JP2004232595A - リザーブタンク - Google Patents
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Abstract
【課題】リザーブタンクの製造原価低減を図る。
【解決手段】注入口42及びタンク部41と冷却水回路とを連通させる連通路43が一体となったリザーブタンク40において、簡易密閉型のリザーブタンクとする。これにより、ラジエータを含めた冷却水回路を密閉空間とした完全密封式のリザーブタンクに比べて、リザーブタンク及びそこに接続される配管の耐圧強度を低くすることができ、リザーブタンク及びその配管の製造原価低減を図ることができる。また、注入口42をリザーブタンクに設けているので、リザーブタンクの成形と同時に注入口42を設けることが可能となる。したがって、別途、注入口42を設けてこれらをホース等の配管で繋ぐ場合に比べて製造型費及び組み立て工数を低減することがきるので、リザーブタンクを含めたラジエータ装置の製造原価を低減することができる。
【選択図】 図4
【解決手段】注入口42及びタンク部41と冷却水回路とを連通させる連通路43が一体となったリザーブタンク40において、簡易密閉型のリザーブタンクとする。これにより、ラジエータを含めた冷却水回路を密閉空間とした完全密封式のリザーブタンクに比べて、リザーブタンク及びそこに接続される配管の耐圧強度を低くすることができ、リザーブタンク及びその配管の製造原価低減を図ることができる。また、注入口42をリザーブタンクに設けているので、リザーブタンクの成形と同時に注入口42を設けることが可能となる。したがって、別途、注入口42を設けてこれらをホース等の配管で繋ぐ場合に比べて製造型費及び組み立て工数を低減することがきるので、リザーブタンクを含めたラジエータ装置の製造原価を低減することができる。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラジエータ内の冷却水量の変化を吸収するリザーブタンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ラジエータ内の冷却水量の変化を吸収するリザーブタンクに、ラジエータを含む冷却水回路に冷却水を注入するための注入口部を一体成形するとともに、ラジエータ内と連通した空間を密閉空間として完全密封方式としていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−208162
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載の発明では、完全密封方式としているので、リザーブタンク及びそこに接続される配管の耐圧強度を高くする必要があり、リザーブタンク及びその配管の製造原価低減を図ることが難しいという問題を有している。
【0005】
本発明は、上記点に鑑み、第1には、従来と異なる新規なリザーブタンクを提供し、第2には、リザーブタンクの製造原価低減を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、所定容量のタンク部(41)を有し、ラジエータ内の冷却水量の変化を吸収するリザーブタンクであって、ラジエータを含む冷却水回路に冷却水を注入するための注入口(42)、及びタンク部(41)と冷却水回路とを連通させる連通路(43)を備え、注入口(42)には、注入口(42)を閉塞するとともに、冷却水回路内の圧力が所定圧力以上となったときに連通路(43)と冷却水回路とを連通させる圧力弁、及び冷却水回路内の圧力が大気圧以下となったとき連通路(43)と冷却水回路とを連通させる負圧弁を具備するラジエータキャップ(46)が組み付けられることを特徴とする。
【0007】
これにより、本発明では簡易密閉型のリザーブタンクとなるので、ラジエータを含めた冷却水回路を密閉空間とした完全密封式のリザーブタンクに比べて、リザーブタンク及びそこに接続される配管の耐圧強度を低くすることができ、リザーブタンク及びその配管の製造原価低減を図ることができる。
【0008】
また、注入口(42)をリザーブタンクに設けているので、リザーブタンクの成形と同時に注入口(42)を設けることが可能となる。
【0009】
したがって、別途、注入口(42)を設けてこれらをホース等の配管で繋ぐ場合に比べて製造型費及び組み立て工数を低減することがきるので、リザーブタンクを含めたラジエータ装置の製造原価を低減することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明では、冷却水回路の一部を構成するパイプ部(44)が設けられていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項3に記載の発明は、送風機とラジエータとの隙間を覆って送風機にて誘起された空気流が送風機とラジエータとを迂回して流れることを防止するファンシュラウドであって、請求項1又は2に記載のリザーブタンクの少なくとも一部が樹脂にて一体成形されていることを特徴とするファンシュラウドである。
