JP2004237987A - Package - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は包装体に係り、特にメロンなどのように物流における取り扱いが比較的困難な、体積の大きな物品を包装するに好適な包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
体積の大きな物品、例えばメロンなどの生鮮果実は、特許文献1に記載の如く、発泡スチロールネットで個装したうえ、段ボール箱などの単位包装体内で、木毛などの緩衝材を用いて包装されている。
また、販売店の店頭において、上記メロンなどは、上記段ボール箱から取り出されて発泡スチロールネットに包装された状態で陳列されたり、段ボール箱に包装された状態で陳列されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10‐287369号公報(第2頁)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、メロンなどの陳列に際し発泡スチロールネットにて包装された状態では、このネットが、落下の衝撃や、メロンどうしの衝突による衝撃などに対し十分な緩衝効果を発揮し得ず、良好な包装がなされているとは言えない。
また、段ボール箱に収納された状態でメロンを陳列したのでは、メロンを目視できないため、陳列効果が低下してしまう。
【0005】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、体積の大きな物品、例えば生鮮果実を良好に包装できる包装体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、収納した物品に対する衝撃を、気体の圧力により緩衝する包装体であって、筒形状に形成されて気体が封入可能とされ、内側に上記物品を収納可能な収納空間を形成する本体部と、この本体部の一端側における内側に配設されると共に、気体が封入可能とされ、上記収納空間内に収納された上記物品に当接可能なストッパ部と、を有することを特徴とするものである。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記本体部の他端側には、収納空間内に収納された物品の飛び出し防止用のフラップ部が配設されたことを特徴とするものである。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記本体部の他端側における内側には、気体が封入可能とされ、収納空間内に収納された物品に当接して当該物品の飛び出しを防止する抑止部が配設されたことを特徴とするものである。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、上記本体の他端側に、把持可能な取っ手部が設けられたことを特徴とするものである。
【0010】
請求項5に記載の発明は、収納した物品に対する衝撃を、気体の圧力により緩衝する包装体であって、筒形状に形成されて気体が封入可能とされ、内側に上記物品を収納可能な収納空間が形成されると共に、一端側が漸次縮径して縮径部とされ、この縮径部が、上記収納空間内に収納された上記物品に当接可能に構成されたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、上記一端側へ延びる切込みが他端側に形成され、この切込みにより分割された上記他端側部分が接合されて、収納空間内に収納された物品の飛び出しが防止可能に構成されたことを特徴とするものである。
【0012】
請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載の発明において、上記他端側に、把持可能な取っ手部が設けられたことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
[A]第1の実施の形態(図1〜図8;請求項1,2及び5に対応)
図1は、本発明に係る包装体の第1の実施の形態を示す斜視図である。図5は、図1の包装体で、空気を封入する前の斜視図である。
【0014】
これらの図1及び図5に示す包装体10は、収納した物品1に対する外方からの衝撃を、気体としての空気の圧力により緩衝するものであって、本体部11、ストッパ部12、フラップ部13及び取っ手部14を有して構成される。これらの本体部11、ストッパ部12、フラップ部13及び取っ手部14は、柔軟な気密性の高い合成樹脂フィルムにて構成されている。
ここで、上記物品1は体積の大きな物品であり、例えばメロンM(図7)やスイカなどの生鮮果実、あるいは植木鉢U(図8)などである。
【0015】
上記本体部11は、図1、図5〜図7に示すように、空気を封入可能な多数の袋部15を備えて六角筒形状に形成される。この本体部11の内側には、上記袋部15に空気が封入されてこの袋部15が膨出された状態においても、物品1が収納可能な収納空間16が形成される。
【0016】
前記ストッパ部12は、本体部11の一端側(本実施の形態では下端側)における内側に配設され、空気を封入可能な複数の上記袋部15を備えて構成される。このストッパ部12は、当該ストッパ部12を構成する袋部15に空気が封入されたときに膨出して、本体部11の下端側における内側の開口面積を縮小する。従って、ストッパ部12を構成する袋部15に空気が封入されたときに、このストッパ部12は、収納空間16内に収納された物品1に当接してストッパ機能を果たし、この物品1が本体部11の下端から抜け落ちることを防止すると共に、この物品1を包装体10の下端から持ち上げて保持する。
【0017】
前記フラップ部13はシート形状に形成され、本体部11の他端側(本実施の形態では上端側)に配設される。このフラップ部13は、基端部が本体部11の上記上端に熱接合され、先端部に接着テープ17が装着されている。フラップ部13は、本体部11の収納空間16内に物品1が収納されたときに、この物品1を覆う位置に設けられて、物品1が収納空間16内から飛び出すことを防止する。尚、このフラップ部13の幅は、六角形をなす本体部11の上端縁形状の一辺の長さよりも狭く形成されている。
【0018】
前記取っ手部14はシート形状に形成され、本体部11の他端側(本実施の形態では上端側)に配設される。この取っ手部14は、物品1を覆うフラップ部13に対して交差するように、その両端が本体部11の上端に熱接合される。この取っ手部14を把持することによって、包装体10が持ち運び可能とされる。尚、この取っ手部14は、フラップ部13よりも狭い幅に形成されている。
【0019】
ところで、上記本体部11及び上記ストッパ部12は、図2〜図5に示す手順によって製作される。つまり、図2に示すように、長方形状又は正方形状の表面シート18と、この表面シート18と同形状の裏面シート19とを用意する。これらの表面シート18と裏面シート19のそれぞれの外周縁部をヒートシールなどにより熱接合して、図2の縦、横に縦外縁接合部20、横外縁接合部21をそれぞれ形成し、これら(縦外縁接合部20、横外縁接合部21)と平行してヒートシールなどにより表面シート18及び裏面シート19を熱接合して、それぞれ複数の縦接合部22及び横接合部23を形成する。
次に、このように熱接合された表面シート18及び裏面シート19を、一方の横外縁接合部21に最も近い横接合部23上の仮想直線25を境として例えば表面シート18側に折り重ね、図3に示すように、ヒートシールなどにより熱接合して複数の縦接合部24を形成する。これらの縦接合部24のそれぞれは、縦接合部22の各々と同一直線状に設けられ、本実施の形態では、表面シート18及び裏面シート19の長手方向に沿って等間隔に5列設けられる。
【0020】
その後、図4に示すように、表面シート18を内側に、裏面シート19を外側に位置付けるようにして屈曲または湾曲させ、両端に位置する縦外縁接合部20をヒートシールなどにより熱接合する。このとき、図5に示すように、熱接合された表面シート18及び裏面シート19の大部分は、同一直線状にある縦接合部22及び24を境に折り曲げられて、六角形状の本体部11を構成する。更に、仮想直線25を境に表面シート18側に折り曲げられた表面シート18及び裏面シート19の一部は、本体部11の下端側に配設されたストッパ部12を構成し、このストッパ部12も縦接合部24を境に折り曲げられる。
