JP2004237255A - 浄水器 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗い物を行うに十分なスペースおよび視界を確保するとともに、浄水器のぐらつきやゆるみを防止し、汚れにくくデザイン性にも配慮し、更には給水管の回転角度を大きくすることが可能な浄水器を提供する。
【解決手段】浄水器1は、前カバー10と後カバー11とで覆われた切替弁を有した本体と、下方に浄水または原水が排出される吐水口41と、水道水栓の操作側から見て右側面に設けられた弁操作ハンドル30と、本体の上方に配置した浄化カートリッジ50と、水道水栓から流入した原水を本体に給水するための給水管20と、給水管20の水道水栓との連結部に配置される袋ナット60、パッキン61およびストッパとを備えている。
給水管20は、水道水栓から原水を流入する流入口近傍で湾曲させた第一湾曲部と、本体との連結部近傍で湾曲させた第二湾曲部とを有している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水道水栓の吐水管に直接取付けて、水道水中の残留塩素、鉄分や微細なごみ等を除去する浄水器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、水道水栓に直接取付ける浄水器として、本体の上部に水道水栓の給水管の先端取付部を設け、本体の下部に浄水放水部を設けた構造が知られている。このうち、特許文献1では、給水管方向に浄化カートリッジを配置した浄水器が開示され、特許文献2では、本体に対し浄化カートリッジを縦型にして本体斜め後方奥部に配置した浄水器が開示されている。
また、特許文献3では、本体に対し浄化カートリッジを吐水口近傍に縦型に配置し、原水と浄水を切替るレバーを操作者正面に配置する構成が示されている。これらの浄水器はいずれも給水管の先端部分に取付ける構造であるため、本体部分が給水管の先端より下方向へ突出した構成となっている。
また、特許文献4には、給水管が浄化カートリッジ内部を貫通する形で一体化した浄水器が開示され、外観上、給水管の直径が浄化カートリッジの直径となる構成が示されている。
【0003】
【特許文献1】
特公平4−8119号公報(発明の開示部分)
【特許文献2】
実開平6−85082号公報(段落番号0005〜0012)
【特許文献3】
実開平6−154738号公報(段落番号0006〜0039)
【特許文献4】
実開昭59−74822号公報(第1頁第10行〜第7頁第13行)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例では、浄水器を給水管の水平方向から下方向へ曲がった先端部分へ取付ける構造となっており、浄水器の吐水口が給水管の先端部分より本体の高さ分ほど下方となるため、浄水器取付け前に比べ皿等を洗うスペースが狭くなってしまう。つまり洗い物を行う際にスペース上の制約を生じてしまう。また浄化カートリッジが本体の側方に縦型に配置される場合においては、出っ張りができるため、洗い物が見づらいことが問題となっていた。
また、給水管に浄水器を使用者が主に手で取付けるようになっており、そのため、取付強度も限られており不十分な取付状態で使用されることが多い。その結果、使用中に浄水器がぐらついてしまったり、取付部のゆるみによる漏水などが発生することが問題となっていた。
また、給水管と浄水器の接続部が煩雑となり、見栄えが悪いだけでなく、凹凸が多く汚れが溜まりやすいことが使用者の不満としてあがっていた。
【0005】
また、給水管が浄化カートリッジ内部を貫通する形で一体化した浄水器においては、給水管が太くなるため、水道水栓に取付けた場合に湯または水の導水管に干渉して回転角度が狭くなるとともに、デザイン性にかけるという問題点があった。
【0006】
そこで、本発明においては、洗い物を行うに十分なスペースおよび視界を確保するとともに、浄水器のぐらつきやゆるみを防止し、汚れにくくデザイン性にも配慮し、更には給水管の回転角度を大きくすることが可能な浄水器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の浄水器は、水道水栓に連結する給水管と、流路切替機構を有する本体と、前記本体に接続された浄化カートリッジと、原水を吐水する流路と原水を浄化カートリッジを経由して吐水する流路に切替る操作ハンドルとを備えたことを特徴とする。