【0012】
請求項4に記載の発明は、車両前端部に固定されて少なくともラジエータが組み付けられたラジエータサポートであって、請求項1又は2に記載のリザーブタンクの少なくとも一部が樹脂にて一体成形されていることを特徴とするラジエータサポートである。
【0013】
請求項5に記載の発明は、冷却水と空気とを熱交換するラジエータと、請求項1又は2に記載のリザーブタンク(40)とを備えることを特徴とするラジエータ装置である。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項3に記載のファンシュラウドを備えることを特徴とする請求項5に記載のラジエータ装置である。
【0015】
請求項7に記載の発明は、請求項4に記載のラジエータサポートを備えることを特徴とするラジエータ装置である。
【0016】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本実施形態は、車両に搭載されたエンジン(内燃機関)を冷却するラジエータ装置に本発明を適用したものであって、図1は本実施形態に係るラジエータ装置の模式図である。
【0018】
エンジン10は走行用駆動源をなすもので、ラジエータ20はエンジン10内を循環したエンジン冷却水と外気とを熱交換してエンジン冷却水を冷却する熱交換器であり、サーモスタット30はラジエータ20に流すエンジン冷却水量を調節することによりエンジン10の温度を所定温度範囲に維持する流量調整弁である。
【0019】
なお、本実施形態に係るラジエータ20は、構成部品を全てアルミニウム合金とするとともに、チューブが水平方向に延びるクロスフロー型のラジエータであるが、チューブが鉛直方向に延びるダウンフロー型のラジエータであってもよいことは言うまでもない。
【0020】
リザーブタンク40は、ラジエータ内の冷却水量の変化を吸収するタンク手段であり、このリザーブタンク40は、図2〜4に示すように、所定の容量を有し、エンジン冷却水が蓄えられるタンク部41、並びにラジエータ20を含む冷却水回路に冷却水を注入するための注入口42(図3参照)、タンク部41と冷却水回路とを連通させる連通路43(図4参照)、及び冷却水回路の一部を構成するパイプ部44が形成されたタンク蓋部45等から構成されたものである。
【0021】
そして、タンク部41及びタンク蓋部45はPP−25%等の樹脂材からなる射出成形品であり、両者41、45は溶着又は嵌合等の機械的な締結手法により一体化されている。
【0022】
また、注入口42には、注入口42を閉塞するとともに、冷却水回路内の圧力が所定圧力(例えば、30kPa〜110kPa)以上となったときに連通路43と冷却水回路とを連通させる圧力弁、及び冷却水回路内の圧力が大気圧以下となったとき連通路43と冷却水回路とを連通させる負圧弁を具備する、公知のラジエータキャップ46が組み付けられている。
【0023】
因みに、ラジエータキャップ46の固定方法は、ねじ式及び係止め方式のいずれであってもよい。
【0024】
このため、エンジン冷却水が沸騰して内圧が所定圧力以上となると、圧力弁が開くためラジエータ20が高圧から保護され、ラジエータ20が冷えてラジエータ20の内圧が大気圧より低くなったときには負圧弁が開いて内圧と外圧とが均衡するので、外圧からラジエータ20が保護され、簡易密閉型のリザーブタンクが構成される。
【0025】
なお、図4中、タンクキャップ47は、タンク部41に冷却水を補充するための注入口を閉塞するための蓋であり、このタンクキャップ47は、タンク部41内の冷却水が零れる、又は溢れることを抑制する程度のもので、タンク部41内の圧力は大気とほぼ同じである。
【0026】
次に、本実施形態の作用効果を述べる。
【0027】
本実施形態では、簡易密閉型のリザーブタンク40としているので、ラジエータ20を含めた冷却水回路を密閉空間とした完全密封式のリザーブタンクに比べて、リザーブタンク40及びそこに接続される配管の耐圧強度を低くすることができ、リザーブタンク40及びその配管の製造原価低減を図ることができる。
【0028】
また、注入口42及び連通路43をタンク蓋部45(リザーブタンク40)に設けているので、タンク蓋部45(リザーブタンク40)の成形と同時に注入口42及び連通路43を設けることができる。
【0029】
したがって、別途、注入口42及び連通路43を設けてこれらをホース等の配管で繋ぐ場合に比べて製造型費及び組み立て工数を低減することがきるので、リザーブタンク40を含めたラジエータ装置の製造原価を低減することができる。
【0030】
また、リザーブタンク40に注入口42を設けているので、ラジエータ20に注水口42を設ける必要がないので、ラジエータ20の構造を簡素化することができ、ラジエータ20の製造原価を低減することができる。
【0031】
(第2実施形態)
本実施形態は、図5に示すように、蓋部47aをタンク蓋部45(リザーブタンク40)に一体成形してタンクキャップ47を廃止したものである。
