JP2004234214A - メールソフトモジュール、メールソフト及び携帯電話機 - Google Patents
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Abstract
【課題】所望の電子メールを選択することを容易にすること。
【解決手段】複数の電子メールに対応する複数の属性文字列２８を記録する電子メールデータベース２から属性文字列２８を収集するリスト収集部６と、入力装置９の操作により並べ替え順序を選択するソート方法収集部７と、属性文字列２８の任意の位置に含まれる途中文字列を用いて属性文字列２８を並べ替え順序に基づいて並べるソートリスト２６をメールソフト本体４に出力するソート部８とを備えている。メールソフト本体４は、ソートリスト２６を表示装置１０に表示し、ソートリスト２６に表示される属性文字列２８のうちの入力装置９の操作により選択された選択属性文字列２８に対応する選択電子メールの本文を表示装置１０に更に表示する。本発明によるメールソフトモジュール５によれば、電子メールを並べる順序を多様化することができる。
【選択図】図１
【解決手段】複数の電子メールに対応する複数の属性文字列２８を記録する電子メールデータベース２から属性文字列２８を収集するリスト収集部６と、入力装置９の操作により並べ替え順序を選択するソート方法収集部７と、属性文字列２８の任意の位置に含まれる途中文字列を用いて属性文字列２８を並べ替え順序に基づいて並べるソートリスト２６をメールソフト本体４に出力するソート部８とを備えている。メールソフト本体４は、ソートリスト２６を表示装置１０に表示し、ソートリスト２６に表示される属性文字列２８のうちの入力装置９の操作により選択された選択属性文字列２８に対応する選択電子メールの本文を表示装置１０に更に表示する。本発明によるメールソフトモジュール５によれば、電子メールを並べる順序を多様化することができる。
【選択図】図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メールソフトモジュール、メールソフト及び携帯電話機に関し、特に、複数の電子メールの属性を表示装置に一覧表示して、その複数の電子メールのうちから１つの電子メールを選択するときに利用されるメールソフトモジュール、メールソフト及び携帯電話機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
インターネットを介して、パーソナルコンピュータまたは携帯電話機に文字情報・画像・プログラム・データなどを伝送する電子メールが知られている。インターネットに接続されている情報処理装置（コンピュータ）は、メールソフトを用いて、その電子メールを読み書きし、送受信している。
【０００３】
そのメールソフトにより実行される動作は、複数の電子メールの属性を表示装置に一覧表示して、その複数の電子メールのうちから１つの電子メールを選択する動作を含んでいる。電子メールの属性としては、件名、送信者名、送信者のメールアドレス、送信時刻、受信時刻が例示される。このとき、電子メールのリストは、電子メールの属性を示す値に基づいて順序が五十音、数字の大小、時系列などによって、属性が昇順または降順になるように並べ替えることができる。
【０００４】
複数の電子メールから所望の電子メールを選択する操作を容易にするメールソフトが望まれ、電子メールを整列させる方法の多様化が望まれている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、電子メールを整列させる方法を多様化するメールソフトモジュール、メールソフト及び携帯電話機を提供することにある。
本発明の他の課題は、複数の電子メールから所望の電子メールを選択する操作を容易にするメールソフトモジュール、メールソフト及び携帯電話機を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
以下に、［発明の実施の形態］で使用される番号・符号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、［特許請求の範囲］の記載と［発明の実施の形態］の記載との対応を明らかにするために付加されたものであり、［特許請求の範囲］に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【０００７】
本発明によるメールソフトモジュール（５）は、インターネットを伝送する複数の電子メールに対応する複数の属性文字列（２８）を記録する電子メールデータベース（２）から属性文字列（２８）を収集するリスト収集部（６）と、入力装置（９）の操作により並べ替え順序を選択するソート方法収集部（７）と、属性文字列（２８）の任意の位置に含まれる途中文字列を用いて属性文字列（２８）を並べ替え順序に基づいて並べるソートリスト（２６）をメールソフト本体（４）に出力するソート部（８）とを備えている。メールソフト本体（４）は、ソートリスト（２６）を表示装置（１０）に表示し、ソートリスト（２６）に表示される属性文字列（２８）のうちの入力装置（９）の操作により選択された選択属性文字列（２８）に対応する選択電子メールの本文を表示装置（１０）に更に表示する。本発明によるメールソフトモジュール（５）によれば、電子メールを並べる順序を多様化することができる。
【０００８】
属性文字列（２８）は、メールアドレスを示すアドレス文字列を含んでいる。途中文字列は、アドレス文字列のうちの文字「＠」より後側のドメイン名文字列である。このようなメールソフトモジュール（５）は、複数の電子メールから所望の電子メールを選択する操作を容易にする。
【０００９】
ドメイン名文字列は、文字「．」により区切られた複数文字列に分割されている。ソートリスト（２６）では、属性文字列（２８）が複数文字列のうちの最も後側の第１レベルドメイン文字列を用いて並べられ、属性文字列（２８）のうちの第１レベルドメイン文字列が一致する第１レベル一致属性文字列（２８）が複数文字列のうちの第１レベルドメイン文字列の前側に隣接して配置される第２レベル文字列を用いて並べられている。メールアドレスは、電子メールの差出人のメールアドレスまたは電子メールの宛先のメールアドレスである。このようなメールソフトモジュール（５）は、複数の電子メールから所望の電子メールを選択する操作をさらに容易にする。
【００１０】
属性文字列（２８）は、電子メールの件名を示す件名文字列を含んでいる。途中文字列は、件名文字列から予め設定されている特定文字列を除いた文字列である。このようなメールソフトモジュール（５）は、複数の電子メールから所望の電子メールを選択する操作を容易にする。
【００１１】
