JP2004234475A - 定期券データ処理装置、定期券データ処理システム、定期券データ処理方法、および携帯端末 - Google Patents

定期券データ処理装置、定期券データ処理システム、定期券データ処理方法、および携帯端末 Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は、インターネットを利用して定期券を発行でき、利便性を向上させることができる定期券データ処理装置、定期券データ処理システム、定期券データ処理方法、および携帯端末を提供することを課題とする。
【解決手段】定期券データ処理システム1は、電子定期券発行機2、および携帯電話6を有する。インターネットを介して携帯電話6で“定期券データ”を購入する場合、携帯電話6をインターネットに接続して発行機2から入力フォーマットを取得する。携帯電話6のユーザは、入力フォーマットに従って必要事項を入力し、“定期券データ”の発行要求を発行機2へ送信する。発行機2は、発行要求に基づく“定期券データ”を作成して暗号化し、携帯電話6へ送信する。携帯電話6では、送信された“定期券データ”をメモリ18に格納し、利用時に復号化して自動改札機と通信する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、インターネットを利用して定期券データを発行する定期券データ処理装置、定期券データ処理システム、定期券データ処理方法、および携帯端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、データの書き換えが可能なICカードタイプの定期券(以下、IC定期券と称する)の運用方法として、IC定期券を使用する最寄駅の自動改札機でカードの有効期限を自動更新する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この方法によると、IC定期券の利用者が利用する頻度が最も高い最寄駅の自動改札機を通過する際、IC定期券の更新期間内であることを条件に、IC定期券の有効期間を自動更新するものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−325944号公報(段落[0015])
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したIC定期券を発行する場合、IC定期券の発行希望者が申告用紙に必要事項を記入して駅の係員に提出し、駅の係員が必要事項を駅のコンピュータに入力する必要があった。このため、IC定期券の発行に際し、発行希望者および駅係員の作業負担が大きく、面倒であった。
【0005】
また、IC定期券を自動券売機で発券可能な場合であっても、IC定期券を購入可能な時間帯が駅の業務時間内に限られるため、発行希望者はその時間内に取り扱いのある駅に出向く必要があり利便性に欠ける問題があった。
【0006】
さらに、進学や就職時期に定期券の購入希望が集中するため、定期券の購入のため長時間順番待ちをする必要性が生じ、利便性に欠ける問題があった。
【0007】
この発明は、以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、インターネットを利用して定期券データを発行でき、利便性を向上させることができる定期券データ処理装置、定期券データ処理システム、定期券データ処理方法、および携帯端末を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の定期券データ処理装置は、
定期券データの発行希望者からの発行要求に基づいて、インターネットを介して、携帯端末に定期券データを発行する定期券データ処理装置であって、
上記発行要求に基づいて定期券データを作成して暗号化するデータ処理部と、
上記発行要求をインターネットを介して受信するとともに、上記データ処理部で暗号化した定期券データをインターネットを介して上記携帯端末へ送信する通信制御部と、
を備えている。
【0009】
また、本発明の定期券データ処理システムは、
暗号化された定期券データをインターネットを介して受信する第1通信制御部と、この第1通信制御部を介して受信した定期券データを格納するメモリと、このメモリに格納した定期券データを復号化して自動改札機と通信する第2通信制御部と、を備えた携帯端末と、
定期券データの発行希望者からの発行要求に基づいて定期券データを作成して暗号化するデータ処理部と、このデータ処理部で暗号化した定期券データをインターネットを介して上記携帯端末へ送信する第3通信制御部と、を備えた定期券データ処理装置と、