【0032】
(その他の実施形態)
上述の実施形態に示されたリザーブタンク40の少なくとも一部とファンシュラウドとを樹脂にて一体成形してもよい。なお、ファンシュラウドとは、ラジエータ20に冷却風を送風する送風機とラジエータ20との隙間を覆って送風機にて誘起された空気流が送風機とラジエータ20とを迂回して流れることを防止するものである。
【0033】
また、上述の実施形態に示されたリザーブタンク40の少なくとも一部とラジエータサポートとを樹脂にて一体成形してもよい。なお、ラジエータサポートとは、車両前端部に固定されて少なくともラジエータが組み付けられるもので、文献によっては、キャリア又はフロントエンドパネルと呼ばれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るラジエータ装置の模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るリザーブタンクの外観斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るリザーブタンクのパイプ部の断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るリザーブタンクの断面図である。
【符号の説明】
40…リザーブタンク、41…タンク部、42…注入口、43…連通路、
44…パイプ部、45…タンク蓋部、46…ラジエータキャップ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラジエータ内の冷却水量の変化を吸収するリザーブタンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ラジエータ内の冷却水量の変化を吸収するリザーブタンクに、ラジエータを含む冷却水回路に冷却水を注入するための注入口部を一体成形するとともに、ラジエータ内と連通した空間を密閉空間として完全密封方式としていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−208162
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載の発明では、完全密封方式としているので、リザーブタンク及びそこに接続される配管の耐圧強度を高くする必要があり、リザーブタンク及びその配管の製造原価低減を図ることが難しいという問題を有している。
【0005】
本発明は、上記点に鑑み、第1には、従来と異なる新規なリザーブタンクを提供し、第2には、リザーブタンクの製造原価低減を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、所定容量のタンク部(41)を有し、ラジエータ内の冷却水量の変化を吸収するリザーブタンクであって、ラジエータを含む冷却水回路に冷却水を注入するための注入口(42)、及びタンク部(41)と冷却水回路とを連通させる連通路(43)を備え、注入口(42)には、注入口(42)を閉塞するとともに、冷却水回路内の圧力が所定圧力以上となったときに連通路(43)と冷却水回路とを連通させる圧力弁、及び冷却水回路内の圧力が大気圧以下となったとき連通路(43)と冷却水回路とを連通させる負圧弁を具備するラジエータキャップ(46)が組み付けられることを特徴とする。
【0007】
これにより、本発明では簡易密閉型のリザーブタンクとなるので、ラジエータを含めた冷却水回路を密閉空間とした完全密封式のリザーブタンクに比べて、リザーブタンク及びそこに接続される配管の耐圧強度を低くすることができ、リザーブタンク及びその配管の製造原価低減を図ることができる。
【0008】
また、注入口(42)をリザーブタンクに設けているので、リザーブタンクの成形と同時に注入口(42)を設けることが可能となる。
【0009】
したがって、別途、注入口(42)を設けてこれらをホース等の配管で繋ぐ場合に比べて製造型費及び組み立て工数を低減することがきるので、リザーブタンクを含めたラジエータ装置の製造原価を低減することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明では、冷却水回路の一部を構成するパイプ部(44)が設けられていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項3に記載の発明は、送風機とラジエータとの隙間を覆って送風機にて誘起された空気流が送風機とラジエータとを迂回して流れることを防止するファンシュラウドであって、請求項1又は2に記載のリザーブタンクの少なくとも一部が樹脂にて一体成形されていることを特徴とするファンシュラウドである。
【0012】
請求項4に記載の発明は、車両前端部に固定されて少なくともラジエータが組み付けられたラジエータサポートであって、請求項1又は2に記載のリザーブタンクの少なくとも一部が樹脂にて一体成形されていることを特徴とするラジエータサポートである。
