JP2004234548A - 求人情報検索システム及び求人情報検索方法並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、所定の情報を一定の分類体系に従って検索する検索システムにおいて、ユーザが意図する情報に簡単にたどり着くことができる検索システムを提供することにある。
【解決手段】本発明は、検索対象情報及び該検索対象情報を体系的に分類するために所定の階層構造を有するように設定された分類コードを記憶する記憶手段と、n階層目の分類コードまでの分類コードについては、前記記憶手段に記憶されたn階層目より下位の分類コードまたは検索対象情報を検索するためにユーザが選択すべき選択項目としてユーザの端末装置へ送信し、n階層目より下位の分類コードについては、n階層目の分類コードを示す前記選択項目に基づいて検索された検索対象情報を、さらに絞り込むためにユーザが選択可能な任意の選択項目としてユーザの端末装置へ送信するように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする情報検索システム。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明は、検索対象情報及び該検索対象情報を体系的に分類するために所定の階層構造を有するように設定された分類コードを記憶する記憶手段と、n階層目の分類コードまでの分類コードについては、前記記憶手段に記憶されたn階層目より下位の分類コードまたは検索対象情報を検索するためにユーザが選択すべき選択項目としてユーザの端末装置へ送信し、n階層目より下位の分類コードについては、n階層目の分類コードを示す前記選択項目に基づいて検索された検索対象情報を、さらに絞り込むためにユーザが選択可能な任意の選択項目としてユーザの端末装置へ送信するように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする情報検索システム。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の情報を検索する情報検索システムに関し、特に、所定の情報を一定の分類体系に従って検索する検索システムの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、所定の情報を検索する技術としては、インターネットで公開されている情報を検索する検索エンジンが知られている。いわゆる全文検索型の検索エンジンは、ユーザより入力されたキーワードに従って情報を検索するように構成されており、いわゆるディレクトリ型の検索エンジンは、ユーザがカテゴリーを選択していくことで情報を検索できるように構成されている。
【0003】
また、キーワードに基づいて情報を検索する技術としては、木構造のノード上に配置させたキーワードをユーザに選択させるというものもある(例えば、特許文献1を参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−351924号公報
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来、インターネット等を利用して多種多様な情報をユーザに提供する検索エンジンでは、ユーザが、検索エンジン側で予め設定された分類体系に従い、所定の選択肢(メニュー)を段階的に選択することによって、所望する情報に辿り着くようになっていた。
【0005】
しかし、検索エンジンが提供する情報の量が増大するとともに、情報の内容も多様化すると、検索エンジン側で用意する分類体系も複雑になりやすく、その結果、ユーザは、分類体系の中からどの分類を選択すべきか容易に認識することができず、分類選択に伴う心理的ストレスや、試行錯誤に伴う無駄な労力や時間をユーザに与えてしまうという問題があった。
【0006】
また、分類体系が複雑で1つの情報が複数の異なるルートで検索できるような構成の場合には、ユーザによっては、色々なルートで所望の情報を取得しようと、分類の選択を繰り返す傾向がある。その結果、同じ情報を得るために複数のアクセス要求が検索エンジンに送信され、通信回線や検索エンジンにおける負荷が増えてしまうという問題や、複数の検索ルートが存在するため自分は所望する情報を十分に検索しきれていないかもしれない、といういわゆる読み残し感をユーザに与えてしまうという問題があった。
【0007】
以上の問題に鑑み、本願発明は、所定の情報を一定の分類体系に従って検索する検索システムにおいて、ユーザが意図する情報に辿り着くための選択肢を容易に選択できる分類体系を提供することによって、ユーザが意図する情報に簡単に辿り着くことができる検索システムを実現することを課題としている。
【0008】
また、本願発明の他の課題は、所定の情報を一定の分類体系に従って検索する検索システムにおいて、ユーザが意図する情報を検索する際の心理的・作業的な負担を軽減することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、検索対象情報及び該検索対象情報を体系的に分類するために所定の階層構造を有するように設定された分類コードを記憶する記憶手段と、n階層目の分類コードまでの分類コードについては、前記記憶手段に記憶されたn階層目より下位の分類コードまたは検索対象情報を検索するためにユーザが選択すべき選択項目としてユーザの端末装置へ送信し、n階層目より下位の分類コードについては、n階層目の分類コードを示す前記選択項目に基づいて検索された検索対象情報を、さらに絞り込むためにユーザが選択可能な任意の選択項目としてユーザの端末装置へ送信するように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする情報検索システムである。
【0010】
また、本発明は、検索対象情報及び該検索対象情報を体系的に分類するために所定の階層構造を有するように設定された分類コードを記憶する記憶手段と、端末装置から受け付けた所定の検索要求に従って前記記憶手段から分類コードを検索する検索手段と、前記検索された分類コードをユーザが選択すべき選択項目として前記端末装置に送信する送信手段と、を備え、前記検索手段は、前記端末装置にてn階層目の分類コードを示す項目がユーザより選択された場合には、前記記憶手段からn階層目より下位の分類コードを検索するとともに、前記下位の分類コードに該当する検索対象情報を検索し、前記送信手段は、前記検索された検索対象情報を一覧情報として、前記検索された下位の分類コードをユーザより選択可能な任意の選択項目として、それぞれ前記端末装置に送信することを特徴とする情報検索システムである。
【0011】
また、前記検索手段は、前記端末装置にて前記下位の分類コードを示す任意の選択項目がユーザより選択された場合には、前記記憶手段から前記下位の分類コードに該当する検索対象情報を検索し、前記送信手段は、前記検索された検索対象情報を新たな一覧情報として、前記端末装置に送信することを特徴とする。
【0012】
さらにまた、前記記憶手段は、3階層構造を有するように設定された分類コードを記憶しており、前記n階層目の分類コードとしては、2階層目の分類コードが設定されていることが望ましい。
【0013】
また、本発明は、検索対象情報及び該検索対象情報を体系的に分類するために所定の階層構造を有するように設定された分類コードを記憶する記憶手段を備えた情報検索システムにおける情報検索方法であって、n階層目の分類コードまでの分類コードについては、前記記憶手段に記憶されたn階層目より下位の分類コードまたは検索対象情報を検索するためにユーザが選択すべき選択項目としてユーザの端末装置へ送信する工程と、n階層目より下位の分類コードについては、n階層目の分類コードを示す選択項目に基づいて検索した検索対象情報をさらに絞り込むためにユーザが選択可能な任意の選択項目としてユーザの端末装置へ送信する工程と、を含むことを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、検索対象情報及び該検索対象情報を体系的に分類するために所定の階層構造を有するように設定された分類コードを記憶する記憶手段を備えた情報検索システムにおける情報検索方法であって、端末装置から受け付けた所定の検索要求に従って前記記憶手段から分類コードを検索する第1の工程と、前記検索された分類コードをユーザが選択すべき選択項目として前記端末装置に送信する第2の工程と、を含み、前記第1の工程は、前記端末装置にてn階層目の分類コードを示す項目がユーザより選択された場合には、前記記憶手段からn階層目より下位の分類コードを検索するとともに、前記下位の分類コードに該当する検索対象情報を検索し、前記第2の工程は、前記検索された検索対象情報を一覧情報として、前記下位の分類コードをユーザより選択可能な任意の選択項目として、それぞれ前記端末装置に送信することを特徴とする。
【0015】
また、前記第1の工程は、前記端末装置にて前記下位の分類コードを示す任意の選択項目がユーザより選択された場合には、前記記憶手段から下位の分類コードに該当する検索対象情報を検索し、前記第2の工程は、前記検索された検索対象情報を新たな一覧情報として、前記端末装置に送信することを特徴とする。
【0016】
また、前記記憶手段は、3階層構造を有するように設定された分類コードを記憶しており、前記n階層目の分類コードとしては、2階層目の分類コードが設定されていることを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、ユーザの端末装置と通信可能に構成され、検索対象情報と該検索対象情報を3階層に分類した分類コードとを記憶する記憶手段を備えた情報検索システムにおける情報検索方法であって、前記ユーザの端末装置から所定の取得要求を受け付けると、前記記憶手段に記憶された分類コードのうち最上位の階層に位置する第1の分類コードを前記記憶手段から検索し、該検索した第1の分類コードを第1の選択肢として前記端末装置へ送信する第1のステップと、前記ユーザにより前記第1の選択肢のいずれかが選択されることにより前記端末装置から送られる第1の分類コードを受け付けると、該受け付けた第1の分類コードの下位の階層に位置する第2の分類コードを前記記憶手段から検索し、該検索した第2の分類コードを第2の選択肢として前記端末装置へ送信する第2のステップと、前記ユーザにより前記第2の選択肢のいずれかが選択されることにより前記端末装置から送られる第2の分類コードを受け付けると、該受け付けた第2の分類コードに従って前記記憶手段から検索対象情報を検索し、該検索した検索対象情報を一覧結果として前記端末装置へ送信するとともに、前記受け付けた第2の分類コードの下位の階層に位置する第3の分類コードを前記一覧情報に対する絞り込み手段として前記端末装置へ送信する第3のステップと、を含むことを特徴とする。
【0018】