その特定文字列は、文字列「Ｆｗ」と任意の１文字とから形成される文字列と、文字列「Ｒｅ」と任意の１文字とから形成される文字列とを含んでいる。その特定文字列は、アルファベットの大文字小文字に頓着されない。このようなメールソフトモジュール（５）は、複数の電子メールから所望の電子メールを選択する操作をさらに容易にする。
【００１２】
ソート方法収集部（７）は、入力装置（９）の操作により入力された検索文字列を更に収集する。このとき、属性文字列（２８）は、検索文字列を含む第１属性文字列と、検索文字列を含まない第２属性文字列とから形成される。ソートリスト（２６）では、第１属性文字列が第２属性文字列より順序が後または前のうちの一方になるように並べられている。このようなメールソフトモジュール（５）は、複数の電子メールから所望の電子メールを選択する操作を容易にする。
【００１３】
属性文字列（２８）は、電子メールの件名を示す件名文字列を含んでいる。第１属性文字列は、件名文字列に検索文字列を含んでいる。第２属性文字列は、件名文字列に検索文字列を含まない。このようなメールソフトモジュール（５）は、複数の電子メールから所望の電子メールを選択する操作をさらに容易にする。
【００１４】
属性文字列（２８）は、電子メールの宛先を示す宛先文字列を含んでいる。第１属性文字列は、宛先文字列に検索文字列を含んでいる。第２属性文字列は、宛先文字列に検索文字列を含まない。このようなメールソフトモジュール（５）は、複数の電子メールから所望の電子メールを選択する操作をさらに容易にする。
【００１５】
属性文字列（２８）は、電子メールの差出人を示す件名文字列を含んでいる。第１属性文字列は、差出人文字列に検索文字列を含んでいる。第２属性文字列は、差出人文字列に検索文字列を含まない。このようなメールソフトモジュール（５）は、複数の電子メールから所望の電子メールを選択する操作をさらに容易にする。
【００１６】
本発明によるメールソフト（３）は、本発明によるメールソフトモジュール（５）と、そのメールソフト本体（４）とを備えていることが好ましい。
【００１７】
本発明による携帯電話機は、本発明によるメールソフト（３）を実行することが好ましい。
【００１８】
【発明の実施の形態】
図面を参照して、本発明によるメールソフトが適用されているパーソナルコンピュータの実施の形態を説明する。そのパーソナルコンピュータ１は、図１に示されているように、入力装置９と表示装置１０とを備えている。入力装置９は、キーボードとマウスとから形成されている。そのキーボードは、ユーザの操作により文字列をパーソナルコンピュータ１に入力する。そのマウスは、ユーザの操作により表示装置１０に表示されるボタンをクリックまたは右クリックすることができる。
【００１９】
パーソナルコンピュータ１は、図示されていない主記憶装置と、中央処理装置（ＣＰＵ）とを備えている。その主記憶装置は、コンピュータプログラムとデータとを記録する。その中央処理装置は、そのコンピュータプログラムを実行して、そのデータを処理し、入力装置９と表示装置１０との動作を制御する。
【００２０】
パーソナルコンピュータ１は、さらに、インターネットに接続され、インターネットを介して電子メールを用いて他のコンピュータに双方向に情報を伝送することができる。その電子メールは、ボディ部分とヘッダ部分とから形成されている。そのボディ部分は、電子メールの本文を示し、文字情報、画像、プログラムなどを示している。ヘッダ部分は、その電子メールの属性を示し、文字列により件名、差出人の名称とメールアドレスと、宛先の名称とメールアドレスとを示している。
【００２１】
パーソナルコンピュータ１は、コンピュータプログラムである電子メールデータベース２とメールソフト３とを備えている。電子メールデータベース２は、パーソナルコンピュータ１により送受信される電子メールに記載されている属性と本文とを記録している。メールソフト３は、複数のモジュールから形成され、インターネットを介して電子メールを送受信するときに、または、その電子メールの本文を閲覧するときに利用されるコンピュータプログラムである。
【００２２】
メールソフト３は、コンピュータプログラムであるメールソフト本体４とメールソフトモジュール５とから形成されている。メールソフト本体４は、複数のモジュールから形成されている。メールソフト本体４は、電子メールデータベース２に記録されている電子メールの属性を示す属性文字列が並べられて形成されるリストが記載される一覧画面を表示装置１０に表示する。メールソフト本体４は、さらに、表示装置１０に表示される属性文字列のうちの入力装置９の操作により選択された選択属性文字列に対応する選択電子メールの本文を表示装置１０に表示する。メールソフトモジュール５は、そのリストを形成する属性文字列を並べ替えるコンピュータプログラムである。
【００２３】
メールソフトモジュール５は、コンピュータプログラムであるリスト収集部６とソート方法収集部７とソート部８とを備えている。リスト収集部６は、電子メールデータベース２から電子メールの属性を示す属性文字列を収集する。ソート方法収集部７は、予め設定された複数のソート方法を表示装置１０に表示し、その複数のソート方法から入力装置９により選択された１つのソート方法を収集する。ソート部８は、リスト収集部６により収集されたリストをソート方法収集部７により収集されたソート方法でソートする。ソート部８によりソートされたリストは、メールソフト本体４により表示装置１０に表示される。
【００２４】
その複数のソート方法は、件名が昇順になるようにソートする方法、件名が降順になるようにソートする方法、差出人の名称が昇順になるようにソートする方法、および、差出人の名称が降順になるようにソートする方法を含んでいる。このようなソート方法は、周知である。
【００２５】
その複数のソート方法は、さらに、件名に所定の検索文字列を含む属性文字列が先になるようにソートする方法、差出人の名称に所定の検索文字列を含む属性文字列が先になるようにソートする方法、件名から「Ｆｗ：」「Ｒｅ：」を除いた文字列が昇順にソートする方法、メールアドレスのドメイン名を用いてソートする方法を含んでいる。
【００２６】
メールアドレスを示すメールアドレス文字列は、文字「＠」と、「＠」の前側のユーザ名文字列と、「＠」の後側のドメイン名文字列とから形成されている。そのドメイン名文字列は、文字「．」区切られた複数の文字列から形成されている。その複数の文字列は、第１レベル文字列、第２レベル文字列、…、第ｎレベル文字列（ｎ＝２，３，４，…）から形成されている。このとき、第ｉレベル文字列（ｉ＝１，２，３，…，ｎ）は、ドメイン名文字列で第ｊレベル文字列（ｊ＝２，３，…，ｎ；ｊ＞ｉ）より後側に配置されている。
【００２７】
ドメイン名を用いてソートする方法としては、２つの方法が例示される。その一方の方法では、まず、第１レベル文字列が昇順になるように属性文字列が並べ替えられる。第１レベル文字列が同一の複数の属性文字列は、さらに、第２レベル文字列が昇順になるように並べ替えられる。第１レベルから第ｉレベル文字列までが同一の複数の属性文字列は、さらに、第（ｉ＋１）レベル文字列が昇順になるように並べ替えられる。