【0021】
ここで、図2及び図3に示すように、表面シート18及び裏面シート19には、縦外縁接合部20、横外縁接合部21、縦接合部22、24及び横接合部23により囲まれて多数の袋部15が形成され、本体部11及びストッパ部12は、これらの袋部15が連接されて構成される。また、縦外縁接合部20及び横外縁接合部21が連続して形成されているのに対し、縦接合部22及び24と横接合部23とのそれぞれは連続せず、所定の隙間を隔てて形成されている。このため、本体部11及びストッパ部12を構成する多数の袋部15は、縦接合部22、24及び横接合部23の上記隙間により形成された通気部26によって連通されることになる。従って、本体部11とストッパ部12とは、袋部15への空気の封入に関し上記通気部26を用いて連通される。
【0022】
図5に示すように、本体部11には給排気口27が設けられる。この給排気口27は、本体部11における一つの袋部15内に逆止弁28(図3)を備える。この逆止弁28によって、本体部11の袋部15内に封入された空気が外部へ流出しないよう構成される。また、給排気口27から逆止弁28を経て空気が供給されることにより、本体部11及びストッパ部12の全ての袋部15に、通気部26を経て空気が封入される。
【0023】
このように、本体部11及びストッパ部12の袋部15に空気が封入されることによって、図7及び図8に示すように、これら本体部11及びストッパ部12の袋部15が収納空間16内に膨出し、本体部11の袋部15は収納空間16内の物品1を空気圧により保持し、ストッパ部12の袋部15は、本体部11の下端側の開口面積を縮小して、収納空間16内の物品1が本体部11の下端側から抜け落ちることを防止する。更に、収納空間16内の物品1は、本体部11及びストッパ部12のそれぞれにおける袋部15内の空気の圧力によって、包装体10外の衝撃に対し緩衝される。
【0024】
上述のように構成された包装体10では、本体部11の給排気口27から本体部11及びストッパ部12の袋部15内へ空気を供給した後に、本体部11の収納空間16内に物品1を収納してもよく、或いは、本体部11及びストッパ部12の袋部15内へ空気を供給する前に本体部11の収納空間16内に物品1を収納し、その後、給排気口27を介して、本体部11及びストッパ部12の袋部15内へ空気を供給して封入してもよい。後者の場合には、収納空間16内の物品1が、本体部11及びストッパ部12の袋部15内における空気の圧力により挟持されて、収納空間16内に保持されることになる。
【0025】
以上のように構成されたことから、上記実施の形態によれば、次の効果(1)〜(5)を奏する。
(1)六角形状に形成されて袋部15に空気が封入可能とされた本体部11の内側に、袋部15内に空気が封入された状態で物品1を収納可能な収納空間16が形成され、また、本体部11の下端側における内側に配設されて袋部15に空気が封入可能とされたストッパ部12が、この袋部15に空気が封入された状態で、収納空間16内に収納された物品1に当接することから、このストッパ部12により、物品1が収納空間16内から抜け落ちることを防止でき、物品1を収納空間16内に良好に保持して包装することができる。
【0026】
(2)本体部11及びストッパ部12は、空気が封入可能な多数の袋部15により構成されるので、これらの袋部15に空気が封入されることによって、本体部11の収納空間16内に収納された物品1に対し、包装体10の外部からの衝撃を袋部15内の空気の圧力により吸収することで、この衝撃を良好に緩衝することができる。
【0027】
(3)包装体10では、フラップ部13が本体部11の上端側に配設されて、本体部11の収納空間16内に収納された物品1の飛び出しを防止する機能を果たすことから、このフラップ部13によって、物品1を包装体10内に、より一層良好に保持することができる。
【0028】
(4)包装体10では、本体部11、ストッパ部12及びフラップ部13が透明フィルムにて形成された場合には、収納空間16内に収納された物品1を外部から目視できるので、包装体10の収納空間16内にメロンMなどの物品1を収納した状態で、この包装体10を店頭の陳列棚または陳列台上に載置することによって、陳列効果を高めることができる。
【0029】
(5)包装体10では、取っ手部14が本体部11の上端側に固着されたことから、この取っ手部14を把持することによって、例えば陳列棚または陳列台上に載置され、物品1としてのメロンMを収納した包装体10をレジカウンタまで移動させることができ、また、購入後に持ち運びでき、更に、購入者の家屋内においてメロンMの熟成のために、取っ手部14を用いて包装体10を懸吊し、この状態で物品1(メロンM)を保管することができる。
【0030】
[B]第2の実施の形態(図9及び図10;請求項1,2及び5に対応)
図9は、本発明に係る包装体の第2の実施の形態を示す斜視図である。この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0031】
この第2の実施の形態の包装体30は、本体部31が四角形状に構成されたものである。従って、この本体部31を形成する表面シート18及び裏面シート19には、同一直線状に設けられた縦接合部22及び24が、表面シート18及び裏面シート19の長手方向に沿って等間隔に3列形成される。表面シート18及び裏面シート19の上端部における縦外縁接合部20を、ヒートシールなどにより熱接合して本体部31を形成する際に、三箇所の上記縦接合部22及び24が折り曲げられて、本体部31は四角筒形状に構成される。
この包装体30においても、前記第1の実施の形態の包装体10の効果(1)〜(5)と同様な効果を奏する。
【0032】
[C]第3の実施の形態(図11〜図16;請求項7,8及び11に対応)
図11は、本発明に係る包装体の第3の実施の形態を示す斜視図である。図12は、図11におけるフラップ部が接合されて閉じられる前の状態を示す斜視図である。この第3の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0033】
これらの図11及び図12に示す包装体40は、収納した物品1に対する外方からの衝撃を、気体としての空気の圧力により緩衝するものであり、縮径部41、フラップ部42、取っ手基部43及び取っ手部44を有して構成される。これらの縮径部41、フラップ部42、取っ手基部43及び取っ手部44は、柔軟な気密性の高い合成樹脂フィルムにて構成されている。
【0034】
フラップ部42が互いに接合されていない状態で、縮径部41、フラップ部42及び取っ手基部43は、図12に示すように筒形状に形成される。また、これらの縮径部41、フラップ部42及び取っ手基部43は、空気を封入可能な多数の袋部15が連接されて構成される。そして、これらの縮径部41、フラップ部42及び取っ手基部43に囲まれて、物品1を収納可能な収納空間45が形成される。
【0035】
上記縮径部41は、図15及び図16に示すように、包装体40の一端側(本実施の形態では下端側)に設けられ、一端側先端(本実施の形態では下方先端)へ向かって漸次縮径して構成される。従って、縮径部41を構成する袋部15に空気が封入されたとき、この縮径部41は、収納空間45内に収納された物品1に当接して、この物品1が包装体40の下端から抜け落ちることを防止すると共に、この物品1を包装体40の下端から持ち上げて保持する。
【0036】
図12に示すように、包装体40の他端側(本実施の形態では上端側)には、下端へ向かって延びる切込み46が、所定間隔で複数本(例えば4本)設けられる。包装体40の上端側は、これら複数本の切込み46により分割されてフラップ部42及び取っ手基部43として構成される。このうち、取っ手基部43は、対向した位置に一対配置される。