を備えている。
【0010】
また、本発明の定期券データ処理システムは、
定期券データの発行要求を入力する入力部と、この入力部を介して入力した発行要求を送信するとともに暗号化された定期券データを受信するためインターネットに接続する第1通信制御部と、この第1通信制御部を介して受信した定期券データを格納するメモリと、このメモリに格納した定期券データを復号化して自動改札機と通信する第2通信制御部と、を備えた携帯端末と、
この携帯端末からインターネットを介して送信された発行要求に基づいて定期券データを作成して暗号化するデータ処理部と、上記発行要求をインターネットを介して上記携帯端末から受信するとともに、上記データ処理部で暗号化した定期券データをインターネットを介して上記携帯端末へ送信する第3通信制御部と、を備えた定期券データ処理装置と、
を備えている。
【0011】
また、本発明の定期券データ処理方法は、
定期券データの発行要求をインターネットを介して定期券データ処理装置へ送信する段階と、
上記定期券データ処理装置において、受信した発行要求に基づく定期券データを作成して暗号化する段階と、
上記定期券データ処理装置にて暗号化した定期券データをインターネットを介して携帯端末へ送信する段階と、
を有する。
【0012】
また、本発明の定期券データ処理方法は、
定期券データの発行要求を携帯端末から入力する段階と、
上記携帯端末から入力した発行要求をインターネットを介して定期券データ処理装置へ送信する段階と、
上記定期券データ処理装置において、インターネットを介して上記携帯端末から受信した発行要求に基づく定期券データを作成して暗号化する段階と、
上記定期券データ処理装置にて暗号化した定期券データをインターネットを介して上記携帯端末へ送信する段階と、
上記携帯端末において、インターネットを介して上記定期券データ処理装置から受信した定期券データをメモリに格納する段階と、
を有する。
【0013】
さらに、本発明の携帯端末は、
定期券データ処理装置から取得した入力フォーマットを表示する表示部と、
この表示部を介して表示した入力フォーマットに従って定期券データの発行要求を入力する入力部と、
定期券データ処理装置から入力フォーマットを受信し、入力部を介して入力した発行要求を定期券データ処理装置へ送信し、且つ定期券データ処理装置で暗号化された定期券データを受信するためインターネットに接続する第1通信制御部と、
この第1通信制御部を介して受信した定期券データを格納するメモリと、
このメモリに格納した定期券データを復号化して自動改札機と通信する第2通信制御部と、
を備えている。
【0014】
本発明によると、定期券データの発行を希望する発行希望者からの発行要求に基づいて、定期券データ処理装置にて定期券データを作成して暗号化し、インターネットを介して携帯端末へ発行する。これにより、発行希望者は、定期券を購入するため駅に出向く必要がなくなり、いつでもどこでもインターネットを利用して定期券データを購入することができ、利便性を向上させることができる。また、携帯端末を使用して自動改札機を通過可能となるため、従来のようにIC定期券を所持する必要がなくなり、利便性を向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0016】
図1には、この発明の実施の形態に係る定期券データ処理システム1(以下、単にシステム1と称する)の概略構成をブロック図にして示してある。
【0017】
システム1は、例えば、インターネットに接続可能な電子定期券発行機2(以下、単に発行機2と称する)、パーソナルコンピュータ4(以下、PC4と称する)、携帯電話6、PDA8等を含む。システム1には、この他に、ここでは図示しない各種携帯端末が接続可能となっている。尚、発行機2は、本発明の定期券データ処理装置として機能し、携帯電話6、PDA8等の携帯可能な電子機器は、本発明の携帯端末として機能する。
【0018】
発行機2は、インターネットに接続するための通信制御部11(通信制御部、第3通信制御部)、“定期券データ”を作成して暗号化するデータ処理部12、“定期券データ”の発行履歴などを保存するメモリ13等を有する。“定期券データ”は、鉄道などの輸送機関の各駅に設置された自動改札機を通過するためのデータであり、発駅、経由駅、着駅等の乗車可能区間に関するデータ、および定期券の有効期間に関するデータを含む。
【0019】
