JP2004230589A - 板状記録媒体の印刷装置及びその印刷方法 - Google Patents

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Masataka Hashimoto
正孚 橋本
Tsuyoshi Sugiyama
強 杉山
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JETECH Ltd
Holon Co Ltd
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Abstract

【課題】板状記録媒体を印刷処理するための搬送距離が短縮できるだけでなく、印刷処理を含む全工程に要する時間を短縮することができる板状記録媒体の印刷装置及びその印刷方法を提供する。
【解決手段】複数に等分割された同一円周上に板状記録媒体Dを載置する複数のトレー2を配設し連続定速回転されるターンテーブル4の外周に、上記各トレー2に対応してヘッドユニット6と該ヘッドユニット6と交互に均等配置された紫外線照射部8から成る印刷処理装置10を設け、ターンテーブル4の外周の一部に、印刷前の板状記録媒体Dを割出し置決めされたトレー2nに位置決め載置する記録媒体供給装置12と、この記録媒体供給装置12のターンテーブル4回転方向後方の近接位置に印刷済の板状記録媒体Dをトレー2から排出する記録媒体排出装置14を配設した構成とすることで、印刷処理工程に要する時間を短縮する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動供給された板状記録媒体の印刷可能な表面に紫外線硬化樹脂インクを使用してインクジェット方式により印刷する板状記録媒体の印刷装置及びその印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の板状記録媒体の印刷装置として、ベースの中央に設置されたインクジェットプリンタと、このプリンタによって印刷されるCD−R等の板状記録媒体(媒体)を載せてトレー搬送機構により、搬送経路に沿って往復移動する媒体トレーと、上記プリンタにおける印刷前の媒体が排出される側に配置されている媒体供給機構と、プリンタにおける印刷後の媒体が排出される側に配置されている媒体回収機構から成り、トレー搬送機構の駆動により媒体トレーが印刷ヘッドの側に向けて水平方向に送り込まれると、印刷ヘッドによってそこに載せてある媒体の表面に所定の印刷が施され、印刷された媒体を載せた媒体トレーは印刷ヘッドを通過した後に排出部に移動し、しかる後に、再び印刷位置を経由して手前側のトレー設置部に戻るようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−150753号公報(段落0012〜0015、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような板状記録媒体の印刷装置は、搬送経路に沿って往復移動する媒体トレーに載せた媒体を、印刷ヘッドを通過する際に印刷するように構成されているので、媒体に多色印刷する際は多数の印刷ヘッドや、UV乾燥機を搬送経路に沿って配置する構成となるため、搬送距離が長くなるだけでなく、印刷後の媒体を載置した媒体トレーが印刷媒体を排出したのち媒体供給位置に戻るまでに要する時間が長くなる問題を有していた。
【0005】
従って、本発明の目的とする所は、板状記録媒体を印刷処理するための搬送距離が短縮できるだけでなく、印刷処理を含む全工程に要する時間を短縮することができる板状記録媒体の印刷装置及びその印刷方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】
