JP2004232548A - 換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇 - Google Patents
換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004232548A JP2004232548A JP2003021985A JP2003021985A JP2004232548A JP 2004232548 A JP2004232548 A JP 2004232548A JP 2003021985 A JP2003021985 A JP 2003021985A JP 2003021985 A JP2003021985 A JP 2003021985A JP 2004232548 A JP2004232548 A JP 2004232548A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- support
- fan
- fans
- livestock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Housing For Livestock And Birds (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
【構成】枠体と、枠体に組付ける支持体と、支持体が設けられる駆動部と、駆動部の軸承される羽根車で構成し、支持体はベース部と、ベース部より延設した折曲げ中間部と、折曲げ中間部の先に設けた支持先端部と構成し、ベース部を枠体に組付け、支持先端部を駆動部のケーシングに組付ける農畜産用扇である。従って、羽根車の芯出しが不要であり、部品で納品し、客先で組付けが可能となる。また流体力学的に抵抗が少なく、丈夫なパイプ構造の換気扇を提供できる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、壁面、又は建屋内等に設置される組立て、分解式の換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇(農事用扇、畜産用扇、海苔小屋用扇、工場用扇を総称する)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の農畜産用扇(換気扇とする)は、工場組付け構造であり、この組付けた換気扇をトラック等の搬送手段を利用して出荷する形態であった。そして、一般的な構成は、ベルマウス、ドラム等のリング形状の枠(ケーシング)と、駆動部(モータ)で回転する羽根車と、必要により設けられるガードとで構成し、この枠の内周側(内側)に僅かな隙間を設けて羽根車の先端部を配設する一体型構造である。従って、次のような問題点が挙げられる。
【0003】
イ)組付け費、梱包費を要し、作業の複雑化、コストの上昇、搬送時に多くの載架面積が必要となる。
ロ)枠の成形において、大きなプレス加工機、金型等を必要とするので、作業の複雑化、コストの上昇、工場スペースを広く必要とする。
ハ)枠の内周側に僅かな隙間を設けて羽根車の先端部を配設する構造であるので、成形、組付け等に精度が要求されること、熟練が要求されること、客先で組付けが困難視されること、等の改良点がある。
ニ)パイプ径とハウス資材(ハウスの枠組みパイプ径)のパイプ径とが個別の構造であり、パイプ固定具、他の部品の共通化が図れない改良点がある。
ホ)換気扇をロープ等の吊具で吊下げる際に、緊締金具を要すること、換気扇の構成部品のエッジ部により、ロープを損傷すること、等の改良点がある。尚、換気扇の起立状態を確保することが、困難視されるので、当該ロープ掛けの場合に、手間、経験が要求される。
ヘ)また換気扇の設置は、定形化されている。従って、設置後における配線の変更、設置方向の変更等において難渋することが考えられる。
ト)羽根車への空気の流入や、羽根車からの吹出しが枠で抑制されることから、自由な流通が制限されること、騒音の発生、又は吸込み、送風等の面においてロス、圧損等の発生があること、等の改良点がある。
【0004】
近時、軽量、薄型の換気扇(改良型の換気扇)として、次のような構造が提案されている。その概要を説明すると、環状のパイプ枠体と、このパイプ枠体の軸芯から放射方向に向って設けた羽根車支持板と、この支持板の中心位置に設けた駆動部とで構成されている。従って、前述したロ)、ニ)、ヘ)の解消には、それなりの成果が期待できる。しかし、イ)、ハ)、又はホ)、ト)等の点においては改良の余地が考えられる。
【0005】
尚、先行文献において、組立て、分解式の換気扇を検索した処、実開平3−100733号の農事用換気扇がヒットした。しかし、ファン枠(枠にファン、駆動用のモータを、組付け一体型した構造である)とシャッタ枠(枠にシャッタブレードを、組付け一体型にした構造である)とを組立て、分解式とした構造であり、少なくとも枠と羽根車とを組立て、分解式とする構造ではなく、本発明が意図する技術とは、相違した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述した如く、従来の一般的な一体型構造では、イ)〜ヘ)の改良点があり、また改良型の換気扇においても、イ)、ハ)、又はホ)、ト)の改良点が挙げられる。