発行機2の通信制御部11は、インターネットに接続して、PC4、携帯電話6、PDA8等から入力される“定期券データ”の発行要求を受信するとともに、この発行要求に基づいてデータ処理部12で暗号化した“定期券データ”を所定の携帯端末へ送信する。このとき、“定期券データ”を送信する端末は、“定期券データ”の発行要求を入力した端末であるとは限らない。また、通信制御部11は、“定期券データ”の発行を希望する発行希望者(以下、ユーザと称する)が発行要求を入力するための入力フォーマットをユーザの端末との間で送受信する。
【0020】
データ処理部12は、通信制御部11を介して受信した発行要求に基づいて“定期券データ”を作成して暗号化する。暗号化した“定期券データ”は、見た目には意味の無い一連の文字列からなる。
【0021】
メモリ13は、データ処理部12で作成して通信制御部11を介して発行した“定期券データ”の発行履歴を記録するとともに、通信制御部11を介して受信した発行済の“定期券データ”(後述する)を一時的に格納する。
【0022】
PC4は、インターネットに接続するための通信制御部15、ユーザによる各種入力操作を受け付ける入力部16、インターネットを介して受信した入力フォーマット等を表示する表示部17、メモリ18等を有する。尚、ここで言うPC4は、デスクトップタイプのものやラップトップタイプのものを含む。
【0023】
PC4の通信制御部15は、インターネットに接続して、発行機2から送信される入力フォーマットを受信するとともに、入力部16を介して入力した“定期券データ”の発行要求を発行機2へ送信する。入力部16は、発行機2から送信されて表示部17を介して表示した入力フォーマットに従って、ユーザによる入力操作を受け付ける。
【0024】
携帯電話6は、上述したPC4の通信制御部15と同様に機能する第1通信制御部15、入力部16、表示部17、およびメモリ18の他に、第2通信制御部19を有する。携帯電話6のメモリ18には、発行機2から発行される暗号化された“定期券データ”が格納されるとともに、自動改札機の利用時に入場記録および出場記録がなされる。また、携帯電話6の第2通信制御部19は、発行機2から取得してメモリ18に格納した“定期券データ”を復号化して図示しない自動改札機と通信する。尚、PDA8等の他の携帯端末も、上記携帯電話6と同様の構成を有するため、ここでは図示およびその詳細な説明を省略する。
【0025】
次に、上記システム1を利用した各種処理動作について、図2乃至図4に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、携帯端末として携帯電話6を用いた処理を代表して説明する。
【0026】
図2には、携帯電話6を利用した“定期券データ”の購入動作を説明するためのフローチャートを示してある。
【0027】
“定期券データ”を購入する場合、まず、購入を希望するユーザが所持している携帯電話6を第1通信制御部15を介してインターネットに接続する(ステップ1)。そして、同様にインターネットに接続した発券機2の通信制御部11を介して、“定期券データ”購入のための入力フォーマットを発券機2から取得して表示部17を介して表示する(ステップ2)。
【0028】
このとき、発券機2の通信制御部11が送信する入力フォーマットは、ユーザが発行を希望する定期券の発駅、経由駅、着駅、有効期間、ユーザの氏名、住所、電話番号、勤め先、代金の決済方法、代金の引き落とし口座番号、口座名義、発行される“定期券データ”の送付アドレス等の発行要求を入力するための複数の入力欄を有する。そして、ユーザは、表示部17を介して表示されている入力フォーマットに従って、入力部16を介して各項目を入力し、この発行要求を第1通信制御部15を介して発行機2へ送信する(ステップ3)。
【0029】
この後、発行要求を受信した発行機2によるチェックを経て、当該“定期券データ”の発行が可能であるか否かが判断され(ステップ4)、発行可能であることが判断された場合(ステップ4;YES)、入力されたデータとともに確認メッセージが発行機2から携帯電話6へ送信される。そして、第1通信制御部15を介して確認メッセージを受信した携帯電話6は、表示部17を介してこの確認メッセージを表示する(ステップ5)。
【0030】
一方、ステップ4で当該“定期券データ”の発行が不可能であることが判断されると(ステップ4;NO)、発行不可のメッセージが発行機2から携帯電話6へ送信される。そして、このメッセージを受信した携帯電話6は、表示部17を介して発行不可メッセージを表示し(ステップ6)、動作を終了する。
【0031】