【0013】
請求項5に記載の発明は、冷却水と空気とを熱交換するラジエータと、請求項1又は2に記載のリザーブタンク(40)とを備えることを特徴とするラジエータ装置である。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項3に記載のファンシュラウドを備えることを特徴とする請求項5に記載のラジエータ装置である。
【0015】
請求項7に記載の発明は、請求項4に記載のラジエータサポートを備えることを特徴とするラジエータ装置である。
【0016】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本実施形態は、車両に搭載されたエンジン(内燃機関)を冷却するラジエータ装置に本発明を適用したものであって、図1は本実施形態に係るラジエータ装置の模式図である。
【0018】
エンジン10は走行用駆動源をなすもので、ラジエータ20はエンジン10内を循環したエンジン冷却水と外気とを熱交換してエンジン冷却水を冷却する熱交換器であり、サーモスタット30はラジエータ20に流すエンジン冷却水量を調節することによりエンジン10の温度を所定温度範囲に維持する流量調整弁である。
【0019】
なお、本実施形態に係るラジエータ20は、構成部品を全てアルミニウム合金とするとともに、チューブが水平方向に延びるクロスフロー型のラジエータであるが、チューブが鉛直方向に延びるダウンフロー型のラジエータであってもよいことは言うまでもない。
【0020】
リザーブタンク40は、ラジエータ内の冷却水量の変化を吸収するタンク手段であり、このリザーブタンク40は、図2〜4に示すように、所定の容量を有し、エンジン冷却水が蓄えられるタンク部41、並びにラジエータ20を含む冷却水回路に冷却水を注入するための注入口42(図3参照)、タンク部41と冷却水回路とを連通させる連通路43(図4参照)、及び冷却水回路の一部を構成するパイプ部44が形成されたタンク蓋部45等から構成されたものである。
【0021】
そして、タンク部41及びタンク蓋部45はPP−25%等の樹脂材からなる射出成形品であり、両者41、45は溶着又は嵌合等の機械的な締結手法により一体化されている。
【0022】
また、注入口42には、注入口42を閉塞するとともに、冷却水回路内の圧力が所定圧力(例えば、30kPa〜110kPa)以上となったときに連通路43と冷却水回路とを連通させる圧力弁、及び冷却水回路内の圧力が大気圧以下となったとき連通路43と冷却水回路とを連通させる負圧弁を具備する、公知のラジエータキャップ46が組み付けられている。
【0023】
因みに、ラジエータキャップ46の固定方法は、ねじ式及び係止め方式のいずれであってもよい。
【0024】
このため、エンジン冷却水が沸騰して内圧が所定圧力以上となると、圧力弁が開くためラジエータ20が高圧から保護され、ラジエータ20が冷えてラジエータ20の内圧が大気圧より低くなったときには負圧弁が開いて内圧と外圧とが均衡するので、外圧からラジエータ20が保護され、簡易密閉型のリザーブタンクが構成される。
【0025】
なお、図4中、タンクキャップ47は、タンク部41に冷却水を補充するための注入口を閉塞するための蓋であり、このタンクキャップ47は、タンク部41内の冷却水が零れる、又は溢れることを抑制する程度のもので、タンク部41内の圧力は大気とほぼ同じである。
【0026】
次に、本実施形態の作用効果を述べる。
【0027】
本実施形態では、簡易密閉型のリザーブタンク40としているので、ラジエータ20を含めた冷却水回路を密閉空間とした完全密封式のリザーブタンクに比べて、リザーブタンク40及びそこに接続される配管の耐圧強度を低くすることができ、リザーブタンク40及びその配管の製造原価低減を図ることができる。
【0028】
また、注入口42及び連通路43をタンク蓋部45(リザーブタンク40)に設けているので、タンク蓋部45(リザーブタンク40)の成形と同時に注入口42及び連通路43を設けることができる。
【0029】
したがって、別途、注入口42及び連通路43を設けてこれらをホース等の配管で繋ぐ場合に比べて製造型費及び組み立て工数を低減することがきるので、リザーブタンク40を含めたラジエータ装置の製造原価を低減することができる。
【0030】
また、リザーブタンク40に注入口42を設けているので、ラジエータ20に注水口42を設ける必要がないので、ラジエータ20の構造を簡素化することができ、ラジエータ20の製造原価を低減することができる。
【0031】
(第2実施形態)
本実施形態は、図5に示すように、蓋部47aをタンク蓋部45(リザーブタンク40)に一体成形してタンクキャップ47を廃止したものである。
【0032】
(その他の実施形態)
上述の実施形態に示されたリザーブタンク40の少なくとも一部とファンシュラウドとを樹脂にて一体成形してもよい。なお、ファンシュラウドとは、ラジエータ20に冷却風を送風する送風機とラジエータ20との隙間を覆って送風機にて誘起された空気流が送風機とラジエータ20とを迂回して流れることを防止するものである。