【００２８】
その他方の方法では、まず、最も後ろに配置されている第１文字が昇順になるように属性文字列が並べ替えられる。第１文字が同一の複数の属性文字列は、さらに、後ろから２番目の第２文字が昇順になるように並べ替えられる。第１文字からｉ番目の第ｉ文字までが同一の複数の属性文字列は、さらに、後ろから（ｉ＋１）番目の第（ｉ＋１）文字が昇順になるように並べ替えられる。
【００２９】
メールアドレスのドメイン名は、一般的に、そのユーザが所属する組織を示している。ドメイン名を用いたソートによれば、ユーザは、同一の組織に属する差出人から伝送された電子メールを発見し易くし、同一の組織に属する差出人に伝送された電子メールを発見し易くする。
【００３０】
図２は、電子メールデータベース２を示している。電子メールデータベース２は、電子メールの属性と電子メール本文１４とを対応づけて記録している。電子メール本文１４は、その電子メールのボディ部分に記載されている情報である。その属性は、その電子メールのヘッダ部分に記載されている情報であり、件名１１と送信者１２と宛先１３とから形成されている。件名１１は、その電子メールのヘッダ部分に記載されている件名を示している。送信者１２は、その電子メールのヘッダ部分に記載されている送信者の名称とメールアドレスとを示している。宛先１３は、その電子メールのヘッダ部分に記載されている宛先の名称とメールアドレスとを示している。
【００３１】
電子メールデータベース２は、さらに、電子メール本文１４に対応づけて受信日時１５と送信日時１６とを記録している。受信日時１５は、その電子メールがパーソナルコンピュータ１に受信された日時を示している。送信日時１６は、その電子メールがパーソナルコンピュータ１から送信された日時を示している。
【００３２】
図３は、メールソフト本体４により表示装置１０に表示される一覧画面を示している。その一覧画面２１は、複数の属性文字列２８が縦に１列に並べられているリスト２６を備えている。属性文字列２８は、それぞれパーソナルコンピュータ１から送信された電子メールの属性を示し、その電子メールの件名、宛先、送信日時、サイズを示している。属性文字列２８は、パーソナルコンピュータ１が受信した電子メールの属性を示すときに、その属性として、件名と差出人と受信日時とサイズとを示している。
【００３３】
一覧画面２１は、さらに、複数のボタンを備えている。その複数のボタンは、件名ボタン２２と宛先ボタン２３と送信日時ボタン２４とサイズボタン２５とから形成されている。ユーザは、その複数のボタンをマウスによりクリックまたは右クリックすることにより、ソート方法を選択することができる。一覧画面２１は、さらに、リスト２６のソート方法を示すマーク２７を示している。
【００３４】
図４は、件名ソートメニューボックス３１を示している。件名ソートメニューボックス３１は、件名ボタン２２を右クリックされたときに、ソート方法収集部７により表示装置１０に表示される。件名ソートメニューボックス３１は、昇順ソートボタン３２と、降順ソートボタン３３と、元件名ソートボタン３４と、検索ソートボタン３５とを備えている。ソート方法収集部７は、昇順ソートボタン３２、降順ソートボタン３３、元件名ソートボタン３４および検索ソートボタン３５のうちのクリックされることによりソート方法を収集する。
【００３５】
図５は、メールアドレスソートメニューボックス４１を示している。メールアドレスソートメニューボックス４１は、宛先ボタン２３を右クリックされるときに、ソート方法収集部７により表示装置１０に表示される。メールアドレスソートメニューボックス４１は、昇順ソートボタン４２と、降順ソートボタン４３と、ドメイン名ソートボタン４４と、検索ソートボタン４５とを備えている。ソート方法収集部７は、昇順ソートボタン４２、降順ソートボタン４３、ドメイン名ソートボタン４４および検索ソートボタン４５のうちのクリックされることによりソート方法を収集する。
【００３６】
図６は、入力ボックス５１を示している。入力ボックス５１は、検索ソートボタン３５または検索ソートボタン４５がクリックされるときに、表示装置１０に表示される。入力ボックス５１は、検索文字列入力欄５２とＯＫボタン５３とキャンセルボタン５４とを備えている。ユーザは、検索文字列入力欄５２に検索文字列を入力して、ＯＫボタン５３をクリックすることによりその検索文字列をパーソナルコンピュータ１に入力することができる。ユーザは、さらに、キャンセルボタン５４を押下することにより、ソート方法を選択することを取り消すことができる。
【００３７】
図７は、件名ボタン２２または宛先ボタン２３が右クリックされたときの動作を示している。パーソナルコンピュータ１は、ユーザにより件名ボタン２２が右クリックされたときに、件名ソートメニューボックス３１を表示装置１０に表示する（ステップＳ１）。パーソナルコンピュータ１は、さらに、宛先ボタン２３が右クリックされたときに、メールアドレスソートメニューボックス４１を表示する。
【００３８】
パーソナルコンピュータ１は、件名ソートメニューボックス３１の検索ソートボタン３５以外のボタンがクリックされたときに（ステップＳ２；ＮＯ）、そのボタンに対応するソート方法で属性文字列２８をソートする（ステップＳ３）。すなわち、パーソナルコンピュータ１は、昇順ソートボタン３２がクリックされたときに、件名が昇順になるように属性文字列２８をソートする。パーソナルコンピュータ１は、昇順ソートボタン３３がクリックされたときに、件名が降順になるように属性文字列２８をソートする。パーソナルコンピュータ１は、元件名ソートボタン３４がクリックされたときに、件名から「Ｆｗ：」「Ｒｅ：」を除いた文字列が昇順に属性文字列２８をソートする。
【００３９】
パーソナルコンピュータ１は、さらに、メールアドレスソートメニューボックス４１の検索ソートボタン４５以外のボタンがクリックされたときに（ステップＳ２；ＮＯ）、そのボタンに対応するソート方法で属性文字列２８をソートする（ステップＳ３）。すなわち、パーソナルコンピュータ１は、昇順ソートボタン４２がクリックされたときに、宛先の名称が昇順になるようにソートする。パーソナルコンピュータ１は、降順ソートボタン４３がクリックされたときに、宛先の名称が降順になるようにソートする。パーソナルコンピュータ１は、ドメイン名ソートボタン４４がクリックされたときに、宛先のメールアドレスのドメイン名を用いて属性文字列２８が並べ替えられる。
【００４０】