上記目的を達成するために、本発明は次の技術的手段を有する。即ち、実施の形態に対応する添付図面に使用した符号を用いて説明すると、自動供給された板状記録媒体Dの印刷可能な表面に紫外線硬化樹脂インクを使用したインクジェット方式により印刷する板状記録媒体の印刷装置1に於いて、上記板状記録媒体Dの印刷装置1は、複数に等分割された同一円周上に上記板状記録媒体Dを載置する複数のトレー2を配設し連続定速回転されるターンテーブル4と、該ターンテーブル4の外周に上記各トレー2に対応して所定間隔毎に配置された所定数の印刷ヘッド5を持つヘッドユニット6と該ヘッドユニット6と交互に均等配置された紫外線を照射する紫外線照射部8から成る印刷処理装置10と、印刷前の板状記録媒体Dを、割出し位置決めされたトレー2nに載置する記録媒体供給装置12と、該記録媒体供給装置12のターンテーブル4の回転方向後方に近接配置され、印刷済の板状記録媒体Dを、割出し位置決めされたトレー2から排出する記録媒体排出装置14とから構成されることを特徴とする板状記録媒体の印刷装置である。
上記によれば、ターンテーブル4の同一円周上に配設した複数のトレー2に複数の板状記録媒体Dを載置し、上記ターンテーブル4の連続定速回転により、各トレー2上の複数の板状記録媒体Dの印刷可能な表面に、ターンテーブル4の外周に各トレー2に対応させて配設されたヘッドユニット6と該ヘッドユニット6と交互に均等配置された紫外線照射部8から成る印刷処理装置10により印刷処理を施し、印刷済の板状記録媒体Dを割出し位置決めされたトレー2から記録媒体排出装置を介して順次排出すると共に、印刷前の板状記録媒体Dを記録媒体供給装置12を介して割出し位置決めされたトレー2nに位置決め載置することができる。
従って、複数に等分割されたターンテーブル4における同一円周上に配設されたトレー2上の複数の板状記録媒体Dの表面に、連続定速回転されるターンテーブル4外周に各トレー2に対応して所定間隔毎に配置されたヘッドユニット6と、該ヘッドユニット6と交互に均等配置された紫外線照射部8から成る印刷処理装置10を介して印刷を施す構成とすることで、板状記録媒体Dを印刷処理するための搬送距離を短縮できるだけでなく、印刷処理を含む全工程に要する時間を短縮することができる。
【0007】
また本発明は、上記ターンテーブル4が、同一円周上に配置される最初に印刷される板状記録媒体Dを載置するトレー2aの回転方向直前に、板状記録媒体Dを載置しない複数の空トレー2nが隣接配置されている板状記録媒体の印刷装置である。
上記によれば、ターンテーブル4の駆動源として電動モータ18を使用した場合には、最初に印刷される板状記録媒体Dを載置したトレーが最初のヘッドユニット6aのステーションに達する前に、ターンテーブル4軌道時から定速で連続回転が得られるまでの時間を複数の空トレー2nの通過時間により確保する。
従って、ターンテーブル4の起動時から所定速度の連続定速回転に達するまでのタイムラグが得られるので、ターンテーブル4が連続回転していても、最初のヘッドユニット6aから安定した印刷を行なうことができる。
【0008】
また本発明は、自動供給された板状記録媒体Dの印刷可能な表面に紫外線硬化樹脂インクを使用したインクジェット方式により印刷する板状記録媒体の印刷方法に於いて、ターンテーブル4の同一円周上に配設した複数のトレー2上に複数の板状記録媒体Dを載置し、上記ターンテーブル4の連続定速回転により、上記各トレー2の外周にそれぞれ対応するように配置される複数のヘッドユニット6と、これらヘッドユニット6と交互に配置された複数の紫外線照射部8から成る印刷処理装置10を介して上記各板状記録媒体Dの印刷可能な表面に印刷を施した後、印刷済の板状記録媒体Dを割出し位置決めされた上記トレー2から記録媒体排出装置14を介して順次排出すると共に、割出し位置決めされた空トレー2nに印刷前の板状記録媒体Dを、記録媒体供給装置12を介して順次位置決め載置するようにしたことを特徴とする板状記録媒体の印刷方法である。
従って、ターンテーブル4において等分割した同一円周上の複数のトレー2に載置された板状記録媒体Dの印刷可能な表面に、連続定速回転されるターンテーブル4外周に上記各トレー2に対応して所定間隔毎に配置されたヘッドユニット6と、該ヘッドユニット6と交互に均等配置された紫外線照射部8から成る印刷処理装置10を介して印刷を施す方法で印刷処理を行なうことで、板状記録媒体Dに多色印刷等を施す際に印刷処理工程が増加した場合でも、ターンテーブル4の回転範囲を多くするだけで板状記録媒体Dを印刷処理するための搬送距離の延長を抑制することができ、連続定速回転により印刷処理工程に要する時間を短縮することができる。
【0009】