【0037】
上記フラップ部42は、収納空間45内に物品1が収納された状態で、図11に示すようにそれらの上端部が、例えば接着テープ47等によって接合されて当該物品1を覆う。これにより、物品1が包装体40から飛び出すことが防止される。また、上記取っ手基部43のそれぞれに、前記取っ手部44の端部が熱接合される。この取っ手部44を把持することによって、包装体40が持ち運び可能とされる。
【0038】
ところで、この包装体40においても、縮径部41、フラップ部42及び取っ手基部43は、表面シート18及び裏面シート19を重ね合わせて、ヒートシールなどにより熱接合することにより構成される。つまり、図13に示すように、重ね合わされた表面シート18及び裏面シート19にヒートシールなどにより縦外縁接合部20及び横外縁接合部21を形成し、更に、横外縁接合部21に平行して、表面シート18及び裏面シート19の中央位置に複数の横接合部49をヒートシールなどの熱接合により、所定の隙間を隔てて一列に形成する。と同時に、縦外縁接合部20に平行して、複数の縦接合部48をヒートシールなどの熱接合によって複数列形成する。これらの縦接合部48は、各列において、所定の隙間を隔てて複数個形成される。
【0039】
次に、熱接合により重ね合わされた表面シート18及び裏面シート19に複数本の切込み46を形成する。この切込み46は、重ね合わされた表面シート18及び裏面シート19の長手方向中央位置で、この長手方向に直交して設けられた仮想直線50に対し対称した位置に形成される。更に、この切込み46は縦接合部46に形成される。
【0040】
次に、重ね合わされた表面シート18及び裏面シート19を、上記仮想直線50を境に折り曲げて重ね合わせ、図14(A)に示すように、表面シート18及び裏面シート19の両端に位置する縦外縁接合部20どうしをヒートシールなどにより熱接合して、筒形状の包装体40の原型体53を構成する。
【0041】
その後、この筒形状の原型体53において、横接合部49よりも図14(B)における下方側部分の左右両端部を、ヒートシールなどにより斜めに熱接合して傾斜接合部51を形成する。この状態で、原型体53における傾斜接合部51の外側の三角形状部分52を切断して除去し、包装体40を構成する。
【0042】
上述のようにして、図14(B)における包装体40の横接合部49を境とした下半部分に、下端へ向かい漸次縮径した形状の縮径部41が形成される。また、図14(B)における包装体40の横接合部49を境とした上半部分には、複数本の切込み46により分割されて、フラップ部42及び取っ手基部43が形成される。
【0043】
尚、縮径部41、フラップ部42及び取っ手基部43には、図13に示すように、縦外縁接合部20、横外縁接合部21、縦接合部48、横接合部49及び傾斜接合部51に囲まれて、多数の袋部15が形成される。更に、この包装体40においても、縦接合部48及び横接合部49が互いに隙間を隔てて設けられているので、この隙間により通気部26が形成されて、縮径部41、フラップ部42及び取っ手基部43を構成する多数の袋部15は、上記通気部26により連通される。従って、図14(B)に示すように、給排気口27が縮径部41に設けられるが、この給排気口27から空気が供給されることで、縮径部41、フラップ部42及び取っ手基部43の全ての袋部15内へ空気が供給されて、これらの袋部15が膨出する。
【0044】
上述のように構成された包装体40では、縮径部41の給排気口27から縮径部41、フラップ部42及び取っ手基部43の袋部15内へ空気を供給した後に、収納空間45内に物品1を収納してもよく、または、縮径部41、フラップ部42及び取っ手基部43の袋部15内へ空気を供給する前に収納空間45内に物品1を収納し、その後、給排気口27を介して縮径部41、フラップ部42及び取っ手基部43の袋部15内に空気を供給して封入してもよい。後者の場合には、収納空間45内の物品1が、縮径部41、フラップ部42及び取っ手基部43の袋部15内における空気の圧力により挟持されて、収納空間45内に保持されることになる。
【0045】
以上のように構成されたことから、この実施の形態の包装体40によれば、次の効果(6)〜(10)を奏する。
(6)縮径部41、フラップ部42及び取っ手基部43は筒形状に形成されて、これらを構成する多数の袋部15に空気が封入可能とされ、上記縮径部41、フラップ部42及び取っ手基部43に囲まれて収納空間45が形成され、上記縮径部41が、その袋部15に空気が封入された状態で、収納空間45内に収納された物品1に当接することから、この縮径部41により、物品1が収納空間45内から抜け落ちることを防止でき、物品1を収納空間45内に良好に保持して包装することができる。
【0046】
(7)縮径部41、フラップ部42及び取っ手基部43は、空気が封入可能な多数の袋部15により構成されるので、これらの縮径部41、フラップ部42及び取っ手基部43の袋部15に空気が封入されることによって、収納空間45内に収納された物品1に対し、包装体40の外部からの衝撃を袋部15内の空気の圧力により吸収することで、この衝撃を良好に緩衝することができる。
【0047】
(8)包装体40では、フラップ部42が接着テープ47等により接合されて、収納空間45内に収納された物品1の飛び出しを防止する機能を果たすことから、このフラップ部42によって、物品1を包装体40内に、より一層良好に保持することができる。
【0048】
(9)包装体40では、縮径部41、フラップ部42及び取っ手基部43が透明フィルムにて構成された場合には、収納空間45内に収納された物品1を外部から目視できるので、包装体40の収納空間45内にメロンMなどの物品1を収納した状態で、この包装体40を店頭の陳列棚または陳列台上に載置することによって、陳列効果を高めることができる。
【0049】
(10)包装体40では、取っ手部44が取っ手基部43に固着されたことから、この取っ手部44を把持することによって、例えば陳列棚または陳列台上に載置され、物品1としてのメロンMを収納した包装体40をレジカウンタまで移動させることができ、また、購入後に持ち運ぶことができ、更に、購入者の家屋内においてメロンMの熟成のために、取っ手部44を用いて包装体40を懸吊し、この状態で物品1(メロンM)を保管することができる。
【0050】
[D]第4の実施の形態(図17〜図22;請求項1、3及び5に対応)
図17は、本発明に係る包装体の第4の実施の形態を示す斜視図である。図22は、図17のXXII‐XXII線に沿う断面図である。この第4の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0051】
これらの図17及び図22に示す包装体60は、図1及び図7に示す包装体10において、フラップ部13を抑止部61に変更したものであり、収納空間16内に収納されたメロンMなどの物品1は、この抑止部61によりその飛び出しが抑止される。
【0052】
つまり、包装体60の本体部11は六角筒形状に形成されて、その内側に収納空間16が形成される。そして、この本体部11には、その一端側(本実施の形態では下端側)の内側にストッパ部12が一体に配設されると共に、その他端側(本実施の形態では上端側)の内側に上記抑止部61が一体に配設される。ストッパ部12及び抑止部61は、気体としての空気を封入可能な多数の袋部15を有してなり、これらの袋部15に空気が封入されたときに収納空間16側へ膨出可能とされる。
【0053】
ストッパ部12は、収納空間16側へ膨出されることによって、この収納空間16内に収納された物品1に当接してこの物品1を押圧し、物品1が収納空間16の下方から抜け落ちることを防止すると共に、この物品1を包装体60の下端から持ち上げて保持する。また、上記抑止部61は、収納空間16側へ膨出されることによって、この収納空間16内に収納された物品1に当接してこの物品1を押圧し、物品1が収納空間16の上方へ飛び出すことを防止する。
【0054】
この抑止部61を備えた包装体60の製造手順を、図18〜図20を用いて説明する。