パーソナルコンピュータ１は、件名ソートメニューボックス３１の検索ソートボタン３５またはメールアドレスソートメニューボックス４１の検索ソートボタン４５がクリックされたときに（ステップＳ２；ＹＥＳ）、入力ボックス５１を表示する（ステップＳ４）。パーソナルコンピュータ１は、入力ボックス５１の検索文字列入力欄５２に検索文字列が入力されてＯＫボタン５２がクリックされると（ステップＳ５；ＯＫ）、その検索文字列を用いて属性文字列２８をソートする（ステップＳ６）。
【００４１】
すなわち、パーソナルコンピュータ１は、検索ソートボタン３５がクリックされて検索文字列が入力されたときに、件名にその検索文字列を含む属性文字列が先になるようにソートする。パーソナルコンピュータ１は、検索ソートボタン４５がクリックされて検索文字列が入力されたときに、宛先の名称にその検索文字列を含む属性文字列が先になるようにソートする。
【００４２】
図８は、件名ボタン２２がクリックされたときの動作を示している。パーソナルコンピュータ１は、ユーザにより件名ボタン２２がクリックされたときに、属性文字列２８がどのようにソートされているかを判別する（ステップＳ１１、ステップＳ１３）。パーソナルコンピュータ１は、属性文字列２８が件名を昇順にソートされているときに（ステップＳ１１；ＹＥＳ）、件名が降順になるように属性文字列２８をソートする（ステップＳ１２）。パーソナルコンピュータ１は、属性文字列２８が件名を降順または昇順にソートされていないときに（ステップＳ１３；ＮＯ）、件名が昇順になるように属性文字列２８をソートする（ステップＳ１５）。
【００４３】
パーソナルコンピュータ１は、件名が降順になるように属性文字列２８がソートされているときに（ステップＳ１１；ＹＥＳ）、件名を示す件名文字列から文字列「Ｆｗ：」「Ｒｅ：」を除いた文字列が昇順になるように属性文字列２８をソートする（ステップＳ１２）。
【００４４】
図９は、宛先ボタン２３がクリックされたときの動作を示している。パーソナルコンピュータ１は、ユーザにより宛先ボタン２３がクリックされたときに、属性文字列２８がどのようにソートされているかを判別する（ステップＳ２１、ステップＳ２３）。パーソナルコンピュータ１は、属性文字列２８がメールアドレスを昇順にソートされているときに（ステップＳ２１；ＹＥＳ）、メールアドレスが降順になるように属性文字列２８をソートする（ステップＳ２２）。パーソナルコンピュータ１は、属性文字列２８がメールアドレスを降順または昇順にソートされていないときに（ステップＳ２３；ＮＯ）、メールアドレスが昇順になるように属性文字列２８をソートする（ステップＳ２５）。
【００４５】
パーソナルコンピュータ１は、メールアドレスが降順になるように属性文字列２８がソートされているときに（ステップＳ２１；ＹＥＳ）、メールアドレスのうちの文字「＠」より後側のドメイン名を用いて属性文字列２８をソートする（ステップＳ２２）。
【００４６】
図６〜図８に示される動作によれば、ユーザは、複数の電子メールから所望の電子メールを容易に選択することができる。
【００４７】
既述の実施の形態におけるパーソナルコンピュータ１は、ユーザに携帯される携帯電話機に置換されることもできる。このとき、入力装置９のキーボードとしては、数字ボタンが対応し、ユーザは、その数字ボタンを押下することにより文字列を入力する。入力装置９のマウスとしては、上下左右ボタンと決定ボタンとが対応し、その上下左右ボタンを押下することにより表示装置１０に表示されるボタンを選択し、その決定ボタンにより、クリックに対応する操作をすることができる。
【００４８】
このような携帯電話機によれば、既述の実施の形態におけるパーソナルコンピュータ１と同様に、ユーザは、複数の電子メールから所望の電子メールを容易に選択することができる。
【００４９】
【発明の効果】
本発明によるメールソフトモジュール、メールソフト及び携帯電話機によれば、ユーザは、複数の電子メールから所望の電子メールを容易に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明によるメールソフトの実施の形態を示すブロック図である。
【図２】図２は、電子メールデータベースを示す図である。
【図３】図３は、一覧画面を示す図である。
【図４】図４は、件名ソートメニューボックスを示す図である。
【図５】図５は、メールアドレスソートメニューボックスを示す図である。
【図６】図６は、入力ボックスを示す図である。
【図７】図７は、件名ボタンまたは宛先ボタンが右クリックされたときの動作の実施の形態を示すフローチャートである。
【図８】図８は、件名ボタンがクリックされたときの動作の実施の形態を示すフローチャートである。
【図９】図９は、宛先ボタンがクリックされたときの動作の実施の形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１ ：パーソナルコンピュータ
２ ：電子メールデータベース
３ ：メールソフト
４ ：メールソフト本体
５ ：メールソフトモジュール
６ ：リスト収集部
７ ：ソート方法収集部
８ ：ソート部
９ ：入力装置
１０：表示装置
１１：件名
１２：送信者
１３：宛先
１４：電子メール本文
１５：受信日時
１６：送信日時
２１：一覧画面
２２：件名ボタン
２３：宛先ボタン
２４：送信日時ボタン
２５：サイズボタン
２６：リスト
２７：マーク
２８：属性文字列
３１：件名ソートメニューボックス
３２：昇順ソートボタン
３３：降順ソートボタン
３４：元件名ソートボタン
３５：検索ソートボタン
４１：メールアドレスソートメニューボックス
４２：昇順ソートボタン
４３：降順ソートボタン
４４：ドメイン名ソートボタン
４５：検索ソートボタン
５１：入力ボックス
５２：検索文字列入力欄
５３：ＯＫボタン
５４：キャンセルボタン
【発明の属する技術分野】
本発明は、メールソフトモジュール、メールソフト及び携帯電話機に関し、特に、複数の電子メールの属性を表示装置に一覧表示して、その複数の電子メールのうちから１つの電子メールを選択するときに利用されるメールソフトモジュール、メールソフト及び携帯電話機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
インターネットを介して、パーソナルコンピュータまたは携帯電話機に文字情報・画像・プログラム・データなどを伝送する電子メールが知られている。インターネットに接続されている情報処理装置（コンピュータ）は、メールソフトを用いて、その電子メールを読み書きし、送受信している。
【０００３】
そのメールソフトにより実行される動作は、複数の電子メールの属性を表示装置に一覧表示して、その複数の電子メールのうちから１つの電子メールを選択する動作を含んでいる。電子メールの属性としては、件名、送信者名、送信者のメールアドレス、送信時刻、受信時刻が例示される。このとき、電子メールのリストは、電子メールの属性を示す値に基づいて順序が五十音、数字の大小、時系列などによって、属性が昇順または降順になるように並べ替えることができる。