給水管に浄水器をあらかじめ強固に取付けていることにより、浄水器がぐらついたり、緩んで漏水に至ることを防止することができる。
【0008】
本発明の浄水器は、前記本体と連結される側の給水管先端が、前記本体の内部に挿入されて、前記本体と前記給水管とが接続されていることを特徴とする。
この接続により、給水管をナットを用いて浄水器の外周部に取付ける際に生じていた問題点、すなわち、構成が複雑となって、凹凸が多く、汚れが溜まりやすく、掃除がしにくいなどの欠点を解決し、外観上も優れた構造とすることができる。
【0009】
本発明の浄水器においては、前記給水管は、水道水栓から原水を流入する流入口近傍で湾曲させた第一湾曲部と、前記本体との連結部近傍で湾曲させた第二湾曲部とを有し、第二湾曲部近傍の水平部を前記本体と連結し、第二湾曲部を第一湾曲部より上方に位置させて、前記本体を前記水道水栓より高い位置に配置したことを特徴とする。
この構成により、洗い物をするための空間を広くとることができ、作業性が向上する。
【0010】
本発明の浄水器は、少なくとも前記第一湾曲部近傍及び前記第二湾曲部近傍において、前記給水管の管厚を厚くしたことを特徴とする。
これにより、給水管、本体、浄化カートリッジの自重、操作ハンドルによる流路切替操作時、および浄化カートリッジ交換時にかかる荷重によって応力集中する部分の強度を向上することができる。
【0011】
本発明の浄水器は、前記浄化カートリッジを前記給水管の軸上に配置したことを特徴とする。
これにより、給水管の側方へ浄化カートリッジが出っ張ることを抑えることができるため、浄水器を使用する際に、使用者から見たときの浄水器の投影面積を小さくすることができ、視界を確保しやすい。
【0012】
本発明の浄水器は、前記操作ハンドルが、水道水栓の操作側から見て前記本体の正面に設けられていることを特徴とする。
操作ハンドルを正面に配置したことで、右利き使用者のみならず左利き使用者に対しても、切替が容易に行えるため、操作性が向上する。
【0013】
本発明の浄水器においては、前記操作ハンドルは90°未満の回転角で流路の切替を行うことを特徴とする。
この構成により、操作ハンドルを少ない回転角度で切替ることが可能となるため、操作性が向上する。
【0014】
本発明の浄水器においては、前記本体を覆うカバーを、前記本体と一体成形したことを特徴とする。
本体とカバーとを一体成形したことによって、組立て工数の削減および部品点数が削減できるため、コストの削減が可能である。
また、複数のカバーで構成した場合に比べ、カバーとカバーの合わせ部の接合部のラインがなくなりデザイン性および品位が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る浄水器を、図1〜図15を用いて説明する。
本発明の第1実施形態について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る浄水器の外観図であり、図2は同分解図、図3は同全体断面図である。
図1〜図3において、浄水器1は、前カバー10と後カバー11とで覆われた切替弁70を有した本体12と、下方に浄水または原水が排出される吐水口41と、水道水栓の操作側から見て右側面に設けられた弁操作ハンドル30と、本体12上方に配置した浄化カートリッジ50と、水道水栓から流入した原水を本体12に給水するための給水管20と、給水管20の水道水栓との連結部に配置される袋ナット60、パッキン61およびストッパ62とを備えている。
【0016】
また、図2の分解図において示すように、本体12の下方には吐水継手13を介して吐水キャップ40が取付けられ、この吐水キャップ40の下端に吐水口41が設けられている。本体12の内部には切替弁70が取付けられ、切替弁70には、弁押え33を介して弁操作ハンドル30が接合され、弁操作ハンドル30の表面側には蓋31が取付けられている。
さらに、給水管20は、袋ナット60、ストッパ62、パッキン61を介して水道水栓と連結される。
【0017】
図3に示すように、本体12との連結部において、給水管20は水平となるように形成されている。従って、本体12に対して、給水管20の水平部Aが連結する。また、給水管20はネジ22により本体12に固定されている。
給水管20は、本体12との連結部近傍において、水道水栓との連結部側を下方に向けて湾曲させた湾曲部Bと、水道水栓との連結部近傍において湾曲部Bから下方に伸びた部分を上方に湾曲させた湾曲部Cとを有している。