図18に示すように、表面シート18及び裏面シート19に縦外縁接合部20、横外縁接合部21及び横接合部23を、ヒートシールなどの熱接合によって形成する。次に、このように熱接合された表面シート18及び裏面シート19を、一方の横外縁接合部21に最も近い横接合部23上の仮想直線25を境として、例えば表面シート18側に折り重ねる共に、他方の横外縁接合部21に最も近い横接合部23付近の仮想直線62を境として、同様に表面シート18側に折り重ねる。
【0055】
この状態で、図19に示すように、重ね合わされた表面シート18及び裏面シート19に、縦外縁接合部20に平行して縦接合部63を、ヒートシールなどの熱接合により形成する。この縦接合部63は、表面シート18及び裏面シート19の長手方向に沿ってほぼ等間隔に5列設けられる。
【0056】
その後、図20に示すように、表面シート18を内側に、裏面シート19を外側にそれぞれ位置付けて屈曲させ、両端に位置する縦外縁接合部20をヒートシールなどにより熱接合する。更に、本体部11の上端縁に取っ手部14の両端を、同様にして熱接合する。
【0057】
上述のように、熱接合された表面シート18及び裏面シート19の大部分は、縦接合部63を境に屈曲されて、六角形状の本体部11を構成する。また、仮想直線25を境に折り曲げられた表面シート18及び裏面シート19の一部は、縦接合部63を境に屈曲されて、本体部11の下端部に配設されるストッパ部12を構成する。更に、仮想直線62を境に折り曲げられた表面シート18及び裏面シート19の一部は、縦接合部63を境に屈曲されて、本体部11の上端部に配設される抑止部61を構成する。
【0058】
このように構成された本体部11、ストッパ部12及び抑止部61は、図21に示すように、多数の袋部15が連接されて構成される。この袋部15は、図19に示すように、表面シート18及び裏面シート19において、縦外縁接合部20、横外縁接合部21、縦接合部63及び横接合部23に囲まれて形成されたものである。
【0059】
この袋部15に空気を供給する前に(図20)、本体部11の収納空間16内にメロンMなどの物品1を収納させ、その後、給排気口27から本体部11、ストッパ部12及び抑止部61を構成する全ての袋部15へ空気を封入することによって、図22に示すように、本体部11、ストッパ部12及び抑止部61の袋部15が収納空間16側へ膨出する。この膨出したストッパ部12の袋部15によって物品1の抜け落ちが防止されるとともに、物品1に抑止部61側へ向かう力F1が作用し、また、膨出した抑止部61の袋部15によって物品1の飛び出しが防止されるとともに、物品1にストッパ部12側へ向かう力F2が作用する。そして、上記力F1及びF2により物品1が挟持されて収納空間16内に保持される。
【0060】
以上のように構成されたことから、上記実施の形態によっても、前記第1の実施の形態の包装体10の効果(1)、(2)および(5)と同様な効果を奏する他、次の効果(11)、(12)および(13)を奏する。
(11)抑止部61は本体部11の上端側に配設され、この抑止部61の袋部15に封入された空気の圧力により、本体部11の収納空間16内に収納された物品1に当接してこの物品1を押圧することから、物品1が本体部11から飛び出すことを確実に防止または抑止できる。
【0061】
(12)本体部11の収納空間16内に収納された物品1には、空気により膨出されたストッパ部12により上向きの力F1が作用し、また、空気により膨出された抑止部61により下向きの力F2が作用するので、上記物品1は、これらの力F1及びF2により挟持されて、収納空間16内により一層良好に保持される。と同時に、本体部11及びストッパ部12の袋部15内の空気圧のみならず、抑止部61の袋部15内の空気圧によっても、物品1に作用する衝撃を良好に緩衝できる。
【0062】
(13)包装体60では、本体部11、ストッパ部12及び抑止部61が透明フィルムにて形成された場合には、収納空間16内に収納された物品1を外部から目視できるので、包装体60の収納空間16内にメロンMなどの物品1を収納した状態で、この包装体60を店頭の陳列棚または陳列台上に載置することによって、陳列効果を高めることができる。
【0063】
(E)第5の実施の形態(図23〜図28;請求項9、10及び11に対応)図23は、本発明に係る包装体の第5の実施の形態を示す斜視図である。図27は、図23のXXVII‐XXVII線に沿う断面図である。この第5の実施の形態において、前記第1及び第3の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0064】
これらの図23及び図27に示す包装体70は、収納した物品1に対する外方からの衝撃を、気体としての空気の圧力により緩衝するものであり、一端側部としての下半部71、他端側部としての上半部72、位置決め手段としての位置決めフラップ73、及び取っ手部44を有して構成される。これらの下半部71、上半部72、位置決めフラップ73及び取っ手部44は、柔軟な気密性の高い合成樹脂フィルムにて構成されている。
【0065】
下半部71及び上半部72は、図25に示すように筒形状に形成され、空気が封入可能な多数の袋部15が連接されて構成される。そして、これらの下半部71及び上半部72に囲まれて、物品1を収納可能な収納空間75が形成される。
【0066】
図26及び図27に示すように、上記下半部71は、包装体70の一端側(本実施の形態では下端側)に設けられ、上記上半部72は、包装体70の他端側(本実施の形態では上端側)に設けられる。これらの下半部71と上半部72の境界が、後述の横接合部49である。
【0067】
収納空間75内に物品1が収納されない状態で、上記下半部71及び上半部72を構成する袋部15に空気が封入されたときには、図28に示すように、下半部71及び上半部72は、横接合部49を境として内側に折れ曲がることなく、直線状に維持される。
【0068】
ところが、図26に示すように、収納空間75内に物品1(この図26ではメロンMを収納するカップ33)が収納され、しかも、この物品1の最大外径部分1A(この図26ではカップ33の最大外径部分1A)が横接合部49に対応して位置付けられた状態で、下半部71及び上半部72を構成する袋部15内に空気が封入された場合には、図27に示すように、横接合部49は物品1の最大外径部分1Aによって位置規制されるため包装体70の内側へ移動できず、下半部71及び上半部72の袋部15が内側へ膨出して物品1に当接又は接触し、この物品1を押圧する。これにより、下半部71及び上半部72は横接合部49を境として内側に折れ曲がり、下半部71は、一端側先端(本実施の形態では下方先端)へ向かって漸次縮径された形状となって、物品1(及びカップ33)に斜め上向きの力K1を作用する。また、上半部72は、他端側先端(本実施の形態では上方先端)へ向かって漸次縮径された形状となって、物品1(及びカップ33)に斜め下向きの力K2を作用する。
【0069】
従って、下半部71を構成する袋部15に空気が封入されたとき、この下半部71は、収納空間75内に収納された物品1に当接して、この物品1が包装体70の下端から抜け落ちることを防止すると共に、物品1を包装体70の下端から持ち上げる。また、上半部72を構成する袋部15に空気が封入されたとき、この上半部72は、収納空間75内に収納された物品1に当接して、この物品1が包装体70の上端から飛び出すことを防止する。
【0070】
前記位置決めフラップ部73は、図25及び図28に示すように、それらの上端部76が上半部72の上端縁に接着され、収納空間75内に垂れ下げられた状態で配設される。収納空間75内に収納される物品1は、図27に示すように、この位置決めフラップ73に係止されて、包装体70から抜け落ちることが防止される。しかも、この位置決めフラップ73の長さは、図26に示すように、下半部71及び上半部72を構成する袋部15内に空気が封入されない状態で物品1を係止したとき、この物品1の最大外径部分1Aを下半部71と上半部72との境界に相当する横接合部49に位置付けるべく調整されて設定される。この状態では、物品1の重量で包装体70の下半部71が縮み変形し、位置決めフラップ73に係止された物品1は、包装体70が載置された机や床などに支持される。