【０００４】
複数の電子メールから所望の電子メールを選択する操作を容易にするメールソフトが望まれ、電子メールを整列させる方法の多様化が望まれている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、電子メールを整列させる方法を多様化するメールソフトモジュール、メールソフト及び携帯電話機を提供することにある。
本発明の他の課題は、複数の電子メールから所望の電子メールを選択する操作を容易にするメールソフトモジュール、メールソフト及び携帯電話機を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
以下に、［発明の実施の形態］で使用される番号・符号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、［特許請求の範囲］の記載と［発明の実施の形態］の記載との対応を明らかにするために付加されたものであり、［特許請求の範囲］に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【０００７】
本発明によるメールソフトモジュール（５）は、インターネットを伝送する複数の電子メールに対応する複数の属性文字列（２８）を記録する電子メールデータベース（２）から属性文字列（２８）を収集するリスト収集部（６）と、入力装置（９）の操作により並べ替え順序を選択するソート方法収集部（７）と、属性文字列（２８）の任意の位置に含まれる途中文字列を用いて属性文字列（２８）を並べ替え順序に基づいて並べるソートリスト（２６）をメールソフト本体（４）に出力するソート部（８）とを備えている。メールソフト本体（４）は、ソートリスト（２６）を表示装置（１０）に表示し、ソートリスト（２６）に表示される属性文字列（２８）のうちの入力装置（９）の操作により選択された選択属性文字列（２８）に対応する選択電子メールの本文を表示装置（１０）に更に表示する。本発明によるメールソフトモジュール（５）によれば、電子メールを並べる順序を多様化することができる。
【０００８】
属性文字列（２８）は、メールアドレスを示すアドレス文字列を含んでいる。途中文字列は、アドレス文字列のうちの文字「＠」より後側のドメイン名文字列である。このようなメールソフトモジュール（５）は、複数の電子メールから所望の電子メールを選択する操作を容易にする。
【０００９】
ドメイン名文字列は、文字「．」により区切られた複数文字列に分割されている。ソートリスト（２６）では、属性文字列（２８）が複数文字列のうちの最も後側の第１レベルドメイン文字列を用いて並べられ、属性文字列（２８）のうちの第１レベルドメイン文字列が一致する第１レベル一致属性文字列（２８）が複数文字列のうちの第１レベルドメイン文字列の前側に隣接して配置される第２レベル文字列を用いて並べられている。メールアドレスは、電子メールの差出人のメールアドレスまたは電子メールの宛先のメールアドレスである。このようなメールソフトモジュール（５）は、複数の電子メールから所望の電子メールを選択する操作をさらに容易にする。
【００１０】
属性文字列（２８）は、電子メールの件名を示す件名文字列を含んでいる。途中文字列は、件名文字列から予め設定されている特定文字列を除いた文字列である。このようなメールソフトモジュール（５）は、複数の電子メールから所望の電子メールを選択する操作を容易にする。
【００１１】
その特定文字列は、文字列「Ｆｗ」と任意の１文字とから形成される文字列と、文字列「Ｒｅ」と任意の１文字とから形成される文字列とを含んでいる。その特定文字列は、アルファベットの大文字小文字に頓着されない。このようなメールソフトモジュール（５）は、複数の電子メールから所望の電子メールを選択する操作をさらに容易にする。
【００１２】
ソート方法収集部（７）は、入力装置（９）の操作により入力された検索文字列を更に収集する。このとき、属性文字列（２８）は、検索文字列を含む第１属性文字列と、検索文字列を含まない第２属性文字列とから形成される。ソートリスト（２６）では、第１属性文字列が第２属性文字列より順序が後または前のうちの一方になるように並べられている。このようなメールソフトモジュール（５）は、複数の電子メールから所望の電子メールを選択する操作を容易にする。
【００１３】
属性文字列（２８）は、電子メールの件名を示す件名文字列を含んでいる。第１属性文字列は、件名文字列に検索文字列を含んでいる。第２属性文字列は、件名文字列に検索文字列を含まない。このようなメールソフトモジュール（５）は、複数の電子メールから所望の電子メールを選択する操作をさらに容易にする。
【００１４】
属性文字列（２８）は、電子メールの宛先を示す宛先文字列を含んでいる。第１属性文字列は、宛先文字列に検索文字列を含んでいる。第２属性文字列は、宛先文字列に検索文字列を含まない。このようなメールソフトモジュール（５）は、複数の電子メールから所望の電子メールを選択する操作をさらに容易にする。
【００１５】
属性文字列（２８）は、電子メールの差出人を示す件名文字列を含んでいる。第１属性文字列は、差出人文字列に検索文字列を含んでいる。第２属性文字列は、差出人文字列に検索文字列を含まない。このようなメールソフトモジュール（５）は、複数の電子メールから所望の電子メールを選択する操作をさらに容易にする。
【００１６】
本発明によるメールソフト（３）は、本発明によるメールソフトモジュール（５）と、そのメールソフト本体（４）とを備えていることが好ましい。
【００１７】
本発明による携帯電話機は、本発明によるメールソフト（３）を実行することが好ましい。
【００１８】
【発明の実施の形態】
図面を参照して、本発明によるメールソフトが適用されているパーソナルコンピュータの実施の形態を説明する。そのパーソナルコンピュータ１は、図１に示されているように、入力装置９と表示装置１０とを備えている。入力装置９は、キーボードとマウスとから形成されている。そのキーボードは、ユーザの操作により文字列をパーソナルコンピュータ１に入力する。そのマウスは、ユーザの操作により表示装置１０に表示されるボタンをクリックまたは右クリックすることができる。
【００１９】
パーソナルコンピュータ１は、図示されていない主記憶装置と、中央処理装置（ＣＰＵ）とを備えている。その主記憶装置は、コンピュータプログラムとデータとを記録する。その中央処理装置は、そのコンピュータプログラムを実行して、そのデータを処理し、入力装置９と表示装置１０との動作を制御する。
【００２０】
パーソナルコンピュータ１は、さらに、インターネットに接続され、インターネットを介して電子メールを用いて他のコンピュータに双方向に情報を伝送することができる。その電子メールは、ボディ部分とヘッダ部分とから形成されている。そのボディ部分は、電子メールの本文を示し、文字情報、画像、プログラムなどを示している。ヘッダ部分は、その電子メールの属性を示し、文字列により件名、差出人の名称とメールアドレスと、宛先の名称とメールアドレスとを示している。