ステップ5で表示部17を介して表示されたメッセージを確認したユーザが入力内容に間違いが無いことを確認すると(ステップ7;YES)、その旨が発行機2へ送信され、発行機2のデータ処理部12で発行要求に基づく“定期券データ”が作成されて暗号化され、携帯電話6へ送信される。そして、携帯電話6は、第1通信制御部15を介して暗号化された“定期券データ”を受信し、メモリ18に保存する(ステップ8)。
【0032】
以上のように、携帯電話6からの発行要求に基づいて“定期券データ”が発行されると、発行機2のメモリ13に当該“定期券データ”の発行履歴が記録される。
【0033】
“定期券データ”をメモリ18に格納した携帯電話6によって図示しない自動改札機を通過する場合、ステップ8でメモリ13に格納した暗号化された状態の“定期券データ”が第2通信制御部19で読み出されて復号化され、この復号化された“定期券データ”により第2通信制御部19を介して自動改札機と通信する。
【0034】
尚、上述した発行要求は、第2通信制御部を持たないPC4から入力することも可能で、この場合、ステップ3で入力する発行要求のうち“定期券データ”の送信アドレスを、携帯可能な他の携帯端末のアドレスにする必要がある。また、発行要求は、PDA8等の別の携帯端末から入力することもできる。
【0035】
以上のように、本発明のシステム1を用いて“定期券データ”を購入すると、ユーザが駅に出向いて定期券を購入する必要がなく、“定期券データ”を自宅に居ながら、或いは携帯電話6を利用してどこからでも、且つ時間を気にせずいつでも購入することができ、定期券を購入するために順番待ちをする必要もなく、ユーザの利便性を向上させることができる。また、ユーザは、“定期券データ”購入後、携帯電話6を利用して自動改札機を通過することができるため、定期券を所持する必要がなくなり、利便性を向上させることができる。さらに、本発明のシステム1を利用して“定期券データ”を発行すると、鉄道の駅係員による定期券発行業務に係る作業負担をも低減させることができる。
【0036】
次に、図3に示すフローチャートを参照して、携帯電話6を利用した“定期券データ”の払い戻し処理について説明する。
【0037】
有効期間内の“定期券データ”を払い戻す場合、まず、払い戻しを希望する“定期券データ”が格納されている携帯電話6を第1通信制御部15を介してインターネットに接続する(ステップ1)。そして、同様にインターネットに接続した発券機2の通信制御部11を介して、“定期券データ”払い戻しのための入力フォーマットを発券機2から取得して表示部17を介して表示する(ステップ2)。
【0038】
払い戻しを希望するユーザは、表示部17を介して表示されている入力フォーマットに従って、入力部16を介して必要事項を入力し、第1通信制御部15を介して発行機2へ送信する(ステップ3)。このとき、入力部16を介して入力した当該“定期券データ”の有効期間、ユーザの氏名、電話番号等を第1通信制御部15を介して発行機2へ送信すると同時に、メモリ18に書き込まれている“定期券データ”の使用履歴のうち最新の使用履歴を読み出して発行機2へ送信する。
【0039】
この払い戻し要求を受信した発行機2は、払い戻し要求とともに送信された最新の使用履歴に基づいて当該“定期券データ”が使用中であるか否かを判断する(ステップ4)。そして、当該“定期券データ”を格納した携帯電話6が入場状態では無いことを条件に(ステップ4;NO)、発行機2は、当該“定期券データ”をメモリ13から検索して読み出し、その有効期間から払い戻しが可能か否かを判断する(ステップ5)。
【0040】
ステップ5で当該“定期券データ”の払い戻しが可能であることが判断されると(ステップ5;YES)、発行機2にて払い戻し金額が算出され、確認メッセージとともに携帯電話6へ送信される。そして、第1通信制御部15を介して確認メッセージを受信した携帯電話6は、表示部17を介してこの確認メッセージを表示する(ステップ6)。
【0041】
一方、ステップ4で当該“定期券データ”が使用中で入場状態であることが判断され(ステップ4;YES)、或いはステップ5で有効期間が足りずに払い戻しが不可能であることが判断されると(ステップ5;NO)、払い戻しが不可能であることのメッセージが発行機2から携帯電話6へ送信される。そして、このメッセージを受信した携帯電話6は、表示部17を介して払い戻し不可メッセージを表示し(ステップ7)、動作を終了する。
【0042】
ステップ6で表示部17を介して表示されたメッセージを確認したユーザが払い戻し金額を了承すると(ステップ8;YES)、その旨が発行機2へ送信されるとともに、メモリ18に格納した当該“定期券データ”が無効にされる(ステップ9)。
