たとえば、本実施の形態では、約2.5kg)、使用時に倒れることが防止でき、また、四隅を車などに踏まれても破損されにくい構造となっている。
【0033】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
たとえば、前記実施の形態においては、裏地布にナイロンメッシュ織物を使用したがこれに限定されるものではなく、同程度の張力、および、柔軟性を有するナイロン織物を使用しても良い。
【0034】
また、前記実施の形態においては、反射材に高輝度反射材を使用したがこれに限定されるものではなく、車のライトや照明等を反射することのできる他の反射材でも良い。
なお、本明細書において、一つの手段の機能が、二つ以上の物理的手段により実現されても、若しくは、二つ以上の手段の機能が、一つの物理的手段により実現されてもよい。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、簡単に伸張/収縮することができ、かつ、持ち運びが簡単な道路用コーン標識具を提供することが可能となる。また、簡単な構造で丈夫な円錐形状のコーン本体を維持できる道路用コーン標識具を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態にかかる道路用コーン標識具の全体斜視図である。
【図2】図2は、図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】図3は、本実施の形態にかかる道路用コーン標識具の上部分の詳細拡大断面図である。
【図4】図4は、図3のIV部拡大図である。
【図5】図5は、本実施の形態にかかる道路用コーン標識具の収縮状態を示す図である。
【図6】図6は、図5のVI−VI線拡大断面図である。
【図7】図7は、本実施の形態にかかる道路用コーン標識具の積み重ね状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 道路用コーン標識具
12 コーン本体
14 基台
16 表生地
18 裏生地
20 反射材
22 硬質リング
24 リベット
26 上部カバー
28 ハンドル
30 ベース
32 円錐壁
34 基台底部
36 基台蓋
38 空間
40 脚
42 空気穴
44 開口
46 凹部
48 錘
Claims (7)
- ほぼ円錐状の表生地と、
当該表生地とほぼ整合するほぼ円錐状の裏生地であって、直立を維持するように繊維が配置された裏生地と、
当該裏生地の内側に所定間隔で取り付けられる同心円状の複数の硬質リングであって、前記表生地に整合するようにその半径が除々に小さくなるような複数の硬質リングと、
前記硬質リングと同心円状の円錐状の円錐壁を有し、当該円錐壁にて、表生地および裏生地の下端部が取り付けられているベースとを有するコーン本体と、
前記表生地、裏生地および硬質リングが収縮された状態にあるときのコーン本体を収容する空間を有する基台とを備え、
前記硬質リングが、それぞれ、取り付け部材により、前記表生地および裏生地に取り付けられていることを特徴とする道路用コーン標識具。 - 前記ベースが、前記基台と整合するほぼ矩形状を有し、当該基台の空間に収容され、かつ、
前記基台が、前記ベースの円筒壁とほぼ整合する形状の開口を有する上部蓋と、上部蓋とともに前記空間を画定する基台底部とを有し、前記空間に、収縮された状態の前記コーン本体が収容されることを特徴とする請求項1に記載の道路用コーン標識具。 - 前記上部蓋の四隅に、前記基台底部に収容される錘が、それぞれ取り付けられたことを特徴とする請求項2に記載の道路用コーン標識具。
- 前記基台の前記上部蓋が、その上面の四隅に凹部を有し、かつ、当該基台の基台底部の、前記凹部に対応する位置に、前記凹部と整合する形状の脚を有することを特徴とする請求項2または3に記載の道路用コーン標識具。
- 前記取り付け部材がリベットであり、かつ、前記表生地および裏生地の下端部が、リベットにより取り付けられたことを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の道路用コーン標識具。
- 前記表生地がナイロン織物で形成され、前記裏生地が、ナイロンメッシュ織物で形成されることを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の道路用コーン標識具。
- 前記裏生地が、直立方向に対して右方向および左方向に、それぞれが交差するように繊維が配置されたことを特徴とする請求項6に記載の道路用コーン標識具。
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JP2010048052A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-03-04 | Hivix Co Ltd | 阻止棒 |
JP2013213353A (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-17 | Hayashi Bussan Hatsumei Kenkyusho:Kk | 交通標識 |
JP2019031841A (ja) * | 2017-08-08 | 2019-02-28 | 西日本高速道路エンジニアリング中国株式会社 | 反射式コーン及び反射式コーンの製造方法 |
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-
2003
- 2003-02-05 JP JP2003028064A patent/JP2004238877A/ja not_active Withdrawn
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