なお、本明細書において、物の発明は方法の発明として把握することができ、方法の発明は物の発明として把握することができる。また、上記発明は、コンピュータに所定の機能を実現させるプログラムを記録した記録媒体またはプログラム製品としても成立する。なお、前記記録媒体とは、例えば、ハードディスク(HD)、DVD−RAM、フレキシブルディスク(FD)やCD−ROM等のほかに、RAMやROM等のメモリを含む。また、前記コンピュータとは、例えば、CPUやMPUといったいわゆる中央処理装置がプログラムを解釈することで所定の処理を行う、いわゆるマイクロコンピュータ等をも含む。
【0019】
また、本明細書において、手段とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合やハードウェア回路によって実現する場合も含む。また、1つの手段が有する機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されても良い。
【0020】
さらにまた、本明細書における手段は、ハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにより実現可能である。ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせによる実行は、例えば、所定のプログラムを有するコンピュータ・システムにおける実行が該当する。そして、1つの手段が有する機能が2つ以上のハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにより実現されても、2つ以上の手段の機能が1つのハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにより実現されても良い。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、下記実施の形態では、本発明に係る情報検索システムを、求人情報の検索システムに適用した場合について説明するが、本発明はこれに限られず、任意の検索システム、例えば、対象となる情報の更新にともない新たな分類体系を日々必要とする分野や、分類体系が定型化されていない分野における検索システムに、適用することが有効である。
【0022】
[第1の実施形態]
本実施形態における求人情報検索システムは、求人情報に対する分類体系を示す職種コードとして大中小分類の3段階からなるコードを設定し、ユーザが自分に関係のありそうな求人一覧にたどり着くためのナビゲーション(段階的な選択肢)としての機能を、これらのコードに持たせることにした点を特徴とする。
【0023】
また、本実施形態における求人情報検索システムは、求人情報の検索の進捗に合わせて画面構成が3段階変化するように設定するとともに、3階層の画面構成と3段階からなる職種コードとの対応関係を工夫した点に特徴がある。つまり、1階層目と2階層目の画面には、それぞれ大分類コードと中分類コードとを、求人情報一覧にたどり着くためにユーザが必ず選択しなくてはならない「必須の選択肢」として表示するとともに、3階層目の画面には、1階層目と2階層目の画面にて選択された選択肢に合致する求人情報の一覧と、「任意の選択肢」である小分類コードを表示する
これによれば、例えば、ユーザが初心者の場合(自身の意図する情報がそれほど明確ではない場合)は、1階層目と2階層目の画面で所定の選択肢を選択すれば、ある程度自身の希望に沿った求人情報の一覧を得ることができるので、小分類コードまで選択しなければならない場合の心理的ストレスや試行錯誤などを軽減することが可能になる。
【0024】
また、ユーザが経験者の場合(自身の意図する情報が明確である場合)は、求人情報の一覧を得た状態、即ち2階層目の画面において所望の中分類コードを選択した後に、必要に応じてさらに任意の選択肢である小分類コードを選択することができる。このため、2階層目の選択肢の選択により表示された求人情報から過剰な求人情報を削除し、自分に必要な求人情報のみを得ることが可能になる。
【0025】
[システム概要]
図1は、本実施形態に係る求人情報検索システムの概要を説明するための図である。同図に示すように、求人情報検索システム(サーバ)10は、求職側としての個人ユーザの端末装置20及び求人側としての企業ユーザの端末装置30と、所定の通信網40を介して相互に接続されることにより構成される。
【0026】
求人情報検索システム10は、典型的には、Webサーバやデータベースサーバとしての機能を主に備えている。求人情報検索システム10は、個人ユーザの端末装置20または企業ユーザの端末装置30から送信される所定の要求を受け付け、この所定の要求に応じた処理を行うとともに処理結果を個人ユーザの端末装置20または企業ユーザの端末装置30に返信する。本実施の形態における求人情報検索システム10は、典型的には、個人ユーザの端末装置20から送信される検索要求を受け付けて、求人データベース110を検索し、職種情報や求人情報を検索結果として返信する。
【0027】
一方、個人ユーザの端末装置20及び企業ユーザの端末装置30は、Webブラウザ201、301を実装し、それぞれのユーザの操作に従って所定の要求を求人情報検索システム10に対して送信する。なお、求人情報検索システム10の詳細な概要については、図2にて後述する。
【0028】
ここで、同図を用いて、求人情報検索システムの動作及び求人情報検索システムにより実現されるサービスの概要を説明する。
【0029】
求人情報検索システム10には、個人ユーザの個人情報と企業ユーザの求人情報とが予め登録されている。企業ユーザは、端末装置30のWebブラウザ301を操作して、求人情報検索システム10の求人情報を登録する画面にアクセスし、自身の求人情報を求人データベース110へ登録する。なお、企業ユーザは、予め設定された職種コードの中から自身の求人情報が一致する職種コードを選択し、求人情報をこの選択した職種コードと対応付けて求人データベース110へ登録する(同図(1))。
【0030】
一方、個人ユーザは、端末装置20のWebブラウザ201を操作して、求人情報検索システム10の求人情報を検索する画面にアクセスし、職種コードに従って所望する求人情報を求人データベース110から検索する(同図(2)(3))。
【0031】
[求人情報検索システムの機能構成図]
図2は、本発明に係る求人情報検索システムの機能を示す機能構成図である。求人情報検索システム10は、個人ユーザ及び企業ユーザからの要求に応じた処理を行うとともに求人情報検索サイトの運営に関する業務処理を行うためのものである。同図に示すように、求人情報検索システム10は、典型的には、検索要求受付手段101、コード検索手段102、求人情報検索手段103、検索結果送信手段104、求人情報/ユーザ情報登録手段105及び求人情報データベース110を備えている。
【0032】
検索要求受付手段101は、例えば個人ユーザの端末装置20からの所定の検索要求を受け付け、受け付けた検索要求を、その内容に応じてコード検索手段102あるいは求人情報検索手段103に通知する。
【0033】
コード検索手段102は、検索要求受付手段101から通知された検索要求に従って求人データベース110の職種コードテーブルに対する検索を行い、その検索結果を検索結果送信手段104に通知する。また、コード検索手段102は、検索要求受付手段101から通知された検索要求が所定の条件に合致する場合には、職種コードテーブルに対する検索結果を求人情報検索手段103に通知する。
【0034】
求人情報検索手段103は、検索要求受付手段101から通知された検索要求に従って求人情報データベース110の職種コードテーブルに対する検索を行い、検索結果を検索結果送信手段104に通知する。また、コード検索手段102から通知された検索結果に従って求人情報データベース110の職種コードテーブルに対する検索を行い、検索結果を検索結果送信手段104に通知する。
【0035】
なお、本実施形態では、求人情報データベース110を検索する検索手段としてコード検索手段102と求人情報検索手段103を区別して記載しているが、両者はともに検索手段として把握することができる。 検索結果送信手段104は、コード検索手段102または求人情報検索手段103から通知された検索結果を、検索要求を送信した端末装置に送り返す。また、典型的には、検索結果送信手段104は、検索結果を含む所定の画面情報を生成し、この生成した画面情報を端末装置に送信する。
【0036】
求人情報/ユーザ情報登録手段105は、端末装置20,30からの登録要求を受け付け、この受け付けた内容(求人情報または個人ユーザの情報)を求人情報データベース110に登録する。
【0037】
求人情報データベース110は、求人情報および求人情報に関する情報を格納する記憶手段であり、典型的には、職種分類に関する情報、求人に関する情報及び個人ユーザに関する情報を格納する。ここでは、求人情報データベース110は、職種分類に関する情報を格納する職種コードテーブル、求人に関する情報を格納する求人情報テーブル、個人ユーザに関する情報を格納するユーザ情報テーブルを備える。なお、各テーブルの具体的な構成については後述する。
【0038】
ここで、本実施の形態における求人情報検索システムは、制御手段(図示しないCPU、ROMおよびRAMなどから構成され、ROMまたは外部メモリに記憶されたプログラム等に基づいて装置全体を総括的に制御する)と入力手段と記憶手段と出力手段とを備えた一般的構成の処理装置において、上記各手段の動作を規定したプログラムによって実現されることを想定している。つまり、検索要求受付手段101、コード検索手段102、求人情報検索手段103、検索結果送信手段104、求人情報/ユーザ情報登録手段105は、上述した制御手段がこれらの動作を規定したプログラムを読み取って各種処理を行うものとする。なお、本発明に係る求人情報検索システムは、単一のコンピュータにより構成されるものであっても、ネットワーク上に分散した複数のコンピュータにより構成されるものであってもよい。
[データベース構成]
図3〜図13は、本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。図3に示すように、求人情報データベース110は、職種コードテーブル、求人情報テーブル、ユーザ情報テーブルを備える。
【0039】
職種コードテーブルは、職種コードと職種コードに対応する職種内容を格納するためのものである。本実施形態における職種コードテーブルは、3つの分類コード(第1の分類コード、第2の分類コード、第3の分類コード)から構成され、第1の分類コードが一番上に、第2の分類コードは第1の分類コードの下に、第3の分類コードは第2の分類コードの下に、それぞれ位置する完全なツリー構造を構成している。そして、ここでは、小分類コードにユニークな値が設定されることにより、小分類コードまたは小分類コードと他の分類コードとの任意の組み合わせによって、職種内容が一意的に特定されるように構成されている。このように、本実施形態によれば、職種コードテーブルは、完全なツリー構造によって構成されているので、1の小分類コードによって特定される職種情報に対しては、1のルートによってのみ辿り着くことができるようになる。従って、自分の検索したルート以外のルートが存在するかもしれないといった危惧や、自分が意図する情報を検索しきれていないかもしれないといった危惧を、ユーザに与えることを回避することができるようになる。