【0071】
前記取っ手部44は、上半部72の上端縁、例えば位置決めフラップ73と同一の位置に接着される。この取っ手部44を把持することによって、包装体70が持ち運び可能とされる。
【0072】
ところで、この包装体70においても、下半部71及び上半部72は、図24に示すように、表面シート18及び裏面シート19を重ね合わせて、ヒートシールなどにより熱接合することにより構成される。つまり、重ね合わされた表面シート18及び裏面シート19にヒートシールなどにより縦外縁接合部20及び横外縁接合部21を形成し、更に、横外縁接合部21に平行して、表面シート18及び裏面シート19の中央位置に複数の横接合部49をヒートシールなどの熱接合により、所定の隙間を隔てて一列に形成する。と同時に、縦外縁接合部20に平行して、複数の縦接合部48をヒートシールなどの熱接合によって複数列形成する。これらの縦接合部48は、各列において、所定の隙間を隔てて複数個形成される。
【0073】
次に、重ね合わされた表面シート18及び裏面シート19を、これらの表面シート18及び裏面シート19の長手方向中央位置で、この長手方向に直交して設けられた仮想直線50を境に折り曲げて重ね合わせる。そして、図25に示すように、表面シート18及び裏面シート19の両端に位置する縦外縁接合部20どうしをヒートシールなどにより熱接合して、筒形状の包装体70を構成する。このようにして、包装体70の横接合部49を境とした下半部分に下半部71が、上半部分に上半部72がそれぞれ形成される。
【0074】
尚、下半部71及び上半部72には、図24に示すように、縦外縁接合部20、横外縁接合部21、縦接合部48及び横接合部49に囲まれて、多数の袋部15が形成される。更に、この包装体70においても、縦接合部48及び横接合部49が互いに隙間を隔てて設けられているので、この隙間により通気部26が形成されて、下半部71及び上半部72を構成する多数の袋部15は、上記通気部26により互いに連通される。従って、図25に示すように、給排気口27が上半部72に設けられるが、この給排気口27から空気が供給されることで、下半部71及び上半部72の全ての袋部15内へ空気が供給されて、これらの袋部15が膨出する。
【0075】
上述のように構成された包装体70では、下半部71及び上半部72の袋部15内へ空気を供給する前に収納空間75内に物品1を収納し、その後、給排気口27を介して、下半部71及び上半部72の袋部15内に空気を供給して封入する。この場合には、収納空間75内の物品1は、下半部71及び上半部72の袋部15内における空気の圧力により力K1及びK2が作用されて挟持され、収納空間75内に保持されることになる。
【0076】
以上のように構成されたことから、この実施の形態の包装体70によれば、次の効果(11)〜(16)を奏する。
(11)下半部71及び上半部72は筒形状に形成されて、これらを構成する多数の袋部15に空気が封入可能とされ、上記下半部71及び上半部72に囲まれて収納空間75が形成され、上記下半部71が、その袋部15に空気が封入された状態で、収納空間75内に収納された物品1に当接することから、この下半部71により、物品1が収納空間75内から抜け落ちることを防止でき、物品1を収納空間75内に良好に保持して包装することができる。
【0077】
(12)下半部71及び上半部72は、空気が封入可能な多数の袋部15により構成されるので、これらの下半部71及び上半部72の袋部15に空気が封入されることによって、この袋部15内の空気の圧力が、収納空間75内に収納された物品1に対し、包装体70の外部からの衝撃を吸収でき、この衝撃を良好に緩衝することができる。
【0078】
(13)包装体70では、上半部72を構成する袋体15に空気が封入されることにより、この上半部72が内側に膨出して物品1に当接することから、収納空間75内に収納された物品1の飛び出しを防止できるので、物品1を包装体70内に、より一層良好に保持することができる。
【0079】
(14)包装体70では、下半部71、上半部72及び位置決めフラップ73が透明フィルムにて構成された場合には、収納空間75内に収納された物品1を外部から目視できるので、包装体70の収納空間75内にメロンMなどの物品1を収納した状態で、この包装体70を店頭の陳列棚または陳列台上に載置することによって、陳列効果を高めることができる。
【0080】
(15)包装体70では、取っ手部44が上半部72の上端縁に固着されたことから、この取っ手部44を把持することによって、例えば陳列棚または陳列台上に載置され、物品1としてのメロンMを収納した包装体70をレジカウンタまで移動させることができ、また、購入後に持ち運ぶことができ、更に、購入者の家屋内においてメロンMの熟成のために、取っ手部44を用いて包装体70を懸吊し、この状態で物品1(メロンM)を保管することができる。
(16)位置決めフラップ73が収納空間75内に収納された物品1を係止することから、下半部71及び上半部72を構成する袋部15から万一空気が抜けてしまった場合にも、この位置決めフラップ73によって、包装体70からの物品1の抜け落ちを確実に防止できる。
【0081】
[F]第6の実施の形態(図29〜図33;請求項4、5及び6に対応)
図29は、本発明に係る包装体の第6の実施の形態を示す斜視図である。図33は、図29のXXXIII‐XXXIII線に沿う断面図である。この第6の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0082】
これらの図29及び図33に示す包装体80は、収納した物品1に対する外方からの衝撃を、気体としての空気の圧力により緩衝するものであり、本体部81、閉塞部としての底部82、及び取っ手部83を有して構成される。これらの本体部81、底部82及び取っ手部83は気密性の高い、特に柔軟な合成樹脂フィルム(例えばオレフィン系素材)にて構成される。
【0083】
上記本体部81は、図31及び図32に示すように、外周面84の内側に内周面85が同心円状に配置され、これらの外周面84及び内周面85の上縁が、リング形状の天面86により熱接合されて閉塞され、外周面84及び内周面85の下縁が後述の如く底部82に熱接合されて閉塞されて、円筒形状に構成される。
【0084】
これらの外周面84、内周面85、天面86及び底部82に囲まれた空間87内に空気が封入可能とされる。この空気は、天面86と外周面84又は内周面85との境界部分に配設された給排気口88を通して空間87内へ供給される。また、上記内周面85の内側に、物品1を収納可能な収納空間89が形成される。
【0085】
前記底部82は、本体部81の一端側(本実施の形態では下端側)に熱接合されて、この本体部81における空間87及び収納空間89の下方を閉塞する。これにより、底部82は、収納空間89内に収納された物品1に当接して、この物品1が包装体80の下部から抜け落ちることを防止する。
【0086】
この底部82は、図30に示すように、円板形状のアッパシート91とロアシート92とが同心円状に配置され、それらの中央部分がリング状に熱接合され(このリング状接合部を図31及び図32に符号93で示す。)、これらアッパシート91及びロアシート92の外周縁が本体部81における外周面84の下端縁94に熱接合されて構成される。また、本体部81における内周面85の下端縁95は、底部82のアッパシート91に熱接合される。
【0087】
上記底部82は、図32に示すように、アッパシート91及びロアシート92に囲まれて、リング状接合部93の外側に膨出部90を備える。この膨出部90は、図33に示すように、空気が封入されて膨出可能とされ、底部82の外周に沿ってドーナツ形状に設けられる。この膨出部90は、膨出状態では、包装体80が机や床などに載置されたとき、これらの机や床などに直接に接触して、この包装体80の安定性を確保する。更に、膨出状態の膨出部90は、収納空間89内に収納された物品1を包装体80の下端から持ち上げて、物品1が机や床などに直接接触しないように保持する。