【００２１】
パーソナルコンピュータ１は、コンピュータプログラムである電子メールデータベース２とメールソフト３とを備えている。電子メールデータベース２は、パーソナルコンピュータ１により送受信される電子メールに記載されている属性と本文とを記録している。メールソフト３は、複数のモジュールから形成され、インターネットを介して電子メールを送受信するときに、または、その電子メールの本文を閲覧するときに利用されるコンピュータプログラムである。
【００２２】
メールソフト３は、コンピュータプログラムであるメールソフト本体４とメールソフトモジュール５とから形成されている。メールソフト本体４は、複数のモジュールから形成されている。メールソフト本体４は、電子メールデータベース２に記録されている電子メールの属性を示す属性文字列が並べられて形成されるリストが記載される一覧画面を表示装置１０に表示する。メールソフト本体４は、さらに、表示装置１０に表示される属性文字列のうちの入力装置９の操作により選択された選択属性文字列に対応する選択電子メールの本文を表示装置１０に表示する。メールソフトモジュール５は、そのリストを形成する属性文字列を並べ替えるコンピュータプログラムである。
【００２３】
メールソフトモジュール５は、コンピュータプログラムであるリスト収集部６とソート方法収集部７とソート部８とを備えている。リスト収集部６は、電子メールデータベース２から電子メールの属性を示す属性文字列を収集する。ソート方法収集部７は、予め設定された複数のソート方法を表示装置１０に表示し、その複数のソート方法から入力装置９により選択された１つのソート方法を収集する。ソート部８は、リスト収集部６により収集されたリストをソート方法収集部７により収集されたソート方法でソートする。ソート部８によりソートされたリストは、メールソフト本体４により表示装置１０に表示される。
【００２４】
その複数のソート方法は、件名が昇順になるようにソートする方法、件名が降順になるようにソートする方法、差出人の名称が昇順になるようにソートする方法、および、差出人の名称が降順になるようにソートする方法を含んでいる。このようなソート方法は、周知である。
【００２５】
その複数のソート方法は、さらに、件名に所定の検索文字列を含む属性文字列が先になるようにソートする方法、差出人の名称に所定の検索文字列を含む属性文字列が先になるようにソートする方法、件名から「Ｆｗ：」「Ｒｅ：」を除いた文字列が昇順にソートする方法、メールアドレスのドメイン名を用いてソートする方法を含んでいる。
【００２６】
メールアドレスを示すメールアドレス文字列は、文字「＠」と、「＠」の前側のユーザ名文字列と、「＠」の後側のドメイン名文字列とから形成されている。そのドメイン名文字列は、文字「．」区切られた複数の文字列から形成されている。その複数の文字列は、第１レベル文字列、第２レベル文字列、…、第ｎレベル文字列（ｎ＝２，３，４，…）から形成されている。このとき、第ｉレベル文字列（ｉ＝１，２，３，…，ｎ）は、ドメイン名文字列で第ｊレベル文字列（ｊ＝２，３，…，ｎ；ｊ＞ｉ）より後側に配置されている。
【００２７】
ドメイン名を用いてソートする方法としては、２つの方法が例示される。その一方の方法では、まず、第１レベル文字列が昇順になるように属性文字列が並べ替えられる。第１レベル文字列が同一の複数の属性文字列は、さらに、第２レベル文字列が昇順になるように並べ替えられる。第１レベルから第ｉレベル文字列までが同一の複数の属性文字列は、さらに、第（ｉ＋１）レベル文字列が昇順になるように並べ替えられる。
【００２８】
その他方の方法では、まず、最も後ろに配置されている第１文字が昇順になるように属性文字列が並べ替えられる。第１文字が同一の複数の属性文字列は、さらに、後ろから２番目の第２文字が昇順になるように並べ替えられる。第１文字からｉ番目の第ｉ文字までが同一の複数の属性文字列は、さらに、後ろから（ｉ＋１）番目の第（ｉ＋１）文字が昇順になるように並べ替えられる。
【００２９】
メールアドレスのドメイン名は、一般的に、そのユーザが所属する組織を示している。ドメイン名を用いたソートによれば、ユーザは、同一の組織に属する差出人から伝送された電子メールを発見し易くし、同一の組織に属する差出人に伝送された電子メールを発見し易くする。
【００３０】
図２は、電子メールデータベース２を示している。電子メールデータベース２は、電子メールの属性と電子メール本文１４とを対応づけて記録している。電子メール本文１４は、その電子メールのボディ部分に記載されている情報である。その属性は、その電子メールのヘッダ部分に記載されている情報であり、件名１１と送信者１２と宛先１３とから形成されている。件名１１は、その電子メールのヘッダ部分に記載されている件名を示している。送信者１２は、その電子メールのヘッダ部分に記載されている送信者の名称とメールアドレスとを示している。宛先１３は、その電子メールのヘッダ部分に記載されている宛先の名称とメールアドレスとを示している。
【００３１】
電子メールデータベース２は、さらに、電子メール本文１４に対応づけて受信日時１５と送信日時１６とを記録している。受信日時１５は、その電子メールがパーソナルコンピュータ１に受信された日時を示している。送信日時１６は、その電子メールがパーソナルコンピュータ１から送信された日時を示している。
【００３２】
図３は、メールソフト本体４により表示装置１０に表示される一覧画面を示している。その一覧画面２１は、複数の属性文字列２８が縦に１列に並べられているリスト２６を備えている。属性文字列２８は、それぞれパーソナルコンピュータ１から送信された電子メールの属性を示し、その電子メールの件名、宛先、送信日時、サイズを示している。属性文字列２８は、パーソナルコンピュータ１が受信した電子メールの属性を示すときに、その属性として、件名と差出人と受信日時とサイズとを示している。
【００３３】
一覧画面２１は、さらに、複数のボタンを備えている。その複数のボタンは、件名ボタン２２と宛先ボタン２３と送信日時ボタン２４とサイズボタン２５とから形成されている。ユーザは、その複数のボタンをマウスによりクリックまたは右クリックすることにより、ソート方法を選択することができる。一覧画面２１は、さらに、リスト２６のソート方法を示すマーク２７を示している。
【００３４】
図４は、件名ソートメニューボックス３１を示している。件名ソートメニューボックス３１は、件名ボタン２２を右クリックされたときに、ソート方法収集部７により表示装置１０に表示される。件名ソートメニューボックス３１は、昇順ソートボタン３２と、降順ソートボタン３３と、元件名ソートボタン３４と、検索ソートボタン３５とを備えている。ソート方法収集部７は、昇順ソートボタン３２、降順ソートボタン３３、元件名ソートボタン３４および検索ソートボタン３５のうちのクリックされることによりソート方法を収集する。