【0040】
本実施形態における職種コードテーブルは、第1の分類コードに相当する「大分類コード」、大分類コードに対応する第1の職種内容としての「カテゴリー名」、第2の分類コードに相当する「中分類コード」、中分類コードに対応する第2の職種内容としての「職種系統名」、第3の分類コードに相当する「小分類コード」、小分類コードに対応する第3の職種内容としての「職種名」、を含んで構成される。
【0041】
次に、求人情報テーブルは、企業ユーザから提供される求人に関する情報(求人情報)を格納するためのものである。求人情報は、分類コードと対応づけて格納され、この分類コードによって一意的に特定される。求人情報テーブルの分類コードには、職種コードテーブルの各分類コード(大・中・小)のうち、任意の1のコード(例えば、小分類コード)または任意の組み合わせによるコード(例えば、中分類コードと小分類コードの組み合わせ)を対応付けることができる。本実施形態では、求人情報テーブルの分類コードとして、職種コードテーブルの小分類コードを対応づけている。
【0042】
また、本実施形態では、1の求人情報には1の小分類コードを対応付ける設定をしているが、求人情報が複数の小分類コードに対応し得る場合、1の求人情報に複数の小分類コードを対応付けるように設定することも可能である。
【0043】
また、ユーザ情報テーブルは、個人ユーザや企業ユーザに関する情報を格納するためのものである。ユーザ情報は、会員番号によって一意的に特定される。
【0044】
なお、図4〜図12は、職種コードテーブルの具体的なデータ内容を示す図である。本実施形態では、大分類コードとして2桁のコード(例えば、「01」)が設定され、中分類コードとして4桁のコード(例えば「0101」)が設定され、小分類コードとして4桁のコード(例えば「0101」)が設定されている。
【0045】
なお、本実施形態における職種コードは、ユーザが意図している情報に簡単にたどり着くことができるように考慮され、ユーザに対するナビゲーション機能を発揮するように設定されている。例えば、カテゴリー名や職種系統名は、ユーザが意図する情報に容易に辿り着くことができるような内容であるとともに、ユーザの選択が間違っている場合には、職種系統名を見ることによってその間違えに気づくような内容に設定されている。これによれば、分類に不慣れなユーザであっても、2階層目で自分の間違えに気がつく結果、意図する情報を探すための試行錯誤を最小限にとどめることができるようになる。
【0046】
図13は、求人情報テーブルの具体的なデータ内容を示す図である。本実施形態では、「分類コード」に職種コードテーブルの小分類コード「0101」に対応する値が格納され、「求人情報」には、営業に関する求人情報がそれぞれ格納されている。
【0047】
[画面遷移]
図14〜図16は、本実施形態における求人情報検索システムの画面構成及び画面遷移を説明するための図である。本実施形態に係る求人情報検索システム10は、職種コードと画面構成を対応付けており、職種コードの階層に応じた画面遷移を実現している。具体的には、大分類コードに対応するカテゴリー名を表示するための第1階層目の画面と、中分類コードに対応する職種系統名を表示するための第2階層目の画面と、求人情報及び小分類コードに対応する職種名を表示するための第3階層目の画面とを備えている。
【0048】
図14は、ユーザ端末装置20の画面上に表示されるトップページの一例を示す図である。第1階層目の画面としてのトップページは、求人情報を検索する際にユーザが最初にアクセスするページであり、ユーザが自分に関係のありそうな求人一覧に辿り着くためのナビゲーションを開始するページとしての位置づけを有している。
【0049】
同図に示すように、トップページの画面には、大分類コードに対応するカテゴリー名がユーザによって選択可能な状態で表示される。ユーザは、ユーザ端末装置20を操作して、自分に関係のありそうなカテゴリー名を選択する。ユーザが、所望のカテゴリー名を選択すると、ユーザ端末装置20は、ユーザによって選択されたカテゴリー名に対応する大分類コードを含む検索要求を求人情報検索システム10に送信する。
【0050】
求人情報検索システム10は、ユーザ端末装置20よりユーザにより選択された大分類コードを含む検索要求を受け付けると、検索要求に含まれる大分類コードに基づいて職種コードテーブルを参照し、この大分類コードの下に位置する中分類コード及び職種系統名を取得する。そして、求人情報検索システム10は、取得した中分類コード及び職種系統名をユーザ端末装置20に送信する。ユーザ端末装置20は、中分類コード及び職種系統名を取得すると、これを画面上にカテゴリトップページとして表示する。
【0051】
図15は、ユーザ端末装置20の画面上に表示されるカテゴリトップページの一例を示す図である。第2階層目の画面としてのカテゴリトップページは、求人情報を検索する際にユーザがトップページに続いてアクセスするページであり、トップページにて選択したカテゴリーが合っていたか間違っていたかを確認するためのページとしての位置づけを有している。
【0052】
同図に示すように、カテゴリトップページの画面には、中分類コードに対応する職種系統名がユーザによって選択可能な状態で表示される。ユーザは、自分に関係のありそうな職種系統名が存在するか否かを確認し、あると判断した場合には、ユーザ端末装置20を操作して、自分に関係のありそうな職種系統名を選択することができる。ユーザが、所望の職種系統名を選択すると、ユーザ端末装置20は、ユーザによって選択された職種系統名に対応する中分類コードを含む検索要求を求人情報検索システム10に送信する。
【0053】
求人情報検索システム10は、ユーザ端末装置20よりユーザにより選択された中分類コードを含む検索要求を受け付けると、検索要求に含まれる中分類コードに基づいて職種コードテーブルを参照し、この中分類コードの下に位置する小分類コード及び職種名を取得する。そして、取得した小分類コードに基づいて求人情報テーブルを参照し、この小分類コードと一致する分類コードを有する求人情報を取得する。
【0054】
そして、求人情報検索システム10は、取得した小分類コード、職種名及び求人情報をユーザ端末装置20に送信する。ユーザ端末装置20は、小分類コード、職種名及び求人情報を取得すると、求人情報を画面上に求人一覧ページとして表示する。
【0055】
なお、ユーザは、自分に関係のありそうな職種系統名が存在しないと判断した場合には、例えば図示しない戻るボタンを選択することにより、トップページに戻るための指示を入力することができる。
【0056】
図16は、ユーザ端末装置20の画面上に表示される求人一覧ページの一例を示す図である。第3階層目の画面としての求人一覧ページは、求人情報を検索するユーザが最終的に辿りつくページであり、企業より提供された求人情報をユーザが実際に見て確認するためのページとしての位置づけを有している。
【0057】
同図に示すように、求人一覧ページの画面には、中分類コードの下に位置する小分類コードに対応する求人情報が一覧の状態で表示される。ユーザは、トップページとカテゴリトップページにて選択した条件に合致する求人情報のうち、自分に関係のありそうな求人情報が存在するか否かを確認することができる。
【0058】
また、求人一覧ページの画面は、求人一覧ページに表示された求人情報を、職種名によってさらに絞り込むための絞込手段(リストボックス)を備えている。求人一覧ページには、カテゴリトップページにてユーザより選択された職種系統名つまり中分類コードに含まれる全ての小分類コードに対応する求人情報が表示される。この場合、希望が明確でないユーザに対しては、求人情報を幅広く提供することができる一方、希望が明確なユーザに対しては、過剰な求人情報を提供している可能性もある。従って、希望が明確なユーザに対しては、さらに条件を絞り込むことによって適切な求人情報のみが提供されるように、求人一覧ページの画面においては、求人情報と絞込手段(リストボックス)の両方を設けている。
【0059】
すなわち、ユーザ端末装置20は、求人情報検索システム10から小分類コード及び職種名を受信すると、ユーザが選択可能な状態(例えばリストボックスの形式)で職種名を表示する。そして、ユーザが、所望の職種名を選択すると、ユーザ端末装置20は、ユーザによって選択された職種名に対応する小分類コードを含む検索要求を求人情報検索システム10に送信する。
【0060】
求人情報検索システム10は、ユーザ端末装置20よりユーザにより選択された小分類コードを含む検索要求を受け付けると、検索要求に含まれる小分類コードに基づいて求人情報テーブルを参照し、この小分類コードと一致する分類コードを有する求人情報を取得する。そして、求人情報検索システム10は、取得した求人情報をユーザ端末装置20に送信する。ユーザ端末装置20は、求人情報を取得すると、求人情報を画面上に新たな求人一覧ページとして表示する。なお、小分類コードに基づく絞込みは、ユーザ端末装置20より求人情報検索システム10へ検索要求を送信せず、すでに送信された求人情報とその分類コードを対象に、ユーザ端末装置20内で実行するように構成してもよい。
【0061】
ユーザは、リストボックスから職種名を任意に選択することで、求人一覧ページ上に表示される求人一覧の情報を職種名で絞ったかたちで更新、確認することができる。
【0062】
なお、本実施形態では、絞込手段が、求人一覧情報を業種名によって絞り込む場合について説明したが、絞込手段の絞込条件については、適宜これを追加設定することが可能である。例えば、業種、勤務地、年収などの絞込条件を追加設定してもよい。
【0063】
このように、本実施形態における求人情報検索システムは、画面構成が3階層に設定されている。1階層目と2階層目の画面では、求人情報一覧にたどり着くためにユーザが必ず選択しなくてはならない選択肢(職種コード)が表示され、3階層目の画面では、1階層目と2階層目の画面にて選択された条件に合致する求人情報の一覧が表示されるとともに、任意の選択肢が表示される点を特徴とする。
【0064】
これによれば、例えば、ユーザが初心者の場合(自身の意図する情報がそれほど明確ではない場合)は、1階層目と2階層目の画面で所定の選択肢を選択すれば、ある程度自身の希望に沿った求人情報の一覧を得ることができるので、分類選択に伴う心理的ストレスや試行錯誤などを軽減することが可能になる。
【0065】
また、ユーザが経験者の場合(自身の意図する情報が明確である場合)は、求人情報の一覧を得た状態で、さらに任意の選択肢を選択することができるので、過剰な求人情報を削除し、自分に必要な求人情報のみを得ることが可能になる。
【0066】