【0043】
そして、この後、発行機2から送信されるフォーマットに従い、ユーザが当該“定期券データ”の払い戻し代金の振込先の金融機関の口座番号、口座名義等を入力部16を介して入力し、第1通信制御部15を介して発行機2へ送信する(ステップ10)。
【0044】
発行機2では、メモリ13から読み出した当該“定期券データ”の発行履歴にある氏名とステップ10で携帯電話6から送信された口座名義とを比較して両者が一致し、且つ当該“定期券データ”が無効にされたことを確認した場合にのみ当該“定期券データ”の払い戻しを許可し、払い戻し金額を指定された口座に振り込む。
【0045】
以上のように、本発明のシステム1を用いて“定期券データ”の払い戻しをすると、ユーザが駅に出向いて定期券を払い戻す必要がなく、“定期券データ”を自宅に居ながら、或いは携帯電話6を利用してどこからでも、且つ時間を気にせずいつでも払い戻すことができ、ユーザの利便性を向上させることができる。また、本発明のシステム1を利用して“定期券データ”を払い戻すと、鉄道の駅係員による定期券払い戻し業務に係る作業負担をも低減させることができる。
【0046】
また、ステップ3で携帯電話6から発行機2へ“定期券データ”の払い戻し要求を送信する際、当該“定期券データ”の最新の使用履歴をメモリ18から読み出して同時に送信するようにしているため、当該“定期券データ”を格納した携帯電話6を使用してユーザが駅構内に入場している入場状態であるか否かを発行機2側で判断することができる。これにより、使用中の“定期券データ”を払い戻してしまうことを防止できる。
【0047】
さらに、ステップ10で携帯電話6から発行機2へ払い戻し口座の口座名義を送信するようにしているため、第三者が拾得した携帯電話6の“定期券データ”を不正に払い戻すことを防止でき、セキュリティーを高くできる。
【0048】
次に、図4に示すフローチャートを参照して、携帯電話6の機種変更に伴う“定期券データ”の転送処理について説明する。ここでは、携帯電話6に格納した“定期券データ”を別の携帯電話6に転送する処理について説明する。
【0049】
“定期券データ”を格納した携帯電話6の機種変更等により、“定期券データ”を別の携帯電話6に転送する場合、簡単な方法で転送を可能にしてしまうと、“定期券データ”を不正に複製される可能性がある。このため、本発明のシステム1では、転送する“定期券データ”を一旦発行機2のメモリ13に格納して、発行機2から別の携帯電話6に転送するようにした。
【0050】
この場合、まず、転送を希望する“定期券データ”が格納されている携帯電話6を第1通信制御部15を介してインターネットに接続する(ステップ1)。そして、同様にインターネットに接続した発券機2の通信制御部11を介して、“定期券データ”転送のための入力フォーマットを発券機2から取得して表示部17を介して表示する(ステップ2)。
【0051】
転送を希望するユーザは、表示部17を介して表示されている入力フォーマットに従って、入力部16を介して必要事項を入力し、第1通信制御部15を介して発行機2へ送信する(ステップ3)。このとき、ユーザは、入力部16を介して当該“定期券データ”の転送を希望する転送先となる別の携帯電話6のアドレスを入力する。そして、当該“定期券データ”の最新使用履歴が携帯電話6のメモリ18から読み出されて、転送先アドレスとともに発行機2へ送信される。
【0052】
転送要求を受信した発行機2は、転送要求とともに送信された最新の使用履歴に基づいて当該“定期券データ”が使用中であるか否かを判断する(ステップ4)。そして、当該“定期券データ”を格納した携帯電話6が入場状態では無いことを条件に(ステップ4;NO)、“定期券データ”の転送を許可する。
【0053】
この後、“定期券データ”の転送が許可された携帯電話6は、メモリ18に格納している“定期券データ”を読み出して第1通信制御部15を介して発行機2へ送信する(ステップ5)。“定期券データ”を受信した発行機2は、その“定期券データ”をメモリ13に格納するとともに、転送先アドレスを含む確認メッセージを携帯電話6へ送信する。そして、第1通信制御部15を介して確認メッセージを受信した携帯電話6は、表示部17を介してこの確認メッセージを表示する(ステップ6)。
【0054】
一方、ステップ4で当該“定期券データ”が使用中で入場状態であることが判断されると(ステップ4;YES)、“定期券データ”の転送が不可能であることのメッセージが発行機2から携帯電話6へ送信される。そして、このメッセージを受信した携帯電話6は、表示部17を介して転送不可メッセージを表示し(ステップ7)、動作を終了する。