【００３５】
図５は、メールアドレスソートメニューボックス４１を示している。メールアドレスソートメニューボックス４１は、宛先ボタン２３を右クリックされるときに、ソート方法収集部７により表示装置１０に表示される。メールアドレスソートメニューボックス４１は、昇順ソートボタン４２と、降順ソートボタン４３と、ドメイン名ソートボタン４４と、検索ソートボタン４５とを備えている。ソート方法収集部７は、昇順ソートボタン４２、降順ソートボタン４３、ドメイン名ソートボタン４４および検索ソートボタン４５のうちのクリックされることによりソート方法を収集する。
【００３６】
図６は、入力ボックス５１を示している。入力ボックス５１は、検索ソートボタン３５または検索ソートボタン４５がクリックされるときに、表示装置１０に表示される。入力ボックス５１は、検索文字列入力欄５２とＯＫボタン５３とキャンセルボタン５４とを備えている。ユーザは、検索文字列入力欄５２に検索文字列を入力して、ＯＫボタン５３をクリックすることによりその検索文字列をパーソナルコンピュータ１に入力することができる。ユーザは、さらに、キャンセルボタン５４を押下することにより、ソート方法を選択することを取り消すことができる。
【００３７】
図７は、件名ボタン２２または宛先ボタン２３が右クリックされたときの動作を示している。パーソナルコンピュータ１は、ユーザにより件名ボタン２２が右クリックされたときに、件名ソートメニューボックス３１を表示装置１０に表示する（ステップＳ１）。パーソナルコンピュータ１は、さらに、宛先ボタン２３が右クリックされたときに、メールアドレスソートメニューボックス４１を表示する。
【００３８】
パーソナルコンピュータ１は、件名ソートメニューボックス３１の検索ソートボタン３５以外のボタンがクリックされたときに（ステップＳ２；ＮＯ）、そのボタンに対応するソート方法で属性文字列２８をソートする（ステップＳ３）。すなわち、パーソナルコンピュータ１は、昇順ソートボタン３２がクリックされたときに、件名が昇順になるように属性文字列２８をソートする。パーソナルコンピュータ１は、昇順ソートボタン３３がクリックされたときに、件名が降順になるように属性文字列２８をソートする。パーソナルコンピュータ１は、元件名ソートボタン３４がクリックされたときに、件名から「Ｆｗ：」「Ｒｅ：」を除いた文字列が昇順に属性文字列２８をソートする。
【００３９】
パーソナルコンピュータ１は、さらに、メールアドレスソートメニューボックス４１の検索ソートボタン４５以外のボタンがクリックされたときに（ステップＳ２；ＮＯ）、そのボタンに対応するソート方法で属性文字列２８をソートする（ステップＳ３）。すなわち、パーソナルコンピュータ１は、昇順ソートボタン４２がクリックされたときに、宛先の名称が昇順になるようにソートする。パーソナルコンピュータ１は、降順ソートボタン４３がクリックされたときに、宛先の名称が降順になるようにソートする。パーソナルコンピュータ１は、ドメイン名ソートボタン４４がクリックされたときに、宛先のメールアドレスのドメイン名を用いて属性文字列２８が並べ替えられる。
【００４０】
パーソナルコンピュータ１は、件名ソートメニューボックス３１の検索ソートボタン３５またはメールアドレスソートメニューボックス４１の検索ソートボタン４５がクリックされたときに（ステップＳ２；ＹＥＳ）、入力ボックス５１を表示する（ステップＳ４）。パーソナルコンピュータ１は、入力ボックス５１の検索文字列入力欄５２に検索文字列が入力されてＯＫボタン５２がクリックされると（ステップＳ５；ＯＫ）、その検索文字列を用いて属性文字列２８をソートする（ステップＳ６）。
【００４１】
すなわち、パーソナルコンピュータ１は、検索ソートボタン３５がクリックされて検索文字列が入力されたときに、件名にその検索文字列を含む属性文字列が先になるようにソートする。パーソナルコンピュータ１は、検索ソートボタン４５がクリックされて検索文字列が入力されたときに、宛先の名称にその検索文字列を含む属性文字列が先になるようにソートする。
【００４２】
図８は、件名ボタン２２がクリックされたときの動作を示している。パーソナルコンピュータ１は、ユーザにより件名ボタン２２がクリックされたときに、属性文字列２８がどのようにソートされているかを判別する（ステップＳ１１、ステップＳ１３）。パーソナルコンピュータ１は、属性文字列２８が件名を昇順にソートされているときに（ステップＳ１１；ＹＥＳ）、件名が降順になるように属性文字列２８をソートする（ステップＳ１２）。パーソナルコンピュータ１は、属性文字列２８が件名を降順または昇順にソートされていないときに（ステップＳ１３；ＮＯ）、件名が昇順になるように属性文字列２８をソートする（ステップＳ１５）。
【００４３】
パーソナルコンピュータ１は、件名が降順になるように属性文字列２８がソートされているときに（ステップＳ１１；ＹＥＳ）、件名を示す件名文字列から文字列「Ｆｗ：」「Ｒｅ：」を除いた文字列が昇順になるように属性文字列２８をソートする（ステップＳ１２）。
【００４４】
図９は、宛先ボタン２３がクリックされたときの動作を示している。パーソナルコンピュータ１は、ユーザにより宛先ボタン２３がクリックされたときに、属性文字列２８がどのようにソートされているかを判別する（ステップＳ２１、ステップＳ２３）。パーソナルコンピュータ１は、属性文字列２８がメールアドレスを昇順にソートされているときに（ステップＳ２１；ＹＥＳ）、メールアドレスが降順になるように属性文字列２８をソートする（ステップＳ２２）。パーソナルコンピュータ１は、属性文字列２８がメールアドレスを降順または昇順にソートされていないときに（ステップＳ２３；ＮＯ）、メールアドレスが昇順になるように属性文字列２８をソートする（ステップＳ２５）。
【００４５】
パーソナルコンピュータ１は、メールアドレスが降順になるように属性文字列２８がソートされているときに（ステップＳ２１；ＹＥＳ）、メールアドレスのうちの文字「＠」より後側のドメイン名を用いて属性文字列２８をソートする（ステップＳ２２）。
【００４６】
図６〜図８に示される動作によれば、ユーザは、複数の電子メールから所望の電子メールを容易に選択することができる。
【００４７】
既述の実施の形態におけるパーソナルコンピュータ１は、ユーザに携帯される携帯電話機に置換されることもできる。このとき、入力装置９のキーボードとしては、数字ボタンが対応し、ユーザは、その数字ボタンを押下することにより文字列を入力する。入力装置９のマウスとしては、上下左右ボタンと決定ボタンとが対応し、その上下左右ボタンを押下することにより表示装置１０に表示されるボタンを選択し、その決定ボタンにより、クリックに対応する操作をすることができる。