また、本実施形態によれば、1階層目と2階層目の画面では、求人情報一覧にたどり着くためにユーザが必ず選択しなくてはならない選択肢、つまり「台割」としての機能を持たせることができるとともに、3階層目の画面では、求人情報に辿り着いた後、必要なユーザだけが使う任意の選択肢、つまり「マッチングコード」としての機能を持たせることができるようになる。
【0067】
[求人情報検索処理の流れ]
図17及び図18は、本実施形態に係る求人情報検索システムにおける求人情報検索処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態における求人情報検索処理とは、ユーザの端末装置から送られる検索要求に基づいて求人情報データベースを検索するとともに、検索結果を含む画面情報をユーザの端末装置へ送信するための処理である。
【0068】
図17は、求人情報検索処理のうち、トップページから求人一覧ページを送信するまでの処理の流れを示すフローチャートである。求人情報検索システム10は、個人ユーザの端末装置20から第1階層目であるトップページの取得要求を受信すると、職種コードテーブルから大分類コード及びカテゴリー名を取得し、取得した大分類コード及びカテゴリー名に基づいてトップページの画面情報を生成する(S1701)。そして、求人情報検索システム10は、トップページの画面情報を個人ユーザの端末装置20へ送信する(S1702)。
【0069】
次に、求人情報検索システム10は、トップページにてユーザがカテゴリー名を選択した場合、つまり、個人ユーザの端末装置20から大分類コードを含む検索要求を受け付けた場合には(S1703;YES)、受け付けた大分類コードに含まれる中分類コード及び職種系統名を職種コードテーブルから取得し、取得した中分類コード及び職種系統名に基づいて第2階層目であるカテゴリトップページを生成する(S1704)。そして、求人情報検索システム10は、カテゴリトップページの画面情報を個人ユーザの端末装置20へ送信する(S1705)。
【0070】
次に、求人情報検索システム10は、カテゴリトップページにてユーザが職種系統名を選択した場合、つまり、個人ユーザの端末装置20から中分類コードを含む検索要求を受け付けた場合には(S1706;YES)、受け付けた中分類コードに含まれる小分類コード及び職種名を職種コードテーブルから抽出する(STEP1707)。そして、求人情報検索システム10は、求人情報テーブルから、抽出した小分類コードに一致する分類コードを備える求人情報を取得し、取得した小分類コード職種名、及び求人情報に基づいて第3階層目である求人一覧ページを生成する(S1708)。そして、求人情報検索システム10は、求人一覧ページの画面情報を個人ユーザの端末装置20へ送信する(S1709)。
【0071】
図18は、求人情報検索処理のうち、求人一覧ページにてユーザより絞込手段が選択された場合の処理の流れを示すフローチャートである。求人情報検索システム10は、求人一覧ページの画面情報を個人ユーザの端末装置20へ送信する(S1801)。そして、求人一覧ページにてユーザがリストボックスに表示された職種名を選択した場合、つまり、個人ユーザの端末装置20から小分類コードを含む検索要求を受け付けた場合には(S1802;YES)、受け付けた小分類コードと一致する分類コードを備える求人情報を求人情報テーブルから取得し、取得した求人情報に基づいて新たな求人一覧ページを生成する(S1803)。そして、求人情報検索システム10は、新たな求人一覧ページの画面情報を個人ユーザの端末装置20へ送信する(S1804)。
【0072】
以上、本実施形態によれば、1階層目と2階層目の画面では、求人情報一覧にたどり着くためにユーザが必ず選択しなくてはならない選択肢が表示され、3階層目の画面では、1階層目と2階層目の画面にて選択された条件に合致する求人情報の一覧が表示されるとともに、任意の選択肢が表示される。よって、1階層目と2階層目の画面では、どのユーザも、職種コードによるナビゲーションに従って意図する情報を検索することができるとともに、3階層目の画面では、ユーザの性質や職種に応じた求人情報の取得が可能になるという効果がある。
【0073】
例えば、ユーザが総合職を希望している場合は、1階層目と2階層目の画面でのみ選択肢を選択すれば、自分の仕事に関連のある比較的広い範囲における求人情報の一覧を容易に得ることができ、それらを比較することが可能になる。
【0074】
ここで一覧表示される求人情報は、小分類コードによる絞込みを意図しているユーザにとっては、過剰な求人情報が含まれている。この過剰な求人情報は、中分類コードのレベルで見ると、ユーザが意図している小分類コードに関連した小分類コードに属するものである。このような関連性をもった小分類コードに属する求人情報は、相互に関連性を持った求人情報であると言える。従って、小分類コードによる絞込みを意図したユーザに対して、本来検索対象とされていない関連する求人情報を提供することができ、言い換えれば、ユーザに対して本来検索対象とした求人情報に関連した意外な求人情報を得る機会を与えることができる、という効果が得られる。
【0075】
一方、ユーザが専門職を希望している場合は、求人情報の一覧を得た状態で、さらに任意の選択肢を選択することができるので、自身に関係のない求人情報を排除し、自分が明確に意図した小分類コードに属する特定の求人情報のみを得ることが可能になる。
【0076】
[その他の実施の形態]
なお、上記実施の形態では、各処理をシーケンシャルに説明したが、動作に矛盾が生じない限り、処理の順序を入れ替えまたは並行動作するように構成しても良い。また、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。当業者は、ここに開示された内容に基づいて、本発明の範囲から外れることなしに適宜変更または改良を行うことが可能である。また、このような変更あるいは改良も本発明に含まれる。
【0077】
【発明の効果】
本願発明によれば、所定の情報を一定の分類体系に従って検索する検索システムにおいて、ユーザが意図する情報に容易にたどり着くことができる検索システムを実現することが可能になる。
【0078】
また、本願発明によれば、所定の情報を一定の分類体系に従って検索する検索システムにおいて、ユーザが意図する情報を検索する際の心理的・作業的な負担を軽減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る求人情報検索システムの概要を説明するための図である。
【図2】本発明に係る求人情報検索システムの機能を示す機能構成図である。
【図3】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図4】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図5】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図6】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図7】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図8】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図9】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図10】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図11】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図12】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図13】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図14】本実施形態における求人情報検索システムの画面構成及び画面遷移を説明するための図である。
【図15】本実施形態における求人情報検索システムの画面構成及び画面遷移を説明するための図である。
【図16】本実施形態における求人情報検索システムの画面構成及び画面遷移を説明するための図である。
【図17】本実施形態に係る求人情報検索システムにおける求人情報検索処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】本実施形態に係る求人情報検索システムにおける求人情報検索処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…求人情報検索システム
20…ユーザ端末装置
30…企業端末装置
40…通信網
110…求人DB
201…Webブラウザ
301…Webブラウザ
101…検索要求受付手段
102…コード検索手段
103…求人情報検索手段
104…検索結果送信手段
105…求人情報/ユーザ情報登録手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の情報を検索する情報検索システムに関し、特に、所定の情報を一定の分類体系に従って検索する検索システムの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、所定の情報を検索する技術としては、インターネットで公開されている情報を検索する検索エンジンが知られている。いわゆる全文検索型の検索エンジンは、ユーザより入力されたキーワードに従って情報を検索するように構成されており、いわゆるディレクトリ型の検索エンジンは、ユーザがカテゴリーを選択していくことで情報を検索できるように構成されている。
【0003】
また、キーワードに基づいて情報を検索する技術としては、木構造のノード上に配置させたキーワードをユーザに選択させるというものもある(例えば、特許文献1を参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−351924号公報
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来、インターネット等を利用して多種多様な情報をユーザに提供する検索エンジンでは、ユーザが、検索エンジン側で予め設定された分類体系に従い、所定の選択肢(メニュー)を段階的に選択することによって、所望する情報に辿り着くようになっていた。
【0005】
しかし、検索エンジンが提供する情報の量が増大するとともに、情報の内容も多様化すると、検索エンジン側で用意する分類体系も複雑になりやすく、その結果、ユーザは、分類体系の中からどの分類を選択すべきか容易に認識することができず、分類選択に伴う心理的ストレスや、試行錯誤に伴う無駄な労力や時間をユーザに与えてしまうという問題があった。
【0006】