給水管20をこのような構造とすることによって、本体12が水道水栓の位置より高い位置となり、吐水口41を水平に保ち、かつ吐水口41を高い位置に維持することができる。これにより、洗い場スペースを広く確保することが可能となる。
【0018】
以上の構成の浄水器において、給水管20と本体12とは予め強固に取付けられているため、本体12がぐらついたり、緩んで漏水に至るようなことを防止できる。また、浄化カートリッジ50が本体12上方に位置しているため、側方への出っ張りを抑えられる。そのため、浄水器を使用する際に、使用者からの見たときの浄水器の投影面積を小さくすることができるため、視界を確保しやすい。
【0019】
また、本体12と連結される側の給水管20の先端が、本体12の内部に挿入されて、本体12と給水管20とが接続されているため、凹凸を減らすことができ、汚れにくく、清掃がしやすく、清潔感が向上する。また、デザイン性も向上する。
さらに、給水管が細いため、図12に示すように、水道水栓を支点として給水管20が回転する形態で使用される場合、水道水栓を支点としての給水管20の回転角度を大きくとることができ、洗い場スペースを広く使用することが可能である。また、構成がシンプルであり、デザイン性が優れた外観とすることができる。
【0020】
また、給水管20の別の形状として、図13のように、湾曲部の形成を水道水栓との接続部近傍の湾曲部Cのみとした場合には、本体12が給水管20に対し水平に連結していることによって、吐水口41からの流出方向が垂直に対して前方に傾き、吐水を目視しやすくなるため、洗い物等がしやすい。
なお、給水管20の湾曲部Bの曲げ角度を変更したり、本体12の給水管20の接続部の角度を変更したりして吐水口41からの流出方向を傾けるようにしても良い。
【0021】
さらに、給水管20の別の形状として、水道水栓からの原水の流入口近傍において、管の厚みを厚くすることで、給水管20、本体12、浄化カートリッジ50の自重も含め弁操作ハンドル30による流路切替操作時および浄化カートリッジ50の交換時にかかるに荷重によって応力集中する部分の強度を向上することができる。
【0022】
次に、本発明の第2実施形態について、図4〜図6を用いて説明する。
図4は、本発明の第2実施形態に係る浄水器の外観図であり、図5は同分解図、図6は同全体断面図である。
図4〜図6において、弁操作ハンドル130を正面に配置した構成の浄水器を示す。
浄水器2は、切替弁170を有した本体112と、下方に浄水または原水が排出される吐水口141と、水道水栓の操作側から見て正面に設けられた弁操作ハンドル130と、本体112上方に配置した浄化カートリッジ150と、水道水栓から取り入れた原水を本体112に給水するための給水管20と、給水管20の水道水栓との連接部に配置される袋ナット160、パッキン161およびストッパ162とを備えている。
【0023】
また、図5の分解図において示すように、本体112の下方には吐水キャップ140が取付けられ、この吐水キャップ140の下端に吐水口141が設けられている。本体112の内部には切替弁170が取付けられ、切替弁170には、弁押え133を介して弁操作ハンドル130が接合され、弁操作ハンドル130の表面側には蓋131が取付けられている。
さらに、給水管20は、袋ナット160、ストッパ162、パッキン161を介して水道水栓と連結される。
図6に示すように、本体112との連結部において、給水管20は水平となるように形成されている。従って、本体112に対して、給水管20の水平部Aが連結する。また、給水管20はネジ122により本体112に固定されている。
【0024】
給水管20は、本体112との連結部近傍において水道水栓との連結部側を下方に向けて湾曲させた湾曲部Bと、水道水栓との連結部近傍において湾曲部Bから下方に伸びた部分を上方に湾曲する湾曲部Cとを有している。
給水管20をこのような構造とすることによって、本体112が水道水栓の位置より高い位置となり、吐水口141を水平に保ち、かつ吐水口141を高い位置に維持することができる。これにより、洗い場スペースを広く確保することが可能となる。
【0025】
本実施形態においては、第1実施形態の効果に加え、弁操作ハンドル130を水道水栓の操作側から見て正面に配置したことにより、操作する者が右利きであるか、左利きであるかに関係なく操作することができ、操作性が向上する。