また、本発明は、上記ターンテーブル4の同一円周上において、最初に印刷される板状記録媒体Dを載置するトレー2aの前に、板状記録媒体Dを載置しない複数の隣接する空トレー2nを設けるように上記記録媒体供給装置12を介して板状記録媒体Dを載置するようにした板状記録媒体の印刷方法である。
従って、ターンテーブル4の駆動源として電動モータ18を使用した場合に、最初に印刷される板状記録媒体Dを載置したトレー2aが最初のヘッドユニット6aに達する前に、複数の空トレー2nが通過する時間によりターンテーブル4の起動時から連続定速回転になるまでの時間が確保できるので、最初のステーションから安定した印刷を行なうことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る板状記録媒体の印刷装置であって、最初の板状記録媒体が印刷される直前の状態を示す説明図、図2は一実施形態に係る板状記録媒体の印刷装置であって、最初の板状記録媒体が印刷終了直前の状態を示す説明図、図3は印刷前の板状記録媒体をターンテーブル上の隣接するトレーに複数単位の板状記録媒体を記録媒体供給装置を介して同時に載置する状態を示す斜視図、図4はターンテーブルの全体側面図、図5は板状記録媒体を載置するターンテーブル上のトレーの断面図、図6は印刷ヘッドを持つヘッドユニットとターンテーブルの各トレーに載置された板状記録媒体との関係を示す斜視図であり、図7はヘッドユニットと紫外線照射部ないしターンテーブル上のトレーに載置された板状記録媒体との関係を示す側面図である。
【0011】
図1及び図2において、符号1は本発明に係る板状記録媒体の印刷装置であって、この印刷装置1は、円板状のターンテーブル4上周縁の同一円周上を等分割した34箇所に板状記録媒体Dを載置するトレー2が配設されており、ターンテーブル4の外周に沿う一部領域には、上記各トレー2に対応して所定間隔毎に配設された7個の印刷ヘッド5を持つヘッドユニット6ないし、これらヘッドユニット6と交互に均等配置された紫外線を照射する7個の紫外線照射部8で構成される印刷処理装置10が配設されている。
【0012】
また、ターンテーブル4の外周に沿う他の領域には、印刷前の2枚の板状記録媒体Dを、割出し位置決めされた隣接する一対のトレー2に同時に載置する記録媒体供給装置12と、この記録媒体供給装置12のターンテーブル4の回転方向後方に近接配置され、ポジションP3,P4に割出し位置決めされた隣接する一対のトレー2から印刷済の2枚の板状記録媒体Dを排出する記録媒体排出装置14が配設されている。
【0013】
ターンテーブル4は、図4に示すように回転駆動源となる電動モータ18として、プログラム及びポイントデータにより任意の位置に停止させたり、高速回転制御することができるダイレクトモータが使用されており、この電動モータ18により、回転中心Oを中心として時計廻り(図1、図2参照)に回転駆動されるように構成されており、ターンテーブル4上には、同一円周を均等割りにした34箇所の各ステーションにトレー2が設置されている。
【0014】
印刷処理装置10を構成する最初の印刷を行なうヘッドユニット6aは、ターンテーブル4の後述する割出し位置決め作用により記録媒体供給装置12に対応した隣接する一対のトレー2のポジションP1,P2から時計廻りに4ステーション目の空トレー2nに対応して配設されている。
【0015】
この最初のヘッドユニット6aの、ターンテーブル4の回転方向前方には、4ステーション毎に6基のヘッドユニット6が配設され、各ヘッドユニット6の中間の2ステーション間には、7基の紫外線照射部8がターンテーブル4の外周に沿って6基のヘッドユニット6と交互に配設されている。
【0016】
最終端に位置する7基目の紫外線照射部8から時計廻りに先行する6、7ステーション目にポジションP3,P4の隣接した一対のトレー2に対応して記録媒体排出装置14が配設されており、この記録媒体排出装置14は記録媒体供給装置12の回転方向後方に2ステーションの間隔を置いて近接配置されている。
【0017】
回転駆動されるターンテーブル4は、直径が1436mm、円周4509mm、1周に要する時間は4.5secとなっており、例えば図示しないロータリエンコーダにより360/34の角度単位で各ステーション毎に検出できるようになっている。