【0033】
また、上述の実施形態に示されたリザーブタンク40の少なくとも一部とラジエータサポートとを樹脂にて一体成形してもよい。なお、ラジエータサポートとは、車両前端部に固定されて少なくともラジエータが組み付けられるもので、文献によっては、キャリア又はフロントエンドパネルと呼ばれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るラジエータ装置の模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るリザーブタンクの外観斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るリザーブタンクのパイプ部の断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るリザーブタンクの断面図である。
【符号の説明】
40…リザーブタンク、41…タンク部、42…注入口、43…連通路、
44…パイプ部、45…タンク蓋部、46…ラジエータキャップ。
Claims (7)
- 所定容量のタンク部(41)を有し、ラジエータ内の冷却水量の変化を吸収するリザーブタンクであって、
前記ラジエータを含む冷却水回路に冷却水を注入するための注入口(42)、及び前記タンク部(41)と前記冷却水回路とを連通させる連通路(43)を備え、
前記注入口(42)には、前記注入口(42)を閉塞するとともに、前記冷却水回路内の圧力が所定圧力以上となったときに前記連通路(43)と前記冷却水回路とを連通させる圧力弁、及び前記冷却水回路内の圧力が大気圧以下となったとき前記連通路(43)と前記冷却水回路とを連通させる負圧弁を具備するラジエータキャップ(46)が組み付けられることを特徴とするリザーブタンク。 - 前記冷却水回路の一部を構成するパイプ部(44)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のリザーブタンク。
- 送風機とラジエータとの隙間を覆って送風機にて誘起された空気流が送風機とラジエータとを迂回して流れることを防止するファンシュラウドであって、
請求項1又は2に記載のリザーブタンクの少なくとも一部が樹脂にて一体成形されていることを特徴とするファンシュラウド。 - 車両前端部に固定され、少なくともラジエータが組み付けられたラジエータサポートであって、
請求項1又は2に記載のリザーブタンクの少なくとも一部が樹脂にて一体成形されていることを特徴とするラジエータサポート。 - 冷却水と空気とを熱交換するラジエータと、
請求項1又は2に記載のリザーブタンク(40)とを備えることを特徴とするラジエータ装置。 - 請求項3に記載のファンシュラウドを備えることを特徴とする請求項5に記載のラジエータ装置。
- 請求項4に記載のラジエータサポートを備えることを特徴とする請求項5又は6に記載のラジエータ装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003023944A JP2004232595A (ja) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | リザーブタンク |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003023944A JP2004232595A (ja) | 2003-01-31 | 2003-01-31 | リザーブタンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004232595A true JP2004232595A (ja) | 2004-08-19 |
Family
ID=32952607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
JP (1) | JP2004232595A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113790097A (zh) * | 2021-08-06 | 2021-12-14 | 陈雨朦 | 一种高密封性的新能源汽车水箱 |
-
2003
- 2003-01-31 JP JP2003023944A patent/JP2004232595A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113790097A (zh) * | 2021-08-06 | 2021-12-14 | 陈雨朦 | 一种高密封性的新能源汽车水箱 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
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