【0007】
上記に鑑み、本発明は、下記のことを意図する。この意図を、以下に列挙する。
【0008】
1.組付け面においての特徴は、
(1)枠に羽根車を組付ける段階で、羽根車の芯出しを不要として、部品で納品し、客先で組付けが可能となり、組付けや梱包(材)のコスト、又は梱包材の省資源化を図る。
(2)羽根車形状に合わせ略△形状の箱梱包での収容が可能となり、積荷数が拡大して、輸送量の拡大と、輸送費の低廉化等が期待できる。
【0009】
2.形状、構造面においての特徴は、
(1)流体力学的に抵抗が少なく、強度上丈夫なパイプ構造の換気扇を提供できる。
(2)軽量で、かつ丈夫である。
(3)全体が曲面形状を確保でることで、エッジ部をなくした。
(4)環状のパイプ枠体と、略△形状のパイプ支持体とで、羽根車周囲の空間を分割することで簡易ガード状態になっている。
(5)状況によって、吊下げ固定具が不要となり、簡便な吊下げ作業の確保と、迅速な吊下げ作業ができる。例えば、パイプ枠体と、パイプ支持体の交差部の隙間を利用して、クロスワイヤ(ワイヤとする)を引掛けることで、このワイヤの外れ防止と、安定した状態での吊下げが可能となり重宝する。またエッジ部がなく、ワイヤの耐久性の向上に寄与できる。
(6)枠体外周部の支持体に直線形状のベース部を設けた構造であり、換気扇を軸水平に立てた場合に、従来品の如く、転がらず、安定した設置が可能となる。
【0010】
3.設置面においての特徴は、
(1)電線の取出し方向(パイプに固定する方向)が多方向で組付け、設置上の制限がない。
(2)また設置後の配線変更が容易に多方向に変更できる。
(3)パイプ径をハウス資材と同じ径とすれば、枠体、支持体のベース部を利用した市販のハウス資材のパイプ固定具が使用できる。
(4)吊下げ、又は持てる所が多い、例えば、8ヶ所ある。
(5)これにより、吊上げる力が1/8ですみ、強度の弱い構造物でも支え材1ヶ当たりの力が小さくてすむので取付けが可能となること、又は設置が容易であること、等の特徴がある。
(6)4本のアームを利用して機械等で吊上げたままの状態で、他の空いている4本で設置が可能となり、また安定した吊上げと、安定した設置、又は設置が容易であること、等の特徴がある。
(7)枠体と支持体の交差部が空いているので、ここにクロスしてワイヤを掛けられ、ワイヤが外れることなく、前述と同様に、安定した吊上げと、安定した設置、又は設置が容易であること、等の特徴がある。またパイプを素材とした枠体、支持体であるので(エッジ部がなく)、ワイヤの耐磨耗性、耐久性、耐傷損性等の向上が図れる。またエッジ部のR仕上げ等が不要となり有益である。
(8)ハウスに架承する際に、上記のように8ヶ所の支持箇所を利用し、ワイヤを水平展張して設置することが可能となり、また前述と同様に、安定した吊上げと、安定した設置が図れること、等の実益がある。
(9)枠体を支持体の設置面より高くすることで、地面に置いた状態での吊り用のロープの抜き差し、また設置作業等が容易になり、また前述と同様に、安定した吊上げと、安定した設置が図れること、等の特徴がある。
【0011】
4.性能、使用面においての特徴は、
(1)換気扇の使用(開放状態での使用)時では、従来の枠(ベルマウス、ドラム等)の必要性がなく、簡便、軽量化、又はコストの低廉化が図れる。
(2)換気扇は、従来の枠を無くすことで、羽根車外周部からの羽根車への空気流入が可能になり、風量が増す。
(3)換気扇は、従来の枠を無くすことで、羽根車への空気の吸込み(流入)、又は羽根車からの吹出しを抑制する構造物がなくなること、また空気が自由に流通するために、騒音の発生も少なく、また空気の流れ、風速、圧損等のロスを無くし得ること、等の特徴がある。
【0012】
5.特定の使用による特徴(付加的機能等)は、
(1)枠体、支持体等のパイプ全体、又は一部に、孔、ノズル等の噴射口(出口)を設け、流体を供給できる構造を採用することで、換気扇を、噴霧器(噴霧扇)として活用できる。
(2)枠体、支持体内をシーズヒータの挿入空間に利用し、ここにシーズヒータを挿入することで、換気扇を、例えば、昇温機(温風扇)として活用する。このシーズヒータの熱源は、適宜選択する。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、前記1.組付け面においての特徴(1)、(2)と、2.形状、構造面においての特徴(1)〜(6)、又は3.設置面においての特徴(1)〜(9)、4.性能、使用面においての特徴(1)〜(3)を達成することを意図する。
【0014】
請求項1は、パイプ素材でなる枠体と、この枠体に組付けるパイプ素材でなる支持体と、この支持体が設けられる駆動部と、この駆動部の軸に設けられる前記枠体及び支持体に配備する羽根車とで構成する換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇であって、
前記支持体は、ベース部と、このベース部より延設した折曲げ中間部と、この折曲げ中間部の先に設けた支持先端部とで構成し、このベース部を、前記枠体に組付け、また支持先端部を前記駆動部のケーシングに組付ける構成とした換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇である。