【0018】
従って、トレー2上の印刷前の板状記録媒体Dを最初のヘッドユニット6aに達する直前にターンテーブル4の角度位置をロータリエンコーダが検出することで、直ちに印刷ヘッド5からの紫外線硬化樹脂インクの吐出制御と印刷ヘッド5のターンテーブル4の回転中心Oを向く寸動制御が単位時間内に行なわれ、これら印刷ヘッド5の制御は7基のヘッドユニット6に対し4ステーション毎にロータリエンコーダの検出により行なわれている。
【0019】
一方、板状記録媒体Dの供給時及び排出時には、2枚単位で割り出すようにするために、ロータリエンコーダの検出により360/17の角度単位で間欠回転が可能となっている。
【0020】
次に、記録媒体供給装置12は、図3に示すように無端状の記録媒体循環搬送装置15先端の供給位置INに対応して上方位置に配置されており、この記録媒体循環搬送装置15は、基台上にポールを立設した複数(10個)のポールトレー20がループ状の搬送路に沿って循環搬送するように構成され、搬送途中でポールを通して印刷前の板状記録媒体Dを多重(本実施形態では100枚)に積載し、2個のポールトレー20毎に上記ターンテーブル4により割出し位置決めされた一対の空トレー2nに対応する供給位置INに順次位置決めするようになっている。
【0021】
供給位置INの両側には、位置決めされた2つのポールトレー20に多重積載されている最上端の板状記録媒体Dを所定高さの移載位置まで同時に上昇させる2台の供給リフタ22a,22bが配設されている。
【0022】
更に、記録媒体供給装置12は、供給位置INに位置決めされた2つのポールトレー20から2枚の板状記録媒体Dを同時に吸着して割出し位置決めされた一対の空トレー2nに移載すべく先端に一対の真空吸着具24a,24bを備えた移載アーム25を有している。
【0023】
一方、記録媒体排出装置14は、記録媒体供給装置12と同様に無端状の記録媒体循環搬送装置16を備えた同一構成のものが採用されるので重複する説明は省略するが、印刷済の板状記録媒体Dを、上記記録媒体供給装置12とは逆の動作で割出し位置決めされたターンテーブル4上の一対のトレー2から、記録媒体循環搬送装置16先端の排出位置OTに2枚ずつ同時に移載するように構成されている。
【0024】
図5に示すように、ターンテーブル4上の各ステーション毎に設置された34箇所のトレー2には、上面に板状記録媒体Dの外周がほぼ面一になるよう挿嵌される環状の浅溝34が形成されると共に、その中央には板状記録媒体D中央の貫通孔に挿嵌する円形の短軸34aが形成され、浅溝34ないし短軸34a下方の同一レベルに環状段つき溝34bが形成され、この環状段つき溝34bには板状記録媒体Dを支持すべく多数の吸引小孔を配設した環状支持板35が装着保持され、環状支持板35下面の環状の浅溝34は真空穴36に連通する真空室として構成されている。
【0025】
ターンテーブル4の回転中心Oには、電磁弁を電気的に切換えて各トレー2の真空穴36に接続された真空チューブ32に真空源を選択的に連通する真空電磁弁26が設置されており、この真空電磁弁26は上方に立設するガイド管30頂部のロータリーコネクタ28を介して電気的に接続されている。
【0026】
次に、紫外線硬化樹脂インクを使用したインクジェット方式により板状記録媒体Dの印刷可能な表面に印刷を施すヘッドユニット6に付き図6、図7を参照して説明する。
【0027】
このヘッドユニット6は、図6に示すようにターンテーブル4上のトレー2の円周軌道直上に対応するように7個の細長ブロック状の印刷ヘッド5がブラケット6Bの上面にターンテーブル4の回転中心Oに向けて角度θの範囲内で扇形に配設されている。
【0028】
そして、これら7個の印刷ヘッド5は、ターンテーブル4の回転中心Oに向けて寸動制御され、イエロー、シアン、マゼンダ、ブラック、ホワイトなど、1色から7色までの紫外線硬化樹脂インクが使用できるようになっており、印刷可能な速度は1m/secとなっている。
【0029】
また、図7に示したターンテーブル4上のトレー2の円周軌道直上には、各ヘッドユニット6に紫外線照射部8が交互に隣接配置されており、紫外線照射部8の直下に板状記録媒体Dを所定速度で通過させることで、印刷可能な表面にインクジェット方式により滴下された紫外線硬化樹脂インクを紫外線硬化ランプLAからのUV光の照射により硬化するようになっている。