また、本実施形態においても、浄化カートリッジ150が本体112上方に位置しているため、側方へ出っ張りがなくなる。そのため、浄水器を使用する際に、使用者からの見たときの浄水器の投影面積を小さくすることができるため、視界を確保しやすい。
また、給水管の取り回しにおいて、給水管が細いため第1実施形態と同様、図12に示すように、水道水栓を支点として給水管20が回転する形態で使用される場合、水道水栓を支点としての給水管20の回転角度を大きくとることができ、洗い場スペースを広く確保することが可能である。また、構成がシンプルであり、デザイン性が優れた外観とすることができる。
【0026】
また、弁操作ハンドル130の側方には、操作用レバーが2本設けられている。これにより、使用者が弁操作をネジを回す要領で操作を行うことができ、操作性が向上する。なお、レバーの数は2本に限定されるものではなく、操作の必要に応じて適宜定めることができる。
【0027】
なお、本体112は、第1実施形態において図1に示した本体12と、前カバー10、後カバー11、吐水継手13を一つの部品とした形成したものである。このように一体成形することによって、例えば、製造材料として樹脂を使用した場合に、一体成形によるコストの削減が可能となる。
なお、一体成形する部品は上記した部品に限ったものではなく、様々な組み合わせが可能である。また、この形態は従来例に示したような給水管先端に取付ける浄水器にも転用が可能である。
また、本体112は樹脂成形金型構成上、通水路を確保するために吐水キャップ140の接続部を浄化カートリッジ150の中心より弁操作ハンドル130方向にずらす方が好ましく、その結果、弁操作ハンドル130によって見え難かった吐水状態を目視しやすくなる。
また、第1実施形態および第2実施形態において、給水管20は水道水栓の下部で接続するように構成したが、上部に給水管20の接続部がある水道水栓に接続するために、湾曲部Cの水道水栓接続側を下向きに構成しても何ら差し支えない。また、湾曲部B、Cは屈曲形状としても良い。
【0028】
図7〜図8および図11、図14により、流路切替機構である切替弁70、および弁操作ハンドル30の構成および機能について説明する。切替弁70は、原水の流れを切替る弁72を格納し、図11に示すように、弁72を支持する弁ケース71と、弁パッキン76を支持するパッキン押さえ77と、弁72と接続され、弁操作ハンドル30の回動を弁72に伝達する弁棒74で構成される。弁操作ハンドル30はネジ32によって弁棒74に固定されている。
【0029】
図7、図8、図14において、弁72は、回転軸方向に開口47Aと、円筒面に回転軸を中心とした各々90°の方向に2ヶ所の開口47B、47Cを有する。
原水を使用する場合は、図7、図14に示すように、開口47Bが塞がれ、開口47Cが吐水口41の方向を向いて開いているので、開口47Aから流入した原水は開口47Cを通過しそのまま吐水口41から吐水される。
【0030】
図7に示す状態から弁操作ハンドル30を90°右方向へ回転させると、弁72が弁操作ハンドル30と連動して回転し、図8、図14に示すように、開口47Cが塞がれ開口47Bが浄化カートリッジ50への流入口の方向を向くようになる。
このとき、開口47Aから流入した原水は開口47Bを通過し、上方に配置されている浄化カートリッジ50内の活性炭ユニット51および中空糸ユニット52を通過した後、本体中心部を通過して吐水口41から浄水として吐水される。
【0031】
図9および図10、図15は、切替弁70の他の実施形態を示している。
図9、図10、図15において、弁75は、回転軸方向に開口48Aと、円筒面に回転軸を中心とした各々90°方向に2ヶ所の開口48B、48Cを有する。この開口48B、48Cは、その開口広さが略30°となるように形成されている。
原水を使用する場合には、図9、図15に示すように、開口48Bが塞がれ、開口48Cが吐水口41の方向を向いているので、開口48Aから流入した原水は開口48Cを通過しそのまま吐水口41から吐水される。
【0032】
図9に示す状態から弁操作ハンドル30を略60°回転させると、弁75が弁操作ハンドル30と連動して回転し、図10、図15に示すように、開口48Cが塞がれ、開口48Bが浄化カートリッジ50への流入口の方向を向くようになる。