また、分類体系が複雑で1つの情報が複数の異なるルートで検索できるような構成の場合には、ユーザによっては、色々なルートで所望の情報を取得しようと、分類の選択を繰り返す傾向がある。その結果、同じ情報を得るために複数のアクセス要求が検索エンジンに送信され、通信回線や検索エンジンにおける負荷が増えてしまうという問題や、複数の検索ルートが存在するため自分は所望する情報を十分に検索しきれていないかもしれない、といういわゆる読み残し感をユーザに与えてしまうという問題があった。
【0007】
以上の問題に鑑み、本願発明は、所定の情報を一定の分類体系に従って検索する検索システムにおいて、ユーザが意図する情報に辿り着くための選択肢を容易に選択できる分類体系を提供することによって、ユーザが意図する情報に簡単に辿り着くことができる検索システムを実現することを課題としている。
【0008】
また、本願発明の他の課題は、所定の情報を一定の分類体系に従って検索する検索システムにおいて、ユーザが意図する情報を検索する際の心理的・作業的な負担を軽減することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、検索対象情報及び該検索対象情報を体系的に分類するために所定の階層構造を有するように設定された分類コードを記憶する記憶手段と、n階層目の分類コードまでの分類コードについては、前記記憶手段に記憶されたn階層目より下位の分類コードまたは検索対象情報を検索するためにユーザが選択すべき選択項目としてユーザの端末装置へ送信し、n階層目より下位の分類コードについては、n階層目の分類コードを示す前記選択項目に基づいて検索された検索対象情報を、さらに絞り込むためにユーザが選択可能な任意の選択項目としてユーザの端末装置へ送信するように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする情報検索システムである。
【0010】
また、本発明は、検索対象情報及び該検索対象情報を体系的に分類するために所定の階層構造を有するように設定された分類コードを記憶する記憶手段と、端末装置から受け付けた所定の検索要求に従って前記記憶手段から分類コードを検索する検索手段と、前記検索された分類コードをユーザが選択すべき選択項目として前記端末装置に送信する送信手段と、を備え、前記検索手段は、前記端末装置にてn階層目の分類コードを示す項目がユーザより選択された場合には、前記記憶手段からn階層目より下位の分類コードを検索するとともに、前記下位の分類コードに該当する検索対象情報を検索し、前記送信手段は、前記検索された検索対象情報を一覧情報として、前記検索された下位の分類コードをユーザより選択可能な任意の選択項目として、それぞれ前記端末装置に送信することを特徴とする情報検索システムである。
【0011】
また、前記検索手段は、前記端末装置にて前記下位の分類コードを示す任意の選択項目がユーザより選択された場合には、前記記憶手段から前記下位の分類コードに該当する検索対象情報を検索し、前記送信手段は、前記検索された検索対象情報を新たな一覧情報として、前記端末装置に送信することを特徴とする。
【0012】
さらにまた、前記記憶手段は、3階層構造を有するように設定された分類コードを記憶しており、前記n階層目の分類コードとしては、2階層目の分類コードが設定されていることが望ましい。
【0013】
また、本発明は、検索対象情報及び該検索対象情報を体系的に分類するために所定の階層構造を有するように設定された分類コードを記憶する記憶手段を備えた情報検索システムにおける情報検索方法であって、n階層目の分類コードまでの分類コードについては、前記記憶手段に記憶されたn階層目より下位の分類コードまたは検索対象情報を検索するためにユーザが選択すべき選択項目としてユーザの端末装置へ送信する工程と、n階層目より下位の分類コードについては、n階層目の分類コードを示す選択項目に基づいて検索した検索対象情報をさらに絞り込むためにユーザが選択可能な任意の選択項目としてユーザの端末装置へ送信する工程と、を含むことを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、検索対象情報及び該検索対象情報を体系的に分類するために所定の階層構造を有するように設定された分類コードを記憶する記憶手段を備えた情報検索システムにおける情報検索方法であって、端末装置から受け付けた所定の検索要求に従って前記記憶手段から分類コードを検索する第1の工程と、前記検索された分類コードをユーザが選択すべき選択項目として前記端末装置に送信する第2の工程と、を含み、前記第1の工程は、前記端末装置にてn階層目の分類コードを示す項目がユーザより選択された場合には、前記記憶手段からn階層目より下位の分類コードを検索するとともに、前記下位の分類コードに該当する検索対象情報を検索し、前記第2の工程は、前記検索された検索対象情報を一覧情報として、前記下位の分類コードをユーザより選択可能な任意の選択項目として、それぞれ前記端末装置に送信することを特徴とする。
【0015】
また、前記第1の工程は、前記端末装置にて前記下位の分類コードを示す任意の選択項目がユーザより選択された場合には、前記記憶手段から下位の分類コードに該当する検索対象情報を検索し、前記第2の工程は、前記検索された検索対象情報を新たな一覧情報として、前記端末装置に送信することを特徴とする。
【0016】
また、前記記憶手段は、3階層構造を有するように設定された分類コードを記憶しており、前記n階層目の分類コードとしては、2階層目の分類コードが設定されていることを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、ユーザの端末装置と通信可能に構成され、検索対象情報と該検索対象情報を3階層に分類した分類コードとを記憶する記憶手段を備えた情報検索システムにおける情報検索方法であって、前記ユーザの端末装置から所定の取得要求を受け付けると、前記記憶手段に記憶された分類コードのうち最上位の階層に位置する第1の分類コードを前記記憶手段から検索し、該検索した第1の分類コードを第1の選択肢として前記端末装置へ送信する第1のステップと、前記ユーザにより前記第1の選択肢のいずれかが選択されることにより前記端末装置から送られる第1の分類コードを受け付けると、該受け付けた第1の分類コードの下位の階層に位置する第2の分類コードを前記記憶手段から検索し、該検索した第2の分類コードを第2の選択肢として前記端末装置へ送信する第2のステップと、前記ユーザにより前記第2の選択肢のいずれかが選択されることにより前記端末装置から送られる第2の分類コードを受け付けると、該受け付けた第2の分類コードに従って前記記憶手段から検索対象情報を検索し、該検索した検索対象情報を一覧結果として前記端末装置へ送信するとともに、前記受け付けた第2の分類コードの下位の階層に位置する第3の分類コードを前記一覧情報に対する絞り込み手段として前記端末装置へ送信する第3のステップと、を含むことを特徴とする。
【0018】
なお、本明細書において、物の発明は方法の発明として把握することができ、方法の発明は物の発明として把握することができる。また、上記発明は、コンピュータに所定の機能を実現させるプログラムを記録した記録媒体またはプログラム製品としても成立する。なお、前記記録媒体とは、例えば、ハードディスク(HD)、DVD−RAM、フレキシブルディスク(FD)やCD−ROM等のほかに、RAMやROM等のメモリを含む。また、前記コンピュータとは、例えば、CPUやMPUといったいわゆる中央処理装置がプログラムを解釈することで所定の処理を行う、いわゆるマイクロコンピュータ等をも含む。
【0019】
また、本明細書において、手段とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合やハードウェア回路によって実現する場合も含む。また、1つの手段が有する機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されても良い。
【0020】
さらにまた、本明細書における手段は、ハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにより実現可能である。ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせによる実行は、例えば、所定のプログラムを有するコンピュータ・システムにおける実行が該当する。そして、1つの手段が有する機能が2つ以上のハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにより実現されても、2つ以上の手段の機能が1つのハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせにより実現されても良い。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、下記実施の形態では、本発明に係る情報検索システムを、求人情報の検索システムに適用した場合について説明するが、本発明はこれに限られず、任意の検索システム、例えば、対象となる情報の更新にともない新たな分類体系を日々必要とする分野や、分類体系が定型化されていない分野における検索システムに、適用することが有効である。
【0022】
[第1の実施形態]
本実施形態における求人情報検索システムは、求人情報に対する分類体系を示す職種コードとして大中小分類の3段階からなるコードを設定し、ユーザが自分に関係のありそうな求人一覧にたどり着くためのナビゲーション(段階的な選択肢)としての機能を、これらのコードに持たせることにした点を特徴とする。
【0023】
また、本実施形態における求人情報検索システムは、求人情報の検索の進捗に合わせて画面構成が3段階変化するように設定するとともに、3階層の画面構成と3段階からなる職種コードとの対応関係を工夫した点に特徴がある。つまり、1階層目と2階層目の画面には、それぞれ大分類コードと中分類コードとを、求人情報一覧にたどり着くためにユーザが必ず選択しなくてはならない「必須の選択肢」として表示するとともに、3階層目の画面には、1階層目と2階層目の画面にて選択された選択肢に合致する求人情報の一覧と、「任意の選択肢」である小分類コードを表示する
これによれば、例えば、ユーザが初心者の場合(自身の意図する情報がそれほど明確ではない場合)は、1階層目と2階層目の画面で所定の選択肢を選択すれば、ある程度自身の希望に沿った求人情報の一覧を得ることができるので、小分類コードまで選択しなければならない場合の心理的ストレスや試行錯誤などを軽減することが可能になる。
【0024】
また、ユーザが経験者の場合(自身の意図する情報が明確である場合)は、求人情報の一覧を得た状態、即ち2階層目の画面において所望の中分類コードを選択した後に、必要に応じてさらに任意の選択肢である小分類コードを選択することができる。このため、2階層目の選択肢の選択により表示された求人情報から過剰な求人情報を削除し、自分に必要な求人情報のみを得ることが可能になる。
【0025】
[システム概要]