【0030】
次に、板状記録媒体の印刷方法に付き以下説明する。
【0031】
最初に図1に示すターンテーブル4を、ロータリエンコーダの検出により、回転中心Oを中心として360/17の角度単位で時計廻りに間欠回転させることで、ハッチングで示す連続した4箇所の空トレー2nから成る空トレー群Nを先行移動させた後、2箇所の隣接する空トレー2nをポジションP1,P2に割り出す。
【0032】
次いで、図3に示した記録媒体循環搬送装置15先端の供給位置INに位置決めされた2つのポールトレー20から多重積載した板状記録媒体Dを2台の供給リフタ22a,22bにより所定高さの移載位置まで上昇し、移載アーム25先端の一対の真空吸着具24a,24bを介して隣接する最上端の印刷前の板状記録媒体Dを同時に吸着し、ターンテーブル4上の2箇所の空トレー2nに移載され浅溝34内に挿嵌された状態で真空吸着される。
【0033】
板状記録媒体Dの移載が済むと、再びターンテーブル4を360/17の角度単位で時計廻りに間欠回転させて、ポジションP1,P2に割り出された次の隣接する一対の空トレー2nに、印刷前の2枚の板状記録媒体Dを供給位置INから記録媒体供給装置12を介して同時に移載する。
【0034】
この割出し動作を15回繰り返すことで、ターンテーブル4上の4箇所の空トレー2nを除く連続する30箇所のトレー2に印刷前の板状記録媒体Dが載置されると、ターンテーブル4の間欠回転を更に続行させて図1に示す印刷開始可能な初期状態が設定される。
【0035】
この初期状態では、最初の印刷を行なうヘッドユニット6a直前の印刷開始ラインSLに4箇所の空トレー2nに後続する印刷前の板状記録媒体Dを載置したトレー2が割出し位置決めされる。
【0036】
そこで、電動モータ18の起動によりターンテーブル4の連続する回転が開始され、最初の印刷前の板状記録媒体Dが移動してヘッドユニット6a直前の印刷開始位置がロータリエンコーダにより検出されると、直ちに印刷ヘッド5からの紫外線硬化樹脂インクのインクジェット方式による吐出制御と、印刷ヘッド5のターンテーブル4の回転中心Oを向く寸動制御により印刷が行なわれる。
【0037】
これにより印刷された最初の板状記録媒体Dは、ターンテーブル4の連続回転により、ヘッドユニット6aに隣接配置された最初の紫外線照射部8aの直下を所定の回転速度で通過することで、印刷された紫外線硬化樹脂インクが紫外線硬化ランプLAのUV光により硬化される。
【0038】
次いで、ターンテーブル4の連続回転により2基目のヘッドユニット6に最初に印刷された板状記録媒体Dが到達する前に4箇所の空トレー2nが通過するタイムラグが得られる間に電動モータ18が一定の回転速度となる。
【0039】
従って、板状記録媒体Dが2基目のヘッドユニット6直前で印刷開始位置がロータリエンコーダにより検出されると、板状記録媒体Dの回転移動中に紫外線硬化樹脂インクの吐出制御と印刷ヘッド5の寸動制御により板状記録媒体Dの表面に安定した印刷が施され、次に連接された紫外線照射部8の直下を通過する間に紫外線硬化ランプLAからのUV光により印刷された紫外線硬化樹脂インクが硬化される。
【0040】
このように、ターンテーブル4の連続定速回転により印刷と硬化を交互に繰り返し行なうことで、板状記録媒体Dが最終端に位置する7基目のヘッドユニット6乃至紫外線照射部8を通過することで所定の印刷処理が完了し、後続する板状記録媒体Dの印刷処理が完了すると、ターンテーブル4は図2に示す最終位置に位置決めされる。即ち、この最終位置は、4箇所の空トレー2nから成る空トレー群Nの回転方向先端の空トレー2nが最終ラインELの手前で停止した位置となる(図2参照)。
【0041】
そこで、電動モータ18の回転を連続回転からロータリエンコーダの検出により360/17の角度単位の間欠回転に切換え、この間欠回転により例えば4箇所の空トレー2n直後に位置する印刷済の板状記録媒体Dを載置した一対の隣接するトレー2をポジションP3,P4に位置決めする。
【0042】
次に、記録媒体排出装置14を作動させて移載アーム25先端の一対の真空吸着具24a,24bにより、ポジションP3,P4に位置決めされた一対の隣接するトレー2の真空圧を解除すると同時に印刷済の一対の板状記録媒体Dを吸着し、記録媒体循環搬送装置16先端の排出位置OTに2枚ずつ移載する。
【0043】
このように、ターンテーブル4上の30箇所のトレー2から記録媒体排出装置14により2枚単位で全部の印刷済板状記録媒体Dが記録媒体循環搬送装置16先端にある排出位置OTの2つのポールトレー20に移載されると一連の印刷処理工程が終了する。
【0044】
従って、ターンテーブル4における等分割した同一円周上の4箇所の空トレー2nを除く連続する30箇所のトレー2に載置された板状記録媒体Dの印刷可能な表面に、連続定速回転されるターンテーブル4外周に上記各トレー2に対応させて所定間隔毎に配置されたヘッドユニット6と、これらヘッドユニット6と交互に均等配置された紫外線照射部8から成る印刷処理装置10を介して印刷を施す方法で印刷処理を行なうことで、板状記録媒体Dに多色印刷等を施す際に印刷処理工程が増加した場合でも、ターンテーブルの回転範囲を多くするだけで板状記録媒体Dを印刷処理するための搬送距離の延長を抑制することができ、連続定速回転により印刷処理工程に要する時間を短縮することができる。
【0045】
また、ターンテーブル4の駆動源として電動モータ18を使用した場合に、最初に印刷される板状記録媒体Dを載置したトレー2aが最初のヘッドユニット6aに達する前に、4箇所の空トレー2nが通過する時間によりターンテーブル4の起動時から連続定速回転になるまでの時間が確保できるので、最初のステーションから安定した印刷を施すことができる。
【0046】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明によると次の様な効果を奏する。
【0047】
即ち、請求項1によると、複数に等分割されたターンテーブルにおける同一円周上に配設されたトレー上の複数の板状記録媒体表面に、連続定速回転されるターンテーブル外周に各トレーに対応して所定間隔毎に配置されたヘッドユニットと、該ヘッドユニットと交互に均等配置された紫外線照射部から成る印刷処理装置を介して印刷を施す構成とすることで、板状記録媒体を印刷処理するための搬送距離を短縮できるだけでなく、印刷処理を含む全工程に要する時間を短縮することができる。
【0048】
また、請求項2によると、ターンテーブルの起動時から所定速度の連続定速回転に達するまでのタイムラグが得られるので、ターンテーブルが連続回転していても、最初のヘッドユニットから安定した印刷を行なうことができる。
【0049】
また、請求項3によると、ターンテーブルにおいて等分割した同一円周上の複数のトレーに載置された板状記録媒体の印刷可能な表面に、連続定速回転されるターンテーブル外周に上記各トレーに対応して所定間隔毎に配置されたヘッドユニットと、該ヘッドユニットと交互に均等配置された紫外線照射部から成る印刷処理装置を介して印刷を施す方法で印刷処理を行なうことで、板状記録媒体Dに多色印刷等を施す際に印刷処理工程が増加した場合でも、ターンテーブルの回転範囲を多くするだけで板状記録媒体を印刷処理するための搬送距離の延長を抑制することができ、連続定速回転により印刷処理工程に要する時間を短縮することができる。
【0050】
また、請求項4によると、ターンテーブルの駆動源として電動モータを使用した場合に、最初に印刷される板状記録媒体を載置したトレーが最初のヘッドユニットに達する前に、複数の空トレーが通過する時間によりターンテーブルの起動時から連続定速回転になるまでの時間が確保できるので、最初のステーションから安定した印刷を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る板状記録媒体の印刷装置であって、最初の板状記録媒体が印刷される直前の状態を示す説明図である。
【図2】同じく本発明の一実施形態に係る板状記録媒体の印刷装置であって、最初の板状記録媒体が印刷終了直前の状態を示す説明図である。
【図3】印刷前の板状記録媒体をターンテーブル上の隣接するトレーに複数単位の板状記録媒体を記録媒体供給装置を介して同時に位置決め載置する状態を示す斜視図である。
【図4】ターンテーブルの全体側面図である。
【図5】板状記録媒体を載置するターンテーブル上のトレーの断面図である。