【0015】
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成するのに、最適な換気扇を提供する。
【0016】
請求項2は、パイプ素材でなる枠体と、この枠体に組付けるパイプ素材でなる支持体と、この支持体が設けられる駆動部と、この駆動部の軸に設けられる前記枠体及び支持体に配備する羽根車とで構成する換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇であって、
前記支持体は、直線形状のベース部と、このベース部より立ち上がった立上部と、この立上部に続く折曲げ部と、この折曲げ部より延設した水平部と、この水平部の収斂先端の支持先端部とで構成し、このベース部を、前記枠体に、挾持板と止具を介して組付け、また支持先端部を前記駆動部のケーシングに設けた取付板に止具を介して組付ける構成とした換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇である。
【0017】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の目的を達成するのに、最適な構造であって、市場性を備え、かつ製造、メンテナンスの容易なパイプでなる枠体及びパイプでなる支持体を提供する。
【0018】
請求項3は、請求項1又は請求項2に記載の枠体を1ピースとし、また支持体を4ピースとした構成を採用し、この支持体を略十字形状に組付ける構成とした換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇である。
【0019】
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2の目的を達成するのに、最適な構造であって、市場性を備え、かつ製造、メンテナンスの容易な羽根車を提供する。
【0020】
請求項4は、請求項1又は請求項2に記載の羽根車は、この羽根車の周辺に設けた枠体の環状面の内側に設ける構成であって、この環状面において、当該羽根車と枠体との間に僅かな隙間を形成する構成とした換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇である。
【0021】
請求項5の発明は、請求項1又は請求項2の目的を達成するのに、最適な構造であって、市場性を備え、かつ製造、メンテナンスの容易なパイプ径でなる枠体及びパイプでなる支持体を提供する。
【0022】
請求項5は、請求項1又は請求項2に記載の枠体と支持体とのパイプ径と、ハウス資材のパイプ径とを同じ寸法とする構成とした換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇である。
【0023】
請求項6・7の発明は、請求項1又は請求項2の目的を達成するとともに、他の機能を付加することを意図する。
【0024】
請求項6は、請求項1又は請求項2に記載の枠体及び/又は支持体のパイプにノズル、孔等の流体の出口を設け、またこの枠体及び/又は支持体のパイプに流体の吸込口を設ける構成とした換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇である。
【0025】
請求項7は、請求項1又は請求項2に記載の枠体及び/又は支持体のパイプにヒータを設ける構成とした換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇である。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を説明する。
【0027】
本発明の換気扇の組立て、分解の一例を説明すると、モータのケーシングに複数設けたブラケットに、数本の支持体の支持先端部をそれぞれ添接し、この各添接箇所を止具により固定する。そして、モータのケーシングに設けた羽根取付け部に、羽根車の各羽根を止具によりそれぞれ固止する。この作業により、支持体とモータ及び羽根車とが一体に組付けられる。この組付けられた段階で、組付け箇所にセットされた枠体の上側より、一体に組付けられた支持体とモータ及び羽根車を載せる。その際に、枠体の外周側の適所(枠体を正面視し、略十文字位置)に、各支持体のベース部の内側を添接し、この添接箇所にクリップ具(取付具の一種)をそれぞれ挾持し、この各グリップ具を止具でそれぞれ緊締する。前述の如く、パイプ径の同一を図ることで、このクリップ具及び止具の併用が可能である。この作業により、換気扇は組立てられる。この組立てた後は、支持体のベース部と、折曲げ中間部の立ち上がり(立上部)とを利用して立設状態で収容できる。従って、ハウス等における設置時の作業(ロープの取付け、羽根車・モータ・緊締の点検・交換等の作業)、通行等の容易化、又は保管時の簡便化等に寄与できる。この組付けの際に、羽根車の各羽根を、枠体の環状面(軸芯方向の端面に形成される環状面)の内側に設ける構成であって、熟練、又は精緻な組立てを要しないこと、簡便であること、また市場性を備え、かつ製造、メンテナンスの容易な換気扇を提供できる。