【００４８】
このような携帯電話機によれば、既述の実施の形態におけるパーソナルコンピュータ１と同様に、ユーザは、複数の電子メールから所望の電子メールを容易に選択することができる。
【００４９】
【発明の効果】
本発明によるメールソフトモジュール、メールソフト及び携帯電話機によれば、ユーザは、複数の電子メールから所望の電子メールを容易に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明によるメールソフトの実施の形態を示すブロック図である。
【図２】図２は、電子メールデータベースを示す図である。
【図３】図３は、一覧画面を示す図である。
【図４】図４は、件名ソートメニューボックスを示す図である。
【図５】図５は、メールアドレスソートメニューボックスを示す図である。
【図６】図６は、入力ボックスを示す図である。
【図７】図７は、件名ボタンまたは宛先ボタンが右クリックされたときの動作の実施の形態を示すフローチャートである。
【図８】図８は、件名ボタンがクリックされたときの動作の実施の形態を示すフローチャートである。
【図９】図９は、宛先ボタンがクリックされたときの動作の実施の形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１ ：パーソナルコンピュータ
２ ：電子メールデータベース
３ ：メールソフト
４ ：メールソフト本体
５ ：メールソフトモジュール
６ ：リスト収集部
７ ：ソート方法収集部
８ ：ソート部
９ ：入力装置
１０：表示装置
１１：件名
１２：送信者
１３：宛先
１４：電子メール本文
１５：受信日時
１６：送信日時
２１：一覧画面
２２：件名ボタン
２３：宛先ボタン
２４：送信日時ボタン
２５：サイズボタン
２６：リスト
２７：マーク
２８：属性文字列
３１：件名ソートメニューボックス
３２：昇順ソートボタン
３３：降順ソートボタン
３４：元件名ソートボタン
３５：検索ソートボタン
４１：メールアドレスソートメニューボックス
４２：昇順ソートボタン
４３：降順ソートボタン
４４：ドメイン名ソートボタン
４５：検索ソートボタン
５１：入力ボックス
５２：検索文字列入力欄
５３：ＯＫボタン
５４：キャンセルボタン
Claims (11)
- インターネットを伝送する複数の電子メールに対応する複数の属性文字列を記録する電子メールデータベースから前記属性文字列を収集するリスト収集部と、
入力装置の操作により並べ替え順序を選択するソート方法収集部と、
前記属性文字列の任意の位置に含まれる途中文字列を用いて前記属性文字列を前記並べ替え順序に基づいて並べるソートリストをメールソフト本体に出力するソート部とを具備し、
前記メールソフト本体は、
前記ソートリストを前記表示装置に表示し、
前記ソートリストに表示される前記属性文字列のうちの前記入力装置の操作により選択された選択属性文字列に対応する選択電子メールの本文を前記表示装置に更に表示する
ことを特徴とするメールソフトモジュール。 - 請求項１において、
前記属性文字列は、メールアドレスを示すアドレス文字列を含み、
前記途中文字列は、前記アドレス文字列のうちの文字「＠」より後側のドメイン名文字列である
ことを特徴とするメールソフトモジュール。 - 請求項２において、
前記ドメイン名文字列は、文字「．」により区切られた複数文字列に分割され、
前記ソートリストでは、
前記属性文字列が前記複数文字列のうちの最も後側の第１レベルドメイン文字列を用いて並べられ、
前記属性文字列のうちの前記第１レベルドメイン文字列が一致する第１レベル一致属性文字列が前記複数文字列のうちの前記第１レベルドメイン文字列の前側に隣接して配置される第２レベル文字列を用いて並べられる
ことを特徴とするメールソフトモジュール。 - 請求項１において、
前記属性文字列は、前記電子メールの件名を示す件名文字列を含み、
前記途中文字列は、前記件名文字列から予め設定されている特定文字列を除いた文字列である
ことを特徴とするメールソフトモジュール。 - 請求項４において、
前記特定文字列は、
文字列「Ｆｗ」と任意の１文字とから形成される文字列と、
文字列「Ｒｅ」と任意の１文字とから形成される文字列とを含む
ことを特徴とするメールソフトモジュール。 - 請求項１において、
前記ソート方法収集部は、前記入力装置の操作により入力された検索文字列を更に収集し、
前記属性文字列は、前記検索文字列を含む第１属性文字列と、前記検索文字列を含まない第２属性文字列とから形成され、
前記ソートリストでは、前記第１属性文字列が第２属性文字列より順序が後または前のうちの一方になるように並べられる
ことを特徴とするメールソフトモジュール。 - 請求項６において、
前記属性文字列は、前記電子メールの件名を示す件名文字列を含み、
前記第１属性文字列は、前記件名文字列に前記検索文字列を含み、
前記第２属性文字列は、前記件名文字列に前記検索文字列を含まない
ことを特徴とするメールソフトモジュール。 - 請求項６において、
前記属性文字列は、前記電子メールの宛先を示す宛先文字列を含み、
前記第１属性文字列は、前記宛先文字列に前記検索文字列を含み、
前記第２属性文字列は、前記宛先文字列に前記検索文字列を含まない
ことを特徴とするメールソフトモジュール。 - 請求項６において、
前記属性文字列は、前記電子メールの差出人を示す件名文字列を含み、
前記第１属性文字列は、前記差出人文字列に前記検索文字列を含み、
前記第２属性文字列は、前記差出人文字列に前記検索文字列を含まない
ことを特徴とするメールソフトモジュール。 - 請求項１〜請求項９のいずれかに記載されたメールソフトモジュールと、
前記メールソフト本体
とを具備するメールソフト。 - 請求項１０に記載されているメールソフトを実行する
携帯電話機。
Priority Applications (1)
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Publications (1)
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006185089A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Nec Corp | メール表示方法及び携帯型通信装置 |
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-
2003
- 2003-01-29 JP JP2003020610A patent/JP2004234214A/ja active Pending
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