このとき、開口48Aから流入した原水は開口48Bを通過し、上方に配置されている浄化カートリッジ50内の活性炭ユニット51および中空糸ユニット52を通過した後、本体中心部を通過して吐水口41から浄水として吐水される。弁操作ハンドル30と弁75を上記の構成とすることにより、弁操作ハンドル30を操作する際の回転角度が90°より小さく、略60°であっても、原水と浄水の切替を行うことができる、
このように、切替操作時の弁操作ハンドル30の回転角を小さくすることができ、操作性を向上することができる。
さらに、図6に示すように弁操作ハンドル130を正面に配置した構成の浄水器において、弁操作ハンドル130に操作用レバーを回転軸に対して相対位置に別の操作用レバーを設けた場合、水道水栓に向かって左側の操作用レバーを下向きに押すと原水、右側に上がった操作用レバーを下向きに押すと浄水が吐水され、押す操作のみで切替が可能となり、さらに操作性を簡便にすることができる。
【0033】
なお、以上の説明において、弁操作ハンドル30の回転方向に対する開口47B、47Cおよび48B、48Cの角度や、開口47A、47B、47Cおよび48A、48B、48Cの開口広さ、開口数の数値は一例であって、これに限定されるものではない。使用の状況に応じて、これらの数値を適宜変更することによって、切替操作時の弁操作ハンドル30の回転角を任意に設定することができる。
なお、本発明においては、原水と浄水を同一の吐水口から吐水するよう構成したが、別々の吐水口から吐水するようにしても何ら差し支えない。
また、本実施形態においては、原水と浄水を同一の吐水口から吐水するように構成したが、その際、吐水キャップ40、140を少なくとも吐水をシャワー状にする切替機構を備えた場合、吐水キャップ40、140のシャワー状に吐水させるための孔径を通常より小さく(例えばΦ1以下)しておけば原水より流量の少ない浄水でも勢いのあるシャワー状の吐水が使用できる。
また、本実施形態においては、浄水カートリッジ50を本体12上方に縦向きに配置したが、本体12上方に横向き、本体後方に横向きなど使用者から見たときの投影面積を小さくできれば、配置する場所や方向は限定されるものではない。
また、水道水栓と接続するための袋ナット60、160、ストッパ62、162は取替え前の給水管に取り付いていたものを使用するようにすれば廃材の発生を抑えることができる。
また、図12に示すような水道水栓に浄水器が接続された状態のものであれば、水道水栓を新設する場合は、まるごと取付けることが可能となり、その際、浄水器のみを取り替える場合に発生する給水管の廃棄を無くすことが可能になる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、以下の効果を奏することができる。
(1)浄水器の本体と給水管とを連結し、給水管に浄水器をあらかじめ強固に取付けていることにより、浄水器がぐらついたり、緩んで漏水に至るようなことを防止することができる。
【0035】
(2)本体と連結される側の給水管先端が、本体の内部に挿入されて、本体と給水管とが接続されていることにより、凹凸を少なくして、汚れが溜まるのを防止することができる。また、掃除がしやすく、外観上も優れた構造とすることができる。
【0036】
(3)給水管は、水道水栓から原水を流入する流入口近傍で湾曲させた第一湾曲部と、本体との連結部近傍で湾曲させた第二湾曲部とを有し、第二湾曲部近傍の水平部を本体と連結し、第二湾曲部を第一湾曲部より上方に位置させて、本体を水道水栓より高い位置に配置したことにより、洗い物をするための空間を広くとることができ、作業性が向上する。
【0037】
(4)少なくとも第一湾曲部近傍及び第二湾曲部近傍において、給水管の管厚を厚くしたことにより、給水管、本体、浄化カートリッジの自重、操作ハンドルによる流路切替操作時、および浄化カートリッジ交換時にかかる荷重によって応力集中する部分の強度を向上することができる。
【0038】
(5)浄化カートリッジを給水管の軸上に配置したことにより、給水管の側方へ浄化カートリッジが出っ張ることを抑えることができるため、浄水器を使用する際に、使用者から見たときの浄水器の投影面積を小さくすることができ、視界を確保しやすい。
【0039】
(6)操作ハンドルが、水道水栓の操作側から見て前記本体の正面に設けられていることにより、右利き使用者のみならず左利き使用者に対しても、切替が容易に行えるため、操作性が向上する。
【0040】
(7)操作ハンドルは90°未満の回転角で流路の切替を行うようにしたことにより、操作ハンドルを少ない回転角度で切替ることが可能となるため、操作性が向上する。
【0041】