【0028】
一方、分解は、枠体を下側にセットし、各クリップ具を緊締している止具をそれぞれ解除して、枠体と、一体に組付けられた支持体とモータ及び羽根車を取外す。そして、モータのケーシングに設けた各羽根取付け部と各羽根とを緊締する止具を解除して、モータより各羽根を取外す。最後に、モータのケーシングに複数設けたブラケットと支持体とを緊締する止具を解除して、モータより各支持体を取外す。この一連の作業で分解は終了する。尚、羽根は、モータのケーシングに設けた羽根取付け部より取外す。また止具に孔、フック等の係止部を形成し、この係止部をロープ、フック等の引掛け手段として利用することも可能である。
【0029】
本発明の換気扇は、分解状態で、搬送、収容等されるのが原則であるが、組立てた状態での搬送、収容等も可能である。
【0030】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を説明する。
【0031】
1は換気扇で、この換気扇1は、パイプ素材でなる1ピース(一例である)の枠体2と、この枠体2に取付具3(合体式のクリップ具30、30aと、止具31「ボルト、ナット、蝶螺子、他の止具等」)を介して組付けられるパイプ素材でなる4ピース(一例である)の支持体4と、この支持体4が設けられるブラケット50を備えたモータ5(駆動部)と、この支持体4とブラケット50とを緊締する止具6(「ボルト、ナット、蝶螺子、他の止具等」)と、このモータ5の出力軸51に設けられる羽根車7とで構成される。また必要により、ガード(図示しない)を設ける。
【0032】
前記支持体4の一例を説明すると、この支持体4は、ベース部40と、このベース部40の両端40b、40bより略60°(一例である)で立ち上がった立上部41、41(41とする)と、この立上部41に続いて折曲げ形状した折曲げ部42、42(42とする)と、この折曲げ部42より延設した収斂形状となる水平部43、43(43とする)と、この水平部43の収斂先端に設けた支持先端部44とで構成される。このベース部40の内側40aは、枠体2の外周側2aに添接される。この添接時に、ベース部40と枠体2とを、クリップ具30、30aの曲面部で挾持しつつ、先端の嵌合切欠を介して嵌合合体する。この合体したクリップ具30、30aの平坦部に貫設した止具31を利用し、合体したクリップ具30、30aを緊締することで、このベース部40の内側40aは、枠体2に固止される。またこの支持先端部44は、モータ5のブラケット50に添接されるとともに、この各添接箇所を、止具6を利用して緊締する。尚、支持先端部44は、偏平形状とすること、また螺孔、ナット部等の止具6用の螺子部を形成することもできる。尚、折曲げ中間部は、この一例では、立上部41と、折曲げ部42と、及び水平部43とを総称した内容である。この取付具3、止具6等は一例であり、緊締、固止できる構造であれば、限定されない。また1ピースの枠体2に対して、4ピースの支持体4を設けた構成が、安定性、強度性、又は紐等の係止、巻付け、吊架、差込み使用等に利用できるので、例えば、水平、垂直等の吊下げ、他の使用態様においての便利性、優位性がある。
【0033】
図中Aは立上部41の内側41aと、羽根車7を構成する羽根70の先端部70aとで形成される隙間、Bは羽根70の吹出し方向側70bと枠体2の環状面2bとの間に形成した隙間を示しており、羽根車7の回転を確保し、またスムーズな空気の吸込み及び吹出し等を確保する。
【0034】
図中100は枠体2及び/又は支持体4(枠体2、支持体4の何れか一方の例と、枠体2と支持体4の双方の一例との意味である)のパイプに設けたノズル、孔等の流体の出口、101は枠体2及び/又は支持体4のパイプに設けた流体の吸込口をそれぞれ示す。この出口100、吸込口101は、必要とする箇所に設けられる構成であり、限定されない。
【0035】
図中102は折曲げ基部20cを備えた他枠体2及び/又は折曲げ基部40cを備えた支持体4のパイプに設けられたヒータ、103はヒータ102の電源接続部である。このヒータ102、接続部103は、必要とする箇所に設けられる構成であり、限定されない。104は折曲げ基部20cの折曲げ部を補強する補強板である
【0036】
【発明の効果】
請求項1の発明は、枠体と、枠体に取付具で組付ける支持体と、支持体が設けられる駆動部と、駆動部の軸承される羽根車とで構成する換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇であって、支持体は、ベース部と、ベース部より延設した折曲げ中間部と、折曲げ中間部の先に設けた支持先端部とで構成し、ベース部を、枠体に組付け、また支持先端部を駆動部のケーシングに組付ける農畜産用扇である。従って、前述した1.組付け面においての特徴(1)、(2)と、2.形状、構造面においての特徴(1)〜(6)、又は3.設置面においての特徴(1)〜(9)、4.性能、使用面においての特徴(1)〜(3)とを達成できる特徴がある。
【0037】