【0055】
ステップ6で表示部17を介して表示されたメッセージを確認したユーザが転送先アドレスを確認すると(ステップ8;YES)、その旨が発行機2へ送信されるとともに、メモリ18に格納した当該“定期券データ”が無効にされる(ステップ9)。
【0056】
そして、この後、発行機2は、当該“定期券データ”が転送元の携帯電話6にて無効にされたことを確認すると、メモリ13に一旦格納した“定期券データ”を読み出して通信制御部11を介して転送先の別の携帯電話6へ当該“定期券データ”を送信する。
【0057】
以上のように、本発明のシステム1を用いて“定期券データ”を別の携帯電話6へ転送すると、携帯電話6を機種変更等により代替えする場合であっても、確実且つ容易に“定期券データ”を所望する携帯端末に転送することができる。
【0058】
また、ステップ3で携帯電話6から発行機2へ“定期券データ”の転送要求を送信する際、当該“定期券データ”の最新の使用履歴をメモリ18から読み出して同時に送信するようにしているため、当該“定期券データ”を格納した携帯電話6を使用してユーザが駅構内に入場している入場状態であるか否かを発行機2側で判断することができる。これにより、使用中の“定期券データ”を別の携帯電話6に転送してキセル等の不正を働くことを防止することができる。
【0059】
尚、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可能である。例えば、上述した実施の形態では、携帯端末として携帯電話6を用いた場合について説明したが、これに限らず、PDA8等の他の携帯端末を利用しても良い。
【0060】
また、自動改札機を通過するための携帯端末として、携帯電話6やPDA8等の携帯端末の他に、例えば、腕時計タイプの携帯端末などを利用することができ、インターネットに接続して“定期券データ”の送受信が可能で且つ自動改札機との間でデータの送受信が可能であれば、いかなる携帯端末を用いても良い。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の定期券処理装置、定期券処理システム、定期券処理方法、および携帯端末によると、インターネットを利用して定期券を発行でき、利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る定期券データ処理システムの概略構成を示すブロック図。
【図2】図1のシステムを利用した定期券データの購入動作を説明するためのフローチャート。
【図3】図1のシステムを利用した定期券データの払戻動作を説明するためのフローチャート。
【図4】図1のシステムを利用した定期券データの転送動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…定期券データ処理システム、2…電子定期券発行機、4…パーソナルコンピュータ、6…携帯電話、8…PDA、11…通信制御部、12…データ処理部、13…メモリ、15…通信制御部、第1通信制御部、16…入力部、17…表示部、18…メモリ、19…第2通信制御部。

Claims (13)

  1. 定期券データの発行希望者からの発行要求に基づいて、インターネットを介して、携帯端末に定期券データを送信する定期券データ処理装置であって、
    上記発行要求に基づいて定期券データを作成して暗号化するデータ処理部と、
    上記発行要求をインターネットを介して受信するとともに、上記データ処理部で暗号化した定期券データをインターネットを介して上記携帯端末へ送信する通信制御部と、
    を備えていることを特徴とする定期券データ処理装置。
  2. 上記定期券データは、乗車可能区間および有効期間に関するデータを含むことを特徴とする請求項1に記載の定期券データ処理装置。
  3. 上記通信制御部は、発行希望者が上記発行要求を入力するための入力フォーマットを上記携帯端末へ送信することを特徴とする請求項1に記載の定期券データ処理装置。
  4. 上記携帯端末の変更時に該携帯端末から送信される上記定期券データを一時的に保存するメモリをさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の定期券データ処理装置。
  5. 暗号化された定期券データをインターネットを介して受信する第1通信制御部と、この第1通信制御部を介して受信した定期券データを格納するメモリと、このメモリに格納した定期券データを復号化して自動改札機と通信する第2通信制御部と、を備えた携帯端末と、