(8)本体とカバーとを一体成形したことによって、一体成形により組立工数の削減および部品点数が削減できるため、コストの削減が可能である。
また、複数のカバーで構成した場合に比べ、カバーとカバーの合わせ部の接合部のラインがなくなりデザイン性および品位が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における浄水器の外観図である。
【図2】本発明の第1実施形態における浄水器の分解図である。
【図3】本発明の第1実施形態における浄水器の全体断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態における浄水器の外観図である。
【図5】本発明の第2実施形態における浄水器の分解図である。
【図6】本発明の第2実施形態における浄水器の全体断面図である。
【図7】本発明の実施の形態における原水使用時の弁の動作説明図である。
【図8】本発明の実施の形態における浄水使用時の弁の動作説明図である。
【図9】本発明の実施の形態における原水使用時の弁の動作説明図である。
【図10】本発明の実施の形態における浄水使用時の弁の動作説明図である。
【図11】本発明の実施の形態における流水切替機構の動作説明図である。
【図12】本発明の実施の形態における湯水混合水栓への取付け状態図である。
【図13】本発明の実施の形態における給水管の形状説明図である。
【図14】図7におけるD−D断面図である。
【図15】図9におけるE−E断面図である。
【符号の説明】
1、2 浄水器
10 前カバー
11 後カバー
12、112 本体
13 吐水継手
20 給水管
22、122 ネジ
30、130 弁操作ハンドル
31、131 蓋
32 ネジ
33、133 弁押え
40、140 吐水キャップ
41、141 吐水口
47、47A、47B、47C 開口
48、48A、48B、48C 開口
50、150 浄化カートリッジ
51 活性炭ユニット
52 中空糸ユニット
60、160 袋ナット
61、161 パッキン
62、162 ストッパ
70、170 切替弁
72、75 弁
71 弁ケース
74 弁棒
76 弁パッキン
77 パッキン押さえ

Claims (8)

  1. 水道水栓に連結する給水管と、流路切替機構を有する本体と、前記本体に接続された浄化カートリッジと、原水を吐水する流路と原水を浄化カートリッジを経由して吐水する流路に切替る操作ハンドルとを備えたことを特徴とする浄水器。
  2. 前記本体と連結される側の給水管先端が、前記本体の内部に挿入されて、前記本体と前記給水管とが接続されていることを特徴とする請求項1記載の浄水器。
  3. 前記給水管は、水道水栓から原水を流入する流入口近傍で湾曲させた第一湾曲部と、前記本体との連結部近傍で湾曲させた第二湾曲部とを有し、第二湾曲部近傍の水平部を前記本体と連結し、第二湾曲部を第一湾曲部より上方に位置させて、前記本体を前記水道水栓より高い位置に配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の浄水器。
  4. 少なくとも前記第一湾曲部近傍及び前記第二湾曲部近傍において、前記給水管の管厚を厚くしたことを特徴とする請求項3記載の浄水器。
  5. 前記浄化カートリッジを前記給水管の軸上に配置したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の浄水器。
  6. 前記操作ハンドルが、水道水栓の操作側から見て前記本体の正面に設けられたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の浄水器。
  7. 前記操作ハンドルは90°未満の回転角で流路の切替を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の浄水器。
  8. 前記本体を覆うカバーを、前記本体と一体成形したことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の浄水器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014231055A (ja) * 2013-05-02 2014-12-11 豊菱産業株式会社 フィルタ装置およびフィルタ装置洗浄方法
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