請求項2の発明は、枠体と、枠体に取付具で組付ける支持体と、支持体が設けられる駆動部と、駆動部の軸承される羽根車とで構成する換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇であって、記支持体は、直線形状のベース部と、ベース部より立ち上がった立上部と、立上部に続く折曲げ部と、折曲げ部より延設した水平部と、水平部の収斂先端の支持先端部とで構成し、ベース部を、枠体に、挾持板と止具を介して組付け、また支持先端部を駆動部のケーシングに設けた取付板に止具を介して組付ける構成とした農畜産用扇である。従って、請求項1の目的を達成するのに、最適な換気扇を提供できる。
【0038】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の枠体を1ピースとし、また支持体を4ピースとした構成を採用し、支持体を略十字形状に組付ける構成とした農畜産用扇である。従って、請求項1又は請求項2の目的を達成するのに、最適な構造であって、市場性を備え、かつ製造、メンテナンスの容易なパイプでなる枠体及びパイプでなる支持体を提供できる。
【0039】
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載の羽根車は、羽根車の周辺に設けた枠体の環状面の内側に設ける構成であって、環状面において、羽根車と枠体との間に僅かな隙間を形成する構成とした換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇である。従って、請求項1又は請求項2の目的を達成するのに、最適な構造であって、市場性を備え、かつ製造、メンテナンスの容易な羽根車、又は換気扇を提供できる。
【0040】
請求項5の発明は、請求項1又は請求項2に記載の枠体と支持体とのパイプ径と、ハウス資材のパイプ径とを同じ寸法とする構成とした換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇である。従って、請求項1又は請求項2の目的を達成するのに、最適な構造であって、 市場性を備え、かつ製造、メンテナンスの容易なパイプ径でなる枠体及びパイプでなる支持体を提供できる。
【0041】
請求項6の発明は、請求項1又は請求項2に記載の枠体及び/又は支持体のパイプにノズル、孔等の流体の出口を設け、またこの枠体及び/又は支持体のパイプに流体の吸込口を設ける構成とした換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇である。従って、請求項6は、請求項1又は請求項2の目的を達成できるとともに、他の機能を付加できる特徴がある。
【0042】
請求項7は、請求項1又は請求項2に記載の枠体及び/又は支持体のパイプにヒータを設ける構成とした換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇である。従って、請求項7は、請求項1又は請求項2の目的を達成できるとともに、他の機能を付加できる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の正面図
【図2】本発明の裏面図
【図3】本発明の側面図
【図4】図1の分解正面図
【図5】枠体と支持体との関係と、取付具との総合的な関係を説明する拡大斜視図
【図6】図5の要部の断面図
【図7】図5をさらに詳細に説明した拡大斜視図
【図8】枠体及び/又は支持体のパイプに出口、吸込口を設ける一例を示す裏面側斜視図
【図9】枠体及び/又は支持体のパイプにヒータを設ける一例を示す裏面側斜視図
【図10】従来の一例を示す正面図
【図11】従来の一例を示す側面図
【符号の説明】
1 換気扇
2 枠体
2a 外周側
2b 環状面
2c 折曲げ基部
3 取付具
30 クリップ部
30a クリップ部
31 止具
4 支持体
40 ベース部
40a 内側
40b 端
40c 折曲げ基部
41 立上部
41a 内側
42 折曲げ部
43 水平部
44 支持先端部
5 モータ
50 ブラケット
51 出力軸
6 止具
7 羽根車
70 羽根
70a 先端部
70b 吹出し方向側
100 出口
101 吸込口
102 ヒータ
103 接続部
A 隙間
B 隙間
Claims (7)
- パイプ素材でなる枠体と、この枠体に組付けるパイプ素材でなる支持体と、この支持体が設けられる駆動部と、この駆動部の軸に設けられる前記枠体及び支持体に配備する羽根車とで構成する換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇であって、
前記支持体は、ベース部と、このベース部より延設した折曲げ中間部と、この折曲げ中間部の先に設けた支持先端部とで構成し、このベース部を、前記枠体に組付け、また支持先端部を前記駆動部のケーシングに組付ける構成とした換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇。 - パイプ素材でなる枠体と、この枠体に組付けるパイプ素材でなる支持体と、この支持体が設けられる駆動部と、この駆動部の軸に設けられる前記枠体及び支持体に配備する羽根車とで構成する換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇であって、
前記支持体は、直線形状のベース部と、このベース部より立ち上がった立上部と、この立上部に続く折曲げ部と、この折曲げ部より延設した水平部と、この水平部の収斂先端の支持先端部とで構成し、このベース部を、前記枠体に、挾持板と止具を介して組付け、また支持先端部を前記駆動部のケーシングに設けた取付板に止具を介して組付ける構成とした換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇。 - 請求項1又は請求項2に記載の枠体を1ピースとし、また支持体を4ピースとした構成を採用し、この支持体を略十字形状に組付ける構成とした換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇。
- 請求項1又は請求項2に記載の羽根車は、この羽根車の周辺に設けた枠体の環状面の内側に設ける構成であって、この環状面において、当該羽根車と枠体との間に僅かな隙間を形成する構成とした換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇。
- 請求項1又は請求項2に記載の枠体と支持体とのパイプ径と、ハウス資材のパイプ径とを同じ寸法とする構成とした換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇。
- 請求項1又は請求項2に記載の枠体及び/又は支持体のパイプにノズル、孔等の流体の出口を設け、またこの枠体及び/又は支持体のパイプに流体の吸込口を設ける構成とした換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇。
- 請求項1又は請求項2に記載の枠体及び/又は支持体のパイプにヒータを設ける構成とした換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003021985A JP4311709B2 (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | 換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003021985A JP4311709B2 (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | 換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004232548A true JP2004232548A (ja) | 2004-08-19 |
JP4311709B2 JP4311709B2 (ja) | 2009-08-12 |
Family
ID=32951178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003021985A Expired - Lifetime JP4311709B2 (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | 換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4311709B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007153244A (ja) * | 2005-12-08 | 2007-06-21 | Calsonic Kansei Corp | ブロワモータ支持構造 |
JP2007192039A (ja) * | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Fulta Electric Machinery Co Ltd | 換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇 |
JP2009284768A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Kanariya:Kk | ノズル装置、噴霧装置及び畜舎の温度及び湿度制御システム |
KR101308893B1 (ko) | 2011-03-18 | 2013-09-23 | 다연산업 주식회사 | 축사용 환풍기 |
KR200470951Y1 (ko) * | 2012-02-28 | 2014-01-21 | 후루타 덴키 가부시키가이샤 | 환기팬, 송풍팬, 교반팬 등의 농축산용 팬 |
JP2015045474A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | フルタ電機株式会社 | 送風機の取付装置 |
-
2003
- 2003-01-30 JP JP2003021985A patent/JP4311709B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007153244A (ja) * | 2005-12-08 | 2007-06-21 | Calsonic Kansei Corp | ブロワモータ支持構造 |