【0088】
上記底部82のアッパシート91には、図32及び図33に示すように、本体部81の空間87に対応する位置に通気穴96が形成される。従って、給排気口88から空間87内に供給された空気は、上記通気穴96を経て膨出部90内へ供給され、この膨出部90を膨出させる。また、図31に示すように、本体部81の外周面84に前記取っ手部83が熱接合される。この取っ手部83を把持することにより、包装体80の持ち運びが可能とされる。
【0089】
上述のように構成された包装体80では、本体部81の空間87及び底部82の膨出部90へ空気を供給する前に、本体部81の収納空間89内に物品1を収納する。その後、給排気口88を用いて、本体部81の空間87及び底部82の膨出部90内へ空気を封入する。すると、図33に示すように、底部82の膨出部90が収納空間89内の物品1を机や床などから持ち上げると共に、本体部81の内周面85が内側へ膨出する。この内周面85は、内側に膨出する間に、収納空間89内に収納された物品1の外表面に接触し、この物品1の形状に沿って変形する。特に、内周面85の上方部分は、収納空間89内の物品1に斜め下向きの力P2を作用し、底部82の膨出部90が、収納空間89内の物品1に作用する斜め上向きの力P1との相乗作用で、物品1を挟持する。
【0090】
以上のように構成されたことから、上記実施の形態によれば、次の効果(17)〜(22)を奏する。
(17)円筒形状に形成されて空間87に空気が封入可能とされた本体部81の内側に、物品1を収納可能な収納空間89が形成され、また、本体部81の下端側を閉塞する底部82が、収納空間89内に収納された物品1に当接することから、この底部82により物品1が収納空間89から抜け落ちることを防止でき、物品1を収納空間89内に良好に保持して包装することができる。
【0091】
(18)本体部81の空間87及び底部82の膨出部90に空気が封入されることから、これらの空気の圧力が、本体部81の収納空間89内に収納された物品1に対し、包装体80の外部からの衝撃を吸収でき、この衝撃を良好に緩衝することができる。
【0092】
(19)本体部81の空間87及び底部82の膨出部90に空気が封入されることにより、本体部81の収納空間89内に収納された物品1に対し、本体部81の内周面85が力P2を作用し、底部82の膨出部90が力P1を作用することから、これらの力P1及びP2によって、収納空間89内の物品1を挟持でき、その飛び出しを防止できる。
【0093】
(20)底部82の膨出部90は、底部82の外周に沿って形成され、空気の封入状態でドーナツ形状に膨出されたことから、本体部81の収納空間89内に収納された物品1が机や床に直接接触することを防止できるばかりか、包装体80を机や床などに安定して載置できる。
【0094】
(21)包装体80では、本体部81及び底部82が透明フィルムにて形成された場合には、収納空間89内に収納された物品1を外部から目視できるので、包装体80の収納空間89内にメロンMなどの物品1を収納した状態で、この包装体80を店頭の陳列棚または陳列台上に載置することによって、陳列効果を高めることができる。
【0095】
(22)包装体80では、取っ手部83が本体部81の上端側に固着されたことから、この取っ手部83を把持することによって、例えば陳列棚または陳列台上に載置され、物品1としてのメロンMを収納した包装体80をレジカウンタまで移動させることができ、また、購入後に持ち運びでき、更に、購入者の家屋内においてメロンMの熟成のために、取っ手部83を用いて包装体80を懸吊し、この状態で物品1(メロンM)を保管することができる。
【0096】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、物品1としてのメロンMを包装体10、30、40、60、80により包装する場合には、図7、図16、図22及び図33に2点鎖線で示すように、メロンMの下部を納めるカップ33を、メロンMと同時に包装体10、30、40、60、80内に収納してもよい。
【0097】
【発明の効果】
本発明に係る包装体によれば、体積の大きな物品、例えば生鮮果実を良好に包装できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装体の第1の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1の包装体の製造過程を示す展開図である。
【図3】図1の包装体の製造過程を示す展開図である。
【図4】図1の包装体の製造過程を示す斜視図である。
【図5】図1の包装体で、空気を封入する前の斜視図である。
【図6】図5のVI‐VI線に沿う断面図である。
【図7】図1のVII‐VII線に沿う断面図である。
【図8】物品としての植木鉢を収納したときの図7に対応する断面図である。
【図9】本発明に係る包装体の第2の実施の形態を示す斜視図である。
【図10】図9の包装体の製造過程を示す展開図である。
【図11】本発明に係る包装体の第3の実施の形態を示す斜視図である。
【図12】図11におけるフラップ部が接合されて閉じられる前の状態を示す斜視図である。
【図13】図11の包装体の製造過程を示す展開図である。
【図14】図11の包装体の製造過程を示す正面図である。
【図15】図14(B)のXV‐XV線に沿う断面図である。
【図16】図11のXVI‐XVI線に沿う断面図である。
【図17】本発明に係る包装体の第4の実施の形態を示す斜視図である。
【図18】図17の包装体の製造過程を示す展開図である。
【図19】図17の包装体の製造過程を示す展開図である。
【図20】図17の包装体で、空気を封入する前の斜視図である。
【図21】図20のXXI‐XXI線に沿う断面図である。
【図22】図17のXXII‐XXII線に沿う断面図である。
【図23】本発明に係る包装体の第5の実施の形態を示す斜視図である。
【図24】図23の包装体の製造過程を示す展開図である。
【図25】図23の包装体において空気を封入する前の斜視図である。
【図26】図25のXXVI‐XXVI線に沿う断面図である。
【図27】図23のXXVII‐XXVII線に沿う断面図である。
【図28】収納空間に物品を収納しない状態で袋部に空気を封入したときの図27に対応する断面図である。
【図29】本発明に係る包装体の第6の実施の形態を示す斜視図である。
【図30】図29の包装体の分解斜視図である。
【図31】図29の包装体において空気を封入する前の斜視図である。
【図32】図31のXXXII‐XXXII線に沿う断面図である。
【図33】図29−XXXIII‐XXXIII線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 物品
10 包装体
11 本体部
12 ストッパ部
13 フラップ部
14 取っ手部
15 袋部
16 収納空間
22、24 縦接合部
27 給排気口
30 包装体
31 本体部
40 包装体
41 縮径部
42 フラップ部
44 取っ手部
45 収納空間
46 切込み
49 横接合部(境界)
60 包装体
61 抑止部
70 包装体
71 下半部(一端側部)
72 上半部(下端側部)
75 収納空間
73 位置決めフラップ(位置決め手段)
80 包装体
81 本体部
82 底部(閉塞部)
83 取っ手部
87 空間
89 収納空間
90 膨出部
M メロン[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a package, and more particularly to a package suitable for packaging a large-volume article, such as melon, which is relatively difficult to handle in physical distribution.