図1は、本実施形態に係る求人情報検索システムの概要を説明するための図である。同図に示すように、求人情報検索システム(サーバ)10は、求職側としての個人ユーザの端末装置20及び求人側としての企業ユーザの端末装置30と、所定の通信網40を介して相互に接続されることにより構成される。
【0026】
求人情報検索システム10は、典型的には、Webサーバやデータベースサーバとしての機能を主に備えている。求人情報検索システム10は、個人ユーザの端末装置20または企業ユーザの端末装置30から送信される所定の要求を受け付け、この所定の要求に応じた処理を行うとともに処理結果を個人ユーザの端末装置20または企業ユーザの端末装置30に返信する。本実施の形態における求人情報検索システム10は、典型的には、個人ユーザの端末装置20から送信される検索要求を受け付けて、求人データベース110を検索し、職種情報や求人情報を検索結果として返信する。
【0027】
一方、個人ユーザの端末装置20及び企業ユーザの端末装置30は、Webブラウザ201、301を実装し、それぞれのユーザの操作に従って所定の要求を求人情報検索システム10に対して送信する。なお、求人情報検索システム10の詳細な概要については、図2にて後述する。
【0028】
ここで、同図を用いて、求人情報検索システムの動作及び求人情報検索システムにより実現されるサービスの概要を説明する。
【0029】
求人情報検索システム10には、個人ユーザの個人情報と企業ユーザの求人情報とが予め登録されている。企業ユーザは、端末装置30のWebブラウザ301を操作して、求人情報検索システム10の求人情報を登録する画面にアクセスし、自身の求人情報を求人データベース110へ登録する。なお、企業ユーザは、予め設定された職種コードの中から自身の求人情報が一致する職種コードを選択し、求人情報をこの選択した職種コードと対応付けて求人データベース110へ登録する(同図(1))。
【0030】
一方、個人ユーザは、端末装置20のWebブラウザ201を操作して、求人情報検索システム10の求人情報を検索する画面にアクセスし、職種コードに従って所望する求人情報を求人データベース110から検索する(同図(2)(3))。
【0031】
[求人情報検索システムの機能構成図]
図2は、本発明に係る求人情報検索システムの機能を示す機能構成図である。求人情報検索システム10は、個人ユーザ及び企業ユーザからの要求に応じた処理を行うとともに求人情報検索サイトの運営に関する業務処理を行うためのものである。同図に示すように、求人情報検索システム10は、典型的には、検索要求受付手段101、コード検索手段102、求人情報検索手段103、検索結果送信手段104、求人情報/ユーザ情報登録手段105及び求人情報データベース110を備えている。
【0032】
検索要求受付手段101は、例えば個人ユーザの端末装置20からの所定の検索要求を受け付け、受け付けた検索要求を、その内容に応じてコード検索手段102あるいは求人情報検索手段103に通知する。
【0033】
コード検索手段102は、検索要求受付手段101から通知された検索要求に従って求人データベース110の職種コードテーブルに対する検索を行い、その検索結果を検索結果送信手段104に通知する。また、コード検索手段102は、検索要求受付手段101から通知された検索要求が所定の条件に合致する場合には、職種コードテーブルに対する検索結果を求人情報検索手段103に通知する。
【0034】
求人情報検索手段103は、検索要求受付手段101から通知された検索要求に従って求人情報データベース110の職種コードテーブルに対する検索を行い、検索結果を検索結果送信手段104に通知する。また、コード検索手段102から通知された検索結果に従って求人情報データベース110の職種コードテーブルに対する検索を行い、検索結果を検索結果送信手段104に通知する。
【0035】
なお、本実施形態では、求人情報データベース110を検索する検索手段としてコード検索手段102と求人情報検索手段103を区別して記載しているが、両者はともに検索手段として把握することができる。 検索結果送信手段104は、コード検索手段102または求人情報検索手段103から通知された検索結果を、検索要求を送信した端末装置に送り返す。また、典型的には、検索結果送信手段104は、検索結果を含む所定の画面情報を生成し、この生成した画面情報を端末装置に送信する。
【0036】
求人情報/ユーザ情報登録手段105は、端末装置20,30からの登録要求を受け付け、この受け付けた内容(求人情報または個人ユーザの情報)を求人情報データベース110に登録する。
【0037】
求人情報データベース110は、求人情報および求人情報に関する情報を格納する記憶手段であり、典型的には、職種分類に関する情報、求人に関する情報及び個人ユーザに関する情報を格納する。ここでは、求人情報データベース110は、職種分類に関する情報を格納する職種コードテーブル、求人に関する情報を格納する求人情報テーブル、個人ユーザに関する情報を格納するユーザ情報テーブルを備える。なお、各テーブルの具体的な構成については後述する。
【0038】
ここで、本実施の形態における求人情報検索システムは、制御手段(図示しないCPU、ROMおよびRAMなどから構成され、ROMまたは外部メモリに記憶されたプログラム等に基づいて装置全体を総括的に制御する)と入力手段と記憶手段と出力手段とを備えた一般的構成の処理装置において、上記各手段の動作を規定したプログラムによって実現されることを想定している。つまり、検索要求受付手段101、コード検索手段102、求人情報検索手段103、検索結果送信手段104、求人情報/ユーザ情報登録手段105は、上述した制御手段がこれらの動作を規定したプログラムを読み取って各種処理を行うものとする。なお、本発明に係る求人情報検索システムは、単一のコンピュータにより構成されるものであっても、ネットワーク上に分散した複数のコンピュータにより構成されるものであってもよい。
[データベース構成]
図3〜図13は、本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。図3に示すように、求人情報データベース110は、職種コードテーブル、求人情報テーブル、ユーザ情報テーブルを備える。
【0039】
職種コードテーブルは、職種コードと職種コードに対応する職種内容を格納するためのものである。本実施形態における職種コードテーブルは、3つの分類コード(第1の分類コード、第2の分類コード、第3の分類コード)から構成され、第1の分類コードが一番上に、第2の分類コードは第1の分類コードの下に、第3の分類コードは第2の分類コードの下に、それぞれ位置する完全なツリー構造を構成している。そして、ここでは、小分類コードにユニークな値が設定されることにより、小分類コードまたは小分類コードと他の分類コードとの任意の組み合わせによって、職種内容が一意的に特定されるように構成されている。このように、本実施形態によれば、職種コードテーブルは、完全なツリー構造によって構成されているので、1の小分類コードによって特定される職種情報に対しては、1のルートによってのみ辿り着くことができるようになる。従って、自分の検索したルート以外のルートが存在するかもしれないといった危惧や、自分が意図する情報を検索しきれていないかもしれないといった危惧を、ユーザに与えることを回避することができるようになる。
【0040】
本実施形態における職種コードテーブルは、第1の分類コードに相当する「大分類コード」、大分類コードに対応する第1の職種内容としての「カテゴリー名」、第2の分類コードに相当する「中分類コード」、中分類コードに対応する第2の職種内容としての「職種系統名」、第3の分類コードに相当する「小分類コード」、小分類コードに対応する第3の職種内容としての「職種名」、を含んで構成される。
【0041】
次に、求人情報テーブルは、企業ユーザから提供される求人に関する情報(求人情報)を格納するためのものである。求人情報は、分類コードと対応づけて格納され、この分類コードによって一意的に特定される。求人情報テーブルの分類コードには、職種コードテーブルの各分類コード(大・中・小)のうち、任意の1のコード(例えば、小分類コード)または任意の組み合わせによるコード(例えば、中分類コードと小分類コードの組み合わせ)を対応付けることができる。本実施形態では、求人情報テーブルの分類コードとして、職種コードテーブルの小分類コードを対応づけている。
【0042】
また、本実施形態では、1の求人情報には1の小分類コードを対応付ける設定をしているが、求人情報が複数の小分類コードに対応し得る場合、1の求人情報に複数の小分類コードを対応付けるように設定することも可能である。
【0043】
また、ユーザ情報テーブルは、個人ユーザや企業ユーザに関する情報を格納するためのものである。ユーザ情報は、会員番号によって一意的に特定される。
【0044】
なお、図4〜図12は、職種コードテーブルの具体的なデータ内容を示す図である。本実施形態では、大分類コードとして2桁のコード(例えば、「01」)が設定され、中分類コードとして4桁のコード(例えば「0101」)が設定され、小分類コードとして4桁のコード(例えば「0101」)が設定されている。
【0045】
なお、本実施形態における職種コードは、ユーザが意図している情報に簡単にたどり着くことができるように考慮され、ユーザに対するナビゲーション機能を発揮するように設定されている。例えば、カテゴリー名や職種系統名は、ユーザが意図する情報に容易に辿り着くことができるような内容であるとともに、ユーザの選択が間違っている場合には、職種系統名を見ることによってその間違えに気づくような内容に設定されている。これによれば、分類に不慣れなユーザであっても、2階層目で自分の間違えに気がつく結果、意図する情報を探すための試行錯誤を最小限にとどめることができるようになる。
【0046】
図13は、求人情報テーブルの具体的なデータ内容を示す図である。本実施形態では、「分類コード」に職種コードテーブルの小分類コード「0101」に対応する値が格納され、「求人情報」には、営業に関する求人情報がそれぞれ格納されている。
【0047】
[画面遷移]
図14〜図16は、本実施形態における求人情報検索システムの画面構成及び画面遷移を説明するための図である。本実施形態に係る求人情報検索システム10は、職種コードと画面構成を対応付けており、職種コードの階層に応じた画面遷移を実現している。具体的には、大分類コードに対応するカテゴリー名を表示するための第1階層目の画面と、中分類コードに対応する職種系統名を表示するための第2階層目の画面と、求人情報及び小分類コードに対応する職種名を表示するための第3階層目の画面とを備えている。
【0048】
図14は、ユーザ端末装置20の画面上に表示されるトップページの一例を示す図である。第1階層目の画面としてのトップページは、求人情報を検索する際にユーザが最初にアクセスするページであり、ユーザが自分に関係のありそうな求人一覧に辿り着くためのナビゲーションを開始するページとしての位置づけを有している。