JP2007192039A (ja) * | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Fulta Electric Machinery Co Ltd | 換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇 |
JP2009284768A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Kanariya:Kk | ノズル装置、噴霧装置及び畜舎の温度及び湿度制御システム |
KR101308893B1 (ko) | 2011-03-18 | 2013-09-23 | 다연산업 주식회사 | 축사용 환풍기 |
KR200470951Y1 (ko) * | 2012-02-28 | 2014-01-21 | 후루타 덴키 가부시키가이샤 | 환기팬, 송풍팬, 교반팬 등의 농축산용 팬 |
JP2015045474A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | フルタ電機株式会社 | 送風機の取付装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4311709B2 (ja) | 2009-08-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9541097B1 (en) | Hub assembly for a large cooling fan | |
CN102667171B (zh) | 用于构造轴流式风扇的系统 | |
CN102135110B (zh) | 离心式叶轮 | |
CA2176194C (en) | Fan | |
CA2718464C (en) | Cool exchange system for an indoor unit of an air conditioner | |
US20150345508A1 (en) | Enhanced axial air mover system with alignment | |
US20040253101A1 (en) | Composite air handling blower housing and method of assembly | |
JP2006291938A (ja) | 遠心ポンプ用羽根車及びそれを備えた遠心ポンプ | |
JP2004232548A (ja) | 換気扇、送風扇、撹拌扇等の農畜産用扇 | |
KR200470951Y1 (ko) | 환기팬, 송풍팬, 교반팬 등의 농축산용 팬 | |
US20140023521A1 (en) | Furnace Air Handler Blower Assembly Utilizing a Motor Connected to an Impeller Fan that is Suspended with Mounting Arms | |
KR20200056662A (ko) | 송풍량을 증대하며 진동소음을 최소화한 bmc모터를 이용한 블로어 | |
CN206175306U (zh) | 叶轮及风机 | |
KR20060118804A (ko) | 환기팬, 송풍팬, 교반팬 등의 농축산용 팬 | |
KR20020087235A (ko) | 다익송풍기 | |
KR102306874B1 (ko) | 축사용 송풍기 | |
JP2007247414A (ja) | ポンプ | |
JP2007263415A (ja) | 室外機 | |
CN201335528Y (zh) | 工业热风机 | |
CN219388192U (zh) | 一种直流永磁风机支撑散热框架结构 | |
CN219327651U (zh) | 一种直流永磁风机动力驱动结构 | |
JP2009091962A (ja) | 遠心ファン | |
KR101757102B1 (ko) | 농축산용 환풍기 | |
JP5106181B2 (ja) | 換気扇 | |
CN215214039U (zh) | 防倾倒的粮食风机 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060116 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090427 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090501 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090511 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4311709 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150522 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |