JP2004236002A - 情報配信システム、端末、情報配信方法、情報配信プログラム - Google Patents

情報配信システム、端末、情報配信方法、情報配信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、情報提供者が意図する情報を確実に配信することが可能な情報配信システム、及び情報配信方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本実施形態における視聴者側端末4は、情報配信サーバから送信される広告データ中に設定されているタイムスタンプをカウントするタイムスタンプチェッカー31を有している。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種番組情報及び広告情報をネットワークを介して提供するシステム、及び広告挿入や広告配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットやブロードバンド等の通信ネットワーク技術の進歩により、視聴者の所望の番組を都合のいい時間に配信する所謂ビデオ・オン・デマンド型の番組提供サービスが盛んに行われるようになってきた。
【0003】
ビデオ・オン・デマンド型のサービスは、各種番組情報を蓄積している情報配信サーバが、ネットワークを介して視聴者からの要求に応じた番組及びコマーシャルを視聴者側の端末に配信するサービスである。
【0004】
また、このビデオ・オン・デマンド型のサービスでは、視聴者による番組再生中の早送りや巻き戻し等の操作が可能である。
【0005】
つまり、このような番組配信サービスによって、視聴者は従来のビデオ・カセットやデジタル・ビデオ・ディスクを用いることなく、これらを用いた場合と同様に所望の番組を好きな時間に視聴したり、再生状態の制御を自由に行うことができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−7858
【特許文献2】
特開平9−275555
【特許文献3】
特開平10−79711
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のビデオ・オン・デマンド型の番組提供サービスでは、視聴者が自由に再生状態の制御を行うことができるため、番組内に挿入されたコマーシャルが早送りやスキップされてしまうことが想定される。
【0008】
これによって、番組制作者或いは情報提供者の意図する広告効果が得られなくなるという問題が生じる可能性がある。
【0009】
そこで、本発明は上述した事項に鑑みてなされたものであり、情報提供者が意図する情報を確実に配信することが可能な情報配信システム、及び情報配信方法を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決する為に以下の手段を採用した。即ち、本発明は、コンテンツ(番組)データ及び広告データを配信する情報配信サーバと、当該情報配信サーバとネットワークを介して接続したユーザ端末とを備え、前記情報配信サーバから前記ユーザ端末に前記コンテンツデータ及び広告データを配信するシステムである。
【0011】
本発明に係る情報配信サーバは、ユーザ端末からコンテンツデータ配信の要求及び前記ユーザ端末における操作信号を受ける受信手段と、受信した要求に基づくコンテンツデータに広告データを挿入する挿入手段と、広告データの所定の箇所に標識を設定する標識設定手段と、標識が設定された広告データが挿入されたコンテンツデータをユーザ端末に送信する送信手段とを有し、ユーザ端末にて計測された標識の計測結果が所定値を満たし且つ前記操作信号が正常であるとき、コンテンツデータをユーザ端末から出力させることを特徴とする。
【0012】
また、本発明におけるユーザ端末は、コンテンツデータの配信を要求する要求手段と、所定の箇所に標識が設定された広告データが挿入された、前記要求に基づくコンテンツデータを受信する受信手段と、広告データ中に設定された標識を計測する計測手段と、計測結果とユーザ端末における各種操作の操作信号とを情報配信サーバ送信する送信手段と、コンテンツデータ及び広告データを出力する出力手段とを有している。
【0013】
そして、この出力手段は、計測結果が所定値を満たし操作信号が正常であるとき情報配信サーバから送信されるコンテンツデータを出力することを特徴とする。
【0014】
つまり、本発明によれば、標識の値が所定値を満たさないとユーザ(視聴者)は番組の続きを視聴することができないということである。これによって、広告の視聴率を向上させることができるようになる。
【0015】
また、本発明に係る情報配信サーバは、ユーザ端末からコンテンツデータ配信の要求を受ける受信手段と、受信した要求に基づくコンテンツデータに広告データを挿入する挿入手段と、広告データの所定の箇所に標識を設定する標識設定手段と、標識を計測する計測手段と、広告データを挿入したコンテンツデータをユーザ端末に送信する送信手段とを有することを特徴とする。
【0016】
そして、本発明に係る情報配信サーバの送信手段は、計測手段にて計測された広告データ中の標識が所定値を満たしたことを受けてコンテンツデータをユーザ端末へ送信する。
【0017】
また、ユーザ端末は、コンテンツデータ配信を要求する要求手段と、所定の箇所に標識が設定された広告データが挿入された、要求に基づくコンテンツデータを受信する手段と、コンテンツデータ及び広告データを出力する出力手段とを有する。そして、出力手段は、情報配信サーバにて計測された広告データ中の標識が所定値を満たしたことを受けてコンテンツデータを出力する。
【0018】
このように、情報配信サーバ側に標識の計測を行う計測手段が設けられ、計測結果が所定値を満たさなければコンテンツデータが視聴できないという構成により、広告を早送りしたりスキップしたりすることを防止することができる。
【0019】
また、本発明の情報配信システムでは、コンテンツデータと広告データとが一体となって配信される場合において広告を視聴させる構成であるため、従来よりあるビデオ・オン・デマンドにより配信されるコンテンツ及び広告にも好適に用いることができる。
【0020】
また、本発明に係る情報配信サーバは、ユーザ端末から前記コンテンツ及び前記広告データ配信の要求を受ける受信手段と、受信した要求に基づくコンテンツデータに広告データを挿入する挿入手段と、広告データの所定の箇所に標識を設定する標識設定手段と、標識を計測する計測手段と、広告データを挿入したコンテンツデータをユーザ端末に送信する送信手段とを有し、送信手段は、計測手段にて計測された広告データ中の標識が所定値を満たしたことを受けてコンテンツデータをユーザ端末へ送信することを特徴とする。
【0021】
このように、計測手段が情報配信サーバ側に設けられていることにより、大半のユーザ端末が汎用的に本システムを利用することができる。
【0022】
また、情報配信サーバ側に計測手段が設けられていることにより、ユーザに確実に広告を視聴させることができるようになる。
【0023】
また、本発明に係る情報配信システムのユーザ端末は、挿入手段によって広告データが挿入されたコンテンツデータを蓄積する蓄積手段を有する構成としてもよい。尚、この蓄積手段は、従来よりあるPVR(Personal Video Recorder)やハードディスク等の大容量記憶装置を好適に用いることができる。
【0024】
そして、この挿入手段は、コンテンツデータに広告データを所定時間毎に挿入する構成としてもよい。
【0025】
例えば、コンテンツデータが3時間の映画である場合は、広告データを30分毎に挿入したり、コンテンツデータが1時間のドラマである場合は、広告データを15分ごとに挿入したりするという例を挙げることができる。
【0026】
その他にも、上述した構成に、挿入手段は、互いに異なるコンテンツデータが連続している場合、一つのコンテンツデータと当該コンテンツデータとは異なるコンテンツデータとの間に広告データを挿入したり、コンテンツデータの先頭に広告データを挿入したりするようにしてもよい。
【0027】
また、本発明は、コンテンツデータ及び広告データを配信する情報配信サーバと、ネットワークを介して当該情報配信サーバと接続するユーザ端末とを有する情報配信システムでもある。
【0028】
本システムに係る情報配信サーバは、ユーザ端末からコンテンツデータ及び前記広告データ配信の要求を受ける受信手段と、広告データの所定の箇所に標識を設定する標識設定手段と、標識が設定された広告データを前記ユーザ端末に送信する送信手段とを有する。
【0029】
そして、この送信手段は、計測結果が所定値を満たしたことを受けてコンテンツデータをユーザ端末へ送信することを特徴とする。
【0030】
つまり、本発明の情報配信システムは、広告データとコンテンツデータとが別々に配信される場合にも好適に利用することができる。
【0031】
また、本発明に係る前記情報配信サーバは、ユーザ端末からコンテンツデータ及び広告データ配信の要求を受ける受信手段と、広告データの所定の箇所に標識を設定する標識設定手段と、当該標識を計測する計測手段と、広告データをユーザ端末に送信する送信手段とを有する。
【0032】
この送信手段は、計測手段にて計測された広告データ中の標識が所定値を満たしたことを受けてコンテンツデータをユーザ端末へ送信することを特徴とする。
【0033】
さらに、本発明に係る端末(ユーザ端末)は、コンテンツデータ及び広告データ配信を要求する要求手段と、要求に基づくコンテンツデータ及び所定の箇所に標識が設定された広告データを受信する手段と、コンテンツデータ及び広告データを出力する出力手段とを有する。
【0034】
この出力手段は、情報配信サーバにて計測された広告データ中の標識が所定値を満たしたことを受けて送信されるコンテンツデータを出力する。
【0035】
つまり、本発明は、情報配信サーバ側に計測手段が設けられている。そのため、コンテンツデータと広告データとが別々に配信される場合であっても、広告データ中に設定された標識は確実に計測される。これによって、ユーザによる広告の早送りやスキップを防止することができる。
【0036】
また、情報配信サーバ側に計測手段が設けられていることにより、様々な端末が汎用的に本システムを利用することができる。
【0037】
また、本発明に係る標識は、広告データの再生時間に基づいて設けられたり、広告データの最初、中間、最後の少なくとも何れか一カ所に設けられたりすると好ましい。
【0038】
また、蓄積手段に蓄積された広告データは、ユーザの好みや興味のあるもの優先的に選択することができるようにすると、ユーザにとっての広告の需要性が高まると考えられる。
【0039】
さらに、本発明の端末における出力手段は、計測手段が標識の少なくとも一つを計測した場合にコンテンツデータを出力する構成としてもよい。
【0040】
このように、スタンプラリーのように、広告データ中に設定された標識を所定の数計測しなければ番組を視聴できない方式をとることにより、ユーザが広告を早送りしたり、スキップさせたりすることを極力防止することができる。
【0041】
また、上述した構成により、番組提供者(スポンサー)や番組制作者は、広告データの持つ宣伝広告という意図を視聴者に確実に伝えることができるようになる。
【0042】
また、本発明における標識設定手段は、広告データの再生時間に基づいて標識を設ける構成としたり、広告データの最初、中間、最後の少なくとも何れか一カ所に標識を設けたりすると好ましい。
【0043】
このような構成とすることにより、ユーザ端末が所定数の標識を計測しない限りコンテンツデータは送信されないことになる。これによって、ユーザが広告を視聴する割合を高めることができる。
【0044】
また、本発明は、コンテンツデータ及び広告データを配信する情報配信サーバがネットワークを介して前記コンテンツデータ及び前記広告データをユーザ端末に提供する方法でもある。
【0045】
この情報配信方法は、ユーザ端末からコンテンツ及び前記広告データ配信の要求を受けるステップと、受信した要求に基づくコンテンツデータに広告データを挿入するステップと、広告データの所定の箇所に標識を設定するステップと、標識が設定された広告データを前記ユーザ端末に送信するステップと、広告データ中に設定された標識を計測するステップと、計測された広告データ中の標識が所定値を満たしたことを受けてコンテンツデータを出力するステップとを含む。
【0046】
さらに本発明は、ユーザ端末からコンテンツ及び広告データ配信の要求を受けるステップと、広告データの所定の箇所に標識を設定するステップと、標識が設定された広告データをユーザ端末に送信するステップと、広告データ中に設定された標識を計測する計測手段と、計測された広告データ中の標識が所定値を満たしたことを受けてコンテンツデータをユーザ端末へ送信するステップとを含む情報配信方法でもある。
【0047】
また、本発明は、ネットワークを介してコンテンツデータ及び広告データをユーザ端末に配信する情報配信サーバで実行される情報配信プログラムでもある。
【0048】
本発明の情報配信プログラムは、ユーザ端末からコンテンツデータ配信の要求を受けるステップと、受信した要求に基づくコンテンツデータに広告データを挿入するステップと、広告データの所定の箇所に標識を設定するステップと、標識が設定された広告データを前記ユーザ端末に送信するステップと、ユーザ端末から送信された前記標識の計測結果を受信するステップと、計測結果が所定値を満たしたとき前記コンテンツデータを前記ユーザ端末に送信するステップとを含むことを特徴とする。
【0049】
また、本発明の情報配信プログラムは、コンテンツデータ及び広告データを配信する情報配信サーバとネットワークを介して接続された端末で実行されるプログラムでもある。
【0050】
このプログラムは、コンテンツデータ配信を情報配信サーバに要求するステップと、要求に基づき、所定の箇所に標識が設定された広告データが挿入されたコンテンツデータを情報配信サーバから受信するステップと、広告データ中に設定された標識を計測するステップと、計測結果及び端末における操作信号を情報配信サーバに送信するステップと、標識が所定値を満たし且つ操作信号が正常であるとき、情報配信サーバから送信されたコンテンツデータを出力するステップと、を含む。
【0051】
つまり、本発明の情報配信プログラムは、コンテンツデータと広告データとが一体となり配信されるサービスを対象とし、端末(ユーザ端末)側で標識の計測が行われる場合に情報配信サーバ又は端末にて適用可能なプログラムである。
【0052】
本発明の情報配信プログラムにより、現在あるビデオオンデマンド型の情報配信サービスで行われがちだった広告の早送り操作やスキップ操作を防止することができる。
【0053】
また、情報配信サーバで実行される本発明のプログラムは、ユーザ端末からコンテンツデータ配信の要求及び前記ユーザ端末における操作信号を受けるステップと、要求に基づくコンテンツデータに広告データを挿入するステップと、広告データの所定の箇所に標識を設定するステップと、標識を計測するステップと、広告データをユーザ端末に送信するステップと、標識が所定値を満たし、且つ操作信号が正常であるときコンテンツデータをユーザ端末に送信するステップとを含む。
【0054】
さらに、情報配信サーバとネットワークを介して接続された端末で実行される本発明のプログラムは、コンテンツデータの配信を情報配信サーバに要求するステップと、要求に基づき、所定の箇所に標識が設定された広告データが挿入されたコンテンツデータを受信するステップと、広告データを出力するステップと、操作信号を情報配信サーバに送信するステップと、標識が所定値を満たし操作信号が正常であるとき情報配信サーバから送信されたコンテンツデータを受信するステップと、当該コンテンツデータを出力するステップとを含む。
【0055】
つまり、本発明の情報配信プログラムは、コンテンツデータと広告データとが一体となり配信されるサービスを対象とし、情報配信サーバ側で標識の計測が行われる場合に情報配信サーバ又は端末にて適用可能なプログラムである。
【0056】
これらのプログラムによって、本システムを多くのユーザ端末に汎用的に用いることができる。これによって、ユーザによる広告の早送り操作やスキップ操作を防止することができる。これに伴い、広告制作者や広告提供者の意図をユーザに伝えることができる。
【0057】
また、ネットワークを介してコンテンツデータ及び広告データをユーザ端末に配信する情報配信サーバで実行される本発明の情報配信プログラムは、ユーザ端末からコンテンツデータ及び広告データ配信の要求を受けるステップと、広告データの所定の箇所に標識を設定するステップと、標識が設定された広告データをユーザ端末に送信するステップと、ユーザ端末にコンテンツデータ及び広告データを出力させるステップと、ユーザ端末が標識を計測した計測結果及びユーザ端末におけるお操作信号を受信するステップと、計測結果が所定値を満たし操作信号が正常なとき、コンテンツデータをユーザ端末に送信するステップとを含むことを特徴とする。
【0058】
さらに、コンテンツデータ及び広告データを配信する情報配信サーバとネットワークを介して接続された端末で実行される本発明の情報配信プログラムは、コンテンツデータの配信を情報配信サーバに要求するステップと、情報配信サーバから配信されたコンテンツデータ及び当該コンテンツデータに対応付けられ所定の箇所に標識が設定された広告データをそれぞれ受信するステップと、広告データ中に設定された標識を計測するステップと、計測結果を情報配信サーバに報知する報告するステップと、計測結果が所定値を満たしたとき情報配信サーバから送信されたコンテンツデータを受信するステップと、当該コンテンツデータを出力するステップとを含むことを特徴とする。
【0059】
つまり、本発明のプログラムを情報配信サーバ或いはユーザ端末(端末)で実行することにより、コンテンツデータと広告データとが別々に配信される場合のサービスにも広告の早送りやスキップを防止することが可能となる。
【0060】
また、情報配信サーバで実行される情報配信プログラムは、ユーザ端末からコンテンツデータ及び広告データ配信の要求を受けるステップと、広告データの所定の箇所に標識を設定するステップと、広告データをユーザ端末に送信するステップと、送信と同時に標識を計測するステップと、計測結果が所定値を満たしたときコンテンツデータをユーザ端末に送信するステップとを含むことを特徴とする。
【0061】
加えて、端末で実行される情報配信プログラムは、情報配信サーバから配信されたコンテンツデータ及び当該コンテンツデータに対応付けられ所定の箇所に標識が設定された広告データをそれぞれ受信するステップと、情報配信サーバで計測された標識の計測結果に基づき配信されたコンテンツデータを受信するステップと、コンテンツデータを出力するステップとを含むことを特徴とする。
【0062】
これらのプログラムは、コンテンツデータと広告データとが別々に配信されるサービスを対象とし、計測手段が情報配信サーバ側にある場合に実行可能なプログラムである。
【0063】
このように、情報配信サーバ側に計測手段が設けられていることにより、端末を区別することなく標識を計測することができる。つまり、ユーザに広告を高い確率で視聴させることができる。
【0064】
【発明の実施の形態】
以下、本実施形態における情報提供システム及び情報提供方法について説明する。尚、本実施形態における情報提供システム及び情報提供方法は、ブロードバンド放送,衛星放送,デジタル放送,地上波放送,サーバ型放送等の放送及び録画されたPVRにおいて適用可能である。
【0065】
また、本実施形態における情報提供システム及び方法は、図1に示すように、サーバ型サービスとオンデマンド型サービスとの二つに大別できる。図2に示すように、サーバ型サービスとは広告(CM)と番組(以下コンテンツと称す)とを一体のパケットで配信するサービスであり、図3に示すように、オンデマンド型サービスとは広告とコンテンツとが別々のパケットで配信するサービスである。また、オンデマンド型サービスでは、ユーザ(以下、視聴者と称す)が選択したコンテンツに応じて視聴者特性、広告主の要求に応じた広告配信を実現する。
そして、視聴者が広告を視聴するとコンテンツが再生される。
【0066】
<第一の実施の形態>
まず、図1に示すサーバ型サービスのタイプ1について説明する。タイプ1のサービスは、図4に示すように情報配信サーバから視聴者側端末4に向けてコンテンツと広告とが一体となった状態で配信されるサービスである。配信されたコンテンツ及び広告は視聴者側端末の表示部に表示される。
【0067】
図5に本実施形態における情報提供システム1の概念図を示す。本実施形態における情報提供システム1は、ネットワーク2を介して各種のコンテンツ及び広告を提供する情報配信サーバ3と、コンテンツ及び広告を受信しコンテンツを視聴する視聴者側端末4とが接続されている。
【0068】
コンテンツの内容として、ニュース,天気予報,交通情報,災害情報等の最新アクセス情報と、各種ランキング,買い物に関する情報等のおすすめ情報と、公共情報,祭事・イベント情報,慶弔情報等の地域情報と、ビデオ・オン・デマンド(以下、VODと称す)にて提供される映画,音楽等の情報とを例示できる。
【0069】
また、視聴者側端末4は、インターネットやブロードバンド等によるサービス提供をうけることが可能なパーソナルコンピュータ,セット・トップ・ボックス(STB),デジタルテレビ,衛星放送受信用チューナー等とする。
【0070】
次に、図6に基づき本実施形態における情報配信サーバ3のハードウェア構成について説明する。本実施形態における情報配信サーバ3は、図5に示す視聴者側端末4からのリクエストを受信する受信部5と、コンテンツ及び広告を構成する映像データ,音声データ,その他のデータを蓄積する蓄積部6と、視聴者側端末4からのリクエストに対応したコンテンツを構成する各種データを蓄積部6から抽出する抽出部25と、これらのデータをMPEG2等のデジタルデータの形式に各々をエンコードする映像符号化部7と、音声符号化部8と、データ符号化部9と、これらの符号化されたデータを多重化する多重化部10と、多重化した広告データ及びコンテンツデータを一体化し、さらに所定の処理を施す処理部11と、全ての処理が完了したコンテンツに関するデータを視聴者側端末4に送信する送信部12と、を有している。
【0071】
この蓄積部6は、大容量のハードディスクのような記憶媒体とすることができる。そして、この蓄積部6内には、上述したような様々な情報やコンテンツに関するデータや広告に関するデータが格納されている。
【0072】
また、図7に示すように、映像符号化部7は、MPEG2の形式にエンコードされた広告データ及びコンテンツデータの映像データをPES(Packetized Elementary Stream)形式に変換するPES変換部13と、PESに変換された信号を伝送に適した固定長のTS(Transport Stream)形式に変換するTS変換部14とを含んでいる。
【0073】
また、音声符号化部8も映像符号化部7と同様に、PES変換部15と、TS変換部16とを含んでいる。
【0074】
映像符号化部7と音声符号化部8と同様に、データ符号化部9も、PES変換部17と、TS変換部18とを含んでいる。
【0075】
これらPES変換部13,15,17は、各種データをPES化する際に、再生・復号の為の時刻管理情報等を記述する。映像(MPEG映像)は、一枚のフレーム自身のみから符号化を行うフレーム内符号化画像(Iピクチャー)と、直前のフレームから予測符号化を行うフレーム間順方向予測符号化画像(Pピクチャー)と、直前直後のフレームから予測符号化を行う双方向予測符号化画像(Bピクチャー)とにより構成されている。これらのフレームは、発生するデータ量がそれぞれ異なる。同様に、音声(MPEG音声)も複数のフレームから構成されている。このフレームはオーディオ復号単位といい単独で再生・表示を行うことができる。
【0076】
そして、一連の映像を構成するフレームの最初のフレーム(以下、最初のフレームと称す)には、フレーム内のデータの再生・表示を行うようにするPTS(Presentation Time Stamp)やDTS(Decording Time Stamp)等の時刻管理情報が書き込まれる。以下、時刻管理情報が書き込まれた部分をタイムスタンプと称する。
【0077】
また、このタイムスタンプの設定は、最初のフレームに限定される。図8に示すように、最初のフレームだけでなくフレーム全体の中間付近に位置するフレームと最後のフレームとを含む合計四カ所にタイムスタンプを書き込むようにしてもよい。
【0078】
また、このタイムスタンプは時間の経過順に設定されている。因みに、経過時間は、先頭から広告データの出力開始時(0秒),5秒,10秒,終了時(15秒)となっている。
【0079】
また、図7に示す処理部11は、多重化部10により複合された広告データ及びコンテンツデータを合体し一つのパケットにする。つまり、処理部11ではコンテンツデータ中に広告データを挿入する処理を行う。
【0080】
また、コンテンツデータと広告データとには、それらに関連する諸情報が付加さる。例えば、図9に示すように、コンテンツデータに関連する情報として、コンテンツ名,コンテンツ時間,コンテンツ保有者,コンテンツ放送事業者名等である。また、広告データに関連する情報としては、広告名,広告時間,広告保有者(広告主)等を例示できる。これらの情報は、コンテンツデータ及び広告データに予め付加されていてもよいし、蓄積部6内に設けられた別々のテーブルに格納されているとしてもよい。
【0081】
さらに、図6に示す処理部11では、データ転送の信頼性を確保する為、データの整序や誤り訂正等の処理を行う。
【0082】
このような一連の処理により、視聴者側端末4に配信可能な広告データを含むコンテンツデータが完成する。
【0083】
次に本実施形態における視聴者側端末4の構成について説明する。図10に示すように、視聴者側端末4には、図1に示す情報配信サーバ3から受信したコンテンツデータを受信する受信装置19と、符号化されたコンテンツデータをプロトコルレベルで認証するトランスポートデコーダ20と、コンテンツを出力する為の受像器側の機器の種類に対応したデコードを行う対応デコーダ21と、デコードしたコンテンツデータを映像出力端子22a及び音声出力端子22bへそれぞれ出力する出力部22と、を備えている。
【0084】
前記対応デコーダ21は、トランスポートデコーダ20により解読されたコンテンツデータを出力機器に対応した形式にデコードするビデオデコーダ及びオーディオデコーダからなるAVデコーダ27と、映像データに関する処理を行った時に発生した時間のずれを補正するために映像データを一時的に記憶するビデオバッファ28と、音声データに関する処理を行った時に発生した時間のずれを補正するために音声データを一時的に記憶するオーディオバッファ29と、視聴者側端末4内で行われる各種処理に係わる時間情報をカウントしビデオバッファ28やオーディオバッファ29に提供する内部カウンタ30とを有している。
【0085】
さらに、対応デコーダ21は、図5に示す情報配信サーバ3から送信される広告データ中に設定されているタイムスタンプをカウントするタイムスタンプチェッカー(計測手段)31を有している。
【0086】
その他にも、視聴者側端末4には、端末全体の制御を行うCPU(Central Processing Unit)23と、図5に示すネットワーク2を介して情報配信サーバ3と情報の送受信を行う為のネットワーク端子24と、視聴者側端末4内にて行われた処理内容を一時的に記憶するDRAM(Dynamic Random Access Memory)25と、情報配信サーバ3への要求を入力する入力部26等を備えている。
【0087】
以上が本実施形態における情報提供システム1の構成である。尚、上述した情報提供システムは、省令・告示(旧郵政省),ARIB(社団法人電波産業会)によって策定された規格や運用規定に基づくデジタル放送等により運用することとする。
【0088】
次に、本実施形態における情報配信制御について、図11に示すフローチャートに基づき説明する。
【0089】
まず、ユーザは視聴者側端末4から視聴したいコンテンツを選択する(S01)。そして、情報配信サーバ3にコンテンツ視聴の要求をする。このとき視聴者側端末4のディスプレイには、図12に示すコンテンツの選択を要求する画面Aが表示される。ユーザはこの画面Aからコンテンツのリクエストを入力する。
【0090】
すると、情報配信サーバ3の図示しないCPUは、視聴者側端4からのコンテンツのリクエストの有無を判断する(S02)。ここでのアクセスとは、視聴者側端末4から情報配信サーバ3へコンテンツのリクエストを行うことである。
【0091】
ステップ01で視聴者側端末4からのアクセスがないと判断した場合は、アクセスがあるまで待機する。
【0092】
一方、ステップ01で視聴者側端末4からのアクセスがあったと判断した場合は、要求されたコンテンツデータを蓄積部6から抽出する(S03)。同時にコンテンツデータに伴う広告データの抽出も行う。
【0093】
次に、抽出された広告データ及びコンテンツデータは映像データ,音声データ,その他のデータ各々に分けられ、映像符号化部7,音声符号化部8,データ符号化部9によってそれぞれ符号化される(S04)。
【0094】
符号化された信号は、各PES変換部13,15,17によりPES形式に変換され(S05)る。そして、広告データにはタイムスタンプが設定される(S06)。
【0095】
タイムスタンプが設定されると、広告データとコンテンツデータは処理部11によりコンテンツデータに広告データが挿入されたかのよう形に変換される(S07)。コンテンツデータに広告データを挿入する位置としてもっとも好ましい位置はコンテンツデータの先頭である。つまり、コンテンツデータよりも先に広告データを配信することにより、ユーザは広告を視聴してからでないとコンテンツを視聴することができない。
【0096】
これによって、これまで早送りやスキップされがちであった広告の視聴率を高めることができる。尚、その他の広告データ挿入位置として、コンテンツデータの途中に広告データを挿入するパターンやコンテンツデータの最後に広告データを挿入するパターン等を例示できる。
【0097】
また、タイムスタンプが設定された広告データとコンテンツデータとは、処理部11によって送信用の形式に変換されたり整合性をとったりする最終的な処理を行われる(S08)。
【0098】
これら一連の処理を行った広告データ及びコンテンツデータは、送信部12から視聴者側端末4に送信される(S09)。これらのデータは視聴者側端末4の受信装置19によって受信される(S10)。
【0099】
一体化された広告データ及びコンテンツデータを受信した視聴者側端末4では、まず広告データが出力される。つまり視聴者側端末4の表示部には、図12中画面Bに示すように広告が最初に表示される(S11)。そして、広告の出力に伴い広告データ内に設定されたタイムスタンプが図10に示すタイムスタンプチェッカー31により計測される(S12)。尚、視聴者側端末4における制御内容については後述する。
【0100】
そして、視聴者側端末4のCPU23は、計測結果をサーバ3に送信する処理を行う(S13)。
【0101】
情報配信サーバ3がタイムスタンプの計測結果を受信する(S14)と、計測したタイムスタンプが所定数以上であるか否かを判断する(S15)。ここでの所定数とは、4つ設けられているタイムスタンプのうち3つ以上とする。
【0102】
ステップ15で、計測結果は所定数を満たしていないと判断した場合、情報配信サーバ3はコンテンツデータの送信を中止し本処理工程は終了する。
【0103】
一方、計測結果は所定数を満たしていると判断した場合、視聴者側端末4では図12中画面Cに示すように要求のあったコンテンツのコンテンツデータが表示部に表示される(S16)。
【0104】
以上が、情報配信制御に伴う処理工程である。次に、図13のフローチャートを参照し、視聴者側端末4がタイムスタンプをカウントする処理工程について説明する。
【0105】
まず、図6に示す情報配信サーバ3の送信部12から送信された広告データとコンテンツデータとが一体となったデータを図10に示す視聴者側端末4の受信装置19にて受信する(S100)。
【0106】
上述したように、コンテンツデータの先頭に広告データが挿入されているので、まず広告データが図10に示すトランスポートデコーダ20によりプロトコルレベルで認証可能な形式にデコードされる処理が行われる(S101)。
【0107】
デコードされた広告データは、AVデコーダ27により映像として出力するためのデコードされる(S102)。
【0108】
そして、タイムスタンプチェッカー31は、AVデコーダ27によりデコードされた広告データ内に設定された最初のタイムスタンプをカウントする処理を行う(S103)。
【0109】
最初のタイムスタンプがカウントされると広告データが順次出力部22から出力される(S104)。つまり、図12に示す画面Aが表示部に広告が表示される。
【0110】
すると、CPU23は、広告データの出力が終了した時点までに計測された計測結果をネットワーク端子24を介して情報配信サーバ3に送信する処理を行う(S105)。尚、広告データの出力の終了とは、広告データが最後まで出力されたことだけを意味するのではなく、出力部からの出力が停止したことを意味する。
【0111】
そして、情報配信サーバ3は、計測結果に基づいてコンテンツデータデータを送信するか否かを判断する。尚、この処理については上述したため説明を省略する。
【0112】
ここで、情報配信サーバ3がコンテンツデータデータを送信すると判断した場合のみコンテンツデータが視聴者側端末4に送信される。
【0113】
そして、視聴者側端末4の受信装置19は送信されたコンテンツデータを受信し(S106)、出力部22からコンテンツデータを出力する(S107)。
【0114】
以上が、視聴者側端末4がタイムスタンプをカウントする処理工程の説明である。
【0115】
以上のことより、本実施形態における情報提供システム1及び情報提供方法によれば、広告を見なければ本編であるコンテンツを視聴できない構成であるため、早送りやスキップ等の操作が行われて視聴されないことが多かった広告の視聴率を向上させることができる。
【0116】
また、本実施形態の構成に、タイムスタンプチェッカー31がタイムスタンプをカウントしているときは、早送りや一時停止などの他の入力操作を禁止する制御を付け加えても良い。
【0117】
このような構成を加えることにより、広告の早送りやスキップを極力防止することが可能となる。
【0118】
<変形例>
本実施形態では、タイムスタンプチェッカーが視聴者側端末に設けられているとして説明したが、タイムスタンプチェッカーは情報配信サーバ側に設けられていてもよい。この場合、情報配信サーバは広告データを視聴者側端末に送信すると同時に、タイムスタンプの計測を行う。このようにタイムスタンプチェッカーを情報配信サーバ側に設け、コンテンツデータの出力制御を行う構成により、視聴者に広告をほぼ確実に視聴させることができるようになる。
【0119】
<第二の実施の形態>
次に、第二の実施の形態における情報配信システムの説明を行う。尚、本実施形態では、第一の実施の形態における説明と重複する部分の説明は説明の便宜を図り省略する。加えて、同一の構成を成す部分には第一の実施の形態中の図面と同様の符号を付し説明する。
【0120】
本実施形態は、図1に示すサーバ型サービスのタイプ2のサービスに適用した情報配信システムである。タイプ2のサービスは、図14に示すように、情報配信サーバ3から配信されたり通常のデジタル放送や衛星放送により配信されたコンテンツ及び広告を録画して再生する場合に適用されるサービスである。尚、タイプ2のサービスでは、タイプ1のサービスと同じく広告データとコンテンツデータとが一体化された状態で配信される。
【0121】
そのため、本実施形態における視聴者側端末は、図15に示すように、第一実施形態における視聴者側端末4の構成に情報配信サーバ3から配信されたコンテンツデータを蓄積する蓄積部40を付加した構成をなしている。つまり、本実施形態の視聴者側端末4は、PVR(Personal Video Recoder)である。
【0122】
そこで次に、図16に示すフローチャートに基づき、本実施形態における情報配信制御の処理工程を説明する。
【0123】
まず、視聴者は、図5に示す情報配信サーバ3により配信されたコンテンツデータ及び広告データを図15に示す受信装置19にて受信する(S200)。このとき視聴者側端末4の表示部には図17中画面Dに示すようにコンテンツが表示される。尚、本実施形態におけるコンテンツデータ及び広告データとは一体を成す。加えて、本実施形態では広告データがコンテンツデータの先頭に挿入されている。そして、受信したコンテンツデータは蓄積部40に蓄積される(S201)。
【0124】
各種のコンテンツデータ及び広告データが蓄積部40に蓄積されると、ユーザは蓄積部40から視聴したいコンテンツを選択する。そのために、ユーザはコンテンツを選択する条件を入力部26から入力する。尚、入力部26は、I/O用のデバイスを示す。ここでは、入力部26として、キーボードやマウスを好適に用いることができる。すると、選択されたコンテンツデータが蓄積部40から抽出される(S202)。
【0125】
次に、図5に示す情報配信サーバ3により予め設定された広告データ中のタイムスタンプを図15に示すタイムスタンプチェッカー31によりカウントする(S203)。それに伴い、出力部22を介してコンテンツデータを広告データから順に出力する(S204)。このとき、視聴者側端末4の表示部には図17中画面Eに示すように広告が表示される。
【0126】
そして出力に伴い、タイムスタンプチェッカー31が所定数以上のタイムスタンプをカウントしたか否かを判断する(S205)。ここで、カウントしたタイムスタンプの数が所定数を満たしていない場合は、コンテンツデータの出力を中止し本処理工程を終了する。
【0127】
一方、ステップS205でタイムスタンプチェッカー31が所定数以上のタイムスタンプをカウントしたと判断された場合は、抽出したコンテンツデータを出力部22を介して出力する(S206)。
【0128】
以上が、本実施形態における視聴者側端末4によるタイムスタンプを計測しコンテンツデータを出力する制御の処理工程である。
【0129】
このように、視聴者側端末4のタイムスタンプチェッカー31にてタイムスタンプを計測し、その計測結果に基づきコンテンツデータを出力するか否かを判断可能な構成とすることにより、蓄積部40に蓄積されたコンテンツデータ(コンテンツ)全てに対する広告の視聴率を向上させることができる。
【0130】
これによって、広告なしでコンテンツを視聴することができてしまうというPVRならではの問題を解消することができる。
【0131】
<第三の実施の形態>
本実施形態における情報配信システムの説明を行う。本実施形態は、図1に示すオンデマンド型サービスのタイプ3のサービスに適用した情報配信システムである。タイプ3のサービスでは、図18に示すように、広告とコンテンツとが情報配信サーバから別々に配信される。尚、広告を配信する情報配信サーバと、コンテンツを配信する情報配信サーバは異なるそれぞれ異なる情報配信サーバであっても良い。
【0132】
図5に本実施形態における情報提供システム1の概念図を示す。本実施形態における情報提供システム1は、ネットワーク2を介して各種のコンテンツ及び広告を提供する情報配信サーバ3と、コンテンツ及び広告を受信しコンテンツを視聴する視聴者側端末4とが接続されている。
【0133】
次に、図19に基づき本実施形態における情報配信サーバ3のハードウェア構成について説明する。
【0134】
本実施形態における情報配信サーバ3は、図5に示す視聴者側端末4からのリクエストを受信する受信部5と、コンテンツ及び広告を構成する映像データ,音声データ,その他のデータを蓄積する蓄積部6と、視聴者側端末4からのリクエストに対応したコンテンツを構成する各種データを蓄積部6から抽出する抽出部25と、これらのデータをMPEG2等のデジタルデータの形式に各々をエンコードする映像符号化部7と、音声符号化部8と、データ符号化部9と、これらの符号化されたデータを多重化する多重化部10と、多重化した広告データ及びコンテンツデータに所定の処理を施す処理部11と、全ての処理が完了したコンテンツに関するデータを視聴者側端末4に送信する送信部12と、を有している。
【0135】
この蓄積部6は、大容量のハードディスクのような記憶媒体であると好ましい。そして、この蓄積部6内には、コンテンツ及び広告を構成する各種データが格納されているだけでなく、図20に示すテーブルが構築されている。このテーブルには、コンテンツ名,コンテンツの放映時間,コンテンツ保有者,コンテンツ放送事業者等コンテンツに関する付加情報が格納されている。また、このテーブルには、CM名,CM時間,CM保有者等の広告に関する付加情報が格納されている。これらの付加情報は、コンテンツデータ及び広告データに付加されて視聴者側端末4に送信される。尚、これらの付加情報は、コンテンツデータ及び広告データと予め一体となっていてもよい。
【0136】
また、図7に示すように、映像符号化部7は、MPEG2の形式にエンコードされた広告データ及びコンテンツデータの映像データをPES(Packetized Elementary Stream)形式に変換するPES変換部13と、PESに変換された信号を伝送に適した固定長のTS(Transport Stream)形式に変換するTS変換部14とを含んでいる。
【0137】
また、音声符号化部8も映像符号化部7と同様に、PES変換部15と、TS変換部16とを含んでいる。
【0138】
映像符号化部7と音声符号化部8と同様に、データ符号化部9も、PES変換部17と、TS変換部18とを含んでいる。
【0139】
これらPES変換部13,15,17は、広告データを構成する各種データをPES化する際に、再生・復号の為の時刻管理情報等を記述する。映像(MPEG映像)は、一枚のフレーム自身のみから符号化を行うフレーム内符号化画像(Iピクチャー)と、直前のフレームから予測符号化を行うフレーム間順方向予測符号化画像(Pピクチャー)と、直前直後のフレームから予測符号化を行う双方向予測符号化画像(Bピクチャー)とにより構成されている。これらのフレームは、発生するデータ量がそれぞれ異なる。同様に、音声(MPEG音声)も複数のフレームから構成されている。このフレームはオーディオ復号単位といい単独で再生・表示を行うことができる。
【0140】
そして、一連の映像を構成するフレームの最初のフレーム(以下、最初のフレームと称す)には、フレーム内のデータの再生・表示を行うようにするPTS(Presentation Time Stamp)やDTS(Decording Time Stamp)等の時刻管理情報が書き込まれる。以下、時刻管理情報が書き込まれた部分をタイムスタンプと称する。
【0141】
また、このタイムスタンプの設定は、広告データの最初のフレームに限定される。尚、図8に示すように、最初のフレームだけでなくフレーム全体の中間付近に位置するフレームと最後のフレームとを含む合計四カ所にタイムスタンプを書き込むようにしてもよい。
【0142】
また、このタイムスタンプは時間の経過順に設定されている。因みに、経過時間は、先頭から広告データの出力開始時(0秒),5秒,10秒,終了時(15秒)となっている。
【0143】
また、図6に示す処理部11は、多重化部10により複合された広告データ及びコンテンツデータのデータ転送の信頼性を確保する為、データの整序や誤り訂正等の処理を行う。
【0144】
このような一連の処理により、視聴者側端末4に配信可能な広告データ及びコンテンツデータが完成する。
【0145】
さらに、本実施形態の情報配信サーバ3には、上述したタイムスタンプを計測するタイムスタンプチェッカー31が設けられている。このタイムスタンプチェッカー31は、第一の実施の形態及び第二の実施の形態で説明したタイムスタンプチェッカー31と同様の構成を持つタイムスタンプチェッカーを適用する。そのため、タイムスタンプチェッカー31の説明は省略する。
【0146】
次に本実施形態における視聴者側端末4の構成について説明する。図21に示すように、視聴者側端末4には、図5に示す情報配信サーバ3から受信したコンテンツデータを受信する受信装置19と、符号化されたコンテンツデータをプロトコルレベルで認証するトランスポートデコーダ20と、コンテンツを出力する為の受像器側の機器の種類に対応したデコードを行う対応デコーダ21と、デコードしたコンテンツデータを映像出力端子22a及び音声出力端子22bへそれぞれ出力する出力部22と、を備えている。
【0147】
前記対応デコーダ21は、トランスポートデコーダ20により解読されたコンテンツデータを出力機器に対応した形式にデコードするビデオデコーダ及びオーディオデコーダからなるAVデコーダ27と、映像データに関する処理を行った時に発生した時間のずれを補正するために映像データを一時的に記憶するビデオバッファ28と、音声データに関する処理を行った時に発生した時間のずれを補正するために音声データを一時的に記憶するオーディオバッファ29と、視聴者側端末4内で行われる各種処理に係わる時間情報をカウントしビデオバッファ28やオーディオバッファ29に提供する内部カウンタ30とを有している。
【0148】
さらに、視聴者側端末4には、端末全体の制御を行うCPU(CentralProcessing Unit)23と、図1に示すネットワーク2を介して情報配信サーバ3と情報の送受信を行う為のネットワーク端子24と、視聴者側端末4内にて行われた処理内容を一時的に記憶するDRAM(DynamicRandom Access Memory)25と、情報配信サーバ3への要求を入力する入力部26等を備えている。
【0149】
以上が本実施形態における情報提供システム1を構成する情報配信サーバ3と視聴者側端末4との構成である。尚、上述した情報提供システムは、省令・告示(旧郵政省),ARIB(社団法人電波産業会)によって策定された規格や運用規定に基づくデジタル放送等により運用することとする。
【0150】
次に、本実施形態における情報配信制御について、図22に示す情報配信制御全体の処理工程の処理工程を示したフローチャートに基づき説明する。
【0151】
まず、ユーザは、視聴者側端末4から視聴したいコンテンツを情報配信サーバへリクエスト(要求)する(S300)。このとき視聴者側端末4のディスプレイには、図23に示すコンテンツの選択を要求する画面Gが表示される。ユーザはこの画面Gからコンテンツの配信を要求する。
【0152】
すると、情報配信サーバ3の図示しないCPUは、視聴者側端4からのコンテンツ要求の有無を判断する(S301)。ここでのアクセスとは、視聴者側端末4から送信されたコンテンツのリクエストのことである。
【0153】
ステップ01で視聴者側端末4からのアクセスがないと判断した場合は、アクセスがあるまで待機する。
【0154】
一方、ステップ01で視聴者側端末4からのアクセスがあったと判断した場合は、要求されたコンテンツデータを蓄積部6から抽出する(S302)。同時にコンテンツデータに伴う広告データの抽出も行う。
【0155】
次に、抽出された広告データ及びコンテンツデータは映像データ,音声データ,その他のデータ各々に分けられ、映像符号化部7,音声符号化部8,データ符号化部9によってそれぞれ符号化される(S303)。
【0156】
符号化された信号は、各PES変換部13,15,17によりPES形式に変換され(S304)た後、タイムスタンプが設定される(S305)。
【0157】
また、タイムスタンプが設定された広告データとコンテンツデータとは、処理部11によって送信用の形式に変換されたり整合性をとったりする最終的な処理を行われる(S306)。
【0158】
これら一連の処理を行った広告データは、送信部12から視聴者側端末4に送信される(S307)。そして、視聴者側端末4の受信装置19は、この広告データを受信する(S308)。
【0159】
視聴者側端末4では受信した広告データが表示部に出力される。つまり視聴者側端末4の表示部には、図23中画面Hに示すように広告が最初に表示される(S309)。
【0160】
広告データの出力に伴い、図21に示すタイムスタンプチェッカー31は広告データ内に設定されたタイムスタンプを計測する(S310)。このとき、視聴者側端末4は視聴者側端末4で何らかの操作が行われたときに発生する操作信号を送信する(S311)。
【0161】
計測結果と操作信号とを受信した情報配信サーバ3は、CPUにより計測したタイムスタンプが所定数以上であるか否か及び操作信号が正常であるか否かを判断する(S312)。尚、ここでの所定数とは、4つ設けられているタイムスタンプのうち3つ以上とする。また、正常な操作信号とは、早送りやスキップの操作が行われていないことを示す信号のことであるとする。
【0162】
ステップ312で、情報配信サーバ3のCPUが計測結果は所定数を満たしていない又は操作信号が正常ではないと判断した場合、コンテンツデータの送信は行わず本処理工程は終了する。
【0163】
一方、情報配信サーバ3のCPUが計測結果は所定数を満たし、且つ操作信号が正常であると判断した場合、抽出したコンテンツデータを視聴者側端末4に送信する(S313)。
【0164】
コンテンツデータは、視聴者側端末4の受信装置19により受信される。すると、視聴者側端末4は、図23中画面Iに示すように表示部に前記コンテンツデータを表示する(S314)。
【0165】
以上のことより、本実施形態における情報提供システム及び情報提供方法によれば、広告を見なければ本編であるコンテンツ(番組)を視聴できない構成であるため、早送りやスキップ等の操作が行われて視聴されないことが多かった広告の視聴率を向上させることができる。
【0166】
また、本実施形態ではタイムスタンプチェッカー31が情報配信サーバ3に設けられているため、広告を見てからでないとコンテンツの視聴が不可能となる制御を厳守することができる。
【0167】
また、タイムスタンプチェッカー31が情報配信サーバ3側に設けられている構成により、映像出力機能を有する視聴者側端末に汎用的に用いることができる。
【0168】
また、本実施形態の構成に、タイムスタンプチェッカー31がタイムスタンプをカウントしているときは、早送りや一時停止などの他の入力操作を禁止する制御を付け加えても良い。
【0169】
このような構成を加えることにより、広告の早送りやスキップを極力防止することが可能となる。
【0170】
また、本実施形態の情報配信システムには、視聴者側端末がコンテンツや広告をどのように視聴したかや、どのような内容のコンテンツや広告を視聴したか等を測定するサーバに各情報を提供する構成を付加しても良い。このような構成を付加することにより、視聴者の嗜好にあったコンテンツ,広告を配信することができるようになる。
【0171】
<変形例>
本実施形態では、タイムスタンプチェッカーが情報配信サーバ側に設けられているとして説明したが、タイムスタンプチェッカーは第一の実施の形態及び第二の実施の形態と同様に視聴者側端末側に設けられていてもよい。
【0172】
このように、タイムスタンプチェッカーが視聴者側端末4に設けられている場合、タイムスタンプの計測結果を情報配信サーバに送信する工程が必要となる。
つまり、情報配信サーバは、視聴者側端末から送信されたタイムスタンプの計測結果が所定値を満たしていて、且つ視聴者側での操作信号が正常(早送りやスキップが行われていない状態)であるときにコンテンツデータを視聴者側端末に送信する。
【0173】
<第四の実施の形態>
次に、第四の実施の形態における情報配信システムの説明を行う。尚、本実施形態では、第一の実施の形態,第二の実施の形態,第三の実施の形態における構成と重複する部分の説明は説明の便宜を図り省略する。加えて、同一の構成を成す部分には第一の実施の形態中の図面と同様の符号を付し説明する。
【0174】
本実施形態は、図1に示すサーバ型サービスのタイプ4のサービスに適用した情報配信システムである。タイプ4のサービスは、図24に示すように、コンテンツデータは情報配信サーバ3から提供され、広告データは予め録画したものを再生する場合に適用されるサービスである。つまり、タイプ4のサービスでは、タイプ3のサービスと同じく広告データとコンテンツデータとが別々の状態で配信される。
【0175】
そのため、本実施形態における視聴者側端末は、図15に示すように、第二実施形態における視聴者側端末4の構成と同様に情報配信サーバ3等から配信された広告データを蓄積する蓄積部40を付加した構成をなしている。尚、本実施形態における視聴者側端末4の構成は、第二の実施の形態の視聴者側端末4の構成と同じであるため説明を省略する。
【0176】
また、本実施形態における情報配信サーバ3の構成は、第三の実施の形態の情報配信サーバ3と同様の構成であるため説明を省略する。
【0177】
次に、本実施形態における情報配信制御について、図25に示すフローチャートに基づき説明する。
【0178】
まず、ユーザは、視聴者側端末4から視聴したいコンテンツを選択する(S400)。このとき視聴者側端末4のディスプレイには、図26に示すコンテンツの選択を要求する画面Jが表示される。ユーザはこの画面Jからコンテンツの配信を要求する。
【0179】
情報配信サーバ3への要求が行われたことを受けて、視聴者側端末4のCPU23は蓄積部40に格納された広告データから出力すべき広告データを選択する(S401)。
【0180】
すると、図26中画面Kに示すように、視聴者側端末4のCPU23は広告データを出力する(S402)。この広告データにはタイムスタンプが設定されており、広告データの出力に伴い視聴者側端末4に設けられたタイムスタンプチェッカーはタイムスタンプを計測する(S403)。
【0181】
視聴者側端末4のCPU23は、この計測の結果を情報配信サーバ3に送信する(S404)。同時に、視聴者側端末4からは、視聴者側端末で早送りやスキップなどの操作が行われた時に発生する操作信号も送信する。
【0182】
計測結果と操作信号を受信した情報配信サーバ3は、CPUによってタイムスタンプが所定数以上計測されているか否か及び操作信号が正常であるか否かを判断する(S405)。ここでの所定数とは、4つ設けられているタイムスタンプのうち3つ以上とする。
【0183】
ステップ405で、情報配信サーバ3のCPUが計測されたタイムスタンプの数が所定数を満たしていない或いは操作信号が正常ではないと判断した場合、コンテンツデータの送信は行わず本処理工程は終了する。
【0184】
一方、情報配信サーバ3のCPUが計測結果は所定数を満たし且つ操作信号は正常であると判断した場合、要求のあったコンテンツデータを蓄積部6から抽出する(S406)。
【0185】
抽出されたコンテンツデータは映像データ,音声データ,その他のデータ各々に分けられ、映像符号化部7,音声符号化部8,データ符号化部9によってそれぞれ符号化される(S407)。
【0186】
符号化された信号は、各PES変換部13,15,17によりPES形式に変換され(S408)る。
【0187】
また、PES形式に変換されたコンテンツデータは、処理部11によって送信用の形式に変換されたり整合性をとったりする最終的な処理を行われる(S409)。
【0188】
これら一連の処理を行ったコンテンツデータは、送信部12から視聴者側端末4に送信される(S410)。
【0189】
そして、視聴者側端末4では、図26中画面Lに示すように、受信したコンテンツデータが表示部に出力される。(S411)。
【0190】
以上のことより、本実施形態における情報提供システム及び情報提供方法によれば、広告を見なければ本編であるコンテンツを視聴できない構成であるため、早送りやスキップ等の操作が行われて視聴されないことが多かった広告の視聴率を向上させることができる。
【0191】
また、本実施形態ではタイムスタンプチェッカーが情報配信サーバ3に設けられているため、広告を見てからでないとコンテンツの視聴が不可能となる制御を厳守することができる。
【0192】
また、タイムスタンプチェッカーが情報配信サーバ3側に設けられている構成により、映像出力機能を有する視聴者側端末に汎用的に用いることができる。
【0193】
また、本実施形態の構成に、タイムスタンプチェッカー31がタイムスタンプをカウントしているときは、早送りや一時停止などの他の入力操作を禁止する制御を付け加えても良い。
【0194】
このような構成を加えることにより、広告の早送りやスキップを極力防止することが可能となる。
【0195】
また、本実施形態の情報配信システムには、視聴者側端末がコンテンツや広告をどのように視聴したかや、どのような内容のコンテンツや広告を視聴したか等を測定するサーバに各情報を提供する構成を付加しても良い。このような構成を付加することにより、視聴者の嗜好にあったコンテンツ,広告を配信することができるようになる。
【0196】
また、これに基づき広告データが蓄積されたテーブル内のデータを定期的に更新することもできるようになる。これによって、視聴者の属性に応じたカスタマイズ性が向上する。
【0197】
<第五の実施の形態>
次に、第五の実施の形態における情報配信システムの説明を行う。尚、本実施形態では、第一の実施の形態,第二の実施の形態,第三の実施の形態,第四の実施の形態における構成と重複する部分の説明は説明の便宜を図り省略する。加えて、同一の構成を成す部分には第一の実施の形態,第二の実施の形態,第三の実施の形態,第四の実施の形態中の図面と同様の符号を付し説明する。
【0198】
本実施形態は、図1に示すサーバ型サービスのタイプ5のサービスに適用した情報配信システムである。タイプ5のサービスは、図27に示すように、広告データは情報配信サーバ3から提供され、コンテンツデータは予め録画したものを再生する場合に適用されるサービスである。つまり、タイプ5のサービスでは、タイプ3及び4のサービスと同じく広告データとコンテンツデータとが別々の状態で配信される。
【0199】
つまり、本実施形態における情報配信サーバ3の構成は、第一の実施の形態及び第三の実施の形態における情報配信サーバ3の構成と同様である。つまり、本実施形態における情報配信サーバは、タイムスタンプチェッカーを有する情報配信サーバである。また、本実施形態における視聴者側端末の構成は、第二の実施の形態及び第四の実施の形態における視聴者側端末の構成と同様である。そのためこれらの構成についての重複する説明は省略する。
【0200】
本実施形態における情報配信制御について、図28に示すフローチャートに基づき説明する。
【0201】
まず、ユーザは、視聴者側端末4から視聴したいコンテンツを蓄積部40から選択する(S500)。このとき視聴者側端末4のディスプレイには、図29に示すコンテンツの選択を要求する画面Mが表示される。ユーザはこの画面Mからコンテンツを選択する。そして、視聴者側端末4は情報配信サーバ3にコンテンツを選択したことを通知する。
【0202】
この通知を受けて情報配信サーバ3は、ユーザに広告データの選択を促すために図29に示すような広告選択を促す画面Nを視聴者側端末4の表示部に表示させる(S501)。視聴者はこの画面Nから広告データを選択する。選択が完了すると当該広告データを情報配信サーバ3に要求する。
【0203】
要求のあった広告データは映像データ,音声データ,その他のデータ各々に分けられ、映像符号化部7,音声符号化部8,データ符号化部9によってそれぞれ符号化される(S502)。
【0204】
符号化された信号は、各PES変換部13,15,17によりPES形式に変換され(S503)る。そして、変換された広告データにはタイムスタンプが設定される(S504)。
【0205】
また、タイムスタンプが設定された広告データは、処理部11によって送信用の形式に変換されたり整合性をとったりする最終的な処理が行われる(S505)。
【0206】
これら一連の処理を行った広告データは、送信部12から視聴者側端末4に送信される(S506)。広告データは視聴者側端末4の受信装置19によって受信される。
【0207】
視聴者側端末4の受信装置19により受信された広告データは、出力部22を介して出力される(S507)。このとき、視聴者側端末4の表示部には図29中画面Oに示すように、広告が表示される。
【0208】
この広告データにはタイムスタンプが設定されており、広告データの出力に伴い情報配信サーバ3に設けられたタイムスタンプチェッカーはタイムスタンプを計測する(S508)。
【0209】
ここで、情報配信サーバ3のCPUは、タイムスタンプが所定数以上計測されているか否かを判断する(S509)。ここでの所定数とは、4つ設けられているタイムスタンプのうち3つ以上とする。
【0210】
ステップ509で、情報配信サーバ3のCPUが計測されたタイムスタンプの数が所定数を満たしていないと判断した場合、コンテンツデータの送信は行わず本処理工程は終了する。
【0211】
一方、情報配信サーバ3のCPUが計測結果は所定数を満たしていると判断すると、視聴者側端末4では図15に示す蓄積部40からコンテンツデータが抽出され(S03)、出力部22を介して出力される(S511)。このとき視聴者側端末4の表示部には図29中画面Pに示すようにコンテンツが表示される。
【0212】
以上のことより、本実施形態における情報提供システム及び情報提供方法によれば、広告を見なければ本編であるコンテンツを視聴できない構成であるため、早送りやスキップ等の操作が行われて視聴されないことが多かった広告の視聴率を向上させることができる。
【0213】
また、本実施形態ではタイムスタンプチェッカー31が情報配信サーバ3に設けられているため、広告を見てからでないとコンテンツの視聴が不可能となる制御を厳守することができる。
【0214】
また、タイムスタンプチェッカー31が情報配信サーバ3側に設けられている構成により、映像出力機能を有する視聴者側端末に汎用的に用いることができる。
【0215】
また、本実施形態の構成に、タイムスタンプチェッカー31がタイムスタンプをカウントしているときは、早送りや一時停止などの他の入力操作を禁止する制御を付け加えても良い。
【0216】
このような構成を加えることにより、広告の早送りやスキップを極力防止することが可能となる。
【0217】
また、本実施形態の情報配信システムには、視聴者側端末がコンテンツや広告をどのように視聴したかや、どのような内容のコンテンツや広告を視聴したか等を測定するサーバに各情報を提供する構成を付加しても良い。このような構成を付加することにより、視聴者の嗜好にあった広告を配信することができるようになる。
【0218】
<第六の実施の形態>
次に、第六の実施の形態における情報配信システムの説明を行う。尚、本実施形態では、第一の実施の形態,第二の実施の形態,第三の実施の形態,第四の実施の形態,第五の実施の形態における説明と重複する部分の説明は説明の便宜を図り省略する。加えて、同一の構成を成す部分には第一の実施の形態,第二の実施の形態,第三の実施の形態,第四の実施の形態,第五の実施の形態中の図面と同様の符号を付し説明する。
【0219】
本実施形態は、図1に示すサーバ型サービスのタイプ6のサービスに適用した情報配信システムである。タイプ6のサービスは、図30に示すように、情報配信サーバ3から配信されたり通常のデジタル放送や衛星放送により配信されたコンテンツ及び広告を録画して再生する場合に適用されるサービスである。尚、タイプ6のサービスでも広告データとコンテンツデータとが別々の状態で出力される。
【0220】
そのため、本実施形態における視聴者側端末は、図15に示すように、第一実施形態における視聴者側端末4の構成に情報配信サーバ3から配信されたコンテンツデータ及び広告データを蓄積する蓄積部40を付加した構成をなしている。
つまり、本実施形態の視聴者側端末は、PVRである。尚、コンテンツデータと広告データとは、図30に示すように異なるテーブルに格納されていることとする。
【0221】
そこで次に、図31に示すフローチャートに基づき、本実施形態における情報配信処理工程を説明する。
【0222】
まず、視聴者は、図5に示す情報配信サーバ3により配信されたコンテンツデータ及び広告データを図15に示す受信装置19にて受信する(S600)。視聴者側端末4のCPU23はこれらのデータを蓄積部40内に構築された別々のテーブルに格納する(S601)。
【0223】
次に、ユーザは蓄積部40から視聴したいコンテンツを選択する(S602)。そのため、CPU23は、視聴者側端末4の表示部に、図32に示すような、ユーザにコンテンツの選択を促す画面Qを表示する。
【0224】
ユーザによってコンテンツデータが選択されたことを受けて、CPU23は蓄積部40から広告データを抽出する(S603)。そして、抽出された広告データは、出力部22を介して出力される(S604)。このとき、視聴者側端末4の表示部には図32中画面Rに示すような広告が表示される。
【0225】
出力された広告データには、予めタイムスタンプが設定されているため、出力と共に、タイムスタンプチェッカー31がタイムスタンプを計測する(S605)。
【0226】
次に、タイムスタンプチェッカー31が所定数以上のタイムスタンプをカウントしたか否かを判断する(S606)。ここで、カウントしたタイムスタンプの数が所定数を満たしていない場合はコンテンツデータの出力を中止し本処理工程は終了する。
【0227】
一方、ステップS606でタイムスタンプチェッカー31が所定数以上のタイムスタンプをカウントしたとCPUが判断した場合は、コンテンツデータを蓄積部40から抽出し(S607)、出力部22を介して出力する(S608)。このとき視聴者側端末4の表示部には図32中画面Sに示すようなコンテンツが表示される。
【0228】
以上が、本実施形態におけるコンテンツデータ及び広告データを出力する制御の処理工程である。
【0229】
このように、視聴者側端末4のタイムスタンプチェッカー31にてタイムスタンプを計測し、その計測結果に基づきコンテンツデータを出力するか否かを判断可能な構成とすることにより、蓄積部40に蓄積されたコンテンツデータ(コンテンツ)全てに対して広告を挿入することができる。
【0230】
これによって、広告なしでコンテンツを視聴することができてしまうというPVRならではの問題を解消することができる。
【0231】
また、上記では、視聴者側端末4の受信装置19にて受信したコンテンツデータを蓄積部40に蓄積した。そして、蓄積したコンテンツデータを抽出し所定数以上のタイムスタンプを計測したことを受けてコンテンツデータを出力するとして説明した。
【0232】
しかし、本発明の実施はこのような構成に限定されず、例えば、受信機能のない再生装置、例えばDVD再生装置にタイムスタンプを計測する構成を設け、コンテンツデータを再生するようにしても良い。
【0233】
【発明の効果】
以上のことにより、本発明によれば、情報提供者が意図する情報を確実に配信することが可能な情報配信システム、及び情報配信方法を提供することを課題とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一〜第六の実施の形態に係る情報配信システムのパターンを示す表である。
【図2】第一〜第六の実施の形態に係る情報配信システムのサーバ型サービスの概念図である。
【図3】第一〜第六の実施の形態に係る情報配信システムのオンデマンド型サービスの概念図である。
【図4】第一の実施の形態に係る情報配信システムの概念図である。
【図5】第一〜第六の実施の形態に係る情報配信システムの概念図である。
【図6】第一の実施の形態及び第二の実施の形態に係る情報配信サーバのハードウェア構成図である。
【図7】第一の実施の形態及び第二の実施の形態に係る情報配信サーバの変換の仕組みを表す図である。
【図8】第一〜第六の実施の形態にかかるタイムスタンプのイメージ図である。
【図9】第一の実施の形態及び第二の実施の形態にかかるコンテンツデータ及び広告データの付加情報を格納したテーブルの内容を示す図である。
【図10】第一の実施の形態にかかる視聴者側端末のハードウェア構成図である。
【図11】第一の実施の形態にかかる情報配信方法を示すフローチャートである。
【図12】第一の実施の形態にかかる視聴者側端末の表示部に表示される画面の遷移を示す図である。
【図13】第一の実施の形態にかかる視聴者側端末の処理手順を示すフローチャートである。
【図14】第二の実施の形態にかかる情報配信システムの概念図である。
【図15】第二の実施の形態にかかる視聴者側端末のハードウェア構成を示す図である。
【図16】第二の実施の形態にかかる情報配信方法を示すフローチャートである。
【図17】第二の実施の形態にかかる視聴者側端末の表示部に表示される画面の遷移を示す図である。
【図18】第三の実施の形態にかかる情報配信システムの概念図である。
【図19】第三の実施の形態にかかる情報配信サーバのハードウェア構成を示す図である。
【図20】第三〜第六の実施の形態にかかるコンテンツデータ及び広告データの付加情報を格納したテーブルの内容を示す図である。
【図21】第三の実施の形態にかかる視聴者側端末のハードウェア構成を示す図である。
【図22】第三の実施の形態にかかる情報配信方法を示すフローチャートである。
【図23】第三の実施の形態にかかる視聴者側端末の表示部に表示される画面の遷移を示す図である。
【図24】第四の実施の形態にかかる情報配信システムの概念図である。
【図25】第四の実施の形態にかかる情報配信方法を示すフローチャートである。
【図26】第四の実施の形態にかかる視聴者側端末の表示部に表示される画面の遷移を示す図である。
【図27】第五の実施の形態にかかる情報配信システムの概念図である。
【図28】第五の実施の形態にかかる情報配信方法を示すフローチャートである。
【図29】第五の実施の形態にかかる視聴者側端末の表示部に表示される画面の遷移を示す図である。
【図30】第六の実施の形態にかかる情報配信システムの概念図である。
【図31】第六の実施の形態にかかる情報配信方法を示すフローチャートである。
【図32】第六の実施の形態にかかる視聴者側端末の表示部に表示される画面の遷移を示す図である。
【符号の説明】
1 情報提供システム
2 ネットワーク
3 情報配信サーバ
4 視聴者側端末
5 受信部
6 蓄積部(情報配信サーバにおける)
7 映像符号化部
8 音声符号化部
9 データ符号化部
10 多重化部
11 処理部
12 送信部
13 PES変換部
14 TS変換部
15 PES変換部
16 TS変換部
17 PES変換部
18 TS変換部
19 受信装置
20 トランスポートデコーダ
21 対応デコーダ
22 出力部
22a 映像出力端子
22b 音声出力端子
24 ネットワーク端子
25 抽出部
26 入力部
27 AVデコーダ
28 ビデオバッファ
29 オーディオバッファ
30 内部カウンタ
31 タイムスタンプチェッカー(計測手段)
40 蓄積部(視聴者側端末における)
A〜S 画面

Claims (30)

  1. コンテンツデータ及び広告データを配信する情報配信サーバと、当該情報配信サーバとネットワークを介して接続したユーザ端末とを有し、前記情報配信サーバから前記ユーザ端末に前記コンテンツデータ及び前記広告データを配信する情報配信システムにおいて、
    前記情報配信サーバは、
    前記ユーザ端末から前記コンテンツデータ配信の要求及び前記ユーザ端末における操作信号を受ける受信手段と、
    受信した要求に基づくコンテンツデータに広告データを挿入する挿入手段と、
    前記広告データの所定の箇所に標識を設定する標識設定手段と、
    前記広告データが挿入された前記コンテンツデータを前記ユーザ端末に送信する送信手段と、を有し、
    前記ユーザ端末にて計測された標識の計測結果が所定値を満たし、前記操作信号が正常であるとき前記コンテンツデータを出力させる情報配信システム。
  2. コンテンツデータ及び広告データを配信する情報配信サーバとネットワークを介して接続された端末であって、
    前記コンテンツデータの配信を要求する要求手段と、
    所定の箇所に標識が設定された広告データが挿入された、前記要求に基づくコンテンツデータを受信する受信手段と、
    前記広告データ中に設定された標識を計測する計測手段と、
    この計測結果と操作内容に応じた操作信号とを前記情報配信サーバに送信する送信手段と、
    前記コンテンツデータ及び前記広告データを出力する出力手段と、を有し、
    前記出力手段は、計測結果が所定値を満たし、前記操作信号が正常であるとき前記コンテンツデータを出力可能となる端末。
  3. コンテンツデータ及び広告データを配信する情報配信サーバと、当該情報配信サーバとネットワークを介して接続したユーザ端末とを有し、前記情報配信サーバから前記ユーザ端末に前記コンテンツデータ及び前記広告データを配信する情報配信システムにおいて、
    前記情報配信サーバは、
    前記ユーザ端末から前記コンテンツデータ配信の要求を受ける受信手段と、
    受信した要求に基づくコンテンツデータに広告データを挿入する挿入手段と、
    前記広告データの所定の箇所に標識を設定する標識設定手段と、
    前記標識を計測する計測手段と、
    前記広告データを挿入した前記コンテンツデータを前記ユーザ端末に送信する送信手段と、を有し、
    前記送信手段は、前記計測手段にて計測された前記広告データ中の標識が所定値を満たしたことを受けて前記コンテンツデータを前記ユーザ端末へ送信する情報配信システム。
  4. 前記ユーザ端末は、
    前記コンテンツデータ配信を要求する要求手段と、
    所定の箇所に標識が設定された広告データが挿入された、前記要求に基づくコンテンツデータを受信する手段と、
    前記コンテンツデータ及び前記広告データを出力する出力手段と、を有し、
    前記出力手段は、前記情報配信サーバにて計測された前記広告データ中の標識が所定値を満たしたことを受けて前記コンテンツデータを出力する請求項3に記載の情報配信システム。
  5. 前記ユーザ端末は、前記挿入手段によって前記広告データが挿入された前記コンテンツデータを蓄積する蓄積手段を有する請求項1、3、4の何れかに記載の情報配信システム。
  6. 前記挿入手段は、前記コンテンツデータに前記広告データを所定時間毎に挿入する請求項1、3〜5の何れかに記載の情報配信システム。
  7. 前記挿入手段は、互いに異なるコンテンツデータが連続している場合、一つのコンテンツデータと当該コンテンツデータとは異なるコンテンツデータとの間に広告データを挿入する請求項1、3〜6の何れかに記載の情報配信システム。
  8. 前記挿入手段は、コンテンツデータの先頭に広告データを挿入する請求項1、3〜7の何れかに記載の情報配信システム。
  9. 前記出力手段は、前記計測手段が前記標識の少なくとも一つを計測した場合にコンテンツデータを出力する請求項1〜9の何れかに記載の情報配信システム。
  10. 前記標識設定手段は、前記広告データの再生時間に基づいて標識を設ける請求項1、3〜9の何れかに記載の情報配信システム。
  11. 前記標識設定手段は、前記広告データの最初、中間、最後の少なくとも何れか一カ所に標識を設ける請求項1、3〜10の何れかに記載の情報配信システム。
  12. コンテンツデータ及び広告データを配信する情報配信サーバと、当該情報配信サーバとネットワークを介して接続したユーザ端末とを有し、前記情報配信サーバから前記ユーザ端末に前記コンテンツデータ及び前記広告データを配信する情報配信システムにおいて、
    前記情報配信サーバは、
    前記ユーザ端末から前記コンテンツデータ及び前記広告データ配信の要求を受ける受信手段と、
    前記広告データの所定の箇所に標識を設定する標識設定手段と、
    標識が設定された広告データを前記ユーザ端末に送信する送信手段と、を有し、
    前記送信手段は、前記計測手段にて計測された前記広告データ中の標識が所定値を満たしたことを受けて前記コンテンツデータを前記ユーザ端末へ送信する情報配信システム。
  13. コンテンツデータ及び広告データを配信する情報配信サーバとネットワークを介して接続された端末であって、
    前記コンテンツの配信を要求する要求手段と、
    前記要求に応じたコンテンツデータと当該コンテンツデータに対応付けられ、所定の箇所に標識が設定された広告データとをそれぞれ受信する手段と、
    前記広告データ中に設定された標識を計測する計測手段と、
    計測結果を前記情報配信サーバに報知する報告する報告手段と、
    前記コンテンツデータ及び前記広告データを出力する出力手段と、を有し、
    前記受信手段は、前記標識が所定値を満たしたときに送信されるコンテンツデータを受信し、
    前記出力手段は、前記コンテンツデータを出力する端末。
  14. コンテンツデータ及び広告データを配信する情報配信サーバと、当該情報配信サーバとネットワークを介して接続したユーザ端末とを有し、前記情報配信サーバから前記ユーザ端末に前記コンテンツデータ及び前記広告データを配信する情報配信システムにおいて、
    前記情報配信サーバは、
    前記ユーザ端末から前記コンテンツデータ及び前記広告データ配信の要求を受ける受信手段と、
    前記広告データの所定の箇所に標識を設定する標識設定手段と、
    当該標識を計測する計測手段と、
    前記広告データを前記ユーザ端末に送信する送信手段と、を有し、
    前記送信手段は、前記計測手段にて計測された前記広告データ中の標識が所定値を満たしたことを受けて送信される前記コンテンツデータを前記ユーザ端末へ送信する情報配信システム。
  15. 前記ユーザ端末は、
    前記コンテンツデータ及び前記広告データ配信を要求する要求手段と、
    前記要求に基づくコンテンツデータ及び所定の箇所に標識が設定された広告データを受信する手段と、
    前記コンテンツデータ及び前記広告データを出力する出力手段と、を有し、
    前記出力手段は、前記情報配信サーバにて計測された前記広告データ中の標識が所定値を満たしたことを受けて前記コンテンツデータを出力する請求項14に記載の情報配信システム。
  16. 前記ユーザ端末は、前記広告データを蓄積する広告蓄積手段を有する請求項15に記載の情報配信システム。
  17. 前記ユーザ端末は、前記コンテンツデータを蓄積するコンテンツ蓄積手段を有する請求項15又は16に記載の情報配信システム。
  18. 前記出力手段は、前記計測手段が前記標識の少なくとも一つを計測した場合にコンテンツデータを出力する請求項13、15〜17の何れかに記載の情報配信システム。
  19. 前記標識設定手段は、前記広告データの再生時間に基づいて標識を設ける請求項12、14〜18の何れかに記載の情報配信システム。
  20. 前記標識設定手段は、前記広告データの最初、中間、最後の少なくとも何れか一カ所に標識を設ける請求項12、14〜19の何れかに記載の情報配信システム。
  21. コンテンツデータ及び広告データを配信する情報配信サーバがネットワークを介して前記コンテンツデータ及び前記広告データをユーザ端末に提供する方法であって、
    前記ユーザ端末から前記コンテンツ及び前記広告データ配信の要求を受けるステップと、
    受信した要求に基づくコンテンツデータに広告データを挿入するステップと、
    前記広告データの所定の箇所に標識を設定するステップと、
    標識が設定された広告データを前記ユーザ端末に送信するステップと、
    前記広告データ中に設定された標識を計測するステップと、
    計測された前記広告データ中の標識が所定値を満たしたことを受けて前記コンテンツデータを出力するステップと、を含む情報配信方法。
  22. コンテンツデータ及び広告データを配信する情報配信サーバがネットワークを介して前記コンテンツデータ及び前記広告データをユーザ端末に提供する方法であって、
    前記ユーザ端末から前記コンテンツ及び前記広告データ配信の要求を受けるステップと、
    前記広告データの所定の箇所に標識を設定するステップと、
    標識が設定された広告データを前記ユーザ端末に送信するステップと、
    前記広告データ中に設定された標識を計測する計測するステップと、
    計測された前記広告データ中の標識が所定値を満たしたことを受けて前記コンテンツデータを前記ユーザ端末へ送信するステップと、を含む情報配信方法。
  23. ネットワークを介してコンテンツデータ及び広告データをユーザ端末に配信する情報配信サーバで実行されるプログラムであって、
    前記ユーザ端末から前記コンテンツデータ配信の要求を受けるステップと、
    受信した要求に基づくコンテンツデータに広告データを挿入するステップと、
    前記広告データの所定の箇所に標識を設定するステップと、
    標識が設定された広告データを前記ユーザ端末に送信するステップと、
    前記ユーザ端末から送信された前記標識の計測結果を受信するステップと、
    計測結果が所定値を満たしたとき前記コンテンツデータを前記ユーザ端末に送信するステップと、を含む情報配信プログラム。
  24. コンテンツデータ及び広告データを配信する情報配信サーバとネットワークを介して接続された端末で実行されるプログラムであって、
    前記コンテンツデータ配信を前記情報配信サーバに要求するステップと、
    前記要求に基づき、所定の箇所に標識が設定された広告データが挿入されたコンテンツデータを前記情報配信サーバから受信するステップと、
    前記広告データ中に設定された標識を計測するステップと、
    計測結果及び端末における操作信号を情報配信サーバに送信するステップと、前記標識が所定値を満たし且つ操作信号が正常であるとき、前記情報配信サーバから送信された前記コンテンツデータを出力するステップと、を含む情報配信プログラム。
  25. ネットワークを介してコンテンツデータ及び広告データをユーザ端末に配信する情報配信サーバで実行されるプログラムであって、
    前記ユーザ端末から前記コンテンツデータ配信の要求及び前記ユーザ端末における操作信号を受けるステップと、
    前記要求に基づくコンテンツデータに広告データを挿入するステップと、
    前記広告データの所定の箇所に標識を設定するステップと、
    前記標識を計測するステップと、
    前記広告データを前記ユーザ端末に送信するステップと、
    前記標識が所定値を満たし、且つ前記操作信号が正常であるとき前記コンテンツデータを前記ユーザ端末に送信するステップと、を含む情報配信プログラム。
  26. コンテンツデータ及び広告データを配信する情報配信サーバとネットワークを介して接続された端末で実行されるプログラムであって、
    前記コンテンツデータの配信を前記情報配信サーバに要求するステップと、
    前記要求に基づき、所定の箇所に標識が設定された広告データが挿入されたコンテンツデータを受信するステップと、
    前記広告データを出力するステップと、
    操作信号を前記情報配信サーバに送信するステップと、
    前記標識が所定値を満たし前記操作信号が正常であるとき前記情報配信サーバから送信された前記コンテンツデータを受信するステップと、
    当該コンテンツデータを出力するステップと、を含む情報配信プログラム。
  27. ネットワークを介してコンテンツデータ及び広告データをユーザ端末に配信する情報配信サーバで実行されるプログラムであって、
    前記ユーザ端末から前記コンテンツデータ及び前記広告データ配信の要求を受けるステップと、
    前記広告データの所定の箇所に標識を設定するステップと、
    標識が設定された広告データを前記ユーザ端末に送信するステップと、
    前記ユーザ端末に前記コンテンツデータ及び前記広告データを出力させるステップと、
    前記ユーザ端末が前記標識を計測した計測結果及び前記ユーザ端末におけるお操作信号を受信するステップと、
    前記計測結果が所定値を満たし前記操作信号が正常なとき、前記コンテンツデータを前記ユーザ端末に送信するステップと、を含む情報配信プログラム。
  28. コンテンツデータ及び広告データを配信する情報配信サーバとネットワークを介して接続された端末で実行されるプログラムであって、
    前記コンテンツデータの配信を前記情報配信サーバに要求するステップと、
    前記情報配信サーバから配信された前記コンテンツデータ及び当該コンテンツデータに対応付けられ所定の箇所に標識が設定された広告データをそれぞれ受信するステップと、
    前記広告データ中に設定された標識を計測するステップと、
    計測結果を前記情報配信サーバに報知する報告するステップと、
    前記計測結果が所定値を満たしたとき前記情報配信サーバから送信されたコンテンツデータを受信するステップと、
    当該コンテンツデータを出力するステップと、を含む情報配信プログラム。
  29. ネットワークを介してコンテンツデータ及び広告データをユーザ端末に配信する情報配信サーバで実行されるプログラムであって、
    前記ユーザ端末から前記コンテンツデータ及び前記広告データ配信の要求を受けるステップと、
    前記広告データの所定の箇所に標識を設定するステップと、
    前記広告データを前記ユーザ端末に送信するステップと、
    送信と同時に前記標識を計測するステップと、
    計測結果が所定値を満たしたとき前記コンテンツデータを前記ユーザ端末に送信するステップと、を含む情報配信システム。
  30. コンテンツデータ及び広告データを配信する情報配信サーバとネットワークを介して接続された端末で実行されるプログラムであって、
    前記情報配信サーバから配信された前記コンテンツデータ及び当該コンテンツデータに対応付けられ所定の箇所に標識が設定された広告データをそれぞれ受信するステップと、
    前記情報配信サーバで計測された前記標識の計測結果に基づき配信された前記コンテンツデータを受信するステップと、
    前記コンテンツデータを出力するステップと、を含む情報配信プログラム。
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