    定期券データの発行希望者からの発行要求に基づいて定期券データを作成して暗号化するデータ処理部と、このデータ処理部で暗号化した定期券データをインターネットを介して上記携帯端末へ送信する第3通信制御部と、を備えた定期券データ処理装置と、
    を備えていることを特徴とする定期券データ処理システム。
  6. 上記携帯端末は、上記定期券データ処理装置に送信する発行要求を入力する入力部をさらに備えていることを特徴とする請求項5に記載の定期券データ処理システム。
  7. 上記第3通信制御部は、発行希望者が上記発行要求を入力するための入力フォーマットを上記携帯端末へ送信することを特徴とする請求項6に記載の定期券データ処理システム。
  8. 上記携帯端末は、上記入力フォーマットを表示するための表示部をさらに備えていることを特徴とする請求項7に記載の定期券データ処理システム。
  9. 上記定期券データ処理装置は、上記携帯端末の変更時に該携帯端末から送信される上記定期券データを一時的に保存するメモリをさらに備えていることを特徴とする請求項5に記載の定期券データ処理システム。
  10. 定期券データの発行要求を入力する入力部と、この入力部を介して入力した発行要求を送信するとともに暗号化された定期券データを受信するためインターネットに接続する第1通信制御部と、この第1通信制御部を介して受信した定期券データを格納するメモリと、このメモリに格納した定期券データを復号化して自動改札機と通信する第2通信制御部と、を備えた携帯端末と、
    この携帯端末からインターネットを介して送信された発行要求に基づいて定期券データを作成して暗号化するデータ処理部と、上記発行要求をインターネットを介して上記携帯端末から受信するとともに、上記データ処理部で暗号化した定期券データをインターネットを介して上記携帯端末へ送信する第3通信制御部と、を備えた定期券データ処理装置と、
    を備えていることを特徴とする定期券データ処理システム。
  11. 定期券データの発行要求をインターネットを介して定期券データ処理装置へ送信する段階と、
    上記定期券データ処理装置において、受信した発行要求に基づく定期券データを作成して暗号化する段階と、
    上記定期券データ処理装置にて暗号化した定期券データをインターネットを介して携帯端末へ送信する段階と、
    を有することを特徴とする定期券データ処理方法。
  12. 定期券データの発行要求を携帯端末から入力する段階と、
    上記携帯端末から入力した発行要求をインターネットを介して定期券データ処理装置へ送信する段階と、
    上記定期券データ処理装置において、インターネットを介して上記携帯端末から受信した発行要求に基づく定期券データを作成して暗号化する段階と、
    上記定期券データ処理装置にて暗号化した定期券データをインターネットを介して上記携帯端末へ送信する段階と、
    上記携帯端末において、インターネットを介して上記定期券データ処理装置から受信した定期券データをメモリに格納する段階と、
    を有することを特徴とする定期券データ処理方法。
  13. 定期券データ処理装置から取得した入力フォーマットを表示する表示部と、
    この表示部を介して表示した入力フォーマットに従って定期券データの発行要求を入力する入力部と、
    定期券データ処理装置から入力フォーマットを受信し、入力部を介して入力した発行要求を定期券データ処理装置へ送信し、且つ定期券データ処理装置で暗号化された定期券データを受信するためインターネットに接続する第1通信制御部と、
    この第1通信制御部を介して受信した定期券データを格納するメモリと、
    このメモリに格納した定期券データを復号化して自動改札機と通信する第2通信制御部と、
    を備えていることを特徴とする携帯端末。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013084213A (ja) * 2011-10-12 2013-05-09 Toshiba Corp スマートフォン及びそれを用いた自動改札機又はこれらを用いた自動改札システム
JP2016038858A (ja) * 2014-08-11 2016-03-22 株式会社野村総合研究所 携帯端末装置、プログラム、ビーコン管理装置
JP2017146865A (ja) * 2016-02-18 2017-08-24 株式会社タイトー ゲーム装置

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