[0002]
[Prior art]
As described in
In addition, at a store, the melon or the like is taken out of the cardboard box and displayed in a state of being packed in a styrofoam net, or displayed in a state of being packed in a cardboard box.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-10-287369 (page 2)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the melon is wrapped in a styrofoam net for display, the net cannot provide a sufficient cushioning effect against the impact of dropping or the impact of collision between melons, resulting in good packaging. I can't say that.
Further, if the melon is displayed in a state of being stored in the cardboard box, the melon cannot be visually observed, so that the display effect is reduced.
[0005]
An object of the present invention has been made in consideration of the above-described circumstances, and an object of the present invention is to provide a package that can satisfactorily package large-volume articles, for example, fresh fruits.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to
[0007]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, a flap portion for preventing the articles stored in the storage space from popping out is provided at the other end of the main body. It is a feature.
[0008]
According to a third aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, a gas can be sealed inside the other end side of the main body, and the gas contacts the article stored in the storage space. The present invention is characterized in that a restraining portion for preventing the article from jumping out is provided.
[0009]
According to a fourth aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, a grip portion that can be gripped is provided on the other end side of the main body.
[0010]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a package for buffering an impact on a stored article by a gas pressure, wherein the package is formed in a cylindrical shape, gas can be sealed therein, and the article can be stored inside. A space is formed, and one end side is gradually reduced in diameter to form a reduced diameter portion, and the reduced diameter portion is configured to be able to contact the article stored in the storage space. It is.
[0011]
According to a sixth aspect of the present invention, in the invention of the fifth aspect, the notch extending to the one end is formed at the other end, and the other end portion divided by the notch is joined to form a storage space. The present invention is characterized in that it is configured such that articles stored therein can be prevented from jumping out.
[0012]
According to a seventh aspect of the present invention, in the fifth or sixth aspect, a grip portion that can be gripped is provided on the other end side.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[A] First embodiment (FIGS. 1 to 8; corresponding to
FIG. 1 is a perspective view showing a first embodiment of a package according to the present invention. FIG. 5 is a perspective view of the package of FIG. 1 before air is sealed.
[0014]
The
Here, the
[0015]
As shown in FIGS. 1 and 5 to 7, the main body 11 is formed in a hexagonal cylinder shape with a number of
[0016]
The
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
By the way, the main body 11 and the
Next, the
[0020]
Thereafter, as shown in FIG. 4, the
[0021]
Here, as shown in FIGS. 2 and 3, the
[0022]
As shown in FIG. 5, the main body 11 is provided with a supply /
[0023]
As described above, the air is sealed in the
[0024]
In the
[0025]
According to the above embodiment, the following effects (1) to (5) can be obtained.
(1) Inside the main body 11 formed in a hexagonal shape so that air can be sealed in the
[0026]
(2) Since the main body 11 and the
[0027]
(3) In the
[0028]
(4) In the
[0029]
(5) In the
[0030]
[B] Second embodiment (FIGS. 9 and 10; corresponding to
FIG. 9 is a perspective view showing a second embodiment of the package according to the present invention. In the second embodiment, the same parts as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
[0031]
In the
This
[0032]
[C] Third Embodiment (FIGS. 11 to 16; Corresponding to Claims 7, 8 and 11)
FIG. 11 is a perspective view showing a third embodiment of the package according to the present invention. FIG. 12 is a perspective view showing a state before the flap portions in FIG. 11 are joined and closed. In the third embodiment, the same parts as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
[0033]
The
[0034]
In a state where the
[0035]
As shown in FIGS. 15 and 16, the reduced
[0036]
As shown in FIG. 12, a plurality of cuts 46 (for example, four cuts) extending toward the lower end are provided at the other end (the upper end in this embodiment) of the
[0037]
In a state in which the
[0038]
By the way, also in this
[0039]
Next, a plurality of
[0040]
Next, the superimposed
[0041]
Thereafter, in the
[0042]
As described above, the reduced
[0043]
As shown in FIG. 13, the reduced
[0044]
In the
[0045]
With the configuration described above, according to the
(6) The reduced
[0046]
(7) Since the reduced
[0047]
(8) In the
[0048]
(9) In the
[0049]
(10) In the
[0050]
[D] Fourth Embodiment (FIGS. 17 to 22; Corresponding to
FIG. 17 is a perspective view showing a fourth embodiment of the package according to the present invention. FIG. 22 is a sectional view taken along the line XXII-XXII in FIG. In the fourth embodiment, the same parts as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
[0051]
The
[0052]
That is, the main body 11 of the
[0053]
When the
[0054]
The manufacturing procedure of the
As shown in FIG. 18, a vertical outer edge joint 20, a horizontal outer edge joint 21, and a horizontal joint 23 are formed on the
[0055]
In this state, as shown in FIG. 19, a vertical joint 63 is formed on the superposed
[0056]
Thereafter, as shown in FIG. 20, the
[0057]
As described above, most of the heat-bonded
[0058]
As shown in FIG. 21, the main body 11, the
[0059]
Before supplying air to the bag portion 15 (FIG. 20), the
[0060]
With the above-described configuration, the above-described embodiment has the same advantages as the effects (1), (2), and (5) of the
(11) The restraining
[0061]
(12) An upward force F1 is applied to the
[0062]
(13) In the
[0063]
(E) Fifth Embodiment (FIGS. 23 to 28; Corresponding to
[0064]
The
[0065]
The
[0066]
As shown in FIGS. 26 and 27, the
[0067]
When air is sealed in the
[0068]
However, as shown in FIG. 26, the article 1 (the
[0069]
Therefore, when air is sealed in the
[0070]
As shown in FIGS. 25 and 28, the
[0071]
The
[0072]
By the way, also in this
[0073]
Next, the superimposed
[0074]
The
[0075]
In the
[0076]
With the configuration described above, according to the
(11) The
[0077]
(12) Since the
[0078]
(13) In the
[0079]
(14) In the
[0080]
(15) In the
(16) Since the
[0081]
[F] Sixth embodiment (FIGS. 29 to 33; corresponding to
FIG. 29 is a perspective view showing a sixth embodiment of the package according to the present invention. FIG. 33 is a sectional view taken along the line XXXIII-XXXIII in FIG. In the sixth embodiment, the same parts as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0082]
The
[0083]
As shown in FIGS. 31 and 32, the
[0084]
Air can be sealed in a
[0085]
The
[0086]
As shown in FIG. 30, the
[0087]
As shown in FIG. 32, the
[0088]
As shown in FIGS. 32 and 33, a
[0089]
In the
[0090]
According to the above embodiment, the following effects (17) to (22) can be obtained.