【図6】印刷ヘッドを持つヘッドユニットとターンテーブルの各トレーに載置された板状記録媒体との関係を示す斜視図である。
【図7】ヘッドユニットと紫外線照射部ないしターンテーブル上のトレーに載置された板状記録媒体との関係を示す側面図である。
【符号の説明】
1 印刷装置
2,2a トレー
2n 空トレー
4 ターンテーブル
5 印刷ヘッド
6 ヘッドユニット
6a 最初のヘッドユニット
6B ブラケット
8 紫外線照射部
8a 最初の紫外線照射部
10 印刷処理装置
12 記録媒体供給装置
14 記録媒体排出装置
15,16 記録媒体循環搬送装置
18 電動モータ
20 ポールトレー
25 移載アーム
26 真空電磁弁
28 ロータリーコネクタ
30 ガイド管
32 真空チューブ
34 浅溝
34a 短軸
34b 環状段つき溝
35 環状支持板
36 真空穴
22a,22b 供給リフタ
24a,24b 真空吸着具
D 板状記録媒体
EL 最終ライン
IN 供給位置
LA 紫外線硬化ランプ
N 空トレー群
O 回転中心
OT 排出位置
P1,P2 ポジション
P3,P4 ポジション
SL 印刷開始ライン

Claims (4)

  1. 自動供給された板状記録媒体Dの印刷可能な表面に紫外線硬化樹脂インクを使用したインクジェット方式により印刷する板状記録媒体の印刷装置1に於いて、
    上記板状記録媒体Dの印刷装置1は、複数に等分割された同一円周上に上記板状記録媒体Dを載置する複数のトレー2を配設し連続定速回転されるターンテーブル4と、該ターンテーブル4の外周に上記各トレー2に対応して所定間隔毎に配置された所定数の印刷ヘッド5を持つヘッドユニット6と該ヘッドユニット6と交互に均等配置された紫外線を照射する紫外線照射部8から成る印刷処理装置10と、印刷前の板状記録媒体Dを、割出し位置決めされたトレー2nに載置する記録媒体供給装置12と、該記録媒体供給装置12のターンテーブル4の回転方向後方に近接配置され、印刷済の板状記録媒体Dを、割出し位置決めされたトレー2から排出する記録媒体排出装置14とから構成されることを特徴とする板状記録媒体の印刷装置。
  2. 上記ターンテーブル4は、同一円周上に配置される最初に印刷される板状記録媒体Dを載置するトレー2aの回転方向直前に、板状記録媒体Dを載置しない複数の空トレー2nが隣接配置されている請求項1に記載の板状記録媒体の印刷装置。
  3. 自動供給された板状記録媒体Dの印刷可能な表面に紫外線硬化樹脂インクを使用したインクジェット方式により印刷する板状記録媒体の印刷方法に於いて、
    ターンテーブル4の同一円周上に配設した複数のトレー2上に複数の板状記録媒体Dを載置し、上記ターンテーブル4の連続定速回転により、上記各トレー2の外周にそれぞれ対応するように配置される複数のヘッドユニット6と、これらヘッドユニット6と交互に配置された複数の紫外線照射部8から成る印刷処理装置10を介して上記各板状記録媒体Dの印刷可能な表面に印刷を施した後、印刷済の板状記録媒体Dを割出し位置決めされた上記トレー2から記録媒体排出装置14を介して順次排出すると共に、割出し位置決めされた空トレー2nに印刷前の板状記録媒体Dを、記録媒体供給装置12を介して順次載置するようにしたことを特徴とする板状記録媒体の印刷方法。
  4. 上記ターンテーブル4の同一円周上において、最初に印刷される板状記録媒体Dを載置するトレー2aの前に、板状記録媒体Dを載置しない複数の隣接する空トレー2nを設けるように上記記録媒体供給装置12を介して板状記録媒体Dを載置するようにした請求項3に記載の板状記録媒体の印刷方法。
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JP2016168844A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフトHeidelberger Druckmaschinen AG 物体表面印刷装置
CN114103422A (zh) * 2020-08-31 2022-03-01 广州互通气动机器工程有限公司 印刷结构及印刷设备

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