【0049】
同図に示すように、トップページの画面には、大分類コードに対応するカテゴリー名がユーザによって選択可能な状態で表示される。ユーザは、ユーザ端末装置20を操作して、自分に関係のありそうなカテゴリー名を選択する。ユーザが、所望のカテゴリー名を選択すると、ユーザ端末装置20は、ユーザによって選択されたカテゴリー名に対応する大分類コードを含む検索要求を求人情報検索システム10に送信する。
【0050】
求人情報検索システム10は、ユーザ端末装置20よりユーザにより選択された大分類コードを含む検索要求を受け付けると、検索要求に含まれる大分類コードに基づいて職種コードテーブルを参照し、この大分類コードの下に位置する中分類コード及び職種系統名を取得する。そして、求人情報検索システム10は、取得した中分類コード及び職種系統名をユーザ端末装置20に送信する。ユーザ端末装置20は、中分類コード及び職種系統名を取得すると、これを画面上にカテゴリトップページとして表示する。
【0051】
図15は、ユーザ端末装置20の画面上に表示されるカテゴリトップページの一例を示す図である。第2階層目の画面としてのカテゴリトップページは、求人情報を検索する際にユーザがトップページに続いてアクセスするページであり、トップページにて選択したカテゴリーが合っていたか間違っていたかを確認するためのページとしての位置づけを有している。
【0052】
同図に示すように、カテゴリトップページの画面には、中分類コードに対応する職種系統名がユーザによって選択可能な状態で表示される。ユーザは、自分に関係のありそうな職種系統名が存在するか否かを確認し、あると判断した場合には、ユーザ端末装置20を操作して、自分に関係のありそうな職種系統名を選択することができる。ユーザが、所望の職種系統名を選択すると、ユーザ端末装置20は、ユーザによって選択された職種系統名に対応する中分類コードを含む検索要求を求人情報検索システム10に送信する。
【0053】
求人情報検索システム10は、ユーザ端末装置20よりユーザにより選択された中分類コードを含む検索要求を受け付けると、検索要求に含まれる中分類コードに基づいて職種コードテーブルを参照し、この中分類コードの下に位置する小分類コード及び職種名を取得する。そして、取得した小分類コードに基づいて求人情報テーブルを参照し、この小分類コードと一致する分類コードを有する求人情報を取得する。
【0054】
そして、求人情報検索システム10は、取得した小分類コード、職種名及び求人情報をユーザ端末装置20に送信する。ユーザ端末装置20は、小分類コード、職種名及び求人情報を取得すると、求人情報を画面上に求人一覧ページとして表示する。
【0055】
なお、ユーザは、自分に関係のありそうな職種系統名が存在しないと判断した場合には、例えば図示しない戻るボタンを選択することにより、トップページに戻るための指示を入力することができる。
【0056】
図16は、ユーザ端末装置20の画面上に表示される求人一覧ページの一例を示す図である。第3階層目の画面としての求人一覧ページは、求人情報を検索するユーザが最終的に辿りつくページであり、企業より提供された求人情報をユーザが実際に見て確認するためのページとしての位置づけを有している。
【0057】
同図に示すように、求人一覧ページの画面には、中分類コードの下に位置する小分類コードに対応する求人情報が一覧の状態で表示される。ユーザは、トップページとカテゴリトップページにて選択した条件に合致する求人情報のうち、自分に関係のありそうな求人情報が存在するか否かを確認することができる。
【0058】
また、求人一覧ページの画面は、求人一覧ページに表示された求人情報を、職種名によってさらに絞り込むための絞込手段(リストボックス)を備えている。求人一覧ページには、カテゴリトップページにてユーザより選択された職種系統名つまり中分類コードに含まれる全ての小分類コードに対応する求人情報が表示される。この場合、希望が明確でないユーザに対しては、求人情報を幅広く提供することができる一方、希望が明確なユーザに対しては、過剰な求人情報を提供している可能性もある。従って、希望が明確なユーザに対しては、さらに条件を絞り込むことによって適切な求人情報のみが提供されるように、求人一覧ページの画面においては、求人情報と絞込手段(リストボックス)の両方を設けている。
【0059】
すなわち、ユーザ端末装置20は、求人情報検索システム10から小分類コード及び職種名を受信すると、ユーザが選択可能な状態(例えばリストボックスの形式)で職種名を表示する。そして、ユーザが、所望の職種名を選択すると、ユーザ端末装置20は、ユーザによって選択された職種名に対応する小分類コードを含む検索要求を求人情報検索システム10に送信する。
【0060】
求人情報検索システム10は、ユーザ端末装置20よりユーザにより選択された小分類コードを含む検索要求を受け付けると、検索要求に含まれる小分類コードに基づいて求人情報テーブルを参照し、この小分類コードと一致する分類コードを有する求人情報を取得する。そして、求人情報検索システム10は、取得した求人情報をユーザ端末装置20に送信する。ユーザ端末装置20は、求人情報を取得すると、求人情報を画面上に新たな求人一覧ページとして表示する。なお、小分類コードに基づく絞込みは、ユーザ端末装置20より求人情報検索システム10へ検索要求を送信せず、すでに送信された求人情報とその分類コードを対象に、ユーザ端末装置20内で実行するように構成してもよい。
【0061】
ユーザは、リストボックスから職種名を任意に選択することで、求人一覧ページ上に表示される求人一覧の情報を職種名で絞ったかたちで更新、確認することができる。
【0062】
なお、本実施形態では、絞込手段が、求人一覧情報を業種名によって絞り込む場合について説明したが、絞込手段の絞込条件については、適宜これを追加設定することが可能である。例えば、業種、勤務地、年収などの絞込条件を追加設定してもよい。
【0063】
このように、本実施形態における求人情報検索システムは、画面構成が3階層に設定されている。1階層目と2階層目の画面では、求人情報一覧にたどり着くためにユーザが必ず選択しなくてはならない選択肢(職種コード)が表示され、3階層目の画面では、1階層目と2階層目の画面にて選択された条件に合致する求人情報の一覧が表示されるとともに、任意の選択肢が表示される点を特徴とする。
【0064】
これによれば、例えば、ユーザが初心者の場合(自身の意図する情報がそれほど明確ではない場合)は、1階層目と2階層目の画面で所定の選択肢を選択すれば、ある程度自身の希望に沿った求人情報の一覧を得ることができるので、分類選択に伴う心理的ストレスや試行錯誤などを軽減することが可能になる。
【0065】
また、ユーザが経験者の場合(自身の意図する情報が明確である場合)は、求人情報の一覧を得た状態で、さらに任意の選択肢を選択することができるので、過剰な求人情報を削除し、自分に必要な求人情報のみを得ることが可能になる。
【0066】
また、本実施形態によれば、1階層目と2階層目の画面では、求人情報一覧にたどり着くためにユーザが必ず選択しなくてはならない選択肢、つまり「台割」としての機能を持たせることができるとともに、3階層目の画面では、求人情報に辿り着いた後、必要なユーザだけが使う任意の選択肢、つまり「マッチングコード」としての機能を持たせることができるようになる。
【0067】
[求人情報検索処理の流れ]
図17及び図18は、本実施形態に係る求人情報検索システムにおける求人情報検索処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態における求人情報検索処理とは、ユーザの端末装置から送られる検索要求に基づいて求人情報データベースを検索するとともに、検索結果を含む画面情報をユーザの端末装置へ送信するための処理である。
【0068】
図17は、求人情報検索処理のうち、トップページから求人一覧ページを送信するまでの処理の流れを示すフローチャートである。求人情報検索システム10は、個人ユーザの端末装置20から第1階層目であるトップページの取得要求を受信すると、職種コードテーブルから大分類コード及びカテゴリー名を取得し、取得した大分類コード及びカテゴリー名に基づいてトップページの画面情報を生成する(S1701)。そして、求人情報検索システム10は、トップページの画面情報を個人ユーザの端末装置20へ送信する(S1702)。
【0069】
次に、求人情報検索システム10は、トップページにてユーザがカテゴリー名を選択した場合、つまり、個人ユーザの端末装置20から大分類コードを含む検索要求を受け付けた場合には(S1703;YES)、受け付けた大分類コードに含まれる中分類コード及び職種系統名を職種コードテーブルから取得し、取得した中分類コード及び職種系統名に基づいて第2階層目であるカテゴリトップページを生成する(S1704)。そして、求人情報検索システム10は、カテゴリトップページの画面情報を個人ユーザの端末装置20へ送信する(S1705)。
【0070】
次に、求人情報検索システム10は、カテゴリトップページにてユーザが職種系統名を選択した場合、つまり、個人ユーザの端末装置20から中分類コードを含む検索要求を受け付けた場合には(S1706;YES)、受け付けた中分類コードに含まれる小分類コード及び職種名を職種コードテーブルから抽出する(STEP1707)。そして、求人情報検索システム10は、求人情報テーブルから、抽出した小分類コードに一致する分類コードを備える求人情報を取得し、取得した小分類コード職種名、及び求人情報に基づいて第3階層目である求人一覧ページを生成する(S1708)。そして、求人情報検索システム10は、求人一覧ページの画面情報を個人ユーザの端末装置20へ送信する(S1709)。
【0071】
図18は、求人情報検索処理のうち、求人一覧ページにてユーザより絞込手段が選択された場合の処理の流れを示すフローチャートである。求人情報検索システム10は、求人一覧ページの画面情報を個人ユーザの端末装置20へ送信する(S1801)。そして、求人一覧ページにてユーザがリストボックスに表示された職種名を選択した場合、つまり、個人ユーザの端末装置20から小分類コードを含む検索要求を受け付けた場合には(S1802;YES)、受け付けた小分類コードと一致する分類コードを備える求人情報を求人情報テーブルから取得し、取得した求人情報に基づいて新たな求人一覧ページを生成する(S1803)。そして、求人情報検索システム10は、新たな求人一覧ページの画面情報を個人ユーザの端末装置20へ送信する(S1804)。
【0072】
以上、本実施形態によれば、1階層目と2階層目の画面では、求人情報一覧にたどり着くためにユーザが必ず選択しなくてはならない選択肢が表示され、3階層目の画面では、1階層目と2階層目の画面にて選択された条件に合致する求人情報の一覧が表示されるとともに、任意の選択肢が表示される。よって、1階層目と2階層目の画面では、どのユーザも、職種コードによるナビゲーションに従って意図する情報を検索することができるとともに、3階層目の画面では、ユーザの性質や職種に応じた求人情報の取得が可能になるという効果がある。
【0073】
例えば、ユーザが総合職を希望している場合は、1階層目と2階層目の画面でのみ選択肢を選択すれば、自分の仕事に関連のある比較的広い範囲における求人情報の一覧を容易に得ることができ、それらを比較することが可能になる。
【0074】
ここで一覧表示される求人情報は、小分類コードによる絞込みを意図しているユーザにとっては、過剰な求人情報が含まれている。この過剰な求人情報は、中分類コードのレベルで見ると、ユーザが意図している小分類コードに関連した小分類コードに属するものである。このような関連性をもった小分類コードに属する求人情報は、相互に関連性を持った求人情報であると言える。従って、小分類コードによる絞込みを意図したユーザに対して、本来検索対象とされていない関連する求人情報を提供することができ、言い換えれば、ユーザに対して本来検索対象とした求人情報に関連した意外な求人情報を得る機会を与えることができる、という効果が得られる。
【0075】
一方、ユーザが専門職を希望している場合は、求人情報の一覧を得た状態で、さらに任意の選択肢を選択することができるので、自身に関係のない求人情報を排除し、自分が明確に意図した小分類コードに属する特定の求人情報のみを得ることが可能になる。
【0076】
[その他の実施の形態]
なお、上記実施の形態では、各処理をシーケンシャルに説明したが、動作に矛盾が生じない限り、処理の順序を入れ替えまたは並行動作するように構成しても良い。また、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。当業者は、ここに開示された内容に基づいて、本発明の範囲から外れることなしに適宜変更または改良を行うことが可能である。また、このような変更あるいは改良も本発明に含まれる。
【0077】
【発明の効果】
本願発明によれば、所定の情報を一定の分類体系に従って検索する検索システムにおいて、ユーザが意図する情報に容易にたどり着くことができる検索システムを実現することが可能になる。
【0078】
また、本願発明によれば、所定の情報を一定の分類体系に従って検索する検索システムにおいて、ユーザが意図する情報を検索する際の心理的・作業的な負担を軽減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る求人情報検索システムの概要を説明するための図である。
【図2】本発明に係る求人情報検索システムの機能を示す機能構成図である。
【図3】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図4】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図5】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図6】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図7】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図8】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図9】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図10】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図11】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図12】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図13】本実施形態に係るデータベースの構成の一例を示す図である。
【図14】本実施形態における求人情報検索システムの画面構成及び画面遷移を説明するための図である。
【図15】本実施形態における求人情報検索システムの画面構成及び画面遷移を説明するための図である。
【図16】本実施形態における求人情報検索システムの画面構成及び画面遷移を説明するための図である。
【図17】本実施形態に係る求人情報検索システムにおける求人情報検索処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】本実施形態に係る求人情報検索システムにおける求人情報検索処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…求人情報検索システム
20…ユーザ端末装置
30…企業端末装置
40…通信網
110…求人DB
201…Webブラウザ
301…Webブラウザ
101…検索要求受付手段
102…コード検索手段
103…求人情報検索手段
104…検索結果送信手段
105…求人情報/ユーザ情報登録手段
Claims (10)
- 検索対象情報及び該検索対象情報を体系的に分類するために所定の階層構造を有するように設定された分類コードを記憶する記憶手段と、
n階層目と同位または上位の分類コードまでの分類コードについては、前記記憶手段に記憶されたn階層目より下位の分類コードまたは検索対象情報を検索するためにユーザが選択すべき選択項目としてユーザの端末装置へ送信し、
n階層目より下位の分類コードについては、n階層目の分類コードを示す前記選択項目に基づいて検索された検索対象情報を、さらに絞り込むためにユーザが選択可能な任意の選択項目としてユーザの端末装置へ送信するように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする情報検索システム。 - 検索対象情報及び該検索対象情報を体系的に分類するために所定の階層構造を有するように設定された分類コードを記憶する記憶手段と、
端末装置から受け付けた所定の検索要求に従って前記記憶手段から分類コードを検索する検索手段と、
前記検索された分類コードをユーザが選択すべき選択項目として前記端末装置に送信する送信手段と、を備え、
前記検索手段は、
前記端末装置にてn階層目の分類コードを示す項目がユーザより選択された場合には、前記記憶手段からn階層目より下位の分類コードを検索するとともに、前記下位の分類コードに該当する検索対象情報を検索し、
前記送信手段は、
前記検索された検索対象情報を一覧情報として、前記検索された下位の分類コードをユーザより選択可能な任意の選択項目として、それぞれ前記端末装置に送信することを特徴とする情報検索システム。 - 前記検索手段は、前記端末装置にて前記下位の分類コードを示す任意の選択項目がユーザより選択された場合には、前記記憶手段から前記下位の分類コードに該当する検索対象情報を検索し、
前記送信手段は、前記検索された検索対象情報を新たな一覧情報として、前記端末装置に送信することを特徴とする請求項2記載の情報検索システム。 - 前記記憶手段は、3階層構造を有するように設定された分類コードを記憶しており、
前記n階層目の分類コードとしては、2階層目の分類コードが設定されていることを特徴とする請求項2または3記載の情報検索システム。 - 検索対象情報及び該検索対象情報を体系的に分類するために所定の階層構造を有するように設定された分類コードを記憶する記憶手段を備えた情報検索システムにおける情報検索方法であって、
n階層目の分類コードまでの分類コードについては、前記記憶手段に記憶されたn階層目より下位の分類コードまたは検索対象情報を検索するためにユーザが選択すべき選択項目としてユーザの端末装置へ送信する工程と、
n階層目より下位の分類コードについては、n階層目の分類コードを示す選択項目に基づいて検索した検索対象情報をさらに絞り込むためにユーザが選択可能な任意の選択項目としてユーザの端末装置へ送信する工程と、
を含むことを特徴とする情報検索方法。 - 検索対象情報及び該検索対象情報を体系的に分類するために所定の階層構造を有するように設定された分類コードを記憶する記憶手段を備えた情報検索システムにおける情報検索方法であって、
端末装置から受け付けた所定の検索要求に従って前記記憶手段から分類コードを検索する第1の工程と、
前記検索された分類コードをユーザが選択すべき選択項目として前記端末装置に送信する第2の工程と、を含み、
前記第1の工程は、
前記端末装置にてn階層目の分類コードを示す項目がユーザより選択された場合には、前記記憶手段からn階層目より下位の分類コードを検索するとともに、前記下位の分類コードに該当する検索対象情報を検索し、
前記第2の工程は、
前記検索された検索対象情報を一覧情報として、前記下位の分類コードをユーザより選択可能な任意の選択項目として、それぞれ前記端末装置に送信することを特徴とする情報検索方法。 - 前記第1の工程は、前記端末装置にて前記下位の分類コードを示す任意の選択項目がユーザより選択された場合には、前記記憶手段から下位の分類コードに該当する検索対象情報を検索し、
前記第2の工程は、前記検索された検索対象情報を新たな一覧情報として、前記端末装置に送信することを特徴とする請求項6記載の情報検索方法。 - 前記記憶手段は、3階層構造を有するように設定された分類コードを記憶しており、
前記n階層目の分類コードとしては、2階層目の分類コードが設定されていることを特徴とする請求項6または7記載の情報検索方法。 - ユーザの端末装置と通信可能に構成され、検索対象情報と該検索対象情報を3階層に分類した分類コードとを記憶する記憶手段を備えた情報検索システムにおける情報検索方法であって、
前記ユーザの端末装置から所定の取得要求を受け付けると、前記記憶手段に記憶された分類コードのうち最上位の階層に位置する第1の分類コードを前記記憶手段から検索し、該検索した第1の分類コードを第1の選択肢として前記端末装置へ送信する第1のステップと、
前記ユーザにより前記第1の選択肢のいずれかが選択されることにより前記端末装置から送られる第1の分類コードを受け付けると、該受け付けた第1の分類コードの下位の階層に位置する第2の分類コードを前記記憶手段から検索し、該検索した第2の分類コードを第2の選択肢として前記端末装置へ送信する第2のステップと、
前記ユーザにより前記第2の選択肢のいずれかが選択されることにより前記端末装置から送られる第2の分類コードを受け付けると、該受け付けた第2の分類コードに従って前記記憶手段から検索対象情報を検索し、該検索した検索対象情報を一覧結果として前記端末装置へ送信するとともに、前記受け付けた第2の分類コードの下位の階層に位置する第3の分類コードを前記一覧情報に対する絞り込み手段として前記端末装置へ送信する第3のステップと、
を含むことを特徴とする情報検索システムにおける情報検索方法。 - 請求項5乃至請求項8にいずれか1項に記載の情報検索方法をコンピュータで実行させるための情報処理プログラム。
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