(17) A
[0091]
(18) Since air is sealed in the
[0092]
(19) The air is sealed in the
[0093]
(20) The bulging
[0094]
(21) In the
[0095]
(22) In the
[0096]
As described above, the present invention has been described based on the above embodiment, but the present invention is not limited to this.
For example, when the melon M as the
[0097]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the package which concerns on this invention, a large-volume article, for example, fresh fruit, can be packaged favorably.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a first embodiment of a package according to the present invention.
FIG. 2 is a development view showing a manufacturing process of the package of FIG. 1;
FIG. 3 is a development view showing a manufacturing process of the package of FIG. 1;
FIG. 4 is a perspective view showing a process of manufacturing the package of FIG. 1;
FIG. 5 is a perspective view of the package of FIG. 1 before air is sealed.
6 is a sectional view taken along the line VI-VI in FIG.
FIG. 7 is a sectional view taken along the line VII-VII in FIG. 1;
8 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 7 when a flower pot as an article is stored.
FIG. 9 is a perspective view showing a second embodiment of the package according to the present invention.
FIG. 10 is a development view showing a manufacturing process of the package of FIG. 9;
FIG. 11 is a perspective view showing a third embodiment of the package according to the present invention.
12 is a perspective view showing a state before the flap portions in FIG. 11 are joined and closed.
FIG. 13 is a development view showing a manufacturing process of the package of FIG. 11;
FIG. 14 is a front view showing a process of manufacturing the package of FIG. 11;
FIG. 15 is a sectional view taken along the line XV-XV in FIG.
FIG. 16 is a sectional view taken along the line XVI-XVI in FIG. 11;
FIG. 17 is a perspective view showing a fourth embodiment of the package according to the present invention.
FIG. 18 is a development view showing a manufacturing process of the package of FIG. 17;
FIG. 19 is a development view showing a manufacturing process of the package of FIG. 17;
20 is a perspective view of the package of FIG. 17 before air is sealed.
21 is a sectional view taken along the line XXI-XXI in FIG.
FIG. 22 is a sectional view taken along the line XXII-XXII in FIG. 17;
FIG. 23 is a perspective view showing a fifth embodiment of the package according to the present invention.
FIG. 24 is a development view showing a process of manufacturing the package of FIG. 23;
FIG. 25 is a perspective view of the package of FIG. 23 before air is sealed.
FIG. 26 is a sectional view taken along the line XXVI-XXVI in FIG. 25;
FIG. 27 is a sectional view taken along the line XXVII-XXVII in FIG.
FIG. 28 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 27 when air is sealed in a bag portion in a state where articles are not stored in the storage space.
FIG. 29 is a perspective view showing a sixth embodiment of the package according to the present invention.
FIG. 30 is an exploded perspective view of the package of FIG. 29.
31 is a perspective view of the package of FIG. 29 before air is sealed.
FIG. 32 is a sectional view taken along the line XXXII-XXXII in FIG. 31.
FIG. 33 is a sectional view taken along lines 29-XXXIII-XXXIII.
[Explanation of symbols]
1 articles
10 Packaging
11 Body
12 Stopper
13 Flap section
14 Handle
15 bags
16 storage space
22, 24 vertical joint
27 Supply / exhaust port
30 package
31 Main unit
40 package
41 Reduced diameter part
42 flap section
44 Handle
45 storage space
46 Cut
49 Horizontal joint (boundary)
60 packaging
61 Deterrence Department
70 Package
71 Lower half (one side)
72 Upper half (lower side)
75 storage space
73 Positioning flap (positioning means)
80 Packaging
81 Main unit
82 Bottom (closed part)
83 Handle
87 space
89 storage space
90 bulge
M Melon
Claims (11)
筒形状に形成されて気体が封入可能とされ、内側に上記物品を収納可能な収納空間を形成する本体部と、
この本体部の一端側における内側に配設されると共に、気体が封入可能とされ、上記収納空間内に収納された上記物品に当接可能なストッパ部と、を有することを特徴とする包装体。A package that buffers shocks to stored articles by gas pressure,
A main body that is formed in a cylindrical shape, is capable of being filled with gas, and forms a storage space in which the article can be stored inside;
A package disposed inside the one end of the main body and capable of filling gas therein, and having a stopper portion capable of abutting on the article stored in the storage space. .
筒形状に形成されて気体が封入可能とされ、内側に上記物品を収納可能な収納空間を形成する本体部と、
この本体部の一端側を閉塞して、上記収納空間内に収納された上記物品に当接可能な閉塞部と、を有することを特徴とする包装体。A package that buffers shocks to stored articles by gas pressure,
A main body that is formed in a cylindrical shape, is capable of being filled with gas, and forms a storage space in which the article can be stored inside;
A package that has one end of the main body closed and that can abut against the article stored in the storage space.
筒形状に形成されて気体が封入可能とされ、内側に上記物品を収納可能な収納空間が形成されると共に、
一端側が漸次縮径して縮径部とされ、この縮径部が、上記収納空間内に収納された上記物品に当接可能に構成されたことを特徴とする包装体。A package that buffers shocks to stored articles by gas pressure,
It is formed in a cylindrical shape and can be filled with gas, and a storage space for storing the article is formed inside,
A package body characterized in that one end side is gradually reduced in diameter to form a reduced diameter portion, and the reduced diameter portion is configured to be able to contact the article stored in the storage space.
筒形状に形成されて気体が封入可能とされ、内側に上記物品を収納可能な収納空間が形成されると共に、
上記収納空間内に上記物品が収納された状態で気体が封入されることにより、一端側部及び他端側部が内側に膨出して上記物品に当接するよう構成されたことを特徴とする包装体。A package that buffers shocks to stored articles by gas pressure,
It is formed in a cylindrical shape and can be filled with gas, and a storage space for storing the article is formed inside,
A package characterized in that a gas is sealed in a state where the article is stored in the storage space, so that one end side and the other end swell inward and come into contact with the article. body.
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-
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- 2003-02-03 JP JP2003025960A patent/JP2004237987A/en active Pending
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